JP2018148829A - 草取り機 - Google Patents

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篤 岡本
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Abstract

【課題】雑草が長い地下茎又は直根を有する場合であっても、これを軽い力で容易かつ効果的に引き抜くことができる草取り機を提供する。【解決手段】地面に突き刺し可能な突き刺し刃6を有する草取り工具2と、前記草取り工具2を前後方向に往復動させるように駆動する駆動機構3を有する草取り機本体4とを備え、前記草取り工具2が、前記草取り機本体4から前方側に延びる柄部5を有し、前記突き刺し刃6が当該柄部5の前端から下方に向けて突設されたものである。【選択図】図2

Description

本発明は、駆動機構の動力を用いて雑草等を効率よく引き抜くことができる草取り機に関する。
家庭の庭に生えた雑草等を容易に除去するために使用されるハンディタイプの草取り機として、従来、前端が土中に押入可能な刃部を有する草取り片と、この草取り片を駆動する駆動手段とを備え、前記駆動手段により刃部を駆動して、その前端を前後、又は前後左右に揺動変位させることにより、刃部の前端を土中に押し入れて、前後又は前後左右に揺動する刃部によって、雑草の根を切断するものが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平11−168934号公報
上述の構成を有する従来の草取り機では、略フォーク状に前方へ延びる扁平な形状を有する刃部を土中に挿入した状態で、前記駆動手段を作動させて刃部の前端を前後、又は前後左右に揺動変位させることにより、雑草の根を自動的に切断することができる。しかし、基本的には、土中において草の根を切断するものであり、土がほとんど掘り起こされないので、目視にて根の切断が適正になされたか否かの確認ができず、また根を切断した雑草を除去するには、前記刃部をスコップのように持ち上げて草と土を掘り起こす必要があり、この作業が大変煩雑であった。また、土中において刃部を左右方向へ移動させる場合には、草取り機の駆動系に対する負荷が大きくなるので、モータとして高出力のものを用いたり、モータの回転運動を刃部の前後左右への揺動に変換する変換機構として高強度のものを用いるたりする必要があり、草取り機の製作コストが高くなるという問題がある。
また、ヨモギやタンポポ等の長い地下茎又は直根を有する雑草では、前記草取り機の刃部によって地下茎等が途中で切断されることが避けられず、その上部を除去することができても、地中に深く伸びる地下茎等の下部を引き抜くことはできなかった。このため、残された地下茎又は直根から再び芽が出ることが避けらないという問題があった。
本発明の目的は、雑草が長い地下茎又は直根を有する場合であっても、これを軽い力で容易かつ効果的に引き抜くことができる草取り機を提供することである。
本発明に係る草取り機は、地面に突き刺し可能な突き刺し刃を有する草取り工具と、前記草取り工具を前後方向に往復動させるように駆動する駆動機構を有する草取り機本体とを備え、前記草取り工具が、前記草取り機本体から前方側に延びる柄部を有し、前記突き刺し刃が当該柄部の前端から下方に向けて突設されたものである。
この構成によれば、草取り工具の突き刺し刃により、雑草とともに土壌を草取り機本体側に引き寄せる方向の力を連続的に作用させることができるため、草取り機の刃部によって地下茎等が途中で切断されるのを効果的に抑制するとともに、土壌を掘り起こしながら、地中に深く伸びる地下茎等の下部を効率よく引き抜くことができる。しかも、回転刃を用いた一般的な草刈り機(刈払機)を使用した場合のように、小石や砂利等が弾き飛ばされることがなく、砂利混じりの土壌においても安全に使用可能であるとともに、除草剤を使用した場合のように土壌が汚染されることがなく、環境保全の面でも優れている。
また、前記草取り工具の柄部と、前記突き刺し刃とのなす角度が、30°〜90°の範囲内の鋭角に設定されていることが好ましい。
この構成によれば、土中の地下茎等が途中で切断されるのを効果的に抑制しつつ、軽い力で前記草取り機を操作できるという利点がある。
また、前記駆動機構は、前記草取り工具の柄部が着脱可能に取り付けられる固定部を有しているものであってもよい。
この構成によれば、必要に応じて草取り機本体から草取り工具を取り外して、その修理及び交換等を容易に行うことができる。また、予め取り揃えた各種の草取り工具から、作業場に適したものを選択して容易に取り換えることができる。
また、前記草取り機本体は、本体ケースと、その上部に設けられた操作ハンドルとを有していることが望ましい。
この構成によれば、地面から離れた位置にある操作ハンドルを作業者が把持することにより、安全かつ楽な姿勢で草取り作業を効率よく行うことができるとともに、前記本体ケース内に重量物である駆動機構等を収容して草取り機の重心をその下方に位置させることにより、前記突き刺し刃を地面に突き刺す操作を容易に行うことができるという利点がある。
また、操作ハンドルは、前記本体ケースの前部上面から上方側に延びる起立部と、当該起立部の上端から湾曲しつつ後部下方側に延びる円弧状部とを有していることが望ましい。
この構成によれば、作業者の体格または作業場の環境等に応じて円弧状部に対する把持位置を変化させることで草取り機本体の姿勢を容易に変えることができるという利点がある
さらに、前記操作ハンドルは、前記起立部の上端から前方側に延びる補助グリップを有している構成としてもよい。
この構成によれば、操作ハンドルの本体部と補助グリップとの両方を把持することで、より安定した作業姿勢を維持できるという利点がある。また、補助グリップを引き寄せることで、土壌を容易に掘り起こすことができる。
前記駆動機構は、電動モータと、当該電動モータに駆動電力を供給する電池とを有し、前記操作ハンドルの起立部内に前記電池が配設されていることが望ましい。
この構成によれば、重量物である電池を前記円弧状部の前方側に位置させて、草取り機本体を容易に前下がり状態とすることにより、前記草取り工具の突き刺し刃を土壌に突き刺す操作等を軽い力で容易に行うことができる。
本発明に係る草取り機は、前記操作ハンドルの円弧状部を着脱可能に抱持する抱持部と、当該抱持部から上方側に延びる延長ポールと、当該延長ポールの上部に設けられた上方ハンドル部とを有する遠隔操作ハンドルをさらに備えている。
この構成によれば、作業者が立ったまま上方ハンドル部を把持して、草取り作業を楽な姿勢で容易に行うことができる。また、遠隔操作ハンドルの抱持部による前記円弧状部の抱持状態を解除し、この円弧状部に沿って抱持部を前後に移動させることにより、作業者の体格や作業場所の地形等に応じて遠隔操作ハンドルの設置角度を容易に変更することができる。
本発明に係る草取り機によれば、雑草が長い地下茎又は直根を有する場合であっても、これを軽い力で容易かつ効果的に引き抜くことができる。
本発明の第一実施形態に係る草取り機の全体構造を示す斜視図である。 草取り機の内部構造を示す断面図である。 草取り工具の形状を示す斜視図である。 草取り機の使用状態を示す説明図である。 草取り工具の変形例を示す斜視図である。 本発明の第二実施形態に係る草取り機の全体構造を示す側面図である。 遠隔操作ハンドルの取付位置を変化させた状態を示す側面図である。 遠隔操作ハンドルの抱持部の具体的構成を示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、その説明を省略する。
(第一実施形態)
図1は、本発明の第一実施形態に係る草取り機1の全体構造を示す斜視図、図2は、草取り機1の内部構造を示す断面図、図3は、草取り工具2の形状を示す斜視図、図4は、草取り機1の使用状態を示す説明図、図5は、草取り工具2の変形例を示す斜視図である。
草取り機1は、図1及び図2に示すように、地面に突き刺し可能な突き刺し刃6を有する草取り工具2と、この草取り工具2を前後方向に往復動させるように駆動する駆動機構3を有する草取り機本体4とを備えている。
草取り工具2は、図3に示すように、所定の強度を有する鋼板材等からなり、前後方向に延びる所定幅の平板状に形成された柄部5と、この柄部5の前端から下方に向けて突設された突き刺し刃6とを有し、前記柄部5と突き刺し刃6とは、側面視で円弧状に湾曲した連結部7により連結されている。
柄部5の幅方向中央部には、上向きに膨出した補強用の膨出部8が前後方向に延びるように形成され、かつ柄部5の基端部には、後述する草取り機本体4の固定部25に着脱可能に取り付けられる取付部9が設けられている。この取付部9には、駆動機構3の固定部25に突設された拘束ピン26に外嵌される挿通孔11と、固定ボルト27及び押え板28により固定部25に係止される係止部12とが設けられている。
また、草取り工具2は、先端が鋭利に尖った多数枚、第一実施形態では11枚の突き刺し刃6を有し、これらの突き刺し刃6が正面視で下拡がり形状に配列されている(図1参照)。また、側面視で柄部5と突き刺し刃6とのなす角度θ(図2参照)は、30°〜90°程度の鋭角に設定されている。この角度θのより好ましい範囲は、35°〜55°である。
前記駆動機構3は、回転駆動軸を有する電動モータ14と、その回転速度を減速する減速機構15と、その回転運動を前後方向の往復運動に変換する動力変換部16と、電動モータ14に駆動電力を供給する、外部電源に接続される電源コード38とを備えている。駆動機構3の主要部である電動モータ14、減速機構15及び動力変換部16は、図2に示すように、草取り機本体4の本体ケース18内に収容されている。ただし、電源コード38に代えて二次電池からなる電池17を設け、外部電源により電池17を充電可能に構成することもできる。
駆動機構3の動力変換部16は、電動モータ14から減速機構15を介して伝達された駆動力に応じて回動される回転軸21と、この回転軸21と一体に回転する、回転軸21の軸心に対して角度をつけて設けた楕円環状のカム部材22と、このカム部材22により駆動されて前後方向に往復動する摺動板23とを有している。ただし、動力変換部16としては、電動モータ14の回転運動を摺動板23の往復直線運動に変換し得る構成のものであれば、上述した以外の任意の構成の動力変換部、例えばクランク機構などを用いた動力変換部を採用することも可能である。
摺動板23は、本体ケース18に回動不能かつ前後方向に摺動可能に支持されている。また、摺動板23には、カム部材22の前後両面に当接する一対のカムフォロア24,24が設けられている。このカムフォロア24,24が、カム部材22の回転に伴って図2の実線で示す後方位置から、前方側に押動されることにより、前記摺動板23が、図2の実線で示す後方位置と図2の仮想線で示す前方位置との間を、往復駆動されるように構成されている。
摺動板23の前端部には固定部25が設けられ、この固定部25は本体ケース18の前部下方に設けられた取付スペース19内に突出状に配設され、取付スペース19内において固定部25には草取り工具2の取付部9が着脱可能に取り付けられている。この固定部25には、草取り工具2の基端部に設けられた挿通孔11に挿入される拘束ピン26と、六角穴付きボルト等からなる固定ボルト27が螺着されるねじ穴とが設けられている。
そして、草取り工具2の挿通孔11を拘束ピン26に外嵌するとともに、その下方に押え板28を配設した状態で、固定ボルト27を固定部25のねじ穴に螺着することにより、草取り工具2の取付部9が摺動板23の固定部25に対して着脱可能に固定される。このようにして草取り工具2の取付部9を摺動板23の固定部25に取り付けた状態で、前記電動モータ14を作動させると、草取り工具2が所定速度で前後移動するように構成されている。
草取り工具2の前後移動の速度は、特に限定されないが、速すぎると草取り作業時の作動抵抗が大きくなり、遅すぎると作業効率が悪くなるため、例えば1分間当たりに2000回〜5000回程度の往復移動とすることが望ましい。また、草取り工具2の前後方向の移動距離Lも、特に限定されないが、長すぎると草取り作業時の作動抵抗が大きくなり、短すぎると作業効率が悪くなるため、5mm〜20mmの範囲内で、例えば10mm程度とすることが好ましい。
前記本体ケース18の上部には、使用者により把持される操作ハンドル31が設けられている。この操作ハンドル31は、本体ケース18の前部上面から上方側に延びる起立部32と、この起立部32の上端から湾曲しつつ後部下方側に延びる円弧状部33と、起立部32の上端から前方側に延びる補助グリップ34とを有している。
操作ハンドル31の起立部32は、上端ほど後方に位置するように傾斜した筒状体からなる。なお、電池17を設ける場合には、起立部32内に電池17を配置させることになる。なお、起立部32を必ずしも上述のように傾斜させる必要はなく、本体ケース18の上面から真っ直ぐに上方側へ突設してもよく、あるいは逆に上端ほど前方に位置するように傾斜させた構造としてもよい。
操作ハンドル31の円弧状部33は、前記起立部32の上端から所定の曲率で湾曲しつつ後部下方側に延びるように形成され、その後端部が本体ケース18の後部上面に一体に接続されている。また、円弧状部33は、その断面が例えば六角形状に形成された筒状体からなり、その前部上面には、電動モータ14の操作スイッチ35と、押し操作しながら操作スイッチ35をオン操作すると、操作スイッチ35をオン状態に保持し、再度押し操作すると、操作スイッチ35をオフ状態に復帰させる周知の構成の安全ロックスイッチ36とが配設されている。
操作ハンドル31の補助グリップ34は、図1に示すように、平面視で左右に突出した突出部37,37を有している。使用者が、例えば利き手で操作ハンドル31の円弧状部33を把持した場合に、他方の手で前記補助グリップ34を把持する等により、草取り機1を両手で操作し得るように構成されている(図4参照)。
さらに、本体ケース18の後端部には、電動モータ14に駆動電力を供給する電源コード38が設けられている。
上述の構成を有する草取り機1を使用するには、電源コード38を図外の延長コードにより外部のAC電源に接続した状態で、図4に示すように、草取り工具2の突き刺し刃6を、除去しようとする雑草Kよりも前方側の地面に突き刺す。
そして、操作スイッチ35をオン操作して、駆動機構3の電動モータ14を作動させることにより、前記摺動板23から草取り工具2に伝達された駆動力に応じて、土中の突き刺し刃6を所定速度で前後方向に往復動させつつ、操作ハンドル31の円弧状部33及び補助グリップ34を把持した状態で、草取り機1を後方側に徐々に移動させる。この結果、突き刺し刃6により土壌が連続的に掘り起こされるとともに、雑草Kが順次引き抜かれることになる。
上述のように本発明に係る草取り機1は、地面に突き刺し可能な突き刺し刃6を有する草取り工具2と、草取り工具2を前後方向に往復動させるように駆動する駆動機構3を有する草取り機本体4とを備え、草取り工具2が、草取り機本体4から前方側に延びる柄部5を有し、突き刺し刃6が柄部5の前端から下方に向けて突設された構成としたため、草取り工具2の突き刺し刃6を地面に突き刺して駆動機構3を作動させるだけで、土壌を連続的に掘り起こして、雑草K等を効率よく引き抜くことができるという利点がある。
すなわち、草取り工具2の突き刺し刃6を、駆動機構3により駆動される柄部5の前端から下方に向けて突設させたため、雑草Kとともに土壌を草取り機本体4側に引き寄せる方向の力を連続的に作用させることができる。したがって、特許文献1に示される従来技術のように草取り機の刃部によって地下茎等が途中で切断されるのを効果的に抑制し、地中に深く伸びる地下茎等の下部を効率よく引き抜くことができる。
また、回転刃を用いた一般的な草刈り機(刈払機)を使用した場合のように、小石や砂利等が弾き飛ばされることがないため、砂利混じりの土壌においても安全に使用可能である。さらに、除草剤を使用した場合のように土壌が汚染されることがないため、環境保全の面でも優れている。
第一実施形態に係る草取り機1では、草取り工具2の柄部5と、突き刺し刃6とのなす角度θを、30°〜90°の範囲内の鋭角に設定したため、土中の地下茎等が途中で切断されるのを効果的に抑制しつつ、軽い力で前記草取り機1を操作できるという利点がある。例えば、草取り工具2の柄部5と突き刺し刃6とのなす角度θが30°未満になると、雑草Kの地下茎又は直根等がせん断され易く、地中に深く伸びる地下茎等の下部を効率よく引き抜くことができないため、前記角度θを30°以上に設定することが望ましい。
一方、前記角度θが90°よりも大きくなると、草取り作業時の作動抵抗が大きくなって、作業効率が悪くなる傾向があるため、前記角度θを90°以下に設定することが望ましい。なお、前記草取り工具2の柄部5と突き刺し刃6とのなす角度θのより好ましい範囲は、35°〜55°である。
また、第一実施形態では、草取り工具2の柄部5が着脱可能に取り付けられる固定部25を駆動機構3、具体的には動力変換部16の摺動板23に設けたため、必要に応じて草取り機本体4から草取り工具2を取り外して、その修理及び交換等を容易に行うことができる。
なお、上述の第一実施形態では、先端が鋭利に尖った多数枚(11枚)の突き刺し刃6を有する草取り工具2を用いた例について説明したが、これに限られず、図5(a)〜(d)に示すような各種の草取り工具2a〜2dを使用可能である。
草取り工具2aは、草取り工具2に比べて少な枚数、例えば5枚の突き刺し刃6aを有するものであり、これを地面に突き刺す際の抵抗が小さいため、地盤が固い場合、または地中に深く突き刺し刃6aを刺し込む場合等に有利である。また、草取り工具2bは、一枚の突き刺し刃6bが左右方向に大きく延びるように形成されたものであって、比較的に軟らかい土壌に多数の草が密集して生えている場合等に適している。
一方、草取り工具2cは、数枚の突き刺し刃6cが前後方向に配列されて鋸刃状に形成されたものであって、細い溝部に生えた雑草を除去したり、塀や壁に沿って生えた雑草を除去したりする場合等に便利に使用される。さらに、草取り工具2dは、ワイヤブラシ状の突き刺し刃6dを有するものであり、草取り用以外にも、幹に生えたコケ等を除去する際等に使用可能である。
図3に示す草取り工具2に加え、図5に示すような各種の草取り工具2a〜2dを予め取り揃え、必要に応じて特定の草取り工具を選択して使用するように構成することが望ましい。特に、第一実施形態に示すように、固定ボルト27及び押え板28を備えた固定部25に、草取り工具2の柄部5を着脱可能に取り付けるように構成した場合には、用途に応じた工具の取り換え作業を容易行うことができる。なお、前記固定ボルト27及び押え板28を備えた固定部25に代え、電気ドリルのようなチャック式の固定部を草取り機本体4の駆動機構3に設けた構造としてもよい。
第一実施形態では、草取り機本体4が本体ケース18と、その上部に設けられた操作ハンドル31を備えた構造としたため、地面から離れた位置に配置される操作ハンドル31を作業者が把持することにより、安全かつ楽な姿勢で草取り作業を効率よく行うことができる。しかも、前記本体ケース18内に重量物である駆動機構3の要部を収容して、草取り機1の重心をその下方に位置させることにより、前記突き刺し刃6を地面に突き刺す操作を容易に行うことができるという利点がある。
また、操作ハンドル31に、本体ケース18の前部上面から上方側に延びる起立部32と、この起立部32の上端から湾曲しつつ後部下方側に延びる円弧状部33とを設けた構造とした場合には、作業者の体格または作業場の環境等に応じて円弧状部33の把持位置を変化させることで草取り機本体4の姿勢を容易に変えることが可能である。
例えば、前記円弧状部33の後部を把持して草取り機本体4の後端側を持ち上げるようにすれば、草取り機本体4の重心を把持位置よりも前方に位置させることにより、草取り機本体4の自重を利用してその姿勢を自然に前下がり状態とすることができる。一方、草取り機本体4を水平に近い姿勢で使用する場合には、円弧状部33の前方側に移動させて前後のバランスを図ることにより安定した作業姿勢を維持することが可能である。
さらに、操作ハンドル31に、起立部32の上端から前方側に延びる補助グリップ34を設けた構成とした場合には、この補助グリップ34と、操作ハンドル31の本体部、つまり前記円弧状部33との両方を把持することで、より安定した作業姿勢を維持できるという利点がある。
また、上述のように、電源コード38に代えて、電池17を操作ハンドル31の起立部32内に配設する場合には、重量物である前記電池17を前記円弧状部33の前方側に位置させて、草取り機本体4を容易に前下がり状態とすることにより、前記草取り工具2の突き刺し刃6を土壌に突き刺す操作を軽い力で容易に行うことができる。なお、前記電池17として非充電式のものを用いてもよいことは勿論である。
(第二実施形態)
図6は、本発明の第二実施形態に係る草取り機10の全体構造を示す側面図、図7は、遠隔操作ハンドル40の取付位置を変化させた状態を示す側面図、図8は、遠隔操作ハンドル40の抱持部41の具体的構成を示す斜視図である。
第二実施形態に係る草取り機10は、草取り機本体4の操作ハンドル31の円弧状部33を着脱可能に抱持する上側部材42及び下側部材43からなる抱持部41と、当該抱持部41の上側部材42から上方へ延びる筒部42aに内嵌されて上方側に延びる延長ポール44と、この延長ポール44の上部に取り付けられた上方ハンドル部45とを有する遠隔操作ハンドル40を備えている点で、第一実施形態に係る草取り機1と異なっている。
遠隔操作ハンドル40の抱持部41を構成する上側部材42及び下側部材43は、その内周面が、図8に示すように、六角形状に形成された円弧状部33の外周面に対応した断面形状を有しているとともに、図6及び図7に示すように、操作ハンドル31の円弧状部33に対応した曲率で湾曲した側面視形状を有している。
また、下側部材43の前端部には、突部50が突設されている。この突部50は、遠隔操作ハンドル40の抱持部41を、操作ハンドル31の円弧状部33に沿って前方側に移動させた場合に(図7参照)、操作ハンドル31の起立部32の上端部の後端面に当接して、その前方移動が規制されることにより、操作ハンドル31の前部上面に設けられた安全ロックスイッチ36に前記上側部材42の前端が干渉するのを防止するためのものである。
そして、抱持部41の一側辺部には、上側部材42と下側部材43とを揺動可能に連結するヒンジ軸46が設けられている。上側部材42の他側辺部には、係合溝部49aを有する上部連結部49が設けられ、下側部材43の他側辺部には、係合溝部49aに着脱可能に係合する締結部材47を備えた下部連結部48が設けられている。そして、操作ハンドル31の円弧状部33に遠隔操作ハンドル40を固定する際には、図8に示すように、上側部材42の内側に円弧状部33の上半部を嵌合させた後、ヒンジ軸46を中心に下側部材43を回動させて、下側部材43の内側に円弧状部33の下半部を嵌合させ、この状態で締結部材47を係合溝部49aに係合させて、締結部材47を締結することで、上側部材42と下側部材43間に円弧状部33を固定することになる。
上方ハンドル部45は、延長ポール44の上部にスライド可能に外嵌された筒状部51と、その上端から前部下方側に延びる円弧状部52と、筒状部51の下端に突設された補助グリップ53と、延長ポール44にねじ止めされる固定ねじ54とを有している。延長ポール44には、固定ねじ54が螺着されるねじ穴55が三個所に形成され、このねじ穴55に対する固定ねじ54の螺着個所を選択することで、上方ハンドル部45の設置高さが変更可能になっている。
このように本発明の第二実施形態に係る草取り機10は、草取り機本体4に設けられた操作ハンドル31の円弧状部33を着脱可能に抱持する抱持部41と、抱持部41の上端から上方側に延びる延長ポール44と、この延長ポール44の上部に設けられた上方ハンドル部45とを有する遠隔操作ハンドルを備えているため、地面にしゃがみ込んで草取り作業を行う必要はなく、立ったまま上方ハンドル部45を把持して、草取り作業を楽な姿勢で容易に行うことができる。
しかも、遠隔操作ハンドル40の抱持部41による円弧状部33の抱持状態を解除し、この円弧状部33に沿って抱持部41を前後に移動させることにより、遠隔操作ハンドル40の傾斜角度を図6に示すように、比較的に寝かせた状態から、図7に示すように、より起立状態に近い状態に変化させることができる。したがって、作業者の体格や作業場所の地形等に応じて遠隔操作ハンドル40の設置角度を容易に変更することができる。
なお、前記操作ハンドル31の円弧状部33及び遠隔操作ハンドル40の抱持部41の断面形状は、六角形に限られず、真円形に形成してもよい。しかし、前記円弧状部33及び抱持部41の断面形状を真円形とした場合には、抱持部41により円弧状部33を抱持した状態で、遠隔操作ハンドル40の左右方向に過大な外力が作用すると、前記抱持状態が不安定になり、遠隔操作ハンドル40が回転し易いため、前記断面形状を、六角形、正方形又は楕円形等の非真円形とすることが好ましい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲においてその構成を変更し得ることは勿論である。
例えば、上述の実施形態では、草取り工具2の柄部5を水平方向に延びるように設置し、その後端に設けられた取付部9を、摺動板23の固定部25に対して下方から固定するようにしているが、草取り工具2の後部を鉛直方向に延びるように設置し、これを固定部の側面に着脱可能に固定するようにしてもよい。この場合、柄部の中間部を90°にねじったねじり部を設けることにより、柄部の前方部を水平方向に延びるように設置し、その前端から下方に向けて突き刺し刃を突設した構成とする。
1,10 草取り機
2,2a〜2d 草取り工具
3 駆動機構
4 草取り機本体
5 柄部
6,6a〜6d 突き刺し刃
14 電動モータ
16 動力変換部
17 電池
18 本体ケース
25 固定部
31 操作ハンドル
32 起立部
33 円弧状部
34 補助グリップ
40 遠隔操作ハンドル
41 抱持部
44 延長ポール
45 上方ハンドル部

Claims (8)

  1. 地面に突き刺し可能な突き刺し刃を有する草取り工具と、
    前記草取り工具を前後方向に往復動させるように駆動する駆動機構を有する草取り機本体とを備え、
    前記草取り工具が、前記草取り機本体から前方側に延びる柄部を有し、
    前記突き刺し刃が当該柄部の前端から下方に向けて突設されている草取り機。
  2. 前記草取り工具の柄部と、前記突き刺し刃とのなす角度が、30°〜90°の範囲内の鋭角に設定されている請求項1記載の草取り機。
  3. 前記駆動機構は、前記草取り工具の柄部が着脱可能に取り付けられる固定部を有している請求項1又は2記載の草取り機。
  4. 前記草取り機本体は、本体ケースと、その上部に設けられた操作ハンドルとを有している請求項1〜3のいずれか1項に記載の草取り機。
  5. 当該操作ハンドルは、前記本体ケースの前部上面から上方側に延びる起立部と、当該起立部の上端から湾曲しつつ後部下方側に延びる円弧状部とを有している請求項4項記載の草取り機。
  6. 前記操作ハンドルは、前記起立部の上端から前方側に延びる補助グリップを有している請求項4又は5記載の草取り機。
  7. 前記駆動機構は、電動モータと、当該電動モータに駆動電力を供給する電池とを有し、
    前記操作ハンドルの起立部内に前記電池が配設されている請求項5又は6記載の草取り機。
  8. 前記操作ハンドルの円弧状部を着脱可能に抱持する抱持部と、当該抱持部から上方側に延びる延長ポールと、当該延長ポールの上部に設けられた上部ハンドル部とを有する遠隔操作ハンドルをさらに備えている請求項5〜7のいずれか1項に記載の草取り機。
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