JP2018014822A - 画像形成装置、電力供給方法、およびプログラム - Google Patents

画像形成装置、電力供給方法、およびプログラム Download PDF

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矢野 哲哉
Tetsuya Yano
哲哉 矢野
拓哉 谷村
Takuya Tanimura
拓哉 谷村
白井 孝明
Takaaki Shirai
孝明 白井
大輔 ▲徳▼永
大輔 ▲徳▼永
Daisuke Tokunaga
江原 誉
Homare Ebara
誉 江原
剛 眞野
Tsuyoshi Mano
剛 眞野
友主 山下
Tomoyuki Yamashita
友主 山下
岡田 憲和
Norikazu Okada
憲和 岡田
隼平 細谷
Jumpei Hosoya
隼平 細谷
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Abstract

【課題】停電時において、蓄電池から画像形成装置の負荷部に対して電力を供給できる時間を長くする画像形成装置、電力供給方法、およびプログラムを提供する。
【解決手段】本発明は、負荷部と、外部電源から供給される交流電力により充電される蓄電池と、蓄電池から供給される直流電力を交流電力に変換して出力するインバータと、外部電源から供給される交流電力またはインバータから出力される交流電力を、直流電力に変換して負荷部に供給する電源部と、外部電源またはインバータを、電源部に接続するリレーと、外部電源からの交流電力の供給が停止した場合、リレーを制御して、インバータから出力される交流電力を電源部に供給し、かつインバータから出力される交流電力の電圧を、インバータおよび電源部が有する抵抗成分および容量成分それぞれの電力損失を加算した加算損失が最も低くなる動作電圧に調整する制御部と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置、電力供給方法、およびプログラムに関する。
大規模な停電を想定して蓄電池を備えた画像形成装置に対するニーズが高まっている。しかし、画像形成装置に搭載可能な蓄電池の容量には限りがあるため、蓄電池による画像形成装置の動作時間を長くするためには、蓄電池に蓄電された電荷を効率良く使用する必要がある。
ところで、画像形成装置が蓄電池からの電力によって動作している場合、消費電力が大きいプリントモード等による出力処理を禁止することにより、蓄電池からの電力の消費を低減して、蓄電池から画像形成装置に対して電力を供給できる時間を長くする技術がある。
しかしながら、画像形成装置の動作の安定性を保つため、蓄電池から供給される交流電力を直流電力に変換して出力するインバータが所定の電圧の直流電力を出力するため、画像形成装置の動作状態によっては、停電時における蓄電池の損失が大きくなり、蓄電池から画像形成装置の負荷部に対して電力を供給できる時間が短くなることがある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、停電時において、蓄電池から画像形成装置の負荷部に対して電力を供給できる時間を長くする画像形成装置、電力供給方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、負荷部と、外部電源から供給される交流電力により充電される蓄電池と、蓄電池から供給される直流電力を交流電力に変換して出力するインバータと、外部電源から供給される交流電力またはインバータから出力される交流電力を、直流電力に変換して負荷部に供給する電源部と、外部電源またはインバータを、電源部に接続するリレーと、外部電源からの交流電力の供給が停止した場合、リレーを制御して、インバータから出力される交流電力を電源部に供給し、かつインバータから出力される交流電力の電圧を、インバータおよび電源部が有する抵抗成分および容量成分それぞれの電力損失を加算した加算損失が最も低くなる動作電圧に調整する制御部と、を備える。
本発明によれば、停電時において、蓄電池から画像形成装置の負荷に対して電力を供給できる時間を長くする、という効果を奏する。
図1は、第1の実施の形態にかかる画像形成装置の構成の一例を示す図である。 図2は、第1の実施の形態にかかる画像形成装置の機能構成の一例を示す図である。 図3は、第1の実施の形態にかかる画像形成装置が有するインバータの一例を示す図である。 図4は、第1の実施の形態にかかる画像形成装置が有する主電源部の一例を示す図である。 図5は、第1の実施の形態にかかる画像形成装置が有する主電源部およびインバータにおける電力損失の特性の一例を示す図である。 図6は、第1の実施の形態にかかる画像形成装置の動作モード毎の電力損失の一例を示す図である。 図7は、第1の実施の形態にかかる画像形成装置における出力電圧の調整処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図8は、第2の実施の形態にかかる画像形成装置の機能構成の一例を示す図である。
以下、添付の図面を用いて、画像形成装置、電力供給方法、およびプログラムの実施の形態を詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態にかかる画像形成装置の構成の一例を示す図である。本実施の形態にかかる画像形成装置は、複写機能、プリンタ機能、ファクシミリ機能といった複数の機能を1つの装置で実現させた複合機(MFP:Multi-Function Peripheral)である。図1に示すように、画像形成装置は、自動原稿送り装置(ADF:Auto Document Feeder)101と、画像読取装置102と、プリンタユニット103と、蓄電装置104と、を備える。
また、画像形成装置は、操作部が有するアプリケーション切替キーをユーザが操作することで、複写機能、プリンタ機能、ファクシミリ機能等の中から実行する機能を選択する。画像形成装置は、複写機能が選択された場合には、複写モードに遷移し、プリンタ機能が選択された場合には、プリンタモードに遷移し、ファクシミリ機能が選択された場合には、ファクシミリモードに遷移する。例えば、画像形成装置は、パーソナルコンピュータ等の外部装置から送信される印刷ジョブを受信する。そして、プリンタ機能が選択されてプリンタモードに遷移している場合、外部装置から受信した印刷ジョブに従って印刷処理を実行する。
ADF101は、原稿を供給するための原稿給紙トレイ、当該原稿給紙トレイから原稿を取り出すピックアップローラ、原稿給紙トレイから取り出された原稿を1枚ずつ分離して画像読取装置102に供給する分離ローラ、画像読取装置102により読み取られた原稿が排出される排出トレイ等を有する。
画像読取装置102は、ADF101から供給される原稿が移動するコンタクトガラス、当該コンタクトガラスを通して原稿に光を照射する光源、原稿から反射した光を受光して電気信号に変換する光電変換素子等を有する。画像読取装置102は、その他に、複数の反射ミラー、集光レンズ、光電変換素子から出力される電気信号をデジタルデータに変換するA/Dコンバータ等を有する。本実施の形態では、画像読取装置102は、原稿から反射した光を電気信号に変換する反射型の装置としたが、原稿を透過した光を電気信号に変換する透過型の装置としても良い。
プリンタユニット103は、電子写真方式により用紙に画像を形成する。具体的には、プリンタユニット103は、書込みユニット105、感光体ドラム106、現像ユニット107、搬送ベルト108、および定着装置109を有する。書込みユニット105は、制御部200(図2参照)から入力される画像データに基づいて、感光体ドラム106の表面に対して光を照射して、その表面に静電潜像を形成する。感光体ドラム106は、その表面が、帯電器により一様に帯電されているものとする。現像ユニット107は、感光体ドラム106の表面に形成された静電潜像にトナーを付着させ、トナー像を形成する。
感光体ドラム106の表面に形成されたトナー像は、搬送ベルト108により搬送される用紙等の記録媒体に転写される。定着装置109は、トナー像が転写された用紙に熱および圧力を加えて、トナー像を用紙に定着させる。トナー像が定着された用紙は、排紙トレイに排出される。蓄電装置104は、商用電源S(図2参照)から供給される電力により充電される。そして、蓄電装置104は、商用電源S(図2参照)からの電力の供給が停止した場合に、画像形成装置が備える負荷部に対して電力を供給する。
ここで、画像形成装置において複写機能を実行する場合の動作例について説明する。原稿の束がADF101の原稿給紙トレイにセットされ、操作パネルを用いて複写開始の指示が入力されると、原稿給紙トレイにセットされた原稿の束が、ピックアップローラによって取り出され、分離ローラにより分離されて1枚ずつ順に画像読取装置102のコンタクトガラス上に搬送される。画像読取装置102は、コンタクトガラス上に送られた原稿に光を照射し、原稿で反射した光を、光電変換素子によって電気信号に変換し、当該電気信号をA/Dコンバータによりデジタルデータに変換して、画像データとして出力する。
画像読取装置102から出力される画像データは、制御部200(図2参照)に送られ、シェーディング補正やガンマ補正等の各種画像処理が施され、書込みユニット105に画像データとして出力される。書込みユニット105は、制御部200(図2参照)から入力される画像データに基づいて、感光体ドラム106の表面に光を照射して静電潜像を形成する。その後、感光体ドラム106は、現像ユニット107によりトナーが付着されて、その表面にトナー像が形成される。
感光体ドラム106の表面に形成されたトナー像は、搬送ベルト108により搬送される用紙に押し付けられて転写される。感光体ドラム106の表面に残ったトナーは、クリーニングユニットにより除去される。トナー像が転写された用紙は、搬送ベルト108により定着装置109に搬送される。定着装置109は、用紙に熱を加えてトナーを溶かし、圧力を加えてトナーを用紙に定着させる。トナー像が定着された用紙は、排紙トレイに排出される。
図2は、第1の実施の形態にかかる画像形成装置の機能構成の一例を示す図である。図2に示すように、画像形成装置は、制御部200、切替リレー201、電圧検出部202、電流検出部203、充電器204、蓄電池205、インバータ206、主電源部207、第1負荷部208、第2負荷部209、スイッチ210、定着装置109、および温度検出部211を有する。蓄電池205は、蓄電装置104に設けられ、商用電源Sから供給される交流電力により充電される。充電器204は、商用電源S(外部電源の一例)から供給される交流電力によって蓄電池205を充電する。
インバータ206は、蓄電池205から供給される直流電力を交流電力に変換して出力する。図3は、第1の実施の形態にかかる画像形成装置が有するインバータの一例を示す図である。図3に示すように、インバータ206は、コンデンサ301,305,309、FET(Field Effect Transistor)302,306、ダイオード304、トランス303,310、およびコイル307,308,311を用いて、蓄電池205から供給される直流電力を交流電力に変換する。電圧検出部202は、商用電源Sから供給される交流電力の電圧を検出する。
主電源部207(電源部の一例)は、商用電源Sから供給される交流電力またはインバータ206から出力される交流電力を、直流電力に変換して、第1負荷部208(負荷部の一例)および第2負荷部209(負荷部の一例)に供給する。図4は、第1の実施の形態にかかる画像形成装置が有する主電源部の一例を示す図である。図4に示すように、主電源部207は、ダイオード401,405、コンデンサ402,406、FET403、およびトランス404を用いて、商用電源Sまたはインバータ206から供給される交流電力を直流電力に変換して、第1負荷部208および第2負荷部209に供給する。具体的には、主電源部207は、商用電源Sから供給される交流電力またはインバータ206から出力される交流電力を、24Vの直流電力に変換して第1負荷部208に供給する。また、主電源部207は、商用電源Sから供給される交流電力またはインバータ206から出力される交流電力を、5Vの直流電力に変換して第2負荷部209に供給する。電流検出部203は、切替リレー201から主電源部207に供給される交流電力の電流を検出する。
切替リレー201(リレーの一例)は、商用電源Sまたはインバータ206を、主電源部207に接続する。また、切替リレー201は、商用電源Sまたはインバータ206を、定着装置109に接続する。これにより、切替リレー201は、商用電源Sから供給される交流電力またはインバータ206から出力される交流電力を、主電源部207および定着装置109に供給する。スイッチ210は、商用電源Sまたはインバータ206からの定着装置109への交流電力の供給を切断可能である。温度検出部211は、定着装置109の温度を検出する。定着装置109(定着部の一例)は、商用電源Sから供給される交流電力またはインバータ206から出力される交流電力によって、DCヒータ(ヒータの一例)を加熱して、用紙(記録媒体)に画像形成されたトナー像(画像)を定着させる。
制御部200は、画像形成装置全体を制御する。具体的には、制御部200は、印刷する画像データに対して各種画像処理を施して、書込みユニット105に出力する。また、制御部200は、画像形成装置の動作モード(言い換えると、画像形成装置で実行される機能)に応じて、第1負荷部208または第2負荷部209をシーケンシャルに駆動させる。その際、制御部200は、駆動させる負荷部(第1負荷部208または第2負荷部209)の大きさに応じて、インバータ206に対して出力電圧指示信号を出力して、インバータ206から出力する交流電力の電圧を制御する。
また、制御部200は、電圧検出部202により検出される電圧に基づいて、切替リレー201を制御して、商用電源Sからの交流電力またはインバータ206から出力される交流電力を、主電源部207に供給する。具体的には、制御部200は、電圧検出部202により検出される電圧に基づいて、商用電源Sからの交流電力の供給が停止したか否かを判断する。
そして、制御部200は、商用電源Sから交流電力が供給されていると判断した場合、切替リレー201を制御して、商用電源Sから供給される交流電力を、主電源部207および定着装置109のうち少なくとも主電源部207に供給する。本実施の形態では、制御部200は、商用電源Sから交流電力が供給されていると判断した場合でも、インバータ206に対して出力電圧指示信号を出力して、インバータ206からの交流電力の出力を継続する。すなわち、制御部200は、インバータ206を、常時駆動させる。
一方、制御部200は、商用電源Sからの交流電力の供給が停止したと判断した場合、切替リレー201を制御して、インバータ206から出力される交流電力を、主電源部207および定着装置109のうち少なくとも主電源部207に供給する。これにより、商用電源Sからの交流電力の供給が停止した場合でも、画像形成装置の駆動を継続することができる。
ここで、図5を用いて、本実施の形態にかかる画像形成装置の制御部200による、インバータ206から出力される交流電力の電圧の調整処理について説明する。図5は、第1の実施の形態にかかる画像形成装置が有する主電源部およびインバータにおける電力損失の特性の一例を示す図である。
ところで、インバータ206が有する抵抗成分(コンデンサ301,305,309、FET302,306、ダイオード304、トランス303,310、およびコイル307,308,311)のインピーダンスによる電力損失は、I×Rにより算出することができる。また、主電源部207が有する抵抗成分(コンデンサ402,406、FET403、ダイオード401,405、およびトランス404)のインピーダンスによる電力損失も、I×Rにより算出することができる。ここで、Iは、インバータ206および主電源部207の抵抗成分を流れる電流である。Rは、インバータ206および主電源部207の抵抗成分の抵抗値である。
よって、図5に示すように、インバータ206の抵抗成分による電力損失および主電源部207の抵抗成分による電力損失は、インバータ206から出力される交流電力の電圧(出力電圧)が大きくなるに従って、小さくなる。よって、制御部200は、インバータ206から出力する交流電力の出力電圧を大きくすることで、インバータ206および主電源部207の抵抗成分による電力損失を低減することができる。
また、インバータ206が有する容量成分(FET302,306)による電力損失は、(C×V)/2により算出することができる。また、主電源部207が有する容量成分(FET403)による電力損失も、(C×V)/2により算出することができる。ここで、Cは、インバータ206の容量成分の容量である。Vは、インバータ206の容量成分に印加される電圧である。
よって、図5に示すように、インバータ206の容量成分による電力損失および主電源部207の容量成分による電力損失は、インバータ206から出力される交流電力の出力電圧が大きくなるに従って、大きくなる。よって、制御部200は、インバータ206から出力する交流電力の出力電圧を小さくすることで、インバータ206および主電源部207の抵抗成分による電力損失を低減することができる。
以上より、図5に示すように、インバータ206から出力される交流電力の出力電圧を、インバータ206の抵抗成分による電力損失とインバータ206の容量成分による電力損失が交差する出力電圧a、または主電源部207の抵抗成分による電力損失と主電源部207の容量成分による電力損失が交差する出力電圧a´に調整することで、インバータ206の電力損失または主電源部207の電力損失を最小することができる。
そこで、図5に示すように、制御部200は、インバータ206から出力される交流電力を主電源部207および定着装置109のうち少なくとも主電源部207に供給する場合、インバータ206から出力される交流電力の出力電圧を、インバータ206の電力損失および主電源部207の電力損失を加算した加算電力損失(以下、画像形成装置全体の電力損失と言う)が最も低くなる動作電圧A(以下、最適動作電圧と言う)に調整する。言い換えると、制御部200は、インバータ206から出力される交流電力の出力電圧を、インバータ206および主電源部207が有する抵抗成分および容量成分それぞれの電力損失を加算した加算電力損失が最も低くなる最適動作電圧Aに調整する。これにより、商用電源Sからの交流電力の供給が停止して、蓄電池205からの電力により画像形成装置を動作させる場合に、画像形成装置全体の電力損失を低減することができるので、蓄電池205から第1負荷部208または第2負荷部209に対して電力を供給できる時間を長くすることができる。
図2に戻り、本実施の形態では、制御部200は、電流検出部203により検出される電流値に応じて、最適動作電圧Aを変更することも可能である。具体的には、制御部200は、画像形成装置の電力損失が最小となるように、最適動作電圧Aを調整する。これにより、第1負荷部208または第2負荷部209における電力損失をより低減することができるので、蓄電池205から第1負荷部208または第2負荷部209に対して電力を供給できる時間をより長くすることができる。
または、制御部200は、画像形成装置の動作モード(言い換えると、画像形成装置の負荷の変化)に応じて、最適動作電圧Aを変更しても良い。インバータ206および主電源部207の電力損失は、画像形成装置の負荷の大きさによって変化する。また、加算電力損失に対する、抵抗成分の電力損失および容量成分の電力損失それぞれの寄与率も変化する。そのため、制御部200は、画像形成装置の動作モード(言い換えると、画像形成装置の負荷の変化)に応じて、最適動作電圧Aを変更する。これにより、電流検出部203を設けることなく、インバータ206から出力される交流電力の出力電圧を最適化することができるので、画像形成装置の構成の複雑化を防止することができる。また、最適動作電圧Aを、画像形成装置の負荷の大きさの変化に追従させることができるので、画像形成装置を常に最適動作電圧Aで動作させることができる。
図6は、第1の実施の形態にかかる画像形成装置の動作モード毎の電力損失の一例を示す図である。インバータ206および主電源部207の電力損失は、第1負荷部208または第2負荷部209の負荷の大きさによっても変化するため、インバータ206および主電源部207それぞれの抵抗成分と容量成分での電力損失も変わる。よって、図6に示すように、画像形成装置の加算電力損失も、画像形成装置の動作モードに応じて変化する。そこで、制御部200は、画像形成装置の動作モードの遷移に応じて、最適動作電圧Aを変更する。
より具体的には、制御部200は、画像形成装置がスキャンモードに遷移した場合には、インバータ206から出力される交流電力の出力電圧を、最適動作電圧A2に調整する。制御部200は、画像形成装置が待機モードに遷移した場合には、インバータ206から出力される交流電力の出力電圧を、最適動作電圧A2より低い最適動作電圧Aに調整する。制御部200は、画像形成装置がスリープモードに遷移した場合には、インバータ206から出力される交流電力の出力電圧を、最適動作電圧Aより低い最適動作電圧A1に調整する。
図2に戻り、制御部200は、スイッチ210がオンしてインバータ206から定着装置109に交流電力が供給されている場合、インバータ206から出力される交流電力の出力電圧を、最適動作電圧Aに調整せずに、所定電圧に調整する。ここで、所定電圧は、定着装置109における電力損失が最小となる電圧である。すなわち、制御部200は、スイッチ210がオフしてインバータ206から定着装置109に交流電力が供給されていない場合に、インバータ206から出力される交流電力の出力電圧を、最適動作電圧Aに調整する。定着装置109は、画像形成装置における消費電力の大半(例えば、50%以上)を占める。そのため、定着装置109を動作させる場合には、インバータ206から出力される交流電力の電圧を、定着装置109における電力損失が最小となる所定電圧とすることで、より小さい電力損失で画像形成装置を動作させることができる。
次に、図7を用いて、本実施の形態にかかる画像形成装置における出力電圧の調整処理の流れについて説明する。図7は、第1の実施の形態にかかる画像形成装置における出力電圧の調整処理の流れの一例を示すフローチャートである。
制御部200は、電圧検出部202による検出される電圧に基づいて、商用電源Sからの交流電力の供給が停止したか否かを判断する(ステップS701)。商用電源Sからの交流電力の供給が停止していない場合(ステップS701:No)、制御部200は、切替リレー201によって商用電源Sを主電源部207に接続するとともに、インバータ206に対して出力電圧指示信号を出力して、当該インバータ206から出力する交流電力の出力電圧を、所定電圧に調整する(ステップS702)。一方、商用電源Sからの交流電力の供給が停止した場合(ステップS701:Yes)、制御部200は、定着装置109が動作していないか否かを判断する(ステップS703)。そして、定着装置109が動作している場合(ステップS703:No)、制御部200は、切替リレー201によってインバータ206を主電源部207および定着装置109に接続するとともに、インバータ206に対して出力電圧指示信号を出力して、当該インバータ206から出力する交流電力の出力電圧を、所定電圧に調整する(ステップS702)。
一方、定着装置109が動作していない場合(ステップS703:Yes)、制御部200は、電流検出部203による電流値の検出結果を取得する(ステップS704)。そして、制御部200は、インバータ206に対して出力電圧指示信号を出力して、当該インバータ206から出力する交流電力の出力電圧を、最適動作電圧Aに調整する(ステップS705)。
その際、制御部200は、電流検出部203により検出される電流値に応じて、最適動作電圧Aを変更することも可能である。または、制御部200は、画像形成装置の動作モードに応じて、最適動作電圧Aを変更しても良い。これにより、動作モードが遷移するタイミングに合わせて最適動作電圧Aを変更することができるので、画像形成装置の動作モードの遷移に対する、インバータ206から出力される交流電力の出力電圧の調整の追従性(応答性)を高めることができるので、画像形成装置における電力損失をより低減することができる。
このように、第1の実施の形態にかかる画像形成装置によれば、商用電源Sからの交流電力の供給が停止して、蓄電池205からの電力により画像形成装置を動作させる場合に、画像形成装置の電力損失を低減することができるので、蓄電池205から第1負荷部208または第2負荷部209に対して電力を供給できる時間を長くすることができる。
(第2の実施の形態)
本実施の形態は、インバータおよび主電源部の温度を検出し、当該検出した温度に応じて、最適動作電圧を変更する例である。以下の説明では、第1の実施の形態と同様の構成については説明を省略する。
図8は、第2の実施の形態にかかる画像形成装置の機能構成の一例を示す図である。本実施の形態にかかる画像形成装置は、切替リレー201、電圧検出部202、電流検出部203、充電器204、蓄電池205、インバータ206、主電源部207、第1負荷部208、第2負荷部209、スイッチ210、定着装置109、および温度検出部211に加えて、制御部800、および温度検出部801,802を有する。
温度検出部801は、インバータ206の温度を検出する。温度検出部802は、主電源部207の温度を検出する。ところで、図5で示す最適動作電圧Aは、インバータ206および主電源部207の温度により変化する。そこで、制御部800は、温度検出部801により検出されるインバータ206の温度および温度検出部802により検出される主電源部207の温度に応じて、最適動作電圧Aを変更する。
これにより、第2の実施の形態にかかる画像形成装置によれば、蓄電池205からの電力により画像形成装置を動作させる場合に、画像形成装置の加算電力損失を低減することができるので、蓄電池205から第1負荷部208または第2負荷部209に対して電力を供給できる時間をより長くすることができる。
また、インバータ206および主電源部207の温度は、画像形成装置の動作の開始から徐々に上昇する。図5に示す最適動作電圧Aは、画像形成装置が連続して動作している時間(以下、動作継続時間と言う)によっても変化する。そこで、制御部800(計測部の一例)は、動作継続時間を計測する。そして、制御部800は、動作継続時間に応じて、最適動作電圧Aを変更しても良い。これにより、蓄電池205からの電力により画像形成装置を動作させる場合に、画像形成装置の加算電力損失を低減することができるので、蓄電池205から第1負荷部208または第2負荷部209に対して電力を供給できる時間をより長くすることができる。
なお、本実施の形態の画像形成装置で実行されるプログラムは、ROM(Read Only Memory)等に予め組み込まれて提供される。本実施の形態の画像形成装置で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
さらに、本実施の形態の画像形成装置で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施の形態の画像形成装置で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
本実施の形態の画像形成装置で実行されるプログラムは、上述した各部(制御部200,800)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(Central Processing Unit)が上記ROMからプログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、制御部200,800が主記憶装置上に生成されるようになっている。
なお、上記実施の形態では、本発明の画像形成装置を、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能およびファクシミリ機能のうち少なくとも2つの機能を有する複合機に適用した例を挙げて説明するが、複写機、プリンタ、スキャナ装置、ファクシミリ装置等の画像形成装置であればいずれにも適用することができる。
109 定着装置
200,800 制御部
201 切替リレー
202 電圧検出部
203 電流検出部
204 充電器
205 蓄電池
206 インバータ
207 主電源部
208 第1負荷部
209 第2負荷部
210 スイッチ
211,801,802 温度検出部
特開2001−253152号公報

Claims (7)

  1. 負荷部と、
    外部電源から供給される交流電力により充電される蓄電池と、
    前記蓄電池から供給される直流電力を交流電力に変換して出力するインバータと、
    前記外部電源から供給される交流電力または前記インバータから出力される交流電力を、直流電力に変換して前記負荷部に供給する電源部と、
    前記外部電源または前記インバータを、前記電源部に接続するリレーと、
    前記外部電源からの交流電力の供給が停止した場合、前記リレーを制御して、前記インバータから出力される交流電力を前記電源部に供給し、かつ前記インバータから出力される交流電力の電圧を、前記インバータおよび前記電源部が有する抵抗成分および容量成分それぞれの電力損失を加算した加算損失が最も低くなる動作電圧に調整する制御部と、
    を備えた画像形成装置。
  2. 前記制御部は、前記画像形成装置の動作モードの変更に応じて、前記動作電圧を変更する請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記外部電源から供給される交流電力または前記インバータから出力される交流電力によって、ヒータを加熱して、記録媒体に画像形成された画像を定着させる定着部をさらに備え、
    前記制御部は、前記定着部が駆動している場合、前記インバータから出力される交流電力の電圧を、前記定着部が駆動可能な所定電圧に調整する請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記インバータおよび前記電源部の温度を検出する温度検出部をさらに備え、
    前記制御部は、前記温度検出部により検出された温度に応じて、前記動作電圧を変更する請求項1から3のいずれか一に記載の画像形成装置。
  5. 前記画像形成装置が連続して動作している時間を計測する計測部をさらに備え、
    前記制御部は、前記計測部により計測された時間に応じて、前記動作電圧を変更する請求項1から4のいずれか一に記載の画像形成装置。
  6. 負荷部と、外部電源から供給される交流電力により充電される蓄電池と、前記蓄電池から供給される直流電力を交流電力に変換して出力するインバータと、前記外部電源から供給される交流電力または前記インバータから出力される交流電力を、直流電力に変換して前記負荷部に供給する電源部と、前記外部電源または前記インバータを、前記電源部に接続するリレーと、を備えた画像形成装置で実行される電力供給方法であって、
    前記外部電源からの交流電力の供給が停止した場合、前記リレーを制御して、前記インバータから出力される交流電力を前記電源部に供給し、
    前記インバータから出力される交流電力の電圧を、前記インバータおよび前記電源部が有する抵抗成分および容量成分それぞれの電力損失を加算した加算損失が最も低くなる動作電圧に調整する、
    ことを含む電力供給方法。
  7. 負荷部と、外部電源から供給される交流電力により充電される蓄電池と、前記蓄電池から供給される直流電力を交流電力に変換して出力するインバータと、前記外部電源から供給される交流電力または前記インバータから出力される交流電力を、直流電力に変換して前記負荷部に供給する電源部と、前記外部電源または前記インバータを、前記電源部に接続するリレーと、を備えた画像形成装置を制御するコンピュータを、
    前記外部電源からの交流電力の供給が停止した場合、前記リレーを制御して、前記インバータから出力される交流電力を前記電源部に供給し、かつ前記インバータから出力される交流電力の電圧を、前記インバータおよび前記電源部が有する抵抗成分および容量成分それぞれの電力損失を加算した加算損失が最も低くなる動作電圧に調整する制御部、
    として機能させるためのプログラム。
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