JP2015017372A - Floor material - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、遮音性能および衝撃吸収性能を有する床材に関する。 The present invention relates to a flooring having sound insulation performance and shock absorption performance.
床材には、木材本来の暖かさとともに、種々の性能が求められている。そこで、従来、種々の性能を有する床材が開発されている。 The flooring material is required to have various performances as well as the warmth of wood. Therefore, floor materials having various performances have been developed.
例えば、特許文献1および2には、転倒時等に人体が受ける衝撃を低減する性能を有する床材が開示されている。
For example,
特許文献1に記載されている床材は、木質表面材、衝撃吸収材および裏面材が順に積層された構成を有している。特許文献1には、アスカーC硬度が70度以下かつ厚さが2mm以上の衝撃吸収材を用いることによって、衝撃時のG値を80G以下にできると記載されている。
The flooring described in
特許文献2に記載されている床材は、木質表面材および衝撃吸収材が積層された構成を有している。特許文献2には、所定の条件を満足する木質表面材を用いるとともに、アスカーC硬度が40〜50度かつ厚さが6mm以上の衝撃吸収材を用いることによって、衝撃時のG値を100G以下にできると記載されている。また、特許文献2には、所定の条件を満足する木質表面材を用いるとともに、アスカーC硬度が9〜50度かつ厚さが7mm以上の衝撃吸収材を用いることによって、衝撃時のG値を100G以下にできるとも記載されている。
The flooring described in
ところで、マンション等の集合住宅において用いられる床材には、転倒時の衝撃を和らげる性能だけではなく、遮音性能も求められる。しかしながら、特許文献1および2に記載されている床材は、遮音性能について十分に考慮されたものではない。そのため、特許文献1および2に記載されている床材は、マンション等の床材として要求される遮音性能を満足することができない場合がある。
By the way, flooring materials used in apartment houses such as apartment buildings are required not only to reduce the impact at the time of falling but also to provide sound insulation performance. However, the flooring materials described in
そこで、本発明者らは、マンション等において適切に利用できるように、特許文献1および2に記載されている床材に遮音材をさらに加えることを考えた。しかしながら、本発明者らの検討の結果、単に遮音材を加えるだけでは床材の遮音性能を十分に向上させることができないことが分かった。
Therefore, the present inventors have considered adding a sound insulating material to the floor materials described in
本発明は、このような従来技術の問題を解決するものであり、十分な遮音性能および衝撃吸収性能を有する床材を提供することを目的とする。 The present invention solves such problems of the prior art, and an object thereof is to provide a flooring material having sufficient sound insulation performance and shock absorption performance.
本発明者らは、まず、床材を、化粧層、基材層、遮音層および衝撃吸収層を含む構成にすることを考えた。基材層としては、複数の単板を積層した合板を用いることを考えた。そして、上記の4つの層を有する床材において、遮音性能を向上させるための好ましい構成について鋭意研究した。その結果、基材層の裏面に設けた裏溝の条件が重要であることを見出した。 The present inventors first considered that the flooring is configured to include a decorative layer, a base material layer, a sound insulating layer, and a shock absorbing layer. As the base material layer, it was considered to use a plywood laminated with a plurality of single plates. And in the floor material which has said four layers, earnestly researched about the preferable structure for improving sound-insulation performance. As a result, it was found that the condition of the back groove provided on the back surface of the base material layer is important.
本発明は、下記の床材を要旨としている。 The gist of the present invention is the following flooring.
(1)化粧層と、複数の単板を積層した合板からなりかつ前記化粧層の裏面側に設けられる厚さ4〜12mmの基材層と、前記基材層の裏面側に設けられる厚さ2〜6mmの遮音層と、前記基材層の裏面側に設けられる厚さ2〜10mmの衝撃吸収層とを含み、前記基材層は、その裏面側に、当該床材の短手方向に平行な複数の裏溝を有し、前記裏溝の上端が前記複数の単板のうち上から2層目の単板に設けられ、前記遮音層が合成樹脂発泡体および不織布のうちの少なくとも一つからなり、前記衝撃吸収層が合成樹脂発泡体、不織布およびゴム系発泡体のうちの少なくとも一つからなることを特徴とする床材。 (1) A base layer having a thickness of 4 to 12 mm which is formed of a decorative layer, a plywood obtained by laminating a plurality of single plates, and is provided on the back side of the decorative layer, and a thickness which is provided on the back side of the base layer. Including a 2 to 6 mm sound insulation layer and a shock absorbing layer having a thickness of 2 to 10 mm provided on the back surface side of the base material layer, and the base material layer on the back surface side in the short direction of the flooring A plurality of parallel back grooves, and an upper end of the back groove is provided on the second single plate of the plurality of single plates, and the sound insulation layer is at least one of a synthetic resin foam and a nonwoven fabric. A flooring material comprising the shock absorbing layer comprising at least one of a synthetic resin foam, a nonwoven fabric, and a rubber foam.
(2)前記複数の単板のうち上から1層目の単板の厚さが0.2〜0.8mmであることを特徴とする上記(1)に記載の床材。 (2) The flooring as described in (1) above, wherein the thickness of the first single plate from the top of the plurality of single plates is 0.2 to 0.8 mm.
(3)前記遮音層が、発泡倍率が25〜60倍である合成樹脂発泡体からなり、前記衝撃吸収層が、発泡倍率が5〜24倍である合成樹脂発泡体および/またはゴム系発泡体からなることを特徴とする上記(1)または(2)に記載の床材。 (3) The sound insulation layer is made of a synthetic resin foam having a foaming ratio of 25 to 60 times, and the shock absorbing layer is a synthetic resin foam and / or a rubber-based foam having a foaming ratio of 5 to 24 times. The flooring material according to the above (1) or (2), characterized by comprising:
(4)前記基材層の前記1層目の単板の表面から前記裏溝の上端までの距離が、0.4〜3.3mmであることを特徴とする上記(1)〜(3)までのいずれかに記載の床材。 (4) The above-mentioned (1) to (3), wherein the distance from the surface of the first single plate of the base material layer to the upper end of the back groove is 0.4 to 3.3 mm. Floor material according to any of the above.
(5)前記裏溝の巾が、1〜3mmであることを特徴とする上記(1)〜(4)までのいずれかに記載の床材。 (5) The flooring material according to any one of (1) to (4), wherein a width of the back groove is 1 to 3 mm.
(6)隣り合う前記裏溝の間隔が、5〜15mmであることを特徴とする上記(1)〜(5)までのいずれかに記載の床材。 (6) The flooring material according to any one of (1) to (5), wherein an interval between the adjacent back grooves is 5 to 15 mm.
本発明の床材は、十分な遮音性能および衝撃吸収性能を有する。 The flooring of the present invention has sufficient sound insulation performance and shock absorption performance.
以下、図面を参照しつつ本発明について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る床材10を例示した斜視図であり、図2(a)は床材10を例示した正面図であり、図2(b)は床材10を例示した側面図である。本発明に係る床材10は、遮音性能においてΔLL(I)−4等級の基準を満たすことができるように、かつJIS A6519に基づいて測定される衝撃時のG値が、例えば80以下(好ましくは60以下)になるように構成される。以下、床材10の構成を詳細に説明する。
The present invention will be described below with reference to the drawings. FIG. 1 is a perspective view illustrating a
図1および図2に示すように、床材10は、例えば、略長方形状を有し、化粧層1、基材層2、遮音層3および衝撃吸収層4を含む。本実施形態では、上方から順に化粧層1、基材層2,遮音層3および衝撃吸収層4が積層される。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
図1に示すように、床材10の側面には、床材10同士を接合するための雄実(凸部)5aおよび雌実(凹部)5bが設けられる。具体的には、雄実5aは、床材10の一方の長辺および一方の短辺に沿ってL字状に設けられ、雌実5bは、床材10の他方の長辺および他方の短辺に沿ってL字状に設けられる。本実施形態では、雄実5aおよび雌実5bは基材層2に形成される。なお、図面が煩雑になることを避けるために、図2および後述の図4においては、雄実5aおよび雌実5bの図示を省略している。
As shown in FIG. 1, a male body (convex portion) 5 a and a female body (concave portion) 5 b for joining the
床材10の短手方向Xおよび長手方向Yの寸法は特に限定されない。床材10の寸法(短手方向X×長手方向Y)は、例えば、145mm×909mmに設定されてもよく、303mm×909mmに設定されてもよく、303mm×1818mmに設定されてもよい。また、床材10の厚さは、使用環境等に応じて適宜設定される。床材10の厚さは、例えば10〜20mmに設定され、好ましくは12〜18mmに設定され、より好ましくは12〜15mmに設定される。
The dimensions of the
化粧層1としては、例えば、天然突板、人工単板、挽き板等の木質板の他、ポリエチレン、ポリプロピレン等の合成樹脂シート、樹脂含浸紙、プリント紙等の紙質シート、または、これらの複合シートを用いることができる。また、化粧層1の表面には、必要に応じて、ウレタン系樹脂などで構成される塗料が塗布される。基材層2と化粧層1との接合は、例えば、ユリアメラミン、エチレン酢酸ビニル、PUR(ポリウレタンリアクティブ)などの接着剤が用いられる。
As the
図3は、床材10の長手方向Yに平行な断面を例示した拡大図である。図3に示すように、基材層2は、例えば、複数(本実施形態では5枚)の単板2a〜2eを積層した合板(本実施形態では5プライ合板)からなる。単板2a〜2eは、例えば、上下に隣り合う単板の繊維方向が90°異なるように積層される。本実施形態では、上から奇数番目(すなわち、1層目、3層目および5層目)の単板2a,2c,2eの繊維方向が長手方向Yに平行になり、上から偶数番目(すなわち、2層目および4層目)の単板2b,2dの繊維方向が短手方向Xに平行になるように、単板2a〜2eが配置される。基材層2の厚さは、4〜12mmに設定され、好ましい下限は5mmであり、好ましい上限は9mmである。なお、本実施形態では、化粧層1の裏面に基材層2が貼り付けられているが、化粧層1と基材層2との間に、保護層として、木質繊維板(MDF、HDF等)または樹脂含浸シート等が設けられてもよい。
FIG. 3 is an enlarged view illustrating a cross section parallel to the longitudinal direction Y of the
歩行感を悪化させることなく床材10の十分な遮音性能を確保するために、基材層2の上から1番目の単板2aおよび最も下の単板2eは、他の単板2b〜2dよりも薄く形成するのが好ましい。単板2aおよび単板2eは同じ厚さであってもよく、異なる厚さであってもよい。
In order to ensure sufficient sound insulation performance of the
単板2aが厚すぎると床材10の遮音性能が低下し、薄すぎると床材10の剛性が低下する。このため、単板2aの厚さは、0.2〜0.8mmに設定され、好ましい上限は0.5mmである。単板2eが厚すぎると、単板2aとのバランスが悪くなり、反りが発生するおそれがある。このため、単板2eの厚さは、例えば0.2〜1.5mmに設定され、好ましい上限は0.8mmであり、より好ましい上限は0.5mmである。他の単板2b,2c,2dの厚さはそれぞれ、例えば1〜3mmに設定される。本実施形態では、単板2cが単板2b,2dよりも薄く形成されている。
If the
基材層2の製造方法は特に限定されないが、例えば、一般的な5プライ合板の1層目を削ることによって基材層2を製造してもよい。具体的には、例えば、8.7mm合板(1層目:1.1mm、2層目:2.6mm、3層目:1.3mm、4層目:2.6mm、5層目:1.1mm)の1層目を削ることによって基材層2を製造してもよい。
Although the manufacturing method of the
単板2a〜2eとしてはそれぞれ、ラワン、カポール、ケンパス、アカシアマンギューム、ファルカータ、ユーカリ、カメレレ、カバ、スギ、エゾマツ、トドマツ、カラマツ、ラジアータパイン等の木材を用いることができる。単板2a〜2eの全てが同じ木材によって製造される必要はないが、単板2a〜2eの全てが同じ木材によって製造されてもよい。
As the
図4は、基材層2を例示した底面図である。図2および図4に示すように、基材層2は、例えば、その裏面側に、短手方向Xに平行な複数(本実施形態では19本)の裏溝6a、および長手方向Yに平行な複数(本実施形態では6本)の裏溝6bを有する。なお、裏溝6aおよび裏溝6bの数は、床材10の構成および床材10に要求される機能等に応じて適宜変更される。
FIG. 4 is a bottom view illustrating the
図2に示すように、裏溝6aの上下方向の長さは裏溝6bよりも長い。言い換えると、裏溝6aの深さは裏溝6bよりも深い。図3を参照して、基材層2の表面(単板2aの表面)から裏溝6aの上端までの距離d1が大きすぎると床材10の遮音性能が低下し、小さすぎると床材10の剛性が低下する。このため、裏溝6aの上端は、基材層2の上から2層目の単板2bに設けられる。また、距離d1は、例えば0.4〜3.3mmに設定され、好ましい上限は3.0mmであり、より好ましい上限は2.0mmであり、さらに好ましい上限は1.7mmである。
As shown in FIG. 2, the vertical length of the
裏溝6aの数が多すぎると床材10の剛性が低下し、裏溝6aの数が少なすぎると床材10の遮音性能が低下する。これらのことを考慮して、距離d2は、例えば5〜15mmに設定され、裏溝6aの巾W1は、例えば、1〜3mmに設定される。裏溝6bは、例えば床材10の巾が145mmの場合に4〜6本程度設けてもよいが、裏溝6bを設けなくてもよい。詳細な説明は省略するが、裏溝6bの上端は、例えば基材層2の上から4層目(下から2層目)の単板2dに設けられる。
If the number of
図1〜図3を参照して、遮音層3としては、例えば、合成樹脂発泡体、不織布、または、これらを複合したものを用いることができる。なかでも、合成樹脂発泡体を用いるのが好ましい。遮音層3が薄すぎると床材10の遮音性能が低下し、厚過ぎると歩行感が悪化するおそれがある。このため、遮音層3の厚さは2〜6mmに設定され、好ましい上限は4mmである。
With reference to FIGS. 1-3, as the
遮音層3の合成樹脂発泡体としては、ポリウレタンなどの連続発泡体、ポリエチレン、エチレン酢酸ビニル、ポリプロピレンなどの独立発泡体などを挙げることができる。なかでも、ポリウレタンを用いるのが好ましい。遮音層3の合成樹脂発泡体としては、発泡倍率が25〜60倍のものを使用するのが好ましく、30〜50倍のものを使用するのがより好ましい。遮音層3の不織布の材料としては、ポリエステル、レーヨン等を挙げることができる。
Examples of the synthetic resin foam of the sound
基材層2と遮音層3との接着は、例えば、水性ビニルウレタン系接着剤、ゴム系接着剤等のホルムアルデヒドを含まない接着剤を用いて行うことが好ましい。詳細な説明は省略するが、上記接着剤が遮音層3に吸収されると、遮音層3の遮音性能が低下するおそれがある。そこで、接着剤が遮音層3に吸収されることを防止するために、遮音層3の表面に防湿層(図示せず)を設けてもよい。同様に、遮音層3の裏面、衝撃吸収層4の表面および裏面に防湿層(図示せず)を設けてもよい。防湿層としては、例えばポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィンフィルム、PETフィルムなどの透湿度の小さいフィルム、これらの樹脂フィルムと金属シートとを貼り合わせたシート、または、これらを複合したものを用いることができる。上記の金属シートとしては、例えば、酸化アルミニウム、アルミ箔などが挙げられる。
The adhesion between the
衝撃吸収層4としては、例えば、合成樹脂発泡体、不織布、ゴム系発泡体、または、これらを複合したものを用いることができる。なかでも、合成樹脂発泡体を用いるのが好ましい。衝撃吸収層4が薄すぎると衝撃吸収性能が低下し、厚過ぎると歩行感が悪化するおそれがある。このため、衝撃吸収層4の厚さは2〜10mmとするのが好ましく、より好ましい下限は3mm、より好ましい上限は6mmである。
As the
衝撃吸収層4の合成樹脂発泡体としては、ポリウレタンなどの連続発泡体、ポリエチレン、エチレン酢酸ビニル、ポリプロピレンなどの独立発泡体などを挙げることができる。なかでも、ポリエチレンを用いるのが好ましい。衝撃吸収層4の合成樹脂発泡体としては、発泡倍率が5〜24倍のものを使用するのが好ましく、より好ましい上限は20倍である。
Examples of the synthetic resin foam of the
衝撃吸収層4の不織布の材料としては、ポリエステル、レーヨン等を挙げることができる。衝撃吸収層4のゴム系発泡体としては、天然ゴム、スチレンブタジエンゴム等の発泡体が挙げられる。衝撃吸収層4のゴム系発泡体としては、発泡倍率が5〜24倍のものを使用するのが好ましく、より好ましい上限は20倍である。
Examples of the material for the nonwoven fabric of the
遮音層3と衝撃吸収層4との接着は、例えば、ウレタン系接着剤、エチレン酢酸ビニル系接着剤、ゴム系接着剤等のホルムアルデヒドを含まない接着剤を用いて行ってもよく、熱融着によって行ってもよい。なお、遮音層3および衝撃吸収層4は基材層2の裏面側に設けられていればよく、遮音層3および衝撃吸収層4の位置が入れ替わってもよい。すなわち、床材が、上から順に化粧層1、基材層2、衝撃吸収層4および遮音層3を積層した構成であってもよい。
The
<参考評価>
本発明に係る基材層の効果を確認するべく、参考例1〜12の床材および比較例1の床材を用意し、衝撃音低減性能(ΔL等級)を測定した。参考例1〜12の床材は、衝撃吸収層4が設けられていない点を除いて、本発明に規定される条件を満たしている。表1に、参考例1〜12および比較例1の構成を示し、表2に測定結果を示す。なお、遮音層3としては、発泡倍率が49倍のポリウレタンを用いた。また、表2における「基準」は、ΔLL(I)−4等級の基準(衝撃音低減量)を示す。
<Reference evaluation>
In order to confirm the effect of the base material layer according to the present invention, the floor materials of Reference Examples 1 to 12 and the floor material of Comparative Example 1 were prepared, and the impact sound reduction performance (ΔL grade) was measured. The flooring materials of Reference Examples 1 to 12 satisfy the conditions defined in the present invention except that the
遮音層厚さが等しい参考例1〜4の床材と参考例10〜12の床材とを比較すると、表2に示すように、参考例1〜4の床材において、周波数帯域250Hzにおける衝撃音の低減量がより大きくなった。さらに、参考例2および4の床材では、周波数帯域125Hzにおける衝撃音の低減量も十分に大きくできた。これらのことから、基材層2の1層目の単板2aの厚さを適度に薄くすることによって、低周波数帯域の衝撃音の低減量を大きくできることが分かった。また、比較例1の床材の衝撃音低減量が他の床材の衝撃音低減量に比べて小さくなったことから、裏溝6aの上端を基材層2の2層目の単板2bに設けることによって床材の遮音性能が大きく向上することが分かった。
When the floor materials of Reference Examples 1 to 4 and the floor materials of Reference Examples 10 to 12 having the same sound insulation layer thickness are compared, as shown in Table 2, the floor material of Reference Examples 1 to 4 has an impact at a frequency band of 250 Hz. The amount of sound reduction is larger. Furthermore, in the flooring materials of Reference Examples 2 and 4, the amount of reduction in impact sound in the frequency band of 125 Hz was sufficiently large. From these facts, it was found that by reducing the thickness of the first
また、遮音層厚さが異なる参考例1〜4と参考例5〜9とを比較すると、各周波数帯域において遮音性能に大きな差はなかった。このことから、化粧層1、基材層2および遮音層3が本発明に規定される条件を満たしていれば、遮音層3の厚さを2.5mm程度に薄くしても、十分な遮音性能が得られることが分かった。言い換えると、化粧層1、基材層2および遮音層3が本発明に規定される条件を満たすことによって、遮音層3を薄くしつつ、十分な遮音性能を得ることができることが分かった。これにより、歩行感の悪化を防止しつつ、十分な遮音性能を得ることができる。
Further, when Reference Examples 1 to 4 and Reference Examples 5 to 9 having different sound insulation layer thicknesses were compared, there was no significant difference in sound insulation performance in each frequency band. Therefore, if the
本発明による効果を確認するべく、上述の床材10と同様の構成の床材を用意し、衝撃音低減性能(ΔL等級)を測定した。本測定対象の床材の具体的な構成は以下のようにした。床材の総厚さは、17.46mmとし、巾は145mmとし、長さは909mmとした。化粧層1としては、厚さが0.16mmの樹脂シートを用いた。基材層2としては、厚さが5.4mmの5プライ合板(1層目:0.7mm、2層目:1.4mm、3層目:1.2mm、4層目:1.4mm、5層目:0.7mm)を用いた。化粧層1と基材層2との間には、厚さが0.4mmのMDFシートを設けた。遮音層3としては、厚さが2.5mmで発泡倍率が39倍のポリウレタンを用いた。衝撃吸収層4としては、厚さが9mmで発泡倍率が10倍のポリエチレンを用いた。基材層2の表面(単板2aの表面)から裏溝6aの上端までの距離d1は1.4mmに設定し、隣り合う裏溝6aの間隔d2は10mmに設定し、裏溝6aの巾W1は1.5mmに設定した。隣り合う裏溝6bの間隔は10mmに設定し、裏溝6bの巾は1.5mmとした。評価結果を表3に示す。なお、表3における「基準(dB)」は、ΔLL(I)−4等級の基準(衝撃音低減量)を示す。
In order to confirm the effect of the present invention, a flooring material having the same configuration as the above-described
表3に示すように、本実施例の床材は、ΔLL(I)−4等級の基準を満たすことができ、十分な遮音性能を有していた。また、衝撃吸収層4を有しない上記参考例5〜9の床材(遮音層厚さ:2.5mm)と比較しても、遮音性能に大きな差は無かった。さらに、本実施例の床材についてJIS A6519に基づいて衝撃時のG値を測定した結果、55Gであり、本実施例の床材は十分な衝撃吸収性能を有していた。これらのことから、床材が本発明に規定される条件を満たすことによって、衝撃吸収層4を設けることによる遮音性能の低下、あるいは遮音層3を設けることによる衝撃吸収性能の低下を十分に防止できることが分かった。すなわち、本発明に規定される条件を満たした床材によれば、遮音性能および衝撃吸収性能の両立が可能になることが分かった。
As shown in Table 3, the flooring material of this example was able to satisfy the standard of ΔLL (I) -4 grade and had sufficient sound insulation performance. Further, even when compared with the flooring materials (sound insulation layer thickness: 2.5 mm) of Reference Examples 5 to 9 having no
本発明の床材は、十分な衝撃吸収性能および遮音性能を有する。したがって、マンション等の集合住宅において好適に用いることができる。 The flooring of the present invention has sufficient impact absorption performance and sound insulation performance. Therefore, it can be suitably used in an apartment house such as an apartment.
1 化粧層
2 基材層
2a〜2e 単板
3 遮音層
4 衝撃吸収層
5a 雄実
5b 雌実
6a,6b 裏溝
10 本発明に係る床材
DESCRIPTION OF
Claims (6)
複数の単板を積層した合板からなりかつ前記化粧層の裏面側に設けられる厚さ4〜12mmの基材層と、
前記基材層の裏面側に設けられる厚さ2〜6mmの遮音層と、
前記基材層の裏面側に設けられる厚さ2〜10mmの衝撃吸収層とを含み、
前記基材層は、その裏面側に、当該床材の短手方向に平行な複数の裏溝を有し、
前記裏溝の上端が前記複数の単板のうち上から2層目の単板に設けられ、
前記遮音層が合成樹脂発泡体および不織布のうちの少なくとも一つからなり、
前記衝撃吸収層が合成樹脂発泡体、不織布およびゴム系発泡体のうちの少なくとも一つからなることを特徴とする床材。 A makeup layer,
A base material layer having a thickness of 4 to 12 mm, which is formed of a plywood obtained by laminating a plurality of single plates and provided on the back side of the decorative layer;
A sound insulating layer having a thickness of 2 to 6 mm provided on the back side of the base material layer;
Including a shock absorbing layer having a thickness of 2 to 10 mm provided on the back side of the base material layer,
The base material layer has a plurality of back grooves parallel to the short direction of the flooring on the back surface side thereof,
An upper end of the back groove is provided on the single plate of the second layer from above among the plurality of single plates,
The sound insulation layer is made of at least one of a synthetic resin foam and a nonwoven fabric,
The flooring material, wherein the shock absorbing layer is made of at least one of a synthetic resin foam, a nonwoven fabric, and a rubber foam.
前記衝撃吸収層が、発泡倍率が5〜24倍である合成樹脂発泡体および/またはゴム系発泡体からなることを特徴とする請求項1または2に記載の床材。 The sound insulation layer is made of a synthetic resin foam having an expansion ratio of 25 to 60 times,
The flooring according to claim 1 or 2, wherein the shock absorbing layer is made of a synthetic resin foam and / or a rubber foam having an expansion ratio of 5 to 24 times.
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