JP2015003767A - Method for forming sealing band and apparatus for forming sealing band - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、封帯で閉じた包装用容器、封帯形成方法、及び封帯形成装置に関し、特に、本体と蓋体とからなり封帯で閉じた包装用容器、包装用容器を密閉するための封帯を形成する方法、及び装置に関するものである。 The present invention relates to a packaging container closed with a bandage, a method for forming a bandage, and a device for forming a bandage, and in particular, for sealing a packaging container closed with a bandage, which includes a main body and a lid, and the packaging container. The present invention relates to a method and an apparatus for forming an envelope.
近年、お弁当や総菜等の食品を、プラスチックシートで形成した本体と蓋体とからなる包装用容器に詰めて販売することが盛んに行われている。そして、この包装用容器への異物混入を防止したり、あるいはこの包装用容器から液汁が零れ出ないようにするために、全体を「ラップ」(特許文献1)や「シュリンクフィルム」(特許文献2)等で包み込むことがなされている。 2. Description of the Related Art In recent years, foods such as lunch boxes and prepared dishes have been actively sold by being packed in packaging containers made up of a main body and a lid formed of a plastic sheet. Then, in order to prevent foreign matter from mixing into the packaging container or to prevent liquid juice from spilling out from the packaging container, the whole is “wrapped” (patent document 1) or “shrink film” (patent document). 2) etc.
しかしながら、特許文献1及び2の技術のように、包装用容器全体をラップ等で包み込むと、「密閉性」は十分となるものの、ラップ等を大量に使用することになるから、単に内容物を包装するだけであるのに全体のコストを高くするし、ラップ等からの力によって包装用容器に変形を来たし易くなる。 However, as in the techniques of Patent Documents 1 and 2, if the entire packaging container is wrapped with wraps or the like, “sealing” will be sufficient, but a large amount of wraps will be used. Although only the packaging is performed, the overall cost is increased, and the packaging container is easily deformed by a force from a wrap or the like.
また、容器の開封を行う場合には、包装用容器全体を包み込んでいるラップ等を完全に剥がさなければならない。これらのラップ等は、包装用容器内の中身がよく見えるようにするために透明材料によって形成してあることが殆どであるから、剥がすための「糸口」を探すことが非常に困難で、しかも包み込んでいるラップ等の量が多いこともあって、容器の開封作業は非常に面倒になっている。 In addition, when opening the container, the wrap or the like enclosing the entire packaging container must be completely removed. Most of these wraps are made of a transparent material so that the contents inside the packaging container can be seen well, so it is very difficult to find a “clue” for peeling. Since the amount of wrapped wraps is large, the opening operation of the container is very troublesome.
特に、特許文献2の「食品容器の包装方法」では、「熱収縮性プラスチックフィルム14a,14bを包装用フィルムとし、その内側となる面に、箸、フォーク、スプーン等を収納し得るフィルムポケット14cを形成してこれに箸11を収納したうえ、該フィルムを米飯・惣菜等が詰められた食品容器10の側壁面に巻き回して容器を囲包するチューブを形成し、ついで該チューブに熱収縮処理を施して熱収縮力を締付力として容器に抱着させる」ものであるから、「接着剤等で容器側面に箸を取付ける方法と異なって、箸付け包装の自動化が容易で、包装効率が向上し、また容器形態のデザインの自由度が高められる」ものと考えられる。
In particular, in the “food container packaging method” of Patent Document 2, “the heat shrinkable
しかしながら、この特許文献2で提案されている技術では、上述したように、また、図19の(a)及び(b)にも示すように、一般的なフィルムより高価な「熱収縮性プラスチックフィルム」を大量に使用して行うものであり、単に密閉だけを行って使用後は捨てられるだけのものとするには、非常にコストが掛かるだけでなく、開封時の剥がし作業も面倒になっているのである。 However, in the technique proposed in Patent Document 2, as described above and as shown in FIGS. 19A and 19B, the “heat-shrinkable plastic film” is more expensive than a general film. ”Is performed in large quantities, and it is not only very expensive to simply seal and dispose of it after use, but it also complicates the peeling work at the time of opening. It is.
要するに、この種の本体とこれに嵌合される蓋体とからなる包装用容器において、その本体内に内容物を詰めた後の密閉性を確保するための手段としての、「ラップ」や「シュリンクフィルム」を掛ける場合には、次の点を十分考慮し、改良しなければならない。
・コストが掛からないようにすること
・剥がし、または除去が容易に行えるものとすること
・「ラップ」や「シュリンクフィルム」を掛ける場合に、本体や蓋体が変形しないようにすること
In short, in a packaging container composed of this type of main body and a lid fitted to the main body, as a means for ensuring hermeticity after the contents are packed in the main body, "wrap" or " When applying "shrink film", the following points must be fully considered and improved.
・ Do not incur costs ・ Make it easy to peel off or remove ・ Do not deform the main body or lid when wrapping or wrapping shrink film
そこで、本発明者等は、上記の点を改良するにはどうしたらよいか、について種々検討を重ねてきた結果、本体と、これに嵌合される蓋体とからなる包装用容器においては、本体と蓋体との境界部分さえ密閉すれば、当該包装用容器の密閉性が確保できるし、境界部分は容器の他の部分に比較して剛性が高くなっていることに気付き、本発明を完成したのである。 Therefore, the present inventors have conducted various studies on how to improve the above points, and as a result, in a packaging container comprising a main body and a lid fitted to the main body, If only the boundary part between the main body and the lid is sealed, the sealing property of the packaging container can be ensured, and the boundary part is noticed that the rigidity is higher than the other parts of the container. It was completed.
すなわち、本発明の目的とするところは、低コストで本体と蓋体の密閉性が確保できて、本体や蓋体を変形させることもなく、しかも、容器の開封作業も簡単に行い得るようにすることのできる、封帯で閉じた包装用容器、封帯形成方法、及び封帯形成装置を提供することにある。 In other words, the object of the present invention is to ensure that the main body and the lid can be sealed at low cost, without deforming the main body and the lid, and to easily open the container. An object of the present invention is to provide a packaging container closed with a bandage, a method for forming a bandage, and a bandage forming apparatus.
以上の課題を解決するために、まず、本発明の採った手段は、後述する最良形態の説明中で使用する符号を付して説明すると、
「本体210とこれに嵌合される蓋体220とからなる包装用容器200において、
内容物を収納した後の本体210とこれに嵌合した蓋体220の側面についてのみ、これらの境界部分230を中心に熱収縮させた封帯60によって封をしたことを特徴とする包装用容器200」
である。
In order to solve the above problems, first, the means taken by the present invention will be described with reference numerals used in the description of the best mode to be described later.
“In the
A packaging container characterized in that only the side surface of the
It is.
すなわち、この本発明に係る包装用容器200は、図1の(b)に示すように、包装用容器200を構成している本体210と蓋体220との境界部分230を中心に熱収縮させた封帯60によって、内容物を収納した後の本体210とこれに嵌合した蓋体220の側面についてのみ封をしたものであって、この封帯60によって密閉性が高くなっているのである。また、この封帯60は、長さはともかく、その幅については、せいぜい当該包装用容器200の側面の高さ以下であり、図19の(a)に示すような大幅なものではない。
That is, the
この封帯60は、図1の(a)にも示すように、本体210とこれに嵌合した蓋体220の側面の、境界部分230を中心に熱収縮性フィルム64を巻回して形成した仮封帯60aを熱収縮させたものであるが、この仮封帯60aの段階であっても、当該仮封帯60aの幅は、包装用容器200の側面の高さ以下であり、図19の(a)に示すような大幅なものではない。
As shown in FIG. 1A, the enveloping band 60 is formed by winding a heat-
このため、当該包装用容器200の密閉のために使用する熱収縮性フィルム64は、図19の(a)で使用されている従来のものに比較して、その幅について1/3以下に抑えることができる可能性が高くなり、包装用容器200の密閉を低コストで行えることになる。
For this reason, the heat-
また、封帯60は、剛性が高くなっている境界部分230を中心に存在させてあるから、この封帯60が仮封帯60aを熱収縮させて形成したとしても、本体210や蓋体220が変形することはない。何故なら、この封帯60は、その前段階の仮封帯60aの状態であっても、本体210とこれに嵌合した蓋体220の側面についてのみ形成されるものであるから、本体210の底面や蓋体220の上面(天板面)に掛かることがなく、本体210や蓋体220を変形させてしまう力の源にはならないからである。
Further, since the sealing band 60 is present around the
さらに、この封帯60は、剛性が高くなっている境界部分230を中心に存在させてあるから、この封帯60の切り離し及び除去も簡単に行え、結果的に、当該包装用容器200の開放を簡単に行えるものとなっている。何故なら、この封帯60は、その上縁または下縁が境界部分230を中心に存在するのであるから、これを破るか切るべき箇所が明確に視認できるし、境界部分230は、図1の(a)及び図19の(a)にも示すように、外方に突出するものであるから、熱収縮している筈の封帯60の上縁または下縁は、完全には包装用容器200の側面に密着しておらず少し離れているからである。
Further, since the sealing band 60 is present around the
従って、この本発明に係る封帯60を設けた包装用容器200は、低コストで本体210と蓋体220の密閉性が確保でき、本体210や蓋体220を変形させることもなく、しかも、包装用容器200の開封作業も簡単に行い得るものとなっている。
Therefore, the
また、上記課題を解決するために、請求項1に係る発明の採った手段は、
「内容物を収納した後の本体210に蓋体220を嵌合した包装用容器200を搬送ベルト10により加熱装置50に向けて搬送して、本体210と蓋体220との境界部分230を中心に封帯60による封をする方法であって、
搬送ベルト10の左右両側に配置したフィルム案内装置20によって封帯60となるべき熱収縮フィルム64・64を順次繰り出せるようにするとともに、熱収縮フィルム64・64の先端部を第2溶着部62によって接続しておいて、
包装用容器200を搬送ベルト10によって熱収縮フィルム64を超えたところまで搬送したとき搬送ベルト10を停止させるとともに、この搬送ベルト10の上方に配置した容器押さえ装置30を降下させて、包装用容器200を搬送ベルト10上に押し付けて固定し、
搬送ベルト10の左右両側であって熱収縮フィルム64より上流側に配置した溶着及び切断装置40・40を、包装用容器200の左右両側面に近接させて下流側へ移動させた後、左右両側の溶着及び切断装置40・40を互いに進退させることによって、両熱収縮フィルム64・64による境界部分230の全側面の包み込み、両熱収縮フィルム64・64に対する第1及び第2溶着部61・62の形成、及びこれらの間の切断部63の形成を行って、当該包装用容器200の境界部分230を中心に包み込んだ仮封帯60aを形成し、
次いで、容器押さえ装置30を上昇させて包装用容器200の固定を解除させた後、搬送ベルト10を再駆動させて包装用容器200を加熱装置50内に搬送し、この加熱装置50によって仮封帯60aを熱収縮させて、当該包装用容器200の境界部分230を中心とした密閉を行う封帯60を形成するようにしたこと
を特徴とする包装用容器の封帯形成方法」
である。
In order to solve the above-mentioned problem, the means taken by the invention according to claim 1 is:
“The
The heat-
When the
The welding and
Next, the
It is.
すなわち、この請求項1に係る封帯形成方法は、内容物を収納した後の本体210に蓋体220を嵌合した包装用容器200を、搬送ベルト10によって、始点から加熱装置50に向けて搬送、及び停止を繰り返しながら搬送する間に、当該包装用容器200の側面についてのみ、境界部分230を中心とする、熱収縮性フィルム64からなる仮封帯60aを形成し、この仮封帯60aを加熱装置50における加熱工程で加熱することにより熱収縮させて封帯60とするものである。
That is, in the sealing band forming method according to claim 1, the
この封帯60は、上記本発明に係る包装用容器200の場合と同様に、図1の(b)に示すように、包装用容器200を構成している本体210と蓋体220との境界部分230を中心に熱収縮させられるものであり、内容物を収納した後の本体210とこれに嵌合した蓋体220の側面についてのみ封を行うものであって、この封帯60によって当該包装用容器200の密閉性を高くする。また、この封帯60は、長さはともかく、その幅については、せいぜい当該包装用容器200の側面の高さ以下であり、図19の(a)に示すような大幅なものではないことは、上記本発明に係る包装用容器200と同様である。
As in the case of the
また、この封帯60は、図1の(a)にも示すように、本体210とこれに嵌合した蓋体220の側面の、境界部分230を中心に熱収縮性フィルム64を巻回して形成した仮封帯60aを熱収縮させて形成するものであるが、この仮封帯60aの段階であっても、当該仮封帯60aの幅は、包装用容器200の側面の高さ以下であり、図19の(a)に示すような大幅なものではない。
Further, as shown in FIG. 1A, the envelope 60 is formed by winding a heat-
このため、この請求項1の封帯形成方法において使用する熱収縮性フィルム64は、図19の(a)で使用されている従来のものに比較して、その幅について1/3以下に抑えることができる可能性が高くなり、包装用容器200の密閉を低コストで行えることになる。
For this reason, the heat-
この封帯形成方法においては、まず、搬送ベルト10を駆動させて、その上の包装用容器200を、図2に示すように、第2溶着部62において互いに接続された熱収縮フィルム64・64の下流側へ搬送させる。このとき、左右の熱収縮フィルム64・64は、第2溶着部62において互いに接続された状態かつ、搬送ベルト10に直交した状態で、搬送ベルト10の上方に横たわっている。
In this enveloping method, first, the
つまり、フィルム案内装置20は、熱収縮性フィルム64の下方を包装用容器200が通過するまで熱収縮性フィルム64を持ち上げているものであり、次に述べるように、包装用容器200が通過してから、両熱収縮性フィルム64を連結している第2溶着部62が包装用容器200の、特に境界部分230の後面に位置するように、両熱収縮性フィルム64を下ろすものである。このフィルム案内装置20の上下作動は、機枠に設けてある図示しないリミットスイッチなどによってなされるものであり、搬送ベルト10によって搬入されてくる包装用容器200を検知することによりなされる。
In other words, the
搬送ベルト10によって包装用容器200が所定位置まで搬送されると、搬送ベルト10が停止され、両熱収縮性フィルム64がフィルム案内装置20によって所定位置まで下ろされるのであるが、この位置は、上述したリミットスイッチなどによって決められるものである。両熱収縮性フィルム64が下ろされると、図2にも示すように、両熱収縮性フィルム64を連結している第2溶着部62が、包装用容器200の、特に境界部分230の後面側(上流側)に位置することになる。そして、このとき、容器押さえ装置30が降下されて、その直下の包装用容器200が搬送ベルト10上に固定される。この際、各溶着及び切断装置40は、図2に示すように、搬送ベルト10の左右両側であって熱収縮フィルム64より上流側に配置されている。
When the
熱収縮フィルム64より上流側に配置されている溶着及び切断装置40・40は、図3に示すように、まず包装用容器200の左右両側面に近接され、その後、図3中の矢印にて示すように、下流側へ移動される。これらの溶着及び切断装置40・40は、包装用容器200の前端面に位置すると互いに当接するように前進し、図4に示すように、両熱収縮フィルム64・64による境界部分230の全側面の包み込みがなされるのである。
As shown in FIG. 3, the welding and cutting
そして、これらの溶着及び切断装置40が当接されたとき、または当接されてから離間されるまでの間に、例えば図13で説明するのとは逆の、包装用容器200の前端面で、両熱収縮フィルム64・64に対する第1及び第2溶着部61・62の形成、及びこれらの間の切断部63の形成が行われる。その後、各溶着及び切断装置40が互いに後退することによって、図5に示すように、当該包装用容器200の境界部分230を中心に包み込んだ仮封帯60aの形成が完了するのである。
Then, when these welding and cutting
以上の結果、図5にも示すように、包装用容器200の側面部の全周囲に、境界部分230を中心とした仮封帯60aが形成されるのである。この仮封帯60aは、多少のズラシを許容する状態で、包装用容器200の側面部の全周囲を包み込んでいる。
As a result of the above, as shown in FIG. 5, the
次いで、降下させてあった容器押え装置30を上動させるとともに、停止させていた搬送ベルト10を再び駆動させることにより、包装用容器200を加熱装置50内に搬送するのである。この加熱装置50は、熱収縮性フィルム64に熱風等によって熱を加えるようにしたものであり、この加熱装置50によって仮封帯60aを熱収縮させれば、図1の(b)に示すような、包装用容器200の境界部分230を中心とした密閉を行った封帯60が形成されるのである。
Next, the
さらに、この封帯60は、剛性が高くなっている境界部分230を中心に存在させてあるから、この封帯60の切り離し及び除去も簡単に行え、結果的に、当該包装用容器200の開放を簡単に行えることは、上述した本発明に係る包装用容器200と同様である。何故なら、この封帯60は、その上縁または下縁が境界部分230を中心に存在するのであるから、これを破るか切るべき箇所が明確に視認できるし、境界部分230は、図1の(a)及び図19の(a)にも示すように、外方に突出するものであるから、熱収縮している筈の封帯60の上縁または下縁は、完全には包装用容器200の側面に密着しておらず少し離れているからである。
Further, since the sealing band 60 is present around the
従って、この請求項1に係る封帯60の形成方法は、これを設けた包装用容器200の本体210と蓋体220の密閉性を、低コストで確保できるのであり、本体210や蓋体220を変形させることもなく、しかも、包装用容器200の開封作業も簡単に行い得るものとなっている。
Therefore, in the method for forming the envelope 60 according to the first aspect, the sealing property between the
上記課題を解決するために、請求項2に係る発明の採った手段は、同様に、
「内容物を収納した後の本体210に蓋体220を嵌合した包装用容器200を搬送ベルト10により加熱装置50に向けて搬送して、本体210と蓋体220との境界部分230を中心に封帯60による封をする方法であって、
搬送ベルト10の左右両側に配置したフィルム案内装置20によって封帯60となるべき熱収縮フィルム64・64を順次繰り出せるようにするとともに、熱収縮フィルム64・64の先端部を第2溶着部62によって接続しておいて、
搬送ベルト10により搬送されてきた装用容器200が熱収縮フィルム64・64の手前に位置したとき、上方に配置した容器押さえ装置30を降下させて、包装用容器200を搬送ベルト10上に押し付けて固定し、そのまま搬送ベルト10を駆動させて包装用容器200の前面にて、第2溶着部62によって互いに接続された左右両側の熱収縮フィルム64・64によって境界部分230の前側面及び左右両側面の包み込みを行い、
次いで、搬送ベルト10を停止させてその上に固定されている包装用容器200について、その上流側に配置された左右両側の溶着及び切断装置40・40を互いに進退させることによって、両熱収縮フィルム64・64による境界部分230の後側面の包み込み、両熱収縮フィルム64・64に対する第1及び第2溶着部61・62の形成、及びこれらの間の切断部63の形成を行って、境界部分230の全側面を包み込んだ仮封帯60aを形成し、
さらに、容器押さえ装置30を上昇させて包装用容器200の固定を解除させた後、搬送ベルト10を再駆動させて包装用容器200を加熱装置50内に搬送し、この加熱装置50によって仮封帯60aを熱収縮させて、当該包装用容器200の境界部分230を中心とした密閉を行う封帯60を形成するようにしたこと
を特徴とする包装用容器の封帯形成方法」
である。
In order to solve the above-mentioned problem, the means taken by the invention according to claim 2 is similarly:
“The
The heat-
When the wearing
Next, with respect to the
Further, after the
It is.
すなわち、この請求項2に係る封帯形成方法は、内容物を収納した後の本体210に蓋体220を嵌合した包装用容器200を、搬送ベルト10により加熱装置50に向けて搬送して、本体210と蓋体220との境界部分230を中心に封帯60による封をする方法であって、搬送ベルト10によって、始点から加熱装置50まで搬送する間に、当該包装用容器200の側面についてのみ、境界部分230を中心として、熱収縮性フィルム64からなる仮封帯60aを形成し、この蓋体220を加熱装置50における加熱工程で加熱することにより熱収縮させて封帯60を形成するものである。
That is, in the sealing band forming method according to claim 2, the
この封帯60は、上記本発明に係る包装用容器200の場合と同様に、図1の(b)に示すように、包装用容器200を構成している本体210と蓋体220との境界部分230を中心に熱収縮させられるものであり、内容物を収納した後の本体210とこれに嵌合した蓋体220の側面についてのみ封を行うものであって、この封帯60によって密閉性が高くなっている。また、この封帯60は、長さはともかく、その幅については、せいぜい当該包装用容器200の側面の高さ以下であり、仮封帯60aの段階であっても、図19の(a)に示すような大幅なものではない。
As in the case of the
この封帯形成方法においては、まず、図6〜図9に示すように、搬送ベルト10を駆動させて、その上の包装用容器200を下流側へ搬送させる。このとき、左右の熱収縮フィルム64・64は、上述した請求項1の方法の場合とは異なって、第2溶着部62において互いに接続された状態かつ、搬送ベルト10に直交した状態で横たわっているから、包装用容器200がゴールテープを押すように送り込まれることになり、これらの熱収縮性フィルム64は、包装用容器200の前側面及び左右両側面における境界部分230を中心とした包み込みを行うのである。
In this enveloping method, first, as shown in FIGS. 6-9, the
次いで、搬送ベルト10を停止させるのであるが、この停止位置は、機枠に設けてある図示しないリミットスイッチなどによって決められるものであり、容器押さえ装置30の直下に包装用容器200が来た時点で停止される。そこで、この容器押さえ装置30を作動させて、包装用容器200の搬送ベルト10上への固定を行うのである。
Next, the
そこで、搬送ベルト10上に固定された包装用容器200については、図9〜図13に示すように、その下流側(包装用容器200の後側)に配置された左右の溶着及び切断装置40・40を互いに進退させるのである。これらの溶着及び切断装置40・40が互いに前進すれば、図9中の実線にて示すように、両熱収縮フィルム64・64が搬送ベルト10の中心部に寄せられるのであり、かつ、図11に示すように、両熱収縮フィルム64・64による包装用容器200の後側面の包み込みがなされる。また、これらの溶着及び切断装置40・40がその前面にて当接すれば、図13に示すように、これらの熱収縮フィルム64・64に対する第1及び第2溶着部61・62の形成と、これらの間の切断部63の形成が行われるのである。
Therefore, for the
以上の結果、図12にも示すように、包装用容器200の側面部の全周囲に、境界部分230を中心とした仮封帯60aが形成されるのである。この仮封帯60aは、多少のズラシを許容する状態で、包装用容器200の側面部の全周囲を包み込んでいる。
As a result of the above, as shown in FIG. 12, the
さらに、停止させていた搬送ベルト10を再び駆動させることにより、包装用容器200を加熱装置50内に搬送するのである。この加熱装置50は、熱収縮性フィルム64に熱風等によって熱を加えるようにしたものであり、この加熱装置50によって仮封帯60aを熱収縮させれば、図1の(b)に示すような、包装用容器200の境界部分230を中心とした密閉を行った封帯60が形成されるのである。
Furthermore, the
この請求項2の封帯形成方法では、密閉のための軟質フィルムや熱収縮フィルムの使用量を少なくすることができて、包装用容器200の密閉を低コストで行えるのであり、形成した封帯60は、剛性が高くなっている境界部分230を中心に存在しているから、この封帯60及び仮封帯60aの形成によっては、本体210や蓋体220が変形することがないことは、上述した請求項1のそれの場合と同様である。
In the method for forming a seal band according to claim 2, the amount of a soft film or heat shrinkable film for sealing can be reduced, and the
さらに、この請求項2の封帯形成方法では、容器押さえ装置30により包装用容器200を搬送ベルト10上に固定させて、包装用容器200の周囲を熱収縮性フィルム64にて包み込みながら仮封帯60aの形成を行っているので、本体210や蓋体220に大きな負荷が掛からず、これらの本体210や蓋体220を変形させることはないのである。
Further, in the sealing band forming method according to the second aspect, the
勿論、以上の方法によって形成した封帯60は、上記本発明の包装用容器200における封帯60と同様に、切り離し及び除去が簡単に行え、結果的に、当該包装用容器200の開放を簡単に行えるようにする封帯60を形成することができる。
Of course, the sealing band 60 formed by the above method can be easily separated and removed as in the case of the sealing band 60 in the
従って、この請求項2に係る封帯形成方法は、低コストで本体210と蓋体220の密閉性を確保する封帯60が確実に形成でき、本体210や蓋体220を変形させることもなく、しかも、包装用容器200の開封作業も簡単に行い得る封帯60を形成できるのである。
Therefore, the sealing band forming method according to claim 2 can reliably form the sealing band 60 that ensures the sealing between the
上記課題を解決するために、請求項3に係る発明の採った手段は、上記請求項1または請求項2に記載の包装用容器の封帯形成方法について、
「搬送ベルト10上に固定された包装用容器200について、その下流側に配置された左右の溶着及び切断装置40・40を互いに進退させる前に、各フィルム案内装置20のガイドローラ21を互いに進行させることにより、両熱収縮フィルム64・64の搬送ベルト10の中心部への寄せを行って、これら両熱収縮フィルム64・64による包装用容器200の後側面での前記包み込みを補助するようにしたこと」
である。
In order to solve the above-mentioned problem, the means taken by the invention according to claim 3 relates to the method for forming a sealing band of a packaging container according to claim 1 or 2,
“With respect to the
It is.
この請求項3に係る封帯形成方法では、搬送ベルト10上に固定された包装用容器200について、その下流側に配置された左右の溶着及び切断装置40・40を互いに進退させる前に、各フィルム案内装置20のガイドローラ21を互いに進行させることにより、これら各ガイドローラ21によって両熱収縮フィルム64・64の搬送ベルト10の中心部への寄せが行われるのである。
In the sealing band forming method according to the third aspect, before the left and right welding and cutting
換言すれば、この請求項3の封帯形成方法では、左右の溶着及び切断装置40・40が互いに進退する前に、両熱収縮性フィルム64のベルト10の中心部への寄せが行われるのであるから、その後に進行してくる各熱収縮性フィルム64による両熱収縮性フィルム64の合わせは、不要な張力が掛けられることなく行われ、かつ、図9中の仮想線にて示すように、両熱収縮フィルム64・64による包装用容器200の後側面の包み込みが無理なくなされることになる。
In other words, in the sealing band forming method according to the third aspect, the heat-
勿論、これら両熱収縮性フィルム64のベルト10の中心部への寄せが行われた後に、各溶着及び切断装置40・40がその前面にて当接すれば、図13に示すように、これらの熱収縮フィルム64・64に対する第1及び第2溶着部61・62の形成と、これらの間の切断部63の形成が行われることは、請求項1または請求項2の封帯形成方法の場合と同様である。
Of course, after the heat-
従って、この請求項3の封帯形成方法では、上記請求項1または請求項2と同様な作用を発揮する他、各ガイドローラ21によって熱収縮性フィルム64に無理な張力を発生させないで、仮封帯60aの形成が行えるのである。
Therefore, in the sealing band forming method according to the third aspect, in addition to exhibiting the same effect as the first aspect or the second aspect, each
上記課題を解決するために、請求項4に係る発明の採った手段は、上記請求項1〜請求項3のいずれかに記載の包装用容器の封帯形成方法について、
「仮封帯60aの加熱装置50内での熱収縮を、
搬送ベルト10によって搬送される包装用容器200の左右両側面の上下に熱風を吹き付けて、包装用容器200に対する仮封帯60aの位置決め付着のために、仮封帯60aを不完全収縮させる前段収縮と、
この前段収縮時より遅い速度で包装用容器200を搬送しながら、包装用容器200の左右両側及び上方から、前段収縮時よりも大きい風量で熱風を吹き付けて、仮封帯60aの完全収縮を行う後段収縮とに分けたこと」
を特徴とするものである。
In order to solve the above-mentioned problem, the means taken by the invention according to claim 4 relates to the method for forming a sealing band of a packaging container according to any one of claims 1 to 3,
“The thermal shrinkage of the
Preliminary shrinkage that incompletely shrinks the
While transporting the
It is characterized by.
この請求項4の封帯形成方法では、加熱装置50での加熱による熱収縮を、不完全収縮させる前段過程と、完全収縮させる後段過程との2種類に分けたものであり、前段収縮では、仮封帯60aの包装用容器200に対する不完全収縮による位置調整を主として行い、後段収縮では、仮封帯60aの完全収縮を行って、包装用容器200の境界部分230に密着した封帯60を形成するようにしたものである。
In this method of forming the bandage according to claim 4, the heat shrinkage due to heating in the
換言すれば、まず、不完全収縮させる前段収縮では、搬送ベルト10によって搬送される包装用容器200の両側面の上下に熱風を吹き付けて、包装用容器200の境界部分230を「緩い」状態で包み込んでいた仮封帯60aを少し収縮させる(不完全収縮)ことにより、その緩みを無くすのである。この緩みが無くなった仮封帯60aは、包装用容器200の境界部分230に対して位置ズレしないようになるから、結果的にこの仮封帯60aは、完全な収縮がなされる前の不完全な収縮動作によって包装用容器200に対する位置決めが行われるのである。
In other words, in the first stage shrinkage that is incompletely shrunk, hot air is blown up and down on both side surfaces of the
その後の後段収縮では、以上の前段収縮時より遅い速度で包装用容器200を搬送しながら、包装用容器200の左右両側及び上方から、前段収縮時よりも大きい風量で熱風を吹き付けるのであり、これによって仮封帯60aの完全収縮が行われる。
In the subsequent post-shrinkage, hot air is blown from the left and right sides and the upper side of the
従って、この請求項4の封帯形成方法では、上記請求項1〜請求項3のいずれかに係るそれと同様な作用を発揮する他、仮封帯60aを、境界部分230を中心に均等に収縮させながら巻き付け得るのであり、この仮封帯60aから封帯60を形成する場合に、本体210や蓋体220を変形させることはない。
Therefore, in the sealing band forming method according to the fourth aspect, the same effect as that of any of the first to third aspects is exhibited, and the
そして、上記課題を解決するために、請求項5に係る発明の採った手段は、
「本体210と蓋体220とからなる包装用容器200の側面についてのみ、本体210と蓋体220との境界部分230に、熱収縮性フィルム64からなる封帯60を形成する封帯形成装置100であって、
機枠に水平状に支持されて、少なくとも始点から加熱装置50に向けて、包装用容器200を、搬送及び停止を繰り返しながら搬送する搬送ベルト10と、
この搬送ベルト10の左右両側に配置されて、各先端が第2溶着部62で接続された両熱収縮性フィルム64・64を、搬送ベルト10上にて搬送される包装用容器200の移動によって、この包装用容器200の少なくとも前側面及び左右両側面に繰り出すフィルム案内装置20と、
このフィルム案内装置20の前方に移動したとき停止された包装用容器200上に降下して、この包装用容器200を搬送ベルト10上に一時固定する容器押さえ装置30と、
この容器押さえ装置30によって固定された包装用容器200の下流側にて互いに対向して進退し、包装用容器200の後側面に熱収縮性フィルム64を送り出すとともに、互いの当接によって、両熱収縮性フィルム64の重なり部分に、第2溶着部62、第1溶着部61、及び切断部63を形成することにより仮封帯60aを構成してから、元位置に復帰する左右一対の溶着及び切断装置40と、
仮封帯60aを構成した包装用容器200が搬送ベルト10により搬送されてくることにより、内部にて仮封帯60aを熱収縮させて封帯60とする加熱装置50と
を備えたことを特徴とする封帯形成装置100」
である。
And in order to solve the said subject, the means which the invention which concerns on Claim 5 took are as follows.
“Only in the side surface of the
A
By moving the
A
The
The
It is.
この請求項5に係る封帯形成装置100は、図14〜図18にも示すように、本発明の封帯60によって封をした包装用容器200を形成するものであるとともに、請求項1または請求項2に係る封帯形成方法を具現化するものである。そして、この封帯形成装置100を構成する各部材については、上記本発明、及び請求項2〜請求項4に係る発明において使用した符号と同一符号を付して、説明もまた図示もしているため、その説明は省略する。
As shown in FIGS. 14 to 18, the
この封帯形成装置100によれば、密閉のための軟質フィルムや熱収縮フィルムの使用量を少なくすることができて、包装用容器200の密閉を低コストで行えるし、この封帯形成装置100で形成できる封帯60は、剛性が高くなっている境界部分230を中心に存在させることができるから、この封帯60、及び包装用容器200の前段階の仮封帯60aの形成持に、本体210や蓋体220を変形させることはない。
According to the sealing
勿論、この封帯形成装置100容器押さえ装置30によって形成した封帯60は、切り離し及び除去が簡単に行え、結果的に、当該包装用容器200の開放を簡単に行えるようにすることができる。
Of course, the sealing band 60 formed by the sealing
従って、この請求項5に係る封帯形成装置100は、請求項2〜5の封帯形成方法を具現化することができ、低コストで本体210と蓋体220の密閉性を確保する封帯60を製造することができ、この封帯60の形成時に本体210や蓋体220を変形させることもなく、しかも、この封帯60が簡単に破ることあるいは除去することができることから、この封帯60の開封作業を簡単に行うことのできる包装用容器200をも形成し得るのである。
Therefore, the device for forming a
また、請求項6に係る発明の採った手段は、上記請求項5に記載の包装用容器の封帯形成装置100について、
「フィルム案内装置20を、搬送ベルト10の中心に向けた進退と各熱収縮性フィルム64の案内を行うガイドローラ21を備えたものとして、これら各ガイドローラ21を、左右の溶着及び切断装置40・40が互いに進退する前に互いに進行するものとし、これら各ガイドローラ21により、両熱収縮フィルム64・64の搬送ベルト10の中心部への寄せと、これら両熱収縮フィルム64・64による包装用容器200の後側面での前記包み込みの補助とが行えるようにしたこと」
である。
Further, the means taken by the invention according to claim 6 is about the sealing
“Assuming that the
It is.
この請求項6に係る封帯形成装置100では、搬送ベルト10上に固定された包装用容器200について、その下流側に配置された左右の溶着及び切断装置40・40を互いに進退させる前に、各フィルム案内装置20のガイドローラ21が互いに進行することにより、まず、これら各ガイドローラ21によって両熱収縮フィルム64・64の搬送ベルト10の中心部への寄せが行われる。
In the sealing
換言すれば、この請求項6の封帯形成装置100では、左右の溶着及び切断装置40・40が互いに進退する前に、各ガイドローラ21が両熱収縮性フィルム64のベルト10の中心部への寄せを行うのであるから、その後に進行してくる各溶着及び切断装置40による両熱収縮性フィルム64の合わせは、不要な張力が掛けられることなく行われ、かつ、図9中の仮想線にて示すように、両熱収縮フィルム64・64による包装用容器200の後側面の包み込みが無理なくなされることになる。
In other words, in the sealing
勿論、これら両熱収縮性フィルム64のベルト10の中心部への寄せが行われた後に、各溶着及び切断装置40・40がその前面にて当接すれば、図13に示すように、これらの熱収縮フィルム64・64に対する第1及び第2溶着部61・62の形成と、これらの間の切断部63の形成が行われることは、請求項5の封帯形成装置100と同様である。
Of course, after the heat-
従って、この請求項6の封帯形成方法では、上記請求項5と同様な作用を発揮する他、各ガイドローラ21によって熱収縮性フィルム64に無理な張力を発生させないで、仮封帯60aを形成できるのである。
Therefore, in the sealing band forming method according to the sixth aspect, the
上記課題を解決するために、請求項7に係る発明の採った手段は、上記請求項5または請求項6に記載の封帯形成装置100について、
「両溶着及び切断装置40の各々を、前記機枠に対して移動可能に支持する移動台41と、この移動台41の下流側部分に設けられて、各熱収縮性フィルム64の案内を行う案内ローラ42と、搬送ベルト10の搬送方向の前後に空間を置いて並んで、各熱収縮性フィルム64の溶着を行う前後の溶着ヘッド43a及び43bとを備えたものとし、
一方の溶着及び切断装置40については、両溶着ヘッド43a及び43bが移動台41に対して進退可能とするとともに、これらの溶着ヘッド43a・43bの間に配置されて、移動台41に取り付けられて、先端が他方の溶着及び切断装置40の前記空間に向かう切断刃44とを備えたこと」
である。
In order to solve the above-mentioned problem, the means taken by the invention according to claim 7 is related to the
“A moving table 41 that supports each of the welding and cutting
With respect to one welding and cutting
It is.
この請求項7の封帯形成装置100は、これを構成している溶着及び切断装置40をより具体化したものであり、この溶着及び切断装置40は、図13または図18に示すように、前記機枠に対して移動可能に支持する移動台41と、この移動台41の下流側部分に設けられて、各熱収縮性フィルム64の案内を行う案内ローラ42と、搬送ベルト10の搬送方向の前後に空間を置いて並んで、各熱収縮性フィルム64の溶着を行う前後の溶着ヘッド43a及び43bとを備えたものである。
The sealing
これら各溶着及び切断装置40が備えている案内ローラ42は、図18の(b)に示すように、各溶着及び切断装置40の下流側部分にて露出した状態で移動台41に支持してあり、図18の(a)に示すように、その表面にて左右のフィルム案内装置20から引き出されて来る各熱収縮性フィルム64を支持し案内するものである。換言すれば、これら各案内ローラ42は、薄くて柔らかい各熱収縮性フィルム64を、後溶着ヘッド43b等の前進時にこれより先で突出した状態で案内するものであり、各熱収縮性フィルム64に皺や破れが生じないように案内支持するとともに、各熱収縮性フィルム64を介して本体210や蓋体220に偏荷重が掛からないようにするものである。
As shown in FIG. 18B, the
各溶着及び切断装置40の前進側端面には、図13にも示すように、先に前溶着ヘッド43aが、また後に後溶着ヘッド43bが、両者の間に所定空間を形成しながら取り付けてあり、これらの前溶着ヘッド43a及び後溶着ヘッド43bは、二枚重ねられて引き出されてきた熱収縮性フィルム64に、第1溶着部61及び第2溶着部62を形成するものである。そして、これら第1溶着部61及び第2溶着部62の間には、両溶着及び切断装置40が突き合わされたとき、切断刃44が突出することになり、これによって第1溶着部61及び第2溶着部62の間は、図13の(b)に示すように、切り離されるのである。
As shown in FIG. 13, the
従って、この請求項7に係る封帯形成装置100は、上記請求項5または請求項6のそれと同様な機能を発揮する他、仮封帯60aを形成するときに、各熱収縮性フィルム64・64に偏荷重が掛からないようにするのであり、当該封帯形成装置100によって形成された仮封帯60aは、境界部分230を中心に均等に収縮させながら巻き付けられるから、これから封帯60を形成する場合に、本体210や蓋体220が変形することはない。
Therefore, the sealing
そして、上記課題を解決するために、請求項8に係る発明の採った手段は、上記請求項5〜請求項7のいずれかに記載の封帯形成装置100について、
「仮封帯60aの加熱装置50内での熱収縮を、
搬送ベルト10によって搬送される包装用容器200の左右両側面の上下に熱風を吹き付けて、包装用容器200に対する仮封帯60aの位置決め付着のために、仮封帯60aを不完全収縮させる前段収縮と、
この前段収縮時より遅い速度で包装用容器200を搬送しながら、包装用容器200の左右両側及び上方から、前記前段収縮時よりも大きい風量で熱風を吹き付けて、仮封帯60aの完全収縮を行う後段収縮とに分けて行うようにしたこと」
である。
And in order to solve the said subject, the means which the invention which concerns on Claim 8 took about the sealing
“The thermal shrinkage of the
Preliminary shrinkage that incompletely shrinks the
While transporting the
It is.
この請求項8の封帯形成装置100は、例えば図14に示すように、加熱装置50での加熱による熱収縮を、不完全収縮させる前段過程と、完全収縮させる後段過程の2種類に分けて行えるようにしたものであり、前段収縮では、仮封帯60aの包装用容器200に対する位置調整を主として行い、後段収縮では、仮封帯60aの完全収縮を行って、包装用容器200の境界部分230に密着した封帯60を形成するものである。
As shown in FIG. 14, for example, the device for forming a
換言すれば、まず、前段収縮では、搬送ベルト10によって搬送される包装用容器200の両側面の上下に熱風を吹き付けることができるようにしてあり、包装用容器200の境界部分230を「緩い」状態で包み込んでいた仮封帯60aを少し収縮させることにより、その緩みを無くすようにするのである。この緩みが無くなった仮封帯60aは、包装用容器200の境界部分230に対して位置ズレしないようになるから、結果的にこの半収縮状態の仮封帯60aは包装用容器200に対する位置決めが行われるのである。
In other words, in the first stage contraction, hot air can be blown up and down on both side surfaces of the
その後の後段収縮では、以上の前段収縮時より遅い速度で包装用容器200を搬送しながら、包装用容器200の左右両側及び上方から、前段収縮時よりも大きい風量で熱風を吹き付けることができるようになっており、これによって仮封帯60aの完全収縮を行うのである。
In the subsequent post-shrinkage, hot air can be blown from the left and right sides and the upper side of the
従って、この請求項8の封帯形成装置100は、上記請求項5または4のそれと同様な作用を発揮する他、仮封帯60aを、境界部分230を中心に均等に収縮させながら巻き付け得るのであり、この仮封帯60aから封帯60を形成する場合に、本体210や蓋体220を変形させることはない。
Therefore, the sealing
以上、説明した通り、本発明に係る発明においては、
「本体210とこれに嵌合される蓋体220とからなる包装用容器200において、
内容物を収納した後の本体210とこれに嵌合した蓋体220の側面についてのみ、これらの境界部分230を中心に熱収縮させた封帯60によって封をしたこと」
にその特徴があり、これにより、低コストで本体210と蓋体220の密閉性が確保できて、本体210や蓋体220を変形させることもなく、しかも開封作業も簡単に行い得るようにすることのできる、封帯60で閉じた包装用容器200を提供することができるのである。
As described above, in the invention according to the present invention,
“In the
Only the side surfaces of the
Therefore, the sealing of the
また、請求項2〜請求項4に係る発明においては、
「内容物を収納した後の本体210に蓋体220を嵌合した包装用容器200を搬送ベルト10により加熱装置50に向けて搬送して、本体210と蓋体220との境界部分230を中心に封帯60による封をする方法であって、
搬送ベルト10の左右両側に配置したフィルム案内装置20によって封帯60となるべき熱収縮フィルム64・64を順次繰り出せるようにするとともに、熱収縮フィルム64・64の先端部を第2溶着部62によって接続しておいて、
包装用容器200を搬送ベルト10によって熱収縮フィルム64を超えたところまで搬送したとき搬送ベルト10を停止させるとともに、この搬送ベルト10の上方に配置した容器押さえ装置30を降下させて、包装用容器200を搬送ベルト10上に押し付けて固定し、
搬送ベルト10の左右両側であって熱収縮フィルム64より上流側に配置した溶着及び切断装置40・40を、包装用容器200の左右両側面に近接させて下流側へ移動させた後、左右両側の溶着及び切断装置40・40を互いに進退させることによって、両熱収縮フィルム64・64による境界部分230の全側面の包み込み、両熱収縮フィルム64・64に対する第1及び第2溶着部61・62の形成、及びこれらの間の切断部63の形成を行って、当該包装用容器200の境界部分230を中心に包み込んだ仮封帯60aを形成し、
次いで、容器押さえ装置30を上昇させて包装用容器200の固定を解除させた後、搬送ベルト10を再駆動させて包装用容器200を加熱装置50内に搬送し、この加熱装置50によって仮封帯60aを熱収縮させて、当該包装用容器200の境界部分230を中心とした密閉を行う封帯60を形成するようにしたこと」
もしくは、
「内容物を収納した後の本体210に蓋体220を嵌合した包装用容器200を搬送ベルト10により加熱装置50に向けて搬送して、本体210と蓋体220との境界部分230を中心に封帯60による封をする方法であって、
搬送ベルト10の左右両側に配置したフィルム案内装置20によって封帯60となるべき熱収縮フィルム64・64を順次繰り出せるようにするとともに、熱収縮フィルム64・64の先端部を第2溶着部62によって接続しておいて、
搬送ベルト10により搬送されてきた装用容器200が熱収縮フィルム64・64の手前に位置したとき、上方に配置した容器押さえ装置30を降下させて、包装用容器200を搬送ベルト10上に押し付けて固定し、そのまま搬送ベルト10を駆動させて包装用容器200の前面にて、第2溶着部62によって互いに接続された左右両側の熱収縮フィルム64・64によって境界部分230の前側面及び左右両側面の包み込みを行い、
次いで、搬送ベルト10を停止させてその上に固定されている包装用容器200について、その上流側に配置された左右両側の溶着及び切断装置40・40を互いに進退させることによって、両熱収縮フィルム64・64による境界部分230の後側面の包み込み、両熱収縮フィルム64・64に対する第1及び第2溶着部61・62の形成、及びこれらの間の切断部63の形成を行って、境界部分230の全側面を包み込んだ仮封帯60aを形成し、
さらに、容器押さえ装置30を上昇させて包装用容器200の固定を解除させた後、搬送ベルト10を再駆動させて包装用容器200を加熱装置50内に搬送し、この加熱装置50によって仮封帯60aを熱収縮させて、当該包装用容器200の境界部分230を中心とした密閉を行う封帯60を形成するようにしたこと」
にその主たる特徴があり、これにより、低コストで本体210と蓋体220の密閉性が確保できて、本体210や蓋体220を変形させることもなく、しかも、容器200の開封作業も簡単に行い得るようにすることのできる封帯形成方法を提供することができるのである。
In the inventions according to claims 2 to 4,
“The
The heat-
When the
The welding and cutting
Next, the
Or
“The
The heat-
When the wearing
Next, with respect to the
Further, after the
Therefore, the sealing of the
さらに、請求項5〜請求項8に係る発明においては、
「本体210と蓋体220とからなる包装用容器200の側面についてのみ、本体210と蓋体220との境界部分230に、熱収縮性フィルム64からなる封帯60を形成する封帯形成装置100であって、
機枠に水平状に支持されて、少なくとも始点から加熱装置50に向けて、包装用容器200を、搬送及び停止を繰り返しながら搬送する搬送ベルト10と、
この搬送ベルト10の左右両側に配置されて、各先端が第2溶着部62で接続された両熱収縮性フィルム64・64を、搬送ベルト10上にて搬送される包装用容器200の移動によって、この包装用容器200の少なくとも前側面及び左右両側面に繰り出すフィルム案内装置20と、
このフィルム案内装置20の前方に移動したとき停止された包装用容器200上に降下して、この包装用容器200を搬送ベルト10上に一時固定する容器押さえ装置30と、
この容器押さえ装置30によって固定された包装用容器200の下流側にて互いに対向して進退し、包装用容器200の後側面に熱収縮性フィルム64を送り出すとともに、互いの当接によって、両熱収縮性フィルム64の重なり部分に、第2溶着部62、第1溶着部61、及び切断部63を形成することにより仮封帯60aを構成してから、元位置に復帰する左右一対の溶着及び切断装置40と、
仮封帯60aを構成した包装用容器200が搬送ベルト10により搬送されてくることにより、内部にて仮封帯60aを熱収縮させて封帯60とする加熱装置50とを備えたこと」
にその構成上の主たる特徴があり、これにより、低コストで本体210と蓋体220の密閉性が確保できて、本体210や蓋体220を変形させることもなく、しかも、容器200の開封作業も簡単に行い得る封帯60を形成することのできる封帯形成装置100を提供することができるのである。
Furthermore, in the invention which concerns on Claims 5-8,
“Only in the side surface of the
A
By moving the
A
The
The
The main feature of the structure is that the sealing of the
次に、以上のように構成した各請求項に係る発明を、図面に示した最良の形態である封帯形成装置100及び包装用容器200について説明するが、封帯形成装置100は上記請求項1〜4の封帯形成方法を実質的に含むものであるため、この封帯形成装置100を説明することによって封帯形成方法については、直接的な説明は省略することとする。
Next, the invention according to each claim configured as described above will be described with respect to the sealing
図1には、本実施形態に係る包装用容器200が示してある。この包装用容器200は、図1の(b)に示したように、包装用容器200を構成している本体210と蓋体220との境界部分230を中心に熱収縮させた封帯60によって、内容物を収納した後の本体210とこれに嵌合した蓋体220の側面についてのみ封をしたものであって、この封帯60によって密閉性を高くしたものである。従って、この包装用容器200を構成する本体210と蓋体220との嵌合は、従来より行われている「外嵌合」や「内嵌合」であってもよいし、単に、本体210と蓋体220に形成してある「フランジ」を当接させるだけで嵌合できるのであってもよいことになる。
FIG. 1 shows a
また、この包装用容器200は、主として弁当や総菜等の、スーパーやコンビニエンスストアで販売されている商品を詰めるものであり、買い物をした人が、手で持ったり所謂「エコバッグ」に入れて持ち帰る程度の大きさのものであるから、その高さは、2〜10cm程度である。つまり、本体210に蓋体220を嵌合した包装用容器200の高さは、人の手で掴める程度であり、一方、これらの本体210及び蓋体220の境界部分230は、例えば図1の(a)に示したように、フランジなどによって少しだけ突出したものである。
The
これらの本体210と蓋体220との、境界部分230を中心とした側面についてのみ形成してある封帯60は、長尺な熱収縮性フィルム64を互いに溶着して形成した仮封帯60aを熱収縮させることによって形成したものである。本実施形態で使用した熱収縮性フィルム64は、幅が1〜10cmで、厚さが10〜50μmのものである。
The sealing band 60 formed only on the side surface of the
以上の熱収縮性フィルム64によって形成した封帯60は、長さはともかく、その幅については、図1の(a)に示したように、せいぜい当該包装用容器200の側面の高さ以下であり、図19の(a)に示した従来のもののような大幅なものではない。つまり、この封帯60は、境界部分230を中心に熱収縮性フィルム64を巻回して形成した仮封帯60aを熱収縮させたものであるが、この仮封帯60aの段階であっても、当該仮封帯60aの幅は、包装用容器200の側面の高さ以下である。換言すれば、当該包装用容器200の密閉のために使用する熱収縮性フィルム64は、図19の(a)で使用されている従来のものに比較して、その幅について1/3以下に抑えられており、包装用容器200の密閉を低コストで行えるものである。
The enveloping band 60 formed of the above heat-
また、封帯60は、剛性が高くなっている境界部分230を中心に存在させるものであるから、この封帯60が仮封帯60aを熱収縮させて形成したとしても、本体210や蓋体220が変形することはない。何故なら、この封帯60は、その前段階の仮封帯60aの状態であっても、本体210とこれに嵌合した蓋体220の側面についてのみ形成されるため、本体210の底面や蓋体220の上面(天板面)に熱収縮力を掛けることはなく、本体210や蓋体220を変形させてしまう力の源にはならないからである。
Further, since the sealing band 60 is present around the
さらに、この封帯60は、剛性が高くなっている境界部分230を中心に存在させてあるから、この封帯60の切り離し及び除去も簡単に行え、結果的に、当該包装用容器200の開放を簡単に行えるものとなっている。何故なら、この封帯60は、その上縁または下縁が境界部分230を中心に存在するのであるから、これを破るか切るべき箇所が明確に視認できるし、境界部分230は、図1の(a)及び図19の(a)にも示すように、外方に突出するものであるから、熱収縮している筈の封帯60の上縁または下縁は、完全には包装用容器200の側面に密着しておらず少し離れているからである。
Further, since the sealing band 60 is present around the
特に、本実施形態の封帯60は、二枚の熱収縮性フィルム64を、第1溶着部61及び第2溶着部62にて互いに溶着して仮封帯60aとし、この仮封帯60aを熱収縮させて形成するものであるから、図1の(a)及び(b)に示したように、第1溶着部61及び第2溶着部62が明確に残っている。また、これらの第1溶着部61及び第2溶着部62は、図13の(a)〜(c)に示したように、各容器押さえ装置30の幅のある前溶着ヘッド43a及び後溶着ヘッド43bによって溶着して形成されるものであるから、少し白濁した幅のあるものとして封帯60中に存在し、視認できるものとなっている。このため、包装用容器200の開封を行う際の封帯60の除去は、これらの第1溶着部61または第2溶着部62を破壊部分とすることによって容易に行えることになるのである。
In particular, the sealing band 60 of the present embodiment has two heat-
さて、以上の包装用容器200の境界部分230を閉じている封帯60は、図14〜図18に示した本実施形態に係る封帯形成装置100によって、図6〜図13に示したようにして形成される。まず、封帯形成装置100であるが、この封帯形成装置100は、図14〜図18に示したように、機枠に対して水平に支持した搬送ベルト10上の始点に、内容物を詰めた本体210に蓋体220を嵌合した状態の包装用容器200を裁置して、この包装用容器200を当該搬送ベルト10によって搬送、停止を繰り返しながら最終段階の加熱装置50に向けて送ることにより、境界部分230を中心にした包装用容器200の側面に封帯60を順次形成していくものである。
Now, the sealing band 60 closing the
そのために、この封帯形成装置100は、搬送ベルト10の上流側に向けて、フィルム案内装置20、容器押さえ装置30、溶着及び切断装置40、そして加熱装置50を、順次配置したものである。
For this purpose, the sealing
請求項1の形成方法を実施するフィルム案内装置20は、搬送ベルト10によって包装用容器200が熱収縮フィルム64より下流に送り出されるまでの間は、搬送ベルト10の上部に配置されているものであり、一方、包装用容器200が熱収縮フィルム64より下流に送り出されたときには、降下されるものである。
The
また、この請求項1の形成方法を実施するフィルム案内装置20は、図2〜図5に示したように、熱収縮性フィルム64を巻回した各フィルムロール64a・64bを、搬送ベルト10の左右に配置するものであり、これらのフィルムロール64a・64bから熱収縮性フィルム64を順に繰り出せるようにしたものである。勿論、このフィルム案内装置20は所定の数のガイドローラ21を有しているものであり、これらのガイドローラ21は、各熱収縮性フィルム64の張力を検出しながら搬送ベルト10に対して移動するものとしてあり、各熱収縮性フィルム64に過大な張力が掛かったときに、封帯形成装置100全体あるいは搬送ベルト10の搬送等を停止できるようにしてある。
In addition, as shown in FIGS. 2 to 5, the
一方、請求項2の形成方法を実施するフィルム案内装置20は、搬送ベルト10の所定位置にて、殆ど上下されることなく位置しているものである。
On the other hand, the
また、この請求項1の形成方法を実施するフィルム案内装置20は、図6〜図12、及び図15に示したように、前述した熱収縮性フィルム64を巻回した各フィルムロール64a・64bを、搬送ベルト10の左右に配置するものであり、これらのフィルムロール64a・64bから熱収縮性フィルム64を順に繰り出せるようにしたものである。勿論、このフィルム案内装置20は所定の数のガイドローラ21を有しているものであり、これらのガイドローラ21は、各熱収縮性フィルム64の張力を検出しながら搬送ベルト10に対して移動するものとしてあり、各熱収縮性フィルム64に過大な張力が掛かったときに、封帯形成装置100全体あるいは搬送ベルト10の搬送等を停止できるようにしてある。
Further, as shown in FIGS. 6 to 12 and 15, the
この最良形態に係る封帯形成装置100では、各フィルム案内装置20のガイドローラ21は進退できるようにしてあり、これら各ガイドローラ21は、後述する左右の溶着及び切断装置40・40が互いに進退する前に、両熱収縮フィルム64・64の搬送ベルト10の中心部への寄せが行えるようにしてある。勿論、左右の溶着及び切断装置40・40の互いの進退のみによって、両熱収縮フィルム64・64の寄せ及び合わせが行えるようにしてもよい。
In the sealing
換言すれば、本最良形態の封帯形成装置100では、左右の溶着及び切断装置40・40が互いに進退する前に、各ガイドローラ21が両熱収縮性フィルム64のベルト10の中心部への寄せを行うのであり、その後に進行してくる各溶着及び切断装置40による両熱収縮性フィルム64の合わせを、不要な張力が掛けられることなく行えるのであり、図9中の仮想線にて示したような、両熱収縮フィルム64・64による包装用容器200の後側面の包み込みを無理なく行うのである。
In other words, in the sealing
容器押さえ装置30は、図10、図11及び図16に示したように、所定位置に来た包装用容器200を搬送ベルト10上に固定するものであり、図17に示したように、封帯形成装置100の機枠に対して上下動可能に設けたものである。勿論、この包装用容器200が所定位置にきたときには、図示しないリミットスイッチなどからの信号によって、搬送ベルト10を停止させるようになっていることは言うまでもない。
As shown in FIG. 10, FIG. 11 and FIG. 16, the
なお、本実施形態の容器押さえ装置30は、図17に示したように、支持梁32の先端に複数の押圧パッド31・31を設けておいて、支持梁32を駆動シリンダ33によって上下動させることにより、各押圧パッド31による包装用容器200の押さえと、この包装用容器200からの退避とが行えるようになっている。
As shown in FIG. 17, the
以上の容器押さえ装置30の、少し上流側左右には、図6〜図12に示したように、左右一対の溶着及び切断装置40が、搬送ベルト10の中心線に向けて進退自在に設けてある。各溶着及び切断装置40は、これらの間に引き出されてきた熱収縮性フィルム64の、図13の(a)〜(c)に示した、文字通り溶着及び切断を行うものである。
As shown in FIGS. 6 to 12, a pair of left and right welding and cutting
本実施形態の各溶着及び切断装置40は、図18にも示したように、封帯形成装置100の機枠に移動自在に設けた移動台41を有しているものであり、この移動台41の下流側部分には、各熱収縮性フィルム64の案内を行う案内ローラ42と、搬送ベルト10の搬送方向の前後に空間を置いて並んで、各熱収縮性フィルム64の溶着を行う前後の溶着ヘッド43a及び43bとが設けてある。
As shown in FIG. 18, each welding and cutting
この溶着及び切断装置40の一方については、図18の(a)の右側で示したように、両溶着ヘッド43a及び43bが移動台41に対して進退可能に設けてあるとともに、これらの溶着ヘッド43a・43bの間に、先端が他方(図示左側)の溶着及び切断装置40の空間に向かう切断刃44が設けてある。移動台41に対して進退可能に設けた両溶着ヘッド43a及び43bは、他方の溶着及び切断装置40の溶着ヘッド43a及び43bが当接して押圧されたとき移動台41内に後退するが、この押圧力が無くなれば、移動台41との間に介在させたスプリング55によって元位置に復帰する。
As for one of the welding and cutting
また、各溶着及び切断装置40が備えている案内ローラ42は、図18の(b)に示したように、各溶着及び切断装置40の下流側部分にて露出した状態で移動台41に支持したものであり、図18の(a)に示したように、その表面にて左右のフィルム案内装置20から引き出されて来る各熱収縮性フィルム64を支持し案内するものである。
Further, as shown in FIG. 18B, the
そして、加熱装置50であるが、この加熱装置50は、図14及び図15に示したように、搬送ベルト10の後端部分に設置したものであり、これより前段階で形成した仮封帯60aを熱収縮させて封帯60とするものである。本実施形態では、熱源として熱風発生装置51を採用しており、この熱風発生装置51からの熱風を仮封帯60aに吹き付けてこれを熱収縮させるようになっている。
And it is the
特に、本実施形態の加熱装置50では、図14に示したように、熱風発生装置51からの熱風の掛け方を前段部と後段部とで変えて行い、前段収縮と後段収縮とで異なる収縮がなされるようにしてある。
In particular, in the
まず、前段収縮では、搬送ベルト10によって搬送される包装用容器200の両側面の上下に熱風を吹き付けて、包装用容器200の境界部分230を「緩い」状態で包み込んでいた仮封帯60aを少し収縮させることにより、その緩みを無くすようにする。この緩みが無くなった仮封帯60aは、包装用容器200の境界部分230に対して位置ズレしないから、結果的にこの半収縮状態の仮封帯60aは包装用容器200に対する位置決めが行われるのである。
First, in the pre-stage contraction, hot air is blown up and down on both sides of the
その後の後段収縮では、以上の前段収縮時より遅い速度で包装用容器200を搬送しながら、包装用容器200の左右両側及び上方から、前段収縮時よりも大きい風量で熱風を吹き付けることができるようになっており、これによって仮封帯60aの完全収縮を行うのである。
In the subsequent post-shrinkage, hot air can be blown from the left and right sides and the upper side of the
本発明に係る封帯形成装置100は、包装用容器200の境界部分230を封ずる封帯60を低コストでしかも簡単に形成するから、例えば弁当の製造工場や、スーパー等のバックヤードでの作業を著しく向上させて、作業上の安全性を高め、エネルギー消費を少なくすることになる。このため、弁当や総菜の工場やスーパーにとって、生産性が向上して、発展性も期待できることになる。
Since the
また、以上のようにして形成される封帯60は、本体210に蓋体220を嵌合させた包装用容器200の密閉性を十分にするから、逆に、本体210や蓋体220の境界部分230における構造を簡単にすることになる。つまり、包装用容器200の製造メーカーの生産性を向上させて、発展性も期待できることになる。
In addition, the sealing band 60 formed as described above sufficiently seals the
100 封帯形成装置
10 搬送ベルト
20 フィルム案内装置
21 ガイドローラ
30 容器押さえ装置
40 溶着及び切断装置
41 移動台
42 案内ローラ
43a 前溶着ヘッド
43b 後溶着ヘッド
44 切断刃
45 スプリング
50 加熱装置
51 熱風発生装置
60 封帯
60a 仮封帯
61 第1溶着部
62 第2溶着
63 切断部
64 熱収縮性フィルム
64a・64b フィルムロール
200 包装用容器
210 本体
220 蓋体
230 境界部分
DESCRIPTION OF
Claims (8)
前記搬送ベルトの左右両側に配置したフィルム案内装置によって前記封帯となるべき熱収縮フィルムを順次繰り出せるようにするとともに、前記熱収縮フィルムの先端部を第2溶着部によって接続しておいて、
前記包装用容器を搬送ベルトによって前記熱収縮フィルムを超えたところまで搬送したとき前記搬送ベルトを停止させるとともに、この搬送ベルトの上方に配置した容器押さえ装置を降下させて、前記包装用容器を搬送ベルト上に押し付けて固定し、
前記搬送ベルトの左右両側であって前記熱収縮フィルムより上流側に配置した溶着及び切断装置を、前記包装用容器の左右両側面に近接させて下流側へ移動させた後、左右両側の溶着及び切断装置を互いに進退させることによって、両熱収縮フィルムによる前記境界部分の全側面の包み込み、両熱収縮フィルムに対する第1及び第2溶着部の形成、及びこれらの間の切断部の形成を行って、当該包装用容器の境界部分を中心に包み込んだ仮封帯を形成し、
次いで、前記容器押さえ装置を上昇させて前記包装用容器の固定を解除させた後、前記搬送ベルトを再駆動させて包装用容器を加熱装置内に搬送し、この加熱装置によって前記仮封帯を熱収縮させて、当該包装用容器の前記境界部分を中心とした密閉を行う封帯を形成するようにしたこと
を特徴とする包装用容器の封帯形成方法。 A method of transporting a packaging container in which a lid is fitted to a main body after storing contents to a heating device by a transport belt, and sealing with a bandage around a boundary portion between the main body and the lid Because
While allowing the heat-shrinkable film to be the sealing band to be sequentially fed out by the film guide devices disposed on the left and right sides of the transport belt, the front end portion of the heat-shrinkable film is connected by the second welding portion,
When the packaging container is transported to a place beyond the heat-shrinkable film by a transport belt, the transport belt is stopped and the container pressing device disposed above the transport belt is lowered to transport the packaging container. Press on the belt and fix it,
After the welding and cutting device arranged on the left and right sides of the transport belt and upstream of the heat shrink film is moved to the downstream side in the vicinity of the left and right sides of the packaging container, By moving the cutting device back and forth with each other, wrapping all sides of the boundary portion by both heat shrink films, forming the first and second welded portions to both heat shrink films, and forming a cut portion between them , Forming a temporary envelope wrapped around the boundary of the packaging container,
Next, the container holding device is raised to release the fixing of the packaging container, and then the transport belt is driven again to transport the packaging container into the heating device, and the temporary sealing band is removed by the heating device. A sealing band forming method for a packaging container, wherein the sealing band is formed by heat shrinking to perform sealing with the boundary portion of the packaging container as a center.
前記搬送ベルトの左右両側に配置したフィルム案内装置によって前記封帯となるべき熱収縮フィルムを順次繰り出せるようにするとともに、前記熱収縮フィルムの先端部を第2溶着部によって接続しておいて、
前記搬送ベルトにより搬送されてきた装用容器が熱収縮フィルムの手前に位置したとき、上方に配置した容器押さえ装置を降下させて、前記包装用容器を搬送ベルト上に押し付けて固定し、そのまま搬送ベルトを駆動させて前記包装用容器の前面にて、第2溶着部によって互いに接続された左右両側の熱収縮フィルムによって前記境界部分の前側面及び左右両側面の包み込みを行い、
次いで、前記搬送ベルトを停止させてその上に固定されている包装用容器について、その上流側に配置された左右両側の溶着及び切断装置を互いに進退させることによって、両熱収縮フィルムによる境界部分の後側面の包み込み、両熱収縮フィルムに対する第1及び第2溶着部の形成、及びこれらの間の切断部の形成を行って、前記境界部分の全側面を包み込んだ仮封帯を形成し、
さらに、前記容器押さえ装置を上昇させて前記包装用容器の固定を解除させた後、前記搬送ベルトを再駆動させて包装用容器を加熱装置内に搬送し、この加熱装置によって仮封帯を熱収縮させて、当該包装用容器の前記境界部分を中心とした密閉を行う封帯を形成するようにしたこと
を特徴とする包装用容器の封帯形成方法。 A method of transporting a packaging container in which a lid is fitted to a main body after storing contents to a heating device by a transport belt, and sealing with a bandage around a boundary portion between the main body and the lid Because
While allowing the heat-shrinkable film to be the sealing band to be sequentially fed out by the film guide devices disposed on the left and right sides of the transport belt, the front end portion of the heat-shrinkable film is connected by the second welding portion,
When the wearing container conveyed by the conveying belt is positioned in front of the heat shrink film, the container pressing device disposed above is lowered and the packaging container is pressed and fixed onto the conveying belt, and the conveying belt is left as it is. The front side of the packaging container to wrap the front side surface and the left and right side surfaces of the boundary portion by heat shrink films on the left and right sides connected to each other by the second welded portion,
Next, with respect to the packaging container fixed on the transport belt by stopping the conveyor belt, the welding and cutting devices on both the left and right sides of the packaging container are advanced and retracted to each other so that the boundary portion by the two heat shrink films is removed. Wrapping the back side, forming the first and second welds for both heat shrink films, and forming a cut between them, forming a temporary sealing band that wraps all sides of the boundary part,
Further, after raising the container holding device to release the fixing of the packaging container, the transport belt is re-driven to transport the packaging container into the heating device, and the temporary sealing band is heated by the heating device. A sealing band forming method for a packaging container, wherein the sealing band is sealed to form a seal around the boundary portion of the packaging container.
搬送ベルトによって搬送される包装用容器の左右両側面の上下に熱風を吹き付けて、包装用容器に対する仮封帯の位置決め付着のために、仮封帯を不完全収縮させる前段収縮と、
この前段収縮時より遅い速度で包装用容器を搬送しながら、包装用容器の左右両側及び上方から、前段収縮時よりも大きい風量で熱風を吹き付けて、仮封帯の完全収縮を行う後段収縮と、に分けて行うようにしたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の包装用容器の封帯形成方法。 Heat shrinkage in the heating device of the temporary sealing band,
Pre-shrinkage for incomplete shrinkage of the temporary sealing band for the positioning adhesion of the temporary sealing band to the packaging container by blowing hot air on the upper and lower sides of the packaging container conveyed by the conveyor belt;
Subsequent shrinkage that completely shrinks the temporary sealing band by blowing hot air from the left and right sides and the upper side of the packaging container with a larger air volume than at the previous stage shrinkage while transporting the packaging container at a slower speed than at the previous stage shrinkage. The method for forming a sealing band of a packaging container according to any one of claims 1 to 3, wherein the method is performed separately.
機枠に水平状に支持されて、少なくとも始点から加熱装置に向けて、包装用容器を搬送する搬送ベルトと、
この搬送ベルトの左右両側に配置されて、各先端が第2溶着部で接続された両熱収縮性フィルムを包装用容器に向けて繰り出すフィルム案内装置と、
包装用容器上に降下して、この包装用容器を搬送ベルト上に一時固定する容器押さえ装置と、
この容器押さえ装置によって固定された包装用容器の周囲にて進退し、包装用容器の側面に熱収縮性フィルムを送り出すとともに、互いの当接によって、両熱収縮性フィルムの重なり部分に、第2溶着部、第1溶着部、及び切断部を形成することにより仮封帯を構成してから、元位置に復帰する左右一対の溶着及び切断装置と、
仮封帯を構成した包装用容器が搬送ベルトにより搬送されてくることにより、内部にて仮封帯を熱収縮させて封帯とする加熱装置と
を備えたことを特徴とする封帯形成装置。 Only for the side surface of the packaging container consisting of a main body and a lid, a sealing band forming device for forming a bandage consisting of a heat-shrinkable film around the boundary between the main body and the lid,
A conveying belt that is horizontally supported by the machine frame and conveys the packaging container from at least the starting point toward the heating device;
A film guide device that is arranged on both the left and right sides of the conveyor belt and feeds out both heat-shrinkable films, each end of which is connected by a second welding portion, toward the packaging container;
A container holding device that descends onto the packaging container and temporarily fixes the packaging container on the conveyor belt;
Advancing and retreating around the packaging container fixed by the container pressing device, the heat-shrinkable film is sent out to the side surface of the packaging container, and the second portion is brought into contact with each other by overlapping each other. A pair of left and right welding and cutting devices that return to their original positions after forming a temporary sealing band by forming a welded portion, a first welded portion, and a cut portion;
A sealing band forming apparatus comprising: a heating container that heat-shrinks the temporary sealing band to form a sealing band when the packaging container constituting the temporary sealing band is conveyed by a conveyance belt .
一方の溶着及び切断装置については、前記両溶着ヘッドが移動台に対して進退可能とするとともに、これらの溶着ヘッドの間に配置されて、移動台に取り付けられて、先端が他方の溶着及び切断装置の前記空間に向かう切断刃とを備えたことを特徴とする請求項5または請求項6に記載の封帯形成装置。 A moving table that supports each of the welding and cutting devices movably with respect to the machine frame; a guide roller that is provided in a downstream portion of the moving table and guides each heat-shrinkable film; It is assumed that a space is provided before and after the conveying direction of the conveying belt, and a welding head before and after performing welding of each heat-shrinkable film,
For one welding and cutting device, both the welding heads can move forward and backward with respect to the moving table, and are arranged between these welding heads and attached to the moving table, and the tip is the other welding and cutting The sealing band forming apparatus according to claim 5 or 6, further comprising a cutting blade that faces the space of the apparatus.
搬送ベルトによって搬送される包装用容器の左右両側面の上下に熱風を吹き付けて、包装用容器に対する仮封帯の位置決め付着のために、仮封帯を不完全収縮させる前段収縮と、
この前段収縮時より遅い速度で包装用容器を搬送しながら、包装用容器の左右両側及び上方から、前記前段収縮時よりも大きい風量で熱風を吹き付けて、仮封帯の完全収縮を行う後段収縮と、に分けて行うようにしたことを特徴とする請求項5〜請求項7のいずれかに記載の封帯形成装置。 Heat shrinkage in the heating device of the temporary sealing band,
Pre-shrinkage for incomplete shrinkage of the temporary sealing band for the positioning adhesion of the temporary sealing band to the packaging container by blowing hot air on the upper and lower sides of the packaging container conveyed by the conveyor belt;
Subsequent shrinkage that completely shrinks the temporary sealing band by blowing hot air from the left and right sides and the upper side of the packaging container with a larger air volume than at the previous stage shrinkage while transporting the packaging container at a slower speed than the former stage shrinkage. The sealing band forming apparatus according to any one of claims 5 to 7, wherein the sealing band forming device is performed separately.
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20151117 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20160308 |