JP2014227954A - エンジンの制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】アイドルストップ制御中にエンジンを良好に再始動させることができると共に、燃費の向上を図ることができるエンジンの制御装置を提供する。
【解決手段】アイドルストップ制御が実行され、所定の自動停止条件が成立してエンジンを自動停止させる際、燃料噴射弁からの燃料供給が停止されてから所定期間経過後であり且つエンジンが停止する前に、ウエストゲートバルブを閉弁状態とする。
【選択図】図3

Description

ターボチャージャ等の過給機による過給圧を調整するウエストゲートバルブを備えるエンジンの制御装置に関する。
近年、自動車等の車両においては、所定の自動停止条件が成立したときにエンジンを自動停止し、所定の再始動条件が成立したときに自動停止中のエンジンを再始動するアイドルストップ制御を実行する制御装置が実用化されている。
また一般的に、ターボチャージャ等の過給機を備えたエンジンには、過給圧を調整するためのウエストゲートバルブが設けられている。このウエストゲートバルブの開閉により過給圧の過度の上昇を抑制し、過給圧の安定性を図ると共に、エンジンや過給機自体の破損を抑制している。
そして過給機を備えたエンジンにおいて、アイドルストップ制御を実行する際に、ウエストゲートバルブの開閉を制御することで、エンジンを停止・再始動の迅速化を図るようにした技術が知られている。例えば、アイドルストップ制御におけるエンジンの自動停止中にウエストゲートバルブを全開とすることで、筒内の掃気性を高め、エンジン停止後の再始動性の向上を図ったものがある。また例えば、アイドルストップ制御におけるエンジンの自動停止中にエンジンの運転再始動要求があった場合に、自立復帰可能か否かに基づいてウエストゲートバルブの開閉を制御するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
国際公開第WO2012/137345号パンフレット
ところで、アイドルストップ制御が実行されるのは、一般的に過給機の過給圧は低い状態でありウエストゲートバルブは開弁されている。一方で、アイドリングストップ制御が実行されてエンジンが自動停止する直前はスロットルバルブで吸気が絞られているため、吸気マニホールド内は負圧となりやすい。このため、アイドリングストップ制御中、前記負圧によって排気管から排ガス(既燃ガス)が逆流して筒内(燃焼室内)には排ガスが残りやすい。すなわち、エンジンの再始動時に燃焼室内の酸素不足が起こりやすい。
例えば、吸気バルブと排気バルブの開閉タイミングにバルブオーバーラップが設定された状態で、このような状況が特に起こりやすい。具体的には、吸気行程の上死点付近でエンジンが停止すると、排気ポートから燃焼室を通じて吸気マニホールド内に排ガスが逆流する虞がある。このため、次回始動時に吸気内の酸素が不足し、迅速な再始動ができない虞がある。
なお、バルブオーバーラップは仕様上設定されていない場合でも、バルブクリアランスの経時変化等によるばらつきで、このような状況が起こる場合もある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、アイドルストップ制御中にエンジンを良好に再始動させることができると共に、燃費の向上を図ることができるエンジンの制御装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の第1の態様は、エンジンの燃焼室に燃料を噴射する燃料噴射弁と、過給機のタービンをバイパスさせる排気バイパス通路を開閉するウエストゲートバルブと、を有するエンジンの制御装置であって、所定の自動停止条件が成立したときに前記エンジンを自動停止させ、所定の再始動条件が成立したときに自動停止中の前記エンジンを再始動させるアイドルストップ制御手段と、前記エンジンの運転状態に応じて前記ウエストゲートバルブの開閉動作を制御する開閉制御手段と、を備え、前記アイドルストップ制御手段は、前記自動停止条件が成立した際に前記燃料噴射弁からの燃料供給を停止させ、前記開閉制御手段は、前記アイドルストップ制御手段によって前記燃料噴射弁からの燃料供給が停止されてから所定期間経過後に、前記ウエストゲートバルブを閉弁することを特徴とするエンジンの制御装置にある。
本発明の第2の態様は、第1の態様のエンジンの制御装置において、前記開閉制御手段は、前記アイドルストップ制御手段によって前記燃料噴射弁からの燃料供給が停止される前に、前記ウエストゲートバルブを開弁状態とし、燃料供給停止後に閉弁状態とすることを特徴とするエンジンの制御装置にある。
本発明の第3の態様は、第1又は2の態様のエンジンの制御装置において、前記開閉制御手段は、前記アイドルストップ制御手段によって前記燃料噴射弁からの燃料供給が停止されると、前記エンジンの燃焼室から既燃ガスが排出された後に、前記ウエストゲートバルブを閉弁状態とすることを特徴とするエンジンの制御装置にある。
本発明の第4の態様は、第1〜3の何れか一つの態様のエンジンの制御装置において、吸気バルブと排気バルブの開閉タイミングにバルブオーバーラップが設定されていることを特徴とするエンジンの制御装置にある。
本発明の第5の態様は、第1〜4の何れか一つの態様のエンジンの制御装置において、前記開閉制御手段は前記エンジンが停止する前に前記ウエストゲートバルブを閉弁することを特徴とするエンジンの制御装置にある。
かかる本発明では、ウエストゲートバルブを開弁状態とすることで排気抵抗が抑えられ各筒内(燃焼室内)を良好に掃気することができる。またエンジンが完全に停止する前にウエストゲートバルブを閉弁状態とすることで、燃焼室内への排気の逆流を抑制することができる。したがって、エンジン再始動時には、燃焼室内に十分な酸素量が確保されるため、アイドルストップ制御におけるエンジンの再始動性が向上する。
本発明の一実施形態に係る制御装置を備えるエンジンの概略図である。 本発明の一実施形態に係る制御装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るウエストゲートバルブの制御方法を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
まずは本発明の一実施形態に係るエンジン10の全体構成について説明する。図1に示すように、エンジン10を構成するエンジン本体11は、シリンダヘッド12とシリンダブロック13とを有し、シリンダブロック13内には、ピストン14が収容されている。ピストン14は、コンロッド15を介してクランクシャフト16に接続されている。このピストン14とシリンダヘッド12及びシリンダブロック13とで燃焼室17が形成されている。
シリンダヘッド12には吸気ポート18が形成され、吸気ポート18には吸気マニホールド19を含む吸気管(吸気路)20が接続されている。吸気管20には、吸気圧を検出する吸気圧センサ(MAPセンサ)21及び吸気の温度を検出する吸気温センサ22が設けられている。また吸気ポート18内には吸気弁23が設けられ、この吸気弁23によって吸気ポート18が開閉されるようになっている。すなわち吸気弁23は、エンジン回転に応じて回転する吸気カムシャフト24の吸気カム24aに倣って作動して燃焼室17と吸気ポート18との連通・遮断を行うように構成されている。さらにシリンダヘッド12には排気ポート25が形成され、排気ポート25内には、排気マニホールド26を含む排気管(排気路)27が接続されている。排気ポート25には排気弁28が設けられており、排気弁28は、吸気ポート18における吸気弁23と同様に、排気カムシャフト29の排気カム29aに倣って作動して燃焼室17と排気ポート25との連通・遮断を行うように構成されている。
またエンジン本体11には、各気筒の燃焼室17内に燃料を噴射する燃料噴射弁30が設けられている。図示は省略するが、燃料噴射弁30には高圧燃料デリバリー配管から燃料が供給される。高圧燃料デリバリー配管には、燃料タンク内の低圧燃料ポンプから供給された燃料が、高圧燃料ポンプにて所定圧まで加圧された状態で供給される。さらにシリンダヘッド12には気筒毎に点火プラグ31が取り付けられている。
また吸気管20及び排気管27の途中には、過給機であるターボチャージャ32が設けられている。ターボチャージャ32は、タービン32aと、コンプレッサ32bとを有し、これらタービン32aとコンプレッサ32bとはタービン軸32cによって連結されている。ターボチャージャ32内に排気ガスが流れ込むと、排気ガスの流れによってタービン32aが回転し、このタービン32aの回転に伴ってコンプレッサ32bが回転する。そしてコンプレッサ32bの回転によって加圧された空気(吸気)が、吸気管20に送り出されて、各吸気ポート18に供給される。
このターボチャージャ32のコンプレッサ32bの下流側の吸気管20には、インタークーラ33が設けられ、インタークーラ33の下流側にはスロットルバルブ34が設けられている。またターボチャージャ32を挟んだ排気管27の上流側と下流側とは排気バイパス通路35によって接続されている。つまり排気バイパス通路35は、ターボチャージャ32のタービン32aを通過することなく排ガスを排気管27へバイパスさせる通路である。そして、この排気バイパス通路35には、ウエストゲートバルブ(WGV)36が設けられている。ウエストゲートバルブ(WGV)36は、弁体36aと弁体36aを駆動させる電動のアクチュエータ36bとを備えており、弁体36aの開度によって排気バイパス通路35を流れる排ガス量を調整できるようになっている。弁体36aの開度は、例えば図示しないセンサなどによって検知し、検知された弁体36aの開度を調整することで、ターボチャージャ32の過給圧を調整できるように構成されている。
またターボチャージャ32を挟んだ吸気管20の上流側と下流側とは吸気バイパス通路37によって接続されている。つまり、吸気バイパス通路37は、ターボチャージャ32のコンプレッサ32bを通過することなく吸気を吸気管へパイパスさせる通路である。この吸気バイパス通路37には、吸気バイパス通路37を開閉する吸気バイパスバルブ38が設けられている。吸気バイパスバルブ38の構成は、特に限定されないが、本実施形態では、ウエストゲートバルブ36と同様に、弁体とアクチュエータとを備えた構成となっている。
ターボチャージャ32のタービン32aの下流側の排気管27には、排ガス浄化用触媒である三元触媒39が介装されている。三元触媒39の出口側には、触媒通過後の排ガスのO濃度を検出するOセンサ40が設けられており、三元触媒39の入口側には、触媒通過前の排ガスの空燃比(排気空燃比)を検出するリニア空燃比センサ(LAFS)41が設けられている。
またエンジン10は、電子制御ユニット(ECU)50を備えており、ECU50には、入出力装置、制御プログラムや制御マップ等の記憶を行う記憶装置、中央処理装置及びタイマやカウンタ類が備えられている。そして、このECU50が、各種センサ類からの情報に基づいて、エンジン10の総合的な制御を行っている。本実施形態に係るエンジンの制御装置は、このようなECU50によって構成され、以下に説明するように、エンジン10(エンジン本体11)の運転状態に応じてウエストゲートバルブ36の開閉動作(開度)を制御する。
本発明に係るエンジンの制御装置は、アイドルストップ制御時におけるウエストゲートバルブ36の開閉動作の制御に特徴を有するものであり、図2に示すように、ECU50は、運転状態検出手段51と、アイドルストップ制御手段52と、開閉制御手段53とを備えている。
運転状態検出手段51は、例えば、スロットルポジションセンサ54、クランク角センサ55等の各種センサ類からの情報に基づいてエンジン10の運転状態を検出する。例えば、各種センサ類からの情報に基づいて、エンジン10の回転数及び負荷を取得し、所定のマップを参照等することにより、エンジン10の運転領域(運転状態)を特定する。
アイドルストップ制御手段52は、運転状態検出手段51の検出結果等に基づいてアイドルストップ制御を実行する。すなわちアイドルストップ制御手段52は、所定のアイドルストップ条件(自動停止条件)が成立したときにエンジン10を自動停止させ、所定の再始動条件が成立したときに自動停止中のエンジン10を再始動させる。例えば、本実施形態では、アイドルストップ制御手段52は、燃料噴射弁30を制御し、アイドルストップ条件が成立すると燃焼室17内への燃料供給を停止させ、再始動条件が成立すると燃焼室17内への燃料供給を再開させると共にクランキングを開始する。
開閉制御手段53は、運転状態検出手段51の検出結果に応じて、ウエストゲートバルブ36の開閉動作を制御する。アイドルストップ条件が成立していない通常運転時には、開閉制御手段53は、運転状態検出手段51によって検出されたエンジン10の運転状態に応じて、ウエストゲートバルブ36の開閉動作を適宜制御する。一方、アイドルストップ条件が成立した場合、つまりアイドルストップ制御手段52によってアイドルストップ制御が実行される際には、開閉制御手段53は、燃料噴射弁30の作動状態に応じてウエストゲートバルブ36の開閉動作を制御する。具体的には、開閉制御手段53は、アイドルストップ制御手段52によって燃料噴射弁30からの燃料供給が停止されてから所定期間後に、ウエストゲートバルブ36が閉弁となるように、ウエストゲートバルブ36を制御する。
ここで、アイドルストップ制御が実行されるエンジン10の運転領域(運転状態)は、一般的には、低回転低負荷領域であり、ウエストゲートバルブ36は開弁状態となっている。この場合には、アイドルストップ制御手段52によって燃料噴射弁30からの燃料供給が停止された後の所定のタイミングで、開閉制御手段53が、開弁状態であるウエストゲートバルブ36を閉弁させる(閉弁状態とする)。
この所定のタイミング(所定期間)とは燃料停止後の回転によって吸気側の空気が燃焼せずに排気管27に送られ、空気が少なくともタービン32a手前もしくはタービン32aより下流の範囲に満たされるまでの期間である。なお、この期間は排気ポート25とタービン32a間の容積および吸気ポート18とスロットルバルブ34間の容積に依存する。すなわち、排気ポート25とタービン32a間の容積が吸気ポート18とスロットルバルブ34間の容積より小さければ小さいほど、上記期間は短い時間となる。例えば、排気ポート25から排気マニホールド26までをシリンダヘッド12に内臓することにより、排気ポート25とタービン32a間の容積が抑えられる。したがって、別体式の排気マニホールド26を装着したエンジンに比べて、上記期間を短く設定できる。これにより、例えばエンジン10が停止する前にウエストゲートバルブ36を閉弁することができる。
一方、アイドルストップ条件が成立した際にウエストゲートバルブ36が閉弁状態である場合には、ウエストゲートバルブ36を、いったん開弁させた後(開弁状態に保持した後)、アイドルストップ制御手段52によって燃料噴射弁30からの燃料供給が停止されると、開閉制御手段53は、ウエストゲートを再び閉弁させる(閉弁状態とする)。
このように、ウエストゲートバルブ36が開弁状態であるか閉弁状態であるかに拘わらず、アイドルストップ制御手段52によって燃料噴射弁30からの燃料供給が停止されると、開閉制御手段53は、ウエストゲートバルブ36が開弁状態を経て閉弁状態となるように、ウエストゲートバルブ36の開閉状態を適宜制御する。あるいはアイドルストップ開始条件のひとつにWGV開弁状態であることを含め、燃料供給を停止した後に、ウエストゲートバルブ36を閉弁となるように制御するものである。
またアイドルストップ制御が実行される際に、燃料噴射弁30からの燃料供給が停止されてから所定期間経過後に、ウエストゲートバルブ36を閉弁することで、エンジン10の再始動性を向上することができる。具体的には、ウエストゲートバルブ36を開弁状態とすることで、排気抵抗が抑えられ、各燃焼室17内を良好に掃気することができる。特に、燃料噴射弁30からの燃料供給が停止されてから所定期間経過後であり且つエンジンが完全に停止する前にウエストゲートバルブ36を閉弁状態とすることで、掃気後における燃焼室17、吸気ポート18、吸気マニホールド19内への排気の逆流を抑制することができる。例えば、エンジン10が備える連続可変バルブタイミング装置がバルブオーバーラップを設定している状態であっても、ウエストゲートバルブ36を閉弁状態とすることで、排ガスがタービンを通過して排気抵抗が増加し、排ガスの逆流が抑えられる。
その結果エンジン10の再始動時には、燃焼室17、吸気ポート18、吸気マニホールド19内に十分な酸素量が確保される。したがって、アイドルストップ制御におけるエンジン10の再始動性を向上することができる。また、燃料停止後の回転によって吸気が排気管27に送られた空気がタービン32aの手前まで充満していれば逆流が生じても同様に吸気側に十分な酸素量が確保される。
ここで、図3のフローチャートを参照してウエストゲートバルブの開閉動作の制御の一例について説明する。
図3に示すように、通常運転時には、運転状態検出手段51の検出結果に応じて、すなわちエンジン10の運転状態に応じて、開閉制御手段53がウエストゲートバルブ(WGV)36の開閉動作を適宜制御する(ステップS1)。このような通常運転中には、アイドルストップ制御手段52が、運転状態検出手段51の検出結果に基づいてアイドルストップ条件が成立したか否かの判定を行う(ステップS2)。
ここで、アイドルストップ条件が成立していないと判定された場合には(ステップS2:No)、本制御を終了する。一方、ステップS2で、アイドルストップ条件が成立したと判定された場合には(ステップS2:Yes)、ステップS3に進み、開閉制御手段53がウエストゲートバルブ36を開弁させる。なおアイドルストップ条件が成立した際にウエストゲートバルブ36が開弁状態である場合には、開弁状態がそのまま維持されることになる。その後、アイドルストップ制御手段52が燃料噴射弁30から燃焼室17内への燃料供給が停止し(ステップS4)、ステップS5で開閉制御手段53がウエストゲートバルブ36を閉弁させる。これにより、アイドルストップ制御によるエンジン10の自動停止時におけるウエストゲートバルブ36の開閉動作の制御が終了する。
このように本実施形態に係るエンジンの制御装置では、アイドルストップ制御手段52によって燃料噴射弁30からの燃料供給が停止されると、ウエストゲートバルブ36が開弁状態を経て閉弁状態となるように、開閉制御手段53がウエストゲートバルブ36の開閉状態を適宜制御する。すなわち燃料供給停止前は、ウエストゲートバルブ36を開弁状態とする。
これによりタービン32aの駆動負荷を減らし、燃料消費を低減することができる。またこのとき、タービン32aの駆動負荷が減ることで、排気ポート25とターボチャージャ32のタービン32aとの間の正圧は小さくなる。したがって、ウエストゲートバルブ36を開弁させた状態で、燃料供給を停止することで、燃焼室17内から既焼ガスが良好に排出される。その後、ウエストゲートバルブ36を閉弁することで、掃気後における燃焼室17、吸気ポート18、吸気マニホールド19内への排気の逆流を抑制することができる。その結果、再始動条件が成立した際に、迅速にエンジン10を再始動することができる。
またウエストゲートバルブ36を閉弁状態とすることで、排気マニホールドや排気管を含む排気系における排ガスの移動が制限される。このため、触媒温度も維持され易く、アイドルストップ制御を比較的長期間実行しても、エンジン10を良好に再始動することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、勿論、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではない。
例えば、上述の実施形態では、燃焼室内(筒内)に燃料を噴射する直噴型のエンジンを例示したが、本願発明は、例えば、吸気管内に燃料を噴射する吸気管噴射型のエンジン等、他のタイプのエンジンにも適用することができる。また上述の実施形態では、エンジンのみを例示したが、本願発明は、例えば、電気モータを備えるハイブリッド車両のエンジンにも、勿論、適用することができる。
10 エンジン
11 エンジン本体
12 シリンダヘッド
13 シリンダブロック
14 ピストン
15 コンロッド
16 クランクシャフト
17 燃焼室
18 吸気ポート
19 吸気マニホールド
20 吸気管
21 吸気圧センサ
22 吸気温センサ
23 吸気弁
24 吸気カムシャフト
24a 吸気カム
25 排気ポート
26 排気マニホールド
27 排気管
28 排気弁
29 排気カムシャフト
29a 排気カム
30 燃料噴射弁
31 点火プラグ
32 ターボチャージャ(過給機)
32a タービン
32b コンプレッサ
32c タービン軸
33 インタークーラ
34 スロットルバルブ
35 排気バイパス通路
36 ウエストゲートバルブ
37 吸気バイパス通路
38 吸気バイパスバルブ
39 三元触媒
40 Oセンサ
41 LAFS
50 ECU
54 スロットルポジションセンサ
55 クランク角センサ

Claims (5)

  1. エンジンの燃焼室に燃料を噴射する燃料噴射弁と、
    過給機のタービンをバイパスさせる排気バイパス通路を開閉するウエストゲートバルブと、
    を有するエンジンの制御装置であって、
    所定の自動停止条件が成立したときに前記エンジンを自動停止させ、所定の再始動条件が成立したときに自動停止中の前記エンジンを再始動させるアイドルストップ制御手段と、
    前記エンジンの運転状態に応じて前記ウエストゲートバルブの開閉動作を制御する開閉制御手段と、を備え、
    前記アイドルストップ制御手段は、前記自動停止条件が成立した際に前記燃料噴射弁からの燃料供給を停止させ、
    前記開閉制御手段は、前記アイドルストップ制御手段によって前記燃料噴射弁からの燃料供給が停止されてから所定期間経過後に、前記ウエストゲートバルブを閉弁することを特徴とするエンジンの制御装置。
  2. 請求項1に記載のエンジンの制御装置において、
    前記開閉制御手段は、前記アイドルストップ制御手段によって前記燃料噴射弁からの燃料供給が停止される前に、前記ウエストゲートバルブを開弁状態とし、燃料供給停止後に閉弁状態とすることを特徴とするエンジンの制御装置。
  3. 請求項1又は2に記載のエンジンの制御装置において、
    前記開閉制御手段は、前記アイドルストップ制御手段によって前記燃料噴射弁からの燃料供給が停止されると、前記エンジンの燃焼室から既燃ガスが排出された後に、前記ウエストゲートバルブを閉弁状態とすることを特徴とするエンジンの制御装置。
  4. 請求項1〜3の何れか一項に記載のエンジンの制御装置において、
    吸気バルブと排気バルブの開閉タイミングにバルブオーバーラップが設定されていることを特徴とするエンジンの制御装置。
  5. 請求項1〜4の何れか一項に記載のエンジンの制御装置において、
    前記開閉制御手段は前記エンジンが停止する前に前記ウエストゲートバルブを閉弁することを特徴とするエンジンの制御装置。
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