JP2012016476A - シート被覆材及びその製造方法並びにその使用方法 - Google Patents

シート被覆材及びその製造方法並びにその使用方法 Download PDF

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Hidenori Takeshita
英徳 竹下
Shiro Rikitake
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Abstract

【課題】使用の工程を単純化すると共に製造コストを低減するシート被覆材及びその製造方法並びにその使用方法を提供する。
【解決手段】シート接着面12を配するシート基材13と、シート基材13のシート接着面12を剥離可能に被覆する剥離紙14と、シート基材13の表面を剥離可能に被覆する一枚のキャリア15と、キャリア15の表面にガイド接着面16を介して接着するガイドシート材17とを備えるシート被覆材11であって、
ガイドシート材17は、キャリア15の一端部15a側から外方に延在するガイド側部17aを備え、
剥離紙14は、シート基材13のシート接着面12の全体を被覆するように一枚で構成されると共にシート基材13の一端側から外方に延在する剥離紙摘み部14a,14bを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、医療、化粧、工業製品等に使用するシート被覆材及びその製造方法並びにその使用方法に関するものである。
従来、医療、化粧、工業製品等に使用するシート被覆材は様々なものがあり、医療用のシート被覆材の場合で説明すると、シート被覆材は、刺さった状態の注射針等の固定、注射針等により生じた穿刺部での感染防止、穿刺部への水の浸入防止を目的として用いられる。
このようなシート被覆材の構成を示すと、図13、図14に示す如く、シート被覆材1は、表面に対して裏側に接着面2を配するシート基材3と、シート基材3の側方から接着面2の中央を剥離可能に被覆する第一剥離紙4と、シート基材3の残りの接着面2を剥離可能に被覆してシート基材3の一側に位置する第二剥離紙5と、シート基材3の形状を支持するようシート基材3の表面を剥離可能に被覆するキャリアの補助フィルム6と、補助フィルム6の中央に位置するガイドテープ7とを備えている。
ここで、第二剥離紙5は、中央寄り側部で折り返された把持部5aを形成しており、第一剥離紙4は、第二剥離紙5の把持部5aに対して被さる延在部4aを形成している。又、補助フィルム6は、側部がシート基材3より外方へ延在するように摘み部8を形成すると共に、中央部に切込み9を備えて第一フィルム部(キャリア部材)6aと第二フィルム部(キャリア部材)6bに分割されている。更にガイドテープ7は、糊塗布面10を介して補助フィルム6の中央部の切込み9を覆うように第一フィルム部6a及び第二フィルム部6bに貼付されており、ガイドテープ7を一方から引っ張った際には第一フィルム部6aを剥離し得ると共に、他方から引っ張った際には第二フィルム部6bを剥離し得るようにしている。
シート被覆材1を製造する際には、シート基材3と、シート基材3の形状を表面側から支持するキャリアの補助フィルム6と、シート基材3の裏面側に位置する予備剥離紙とからなるテープ原反(材料シート)を準備し、キャリアの補助フィルム6を剥ぎながらテープ原反を製品の幅方向に成形し、同時に別工程で、準備した補助フィルム6の中央部に切込み9を入れる。次に、切込み9を入れた補助フィルム6の中央部に、ガイドテープ7を貼り合わせながら、補助フィルム6をシート基材の表面に熱融着させる。続いてシート基材3から予備剥離紙を剥離して大型絆製造機に送り、補助フィルム6を備えたシート基材3の裏面に、第一剥離紙4と第二剥離紙5を貼付し、製品の型に打ち抜き、滅菌パックに封入してシート被覆材1の製造を完了している。
一方、このようなシート被覆材1を使用する際には、第一工程として第一剥離紙4をシート基材3から剥離し、接着面2に触れないように補助フィルム6の摘み部8と第二剥離紙5とを両手で把持し、シート基材3の中央が適用箇所に位置するように狙いを定め、適用箇所にシート基材3を仮貼付し、第二工程としてシート基材3から第二剥離紙5を剥離してシート基材3を完全に貼付する。次に第三工程として中央部に位置するガイドテープ7を、いずれか一方に引っ張ってシート基材3から補助フィルム6の第一フィルム部6a又は第二フィルム部6bを剥離すると共に、残りの第二フィルム部6b又は第一フィルム部6aを中央寄り側部でガイドテープ7及び糊塗布面10によりシート基材3から浮き上がらせ、更に第四工程として、浮き上がった部分を反対方向へ引くことにより、残りの第二フィルム部6b又は第一フィルム部6aをシート基材3から剥離し、シート基材3の貼付を完了する。
なお、このようなシート被覆材の一般的な例を示すものは既に特許公報として示されている(例えば、特許文献1,2参照)。
特開平7−445号公報 特開2007−151719号公報
しかしながら、シート被覆材1を使用する際には、第一フィルム部6a、第二フィルム部6b、第一剥離紙4、第二剥離紙5を夫々別の工程でシート被覆材1から剥離する必要があるため、少なくとも4工程を必要とし、使用方法が複雑になるという問題があった。又、シート被覆材1を製造する際には、第一フィルム部6a、第二フィルム部6b等の複数の部材に分ける必要があるため、製造コストが高くなるという問題があった。
本発明は上述の実情に鑑みてなしたもので、使用の工程を単純化すると共に製造コストを低減するシート被覆材及びその製造方法並びにその使用方法を提供することを目的としている。
本発明は、表面に対して裏側にシート接着面を配するシート基材と、該シート基材のシート接着面を剥離可能に被覆する剥離紙と、前記シート基材の形状を支持するようシート基材の表面を剥離可能に被覆する一枚のキャリアと、該キャリアの表面にガイド接着面を介して接着するガイドシート材とを備えるシート被覆材であって、
前記ガイドシート材は、キャリアの一端部側から外方に延在するガイド側部を備え、ガイド側部を一端部側から他端部側へ引っ張ってキャリアをシート基材から一工程で全て剥がすように構成され、
前記剥離紙は、シート基材のシート接着面の全体を被覆するように一枚で構成されると共にシート基材の一端側から外方に延在する剥離紙摘み部を備え、剥離紙摘み部を一端側から他端側へ引っ張って剥離紙をシート基材から一工程で全て剥がすように構成されたことを特徴とするシート被覆材、に係るものである。
本発明のシート被覆材において、ガイドシート材は、ガイド接着面の側端位置を、キャリアの先端からガイドシート材の先端まで間に配置することが好ましい。
本発明のシート被覆材において、ガイドシート材は、キャリアをシート基材から一工程で全て剥がすガイド側部を一端側と他端側の両方に備えることが好ましい。
本発明のシート被覆材は、ロール状に配置され且つ使用時にロール状の端部から切り取って形成されることが好ましい。
本発明は、シート被覆材を製造するシート被覆材の製造方法であって、シート基材と、該シート基材の形状を支持するキャリアとからなる材料シートに、キャリアの表面にガイドシート材を貼付し、且つシート基材の裏面に剥離紙を貼り合わせて製造することを特徴とするシート被覆材の製造方法、に係るものである。
本発明は、シート被覆材を使用するシート被覆材の使用方法であって、シート基材を適用箇所に貼付する際には、剥離紙をシート基材から剥離してシート基材を適用箇所に貼付し、ガイドシート材のガイド側部をキャリアの一端部側から他端部側へ向けて引っ張り、ガイドシート材を介してキャリアをシート基材から一工程で全て剥がすことを特徴とするシート被覆材の使用方法、に係るものである。
このように本発明のシート被覆材及びその製造方法並びにその使用方法によれば、ガイドシート材は、キャリアの一端部側から外方に延在するガイド側部を備え、ガイド側部を一端部側から他端部側へ引っ張ってキャリアをシート基材から一工程で全て剥がすので、従来、複数のキャリア部材をシート基材から別々に剥がしていた二工程を一工程にし、使用の工程を単純化することができる。又、剥離紙は、シート基材のシート接着面の全面を被覆するように一枚で構成されると共にシート基材の一端部から外方に延在する剥離紙摘み部を備え、剥離紙摘み部を一端側から他端側へ引っ張って剥離紙をシート基材から一工程で全て剥がすので、従来、複数の剥離紙をシート基材から別々に剥がしていた二工程を一工程にし、使用の工程を単純化することができる。更にシート被覆材を製造する際には、複数のキャリア部材や複数の剥離紙に分ける必要がないため、製造コストを低減することができる。
本発明のシート被覆材及びその製造方法並びにその使用方法において、ガイドシート材は、ガイド接着面の側端位置を、キャリアの先端からガイドシート材の先端まで間に配置すると、ガイドシート材がキャリアから分離することをなくし、ガイドシート材を介してキャリアをシート基材から適切に一工程で引き剥がすので、使用の工程を単純化することができる。
本発明のシート被覆材及びその製造方法並びにその使用方法において、ガイドシート材はガイド側部を一端側と他端側の両方に備えると、ガイドシート材の一端側と他端側のいずれか一方を用いてキャリアをシート基材から容易に一工程で引き剥がすので、使用の工程を単純化することができる。
上記した本発明のシート被覆材及びその製造方法並びにその使用方法によれば、剥離紙摘み部を介して剥離紙をシート基材から一工程で全て剥がし、更にガイドシート材を介してキャリアをシート基材から一工程で全て引き剥がすので、使用の工程を単純化することができる。また複数のキャリア部材や複数の剥離紙に分ける必要がないため、製造コストを低減することができるという優れた効果を奏し得る。
本発明のシート被覆材を実施する形態の第一例を示す平面図である。 図1のII−II方向の矢視図である。 本発明の第一例の一端部側を示す拡大側面図である。 本発明の第一例の一端部側の他例を示す拡大側面図である。 本発明の第一例の一端部側の別例を示す拡大側面図である。 本発明の第一例の一端部側の更に他例を示す拡大側面図である。 本発明のシート被覆材の製造方法を示すフロー図である。 本発明のシート被覆材の使用方法を示すフロー図である。 本発明のシート被覆材を実施する形態の第二例を示す平面図である。 図9のX−X方向の矢視図である。 本発明のシート被覆材を実施する形態の第三例を示す平面図である。 図11のXII−XII方向の矢視図である。 従来例を示す平面図である。 図13のXIV−XIV方向の矢視図である。
以下、本発明の実施の形態の第一例を図1〜図8を参照して説明する。なお図面のうち側面図は、構成の理解を容易にするため、厚み部分を強調している。
第一例のシート被覆材11は、表面に対して裏側にシート接着面12を配するウレタンフィルム等のシート基材13と、シート基材13のシート接着面12の全面を剥離可能に被覆する剥離紙14と、シート基材13の形状を支持するようシート基材13の表面を剥離可能に被覆する樹脂フィルム等のキャリア15と、キャリア15の表面にガイド接着面16を介して接着するガイドシート材17とを備えている。ここで第一例のシート被覆材11は、シート基材13の一端部13aと他端部13bとを両辺にして延びる帯状に形成され、更に帯状の延在方向(図1の上下方向)に沿ってロール状に巻き込んだものであっても良い。
シート基材13は、透明又は半透明の素材で構成されている。シート基材13の厚さや材質は、キャリア15によって支持されるものならば特に制限されるものではないが、シート接着面12を除き、厚さを20μm未満、好ましくは5μm以上15μm未満のものが好ましい。
シート基材13のシート接着面12を構成する接着剤は、アクリル系粘着剤であり、接着剤の成分は、シート基材13を適用箇所に貼付し得るならば特に制限されるものではないが、使用目的に応じて鎮痛剤等の薬剤、皮膚美化活性成分等の化粧料、工業製品に対応する粘着剤を使用しても良い。又、シート基材13のシート接着面12には、中央に不織布、圧縮綿、ガーゼ、パッド等の保護材(図示せず)を配置しても良い。
剥離紙14は、シート基材13のシート接着面12の全体を被覆するように一枚で構成されている。又、剥離紙14の一端側には、シート基材13の一端部13a側から外方に延在するように第一の剥離紙摘み部14aが備えられていると共に、剥離紙14の他端側には、シート基材13の他端部13b側から外方に延在するように第二の剥離紙摘み部14bが備えられている。ここで剥離紙14は、第一の剥離紙摘み部14a、又は第二の剥離紙摘み部14bのいずれか一方を備えるものでも良い。
キャリア15は、図1〜図3に示す如くシート基材13と同じ大きさを備え且つ透明又は半透明なものであり、シート基材13の表面全体を被覆するように一枚で構成されている。又、キャリア15の素材は、シート基材13を支持し得るならば特に制限されるものではないが、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)等が好ましい。
ガイドシート材17は、透明又は半透明なものであって、キャリア15の一端部15a側から他端部15b側へ延在するようにキャリア15の表面の全体を被覆し、更にキャリア15の一端部15a側から外方に延在する第一のガイド側部17aを備えていると共に、キャリア15の他端部15b側から外方に延在する第二のガイド側部17bを備えている。又、ガイドシート材17の材質は、ガイド接着面16を介してキャリア15を引き剥がすならば特に制限されるものではないが、延伸ポリプロピレン(OPP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)等が好ましい。ここでガイドシート材17は第一のガイド側部17a、又は第二のガイド側部17bのいずれか一方を備えるものでも良い。又、第一のガイド側部17a及び第二のガイド側部17bの距離L1は、3mm以上30mm以下の長さになっている。
ガイド接着面16は、キャリア15の表面の全体に接着してガイドシート材17とキャリア15を固定している。又、ガイドシート材17のガイド接着面16を構成する接着剤は、特に制限されるものではないが、ガイドシート材17とキャリア15を強く固定するものが好ましい。更にガイド接着面16の側端位置16a,16bは、図2、図3に示す如くキャリア15の先端からはみ出すように、キャリア15の先端からガイドシート材17の先端まで間に配置しており、ガイド接着面16の側端位置16a,16bのはみ出した距離L2(図3参照)は、第一のガイド側部17a及び第二のガイド側部17bの範囲内であって、0mmより大きく5mm以下、好ましくは0mmより大きく2mm以下の長さになっている。又、図4に示す如くガイド接着面16の側端位置16a,16bは、キャリア15の先端に合致させることもできる(距離L2が0mmの場合)。ここでガイド接着面16の製造時のズレ等を考慮した場合には、ガイド接着面16の側端位置16a,16bがキャリア15の先端からはみ出すことが好ましい。
又、図1〜図3に示す如くガイドシート材17は、第一のガイド側部17aの端側に、ガイド接着面16のない領域を形成して第一の摘み部20aにしていると共に、第二のガイド側部17bの端側に、ガイド接着面16のない領域を形成して第二の摘み部20bにしている。ここで図5に示す如く一のガイド側部17a及び第二のガイド側部17bを中途位置で折り返して第一の摘み部20c、第二の摘み部(図示せず)を構成しても良いし、更に図6に示す如く第一のガイド側部17a及び第二のガイド側部17bの折返部分の端部を切断して第一の摘み部20d、第二の摘み部(図示せず)を構成しても良い。
次に、本発明の実施の形態の第一例のシート被覆材11の製造方法を説明する。
第一例のシート被覆材11を製造する際には、シート基材13と、シート基材13の形状を表面側から支持するキャリア15と、シート基材13の裏面側に位置する予備剥離紙(図示せず)とからなるテープ原反(材料シート)を準備し(図7のステップS1)、キャリア15を剥ぐことなく、そのままテープ原反を製品の幅方向に成形し(図7のステップS2)、成形した所定形状のテープ原反でキャリア15の全面にガイド接着面16を介してガイドシート材17を貼付する(図7のステップS3)。次に、シート基材13から予備剥離紙を剥離して大型絆製造機(図示せず)に送り、ガイドシート材17を備えたシート基材13の裏面に剥離紙14を貼付する(図7のステップS4)。その後、製品の型に打ち抜き、滅菌パックに封入し(図7のステップS5)、シート被覆材11の製造を完了する。又、製品の型に打ち抜く代わりにシート基材13の一端部13aと他端部13bとを両辺にして延びる帯状に形成され、更に帯状の延在方向(図1の上下方向)に沿ってロール状に巻き込み(図7のステップS5a)、シート被覆材11の製造を完了しても良い。
続いて、本発明の実施の形態の第一例のシート被覆材11の使用方法を説明する。
シート被覆材11を使用する際には、第一工程として、剥離紙14をシート基材13から剥離し、シート接着面12に触れないように、ガイドシート材17の第一の摘み部20aと第二の摘み部20bとを両手で把持し、ガイドシート材17、キャリア15、シート基材13、ガイド接着面16及びシート接着面12の中央を透過して上方から適用箇所を認識しつつ、適用箇所にシート基材13を貼付する(図8のステップA1)。次に第二工程として、ガイドシート材17の第一の摘み部20aを一端部15a側から他端部15b側へ引っ張り、又は第二の摘み部20bを他端部15b側から一端部15a側へ引っ張り、ガイドシート材17を介してキャリア15をシート基材13から引き剥がし、シート基材13の貼付を完了する(図8のステップA2)。ここで最初にシート被覆材11がロール状になっている場合には、ハサミやカッタ等の切断手段又はミシン目等の切取手段によってロール状の端部から所定の大きさに切り取り(図8のステップA0)、第一工程、第二工程によりシート基材13を貼付する。
このように実施の形態の第一例のシート被覆材及びその製造方法並びにその使用方法によれば、ガイドシート材17は、キャリア15の一端部15a側から外方に延在する第一のガイド側部17a、及び/又はキャリア15の他端部15b側から外方に延在する第二のガイド側部17bを備え、第一のガイド側部17aを一端部15a側から他端部15b側へ引っ張り、又は第二のガイド側部17bを他端部15b側から一端部15a側へ引っ張り、ガイドシート材17を介してキャリア15をシート基材13から一工程で全て剥がすので、従来、複数のキャリア部材をシート基材13から別々に剥がしていた二工程を一工程にし、使用の工程を単純化することができる。又、シート被覆材11を製造する際には、複数のキャリア部材に分ける必要がないため、製造コストを低減することができる。更に、第一のガイド側部17a及び第二のガイド側部17bの距離L1が3mm以上30mm以下の長さになっている場合には、第一のガイド側部17aの第一の摘み部20a又は第二のガイド側部17bの第二の摘み部20bを容易に把持してキャリア15を一工程で好適に引き剥がすので、使用の工程を単純化することができる。又、第一のガイド側部17a及び第二のガイド側部17bの距離L1が、3mmより小さい場合には、第一の摘み部20a及び第二の摘み部20bを把持した際に、指がガイド接着面16に付着するという問題がある。更に第一のガイド側部17a及び第二のガイド側部17bの距離L1が、30mmより大きい場合には、不必要にガイドシート材17が大きくなり、製造コストが上昇するという問題がある。ここでガイドシート材17によりキャリア15をシート基材13から一工程で全て剥がすならば、ガイドシート材17は他の形状や構成によって接着されても良い。
第一例のシート被覆材及びその製造方法並びにその使用方法において、剥離紙14は、シート基材13のシート接着面12の全面を被覆するように一枚で構成されると共に、シート基材13の一端部13a側から外方に延在する第一の剥離紙摘み部14a、及び/又はシート基材13の他端部13b側から外方に延在する第二の剥離紙摘み部14bを備えると、第一の剥離紙摘み部14aを一端部13a側から他端部13b側へ引っ張り、又は第二の剥離紙摘み部14bを他端部13b側から一端部13a側へ引っ張り、剥離紙14をシート基材13から一工程で全て剥がすので、従来の複数の剥離紙をシート基材13から別々に剥がしていた二工程を一工程にし、使用の工程を単純化することができる。又、複数の剥離紙14を1枚にしてシート被覆材11を製造する際には、複数の剥離紙14に分ける必要がないため、製造コストを低減することができる。
第一例のシート被覆材及びその製造方法並びにその使用方法において、ガイドシート材17は、ガイド接着面16の側端位置16a,16bを、キャリア15の先端からガイドシート材17の先端まで間に配置すると、ガイドシート材17がキャリア15から分離することをなくし、ガイドシート材17を介してキャリア15をシート基材13から適切に一工程で引き剥がすので、使用の工程を単純化することができる。ここでガイド接着面16の側端位置16a,16bが第一のガイド側部17a及び第二のガイド側部17bの範囲内になく、キャリア15上に位置する場合には、ガイドシート材17を引っ張った際に、キャリア15が剥がれず、ガイドシート材17がキャリア15から分離するという問題がある。又、ガイド接着面16の側端位置16a,16bがキャリア15の先端からはみ出るようにキャリア15の先端からガイドシート材17の先端まで間に配置すると、製造工程でのガイド接着面16の多少のズレに対し、少なくともガイド接着面16の側端位置16a,16bがキャリア15上に位置することを防止できる。更にガイド接着面16の側端位置16a,16bの距離L2が、第一のガイド側部17a及び第二のガイド側部17bの範囲内であって、0mmより大きく5mm以下、好ましくは0mmより大きく2mm以下の長さになっている場合には、ガイドシート材17を介してキャリア15をシート基材13から適切に一工程で引き剥がすので、使用の工程を単純化することができる。又ガイド接着面16の側端位置16a,16bが、第一のガイド側部17a及び第二のガイド側部17bの範囲内であって、5mmより大きい場合には、第一の摘み部20a及び第二の摘み部20bを把持した際に、指がガイド接着面16に付着するという問題がある。更に又、ガイド接着面16の側端位置16a,16bの距離L2が、第一のガイド側部17a及び第二のガイド側部17bの範囲内であって、0mmより大きく2mm以下の長さになっている場合には、ガイドシート材17を介してキャリア15をシート基材13から一工程で最適に引き剥がすことが可能となる。
第一例のシート被覆材及びその製造方法並びにその使用方法において、ガイドシート材17は第一のガイド側部17aを一端側に備えると共に、第二例のガイド側部17bを他端側に備えると、ガイドシート材17の一端側と他端側のいずれか一方を用い、ガイドシート材17を介してキャリア15をシート基材13から容易に一工程で引き剥がすので、使用の工程を単純化することができる。
第一例のシート被覆材及びその製造方法並びにその使用方法において、ガイドシート材17は、第一のガイド側部17aの端側に第一の摘み部20a,20c,20dを備えると共に、第二のガイド側部17bの端側に第二の摘み部20bを備えると、第一の摘み部20a,20c,20d及び第二の摘み部20bを容易に把持し、使用の工程を一層単純化することができる。又、第一のガイド側部17a,17bの折り返し等により第一の摘み部20c,20d、第二の摘み部(図示せず)を備えると、折り返し部分等により第一の摘み部20c,20dと第一の剥離紙摘み部14aを離間させると共に、第二の摘み部(図示せず)と第二の剥離紙摘み部14bを離間させるので、第一の剥離紙摘み部14a及び第二の剥離紙摘み部14bを容易に把持することができる。更に、折り返し部分等により第一の摘み部20c,20d及び第二の摘み部に厚みを備えるので、第一の摘み部20c,20d及び第二の摘み部を容易に把持し、よって使用の工程を一層単純化することができる。
以下、図9、図10は本発明を実施する形態の第二例であって、図中、図1〜図8と同一の符号を付した部分は同一物を表わしている。なお図面のうち側面図は、構成の理解を容易にするため、厚み部分を強調している。
第二例のシート被覆材21は、表面に対して裏側にシート接着面22を配するウレタンフィルム等のシート基材23と、シート基材23のシート接着面22の全面を剥離可能に被覆する剥離紙24と、シート基材23の形状を支持するようシート基材23の表面を剥離可能に被覆する樹脂フィルム等のキャリア25と、キャリア15の表面にガイド接着面26を介して接着するガイドシート材27とを備えている。
シート基材23は、図9に示す如く平面から見て楕円の形状を備え、透明又は半透明の素材で構成されている。シート基材23の厚さや材質は、キャリア25によって支持されるものならば特に制限されるものではないが、シート接着面22を除き、厚さを20μm未満、好ましくは5μm以上15μm未満のものが好ましい。
シート基材23のシート接着面22を構成する接着剤は、第1例と同様にアクリル系粘着剤であり、接着剤の成分は、シート基材23を適用箇所に貼付し得るならば特に制限されるものではないが、使用目的に応じて鎮痛剤等の薬剤、皮膚美化活性成分等の化粧料、工業製品に対応する粘着剤を使用しても良い。又、シート基材23のシート接着面22には、中央に不織布、圧縮綿、ガーゼ、パッド等の保護材(図示せず)を配置しても良い。
剥離紙24は、シート基材23のシート接着面22の全体を被覆するように一枚で構成されている。又、剥離紙24の一端側には、シート基材23の一端部23a側から外方に延在するように凸状の第一の剥離紙摘み部24aが備えられている。ここで第一の剥離紙摘み部24aの形状は特に制限されるものではないが、ガイドシート材27の形状に対応することが好ましい。
キャリア25は、シート基材23と同じ大きさを備え且つ透明又は半透明なものであり、シート基材23の表面全体を被覆するように一枚で構成されている。又、キャリア25の素材は、シート基材23を支持し得るならば特に制限されるものではないが、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)等が好ましい。
ガイドシート材27は、キャリア25上面の中途位置から延在すると共にキャリア25の一端部25a側から外方に延在する凸状の第一のガイド側部27aを備えている。又、ガイドシート材27の材質は、ガイド接着面26を介してキャリア25を引き剥がすならば特に制限されるものではないが、延伸ポリプロピレン(OPP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)等が好ましい。ここで第一のガイド側部27aの距離L3は、3mm以上30mm以下の長さになっている。又、第一のガイド側部27aは、剥離紙24の第一の剥離紙摘み部24aよりも長く形成されている。
ガイド接着面26は、キャリア25の一側面に接着してガイドシート材27とキャリア25を固定している。又、ガイドシート材27のガイド接着面26を構成する接着剤は、特に制限されるものではないが、ガイドシート材27とキャリア25を強く固定するものが好ましい。更にガイド接着面26の側端位置26aは、図10に示す如くキャリア25の先端からはみ出すように、キャリア25の先端からガイドシート材27の先端まで間に位置しており、ガイド接着面26の側端位置26aのはみ出した距離L4(図10参照)は、第一のガイド側部27aの範囲内であって、0mmより大きく5mm以下、好ましくは0mmより大きく2mm以下の長さになっている。又、図10に示す如くガイド接着面26の側端位置26aは、キャリア25の先端に合致させることもできる(距離L4が0mmの場合)。ここでガイド接着面26の製造時のズレ等を考慮した場合には、ガイド接着面26の側端位置26aがキャリア25の先端からはみ出すことが好ましい。
又、図10に示す如くガイドシート材27は、第一のガイド側部27aの端側に、ガイド接着面26のない領域を形成して第一の摘み部30aにしている。ここで第一の摘み部30aは、図5と同様に第一のガイド側部27aの折り返し部分によって構成されても良いし、更に図6と同様に第一のガイド側部27aの折り返し部分の端部を切断して構成されても良い。
次に、本発明の実施の形態の第二例のシート被覆材21の製造方法を説明する。
第二例のシート被覆材21を製造する際には、シート基材23と、シート基材23の形状を表面側から支持するキャリア25と、シート基材23の裏面側に位置する予備剥離紙(図示せず)とからなるテープ原反(材料シート)を準備し、キャリア25を剥ぐことなく、そのままテープ原反を製品の幅方向に成形し、成形した所定形状のテープ原反でキャリア25の一側面にガイド接着面26を介してガイドシート材27を貼付する。そしてシート基材23から予備剥離紙を剥離して大型絆製造機(図示せず)に送り、ガイドシート材27を備えたシート基材23の裏面に剥離紙24を貼付する。その後、図9に示す如く楕円に凸部を備えた形状に打ち抜き、滅菌パックに封入し、シート被覆材21の製造を完了する。
続いて、本発明の実施の形態の第二例のシート被覆材の使用方法を説明すると、シート被覆材21を使用する際には、第一工程として、第一の剥離紙摘み部24aより剥離紙24をシート基材23から剥離し、シート接着面22に触れないように、ガイドシート材27の第一の摘み部30aを把持し、適用箇所にシート基材23を貼付する。次に第二工程として、ガイドシート材27の第一の摘み部30aを一端部25a側から他端部25b側へ引っ張り、ガイドシート材27を介してキャリア25をシート基材23から引き剥がし、シート基材23の貼付を完了する。
このように実施の形態の第二例のシート被覆材及びその製造方法並びにその使用方法によれば、第一例と同様な作用効果を得ることができる。
以下、図11、図12は本発明を実施する形態の第三例であって、図中、図9、図10と同一の符号を付した部分は同一物を表わしている。なお図面のうち側面図は、構成の理解を容易にするため、厚み部分を強調している。
第三例のシート被覆材31は、第二例と同様に、表面に対して裏側にシート接着面22を配するウレタンフィルム等のシート基材23と、シート基材23のシート接着面22の全面を剥離可能に被覆する剥離紙24と、シート基材23の形状を支持するようシート基材23の表面を剥離可能に被覆する樹脂フィルム等のキャリア25と、キャリア25の表面の両側にガイド接着面26を介して接着するガイドシート材27とを備えている。
シート基材23は、図9に示す如く平面から見て楕円の形状を備え、透明又は半透明の素材で構成されている。シート基材23の厚さや材質は、キャリア25によって支持されるものならば特に制限されるものではないが、シート接着面22を除き、厚さを20μm未満、好ましくは5μm以上15μm未満のものが好ましい。
シート基材23のシート接着面22を構成する接着剤は、第1例と同様にアクリル系粘着剤であり、接着剤の成分は、シート基材23を適用箇所に貼付し得るならば特に制限されるものではないが、使用目的に応じて鎮痛剤等の薬剤、皮膚美化活性成分等の化粧料、工業製品に対応する粘着剤を使用しても良い。又、シート基材23のシート接着面22には、中央に不織布、圧縮綿、ガーゼ、パッド等の保護材(図示せず)を配置しても良い。
剥離紙24は、シート基材23のシート接着面22の全体を被覆するように一枚で構成されている。又、剥離紙24の一端側には、シート基材23の一端部23a側から外方に延在するように凸状の第一の剥離紙摘み部24aが備えられていると共に、剥離紙24の他端側には、シート基材23の他端部23b側から外方に延在するように凸状の第二の剥離紙摘み部24bが備えられている。
キャリア25は、シート基材23と同じ大きさを備え且つ透明又は半透明なものであり、シート基材23の表面全体を被覆するように一枚で構成されている。又、キャリア25の素材は、シート基材23を支持し得るならば特に制限されるものではないが、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)等が好ましい。
ガイドシート材27は、キャリア25上面の中途位置から延在すると共にキャリア25の一端部25a側から外方に延在する凸状の第一のガイド側部27aを備えている。又、キャリア25の他の中途位置から延在すると共にキャリア25の他端部25b側から外方に延在する凸状の第二のガイド側部27bを備えている。更にガイドシート材27の材質は、ガイド接着面26を介してキャリア25を引き剥がすならば特に制限されるものではないが、延伸ポリプロピレン(OPP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)等が好ましい。ここで第一のガイド側部27a及び第二のガイド側部27bの距離L3は、3mm以上30mm以下の長さになっている。
ガイド接着面26は、キャリア25の表面の全体に接着してガイドシート材27とキャリア25を固定している。又、ガイドシート材27のガイド接着面26を構成する接着剤は、特に制限されるものではないが、ガイドシート材27とキャリア25を強く固定するものが好ましい。更にガイド接着面26の側端位置26a,26bは、図12に示す如くキャリア25の先端からはみ出すように、キャリア25の先端からガイドシート材27の先端まで間に位置しており、ガイド接着面26の側端位置26a,26bのはみ出した距離L4(図12参照)は、第一のガイド側部27a及び第二のガイド側部27bの範囲内であって、0mmより大きく5mm以下、好ましくは0mmより大きく2mm以下の長さになっている。又、図12に示す如くガイド接着面26の側端位置26a,26bは、キャリア25の先端に合致させることもできる(距離L4が0mmの場合)。ここでガイド接着面26の製造時のズレ等を考慮した場合には、ガイド接着面26の側端位置26a,26bがキャリア25の先端からはみ出すことが好ましい。
又、図12に示す如くガイドシート材27,27は、第一のガイド側部27aの端側に、ガイド接着面26のない領域を形成して第一の摘み部30aにしていると共に、第二のガイド側部27bの端側に、ガイド接着面26のない領域を形成して第二の摘み部30bにしている。ここで第一の摘み部30aは、図5と同様に第一のガイド側部27aの折り返し部分によって構成されても良いし、更に図6と同様に第一のガイド側部27aの折り返し部分の端部を切断して構成されても良い。
次に、本発明の実施の形態の第三例のシート被覆材31の製造方法を説明する。
第三例のシート被覆材31を製造する際には、シート基材23と、シート基材23の形状を表面側から支持するキャリア25と、シート基材23の裏面側に位置する予備剥離紙(図示せず)とからなるテープ原反(材料シート)を準備し、キャリア25を剥ぐことなく、そのままテープ原反を製品の幅方向に成形し、成形した所定形状のテープ原反でキャリア25の両側にガイド接着面26を介してガイドシート材27を貼付する。次に、シート基材23から予備剥離紙を剥離して大型絆製造機(図示せず)に送り、ガイドシート材27を備えたシート基材23の裏面に剥離紙24を貼付する。その後、図11に示す如く楕円の両側に凸部を備えた形状に打ち抜き、滅菌パックに封入し、シート被覆材31の製造を完了する。
続いて、本発明の実施の形態の第三例のシート被覆材31の使用方法を説明する。
シート被覆材11を使用する際には、第一工程として、剥離紙24をシート基材23から剥離し、シート接着面22に触れないように、ガイドシート材27の第一の摘み部30aと第二の摘み部30bとを両手で把持し、ガイドシート材27、キャリア25、シート基材23、ガイド接着面26及びシート接着面22の中央を透過して上方から適用箇所を認識しつつ、適用箇所にシート基材23を貼付する。ここでシート基材を貼付する際には、第二例と同様に、第一の摘み部30a又は第二の摘み部30bのいずれか一方を把持して貼付しても良い。次に第二工程として、ガイドシート材27の第一の摘み部30aを一端部25a側から他端部25b側へ引っ張り、又は第二の摘み部30bを他端部25b側から一端部25a側へ引っ張り、ガイドシート材27を介してキャリア25をシート基材23から引き剥がし、シート基材23の貼付を完了する。
このように実施の形態の第三例のシート被覆材及びその製造方法並びにその使用方法によれば、第一例、第二例と同様な作用効果を得ることができる。
尚、本発明のシート被覆材及びその製造方法並びにその使用方法は、上述の形態例にのみ限定されるものではなく、適用箇所に貼付し得るものならば他の大きさや形状でも良く、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
11 第一例のシート被覆材
12 シート接着面
13 シート基材
14 剥離紙
14a 第一の剥離紙摘み部
14b 第二の剥離紙摘み部
15 キャリア
15a 一端部
15b 他端部
16 ガイド接着面
16a 側端位置
16b 側端位置
17 ガイドシート材
17a ガイド側部
17b ガイド側部
20a 第一の摘み部
20b 第二の摘み部
20c 第一の摘み部
20d 第一の摘み部
21 第二例のシート被覆材
22 シート接着面
23 シート基材
24 剥離紙
24a 第一の剥離紙摘み部
24b 第二の剥離紙摘み部
25 キャリア
25a 一端部
25b 他端部
26 ガイド接着面
26a 側端位置
26b 側端位置
27 ガイドシート材
27a ガイド側部
27b ガイド側部
30a 第一の摘み部
30b 第二の摘み部
31 第三例のシート被覆材

Claims (6)

  1. 表面に対して裏側にシート接着面を配するシート基材と、該シート基材のシート接着面を剥離可能に被覆する剥離紙と、前記シート基材の形状を支持するようシート基材の表面を剥離可能に被覆する一枚のキャリアと、該キャリアの表面にガイド接着面を介して接着するガイドシート材とを備えるシート被覆材であって、
    前記ガイドシート材は、キャリアの一端部側から外方に延在するガイド側部を備え、ガイド側部を一端部側から他端部側へ引っ張ってキャリアをシート基材から一工程で全て剥がすように構成され、
    前記剥離紙は、シート基材のシート接着面の全体を被覆するように一枚で構成されると共にシート基材の一端側から外方に延在する剥離紙摘み部を備え、剥離紙摘み部を一端側から他端側へ引っ張って剥離紙をシート基材から一工程で全て剥がすように構成されたことを特徴とするシート被覆材。
  2. ガイドシート材は、ガイド接着面の側端位置を、キャリアの先端からガイドシート材の先端まで間に配置したことを特徴とする請求項1に記載のシート被覆材。
  3. ガイドシート材は、キャリアをシート基材から一工程で全て剥がすガイド側部を一端側と他端側の両方に備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のシート被覆材。
  4. ロール状に配置され且つ使用時にロール状の端部から切り取って形成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のシート被覆材。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載のシート被覆材を製造するシート被覆材の製造方法であって、シート基材と、該シート基材の形状を支持するキャリアとからなる材料シートに、キャリアの表面にガイドシート材を貼付し、且つシート基材の裏面に剥離紙を貼り合わせて製造することを特徴とするシート被覆材の製造方法。
  6. 請求項1〜4のいずれかに記載のシート被覆材を使用するシート被覆材の使用方法であって、シート基材を適用箇所に貼付する際には、剥離紙をシート基材から剥離してシート基材を適用箇所に貼付し、ガイドシート材のガイド側部をキャリアの一端部側から他端部側へ向けて引っ張り、ガイドシート材を介してキャリアをシート基材から一工程で全て剥がすことを特徴とするシート被覆材の使用方法。
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