JP2011075608A - 鏡筒装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ゴースト・フレアの発生を抑えられるようにする。
【解決手段】鏡筒装置2は、第一レンズ群枠40と、第一レンズ群枠40の内側に配置される第二レンズ群枠50と、第一レンズ群枠40の外側に配置され、第一レンズ群枠40及び第二レンズ群枠50の回転を規制するキー環30と、キー環30の外側に配置され、キー環30に対して周方向に回転することによって、第二レンズ群枠50が第一レンズ群枠40内に入り込んだ状態と第一レンズ群枠40が第二レンズ群枠50から被写体側に繰り出た状態とに第一レンズ群枠40及び第二レンズ群枠50を移動させるカム筒20と、第一レンズ群枠40に内挿され、第一レンズ群枠40に対して光軸方向に摺動可能に設けられ、第二レンズ群枠50に外装され、第二レンズ群枠50に対して光軸方向に摺動可能に設けられた遮光筒70と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、鏡筒装置に関する。
ズームレンズの鏡筒装置としては、固定筒、カム筒、キー環、第一レンズ群枠及び第二レンズ群枠を備えたものが知られている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
図4に示された鏡筒装置102では、カム筒120が固定筒110の内側に配置され、第一レンズ群枠140がカム筒120の内側に配置され、キー環130が第一レンズ群枠140の内側に配置され、第二レンズ群枠150がキー環130の内側に配置されている。カム筒120とキー環130は、互いに一体となって固定筒110に対して前後に移動可能に設けられている。また、キー環130は、固定筒110に対して径方向の回転を規制され、カム筒120は、固定筒110及びキー環130に対して径方向に回転可能に設けられている。カム筒120の内周面には、第一レンズ群枠140用のカム溝と、第二レンズ群枠150用のカム溝が形成されている。キー環130には、第一レンズ群枠140用の直進溝と、第二レンズ群枠150用の直進溝が形成され、第一レンズ群枠140及び第二レンズ群枠150が径方向の回転をキー環130によって規制されている。このような鏡筒装置102では、カム筒120が径方向に回転すると、第一レンズ群枠140及び第二レンズ群枠150がそれぞれのカム溝の形状に従って前後動する。
特開2000−229270号公報 特開2006−047747号公報
ところで、近年、カメラの薄型化を図るべく、固定筒110、カム筒120、キー環130、第一レンズ群枠140及び第二レンズ群枠150の前後長を短くすることが望まれている。一方、固定筒110、カム筒120、キー環130、第一レンズ群枠140及び第二レンズ群枠150の前後長を短くすると、第一レンズ群枠140及び第二レンズ群枠150の前後の移動距離が短くなってしまい、ズーム倍率が低下してしまう。
そこで、固定筒110、カム筒120、キー環130、第一レンズ群枠140及び第二レンズ群枠150の前後長を短くしつつ、第一レンズ群枠140及び第二レンズ群枠150の前後の移動距離が短くならないように、図5に示すように、キー環130を第一レンズ群枠140の外側に配置することが行われている。
しかし、キー環130を第一レンズ群枠140の外側に配置すると、第一レンズ群枠140が第二レンズ群枠150から前に繰り出された状態では、光が第二レンズ群枠150の外を回り込み(図5の矢印参照)、ゴースト・フレアが発生してしまう。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、ゴースト・フレアの発生を抑えられるようにすることである。
以上の課題を解決するため、本発明に係る鏡筒装置が、第一レンズ群枠と、前記第一レンズ群枠の内側に配置される第二レンズ群枠と、前記第一レンズ群枠の外側に配置され、前記第一レンズ群枠及び前記第二レンズ群枠を光軸方向に移動自在にかつ周方向の回転を規制して保持するキー環と、前記キー環の外側に配置され、前記キー環に対して周方向に回転することによって、前記第二レンズ群枠が第一レンズ群枠内に入り込んだ状態と前記第一レンズ群枠が前記第二レンズ群枠から被写体側に繰り出た状態とに前記第一レンズ群枠及び前記第二レンズ群枠を移動させるカム筒と、前記第一レンズ群枠に内挿され、前記第一レンズ群枠に対して光軸方向に摺動可能に設けられ、前記第二レンズ群枠に外装され、前記第二レンズ群枠に対して光軸方向に摺動可能に設けられた遮光筒と、を備えることとした。
好ましくは、前記鏡筒装置が、前記第一レンズ群枠の内周面及び前記遮光筒の外周面のうちの一方に凸設された第一摺動子と、前記第一レンズ群枠の内周面及び前記遮光筒の外周面のうちの他方に凹設され、前記第一摺動子を光軸方向に移動自在に保持する第一案内溝と、前記第二レンズ群枠の外周面及び前記遮光筒の内周面のうちの一方に凸設された第二摺動子と、前記第二レンズ群枠の外周面及び前記遮光筒の内周面のうちの他方に凹設され、前記第二摺動子を光軸方向に移動自在に保持する第二案内溝と、を備えることとした。
好ましくは、前記鏡筒装置が、前記遮光筒の外周面と前記第一レンズ群枠の内周面との間に設けられ、前記遮光筒が前記第一レンズ群枠から結像面側に抜けるのを防止する第一の抜け防止部を更に備えることとした。
好ましくは、前記鏡筒装置が、前記遮光筒の内周面と前記第二レンズ群枠の外周面との間に設けられ、前記第二レンズ群枠が前記遮光筒から結像面側に抜けるのを防止する第二の抜け防止部を更に備えることとした。
好ましくは、前記鏡筒装置が、前記遮光筒の内周面に設けられ、前記第二レンズ群枠が前記遮光筒から被写体側に抜けるのを防止する第三の抜け防止部を更に備えることとした。
本発明によれば、遮光筒が第一レンズ群枠に内挿されるとともに、第二レンズ群枠に外装されるから、第一レンズ群枠が第二レンズ群枠から繰り出された状態でも、第一レンズ群枠と第二レンズ群枠との間の隙間が遮光筒によって塞がれる。そのため、光が第二レンズ群枠の外を回り込まず、ゴースト・フレアを発生しないようにすることができる。
本発明の実施形態に係る沈胴状態の鏡筒装置及びそれを備えるズームレンズ装置を示した断面図である。 同実施形態に係る広角状態の鏡筒装置及びそれを備えるズームレンズ装置を示した断面図である。 同実施形態に係る望遠状態の鏡筒装置及びそれを備えるズームレンズ装置を示した断面図である。 従来のズームレンズを示した断面図である。 従来のズームレンズを示した断面図である。
以下に、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
図1は、沈胴状態のズームレンズ装置1の断面図である。図2は、広角状態のズームレンズ装置1の断面図である。図3は、望遠状態のズームレンズ装置の断面図である。図1〜図3に示すように、ズームレンズ装置1は、三群のレンズ群49,59,69と、これらレンズ群49,59,69を保持するとともにこれらレンズ群49,59,69を前後に移動させる鏡筒装置2と、を備える。鏡筒装置2は、固定筒10、カム筒20、キー環30、第一レンズ群枠40、第二レンズ群枠50、第三レンズ群枠60及び遮光筒70等を備える。
固定筒10は、カメラ等の装置本体と一体に設けられている。図1に示すように、固定筒10は、沈胴状態においてカム筒20、キー環30、第一レンズ群枠40、第二レンズ群枠50、第三レンズ群枠60及び遮光筒70等を内部に収納する。
固定筒10の後端には、撮像素子80が設けられている。撮像素子80の前方には、第三レンズ群枠60が設けられている。第三レンズ群枠60は、図示しない駆動機構により、カム筒20等と連動して光軸に沿って前後動する。なお、「前」は、被写体側を意味し、「後ろ」は、結像面(撮像素子80)側を意味する。
第三レンズ群枠60は、第三レンズ群69を保持する。なお、図面では、第三レンズ群69の単レンズの枚数が一枚であるが、複数枚であってもよい。
カム筒20が、固定筒10の内側に配置されている。カム筒20の外周面には、突起21が凸設されている。一方、固定筒10の内周面には、カム筒用案内溝11が形成されている。突起21が、このカム筒用案内溝11に係合している。カム筒用案内溝11は、その前部において周方向に延在しているとともに、その後部において螺旋状に設けられている。突起21がカム筒用案内溝11の後部に位置している場合には、カム筒20が回転することによって、カム筒20がカム筒用案内溝11の後部によって固定筒10に対して光軸に沿って前後に移動する。これは、沈胴状態から広角状態又はその逆の動きである。一方、突起21がカム筒用案内溝11の前部に位置している場合には、カム筒20は、固定筒10に対する前後動を制限されながら、回転する。これは、広角状態から望遠状態又はその逆の動きである。
カム筒20の外周面の後端部には、ギア22が形成されている。ギア22がギア列を介してモータに連結され、モータによってカム筒20が回転される。
カム筒20の内側には、筒状のキー環30が配置されている。キー環30の外周面には、凸部31が設けられている。一方、固定筒10の内周面には、光軸に対して平行な直進溝12が形成されている。凸部31がこの直進溝12に係合することによって、キー環30は固定筒10に対する径方向の回転を制限されながら、光軸に沿って前後方向に案内される。
また、カム筒20の内周面には、径方向に沿った回転溝(図示略)が形成され、キー環30の外周面には、摺動突起(図示略)が凸設され、その摺動突起が回転溝に係合している。これにより、カム筒20は、キー環30に対する前後動を制限されながら、キー環30に対して回転可能に設けられている。
キー環30の内側には、筒状の第一レンズ群枠40が配置されている。第一レンズ群枠40の外周面の後端部には、フォロワピン41が設けられている。フォロワピン41と摺動ピン42が一体に設けられ、これらフォロワピン41と摺動ピン42が第一レンズ群枠40を貫通するように設けられ、フォロワピン41が第一レンズ群枠40の外周面において凸設され、摺動ピン42が第一レンズ群枠40の内周面において凸設されている。
一方、キー環30には、光軸に対して平行な一群レンズ用直進溝32が形成されている。フォロワピン41が一群レンズ用直進溝32に挿入されている。これにより、キー環30は、第一レンズ群枠40を光軸に沿って前後に移動可能に保持するとともに、第一レンズ群枠40の径方向の回転を規制する。
また、カム筒20の内周面には、一群レンズ用カム溝23が形成されている。フォロワピン41が一群レンズ用カム溝23に係合している。これにより、第一レンズ群枠40は、カム筒20の回転により前後方向に案内される。
第一レンズ群枠40の内側には、第一レンズ群49が保持されている。なお、図面では、第一レンズ群49の単レンズの枚数が二枚であるが、一枚であってもよいし、三枚以上であってもよい。
第一レンズ群枠40の内側には、筒状の第二レンズ群枠50が配置されている。第二レンズ群枠50の外周面の後端部には、フォロワピン51が設けられている。一方、キー環30には、光軸に対して平行な二群レンズ用直進溝33が形成されている。フォロワピン51が二群レンズ用直進溝33に挿入されている。これにより、キー環30は、第二レンズ群枠50を光軸に沿って前後に移動可能に保持するとともに、第二レンズ群枠50の径方向の回転を規制する。
また、カム筒20の内周面には、二群レンズ用カム溝24が形成されている。フォロワピン51が二群レンズ用カム溝24に係合している。これにより、第二レンズ群枠50は、カム筒20の回転により前後方向に案内される。
第二レンズ群枠50の内側には、第二レンズ群59が保持されている。また、第二レンズ群枠50には、F値を調節する絞り装置58が設けられている。なお、図面では、第二レンズ群59の単レンズの枚数が三枚であるが、一枚又は二枚であってもよいし、四枚以上であってもよい。
遮光筒70が第一レンズ群枠40に内挿され、遮光筒70が第一レンズ群枠40に対して前後方向に摺動可能に設けられている。また、遮光筒70が第二レンズ群枠50に外装され、第二レンズ群枠50が遮光筒70に対して前後方向に摺動可能に設けられている。
遮光筒70の外周面には、第一案内溝71が凹設されている。この第一案内溝71は、前後方向に延在しており、更に好ましくは光軸に対して平行に設けられている。一方、第一レンズ群枠40の内周面の後端部には、フォロワピン41と一体に設けられた摺動ピン42が設けられている。摺動ピン42が第一案内溝71に係合している。これにより、遮光筒70は、第一レンズ群枠40に対する径方向の回転を制限されながら、第一レンズ群枠40に対して前後方向に案内される。
第一案内溝71の前端部には、第一ストッパ72が形成されており、摺動ピン42が第一ストッパ72に当接して第一案内溝71から前方に抜けないようになっている。これにより、第一ストッパ72及び摺動ピン42は、遮光筒70が第一レンズ群枠40から後ろに抜けるのを防止する抜け防止部として機能し、遮光筒70が第一レンズ群枠40から後方に抜けないようになっている。一方、第一案内溝71の後端が開口し、摺動ピン42が第一案内溝71から後方に抜けられるようになっている。
なお、光軸に平行な案内溝が第一レンズ群枠40の内周面に凹設され、摺動ピンが遮光筒70の外周面に凸設され、その摺動ピンが案内溝に係合してもよい。この場合、案内溝の後端部にストッパが形成され、案内溝の前端部が開口している。
遮光筒70の内周面には、第二案内溝73が凹設されている。この第二案内溝73は、第一案内溝71に対して平行に設けられている。一方、第二レンズ群枠50の前端部には、摺動爪52が形成されており、この摺動爪52が第二レンズ群枠50の内側に突出している。摺動爪52が第二案内溝73に係合している。これにより、遮光筒70は、第二レンズ群枠50に対する径方向の回転を制限されながら、第二レンズ群枠50に対して前後方向に案内される。
第二案内溝73の後端部には、第二ストッパ74が形成されており、摺動爪52が第二ストッパ74に当接して第二案内溝73から後方に抜けないようになっている。これにより、摺動爪52及び第二ストッパ74は、第二レンズ群枠50が遮光筒70から後ろに抜けるのを防止する抜け防止部として機能し、第二レンズ群枠50が遮光筒70から後方に抜けないようになっている。
なお、光軸に平行な案内溝が第二レンズ群枠50の外周面に凹設され、爪が遮光筒70の内周面に凸設され、その爪が案内溝に係合してもよい。この場合、案内溝の前端部にストッパが形成されている。
遮光筒70の前端部には、凸部75が形成されており、その凸部75が遮光筒70の内側に突出している。凸部75は、第二レンズ群枠50が遮光筒70から前に抜けるのを防止する抜け防止部として機能し、第二レンズ群枠50の前端部が凸部75に当接することによって、第二レンズ群枠50が遮光筒70から前方に抜けないようになっている。
ズームレンズ装置1の動作について説明する。
図1に示すような沈胴状態では、第三レンズ群枠60が撮像素子80側に寄っており、カム筒20及びキー環30が固定筒10内に引き込んでおり、第一レンズ群枠40がカム筒20及びキー環30内に引き込んでおり、第二レンズ群枠50が第三レンズ群枠60側に寄っているとともに第一レンズ群枠40内に入り込んでいる。更にこの沈胴状態では、第二レンズ群枠50が遮光筒70内の前側に入り込んでおり、摺動爪52が第二ストッパ74から前方に離れている。更にこの沈胴状態では、遮光筒70が第一レンズ群枠40内の前側に入り込んでおり、摺動ピン42が第一ストッパ72から後方に離れているとともに、その摺動ピン42が第一案内溝71から後方に抜けている。
そして、図1の状態からモータによってカム筒20が回転されると、図2に示すように、カム筒20がカム筒用案内溝11によって固定筒10から前に繰り出されるとともに、第三レンズ群枠60がカム筒20に連動して前に移動する。この際、第一レンズ群枠40が一群レンズ用カム溝23によってカム筒20及びキー環30から前に繰り出されるとともに、第二レンズ群枠50が二群レンズ用カム溝24によって前に移動する。ここで、図1の沈胴状態から図2の広角状態になるまでの第一レンズ群枠40の前方への移動距離(カム筒20を基準とする。)は、第二レンズ群枠50の前方への移動距離(カム筒20を基準とする。)よりも大きい。よって、第一レンズ群枠40が沈胴状態から前に繰り出されると、摺動ピン42が第一案内溝71に挿入された後、その摺動ピン42が第一案内溝71内を前に摺動する。そして、摺動ピン42が第一ストッパ72に当接すると、第一レンズ群枠40が前に繰り出されることによって、遮光筒70が第二レンズ群枠50から前に繰り出される(図2参照)。図2の状態でも、遮光筒70が第二レンズ群枠50から前に抜けていない。
図2の広角状態では、第一レンズ群枠40が第二レンズ群枠50から被写体側に繰り出された状態でも、第一レンズ群枠40と第二レンズ群枠50との間の隙間が遮光筒70によって塞がれる。そのため、光が第二レンズ群枠50の外を回り込まず、ゴースト・フレアを発生しないようにすることができる。
図2の状態からモータによってカム筒20が回転されると、図3に示すように、第一レンズ群枠40が一群レンズ用カム溝23によって僅かに後ろに引き込むとともに、第二レンズ群枠50が二群レンズ用カム溝24によって前に移動して、第二レンズ群枠50が第一レンズ群枠40内に入り込む。この際、遮光筒70が第一レンズ群枠40内に入り込むとともに、第二レンズ群枠50が第一レンズ群枠40及び遮光筒70内に入り込む。具体的には、次の二通り又はそれらの複合的な動作をする。第一に、遮光筒70の前端部が第一レンズ群枠40の前端部に当たるまで、遮光筒70が第二レンズ群枠50とともに前に移動し、遮光筒70の前端部が第一レンズ群枠40の前端部に当たると、遮光筒70が止まって、第二レンズ群枠50が遮光筒70内に入り込む。第二に、第二レンズ群枠50の前端部が遮光筒70の凸部75に当たるまでは、第二レンズ群枠50が遮光筒70内に入り込み、第二レンズ群枠50の前端部が凸部75に当たると、遮光筒70が第二レンズ群枠50とともに前に移動して、遮光筒70及び第二レンズ群枠50が第一レンズ群枠40内に入り込む。なお、遮光筒70が第一レンズ群枠40内を前に移動する時に、摺動ピン42が第一案内溝71から後ろに抜ける(図3参照)。
図3の状態からモータによってカム筒20が逆に回転されると、図2に示すように、第一レンズ群枠40が一群レンズ用カム溝23によって僅かに前に繰り出されるとともに、第二レンズ群枠50が二群レンズ用カム溝24によって後ろに移動して、第二レンズ群枠50が第一レンズ群枠40から後ろに抜ける。この際、第二レンズ群枠50が遮光筒70から後ろに引き出されるとともに、摺動爪52が第二案内溝73内を後ろに摺動する。そして、摺動爪52が第二ストッパ74に当接すると、第二レンズ群枠50が更に後ろに移動することによって、遮光筒70が第一レンズ群枠40から後ろに引き出される(図2参照)。
図2の状態からモータによってカム筒20が逆に回転されると、図1に示すように、カム筒20がカム筒用案内溝11によって固定筒10内に引き込むとともに、第三レンズ群枠60がカム筒20に連動して後ろに移動する。この際、第一レンズ群枠40が一群レンズ用カム溝23によってカム筒20及びキー環30内に後ろに引き込むとともに、第二レンズ群枠50が二群レンズ用カム溝24によって後ろに移動する。この際、摺動爪52が第二ストッパ74に係止しているので、第二レンズ群枠50が後ろに移動することによって、遮光筒70が後ろに移動するが、第一レンズ群枠40も後ろに移動するので、遮光筒70が第一レンズ群枠40から後ろに抜けない。そして、第一レンズ群枠40の前端部が遮光筒70の前端部に当たると、遮光筒70が第一レンズ群枠40によって後ろに押され、第二レンズ群枠50が遮光筒70内に入り込む(図1参照)。
以上のように、本実施形態によれば、遮光筒70によってゴースト・フレア等の発生を防止することができる。
また、第一レンズ群枠40及び第二レンズ群枠50の動きを利用して、遮光筒70が動くため、遮光筒70を駆動する専用の駆動機構を必要としない。そのため、簡単な構造でゴースト・フレア等の発生を防止することができる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。
例えば、上記実施形態では、レンズ群49,59,69によって撮像素子80に結像するものとしたが、写真フィルムに結像するものとしてもよい。
また、溝11,23,24の形状はレンズ群49,59,69の光学特性に応じて適宜変更可能である。
20 カム筒
30 キー環
40 第一レンズ群枠
42 摺動ピン(第一摺動子、第一の抜け防止部)
50 第二レンズ群枠
52 摺動爪(第二摺動子、第二の抜け防止部)
70 遮光筒
71 第一案内溝
72 第一ストッパ(第一の抜け防止部)
73 第二案内溝
74 第二ストッパ(第二の抜け防止部)
75 凸部(第三の抜け防止部)

Claims (5)

  1. 第一レンズ群枠と、
    前記第一レンズ群枠の内側に配置される第二レンズ群枠と、
    前記第一レンズ群枠の外側に配置され、前記第一レンズ群枠及び前記第二レンズ群枠を光軸方向に移動自在にかつ周方向の回転を規制して保持するキー環と、
    前記キー環の外側に配置され、前記キー環に対して周方向に回転することによって、前記第二レンズ群枠が前記第一レンズ群枠内に入り込んだ状態と前記第一レンズ群枠が前記第二レンズ群枠から被写体側に繰り出た状態とに前記第一レンズ群枠及び前記第二レンズ群枠を移動させるカム筒と、
    前記第一レンズ群枠に内挿され、前記第一レンズ群枠に対して光軸方向に摺動可能に設けられ、前記第二レンズ群枠に外装され、前記第二レンズ群枠に対して光軸方向に摺動可能に設けられた遮光筒と、を備えることを特徴とする鏡筒装置。
  2. 前記第一レンズ群枠の内周面及び前記遮光筒の外周面のうちの一方に凸設された第一摺動子と、
    前記第一レンズ群枠の内周面及び前記遮光筒の外周面のうちの他方に凹設され、前記第一摺動子を光軸方向に移動自在に保持する第一案内溝と、
    前記第二レンズ群枠の外周面及び前記遮光筒の内周面のうちの一方に凸設された第二摺動子と、
    前記第二レンズ群枠の外周面及び前記遮光筒の内周面のうちの他方に凹設され、前記第二摺動子を光軸方向に移動自在に保持する第二案内溝と、を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の鏡筒装置。
  3. 前記遮光筒の外周面と前記第一レンズ群枠の内周面との間に設けられ、前記遮光筒が前記第一レンズ群枠から結像面側に抜けるのを防止する第一の抜け防止部を更に備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の鏡筒装置。
  4. 前記遮光筒の内周面と前記第二レンズ群枠の外周面との間に設けられ、前記第二レンズ群枠が前記遮光筒から結像面側に抜けるのを防止する第二の抜け防止部を更に備えることを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の鏡筒装置。
  5. 前記遮光筒の内周面に設けられ、前記第二レンズ群枠が前記遮光筒から被写体側に抜けるのを防止する第三の抜け防止部を更に備えることを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の鏡筒装置。
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JP2014021164A (ja) * 2012-07-12 2014-02-03 Nikon Corp レンズ鏡筒および撮像装置

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