JP2011017849A - リアアタッチメントレンズ及びそれを有する撮影光学系 - Google Patents

リアアタッチメントレンズ及びそれを有する撮影光学系 Download PDF

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Abstract

【課題】 主レンズ系の像側に装着し、全系の焦点距離を長い方へ変移したときの諸収差の変動が少なく、特に色収差の変動が小さく、全系として高い光学性能を維持することができるリアアタッチメントレンズを得ること。
【解決手段】 主レンズ系の像面側に着脱可能に装着され、前記主レンズ系焦点距離に比べて長い方へ焦点距離を変化させるリアアタッチメントレンズにおいて、前記リアアタッチメントレンズは1以上の回折光学素子と、1以上の負レンズGMnを有し、前記負レンズGMnの材料のアッベ数と部分分散比差νd_Mn、ΔθgF_Mn、前記負レンズGMnの焦点距離fMn、前記リアアタッチメントレンズの最も物体側のレンズ面から最も像側のレンズ面までの距離d、前記リアアタッチメントレンズの最も物体側のレンズ面から前記負レンズGMnの物体側のレンズ面までの距離tMn、前記リアアタッチメントレンズの焦点距離fを各々適切に設定すること。
【選択図】 図2

Description

本発明は、デジタルスチルカメラやビデオカメラ、放送用カメラなどに用いられる撮影レンズ(主レンズ系)の像側に着脱可能に装着して、全系の焦点距離を主レンズ系の焦点距離に比べて長い方へ変化させるリアアタッチメントレンズに関する。
従来より、撮影レンズ(撮影光学系)である主レンズ系の像面側に着脱可能に装着し、主レンズ系の焦点距離に比べて全系の焦点距離を長い方へ変化させるリアアタッチメントレンズが知られている(特許文献1〜3)。
リアアタッチメントレンズは、主レンズ系の物体側に装着して全系の焦点距離を長い方へ変化させるフロント方式のアタッチメントレンズに比べて光学系全体が小型になるという特徴がある。このため、リアアタッチメントレンズは近年全体が小型化されているデジタルカメラやビデオカメラ等の撮像装置の撮影光学系に多用されている。
特開昭63−106715号公報 特開平11−183800号公報 特開2004−226648号公報
一般にリアアタッチメントレンズは、それ自身が無収差となるように設計されていたとしても、リアアタッチメントレンズを装着したときの倍率(焦点距離の拡大率)が大きくなるほど主レンズ系の残存収差が拡大し、画質を劣化させる傾向がある。
例えば、リアアタッチメントレンズの倍率が2倍であった場合は、単純に、主レンズ系のコマ収差や倍率色収差等の横収差は2倍に拡大され、画質が劣化する。また、球面収差や像面湾曲、そして軸上色収差等の縦収差は、倍率の自乗倍、つまり4倍に拡大される。リアアタッチメントレンズを使用することの多い望遠レンズでは、焦点距離が長くなるに従って、諸収差のうち色収差が悪化する傾向にある。その為、リアアタッチメントレンズを主レンズ系に装着した場合は、拡大された倍率色収差が画質を劣化させる主原因となっている。
近年のデジタルカメラでは、高画素数化・高画質化が進み、デジタルカメラに用いる主レンズ系にリアアタッチメントレンズを装着したときにも全体として色収差の発生が少なく、高画質の像が得られることが強く要望されている。
本発明は、主レンズ系の像側に装着し、全系の焦点距離を長い方へ変移したときの諸収差の変動が少なく、特に色収差の変動が小さく、全系として高い光学性能を維持することができるリアアタッチメントレンズを提供することを目的とする。
本発明のリアアタッチメントレンズは、主レンズ系の像面側に着脱可能に装着され、前記主レンズ系の焦点距離に比べて長い方へ焦点距離を変化させるリアアタッチメントレンズにおいて、前記リアアタッチメントレンズは1以上の回折光学素子と、1以上の負レンズGMnを有し、前記負レンズGMnの材料のアッベ数と部分分散比差をνd_Mn、ΔθgF_Mn、前記負レンズGMnの焦点距離をfMn、前記リアアタッチメントレンズの最も物体側のレンズ面から最も像側のレンズ面までの距離をd、前記リアアタッチメントレンズの最も物体側のレンズ面から前記負レンズGMnの物体側のレンズ面までの距離をtMn、前記リアアタッチメントレンズの焦点距離をfとするとき、
0.03<f/(νd_Mn×fMn)<0.20
0.015<ΔθgF_Mn<0.060
0.40<tMn/d<0.72
なる条件式を満足することを特徴としている。
本発明によれば、主レンズ系の像側に装着し、全系の焦点距離を長くしたときの諸収差の変動が小さく、特に色収差の変動が小さく、全系として高い光学性能を維持することができるリアアタッチメントレンズが得られる。
主レンズ系のレンズ断面図と収差図 実施例1のリアアタッチメントレンズのレンズ断面図と主レンズ系に装着したときのレンズ断面図と収差図 実施例2のリアアタッチメントレンズのレンズ断面図と収差図 実施例3のリアアタッチメントレンズのレンズ断面図と収差図 実施例4のリアアタッチメントレンズのレンズ断面図と収差図 実施例5のリアアタッチメントレンズのレンズ断面図と収差図 実施例6のリアアタッチメントレンズのレンズ断面図と収差図 回折光学素子の説明図 回折光学素子の説明図
以下、本発明のリアアタッチメントレンズ及びそれを主レンズ系(主レンズ)に装着したときの撮影光学系について説明する。
本発明のリアアタッチメントレンズは、主レンズ系の像面側に着脱可能に装着され、撮影光学系の焦点距離を主レンズ系の焦点距離に比べて長い方へ変化させる。
本発明のリアアタッチメントレンズは、1以上の回折光学素子と、後述する条件式を満足する1以上の負レンズGMnを有している。この他、本発明のリアアタッチメントレンズは、最も物体側にあるレンズLから像側に向かって焦点距離の符号がレンズLと最初に逆符号となるレンズLOFの像側のレンズ面までのレンズを前方レンズ群LFとする。ただし、レンズLOFが更に像側のレンズと接合されている時は、接合レンズの像側のレンズ面までのレンズを前方レンズ群LFとする。
また最も像側にあるレンズLから物体側に向かって焦点距離の符号がレンズLと最初に逆符号となるレンズLIRの物体側のレンズ面までのレンズを後方レンズ群LRとする。ただし、レンズLIRが更に物体側のレンズと接合されている時は、接合レンズの物体側のレンズ面までのレンズを後方レンズ群LRとする。このとき後述する条件式を満足する負レンズGMnは前方レンズ群LFと後方レンズ群LRの間に配置されている。
主レンズ系としては、例えば望遠レンズ、望遠型のズームレンズ等が適用できる。望遠レンズとは、光軸と瞳近軸光線が交わる点より前方において近軸軸上光線がレンズ面を通過する光軸からの高さの最大値が、光軸と瞳近軸光線が交わる点より後方において近軸軸上光線がレンズ面を通過する光軸からの高さの最大値よりも大きい光学系である。望遠型のズームレンズとは、広角端のズーム位置において前述の望遠レンズの条件を満足する光学系である。
図1(A)、(B)は本発明のリアアタッチメントレンズを装着する、例として選んだ主レンズ系(望遠レンズ)のレンズ断面図と収差図である。
図2(A)は本発明の実施例1のリアアタッチメントレンズのレンズ断面図である。図2(B)、(C)は実施例1のリアアタッチメントレンズを図1(A)の主レンズ系の像側に装着したときのレンズ断面図と収差図である。
図3(A)、(B)は本発明の実施例2のリアアタッチメントレンズのレンズ断面図と実施例2のリアアタッチメントレンズを図1(A)の主レンズ系の像側に装着したときの収差図である。
図4(A)、(B)は本発明の実施例3のリアアタッチメントレンズのレンズ断面図と実施例3のリアアタッチメントレンズを図1(A)の主レンズ系の像側に装着したときの収差図である。
図5(A)、(B)は本発明の実施例4のリアアタッチメントレンズのレンズ断面図と実施例4のリアアタッチメントレンズを図1(A)の主レンズ系の像側に装着したときの収差図である。
図6(A)、(B)は本発明の実施例5のリアアタッチメントレンズのレンズ断面図と実施例5のリアアタッチメントレンズを図1(A)の主レンズ系の像側に装着したときの収差図である。
図7(A)、(B)は本発明の実施例6のリアアタッチメントレンズのレンズ断面図と実施例6のリアアタッチメントレンズを図1(A)の主レンズ系の像側に装着したときの収差図である。
レンズ断面図において、左方が物体側で、右方が像側である。LAはリアアタッチメントレンズ、Mは主レンズ系(マスターレンズ)である。主レンズ系Mは単一の焦点距離の望遠レンズである。図1(A)、図2(B)に示す主レンズ系Mは物体側から像側へ順に、複数のレンズを有する正の屈折力の第1レンズ群L1と、正レンズと負レンズから成る負の屈折力の第2レンズ群L2と、複数のレンズを有する正の屈折力の第3レンズ群L3から成る。また第2レンズ群L2を光軸上像面側に移動させることにより、無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングを行っている。
SPは開口絞りである。Gは保護ガラス等に相当する光学ブロックである。IPは像面であり、ビデオカメラやデジタルカメラの撮影光学系として使用する際には像を受光するCCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子(光電変換素子)の撮像面が、銀塩フィルム用カメラの撮像光学系とし使用する際にはフィルム面に相当する。
図2(A)〜図7(A)に示すリアアタッチメントレンズLAにおいて、LFは前方レンズ群、LRは後方レンズ群である。DOEは回折光学素子である。Dは回折光学素子DOEの回折光学部(回折光学面)であり、2枚のレンズの接合面(接合レンズ面)に配置されている。回折光学部Dより生ずる回折光のうち、本実施例で用いる回折光の回折次数mは1であり、設計波長λはd線の波長(587.56nm)である。なお回折光学面は1つに限らず更に追加しても良く、これによれば更に良好な光学性能が得られる。また回折光学面は非球面をベースとしても良く、ベースの材質は光を透過するものであればガラスでなくともプラスチックでも良い。
Gn/L、LOFは前方レンズ群LF内のレンズである。Gn/L、LIRは後方レンズ群LR内のレンズである。GMnは負レンズである。GMpは正レンズである。Gnは負レンズである。
収差図において、d、gは順に、d線、g線である。M、Sはメリディオナル像面、サジタル像面、倍率色収差はg線によって表している。FnoはFナンバー、ωは半画角である。すべての収差図において、球面収差は0.4mm、非点収差は0.4mm、歪曲は2%、倍率色収差は0.05mmのスケールで描かれている。主レンズ系にリアアタッチメントレンズを装着して全系の焦点距離を長くすると倍率色収差が多く発生する。従来より、このときの倍率色収差を良好に補正することがリアアタッチメントレンズを用いるときの大きな課題であった。
光学系の倍率色収差を補正するには、回折光学素子を用いるのが有効であることが知られている。そこで各実施例では、倍率色収差を良好に補正するために回折光学素子を用いるとともに、異常部分分散性を有する硝材より成るレンズを光路中の適切な位置に適切なパワーで配置している。これによって、倍率色収差を良好に補正して高い結像性能を有する撮像光学系を得ている。
次に各実施例のリアアタッチメントレンズの構成の特徴を説明する。主レンズとカメラ(カメラ本体)の間に装着され、全系の焦点距離を長くするリアアタッチメントレンズは、最も物体側のレンズ群は軸上光線の入射高さが高い。そして像側のレンズ群であるほど軸外主光線が光軸から離れた位置を通過する傾向にある。このため色収差の補正としては、一般的に最も物体側のレンズ群で軸上色収差を補正し、像側のレンズ群で倍率色収差を補正する。しかし、軸上色収差の補正方向と倍率色収差の補正方向は相反するため、バランスを取って補正することが必要となる。
一般にこのときの倍率色収差を良好に補正するためには、軸外主光線が光軸から離れた所を通過する位置に、蛍石等の異常分散性の材料より成る負レンズを使用すれば良い。しかしながら蛍石等の異常分散性の材料はほとんどが低屈折率かつ低分散であるため、効果的に倍率色収差を補正しようとすると、ある程度大きなパワーを付けなければならない。そうするとレンズ面の曲率半径が小さくなってしまい色収差以外の諸収差が増大し、これらを補正するのが困難となる。また低屈折率のためペッツバール和が悪化する方向に働くので、特に像面湾曲が補正困難になってしまう。
そこで各実施例のリアアタッチメントレンズは、軸上光線の入射位置の高さが低く、かつ軸外主光線の入射位置の高さが高くなる位置(レンズ面)に回折光学部Dを設けている。これにより特に倍率色収差を良好に補正している。各実施例では、回折光学部Dで倍率色収差を補正しているため、負レンズGMnには蛍石等の異常分散性の材料を使用する必要が無い。そこで負レンズGMnに高分散性の材料を用いることで、球面収差の色変動の補正を行っている。さらに負レンズGMnに部分分散比差ΔθgFが正の方向に大きな材料を使用することで、倍率色収差の補正を良好に行っている。
このように負レンズGMnに高分散材料を用いることで、球面収差の色変動を補正することができ、部分分散性ΔθgFを高くすることで、倍率色収差の補正を容易にしている。各実施例では以上のように回折光学部Dに加えて、負レンズGMnにも倍率色収差の補正を分担させることにより、レンズ系全体の色収差を良好に補正している。またリアアタッチメントレンズ内での色収差の補正は、軸上色収差の補正方向と倍率色収差の補正方向は相反するため、バランスを取る必要がある。
そこで各実施例のリアアタッチメントレンズは、前方レンズ群LFを最も物体側にあるレンズLから像側に向かって焦点距離の符号がレンズLと最初に逆符号となるレンズLOFの像側のレンズ面までで構成している。(ただし、レンズLOFが更に像側のレンズと接合されている時は、前記接合レンズの像側面までを前方群LFとする。)
そして、後方レンズ群LRを最も像側にあるレンズLから物体側に向かって焦点距離の符号がレンズLと最初に逆符号となるレンズLIRの物体側のレンズ面までで構成している。ただし、レンズLIRが更に物体側のレンズと接合されている時は、前記接合レンズの物体側のレンズ面までとしている。そして負レンズGMnが前方レンズ群LFと後方レンズ群LRの間に位置するようにしている。
このようなレンズ構成を取ることで、正レンズと負レンズを含む前方レンズ群LFにて軸上色収差を補正し、後方レンズ群LRにて像面湾曲等の諸収差を補正している。そして負レンズGMnと回折光学部Dにて倍率色収差を補正するようにしている。これにより色収差を含めた諸収差をバランスよく補正することができるようにしている。もちろん各実施例においては前方レンズ群より物体側、もしくは後方レンズ群より像側に何らかの光学素子を配置しても構わない。
次に各実施例のリアアタッチメントレンズの特徴について説明する。各実施例のリアアタッチメントレンズLAにおいて1以上の負レンズGMnのうち、少なくとも1つの負レンズGMnの材料のアッベ数と部分分散比差をνd_Mn、ΔθgF_Mnとする。また負レンズGMnの焦点距離をfMnとする。リアアタッチメントレンズLAの最も物体側のレンズ面から、最も像側のレンズ面までの距離をdとする。リアアタッチメントレンズLAの最も物体側のレンズ面から、負レンズGMnの物体側のレンズ面までの距離をtMnとする。リアアタッチメントレンズ全系の焦点距離をfとする。このとき、
0.03<f/(νd_Mn×fMn)<0.20 ‥‥‥(1)
0.015<ΔθgF_Mn<0.060 ‥‥‥(2)
0.40<tMn/d<0.72 ‥‥‥(3)
なる条件式を満足している。
この他各実施例のリアアタッチメントレンズにおいて、レンズLとレンズLOFの焦点距離を各々fLO、fLOFとする。レンズLとレンズLIRの焦点距離を各々fLI、fLIRとする。このとき、
0.03<f/(νd_Mn×fMn)<0.20 ‥‥‥(1)
0.015<ΔθgF_Mn<0.060 ‥‥‥(2)
│fLO/f│<7.0 ‥‥‥(4)
│fLOF/f│<7.0 ‥‥‥(5)
│fLI/f│<7.0 ‥‥‥(6)
│fLIR/f│<7.0 ‥‥‥(7)
なる条件式を満足している。
各レンズの材料のアッベ数と屈折率はいずれもd線を基準としている。負レンズGMnの材料のアッベ数νd_Mn、部分分散比θgF_Mn、部分分散比差(異常部分分散比)ΔθgF_Mnは次のとおりである。負レンズGMnの材料のd線における屈折率をNd_Mn、g線における屈折率をNg_Mn、C線における屈折率をNC_Mn、F線における屈折率をNF_Mnとする。このとき
νd_Mn=(Nd_Mn−1)/(NF_Mn−NC_Mn
θgF_Mn=(Ng_Mn−NF_Mn)/(NF_Mn−NC_Mn
ΔθgF_MngF_Mn-(-1.625×10-3×νd_Mn+ 0.642)
である。
次に前述の各条件式の技術的意味について説明する。条件式(1)はリアアタッチメントレンズLAを構成する少なくとも1つの負レンズGMnの色収差の補正力に関する。条件式(1)の上限値を超えると、負レンズGMnのパワーが大きくなりすぎるためレンズ面の曲率半径が小さくなり、像高が高い位置での色収差の補正が難しくなる。
一方、条件式(1)の下限値を超えると、負レンズGMnでの色収差の補正力が小さくなるため、特に倍率色収差が多く残存し、回折光学素子DOEでの色収差の補正分担量が増加してしまう。そうなると回折光学素子Dのパワーを大きくしなくてはならなくなり、回折格子のピッチを細かくする必要がある。回折格子のピッチを細かくすると製造が困難になるため好ましくない。条件式(1)は更に好ましくは次の如く設定するのが良い。
0.035<f/(νd_Mn×fMn)<0.150 ‥‥‥(1a)
条件式(2)はリアアタッチメントレンズLAを構成する少なくとも1つの負レンズGMnの材料の部分分散比差に関する。条件式(2)の上限値を超えると、負レンズGMnの材料の部分分散比差が大きくなりすぎるため、倍率色収差が補正過剰となってしまう。
一方、条件式(2)の下限値を超えると、負レンズGMnの材料の異常分散特性が弱くなってしまうため、倍率色収差の2次スペクトルが残存し、回折光学部Dでの色収差の補正分担量が増加してしまう。そうなると回折光学部Dのパワーを大きくしなくてはならなくなり、回折格子のピッチを細かくする必要がある。回折格子のピッチを細かくすると製造が困難になるため好ましくない。条件式(2)は更に好ましくは次の如く設定するのが良い。
0.015<ΔθgF_Mn<0.055 ‥‥‥(2a)
条件式(3)はリアアタッチメントレンズLAを構成する少なくとも1つの負レンズGMnの光路中における配置位置に関する。条件式(3)の上限値を超えると、リアアタッチメントレンズLAの像面側方向に負レンズGMnを配置することになる。そうすると条件式(1)で示すように、強いパワーの負レンズGMnを像面側に配置することとなるため、倍率色収差の補正には有利であるが、像面湾曲などの収差が補正困難となるため好ましくない。一方条件式(3)の下限値を超えると、負レンズGMnが物体側寄りに配置されることになり、軸上色収差に影響を与えるようになってしまい、軸上色収差を悪化させてしまうため好ましくない。条件式(3)は更に好ましくは次の如く設定するのが良い。
0.45<tMn/d<0.71 ‥‥‥(3a)
条件式(4)〜(7)はリアアタッチメントレンズLAを構成する一部のレンズの焦点距離に関する。それぞれのレンズで条件式(4)〜(7)の上限を超えると、各レンズ群内のレンズのパワーが正か負のどちらかに大きく偏るか、全てのレンズのパワーが弱いことになる。このため基本収差の補正が不十分となり好ましくない。
│fLO/f│<5.0 ‥‥‥(4a)
│fLOF/f│<5.0 ‥‥‥(5a)
│fLI/f│<5.0 ‥‥‥(6a)
│fLIR/f│<5.0 ‥‥‥(7a)
条件式(4a)〜(7a)は更に好ましくは次の如く設定するのが良い。
│fLO/f│<1.0 ‥‥‥(4b)
│fLOF/f│<1.0 ‥‥‥(5b)
│fLI/f│<4.6 ‥‥‥(6b)
│fLIR/f│<1.0 ‥‥‥(7b)
各実施例によれば、以上のように各構成要件を特定することによって、リアアタッチメントレンズLAを主レンズ系Mに装着した場合において画面内全体に渡って色収差を始め諸収差の補正を良好に行うことができて、高画質の画像が容易に得られる。特に、回折光学素子DOEと前述した構成の負レンズGMnを用いることで良好な光学性能を維持すること、画面周辺になるほど発生しやすくなる倍率色収差を効果的に補正することができる。
以上のような構成とすることで本発明の目的は達成されるが、更に好ましくは次に述べる条件のうち少なくとも1つを満足するのが良く、これによれば更なる高い光学性能が容易に得られる。
負レンズGMnの材料の屈折率をNd_Mnとする。回折光学素子DOEの回折成分のみ(回折光学部D)による焦点距離をfDとする。回折光学素子より像側に少なくとも1つ以上のパワーの有するレンズが配置され、回折光学素子より像側の全てのレンズによる合成倍率をβREARとする。リアアタッチメントレンズは1以上の正レンズGMpを有し、正レンズGMpの材料の屈折率と部分分散比差を各々NMp、ΔθgF_Mpとする。リアアタッチメントレンズの最も物体側のレンズ面から、正レンズGMpの物体側のレンズ面までの距離をtMpとする。正レンズGMpの焦点距離をfMpとする。リアアタッチメントレンズは負レンズGMn以外に1以上の負レンズGnを有し、負レンズGnの材料の屈折率をNとする。
このとき、
1.75<Nd_Mn<2.50 ‥‥‥(8)
25<fD/f<130 ‥‥‥(9)
0.9<βREAR<5.0 ‥‥‥(10)
-2.5<f/(NMp×fMp)<-0.3 ‥‥‥(11)
-0.020<ΔθgF_Mp<-0.001 ‥‥‥(12)
0.6<tMp/tMn<1.4 ‥‥‥(13)
1.65<N<2.50 ‥‥‥(14)
なる条件式のうち1以上を満足するのが良い。
条件式(8)は負レンズGMnの材料の屈折率に関する。リアアタッチメントレンズにおいて、前述のように負レンズGMnの材料には蛍石等の異常分散特性を有する低屈折率材料を使用する必要がないため、ペッツバール和に有利に働く高屈折率材料を使用することができる。これにより像面湾曲を良好に補正することが容易になる。条件式(8)の上限値を超えると、光学材料として使用することが難しい範囲の材料となってくる。一方、条件式(8)の下限値を超えると、像面湾曲が補正不足となるので好ましくない。条件式(8)は更に好ましくは次の如く設定するのが良い。
1.80<Nd_Mn<2.30 ‥‥‥(8a)
条件式(9)は諸収差を良好に補正しつつ、回折光学素子DOEの回折成分のみのパワーを適切に保つためのものである。ここで回折成分のみの焦点距離fDは、後述するように回折成分のみのパワーをφDとするとき、
1/fD =φD =−2・C2
である。C2は後述する式(a)における位相係数である。
条件式(9)の上限値を超えると、回折光学素子DOEにおける回折成分のみによるパワーが弱くなってしまうため、倍率色収差を効果的に補正することが困難になるので好ましくない。一方条件式(9)の下限値を超えると、回折光学素子DOEにおける回折成分のみによるパワーが大きくなってしまう。そうすると回折格子のピッチを細かくする必要がある。回折格子のピッチを細かくすると製造が困難になるため好ましくない。条件式(9)は更に好ましくは次の如く設定するのが良い。
25<fD/f<110 ‥‥‥(9a)
条件式(10)は前記回折光学素子DOEより像側に配置された各レンズの合成倍率に関する。回折光学素子DOEから発生する回折光は、設計次数における回折光以外はすべて不要光となる。この不要光の結像位置は回折光学素子DOEよりも像側の各レンズの合成倍率により決定される。条件式(10)の上限値を超えると、回折光学素子DOEより像側のレンズの負のパワーが大きくなりすぎる。このため、パワーバランスを保つために回折光学素子DOEより物体側に強い正のパワーのレンズ(または正レンズ群)を置く必要がある。しかしながらこのようなパワーの強いレンズ(群)を置くと、諸収差の補正が困難になってしまい好ましくない。
一方条件式(10)の下限値を超えると、不要光の結像位置が像面に近くなってしまい、像面上での不要光のスポット径が小さくなるため好ましくない。条件式(10)は更に好ましくは次の如く設定するのが良い。
0.9<βREAR<3.0 ‥‥‥(10a)
条件式(11)はリアアタッチメントレンズを構成する少なくとも1つの正レンズGMpの材料の屈折率と、焦点距離の関係に関する。条件式(11)の上限値または下限値を超えると、条件式(1)で示した負レンズGMnとのパワーバランスとるのが難しくなり、諸収差の補正が難しくなってしまうので好ましくない。条件式(11)は更に好ましくは次の如く設定するのが良い。
-2.2<f/(NMp×fMp)<-0.5 ‥‥‥(11a)
条件式(12)はリアアタッチメントレンズLAの光路中に配置した正レンズGMpの材料の部分分散比差に関する。条件式(12)の上限値を超えると、部分分散比差が小さいため倍率色収差の2次スペクトルの補正力が小さくなってしまう。一方条件式(12)の下限値を超えると、光学材料として使用することが難しい範囲の材料となってくる。条件式(12)は更に好ましくは次の如く設定するのが良い。
-0.010<ΔθgF_Mp<-0.001 ‥‥‥(12a)
条件式(13)はリアアタッチメントレンズLAの光路中に配置した正レンズGMpの配置位置に関する。条件式(13)の上限値または下限値を超えると、条件式(1)で示した負レンズGMnと離れすぎるため、ペアとなる負レンズGMnとのパワーバランスをとるのが難しくなる。そうなると光路中に配置した正レンズGMpの倍率色収差の補正効果を良好に得ることが難しくなってしまうので好ましくない。条件式(13)は更に好ましくは次の如く設定するのが良い。
0.7<tMp/tMn<1.3 ‥‥‥(13a)
条件式(14)はリアアタッチメントレンズを構成する負レンズGMn以外の少なくとも1つの負レンズGnの材料の屈折率に関する。条件式(14)の上限値を超えると、光学材料として使用することが難しい範囲内の材料になってくる。一方条件式(14)の下限値を超えると、像面湾曲が補正不足となるので好ましくない。条件式(14)は更に好ましくは次の如く設定するのが良い。
1.70<N<2.30 ‥‥‥(14a)
以上のように各実施例によれば画面内全体に渡って色収差を補正し、高い光学性能を持った撮像光学系が得られる。
光路中に設ける回折光学素子DOEの回折面(回折光学面)Dは防塵性、組立作業性、機械強度を向上させるために、接合レンズ面に配置するのが好ましい。回折光学素子DOEを構成する回折光学部Dは、回折次数をm、基準波長(d線)をλ、光軸からの垂直方向の距離をH、2i次項の位相係数をC2i、位相をφ(H)とする。そして位相φ(H)を
φ(H)=(2π・m/λ)・(C・H+C・H+・・C2i・H2i
の式で表わす。このとき位相計数Cの次のゼロではない高次の位相係数は、位相計数Cと逆符号となることが良い。
例えば位相係数Cが有限で、位相係数Cも有限なら位相係数CとCが逆符号となる。位相係数Cが有限で、位相係数Cがゼロ、そして位相係数Cが有限であれば、位相係数CとCが逆符号となる。この位相係数Cの次のゼロではない高次位相係数は、位相係数Cと逆符号となることが望ましい。
もし位相係数C〜C2iまでの位相係数が全て同符号であれば回折格子のピッチはレンズの周辺部分に行けば行くほど単調に小さくなっていくことになる。しかしながら、位相係数Cと逆符号の位相係数があれば、同じ近軸パワーであっても周辺付近のピッチが単調に小さくなっていくのを緩和する働きを有する。この周辺付近のピッチ緩和効果は、距離Hが2i乗で大きくなることから位相係数C2iの次数iが小さい係数の方が効き量は大きくなる。よって位相係数Cに一番近い有限な高次係数の符号が位相係数Cの符号と逆符号となることにより周辺部におけるピッチを効果的に緩和することができる。このように回折光学部Dの回折格子のピッチを緩和することにより、同じパワーであってもピッチが広いため製造しやすくなるので好ましい。
尚、各実施例において回折光学部とは、基板(平板又はレンズ)上に設けた1以上の回折格子をいう。又回折光学素子DOEとは1以上の回折格子より成る回折光学部を基板(平板又はレンズ)上に設けた素子をいう。レンズ断面図において接合レンズに設けたDが回折光学部に相当する。又回折光学部Dの屈折力(パワー=焦点距離の逆数)φは次の如く求められる。
回折光学部Dの回折格子の形状を、回折次数をm、基準波長(d線)をλ、光軸からの距離をH、位相をφ(H)とし、
φ(H)=(2π・m/λ)・(C・H+C・H+・・C2i・H2i
・・・(a)
なる式で表したとき、2次項の位相係数Cより、屈折力φは、
φ=−2・C
となる。即ち、回折光学部Dの焦点距離f
=−1/(2・C
で表される。
各実施例において、更に良好な光学特性を得るには、負レンズGMnの付近(前後のレンズ)に正レンズGMpを配置するのが望ましい。この正レンズGMpは負レンズGMnの付近に単レンズとして配置しても負レンズGMnと接合していても良い。正レンズGMpと負レンズGMnでパワーをバランスさせることで更なる良好な光学特性を得ることができる。そして、正レンズGMpの材料の部分分散比差ΔθgFの符号が負とすることで、倍率色収差の2次スペクトルの補正も容易となるため更に好ましい。
次に各実施例のレンズ構成の特徴について説明する。各レンズに付した符号のレンズは前述した各レンズに付した符号のレンズと対応している。図2(A)の実施例1のリアアタッチメントレンズLAは、最も物体側から順に負レンズLと正レンズLOFで構成されている前方レンズ群LFを有している。そして最も像側から物体側へ順に負レンズLと正レンズLIRで構成されている後方レンズ群LRを有している。そしてリアアタッチメントレンズLAは全体的に負の屈折力を有している。前方レンズ群LFと後方レンズ群LRの間に負レンズGMnと正レンズGMpを有している。負レンズGMnと正レンズGMpは接合されており、その接合面に回折光学部Dが設けられている。
実施例1では負レンズGMn以外の全ての負レンズが負レンズGnに対応する。図3(A)の実施例2のリアアタッチメントレンズLAは、最も物体側から順に負レンズLと正レンズLOFで構成されている前方レンズ群LFを有している。そして最も像側から物体側へ順に負レンズLと正レンズLIRで構成されている後方レンズ群LRを有している。そしてリアアタッチメントレンズLAは全体的に負の屈折力を有している。前方レンズ群LFと後方レンズ群LRの間に負レンズGMnと正レンズGMpを有している。負レンズGMnと正レンズGMpは接合されており、その接合面に回折光学部Dが設けられている。
実施例2では負レンズGMn以外の全ての負レンズが負レンズGnに対応する。図4(A)の実施例3のリアアタッチメントレンズLAは、最も物体側から順に負レンズLと正レンズLOFで構成されている前方群LFを有している。そして最も像側から物体側へ順に負レンズLと、正レンズLIRと負レンズの接合レンズで構成されている後方レンズ群LRを有している。そしてリアアタッチメントレンズLAは全体的に負の屈折力を有している。前方レンズ群LFと後方レンズ群LRの間に負レンズGMnと正レンズGMpを有している。後方レンズ群LR中の接合レンズの接合面に回折光学部Dが設けられている。
実施例3では回折光学素子DOEを構成する接合レンズ中の負レンズと、負レンズGMn以外の全ての負レンズが負レンズGnに対応する。図5(A)の実施例4のリアアタッチメントレンズLAは、最も物体側から順に負レンズLと正レンズLOFで構成されている前方レンズ群LFを有している。そして最も像側から物体側へ順に負レンズLと正レンズLIRで構成されている後方レンズ群LRを有している。そしてリアアタッチメントレンズLAは全体的に負の屈折力を有している。前方レンズ群LFと後方レンズ群LRの間に負レンズGMnと正レンズGMpを有している。負レンズGMnと正レンズGMpは接合されており、その接合面に回折光学部Dが設けられている。
実施例4では負レンズGMn以外の全ての負レンズが負レンズGnに対応する。図6(A)の実施例5のリアアタッチメントレンズLAは、最も物体側から順に負レンズLと正レンズLOFで構成されている前方レンズ群LFを有している。そして最も像側から物体側へ順に負レンズLと正レンズLIRで構成されている後方レンズ群LRを有している。そして前記リアアタッチメントレンズLAは全体的に負の屈折力を有している。
前方群LFと後方群LRの間に負レンズGMnと正レンズGMpを有している。負レンズGMnと正レンズGMpは接合されており、その接合面に回折光学素子Dが設けられている。
実施例5では負レンズGMn以外の全ての負レンズが負レンズGnに対応する。図7(A)の実施例6のリアアタッチメントレンズLAは、最も物体側から順に負レンズLと、正レンズLOFと負レンズの接合レンズで構成されている前方レンズ群LFを有している。そして最も像側から物体側へ順に負レンズLと、正レンズLIRと負レンズの接合レンズで構成されている後方レンズ群LRを有している。そしてリアアタッチメントレンズLAは全体的に負の屈折力を有している。前方群LFと後方群LRの間に負レンズGMnと正レンズGMpを有している。負レンズGMnと正レンズGMpは接合されており、その接合面に回折光学部Dが設けられている。
実施例6では負レンズGMn以外の全ての負レンズが負レンズGnに対応する。各実施例において回折光学素子DOEには、それ自体に非球面の効果(光学作用)を持たせても良い。非球面の効果は、各実施例の回折光学素子DOEの回折光学部の位相の式(a)において、光軸からの距離Hの4乗の項の係数C以降の高次の項に値を持たせることによって、なされる。これにより、上記で述べた、色収差以外の非球面の効果に加え、回折格子による非球面の効果は、波長により異なる。このため、非球面の効果で球面収差の色差の変動を補正することが容易になる。
ここで、各実施例のリアアタッチメントレンズLAで用いた回折光学素子DOEの構成について説明する。リアアタッチメントレンズ内に配置される回折光学素子DOEを構成する回折光学部Dは、光軸に対して回転対称な回折格子より成っている。
図8(A)は回折光学素子1の回折光学部の一部分の拡大断面図である。図8(A)は基板(透明基板)2上に1つの層よりなる回折格子(回折光学部)3を設けている。図8(B)は、この回折光学素子1の回折効率の特性を示す説明図である。図8(B)において横軸は波長を表し、縦軸は回折効率を表している。なお、回折効率は全透過光束に対する回折光の光量の割合であり、格子部3aの境界面での反射光などは説明が複雑になるのでここでは考慮していない。
回折格子3の光学材料は、紫外線硬化樹脂(屈折率n=1.513、アッベ数ν=51.0)を用いている。格子部3aの格子厚dを1.03μmと設定し、波長530nm、+1次の回折光の回折効率が最も高くなるようにしている。すなわち設計次数が+1次で、設計波長が波長530nmである。
図8(B)中において+1次の回折光の回折効率は実線で示している。さらに、図8(B)では設計次数近傍の回折次数(+1次±1次である0次と+2次)の回折効率も併記している。図から分かるように、設計次数での回折効率は設計波長近傍で最も高くなり、それ以外の波長では徐々に低くなる。この設計次数での回折効率の低下分が他の次数の回折光(不要光)となり、フレアの要因となる。また、回折光学素子を光学系中の複数箇所に使用した場合には、設計波長以外の波長での回折効率の低下は透過率の低下にもつながることになる。
次に、異なる材料よりなる複数の回折格子を積層した積層型の回折光学素子について説明する。図9(A)は積層型の回折光学素子1の一部拡大断面図であり、図9(B)は図9(A)に示す回折光学素子1の+1次の回折光の回折効率の波長依存性を表す図である。図9(A)の回折光学素子1では、基板102上に紫外線硬化樹脂(屈折率n=1.499、アッベ数ν=54)からなる第1の回折格子104を形成している。更にその上に第2の回折格子105(屈折率n=1.598、アッベ数ν=28)を形成している。この材料の組み合わせにおいて、第1の回折格子104の格子部104aの格子厚dはd=13.8μm、第2の回折格子105の格子部105aの格子厚dはd=10.5μmとしている。
図9(B)からも分かるように、積層構造の回折格子104、105を備えた回折光学素子1にすることで、設計次数の回折光において使用波長全域(ここでは可視域)で95%以上という高い回折効率を得ている。なお、積層構造の回折光学素子1としては、図9(C)のように材料の組み合わせによっては2つの層104と105の格子厚を等しくしても良い。この場合は空気層を隔てて2つの回折格子の層を配置しても良い。
回折光学部は光学面の上に施されているが、そのベースは球面又は平面又は非球面でも良い。また、回折光学部は、それらの光学面にプラスチックなどの膜を回折光学部(回折面)として添付する方法である所謂レプリカ非球面で作成しても良い。回折光学部は大きな異常分散性を有することから、このようにリアアタッチメントレンズ内の軸外主光線が光軸から離れた位置を通過する位置に回折光学部を設けることで、特に画面周辺における、倍率色収差の補正を効果的に行うことが出来る。回折格子の形状は、その2i次項の位相係数をC2iとした時、光軸からの距離Hにおける位相φ(H)は前述した式(a)のように次式で表される。ただしmは回折次数、λは基準波長である。
一般に、レンズ、プリズム等の屈折光学材料のアッベ数(分散値)νは、d、C、F線の各波長における屈折力をN、N、Nとした時、次式で表される。
ν=(N−1)/(N−N)>0 ・・・(b)
一方、回折光学部のアッベ数νはd、C、F線の各波長をλ、λ、λとした時
ν=λ/(λ−λ) ・・・(c)
と表され、ν=−3.45となる。
これにより、任意波長における分散性は、屈折光学素子と逆作用を有する。また、回折光学部の基準波長における近軸的な一時回折光(m = 1)の屈折力φは、回折光学部の位相を表す前式(a)から2次項の係数をCとした時、φ= −2・Cと表される。さらに、任意波長をλ、基準波長をλとした時、任意波長の基準波長に対する屈折力変化は、次式となる。
φ’=(λ/λ)×(−2・C) ・・・(d)
これにより、回折光学部の特徴として、前式(a)の位相係数Cを変化させることにより、弱い近軸屈折力変化で大きな分散性が得られる。これは色収差以外の諸収差に大きな影響を与えることなく、色収差の補正を行うことを意味している。また位相係数C以降の高次数の係数については、回折光学部の光線入射高の変化に対する屈折力変化は非球面と類似した効果を得ることができる。それと同時に、光線入射高の変化に応じて基準波長に対し任意波長の屈折力変化を与えることができる。このため、倍率色収差の補正に有効である。
以下に主レンズ及び本発明の実施例1〜6に対応する数値実施例1〜6を示す。各数値実施例において、iは物体側からの面の順序を示し、rは物体側より第i番目の面の曲率半径、dは物体側より第i番目と第i+1番目の間隔、ndとνdは第i番目の光学部材の屈折率とアッベ数である。f、fno、2ωはそれぞれ無限遠物体に焦点を合わせたときの全系の焦点距離、Fナンバー、画角(度)を表している。回折光学素子(回折面)は前述(a)式の位相関数の位相係数を与えることで表している。そして、前述の各条件式と数値実施例における諸数値との関係を(表−1)に示す。尚、数値実施例1〜6において、主レンズMの最終面からリアアタッチメントレンズの第1R1面までの軸上空気間隔は20.56mmである。
(主レンズ)
f=299.99mm fno=2.99 2ω=8.26
面番号 r d nd νd 有効径
1 149.921 17.00 1.49700 81.5 103.45
2 -287.346 0.15 102.70
3 107.686 12.00 1.43387 95.1 93.56
4 948.608 4.36 92.17
5 -337.599 4.50 1.77250 49.6 92.08
6 151.227 14.92 86.70
7 82.152 15.00 1.49700 81.5 82.44
8 9334.428 0.15 80.48
9 52.124 5.00 1.58144 40.8 69.95
10 43.474 34.00 63.53
11 214.749 3.99 1.84666 23.8 49.49
12 -590.486 0.58 48.60
13 -509.687 2.20 1.88300 40.8 48.12
14 70.924 22.54 45.28
15(絞り) ∞ 7.64 40.64
16 139.913 1.80 1.84666 23.8 38.44
17 40.306 8.70 37.14
18 -250.105 1.00 36.28
19 63.188 5.00 1.84666 23.8 33.98
20 -180.442 1.70 1.75500 52.3 32.90
21 35.743 5.52 29.88
22 -93.126 1.65 30.02
23 83.876 2.50 30.99
24 106.897 4.70 1.72916 54.7 32.76
25 -211.862 2.64 33.64
26 54.058 6.00 1.48749 70.2 36.38
27 259.048 10.00 36.46
28 ∞ 2.00 1.51633 64.1 37.29
29 ∞ 37.29
(数値実施例1)
f=-100.36mm 拡大倍率=2.00
面番号 r d nd νd 有効径
1 84.753 1.60 1.79952 42.2 24.12
2 24.264 0.52 23.53
3 28.169 5.50 1.65412 39.7 23.58
4 -71.204 2.10 23.59
5 -324.314 1.20 1.77250 49.6 22.98
6 16.475 10.70 1.62004 36.3 22.46
7 -22.559 1.20 1.88300 40.8 22.71
8 83.922 5.75 23.87
9 54.821 4.81 1.65412 39.7 28.88(θgF=0.5737)
10(回折) -130.000 2.00 1.84666 23.9 29.24(θgF=0.6218)
11 130.000 5.04 29.95
12 -52.511 5.20 1.65412 39.7 31.00
13 -24.446 0.30 31.94
14 -54.233 1.55 1.84666 23.9 31.64
15 -110.598 32.29

第10面(回折面)
= 1.50597×10-4=-3.34020×10-7= 1.46058×10-10
(数値実施例2)
f=-95.09mm 拡大倍率=2.00
面番号 r d nd νd 有効径
1 91.740 1.60 1.88300 40.8 21.31
2 26.177 1.58 20.97
3 32.743 5.20 1.65412 39.7 22.14
4 -62.927 4.40 22.25
5 -83.044 1.20 1.74100 52.6 21.68
6 20.183 7.00 1.59270 35.3 21.81
7 -28.501 0.52 22.06
8 -27.028 1.20 1.88300 40.8 21.96
9 6861.465 2.41 22.95
10 68.994 4.10 1.65412 39.7 24.28(θgF=0.5737)
11(回折) -150.000 2.00 1.84666 23.9 24.65(θgF=0.6218)
12 152.241 6.86 25.13
13 -70.436 5.52 1.65412 39.7 28.25
14 -26.599 0.95 29.33
15 -62.879 1.55 1.84666 23.9 29.05
16 -244.453 29.53

第11面(回折面)
= 1.36063×10-4=-2.55075×10-7=-2.31053×10-10
(数値実施例3)
f=-91.87mm 拡大倍率=2.00
面番号 r d nd νd 有効径
1 77.233 1.60 1.80610 40.9 21.36
2 24.999 2.54 20.99
3 31.371 5.68 1.65412 39.7 21.75
4 -54.942 1.70 21.89
5 -84.665 1.20 1.80400 46.6 21.47
6 19.477 8.40 1.66680 33.0 21.45
7 -22.136 1.20 1.88300 40.8 21.68
8 215.868 2.16 22.54
9 -201.876 1.50 1.92286 18.9 25.09(θgF=0.6495)
10 215.028 0.50 25.63
11 143.495 5.28 1.65412 39.7 26.06(θgF=0.5737)
12 -53.915 8.92 26.61
13 -51.934 2.50 1.48749 70.2 28.99
14(回折) -66.265 4.00 1.65412 39.7 29.73
15 -28.067 0.50 30.22
16 -56.710 1.55 1.84666 23.9 29.66
17 -568.091 30.20

第14面(回折面)
= 1.72094×10-4=-6.19375×10-7= 6.96476×10-10
(数値実施例4)
f=-118.19mm 拡大倍率=2.00
面番号 r d nd νd 有効径
1 80.347 1.60 1.88300 40.8 21.04
2 25.840 1.96 20.69
3 42.569 5.20 1.64769 33.8 21.41
4 -76.977 3.40 21.84
5 548.744 1.20 1.72916 54.7 22.04
6 20.432 7.00 1.64769 33.8 22.08
7 -28.828 0.52 22.20
8 -28.281 1.20 1.88300 40.8 21.96
9 74.461 1.00 22.70
10 48.707 4.10 1.72047 34.7 23.72(θgF=0.5834)
11(回折) -154.380 2.00 2.14352 17.8 24.00(θgF=0.659)
12 121.497 13.00 24.42
13 -45.389 5.52 1.65412 39.7 29.84
14 -24.834 0.95 31.34
15 -73.695 1.55 1.84666 23.8 31.39
16 -143.814 31.88

第11面(回折面)
= 4.50457×10-5=-4.26172×10-8= 2.60284×10-10
(数値実施例5)
f=-127.67mm 拡大倍率=2.00
面番号 r d nd νd 有効径
1 70.575 1.60 1.88300 40.8 21.05
2 25.007 1.81 20.64
3 39.330 5.20 1.66680 33.0 21.28
4 -85.736 3.82 21.63
5 -538.480 1.20 1.72916 54.7 21.71
6 19.744 7.00 1.64769 33.8 21.83
7 -29.109 0.52 21.98
8 -29.121 1.20 1.88300 40.8 21.76
9 56.793 1.00 22.55
10 45.296 4.10 1.61340 44.3 23.66(θgF=0.5633)
11(回折) -69.724 2.00 1.94595 18.0 23.99(θgF=0.6544)
12 372.204 13.00 24.79
13 -45.562 5.52 1.65412 39.7 30.45
14 -25.527 0.95 31.99
15 -86.601 1.55 1.84666 23.8 32.20
16 -152.203 32.62

第11面(回折面)
= 7.86284×10-5=-3.51592×10-8=-4.30296×10-10
(数値実施例6)
f=-114.44mm 拡大倍率=2.00
面番号 r d nd νd 有効径
1 57.666 1.60 1.88300 40.8 21.01
2 25.706 2.75 20.55
3 37.881 5.20 1.62588 35.7 21.63
4 -64.992 1.50 1.71300 53.9 21.78
5 -111.456 6.59 21.91
6 -412.938 1.20 1.72916 54.7 21.75
7 19.123 7.00 1.64769 33.8 21.79
8 -30.335 0.52 21.92
9 -30.950 1.20 1.88300 40.8 21.68
10 46.714 2.75 22.36
11 40.169 4.64 1.61340 44.3 25.14(θgF=0.5633)
12(回折) -51.298 2.00 1.94595 18.0 25.34(θgF=0.6544)
13 -6280.367 6.15 26.22
14 -44.037 1.50 1.83481 42.7 28.09
15 111.173 8.25 1.65412 39.7 30.87
16 -25.243 0.95 31.88
17 -114.118 1.55 1.84666 23.8 32.61
18 -157.402 32.99

第12面(回折面)
= 5.13153e×10-5=-2.77008×10-8= 2.05002×10-10
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
Mは主レンズ系 LAはリアアタッチメントレンズ LFは前方レンズ群 LRは後方レンズ群 GMnは負レンズ GMpは正レンズ DOEは回折光学素子

Claims (11)

  1. 主レンズ系の像面側に着脱可能に装着され、前記主レンズ系の焦点距離に比べて長い方へ焦点距離を変化させるリアアタッチメントレンズにおいて、前記リアアタッチメントレンズは1以上の回折光学素子と、1以上の負レンズGMnを有し、前記負レンズGMnの材料のアッベ数と部分分散比差をνd_Mn、ΔθgF_Mn、前記負レンズGMnの焦点距離をfMn、前記リアアタッチメントレンズの最も物体側のレンズ面から最も像側のレンズ面までの距離をd、前記リアアタッチメントレンズの最も物体側のレンズ面から前記負レンズGMnの物体側のレンズ面までの距離をtMn、前記リアアタッチメントレンズの焦点距離をfとするとき、
    0.03<f/(νd_Mn×fMn)<0.20
    0.015<ΔθgF_Mn<0.060
    0.40<tMn/d<0.72
    なる条件式を満足することを特徴とするリアアタッチメントレンズ。
  2. 主レンズ系の像面側に着脱可能に装着され、前記主レンズ系の焦点距離に比べて長い方へ焦点距離を変化させるリアアタッチメントレンズにおいて、前記リアアタッチメントレンズは1以上の回折光学素子と、最も物体側にあるレンズLから像側に向かって焦点距離の符号が該レンズLと最初に逆符号となるレンズLOFの像側のレンズ面まで、もしくは該レンズLOFが像側のレンズと接合されているときは、前記接合レンズの最も像側のレンズ面までのレンズを前方レンズ群とし、最も像側にあるレンズLから物体側に向かって焦点距離の符号が該レンズLと最初に逆符号となるレンズLIRの物体側のレンズ面まで、もしくは該レンズLIRが物体側のレンズと接合されている時は、前記接合レンズの最も物体側のレンズ面までのレンズを後方レンズ群とするとき、前記前方レンズ群と後方レンズ群の間に1以上の負レンズGMnを有し、前記負レンズGMnの材料のアッベ数と部分分散比差をνd_Mn、ΔθgF_Mn、前記負レンズGMnの焦点距離をfMn、前記レンズLと前記レンズLOFの焦点距離を各々fLO、fLOF、前記レンズLと前記レンズLIRの焦点距離を各々fLI、fLIR、前記リアアタッチメントレンズの焦点距離をfとするとき、
    0.03<f/(νd_Mn×fMn)<0.20
    0.015<ΔθgF_Mn<0.060
    │fLO/f│<7.0
    │fLOF/f│<7.0
    │fLI/f│<7.0
    │fLIR/f│<7.0
    なる条件式を満足することを特徴とするリアアタッチメントレンズ。
  3. 前記負レンズGMnの材料の屈折率をNd_Mnとするとき、
    1.75<Nd_Mn<2.50
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載のリアアタッチメントレンズ。
  4. 前記回折光学素子の回折成分のみによる焦点距離をfDとするとき、
    25<fD/f<130
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1、2又は3に記載のリアアタッチメントレンズ。
  5. 前記回折光学素子より像側に少なくとも1つ以上のパワーの有するレンズが配置され、前記回折光学素子より像側の全てのレンズによる合成倍率をβREARとするとき、
    0.9<βREAR<5.0
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のリアアタッチメントレンズ。
  6. 前記回折光学素子の回折光学部は、2枚のレンズの接合面に配置されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のリアアタッチメントレンズ。
  7. 前記回折光学素子を構成する回折光学部は、回折次数をm、基準波長(d線)をλ、光軸からの垂直方向の距離をH、2i次項の位相係数をC2i、位相をφ(H)とし、
    φ(H)=(2π・m/λ)・(C・H+C・H+・・C2i・H2i
    の式で表わしたとき、位相計数Cの次のゼロではない高次の位相係数は、位相計数Cと逆符号となることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のリアアタッチメントレンズ。
  8. 前記リアアタッチメントレンズは1以上の正レンズGMpを有し、前記正レンズGMpの材料の屈折率と部分分散比差を各々NMp、ΔθgF_Mp、前記リアアタッチメントレンズの最も物体側のレンズ面から、前記正レンズGMpの物体側のレンズ面までの距離をtMp、前記正レンズGMpの焦点距離をfMpとするとき、
    -2.5<f/(NMp×fMp)<-0.3
    -0.020<ΔθgF_Mp<-0.001
    0.6<tMp/tMn<1.4
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のリアアタッチメントレンズ。
  9. 前記リアアタッチメントレンズは前記負レンズGMn以外に1以上の負レンズGnを有し、前記負レンズGnの材料の屈折率をNとするとき、
    1.65<N<2.50
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載のリアアタッチメントレンズ。
  10. 主レンズ系と、前記主レンズ系の像側に着脱可能に装着された請求項1乃至9のいずれか1項のリアアタッチメントレンズと、を有することを特徴とする撮影光学系。
  11. 請求項10の撮影光学系と前記撮影光学系によって形成された像を受光する固体撮像素子とを有することを特徴とする撮像装置。
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