JP2010500101A - 細かい気泡の泡層が設けられている飲料又は細かい気泡の泡層を少なくとも事実上有しない飲料を提供する方法、抽出及び/又は溶解される製品で充填されているカバーを有するパッド、そのようなパッド及びホルダが設けられているアセンブリ、飲料を調製する飲料調製装置 - Google Patents

細かい気泡の泡層が設けられている飲料又は細かい気泡の泡層を少なくとも事実上有しない飲料を提供する方法、抽出及び/又は溶解される製品で充填されているカバーを有するパッド、そのようなパッド及びホルダが設けられているアセンブリ、飲料を調製する飲料調製装置 Download PDF

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Abstract

抽出及び/又は溶解される少なくとも1つの製品28で充填されているカバー26を有するパッド6を用いて、細かい気泡の泡層が設けられている飲料又は細かい気泡の泡層を少なくとも事実上有しない飲料を提供する方法、パッド、パッド及びホルダのアセンブリ、並びに飲料調製装置1。この方法は、パッド6を第1の使用状態Aで使用するか又は第2の使用状態Bで使用するかを選択すること、及びこの選択に従って、パッド6を第1の使用状態A又は第2の使用状態Bで使用することを含む。第1の使用状態Aでは、飲料に細かい気泡の泡層が得られる。第2の使用状態Bでは、そのような細かい気泡の泡層を少なくとも事実上有しない飲料が得られる。
【選択図】図2a

Description

本発明は、抽出及び/又は溶解される少なくとも1つの製品で充填されているカバーを有するパッドを用いて、細かい気泡の泡層が設けられている飲料又は細かい気泡の泡層を少なくとも事実上有しない飲料を提供する方法に関し、この方法は、水等の流体を圧力下でパッドに供給することによって流体をパッドを通して圧送し、後にパッドから出る飲料を得ることを含む。
特許文献1は、パッドがホルダ内に配置され、このホルダと共に、流体流路に配置されることを記載している。この後、水を圧力下で流体流路に流す。パッド内では、抽出液及び/又は溶液が形成される。この記載の方法を用いて、使用者は、飲料調製システムを、細かい気泡の泡層を有しない飲料が提供される第1の様式か、又は細かい気泡の泡層を有する飲料が提供される第2の様式に設定することができる。特許文献1では、これは、例えばシステムに、細かい気泡の泡層を形成するジェットを形成する制限部か、又は泡層を形成しない制限部を設けることによって達成される。特許文献1において、実際的な実施の形態では、システムには、泡層を有しない飲料を提供する第1のホルダと、泡層を有する飲料を提供する、第1のホルダと交換可能な第2のホルダとが設けられる。第2のホルダを使用する場合、さらに、製品の上流に位置する流れ制限部をスイッチオンにするか又は設け、第1のホルダを使用する場合、流れ制限部をスイッチオフにするか又は取り外す。
記載の方法の欠点は、実際に細かい気泡の泡層を形成するか又は細かい気泡の泡層を少なくとも形成しないかを選択するために行う必要がある2つの適合動作(adaptations)を伴うことである。これは経済的に不都合であり、さらに、細かい気泡の泡層を少なくとも事実上有しないことが選択されるのではなく、逆に細かい気泡の泡層を有することが選択されるとき(その逆もまた同様)、2つの適合動作のうち一方のみが提供される場合に誤りを引き起こす可能性がある。
国際公開第2006/016814号
本発明の目的は、前述の欠点を改善するか、且つ/又は、パッドを用いて、細かい気泡の泡層が設けられている飲料、若しくは細かい気泡の泡層を少なくとも事実上有しない飲料を提供する代替的な方法を提供することである。
このために、本発明によると、この方法は、少なくとも第1の側面及び第2の側面を有するカバーを備えるパッドを提供することを含み、パッドには、カバーの第2の側面に注ぎ口を設け、パッドを第1の使用状態で使用するか又は第2の使用状態で使用するかを選択することを含み、そのなされた選択に従ってパッドを第1の使用状態又は第2の使用状態で使用することを含み、第1の使用状態では、流体をカバーの第1の側面を介してカバー内の製品に供給することによって流体をパッドを通して流し、飲料に細かい気泡の泡層を得るのに用いる飲料のジェットの形態で注ぎ口を介してパッドから出る飲料を得ること、及び第2の使用状態では、流体を注ぎ口を介してカバー内の製品に供給することによって流体をパッドを通して流し、カバーの第1の側面を介して上記ジェットの形状でではなくパッドから出る飲料を得て、その結果、上記細かい気泡の泡層を少なくとも事実上有しない飲料を得ることを特徴とする。
このように、同(one and the same)一のパッドを用いて、細かい気泡の泡層を有するか又は有しない飲料を提供することが可能であり、流体を、パッドの第1の側面に供給するか又はパッドの注ぎ口に供給するかを選択することによって、飲料に細かい気泡の泡層を設けるか、又は飲料に細かい気泡の泡層を少なくとも事実上設けないかを決定することができる。
好ましくは、第1の側面及び第2の側面は互いに対向する。その結果、パッドを(実質的に180度)反転させるか又は反転させないことによって、細かい気泡の泡層を有する飲料を調製するか、又は細かい気泡の泡層を少なくとも事実上有しない飲料を調製するかを選択することができる。一実施の形態では、第1の使用状態では、流体はパッドを通って第1の貫流方向に流れ、第2の使用状態では、流体は、パッドを通って第1の貫流方向とは反対である第2の貫流方向に流れるということになる。
概して、上記方法は、ホルダを提供すること、及びホルダ内にパッドを配置することを含む。
好ましくは、第1の使用状態におけるパッドの第1の貫流方向は、ホルダ内の流体の流れ方向と実質的に同じである。好ましくは、第2の使用状態におけるパッドの第2の貫流方向が、ホルダ内の流体の流れ方向と実質的に同じである。このように、パッドを、流体の流れ方向と実質的に同じである第1の貫流方向でホルダ内に配置することによって、細かい気泡の泡層を有する飲料を調製することが可能であり、また、パッドを、流体の流れ方向と実質的に等しい、第1の貫流方向とは実質的に反対である第2の貫流方向でホルダ内に配置することによって、細かい気泡の泡層を有しない飲料を調製することが可能である。
好ましくは、第1の使用状態におけるホルダ内の流体の流れ方向は、第2の使用状態におけるホルダ内の流体の流れ方向と同じである。したがって、流体を、細かい気泡の泡層を有する飲料を調製するときでも細かい気泡の泡層を有しない飲料を調製するときでも同じ様式でホルダを通して流すことができる。したがって、第1の使用状態又は第2の使用状態を得るのにホルダ内で流体の流れ方向を反転させる必要がない。このように、細かい気泡の泡層を有するか又は有しない飲料を自在に得るためにそれ自体は設定する必要がない、飲料調製装置を使用することが可能である。
したがって、より包括的には、上記方法は、第1の使用状態の場合、パッドを第1の位置でホルダ内に配置すること、及び第2の使用状態の場合、パッドを、流体の流れ方向に対して第1の位置とは反対の第2の位置でホルダ内に配置することを含むことになる。よって、(パッドを反転させるか又は反転させないことによって)ホルダ内の流体の流れ方向に対するパッドの位置を選択することによって、細かい気泡の泡層を有する飲料を調製するか、又は細かい気泡の泡層を少なくとも事実上有しない飲料を調製するかを決定することができる。これは、細かい気泡の泡層を有するか又は有しない飲料を調製するために、使用する飲料調製装置を設定する必要がないという利点を提供する。
好ましくは、ホルダには少なくとも1つの開口を有する底部が設けられ、第1の使用状態では、注ぎ口をこの開口上又は開口内に配置しながらカバーの第2の側面が底部に載ることによって、ジェットはホルダの開口を介してホルダから出て、第2の使用状態では、カバーの第1の側面が底部に載る。これは、パッドがホルダ内に簡単に受け入れられることができ、且つ、使用時に、第1の使用状態では飲料をジェットの形態で注ぎ口から出すことができるように注ぎ口がホルダによって覆われていない(free from)という利点を提供する。
カバーは、第1の側面が、流体及び飲料を透過させ、且つ製品を少なくとも事実上透過させないフィルタとして少なくとも部分的に設計されることが好ましい。したがって、簡単な方法によって、第1の使用状態では流体をカバーの第1の側面を介してカバー内の製品に供給することができ、また、第2の使用状態では飲料をカバーの第1の側面を介してパッドから出すことができる。
好ましくは、カバーは、第2の側面が、流体、飲料及び製品を少なくとも事実上透過させない材料として設計される。このようにして達成されることは、第1の使用状態において、飲料がジェットの形態で実質的に専ら注ぎ口を介してパッドから出るということである。
第2の使用状態において、流体をパッドの第2の側面に圧力下で供給することによって流体が注ぎ口を介してパッドに流れ込むことが好ましい。したがって、第2の使用状態では、注ぎ口は流れ制限部として働き、カバー内の製品を通して流体を給送する速度は、流れ制限部が存在しない場合よりも遅い。よって、製品が非常に効率的に抽出及び/又は溶解される。
好ましくは、カバーは第1の側面が第1のシートによって形成され、第2の側面が第2のシートによって形成される。これは、製造が簡単なパッドが提供されるという利点を提供する。
本発明はさらに、抽出及び/又は溶解される製品で充填されているカバーを有するパッドであって、使用時に、水等の流体を圧力下でパッドに供給することによって流体をパッドを通して流し、後にパッドから出る飲料を得るためのパッドに関する。
本発明によると、パッドは、注ぎ口が設けられ、本発明による方法に従って第1の使用状態又は第2の使用状態において自在に使用することができるように設計されることを特徴とする。
また、本発明は、上記パッド及びホルダが設けられているアセンブリに関する。
本発明はさらに、抽出及び/又は溶解によって飲料を調製する飲料調製装置であって、上記アセンブリが設けられ、ホルダが、パッドと、流体を圧力下でパッドに供給する流体供給手段とを保持するように設計される、飲料調製装置に関する。
ここで、図面を参照して本発明を非限定的な例としてさらに説明する。
飲料調製装置の斜視図である。 蓋が開いている、図1aの飲料調製装置の斜視図である。 ホルダを内部に配置することができる方法を示している、図1aの飲料調製装置の斜視図である。 ホルダと、第1の位置にある本発明によるパッドの第1の実施形態とを示す図である。 ホルダと、第2の位置にある図2aのパッドとを示す図である。 図1a〜図1cの飲料調製装置の縦断面図である。 第1の使用状態にある本発明によるホルダ及びパッドのアセンブリの概略的な断面図である。 第2の使用状態にある図4aのアセンブリを示す図である。 本発明によるパッドの第2の実施形態を示す図である。 本発明によるパッドの第3の実施形態を示す図である。 本発明によるパッドの第4の実施形態を示す図である。 本発明によるパッドの第5の実施形態を示す図である。 本発明によるパッドの第6の実施形態を示す図である。 本発明によるパッドの第7の実施形態を示す図である。
図面において、同一の参照符号は同一の部分を指す。
図1a〜図1cは、抽出及び/又は溶解によって飲料を調製する飲料調製装置1の斜視図である。ここで、図1aは、蓋2が閉じている飲料調製装置1を示し、図1b及び図1cは、蓋2が開いている飲料調製装置1を示す。図1a〜図1cでは、より詳細にはコーヒーマシン1が含まれる。図示のコーヒーマシン1は、パッド6及びホルダ8が設けられているアセンブリ4(図2a及び図2bを参照)を受け取るのに好適である。ホルダ8は、パッド6を保持するように設計され、使用時には、パッド6の少なくとも部分的に下流に配置される。蓋2が閉じている場合、ホルダ8はホルダ蓋9(図3を参照)によって閉じられている。コーヒーマシン1は、ハウジング12及び脚部14をさらに備え、この脚部14の上に、飲料の調製中に1つ又は2つのカップ(図示せず)を配置することができる。ハウジング12は、流体、特に液体、コーヒーマシン1の場合には水をパッド6に給送する流体供給手段16、この例では導管(図3を参照)をさらに備える。ハウジング12は、使用時には泡を形成することができる、この例ではバッファリザーバ18によって形成される泡形成手段52と、水リザーバ20と、水、この例では熱水を、水リザーバ20から流体供給手段16及び供給口24を通して圧力下でパッド6まで給送する流体配量ユニット22、この例では熱水配量ユニットをさらに備える。
図2a及び図2bには、パッド6の第1の実施形態が示されている。パッドは第1の側面23及び第2の側面25を有するカバー26を有する。カバー26によって囲まれている空間が、抽出及び/又は溶解される製品28、この例では挽いたコーヒー豆で充填されている。カバー26には、周縁34、36をそれぞれ有し、また、これらの周縁34、36に隣接する相互接続部38、40であって、この実施形態では環状のシール継ぎ目42を形成する相互接続部38、40をそれぞれ有する第1のシート30及び第2のシート32が設けられる。第1のシート30はカバーの第1の側面23を形成し、第2のシート32はカバー26の第2の側面25を形成する。
図2a及び図2bでは、製品28は第1のシート30と第2のシート32との間、すなわちパッド6の第1の側面23と第2の側面25との間に位置する。
パッド6には、抽出液及び/又は溶液を噴き出す注ぎ口44がさらに設けられる。注ぎ口44は、カバー26によって囲まれている空間と流体連通している。注ぎ口44は第2のシート32に含まれ得るが、第2のシート32は流体、飲料及び製品を事実上透過させないように設計される。注ぎ口44は、第2のシート上(on or at)にも含まれ得るが、第2のシート32は、流体連通部は別として、流体、飲料及び製品を事実上透過させないように設計される。第2のシート32は、プラスチックから製造することができるが、同様にセラミック材料、金属、生分解性プラスチック又はゴムからも製造することができる。この実施形態では、第1のシート30及び第2のシート32は、切り離し不能に相互接続される。
この例では、第1のシート30は完全にろ過材から形成され、このろ過材は、製品28、例えば挽いたコーヒー豆をパッド6内に保持するのに好適である一方、流体及び飲料は透過させる。このようなろ過材は例えばろ紙である。このように、カバー26は、第1の側面23が、流体及び飲料を透過させ、且つ製品28を少なくとも事実上透過させず、すなわち溶解可能な状態及び/又は抽出可能な状態の製品28並びに製品の残渣に対するバリアを形成するフィルタとして設計される。
図2a及び図2bにおいて、パッド6を保持するホルダ8がさらに示される。パッド6及びホルダ8それぞれの形態、またこの例ではホルダ蓋9(図4a及び図4bも参照のこと)の形態も、パッド6及びホルダ8のアセンブリを、コーヒーマシン1において使用するのに好適である2つの方法で得ることができるように互いに調節される。そのために、この例では、パッド6は第1のシートと第2のシートとの間の、第1のシート及び第2のシートに対して実質的に平行に延在する対称な平面に対して実質的に対称な設計から成る。この例では、ホルダ8は、少なくとも使用時に、パッド6の下流に配置される支持部46と、開口48の形態の流路とを有する。
パッド6をホルダ8内に配置する第1の可能性が図2aに示されており、矢印Aによって、パッド6が第1の位置を取ることができる方法が示されており、この第1の位置では、パッド6の第2のシート32は支持部46に当接し、注ぎ口44は、開口48内、又は開口48付近にある。
パッド6をホルダ8内に配置する第2の可能性が図2bに示されており、矢印Bによって、パッド6が第2の位置を取ることができる方法が示されており、この第2の位置では、パッド6の第1のシート30が支持部46に当接する。したがって、第2のシート32は、製品28の、ホルダ8の支持部46から遠位の側面にある。
上述の第1の位置及び上述の第2の位置の両方において、パッド6及びホルダ8は、図1cにも示すようにコーヒーマシン1に配置可能であるアセンブリを形成する。当然ながら、まずホルダ8をコーヒーマシン1内に配置した後で、第1の位置又は第2の位置に達するようにパッド6をホルダ8内に配置することも可能である。パッド6及びホルダ8をコーヒーマシン1内に配置した後で蓋2を閉じ、その後コーヒーマシン1を作動させることができる。
これまで記載した飲料調製装置1及びパッドは、泡立っているか又は泡立っていない飲料を自在に提供する以下の方法に従って使用することができる。使用者は、細かい気泡の泡層を有する飲料を調製したいか又は細かい気泡の泡層を有しない飲料を調製したいかを選択する。したがって、使用者はパッド6を第1の使用状態で使用するか又は第2の使用状態で使用するかを選択する。なされた選択に従って、パッドを第1の使用状態又は第2の使用状態で使用する。この例では、パッド6を、第1の使用状態で使用するためにホルダ8内に第1の位置で配置するか、又は第2の使用状態で使用するためにホルダ8内に第2の位置で配置する。次いで、飲料を調製するために飲料調製装置1のスイッチを入れることができ、この例では、飲料調製装置はパッドを通して圧力下で水を流し、後にパッドから出る飲料を得る。飲料はまたホルダ8から出て、例えばマグ又はカップに供給される。
したがって、使用される飲料調製装置1は、パッド6が飲料調製装置1に対して第1の位置を取り、且つパッドが飲料調製装置1に対して第2の位置を取るように設計され、第1の位置では、使用時に、第1の使用状態が達成され、第2の位置では、使用時に、第2の使用状態が達成される。この場合、パッド6及び飲料調製装置1の使用者は、パッド6を飲料調製装置1に設けると、飲料調製装置1に特別なボタン又はスイッチを設ける必要なく、細かい気泡の泡層を有する飲料を調製するか又は細かい気泡の泡層を少なくとも事実上有しない飲料を調製するかを選択することができる。パッド6は例えば、ホルダ8に対して反転させることによって、飲料調製装置1内で第1の位置と第2の位置との間で切り替え可能(exchangeable)であり得る。
使用時には、流体は、流体供給手段16によって画定される流体流路に沿ってパッド6へ供給される。この供給は、注ぎ口44を通って流れることができるように一定の圧力で行なわれる。この例では、ホルダ8内の流体の流れ方向は、パッドがホルダ内に第1の位置で配置されているか又は第2の位置で配置されているかとは無関係である。原則として、1bar〜7bar(100000Pa〜700000Pa)の圧力が好適である。より詳細には、1bar〜2bar(100000Pa〜200000Pa)の圧力が使用される。
パッド6が第1の位置にある第1の使用状態では(図2aを参照)、流体は、流体配量ユニット22によって、リザーバ20から流体供給手段16及び供給口24を介して、さらにカバー26の第1の側面23を介してカバー26内の製品28へ供給される。この例では、流体は第1のシート30を介してパッド6内へ流れる。次に流体はパッド6、したがって製品28を通って、第1の側面23から第1の貫流方向に、第2の側面25に位置付けられる注ぎ口44まで流れる。ここで、パッド6の第1の貫流方向はホルダ8内の流体の流れ方向と実質的に同じである。この後、流体及び製品28から得られた飲料は注ぎ口44を通して圧送される。その結果、飲料は、飲料のジェットの形態で注ぎ口4から噴き出す。ここで、注ぎ口44は流れ制限部を形成する。
この例では、コーヒーのジェットは開口48を通ってバッファリザーバ18内に噴き出る。バッファリザーバ18では、欧州特許第0878158号に記載されるようにコーヒーに泡が形成される。したがってこの例では、飲料調製装置1は、この例ではパッド6の注ぎ口44から噴出するジェットの影響下で飲料に細かい気泡の泡層を形成する、バッファリザーバ18によって形成される泡形成手段52を備える。この後、コーヒーは、さらなる開口50を介して、図示しないカップ内に細かい気泡の泡層を有するコーヒーを形成するコーヒーマシン1から出る。
例えば、ジェットが、(国際公開第03/105642号に記載されるように)ジェット衝突要素上に噴き出すか、又は(欧州特許第1317200号に記載されるように)粗面に噴き出すように細かい気泡の泡層を形成することも可能である。したがって、泡形成手段52は例えば、排他的ではないが、液体表面、ジェット衝突要素又は粗面を含み得る。
パッド6が第2の位置にある第2の使用状態では(図2bを参照)、流体は、流体配量ユニット22によって、リザーバ20から流体供給手段16を介してパッド6へ供給され、且つ供給口24を介して圧力下でカバー26の第2の側面25へ供給される。カバー26によって囲まれている、製品28が位置する空間が、第2の側面において専ら注ぎ口44を介して流体にアクセス可能であるため、流体はこの注ぎ口へ流れ込む。飲料調製装置、例えばホルダ8及び/又はホルダ蓋9はこの場合、例えばシール継ぎ目42が、例えばOリング等のクランプ43によってクランプされるように、迂回(パッドを通るのではなくパッドに沿う流体の流れ)を防止するように設計されることが好ましい。したがって、流体は注ぎ口44を介してカバー26内の製品28へ供給される。ここで、注ぎ口44は流れ制限部を形成する。
この場合、流体は、パッド6、したがって製品28を通って、第2の側面25に位置する注ぎ口44から第1の側面23まで第2の貫流方向に流れる。この例では、したがって第2の貫流方向は第1の貫流方向とは実質的に反対である。ここで、第2の使用状態では、パッドの第2の貫流状態はホルダ内の流体の流れ方向と実質的に同じである。この後、流体及び製品28から得られた飲料は、パッド6から第1の側面の、この例では、第1のシート30を通って流れる。ここで、ホルダ8には、パッド6の第1の側面が当接する、支持部46の平面に溝を設けてもよく、この溝は開口48で終端し、飲料がパッド6から流れることを容易にする。この例では、調製されたコーヒーはバッファリザーバ18に流れ込み、ここでは、飲料は細かい気泡の泡層を得るようにジェットの形態でパッドから出ていないため、事実上泡は形成されない。さらなる開口50を介して飲料調製装置から出る飲料は泡層を少なくとも事実上有しない。
第2の使用状態において注ぎ口は流れ制限部を形成するため、カバー26内の製品28を通る流体の貫流速度は、流れ制限部が存在しない場合よりも遅い。よって、製品28が非常に効率的に抽出及び/又は溶解される。流れ制限部によって生じる、パッドから流れる飲料の速度が遅くなることも、細かい気泡の泡層を実質的に有しない飲料に寄与する。
このように、第1の使用状態及び第2の使用状態の両方において注ぎ口44は流れ制限部として使用される。したがって、第1の使用状態及び第2の使用状態において、流体はパッド6の同じ流れ抵抗を受ける。よって、流体がパッドに供給される時間期間に基づいてパッドに供給される流体の量を調節することができる。したがって、流体がパッドに供給される時間期間に基づいてパッドに供給される流体の量を調節する非常に簡単な飲料調製装置1を使用することができる。
図2a及び図2bにおいて、第1の側面23及び第2の側面25はホルダ内の流体の流れ方向を横切って延在する。図2a及び図2bにおいて、さらに、第1の側面23及び第2の側面25は第1の貫流方向及び第2の貫流方向を横切って延在する。よって、パッドを実質的に180度反転させるか又は反転させないことによって、細かい気泡の泡層を有する飲料を調製するか、又は細かい気泡の泡層を少なくとも事実上有しない飲料を調製するかが選択される。
図4a及び図4bは、ホルダ8及びパッド6のアセンブリ54を示す。明確にするために、図4a及び図4bでは、ホルダ蓋9も示す。ここで、ホルダ蓋9は必ずしもホルダ8の一部を形成する必要はない。図4aでは、パッド6は、第1の使用状態で使用するために第1の位置でホルダ8内に配置されている。図4bでは、パッド6は、第2の使用状態で使用するために第2の位置でホルダ8内に配置されている。図4a及び図4bでは、
ホルダには少なくとも1つの開口48を有する底部が設けられる。第1の使用状態(図4a)では、カバーの第2の側面がこの底部に載り、注ぎ口44が開口48上又は開口48内に位置付けられ、それによって、ジェット及び/又は飲料がホルダの開口を介してホルダから出るようにする。第2の使用状態(図4b)では、カバーの第1の側面が底部に載る。
図4a及び図4bでは、第1の使用状態において、パッド6の注ぎ口44から噴出するジェットの影響下で飲料に細かい気泡の泡層を形成するための、飲料調製装置1の泡形成手段52がホルダ8の泡形成手段56によって形成されていることが分かる。泡形成手段56は、図4a及び図4bにおいてジェット衝突要素として設計されている。泡形成手段56は飲料調製装置1の泡形成手段52に関して説明されるものとは異なって設計することもできることが明らかであろう。泡形成手段56を有するホルダを提供することによって、ホルダ8及びパッド6のアセンブリを用いて、飲料調製装置において細かい気泡の泡層を有する飲料を提供することが可能であるという利点を提供する。
図4a及び図4bでは、パッド6には、注ぎ口と製品との間に延在する流体流領域57を形成する離間手段58がさらに設けられ、この流体流領域57は流入表面59を有し、使用時に、第1の使用状態(図4aを参照)において流体及び/又は飲料がこの流入表面59を介して流体流領域57に流れ込み、流体流領域57から注ぎ口44を介して流れる。図4aでは、流入表面59が注ぎ口44の表面よりも大きい表面を有することも分かる。したがって、飲料は、注ぎ口のサイズを有する貫流表面を介して製品が位置する空間から出るときよりも大きい貫流表面を介して、製品が位置する空間から出ることができる。その結果、製品28はより効率的に抽出及び/又は溶解される。次いで、飲料は、流体流領域57を通って注ぎ口44まで実質的に妨げられずに流れることができることによって、パッド6から効率的に出ることができる。
この例では、離間手段58はまた、製品28を注ぎ口44から一定の距離に保持するため、注ぎ口44は、製品、例えば挽いたコーヒー(豆)の粒子で詰まることが防止される。
図5a〜図5fは、本発明による方法で使用する、本発明によるパッド6の例を示す。
図5aは、本発明によるパッド6の第2の実施形態を示す。パッドは、抽出及び/又は溶解される製品28で充填されている、第1の側面23及び第2の側面25を有するカバー26を有する。カバー26には、周縁34、36をそれぞれ有し、また、これらの周縁34、36に隣接する相互接続部38、40であって、この実施形態では環状のシール継ぎ目42を形成する相互接続部38、40をそれぞれ有する第1のシート30及び第2のシート32が設けられる。
図5aでは、パッド6には離間手段58がさらに設けられる。図5aでは、離間手段58は、流体及び飲料を透過させ、且つ製品28を少なくとも事実上透過させず、すなわち溶解可能な状態及び/又は抽出可能な状態の製品28並びに製品の残渣に対するバリアを形成する、要素60、例えば実質的に剛性の要素として設計される。この要素60は、連続気泡発泡体(open cell foam)の片、任意選択的に焼結された粒子材料及び/又は金網62から成り得る(comprise)。この例では、注ぎ口44は、製品28が位置する、カバーによって囲まれている空間と流体連通している。この流体連通部は、ここでは例えば連続気泡発泡体及び/又は任意選択的に焼結された粒子材料の開空間によって形成される流体流領域57によって形成される。この例では、注ぎ口44は第2のシート32に含まれ、第2のシートは、流体及び飲料を事実上透過させないように設計される。これによって、飲料が少なくとも事実上専ら注ぎ口44を介して配量されるという利点を提供する。
図5bは、本発明によるパッド6の第3の実施形態を示す。この例では、離間手段58が、同様に製品28が延在するパッド6の全幅にわたって実質的に延在する。離間手段は、図5aに基づいて記載するような要素60、例えば実質的に剛性の要素から成り得る。離間手段はまた、粗く粒状にした材料から成り得る。その場合、パッド6に、粗く粒状にした材料及び製品28を別々に保持する第3のシート64を設けると有利である。第3のシート64は、ろ過材から製造され得る。ここで、流体流領域57は、連続気泡発泡体及び/又は任意選択的に焼結された粒子材料の開空間によって形成される。図5aの例において、流入表面59は、製品28が延在するカバー26の全断面にわたって実質的に延在する。したがって、調製される飲料は、製品28が延在するカバー26の実質的に全断面にわたって、製品28が位置する空間から流体流領域57まで流れることができる。これによって、調製される飲料が、製品28が位置している空間から効率的に出て、注ぎ口44まで流れることができるという利点を提供する。
図5cは、本発明によるパッド6の第4の実施形態を示す。この例では、離間手段58は、この例では第3のシート64を注ぎ口44から一定の距離に保持する1つのリブ66又は複数のリブ66によって形成される。このように、流体流領域57は、第3のシート64と注ぎ口44との間の開空間によって形成される。この例では、注ぎ口44は第2のシート32に含まれ、第2のシートは、流体を少なくとも事実上透過させないように設計される。この例では、第2のシート32は、例えばプラスチック製の例えば実質的に剛性のトレイとして設計され得る。この例では、第3のシート64は、ろ過材から製造され得る。
図5dは、本発明によるパッド6の第5の実施形態を示す。図5dでは、注ぎ口44は、流入口70及び配量口72が設けられている注ぎ要素68を備えるが、流入口70は、流体連通によって、カバーによって囲まれている空間と接続されており、配量口72は、飲料のジェットを生成するのに用いられるように設計される。この例では、注ぎ要素68は、パッド6の外側、この例ではカバー26の第2の側面25、より詳細には第2のシート32に取り付けられている。この例では、注ぎ要素の流入口70は配量口72よりも大きい断面を有する。したがって、調製される飲料は、流入口70のより大きい断面を介してカバー26から流れることによって、パッド6から効率的に排出されることができる。この例では、第2のシート32は、流入口70とは別に、流体を少なくとも事実上透過させないように設計される。このために、第2のシート32は、例えばろ過材から製造され、流入口70とは別に、流体及び飲料を実質的に浸透させないコーティングが設けられる。
図5eは、本発明によるパッド6の第6の実施形態を示す。図5eでは、パッド6には実質的に剛性の皿部分74が設けられる。この例では、注ぎ口44は皿部分74に含まれる。ここで、皿部分74は、流体及び飲料を少なくとも事実上浸透させないことが好ましい。この例では、製品28は第1のシート30と第3のシート64との間に収容される。図5eでは、皿部分74には離間手段58がさらに設けられており、離間手段58は、この例では第3のシート64を含み、注ぎ口44を第3のシート、したがって製品28から一定の距離に保持する。この例では、離間手段58は複数の棒76から成る。第3のシート64は棒76の上部に載る。したがって、注ぎ口44は、第3のシート64から一定の距離に配置される。皿部分74及び複数の棒76は、例えば(生分解性)プラスチックから製造することができる。
図5fは、本発明によるパッド6の第7の実施形態を示す。図5fでは、パッドには、第1の使用状態においてパッド6の注ぎ口44から噴出するジェットの影響下で飲料に細かい気泡の泡層を形成する泡形成手段78がさらに設けられる。図5fでは、泡形成手段78は粗面として設計される。泡形成手段78は、飲料調製装置1の泡形成手段52に関して記載されるものとは異なるように設計することもできることが明らかであろう。
図5fに示すパッドには、泡形成手段78を注ぎ口44から一定の距離に保持する泡形成離間手段79が設けられ得る。この泡形成離間手段は、例えば少なくとも1つのリブ又は少なくとも1つの棒として設計され得る。泡形成手段78は、図5eに示すような実質的に剛性の皿部分74にも含まれ得る。
図5fに示すパッドには、注ぎ口と製品との間に延在する流体流領域を形成する離間手段58をさらに設けることができ、流体流領域は流入表面を有し、使用時には、第1の使用状態において流体及び/又は飲料がこの流入表面を介して流体流領域に流れ込み、この流体流領域から注ぎ口を介して流れる。そのために、離間手段58は、例えば図5a〜図5eのうちの1つに示すように設計することができる。
本発明は、本明細書に記載される実施形態にいかなる方法によっても限定されない。例えば、第1のシートの全体をろ過材から製造しない実施形態を提供することが可能である。また、カバーがフレームから形成され、複数のシートがこのフレーム内に設けられる実施形態が可能である。
流体をパッドの第1の側面及び/又は第2の側面に流出入させる場合に、飲料に細かい気泡の泡層が設けられるか又は細かい気泡の泡層を設けないかを指示する文章又は絵文字等の指示手段をパッドのカバーの第1の側面及び/又は第2の側面に設けることが可能である。
上記例において、パッドは注ぎ口を含む。パッドは、パッドを出て、少なくとも1つのジェットによって飲料に細かい気泡の泡層を得るのに用いる飲料の1つのジェット又は複数のジェットを生成するのに用いる複数の注ぎ口を含むことも可能である。ここで、パッドは、専ら少なくとも1つの注ぎ口を介して飲料を配量するように設計されることが可能である。
パッドはさらに、例えば第1のシート及び/若しくは第2のシートの少なくとも一部がパッド6の残りの部分から切り離し可能であるように設計されることによって、並びに/又は、パッドに製品を充填する弁をパッドに設けることによって再充填可能であるように設計することが可能である。
上記例では、パッドのカバー内の製品は挽いたコーヒー(豆)を含む。パッドは、茶を調製するための茶葉等の抽出及び/又は溶解される他の製品を含むことも可能である。ここで、パッドを例えば自動的に充填する場合、特に抽出される製品で充填するのに使用されるパッドのタイプは考慮に入れる必要がない。
すべてのそのような変形形態は、特許請求の範囲に記載される本発明の構想に入るものと理解される。

Claims (42)

  1. 抽出及び/又は溶解される少なくとも1つの製品で充填されているカバーを有するパッドを用いて、細かい気泡の泡層が設けられている飲料又は細かい気泡の泡層を少なくとも事実上有しない飲料を提供する方法であって、
    水等の流体を圧力下で前記パッドに供給することによって該流体を該パッドを通して圧送し、後に該パッドから出る飲料を得ることを含み、
    該方法は、
    少なくとも第1の側面及び第2の側面を有するカバーを備える前記パッドを提供することを含み、該パッドには、前記カバーの前記第2の側面に注ぎ口を設け、
    前記パッドを第1の使用状態で使用するか又は第2の使用状態で使用するかを選択することを含み、
    前記なされた選択に従って前記パッドを前記第1の使用状態又は前記第2の使用状態で使用することを含み、前記第1の使用状態では、前記流体を前記カバーの前記第1の側面を介して該カバー内の前記製品に供給することによって前記流体を前記パッドを通して流し、前記飲料に細かい気泡の泡層を得るのに用いる該飲料のジェットの形態で前記注ぎ口を介して前記パッドから出る前記飲料を得ること、及び
    前記第2の使用状態では、前記流体を前記注ぎ口を介して前記カバー内の前記製品に供給することによって前記流体を前記パッドを通して流し、前記カバーの前記第1の側面を介して前記ジェットの形態でではなく前記パッドから出る前記飲料を得て、その結果、前記細かい気泡の泡層を少なくとも事実上有しない前記飲料を得ることを特徴とする、方法。
  2. 前記第1の側面及び前記第2の側面は互いに対向する、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1の使用状態では、前記流体は前記パッドを通って第1の貫流方向に流れ、前記第2の使用状態では、前記流体は、前記パッドを通って前記第1の貫流方向とは反対である第2の貫流方向に流れる、請求項1又は2に記載の方法。
  4. ホルダを提供すること、及び該ホルダ内に前記パッドを配置することをさらに含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 前記第1の使用状態における前記パッドの前記第1の貫流方向は、前記ホルダ内の前記流体の流れ方向と実質的に同じである、請求項3及び4に記載の方法。
  6. 前記第2の使用状態における前記パッドの前記第2の貫流方向は、前記ホルダ内の前記流体の流れ方向と実質的に同じである、請求項3及び4に記載の方法。
  7. 前記第1の使用状態における前記ホルダ内の前記流体の流れ方向は、前記第2の使用状態における前記ホルダ内の前記流体の流れ方向と同じである、請求項4〜6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 前記第1の側面及び/又は前記第2の側面は、前記ホルダ内の前記流体の流れ方向を横切って延在する、請求項5〜7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 前記第1の側面及び/又は前記第2の側面は、前記第1の貫流方向及び/又は前記第2の貫流方向を横切って延在する、請求項3、5、6、7又は8に記載の方法。
  10. 前記第1の使用状態の場合に前記パッドを第1の位置で前記ホルダ内に配置すること、及び前記第2の使用状態の場合に、前記パッドを、前記流体の流れ方向に対して前記第1の位置とは反対の第2の位置で前記ホルダ内に配置することを含む、請求項4〜8のいずれか1項に記載の方法。
  11. 前記ホルダには少なくとも1つの開口を有する底部が設けられ、前記第1の使用状態では、前記カバーの前記第2の側面が該底部に載り、前記注ぎ口を前記開口上又は該開口内に位置付けることによって、前記ジェットは前記ホルダの前記開口を介して該ホルダから出て、前記第2の使用状態では、前記カバーの前記第1の側面が前記底部に載る、請求項10に記載の方法。
  12. 前記カバーは、前記第1の側面が、前記流体及び前記飲料を透過させ、且つ前記製品を少なくとも事実上透過させないフィルタとして少なくとも部分的に設計される、請求項1〜11のいずれか1項に記載の方法。
  13. 前記カバーは、前記第2の側面が、前記流体、前記飲料及び前記製品を少なくとも事実上透過させない材料として設計される、請求項1〜12のいずれか1項に記載の方法。
  14. 前記第2の使用状態において、前記流体を前記パッドの前記第2の側面に圧力下で供給することによって該流体が前記注ぎ口を介して前記パッドに流れ込む、請求項13に記載の方法。
  15. 前記第1の使用状態において、前記流体を前記第1の側面に供給することによって該流体が該第1の側面を介して前記パッドに流れ込む、請求項12〜14のいずれか1項に記載の方法。
  16. 前記カバーは前記第1の側面が第1のシートによって形成され、前記第2の側面が第2のシートによって形成され、前記注ぎ口は該第2のシート上に設けられる、請求項1〜15のいずれか1項に記載の方法。
  17. 抽出及び/又は溶解される製品で充填されているカバーを有するパッドにおいて、使用時に、水等の流体を圧力下で前記パッドに供給することによって該流体を該パッドを通して圧送し、その後に該パッドから出る飲料が得られる、パッドであって、注ぎ口が設けられ、請求項1〜16のいずれか1項に記載の方法に従って前記第1の使用状態又は前記第2の使用状態で自在に使用することができるように設計されることを特徴とする、パッド。
  18. 前記カバーには第1の側面及び第2の側面が設けられ、前記製品は該第1の側面と該第2の側面との間に位置し、該第2の側面において、前記カバーは前記流体及び前記飲料を少なくとも事実上透過させず、該カバーの該第2の側面では、前記パッドには前記注ぎ口が設けられる、請求項17に記載のパッド。
  19. 前記カバーは、前記第1の側面が、前記流体及び前記飲料を透過させ、且つ前記製品を少なくとも事実上透過させないフィルタとして少なくとも部分的に設計される、請求項18に記載のパッド。
  20. 前記注ぎ口は、前記流体及び前記飲料を透過させ、且つ前記製品を少なくとも事実上透過させない、請求項17〜19のいずれか1項に記載のパッド。
  21. 前記カバーは前記第1の側面が第1のシートによって形成され、前記第2の側面が第2のシートによって形成され、前記注ぎ口は該第2のシート上に設けられる、請求項18〜20のいずれか1項に記載のパッド。
  22. 前記第1の使用状態において、前記注ぎ口は前記製品の下流の位置に配置される、請求項17〜21のいずれか1項に記載のパッド。
  23. 前記第2の使用状態において、前記注ぎ口は前記製品の上流の位置に配置される、請求項17〜22のいずれか1項に記載のパッド。
  24. 前記パッドは、前記注ぎ口と、前記カバーによって囲まれている空間との間に流体連通部を有する、請求項17〜23のいずれか1項に記載のパッド。
  25. 前記注ぎ口は、流入口及び配量口が設けられている注ぎ要素を備え、前記流入口は、前記カバーによって囲まれている前記空間と前記流体連通部を介して接続し、前記配量口は、前記飲料のジェットを生成するのに用いられるように設計される、請求項17〜24のいずれか1項に記載のパッド。
  26. 前記注ぎ口は前記カバーから一定の距離に配置される、請求項17〜25のいずれか1項に記載のパッド。
  27. 前記注ぎ口は前記カバーの外側に配置される、請求項17〜26のいずれか1項に記載のパッド。
  28. 前記パッドは、前記注ぎ口と前記製品との間に延在する流体流領域を形成する離間手段を備え、前記流体流領域は流入表面を有し、使用時に、前記第1の使用状態において、前記流体及び/又は前記飲料は、該流入表面を介して該流体流領域に流れ込み、且つ該流体流領域から前記注ぎ口44を介して流れる、請求項17〜27のいずれか1項に記載のパッド。
  29. 前記離間手段は、前記流体流領域が前記注ぎ口と前記第2のシートとの間に延在するように、該注ぎ口と該第2のシートとの間に含まれる、請求項21及び28に記載のパッド。
  30. 前記流入表面は、前記注ぎ口の表面よりも大きい表面を有する、請求項28又は29に記載のパッド。
  31. 前記流入表面は、前記製品が延在する前記カバーの断面全体にわたって実質的に延在する、請求項28〜30のいずれか1項に記載のパッド。
  32. 前記離間手段は、連続気泡発泡体(open cell foam)、任意選択的に焼結された粒子材料、金網、少なくとも1つのリブ、及び/又は少なくとも1つの棒から成る、請求項28〜31のいずれか1項に記載のパッド。
  33. 前記離間手段は第3のシートを含む、請求項30〜32のいずれか1項に記載のパッド。
  34. 前記離間手段は実質的に剛性の要素から成る、請求項30〜33のいずれか1項に記載のパッド。
  35. 前記パッドには、前記注ぎ口から噴出する前記ジェットの影響下で前記飲料に前記細かい気泡の泡層を形成する泡形成手段が設けられる、請求項17〜34のいずれか1項に記載のパッド。
  36. 前記パッドは、前記第1の側面と前記第2の側面との間に延在する対称な平面に対して実質的に対称である、請求項17〜35のいずれか1項に記載のパッド。
  37. 請求項17〜36のいずれか1項に記載のパッドと、該パッドを保持するホルダとが設けられているアセンブリ。
  38. 前記ホルダには少なくとも1つの開口を有する底部が設けられ、前記第1の使用状態では、前記カバーの前記第2の側面が該底部に載り、前記注ぎ口を前記開口上又は該開口内に位置付けることによって、前記ジェットは前記ホルダの前記開口を介して該ホルダから出て、前記第2の使用状態では、前記カバーの前記第1の側面が前記底部に載る、請求項20に記載のアセンブリ。
  39. 前記ホルダには、前記第1の使用状態において前記パッドの前記注ぎ口から噴出する前記ジェットの影響下で前記飲料に前記細かい気泡の泡層を形成する泡形成手段が設けられる、請求項37又は38に記載のアセンブリ。
  40. 抽出及び/又は溶解によって飲料を調製する飲料調製装置であって、請求項37〜39のいずれか1項に記載のアセンブリ、及び前記流体を圧力下で前記パッドに供給する流体供給手段が設けられる、飲料調製装置。
  41. 前記パッドの前記注ぎ口から噴出する前記ジェットの影響下で前記飲料に前記細かい気泡の泡層を形成する泡形成手段がさらに設けられる、請求項40に記載の飲料調製装置。
  42. 飲料を調製するための、請求項17〜36のいずれか1項に記載のパッド、請求項37〜39のいずれか1項に記載のアセンブリ、及び/又は請求項40又は41に記載の飲料調製装置の使用。
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