JP2010107000A - 能動型防振支持装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】導線が稠密に巻回され通電すると励磁するコイル46と、前記コイル46のの励磁/消磁に従い変位して前記伸縮運動を導く可動コア54と、を備え、巻回している前記導線の一層分厚みの自然数倍の段差幅m,nを有し前記内周面の開口方向に拡径するように前記導線が巻回している段差面62aとを、備えることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
この特許文献1に開示されている能動型防振支持装置は、装置の大型化を抑制しつつ伸縮運動の出力向上を目的とし、伸縮運動を導く可動コアに臨むコイルの内周面が開口方向に拡径する円錐面を備える構成となっている。
このように構成されることにより、コイルを大きくすることなく導線の巻数を増やすことができ、コイル電流から誘導される磁力線を増加させて、伸縮運動の出力の向上を図ることができる。
また、図4(b)に示すように、コイル配列が不規則にならないように導線を稠密配置すると、当該円錐面の斜面の角度は30degの一定に限定されてしまう。この円錐面の傾斜角が30degであることは、前記した可動コアを貫く磁力線の増加を多く見込むことができないために、伸縮運動の出力向上が期待できない問題がある。
さらに、前記段差面は、前記導線が巻回する軸体と、前記コイルの両端面が保持されるフランジ板と、の連結部分に設けられ、これらが一体に樹脂成形されたコイルボビンを形成していることを特徴とする。
図1に示すように、能動型防振支持装置Mは、軸線Lに関して実質的に軸対称な構造を有するもので、略円筒状の上部ハウジング11と、その下側に配置された略円筒状の下部ハウジング12と、下部ハウジング12内に収容されて上面が開放した略カップ状のアクチュエータケース13と、上部ハウジング11の上側に接続したダイヤフラム22と、上部ハウジング11内に格納された環状の第1弾性体支持リング14と、第1弾性体支持リング14の上側に接続した第1弾性体19と、アクチュエータケース13に収容された環状の第2弾性体支持リング15と、第2弾性体支持リング15の内周側に接続した第2弾性体27と、アクチュエータケース13に収容され第2弾性体支持リング15及び第2弾性体27の下方に配置された駆動部(アクチュエータ)41等から構成されている。
このように構成される能動型防振支持装置Mは、エンジンを支持するとともに、駆動部41の周期的な伸縮運動によりエンジンから車体に伝達される振動を抑制するものである。
ダイヤフラム支持ボス20の上面にはエンジン取付部(作用点)20aが一体に形成され、図示しないエンジンに固定される。また、下部ハウジング12の下端の車体取付部12bが図示しない車体フレームに固定される。
このような構造によって、能動型防振支持装置Mにエンジンから大きな荷重が入力したとき、エンジン取付部20aがストッパラバー26に当接することで、エンジンの過大な変位が抑制される。
また、第1弾性体支持リング14と上部ハウジング11との間に環状の連通路32が形成されている。連通路32は連通孔33を介して第1液室30に連通するとともに、環状の連通間隙34を介して、第1弾性体19とダイヤフラム22により区画された第3液室35に連通する。
可動コア54は略円筒状で上端が内周方向に突き出てばね座54aを形成し、ばね座54aより下部の円筒部の内周は円錐の周面形状をしている。
コイルカバー47は、コイル46を保持した状態のコイルボビン62を、合成樹脂でモールドしたものである。そして、このコイルカバー47と一体に形成されているコネクタ48は、下部ハウジング12及びアクチュエータケース13を貫通して外部に延出し、その開口端にはコイル46に給電する給電線が接続されている。
軸受け部材51の下端とヨーク44の円筒部の下端との間には、セットばね52が圧縮状態で配置されており、このセットばね52の弾性力で軸受け部材51を下方に付勢して固定コア42の上面に押し付けている。
ロッド55に対し、ナット56は上下方向に位置を調整可能に締結されており、ゴム製のキャップ60で空間が閉塞されている。
電子制御ユニット71は、クランクパルスセンサSaからクランクパルス信号及びカム角センサSbからのTDC信号に基づいてエンジンの振動状態を推定し、駆動部41に供給する通電を制御するものである。
なお、前記エンジンシェイク振動の周波数領域では、エンジンが定常回転の場合は、駆動部41は駆動しない非作動状態に保たれる。
zで燃焼不均一にて発生し、エンジンのロール振動が主な要因である。
コイルボビン62は、中空円筒である軸体63の両端に、一対のフランジ板64が対向するように設けられ、対称軸L(図1参照)に対して実質的に軸対称な構造を有するものである。そして、このコイルボビン62の内周面は、軸体63に外接し、この軸体63の内周面を臨む位置に可動コア54(図1参照)が軸受け部材51を介して配置されている。
また、コイルボビン62の材質は、非磁性の例えば、樹脂成形されたものであるのが好適である。
フランジ板64は、このように稠密に積層している導線61の両端を規定するもので、コイル46の両端面を保持することになる。
このように、段差面62aが構成されることにより、導線61は、その稠密性が損なわれることなく全周にわたって巻回されることになる。
さらに、段差幅m,nを任意に変更することにより、テーパ面62bの傾斜角θを30degよりも大きく設定し、かつ導線61を開口方向に拡径するように稠密に巻回することが可能になる。
図2(b)の場合、導線61´の一層分厚みを、図2(a)よりも薄くすることが可能であり、段差幅m,nの設定値は、導線61´の伸びも考慮して適宜設定されることになる。
ここで、ヨーク44の円錐面44aは、コイルボビン62のテーパ面62b(図2(a)参照)に密接する部分であるために、同じ傾斜角θが設定される(θ>30deg)。
なお、ヨーク44と可動コア54との境界が成すギャップg2部分には、軸受け部材51(図1参照)が配置されているが、図3においては記載を省略している。
ここで、図3(a)の実施例、及び図3(b)の比較例を対比すると、実施例では、(傾斜角θが大きいことに起因して、磁気回路の磁路長が短縮され、さらにヨーク44と可動コア54とが相対変位するギャップg2の近傍の磁力線の直交断面が拡大している。これにより、磁気回路の磁気抵抗が大幅に減少するために、誘導される磁力線が増加し、コイル46の励磁/消磁に従い可動コア54が変位することにより伸縮運動する能動型防振支持装置Mの出力が向上することになる。
例えば、実施形態では段差面62aは、非磁性体のコイルボビン62に設けられているものを例示したが、これに限定されるものではない。例えば、コイル46が磁気回路を形成する磁性部材(例えばヨーク44)に直接巻回されるものであれば、この磁性部材に段差面62aが設けられていてもよい。
また、実施形態では段差面62aは、能動型防振支持装置Mの天地方向の上側に拡径するように設けられていたが、下側に拡径するように設けられる場合もある。
さらに、段差面62aの段差幅m,nは、それぞれ導線61の一層分厚みの2倍のものを例示したが、傾斜角θを30deg以上に設定することができれば、一層分厚みの任意の自然数倍で設定することができる。
42 固定コア
43 コイル組立体
44 ヨーク
44a 円錐面
46 コイル
51 軸受け部材
54 可動コア
61 導線
62 コイルボビン
62a 段差面
L 対称軸
M 能動型防振支持装置
Sa クランクパルスセンサ
Sb カム角センサ
m 段差幅
n 段差幅
Claims (2)
- エンジンを支持するとともに伸縮運動により前記エンジンから車体に伝達される振動を抑制する能動型防振支持装置において、
導線が稠密に巻回され通電すると励磁するコイルと、
前記コイルの内周面を臨む位置に配置されこのコイルの励磁/消磁に従い変位して前記伸縮運動を導く可動コアと、
巻回している前記導線の一層分厚みの自然数倍の段差幅を有し前記内周面の開口方向に拡径するように前記導線が巻回している段差面とを、備えることを特徴とする能動型防振支持装置。 - 前記段差面は、前記導線が巻回する軸体と、前記コイルの両端面が保持されるフランジ板と、の連結部分に設けられ、これらが一体に樹脂成形されたコイルボビンを形成していることを特徴とする請求項1に記載の能動型防振支持装置。
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