JP2010096203A - Motor operated valve - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、空気調和機、冷蔵庫等の冷凍サイクルに流量制御弁等として組み込まれて使用される、ステッピングモータ駆動式の電動弁に関する。 The present invention relates to an electric valve driven by a stepping motor that is used as a flow control valve or the like in a refrigeration cycle such as an air conditioner or a refrigerator.
空気調和機、冷蔵庫等に組み込まれて使用される電動弁として、本願の発明者等により図8に示される如くのものが考えられている(下記特許文献1等も参照)。 As an electric valve used by being incorporated in an air conditioner, a refrigerator, or the like, a valve as shown in FIG. 8 is considered by the inventors of the present application (see also Patent Document 1 below).
図8に示される電動弁10’は、弁室71を有する弁本体70を備えている。弁本体70は、断面円形の弁口72a及び円錐面状の弁座72bを有する弁座部材72と、キャン受け鍔状部74a付き円筒状の弁室形成部材74と、からなり、前記弁室形成部材74のキャン受け鍔状部74aに、下方開口の有底円筒状のキャン40の下端部が突き合わせ溶接により密封接合されており、弁座72bに接離する弁体61により冷媒等の流体の通過流量を調整するようになっている。
The motor-operated
前記弁本体70の弁室71の一側方には、冷媒入出用の第1の導管(継手)41が、また、弁室71の下方には、冷媒入出用の第2の導管(継手)42がそれぞれろう付け等により連結固定されている。
A refrigerant inlet / outlet first conduit (joint) 41 is provided on one side of the
前記キャン40の内周には、所定の間隙をあけてロータ30が配在され、該ロータ30を回転駆動すべく前記キャン40の外周には、図示はされていないが、ヨーク、ボビン、及びステータコイル等からなるステータが配置され、前記ロータ30と前記ステータとでステッピングモータが構成されている。
A
そして、前記ロータ30の内周側には、該ロータ30にナット部材62を介して一体に連結された弁軸60(ロータ30の回転軸でロータ軸とも称される)と、該弁軸60が内挿される円筒部81を有するガイドステム80とが配在されている。
Further, on the inner peripheral side of the
前記ガイドステム80の円筒部81の下端部には、弁本体70及びキャン40との同軸度を上げるための位置決めに供される凹状の連結保持用底面部82が一体に設けられている。
At the lower end of the
一方、前記弁軸60の大径下端部には、円筒状の弁ホルダ55の上端部が圧入固定されている。弁ホルダ55は、弁軸60に保持固定されてガイドステム80の円筒部81に摺動自在に内挿されている。
On the other hand, the upper end portion of the
前記弁軸60、弁ホルダ55、弁体61等は一つの組立体(以下、弁軸組立体50と称す)として構成されており、弁ホルダ55の下端部に、弁体61が弁軸60に対して軸方向の相対移動及び相対回転可能な状態で内挿されて後述する筒状係止部63により抜け止め係止されている。
The
弁体61は、弁座72bに着座する円錐弁部61aを有する基体61Aと、弁ホルダ55の下端部に圧入、溶接等の手法により固定される筒状係止部63により係止される、前記基体61Aとは別パーツの鍔状掛止部材66とを含んで構成されている。前記弁体60の基体61Aは、下から順に、円錐弁部61a、該円錐弁部61aの上部(底面部)の外径より小径の胴部61b、及び該胴部61bの外径より小径の、かしめ部(となる円筒部)61cを有し、胴部61bの上端面(円筒部61cとの間に形成される段丘面)に、前記円錐弁部61aの上部(底面部)の外径より小径の外径を持つ、断面矩形のリング状に形成された鍔状掛止部材66が、前記円筒部61cをかしめることにより固定されている。この鍔状掛止部材66は、コイルばね64の下端を受けるばね受けにもなっている。
The
前記弁ホルダ55内における弁軸60の下側には、ばね受けボール65が配在され、このばね受けボール65と弁体61との間には、弁体61を下方に付勢する弁締め切り兼緩衝用の圧縮コイルばね64が縮装されている。
A
上記に加え、前記弁体61を前記弁座72bに接離させるためのねじ送り機構16が備えられており、このねじ送り機構16は、ガイドステム80の円筒部81に内嵌固定された雌ねじ部材85の内周に形成された固定ねじ部(雌ねじ部)28と、前記弁軸60の中央部外周に形成された、前記固定ねじ部28に螺合せしめられる可動ねじ部(雄ねじ部)29とからなっている。
In addition to the above, a
したがって、かかる構成の電動弁10では、ロータ30が回転せしめられると、それと一体に弁軸60(弁軸組立体50)が回転せしめられ、このとき、前記ねじ送り機構16により弁軸60が弁体61を伴って昇降せしめられ、これによって、冷媒の通過流量が調整される。
Therefore, in the motor-operated
さらに、前記ガイドステム80の外周には、ロータの回転昇降用原点位置を規定するストッパ機構67が配在されている。このストッパ機構67は、螺旋状ストッパ68と、該螺旋状ストッパ68の螺旋部分に組み込まれ、前記ロータ30の回転に伴い前記螺旋部分に沿って回転しながら昇降して前記螺旋状ストッパ68の上下端部付近に設けられた係止部68a、68bにて係止されるリング状ないし螺旋状のスライダ69とからなっている。
Further, a
より詳細には、螺旋状ストッパ68は、図9(A)に示される如くに、例えば有効巻数が5.5(5巻半)で巻方向が右のコイルばね(線材を螺旋状に曲成したもの、あるいは合成樹脂材料を螺旋状に成形したもの)で、その上端部は螺旋部分から上向きに折り曲げられた上側係止部68aとされ、その下端部は螺旋部分から下向きに折り曲げられた下側係止部68bとされている。また、スライダ69は、図9(B)に示される如くに、有効巻数が1.5(1巻半)で巻方向が右のコイルばね(線材を螺旋状に曲成したもの、あるいは合成樹脂材料を螺旋状に成形したもの)で、その上端部は螺旋部分から側方に折り曲げられた側方突出接当部69aとされ、螺旋部分の下端(末端)は平坦面に形成された端面接当部69bとされている。
More specifically, as shown in FIG. 9A, the
スライダ69を形成する線材の直径は螺旋状ストッパ68を形成する線材の直径より若干大きくされているが、スライダ69のピッチと螺旋状ストッパ68のピッチは同じとされている。螺旋状ストッパ68(の下側係止部68b)はガイドステム80の連結保持用底面部82に固定され、スライダ69は、図10に示される如くに、螺旋状ストッパ68の螺旋部分に組み込まれてその螺旋部分に沿って回転しながら昇降(螺旋運動)できるようになっている。
Although the diameter of the wire forming the
スライダ69の側方突出接当部69aは、ロータ30の回転時(正転時、逆転時のいずれも)にロータ30の内周に突設された縦長の押動板部39により押動されるようになっている。したがって、ロータ30が平面視時計回りに回転せしめられるときには、スライダ69が同方向に回転しながら下降し、最終的には、図10において最も下降した位置(下降限界位置=原点位置)が実線で示されているように、端面接当部69bが螺旋状ストッパ68の下側係止部68bに衝接して係止され、これにより、ロータ30の回転及び下降が強制的に停止せしめられる。ロータが平面視反時計回りに回転せしめられるときは、スライダ69が同方向に回転しながら上昇し、最終的には、図10において最も上昇した位置(上昇限界位置)が仮想線で示されているように、側方突出接当部69aが螺旋状ストッパ68の上側係止部68aに衝接して係止され、これにより、ロータ30の回転及び上昇が強制的に停止せしめられる。
The side projecting
このような構成とされた本実施形態の電動弁10にあっては、ステータを第1の態様で通電励磁(パルス供給)することにより、ロータ30及び弁軸組立体50が一方向に回転せしめられ、固定ねじ部(雌ねじ部)28と可動ねじ部(雄ねじ部)29からなるねじ送り機構16により、弁軸組立体50が下方に移動して弁体61が弁座72bに着座して弁口72aが閉じられる。
In the motor-operated
弁口72aが閉じられた時点では、スライダ69は未だ螺旋状ストッパ68に当接しておらず、弁体61が弁口72aを閉じたままロータ30、弁軸60、及び弁ホルダ55はさらに回転下降する。このときは、弁体61に対して弁軸60及び弁ホルダ55が一体的に回転しながら下降するため、圧縮コイルばね64がさらに圧縮せしめられ、これにより弁軸60及び弁ホルダ55の下降力が吸収されるとともに、弁体61が弁座72bに押し付けられ、その後、ロータ30がさらに回転せしめられると、スライダ69が螺旋状ストッパ68に衝接し、弁軸60及び弁ホルダ55が最下降位置に達し、ステータに対するパルス供給が続行されても弁軸60及び弁ホルダ55の下降は強制的に停止され、弁締め切り状態(全閉状態)となる。
When the
ここで、前記弁軸60及び弁ホルダ55が図8に示される如くの最下降位置(全閉状態)にあるときには、前記圧縮コイルばね64の付勢力により、前記弁体61が鍔状掛止部材66を介して弁座72bに強く押し付けられ、このときには、鍔状掛止部材66の下端面と筒状係止部63の上端面との間に所定の間隙が形成される。
Here, when the
一方、この全閉状態からステータを第2の態様で通電励磁(パルス供給)すると、ロータ30及び弁軸組立体50が前記とは逆方向に回転せしめられ、固定ねじ部(雌ねじ部)28と可動ねじ部(雄ねじ部)29からなるねじ送り機構16により、今度は弁体61に対して弁軸60及び弁ホルダ55が回転しながら上方に移動する。ここでは、前記鍔状掛止部材66の下端面と筒状係止部63の上端面との間に所定の間隙があるため、前記弁軸60及び弁ホルダ55が前記最下降位置から所定量回転せしめられると、鍔状掛止部材66の下端面と筒状係止部63の上端面が接当する。この接当時点から弁軸60及び弁ホルダ55をさらに回転上昇させると、筒状係止部63が鍔状掛止部材66を掛止した状態で弁体61が引き上げられ、開弁する。
On the other hand, when the stator is energized and excited (pulse supply) in the second mode from this fully closed state, the
なお、上記した電動弁10’においては、スライダ69を螺旋状ストッパ68の螺旋部分に沿って回転しながら昇降(螺旋運動)させるためのガイド部材として、弁本体70(の弁室形成部材74)に固定された、弁軸組立体50の軸線方向の移動ないし回転昇降を案内するガイドステム80の円筒部81が利用されているが、これに限られることはなく、例えば、下記特許文献2に見られるように、スライダを螺旋運動させるために、キャン(ロータケース)の天井部下面に円筒状のガイド部材を設け、このガイド部材の外周に螺旋状ストッパを配在するようにしてもよい。
In the motor-operated valve 10 'described above, the valve body 70 (the valve chamber forming member 74) serves as a guide member for moving the
前記した如くの従来の電動弁では、ストッパ機構を構成する螺旋状ストッパは、実質的に圧縮されることなく自然状態(伸長状態)のままで配在されている。言い換えれば、一端側は不動部(例えばガイドステム80の連結保持用底面部82)に固定されているが、他端側はフリー(自由端)であるので、自由端側がねじれやすく、位置ずれ等を招きやすい。そのため、(A)原点出しの精度が低くなり、原点がずれやすい、(B)駆動時に発生する振動によりストッパが共振し、駆動音が大きくなる、(C)ストッパの螺旋ピッチのばらつきを一定範囲内におさえるため、ストッパの製造には、厳格な寸法管理等が要求され、製造コストが高くつく、といった問題がある。
In the conventional motor-operated valve as described above, the helical stopper constituting the stopper mechanism is arranged in a natural state (extended state) without being substantially compressed. In other words, one end side is fixed to a non-moving part (for example, the connection holding
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、原点出しを高精度に行うことができるとともに、駆動時に発生する振動(ストッパの共振)や駆動音を抑制することができ、かつ、さほど厳格な寸法管理等を必要とせずに螺旋状ストッパを低コストで製造することのできる電動弁を提供することにある。 The present invention has been made in view of such circumstances, and an object of the present invention is to perform origin finding with high accuracy and to suppress vibration (stopper resonance) and driving sound generated during driving. Another object of the present invention is to provide a motor-operated valve which can be manufactured at a low cost without requiring a strict dimensional control or the like.
前記の目的を達成すべく、本発明に係る電動弁は、基本的には、キャンの内周にロータが内在するとともに前記キャンの外周に前記ロータを励磁してこれを回転駆動するステータが外嵌され、前記キャンには、流体が入出せしめられる弁室及び弁体が接離する弁座を有する弁本体が連結され、前記ロータの回転によって前記弁体の前記弁座に対する弁開度が制御されるとともに、前記ロータの原点位置を規定するストッパ機構を備え、前記ストッパ機構は、巻数が3以上の螺旋状ストッパと、該螺旋状ストッパの螺旋部分に組み込まれかつ前記ロータの回転に伴い前記螺旋部分に沿って回転しながら昇降して前記螺旋状ストッパの上下端部付近に設けられた係止部にて係止されるリング状ないし螺旋状のスライダ含み、前記螺旋状ストッパは、圧縮状態でその両端が保持ないし固定されていることを特徴としている。 In order to achieve the above-mentioned object, the motor-operated valve according to the present invention basically includes a rotor on the inner periphery of the can and an outer stator that excites the rotor on the outer periphery of the can and rotationally drives it. The valve body having a valve chamber for allowing fluid to enter and exit and a valve seat for contacting and separating the valve body is connected to the can, and the valve opening degree of the valve body relative to the valve seat is controlled by the rotation of the rotor And a stopper mechanism for defining the origin position of the rotor, the stopper mechanism being incorporated in a spiral stopper having three or more windings, and a spiral portion of the spiral stopper, and as the rotor rotates, A ring-shaped or spiral slider that is moved up and down while rotating along the spiral portion and is locked by locking portions provided near the upper and lower ends of the spiral stopper; Both ends in the compressed state is characterized by being held to a fixed.
好ましい態様では、前記スライダを前記螺旋部分に沿って回転しながら昇降させるべく、前記キャン又は弁本体に、前記螺旋状ストッパが外挿されるガイド部材が固定される。 In a preferred embodiment, a guide member on which the helical stopper is extrapolated is fixed to the can or the valve body so as to raise and lower the slider while rotating along the helical portion.
他の好ましい態様では、前記螺旋状ストッパの一端側は不動部に溶接等で固定され、他端側は不動部により押圧保持される。 In another preferred embodiment, one end side of the spiral stopper is fixed to the non-moving portion by welding or the like, and the other end side is pressed and held by the non-moving portion.
別の好ましい態様では、前記弁体を昇降駆動するねじ送り機構が、前記ガイド部材の円筒部に内嵌固定された雌ねじ部材の内周に形成された固定ねじ部と、前記弁軸の中央部外周に形成された、前記固定ねじ部に螺合せしめられる可動ねじ部とからなっており、前記螺旋状ストッパは、前記雌ねじ部材に設けられた押圧保持部材と前記ガイド部材の下端部に設けられた連結保持用底面部との間に圧縮状態で配在される。
前記押圧保持部材は、好ましくは、前記雌ねじ部材に一体に設けられる。
In another preferred embodiment, a screw feed mechanism for moving the valve body up and down includes a fixed screw portion formed on an inner periphery of a female screw member fitted and fixed to a cylindrical portion of the guide member, and a central portion of the valve shaft. It is composed of a movable screw portion formed on the outer periphery and screwed into the fixed screw portion, and the helical stopper is provided at a press holding member provided at the female screw member and a lower end portion of the guide member. It is arranged in a compressed state between the connected bottom portion for holding.
The pressing holding member is preferably provided integrally with the female screw member.
前記押圧保持部材は、好ましくは、前記雌ねじ部材の外周に圧入、溶接等で一体的に固定される。 The pressing holding member is preferably integrally fixed to the outer periphery of the female screw member by press fitting, welding or the like.
前記押圧保持部材は、好ましくは、前記雌ねじ部材の外周に装着されたE形リング、C形リング等の止め輪で構成される。 The pressing holding member is preferably constituted by a retaining ring such as an E-shaped ring or a C-shaped ring mounted on the outer periphery of the female screw member.
本発明の電動弁では、ストッパ機構の螺旋状ストッパは、圧縮状態でその両端が保持ないし固定されているので、ねじれや位置ずれが生じにくくなり、原点出しを高精度に行うことができるとともに、駆動時に発生する振動(ストッパの共振)や駆動音を抑制することができる。 In the motor-operated valve of the present invention, the helical stopper of the stopper mechanism is held or fixed at both ends in the compressed state, so that twisting and positional deviation are less likely to occur, and the origin search can be performed with high accuracy. It is possible to suppress vibration (stopper resonance) and driving sound that occur during driving.
また、圧縮状態とすることで、螺旋状ストッパ自体の剛性も上がるため、ストッパの線径を細くすることができるとともに、占有スペースも小さくすることができるので、コスト低減化、小型軽量化等も図ることができる。 In addition, since the rigidity of the spiral stopper itself is increased by making the compression state, the wire diameter of the stopper can be reduced and the occupied space can also be reduced, so that cost reduction, size reduction, weight reduction, etc. can be achieved. Can be planned.
さらに、圧縮状態とすることで、螺旋ピッチのばらつきも小さくなるため、ストッパ製作時(圧縮されていない自然状態)においては、螺旋ピッチ(の寸法精度)が比較的ラフであってもよくなり、そのため、厳格な寸法管理等は必要ではなくなり、ストッパ機構を低コストで製造することができる。 Furthermore, since the variation in the helical pitch is reduced by adopting the compressed state, the helical pitch (the dimensional accuracy thereof) may be relatively rough at the time of manufacturing the stopper (the natural state when it is not compressed), Therefore, strict dimensional management or the like is not necessary, and the stopper mechanism can be manufactured at a low cost.
以下、本発明の電動弁の実施形態を図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係る電動弁の第1実施形態を示す図である。
Hereinafter, embodiments of the motor-operated valve of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a diagram showing a first embodiment of a motor-operated valve according to the present invention.
図1に示される電動弁10Aにおいて、前述した図8に示される電動弁10’の各部に対応する部分には同一の符号を付してそれらの重複説明を省略し、以下においては、相異点を重点的に説明する。
In the motor-operated
本実施形態の電動弁10Aでは、ガイドステム80の円筒部81に外挿されてロータ30の回転昇降用原点位置を規定するストッパ機構90は、螺旋状ストッパ91と、該螺旋状ストッパ91の螺旋部分に組み込まれ、ロータ30の回転に伴い前記螺旋部分に沿って回転しながら昇降(螺旋運動)して前記螺旋状ストッパ91の上下端部付近に設けられた係止部91a、91bにて係止される螺旋状のスライダ92とからなり、前記螺旋状ストッパ91は、雌ねじ部材85に一体に設けられた大径円柱状の押圧保持部86とガイドステム80の下端部に設けられた連結保持用底面部82との間に圧縮状態で配在され、その一端側(下端側)は不動部(連結保持用底面部82)に溶接等で固定され、他端側(上端側)は前記押圧保持部86により押圧保持されている。
In the motor-operated
より詳細には、螺旋状ストッパ91は、図4(A)〜(C)に自然状態(伸長状態)が示されているように、例えば有効巻数が6.5(6巻半)で巻方向が右のコイルばね(合成樹脂材料を螺旋状に成形したもの)で、最上段(水平段)とその下の段との間に上側係止部91a(長さ方向に伸びる非螺旋状繋ぎ部分)が形成され、最下段(水平段)とその上の段との間に下側係止部91b(長さ方向に伸びる非螺旋状繋ぎ部分)が形成され、さらに、最下段から下向きに固定用突出部91cが形成されている。
More specifically, the
この螺旋状ストッパ91は、例えば、固定用突出部91cをガイドステム80の連結保持用底面部82に形成された係止穴(図示せず)に通して固定し、その最下段を連結保持用底面部82に当接させた状態で、押圧保持部86が一体に設けられた雌ねじ部材85をガイドステム80の円筒部81に圧入溶接固定する際に、押圧保持部86でその最上段を押圧して全体を圧縮することにより組み込まれている。この圧縮状態が図4(D)に示されている。
For example, the
一方、スライダ92は、図5(A)〜(C)に示される如くに、有効巻数が1.5(1巻半)で巻方向が右のコイルばね(合成樹脂材料を螺旋状に成形したもの)で、その上端部は螺旋部分から側方に折り曲がる側方突出接当部92aとされ、螺旋部分の下端(末端)は平坦面に形成された端面接当部92bとされている。
On the other hand, as shown in FIGS. 5A to 5C, the
スライダ92の線径と螺旋状ストッパ91の線径とは同じ(ただし、従来例のものより細い)とされており、スライダ92のピッチと圧縮状態(組み込み状態)の螺旋状ストッパ91のピッチは同じとされている。スライダ92は、図6に示される如くに、螺旋状ストッパ91の螺旋部分に組み込まれてその螺旋部分に沿って回転しながら昇降(螺旋運動)できるようになっている。この際、前記ガイドステム80の円筒部82は、スライダ92の回転昇降案内部として働く。
The wire diameter of the
スライダ92の側方突出接当部92aは、ロータ30の回転時(正転時、逆転時のいずれも)にロータ30の内周に突設された縦長の押動板部39により押動されるようになっている。したがって、ロータ30が平面視時計回りに回転せしめられるときには、スライダ92が同方向に回転しながら下降し、最終的には、図6において最も下降した位置(下降限界位置=原点位置)が一点鎖線で示されているように、端面接当部92bが螺旋状ストッパ91の下側係止部91bに衝接して係止され、これにより、ロータ30の回転及び下降が強制的に停止せしめられる。ロータが平面視反時計回りに回転せしめられるときは、スライダ92が同方向に回転しながら上昇し、最終的には、図6において最も上昇した位置(上昇限界位置)が二点鎖線で示されているように、側方突出接当部92aが螺旋状ストッパ91の上側係止部91aに衝接して係止され、これにより、ロータ30の回転及び上昇が強制的に停止せしめられる。
The side
なお、本実施形態においては、螺旋状ストッパ91の上端側は、押圧保持部86で押圧保持しているだけであるが、この状態でもスライダ92の接当係止時においてもねじれ等は生じない。より確実に固定したい場合は、例えば、図7に示される如くに、最上段から上向きに固定用突出部91dを設けるとともに、該固定用突出部91dを差し込む係止穴等を不動部(押圧保持部86等)に形成するようにしてもよい。
In this embodiment, the upper end side of the
また、本実施形態では、弁軸組立体50の長さ(高さ)を短くすること等を目的として、従来例のばね受けボール65に代えて、球冠状ばね受け部材66が用いられている。
In the present embodiment, a spherical crown
上記のように、本実施形態のストッパ機構90の螺旋状ストッパ91は、圧縮状態でその両端が保持ないし固定されているので、ねじれや位置ずれ等を生じにくくなり、原点出しを高精度に行うことができるとともに、駆動時に発生する振動(ストッパの共振)や駆動音を抑制することができる。
As described above, since both ends of the
また、圧縮状態とすることで、螺旋状ストッパ自体の剛性も上がるため、ストッパの線径を細くすることができるとともに、占有スペースも小さくすることができるので、コスト低減化、小型軽量化等も図ることができる。 In addition, since the rigidity of the spiral stopper itself is increased by making the compression state, the wire diameter of the stopper can be reduced and the occupied space can also be reduced, so that cost reduction, size reduction, weight reduction, etc. can be achieved. Can be planned.
さらに、圧縮状態とすることで、螺旋ピッチのばらつきも小さくなるため、ストッパ製作時(圧縮されていない自然状態)においては、螺旋ピッチ(の寸法精度)が比較的ラフであってもよくなり、そのため、厳格な寸法管理等は必要ではなくなり、ストッパ機構を低コストで製造することができる。 Furthermore, since the variation in the helical pitch is reduced by adopting the compressed state, the helical pitch (the dimensional accuracy thereof) may be relatively rough at the time of manufacturing the stopper (the natural state when it is not compressed), Therefore, strict dimensional management or the like is not necessary, and the stopper mechanism can be manufactured at a low cost.
なお、上記実施形態では、押圧保持部材86を、雌ねじ部材85に一体に設けているが、これに限らず、図2に第2実施形態の電動弁10Bが示されているように、別体の有底円筒状の押圧保持部材87を用意して、これを雌ねじ部材85の外周に圧入、溶接等で一体的に固定するようにしてもよく、さらに、図3に第3実施形態の電動弁10Cが示されているように、雌ねじ部材85の外周に円周溝89を形成し、この円周溝89に押圧保持部材としてのE形リング、C形リング等の止め輪88を装着するようにしてもよい。
In addition, in the said embodiment, although the
また、上記実施形態では、ねじ送り機構16により弁体61をロータ30の回転に伴って弁座72に対して接離させ、これによって弁開度(リフト量)を制御するようにされているが、本発明は、かかる構成のものに限られる訳ではなく、ねじ送り機構以外の手段を用いて弁開度を制御するようにした電動弁にも適用できる。
In the above embodiment, the
10 電動弁
16 ねじ送り機構
30 ロータ
28 固定ねじ部
29 可動ねじ部
40 キャン
50 弁軸組立体
55 弁ホルダ
60 弁軸
61 弁体
70 弁本体
71 弁室
72 弁座
72a 弁口
72b 弁座
74 弁室形成部材
80 ガイドステム
81 円筒部
82 連結保持用底面部
85 雌ねじ部材
86 押圧保持部
90 ストッパ機構
91 螺旋状ストッパ
92 スライダ
DESCRIPTION OF
Claims (7)
前記ストッパ機構は、巻数が3以上の螺旋状ストッパと、該螺旋状ストッパの螺旋部分に組み込まれかつ前記ロータの回転に伴い前記螺旋部分に沿って回転しながら昇降して前記螺旋状ストッパの上下端部付近に設けられた係止部にて係止されるリング状ないし螺旋状のスライダを含み、
前記螺旋状ストッパは、圧縮状態でその両端が保持ないし固定されていることを特徴とする電動弁。 A rotor is embedded on the inner periphery of the can, and a stator for exciting and rotating the rotor on the outer periphery of the can is externally fitted. A valve chamber and a valve body through which fluid enters and leaves are connected to and separated from the can. A valve body having a valve seat that is connected, and a valve opening degree of the valve body with respect to the valve seat is controlled by rotation of the rotor, and an electric valve including a stopper mechanism that defines an origin position of the rotor ,
The stopper mechanism includes a spiral stopper having three or more turns, and is moved up and down while rotating along the spiral portion as the rotor is rotated. Including a ring-shaped or spiral slider that is locked by a locking portion provided near the end,
The motor-operated valve characterized in that both ends of the spiral stopper are held or fixed in a compressed state.
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