JP2009528289A - 対抗適応を誘発することにより神経伝達物質系を調節する方法 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明のさらなる別の態様では、ここで述べた方法は、Sirt1経路に関連する望ましくない状態を処置または治療するために用いられる。
本発明の一実施形態によれば、神経伝達物質系は、神経伝達物質としてニューロキニンサブスタンスP、NKAおよびNKBを含むサブスタンスP(「SP」)系である。SPはポリペプチドであり、痛覚に対する神経伝達物質および媒介物質として作用することが知られている。SPは、同様のC末端と、SP様活性に応じて変化するN末端とを有するポリペプチドの集合であるタヒキニン群の一つである。SP受容体は、NK−1、NK−2、およびNK−3受容体を含む。SPは、NK−1受容体に選択的に結合し、NKAはNK−2受容体に選択的に結合し、NKBはNK−3受容体に選択的に結合する。
本発明の別の実施形態によれば、神経伝達物質系は、神経伝達物質としてミューおよび/またはデルタオピエート受容体に選択的に結合するエンドルフィンを含む内因性エンドルフィン系である。エンドルフィンは、オピエート受容体の結合に対するそれらの影響を通じて作用する内因性のオピエート様化合物である。ミューおよびデルタ-オピエート受容体は調和して作用し、オピエートおよびオピエート様化合物によって刺激される。ミュー受容体は、主として疼痛を修飾するが、気分も修飾する。デルタ受容体は、反対の焦点を有し、主として気分を修飾するが、疼痛も修飾する。
3−OH修飾
モルフィンの例
より親油性の構造を得る修飾およびそのような修飾を有利にする方法を実証するためには、モルフィン類似体を用いる。モルフィン構造は:
ナルトレキソンの例:
ナルトレキソンは、ナロキソンの構造と類似しており、唯一の差異はN−部分である。これらの差異を、以下の図に示す。
炭素−6修飾
本発明の特定の所望の実施形態において、本明細書に記載された方法は、6−炭素で修飾されたナロキソン誘導体を用いて実施される。そのような修飾の一つは、例えば、米国特許第3,814,768および米国特許第4,535,157に記載されたような、本来の6−=O化合物から6−デオキシ、6−メチレン誘導体(6−=CH2)への変換を含む。
他の修飾
3−ヒドロキシモルフィナンのN−オキシド誘導体も、本発明の方法に用いることができる。そのような誘導体は、米国特許第4,722,928および同第4,990,617に記載されている。
本発明の特定の実施形態において、R1はHではない。例えば、R1は、o−アミノベンゾイルまたはo−(アセチルオキシ)ベンゾイルであってもよい。R1は、(C1〜C18アルキル)または(C1〜C18アルキル)CO−であってもよい。R1に関する一つの特に望ましいものは(C1〜C5アルキル)CO−である。本明細書で用いられるとおり、(Cn〜Cmアルキル)基は、炭素原子がn〜m個の直鎖または分枝アルキル鎖である。
適切なデルタ受容体の選択的アンタゴニストの一例は、構造:
本発明の別の実施形態によれば、神経伝達物質系は、神経伝達物質としてダイノルフィンを含むダイノルフィン系である。ダイノルフィンはカッパ受容体に選択的に結合するエンドルフィン化合物の類である。ダイノルフィンは、一般にエンドルフィンとは反対の効果を有する。すなわち、ダイノルフィンのカッパ受容体への結合は一般的に、気分の悪化に関連している。
カッパ受容体アゴニストは、U50,488(トランス−3,4−ジクロロ−N−[2−(1−ピロリジニル)シクロヘキシル]ベンズアセトアミド(benzeacetamide)およびスピラドリン(U62,066E)であり得る。エナドリンおよびPDl17302{(エナドリン[(5R)−5α,7α,8β)−N−メチル−N−[7−(1−ピロリジニル)−1−オキスピロ(oxzspiro)[4,5]デカ−8−イル]−4−ベンゾフランアセトアミド一塩酸塩]、PDl17302[(±)−トランス−N−メチル−N−[2−(1−ピロリジニル)−シクロヘキシル]ベンゾ[b]チオフェン−4−アセトアミド一塩酸塩]およびそれらの、各(+)−異性体(CAM569およびPD123497)(パーキーデービス リサーチ ユニット、ケンブリッジ、英国)}は、高選択性のアリールアセトアミドカッパオピオイドである。GR89,696(4−[(3,4−ジクロロフェニル)アセチル]−3−(1−ピロリジニルメチル)−1−ピペラジンカルボン酸メチルエステルフマレート)は、U50,488Hの構造から開発された典型的なアリールアセトアミドである。それはK1アゴニストとして高い効果を有している。U69,593[((5α,7α,8β))−(+)−N−メチル−N−(7−(1−ピロリジニル)―1−オキサスピロ(4,5)デカ−8−イル)ベンゼンアセトアミド]もまたK1選択性を有するカッパアゴニストである。TRK−820((−)−17−シクロプロピルメチル−3,14b−ジヒドロキシ−4,5a−エポキシ−6b−[N−メチル−トランス−3−(3−フリル)アクリルアミド]モルヒナン塩酸塩(東レ株式会社、日本)は、K1受容体アゴニストによって生じるものとは異なる薬理学的性質を有する有力なカッパアゴニストである。チフィウアドム(Tifiuadom)はベンゾジアゼピン カッパアゴニスト(サンド インコーポレイテッド(Sandoz, Inc.)、ニュージャージー州プリンストン)である。米国特許第US4,758,562号もまた、カッパアゴニスト:トランス−3,4−ジクロロ−N−メチルN−[1−(1−ピロリジニル)シクロヘキシル]ベンゼンアセトアミド)について記載している。
本発明の別の実施形態によれば、神経伝達物質系は、神経伝達物質としてセロトニンを含むセロトニン系である。セロトニンはモノアミン神経伝達物質である。セロトニンレベルが低いことは、うつ病に関連している。対抗適応は、セロトニン系のアップレギュレーションを引き起こす。
セロトニンニューロンが刺激されて興奮すると、セロトニンがシナプスへ放出される。一部のセロトニン分子はシナプスを横断して、シナプス後受容体と結合し、その後、シナプス後セロトニンニューロンの興奮を引き起こす。セロトニンがシナプス後セロトニンニューロンへ結合することにより、そのニューロンを活性化させる。そのような活性化は、一般によい気分に関連する一連の神経事象を生じる。
本発明の別の実施形態において、神経伝達物質系は、神経伝達物質としてノルエピネフリンを含むノルエピネフリン系であり、対抗適応は、ノルエピネフリン(norepinephine)系のアップレギュレーションを引き起こす。
(CRF系)
視床下部−下垂体−副腎(HPA)軸は、身体をストレスに応答させる調節メカニズムである。視床下部は、多くの身体ホルモンの全般的な制御中枢である。ストレスへの応答の際、下垂体がコルチコトロピン放出因子(CRF、コルチコトロピン放出ホルモンとしても知られる)を放出し、それが下垂体前葉に達して、ホルモンACTH(アドレノコルチコトロピックホルモン)およびβ−エンドルフィンが循環内に放出されるという変化を誘導する。ACTHは、腎臓に隣接する副腎に達して、コルチゾールの放出を刺激する。コルチゾールが循環内に放出されると、一連の代謝効果が開始され、ストレスの有害作用が軽減する。視床下部および下垂体前葉の両方への負のフィードバックも存在して、更なるコルチゾール放出が遮断される。
外傷後ストレス障害(PTSD)は、第3のカテゴリーであり、それも独特である。PTSDは、メランコリー型うつと同様に活動亢進性の中枢CRH系を特徴とするが、非定型うつと同様にHPA軸が活動不足である。(Levitan, 2002)
不安症は、HPA軸変化のパターンがメランコリー型うつと異なる。うつは、高コルチゾール血症、デキサメタソン後の非抑制およびグルココルチコイド受容体数の減少を特徴とする。不安は、低コルチゾール血症、デキサメタソン後の過剰抑制およびグルココルチコイド受容体数の増加を特徴とする。(Boyer, P,”Do Anxiety and depression have a common pathophysiological mechanism?”Acta Psychiatr Scand Suppl 2000;(406):24−9)
摂食障害は、気分および/またはストレスに大いに関係する。Dallan他(Chronic stress and obesity:a new view of ”comfort food”. Proc Natl Acad Sci USA 2003 Sep 30;100(20):11696−701)は、ラットでは一般に慢性ストレスに応答して体重が減少するが、ヒトの慢性ストレスでは快適な食事摂取量が増加して体重が増加するか、または摂食量が減少して体重も減少することを実証した。先に議論したとおり、メランコリー型うつは食欲低下および体重低下に関連する傾向があり、非定型うつは、食事量増加および体重増加に関連する傾向がある。
CRFアゴニストは、HPAと視床下部外系の両方に影響を及ぼす。HPAに関しては、CRFアゴニストは、ACTHおよびβ−エンドルフィンを循環内に放出させている。β−エンドルフィンは活動亢進性CRF状態、例えばうつおよび不安を改善することで知られるため、短期間の設定(即ち、各投与に関して第1期)では、β−エンドルフィンの放出は有利である。しかしCRFアゴニストはACTF放出も増加させて、短期間でのコルチゾール放出増加に影響を及ぼす。目的が活動亢進性CRF系の活性を抑制することならば、コルチゾールの増加は必要ではない。更にそのアゴニストは、視床下部外CRF系に直接作用する。まとめると、ACTH放出への影響ならびに視床下部外CRFおよびAVP系への影響により、短期での活動亢進性CRF状態が悪化する。しかし、本発明によれば、本明細書に記載された方法により、例えばACTH放出および視床下部外CRF系のダウンレギュレーションを通して、対抗適応およびCRF系の全体的なダウンレギュレーションが誘発される。
対抗適応は、視床下部によるコルチコトロピン放出因子の生合成もしくは放出の増加、CRF受容体数および/もしくはCRF受容体の結合部位数の増加、CRF受容体アゴニストおよび/もしくはコルチコトロピン放出因子による結合に対する受容体の感受性の増大、またはそれらの組合せの可能性がある。
(AVP系)
AVPはADH(抗利尿ホルモン)とも呼ばれるホルモンで、環状構造を備えたノナペプチド(Cys−Tyr−Phe−Gln−Asn−Cys−Pro−Arg−Gly)であり、2個のシステイン残基の間のジスルフィド架橋を通して環状構造が形成されている。AVPは、最初はペプチドppAVPとして合成される、164アミノ酸長の活性ホルモンである。生物活性部分は、AVP(20−28)である。AVPノナペプチドは、特定の例では、より小さな生物活性フラグメント、即ちAVP(4−9)、AVP(4−8)、AVP(5−9)、AVP(5−8)に更に分解される。これらの小さなフラグメントは、末梢エンドクリン活性が欠如しているが、CNS内での選択的活性が実証されている。
本発明のこの実施形態によるAVPアンタゴニスト投与を利用して、AVP受容体にネガティブに関連する患者の望ましくない精神的状態、神経学的状態または生理学的状態を処置してもよい。AVP受容体にネガティブに関連し、この方法を用いて処置することができる望ましくない精神的状態、神経学的状態または生理学的状態の例としては、例えば、非定型うつ、体重増加および過食症、倦怠、ならびに疲労が挙げられる。本発明の望ましい実施形態において、AVP系のアップレギュレーションは、AVP受容体にネガティブに関連する望ましくない精神的状態、神経学的状態または生理学的状態に関して治療効果をもたらす。
免疫系関連の状態
本発明の方法は、神経伝達物質系の一種の受容体に関連する免疫関連状態を処置および/または治療するのに有用である。これらの方法において、免疫系はアップレギュレートされる。本発明の方法を用いて治療または処置され得る免疫関連状態の例としては、癌、特に、自己免疫疾患、先天性免疫不全、免疫抑制剤療法による免疫不全、および後天性免疫不全が挙げられる。特定の自己免疫疾患の例としては、慢性関節リウマチ、多発性硬化症、全般性紅斑性狼瘡、アジソン病、ALS(ロウ・ゲーリッヒ病)、アルツハイマー病、強直性脊椎炎、自閉症スペクトラム障害、自己免疫性溶血性貧血、自己免疫性プロゲステロン皮膚炎、ベーチェット病、セリアック病、慢性疲労症候群、チャーグ・ストラウス病(アレルギー性肉芽腫性血管炎)、クレスト症候群、クローン病、皮膚筋炎、糖尿病、気腫(COPD)、子宮内膜症、線維筋痛症、グッドパスチャー病、グレーブス病、ハシモト甲状腺炎、間質性肉芽腫性皮膚炎、過敏性腸症候群(IBS)、混合性結合組織病、自己免疫関連の結合組織病、重力筋無力症、パーキンソン病、類天疱瘡、悪性貧血、原発性側索硬化症(PLS)、多発性軟骨炎(再発性)、リウマチ性多発筋痛症、多発性筋炎、乾癬、類肉腫症、硬皮症、シェーグレン症候群、横断脊髄炎、潰瘍性大腸炎、脈管炎、ウェゲナー肉芽腫、および感染工程に続く自己免疫疾患、ワクチン投与、または環境反応(例えば、シリコーンなどの化学物質への反応)が挙げられる。本発明の一実施形態によれば、該方法により処置される状態は、感染性微生物、例えば、細菌、真菌、寄生虫、ミコバクテリア、酵母、クラミジア、原生動物、蠕虫、リケッチア、または例えばHIV、インフルエンザ、肝炎(A、B、C型)、呼吸器合胞体ウイルス(RSV)、胃腸性ウイルス感染、脳炎、および心筋炎などのウイルスに感染する可能性があるものである。本発明の別の実施形態によれば、免疫系関連状態はワクチンの投与であり、免疫系のアップレギュレーションにより、ワクチンが標的とする物質に対する抗体の生成が増加する。
その他の状態
本発明の別の態様によれば、本発明の先に記載された方法を用いて、心臓血管または脂質もしくはコレステロール代謝が関連する状態、例えば心臓血管障害(例えば、心臓血管、末梢血管および卒中)を処置または治療する。本発明の方法は、糖尿病(例えば、I型およびII型)を治療または処置するのにも有用である。
Claims (374)
- 患者において対抗適応を誘発することにより、受容体の一種を含んだ神経伝達物質系を調節する方法であって、
前記一種の受容体に対するリガンドを患者に反復投与する工程であって、各投与は投与半減期を有し、各投与に関連する第1期間において前記リガンドをその種の受容体に結合させ、それにより対抗適応を誘発、維持または改善する工程を備え、
前記対抗適応は前記神経伝達物質系の調節を引き起こし、
投与間の期間に対する前記投与半減期の比率は1/2以下である方法。 - 前記リガンドを患者に反復投与する前に前記一種の受容体に対するリガンドを患者に投与することにより対抗適応を誘発し、前記リガンドの反復投与によってその対抗適応を維持または改善する請求項1に記載の方法。
- 前記神経伝達物質系の調節は、前記一種の受容体に関係する望ましくない精神的状態、神経学的状態または生理学的状態に関して治療効果をもたらす請求項1または2に記載の方法。
- 前記リガンドは前記受容体の種類の受容体に対するアゴニストであり、前記調節は前記神経伝達物質系のダウンレギュレーションである請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
- 望ましくない精神的状態、神経学的状態または生理学的状態は前記一種の受容体にポジティブに関連する請求項4に記載の方法。
- 前記対抗適応は、
前記受容体の種類の受容体に結合する神経伝達物質の生合成または放出の減少、
前記受容体の種類の受容体に結合する神経伝達物質の再取込みの増加、
前記一種の受容体の数および前記受容体の種類の受容体上における結合部位の数の少なくともいずれかの減少、ならびに、
天然の神経伝達物質および受容体アゴニストの少なくともいずれかによる結合に対する前記受容体の種類の受容体の感受性の低下
のうちの少なくとも一つである請求項4〜5のいずれか1項に記載の方法。 - 前記受容体の種類の受容体に対するアンタゴニストは、各投与に関連する第1期間には投与されない請求項4〜6のいずれか1項に記載の方法。
- 各投与はその投与に関連する第2期間を有し、第2期間はその投与に関連する第1期間に後続し、前記受容体の種類の受容体に対するアンタゴニストは、それら第2期間のうちの1つ以上において投与される請求項4〜7のいずれか1項に記載の方法。
- 前記リガンドは前記受容体の種類の受容体に対するアンタゴニストであり、前記調節は前記神経伝達物質系のアップレギュレーションである請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
- 望ましくない精神的状態、神経学的状態または生理学的状態は前記一種の受容体にネガティブに関連する請求項9に記載の方法。
- 前記対抗適応は、
前記受容体の種類の受容体に結合する神経伝達物質の生合成または放出の増加、
前記受容体の種類の受容体に結合する神経伝達物質の再取込みの減少、
前記一種の受容体の数および前記受容体の種類の受容体上における結合部位の数の少なくともいずれかの増加、ならびに、
リガンドおよび受容体アゴニストの少なくともいずれかによる結合に対する前記受容体の感受性の増大
のうちの少なくとも一つである請求項9または10に記載の方法。 - 前記受容体の種類の受容体に対するアゴニストは、各投与に関連する第1期間には投与されない請求項9〜11のいずれか1項に記載の方法。
- 各投与はその投与に関連する第2期間を有し、第2期間はその投与に関連する第1期間に後続し、前記受容体の種類の受容体に対するアゴニストは、それら第2期間のうちの1つ以上において投与される請求項9〜12のいずれか1項に記載の方法。
- 前記受容体の種類の受容体のうちの相当数は各第1期間において前記リガンドによって結合される請求項1〜13のいずれか1項に記載の方法。
- 前記受容体の少なくとも約30%は各第1期間において前記リガンドによって結合される請求項14に記載の方法。
- 前記受容体の少なくとも約50%は各第1期間において前記リガンドによって結合される請求項14に記載の方法。
- 前記受容体の少なくとも約75%は各第1期間において前記リガンドによって結合される請求項14に記載の方法。
- 前記受容体の少なくとも約90%は各第1期間において前記リガンドによって結合される請求項14に記載の方法。
- 各第1期間の継続時間は少なくとも約5分間である請求項1〜18のいずれか1項に記載の方法。
- 各第1期間の継続時間は少なくとも約30分間である請求項1〜18のいずれか1項に記載の方法。
- 各第1期間の継続時間は少なくとも約1時間である請求項1〜18のいずれか1項に記載の方法。
- 各第1期間の継続時間は少なくとも約2時間である請求項1〜18のいずれか1項に記載の方法。
- 各第1期間の継続時間は少なくとも約4時間である請求項1〜18のいずれか1項に記載の方法。
- 各第1期間の継続時間は約24時間未満である請求項1〜23のいずれか1項に記載の方法。
- 各第1期間の継続時間は約16時間未満である請求項1〜23のいずれか1項に記載の方法。
- 各第1期間の継続時間は約12時間未満である請求項1〜23のいずれか1項に記載の方法。
- 各第1期間の継続時間は約8時間未満である請求項1〜23のいずれか1項に記載の方法。
- 各第1期間の継続時間は約6時間未満である請求項1〜23のいずれか1項に記載の方法。
- 各投与はその投与に関連する第2期間を有し、第2期間はその投与に関連する第1期間に後続し、各第2期間において前記受容体の相当数はリガンドによって結合されないままである請求項1〜28のいずれか1項に記載の方法。
- 前記受容体の約50%以下は各第2期間においてリガンドによって結合される請求項29に記載の方法。
- 前記受容体の約25%以下は各第2期間においてリガンドによって結合される請求項29に記載の方法。
- 前記受容体の約10%以下は各第2期間においてリガンドによって結合される請求項29に記載の方法。
- 各第2期間の継続時間は少なくとも約2時間である請求項13〜18または29〜32のいずれか1項に記載の方法。
- 各第2期間の継続時間は少なくとも約10時間である請求項13〜18または29〜32のいずれか1項に記載の方法。
- 各第2期間の継続時間は少なくとも約15時間である請求項13〜18または29〜32のいずれか1項に記載の方法。
- 各第2期間の継続時間は約20時間以下である請求項13〜18または29〜32のいずれか1項に記載の方法。
- 各第2期間の継続時間は約30時間以下である請求項13〜18または29〜32のいずれか1項に記載の方法。
- 各第2期間の継続時間は約50時間以下である請求項13〜18または29〜32のいずれか1項に記載の方法。
- 投与間の期間に対する前記投与半減期の比率は1/3以下である請求項1〜39のいずれか1項に記載の方法。
- 投与間の期間に対する前記投与半減期の比率は1/5以下である請求項1〜39のいずれか1項に記載の方法。
- 投与間の期間に対する前記投与半減期の比率は1/8以下である請求項1〜39のいずれか1項に記載の方法。
- 投与間の期間に対する前記投与半減期の比率は1/12以下である請求項1〜39のいずれか1項に記載の方法。
- 投与間の期間に対する前記投与半減期の比率は1/24よりも大きい請求項1〜42のいずれか1項に記載の方法。
- 投与間の期間に対する前記投与半減期の比率は1/12よりも大きい請求項1〜42のいずれか1項に記載の方法。
- 投与間の期間に対する前記投与半減期の比率は1/8よりも大きい請求項1〜42のいずれか1項に記載の方法。
- 投与間の期間に対する前記投与半減期の比率は1/5よりも大きい請求項1〜42のいずれか1項に記載の方法。
- 投与間の期間に対する前記投与半減期の比率は1/4よりも大きい請求項1〜42のいずれか1項に記載の方法。
- 投与間の期間に対する前記投与半減期の比率は1/3よりも大きい請求項1〜42のいずれか1項に記載の方法。
- 各投与時のリガンドの投与量は時間と共に増加する請求項1〜48のいずれか1項に記載の方法。
- 各投与時のリガンドの投与量は時間と共に断続的に増加する請求項1〜49のいずれか1項に記載の方法。
- 前記投与量は増加の間に1週間以上の期間を有して増加する請求項50に記載の方法。
- 前記投与量は増加の間に2週間以上の期間を有して増加する請求項50に記載の方法。
- 前記投与量は増加の間に3週間以上の期間を有して増加する請求項50に記載の方法。
- 前記投与量は増加の間に1ヶ月以上の期間を有して増加する請求項50に記載の方法。
- 前記投与量は増加の間に2ヶ月以上の期間を有して増加する請求項50に記載の方法。
- 前記投与量は増加の間に3ヶ月以上の期間を有して増加する請求項50に記載の方法。
- 前記投与量は増加の間に6ヶ月以上の期間を有して増加する請求項50に記載の方法。
- 前記投与量は増加の間に1年以上の期間を有して増加する請求項50に記載の方法。
- 投与量の各増加時、投与量は初期投与量の少なくとも5%だけ増加する請求項50〜58のいずれか1項に記載の方法。
- 投与量の各増加時、投与量は初期投与量の少なくとも10%だけ増加する請求項50〜58のいずれか1項に記載の方法。
- 投与量の各増加時、投与量は初期投与量の少なくとも25%だけ増加する請求項50〜58のいずれか1項に記載の方法。
- 投与量の各増加時、投与量は初期投与量の少なくとも50%だけ増加する請求項50〜58のいずれか1項に記載の方法。
- 投与量の各増加時、投与量は初期投与量の少なくとも100%だけ増加する請求項50〜58のいずれか1項に記載の方法。
- 最大投与量は初期投与量の300倍以内である請求項50〜63のいずれか1項に記載の方法。
- 最大投与量は初期投与量の100倍以内である請求項50〜63のいずれか1項に記載の方法。
- 最大投与量は初期投与量の50倍以内である請求項50〜63のいずれか1項に記載の方法。
- 最大投与量は初期投与量の20倍以内である請求項50〜63のいずれか1項に記載の方法。
- 前記リガンドの投与は毎日実施される請求項1〜67のいずれか1項に記載の方法。
- 前記投与間の期間は2日以上である請求項1〜68のいずれか1項に記載の方法。
- 前記投与間の期間は3日以上である請求項1〜68のいずれか1項に記載の方法。
- 前記投与間の期間は5日以上である請求項1〜68のいずれか1項に記載の方法。
- 前記投与間の期間は1週間以上である請求項1〜68のいずれか1項に記載の方法。
- 前記投与間の期間は2週間以上である請求項1〜68のいずれか1項に記載の方法。
- 前記投与間の期間は1ヶ月以上である請求項1〜68のいずれか1項に記載の方法。
- 前記投与半減期は約16時間未満である請求項1〜74のいずれか1項に記載の方法。
- 前記投与半減期は約12時間未満である請求項1〜74のいずれか1項に記載の方法。
- 前記投与半減期は約8時間未満である請求項1〜74のいずれか1項に記載の方法。
- 前記投与半減期は約4時間未満である請求項1〜74のいずれか1項に記載の方法。
- 前記投与半減期は約4時間よりも長い請求項1〜78のいずれか1項に記載の方法。
- 前記投与半減期は約12時間よりも長い請求項1〜78のいずれか1項に記載の方法。
- 前記投与半減期は約16時間よりも長い請求項1〜78のいずれか1項に記載の方法。
- 前記投与半減期は約30時間よりも長い請求項1〜78のいずれか1項に記載の方法。
- 前記リガンドの化合物半減期は約16時間未満である請求項1〜82のいずれか1項に記載の方法。
- 前記リガンドの化合物半減期は約12時間未満である請求項1〜82のいずれか1項に記載の方法。
- 前記リガンドの化合物半減期は約8時間未満である請求項1〜82のいずれか1項に記載の方法。
- 前記リガンドの化合物半減期は約4時間未満である請求項1〜82のいずれか1項に記載の方法。
- 前記リガンドの化合物半減期は約4時間よりも長い請求項1〜86のいずれか1項に記載の方法。
- 前記リガンドの化合物半減期は約16時間よりも長い請求項1〜86のいずれか1項に記載の方法。
- 前記リガンドの化合物半減期は約30時間よりも長い請求項1〜86のいずれか1項に記載の方法。
- 前記リガンドの化合物半減期は約12時間よりも長い請求項1〜86のいずれか1項に記載の方法。
- 前記リガンドの化合物半減期は約12時間よりも長く、前記方法は、
前記一種の受容体に対する第2のリガンドを、2日毎よりも短い周期で反復投与する工程をさらに備え、前記第2のリガンドの各投与は約8時間未満の投与半減期を有する請求項90に記載の方法。 - 約12時間よりも長い化合物半減期を有する前記リガンドはアゴニストであり、前記第2のリガンドはアゴニストである請求項91に記載の方法。
- 約12時間よりも長い化合物半減期を有する前記リガンドはアンタゴニストであり、前記第2のリガンドはアンタゴニストである、請求項91に記載の方法。
- 前記投与は少なくとも5回にわたって反復される請求項1〜93のいずれか1項に記載の方法。
- 前記投与は少なくとも10回にわたって反復される請求項1〜93のいずれか1項に記載の方法。
- 前記投与は少なくとも25回にわたって反復される請求項1〜93のいずれか1項に記載の方法。
- 前記投与は少なくとも50回にわたって反復される請求項1〜93のいずれか1項に記載の方法。
- 前記リガンドの投与量は、対抗適応反応を引き起こすのには十分であるが、リガンド−受容体結合の直接効果が低くかつ患者にとって許容可能であるように十分に低い請求項1〜97のいずれか1項に記載の方法。
- 第1期間の相当部分は患者の睡眠中に起こる請求項1〜98のいずれか1項に記載の方法。
- 第1期間の少なくとも40%は患者の睡眠中に起こる請求項1〜99のいずれか1項に記載の方法。
- 第1期間の少なくとも60%は患者の睡眠中に起こる請求項1〜99のいずれか1項に記載の方法。
- 第1期間の少なくとも85%は患者の睡眠中に起こる請求項1〜99のいずれか1項に記載の方法。
- 前記リガンドの各投与は、患者が就寝する前の一定時間内に実施される請求項1〜102のいずれか1項に記載の方法。
- 前記リガンドの各投与は、患者が就寝する1時間前よりも前に実施される請求項1〜102のいずれか1項に記載の方法。
- 前記リガンドの各投与は、経口投与、経皮投与、吸入投与、皮下投与、静脈内投与、筋肉内投与、脊椎内投与、髄腔内投与、経粘膜投与のいずれかによって実施されるか、あるいは浸透圧ポンプ、マイクロカプセル、インプラント、懸濁液のいずれかを用いて実施される請求項1〜104のいずれか1項に記載の方法。
- 前記リガンドと組み合わせて抗不安薬を投与する工程をさらに備える請求項1〜105のいずれか1項に記載の方法。
- 前記抗不安薬はGABA経路に影響を与える請求項106に記載の方法。
- 前記抗不安薬はベンゾジアゼピンである請求項106に記載の方法。
- 前記ベンゾジアゼピンが、ジアゼパム、ロラゼパム、アルプラゾラム、テマゼパム、フルラゼパム、およびクロルジアゼポキシド(chlodiazepoxide)からなる群から選択される請求項108に記載の方法。
- 前記リガンドと組み合わせて睡眠薬を投与する工程をさらに備える請求項1〜109のいずれか1項に記載の方法。
- 前記リガンドと組み合わせて、TCA、MAOI、SSRI、NRI、SNRI、CRF調整剤、セロトニンシナプス前自己受容体アンタゴニスト、5HT1アゴニスト、ダイノルフィンアンタゴニスト、GABA−A修飾薬、セロトニン5H2Cおよび5H2B修飾薬の少なくともいずれか、ベータ−3アドレナリン受容体アゴニスト、NMDAアンタゴニスト、V1Bアンタゴニスト、GPCR修飾薬、およびサブスタンスPアンタゴニストからなる群から選択される化合物を投与する工程をさらに備える請求項1〜110のいずれか1項に記載の方法。
- 前記化合物は、フルオキセチン、パロキセチン、セルトラリン、フルボキサミン、シタロプラム、エスシタロプラム、ベンラファキシン、およびレボキセチンからなる群から選択される請求項111に記載の方法。
- 前記リガンドと組み合わせて第1期間に自己免疫療法を行う工程をさらに備える請求項1〜112のいずれか1項に記載の方法。
- 前記自己免疫療法が、コルチコステロイド、クロラムブシル、シクロスポリン、シクロホスファミド、メトトレキサート(methotrexatate)、アザチオプリン、TNFαアンタゴニスト、全身酵素療法、遺伝子療法、および放射線療法からなる群から選択される請求項113に記載の方法。
- 自己免疫投薬は第2期間には行われない請求項113に記載の方法。
- 前記リガンドと組み合わせて第1期間に抗ウイルス剤を投与する工程をさらに備える請求項1〜112のいずれか1項に記載の方法。
- 前記抗ウイルス剤は、インターフェロン、リバビリン、プロテアーゼ阻害剤、アマンタジン、リマンタジン、プレコナリル、抗体(モノクローナル、抗VAP、受容体抗イディオタイプ、外来受容体、および合成受容体模倣体)、アシクロビル、ジドブジン(AZT)、ラミブジン、RNAアーゼH阻害剤、インテグラーゼ阻害剤、ウイルスDNAへの転写因子の吸着阻害剤、アンチセンス分子、合成リボザイム、ザナミビル、およびオスレタミビルからなる群から選択される請求項116に記載の方法。
- 自己免疫投薬は第2期間には行われない請求項116に記載の方法。
- 前記リガンドと組み合わせて第1期間に抗微生物剤を投与する工程をさらに備える請求項1〜112のいずれか1項に記載の方法。
- 前記抗微生物剤は第2期間には投与されない請求項119に記載の方法。
- 前記リガンドと組み合わせて第1期間に抗真菌剤を投与する工程をさらに備える請求項1〜112のいずれか1項に記載の方法。
- 前記抗微生物剤は第2期間には投与されない請求項121に記載の方法。
- 前記リガンドと組み合わせて第1期間に抗腫瘍剤を投与する工程をさらに備える請求項1〜112のいずれか1項に記載の方法。
- 前記抗腫瘍剤は第2期間には投与されない請求項123に記載の方法。
- 前記リガンドと組み合わせて第1期間に抗癌剤を投与する工程をさらに備える請求項1〜112のいずれか1項に記載の方法。
- 前記抗癌剤は第2期間には投与されない請求項125に記載の方法。
- 前記抗癌剤は、アドリアマイシン、ブスルファン、カルボプラチン、クロラムブシル、シスプラチン、シクロホスファミド、イホスファミド、メクロレタミン、メルファラン、プロカルバジン、テモゾラミド、ダウノルビシン、ドキソルビシン、イダルビシン、ブレオマイシン、ミトマイシン、ミトキサトロン、プリカマイシン、シタラビン、フルオロウラシル、ヒドロキシ尿素、メトトレキサート、アスパラギナーゼ、ペガスパルガーゼ、イリノテカン、トポテカン、ビカルタミド、エストラムスチン、フルタミド、ロイプロリド、メゲストロール、ニルタミド、テストステロン、トリプトレリン、アナストラゾール、レトロゾール、アルデスロイキン、アレムツズマブ、ゲムツズマブ、トレミフェン、トラスツズマブ、エトポシド、ドセタキセル、パクリタキセル、ビンブラスチン、ビンクリスチン、ビノレルビン、アルトレタミン、エルロチニブ、グリーベック、クルクミン、タモキシフェン、ボルテゾミブ、ゲフィチニブ、イマチニブ、3,4−メチレンジオキシ−5,4’−ジメトキシ−3’−アミノ−Z−スチルベン由来の癌細胞増殖阻害剤、ヒドロキシフェンスタチンおよびその二リン酸ナトリウムプロドラッグ、ヒストンデアセチラーゼ阻害剤、スベロイルアニリドヒドロキサム酸、トリコスタチンA、酪酸ナトリウム、メトホルミン、5−リポキシゲナーゼ(5−LO)アンタゴニスト、プロテインキナーゼAタイプIのRIα調節サブユニットを標的とするアンチセンスオリゴヌクレオチド、ビタミンEおよびその類似体、ビタミンEスクシナート(VES)、ならびに遺伝子療法からなる群から選択される請求項126に記載の方法。
- 前記神経伝達物質系はSP系であり、
前記一種の受容体はSP受容体であり、
前記リガンドはSP受容体アゴニストであり、
前記対抗適応は前記SP系のダウンレギュレーションを引き起こす請求項1〜127のいずれか1項に記載の方法。 - 前記対抗適応は、
受容体末端におけるか、または脳下垂体によるかのSP、NKA、およびNKBの少なくともいずれかの生合成または放出の減少、
前記受容体の数および前記受容体上における結合部位の数の少なくともいずれかの減少、ならびに、
SP受容体アゴニスト、SP、NKA、およびNKBの少なくともいずれかによる結合に対する前記受容体の感受性の低下
のうちの少なくとも一つである請求項128に記載の方法。 - 前記SP受容体アゴニストはペプチド系である請求項128〜129のいずれか1項に記載の方法。
- 前記SP受容体アゴニストは、SP、NKA、およびNKBの少なくともいずれかの類似体、またはそれらの医薬として許容された塩もしくは誘導体である請求項128〜129のいずれか1項に記載の方法。
- 前記SP受容体アゴニストは、サブスタンスP;サブスタンスP、遊離酸;ビオチン−サブスタンスP;[Cys3,6,Tyr8,Pro9]−サブスタンスP;(ジスルフィド架橋:3−6),[Cys3,6,Tyr8,Pro10]−サブスタンスP;(ジスルフィド架橋:3−6),[4−クロロ−Phe7,8]−サブスタンスP;[4−ベンゾイル−Phe8]−サブスタンスP;[スクシニル−Asp6,N−Me−Phe8]−サブスタンスP(6−11)(センクチド);[Tyr8]−サブスタンスP;[Tyr9]−サブスタンスP;またはサメ・サブスタンスPペプチドである、請求項128〜129のいずれか1項に記載の方法。
- 前記SP受容体アゴニストは、NKA(4−10)およびNKB(4−10)のいずれかに類似したC末端ヘプタペプチドを有するNKA類似体もしくはNKB類似体、あるいはそれらの医薬として許容され得る塩もしくは担体である請求項128〜129のいずれか1項に記載の方法。
- 前記SP受容体アゴニストは、[Gln4]−NKA、[Gln4]−NKA(4−10)、[Phe7]−NKA、[Phe7]−NKA(4−10)、[Ile7]−NKA、[Ile7]−NKA(4−10)、[Lys5,MeLeu9,Nle10]−NKA(4−10)、[Nle10]−NKA(4−10)、β−Ala8]−NKA(4−10)、[Ala5]−NKA(4−10)、[Gln4]−NKB、[Gln4]−NKB(4−10)、[Phe7]−NKB、[Phe7]−NKB(4−10)、[Ile7]−NKB、[Ile7]−NKB(4−10)、[Lys5,MeLeu9,Nle10]−NKB(4−10)、[Nle10]−NKB(4−10)、β−Ala8]−NKB(4−10)、[Ala5]−NKB(4−10)、GR73,632[デルタ−アミノバレリル[Pro9,N−Me−Leu10]−サブスタンスP(7−11)]、[Glu(OBzl)11]サブスタンスP、およびヘモキニン1(HK−1)(サブスタンスP同族体)、またはそれらの医薬として許容され得る塩もしくは担体である請求項128〜129のいずれか1項に記載の方法。
- 前記SP受容体アゴニストは、[Arg]−NKB、またはそれの医薬として許容され得る塩もしくは担体である請求項128〜129のいずれか1項に記載の方法。
- 前記SP受容体アゴニストは、MePheで置換したVal7を有するNKA類似体もしくはNKB類似体、あるいはそれらの医薬として許容され得る塩もしくは担体である請求項128〜129のいずれか1項に記載の方法。
- 前記SP受容体アゴニストの初期投与量は、初期量として約0.1〜100μg/kg/日と、8時間の徐放による100〜1000μg/kg/日である請求項128〜136のいずれか1項に記載の方法。
- 前記SP受容体アゴニストの初期投与量は、初期量として約1〜50μg/kg/日と、8時間の徐放による20〜50μg/kg/日である請求項128〜136のいずれか1項に記載の方法。
- 前記方法は、患者の望ましくない精神的状態、神経学的状態または生理学的状態を処置するために用いられる請求項128〜136のいずれか1項に記載の方法。
- 前記望ましくない精神的状態、神経学的状態または生理学的状態は、慢性的疼痛、気分障害、摂食障害、不安障害、欲求異常、薬物濫用障害、炎症状態、悪心もしくは嘔吐、尿失禁、皮疹、紅斑、または発疹である請求項139に記載の方法。
- 前記望ましくない精神的状態、神経学的状態または生理学的状態は、線維筋痛症、慢性疲労症候群、慢性背痛、慢性頭痛、慢性の癌性疼痛、帯状疱疹、反射性交感神経ジストロフィー、神経障害、または炎症性疼痛である請求項139に記載の方法。
- 前記望ましくない精神的状態、神経学的状態または生理学的状態は、将来的に起こることが予想される疼痛である請求項139に記載の方法。
- 前記将来的に起こることが予想される疼痛は、医学的処置による疼痛または身体運動による疼痛である請求項141に記載の方法。
- 前記望ましくない精神的状態、神経学的状態または生理学的状態は、大うつ病、外傷後うつ病、一過性の憂うつな気分、躁うつ病、気分変調性障害、全般性気分障害、無快感症、または非器質性性機能障害である請求項139に記載の方法。
- 前記望ましくない精神的状態、神経学的状態または生理学的状態は、過食、肥満、拒食症または多食症である請求項139に記載の方法。
- 前記望ましくない精神的状態、神経学的状態または生理学的状態は、全般性不安状態、パニック障害、恐怖症、強迫神経症、注意欠陥多動性障害、トゥーレット症候群、ヒステリー睡眠障害、または呼吸関連睡眠障害である請求項139に記載の方法。
- 前記望ましくない精神的状態、神経学的状態または生理学的状態は、学習または記憶の問題による意欲の欠如である請求項139に記載の方法。
- 前記望ましくない精神的状態、神経学的状態または生理学的状態は、睡眠薬、アルコール、ニコチン、覚醒剤、抗不安薬、中枢神経抑制薬、幻覚剤およびマリファナからなる群から選択される薬物の濫用である請求項139に記載の方法。
- 前記望ましくない精神的状態、神経学的状態または生理学的状態は、ぜん息、関節炎、鼻炎、結腸炎、炎症性腸疾患、皮膚もしくは粘膜の炎症、あるいは急性膵炎である請求項139に記載の方法。
- 前記望ましくない精神的状態、神経学的状態または生理学的状態は、化学療法によって生じる悪心または嘔吐である請求項139に記載の方法。
- 前記方法は、癌に対する補助的な治療法として用いられる請求項128〜150のいずれか1項に記載の方法。
- SP受容体アンタゴニストは、各投与に関連する第1期間には投与されない請求項128〜151のいずれか1項に記載の方法。
- SP受容体アンタゴニストは、第2期間のうちの1つ以上において投与される請求項128〜152のいずれか1項に記載の方法。
- 前記SP受容体アンタゴニストは、SR48968、L−760735、CP−96,345、NKP608、L−AT、MK−869、L−742,694、L−733060、CP−99,994、P−122,721、CP122,171、GSK597599、GSK679769、GSK823296、サレデュタント、タルネタント、オサネタント、ならびにそれらの医薬として許容され得る塩、類似体および誘導体である請求項153に記載の方法。
- SP受容体アンタゴニストの初期投与量は、L−760735では8時間に対して12mg/kg/時間、CP−96,345では約30μg/kg/時間、SSR240600では0.1〜10mg/kg/投与、NKP608では0.01〜0.1mg/kg/投与、L−ATでは1〜10mg/kg/投与、MK−869では0.01〜3mg/kg/投与、L−742,694では1〜30mg/kg/投与、L−733,060では1〜10mg/kg/投与、CP−99,994またはCP−122,721では3〜30mg/kg/、およびサレデュタントでは約100mg/投与に相当する請求項154に記載の方法。
- 前記SP系のダウンレギュレーションは、望ましくない精神的状態、神経学的状態または生理学的状態に関して治療効果をもたらす請求項128〜155のいずれか1項に記載の方法。
- 前記神経伝達物質系は内因性エンドルフィン系であり、
前記一種の受容体はミューオピエート受容体およびデルタオピエート受容体の少なくともいずれかであり、
前記リガンドはミューオピエート受容体アンタゴニストおよびデルタオピエート受容体アンタゴニストの少なくともいずれかであり、
前記対抗適応は内因性エンドルフィン系のアップレギュレートを引き起こす請求項1〜127のいずれか1項に記載の方法。 - 前記対抗適応は、
受容体末端におけるか、脳下垂体によるかの少なくともいずれかのエンドルフィンの生合成または放出の増加、
前記受容体の数および前記受容体上のエンドルフィン結合部位の数の少なくともいずれかの増加、ならびに
ミューオピエートアゴニスト、デルタオピエートアゴニストおよびエンドルフィンの少なくともいずれかによる結合に対する前記受容体の感受性の増大
のうちの少なくとも一つである、請求項157に記載の方法。 - 前記対抗適応は、
受容体末端におけるエンドルフィンの生合成または放出の増加と脳下垂体によるエンドルフィンの生合成または放出の増加、ならびに
前記受容体の数および前記受容体上のエンドルフィン結合部位の数の少なくともいずれかの増加
のうちの少なくとも一つである請求項157〜158のいずれか1項に記載の方法。 - 前記ミューオピエート受容体アンタゴニストおよびデルタオピエート受容体アンタゴニストの少なくともいずれかは、特異的なミュー受容体アンタゴニストまたは特異的なデルタ受容体アンタゴニストである請求項157〜159のいずれか1項に記載の方法。
- 前記ミューオピエート受容体アンタゴニストおよびデルタオピエート受容体アンタゴニストの少なくともいずれかは、メシル酸クロシンナモクス、CTAP、CTOP、エトニタゼニルイソチオシアネート、β−フナルトレキサミン塩酸塩、ナロキソナジン二塩酸塩、シプロジム、ならびにそれらの医薬として許容され得る塩、類似体および誘導体からなる群から選択される特異的なミューオピエート受容体アンタゴニストである請求項157〜159のいずれか1項に記載の方法。
- 前記ミューオピエート受容体アンタゴニストおよびデルタオピエート受容体アンタゴニストの少なくともいずれかは、ナルトリンドール、N−ベンジルナルトリンドールHCl、BNTXマレイン酸塩、ICI−154,129、ICI−174,864、メシル酸ナルトリベン、SDM25N HCl、7−ベンジリデンナルトレキソン、ならびにそれらの医薬として許容され得る塩、類似体および誘導体からなる群から選択される特異的なデルタオピエート受容体アンタゴニストである請求項157〜159のいずれか1項に記載の方法。
- 前記ミューオピエート受容体アンタゴニストおよびデルタオピエート受容体アンタゴニストの少なくともいずれかは、非特異的なオピエートアンタゴニストである請求項157〜159のいずれか1項に記載の方法。
- 前記ミューオピエート受容体アンタゴニストおよびデルタオピエート受容体アンタゴニストの少なくともいずれかは、ナロキソン、ナルトレキソン、ナルメフェンもしくはナルブフィン、またはそれらの医薬として許容され得る塩もしくは誘導体である請求項157〜159のいずれか1項に記載の方法。
- 前記デルタオピエート受容体アンタゴニストは、以下の構造を有する化合物
R1は、H、(C1〜C18ヒドロカルビル)−、(C1〜C18ヒドロカルビル)−CO−、(C1〜C18ヒドロカルビル)2N−CO−、(C1〜C18ヒドロカルビル)−SO2−、(C1〜C18ヒドロカルビル)−O−CO−、Ph−CO−、Ph−SO2−、Ph−NH−COであり、各Phは、(C1〜C12ヒドロカルビル)、(C1〜C12ヒドロカルビル)−O−、Cl、F、Br、I、CF3、R4O−、およびR4 2N−からなる群から独立して選択される一以上の置換基で任意に置換されており、各R4は、H、(C1〜C4アルキル)、H−CO−、および(C1〜C4アルキル)−CO−からなる群から独立して選択され、
各R2aおよびR2bは、H、(C1〜C6アルキル)、(C1〜C6アルキル)−O−、(C1〜C6アルキル)−CO−O−、R5−O−、R5 2N−、R5−CO−NH−、R5−S−、およびNO2からなる群から独立して選択され、各R5は、H、(C1〜C6アルキル)、(C3〜C10シクロアルキル)、(C6〜C10アリール)(C1〜C6アルキル)−CO−、(C3〜C10シクロアルキル)−CO−、(C6〜C10アリール)−CO−からなる群から独立して選択され、R5はそれぞれ、(C1〜C12ヒドロカルビル)、(C1〜C12ヒドロカルビル)−O−、Cl、F、Br、I、CF3、R4O−、およびR4 2N−からなる群から選択される1〜3個の置換基で任意に置換されているか、あるいはR2aおよびR2bが一緒になってO=もしくはCH2=を形成し、
R3は、H、OH、CH3、またはOCH3である)、
またはそれのN−オキシドもしくは医薬として許容され得る塩である請求項157〜159のいずれか1項に記載の方法。 - Rはアリルである請求項165に記載の方法。
- R1はHではない請求項165または166に記載の方法。
- R1はo−アミノベンゾイルまたはo−(アセチルオキシ)ベンゾイルである請求項165または166に記載の方法。
- R1は(C1〜C18アルキル)または(C1〜C18アルキル)CO−である請求項165または166に記載の方法。
- R1は(C1〜C6アルキル)CO−である請求項165または166に記載の方法。
- R2aおよびR2aは一緒になってO=を形成していない請求項165〜170のいずれか1項に記載の方法。
- R2aおよびR2aはHであるか、あるいは一緒になってCH2=を形成している請求項165〜170のいずれか1項に記載の方法。
- R3はOHではない請求項165〜172のいずれか1項に記載の方法。
- 前記ミューオピエート受容体アンタゴニストおよびデルタオピエート受容体アンタゴニストの少なくともいずれかの初期投与量は、ナロキソンでは約2mg/投与と約200mg/投与の間に相当する請求項161〜173のいずれか1項に記載の方法。
- 前記ミューオピエート受容体アンタゴニストおよびデルタオピエート受容体アンタゴニストの少なくともいずれかの初期投与量は、ナロキソンでは約10mg/投与と約100mg/投与の間に相当する、請求項161〜173のいずれか1項に記載の方法。
- 前記ミューオピエート受容体アンタゴニストおよびデルタオピエート受容体アンタゴニストの少なくともいずれかはナロキソン、またはそれの医薬として許容され得る塩もしくはプロドラッグである請求項157〜158のいずれか1項に記載の方法。
- ナロキソンの各投与量は10mg/投与よりも多いか、10.5mg/投与よりも多いか、11mg/投与よりも多いか、あるいは15mg/投与よりも多い請求項176に記載の方法。
- ナロキソンの初期投与量は10〜50mg/投与である請求項176〜177に記載の方法。
- ナロキソンの初期投与量は5〜500mg/投与である請求項176〜177に記載の方法。
- ナロキソンの最大投与量は3000mg/投与以下である請求項176〜179に記載の方法。
- 前記ミューオピエート受容体アンタゴニストおよびデルタオピエート受容体アンタゴニストの少なくともいずれかは、時限放出製剤または徐放製剤を用いて投与される、請求項157〜180のいずれか1項に記載の方法。
- 前記ミューオピエート受容体アンタゴニストおよびデルタオピエート受容体アンタゴニストの少なくともいずれかは、経口投与、経皮投与、脊椎内投与、髄腔内投与、吸入投与、皮下投与、静脈内投与、筋肉内投与、経粘膜的投与のいずれかで投与されるか、あるいは浸透圧ポンプ、マイクロカプセル、インプラント、懸濁液のいずれかを介して投与される請求項157〜180のいずれか1項に記載の方法。
- 前記ミューオピエート受容体アンタゴニストおよびデルタオピエート受容体アンタゴニストの少なくともいずれかは経皮投与される請求項157〜180のいずれか1項に記載の方法。
- 前記ミューオピエート受容体アンタゴニストおよびデルタオピエート受容体アンタゴニストの少なくともいずれかは、2〜12時間、2〜6時間、あるいは6〜12時間の継続期間にわたって放出される請求項181〜183のいずれか1項に記載の方法。
- 前記ミューオピエート受容体アンタゴニストおよびデルタオピエート受容体アンタゴニストの少なくともいずれかは、急速に吸収される負荷投与として投与される請求項157〜180のいずれか1項に記載の方法。
- 前記ミューオピエート受容体アンタゴニストおよびデルタオピエート受容体アンタゴニストの少なくともいずれかは、急速に吸収される負荷投与と、経皮投与、時限放出製剤、または徐放製剤形態との双方を用いて投与される請求項157〜180のいずれか1項に記載の方法。
- 特異的なミュー受容体アンタゴニストおよびデルタ受容体アンタゴニストの少なくともいずれか、ならびに非特異的なミュー受容体アンタゴニストおよびデルタ受容体アンタゴニストの少なくともいずれかは、ほぼ同時に投与される請求項157〜186のいずれか1項に記載の方法。
- 特異的なミュー受容体アンタゴニストおよびデルタ受容体アンタゴニストの少なくともいずれか、ならびに非特異的なミュー受容体アンタゴニストおよびデルタ受容体アンタゴニストの少なくともいずれかは、連続して投与される請求項157〜186のいずれか1項に記載の方法。
- 前記望ましくない精神的状態、神経学的状態または生理学的状態は、疼痛、気分障害、摂食障害、不安障害、欲求異常、薬物濫用障害、意欲または能力の不足、免疫系関連の状態、および治療が必要な創傷である請求項157〜188のいずれか1項に記載の方法。
- 前記方法は、患者の望ましくない精神的状態、神経学的状態または生理学的状態を処置するために用いられる請求項157〜189のいずれか1項に記載の方法。
- 前記望ましくない精神的状態、神経学的状態または生理学的状態は、将来的に起こることが予想される疼痛、慢性的疼痛症候群、または急性疼痛である請求項190に記載の方法。
- 前記望ましくない精神的状態、神経学的状態または生理学的状態は、将来の手術により起こることが予想される疼痛、将来の身体運動により起こることが予想される疼痛、線維筋痛症、慢性疲労症候群、慢性背痛、慢性頭痛、帯状疱疹、反射性交感神経ジストロフィー、神経障害、炎症性疼痛、または慢性的癌性疼痛である請求項190に記載の方法。
- 前記望ましくない精神的状態、神経学的状態または生理学的状態は、大うつ病、外傷後うつ病、一過性の憂うつな気分、躁うつ病、気分変調性障害、全般性気分障害、無快感症、または非器質性性機能障害である請求項190に記載の方法。
- 前記望ましくない精神的状態、神経学的状態または生理学的状態は、過食、肥満、拒食症または多食症である請求項190に記載の方法。
- 前記望ましくない精神的状態、神経学的状態または生理学的状態は、全般性不安状態、パニック障害、トゥーレット症候群、ヒステリー睡眠障害、または呼吸関連睡眠障害である請求項190に記載の方法。
- 前記望ましくない精神的状態、神経学的状態または生理学的状態は、学習または記憶の問題による意欲の欠如である請求項190に記載の方法。
- 前記望ましくない精神的状態、神経学的状態または生理学的状態は、睡眠薬、アルコール、ニコチン、覚醒剤、抗不安薬、中枢神経抑制薬、幻覚剤およびマリファナからなる群から選択される薬物の濫用である請求項190に記載の方法。
- 前記望ましくない精神的状態、神経学的状態または生理学的状態は、所期の精神的または身体的活動に対する意欲または準備の不足である請求項190に記載の方法。
- 前記所期の活動は、体育、運動競技、学習、または試験である請求項198に記載の方法。
- 前記方法は、癌、感染症、AIDS、または創傷に対する補助的な治療法として用いられる請求項157〜199のいずれか1項に記載の方法。
- ミューオピエート受容体アゴニストおよびデルタオピエート受容体アゴニストの少なくともいずれかは、各投与に関連する第1期間には投与されない請求項157〜200のいずれか1項に記載の方法。
- ミューオピエート受容体アゴニストおよびデルタオピエート受容体アゴニストの少なくともいずれかは、第2期間のうちの1つ以上において投与される請求項157〜201のいずれか1項に記載の方法。
- CRF受容体アンタゴニストは、第2期間のうちの1つ以上において投与される請求項157〜201のいずれか1項に記載の方法。
- 前記CRF受容体アンタゴニストは、R121919、DMP696、アンタラルミン、CP−154,526、SSR125543A、2−アリールアミノ−4−トリフルオロメチルアミノメチルチアゾールアンタゴニスト、アストレシン、アルファ−らせんCRF化合物、ならびにそれらの医薬として許容され得る塩、類似体、および誘導体からなる群から選択される請求項203に記載の方法。
- CRF受容体アゴニストは、前記ミューオピエート受容体アンタゴニストおよびデルタオピエート受容体アンタゴニストの少なくともいずれかと組み合わせて反復投与され、前記CRF受容体アゴニストの各投与は投与半減期を有し、投与間の期間に対する前記投与半減期の比率は1/2以下である請求項157〜204のいずれか1項に記載の方法。
- CRF受容体アゴニストは、第2期間のうちの1つ以上において投与される請求項157〜204のいずれか1項に記載の方法。
- 前記内因性エンドルフィン系のアップレギュレーションは、ミューオピエート受容体およびデルタオピエート受容体の少なくともいずれかに関係する望ましくない精神的状態、神経学的状態または生理学的状態に関して治療効果をもたらす請求項157〜206のいずれか1項に記載の方法。
- 前記神経伝達物質系はダイノルフィン系であり、
前記一種の受容体はカッパ受容体であり、
前記リガンドはカッパ受容体アゴニストであり、
前記対抗適応は前記ダイノルフィン系のダウンレギュレーションを引き起こす請求項1〜127のいずれか1項に記載の方法。 - 前記対抗適応は、
受容体末端におけるか、または脳下垂体によるかのダイノルフィンの生合成または放出の減少、
前記カッパ受容体の数および前記カッパ受容体上における結合部位の数の少なくともいずれかの減少、ならびに、
カッパ受容体アゴニストおよびダイノルフィンの少なくともいずれかによる結合に対する前記カッパ受容体の感受性の低下
のうちの少なくとも一つである請求項208に記載の方法。 - 前記カッパ受容体アゴニストはペプチド系である請求項208〜209のいずれか1項に記載の方法。
- 前記カッパ受容体アゴニストは、ダイノルフィン、またはそれの医薬として許容され得る塩、担体、もしくは類似体である請求項208〜209のいずれか1項に記載の方法。
- 前記カッパ受容体アゴニストは、ノンベンゾモルファン;エナドリン;PD117302;CAM569;PD123497;GR89,696;U69,593;TRK−820;トランス−3,4−ジクロロ−N−メチル−N−[1−(1−ピロリジニル)シクロヘキシル]ベンゼン−アセトアミド;アシマドリン(EMD−61753);ベンゼンアセトアミド;チオモルホリン;ピペリジン;ベンゾ[b]チオフェン−4−アセトアミド;トランス−(+/−)−(PD−117302);4−ベンゾフランアセトアミド(PD−129190);2,6−メタノ−3−ベンズアゾシン−8−オール(MR−1268);モルフィナン−3−オール(KT−90);GR−45809;1−ピペラジンカルボン酸(GR−89696);GR−103545;ピペラジン(piperzaine);GR−94839;クソルファノール(xorphanl);ベンゼンアセトアミド(RU−49679);フェドトジン;ベンゼンアセトアミド(DuP−747);HN−11608;アパドリン(RP−60180);メシル酸スピラドリン;ベンゼンアセトアミド トランス−U−50488メタン硫酸塩;3FLB;FE200665;FE200666;MPCB−GRRIおよびMPCB−RRIのいずれかの類似体、ダイノルフィンA(1−8)のC−末端フラグメントの類似体、またはそれらの医薬として許容された塩もしくは担体である請求項208〜209のいずれか1項に記載の方法。
- 前記カッパ受容体アゴニストの初期投与量は、ダイノルフィンでは0.0005〜0.05mg/kg/投与、エナドリンでは5〜700mg/投与、FE20665では1〜500μg/投与、0.5〜100μg/投与;U69,593では0.01〜1mg/kg/投与、TRK−820では0.05〜5mg/kg/投与、U50,488では0.01〜1mg/kg/投与、PD117302では0.01〜1mg/kg/投与に相当する請求項208〜212のいずれか1項に記載の方法。
- 前記カッパ受容体アゴニストの初期投与量は、ダイノルフィンでは0.005〜0.02mg/kg/投与、エナドリンでは100〜500mg/投与、FE20665では3〜100μg/投与、FE20666では1〜80μg/投与、U69,593では0.1〜0.7mg/kg/投与、TRK−820では0.5〜3mg/kg/投与、U50,488では0.5〜7mg/kg/投与、PD117302では0.1〜0.7mg/kg/投与に相当する請求項208〜212のいずれか1項に記載の方法。
- 前記カッパ受容体アゴニストはサルビノリンAまたはその類似体もしくはプロドラッグである請求項208〜212のいずれか1項に記載の方法。
- サルビノリンAの初期投与量は5〜200μg/投与である請求項215に記載の方法。
- サルビノリンAの最大投与量は少なくとも5000μg/投与である請求項215〜216のいずれか1項に記載の方法。
- サルビノリンAは経粘膜投与される請求項215〜217のいずれか1項に記載の方法。
- サルビノリンAは徐放製剤として投与される請求項215〜218のいずれか1項に記載の方法。
- サルビノリンAは2〜6時間の継続期間にわたって投与される請求項219に記載の方法。
- ペプチド系のカッパ受容体アゴニストおよび非ペプチド系のカッパ受容体アゴニストは、ほぼ同時に投与される請求項208〜220のいずれか1項に記載の方法。
- ペプチド系のカッパ受容体アゴニストおよび非ペプチド系のカッパ受容体アゴニストは、連続して投与される請求項208〜220のいずれか1項に記載の方法。
- 前記方法は、患者の望ましくない精神的状態、神経学的状態または生理学的状態を処置するために用いられる請求項208〜222のいずれか1項に記載の方法。
- 前記状態は、疼痛、気分障害、摂食障害、不安障害、欲求異常、薬物濫用障害、および意欲または能力の不足のいずれかである請求項223に記載の方法。
- 前記状態は、将来的に起こることが予想される疼痛、慢性的疼痛症候群、または急性疼痛である請求項223に記載の方法。
- 前記状態は、将来の手術により起こることが予想される疼痛、将来の身体運動により起こることが予想される疼痛、線維筋痛症、慢性疲労症候群、慢性背痛、慢性頭痛、帯状疱疹、反射性交感神経ジストロフィー、神経障害、炎症性疼痛、または慢性的癌性疼痛である請求項223に記載の方法。
- 前記状態は、大うつ病、外傷後うつ病、一過性の憂うつな気分、躁うつ病、気分変調性障害、全般性気分障害、無快感症、または非器質性性機能障害である請求項223に記載の方法。
- 前記状態は、過食、肥満、拒食症または多食症である請求項223に記載の方法。
- 前記状態は、全般性不安状態、パニック障害、トゥーレット症候群、ヒステリー睡眠障害、または呼吸関連睡眠障害である請求項223に記載の方法。
- 前記状態は、学習または記憶の問題による意欲の欠如である請求項223に記載の方法。
- 前記状態は、睡眠薬、アルコール、ニコチン、覚醒剤、抗不安薬、中枢神経抑制薬、幻覚剤およびマリファナからなる群から選択される薬物の濫用である請求項223に記載の方法。
- 前記状態は、所期の精神的または身体的活動に対する意欲または準備の不足である請求項223に記載の方法。
- 前記所期の活動は、体育、運動競技、学習、または試験である請求項232に記載の方法。
- 前記方法は、癌に対する補助的な治療法として用いられる請求項208〜233のいずれか1項に記載の方法。
- カッパ受容体アンタゴニストは、各投与に関連する第1期間には投与されない請求項208〜234のいずれか1項に記載の方法。
- カッパ受容体アンタゴニストは、第2期間のうちの1つ以上において投与される請求項208〜234のいずれか1項に記載の方法。
- 前記ダイノルフィン系のダウンレギュレーションは、カッパ受容体に関係する望ましくない精神的状態、神経学的状態または生理学的状態に関して治療効果をもたらす請求項208〜236のいずれか1項に記載の方法。
- 前記神経伝達物質系はセロトニン系であり、
前記対抗適応はセロトニン系のアップレギュレーションを引き起こす請求項1〜127のいずれか1項に記載の方法。 - 前記一種の受容体はセロトニンシナプス前自己受容体であり、
前記リガンドはセロトニンシナプス前自己受容体アゴニストである請求項238に記載の方法。 - 前記対抗適応は、
シナプス間隙におけるセロトニンの生合成および放出の少なくともいずれかの増加、
セロトニンの再取込みの減少、
セロトニンシナプス前自己受容体の数の減少、
セロトニンおよびセロトニンシナプス前自己受容体アゴニストの少なくともいずれかに対するセロトニンシナプス前自己受容体の感受性の低下、
セロトニンシナプス後受容体の数の増加、ならびに、
セロトニンおよびセロトニンシナプス後受容体アゴニストのいずれかに対するセロトニンシナプス後受容体の感受性の増大
のうちの少なくとも一つである請求項239に記載の方法。 - 前記セロトニンシナプス前自己受容体は、5HT1A自己受容体および5HT1B自己受容体の少なくともいずれかである請求項239〜240のいずれか1項に記載の方法。
- 前記セロトニンシナプス前自己受容体アゴニストは、EMD−68843、バスピロン、ゲピロン、イプサピロン、タンドスピロン、レソピトロン、ザロスピロン、MDL−73005EF、およびBP−554のいずれかである請求項239〜242のいずれか1項に記載の方法。
- 前記セロトニンシナプス前自己受容体アゴニストの初期投与量は、EMD−68843では1〜400mg/投与、ブスピロンでは1〜500mg/投与、レソピトロンでは1〜500mg/投与、ゲピロンでは1〜500mg/投与、タンドスピロンでは5〜500mg、ザロスピロンでは1〜200mgに相当する請求項239〜242のいずれか1項に記載の方法。
- 前記セロトニンシナプス前自己受容体の初期投与量は、EMD−68843では10〜100mg/投与、ブスピロンでは10〜100mg/投与、レソピトロンでは10〜200mg/投与、ゲピロンでは10〜100mg/投与、タンドスピロンでは20〜200mg、ザロスピロンでは10〜100mgに相当する請求項239〜242のいずれか1項に記載の方法。
- セロトニンシナプス前自己受容体アンタゴニストは、各投与に関連する第1期間には投与されない請求項239〜244のいずれか1項に記載の方法。
- セロトニンシナプス前自己受容体アンタゴニストは、第2期間のうちの1つ以上において投与される請求項239〜244のいずれか1項に記載の方法。
- 前記一種の受容体はセロトニンシナプス後受容体であり、
前記リガンドはセロトニンシナプス後受容体アンタゴニストである請求項238に記載の方法。 - 前記対抗適応は、
シナプス間隙におけるセロトニンの生合成および放出の少なくともいずれかの増加、
セロトニンの再取込みの減少、
セロトニンシナプス後受容体の数の増加、
セロトニンおよびセロトニンシナプス後受容体アゴニストの少なくともいずれかに対するセロトニンシナプス後受容体の感受性の増大、
セロトニンシナプス前自己受容体の数の減少、ならびに、
セロトニンおよびセロトニンシナプス前自己受容体アゴニストの少なくともいずれかに対するセロトニンシナプス前自己受容体の感受性の低下
のうちの少なくとも1つである、請求項247に記載の方法。 - 前記セロトニンシナプス後受容体は、5HT1受容体、5HT2受容体、5HT3受容体、5HT4受容体、5HT5受容体、5HT6受容体、5HT7受容体、およびそれらのサブタイプの受容体のうちのいずれかである請求項247〜248のいずれか1項に記載の方法。
- 前記セロトニンシナプス後受容体アンタゴニストは、(S)−WAY−100135、WAY−100635、バスピロン、ゲピロン、イプサピロン、タンドスピロン、レソピトロン、ザロスピロン、MDL−73005EF、およびBP−554のいずれかである請求項247〜249のいずれか1項に記載の方法。
- 前記セロトニンシナプス後受容体アンタゴニストの初期投与量は、WAY−100635では約0.01〜5mg/kg/投与に相当する請求項247〜250のいずれか1項に記載の方法。
- 前記セロトニンシナプス後受容体アンタゴニストの初期投与量は、WAY−100635では約0.025〜1mg/kg/投与に相当する請求項247〜250のいずれか1項に記載の方法。
- 前記セロトニンシナプス後受容体アンタゴニストと組み合わせて、セロトニンシナプス前自己受容体アゴニストを投与する工程をさらに備える請求項247〜252のいずれか1項に記載の方法。
- 前記セロトニンシナプス後受容体アンタゴニストは、セロトニンシナプス前受容体アゴニストでもある請求項247〜252のいずれか1項に記載の方法。
- セロトニンシナプス後受容体アゴニストは、各投与に関連する第1期間には投与されない請求項247〜254のいずれか1項に記載の方法。
- セロトニンシナプス後受容体アゴニストは、第2期間のうちの1つ以上において投与される請求項247〜255のいずれか1項に記載の方法。
- 前記リガンドと組み合わせて、ノルエピネフリンシナプス前アルファ−2アドレナリン作動性受容体アゴニストおよびノルエピネフリンシナプス後アドレナリン作動性受容体アゴニストの少なくともいずれかを投与する工程をさらに備える請求項238〜256のいずれか1項に記載の方法。
- 前記セロトニン系のアップレギュレーションは、前記受容体に関係する望ましくない精神的状態、神経学的状態または生理学的状態に関して治療効果をもたらす請求項238〜257のいずれか1項に記載の方法。
- 前記神経伝達物質系はノルエピネフリン系であり、
前記対抗適応はノルエピネフリン系のアップレギュレーションを引き起こす請求項1〜127のいずれか1項に記載の方法。 - 前記一種の受容体はノルエピネフリンシナプス前アルファ−2アドレナリン作動性受容体であり、
前記リガンドはノルエピネフリンシナプス前アルファ−2アドレナリン作動性受容体アゴニストである請求項259に記載の方法。 - 前記対抗適応は、
シナプス間隙におけるノルエピネフリンの生合成および放出の少なくともいずれかの増加、
ノルエピネフリンの再取込みの減少、
ノルエピネフリンシナプス前アルファ−2アドレナリン作動性受容体の数の減少、
ノルエピネフリンおよびノルエピネフリンシナプス前アルファ−2アドレナリン作動性受容体アゴニストの少なくともいずれかに対するノルエピネフリンシナプス前アルファ−2アドレナリン作動性受容体の感受性の低下、
ノルエピネフリンシナプス後アドレナリン作動性受容体の数の増加、ならびに、
ノルエピネフリンおよびノルエピネフリンシナプス後アドレナリン作動性受容体アゴニストの少なくともいずれかに対するノルエピネフリンシナプス後アドレナリン作動性受容体の感受性の増大
のうちの少なくとも一つである請求項260に記載の方法。 - 前記ノルエピネフリンシナプス前アルファ−2アドレナリン作動性受容体アゴニストは、クロニジン、グアンファシン、ロフェキシジン、デトミジン、デキシメデトミジン、ミバゼロール、およびアルファ−メチルノルアドレニリンのいずれかである請求項260〜261のいずれか1項に記載の方法。
- 前記ノルエピネフリンシナプス前アルファ−2アドレナリン作動性受容体アゴニストの初期投与量は、クロニジンではの0.1〜10μg/kg/投与、グアンファシンでは0.01〜10mg/投与、ロフェキシジンでは0.01〜1mg/投与、デトミジンでは1〜100μg/投与、デキシメデトミジンでは0.05〜5μg/投与、ミバゼロールの0.05〜10μg/kg/投与、アルファ−メチルノルアドレニリンでは5〜500ng/kg/投与に相当する請求項260〜262のいずれか1項に記載の方法。
- 前記ノルエピネフリンシナプス前アルファ−2アドレナリン作動性受容体アゴニストの初期投与量は、クロニジンでは0.1〜0.5mg/投与、グアンファシンでは0.1〜5mg/投与、ロフェキシジンでは0.05〜0.5mg/投与、デトミジンでは10〜80μg/kg/投与、デキシメデトミジンでは0.1〜3μg/kg/投与、ミバゼロールでは0.5〜5μg/kg/投与、アルファ−メチルノルアドレニリンでは10〜100ng/kg/投与に相当する請求項260〜262のいずれか1項に記載の方法。
- ノルエピネフリンシナプス前アルファ−2アドレナリン作動性受容体アンタゴニストは、各投与に関連する第1期には投与されない請求項260〜262のいずれか1項に記載の方法。
- ノルエピネフリンシナプス前アルファ−2アドレナリン作動性受容体アンタゴニストは、第2期間のうちの1つ以上において投与される請求項260〜263のいずれか1項に記載の方法。
- 前記一種の受容体はノルエピネフリンシナプス後アドレナリン作動性受容体であり、
前記リガンドはノルエピネフリンシナプス後アドレナリン作動性受容体アンタゴニストであり、
前記望ましくない精神的状態、神経学的状態または生理学的状態は、ノルエピネフリンシナプス後アドレナリン作動性受容体にネガティブに関連する請求項259に記載の方法。 - 前記対抗適応は、
シナプス間隙におけるノルエピネフリンの生合成および放出のいずれかの増加、
ノルエピネフリンの再取込みの減少、;
ノルエピネフリンシナプス後アドレナリン作動性受容体の数の増加、
ノルエピネフリンおよびノルエピネフリンシナプス後アドレナリン作動性受容体アゴニストの少なくともいずれかに対するノルエピネフリンシナプス後アドレナリン作動性受容体の感受性の増大、
ノルエピネフリンシナプス前アルファ−2アドレナリン作動性受容体の数の減少、ならびに、
ノルエピネフリンおよびノルエピネフリンシナプス前アルファ−2アドレナリン作動性受容体アゴニストの少なくともいずれかに対するノルエピネフリンシナプス前アルファ−2アドレナリン作動性受容体の感受性の低下
のうちの少なくとも1つである請求項267に記載の方法。 - 前記ノルエピネフリンシナプス後アドレナリン作動性受容体は、アルファ受容体、ベータ受容体、およびそれらのサブタイプの受容体のいずれかである請求項267〜268のいずれか1項に記載の方法。
- 前記ノルエピネフリンシナプス後アドレナリン作動性受容体アンタゴニストは、イダゾキサン、SKF104078、およびSKF104856のいすれかである請求項267〜269のいずれか1項に記載の方法。
- 前記ノルエピネフリンシナプス後アドレナリン作動性受容体アンタゴニストの初期投与量は、イダゾキサンでは0.5〜100mg/投与に相当する請求項267〜270のいずれか1項に記載の方法。
- 前記ノルエピネフリンシナプス後アドレナリン作動性受容体アンタゴニストの初期投与量は、イダゾキサンでは5〜50mg/投与に相当する請求項267〜270のいずれか1項に記載の方法。
- 前記ノルエピネフリンシナプス後アドレナリン作動性受容体アンタゴニストと組み合わせて、ノルエピネフリンシナプス前アルファ−2アドレナリン作動性受容体アゴニストを投与する工程をさらに備える請求項267〜272のいずれか1項に記載の方法。
- 前記ノルエピネフリンシナプス後アドレナリン作動性受容体アンタゴニストは、ノルエピネフリンシナプス前アルファ−2アドレナリン作動性受容体アゴニストでもある請求項267〜272のいずれか1項に記載の方法。
- ノルエピネフリンシナプス後アドレナリン作動性受容体アゴニストは、各投与に関連する第1期間には投与されない請求項267〜274のいずれか1項に記載の方法。
- ノルエピネフリンシナプス後アドレナリン作動性受容体アゴニストは、第2期間のうちの1つ以上において投与される請求項267〜275のいずれか1項に記載の方法。
- 前記リガンドと組み合わせて、セロトニンシナプス前自己受容体アゴニストおよびセロトニンシナプス後受容体アンタゴニストのいずれかを投与する工程をさらに備える請求項267〜276のいずれか1項に記載の方法。
- 前記方法は、セロトニン受容体に関連する患者の望ましくない精神的状態、神経学的状態または生理学的状態を処置するために用いられる請求項259〜277のいずれか1項に記載の方法。
- 前記状態は、気分障害、摂食障害、疼痛性障害、薬物濫用障害、不安障害、および強迫神経症のいずれかである請求項278に記載の方法。
- 前記方法は、癌に対する補助的な治療法として用いられる請求項259〜278のいずれか1項に記載の方法。
- 前記ノルエピネフリン系のアップレギュレーションは、前記受容体に関係する望ましくない精神的状態、神経学的状態または生理学的状態に関して治療効果をもたらす請求項259〜279のいずれか1項に記載の方法。
- 前記神経伝達物質系はCRF系であり、
前記一種の受容体はCRF受容体であり、
前記リガンドはCRF受容体アゴニストであり、
前記対抗適応はCRF系のダウンレギュレーションを引き起こす請求項1〜127のいずれか1項に記載の方法。 - 前記対抗適応は、
視床下部によるコルチコトロピン放出因子の生合成および放出のいずれかの減少;
前記CRF受容体の数および前記CRF受容体上の結合部位の数の少なくともいずれかの減少、ならびに、
CRF受容体アゴニストおよびコルチコトロピン放出因子の少なくともいずれかによる結合に対する前記受容体の感受性の低下
のうちの少なくとも一つである請求項282に記載の方法。 - 前記CRF受容体アゴニストはペプチド系である請求項282〜283のいずれか1項に記載の方法。
- 前記CRF受容体アゴニストは、コルチコトロピン放出因子の類似体、またはそれの医薬として許容され得る塩もしくは誘導体である請求項282〜283のいずれか1項に記載の方法。
- 前記CRF受容体アゴニストはコルタギン(cortagine)である請求項282〜283のいずれか1項に記載の方法。
- 前記CRF受容体アゴニストの初期投与量は、初期量として約0.1〜100μg/kg/日と、8時間の徐放による100〜1000μg/kg/日である請求項282〜286のいずれか1項に記載の方法。
- 前記CRF受容体アゴニストの初期投与量は、初期量として約1〜50μg/kg/日と、8時間の徐放による20〜50μg/kg/日である請求項282〜286のいずれか1項に記載の方法。
- 前記方法は、CRF受容体にポジティブに関連する患者の望ましくない精神的状態、神経学的状態または生理学的状態を処置するために用いられる請求項282〜288のいずれか1項に記載の方法。
- 前記望ましくない精神的状態、神経学的状態または生理学的状態はメランコリー型うつ病である請求項289に記載の方法。
- 前記望ましくない精神的状態、神経学的状態または生理学的状態は記憶力の不足である請求項289に記載の方法。
- 前記望ましくない精神的状態、神経学的状態または生理学的状態は不安または不安関連障害である請求項289に記載の方法。
- 前記望ましくない精神的状態、神経学的状態または生理学的状態は小食症である請求項289に記載の方法。
- 前記望ましくない精神的状態、神経学的状態または生理学的状態は、将来的に起こることが予想される記憶力向上の必要性である請求項289に記載の方法。
- 前記望ましくない精神的状態、神経学的状態または生理学的状態は、将来的に起こることが予想されるストレスである請求項289に記載の方法。
- 前記望ましくない精神的状態、神経学的状態または生理学的状態は外傷後ストレス障害である請求項289に記載の方法。
- 前記望ましくない精神的状態、神経学的状態または生理学的状態は食欲不振である請求項289に記載の方法。
- 前記望ましくない精神的状態、神経学的状態または生理学的状態は、学習または記憶の問題による意欲の欠如である請求項289に記載の方法。
- 前記方法は、投与間の期間に対する投与半減期の比率が1/2以下になるようにして、ミューオピエート受容体アンタゴニストおよびデルタオピエート受容体アンタゴニストの少なくともいずれかを、前記CRFアゴニストと組み合わせて第1期間に投与することをさらに備える請求項282〜298のいずれか1項に記載の方法。
- CRF受容体アンタゴニストおよびAVP受容体アンタゴニストのいずれも、各投与に関連する第1期間には投与されない請求項282〜299のいずれか1項に記載の方法。
- CRF受容体アンタゴニストおよびAVP受容体アンタゴニストの少なくともいずれかは、各投与に関連する第2期間のうちの1つ以上において投与される請求項282〜300のいずれか1項に記載の方法。
- 前記CRF受容体アンタゴニストは、R121919、DMP696、アンタラルミン、CP−154,526、SSR125543A、2−アリールアミノ−4−トリフルオロメチルアミノメチルトリアゾールアンタゴニスト、アストレシン、アルファ−らせんCRF化合物、ならびにそれらの医薬として許容され得る塩、類似体および誘導体からなる群から選択される請求項301に記載の方法。
- 前記CRF系のダウンレギュレーションは、CRF受容体にポジティブに関連する望ましくない精神的状態、神経学的状態または生理学的状態に関して治療効果をもたらす請求項282〜302のいずれか1項に記載の方法。
- 前記神経伝達物質系はCRF系であり、
前記一種の受容体はCRF受容体であり、
前記リガンドはCRF受容体アンタゴニストであり、
前記対抗適応はCRF系のアップレギュレーションを引き起こす請求項1〜127のいずれか1項に記載の方法。 - 前記対抗適応は、
視床下部によるコルチコトロピン放出因子の生合成および放出のいずれかの増加、
前記CRF受容体の数および前記CRF受容体上の結合部位の数の少なくともいずれかの増加、ならびに、
CRF受容体アゴニストおよびコルチコトロピン放出因子の少なくともいずれかによる結合に対する前記受容体の感受性の増大
のうちの少なくとも一つである請求項304に記載の方法。 - 前記CRF受容体アンタゴニストは、R121919、DMP696、アンタラルミン、CP−154,526、SSR125543A、2−アリールアミノ−4−トリフルオロメチルアミノメチルトリアゾールアンタゴニスト、アストレシン、アルファ−らせんCRF化合物、ならびにそれらの医薬として許容され得る塩、類似体および誘導体からなる群から選択される請求項304〜305のいずれか1項に記載の方法。
- 前記CRF受容体アンタゴニストの初期投与量は、初期量として約0.1〜100μg/kg/日と、8時間の徐放による100〜1000μg/kg/日である請求項304〜306のいずれか1項に記載の方法。
- 前記CRF受容体アンタゴニストの初期投与量は、初期量として約1〜50μg/kg/日と、8時間の徐放による20〜50μg/kg/日である請求項304〜306のいずれか1項に記載の方法。
- 前記方法は、CRF受容体にネガティブに関連する患者の望ましくない精神的状態、神経学的状態または生理学的状態を処置するために用いられる請求項304〜308のいずれか1項に記載の方法。
- 前記望ましくない精神的状態、神経学的状態または生理学的状態は非定型うつ病である請求項309に記載の方法。
- 前記望ましくない精神的状態、神経学的状態または生理学的状態は体重の増加または過食症である請求項309に記載の方法。
- 前記望ましくない精神的状態、神経学的状態または生理学的状態は倦怠または疲労である請求項309に記載の方法。
- 前記方法は、投与間の期間に対する投与半減期の比率が1/2以下になるようにして、ミューオピエート受容体アンタゴニストおよびデルタオピエート受容体アンタゴニストの少なくともいずれかを、前記CRFアゴニストと組み合わせて第1期間に投与することをさらに備える請求項304〜312のいずれか1項に記載の方法。
- CRF受容体アゴニストおよびAVP受容体アゴニストのいずれも、各投与に関連する第1期間には投与されない請求項304〜313のいずれか1項に記載の方法。
- CRF受容体アゴニストおよびAVP受容体アゴニストの少なくともいずれかは、各投与に関連する第2期間のうちの1つ以上において投与される請求項304〜314のいずれか1項に記載の方法。
- 前記CRF受容体アゴニストは、コルチコトロピン放出因子の類似体、コルタギン、またはそれらの医薬として許容され得る塩もしくは誘導体である請求項315に記載の方法。
- 前記CRF系のダウンレギュレーションは、CRF受容体にネガティブに関連する望ましくない精神的状態、神経学的状態または生理学的状態に関して治療効果をもたらす請求項304〜316のいずれか1項に記載の方法。
- 前記神経伝達物質系はAVP系であり、
前記一種の受容体はAVP受容体であり、
前記リガンドはAVP受容体アゴニストであり、
前記対抗適応はAVP系のダウンレギュレーションを引き起こす請求項1〜127のいずれか1項に記載の方法。 - 前記対抗適応は、
視床下部によるアルギニンバソプレシンの生合成および放出のいずれかの減少、
前記AVP受容体の数およびAVP受容体上の結合部位の数の少なくともいずれかの減少、ならびに、
AVP受容体アゴニストおよびアルギニンバソプレシンの少なくともいずれかによる結合に対する前記受容体の感受性の低下
のうちの少なくとも一つである請求項318に記載の方法。 - 前記AVP受容体アゴニストはペプチド系である請求項318〜319のいずれか1項に記載の方法。
- 前記AVP受容体アゴニストは、フェリプレシン、デスモプレシン、ならびにそれらの医薬として許容され得る塩、類似体、および誘導体からなる群から選択される請求項318〜319のいずれか1項に記載の方法。
- 前記AVP受容体アゴニストの初期投与量は、初期量として約0.1〜100μg/kg/日と、8時間の徐放による100〜1000μg/kg/日である請求項318〜321のいずれか1項に記載の方法。
- 前記AVP受容体アゴニストの初期投与量は、初期量として約1〜50μg/kg/日と、8時間の徐放による20〜50μg/kg/日である請求項318〜321のいずれか1項に記載の方法。
- 前記方法は、AVP受容体にポジティブに関連する患者の望ましくない精神的状態、神経学的状態または生理学的状態を処置するために用いられる請求項318〜323のいずれか1項に記載の方法。
- 前記望ましくない精神的状態、神経学的状態または生理学的状態はメランコリー型うつ病である請求項324に記載の方法。
- 前記望ましくない精神的状態、神経学的状態または生理学的状態は記憶力の不足である請求項324に記載の方法。
- 前記望ましくない精神的状態、神経学的状態または生理学的状態は不安または不安関連障害である請求項324に記載の方法。
- 前記望ましくない精神的状態、神経学的状態または生理学的状態は小食症である請求項324に記載の方法。
- 前記望ましくない精神的状態、神経学的状態または生理学的状態は将来的に起こることが予想される記憶力向上の必要性である請求項324に記載の方法。
- 前記望ましくない精神的状態、神経学的状態または生理学的状態は将来的に起こることが予想されるストレスである請求項324に記載の方法。
- 前記望ましくない精神的状態、神経学的状態または生理学的状態は外傷後ストレス障害である請求項324に記載の方法。
- 前記望ましくない精神的状態、神経学的状態または生理学的状態は食欲不振である請求項324に記載の方法。
- 前記望ましくない精神的状態、神経学的状態または生理学的状態は学習または記憶の問題による意欲の欠如である請求項324に記載の方法。
- 前記方法は、投与間の期間に対する投与半減期の比率が1/2以下になるようにして、ミューオピエート受容体アンタゴニストおよびデルタオピエート受容体アンタゴニストの少なくともいずれかを、前記AVP受容体アゴニストと組み合わせて投与することをさらに備える請求項318〜333のいずれか1項に記載の方法。
- 前記方法は、投与間の期間に対する投与半減期の比率が1/2以下になるようにして、前記AVP受容体アゴニストと組み合わせてCRF受容体アゴニストを投与することをさらに備える請求項318〜334のいずれか1項に記載の方法。
- CRF受容体アンタゴニストおよびAVP受容体アンタゴニストのいずれも、各投与に関連する第1期間には投与されない請求項318〜325のいずれか1項に記載の方法。
- CRF受容体アンタゴニストおよびAVP受容体アンタゴニストの少なくともいずれかは、各投与に関連する第2期間のうちの1つ以上において投与される請求項318〜336のいずれか1項に記載の方法。
- 前記AVP受容体アンタゴニストは、d(CH2)5Tyr(Me)AVP、Phaa−d−Tyr(Me)−Phe−Gln−Asn−Arg−Pro−Arg−Tyr−NH2、[Lys(3N3、Phpa)8]HO−LVA、[d(CH2)5,D−Ile2、Ile4]−AVP、[125I]−d(CH2)5[D−Tyr(Et)2,Val4,Tyr−NH29]AVP、OPC−21268(1−(1−[4−(3−アセチルアミノプロポキシ)ベンゾイル]−4−ピペリジル)−3,4−ジヒドロ−2(1H)−キノリノン)、R49059、OPC−31260(5−ジメチルアミノ−1−[4−(2−メチルベンゾイルアミノ)ベンゾイル]−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンズアゼピン)、コニバプタン、VPA985、およびYM471[(Z)−4’−[4,4−ジフルオロ−5−[2−(4−ジメチルアミノピペリジノ]−2−オキソエチリデン]−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピン−1−カルボニル]−2−フェニルベンズアニリド一塩酸塩)、ならびにそれらの医薬として許容され得る塩、類似体および誘導体からなる群から選択される請求項337に記載の方法。
- 前記AVP系のダウンレギュレーションは、AVP受容体に関連する望ましくない精神的状態、神経学的状態または生理学的状態に関して治療効果をもたらす請求項318〜338のいずれか1項に記載の方法。
- 前記神経伝達物質系はAVP系であり、
前記一種の受容体はAVP受容体であり、
前記リガンドはAVP受容体アンタゴニストであり、
前記対抗適応はAVP系のアップレギュレーションを引き起こす請求項1〜127のいずれか1項に記載の方法。 - 前記対抗適応は、
視床下部によるアルギニンバソプレシンの生合成および放出のいずれかの増加、
前記AVP受容体の数および前記AVP受容体上の結合部位の数の少なくともいずれかの増加、ならびに、
AVP受容体アゴニストおよびアルギニンバソプレシンの少なくともいずれかによる結合に対する前記受容体の感受性の増大
のうちの少なくとも一つである請求項340に記載の方法。 - 前記AVP受容体アンタゴニストは、d(CH2)5Tyr(Me)AVP、Phaa−d−Tyr(Me)−Phe−Gln−Asn−Arg−Pro−Arg−Tyr−NH2、[Lys(3N3、Phpa)8]HO−LVA、[d(CH2)5,D−Ile2、Ile4]−AVP、[125I]−d(CH2)5[D−Tyr(Et)2,Val4,Tyr−NH29]AVP、OPC−21268(1−(1−[4−(3−アセチルアミノプロポキシ)ベンゾイル]−4−ピペリジル)−3,4−ジヒドロ−2(1H)−キノリノン)、R49059、OPC−31260(5−ジメチルアミノ−1−[4−(2−メチルベンゾイルアミノ)ベンゾイル]−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−ベンズアゼピン)、コニバプタン、VPA985、およびYM471[(Z)−4’−[4,4−ジフルオロ−5−[2−(4−ジメチルアミノピペリジノ]−2−オキソエチリデン]−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−1−ベンゾアゼピン−1−カルボニル]−2−フェニルベンズアニリド一塩酸塩)、ならびにそれらの医薬として許容され得る塩、類似体および誘導体からなる群から選択される請求項340〜341のいずれか1項に記載の方法。
- 前記AVP受容体アンタゴニストの初期投与量は、初期量として約0.1〜100μg/kg/日と、8時間の徐放による100〜1000μg/kg/日である請求項340〜342のいずれか1項に記載の方法。
- 前記AVP受容体アンタゴニストの初期投与量は、初期量として約1〜50μg/kg/日と、8時間の徐放による20〜50μg/kg/日である請求項340〜342のいずれか1項に記載の方法。
- 前記方法は、AVP受容体にネガティブに関連する患者の望ましくない精神的状態、神経学的状態または生理学的状態を処置するために用いられる請求項340〜344のいずれか1項に記載の方法。
- 前記望ましくない精神的状態、神経学的状態または生理学的状態は非定型うつ病である請求項345に記載の方法。
- 前記望ましくない精神的状態、神経学的状態または生理学的状態は体重の増加または過食症である請求項345に記載の方法。
- 前記望ましくない精神的状態、神経学的状態または生理学的状態は倦怠または疲労である請求項345に記載の方法。
- 前記方法は、投与間の期間に対する投与半減期の比率が1/2以下になるようにして、ミューオピエート受容体アンタゴニストおよびデルタオピエート受容体アンタゴニストの少なくともいずれかを、前記AVPアゴニストと組み合わせて第1期間に投与することをさらに備える請求項340〜348のいずれか1項に記載の方法。
- AVP受容体アゴニストおよびAVP受容体アゴニストのいずれも、各投与に関連する第1期間には投与されない請求項340〜350のいずれか1項に記載の方法。
- AVP受容体アゴニストおよびAVP受容体アゴニストの少なくともいずれかは、各投与に関連する第2期間のうちの1つ以上において投与される請求項340〜350のいずれか1項に記載の方法。
- 前記AVP受容体アゴニストは、フェリプレシン、デスモプレシン、ならびにそれらの医薬として許容され得る塩、類似体、および誘導体からなる群から選択される請求項351に記載の方法。
- 前記AVP系のダウンレギュレーションは、AVP受容体にネガティブに関連する望ましくない精神的状態、神経学的状態または生理学的状態に関して治療効果をもたらす請求項340〜352のいずれか1項に記載の方法。
- 前記方法は、前記受容体の種類の受容体に関連する患者の望ましくない精神的状態、神経学的状態または生理学的状態を処置するために用いられる請求項1〜127のいずれか1項に記載の方法。
- 前記状態は、気分障害、摂食障害、疼痛性障害、薬物濫用障害、不安障害、および強迫神経症のいずれかである請求項354に記載の方法。
- 前記方法は、それを必要とする患者の望ましくない免疫系が関連する状態を処置または治療するために用いられ、前記免疫系が関連する状態は前記受容体の種類の受容体に関連し、前記方法は、前記免疫系のアップレギュレーションを引き起こす請求項1〜353のいずれか1項に記載の方法。
- 前記神経伝達物質系は内因性エンドルフィン系であり、前記一種の受容体はデルタオピエート受容体であり、前記リガンドはデルタオピエート受容体アンタゴニストである請求項356に記載の方法。
- 前記望ましくない免疫系が関連する状態は癌である請求項356〜357のいずれか1項に記載の方法。
- 前記望ましくない免疫系が関連する状態は、ゼータ受容体が実質的に存在しない癌細胞を含んだ癌である請求項356〜357のいずれか1項に記載の方法。
- 前記望ましくない免疫系が関連する状態は、自己免疫疾患、先天性免疫不全、免疫抑制剤療法による免疫不全、および後天性免疫不全のいずれかである請求項356〜357のいずれか1項に記載の方法。
- 前記自己免疫疾患は、慢性関節リウマチ、多発性硬化症、全般性紅斑性狼瘡、アジソン病、ALS(ロウ・ゲーリッヒ病)、アルツハイマー病、強直性脊椎炎、自閉症スペクトラム障害、自己免疫性溶血性貧血、自己免疫性プロゲステロン皮膚炎、ベーチェット病、セリアック病、慢性疲労症候群、チャーグ・ストラウス病(アレルギー性肉芽腫性血管炎)、クレスト症候群、クローン病、皮膚筋炎、糖尿病、気腫(COPD)、子宮内膜症、線維筋痛症、グッドパスチャー病、グレーブス病、ハシモト甲状腺炎、間質性肉芽腫性皮膚炎、過敏性腸症候群(IBS)、混合性結合組織病、自己免疫関連の結合組織病、重力筋無力症、パーキンソン病、類天疱瘡、悪性貧血、原発性側索硬化症(PLS)、多発性軟骨炎(再発性)、リウマチ性多発筋痛症、多発性筋炎、乾癬、類肉腫症、硬皮症、シェーグレン症候群、横断脊髄炎、潰瘍性大腸炎、脈管炎、ウェゲナー肉芽腫、および感染工程、ワクチン投与、または環境反応に続く自己免疫疾患からなる群から選択される請求項356〜357のいずれか1項に記載の方法。
- 前記望ましくない免疫系が関連する状態は感染症である請求項356〜357のいずれか1項に記載の方法。
- 前記方法は、感染性微生物またはウイルスによる感染の可能性を低下させるために用いられる請求項356〜357のいずれか1項に記載の方法。
- 前記方法は、細菌、ウイルス、真菌、寄生虫、ミコバクテリア、酵母、クラミジア、原生動物、蠕虫、およびリケッチアのいずれかによる感染の可能性を低下させるために用いられる請求項363に記載の方法。
- 前記免疫系が関連する状態はワクチンの投与であり、前記免疫系のアップレギュレーションは、ワクチンが標的とする物質に対する抗体の生成の増加を引き起こす請求項356〜357のいずれか1項に記載の方法。
- 前記方法は、それを必要とする患者の心臓血管または脂質もしくはコレステロール代謝が関連する状態を処置または治療するために用いられ、前記心臓血管または脂質もしくはコレステロール代謝が関連する状態は前記受容体の種類の受容体に関連する請求項1〜353のいずれか1項に記載の方法。
- 前記心臓血管または脂質もしくはコレステロール代謝が関連する状態は心臓血管障害である請求項366に記載の方法。
- 前記心臓血管または脂質もしくはコレステロール代謝が関連する状態は、高トリグリセリド血症、高コレステロール血症、およびHIV感染による脂肪異栄養症のいずれかである請求項366に記載の方法。
- 前記方法は、将来の競技活動に対する準備の不足を処置または治療するために用いられる請求項1〜127のいずれか1項に記載の方法。
- 前記方法は、前記受容体の種類の受容体に関連する患者の望ましくない精神的状態、神経学的状態または生理学的状態を処置するために用いられる請求項1〜127のいずれか1項に記載の方法。
- 前記方法は、Sirt1経路に関連する望ましくない状態を処置または治療するために用いられる請求項1〜353のいずれか1項に記載の方法。
- 前記方法は、患者の加齢が関連する状態を処置するために用いられる請求項371に記載の方法。
- 前記方法は、脂肪代謝、炎症、癌、関節炎、心臓疾患、および神経変性からなる群から選択される請求項371に記載の方法。
- 前記方法は、加齢により起こる生理学的変化に対する予防的手段として用いられる請求項371〜373のいずれか1項に記載の方法。
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