JP2009299769A - Hydraulic shock absorber - Google Patents
Hydraulic shock absorber Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009299769A JP2009299769A JP2008154230A JP2008154230A JP2009299769A JP 2009299769 A JP2009299769 A JP 2009299769A JP 2008154230 A JP2008154230 A JP 2008154230A JP 2008154230 A JP2008154230 A JP 2008154230A JP 2009299769 A JP2009299769 A JP 2009299769A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- diameter
- piston
- rod
- shock absorber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Fluid-Damping Devices (AREA)
Abstract
Description
本発明は、液圧緩衝器に関する。 The present invention relates to a hydraulic shock absorber.
従来の液圧緩衝器にあっては、たとえば、シリンダと、シリンダ内に挿通されるロッドと、ロッドに連結されるとともにシリンダ内に摺動自在に挿入されてシリンダ内を二つの圧力室に区画するピストンとを備えて構成されている。 In a conventional hydraulic shock absorber, for example, a cylinder, a rod inserted into the cylinder, and a rod connected to the rod and slidably inserted into the cylinder are divided into two pressure chambers. And a piston to be configured.
このような液圧緩衝器にあっては、最伸長時の衝撃を緩衝するために、シリンダ端部を封止しピストンロッドを軸支するロッドガイドに衝合可能なクッションをピストンロッドの外周に設けている(たとえば、特許文献1、2参照)。
In such a hydraulic shock absorber, in order to buffer the impact at the time of maximum extension, a cushion that can be engaged with a rod guide that seals the cylinder end and pivotally supports the piston rod is provided on the outer periphery of the piston rod. (For example, refer to
そして、液圧緩衝器は、横方向から入力される力で曲げモーメントが作用する場合、これをピストンとシリンダの摺動部とピストンロッドとロッドガイドの摺動部で受けることになり、最伸長時の曲げ強度を高めるために最伸長時における上記摺動部間の間隔をある程度確保する必要があり、クッションとロッドガイドを衝合させて摺動部同士のそれ以上の接近を規制するようにしており、換言すれば、クッションとロッドガイドとの衝合によって最伸長長さが規制されることになる。
さて、上述のような液圧緩衝器の発生減衰力を大きくし、減衰力発生の応答性の向上を図る場合、ピストン外径を大きく設定することが考えられるが、ピストン外径を大きくする分、シリンダ内径も大型化してシリンダ内に充填される作動液体量が増加することになり、液圧緩衝器の重量増加を招くことになる。 When increasing the damping force generated by the hydraulic shock absorber as described above and improving the response of the damping force generation, it is conceivable to set the piston outer diameter large. Further, the inner diameter of the cylinder is increased, and the amount of the working liquid filled in the cylinder is increased, resulting in an increase in the weight of the hydraulic shock absorber.
また、液圧緩衝器は、上述のように最伸長長さが規制されるため、シリンダ長に対してピストンのストローク長は短く、シリンダ長の一部はストローク長さには寄与しないようになっており、ストローク長に寄与しないシリンダ内にも作動液体を充填しなければならない無駄がある。 Further, since the maximum extension length of the hydraulic shock absorber is regulated as described above, the stroke length of the piston is shorter than the cylinder length, and a part of the cylinder length does not contribute to the stroke length. Therefore, there is a waste of having to fill the working liquid into the cylinder which does not contribute to the stroke length.
そこで、本発明は、上記した不具合を改善するために創案されたものであって、その目的とするところは、作動液体量を減少させることが可能な液圧緩衝器を提供することである。 Therefore, the present invention has been developed to improve the above-described problems, and an object of the present invention is to provide a hydraulic shock absorber capable of reducing the amount of working fluid.
上記目的を達成するために、本発明の課題解決手段は、シリンダと、シリンダ内に移動自在に挿入されるロッドと、ロッドに連結されるとともにシリンダ内に摺動自在に挿入されてシリンダ内を二つの圧力室に区画するピストンとを備えた液圧緩衝器において、ピストンストローク範囲外のシリンダの一部または全部の内径をピストン外径より小径に設定したことを特徴とする。 In order to achieve the above object, the problem solving means of the present invention includes a cylinder, a rod that is slidably inserted into the cylinder, and a rod that is coupled to the rod and is slidably inserted into the cylinder. In a hydraulic shock absorber provided with a piston partitioned into two pressure chambers, the inner diameter of a part or all of the cylinder outside the piston stroke range is set smaller than the outer diameter of the piston.
本発明の液圧緩衝器によれば、シリンダのピストンのストロークに影響を与えない部分の内径をピストンの外径より小径に設定しているので、シリンダが全長に亘って大径で同じ内径に設定される従来の液圧緩衝器のシリンダ内容積に比較して小さくなり、その分、液圧緩衝器に必要となる作動液体量を減少させることができ、重量を軽減することができる。 According to the hydraulic shock absorber of the present invention, the inner diameter of the portion that does not affect the piston stroke of the cylinder is set smaller than the outer diameter of the piston, so that the cylinder has a large diameter and the same inner diameter over the entire length. The volume in the cylinder of the conventional hydraulic shock absorber to be set is smaller, and accordingly, the amount of working liquid required for the hydraulic shock absorber can be reduced and the weight can be reduced.
よって、発生減衰力の増大や減衰力発生の応答性を向上させるために、ピストンの外径を大型化するようにしても、このように、シリンダのピストンストロークに影響を与えない部位の内径をピストンの外径より小径にしてシリンダ内容積の増加を抑えることができるので、発生減衰力の増大や減衰力発生の応答性向上に対して作動液体量の増大を低く抑えることができるのである。 Therefore, even if the piston outer diameter is increased in order to increase the generated damping force and improve the response of the damping force generation, the inner diameter of the portion that does not affect the piston stroke of the cylinder is thus increased. Since the increase in the cylinder internal volume can be suppressed by making the diameter smaller than the outer diameter of the piston, it is possible to suppress the increase in the amount of the working liquid to an increase in the generated damping force and the improvement in the response of the generation of the damping force.
また、シリンダの外周にシリンダとの間にリザーバを形成する外筒を設ける場合には、シリンダ内容積が減少する分リザーバ内容積を増やすことができ、リザーバ内の気体圧力変動を小さくできるので、シール部材の耐圧強度をそのままに、リザーバ内の圧力を高く設定して発生減衰力の増大や減衰力発生の応答性を向上させることができる。 In addition, in the case of providing an outer cylinder that forms a reservoir between the cylinder and the outer periphery of the cylinder, the volume in the reservoir can be increased by reducing the volume in the cylinder, and the gas pressure fluctuation in the reservoir can be reduced. It is possible to increase the generated damping force and improve the response of the damping force generation by setting the pressure in the reservoir high while maintaining the pressure resistance strength of the seal member.
以下、図に示した実施の形態に基づき、本発明を説明する。図1は、一実施の形態における液圧緩衝器の縦断面図である。 The present invention will be described below based on the embodiments shown in the drawings. FIG. 1 is a longitudinal sectional view of a hydraulic shock absorber according to one embodiment.
図1に示すように、一実施の形態における液圧緩衝器Dは、シリンダ1と、シリンダ1内に移動自在に挿入されるロッド2と、ロッド2に連結されるとともにシリンダ1内に摺動自在に挿入されてシリンダ1内を二つの圧力室R1,R2に区画するピストン3と、シリンダ1の外周を覆う外筒4を備えて構成されている。
As shown in FIG. 1, a hydraulic shock absorber D according to an embodiment includes a
そして、上記圧力室R1,R2内には、作動液体が充填されており、また、シリンダ1から出没するロッド2の体積分のシリンダ内容積変化を補償するためのリザーバRがシリンダ1と外筒4との間の隙間で形成され、当該リザーバRは、この実施の形態の場合、圧力室R2に連通され、作動液体と気体が充填されている。なお、作動液体は、液圧緩衝器が減衰力を発揮することが可能な液体であればよく、たとえば、作動油が用いられる。
The pressure chambers R1 and R2 are filled with a working liquid, and a reservoir R for compensating for a change in the cylinder volume corresponding to the volume of the
以下、各部材について詳細に説明すると、シリンダ1は、内径がピストン3の外周が摺接することが可能な径に設定される大径筒部1aと、内径がピストン3の外径より小径に設定される小径筒部1bと、大径筒部1aと小径筒部1bとの間に介装されて大径筒部1aの上端と小径筒部1bの下端に嵌合する連繋環1cとを備えて構成され、小径筒部1bは大径筒部1aの上方に配置されるとともに連繋環1cによって大径筒部1aと小径筒部1bとの間に段部が形成されている。
In the following, each member will be described in detail. The
このシリンダ1の上端となる小径筒部1bの上端開口部には、ロッド2を摺動自在に軸支するロッドガイド5が嵌合されて閉塞され、シリンダ1の下端となる大径筒部1aの下端開口部には、ボトム部材6が嵌合されて閉塞されている。
A
ロッド2は、上記したシリンダ1内に移動自在に挿入され、ロッド2の図1中下端にはピストン3が連結されている。さらに、ロッド2の外周には、ピストン3の上方に鍔2aが設けられており、当該鍔2aに支承される環状のクッション7が装着されている。
The
このクッション7は、液圧緩衝器Dが伸長するとロッド2がシリンダ1に対して上方へ移動し最終的にはシリンダ1の段部となる連繋環1cの下端に当接して、図1に示す状態となって、ロッド2のそれ以上の上昇を阻止して、液圧緩衝器Dの最伸長長さを規制するとともに、最伸長時に連繋環1cに衝合して最伸長時の衝撃を緩和するようになっている。
When the hydraulic shock absorber D extends, the
また、シリンダ1の外方にはシリンダ1を覆いシリンダ1との間にリザーバRを形成する有底筒状の外筒4が設けられており、外筒4の図1中上端内周に上記ロッドガイド5が嵌合されるとともに下端底部にボトム部材6を座らせてある。
Further, a bottomed cylindrical outer cylinder 4 that covers the
そして、外筒4の図1中上端外周には螺子部4aが設けられており、当該螺子部4aには、外筒4の図1中上端を覆うキャップ8が螺着され、当該キャップ8と外筒4の底部とロッドガイド5、シリンダ1およびボトム部材6を挟持して、外筒4にこれら部材を固定している。
1 is provided on the outer periphery of the upper end of the outer cylinder 4 in FIG. 1, and a
また、当該キャップ8と上記ロッドガイド5との間には、環状のシール部材9が介装され、このシール部材9によってロッド2の外周がシールされ、シリンダ1の上端が密封されて作動液体のシリンダ1外への漏洩が阻止されている。
An annular seal member 9 is interposed between the
なお、ロッドガイド5、シリンダ1およびボトム部材6の外筒4への固定に際しては、キャップ8を用いず、外筒4の上端開口部を外周側から加締めてロッドガイド5に図中下方への軸力を作用させて固定するようにしてもよく、また、外筒4を有底筒状とするのではなく単なる筒としておいて下端を蓋で閉塞するようにしてもよい。
When the rod guide 5, the
つづいて、ピストン3は、ロッド2の図1中下端に連結されるとともにシリンダ1における大径筒部1aの内周に摺接しており、この大径筒部1aの軸方向長さの範囲内でストロークするようになっている。すなわち、この実施の形態の場合、液圧緩衝器Dは、片ロッド型に設定されている。
Subsequently, the
また、このピストン3は、図1中上方配置される圧力室R1と下方配置される圧力室R2とを連通する通路3a,3bを備えている。そして、ピストン3の上端にリーフバルブ10が積層され、当該リーフバルブ10で通路3aの上端が開閉され、ピストン3の下端にリーフバルブ11が積層され、当該リーフバルブ11で通路3bの下端が開閉されるようになっている。すなわち、リーフバルブ10は、圧力室R1から圧力室R2へ向かう作動液体の流れを阻止するとともに、圧力室R2から圧力室R1へ向かう作動液体の流れに抵抗を与えるようになっており、他方のリーフバルブ11は、圧力室R2から圧力室R1へ向かう作動液体の流れを阻止するとともに、圧力室R1から圧力室R2へ向かう作動液体の流れに抵抗を与えるようになっている。
In addition, the
さらに、ボトム部材6は、シリンダ1と外筒4との間に形成されるリザーバRと圧力室R2とを連通する通路6a,6bを備えており、通路6aの上端はボトム部材6の図1中上端に積層されるチェックバルブ12によって開閉され、他方の通路6bの下端はボトム部材6の図1中下端に積層されるリーフバルブ13によって開閉されるようになっている。すなわち、チェックバルブ12は、圧力室R2からリザーバRへ向かう作動液体の流れを阻止し、他方のリーフバルブ13は、リザーバRから圧力室R2へ向かう作動液体の流れを阻止するとともに、圧力室R2からリザーバRへ向かう作動液体の流れに抵抗を与えるようになっている。
Further, the
したがって、この液圧緩衝器Dにあっては、シリンダ1に対してロッド2が図1中上方へ移動する伸長作動時には、ピストン3の通路3bを介して圧力室R2から圧側室R1へ向かう作動液体の流れにリーフバルブ11で抵抗を与えて所定の圧力損失を生じせしめて、液圧緩衝器Dに所定の伸側減衰力を発生させる。この伸長作動時には、チェックバルブ12が開いて、ロッド2がシリンダ1から退出する体積分の作動液体が、通路6aを介してリザーバRからシリンダ1内へ供給されてシリンダ1内の体積補償がなされる。なお、リザーバRからシリンダ1へ作動液体が流入する際にも、作動液体の流れに抵抗を与えたい場合には、通路6aを開閉するのにチェックバルブ12に代えてリーフバルブといった減衰バルブを用いるようにしてもよい。
Therefore, in the hydraulic shock absorber D, when the
他方、シリンダ1に対してロッド2が図1中下方へ移動する圧縮作動時には、ロッド2がシリンダ1内へ侵入する体積分の作動液体がシリンダ1内で過剰となり、通路6bを介してシリンダ1内からリザーバRへ作動液体が排出され、この作動液体の流れにリーフバルブ13によって抵抗を与えてシリンダ1内を増圧させる。この液圧緩衝器Dの場合、圧縮作動時には、主としてリーフバルブ13によるシリンダ1内の増圧によって、液圧緩衝器Dに圧側の減衰力を発生させるが、この実施の形態の液圧緩衝器Dでは、ピストン3の通路3aを介して圧力室R2から圧力室R1へ向かう作動油の流れにリーフバルブ10で抵抗を与えるようになっており、このリーフバルブ10は、圧力室R1と圧力室R2とに差圧を生じせめて液圧緩衝器Dの圧側の減衰力を高めるように作用し、液圧緩衝器Dの圧側減衰力の発生に寄与することになる。なお、特に、通路3aを作動液体が通過する際に圧力損失を生じさせて圧側の減衰力の発生を期待する必要が無い場合、リーフバルブ10は、単なるチェックバルブに代えてもよい。
On the other hand, at the time of compression operation in which the
さて、このように構成された液圧緩衝器Dにあっては、上記したように、シリンダ1はピストン3の外径より小径の内径を持つ小径筒部1bを備えており、この小径筒部1bは、ピストン3のストローク範囲外、すなわち、液圧緩衝器Dが伸縮してもピストン3が対向し得ない範囲に位置して、ピストン3のストロークに影響を与えないようになっている。換言すれば、シリンダ1のピストン3のストロークに影響を与えない部分を小径筒部1bとしている。
In the hydraulic shock absorber D configured as described above, as described above, the
それゆえ、液圧緩衝器Dのシリンダ1内の容積は、小径な部位、この場合、小径筒部1bが設けられることによって、シリンダが全長に亘って大径で同じ内径に設定される従来の液圧緩衝器のシリンダ内容積に比較して小さくなるので、その分、液圧緩衝器Dに必要となる作動液体量を減少させることができ、重量を軽減することができる。
Therefore, the volume of the hydraulic shock absorber D in the
よって、発生減衰力の増大や減衰力発生の応答性を向上させるために、ピストン3の外径を大型化するようにしても、このように、シリンダ1のピストンストロークに影響を与えない部位の内径をピストン3の外径より小径にしてシリンダ内容積の増加を抑えることができるので、発生減衰力の増大や減衰力発生の応答性向上に対して作動液体量の増大を低く抑えることができるのである。
Therefore, even if the outer diameter of the
また、この実施の形態の場合、シリンダ1に小径な部位、すなわち、本実施の形態では小径筒部1bを設けており、当該小径筒部1bの外径が大径筒部1aより小径となっていることから、シリンダ1内容積が減少する分リザーバR内容積を増やすことができる。
In this embodiment, the
すると、リザーバRの容積に気体が占める容積を大きくすることができ、液圧緩衝器Dの最伸長した状態のリザーバR内の気体が占める容積と最収縮した状態のリザーバR内の気体が占める容積の変化量を小さくすることができ、リザーバR内の気体圧力変動が小さくなる。それゆえ、リザーバR内の圧力を高く設定して発生減衰力の増大や減衰力発生の応答性を向上させる場合にあっても、液圧緩衝器Dの最収縮時のリザーバR内圧力の上昇を低く抑えることができ、シール部材9の耐圧強度を無駄に高く設定する必要もなくなる。換言すれば、シール部材9の耐圧強度をそのままに、リザーバR内の圧力を高く設定して発生減衰力の増大や減衰力発生の応答性を向上させることができるのである。 Then, the volume occupied by the gas in the volume of the reservoir R can be increased, and the volume occupied by the gas in the reservoir R in the most expanded state and the gas in the reservoir R in the most contracted state occupy the hydraulic buffer D. The amount of change in volume can be reduced, and the gas pressure fluctuation in the reservoir R is reduced. Therefore, even when the pressure in the reservoir R is set high to increase the generated damping force or to improve the response of the damping force generation, the increase in the pressure in the reservoir R when the hydraulic shock absorber D is contracted most Therefore, it is not necessary to set the pressure resistance strength of the seal member 9 unnecessarily high. In other words, by increasing the pressure in the reservoir R while keeping the pressure resistance strength of the seal member 9 as it is, it is possible to increase the generated damping force and improve the response of the damping force generation.
さらに、シリンダ1の段部、この実施の形態の場合には、段部を形成する連繋環1cをロッド2の外周に装着されるクッション7を衝合させて最伸長長さを規制するようにしているので、シリンダ1の小径部位をクッション7の外径よりも小径に設定することができ、作動液体量をより一層減少させることが可能となる。
Further, in the case of this embodiment, the stepped portion of the
また、シリンダ1は、上述のようにシリンダ1が大径筒部1aと小径筒部1bと大径筒部1aと小径筒部1bとに嵌合する連繋環1cの三つのピースで構成されているが、単一の筒で構成されるシリンダにおけるピストン3のストローク範囲外を小径に設定して小径部位を形成するようにしてもよいが、大径筒部1aと小径筒部1bと連繋環1cの三つのピースでシリンダ1を構成することによって、片ロッド型に設定される液圧緩衝器Dの組立作業が簡単となる利点がある。すなわち、外筒4内にシリンダ1を組み付ける際に、予め、シリンダ1が単一の筒である場合、小径部位の存在によりピストン3をロッド2にアッセンブリ化したものをシリンダ1内に挿入しておいてから外筒4に組み付けなくてはならず、組立作業が煩雑となるが、シリンダ1が三つのピースで構成される場合には、大径筒部1aを外筒4内に挿入した後にピストン3をロッド2にアッセンブリ化したものを大径筒部1a内に挿入し、それから、連繋環1cと小径筒部1bを順次組み付けることができ、組立作業が簡単となるのである。さらに、連繋環1cには大径部位1aと小径部位1bから荷重を受けるとせん断力が作用するが、連繋環1cを別部材とすることで強度確保が容易となる利点もある。なお、組立作業を簡単ならしめる場合、連繋環1cを廃して小径筒部1bの下端を拡開して大径筒部1aの上端に嵌合可能とするようにし、シリンダ1を小径筒部1bと大径筒部1aの二つのピースで構成するようにしてもよい。
Moreover, the
上述したところでは、液圧緩衝器Dを、片ロッド型の緩衝器として説明しているが、両ロッド型に設定される液圧緩衝器にあっても、シリンダの全長に亘ってピストンがストロークしない無駄長さが存在する液圧緩衝器に本発明が具現化することが可能であって、本発明の作用効果を奏することができる。 In the above description, the hydraulic shock absorber D is described as a single rod type shock absorber. However, even in a hydraulic shock absorber set to a double rod type, the piston strokes over the entire length of the cylinder. The present invention can be embodied in a hydraulic pressure buffer having a waste length that does not exist, and the effects of the present invention can be achieved.
また、液圧緩衝器DがリザーバRをシリンダ1と外筒4との間の隙間に形成するいわゆる複筒型の液圧緩衝器に設定されることで、上記した種々の利点を享受することができるが、液圧緩衝器Dが単筒型緩衝器に具現化可能であることは当然であり、これを妨げるものではない。
Further, the above-described various advantages can be enjoyed by setting the hydraulic shock absorber D to a so-called double cylinder type hydraulic shock absorber in which the reservoir R is formed in the gap between the
さらに、この実施の形態の場合、ロッド2に対向するシリンダ1の図1中上端側を小径に設定しているが、シリンダ1の図1中下端側にあってもピストン3がストロークしない範囲にあってはその内径をピストン3の外径より小径に設定するようにしてもよい。
Furthermore, in the case of this embodiment, the upper end side in FIG. 1 of the
以上で、本発明の実施の形態についての説明を終えるが、本発明の範囲は図示されまたは説明された詳細そのものには限定されないことは勿論である。 This is the end of the description of the embodiment of the present invention, but the scope of the present invention is of course not limited to the details shown or described.
1 シリンダ
1a シリンダにおける大径筒部
1b シリンダにおける小径筒部
1c シリンダにおける連繋環
2 ロッド
2a 鍔
3 ピストン
3a,3b ピストンにおける通路
4 外筒
4a 外筒における螺子部
5 ロッドガイド
6 ボトム部材
6a,6b ボトム部材における螺子部
7 クッション
8 キャップ
9 シール部材
10,11,13 リーフバルブ
12 チェックバルブ
D 液圧緩衝器
R リザーバ
R1,R2 圧力室
DESCRIPTION OF
Claims (4)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008154230A JP2009299769A (en) | 2008-06-12 | 2008-06-12 | Hydraulic shock absorber |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008154230A JP2009299769A (en) | 2008-06-12 | 2008-06-12 | Hydraulic shock absorber |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009299769A true JP2009299769A (en) | 2009-12-24 |
Family
ID=41546876
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008154230A Pending JP2009299769A (en) | 2008-06-12 | 2008-06-12 | Hydraulic shock absorber |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009299769A (en) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011257555A (en) * | 2010-06-08 | 2011-12-22 | Nidec Sankyo Corp | Optical unit with image stabilizing function |
CN111396490A (en) * | 2020-05-19 | 2020-07-10 | 辽宁清原第一缓冲器制造有限公司 | Gas-liquid buffer |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55132433A (en) * | 1979-03-31 | 1980-10-15 | Bilstein Hans Gmbh | Double tube type shock absorber using liquid force and pneumatic force |
JPS565838U (en) * | 1979-06-25 | 1981-01-19 | ||
JPS5923136A (en) * | 1982-07-28 | 1984-02-06 | Showa Mfg Co Ltd | Reservoir construction for double tube hydraulic shock absorber |
JPH0942355A (en) * | 1995-07-26 | 1997-02-10 | Kayaba Ind Co Ltd | Centering device for cylinder in hydraulic buffer |
-
2008
- 2008-06-12 JP JP2008154230A patent/JP2009299769A/en active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55132433A (en) * | 1979-03-31 | 1980-10-15 | Bilstein Hans Gmbh | Double tube type shock absorber using liquid force and pneumatic force |
JPS565838U (en) * | 1979-06-25 | 1981-01-19 | ||
JPS5923136A (en) * | 1982-07-28 | 1984-02-06 | Showa Mfg Co Ltd | Reservoir construction for double tube hydraulic shock absorber |
JPH0942355A (en) * | 1995-07-26 | 1997-02-10 | Kayaba Ind Co Ltd | Centering device for cylinder in hydraulic buffer |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011257555A (en) * | 2010-06-08 | 2011-12-22 | Nidec Sankyo Corp | Optical unit with image stabilizing function |
CN111396490A (en) * | 2020-05-19 | 2020-07-10 | 辽宁清原第一缓冲器制造有限公司 | Gas-liquid buffer |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5827871B2 (en) | Hydraulic shock absorber | |
JP5152500B2 (en) | Fluid pressure buffer | |
WO2014010343A1 (en) | Damping valve of buffer | |
JP2006038098A (en) | Hydraulic shock absorber | |
JP5368917B2 (en) | Damping valve | |
JP4898613B2 (en) | Shock absorber | |
JP6128636B2 (en) | Shock absorber | |
JP6063312B2 (en) | Shock absorber | |
JP2009058081A (en) | Magnetic fluid damper | |
JP2011163537A (en) | Shock absorber | |
JP2010071413A (en) | Damper | |
JP5481360B2 (en) | Shock absorber | |
JP2009299769A (en) | Hydraulic shock absorber | |
JP2010060083A (en) | Single tube type hydraulic shock absorber | |
JP5106347B2 (en) | Hydraulic buffer | |
JP5132266B2 (en) | Double cylinder type shock absorber | |
JP5481227B2 (en) | Double cylinder type hydraulic shock absorber | |
JP5426853B2 (en) | Hydraulic buffer | |
JP2008196618A (en) | Damper | |
JP5106321B2 (en) | Single cylinder type hydraulic shock absorber | |
JP4535950B2 (en) | Pneumatic shock absorber | |
JP2010112423A (en) | Hydraulic shock absorber | |
JP4535949B2 (en) | Pneumatic shock absorber | |
JP5831986B2 (en) | Vehicle shock absorber | |
JP2008298247A (en) | Damper |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20101227 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20110722 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20111118 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20111129 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20120327 |