JP2008238922A - Control device of damping force variable damper - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、減衰力可変ダンパの制御装置に係り、詳しくは、不整路をスラローム走行する際等における乗り心地の向上を実現する技術に関する。 The present invention relates to a control device for a damping force variable damper, and more particularly to a technique for realizing an improvement in riding comfort during slalom traveling on an irregular road.
近年、自動車のサスペンションに用いられる筒型ダンパでは、乗り心地や操縦安定性の向上を図るべく、減衰力を無段階に可変制御できる減衰力可変型のものが種々開発されている。減衰力可変ダンパの減衰力制御機構としては、モータやソレノイド等を用いてオリフィスの流路面積を増減させる機械制御式のものが一般的であったが、磁性流体や磁気粘性流体を作動液とし、磁気流体バルブに印可する電流を増減させる電流制御式のものが出現している。 2. Description of the Related Art In recent years, various types of cylindrical dampers used for automobile suspensions have been developed in order to improve the ride comfort and steering stability. As the damping force control mechanism of the damping force variable damper, a mechanical control type that increases or decreases the flow area of the orifice by using a motor, a solenoid or the like is generally used, but a magnetic fluid or a magnetorheological fluid is used as a working fluid. The current control type that increases or decreases the current applied to the magnetic fluid valve has appeared.
電流制御式の減衰力可変ダンパ(以下、単にダンパと記す)を装着した自動車では、その走行状態に応じてダンパの制御電流を所定の範囲(例えば、0A〜5A)内で可変制御することにより、減衰力を適宜増減させて操縦安定性や乗り心地の向上を図っている(特許文献1参照)。例えば、旋回走行時には横方向運動に伴う慣性力(横加速度)によって車体が左右方向にロールするが、この際における車体の過大なロールを抑制すべく、横加速度の微分値に応じて制御電流を増大させることでダンパの減衰力を高くしている。また、小さな凹凸が連続するような不整路を走行する際には車輪が短い周期で上下に移動するが、車輪の上下動の車体への伝達を抑制すべく(すなわち、サスペンションを介した突き上げをいなすべく)、ダンパの実ストローク速度に応じて制御電流を減少させることでダンパの減衰力を低くしている。
しかしながら、上述した制御方法では、スラローム走行時等において横加速度の微分値がある程度以上高くなった場合、実ストローク速度の増減に拘わらず制御電流が上限の5Aに固定されてしまう(張り付いてしまう)ことがあった。この場合、不整路の凹凸による突き上げが生じても、減衰力が非常に高いためにダンパがテレスコピック動し難くなり、突き上げのいなしが行われなくなって乗り心地が悪化する問題があった。 However, in the control method described above, when the differential value of the lateral acceleration becomes higher than a certain level during slalom running or the like, the control current is fixed at the upper limit of 5 A regardless of increase or decrease of the actual stroke speed (sticking). ) In this case, there is a problem that even if thrust due to irregular roads is raised, the damping force is so high that the damper is difficult to telescopically move, and thrusting is no longer performed and riding comfort is deteriorated.
本発明は、このような背景に鑑みなされたもので、不整路をスラローム走行する際等における乗り心地の向上を実現した減衰力可変ダンパの制御装置を提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of such a background, and an object of the present invention is to provide a control device for a damping force variable damper that realizes an improvement in riding comfort when traveling on an irregular road on a slalom.
請求項1の発明は、車体の懸架に供される減衰力可変ダンパを制御する制御装置であって、前記車体の運動状態量に基づき、前記減衰力可変ダンパの目標減衰力を設定する目標減衰力設定手段と、前記目標減衰力設定手段の設定結果と前記減衰力可変式ダンパの実ストローク速度とに基づき、当該減衰力可変式ダンパの基本制御量を設定する基本制御量設定手段と、前記目標減衰力が所定の高減衰判定閾値を超えたか否かを判定する高減衰判定手段と、前記目標減衰力に所定の縮小係数を乗じることによって仮想減衰力を算出する仮想減衰力算出手段と、前記仮想減衰力と前記減衰力可変式ダンパの実ストローク速度とに基づき、当該減衰力可変式ダンパの仮想目標制御量を設定する仮想目標制御量設定手段と、前記仮想目標制御量に基づき、補正制御量を算出する補正制御量算出手段と、前記高減衰判定手段によって前記目標減衰力が所定の高減衰判定閾値を超えたと判定された場合、前記基本制御量から前記補正制御量を減じて目標制御量を算出する目標制御量算出手段とを備えたことを特徴とする。
The invention according to
また、請求項2の発明は、請求項1に記載された減衰力可変ダンパの制御装置において、前記仮想減衰力と所定の規範ストローク速度とに基づき、前記減衰力可変式ダンパの仮想規範制御量を設定する仮想規範制御量設定手段を更に備え、前記補正制御量算出手段は、前記仮想規範制御量から前記仮想目標制御量を減じた値に所定の復元係数を乗じることによって前記補正制御量を算出することを特徴とする。 According to a second aspect of the present invention, in the damping force variable damper control device according to the first aspect, the virtual normative control amount of the variable damping force damper is based on the virtual damping force and a predetermined normative stroke speed. Further comprising a virtual reference control amount setting means for setting the correction control amount by multiplying a value obtained by subtracting the virtual target control amount from the virtual reference control amount by a predetermined restoration coefficient. It is characterized by calculating.
請求項1の発明によれば、例えば、スラローム走行時等に目標減衰力が高くなった場合においても、実ストローク速度の増減に応じて目標電流(すなわち、減衰力)が増減するため、路面の凹凸による突き上げが効果的にいなされて乗り心地の悪化が抑制される。また、請求項2の発明によれば、比較的簡単な演算処理によって補正制御量を算出することができるため、制御装置の低コスト化や処理速度の向上を図ることが可能となる。 According to the first aspect of the present invention, for example, even when the target damping force becomes high during slalom traveling or the like, the target current (that is, the damping force) increases or decreases according to the increase or decrease of the actual stroke speed. The push-up due to the unevenness is effectively performed, and the deterioration of the ride comfort is suppressed. According to the second aspect of the present invention, the correction control amount can be calculated by a relatively simple arithmetic process, so that the cost of the control device can be reduced and the processing speed can be improved.
以下、本発明を4輪自動車に適用した実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。図1は実施形態に係る4輪自動車の概略構成図であり、図2は実施形態に係るダンパの縦断面図であり、図3は実施形態に係る減衰力制御装置の概略構成を示すブロック図であり、図4は実施形態に係る目標電流生成部の概略構成を示すブロック図である。 Hereinafter, embodiments in which the present invention is applied to a four-wheeled vehicle will be described in detail with reference to the drawings. FIG. 1 is a schematic configuration diagram of a four-wheeled vehicle according to an embodiment, FIG. 2 is a longitudinal sectional view of a damper according to the embodiment, and FIG. 3 is a block diagram illustrating a schematic configuration of a damping force control device according to the embodiment. FIG. 4 is a block diagram illustrating a schematic configuration of the target current generation unit according to the embodiment.
≪実施形態の構成≫
<自動車の概略構成>
先ず、図1を参照して、実施形態に係る自動車の概略構成について説明する。説明にあたり、4本の車輪やそれらに対して配置された部材、すなわち、タイヤやサスペンション等については、それぞれ数字の符号に前後左右を示す添字を付して、例えば、車輪3fl(左前)、車輪3fr(右前)、車輪3rl(左後)、車輪3rr(右後)と記すとともに、総称する場合には、例えば、車輪3と記す。
<< Configuration of Embodiment >>
<Schematic configuration of automobile>
First, a schematic configuration of an automobile according to an embodiment will be described with reference to FIG. In the description, for the four wheels and members arranged for them, that is, tires, suspensions, and the like, suffixes indicating front, rear, left, and right are attached to the reference numerals, for example, wheel 3fl (front left), wheel 3fr (front right), wheel 3rl (rear left), wheel 3rr (rear right) and collectively referred to as
図1に示すように、自動車(車両)Vはタイヤ2が装着された4つの車輪3を備えており、これら各車輪3がサスペンションアームや、スプリング、MRF式減衰力可ダンパ(以下、単にダンパと記す)4等からなるサスペンション5によって車体1に懸架されている。自動車Vには、サスペンションシステムの制御主体であるECU(Electronic Control Unit)7や、EPS(Electric Power Steering:電動パワーステアリング)8が設置されている。また、自動車Vには、車速を検出する車速センサ9、横加速度を検出する横Gセンサ10、前後加速度を検出する前後Gセンサ11、ヨーレイトを検出するヨーレイトセンサ12等が車体1の適所に設置されるとともに、ダンパ4の実ストローク速度Ssを検出するストロークセンサ13と、ホイールハウス付近の上下加速度を検出する上下Gセンサ(上下運動量検出手段)14とが各車輪3ごとに設置されている。
As shown in FIG. 1, an automobile (vehicle) V includes four
ECU7は、マイクロコンピュータやROM、RAM、周辺回路、入出力インタフェース、各種ドライバ等から構成されており、通信回線(本実施形態では、CAN(Controller Area Network))を介して各車輪3のダンパ4や各センサ9〜14と接続されている。
The ECU 7 includes a microcomputer, ROM, RAM, peripheral circuit, input / output interface, various drivers, and the like, and the
<ダンパの構造>
図2に示すように、本実施形態のダンパ4は、モノチューブ式(ド・カルボン式)であり、MRFが充填された円筒状のシリンダチューブ21と、このシリンダチューブ21に対して軸方向に摺動するピストンロッド22と、ピストンロッド22の先端に装着されてシリンダチューブ21内を上部油室24と下部油室25とに区画するピストン26と、シリンダチューブ21の下部に高圧ガス室27を画成するフリーピストン28と、ピストンロッド22等への塵埃の付着を防ぐカバー29と、フルバウンド時における緩衝を行うバンプストップ30とを主要構成要素としている。
<Damper structure>
As shown in FIG. 2, the
シリンダチューブ21は、下端のアイピース21aに嵌挿されたボルト31を介して、車輪側部材であるトレーリングアーム35の上面に連結されている。また、ピストンロッド22は、上下一対のブッシュ36とナット37とを介して、その上端のスタッド22aが車体側部材であるダンパベース(ホイールハウス上部)38に連結されている。
The
図3に示すように、ピストン26には、上部油室24と下部油室25とを連通する環状連通路39と、環状連通路39の内側に配設されたMLVコイル40とが設けられている。ECU7からMLVコイル40に電流が供給されると、環状連通路39を流通するMRFに磁界が印可されて強磁性微粒子が鎖状のクラスタを形成し、環状連通路39内を通過するMRFの見かけ上の粘度が上昇する。
As shown in FIG. 3, the
<ダンパ制御装置の概略構成>
ECU7には、図3にその概略構成を示すダンパ制御装置50が内装されている。ダンパ制御装置50は、上述した各センサ9〜14等が接続する入力インタフェース51と、センサ9〜12,14等から入力した検出信号に基づき各ダンパ4の目標減衰力Dtgtを設定する減衰力設定部52と、目標減衰力Dtgtと実ストローク速度Ssとに応じて各ダンパ4(MLVコイル40)への目標電流Itgtを生成する目標電流生成部53と、目標電流生成部53からの駆動電流を各ダンパ4に出力する出力インタフェース54とから構成されている。なお、本実施形態の減衰力設定部52には、スカイフック制御に供されるスカイフック制御部56と、ロール制御に供されるロール制御部58と、ピッチ制御に供されるやピッチ制御部59とが収容されている。
<Schematic configuration of damper control device>
The ECU 7 includes a
<目標電流生成部>
図4に示すように、目標電流生成部53は、減衰力設定部52から入力した目標減衰力Dtgtの種類や大きさを判定する減衰力判定部61と、目標減衰力Dtgtと実ストローク速度Ssとに基づいて基本目標電流Ibaseを設定する基本目標電流設定部62と、目標減衰力Dtgtに所定の縮小係数を乗じて仮想減衰力Dvirtを算出する仮想減衰力算出部63と、仮想減衰力Dvirtと規範ストローク速度Sr(実ストローク速度Ssと方向が同一で、比較的微少な速度)とに基づき仮想規範電流Ivrefを設定する仮想規範電流設定部64と、仮想減衰力Dvirtと実ストローク速度Ssとに基づいて仮想目標電流Ivtgtを設定する仮想目標電流設定部65と、仮想規範電流Ivrefと仮想目標電流Ivtgtとの差に所定の復元係数を乗じることによって補正電流Icorrを算出する補正制御量算出部66と、基本目標電流Ibaseから補正電流Icorrを減じることによって目標電流Itgtを算出する目標制御量算出部67とを各車輪3ごとに備えている。なお、目標制御量算出部67は、減衰力判定部61からの指令に基づき、上記減算処理の実行/不実行を切り換える。
<Target current generator>
As shown in FIG. 4, the target
≪実施形態の作用≫
<目標減衰力設定処理>
自動車が走行を開始すると、ダンパ制御装置50では、減衰力設定部52において、所定の処理インターバル(例えば、2ms)をもって、図5のフローチャートにその手順を示す目標減衰力設定処理を実行する。減衰力設定部52は、目標減衰力設定処理を開始すると、先ず図5のステップS1で、横Gセンサ10、前後Gセンサ11、および上下Gセンサ14から得られた車体1の各加速度や、車速センサ(図示せず)から入力した車速、操舵角センサ(図示せず)から入力した操舵速度等に基づき自動車Vの運動状態を判定する。次に、減衰力設定部52は、自動車Vの運動状態に基づき、ステップS2で各ダンパ4のスカイフック制御目標値Dshを算出し、ステップS3で各ダンパ4のロール制御目標値Drを算出し、ステップS4で各ダンパ4のピッチ制御目標値Dpを算出する。
<< Operation of Embodiment >>
<Target damping force setting process>
When the vehicle starts traveling, the
次に、減衰力設定部52は、ステップS5で各ダンパ4の実ストローク速度Ssが正の値であるか否かを判定し、この判定がYesであった場合(すなわち、ダンパ4が伸び側に作動している場合)、ステップS6で3つの制御目標値Dsh,Dr,Dpのうち値が最も大きいものを目標減衰力Dtgtに設定し、ステップS7で目標電流生成部53に目標減衰力Dtgtを出力する。また、減衰力設定部52は、ステップS5の判定がNoであった場合(すなわち、ダンパ4が縮み側に作動している場合)、ステップS8で3つの制御目標値Dsh,Dr,Dpのうち値が最も小さいものを目標減衰力Dtgtに設定し、ステップS7で目標電流生成部53に目標減衰力Dtgtを出力する。
Next, the damping
<目標電流生成処理>
本実施形態のダンパ制御装置50は、上述した減衰力制御と平行するかたちで、目標電流生成部53において、図6のフローチャートにその手順を示す目標電流生成処理を実行する。目標電流生成部53は、目標電流生成処理を開始すると、先ず図5のステップS11で、図7の目標電流マップから目標減衰力Dtgtと実ストローク速度Ssとに対応する基本目標電流Ibase(図8)を検索/設定する。図8から判るように、基本目標電流Ibaseには、上限値(5A)での張り付きが数カ所に存在する。
<Target current generation processing>
The
次に、目標電流生成部53は、ステップS12で目標減衰力Dtgtがロール制御目標値Drであるか否かを判定し、この判定がNoであれば、ステップS13において上記基本目標電流Ibaseを目標電流Itgtとし、ステップS14で目標電流Itgtに応じた駆動電流を各ダンパ4のMLVコイル40に出力する。
Next, the target
一方、目標減衰力Dtgtがロール制御目標値Drであり、ステップS12の判定がYesになった場合、目標電流生成部53は、ステップS15で目標減衰力Dtgtが所定の高減衰判定閾値Dth(例えば、4,000N)を越えたか否かを判定し、この判定がNoであれば、やはり、ステップS13において上記基本目標電流Ibaseを目標電流Itgtとし、ステップS14で目標電流Itgtに応じた駆動電流を各ダンパ4のMLVコイル40に出力する。
On the other hand, if the target damping force Dtgt is the roll control target value Dr and the determination in step S12 is Yes, the target
目標減衰力Dtgtが高減衰判定閾値Dthを越え、ステップS15の判定もYesになった場合、目標電流生成部53は、ステップS16で目標減衰力Dtgtに縮小係数(本実施形態では、0.3)を乗じて仮想減衰力Dvirtを算出する。次に、目標電流生成部53は、ステップS17で仮想減衰力Dvirtと規範ストローク速度Srとに基づいて仮想規範電流Ivrefを目標電流マップからを検索/設定し(図9)、ステップS18で仮想減衰力Dvirtと実ストローク速度Ssとに基づいて仮想目標電流Ivtgtを目標電流マップからを検索/設定する(図10)。
If the target damping force Dtgt exceeds the high damping determination threshold value Dth and the determination in step S15 is also Yes, the target
次に、目標電流生成部53は、ステップS19において、仮想規範電流Ivrefから仮想目標電流Ivtgtを減じた値に所定の復元係数(本実施形態では、1.3)を乗じることにより補正電流Icorrを算出する(図11)。次に、目標電流生成部53は、ステップS20で基本目標電流Ibaseから補正電流Icorrを減じることによって目標電流Itgtを算出した後(図12)、ステップS14で目標電流Itgtに応じた駆動電流を各ダンパ4のMLVコイル40に出力する。
Next, in step S19, the target
本実施形態では、このような構成を採ったことにより、図12に示すように、スラローム走行時等に目標減衰力が高くなった場合においても、実ストローク速度Ssの増減に応じて目標電流Itgt(すなわち、減衰力)が増減するため、路面の凹凸による突き上げが効果的にいなされて乗り心地の悪化が抑制される。 In the present embodiment, by adopting such a configuration, as shown in FIG. 12, even when the target damping force becomes high during slalom running or the like, the target current Itgt according to the increase / decrease of the actual stroke speed Ss. (In other words, since the damping force) increases and decreases, the road surface is effectively pushed up by the unevenness of the road surface, and the deterioration of riding comfort is suppressed.
以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本発明の態様は上記実施形態に限られるものではない。例えば、上記実施形態はロール制御に本発明を適用したものであるが、ピッチ制御やバウンス制御、操安制御等にも適用可能である。また、上記実施形態はMRFを作動流体とする減衰力可変ダンパに本発明を適用したものであるが、本発明は、他の電流制御式減衰力可変ダンパを始め、機械制御式減衰力可変ダンパにも適用可能である。また、縮小係数や復元係数についても、実施形態で示した値に限られるものではなく、実験やシミュレーション等によって最適な値を採用することが望ましい。その他、自動車や制御装置の具体的構成、制御の具体的手順等についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば適宜変更可能である。 Although description of specific embodiment is finished above, the aspect of the present invention is not limited to the above embodiment. For example, although the above-described embodiment applies the present invention to roll control, it can also be applied to pitch control, bounce control, safety control, and the like. In the above embodiment, the present invention is applied to a damping force variable damper using MRF as a working fluid. However, the present invention includes other current control type damping force variable dampers and mechanically controlled damping force variable dampers. It is also applicable to. Further, the reduction coefficient and the restoration coefficient are not limited to the values shown in the embodiment, and it is desirable to adopt optimum values through experiments, simulations, and the like. In addition, the specific configuration of the automobile and the control device, the specific control procedure, and the like can be changed as appropriate without departing from the spirit of the present invention.
1 車体
3 車輪
4 ダンパ
13 ストロークセンサ
50 ダンパ制御装置
52 減衰力設定部(目標減衰力設定手段)
53 目標電流生成部
61 減衰力判定部(高減衰判定手段)
62 基本目標電流設定部(基本制御量設定手段)
63 仮想減衰力算出部(仮想減衰力算出手段)
64 仮想規範電流設定部(仮想規範制御量設定手段)
65 仮想目標電流設定部(仮想目標制御量設定手段)
66 補正制御量算出部(補正制御量算出手段)
67 目標制御量算出部(目標制御量算出手段)
V 自動車
DESCRIPTION OF
53 Target
62 Basic target current setting section (basic control amount setting means)
63 Virtual damping force calculation unit (virtual damping force calculation means)
64 Virtual normative current setting unit (virtual normative control amount setting means)
65 Virtual target current setting unit (virtual target control amount setting means)
66 Correction control amount calculation unit (correction control amount calculation means)
67 Target control amount calculation unit (target control amount calculation means)
V car
Claims (2)
前記車体の運動状態量に基づき、前記減衰力可変ダンパの目標減衰力を設定する目標減衰力設定手段と、
前記目標減衰力設定手段の設定結果と前記減衰力可変式ダンパの実ストローク速度とに基づき、当該減衰力可変式ダンパの基本制御量を設定する基本制御量設定手段と、
前記目標減衰力が所定の高減衰判定閾値を超えたか否かを判定する高減衰判定手段と、
前記目標減衰力に所定の縮小係数を乗じることによって仮想減衰力を算出する仮想減衰力算出手段と、
前記仮想減衰力と前記減衰力可変式ダンパの実ストローク速度とに基づき、当該減衰力可変式ダンパの仮想目標制御量を設定する仮想目標制御量設定手段と、
前記仮想目標制御量に基づき、補正制御量を算出する補正制御量算出手段と、
前記高減衰判定手段によって前記目標減衰力が所定の高減衰判定閾値を超えたと判定された場合、前記基本制御量から前記補正制御量を減じて目標制御量を算出する目標制御量算出手段と
を備えたことを特徴とする減衰力可変ダンパの制御装置。 A control device for controlling a damping force variable damper provided for suspension of a vehicle body,
A target damping force setting means for setting a target damping force of the damping force variable damper based on the motion state quantity of the vehicle body;
A basic control amount setting means for setting a basic control amount of the damping force variable damper based on a setting result of the target damping force setting means and an actual stroke speed of the damping force variable damper;
High attenuation determination means for determining whether or not the target damping force exceeds a predetermined high attenuation determination threshold;
Virtual damping force calculating means for calculating a virtual damping force by multiplying the target damping force by a predetermined reduction coefficient;
Virtual target control amount setting means for setting a virtual target control amount of the damping force variable damper based on the virtual damping force and the actual stroke speed of the damping force variable damper;
Correction control amount calculation means for calculating a correction control amount based on the virtual target control amount;
A target control amount calculating means for calculating a target control amount by subtracting the correction control amount from the basic control amount when the high damping determination means determines that the target damping force exceeds a predetermined high attenuation determination threshold; A damping force variable damper control device comprising:
前記補正制御量算出手段は、前記仮想規範制御量から前記仮想目標制御量を減じた値に所定の復元係数を乗じることによって前記補正制御量を算出することを特徴とする、請求項1に記載された減衰力可変ダンパの制御装置。 Further comprising virtual reference control amount setting means for setting a virtual reference control amount of the damping force variable damper based on the virtual damping force and a predetermined reference stroke speed;
2. The correction control amount calculation unit according to claim 1, wherein the correction control amount calculation unit calculates the correction control amount by multiplying a value obtained by subtracting the virtual target control amount from the virtual reference control amount by a predetermined restoration coefficient. Control device for the damping force variable damper.
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