JP2008172483A - 通信システム及びドアホンシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】通信相手先のアドレスを登録する作業負担を大幅に軽減した。
【解決手段】宅内LAN5に接続するモニタ室内機2及びカメラ玄関子機3を備え、DHCPプロトコルを使用してIPアドレスを割当付与するドアホンシステム1であって、モニタ室内機は、端末名称毎に接続可否を設定する設定管理テーブル20と、カメラ玄関子機からのARP−Gを検出すると、そのIPアドレス及びMACアドレスを仮登録する仮アドレス格納部18と、仮登録中のアドレス宛に機種要求し、機種要求に対する機種返信を受信すると、機種内容の端末名称に対応した接続可否に基づき、モニタ室内機に接続可であると判定されると、仮登録中のアドレスを相手先アドレス格納部19に本登録する管理制御部31とを有し、カメラ玄関子機は、モニタ室内機からの接続登録要求を受信すると、モニタ室内機のアドレスを子機側相手先アドレス格納部57に登録する。
【選択図】図2
【解決手段】宅内LAN5に接続するモニタ室内機2及びカメラ玄関子機3を備え、DHCPプロトコルを使用してIPアドレスを割当付与するドアホンシステム1であって、モニタ室内機は、端末名称毎に接続可否を設定する設定管理テーブル20と、カメラ玄関子機からのARP−Gを検出すると、そのIPアドレス及びMACアドレスを仮登録する仮アドレス格納部18と、仮登録中のアドレス宛に機種要求し、機種要求に対する機種返信を受信すると、機種内容の端末名称に対応した接続可否に基づき、モニタ室内機に接続可であると判定されると、仮登録中のアドレスを相手先アドレス格納部19に本登録する管理制御部31とを有し、カメラ玄関子機は、モニタ室内機からの接続登録要求を受信すると、モニタ室内機のアドレスを子機側相手先アドレス格納部57に登録する。
【選択図】図2
Description
本発明は、例えばモニタ室内親機及びカメラ玄関子機等の複数の端末装置をLAN等のIPネットワーク接続で構成した通信システム及びドアホンシステムに関し、特に、各端末装置が自分のIPアドレスの重複設定を回避するために自分のIPアドレスをターゲットアドレスとしたARP要求、すなわちARP−Gratuitous(以下、単にARP−Gと称する)を実行するARP−G機能を活用したものである。
従来、このようなドアホンシステムとしては、IPネットワーク上にモニタ室内機(住宅情報盤及びドアホン)及びカメラ玄関子機(ロビーインターホン装置)で接続構成し、モニタ室内機及びカメラ玄関子機は、固有の呼出番号に対応したIPアドレスを割当付与したものが知られている(例えば特許文献1参照)。
この特許文献1のドアホンシステムによれば、IPネットワーク上のIPアドレスを使用してモニタ室内機及びカメラ玄関子機間のドアホン通信を確立することができる。
特開2002−354133号公報(要約書及び図1参照)
しかしながら、上記特許文献1のドアホンシステムによれば、IPネットワーク上に接続するモニタ室内機及びカメラ玄関子機へのIPアドレス割当付与は自動ではないため、IPアドレス割当付与に要する作業負担が大きい。
そこで、このようなIPアドレス設定に要する作業負担を軽減するために、IPネットワーク上の端末装置に対してIPアドレスを、DHCPプロトコルを使用して自動的に割当付与するDHCPサーバを使用し、DHCPサーバを通じて、例えばモニタ室内機及びカメラ玄関子機等の端末装置にIPアドレスを自動的に割当付与することも考えられるが、単にIPアドレスを割当付与するにすぎず、モニタ室内機及びカメラ玄関子機間で通信を確立するためには、モニタ室内機及びカメラ玄関子機内に通信相手先のアドレスを登録する必要があり、その通信相手先アドレスの登録作業に要する作業負担はきわめて大きい。
本発明は上記点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、IPアドレスの割当付与に関わる作業負担を要することなく、モニタ室内機(端末装置)及びカメラ玄関子機(端末装置)内の通信相手先のアドレス登録に関わる作業負担を大幅に軽減することができる通信システム及びドアホンシステムを提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の通信システムは、IPネットワークに接続する複数の端末装置を備え、IPアドレス割当要求に応じてDHCPプロトコルで、前記IPネットワーク上の各端末装置に対してIPアドレスを自動的に割当付与する通信システムであって、前記複数の端末装置の内、特定の端末装置は、各端末装置を識別する端末識別情報毎に、この特定の端末装置との接続可否を識別する接続可否情報を設定した設定手段と、前記複数の端末装置の内、前記IPネットワーク上に追加接続した追加接続端末装置から、自分のIPアドレスをターゲットアドレスとしてARP要求するARP−Gを検出すると、このARP−Gに含まれる前記追加接続端末装置のIPアドレス及びMACアドレスを仮登録する仮アドレス格納手段と、この仮アドレス格納手段に仮登録したIPアドレス及びMACアドレスの追加接続端末装置に対して、同追加接続端末装置の機種内容を要求すべく、自己のIPアドレス及びMACアドレスを含む機種要求を通知する機種要求通知手段と、この機種要求通知に対する機種返信を前記追加接続端末装置から受信すると、この機種返信に含まれる、同追加接続端末装置の機種内容に対応した前記端末識別情報が前記設定手段内にあるか否かを判定する機種有無判定手段と、この機種有無判定手段にて前記追加接続端末装置の機種内容に対応した前記端末識別情報が前記設定手段内にあると判定されると、この端末識別情報に対応した接続可否情報に基づき、この追加接続端末装置が同特定の端末装置に接続可能であるか否かを判定する接続可否判定手段と、この接続可否判定手段にて前記追加接続端末装置が同特定の端末装置に接続可能であると判定されると、前記仮アドレス格納手段に仮登録中の前記追加接続端末装置のIPアドレス及びMACアドレスを通信相手先のアドレスとして本登録する相手先アドレス格納手段と、この相手先アドレス格納手段に本登録中の前記追加接続端末装置のIPアドレス及びMACアドレス宛に、同特定の端末装置との接続を可能にする接続登録要求を通知する接続登録要求通知手段とを有し、前記追加接続端末装置は、前記特定の端末装置からの接続登録要求を受信すると、この接続登録要求に含まれる前記特定の端末装置に関わるIPアドレス及びMACアドレスを通信相手先のアドレスとして登録する追加接続端末装置側相手先アドレス格納手段を有するようにしたものである。
また、本発明のドアホンシステムは、IPネットワークに接続する、少なくとも1台以上の室内機及び玄関子機を備え、IPアドレス割当要求に応じてDHCPプロトコルで、前記IPネットワーク上の各室内機及び玄関子機に対してIPアドレスを自動的に割当付与するドアホンシステムであって、前記室内機は、前記玄関子機を識別する端末識別情報毎に、この室内機との接続可否を識別する接続可否情報を設定した設定手段と、前記IPネットワーク上に追加接続した前記玄関子機から、自分のIPアドレスをターゲットアドレスとしてARP要求するARP−Gを検出すると、このARP−Gに含まれる前記玄関子機のIPアドレス及びMACアドレスを仮登録する仮アドレス格納手段と、この仮アドレス格納手段に仮登録したIPアドレス及びMACアドレスの玄関子機に対して、同玄関子機の機種内容を要求すべく、自己のIPアドレス及びMACアドレスを含む機種要求を通知する機種要求通知手段と、この機種要求通知に対する機種返信を前記玄関子機から受信すると、この機種返信に含まれる、同玄関子機の機種内容に対応した前記端末識別情報が前記設定手段内にあるか否かを判定する機種有無判定手段と、この機種有無判定手段にて前記玄関子機の機種内容に対応した前記端末識別情報が前記設定手段内にあると判定されると、この端末識別情報に対応した接続可否情報に基づき、この玄関子機が同室内機に接続可能であるか否かを判定する接続可否判定手段と、この接続可否判定手段にて前記玄関子機が同室内機に接続可能であると判定されると、前記仮アドレス格納手段に仮登録中の前記玄関子機のIPアドレス及びMACアドレスを通信相手先のアドレスとして本登録する相手先アドレス格納手段と、この相手先アドレス格納手段に本登録中の前記玄関子機のIPアドレス及びMACアドレス宛に、同室内機との接続を可能にする接続登録要求を通知する接続登録要求通知手段とを有し、前記玄関子機は、前記室内機からの接続登録要求を受信すると、この接続登録要求に含まれる前記室内機に関わるIPアドレス及びMACアドレスを通信相手先のアドレスとして登録する子機側相手先アドレス格納手段を有するようにした。
上記のように構成された本発明の通信システムによれば、前記特定の端末装置が、各端末装置を識別する端末識別情報毎に、この特定の端末装置との接続可否を識別する接続可否情報を設定する設定手段を備え、DHCPプロトコルを使用してIPアドレスをIPネットワーク上の複数の端末装置に自動割当付与した場合、前記特定の端末装置は、前記複数の端末装置の内、前記IPネットワーク上に追加接続した追加接続端末装置からのARP−Gを検出すると、このARP−Gに含まれる前記追加接続端末装置のIPアドレス及びMACアドレスを仮登録し、この仮登録したIPアドレス及びMACアドレスの追加接続端末装置に対して、同追加接続端末装置の機種内容を要求すべく、自己のIPアドレス及びMACアドレスを含む機種要求を通知し、この機種要求通知に対する機種返信を前記追加接続端末装置から受信すると、この機種返信に含まれる、同追加接続端末装置の機種内容に対応した前記端末識別情報が前記設定手段内にあるか否かを判定し、前記追加接続端末装置の機種内容に対応した前記端末識別情報が前記設定手段内にあると判定されると、この端末識別情報に対応した接続可否情報に基づき、この追加接続端末装置が同特定の端末装置に接続可能であるか否かを判定し、前記追加接続端末装置が同特定の端末装置に接続可能であると判定されると、仮登録中の前記追加接続端末装置のIPアドレス及びMACアドレスを通信相手先のアドレスとして本登録し、この本登録中の前記追加接続端末装置のIPアドレス及びMACアドレス宛に、同特定の端末装置との接続を可能にする接続登録要求を通知し、前記追加接続端末装置は、前記特定の端末装置からの接続登録要求を受信すると、この接続登録要求に含まれる前記特定の端末装置に関わるIPアドレス及びMACアドレスを通信相手先のアドレスとして登録するようにしたので、前記特定の端末装置及び追加接続端末装置の使用者は、IPアドレスの割当付与に関わる作業負担を要することなく、設定手段の設定内容に基づき、特定の端末装置及び追加接続端末装置内に通信相手先のアドレスを登録することができるため、通信相手先アドレス登録に要する作業負担をも大幅に軽減することができる。
また、本発明のドアホンシステムによれば、前記室内機が、各玄関子機を識別する端末識別情報毎に、この室内機との接続可否を識別する接続可否情報を設定する設定手段を備え、DHCPプロトコルを使用してIPアドレスをIPネットワーク上の複数の室内機及び玄関子機に自動割当付与した場合、前記室内機は、IPネットワーク上に追加接続した玄関子機からのARP−Gを検出すると、このARP−Gに含まれる玄関子機のIPアドレス及びMACアドレスを仮登録し、この仮登録したIPアドレス及びMACアドレスの玄関子機に対して、同玄関子機の機種内容を要求すべく、自己のIPアドレス及びMACアドレスを含む機種要求を通知し、この機種要求通知に対する機種返信を玄関子機から受信すると、この機種返信に含まれる、同玄関子機の機種内容に対応した前記端末識別情報が前記設定手段内にあるか否かを判定し、前記玄関子機の機種内容に対応した前記端末識別情報が前記設定手段内にあると判定されると、この端末識別情報に対応した接続可否情報に基づき、この玄関子機が同室内機に接続可能であるか否かを判定し、玄関子機が同室内機に接続可能であると判定されると、仮登録中の玄関子機のIPアドレス及びMACアドレスを通信相手先のアドレスとして本登録し、この本登録中の玄関子機のIPアドレス及びMACアドレス宛に、同室内機との接続を可能にする接続登録要求を通知し、前記玄関子機は、室内機からの接続登録要求を受信すると、この接続登録要求に含まれる室内機に関わるIPアドレス及びMACアドレスを通信相手先のアドレスとして登録するようにしたので、室内機及び玄関子機の使用者は、IPアドレスの割当付与に関わる作業負担を要することなく、設定手段の設定内容に基づき、室内機及び玄関子機内に通信相手先のアドレスを登録することができるため、通信相手先アドレス登録に要する作業負担をも大幅に軽減することができる。
本願請求項1記載の発明の通信システムは、IPネットワークに接続する複数の端末装置を備え、IPアドレス割当要求に応じてDHCPプロトコルで、前記IPネットワーク上の各端末装置に対してIPアドレスを自動的に割当付与する通信システムであって、前記複数の端末装置の内、特定の端末装置は、各端末装置を識別する端末識別情報毎に、この特定の端末装置との接続可否を識別する接続可否情報を設定した設定手段と、前記複数の端末装置の内、前記IPネットワーク上に追加接続した追加接続端末装置から、自分のIPアドレスをターゲットアドレスとしてARP要求するARP−Gを検出すると、このARP−Gに含まれる前記追加接続端末装置のIPアドレス及びMACアドレスを仮登録する仮アドレス格納手段と、この仮アドレス格納手段に仮登録したIPアドレス及びMACアドレスの追加接続端末装置に対して、同追加接続端末装置の機種内容を要求すべく、自己のIPアドレス及びMACアドレスを含む機種要求を通知する機種要求通知手段と、この機種要求通知に対する機種返信を前記追加接続端末装置から受信すると、この機種返信に含まれる、同追加接続端末装置の機種内容に対応した前記端末識別情報が前記設定手段内にあるか否かを判定する機種有無判定手段と、この機種有無判定手段にて前記追加接続端末装置の機種内容に対応した前記端末識別情報が前記設定手段内にあると判定されると、この端末識別情報に対応した接続可否情報に基づき、この追加接続端末装置が同特定の端末装置に接続可能であるか否かを判定する接続可否判定手段と、この接続可否判定手段にて前記追加接続端末装置が同特定の端末装置に接続可能であると判定されると、前記仮アドレス格納手段に仮登録中の前記追加接続端末装置のIPアドレス及びMACアドレスを通信相手先のアドレスとして本登録する相手先アドレス格納手段と、この相手先アドレス格納手段に本登録中の前記追加接続端末装置のIPアドレス及びMACアドレス宛に、同特定の端末装置との接続を可能にする接続登録要求を通知する接続登録要求通知手段とを有し、前記追加接続端末装置は、前記特定の端末装置からの接続登録要求を受信すると、この接続登録要求に含まれる前記特定の端末装置に関わるIPアドレス及びMACアドレスを通信相手先のアドレスとして登録する追加接続端末装置側相手先アドレス格納手段を有するようにした。
従って、本願請求項1記載の通信システムによれば、前記特定の端末装置が、各端末装置を識別する端末識別情報毎に、この特定の端末装置との接続可否を識別する接続可否情報を設定する設定手段を備え、DHCPプロトコルを使用してIPアドレスをIPネットワーク上の複数の端末装置に自動割当付与した場合、前記特定の端末装置は、前記複数の端末装置の内、前記IPネットワーク上に追加接続した追加接続端末装置からのARP−Gを検出すると、このARP−Gに含まれる前記追加接続端末装置のIPアドレス及びMACアドレスを仮登録し、この仮登録したIPアドレス及びMACアドレスの追加接続端末装置に対して、同追加接続端末装置の機種内容を要求すべく、自己のIPアドレス及びMACアドレスを含む機種要求を通知し、この機種要求通知に対する機種返信を前記追加接続端末装置から受信すると、この機種返信に含まれる、同追加接続端末装置の機種内容に対応した前記端末識別情報が前記設定手段内にあるか否かを判定し、前記追加接続端末装置の機種内容に対応した前記端末識別情報が前記設定手段内にあると判定されると、この端末識別情報に対応した接続可否情報に基づき、この追加接続端末装置が同特定の端末装置に接続可能であるか否かを判定し、前記追加接続端末装置が同特定の端末装置に接続可能であると判定されると、仮登録中の前記追加接続端末装置のIPアドレス及びMACアドレスを通信相手先のアドレスとして本登録し、この本登録中の前記追加接続端末装置のIPアドレス及びMACアドレス宛に、同特定の端末装置との接続を可能にする接続登録要求を通知し、前記追加接続端末装置は、前記特定の端末装置からの接続登録要求を受信すると、この接続登録要求に含まれる前記特定の端末装置に関わるIPアドレス及びMACアドレスを通信相手先のアドレスとして登録するようにしたので、前記特定の端末装置及び追加接続端末装置の使用者は、IPアドレスの割当付与に関わる作業負担を要することなく、設定手段の設定内容に基づき、特定の端末装置及び追加接続端末装置内に通信相手先のアドレスを登録することができるため、通信相手先アドレス登録に要する作業負担をも大幅に軽減することができる。
本願請求項2記載の通信システムは、本願請求項1記載の構成に加えて、前記追加接続端末装置は、前記IPネットワーク上に追加接続すべく、前記DHCPプロトコルを通じてIPアドレスが自動割当付与されると、このIPアドレスをターゲットアドレスとしたARP−Gをブロードキャスト送信するブロードキャスト送信手段と、このブロードキャスト送信手段にてARP−Gのブロードキャスト送信後、所定時間内に同ARP−Gに対する応答を検出したか否かを判定するARP−G応答判定手段と、このARP−G応答判定手段にてARP−Gに対する応答を検出したのでなければ、この追加接続端末装置のMACアドレスに対応付けて自動割当付与されたIPアドレスを自己アドレスとして格納すると共に、前記ARP−G応答判定手段にてARP−Gに対する応答を検出したのであれば、前記自動割当付与されたIPアドレスを破棄する自己アドレス格納手段とを有するようにした。
従って、本願請求項2記載の通信システムは、本願請求項1記載の効果に加えて、前記追加接続端末装置が、前記IPネットワーク上に追加接続すべく、DHCPプロトコルを通じてIPアドレスが自動割当付与されると、このIPアドレスをターゲットアドレスとしたARP−Gをブロードキャスト送信した後、所定時間内に同ARP−Gに対する応答を検出したのでなければ、この追加接続端末装置のMACアドレスに対応付けて自動割当付与されたIPアドレスを自己アドレスとして格納すると共に、ARP−Gに対する応答を検出したのであれば、前記自動割当付与されたIPアドレスを破棄するようにしたので、前記追加接続端末装置では、前記IPネットワーク上に追加接続すべく、DHCPプロトコルを通じてIPアドレスが自動割当付与されたとしても、IPネットワーク上のIPアドレスの重複設定を防止することができる。
また、本願請求項3記載の通信システムは、本願請求項1又は2記載の構成に加えて、前記特定の端末装置は、前記追加接続端末装置からのARP−Gを検出すると、前記他の端末装置同士のユニキャスト通信を監視するプロミスキャストモードに設定するプロミスキャストモード設定手段を有し、このプロミスキャストモード中に、前記追加接続端末装置からのARP−Gに対する応答を検出すると、前記仮アドレス格納手段に仮登録中の前記追加接続端末装置のIPアドレス及びMACアドレスを破棄するようにした。
従って、本願請求項3記載の通信システムによれば、本願請求項1又は2記載の効果に加えて、前記特定の端末装置が、前記追加接続端末装置からのARP−Gを検出すると、前記他の端末装置同士のユニキャスト通信を監視するプロミスキャストモードに設定し、このプロミスキャストモード中に、前記追加接続端末装置からのARP−Gに対する応答を検出すると、前記仮アドレス格納手段に仮登録中の前記追加接続端末装置のIPアドレス及びMACアドレスを破棄するようにしたので、前記特定の端末装置では、前記追加接続端末装置からのARP−Gに対する応答を検出すると、この追加接続端末装置のIPアドレス重複設定であると判断し、同仮登録中の追加接続端末装置のIPアドレス及びMACアドレスを破棄することができる。
また、本願請求項4記載の通信システムは、本願請求項1,2又は3記載の構成に加えて、前記特定の端末装置は、前記相手先アドレス格納手段に格納中の相手先のIPアドレス又はMACアドレスを使用して前記通信相手先の端末装置と通信接続すると共に、前記追加接続端末装置は、前記追加接続端末装置側相手先アドレス格納手段に格納中の相手先のIPアドレス又はMACアドレスを使用して前記通信相手先の端末装置と通信接続するようにした。
従って、本願請求項4記載の通信システムによれば、本願請求項1,2又は3記載の効果に加えて、前記特定の端末装置が、前記相手先アドレス格納手段に格納中の相手先のIPアドレス又はMACアドレスを使用して前記通信相手先の端末装置と通信接続すると共に、前記追加接続端末装置は、前記追加接続端末装置側相手先アドレス格納手段に格納中の相手先のIPアドレス又はMACアドレスを使用して前記通信相手先の端末装置と通信接続するようにしたので、アドレス入力操作を実行しなくても、特定の端末装置及び追加接続端末装置間の通信を確保することができる。
また、本願請求項5記載の通信システムは、本願請求項1,2,3又は4記載の構成に加えて、前記端末識別情報は、前記端末装置を識別する端末名称及び、この端末装置の機種内容に相当する端末種別で構成するようにした。
従って、本願請求項5記載の通信システムによれば、本願請求項1,2,3又は4記載の効果に加えて、前記端末識別情報は、前記端末装置を識別する端末名称及び、この端末装置の機種内容に相当する端末種別で構成するようにしたので、前記特定の端末装置は、追加接続端末装置からの機種返信に含まれる機種内容に対応した端末名称又は端末種別に基づき前記端末識別情報が前記設定手段内にあるか否かを判定することができる。
また、本願請求項6記載のドアホンシステムは、IPネットワークに接続する、少なくとも1台以上の室内機及び玄関子機を備え、IPアドレス割当要求に応じてDHCPプロトコルで、前記IPネットワーク上の各室内機及び玄関子機に対してIPアドレスを自動的に割当付与するドアホンシステムであって、前記室内機は、前記玄関子機を識別する端末識別情報毎に、この室内機との接続可否を識別する接続可否情報を設定した設定手段と、前記IPネットワーク上に追加接続した前記玄関子機から、自分のIPアドレスをターゲットアドレスとしてARP要求するARP−Gを検出すると、このARP−Gに含まれる前記玄関子機のIPアドレス及びMACアドレスを仮登録する仮アドレス格納手段と、この仮アドレス格納手段に仮登録したIPアドレス及びMACアドレスの玄関子機に対して、同玄関子機の機種内容を要求すべく、自己のIPアドレス及びMACアドレスを含む機種要求を通知する機種要求通知手段と、この機種要求通知に対する機種返信を前記玄関子機から受信すると、この機種返信に含まれる、同玄関子機の機種内容に対応した前記端末識別情報が前記設定手段内にあるか否かを判定する機種有無判定手段と、この機種有無判定手段にて前記玄関子機の機種内容に対応した前記端末識別情報が前記設定手段内にあると判定されると、この端末識別情報に対応した接続可否情報に基づき、この玄関子機が同室内機に接続可能であるか否かを判定する接続可否判定手段と、この接続可否判定手段にて前記玄関子機が同室内機に接続可能であると判定されると、前記仮アドレス格納手段に仮登録中の前記玄関子機のIPアドレス及びMACアドレスを通信相手先のアドレスとして本登録する相手先アドレス格納手段と、この相手先アドレス格納手段に本登録中の前記玄関子機のIPアドレス及びMACアドレス宛に、同室内機との接続を可能にする接続登録要求を通知する接続登録要求通知手段とを有し、前記玄関子機は、前記室内機からの接続登録要求を受信すると、この接続登録要求に含まれる前記室内機に関わるIPアドレス及びMACアドレスを通信相手先のアドレスとして登録する子機側相手先アドレス格納手段を有するようにした。
従って、本願請求項6記載のドアホンシステムによれば、前記室内機が、各玄関子機を識別する端末識別情報毎に、この室内機との接続可否を識別する接続可否情報を設定する設定手段を備え、DHCPプロトコルを使用してIPアドレスをIPネットワーク上の室内機及び玄関子機に自動割当付与した場合、室内機は、前記IPネットワーク上に追加接続した玄関子機からのARP−Gを検出すると、このARP−Gに含まれる玄関子機のIPアドレス及びMACアドレスを仮登録し、この仮登録したIPアドレス及びMACアドレスの玄関子機に対して、同玄関子機の機種内容を要求すべく、自己のIPアドレス及びMACアドレスを含む機種要求を通知し、この機種要求通知に対する機種返信を玄関子機から受信すると、この機種返信に含まれる、同玄関子機の機種内容に対応した前記端末識別情報が前記設定手段内にあるか否かを判定し、前記玄関子機の機種内容に対応した前記端末識別情報が前記設定手段内にあると判定されると、この端末識別情報に対応した接続可否情報に基づき、この玄関子機が同室内機に接続可能であるか否かを判定し、前記玄関子機が同室内機に接続可能であると判定されると、仮登録中の玄関子機のIPアドレス及びMACアドレスを通信相手先のアドレスとして本登録し、この本登録中の玄関子機のIPアドレス及びMACアドレス宛に、同室内機との接続を可能にする接続登録要求を通知し、前記玄関子機は、室内機からの接続登録要求を受信すると、この接続登録要求に含まれる室内機に関わるIPアドレス及びMACアドレスを通信相手先のアドレスとして登録するようにしたので、室内機及び玄関子機の使用者は、IPアドレスの割当付与に関わる作業負担を要することなく、設定手段の設定内容に基づき、室内機及び玄関子機内に通信相手先のアドレスを登録することができるため、通信相手先アドレス登録に要する作業負担をも大幅に軽減することができる。
また、本願請求項7記載のドアホンシステムは、IPネットワークに接続する、複数の室内機及び複数の玄関子機を備え、IPアドレス割当要求に応じてDHCPプロトコルで、前記IPネットワーク上の各室内機及び玄関子機に対してIPアドレスを自動的に割当付与するドアホンシステムであって、前記室内機は、前記玄関子機を識別する端末識別情報毎に、この室内機との接続可否を識別する接続可否情報を設定した設定手段と、前記IPネットワーク上に追加接続した前記玄関子機から、自分のIPアドレスをターゲットアドレスとしてARP要求するARP−Gを検出すると、このARP−Gに含まれる前記玄関子機のIPアドレス及びMACアドレスを仮登録する仮アドレス格納手段と、この仮アドレス格納手段に仮登録したIPアドレス及びMACアドレスの玄関子機に対して、同玄関子機の機種内容を要求すべく、自己のIPアドレス及びMACアドレスを含む機種要求を通知する機種要求通知手段と、この機種要求通知に対する機種返信を前記玄関子機から受信すると、この機種返信に含まれる、同玄関子機の機種内容に対応した前記端末識別情報が前記設定手段内にあるか否かを判定する機種有無判定手段と、この機種有無判定手段にて前記玄関子機の機種内容に対応した前記端末識別情報が前記設定手段内にあると判定されると、この端末識別情報に対応した接続可否情報に基づき、この玄関子機が同室内機に接続可能であるか否かを判定する接続可否判定手段と、この接続可否判定手段にて前記玄関子機が同室内機に接続可能であると判定されると、前記仮アドレス格納手段に仮登録中の前記玄関子機のIPアドレス及びMACアドレスを通信相手先のアドレスとして本登録する相手先アドレス格納手段と、この相手先アドレス格納手段に本登録中の前記玄関子機のIPアドレス及びMACアドレス宛に、同室内機との接続を可能にする接続登録要求を通知する接続登録要求通知手段とを有し、前記玄関子機は、前記室内機からの接続登録要求を受信すると、この接続登録要求に含まれる前記室内機に関わるIPアドレス及びMACアドレスを通信相手先のアドレスとして登録する子機側相手先アドレス格納手段を有するようにした。
従って、本願請求項7記載のドアホンシステムによれば、前記複数の室内機が、各玄関子機を識別する端末識別情報毎に、この室内機との接続可否を識別する接続可否情報を設定する設定手段を備え、DHCPプロトコルを使用してIPアドレスをIPネットワーク上の複数の室内機及び複数の玄関子機に自動割当付与した場合、各室内機は、前記IPネットワーク上に追加接続した玄関子機からのARP−Gを検出すると、このARP−Gに含まれる玄関子機のIPアドレス及びMACアドレスを仮登録し、この仮登録したIPアドレス及びMACアドレスの玄関子機に対して、同玄関子機の機種内容を要求すべく、自己のIPアドレス及びMACアドレスを含む機種要求を通知し、この機種要求通知に対する機種返信を玄関子機から受信すると、この機種返信に含まれる、同玄関子機の機種内容に対応した前記端末識別情報が前記設定手段内にあるか否かを判定し、前記玄関子機の機種内容に対応した前記端末識別情報が前記設定手段内にあると判定されると、この端末識別情報に対応した接続可否情報に基づき、この玄関子機が同室内機に接続可能であるか否かを判定し、前記玄関子機が同室内機に接続可能であると判定されると、仮登録中の玄関子機のIPアドレス及びMACアドレスを通信相手先のアドレスとして本登録し、この本登録中の玄関子機のIPアドレス及びMACアドレス宛に、同室内機との接続を可能にする接続登録要求を通知し、前記玄関子機は、室内機からの接続登録要求を受信すると、この接続登録要求に含まれる室内機に関わるIPアドレス及びMACアドレスを通信相手先のアドレスとして登録するようにしたので、複数の室内機及び複数の玄関子機で構成する複数世帯のドアホンシステムであっても、室内機及び玄関子機の使用者は、IPアドレスの割当付与に関わる作業負担を要することなく、設定手段の設定内容に基づき、室内機及び玄関子機内に通信相手先のアドレスを登録することができるため、通信相手先アドレス登録に要する作業負担をも大幅に軽減することができる。
また、本願請求項8記載のドアホンシステムは、本願請求項6又は7記載の構成に加えて、前記玄関子機は、前記IPネットワーク上に追加接続すべく、前記DHCPプロトコルを通じてIPアドレスが自動割当付与されると、このIPアドレスをターゲットアドレスとしたARP−Gをブロードキャスト送信するブロードキャスト送信手段と、このブロードキャスト送信手段にてARP−Gのブロードキャスト送信後、所定時間内に同ARP−Gに対する応答を検出したか否かを判定するARP−G応答判定手段と、このARP−G応答判定手段にてARP−Gに対する応答を検出したのでなければ、この玄関子機のMACアドレスに対応付けて自動割当付与されたIPアドレスを自己アドレスとして格納すると共に、前記ARP−G応答判定手段にてARP−Gに対する応答を検出したのであれば、前記自動割当付与されたIPアドレスを破棄する自己アドレス格納手段とを有するようにした。
従って、本願請求項8記載のドアホンシステムによれば、本願請求項6又は7記載の効果に加えて、前記玄関子機が、前記IPネットワーク上に追加接続すべく、DHCPプロトコルを通じてIPアドレスが自動割当付与されると、このIPアドレスをターゲットアドレスとしたARP−Gをブロードキャスト送信した後、所定時間内に同ARP−Gに対する応答を検出したのでなければ、この玄関子機のMACアドレスに対応付けて自動割当付与されたIPアドレスを自己アドレスとして格納すると共に、ARP−Gに対する応答を検出したのであれば、前記自動割当付与されたIPアドレスを破棄するようにしたので、前記玄関子機では、前記IPネットワーク上に追加接続すべく、DHCPプロトコルを通じてIPアドレスが自動割当付与されたとしても、IPネットワーク上のIPアドレスの重複設定を防止することができる。
また、本願請求項9記載のドアホンシステムは、本願請求項6,7又は8記載の構成に加えて、前記室内機は、前記玄関子機からのARP−Gを検出すると、他の端末装置同士のユニキャスト通信を監視するプロミスキャストモードに設定するプロミスキャストモード設定手段を有し、このプロミスキャストモード中に、前記玄関子機からのARP−Gに対する応答を検出すると、前記仮アドレス格納手段に仮登録中の前記玄関子機のIPアドレス及びMACアドレスを破棄するようにした。
従って、本願請求項9記載のドアホンシステムによれば、本願請求項6,7又は8記載の効果に加えて、前記室内機が、前記玄関子機からのARP−Gを検出すると、他の端末装置同士のユニキャスト通信を監視するプロミスキャストモードに設定し、このプロミスキャストモード中に、玄関子機からのARP−Gに対する応答を検出すると、前記仮アドレス格納手段に仮登録中の玄関子機のIPアドレス及びMACアドレスを破棄するようにしたので、前記室内機では、前記玄関子機からのARP−Gに対する応答を検出すると、この玄関子機のIPアドレス重複設定であると判断し、同仮登録中の玄関子機のIPアドレス及びMACアドレスを破棄することができる。
また、本願請求項10記載のドアホンシステムは、本願請求項6,7,8又は9記載の構成に加えて、前記室内機は、前記相手先アドレス格納手段に格納中の相手先のIPアドレス又はMACアドレスを使用して前記通信相手先の玄関子機と通信接続すると共に、前記玄関子機は、前記子機側相手先アドレス格納手段に格納中の相手先のIPアドレス又はMACアドレスを使用して前記通信相手先の室内機と通信接続するようにした。
従って、本願請求項10記載のドアホンシステムによれば、本願請求項6,7,8又は9記載の効果に加えて、前記室内機が、前記相手先アドレス格納手段に格納中の相手先のIPアドレス又はMACアドレスを使用して前記通信相手先の端末装置と通信接続すると共に、前記玄関子機は、前記子機側相手先アドレス格納手段に格納中の相手先のIPアドレス又はMACアドレスを使用して前記通信相手先の端末装置と通信接続するようにしたので、アドレス入力操作を実行しなくても、前記室内機及び玄関子機間のドアホン通信を確保することができる。
また、本願請求項11記載のドアホンシステムは、本願請求項6,7,8,9又は10記載の構成に加えて、前記端末識別情報が、前記玄関子機を識別する端末名称及び、この玄関子機の機種内容に相当する端末種別で構成するようにした。
従って、本願請求項11記載のドアホンシステムによれば、本願請求項6,7,8、9又は10記載の効果に加えて、前記端末識別情報は、前記玄関子機を識別する端末名称及び、この玄関子機の機種内容に相当する端末種別で構成するようにしたので、前記室内機は、玄関子機からの機種返信に含まれる機種内容に対応した端末名称又は端末種別に基づき前記端末識別情報が前記設定手段内にあるか否かを判定することができる。
また、本願請求項12記載のドアホンシステムは、IPネットワークに接続する、少なくとも一台以上のモニタ室内機、カメラ玄関子機及び監視カメラを備え、IPアドレス割当要求に応じてDHCPプロトコルで、前記IPネットワーク上のモニタ室内機、カメラ玄関子機及び監視カメラに対してIPアドレスを自動的に割当付与するドアホンシステムであって、前記モニタ室内機は、前記カメラ玄関子機及び前記監視カメラを識別する端末識別情報毎に、このモニタ室内機との接続可否を識別する接続可否情報を設定した設定手段と、前記IPネットワーク上に追加接続した前記カメラ玄関子機又は前記監視カメラから、自分のIPアドレスをターゲットアドレスとしてARP要求するARP−Gを検出すると、このARP−Gに含まれる前記カメラ玄関子機又は前記監視カメラのIPアドレス及びMACアドレスを仮登録する仮アドレス格納手段と、この仮アドレス格納手段に仮登録したIPアドレス及びMACアドレスのカメラ玄関子機又は監視カメラに対して、同カメラ玄関子機又は監視カメラの機種内容を要求すべく、自己のIPアドレス及びMACアドレスを含む機種要求を通知する機種要求通知手段と、この機種要求通知に対する機種返信を前記カメラ玄関子機又は監視カメラから受信すると、この機種返信に含まれる、同カメラ玄関子機又は監視カメラの機種内容に対応した前記端末識別情報が前記設定手段内にあるか否かを判定する機種有無判定手段と、この機種有無判定手段にて前記カメラ玄関子機又は監視カメラの機種内容に対応した前記端末識別情報が前記設定手段内にあると判定されると、この端末識別情報に対応した接続可否情報に基づき、このカメラ玄関子機又は監視カメラが同モニタ室内機に接続可能であるか否かを判定する接続可否判定手段と、この接続可否判定手段にて前記カメラ玄関子機又は監視カメラが同モニタ室内機に接続可能であると判定されると、前記仮アドレス格納手段に仮登録中の前記カメラ玄関子機又は監視カメラのIPアドレス及びMACアドレスを通信相手先のアドレスとして本登録する相手先アドレス格納手段と、この相手先アドレス格納手段に本登録中の前記カメラ玄関子機又は監視カメラのIPアドレス及びMACアドレス宛に、同モニタ室内機との接続を可能にする接続登録要求を通知する接続登録要求通知手段とを有し、前記カメラ玄関子機は、前記モニタ室内機からの接続登録要求を受信すると、この接続登録要求に含まれる前記モニタ室内機に関わるIPアドレス及びMACアドレスを通信相手先のアドレスとして登録する子機側相手先アドレス格納手段を有し、前記監視カメラは、前記モニタ室内機からの接続登録要求を受信すると、この接続登録要求に含まれる前記モニタ室内機に関わるIPアドレス及びMACアドレスを通信相手先のアドレスとして登録するカメラ側相手先アドレス格納手段を有するようにした。
従って、本願請求項12記載のドアホンシステムによれば、前記モニタ室内機が、カメラ玄関子機及び監視カメラを識別する端末識別情報毎に、このモニタ室内機との接続可否を識別する接続可否情報を設定する設定手段を備え、DHCPプロトコルを使用してIPアドレスをIPネットワーク上のモニタ室内機、カメラ玄関子機及び監視カメラに自動割当付与した場合、モニタ室内機は、前記IPネットワーク上に追加接続したカメラ玄関子機又は監視カメラからのARP−Gを検出すると、このARP−Gに含まれるカメラ玄関子機又は監視カメラのIPアドレス及びMACアドレスを仮登録し、この仮登録したIPアドレス及びMACアドレスのカメラ玄関子機又は監視カメラに対して、同カメラ玄関子機又は監視カメラの機種内容を要求すべく、自己のIPアドレス及びMACアドレスを含む機種要求を通知し、この機種要求通知に対する機種返信をカメラ玄関子機又は監視カメラから受信すると、この機種返信に含まれる、同玄関子機又は監視カメラの機種内容に対応した前記端末識別情報が前記設定手段内にあるか否かを判定し、前記カメラ玄関子機又は監視カメラの機種内容に対応した前記端末識別情報が前記設定手段内にあると判定されると、この端末識別情報に対応した接続可否情報に基づき、このカメラ玄関子機又は監視カメラが同モニタ室内機に接続可能であるか否かを判定し、前記カメラ玄関子機又は監視カメラが同モニタ室内機に接続可能であると判定されると、仮登録中のカメラ玄関子機又は監視カメラのIPアドレス及びMACアドレスを通信相手先のアドレスとして本登録し、この本登録中のカメラ玄関子機又は監視カメラのIPアドレス及びMACアドレス宛に、同モニタ室内機との接続を可能にする接続登録要求を通知し、前記カメラ玄関子機は、モニタ室内機からの接続登録要求を受信すると、この接続登録要求に含まれるモニタ室内機に関わるIPアドレス及びMACアドレスを通信相手先のアドレスとして登録すると共に、前記監視カメラは、モニタ室内機からの接続登録要求を受信すると、この接続登録要求に含まれるモニタ室内機に関わるIPアドレス及びMACアドレスを通信相手先のアドレスとして登録するようにしたので、モニタ室内機、カメラ玄関子機及び監視カメラの使用者は、IPアドレスの割当付与に関わる作業負担を要することなく、設定手段の設定内容に基づき、モニタ室内機、カメラ玄関子機及び監視カメラ内に通信相手先のアドレスを登録することができるため、通信相手先アドレス登録に要する作業負担をも大幅に軽減することができる。
また、本願請求項13記載のドアホンシステムは、本願請求項12記載の構成に加えて、前記カメラ玄関子機は、前記IPネットワーク上に追加接続すべく、前記DHCPプロトコルを通じてIPアドレスが自動割当付与されると、このIPアドレスをターゲットアドレスとしたARP−Gをブロードキャスト送信する子機側ブロードキャスト送信手段と、この子機側ブロードキャスト送信手段にてARP−Gのブロードキャスト送信後、所定時間内に同ARP−Gに対する応答を検出したか否かを判定する子機側ARP−G応答判定手段と、この子機側ARP−G応答判定手段にてARP−Gに対する応答を検出したのでなければ、このカメラ玄関子機のMACアドレスに対応付けて自動割当付与されたIPアドレスを自己アドレスとして格納すると共に、前記子機側ARP−G応答判定手段にてARP−Gに対する応答を検出したのであれば、前記自動割当付与されたIPアドレスを破棄する子機側自己アドレス格納手段とを有し、前記監視カメラは、前記IPネットワーク上に追加接続すべく、前記DHCPプロトコルを通じてIPアドレスが自動割当付与されると、このIPアドレスをターゲットアドレスとしたARP−Gをブロードキャスト送信するカメラ側ブロードキャスト送信手段と、このカメラ側ブロードキャスト送信手段にてARP−Gのブロードキャスト送信後、所定時間内に同ARP−Gに対する応答を検出したか否かを判定するカメラ側ARP−G応答判定手段と、このカメラ側ARP−G応答判定手段にてARP−Gに対する応答を検出したのでなければ、この監視カメラのMACアドレスに対応付けて自動割当付与されたIPアドレスを自己アドレスとして格納すると共に、前記カメラ側ARP−G応答判定手段にてARP−Gに対する応答を検出したのであれば、前記自動割当付与されたIPアドレスを破棄するカメラ側自己アドレス格納手段とを有するようにした。
従って、本願請求項13記載のドアホンシステムによれば、本願請求項12記載の効果に加えて、前記カメラ玄関子機が、前記IPネットワーク上に追加接続すべく、DHCPプロトコルを通じてIPアドレスが自動割当付与されると、このIPアドレスをターゲットアドレスとしたARP−Gをブロードキャスト送信した後、所定時間内に同ARP−Gに対する応答を検出したのでなければ、このカメラ玄関子機のMACアドレスに対応付けて自動割当付与されたIPアドレスを自己アドレスとして格納すると共に、ARP−Gに対する応答を検出したのであれば、前記自動割当付与されたIPアドレスを破棄すると共に、前記監視カメラが、前記IPネットワーク上に追加接続すべく、DHCPプロトコルを通じてIPアドレスが自動割当付与されると、このIPアドレスをターゲットアドレスとしたARP−Gをブロードキャスト送信した後、所定時間内に同ARP−Gに対する応答を検出したのでなければ、この監視カメラのMACアドレスに対応付けて自動割当付与されたIPアドレスを自己アドレスとして格納すると共に、ARP−Gに対する応答を検出したのであれば、前記自動割当付与されたIPアドレスを破棄するようにしたので、カメラ玄関子機及び監視カメラでは、前記IPネットワーク上に追加接続すべく、DHCPプロトコルを通じてIPアドレスが自動割当付与されたとしても、IPネットワーク上のIPアドレスの重複設定を防止することができる。
また、本願請求項14記載のドアホンシステムは、本願請求項12又は13記載の構成に加えて、前記モニタ室内機は、前記カメラ玄関子機又は前記監視カメラからのARP−Gを検出すると、他の端末装置同士のユニキャスト通信を監視するプロミスキャストモードに設定するプロミスキャストモード設定手段を有し、このプロミスキャストモード中に、前記カメラ玄関子機又は前記監視カメラからのARP−Gに対する応答を検出すると、前記仮アドレス格納手段に仮登録中の前記カメラ玄関子機又は前記監視カメラのIPアドレス及びMACアドレスを破棄するようにした。
従って、本願請求項14記載のドアホンシステムによれば、本願請求項12又は13記載の効果に加えて、前記モニタ室内機が、前記カメラ玄関子機からのARP−Gを検出すると、他の端末装置同士のユニキャスト通信を監視するプロミスキャストモードに設定し、このプロミスキャストモード中に、カメラ玄関子機又は監視カメラからのARP−Gに対する応答を検出すると、前記仮アドレス格納手段に仮登録中のカメラ玄関子機又は監視カメラのIPアドレス及びMACアドレスを破棄するようにしたので、前記モニタ室内機では、前記カメラ玄関子機又は監視カメラからのARP−Gに対する応答を検出すると、このカメラ玄関子機又は監視カメラのIPアドレス重複設定であると判断し、同仮登録中のカメラ玄関子機又は監視カメラのIPアドレス及びMACアドレスを破棄することができる。
また、本願請求項15記載のドアホンシステムは、本願請求項12,13又は14記載の構成に加えて、前記モニタ室内機は、前記相手先アドレス格納手段に格納中の相手先のIPアドレス又はMACアドレスを使用して前記通信相手先のカメラ玄関子機又は監視カメラと通信接続すると共に、前記カメラ玄関子機は、前記子機側相手先アドレス格納手段に格納中の相手先のIPアドレス又はMACアドレスを使用して前記通信相手先のモニタ室内機と通信接続すると共に、前記監視カメラは、前記カメラ側相手先アドレス格納手段に格納中の相手先のIPアドレス又はMACアドレスを使用して前記通信相手先のモニタ室内機と通信接続するようにした。
従って、本願請求項15記載のドアホンシステムによれば、本願請求項12,13又は14記載の効果に加えて、前記モニタ室内機が、前記相手先アドレス格納手段に格納中の相手先のIPアドレス又はMACアドレスを使用して前記通信相手先の端末装置と通信接続すると共に、前記カメラ玄関子機は、前記子機側相手先アドレス格納手段に格納中の相手先のIPアドレス又はMACアドレスを使用して前記通信相手先であるモニタ室内機と通信接続すると共に、前記監視カメラは、前記カメラ側相手先アドレス格納手段に格納中の相手先のIPアドレス又はMACアドレスを使用して前記通信相手先であるモニタ室内機と通信接続するようにしたので、モニタ室内機では、アドレス入力操作を実行しなくても、カメラ玄関子機からの呼出及び映像は勿論のこと、監視カメラからの映像をも受信することができる。
また、本願請求項16記載のドアホンシステムは、本願請求項12,13,14又は15記載の構成に加えて、前記端末識別情報は、前記カメラ玄関子機又は前記監視カメラを識別する端末名称及び、このカメラ玄関子機又は監視カメラの機種内容に相当する端末種別で構成するようにした。
従って、本願請求項16記載のドアホンシステムによれば、本願請求項12、13,14又は15記載の効果に加えて、前記端末識別情報が、前記カメラ玄関子機又は前記監視カメラを識別する端末名称及び、このカメラ玄関子機又は監視カメラの機種内容に相当する端末種別で構成するようにしたので、モニタ室内機は、カメラ玄関子機又は監視カメラからの機種返信に含まれる機種内容に対応した端末名称又は端末種別に基づき前記端末識別情報が前記設定手段内にあるか否かを判定することができる。
また、本願請求項17記載のドアホンシステムは、本願請求項12,13,14,15又は16記載の構成に加えて、前記モニタ室内機は、前記設定手段にて設定した、前記端末識別情報毎に接続可否情報を識別表示する表示手段を備えたものである。
従って、本願請求項17記載のドアホンシステムによれば、本願請求項12,13,14,15又は16記載の効果に加えて、前記モニタ室内機は、前記設定手段にて設定した、前記端末識別情報毎に接続可否情報を識別表示する表示手段を備えるようにしたので、前記モニタ室内機の使用者は、表示手段の表示内容に基づき、前記端末識別情報毎の接続可否情報を認識することができる。
(実施の形態)
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を示すドアホンシステムについて説明する。図1は本実施の形態を示すドアホンシステム内部の概略構成を示すブロック図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を示すドアホンシステムについて説明する。図1は本実施の形態を示すドアホンシステム内部の概略構成を示すブロック図である。
図1に示すドアホンシステム1は、例えば2世帯住宅のドアホンシステムに相当し、各宅内に夫々配置されたモニタ室内機2と、各宅の玄関に夫々配置されたカメラ玄関子機3と、一方の宅の所定箇所付近に配置された1台の監視カメラ4と、これら2台のモニタ室内機2、2台のカメラ玄関子機3及び1台の監視カメラ4を接続する宅内LAN5と、この宅内LAN5と外部WAN6とを接続するルータ7とを有し、ルータ7は、その内部のDHCPサーバ機能を使用してモニタ室内機2、カメラ玄関子機3及び監視カメラ4にIPアドレスを自動的に割当付与するものである。
図2はモニタ室内機2内部の概略構成を示すブロック図である。
図2に示すモニタ室内機2は、宅内LAN5との通信インタフェースを司るLAN通信インタフェース11と、カメラ玄関子機3とのドアホン通話を実行するマイク/スピーカ部12と、様々な指令を入力する操作部13と、映像等の情報を画面表示する表示部14と、この表示部14を制御する表示制御部15と、マイク/スピーカ部12及び表示制御部15を通じて通話音声及び映像を復調又は変調処理を施す音声/画像処理部16と、自己のアドレスを格納した自己アドレス格納部17と、通信相手先のアドレスを仮登録する仮アドレス格納部18と、通信相手先のアドレスを本登録する相手先アドレス格納部19と、このモニタ室内機2との接続可否を識別する接続可否情報を設定管理する設定管理テーブル20と、このモニタ室内機2全体を制御する制御部21とを有している。
LAN通信インタフェース11は、宅内LAN5を通じてルータ7のDHCP通信サーバ機能との通信インタフェースを司るDHCPクライアント通信インタフェース11Aと、宅内LAN5を通じてARPパケット等のARP通信のインタフェースを司るARP通信インタフェース11Bとを有している。
DHCPクライアント通信インタフェース11Aは、ルータ7のDHCP通信サーバ機能に対してIPアドレスの割当付与を要求するアドレス割当要求をルータ7に通知し、このアドレス割当要求に対して、ルータ7から新IPアドレスを取得するものである。
ARP通信インタフェース11Bは、通常のARPやARP応答の他に、自分のIPアドレスの重複設定を回避するために自分のIPアドレスをターゲットアドレスとしたARP要求、すなわちARP−Gを実行するARP−G機能を備えているものである。
自己アドレス格納部17は、自端末であるモニタ室内機2の機種内容を示す端末種別17Aと、自端末であるモニタ室内機2のMACアドレス17Bと、自端末であるモニタ室内機2のIPアドレス17Cとを格納している。尚、端末種別17A及びMACアドレス17Bはモニタ室内機固有のものであるため、製品出荷時に設定されているものであるが、IPアドレス17Cはルータ7内のDHCPサーバ機能にて自動割当付与されたIPアドレスに相当するものである。
設定管理テーブル20は、自端末であるモニタ室内機2に接続する、例えばカメラ玄関子機3や監視カメラ4等の端末を識別する端末名称20Aと、この端末の機種内容を示す端末種別20Bと、この端末が自端末であるモニタ室内機2への接続可否を設定する接続可否20Cとを設定管理している。
例えば図1に示すようにモニタ室内機“A”がカメラ玄関子機“B”及び監視カメラ“A”と通信接続し、モニタ室内機“B”がカメラ玄関子機“A”と通信接続するように設定する場合、モニタ室内機“A”の設定管理テーブル20では、カメラ玄関子機“B”及び監視カメラ“A”の接続可否20Cを接続可、すなわち“○”、カメラ玄関子機“A”及び監視カメラ“B”の接続可否20Cを接続不可、すなわち“×”に設定するものである。尚、モニタ室内機2の使用者は、操作部13を通じて設定画面上で端末名称20A、端末種別20Bや接続可否20Cを設定変更することができるものである。
相手先アドレス格納部19は、自端末であるモニタ室内機2が通信する通信相手先の端末名称19Aと、同通信相手先の機種内容を示す端末種別19Bと、同通信相手先のMACアドレス19Cと、同通信相手先のIPアドレス19Dとを本登録するものである。
仮アドレス格納部18は、相手先アドレス格納部19に本登録する前に、通信相手先のMACアドレス18A及びIPアドレス18Bを仮登録するものである。
制御部21は、自己アドレス格納部17、仮アドレス格納部18、相手先アドレス格納部19及び設定管理テーブル20を制御する管理制御部31と、DHCPプロトコルで割当付与された自分のIPアドレスの重複設定を防止するために、ARP通信インタフェース11Bを通じて自分のIPアドレスをターゲットアドレスとしたARP−Gをブロードキャスト送信後、所定時間内にARP−Gに対する応答を検出したか否かを判定するARP−G応答判定部32と、ARP通信インタフェース11Bを通じて宅内LAN5上で自端末以外の他の端末からARP−Gを検出すると、LAN通信インタフェース11を通じてARP−Gに関わる端末に対して機種内容を要求する機種要求を通知する機種要求通知部33と、LAN通信インタフェース11を通じて、この機種要求に対する機種返信を同端末装置から受信すると、この機種返信に含まれる同端末装置の機種内容が設定管理テーブル20内にあるか否かを判定する機種有無判定部34と、この機種有無判定部34にて同端末装置の機種内容が設定管理テーブル20内にあると判定されると、同端末装置が自端末であるモニタ室内機2に接続可能であるか否かを判定する接続可否判定部35と、この接続可否判定部35にて同端末装置が自端末であるモニタ室内機2に接続可能であると判定されると、LAN通信インタフェース11を通じて、同端末装置に対して接続登録要求を通知する接続登録要求通知部36とを有している。
管理制御部31は、ARP−G応答判定部32にて自分のIPアドレスをターゲットアドレスとしたARP−Gに対する応答を所定時間内に検出しなかったと判定されると、同IPアドレスを自己のIPアドレスとして自己アドレス格納部17に格納すると共に、ARP−G応答判定部32にて自分のIPアドレスをターゲットアドレスとしたARP−Gに対する応答を所定時間内に検出したと判定されると、同IPアドレスが重複設定されているものと判断し、再度、ルータ7内のDHCPサーバ機能に対するIPアドレス割当要求を指示するものである。
また、管理制御部31は、ARP通信インタフェース11Bを通じて宅内LAN5上で自端末以外の他の端末からのARP−Gを検出すると、このARP−Gに含まれる相手先端末のIPアドレス及びMACアドレスを読み出し、この読み出した相手先端末のIPアドレス及びMACアドレスを仮アドレス格納部18に仮登録するものである。
機種要求通知部33は、他の端末からのARP−Gを検出すると、所定時間後に、仮アドレス格納部18に仮登録中の他の端末(相手先端末)のIPアドレス及びMACアドレス宛に、機種内容を要求する機種要求をユニキャスト通信で通知するものである。
機種有無判定部34は、LAN通信インタフェース11を通じて相手先端末から機種要求に対する機種返信を受信すると、この機種返信に含まれる機種内容に対応した端末名称20A又は端末種別20Bが設定管理テーブル20内にあるか否かを判定するものである。
接続可否判定部35は、機種有無判定部34にて相手先端末の機種内容に対応した端末名称20A又は端末種別20Bが設定管理テーブル20内にあると判定されると、相手先端末の機種内容に対応した端末名称20A又は端末種別20Bの接続可否20Cに基づき、相手先端末が自端末であるモニタ室内機2に接続可能であるか否かを判定するものである。
管理制御部31は、接続可否判定部35にて相手先端末が自端末であるモニタ室内機2に接続可能であると判定されると、仮アドレス格納部18に仮登録中の相手先端末のIPアドレス及びMACアドレスを、相手先端末の端末名称20A及び端末種別20Bに対応付けて同IPアドレス及びMACアドレスを相手先アドレス格納部19に本登録すると共に、接続登録要求通知部36を通じて、相手先アドレス格納部19に本登録した相手先端末のIPアドレス又はMACアドレス宛に接続登録要求をユニキャスト通信で通知するものである。
管理制御部31は、機種有無判定部34にて相手先端末の機種内容が設定管理テーブル20内にないと判定されると、又は接続可否判定部35にて相手先端末が自端末であるモニタ室内機2に接続可能でないと判定されると、仮アドレス格納部18に仮登録中の相手先端末のIPアドレス及びMACアドレスを破棄するものである。
図3はルータ7内部の概略構成を示すブロック図である。
図3に示すルータ7は、宅内LAN5との通信インタフェースを司るルータ側LAN通信インタフェース41と、外部WAN6との通信インタフェースを司るWAN通信インタフェース42と、自端末であるルータ7のIPアドレス及びMACアドレスを格納したルータ側自己アドレス格納部43と、DHCPプロトコルで自動割当付与する複数のIPアドレスを格納したIPアドレス格納部44と、DHCPプロトコルで自動割当付与したIPアドレス45A、同IPアドレスを割当付与した端末のMACアドレス45B、同IPアドレスの有効期間45C及び使用状態45Dを管理するDHCP管理テーブル45と、このルータ7全体を制御するルータ側制御部46とを有している。
ルータ側LAN通信インタフェース41は、宅内LAN5上の端末内部のDHCPクライアント通信機能との通信インタフェースを司るDHCPサーバ通信インタフェース41Aを有している。
ルータ側制御部46は、DHCPサーバ通信インタフェース41Aを通じて宅内LAN5上の端末からIPアドレス割当要求を受信すると、IPアドレス格納部44から同端末の新IPアドレスを自動選択し、この自動選択した新IPアドレスを、DHCPサーバ通信インタフェース41を通じて同端末に通知すると共に、同端末のIPアドレス、MACアドレス、有効期間及び使用状態をDHCP管理テーブル45内に管理するものである。
図4はカメラ玄関子機3内部の概略構成を示すブロック図である。
図4に示すカメラ玄関子機3は、宅内LAN5との通信インタフェースを司る子機側LAN通信インタフェース51と、例えばモニタ室内機2とのドアホン通話を実行する子機側マイク/スピーカ部52と、モニタ室内機2の呼出を指示する呼出ボタン53と、例えば呼出ボタン53のボタン操作に応じて来訪者の映像を撮像開始するCCDカメラ54と、子機側マイク/スピーカ部52の通話音声信号、呼出ボタン53の呼出信号及びCCDカメラ54の映像信号等を復調又は変調処理を施す子機側音声/画像処理部55と、自己のアドレスを格納した子機側自己アドレス格納部56と、自端末であるカメラ玄関子機3の通信相手先のアドレスを登録した子機側相手先アドレス格納部57と、カメラ玄関子機3全体を制御する子機側制御部58とを有している。
子機側LAN通信インタフェース51は、宅内LAN5を通じてルータ7のDHCP通信サーバ機能との通信インタフェースを司る子機側DHCPクライアント通信インタフェース51Aと、宅内LAN5を通じてARPパケット等のARP通信のインタフェースを司る子機側ARP通信インタフェース51Bとを有している。
子機側DHCPクライアント通信インタフェース51Aは、ルータ7内部のDHCP通信サーバ機能に対してアドレス割当要求を通知し、ルータ7から新IPアドレスを取得するものである。
子機側ARP通信インタフェース51Bは、通常のARPやARP応答の他に、自分のIPアドレスの重複設定を回避するために自分のIPアドレスをターゲットアドレスとしたARP要求、すなわちARP−Gをブロードキャスト送信するARP−G機能を備えているものである。
子機側自己アドレス格納部56は、自端末であるカメラ玄関子機3の機種内容を示す端末種別56Aと、自端末であるカメラ玄関子機3のMACアドレス56Bと、自端末であるカメラ玄関子機3のIPアドレス56Cとを格納している。尚、端末種別56A及びMACアドレス56Bはカメラ玄関子機固有のものであるため、製品出荷時に設定されているものであるが、IPアドレス56Cはルータ7内のDHCP通信サーバ機能にて自動割当付与されたIPアドレスに相当するものである。
子機側相手先アドレス格納部57は、自端末であるカメラ玄関子機3が通信する通信相手先のMACアドレス57Aと、同通信相手先のIPアドレス57Bとを登録するものである。
子機側制御部58は、子機側自己アドレス格納部56及び子機側相手先アドレス格納部57を制御する子機側管理制御部58Aと、DHCPプロトコルで割当付与された自分のIPアドレスをターゲットアドレスとしたARP−Gをブロードキャスト送信後、所定時間内にARP−Gに対する応答を検出したか否かを判定する子機側ARP−G応答判定部58Bと、子機側LAN通信インタフェース51を通じて、例えばモニタ室内機2からの機種要求を受信すると、この機種要求に含まれるモニタ室内機2のIPアドレス及びMACアドレス宛に、子機側自己アドレス格納部56に格納した自端末の端末種別を含む機種返信をユニキャスト通信で通知する子機側機種返信部58Cとを有している。
子機側管理制御部58Aは、子機側ARP−G応答判定部58Bにて自分のIPアドレスをターゲットアドレスとしたARP−Gに対する応答を所定時間内に検出しなかったと判定されると、同IPアドレスを自己のIPアドレスとして子機側自己アドレス格納部56に格納すると共に、子機側ARP−G応答判定部58Bにて自分のIPアドレスをターゲットアドレスとしたARP−Gに対する応答を所定時間内に検出したと判定されると、同IPアドレスが重複設定されているものと判断し、再度、ルータ7内のDHCPサーバ機能に対するIPアドレス割当要求を指示するものである。
また、子機側機種返信部58Cは、子機側LAN通信インタフェース51を通じて、例えばモニタ室内機2からの機種要求を受信すると、子機側自己アドレス格納部56に格納した端末種別を読み出し、この端末種別を含む機種返信を、機種要求に含まれるモニタ室内機2のIPアドレス及びMACアドレス宛に、子機側LAN通信インタフェース51を通じてユニキャスト通信で通知するものである。
また、子機側管理制御部58Aは、子機側LAN通信インタフェース51を通じて、例えばモニタ室内機2からの接続登録要求を受信すると、この接続登録要求に含まれるモニタ室内機2のIPアドレス及びMACアドレスを通信相手先アドレスとして子機側相手先アドレス格納部57に格納するものである。
図5は監視カメラ4内部の概略構成を示すブロック図である。
図5に示す監視カメラ4は、宅内LAN5との通信インタフェースを司るカメラ側LAN通信インタフェース61と、所定箇所の状態を撮像するCCDカメラ62と、このCCDカメラ62の映像信号を変調する画像処理部63と、自端末である監視カメラ4の自己アドレスを格納したカメラ側自己アドレス格納部64と、自端末である監視カメラ4の通信相手先のアドレスを登録したカメラ側相手先アドレス格納部65と、この監視カメラ4全体を制御するカメラ側制御部66とを有している。
カメラ側LAN通信インタフェース61は、宅内LAN5を通じてルータ7のDHCP通信サーバ機能との通信インタフェースを司るカメラ側DHCPクライアント通信インタフェース61Aと、宅内LAN5を通じてARPパケット等のARP通信のインタフェースを司るカメラ側ARP通信インタフェース61Bとを有している。
カメラ側DHCPクライアント通信インタフェース61Aは、ルータ7のDHCP通信サーバ機能に対してIPアドレス割当要求を通知し、DHCP通信サーバ機能から新IPアドレスを取得するものである。
カメラ側ARP通信インタフェース61Bは、通常のARPやARP応答の他に、自分のIPアドレスの重複設定を回避するために自分のIPアドレスをターゲットアドレスとしたARP要求、すなわちARP−Gをブロードキャスト送信するARP−G機能を備えているものである。
カメラ側自己アドレス格納部64は、自端末である監視カメラ4の機種内容を示す端末種別64Aと、自端末である監視カメラ4のMACアドレス64Bと、自端末である監視カメラ4のIPアドレス64Cとを格納している。尚、端末種別64A及びMACアドレス64Bは監視カメラ固有のものであるため、製品出荷時に設定されているものであるが、IPアドレス64Cはルータ7内のDHCPサーバ機能にて自動割当付与されたIPアドレスに相当するものである。
カメラ側相手先アドレス格納部65は、自端末である監視カメラ4が通信する通信相手先のMACアドレス65Aと、同通信相手先のIPアドレス65Bとを登録するものである。
カメラ側制御部66は、カメラ側自己アドレス格納部64及びカメラ側相手先アドレス格納部65を制御するカメラ側管理制御部66Aと、DHCPプロトコルで割当付与された自分のIPアドレスをターゲットアドレスとしたARP−Gをブロードキャスト送信後、所定時間内にARP−Gに対する応答を検出したか否かを判定するカメラ側ARP−G応答判定部66Bと、カメラ側LAN通信インタフェース61を通じて、例えばモニタ室内機2からの機種要求を受信すると、この機種要求に含まれるモニタ室内機2のIPアドレス及びMACアドレス宛に、カメラ側自己アドレス格納部64に格納した自端末の端末種別を含む機種返信をユニキャスト通信で通知するカメラ側機種返信部66Cとを有している。
カメラ側管理制御部66Aは、カメラ側ARP−G応答判定部66Bにて自分のIPアドレスをターゲットアドレスとしたARP−Gに対する応答を所定時間内に検出しなかったと判定されると、同IPアドレスを自己のIPアドレスとしてカメラ側自己アドレス格納部64に格納すると共に、カメラ側ARP−G応答判定部66Bにて自分のIPアドレスをターゲットアドレスとしたARP−Gに対する応答を所定時間内に検出したと判定されると、同IPアドレスが重複設定されているものと判断し、再度、ルータ7内のDHCP通信サーバ機能に対するIPアドレス割当要求を指示するものである。
また、カメラ側機種返信部66Cは、カメラ側LAN通信インタフェース61を通じて、例えばモニタ室内機2からの機種要求を受信すると、カメラ側自己アドレス格納部64に格納した端末種別を読み出し、この端末種別を含む機種返信を、機種要求に含まれるモニタ室内機2のIPアドレス及びMACアドレス宛に、カメラ側LAN通信インタフェース61を通じてユニキャスト通信で通知するものである。
また、カメラ側管理制御部66Aは、カメラ側LAN通信インタフェース61を通じて、例えばモニタ室内機2からの接続登録要求を受信すると、この接続登録要求に含まれるモニタ室内機2のIPアドレス及びMACアドレスを通信相手先アドレスとしてカメラ側相手先アドレス格納部65に格納するものである。
尚、請求項記載の通信システムはドアホンシステム1、IPネットワークは宅内LAN5、端末装置はモニタ室内機2、カメラ玄関子機3及び監視カメラ4、特定の端末装置はモニタ室内機2、追加接続端末装置はカメラ玄関子機3及び監視カメラ4、設定手段は設定管理テーブル20、仮アドレス格納手段は仮アドレス格納部18、機種要求通知手段は機種要求通知部33、機種有無判定手段は機種有無判定部34、接続可否判定手段は接続可否判定部35、相手先アドレス格納手段は相手先アドレス格納部19、接続登録要求通知手段は接続登録要求通知部36、追加接続端末装置側相手先アドレス格納手段は子機側相手先アドレス格納部57及びカメラ側相手先アドレス格納部65、ブロードキャスト送信手段はARP通信インタフェース11B、子機側ARP通信インタフェース51B及びカメラ側ARP通信インタフェース61B、ARP−G応答判定手段はARP−G応答判定部32、子機側ARP−G応答判定部58B及びカメラ側ARP−G応答判定部66B、自己アドレス格納手段は自己アドレス格納部17、子機側自己アドレス格納部56及びカメラ側自己アドレス格納部64、子機側相手先アドレス格納手段は子機側相手先アドレス格納部57、子機側ブロードキャスト送信手段は子機側ARP通信インタフェース51B、子機側ARP−G応答判定手段は子機側ARP−G応答判定部58B、子機側自己アドレス格納手段は子機側自己アドレス格納部56、カメラ側ブロードキャスト送信手段はカメラ側ARP通信インタフェース61B、カメラ側ARP−G応答判定手段はカメラ側ARP−G応答判定部66B、カメラ側自己アドレス格納手段はカメラ側自己アドレス格納部64、表示手段は表示部14に相当するものである。
次に本実施の形態を示すドアホンシステム1の動作について説明する。図6は本実施の形態に関わるIPアドレス自動割当付与処理に関わるルータ7、モニタ室内機2、カメラ玄関子機3及び監視カメラ4間の処理動作を端的に示すシーケンス図である。
図6に示すIPアドレス自動割当付与処理は、ルータ7に対するIPアドレス割当要求に応じて、宅内LAN5上のモニタ室内機2、カメラ玄関子機3及び監視カメラ4に対してIPアドレスを自動的に割当付与する処理である。
図6においてモニタ室内機2は、自端末の電源ONを検出すると(ステップS11)、初期設定動作を実行し(ステップS12)、DHCPクライアント通信インタフェース11Aを通じて、宅内LAN5経由でIPアドレス割当要求をルータ7に通知する(ステップS13)。
ルータ7内のルータ側制御部46は、DHCPサーバ通信インタフェース41Aを通じてモニタ室内機2からのIPアドレス割当要求を受信すると、DHCP管理テーブル45のテーブル内容に基づき、IPアドレス格納部44から未使用中の新IPアドレスを選択し(ステップS14)、この選択した新IPアドレスを、DHCPサーバ通信インタフェース41Aを通じてモニタ室内機2に通知すると共に(ステップS15)、同IPアドレスの使用状態を更新すべく、DHCP管理テーブル45を更新する(ステップS16)。
モニタ室内機2は、新IPアドレスを受信すると、この新IPアドレスが宅内LAN5上での重複設定を防止すべく、後述するアドレス重複設定防止処理に関わる処理動作を実行する(ステップS17)。
モニタ室内機2内の管理制御部31は、ステップS17のアドレス重複設定防止処理を実行した後、重複設定なしの新IPアドレスを自端末であるモニタ室内機2のIPアドレスとして自己アドレス格納部17に格納する(ステップS18)。その結果、モニタ室内機2は、自己のIPアドレスを確定したことになる。
次にカメラ玄関子機3は、自端末の電源ONを検出すると(ステップS19)、初期設定動作を実行し(ステップS20)、子機側DHCPクライアント通信インタフェース51Aを通じて、宅内LAN5経由でIPアドレス割当要求をルータ7に通知する(ステップS21)。
ルータ7内のルータ側制御部46は、DHCPサーバ通信インタフェース41Aを通じてモニタ室内機2からのIPアドレス割当要求を受信すると、DHCP管理テーブル45のテーブル内容に基づき、IPアドレス格納部44から未使用中の新IPアドレスを選択し(ステップS22)、この選択した新IPアドレスを、DHCPサーバ通信インタフェース41Aを通じてカメラ玄関子機3に通知すると共に(ステップS23)、同IPアドレスの使用状態を更新すべく、DHCP管理テーブル45を更新する(ステップS24)。
カメラ玄関子機3は、新IPアドレスを受信すると、このIPアドレスが宅内LAN5上での重複設定を防止すべく、後述するアドレス重複設定防止処理に関わる処理動作を実行する(ステップS25)。
カメラ玄関子機3内の子機側管理制御部58Aは、ステップS25のアドレス重複設定防止処理を実行した後、重複設定なしの新IPアドレスを自端末であるカメラ玄関子機3のIPアドレスとして子機側自己アドレス格納部56に格納する(ステップS26)。その結果、カメラ玄関子機3は、自己のIPアドレスを登録したことになる。
次に監視カメラ4は、自端末の電源ONを検出すると(ステップS27)、初期設定動作を実行し(ステップS28)、カメラ側DHCPクライアント通信インタフェース61Aを通じて、宅内LAN5経由でIPアドレス割当要求をルータ7に通知する(ステップS29)。
ルータ7内のルータ側制御部46は、DHCPサーバ通信インタフェース41Aを通じて監視カメラ4からのIPアドレス割当要求を受信すると、DHCP管理テーブル45のテーブル内容に基づき、IPアドレス格納部44から未使用中の新IPアドレスを選択し(ステップS30)、この選択した新IPアドレスを、DHCPサーバ通信インタフェース41Aを通じてカメラ玄関子機3に通知すると共に(ステップS31)、同IPアドレスの使用状態を更新すべく、DHCP管理テーブル45を更新する(ステップS32)。
監視カメラ4は、新IPアドレスを受信すると、このIPアドレスが宅内LAN5上での重複設定を防止すべく、後述するアドレス重複設定防止処理に関わる処理動作を実行する(ステップS33)。
監視カメラ4内のカメラ側管理制御部66Aは、ステップS33のアドレス重複設定防止処理を実行した後、重複設定なしの新IPアドレスを自端末である監視カメラ4のIPアドレスとしてカメラ側自己アドレス格納部64に格納する(ステップS34)。その結果、監視カメラ4は、自己のIPアドレスを登録したことになる。
図6に示すIPアドレス自動割当付与処理によれば、ルータ7のDHCPプロトコルを使用して宅内LAN5上のモニタ室内機2、カメラ玄関子機3及び監視カメラ4に順次IPアドレスを割当付与すると共に、割当られたモニタ室内機2、カメラ玄関子機3及び監視カメラ4では、IPアドレス重複設定防止処理を実行するようにしたので、面倒な作業を要することなく、宅内LAN5上のモニタ室内機2、カメラ玄関子機3及び監視カメラ4にIPアドレスを割当付与することができる。
次に図6に示すステップS17、ステップS25及びステップS33のアドレス重複設定防止処理に関わる処理動作について説明する。図7はステップS17のアドレス重複設定防止処理に関わるモニタ室内機2の処理動作を示すフロー図である。尚、ステップS25のアドレス重複設定防止処理はカメラ玄関子機3、ステップS33のアドレス重複防止設定処理は監視カメラ4の処理であるが、その主な処理動作は同じであることから、その重複する説明については省略する。
図7に示すアドレス重複設定防止処理とは、ルータ7側のDHCPプロトコルを使用してIPアドレスをモニタ室内機2、カメラ玄関子機3及び監視カメラ4に順次割当付与した場合、宅内LAN5上のIPアドレス重複設定発生を防止するための処理である。
図7においてモニタ室内機2の管理制御部31は、DHCPクライアント通信インタフェース11Aを通じてルータ7からIPアドレスを取得したか否かを判定する(ステップS41)。
制御部21は、IPアドレスを取得したと判定されると、ARP通信インタフェース11Bを通じて、このIPアドレスをターゲットアドレスとしたARP−Gを宅内LAN5上にブロードキャスト送信し(ステップS42)、このARP−Gのブローキャスト送信後、所定時間タイマのタイマ動作を開始する(ステップS43)。
制御部21内のARP−G応答判定部32は、ARP通信インタフェース11Bを通じて、同ARP−Gに対する応答を検出したか否かを判定する(ステップS44)。
制御部21内の管理制御部31は、ARP−G応答判定部32にてARP−Gに対する応答を検出したのでなければ、ステップS43にて開始した所定時間タイマがタイムアップしたか否かを判定する(ステップS45)。
管理制御部31は、所定時間タイマがタイムアップしたのであれば、自端末のIPアドレスをターゲットアドレスとしたARP−Gに対する応答がなく、宅内LAN5上に同一IPアドレスが重複設定されていないものと判断し、この処理動作を終了する。
また、管理制御部31は、ステップS45にて所定時間タイマがタイムアップしたのでなければ、ARP−Gに対する応答を検出したか否かを継続監視すべく、ステップS44に移行する。
管理制御部31は、ステップS44にてARP−Gに対する応答を検出したのであれば、宅内LAN5上に同一IPアドレスが重複設定されているものと判断し、DHCPクライアント通信インタフェース11Aを通じて、付与された新IPアドレスをルータ7に返却すべく、IPアドレス返却通知をルータ7に通知すると共に(ステップS46)、新たなIPアドレスの割当付与を要求すべく、IPアドレス割当要求をルータ7に通知し(ステップS47)、ルータ7から新たなIPアドレスを取得したか否かを監視すべく、ステップS41に移行する。
制御部21は、ステップS41にてルータ7から新IPアドレスを所定時間内に取得したのでなければ、この処理動作を終了する。
尚、図7を使用してステップS17のアドレス重複設定防止処理について説明したが、ステップS25のアドレス重複設定防止処理の場合、モニタ室内機2はカメラ玄関子機2、管理制御部31は子機側管理制御部58A、制御部21は子機側制御部58、ARP−G応答判定部32は子機側ARP−G応答判定部58B、DHCPクライアント通信インタフェース11Aは子機側クライアント通信インタフェース51Aに読み替え、ステップS33のアドレス重複設定防止処理の場合、モニタ室内機2は監視カメラ4、管理制御部31はカメラ側管理制御部66A、制御部21はカメラ側制御部66、ARP−G応答判定部32はカメラ側ARP−G応答判定部66B、DHCPクライアント通信インタフェース11Aはカメラ側DHCPクライアント通信インタフェース61Aに読み替え、その重複する説明については省略する。
次にIPアドレス割当付与後にモニタ室内機2、カメラ玄関子機3及び監視カメラ4内に通信相手先のアドレスを登録するまでのアドレス登録処理に関わるモニタ室内機2、カメラ玄関子機3及び監視カメラ4の処理動作について説明する。図8はアドレス登録処理に関わるモニタ室内機2、カメラ玄関子機3及び監視カメラ4の処理動作を示すシーケンス図である。
図8に示すアドレス登録処理とは、IPアドレス自動割当付与後に、モニタ室内機2、カメラ玄関子機3及び監視カメラ4内部に通信相手先のアドレスを登録する処理である。
図8においてモニタ室内機2内部の管理制御部31は、ARP通信インタフェース11Bを通じて、例えばカメラ玄関子機3からブロードキャスト送信されたARP−Gを検出すると(ステップS51)、このARP−Gに含まれるIPアドレス及びMACアドレスを取得し、この取得したIPアドレス及びMACアドレスを仮アドレス格納部18に仮登録する(ステップS52)。尚、ステップS51のARP−Gは、カメラ玄関子機3のアドレス重複設定防止処理で使用するARP−Gに相当するものである。
機種要求通知部33は、IPアドレス及びMACアドレスを仮アドレス格納部18に仮登録すると、この仮アドレス格納部18に仮登録中のIPアドレス及びMACアドレス宛に、LAN通信インタフェース11を通じて、機種内容を要求する機種要求をユニキャスト通信で通知する(ステップS53)。
カメラ玄関子機3の子機側管理制御部58Aは、子機側LAN通信インタフェース51を通じて、モニタ室内機2からの機種要求を受信すると、この機種要求に対して自端末であるカメラ玄関子機3の端末種別を子機側自己アドレス格納部56から読み出し、この端末種別を含む機種返信を、機種要求に含まれるIPアドレス及びMACアドレスのモニタ室内機2にユニキャスト通信で通知する(ステップS54)。
モニタ室内機2の制御部は、LAN通信インタフェース11を通じて機種返信を受信すると、この機種返信に含まれる端末種別に基づき、図9に示す相手先アドレス登録処理を実行する(ステップS55)。
図9はモニタ室内機2の相手先アドレス登録処理に関わる制御部21の処理動作を示すフロー図である。
図9に示す相手先アドレス登録処理は、機種返信に応じて相手先端末の機種内容に応じて、仮アドレス格納部18に仮登録中の相手先のIPアドレス及びMACアドレスを相手先アドレス格納部19に本登録する処理である。
図9においてモニタ室内機2の管理制御部31は、ステップS53にて機種要求を通知した後、LAN通信インタフェース11を通じて、所定時間内に機種返信を受信したか否かを判定する(ステップS71)。
管理制御部31は、所定時間内に機種返信を受信した場合、機種返信に含まれる機種内容に対応した端末名称20Aが設定管理テーブル20内にあるか否かを判定する(ステップS72)。
管理制御部31は、機種返信に含まれる機種内容に対応した端末名称20Aが設定管理テーブル20内にあると判定されると、同端末名称20Aに対応した接続可否20Cに基づき、同端末名称20Aに対応する端末がモニタ室内機2に接続可能“○”であるか否かを判定する(ステップS73)。
管理制御部31は、同端末名称20Aに対応した端末がモニタ室内機2に接続可能であると判定されると、同端末のアドレス、すなわち仮アドレス格納部18に仮登録中のIPアドレス及びMACアドレスを通信相手先として相手先アドレス格納部19に本登録する(ステップS74)。
接続登録要求通知部36は、通信相手先の端末のIPアドレス及びMACアドレスを相手先アドレス格納部19に本登録すると、この本登録した端末のIPアドレス又はMACアドレス宛に接続登録要求をユニキャスト通信で通知し(ステップS75)、この処理動作を終了する。
また、管理制御部31は、ステップS71にて所定時間内に機種返信を受信したのでなければ、又はステップS72にて機種返信に含まれる機種内容に対応した端末名称20Aが設定管理テーブル20内にないと判定されると、又はステップS73にて同端末名称20Aに対応する端末がモニタ室内機2に接続可能でないと判定されると、同端末のアドレス、すなわち仮アドレス格納部18に仮登録中のIPアドレス及びMACアドレスを破棄し(ステップS76)、この処理動作を終了する。
図9に示す相手先アドレス登録処理によれば、相手先端末からの機種返信に含まれる機種内容に対応した端末名称20Aが設定管理テーブル20内にあり、かつ同端末名称20Aに対応した端末の接続可否20Cに基づき、同端末がモニタ室内機2に接続可能であると判定されると、この端末のアドレス、すなわち仮アドレス格納部18に仮登録中のIPアドレス及びMACアドレスを通信相手先アドレスとして相手先アドレス格納部19に本登録するようにしたので、モニタ室内機2では、通信相手先の端末のIPアドレス及びMACアドレスを登録することができる。
また、相手先アドレス登録処理によれば、所定時間内に相手先端末から機種返信を受信しなかった場合、機種返信に含まれる機種内容に対応した端末名称20Aが設定管理テーブル20になかった場合、又は端末名称20Aに対応した端末がモニタ室内機2に接続可能でないと判定された場合、仮アドレス格納部18に仮登録中のIPアドレス及びMACアドレスを破棄するようにしたので、モニタ室内機2では、設定管理テーブル20に設定済みの端末だけを通信相手先として同端末のIPアドレス及びMACアドレスを登録することができる。
図8に示すモニタ室内機2の制御部21は、このようにステップS55の相手先アドレス登録処理を実行して、相手先、すなわちカメラ玄関子機3のIPアドレス及びMACアドレスを相手先アドレス格納部19に本登録することになる。
また、カメラ玄関子機3の子機側管理制御部58Aは、子機側LAN通信インタフェース51を通じてモニタ室内機2からの接続登録要求を受信すると、図10に示す子機側相手先アドレス登録処理を実行する(ステップS56)。
図10はカメラ玄関子機3の子機側相手先アドレス登録処理に関わる子機側管理制御部58A内部の処理動作を示すフロー図である。
図10に示す子機側相手先アドレス登録処理は、モニタ室内機2からの接続登録要求を受信すると、この接続登録要求に含まれるIPアドレス及びMACアドレスを子機側相手先アドレス格納部57に登録する処理である。
図10においてカメラ玄関子機3の子機側管理制御部58Aは、機種返信から所定時間内に、子機側LAN通信インタフェース51を通じてモニタ室内機2から接続登録要求を受信したか否かを判定する(ステップS81)。
子機側管理制御部58Aは、モニタ室内機2から接続登録要求を受信したと判定されると、接続登録要求に含まれるIPアドレス及びMACアドレス、すなわちモニタ室内機2のアドレスを、通信相手先のアドレスとして子機側相手先アドレス格納部57に登録し(ステップS82)、この処理動作を終了する。
図10に示す子機側相手先アドレス登録処理によれば、モニタ室内機2からの接続登録要求を受信した場合、接続登録要求に含まれるモニタ室内機2のIPアドレス及びMACアドレスを通信相手先のアドレスとして子機側相手先アドレス格納部57に登録するようにしたので、カメラ玄関子機3では、通信相手先としてモニタ室内機2のIPアドレス及びMACアドレスを登録することができる。
また、図8に示すカメラ玄関子機3の子機側管理制御部58Aは、ステップS56の子機側相手先アドレス登録処理を実行して、相手先、すなわちモニタ室内機2のIPアドレス及びMACアドレスを子機側相手先アドレス格納部57に登録することになる。
また、モニタ室内機2の管理制御部31は、ARP通信インタフェース11Bを通じて、例えば監視カメラ4からブロードキャスト送信されたARP−Gを検出すると(ステップS57)、このARP−Gに含まれるIPアドレス及びMACアドレスを取得し、この取得したIPアドレス及びMACアドレスを仮アドレス格納部18に仮登録する(ステップS58)。尚、ステップS57のARP−Gは、監視カメラ4のアドレス重複設定防止処理で使用するARP−Gに相当するものである。
機種要求通知部33は、IPアドレス及びMACアドレスを仮アドレス格納部18に仮登録すると、この仮アドレス格納部18に仮登録中のIPアドレス及びMACアドレス宛に、LAN通信インタフェース11を通じて、機種内容を要求する機種要求をユニキャスト通信で通知する(ステップS59)。
監視カメラ4の子機側管理制御部58Aは、カメラ側LAN通信インタフェース61を通じて、モニタ室内機2からの機種要求を受信すると、この機種要求に対して自端末である監視カメラ4の端末種別をカメラ側自己アドレス格納部64から読み出し、この端末種別を含む機種返信を、機種要求に含まれるIPアドレス及びMACアドレスのモニタ室内機2にユニキャスト通信で通知する(ステップS60)。
モニタ室内機2の制御部21は、LAN通信インタフェース11を通じて機種返信を受信すると、この機種返信に含まれる端末種別に基づき、図9に示す相手先アドレス登録処理を実行して(ステップS61)、相手先、すなわち監視カメラ4のIPアドレス及びMACアドレスを相手先アドレス格納部19に本登録することになる。
また、監視カメラ4のカメラ側管理制御部66Aは、カメラ側LAN通信インタフェース61を通じてモニタ室内機2からの接続登録要求を受信すると、図11に示すカメラ側相手先アドレス登録処理を実行する(ステップS62)。
図11は監視カメラ4のカメラ側相手先アドレス登録処理に関わるカメラ側管理制御部66A内部の処理動作を示すフロー図である。
図11に示すカメラ側相手先アドレス登録処理は、モニタ室内機2からの接続登録要求を受信すると、この接続登録要求に含まれるIPアドレス及びMACアドレスをカメラ側相手先アドレス格納部65に登録する処理である。
図11において監視カメラ4のカメラ側管理制御部66Aは、機種返信から所定時間内に、カメラ側LAN通信インタフェース61を通じてモニタ室内機2から接続登録要求を受信したか否かを判定する(ステップS91)。
カメラ側管理制御部66Aは、モニタ室内機2から接続登録要求を受信したと判定されると、接続登録要求に含まれるIPアドレス及びMACアドレス、すなわちモニタ室内機2のアドレスを、通信相手先のアドレスとしてカメラ側相手先アドレス格納部65に登録し(ステップS92)、この処理動作を終了する。
図11に示すカメラ側相手先アドレス登録処理によれば、モニタ室内機2からの接続登録要求を受信した場合、接続登録要求に含まれるモニタ室内機2のIPアドレス及びMACアドレスを通信相手先のアドレスとしてカメラ側相手先アドレス格納部65に登録するようにしたので、監視カメラ4では、通信相手先としてモニタ室内機2のIPアドレス及びMACアドレスを登録することができる。
また、図8に示すカメラ玄関子機3の子機側管理制御部58Aは、ステップS62のカメラ側相手先アドレス登録処理を実行して、相手先、すなわちモニタ室内機2のIPアドレス及びMACアドレスをカメラ側相手先アドレス格納部65に登録することになる。
本実施の形態によれば、モニタ室内機2が、各カメラ玄関子機3及び監視カメラ4を識別する端末名称20A毎に、このモニタ室内機2との接続可否20Cを設定する設定管理テーブル20を備え、DHCPプロトコルを使用してIPアドレスを宅内LAN5上のモニタ室内機2、カメラ玄関子機3及び監視カメラ4に自動割当付与した場合、モニタ室内機2は、宅内LAN5上に追加接続したカメラ玄関子機3(監視カメラ4)からのARP−Gを検出すると、このARP−Gに含まれるカメラ玄関子機3(監視カメラ4)のIPアドレス及びMACアドレスを仮登録し、この仮登録したIPアドレス及びMACアドレスのカメラ玄関子機3(監視カメラ4)に対して機種内容を要求すべく、自己のIPアドレス及びMACアドレスを含む機種要求を通知し、この機種要求に対する機種返信を相手先から受信すると、この機種返信に含まれる、同カメラ玄関子機3(監視カメラ4)の機種内容に対応した端末名称20Aが設定管理テーブル20内にあるか否かを判定し、前記カメラ玄関子機3(監視カメラ4)の機種内容に対応した端末名称20Aが設定管理テーブル20内にあると判定されると、この端末名称20Aに対応した接続可否20Cに基づき、このカメラ玄関子機3(監視カメラ4)の機種が同モニタ室内機2に接続可能であるか否かを判定し、カメラ玄関子機3(監視カメラ4)の機種が同モニタ室内機2に接続可能であると判定されると、仮登録中のカメラ玄関子機3(監視カメラ4)のIPアドレス及びMACアドレスを通信相手先のアドレスとして相手先アドレス格納部19に本登録し、この本登録中のカメラ玄関子機3(監視カメラ4)のIPアドレス及びMACアドレス宛に、同モニタ室内機2との接続を可能にする接続登録要求を通知し、前記カメラ玄関子機3(監視カメラ4)は、モニタ室内機2からの接続登録要求を受信すると、この接続登録要求に含まれるモニタ室内機2に関わるIPアドレス及びMACアドレスを通信相手先のアドレスとして子機側相手先アドレス格納部57(カメラ側相手先アドレス格納部65)に登録するようにしたので、モニタ室内機2、カメラ玄関子機3及び監視カメラ4の使用者は、複数のモニタ室内機2、複数のカメラ玄関子機3及び複数の監視カメラ4で構成する複数世帯のドアホンシステム1であっても、IPアドレスの割当付与に関わる作業負担を要することなく、設定管理テーブル20の設定内容に基づき、モニタ室内機2、カメラ玄関子機3及び監視カメラ4内に通信相手先アドレス登録に要する作業負担をも大幅に軽減することができる。
本実施の形態によれば、モニタ室内機2(カメラ玄関子機3及び監視カメラ4)が、宅内LAN5上に追加接続すべく、DHCPプロトコルを通じてIPアドレスが自動割当付与されると、このIPアドレスをターゲットアドレスとしたARP−Gをブロードキャスト送信した後、所定時間内に同ARP−Gに対する応答を検出したのでなければ、自己のMACアドレスに対応付けて自動割当付与されたIPアドレスを自己アドレスとして、自己アドレス格納部17(子機側自己アドレス格納部56及びカメラ側自己アドレス格納部64)に格納すると共に、ARP−Gに対する応答を検出したのであれば、自動割当付与されたIPアドレスを破棄するようにしたので、モニタ室内機2(カメラ玄関子機3及び監視カメラ)では、宅内LAN5上に追加接続すべく、DHCPプロトコルを通じてIPアドレスが自動割当付与されたとしても、宅内LAN5上のIPアドレスの重複設定を防止することができる。
本実施の形態によれば、モニタ室内機2が、相手先アドレス格納部19に本登録中の相手先のIPアドレス又はMACアドレスを使用して通信相手先の端末装置、例えばカメラ玄関子機3及び監視カメラ4と通信接続すると共に、カメラ玄関子機3(監視カメラ4)は、子機側相手先アドレス格納部57(カメラ側相手先アドレス格納部65)に格納中の相手先のIPアドレス又はMACアドレスを使用して通信相手先の端末装置、例えばモニタ室内機2と通信接続するようにしたので、モニタ室内機2、カメラ玄関子機3及び監視カメラ4では、アドレス入力操作を実行しなくても、カメラ玄関子機3からの呼出及び映像は勿論のこと、監視カメラ4からの映像をも受信することができる。
また、本実施の形態によれば、設定管理テーブル20のテーブル内容を表示部14に画面表示するようにしたので、モニタ室内機2の使用者は、表示部14の表示内容に基づき、端末名称20A毎の接続可否20Cを認識することができる。
また、本実施の形態によれば、ルータ7内部のDHCPサーバ機能を使用してIPアドレスを宅内LAN5上の各モニタ室内機2、カメラ玄関子機3及び監視カメラ4に順次割当付与するようにしたが、図3に示すDHCP管理テーブル45内の有効期間45Cが経過すると、割当付与したIPアドレスを破棄し、新たなIPアドレスを順次割当付与するものであるが、モニタ室内機2、カメラ玄関子機3及び監視カメラ4では、通信相手先のアドレスのIPアドレスと併せてMACアドレスをも登録しているため、仮に有効期間が経過して通信相手先のIPアドレスが変更されたとしても、どのMACアドレスに基づき、通信を確保することができる。
尚、上記実施の形態においては、モニタ室内機2側では他の端末装置同士のユニキャスト通信を認識することができないため、他の端末装置のARP−Gに対する応答を認識することができないが、他の端末装置同士のユニキャスト通信を監視するプロミスキャストモードを設定するプロミスキャストモード設定手段をモニタ室内機2に備えた場合、他の端末装置のARP−Gに対する応答を認識することができるため、モニタ室内機2では、プロミスキャストモード中に、カメラ玄関子機3(監視カメラ4)からのARP−Gに対する応答を検出すると、このカメラ玄関子機3(監視カメラ4)のIPアドレス重複設定であると判断し、仮アドレス格納部18に仮登録中のカメラ玄関子機3(監視カメラ4)のIPアドレス及びMACアドレスを破棄することができる。
また、上記実施の形態においては、宅内LAN5上に配置したモニタ室内機2、カメラ玄関子機3及び監視カメラ4で構成するドアホンシステム1を例に挙げて説明したが、室内機及び玄関子機で構成する、映像なしのドアホンシステムであっても同様の効果が得られることは言うまでもない。
また、上記実施の形態においては、宅内LAN5上に配置したモニタ室内機2、カメラ玄関子機3及び監視カメラ4で構成するドアホンシステム1を例に挙げて説明したが、ドアホンシステムに限定されるものではなく、IPネットワーク上に接続する複数の端末装置で構成する通信システムにおいても同様の効果が得られることはいうまでもない。
本発明の通信システムによれば、特定の端末装置が、各端末装置を識別する端末識別情報毎に、この特定の端末装置との接続可否を識別する接続可否情報を設定する設定手段を備え、DHCPプロトコルを使用してIPアドレスをIPネットワーク上の複数の端末装置に自動割当付与した場合、前記特定の端末装置は、前記複数の端末装置の内、前記IPネットワーク上に追加接続した追加接続端末装置からのARP−Gを検出すると、このARP−Gに含まれる前記追加接続端末装置のIPアドレス及びMACアドレスを仮登録し、この仮登録したIPアドレス及びMACアドレスの追加接続端末装置に対して、同追加接続端末装置の機種内容を要求すべく、自己のIPアドレス及びMACアドレスを含む機種要求を通知し、この機種要求通知に対する機種返信を前記追加接続端末装置から受信すると、この機種返信に含まれる、同追加接続端末装置の機種内容に対応した前記端末識別情報が前記設定手段内にあるか否かを判定し、前記追加接続端末装置の機種内容に対応した前記端末識別情報が前記設定手段内にあると判定されると、この端末識別情報に対応した接続可否情報に基づき、この追加接続端末装置が同特定の端末装置に接続可能であるか否かを判定し、前記追加接続端末装置が同特定の端末装置に接続可能であると判定されると、仮登録中の前記追加接続端末装置のIPアドレス及びMACアドレスを通信相手先のアドレスとして本登録し、この本登録中の前記追加接続端末装置のIPアドレス及びMACアドレス宛に、同特定の端末装置との接続を可能にする接続登録要求を通知し、前記追加接続端末装置は、前記特定の端末装置からの接続登録要求を受信すると、この接続登録要求に含まれる前記特定の端末装置に関わるIPアドレス及びMACアドレスを通信相手先のアドレスとして登録するようにしたので、前記特定の端末装置及び追加接続端末装置の使用者は、IPアドレスの割当付与に関わる作業負担を要することなく、設定手段の設定内容に基づき、特定の端末装置及び追加接続端末装置内に通信相手先のアドレスを登録することができ、通信相手先アドレス登録に要する作業負担をも大幅に軽減することができるため、例えば宅内LAN上に配置されたモニタ室内機及びカメラ玄関子機で構成するドアホンシステムに有用である。
1 ドアホンシステム(通信システム)
2 モニタ室内機(特定の端末装置)
3 カメラ玄関子機(追加接続端末装置)
4 監視カメラ(追加接続端末装置)
5 宅内LAN(IPネットワーク)
11B ARP通信インタフェース(ブロードキャスト送信手段)
14 表示部(表示手段)
17 自己アドレス格納部(自己アドレス格納手段)
18 仮アドレス格納部(仮アドレス格納手段)
19 相手先アドレス格納部(相手先アドレス格納手段)
20 設定管理テーブル(設定手段)
33 機種要求通知部(機種要求通知手段)
34 機種有無判定部(機種有無判定手段)
35 接続可否判定部(接続可否判定手段)
36 接続登録要求通知部(接続登録要求通知手段)
51B 子機側ARP通信インタフェース(ブロードキャスト送信手段)
56 子機側自己アドレス格納部(自己アドレス格納手段)
57 子機側相手先アドレス格納部(追加接続端末装置側相手先アドレス格納手段)
61B カメラ側ARP通信インタフェース(ブロードキャスト送信手段)
64 カメラ側自己アドレス格納部(自己アドレス格納手段)
65 カメラ側相手先アドレス格納部(追加接続端末装置側相手先アドレス格納手段)
2 モニタ室内機(特定の端末装置)
3 カメラ玄関子機(追加接続端末装置)
4 監視カメラ(追加接続端末装置)
5 宅内LAN(IPネットワーク)
11B ARP通信インタフェース(ブロードキャスト送信手段)
14 表示部(表示手段)
17 自己アドレス格納部(自己アドレス格納手段)
18 仮アドレス格納部(仮アドレス格納手段)
19 相手先アドレス格納部(相手先アドレス格納手段)
20 設定管理テーブル(設定手段)
33 機種要求通知部(機種要求通知手段)
34 機種有無判定部(機種有無判定手段)
35 接続可否判定部(接続可否判定手段)
36 接続登録要求通知部(接続登録要求通知手段)
51B 子機側ARP通信インタフェース(ブロードキャスト送信手段)
56 子機側自己アドレス格納部(自己アドレス格納手段)
57 子機側相手先アドレス格納部(追加接続端末装置側相手先アドレス格納手段)
61B カメラ側ARP通信インタフェース(ブロードキャスト送信手段)
64 カメラ側自己アドレス格納部(自己アドレス格納手段)
65 カメラ側相手先アドレス格納部(追加接続端末装置側相手先アドレス格納手段)
Claims (17)
- IPネットワークに接続する複数の端末装置を備え、IPアドレス割当要求に応じてDHCPプロトコルで、前記IPネットワーク上の各端末装置に対してIPアドレスを自動的に割当付与する通信システムであって、
前記複数の端末装置の内、特定の端末装置は、
各端末装置を識別する端末識別情報毎に、この特定の端末装置との接続可否を識別する接続可否情報を設定した設定手段と、
前記複数の端末装置の内、前記IPネットワーク上に追加接続した追加接続端末装置から、自分のIPアドレスをターゲットアドレスとしてARP要求するARP−Gを検出すると、このARP−Gに含まれる前記追加接続端末装置のIPアドレス及びMACアドレスを仮登録する仮アドレス格納手段と、
この仮アドレス格納手段に仮登録したIPアドレス及びMACアドレスの追加接続端末装置に対して、同追加接続端末装置の機種内容を要求すべく、自己のIPアドレス及びMACアドレスを含む機種要求を通知する機種要求通知手段と、
この機種要求通知に対する機種返信を前記追加接続端末装置から受信すると、この機種返信に含まれる、同追加接続端末装置の機種内容に対応した前記端末識別情報が前記設定手段内にあるか否かを判定する機種有無判定手段と、
この機種有無判定手段にて前記追加接続端末装置の機種内容に対応した前記端末識別情報が前記設定手段内にあると判定されると、この端末識別情報に対応した接続可否情報に基づき、この追加接続端末装置が同特定の端末装置に接続可能であるか否かを判定する接続可否判定手段と、
この接続可否判定手段にて前記追加接続端末装置が同特定の端末装置に接続可能であると判定されると、前記仮アドレス格納手段に仮登録中の前記追加接続端末装置のIPアドレス及びMACアドレスを通信相手先のアドレスとして本登録する相手先アドレス格納手段と、
この相手先アドレス格納手段に本登録中の前記追加接続端末装置のIPアドレス及びMACアドレス宛に、同特定の端末装置との接続を可能にする接続登録要求を通知する接続登録要求通知手段とを有し、
前記追加接続端末装置は、
前記特定の端末装置からの接続登録要求を受信すると、この接続登録要求に含まれる前記特定の端末装置に関わるIPアドレス及びMACアドレスを通信相手先のアドレスとして登録する追加接続端末装置側相手先アドレス格納手段を有することを特徴とする通信システム。 - 前記追加接続端末装置は、
前記IPネットワーク上に追加接続すべく、前記DHCPプロトコルを通じてIPアドレスが自動割当付与されると、このIPアドレスをターゲットアドレスとしたARP−Gをブロードキャスト送信するブロードキャスト送信手段と、
このブロードキャスト送信手段にてARP−Gのブロードキャスト送信後、所定時間内に同ARP−Gに対する応答を検出したか否かを判定するARP−G応答判定手段と、
このARP−G応答判定手段にてARP−Gに対する応答を検出したのでなければ、この追加接続端末装置のMACアドレスに対応付けて自動割当付与されたIPアドレスを自己アドレスとして格納すると共に、前記ARP−G応答判定手段にてARP−Gに対する応答を検出したのであれば、前記自動割当付与されたIPアドレスを破棄する自己アドレス格納手段とを有することを特徴とする請求項1記載の通信システム。 - 前記特定の端末装置は、
前記追加接続端末装置からのARP−Gを検出すると、前記他の端末装置同士のユニキャスト通信を監視するプロミスキャストモードに設定するプロミスキャストモード設定手段を有し、
このプロミスキャストモード中に、前記追加接続端末装置からのARP−Gに対する応答を検出すると、前記仮アドレス格納手段に仮登録中の前記追加接続端末装置のIPアドレス及びMACアドレスを破棄することを特徴とする請求項1又は2記載の通信システム。 - 前記特定の端末装置は、
前記相手先アドレス格納手段に格納中の相手先のIPアドレス又はMACアドレスを使用して前記通信相手先の端末装置と通信接続すると共に、
前記追加接続端末装置は、
前記追加接続端末装置側相手先アドレス格納手段に格納中の相手先のIPアドレス又はMACアドレスを使用して前記通信相手先の端末装置と通信接続することを特徴とする請求項1,2又は3の何れか一に記載の通信システム。 - 前記端末識別情報は、
前記端末装置を識別する端末名称及び、この端末装置の機種内容に相当する端末種別で構成することを特徴とする請求項1,2,3又は4の何れか一に記載の通信システム。 - IPネットワークに接続する、少なくとも1台以上の室内機及び玄関子機を備え、IPアドレス割当要求に応じてDHCPプロトコルで、前記IPネットワーク上の各室内機及び玄関子機に対してIPアドレスを自動的に割当付与するドアホンシステムであって、
前記室内機は、
前記玄関子機を識別する端末識別情報毎に、この室内機との接続可否を識別する接続可否情報を設定した設定手段と、
前記IPネットワーク上に追加接続した前記玄関子機から、自分のIPアドレスをターゲットアドレスとしてARP要求するARP−Gを検出すると、このARP−Gに含まれる前記玄関子機のIPアドレス及びMACアドレスを仮登録する仮アドレス格納手段と、
この仮アドレス格納手段に仮登録したIPアドレス及びMACアドレスの玄関子機に対して、同玄関子機の機種内容を要求すべく、自己のIPアドレス及びMACアドレスを含む機種要求を通知する機種要求通知手段と、
この機種要求通知に対する機種返信を前記玄関子機から受信すると、この機種返信に含まれる、同玄関子機の機種内容に対応した前記端末識別情報が前記設定手段内にあるか否かを判定する機種有無判定手段と、
この機種有無判定手段にて前記玄関子機の機種内容に対応した前記端末識別情報が前記設定手段内にあると判定されると、この端末識別情報に対応した接続可否情報に基づき、この玄関子機が同室内機に接続可能であるか否かを判定する接続可否判定手段と、
この接続可否判定手段にて前記玄関子機が同室内機に接続可能であると判定されると、前記仮アドレス格納手段に仮登録中の前記玄関子機のIPアドレス及びMACアドレスを通信相手先のアドレスとして本登録する相手先アドレス格納手段と、
この相手先アドレス格納手段に本登録中の前記玄関子機のIPアドレス及びMACアドレス宛に、同室内機との接続を可能にする接続登録要求を通知する接続登録要求通知手段とを有し、
前記玄関子機は、
前記室内機からの接続登録要求を受信すると、この接続登録要求に含まれる前記室内機に関わるIPアドレス及びMACアドレスを通信相手先のアドレスとして登録する子機側相手先アドレス格納手段を有することを特徴とするドアホンシステム。 - IPネットワークに接続する、複数の室内機及び複数の玄関子機を備え、IPアドレス割当要求に応じてDHCPプロトコルで、前記IPネットワーク上の各室内機及び玄関子機に対してIPアドレスを自動的に割当付与するドアホンシステムであって、
前記室内機は、
前記玄関子機を識別する端末識別情報毎に、この室内機との接続可否を識別する接続可否情報を設定した設定手段と、
前記IPネットワーク上に追加接続した前記玄関子機から、自分のIPアドレスをターゲットアドレスとしてARP要求するARP−Gを検出すると、このARP−Gに含まれる前記玄関子機のIPアドレス及びMACアドレスを仮登録する仮アドレス格納手段と、
この仮アドレス格納手段に仮登録したIPアドレス及びMACアドレスの玄関子機に対して、同玄関子機の機種内容を要求すべく、自己のIPアドレス及びMACアドレスを含む機種要求を通知する機種要求通知手段と、
この機種要求通知に対する機種返信を前記玄関子機から受信すると、この機種返信に含まれる、同玄関子機の機種内容に対応した前記端末識別情報が前記設定手段内にあるか否かを判定する機種有無判定手段と、
この機種有無判定手段にて前記玄関子機の機種内容に対応した前記端末識別情報が前記設定手段内にあると判定されると、この端末識別情報に対応した接続可否情報に基づき、この玄関子機が同室内機に接続可能であるか否かを判定する接続可否判定手段と、
この接続可否判定手段にて前記玄関子機が同室内機に接続可能であると判定されると、前記仮アドレス格納手段に仮登録中の前記玄関子機のIPアドレス及びMACアドレスを通信相手先のアドレスとして本登録する相手先アドレス格納手段と、
この相手先アドレス格納手段に本登録中の前記玄関子機のIPアドレス及びMACアドレス宛に、同室内機との接続を可能にする接続登録要求を通知する接続登録要求通知手段とを有し、
前記玄関子機は、
前記室内機からの接続登録要求を受信すると、この接続登録要求に含まれる前記室内機に関わるIPアドレス及びMACアドレスを通信相手先のアドレスとして登録する子機側相手先アドレス格納手段を有することを特徴とするドアホンシステム。 - 前記玄関子機は、
前記IPネットワーク上に追加接続すべく、前記DHCPプロトコルを通じてIPアドレスが自動割当付与されると、このIPアドレスをターゲットアドレスとしたARP−Gをブロードキャスト送信するブロードキャスト送信手段と、
このブロードキャスト送信手段にてARP−Gのブロードキャスト送信後、所定時間内に同ARP−Gに対する応答を検出したか否かを判定するARP−G応答判定手段と、
このARP−G応答判定手段にてARP−Gに対する応答を検出したのでなければ、この玄関子機のMACアドレスに対応付けて自動割当付与されたIPアドレスを自己アドレスとして格納すると共に、前記ARP−G応答判定手段にてARP−Gに対する応答を検出したのであれば、前記自動割当付与されたIPアドレスを破棄する自己アドレス格納手段とを有することを特徴とする請求項6又は7記載のドアホンシステム。 - 前記室内機は、
前記玄関子機からのARP−Gを検出すると、他の端末装置同士のユニキャスト通信を監視するプロミスキャストモードに設定するプロミスキャストモード設定手段を有し、
このプロミスキャストモード中に、前記玄関子機からのARP−Gに対する応答を検出すると、前記仮アドレス格納手段に仮登録中の前記玄関子機のIPアドレス及びMACアドレスを破棄することを特徴とする請求項6、7又は8の何れか一に記載のドアホンシステム。 - 前記室内機は、
前記相手先アドレス格納手段に格納中の相手先のIPアドレス又はMACアドレスを使用して前記通信相手先の玄関子機と通信接続すると共に、
前記玄関子機は、
前記子機側相手先アドレス格納手段に格納中の相手先のIPアドレス又はMACアドレスを使用して前記通信相手先の室内機と通信接続することを特徴とする請求項6,7、8又は9の何れか一に記載のドアホンシステム。 - 前記端末識別情報は、
前記玄関子機を識別する端末名称及び、この玄関子機の機種内容に相当する端末種別で構成することを特徴とする請求項6,7,8、9又は10の何れか一に記載のドアホンシステム。 - IPネットワークに接続する、少なくとも一台以上のモニタ室内機、カメラ玄関子機及び監視カメラを備え、IPアドレス割当要求に応じてDHCPプロトコルで、前記IPネットワーク上のモニタ室内機、カメラ玄関子機及び監視カメラに対してIPアドレスを自動的に割当付与するドアホンシステムであって、
前記モニタ室内機は、
前記カメラ玄関子機及び前記監視カメラを識別する端末識別情報毎に、このモニタ室内機との接続可否を識別する接続可否情報を設定した設定手段と、
前記IPネットワーク上に追加接続した前記カメラ玄関子機又は前記監視カメラから、自分のIPアドレスをターゲットアドレスとしてARP要求するARP−Gを検出すると、このARP−Gに含まれる前記カメラ玄関子機又は前記監視カメラのIPアドレス及びMACアドレスを仮登録する仮アドレス格納手段と、
この仮アドレス格納手段に仮登録したIPアドレス及びMACアドレスのカメラ玄関子機又は監視カメラに対して、同カメラ玄関子機又は監視カメラの機種内容を要求すべく、自己のIPアドレス及びMACアドレスを含む機種要求を通知する機種要求通知手段と、
この機種要求通知に対する機種返信を前記カメラ玄関子機又は監視カメラから受信すると、この機種返信に含まれる、同カメラ玄関子機又は監視カメラの機種内容に対応した前記端末識別情報が前記設定手段内にあるか否かを判定する機種有無判定手段と、
この機種有無判定手段にて前記カメラ玄関子機又は監視カメラの機種内容に対応した前記端末識別情報が前記設定手段内にあると判定されると、この端末識別情報に対応した接続可否情報に基づき、このカメラ玄関子機又は監視カメラが同モニタ室内機に接続可能であるか否かを判定する接続可否判定手段と、
この接続可否判定手段にて前記カメラ玄関子機又は監視カメラが同モニタ室内機に接続可能であると判定されると、前記仮アドレス格納手段に仮登録中の前記カメラ玄関子機又は監視カメラのIPアドレス及びMACアドレスを通信相手先のアドレスとして本登録する相手先アドレス格納手段と、
この相手先アドレス格納手段に本登録中の前記カメラ玄関子機又は監視カメラのIPアドレス及びMACアドレス宛に、同モニタ室内機との接続を可能にする接続登録要求を通知する接続登録要求通知手段とを有し、
前記カメラ玄関子機は、
前記モニタ室内機からの接続登録要求を受信すると、この接続登録要求に含まれる前記モニタ室内機に関わるIPアドレス及びMACアドレスを通信相手先のアドレスとして登録する子機側相手先アドレス格納手段を有し、
前記監視カメラは、
前記モニタ室内機からの接続登録要求を受信すると、この接続登録要求に含まれる前記モニタ室内機に関わるIPアドレス及びMACアドレスを通信相手先のアドレスとして登録するカメラ側相手先アドレス格納手段を有することを特徴とするドアホンシステム。 - 前記カメラ玄関子機は、
前記IPネットワーク上に追加接続すべく、前記DHCPプロトコルを通じてIPアドレスが自動割当付与されると、このIPアドレスをターゲットアドレスとしたARP−Gをブロードキャスト送信する子機側ブロードキャスト送信手段と、
この子機側ブロードキャスト送信手段にてARP−Gのブロードキャスト送信後、所定時間内に同ARP−Gに対する応答を検出したか否かを判定する子機側ARP−G応答判定手段と、
この子機側ARP−G応答判定手段にてARP−Gに対する応答を検出したのでなければ、このカメラ玄関子機のMACアドレスに対応付けて自動割当付与されたIPアドレスを自己アドレスとして格納すると共に、前記子機側ARP−G応答判定手段にてARP−Gに対する応答を検出したのであれば、前記自動割当付与されたIPアドレスを破棄する子機側自己アドレス格納手段とを有し、
前記監視カメラは、
前記IPネットワーク上に追加接続すべく、前記DHCPプロトコルを通じてIPアドレスが自動割当付与されると、このIPアドレスをターゲットアドレスとしたARP−Gをブロードキャスト送信するカメラ側ブロードキャスト送信手段と、
このカメラ側ブロードキャスト送信手段にてARP−Gのブロードキャスト送信後、所定時間内に同ARP−Gに対する応答を検出したか否かを判定するカメラ側ARP−G応答判定手段と、
このカメラ側ARP−G応答判定手段にてARP−Gに対する応答を検出したのでなければ、この監視カメラのMACアドレスに対応付けて自動割当付与されたIPアドレスを自己アドレスとして格納すると共に、前記カメラ側ARP−G応答判定手段にてARP−Gに対する応答を検出したのであれば、前記自動割当付与されたIPアドレスを破棄するカメラ側自己アドレス格納手段とを有することを特徴とする請求項12記載のドアホンシステム。 - 前記モニタ室内機は、
前記カメラ玄関子機又は前記監視カメラからのARP−Gを検出すると、他の端末装置同士のユニキャスト通信を監視するプロミスキャストモードに設定するプロミスキャストモード設定手段を有し、
このプロミスキャストモード中に、前記カメラ玄関子機又は前記監視カメラからのARP−Gに対する応答を検出すると、前記仮アドレス格納手段に仮登録中の前記カメラ玄関子機又は前記監視カメラのIPアドレス及びMACアドレスを破棄することを特徴とする請求項12又は13記載のドアホンシステム。 - 前記モニタ室内機は、
前記相手先アドレス格納手段に格納中の相手先のIPアドレス又はMACアドレスを使用して前記通信相手先のカメラ玄関子機又は監視カメラと通信接続すると共に、
前記カメラ玄関子機は、
前記子機側相手先アドレス格納手段に格納中の相手先のIPアドレス又はMACアドレスを使用して前記通信相手先のモニタ室内機と通信接続すると共に、
前記監視カメラは、
前記カメラ側相手先アドレス格納手段に格納中の相手先のIPアドレス又はMACアドレスを使用して前記通信相手先のモニタ室内機と通信接続することを特徴とする請求項12,13又は14の何れか一に記載のドアホンシステム。 - 前記端末識別情報は、
前記カメラ玄関子機又は前記監視カメラを識別する端末名称及び、このカメラ玄関子機又は監視カメラの機種内容に相当する端末種別で構成することを特徴とする請求項12,13,14又は15の何れか一に記載のドアホンシステム。 - 前記モニタ室内機は、
前記設定手段にて設定した、前記端末識別情報毎に接続可否情報を識別表示する表示手段を備えたことを特徴とする請求項12,13,14,15又は16の何れか一に記載のドアホンシステム。
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