JP2007051859A - 床下暖房システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】床下を閉鎖空間とした基礎断熱住宅における床下暖房システムS1であって、床下空間10内に、温風の吹き出しダクト21を備えるヒートポンプエアコン2を設置し、ダクト21の吹き出し口22から吹き出される温風を床下空間10に対流させることで、床上の室内空間を暖房するよう構成されている。このような床下暖房システムS1において、ダクト21の温風吹き出し口22の近傍に位置する土間コンクリート102の表面に、断熱板4を局所的に敷設する。これにより、吹き出された温風が保有する熱が地盤へ流出することを規制し、もってヒートポンプエアコン2のエネルギー効率を向上させる。
【選択図】図1
Description
図1は、本発明にかかる床下暖房システムS1の構成を示す模式図であって、住宅の床板部分を取り外して見た基礎構造体100の上面図である。また図2は、基礎構造体100の側断面図である。この基礎構造体100は、基礎コンクリート101及び土間コンクリート102にて構築されており、前記基礎コンクリート101の高さに応じた床下空間10が形成されている。床下空間10は、居室のサイズ等に合わせて複数の床下空間に区画されている。ここでは、住宅の中心からみて、北西〜西方位の第1床下空間11、南西方位の第2床下空間12、南東方位の第3床下空間13、東方位の第4床下空間14及び北東方位の第5床下空間15が備えられている例を示している。
(1)床板5の、裏面の表面温度の推移(図8、図9)
(2)土間コンクリート102の、表面温度の推移(図10、図11)
(3)床板5及び地盤Gへの熱流の推移(図12、図13)
についてのシミュレーション結果を示す。ヒートポンプエアコン2は、床下設定温度:30℃、吹き出し口22における温風Hの吹き出し設定温度:46℃、温風Hの流量:300m3/hで運転するものとした。また、断熱板4は、幅1m×長さ2m×厚さ25mmの押出発泡ポリスチレンボードを温風吹き出し口22の近傍における土間コンクリート102上に敷設するものとした。
図8は、断熱板4を敷設しない場合の、前述の「北西」ポイント及び「西」ポイントにおける床板5の、2ヶ月スパンでみた裏面表面温度の推移の計算結果を示すグラフである。図8において、符号621の曲線は、前記「北西」ポイントにおける床板5の裏面表面温度、符号622の曲線は、「西」ポイントにおける床板5の裏面表面温度の推移をそれぞれ示している。図8のグラフに示すように、「北西」ポイントにおいては床板5の裏面表面温度は、概ね24℃〜28℃の範囲で推移し、また「西」ポイントにおいては、概ね29℃〜32℃の範囲で推移することが判る。
図10は、断熱板4を敷設しない場合の、「北西」ポイント及び「西」ポイントにおける土間コンクリート102の、2ヶ月スパンでみた表面温度の推移の計算結果を示すグラフである。図10において、符号641の曲線は、前記「北西」ポイントにおける土間コンクリート102の表面温度、符号642の曲線は、「西」ポイントにおける土間コンクリート102の表面温度の推移をそれぞれ示している。図10のグラフに示すように、「北西」ポイントにおいては土間コンクリート102の表面温度は、概ね17℃〜24℃の範囲で推移し、また「西」ポイントにおいては、概ね17℃〜28℃の範囲で推移することが判る。
図12は、断熱板4を敷設しない場合の、吹き出しダクト21直近部(断熱板4の敷設領域部分)における床板5及び地盤Gへの、2ヶ月スパンでみた熱流の推移の計算結果を示すグラフである。図12において、符号661の曲線は床板5への熱流、符号662の曲線は地盤Gへの熱流の推移をそれぞれ示している。図12のグラフに示すように、床板5への熱流は2ヶ月の期間中に1000kcal/hから1600kcal/h程度まで上昇し、逆に地盤Gへの熱流は400kcal/hから150kcal/h程度まで下降していることが判る。
11〜15 第1〜第5床下空間
100 基礎構造体
101 基礎コンクリート
102 土間コンクリート(土間)
2 ヒートポンプエアコン(暖房設備)
21 ダクト
22 (温風の)吹き出し口
31〜36 補助ファン
4 断熱板
A1、A2 空気流路
H 温風
G 地盤
S1 床下暖房システム
Claims (6)
- 床下を閉鎖空間とした基礎断熱住宅における床下暖房システムであって、
床下空間内に、温風の吹き出しダクトを備える暖房設備を設置し、前記ダクトから吹き出される温風を前記床下空間に対流させることで、床上の室内空間を暖房するよう構成された床下暖房システムにおいて、
前記ダクトの温風吹き出し口の近傍に位置する土間表面に、吹き出された温風が保有する熱が地盤へ流出することを規制する断熱板を局所的に敷設したことを特徴とする床下暖房システム。 - 前記ダクトの温風吹き出し口が、前記床下空間の高さ方向の略中間部に設置されると共に、床面と略水平な方向に温風が吹き出されるよう構成されてなり、
前記吹き出し口から吹き出される温風が土間表面に直接的に吹き当たる部位を覆うように、前記断熱板が土間表面上に敷設されていることを特徴とする請求項1に記載の床下暖房システム。 - 前記床下空間は複数の床下空間に区画されたものであり、それぞれの床下空間区画は所定の連通部を介して互いに連通状態とされてなり、
1の床下空間区画内に前記温風の吹き出しダクトを備える暖房設備並び断熱板が設置され、他の床下空間区画へ前記連通部を通して温風が対流されるよう構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の床下暖房システム。 - 前記連通部に、前記温風の対流を促進するための補助ファンが配置されていることを特徴とする請求項3に記載の床下暖房システム。
- 前記連通部が複数設けられ、複数の床下空間区画を循環する空気流路が形成可能とされている場合において、
前記空気流路を構成する連通部に補助ファンが各々設けられ、各補助ファンの送風方向が、前記空気流路に沿って前記複数の床下空間内に温風を循環させ得る方向とされていることを特徴とする請求項4に記載の床下暖房システム。 - 前記連通部が複数設けられ、複数の床下空間区画を循環する空気流路が複数形成可能とされている場合において、
前記複数の空気流路を構成可能な連通部に補助ファンが各々設けられ、各補助ファンの送風方向を制御することで、前記複数の空気流路のいずれかに沿って温風を循環させ得るよう構成されていることを特徴とする請求項4に記載の床下暖房システム。
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