JP2006230635A - Medical treatment instrument - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、体腔内に挿入して生体採取等の所定の治療を行う内視鏡用処置具・内視鏡用生検鉗子・多機能外科用器具等の体腔内治療用の医療用処置具に関するものである。 The present invention relates to an endoscopic treatment instrument, an endoscopic biopsy forceps, a multi-function surgical instrument, and the like, which are inserted into a body cavity to perform a predetermined treatment such as collection of a living body. It is about.
前記の体腔内治療用の医療用処置具は、曲りくねった細い血管の体腔内に挿入して体外に位置する手元操作部を「押し・引き・回転」手動操作して前端の先端処置部を操作して所要の体腔内治療を施すので、細長可撓性のシース体に可撓性の芯材を貫換し、その芯材をシース体後端の手元操作部とシース体前端の先端処置部に連結した基本形態のものが普及しており特許文献1〜4に示す背景技術のものがある。
The medical treatment tool for treatment in the body cavity is inserted into the body cavity of a narrow and slender blood vessel, and the hand operation part located outside the body is manually operated by “pushing / pulling / rotating” and the front end treatment part is moved. Because it is operated to perform the required intracorporeal treatment, the flexible core material is replaced with an elongated flexible sheath body, and the core material is treated at the proximal end of the sheath body and the distal end treatment of the sheath body front end. The basic form connected to the unit is widespread, and there are background arts shown in
即ち、特許文献1の医療用処置具は「単素線の密着巻き長尺コイル体」のシース体に芯材を内挿した構造を特徴としており、特許文献2の内視鏡用鉗子・特許文献3の内視鏡用処置具・特許文献4の多機能外科用器具のいずれも同じく「単素線の密着巻きコイル体」のシース体構造を特徴としている。
That is, the medical treatment instrument of
以上の背景技術の医療用処置具のシース体は「単線のコイル素線を所要径に密着コイル巻きした密着コイル形態」から成るので、曲りくねった血管へ長尺のシース体を挿入すると、曲げ部位のシース体は曲げによる引張り荷重を生ずる曲げ外側のコイル素線が曲げ外力に応じて素線間隙間を生じて曲り変形し、その曲げ応力を保持したまま変形する。そして、曲げによる圧縮荷重を生ずる曲げ内側のコイル素線は同じく曲げ圧縮応力を保持したまま素線密着状態で曲げ変形し、その曲げ状態が持続される。 Since the sheath body of the medical treatment device of the above background art is composed of “a close coil form in which a single coil element wire is tightly wound around a required diameter”, if a long sheath body is inserted into a winding blood vessel, the sheath body is bent. In the sheath body at the site, the coil wire on the outside of the bending that generates a tensile load due to bending is bent and deformed by generating a gap between the wires according to the bending external force, and the bending is maintained while maintaining the bending stress. The coil wire inside the bend that generates a compressive load due to bending is similarly bent and deformed while keeping the bending compressive stress, and the bent state is maintained.
以上の曲げプロセスから、シース体の曲げ変形部はストレート形態への復元応力が常に存在しているので、その復元力によって血管壁へ強く圧接した状態となって血管壁の損傷をもたらすと共に、シース体の挿入前進性を阻害する。 From the above bending process, the bending deformation portion of the sheath body always has a restoring stress to the straight form, and thus the restoring force brings the vessel wall into a state of being strongly pressed against the vessel wall and causing damage to the vessel wall. Inhibits the body's insertion advanceability.
さらに、シース体中心線の曲げ中立線が曲げ変形によって伸長変形してシース体の長尺化変形を必然的に生ずる。従って、そのシース体の中空部を貫挿する芯材は有効作動長が変化すると共に、強い引張り荷重を生ずるので、体腔内挿入中の先端処置部5に有害な作動力を生じたり、手元操作部による該芯材の押し・引き・回転の操作性を阻害して当該治療性を損う難点がある。なお、この背景技術のシース体の詳細な説明は、後述する本発明の効果の段落において、本発明のもののシース体の作用効果と対比して補足説明する。
Further, the bending neutral line of the center line of the sheath body expands and deforms due to the bending deformation, and the sheath body inevitably undergoes an elongated deformation. Accordingly, the effective length of the core material penetrating the hollow portion of the sheath body is changed and a strong tensile load is generated. Therefore, a harmful operating force is generated in the
以上の技術課題を解決する本発明の医療用処置具1は(その基本形態を示す図1参照)「前端の先端処置部5と後端の手元操作部4を備え、かつ先端処置部5と手元操作部4を連結した操作用芯材3を貫挿した細長可撓性の密着巻きコイル体のシース体2から成る医療用処置具1において、シース体2が、先細2等辺斜辺素線7と円弧外周素線8の組合せにして、曲げ外力によって相互接合縁を前記コイル体の径方向に相対滑り自在にした異形複素線コイル部から成る構造」が特徴である。
The
即ち、前記基本構成の本発明の医療用処置具のシース体は、相互に側面を接合させて対となる「前記2等辺斜辺素線と円弧外周素線」を、シース体の曲げ外力によって極めて容易に「該シース体の中心に近づく方向または遠ざかる方向に相対滑りさせて、曲げ変形による引張り応力・圧縮応力を吸収させて素線間隙間を生じさせないで曲げ変形自在に成す」思想から成るものである。 That is, the sheath body of the medical treatment device of the present invention having the above-described basic structure has the above-mentioned isosceles elemental wire and arcuate outer peripheral wire that are paired by joining the side surfaces to each other by the bending external force of the sheath body. Easily composed of the concept of “relatively sliding in the direction approaching or moving away from the center of the sheath body to absorb the tensile stress / compressive stress caused by bending deformation and to be able to bend and deform without causing gaps between wires” It is.
なお、前記構成要件における先細2等辺斜辺素線7は(図1(C)参照)2等辺3角形を意味し、その2等辺は直線面・前記円弧外周線の外周に整合させた緩曲面のもの、角丸形態のものが含まれる。そして、円弧外周線8とは「円形線・弦を有する切欠円形線」を意味し、その素線7・8は図1(B)例示のように2等辺斜辺と円弧外周を相互接合する形態に組合せる。
In addition, the
前記基本構成のシース体2を主要部に成す本発明の医療用処置具1は下記の特有の主たる作用効果がある。即ち、(図2(B)参照)単条コイル体31から成る背景技術のシース体30は、体腔内の屈曲部位で曲げ外力を受けると曲げ中立面のコイル中心線6の外側のコイル素線31が曲げによる引張り応力に比例する素線間隙間Cを生じて、ストレート状態への復元応力を温存させたまま曲がり変形する。従って、その復元応力によって曲げ変形の両端部位が血管壁等へ強圧接して摺動挿入を続けたりセットされるので、血管壁等の体腔壁の損傷をもたらすと共に、続いて成すべき体腔内挿入の挿入性を阻害する。
The
さらに、その曲げ状態のシース体30の引張り側のコイル体は素線間隙間Cの発生によって全長が長くなり、体腔内で極めて多数回屈曲させるので屈曲ポイント毎に前記長大化現象が累積して体腔内挿入セット状態ではシース体30の相当量の長尺化が生ずる。かくして、その長尺化によってシース体30内の芯材3の有効作動長を著しく減殺したり、芯材3に有害な張力を生じて、手元操作部4による先端処置部5の作動機能を低下させて当該治療性を損う難点がある。
Further, the coil body on the tension side of the
一方、前記基本構成の本発明の医療用処置具1のシース体2は、曲げ応力によって前記相対滑り自在の素線組合せから成るので、(図2(A)参照)体腔内屈曲部を通過するときには、シース体2の押し込み操作力によって素線7・8間に隙間を全く生ずることなく容易かつ自在に曲がり変形する。そして、曲げ応力を残存させないで血管等の曲折形状に順応して自在曲がり変形すると共に、ストレート状態の復元が極めて容易になる特段の直曲塑性(少なる外力で容易に自在に曲り変形したりストレート状に成って、その形状を維持する性質)が存在する。
On the other hand, the
従って、複雑に屈曲する体腔内へ挿入するとき、その屈曲形状に順応して素線間隙間を生ずることなく極めて円滑に挿入進行するので、先端処置部5が芯材3の張力によって挿入進行中に無用に作動することがなく機能が安定確保され、病変部到着後の手元操作部4による先端処置部5の操作機能が極めて良好に安定する。そして、シース体2の挿入進行中や挿入セット後の屈曲変形による復元力反発力は殆ど無く、その屈曲変形によって血管壁等を損傷するおそれはない。
Therefore, when inserting into a body cavity that is bent in a complicated manner, the
即ち、別体素線にして相互に傾斜面・円弧面の側縁を接合させる前記構成要件の「先細2等辺斜辺素線7と円弧外周素線8」は、その接合部位がコイル中心に近づく方向または遠ざかる方向に相対滑りし易い「斜辺と円弧接合」形態であることから、曲げ外力による「シース体長さ方向の素線間圧縮外力または引張り外力」によって極めて容易に相対滑りを生じて素線間隙間を生ずることなく、その曲げ外力を吸収して曲げによる長尺化を生ずることなくシース体2のコイル形態を的確に維持する。
In other words, in the above-mentioned constituent element “tapered
そして、その曲げ状態においてストレート状復元外力が加わると、前記素線は前記の曲げ変形と逆方向の外力を受けて、原位置復帰の相対滑りを生じて応力を残留させることなくストレート形態へ復元し、その曲直変化を反復することができる。なお、体腔内のシース体2の前記相対滑り量は微量であり、かつ「斜辺と円弧接合形態」であることから接合素線の接合が外れてコイル形態を崩くおそれは無く、正常なコイル形状が維持できる。
When a straight restoring external force is applied in the bent state, the element wire receives an external force in the direction opposite to the bending deformation, causing a relative slip of returning to the original position, and restoring to a straight configuration without causing stress to remain. And it is possible to repeat the straight-line change. In addition, since the relative slip amount of the
なお補足すれば(図2(C)参照)「基本諸元とストレート状態の芯材3の遊動長(L)」を同一にしたとき、背景技術のシース体30による遊動長の変化量はδ1(A1−L)となってシース体30側が引き込まれる(マイナス側)。これに対して、本発明のシース体2による遊動長の変化量はδ2(A2−L)となって微小ながらシース体2より遠ざかる。背景技術のシース体30による遊動長(L)が小さくなる理由は、シース体30を屈曲させると、コイル素線間に隙間が開いて全長が長くなり、その分シース体30内へ芯材が引き込まれるからである。又、本発明のシース体2による遊動長(L)がわずかではあるが増大する理由は、シース体2を屈曲させると各素線が相対滑り移動により素線間隙間を発生させず、シース体2の全長がほとんど変化せず、そして、芯材は屈曲部において、シース体2内を最短距離にて配置されるからである。
If supplementary (see FIG. 2 (C)), when the “basic specifications and the free length (L) of the
さらに、本発明のシース体2は下記の特有の作用効果がある。即ち(図2(D)参照)シース体2を形成する異形複素線は、曲げ部位において相対滑りして下方に空隙12を生ずる形態となり、この空隙12が反射エコー部として機能し、さらに、シース体2外周に公知の樹脂被覆Fを設けることによって反射エコー部が「反射エアー層」として機能し、治療時の「超音波三次元エコー」の下においてより明瞭な超音波観察画像を描出できる。
Furthermore, the
この理由は、このような空隙12は、体組織に比べて超音波を反射しやすく、又、体組織等とエアー層とは音響インピーダンス(組織密度ρと音速Cとの積ρC)の差を非常に大きくさせる為、この境界面で超音波をほとんど反射させるからである。そして、このような空隙12は連続した螺旋溝となっている為、連続した屈曲形態部として画像認識させることができる。この結果、「超音波三次元エコー」の下において、当該治療性の一段の向上を図ることができる。
This is because
以下、図3〜図6を参照して前記基本形態から成る本発明の好ましい実施例を説明する。 A preferred embodiment of the present invention having the above basic form will be described below with reference to FIGS.
まず図3は、芯材3を貫挿したシース体2の両端に押し引き操作片11から成る手元操作部4と、芯材2の押し引きによって開閉する生検カップ12から成る先端処置部5を有する公知形態の「内視鏡用処置具20と、内視鏡用生検鉗子21」の医療用処置具が示されており、いずれもシース体2が前記基本形態の樹脂被覆Fつきの構造に設定されている。
First, FIG. 3 shows a
この図3実施例のものは、下記の特有作用がある。即ち、背景技術のシース体から成るものは体腔内の曲部急激曲げおよび屈曲形態の累積に伴って素線間隙間の発生によってシース体2を屈曲させるのみで芯材3を操作した状態と成って、生検カップ12が体腔内の曲部急激曲げ部等で術者の意図に反して、開閉又は回転動作して、体腔内壁の傷つけ等治療性を阻害するトラブルがある。しかし、本実施例のものは前記の特有作用によって、体腔内挿入による屈曲が大になっても術者の意図に反して開閉又は回転作動せず、良好な回転操作性・シース体2の長尺化防止等によって生検カップ12の開閉操作性が良好に確保できる。そして、超音波環境下における反射エコー部・反射エアー層形成によって明瞭な画像を描出して、生体組織採取の治療が極めて容易的確にできる。
The embodiment shown in FIG. 3 has the following special effects. In other words, the sheath body of the background art is in a state in which the
次に図4(A)は、シース体2後端の手元操作部4の「押し・引き・回転操作」によって、シース体2先端の先端処置部5のループ部13を拡縮させて生検組織を緊縛する公知形態の内視鏡処置具22の医療用処置具1が示してあり、図4(B)はシース体2後端の手元操作部4のプル操作によってシース体2前端の先端処置部5のクリップ14を生体組織へ留置させる公知形態の多機能外科用器具23の医療用処置具1が示してあり、この図4(A)(B)のいずれものシース体2も前記基本形態の構造に設定されている。
Next, FIG. 4A shows a biopsy tissue by expanding and contracting the
以上の図4実施例のものは、前記の本発明の主たる特有作用に基づく下記の特有作用がある。即ち、背景技術の内視鏡処置具は、同じく屈曲変形による芯材3の引っ張り力発生によってループ部13の操作性が悪く、ループ部13によるポリープの緊縛力が変化して、緊縛力不足によるポリープ抜けを生じたり、ポリープの過強緊縛の不良を生ずるトラブルがある。しかし、本実施例の図4(A)のものは体腔内挿入のシース体2が極度の屈曲形態を呈しても、シース体2の各素線が相対滑り移動を生じて芯材3の有効作動長を著しく減殺することがないため生体組織採取のループ部13の開口操作が安定維持されると共に、ループ部13の揺動防止・良好な操作によって生体組織の良好な採取性が確保できる。そして、前記の反射エコー部・反射エアー層形成による明瞭な超音波観察画像描出によって当該治療性が特段に向上する。
The above-described embodiment of FIG. 4 has the following specific actions based on the main specific actions of the present invention. That is, the endoscopic treatment tool of the background art has poor operability of the
そして、図4(B)のものは、従来技術の「シース体が密着コイル巻き形態」において、体腔内で屈曲させると曲げ部分の引張側のコイル素線が開いて芯材3の有効長が大きく変動してクリップ14の位置変動・揺動をもたらして操作性を困難にしたり、クリップ14の体内留置不備を生ずるトラブルが存在する。しかし、そのシース体2が前記基本形態から成るので、体腔内で極度屈曲変形させてもシース体2の長さ変化量は極めて少く、操作ストローク不足を生ずることなく操作性が極めて安定し、クリップ14の体腔内留置の治療性が特段に向上する。
4 (B) shows that in the prior art “sheath body is in the form of tightly wound coil”, when it is bent in the body cavity, the coil wire on the pulling side of the bent portion is opened and the effective length of the
詳しくは(図4(C)参照)多機能外科用器具23は、手元操作部4を引張り操作すると、その反力を密着コイル巻きのシース体2が受けて支えることによって、クリップフック15が伸ばされてクリップ14が体内に留置される操作プロセスとなる。このケースにおいて背景技術のシース体は、屈曲させると曲率半径が大なる引張り側の線間に隙間を生ずるのでクリップ14がシース体内に入り込んで先端からのクリップ位置が変動する。そして、手元操作によって圧縮反力を受けると前記線間隙間が小となり、これによる操作力の大・小によってシース体が揺動して消化器管等の損傷をもたらす。
For details (see FIG. 4 (C)), when the multi-function
さらに、操作ストロークがシース体のコイルばねに吸収されて所要引張りストロークの先端部への伝達が困難となり、クリップフック15が伸ばされず体内留置できない機能不全をもたらす難点がある。
Furthermore, since the operation stroke is absorbed by the coil spring of the sheath body, it becomes difficult to transmit the required tension stroke to the distal end portion, and there is a problem that the
しかし、本発明のシース体2から成るものは、屈曲させても長さ変化量が極めて小にして操作ストローク不足の発生が無く、その上屈曲形態に関係なく操作応答性が極めて良く、安定したクリップ留置が確保できる。
However, the
続いて図5を参照して他の実施例を説明する。即ち、図5(A)は手元操作部4の回転操作によってシース体2内の芯材3(ワイヤ)の張力を調整して先端処置部5の内視鏡を可変させる公知形態の内視鏡24が示してあり、図5(B)はシース体2内に「芯材3に当るリード線26」を内挿すると共に、このリード線26の先端に連結したセンサー27(先端処置部5に当る)を備えたセンサー付ガイドワイヤ25が示してあり、このいずれものシース体2は前記基本形態の構造に設定されている。
Next, another embodiment will be described with reference to FIG. That is, FIG. 5A shows a known form of endoscope in which the endoscope of the
以上の図5(A)(B)のものは、シース体2が前記の主たる作用効果を奏する前記基本形態であることから、内視鏡24は先端処置部5の操作性がシース体2の屈曲形態に影響されないため、屈曲させることのみによる変動・揺動さらに術者の意図に反する作動を生じない特段の高性能にして当該治療性が一段と向上する。そして、センサー付ガイドワイヤ25は「背景技術のもののコイル線間隙間からの乱流の発生による血圧波不安定波形の防止」「リード線26断線による画像停止トラブルを防止する」等の特有の従たる作用効果がある。
5 (A) and 5 (B) above are the basic configuration in which the
即ち、背景技術のシース体から成る「センサー付きガイドワイヤ」は、冠動脈閉塞部の術後効果の確認のために血管内へ挿入すると、血管屈曲部による曲げ変形によってリード線26が引っ張られて断線してセンサー27の機能を失うトラブルがあり、さらに急激曲げ部位に過大な素線隙間を生じさせて血流を乱流させることがあり、この乱流によって血液波測定が不安定波形を呈して測定性を阻害する不良現象がある。しかし、本発明のシース体から成るものは、素線間隙間の発生がないので、リード線26への無用な張力が発生せず、以上の従来難点が解消される。
That is, when the “guide wire with sensor” made of the sheath body of the background art is inserted into the blood vessel for confirmation of the postoperative effect of the coronary artery occlusion portion, the
次に図6を参照して他の実施例を説明する。即ち、シース体2を主要部に成す医療用処置具1において、図6(A)のものは前記基本形態から成る先端側ゾーン2Aと、この先端側ゾーン2Aに直列連結した中空撚線コイル体から成る手元側ゾーン2Cの2ゾーン形態に設定されている。そして図6(B)のものは、同じく前記基本形態から成る先端側ゾーン2Aと、中空撚線コイル体から成る中間ゾーン2Bと、可撓性の中空管体から成る手元側ゾーン2Cが直列連結された3ゾーン形態に設定されている。
Next, another embodiment will be described with reference to FIG. That is, in the
以上の図6のものは下記の特有作用がある。即ち、医療用処置具1は蛇行血管内・消化器管内等の屈曲細管の体腔内に深く挿入するので長さ方向の先柔後剛の傾斜特性にして手元剛性による良好な押込み・回転操作性の確保と、先柔による体腔内への円滑挿入・深部挿入性を図るのが「好ましい一般技術概念」であることから、この図6実施例のものは前記2Aによる本発明の特有の作用効果と、前記複数ゾーン形態による先柔後剛の一般技術特性が併存付与できる。
The above FIG. 6 has the following specific actions. That is, since the
そして、さらに補足すれば図6(A)のものは単条コイル体の場合と異なり中空撚線コイル体を用いる為、先端側への回転伝達力を向上させることができる。この理由は手元側操作部を回転させると、単条コイル体の場合は、一本の線材で回転力を支える構造の為、屈曲部の体腔内壁等との各接点・各部位間毎異なる不均質な捻り溜りが発生しているからである。これに対して、中空撚線コイル体は、多数本の素線を用いている為、各素線が中空撚線コイル体の中心軸側へ傾斜していて、この傾斜角が単条コイル体の場合より「大」となっている為、先端側へよりスムーズな回転力を伝えることができる。 And if it supplements further, since the thing of FIG. 6 (A) uses a hollow stranded wire coil body unlike the case of a single strip coil body, the rotational transmission force to the front end side can be improved. The reason for this is that when the proximal side operation part is rotated, in the case of a single-strand coil body, the structure that supports the rotational force with a single wire, the contact between the bent part and the body cavity inner wall, etc. This is because a homogeneous twist pool has occurred. On the other hand, since the hollow stranded coil body uses a large number of strands, each strand is inclined toward the central axis side of the hollow stranded coil body, and this inclination angle is a single coil body. Since it is “larger” than the case of, a smoother rotational force can be transmitted to the tip side.
また、ここで用いる中空撚線コイル体は、ロープ撚線機による撚合形態が望ましい。その理由は、撚合と同時に素線全周に加工変質層(硬化層)を形成することにより、中空撚線コイル体を全長にわたって均質化できるからである(多条線のマンドレル巻き付け工法では、多条巻回単位毎隙間が発生しやすい)。そして、図6(B)のものは中空管体からなる為、さらに、手元側回転力を先端側へ伝え易くなり、体腔内等の屈曲形態に対応した傾斜機能を有する構造体である。 The hollow stranded wire coil body used here is preferably in a twisted form by a rope stranded wire machine. The reason is that by forming a work-affected layer (cured layer) on the entire circumference of the strand simultaneously with twisting, the hollow stranded coil body can be homogenized over the entire length (in the multi-strand mandrel winding method, Multiple gaps are likely to occur in multiple winding units). And since the thing of FIG. 6 (B) consists of a hollow tube body, it becomes a structure which becomes easy to transmit a hand side rotational force to a front end side, and has the inclination function corresponding to bending forms, such as a body cavity.
なお補足すれば、前記多ゾーン形態に用いる中空撚線コイル体は、多数本の素線をロープ撚線機を用いてロープ状に撚り合せて、中心材を抜いた中空形態、または、多数の素線を中空状に撚合構成した形態が好ましく、この形態のものはロープ撚線機による「波付け・形付け時の治具を通過させることによって線材全周に加工変質層(硬化層)」が形成される。そして、前記のゾーン連結は「ロー付・溶接・管ピースによるかしめ」等の工法による。 If supplemented, the hollow stranded coil body used in the multi-zone configuration is a hollow configuration in which a large number of strands are twisted into a rope shape using a rope twisting machine, and the central member is removed, or a large number A form in which the strands are twisted in a hollow shape is preferable, and this form is “processed alteration layer (cured layer) on the entire circumference of the wire by passing a jig for corrugation and shaping with a rope twisting machine” Is formed. The zone connection is performed by a method such as “brazing / welding / caulking by pipe piece”.
そして、中空撚線コイル体の実施例として、線径0.33mmのステンレス鋼線材(オーステナイト系)を例えば12本撚合して、コイル体外径が1.6mmとなる構成とする。又、線径0.33mmの構成が、直径0.11mmの素線を7本撚合した構成としてもよい。そして、ステンレス鋼線材と超弾性特性を有するニッケル−チタン合金線材の混合撚線又はいずれか一方とした撚合構成を用いてもよい。そして、中空管体の使用材質は、ステンレス鋼線材又は前記ニッケル・チタン合金線材いずれを用いてもよい。さらに、本発明に用いる異形複素線は、直径0.3mmの円弧外周素線と、底辺が0.35mm高さが0.3mm二等辺斜辺素線を用い、又、使用材質はステンレス鋼線材を用い、コイル成形加工を容易にする為、二種の線材の一方を熱処理により軟材質(引張り強さが80〜120Kgf/mm2)として、硬質材(引張り強さが180〜300Kgf/mm2)との組合せを用いた構造としてもよい。又、形状記憶特性を有する前記ニッケル−チタン合金線材を用いてもよい。 As an example of a hollow stranded wire coil body, for example, 12 stainless steel wire rods (austenite type) having a wire diameter of 0.33 mm are twisted so that the outer diameter of the coil body becomes 1.6 mm. Further, the configuration having a wire diameter of 0.33 mm may be a configuration in which seven strands having a diameter of 0.11 mm are twisted. And you may use the twisted structure made into the mixed stranded wire of the stainless steel wire and the nickel-titanium alloy wire which has a superelastic characteristic, or any one. The material used for the hollow tube may be a stainless steel wire or the nickel / titanium alloy wire. Furthermore, the deformed complex wire used in the present invention is an arc outer peripheral wire with a diameter of 0.3 mm, an isosceles strand with a base of 0.35 mm and a height of 0.3 mm, and the material used is a stainless steel wire. In order to facilitate the coil forming process, one of the two types of wire is softened by heat treatment (tensile strength is 80 to 120 kgf / mm 2 ) and hard material (tensile strength is 180 to 300 kgf / mm 2 ). It is good also as a structure using the combination. Moreover, you may use the said nickel-titanium alloy wire which has a shape memory characteristic.
1 医療用処置具
2 シース体
3 芯材
4 手元操作部
5 先端処置部
6 コイル中心線
7 先細2等辺斜辺素線
8 円弧外周素線
12 生検カップ
13 ループ部
14 クリップ
20 内視鏡用処置具
21 内視鏡用生検鉗子
22 内視鏡用処置具
23 多機能外科用器具
24 内視鏡
25 センサー付ガイドワイヤ
30 背景技術のシース体
C 空隙
F 被覆
DESCRIPTION OF
Claims (10)
A sheath body comprises a distal end side zone comprising the deformed complex wire coil portion according to any one of claims 1 to 3, an intermediate zone comprising a hollow stranded coil body connected in series to the distal end side zone, and an intermediate zone. A medical treatment instrument in a three-zone configuration comprising a proximal zone comprising hollow tubes connected in series.
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