JP2006218513A - パイプ製造方法およびパイプ製造方法によって製造されたパイプ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】アッパシャフト2の一方の内周面に長さ方向の複数本のキー溝21aおよびキー21bで構成する内スプライン21を形成してシャフト用のアッパシャフト2を製造するパイプ製造方法であって、前記キー溝21aおよびキー21bを成形するためのスウェージングマンドレルを、前記パイプ内部に一端から挿入し、互いに隣合わせて組み合わせた状態で内側に円筒形のプレス面を形成する複数のスウェージングダイスが、互いに同じ間隔を隔てて広がった状態から、同時に中心に向かって前記アッパシャフト2をたたき寄せるプレスと、前記各スウェージングダイスを前記アッパシャフト2から広がった状態に離間させる開放と、前記各スウェージングダイスを円周方向へ一定角度回転させる回転とを繰り返して前記外スプライン12を成形する。
【選択図】 図1
Description
自動車のステアリングシャフト1の正面一部断面図を示す図1と、アッパシャフト2の説明図を示す図2とともに、ステアリングシャフト1及びアッパシャフト2について説明する。
アッパシャフト2は、ステアリングホイール側(図面上側)に、ステアリングホイールを取付けるために必要な軸線方向に径の異なる所定の軸部2aと、パイプ中央部2bと、内周面に長さ方向のキーおよびキー溝から構成する内スプライン21を有するスプライン部2cとで構成している。
これにより、ロアシャフト11とアッパシャフト2とは、互いのキーとキー溝とを嵌合して回転運動を伝達でき、かつ長さ方向にスライドする。このスライドにより、衝突時にステアリングホイールで運転者の体を強打するようなことを阻止することができる。
これにより、外周部13aと内スプライン21のキーとの摩擦によって、アッパシャフト2からロアシャフト11が抜け落ちることを防止している。
また、パイプ中央部2bの長さ方向の略中間部分には、キーロック用の長孔28を形成している。
第2成形完了後、第2成形品30bに前述のセレーテッドシャフト24と、ネジ部23、長孔28とを形成してアッパシャフト2を完成させる(図1参照)。
図3に示したようにこのプレス成形装置3は、装置本体31の一方側に、材料たるパイプ30を一本ずつ供給する供給部32を設け、他方側には第1成形品30aを取り出す取出し用ロボットハンド33を設けており、これらは装置本体31に同期して駆動するように制御部により制御されている。図中、34,35は操作盤、36は成形品トレー、37は後述する5つの油圧シリンダの加圧圧力計である。
なお、ホッパ38の一方側には、材料のパイプ30の長さに合わせて左右にスライドして供給するパイプ30を揃えるスライド板38aを設けている。
前述の装置本体31は、ベッド42上で間欠回転する回転テーブル43(図4参照)と、この回転テーブル43上方の所定位置に配設され、油圧シリンダ44により降下する5つの可動型45a〜45e(図5参照)と、油圧シリンダ(図示せず)によりベッド42の下方から上方へ突出するノックアウトバー48(図5参照)、そして、金型清掃のための適宜のエア供給手段と、パイプ30および第1成形品30aの姿勢を検知する適宜の確認センサと、回転テーブル43の回転トルクを検出する適宜のトルク検出手段とを備えている。なお、前記確認センサは供給部32(図3)側と取出し用ロボットハンド33側とに装着している。
供給ステーションS1は、前述した供給部32に、また取出しステーションS7は前述の取出し用ロボットハンド33に、それぞれなるべく近くなるような位置に、またはロボットハンド33,41の運動が円滑に行なえるような位置に適宜設定している。また、図4に示したように上述の取出しステーションS7からは上述のノックアウトバー48がベッド42の下から上方へ突出するようにしている。また取出しステーションS7のベッド42には、図10に見られるようなガイドブッシュ55を装着している。
なお、ノックアウトバー48は、非作動時には後退して上端面が前述のガイドブッシュ55(図10)内に位置するように設定している。
また、図5中、49はテーブル押えである。
前述の各金型壺50内には、上述の可動型45a〜45eと協動してパイプ30をプレス加工する同一の固定型61を収納している。
この固定型61は、図7に示すように第1固定型62と第2固定型63と第3固定型64とからなり、下部に位置する第2固定型63上部は逆テーパ状のテーパ面65を形成している。第1固定型62には、第1成形品30aの中間部を成形するため円形の凹部66と嵌合部67とを形成している。そしてこの第1固定型62の上部の嵌合部67に可動型45a〜45eが順次嵌合することで第1成形品30aの軸部2aを形成する。なお、この固定型61は、回転中心に対して全ての固定型61が同一の方向を向くように、換言すれば、回転中心から延びる仮想放射線を中心とするように配設して、どの固定型61がどの処理ステーションS1〜S7に位置しても、処理中のパイプ30を同じ向きに向いた状態で処理できるようにしている。
各可動型45a〜45eについては後述するが、5つの可動型45a〜45eの降下は同時に行なってもよいが、タイミングをずらして行なう方が、回転テーブル43に集中負荷が掛かるのを防ぐことができるため好ましい。
なお、スウェージングダイス76は、4つで一組として用いられる。各スウェージングダイス76は図16に示すように円弧形状のプレス面を有するプレス面76aと基台部76bとで構成されている。また、プレス面76aは、中央断面を示す図16(c)に示すように中央の水平面と、その両側に備えた同じ勾配であるとともに、長さの異なる左右の斜面とで構成している。また、プレス面76aの両側の当接面76cは、45度の勾配で形成され、4つのスウェージングダイス76を互いにプレス面76aが向き合うようにして、隣り合う当接面76cを当接させて組み合わせると図16(d)に示すように、プレス面76aによって第2成形品30bのスプライン部2cの外径と略同一の円筒形を構成することができる。
次に、第2加工の際のスウェージングマシン4の動作の平面説明図を示す図18と、図18(a)と図18(d)の際の側面説明図を示す図19とともに、スウェージングマシン4の動作について説明する。
上述したように、パイプ保持部74が保持した第1成形品30aの中心と、貫通孔75aおよびスウェージングマンドレル77の中心は略同一であるため、貫通孔75aを通過した第1成形品30aの内部には、スウェージングマンドレル77が徐々に挿入される。
以上の一連の動作を繰り返してスウェージングマシン4は、第1成形品30aに第2加工を施して第2成形品30bにする。
また、第2成形では、スプライン部2cの端部から順次スウェージング加工を施すため、スプラインを成形することによって、スプライン部2cが長さ方向に延伸することを防止できる。したがって、マンドルキー溝78aおよびマンドルキー78bによって、滑らかでないシャープな角部を、キー溝21aとキー21bそれぞれに確保することができ、成形精度の高いキー溝21aおよびキー21bによる内スプライン21を成形することができる。
この発明のパイプは、アッパシャフト2に対応し、
以下同様に、
内スプライン部は、内スプライン21に対応し、
中芯型は、スウェージングマンドレル77に対応し、
内側プレス面は、プレス面76aに対応し、
外形型は、スウェージングダイス76に対応し、
絞り型は、固定型61に対応し、
他方成形型は、可動型45a〜45eに対応し、
外スプライン部は、外スプライン12に対応し、
オス型パイプ、ロアシャフト11に対応するも、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
2…アッパシャフト
11…ロアシャフト
12…外スプライン
21…内スプライン
21a…キー溝
21b…キー
45a〜e…可動型
61…固定型
76…スウェージングダイス
76a…プレス面
77…スウェージングマンドレル
Claims (5)
- パイプの一方の内周面に長さ方向の複数本のキーおよびキー溝で構成する内スプライン部を形成してシャフト用のパイプを製造するパイプ製造方法であって、
前記キーおよびキー溝を成形するための中芯型を、前記パイプ内部に一端から挿入し、
互いに隣合わせて組み合わせた状態で内側に円筒形の内側プレス面を形成する複数の外形型が、互いに同じ間隔を隔てて広がった状態から、同時に中心に向かって前記パイプをたたき寄せるプレスと、
前記各外形型を前記パイプから広がった状態に離間させる開放と、
前記各外形型を円周方向へ一定角度回転させる回転とを繰り返して前記内スプライン部を成形する
パイプ製造方法。 - パイプ内部に中芯型を挿入する前に、前記パイプのうち内スプライン側を絞り加工用の絞り型に押入してパイプ径を縮小する
請求項1記載のパイプ製造方法。 - 前記パイプの他方の外形を成形する他方成形型と前記絞り型とを対向させて、間に供給した前記パイプを、前記他方成形型と前記絞り型とによりプレスすることで、前記パイプの他方の成形と、前記パイプの一方のパイプ径の縮小とを行なう
請求項2記載のパイプ製造方法。 - 請求項1、2または3のうちいずれかに記載のパイプ製造方法によって製造されたパイプ。
- 請求項4に記載のパイプと、外周面の一方に外スプライン部を備えたオス型パイプとを、スプライン嵌合させて連結したステアリングシャフト。
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