JP2006182685A - 染毛剤組成物 - Google Patents

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和法 延本
Masahiko Ogawa
真彦 小川
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宏之 藤沼
Takashi Matsuo
貴史 松尾
So Miyabe
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Abstract

【課題】良好な染色力・脱色力を有し、使用時の刺激臭が少なく、かつ第2剤が保存安定性と第1剤との混合性に優れる二剤式染毛剤組成物の提供。
【解決手段】アルカリ剤を含有する第1剤と、過酸化水素を含有する第2剤とを混合して用いる染毛剤組成物であって、該第2剤が次の成分(A)〜(E)
(A) 過酸化水素:0.1〜12重量%
(B) アンモニアの中和塩:アンモニア(NH3)換算量として0.1〜4重量%
(C) 高級アルコール:0.1〜20重量%
(D) 界面活性剤:0.01〜16重量%
(E) 水
を含有し、成分(C)と成分(D)の重量比が0.1≦(D)/(C)≦0.9であり、pHが2〜5の水中油型乳化物である、染毛剤組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、良好な染色力・脱色力を有し、使用時の刺激臭が少なく、かつ第2剤が保存安定性と第1剤との混合性に優れる水中油型乳化物である二剤式染毛剤組成物に関する。
毛髪の脱色や染色には、アルカリ剤を含有する第1剤と、過酸化水素等の酸化剤を含有する第2剤よりなる二剤型の永久染毛剤や脱色剤が広く利用されている。第1剤のアルカリ剤は、酸化剤の働きを活性化して毛髪中のメラニン顆粒の酸化分解を進行させ、毛髪を脱色し、明るい色調を得るために配合されるものである。
従来、一般にアルカリ剤としては、アンモニアが使用されている。アンモニアは良好な染毛力や脱色力を得るのに優れたアルカリ剤であるが、強い刺激臭を有しており、施術時にかなりの不快感を伴うという欠点を有する。また、使用される迄の保管が長期の場合また高温下の場合などでは、第1剤中のアンモニアの揮散による染毛性能の低下という問題も生じる。
使用時のアンモニアの揮散を抑制した二剤式染毛剤組成物として、アンモニア量をアルカリ剤全量の30重量%以下とし、通常アルカリ剤の一種として第1剤に配合されるアンモニウム塩(アンモニアの中和塩)を第2剤に含有させ、第1剤と第2剤の混合時に第1剤中のアルカリ剤との反応によってアンモニアを徐々に発生させる二剤式泡状染毛剤組成物が提案されている(特許文献1)。
しかしながら、第2剤が乳化物である場合には、アンモニア中和塩を含有させると、その乳化安定性が低下して保存安定性や第1剤との混合性が低下するという問題が生ずる。これに対し上記技術は、泡状のエアゾール製品のみを対象とする技術であり、第2剤を乳化物とした場合の安定な乳化条件を開示するものではなかった。
特開2002-284655号公報
そこで、本発明は、良好な染色力・脱色力を有し、使用時の刺激臭が少なく、かつ第2剤が保存安定性と第1剤との混合性に優れる乳化物である二剤式染毛剤組成物を提供することを目的とする。
本発明者は、通常第1剤に配合されるアンモニアを中和塩として第2剤に配合し、かつ第2剤中に高級アルコールと界面活性剤を特定の比率で含有させ、水中油型の乳化物とすれば、第2剤中にアンモニアの中和塩を安定に含有させることができ、その乳化安定性が顕著に向上して上記課題が解決されることを見出した。
すなわち本発明は、アルカリ剤を含有する第1剤と、過酸化水素を含有する第2剤とを混合して用いる染毛剤組成物であって、該第2剤が次の成分(A)〜(E)
(A) 過酸化水素:0.1〜12重量%
(B) アンモニアの中和塩:アンモニア(NH3)換算量として0.1〜4重量%
(C) 高級アルコール:0.1〜20重量%
(D) 界面活性剤:0.01〜16重量%
(E) 水
を含有し、成分(C)と成分(D)の重量比が0.1≦(D)/(C)≦0.9であり、pHが2〜5の水中油型乳化物である、染毛剤組成物を提供するものである。
なお、本発明における「染毛剤組成物」には、染料を含有しない毛髪用脱色剤(ブリーチ剤)も含むものとする。
本発明の二剤式染毛剤組成物は、良好な染色力・脱色力を有し、使用時の刺激臭が少なく、かつ第2剤である水中油型乳化物が保存安定性と第1剤との混合性に優れる。
《第2剤》
〔成分(A):過酸化水素〕
過酸化水素の第2剤中の含有量は、十分な脱色・染毛効果、及び毛髪損傷や頭皮刺激の低減の点から、0.1〜12重量%とするが、好ましくは0.5〜9重量%、特に1〜6重量%である。
〔成分(B):アンモニアの中和塩〕
本発明においては、アンモニアの中和塩を酸性(pH2〜5)である第2剤に含有させる。この第2剤を第1剤と混合すると、第1剤中のアルカリ剤とアンモニアの中和塩とが反応し、アンモニアが生成する。アンモニアは、反応の進行に伴い徐々に生成されるので刺激臭が抑制される。また、アンモニアは、第1剤と第2剤が混合されるまで酸性媒体中に中和塩として含有されることで、長期間また高温など過酷な環境下でも保管中のアンモニアの揮散を回避できる。成分(B)のアンモニアの中和塩としては、例えば、塩化アンモニウム、硫酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、クエン酸アンモニウム、酢酸アンモニウム、シュウ酸アンモニウム、酒石酸アンモニウム、重硫酸アンモニウム、リン酸アンモニウム、リン酸水素二アンモニウム、リン酸二水素アンモニウム等が挙げられ、なかでもリン酸水素二アンモニウム、リン酸二水素アンモニウム、リン酸アンモニウム、塩化アンモニウム、硫酸アンモニウムが好ましい。また、1-ヒドロキシエタン-1,1-ジホスホン酸のアンモニウム塩も好ましい。
アンモニアの中和塩は2種以上を併用することもでき、第2剤中の成分(B)の含有量は、良好な脱色力の点から、アンモニア換算量(NH3量)として、0.1〜4重量%とするが、好ましくは0.2〜3重量%、特に0.5〜2重量%である。
〔成分(C):高級アルコール〕
成分(C)の高級アルコールとしては、炭素数12〜24、特に16〜22の直鎖又は分岐鎖の飽和又は不飽和の脂肪族アルコールが挙げられ、具体的には、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、イソステアリルアルコール、オレイルアルコール、2-ヘキシルデカノール、2-オクチルドデカノール等、及びこれらの混合物が挙げられる。これらのうち、飽和の高級アルコール、具体的にはセチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、2-オクチルドデカノールが好ましい。
高級アルコールは2種以上を併用することが好ましく、特にステアリルアルコールとベヘニルアルコールをベヘニルアルコール:ステアリルアルコール(重量比)=1:2〜1:50、特に1:10〜1:30で併用すると乳化安定性が向上し、好ましい。第2剤中の成分(C)の含有量は、第2剤の安定性の点から、0.01〜20重量%とするが、好ましくは0.1〜15重量%、特に0.5〜10重量%である。
〔成分(D):界面活性剤〕
成分(D)の界面活性剤は、第2剤を水中油型乳化組成物とするために含有される。界面活性剤としては、乳化安定性の観点より、非イオン界面活性剤、例えば炭素数12〜24の直鎖又は分岐鎖のアルキル基を有するアルコキシ化(例えばエトキシ化又はプロポキシ化)高級アルコール、具体的には、ポリオキシエチレン(2〜40モル)アルキルエーテル等が好ましいものとして挙げられる。また、感触面を考慮すれば、更にモノ長鎖アルキルトリメチルアンモニウム塩、ジ長鎖アルキルジメチルアンモニウム塩等のカチオン界面活性剤を併用することが好ましい。ここで、モノ長鎖アルキルトリメチルアンモニウム塩としては、感触、乳化性能の面から、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウムが好ましい。
界面活性剤は2種以上を併用することもでき、第2剤中の成分(D)の含有量は、第2剤の安定性の点から、0.01〜16重量%とするが、好ましくは0.1〜12重量%、特に0.2〜8重量%である。
成分(C)と成分(D)の重量比は、第2剤の乳化安定性を向上して保存安定性と第1剤との混合性を良好なものとするため、0.1≦(D)/(C)≦0.9とするが、好ましくは0.2≦(D)/(C)≦0.8、特に0.3≦(D)/(C)≦0.7である。
〔成分(E):水〕
第2剤の媒体としては、成分(E)の水が使用される。また、必要により有機溶剤が使用される。有機溶剤としては、エタノール、2-プロパノール等の低級アルカノール類、ベンジルアルコール、2-ベンジルオキシエタノール等の芳香族アルコール類、プロピレングリコール、1,3-ブタンジオール、ジエチレングリコール、グリセリン等のポリオール類、エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ等のセロソルブ類、エチルカルビトール、ブチルカルビトール等のカルビトール類が挙げられる。
〔炭化水素油〕
第2剤には、脱色力の向上効果、毛髪損傷の抑制効果を高めるため、更に炭化水素油を含有させることができる。炭化水素油としては、流動パラフィン、流動イソパラフィン、スクワラン等が挙げられる。炭化水素油は、2種以上を併用することもでき、第2剤中の含有量は、上記効果の点から、第2剤中の0.01〜20重量%、更に0.1〜15重量%、特に0.5〜10重量%が好ましい。
〔シリコーン類〕
第2剤には、更に、毛髪に滑らかさ、しっとり感を付与するため、シリコーン類を含有させることができる。シリコーン類としては、ジメチルポリシロキサン、ポリエーテル変性シリコーン、アミノ変性シリコーン、カルボキシ変性シリコーン、メチルフェニルポリシロキサン、脂肪酸変性シリコーン、アルコール変性シリコーン、脂肪族アルコール変性シリコーン、エポキシ変性シリコーン、フッ素変性シリコーン、環状シリコーン、アルキル変性シリコーン等が挙げられる。なかでも、ジメチルポリシロキサン、ポリエーテル変性シリコーン、アミノ変性シリコーンが好ましい。ジメチルポリシロキサンは、毛髪に良好な潤滑性を附与することができ、ポリエーテル変性シリコーンは、毛髪に滑らかさを附与することができ、アミノ変性シリコーンは、毛髪にしっとり感を附与することができる。本発明においては、求める性能に応じて、各種のシリコーン類を単独で又は2種以上を使用することができる。ジメチルポリシロキサンとしては、求める感触に応じて重合度が5程度のものから、エマルションとして供給される場合が多い重合度が2万程度のものまで使用できるが、重合度が1000〜10000、特に2000〜5000のものが好ましい。なお、ここでの重合度は、GPC-ICPを用いた分析によるものである。ポリエーテル変性シリコーンは、ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体、ポリ(オキシエチレン・オキシプロピレン)メチルポリシロキサン共重合体の総称であり、種々のHLBを有するものが知られているが、市販品としては、信越化学工業社のシリコーンKF351A、同KF353A、同KF6008、同KF6016、同KF6011、同KF6012、東レ・ダウコーニング・シリコ−ン社のSH3771C、同3773C、同3775C等が挙げられる。アミノ変性シリコーンとしては、アモジメチコーンオイル又はそのエマルションが好ましく、市販品としては、東レ・ダウコーニング・シリコーン社のアモジメチコーンエマルションSM8704Cや、東芝シリコーン社のKT-1989、XF42-B1989等が挙げられる。
第2剤中のシリコーン類の含有量は、0.01〜20重量%が好ましく、更には0.1〜10重量%、特に0.5〜5重量%が好ましい。
〔その他任意成分〕
第2剤には、上記成分のほかに通常化粧品原料として用いられる他の成分を加えることができる。このような任意成分としては、動植物性油脂、高級脂肪酸類、天然又は合成の高分子、エーテル類、蛋白誘導体、加水分解蛋白、アミノ酸類、防腐剤、キレート剤、安定化剤、酸化防止剤、動植物性抽出物、生薬抽出物、ビタミン類、香料、紫外線吸収剤が挙げられる。
《第1剤》
〔染料〕
本発明の組成物が、脱色剤組成物である場合には、染料は含有せず、染毛剤組成物である場合には、第1剤に酸化染料中間体又は直接染料を含有する。
(酸化染料中間体)
酸化染料中間体としては、通常染毛剤に使用されている公知のプレカーサー及びカプラーを用いることができる。プレカーサーとしては、例えばパラフェニレンジアミン、トルエン-2,5-ジアミン、2-クロロ-パラフェニレンジアミン、N-メトキシエチル-パラフェニレンジアミン、N,N-ビス(2-ヒドロキシエチル)-パラフェニレンジアミン、2-(2-ヒドロキシエチル)-パラフェニレンジアミン、2,6-ジメチル-パラフェニレンジアミン、4,4′-ジアミノジフェニルアミン、1,3-ビス(N-(2-ヒドロキシエチル)-N-(4-アミノフェニル)アミノ)-2-プロパノール、PEG-3,3,2′-パラフェニレンジアミン、パラアミノフェノール、パラメチルアミノフェノール、3-メチル-4-アミノフェノール、2-アミノメチル-4-アミノフェノール、2-(2-ヒドロキシエチルアミノメチル)-4-アミノフェノール、オルトアミノフェノール、2-アミノ-5-メチルフェノール、2-アミノ-6-メチルフェノール、2-アミノ-5-アセタミドフェノール、3,4-ジアミノ安息香酸、5-アミノサリチル酸、2,4,5,6-テトラアミノピリミジン、2,5,6-トリアミノ-4-ヒドロキシピリミジン、4,5-ジアミノ-1-(4′-クロロベンジル)ピラゾール、4,5-ジアミノ-1-ヒドロキシエチルピラゾールとこれらの塩等が挙げられる。
また、カプラーとしては、例えばメタフェニレンジアミン、2,4-ジアミノフェノキシエタノール、2-アミノ-4-(2-ヒドロキシエチルアミノ)アニソール、2,4-ジアミノ-5-メチルフェネトール、2,4-ジアミノ-5-(2-ヒドロキシエトキシ)トルエン、2,4-ジメトキシ-1,3-ジアミノベンゼン、2,6-ビス(2-ヒドロキシエチルアミノ)トルエン、2,4-ジアミノ-5-フルオロトルエン、1,3-ビス(2,4-ジアミノフェノキシ)プロパン、メタアミノフェノール、2-メチル-5-アミノフェノール、2-メチル-5-(2-ヒドロキシエチルアミノ)フェノール、2,4-ジクロロ-3-アミノフェノール、2-クロロ-3-アミノ-6-メチルフェノール、2-メチル-4-クロロ-5-アミノフェノール、N-シクロペンチル-メタアミノフェノール、2-メチル-4-メトキシ-5-(2-ヒドロキシエチルアミノ)フェノール、2-メチル-4-フルオロ-5-アミノフェノール、レゾルシン、2-メチルレゾルシン、4-クロロレゾルシン、1-ナフトール、1,5-ジヒドロキシナフタレン、1,7-ジヒドロキシナフタレン、2,7-ジヒドロキシナフタレン、2-イソプロピル-5-メチルフェノール、4-ヒドロキシインドール、5-ヒドロキシインドール、6-ヒドロキシインドール、7-ヒドロキシインドール、6-ヒドロキシベンゾモルホリン、3,4-メチレンジオキシフェノール、2-ブロモ-4,5-メチレンジオキシフェノール、3,4-メチレンジオキシアニリン、1-(2-ヒドロキシエチル)アミノ-3,4-メチレンジオキシベンゼン、2,6-ジヒドロキシ-3,4-ジメチルピリジン、2,6-ジメトキシ-3,5-ジアミノピリジン、2,3-ジアミノ-6-メトキシピリジン、2-メチルアミノ-3-アミノ-6-メトキシピリジン、2-アミノ-3-ヒドロキシピリジン、2,6-ジアミノピリジンとこれらの塩等が挙げられる。
プレカーサーとカプラーは、それぞれ2種以上を併用してもよく、その含有量は、それぞれ第1剤中の0.01〜5重量%、特に0.1〜4重量%が好ましい。
(直接染料)
直接染料としては、酸性染料、ニトロ染料、分散染料、塩基性染料等が挙げられる。酸性染料としては、青色1号、紫色401号、黒色401号、だいだい色205号、赤色227号、赤色106号、黄色203号、アシッドオレンジ3等が挙げられ、ニトロ染料としては、2-ニトロ-p-フェニレンジアミン、2-アミノ-6-クロロ-4-ニトロフェノール、3-ニトロ-p-ヒドロキシエチルアミノフェノール、4-ニトロ-o-フェニレンジアミン、4-アミノ-3-ニトロフェノール、4-ヒドロキシプロピルアミノ-3-ニトロフェノール、HCブルーNo.2、HCオレンジNo.1、HCレッドNo.1、HCイエローNo.2、HCイエローNo.4、HCイエローNo.5、HCレッドNo.3、N,N-ビス-(2-ヒドロキシエチル)-2-ニトロ-p-フェニレンジアミン等が挙げられ、分散染料としては、ディスパーズバイオレット1、ディスパーズブルー1、ディスパーズブラック9等が挙げられ、塩基性染料としては、ベーシックブルー99、ベーシックブラウン16、ベーシックブラウン17、ベーシックレッド76、ベーシックレッド51、ベーシックイエロー57、ベーシックイエロー87、ベーシックオレンジ31等が挙げられる。
直接染料は、2種以上を併用してもよく、酸化染料中間体と併用してもよい。またその含有量は、第1剤中に0.001〜5重量%、特に0.01〜3重量%が好ましい。
〔アルカリ剤〕
本発明の染毛剤組成物は、第1剤にアルカリ剤を含有する。アルカリ剤としては、アンモニア及びその塩;モノエタノールアミン、イソプロパノールアミン、2-アミノ-2-メチルプロパノール、2-アミノブタノール等のアルカノールアミン及びその塩;1,3-プロパンジアミン等のアルカンジアミン及びその塩;炭酸グアニジン、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等の炭酸塩等が挙げられる。これらのうち、アンモニア、アルカノールアミン及びそれらの塩が好ましいが、第1剤に使用するアルカリ剤のうち、アンモニアの量は少量とすることが好ましく、例えば第1剤中のアンモニア量を0〜1重量%、更には0〜0.5重量%、特に0〜0.3重量%とすることが好ましい。特にアンモニアを使用しない場合には、アンモニアによる刺激臭がなく、使用中に不快感を生じないので好ましい。アンモウム塩としては炭酸アンモニウム、炭酸水素アンモニウムが好ましく、アルカノールアミン及びその塩としてはモノエタノールアミン及びその塩が好ましい。
アルカリ剤は、2種以上を併用してもよく、またその含有量は、十分な脱色・染毛効果の点、及び毛髪損傷や頭皮刺激の低減の点から、第1剤中の0.1〜20重量%が好ましく、更には0.2〜15重量%、特に0.5〜10重量%が好ましい。
〔その他任意成分〕
本発明の組成物には、上記成分のほかに通常化粧品原料として用いられる他の成分を加えることができる。このような任意成分としては、第2剤の成分として記載したような高級アルコール、界面活性剤、炭化水素類、シリコーン類、媒体のほか、動植物性油脂、高級脂肪酸類、天然又は合成の高分子、エーテル類、蛋白誘導体、加水分解蛋白、アミノ酸類、防腐剤、キレート剤、安定化剤、酸化防止剤、動植物性抽出物、生薬抽出物、ビタミン類、香料、紫外線吸収剤が挙げられる。
〔pH〕
第1剤のpH(25℃)は、8〜12、特に9〜11が好ましく、第2剤のpH(25℃)は2〜5とするが、3〜4が好ましい。使用時(混合時)の全組成物のpH(25℃)は、脱色・染毛効果と皮膚刺激性の点から、8〜12、特に8〜10が好ましい。pH調整剤としては、前記のアルカリ剤のほか、塩酸、リン酸等の無機酸、クエン酸、グリコール酸、乳酸等の有機酸、塩酸モノエタノールアミン等の塩酸塩、リン酸二水素カリウム、リン酸水素二ナトリウム等のリン酸塩等が挙げられる。なお、pH(25℃)は、HORIBA社製pHメーターにて測定した。
《その他》
〔剤型〕
本発明の染毛剤組成物における第2剤は水中油型乳化組成物であるが、第1剤も水中油型乳化物とすることが好ましい。これらの第1剤及び第2剤は、例えば、乳液状、クリーム状等とすることができ、チューブ容器、ボトル容器やエアゾール二重容器に入れた剤型とすることができる。
〔処理法〕
本発明の染毛剤組成物を用いて毛髪を脱色又は染毛処理するには、例えば本発明の染毛剤組成物の第1剤と第2剤を混合して15〜45℃の温度で毛髪に適用し、1〜50分間、好ましくは3〜30分間の作用時間をおき、その後、毛髪を洗浄し、乾燥すればよい。
実施例1及び比較例1
表1に示す第1剤及び表2に示す2種の第2剤を調製し、この第2剤の経時安定性及び第1剤との混合性について、下記方法に従って、評価した。
〈評価方法〉
・経時安定性
第2剤を40℃で1ヵ月保存したときの外観の変化を肉眼で観察し、下記基準に従って判定した。
○:乳化状態が保たれている
×:乳化状態が保たれていない(分離等が観察される)
・第1剤との混合性
第1剤と第2剤をそれぞれ20グラムずつトレーに出し、刷毛で15秒間混合操作を行ったときの外観を観察し、下記基準に従って判定した。
○:均一に混合されている
×:不均一な部分が見られる(混合されていない粒状塊が観察される)
実施例2
表3に示す第1剤及び表4に示す第2剤を調製し、実施例1と同様に第2剤の経時安定性及び第1剤との混合性を評価した。

Claims (4)

  1. アルカリ剤を含有する第1剤と、過酸化水素を含有する第2剤とを混合して用いる染毛剤組成物であって、該第2剤が次の成分(A)〜(E)
    (A) 過酸化水素:0.1〜12重量%
    (B) アンモニアの中和塩:アンモニア(NH3)換算量として0.1〜4重量%
    (C) 高級アルコール:0.1〜20重量%
    (D) 界面活性剤:0.01〜16重量%
    (E) 水
    を含有し、成分(C)と成分(D)の重量比が0.1≦(D)/(C)≦0.9であり、pHが2〜5の水中油型乳化物である、染毛剤組成物。
  2. 第2剤が、更に、炭化水素油を含有する請求項1記載の染毛剤組成物。
  3. 第2剤が、更に、シリコーン類を含有する請求項1又は2記載の染毛剤組成物。
  4. 第1剤中のアンモニアの含有量が、0〜1重量%である請求項1〜3のいずれかに記載の染毛剤組成物。
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