JP2005352062A - Microlens and exposure device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、マイクロレンズ(マイクロレンズアレイ等を含む)およびこのマイクロレンズを用いた露光装置に関する。 The present invention relates to a microlens (including a microlens array) and an exposure apparatus using the microlens.
従来、マイクロレンズアレイとして、例えば、特開2001−21703号公報に開示されるように、迷光を抑制するために、迷光抑制絞りを形成したものが知られている。
この公報では、隣接するレンズの間を透過する迷光を抑制するために、レンズの境界部に黒色金属膜,黒色樹脂膜等からなる迷光抑制絞りが形成されている。
In this publication, in order to suppress stray light transmitted between adjacent lenses, a stray light suppressing diaphragm made of a black metal film, a black resin film, or the like is formed at the boundary of the lenses.
しかしながら、上述したマイクロレンズアレイでは、迷光抑制絞りを、黒色金属膜,黒色樹脂膜等により形成しているため、光源にエネルギー密度の高い紫外線レーザ光を使用すると、黒色金属膜,黒色樹脂膜等が比較的早期に変質,劣化し迷光抑制機能が低下するという問題があった。
本発明は、かかる従来の問題を解決するためになされたもので、紫外線レーザ光に対して迷光抑制機能を長時間維持することができるマイクロレンズおよびこのマイクロレンズを用いた露光装置を提供することを目的とする。
However, in the above-described microlens array, the stray light suppression diaphragm is formed of a black metal film, a black resin film, or the like. Therefore, when an ultraviolet laser beam having a high energy density is used as a light source, a black metal film, a black resin film, or the like. However, there was a problem that the stray light suppression function declined due to deterioration and deterioration relatively early.
The present invention has been made to solve such a conventional problem, and provides a microlens capable of maintaining a stray light suppressing function for an ultraviolet laser beam for a long time and an exposure apparatus using the microlens. With the goal.
請求項1のマイクロレンズは、レンズの周辺部に、紫外線レーザ光に対して耐光性を有する遮光膜を形成してなることを特徴とする。
請求項2のマイクロレンズは、請求項1記載のマイクロレンズにおいて、前記遮光膜は、クロムからなることを特徴とする。
請求項3のマイクロレンズは、請求項1記載のマイクロレンズにおいて、前記遮光膜は、前記紫外線レーザ光の反射を防止する反射防止膜と、前記紫外線レーザ光を吸収する吸収膜とを積層してなることを特徴とする。
The microlens according to
According to a second aspect of the present invention, in the microlens according to the first aspect, the light shielding film is made of chromium.
The microlens according to
請求項4のマイクロレンズは、請求項3記載のマイクロレンズにおいて、前記反射防止膜は酸化クロムからなり、前記吸収膜はクロムからなることを特徴とする。
請求項5のマイクロレンズは、請求項1記載のマイクロレンズにおいて、前記遮光膜は、誘電体膜を積層した反射膜からなることを特徴とする。
請求項6のマイクロレンズは、レンズの周辺部に、紫外線レーザ光を散乱する光散乱面を形成してなることを特徴とする。
According to a fourth aspect of the present invention, in the microlens according to the third aspect, the antireflection film is made of chromium oxide and the absorption film is made of chromium.
A microlens according to a fifth aspect of the present invention is the microlens according to the first aspect, wherein the light shielding film is made of a reflective film in which a dielectric film is laminated.
The microlens according to claim 6 is characterized in that a light scattering surface for scattering ultraviolet laser light is formed in the periphery of the lens.
請求項7のマイクロレンズは、基体に複数のレンズが形成されるマイクロレンズアレイであり、前記レンズの境界部に光散乱面を形成してなることを特徴とする。
請求項8のマイクロレンズは、請求項1ないし請求項7のいずれか1項記載のマイクロレンズが用いられた照明光学系と、前記照明光学系により照明されたレチクルのパターンを感応基板に投影する投影光学系とを有することを特徴とする。
According to a seventh aspect of the present invention, there is provided a microlens array in which a plurality of lenses are formed on a substrate, and a light scattering surface is formed at a boundary portion of the lenses.
The microlens according to an eighth aspect projects an illumination optical system using the microlens according to any one of the first to seventh aspects and a reticle pattern illuminated by the illumination optical system onto a sensitive substrate. And a projection optical system.
本発明のマイクロレンズでは、紫外線レーザ光に対して迷光抑制機能を長時間維持することができる。
本発明の露光装置では、紫外線レーザ光に対して迷光抑制機能を長時間維持可能なマイクロレンズを照明光学系に使用することができるため、信頼性の高い露光装置を提供することができる。
In the microlens of the present invention, the stray light suppressing function can be maintained for a long time with respect to the ultraviolet laser beam.
In the exposure apparatus of the present invention, since a microlens capable of maintaining a stray light suppression function for ultraviolet laser light for a long time can be used in the illumination optical system, a highly reliable exposure apparatus can be provided.
以下、本発明の実施形態を図面を用いて詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1および図2は、本発明のマイクロレンズの第1の実施形態を示している。この実施形態では、本発明がマイクロレンズアレイに適用される。
この実施形態のマイクロレンズアレイ11は、レンズプレート13の片面または両面に多数のレンズ部13aを有している。レンズプレート13およびレンズ部13aは、石英ガラスからなり、レンズプレート13の表面にレンズ部13aが一体形成されている。レンズ部13aは、球面あるいは非球面レンズとされている。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
(First embodiment)
1 and 2 show a first embodiment of the microlens of the present invention. In this embodiment, the present invention is applied to a microlens array.
The microlens array 11 of this embodiment has a large number of
レンズ部13aは、レンズプレート13の表面に隣接して形成されており、レンズ部13aの周辺部に、紫外線レーザ光に対して耐光性を有する遮光膜15が形成されている。この実施形態では、図2に示すように、レンズプレート13の表面のレンズ部13aに囲まれた領域13bにも遮光膜15が形成されている。また、遮光膜15がクロム(Cr)からなり、500Å以上の膜厚とされている。
The
図3および図4は、上述したマイクロレンズアレイ11の製造方法を示している。図3は、遮光膜15を形成する前の製造工程を、図4は、遮光膜15の形成工程を示している。
先ず、図3の(a)に示すように、ガラス基板17にレジスト19を厚めに塗布し、縮小投影露光装置(ステッパー)のウェハーステージにセットする。
3 and 4 show a method for manufacturing the microlens array 11 described above. FIG. 3 shows a manufacturing process before forming the
First, as shown in FIG. 3A, a
次に、図3の(b)に示すように、ステッパーのレチクルステージに高精度グレースケールマスクをセットし露光を行う。そして、露光されたガラス基板17を取り外し、現像処理を行うことにより、露光量分布に対応してレジスト19上にマイクロレンズ形状が表出する。
次に、図3の(c)に示すように、熱処理によりレジスト19のレジスト表面を平滑化する。
Next, as shown in FIG. 3B, a high-precision grayscale mask is set on the reticle stage of the stepper and exposure is performed. Then, by removing the exposed
Next, as shown in FIG. 3C, the resist surface of the
次に、図3の(d)に示すように、レジスト19が形成されたガラス基板17をドライエッチング装置にセットし、レジスト17とガラス(SiO2)基板17を同時にエッチング進行させることにより、レジスト19上のマイクロレンズ形状が徐々にガラス基板17上に移行する。
そして、図3の(e)に示すように、レジスト19が無くなるまでエッチングを行うことにより、レンズプレート13の表面にレンズ部13aが一体形成されたマイクロレンズアレイ11が製造される。
Next, as shown in FIG. 3 (d), the
Then, as shown in FIG. 3E, the microlens array 11 in which the
図4は、このようにして製造されたマイクロレンズアレイ11への遮光膜15の形成工程を示している。なお、マイクロレンズアレイ11のうち1つのマイクロレンズに着目して図示している。しかし、他のマイクロレンズも同様な処理で形成できることは、当業者であれば自明な範囲である。
先ず、図4の(a)に示すように、レンズプレート13のレンズ部13aの表面に遮光材であるクロムをコートしクロム膜21を形成する。この実施形態では、クロム膜21の形成は、電子ビーム蒸着(electoron beam evaporation)装置を使用して行われる。
FIG. 4 shows a process of forming the
First, as shown in FIG. 4A, the surface of the
次に、図4の(b)に示すように、クロム膜21の表面にレジスト23を塗布する。
次に、図4の(c)に示すように、フォトマスク25を用いてレンズ部13aの周辺部の内側に紫外線を照射してレンズ部13aの周辺部の内側のレジスト23を露光する。
次に、図4の(d)に示すように、現像によりレンズ部13aの周辺部の内側のレジスト23を除去する。
Next, as shown in FIG. 4B, a
Next, as shown in FIG. 4C, the
Next, as shown in FIG. 4D, the
次に、図4の(e)に示すように、レジスト23が除去された部分のクロム膜21をエッチングした後レジスト23を除去し、レンズ部13aの周辺部に遮光膜15を形成する。なお、この実施形態では、レンズプレート13の表面のレンズ部13aに囲まれた領域13b(図2に示す)にも遮光膜15が形成される。
上述したマイクロレンズアレイ11では、レンズ部13aの周辺部に遮光膜15を形成したので、迷光による照度ムラを低減することができる。
Next, as shown in FIG. 4E, after etching the portion of the chromium film 21 from which the
In the microlens array 11 described above, since the
すなわち、例えば、図3に示したような製造方法でマイクロレンズアレイ11を製造する場合には、レンズ部13aの周辺部Gの曲率半径が大きくなる。そして、図5に示すように、レンズ部13a(模式的に示す)の周辺部Gに入射した光が、迷光となる。このようにマイクロレンズアレイ11を照明光学系の光学要素の1つとして採用してしまうと、焦点O位置より照野S側に出射することで照度ムラが発生する。
That is, for example, when the microlens array 11 is manufactured by the manufacturing method as shown in FIG. 3, the radius of curvature of the peripheral portion G of the
しかしながら、図6に示すように、レンズ部13a(模式的に示す)の周辺部Gに遮光膜15を形成することにより、レンズ部13aの周辺部Gに入射する光を遮光することが可能になり、迷光による照度ムラを容易,確実に低減することができる。
そして、この実施形態のマイクロレンズアレイ11では、遮光膜15を紫外線レーザ光に対して高い耐光性を有するクロムにより形成したので、紫外線レーザ光に対して耐光性を有し、かつ膜厚に応じて十分な遮光性を有するので迷光抑制機能を長時間維持することができる。
However, as shown in FIG. 6, it is possible to shield light incident on the peripheral portion G of the
In the microlens array 11 of this embodiment, since the
また、この実施形態では、図7に示すように、クロムからなる遮光膜15の膜厚Wを500Å以上としたので、遮光膜15による紫外線レーザ光Lの反射率、例えば、波長193nmのエキシマレーザ光の反射率を40〜60%にすることが可能になる。そして、遮光膜15により反射されずに遮光膜15内に侵入した紫外線レーザ光Lは、殆ど(例えば95%)がクロムにより吸収される。従って、遮光膜15により紫外線レーザ光Lを確実に遮光することができる。
(第2の実施形態)
図8は、本発明のマイクロレンズの第2の実施形態の遮光膜15Aを示している。なお、この実施形態において遮光膜15A以外は第1の実施形態と同様であるため、第1の実施形態と同一の部材には、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
Further, in this embodiment, as shown in FIG. 7, since the film thickness W of the
(Second Embodiment)
FIG. 8 shows the light shielding film 15A of the second embodiment of the microlens of the present invention. Since this embodiment is the same as the first embodiment except for the light shielding film 15A, the same members as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and detailed description thereof is omitted.
この実施形態では、遮光膜15Aが、紫外線レーザ光Lの反射を防止する反射防止膜27Aと、紫外線レーザ光Lを吸収する吸収膜29Aとを積層して形成されている。
反射防止膜27Aは酸化クロム(Cr2O3)からなり、吸収膜29Aはクロムからなる。そして、石英ガラスからなるレンズ部13aの表面に吸収膜29Aが形成され、吸収膜29Aの表面に反射防止膜27Aが形成されている。なお、この実施形態では、吸収膜29Aおよび反射防止膜27Aのコートは、電子ビーム蒸着装置を使用して行われ、また、遮光膜15Aの形成は、図4に示した方法と略同様の方法で行われる。
In this embodiment, the light shielding film 15A is formed by laminating an antireflection film 27A for preventing the reflection of the ultraviolet laser light L and an absorption film 29A for absorbing the ultraviolet laser light L.
The antireflection film 27A is made of chromium oxide (Cr 2 O 3 ), and the absorption film 29A is made of chromium. An absorption film 29A is formed on the surface of the
反射防止膜27Aは、反射防止膜27A側(空気側)から反射防止膜27Aに入射し吸収膜29Aで反射した紫外線レーザ光Lが、反射防止膜27Aから出射しないような膜厚とされている。
すなわち、反射防止膜27Aの膜厚をd、反射防止膜27Aの屈折率をn、紫外線レーザ光Lの波長をλとすると、nd=λ/4の関係が成立するように反射防止膜27Aの膜厚dが設定されている。
The antireflection film 27A has a thickness such that the ultraviolet laser light L incident on the antireflection film 27A from the antireflection film 27A side (air side) and reflected by the absorption film 29A does not exit from the antireflection film 27A. .
That is, when the film thickness of the antireflection film 27A is d, the refractive index of the antireflection film 27A is n, and the wavelength of the ultraviolet laser light L is λ, the antireflection film 27A has a relationship of nd = λ / 4. The film thickness d is set.
この実施形態では、使用される紫外線レーザ光Lが、波長193nmのエキシマレーザ光とされている。そして、反射防止膜27Aの膜厚dは90〜95Åとされ、吸収膜29Aの膜厚W1は1000Åとされている。
上述したマイクロレンズアレイでは、反射防止膜27A側(空気側)から入射する紫外線レーザ光Lの反射率が13%、レンズ部13a側から入射する紫外線レーザ光Lの反射率が40〜60%となる。
In this embodiment, the ultraviolet laser beam L used is an excimer laser beam having a wavelength of 193 nm. The film thickness d of the antireflection film 27A is 90 to 95 mm, and the film thickness W1 of the absorption film 29A is 1000 mm.
In the microlens array described above, the reflectance of the ultraviolet laser light L incident from the antireflection film 27A side (air side) is 13%, and the reflectance of the ultraviolet laser light L incident from the
すなわち、反射防止膜27A側から入射する紫外線レーザ光Lの一部は吸収膜29Aにより反射されるが、反射防止膜27Aにより反射を防止され再び吸収膜29Aに到達し吸収されるため、反射防止膜27A側の反射率が13%と小さなものになる。
この実施形態のマイクロレンズアレイでは、遮光膜15Aを、紫外線レーザ光Lの反射を防止する酸化クロムからなる反射防止膜27Aと、紫外線レーザ光Lを吸収するクロムからなる吸収膜29Aとを積層して形成したので、紫外線レーザ光Lに対して迷光抑制機能を長時間維持することができる。
That is, a part of the ultraviolet laser light L incident from the antireflection film 27A side is reflected by the absorption film 29A, but is prevented from being reflected by the antireflection film 27A and reaches the absorption film 29A again to be absorbed. The reflectance on the film 27A side is as small as 13%.
In the microlens array of this embodiment, the light shielding film 15A is formed by laminating an antireflection film 27A made of chromium oxide for preventing the reflection of the ultraviolet laser light L and an absorption film 29A made of chromium for absorbing the ultraviolet laser light L. Therefore, the stray light suppressing function for the ultraviolet laser beam L can be maintained for a long time.
また、この実施形態では、反射防止膜27Aの膜厚dを90〜95Åとしたので、反射防止膜27A側から入射する紫外線レーザ光Lの反射率を13%にすることが可能になる。そして、反射されずに吸収膜29A内に侵入した紫外線レーザ光Lは、1000Åの膜厚W1の吸収膜29Aにより確実に吸収される。従って、遮光膜15Aにより紫外線レーザ光Lを確実に遮光することができる。
(第3の実施形態)
図9は、本発明のマイクロレンズの第3の実施形態の遮光膜15Bを示している。なお、この実施形態において遮光膜15B以外は第1の実施形態と同様であるため、第1の実施形態と同一の部材には、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
In this embodiment, since the film thickness d of the antireflection film 27A is 90 to 95 mm, the reflectance of the ultraviolet laser light L incident from the antireflection film 27A side can be 13%. The ultraviolet laser light L that has entered the absorption film 29A without being reflected is reliably absorbed by the absorption film 29A having a thickness W1 of 1000 mm. Therefore, the ultraviolet laser light L can be reliably shielded by the light shielding film 15A.
(Third embodiment)
FIG. 9 shows a light shielding film 15B of the third embodiment of the microlens of the present invention. In this embodiment, the components other than the light shielding film 15B are the same as those in the first embodiment. Therefore, the same members as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and detailed description thereof is omitted.
この実施形態では、遮光膜15Bが、紫外線レーザ光Lの反射を防止する反射防止膜27Bと、紫外線レーザ光Lを吸収する吸収膜29Bとを積層して形成されている。
反射防止膜27Bは酸化クロムからなり、吸収膜29Bはクロムからなる。そして、石英ガラスからなるレンズ部13aの表面に反射防止膜27Bが形成され、反射防止膜27Bの表面に吸収膜29Bが形成されている。なお、この実施形態では、吸収膜29Bおよび反射防止膜27Bのコートは、電子ビーム蒸着装置を使用して行われ、また、遮光膜15Bの形成は、図4に示した方法と略同様の方法で行われる。
In this embodiment, the light shielding film 15B is formed by laminating an antireflection film 27B that prevents reflection of the ultraviolet laser light L and an absorption film 29B that absorbs the ultraviolet laser light L.
The antireflection film 27B is made of chromium oxide, and the absorption film 29B is made of chromium. An antireflection film 27B is formed on the surface of the
反射防止膜27Bは、レンズ部13a側から反射防止膜27Bに入射し吸収膜29Bで反射した紫外線レーザ光Lが、反射防止膜27Bから出射しないような膜厚とされている。
この実施形態では、使用される紫外線レーザ光Lが、波長193nmのエキシマレーザ光とされている。そして、反射防止膜27Bの膜厚d1は94.5〜99.7Åとされ、吸収膜29Bの膜厚W2は1000Åとされている。
The antireflection film 27B has such a thickness that the ultraviolet laser light L incident on the antireflection film 27B from the
In this embodiment, the ultraviolet laser beam L used is an excimer laser beam having a wavelength of 193 nm. The film thickness d1 of the antireflection film 27B is 94.5 to 99.7 mm, and the film thickness W2 of the absorption film 29B is 1000 mm.
上述したマイクロレンズアレイでは、吸収膜29B(空気)側から入射する紫外線レーザ光Lの反射率が40〜60%、レンズ部13a側から入射する紫外線レーザ光Lの反射率が9%となる。
すなわち、レンズ部13a側から入射する紫外線レーザ光Lは吸収膜29Bにより反射されるが、反射防止膜27Bにより反射を防止され、吸収膜29Bに吸収されるため、反射防止膜27B側の反射率が9%と小さなものになる。
In the microlens array described above, the reflectance of the ultraviolet laser light L incident from the absorption film 29B (air) side is 40 to 60%, and the reflectance of the ultraviolet laser light L incident from the
That is, although the ultraviolet laser beam L incident from the
この実施形態のマイクロレンズアレイでは、遮光膜15Bを、紫外線レーザ光Lの反射を防止する酸化クロムからなる反射防止膜27Bと、紫外線レーザ光Lを吸収するクロムからなる吸収膜29Bとを積層して形成したので、紫外線レーザ光Lに対して迷光抑制機能を長時間維持することができる。
また、この実施形態では、反射防止膜27Bの膜厚d1を94.5〜99.7Åとしたので、レンズ部13a側から入射する紫外線レーザ光Lの反射率を9%にすることが可能になる。そして、反射されずに吸収膜29B内に侵入した紫外線レーザ光Lは、1000Åの膜厚W2の吸収膜29Bにより確実に吸収される。従って、遮光膜15Bにより紫外線レーザ光Lを確実に遮光することができる。
(第4の実施形態)
図10は、本発明のマイクロレンズの第4の実施形態の遮光膜15Cを示している。なお、この実施形態において遮光膜15C以外は第1の実施形態と同様であるため、第1の実施形態と同一の部材には、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
In the microlens array of this embodiment, the light shielding film 15B is formed by laminating an antireflection film 27B made of chromium oxide that prevents reflection of the ultraviolet laser light L and an absorption film 29B made of chromium that absorbs the ultraviolet laser light L. Therefore, the stray light suppressing function for the ultraviolet laser beam L can be maintained for a long time.
Further, in this embodiment, since the film thickness d1 of the antireflection film 27B is 94.5 to 99.7 mm, the reflectance of the ultraviolet laser light L incident from the
(Fourth embodiment)
FIG. 10 shows a
この実施形態では、遮光膜15Cが、紫外線レーザ光Lの反射を防止する第1および第2の反射防止膜27C,27Dと、紫外線レーザ光Lを吸収する吸収膜29Cとを積層して形成されている。
第1および第2の反射防止膜27C,27Dは酸化クロムからなり、吸収膜29Cはクロムからなる。そして、石英ガラスからなるレンズ部13aの表面に第1の反射防止膜27Cが形成され、第1の反射防止膜27Cの表面に吸収膜29Cが形成され、吸収膜29Cの表面に第2の反射防止膜27Dが形成されている。なお、この実施形態では、吸収膜29Cおよび第1および第2の反射防止膜27C,27Dのコートは、電子ビーム蒸着装置を使用して行われ、また、遮光膜15Cの形成は、図4に示した方法と略同様の方法で行われる。
In this embodiment, the
The first and second antireflection films 27C and 27D are made of chromium oxide, and the absorption film 29C is made of chromium. The first antireflection film 27C is formed on the surface of the
第1の反射防止膜27Cは、レンズ部13a側から反射防止膜27Bに入射し吸収膜29Cで反射した紫外線レーザ光Lが、第1の反射防止膜27Cから出射しないような膜厚d1とされている。また、第2の反射防止膜27Dは、第2の反射防止膜27D(空気)側から第2の反射防止膜27Dに入射し吸収膜29Cで反射した紫外線レーザ光Lが、第2の反射防止膜27Dから出射しないような膜厚dとされている。
The first antireflection film 27C has a film thickness d1 that prevents the ultraviolet laser light L incident on the antireflection film 27B from the
この実施形態では、使用される紫外線レーザ光Lが、波長193nmのエキシマレーザ光とされている。そして、第1の反射防止膜27Cの膜厚d1は94.5〜99.7Åとされ、第2の反射防止膜27Dの膜厚dは90〜95Åとされている。また、吸収膜29Cの膜厚W2は1000Åとされている。
上述したマイクロレンズアレイでは、第2の反射防止膜27D(空気)側から入射する紫外線レーザ光Lの反射率が13%、レンズ部13a側から入射する紫外線レーザ光Lの反射率が9%となる。
In this embodiment, the ultraviolet laser beam L used is an excimer laser beam having a wavelength of 193 nm. The film thickness d1 of the first antireflection film 27C is 94.5 to 99.7 mm, and the film thickness d of the second antireflection film 27D is 90 to 95 mm. The film thickness W2 of the absorbing film 29C is 1000 mm.
In the microlens array described above, the reflectance of the ultraviolet laser light L incident from the second antireflection film 27D (air) side is 13%, and the reflectance of the ultraviolet laser light L incident from the
すなわち、レンズ部13a側から入射する紫外線レーザ光Lは吸収膜29Cにより反射されるが、第1の反射防止膜27Cにより反射を防止され、吸収膜29Cに吸収されるため、第1の反射防止膜27C側の反射率が9%と小さなものになる。また、第2の反射防止膜27D(空気)側から入射する紫外線レーザ光Lは吸収膜29Cにより反射されるが、第2の反射防止膜27Dにより反射を防止され、吸収膜29Cに吸収されるため、第2の反射防止膜27D側の反射率が13%と小さなものになる。
That is, the ultraviolet laser beam L incident from the
この実施形態のマイクロレンズアレイでは、遮光膜15Cを、紫外線レーザ光Lの反射を防止する酸化クロムからなる第1および第2の反射防止膜27C,27Dと、紫外線レーザ光Lを吸収するクロムからなる吸収膜29Cとを積層して形成したので、紫外線レーザ光Lに対して迷光抑制機能を長時間維持することができる。
また、この実施形態では、第1の反射防止膜27Cの膜厚d1を94.5〜99.7Åとしたので、レンズ部13a側から入射する紫外線レーザ光Lの反射率を9%にすることが可能になり、さらに、第2の反射防止膜27Dの膜厚dを90〜95Åとしたので、第2の反射防止膜27D側から入射する紫外線レーザ光Lの反射率を13%にすることが可能になる。そして、反射されずに吸収膜29C内に侵入した紫外線レーザ光Lは、1000Åの膜厚W2の吸収膜29Cにより確実に吸収される。従って、遮光膜15Cにより紫外線レーザ光Lを確実に遮光することができる。
(第5の実施形態)
図11は、本発明のマイクロレンズの第5の実施形態の遮光膜15Dを示している。なお、この実施形態において遮光膜15D以外は第1の実施形態と同様であるため、第1の実施形態と同一の部材には、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
In the microlens array of this embodiment, the
In this embodiment, since the film thickness d1 of the first antireflection film 27C is 94.5 to 99.7 mm, the reflectance of the ultraviolet laser light L incident from the
(Fifth embodiment)
FIG. 11 shows a light shielding film 15D of the fifth embodiment of the microlens of the present invention. In this embodiment, the components other than the light shielding film 15D are the same as those in the first embodiment. Therefore, the same members as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and detailed description thereof is omitted.
この実施形態では、遮光膜15Dが、誘電体多層膜により形成されている。
誘電体多層膜は、互いに屈折率の異なる誘電体材料からなる誘電体層15a,15bを複数積層形成して構成される。各層の誘電体材料を適宜に選択することにより、特定の波長において高反射率を呈する遮光膜15Dを形成することができる。
かかる誘電体層15a,15bとしては、特に限定されないが、フッ化カルシウム(CaF2)膜とフッ化ランタン(LaF3)膜とを交互に積層してなるものを用いることができる。その他には、フッ化マグネシウム(MgF2)膜とフッ化ランタン(LaF3)膜、フッ化アルミニウム(AlF3)膜とフッ化ランタン(LaF3)膜、または酸化チタン(TiO2)膜とフッ化ランタン(LaF3)膜を交互に積層してなるものを用いることもできる。
In this embodiment, the light shielding film 15D is formed of a dielectric multilayer film.
The dielectric multilayer film is formed by laminating a plurality of dielectric layers 15a and 15b made of dielectric materials having different refractive indexes. By appropriately selecting the dielectric material of each layer, the light shielding film 15D exhibiting high reflectance at a specific wavelength can be formed.
The dielectric layers 15a and 15b are not particularly limited, and those obtained by alternately stacking calcium fluoride (CaF 2 ) films and lanthanum fluoride (LaF 3 ) films can be used. In addition, magnesium fluoride (MgF 2 ) film and lanthanum fluoride (LaF 3 ) film, aluminum fluoride (AlF 3 ) film and lanthanum fluoride (LaF 3 ) film, or titanium oxide (TiO 2 ) film and fluorine A film obtained by alternately laminating lanthanum fluoride (LaF 3 ) films can also be used.
遮光膜15Dの反射率は、理論上では、上述した誘電体層15a,15bを18〜19層積層することで99%以上の反射率を得ることができると考えられる。但し、実測では、90%程度の値が得られている。遮光膜15Dの各誘電体層15a,15bの膜厚は、周知の反射膜の設計手法で導き出すことかでき、積層数としては、数層から20層程度とすることができる。 Theoretically, the light shielding film 15D has a reflectance of 99% or more by stacking 18 to 19 layers of the dielectric layers 15a and 15b described above. However, in actual measurement, a value of about 90% is obtained. The film thickness of each of the dielectric layers 15a and 15b of the light shielding film 15D can be derived by a well-known reflective film design method, and the number of stacked layers can be from several to about 20 layers.
なお、上述した遮光膜15Dの製造は、例えば、特開平7−252646号公報に開示される方法を使用して行われる。
この実施形態のマイクロレンズアレイでは、遮光膜15Dを、紫外線レーザ光Lに対して高い耐光性を有するフッ化物を用いて形成したので、紫外線レーザ光Lに対して迷光抑制機能を長時間維持することができる。
The light shielding film 15D described above is manufactured using, for example, a method disclosed in Japanese Patent Laid-Open No. 7-252646.
In the microlens array of this embodiment, since the light shielding film 15D is formed using a fluoride having high light resistance to the ultraviolet laser light L, the stray light suppression function for the ultraviolet laser light L is maintained for a long time. be able to.
また、この実施形態では、遮光膜15Dを、誘電体層15a,15bを複数積層形成して構成したので、紫外線レーザ光Lに対して高い反射率を得ることができ、紫外線レーザ光Lを確実に遮光することができる。
(第6の実施形態)
図12は、本発明のマイクロレンズの第6の実施形態を示している。この実施形態では、本発明がマイクロレンズアレイに適用される。なお、この実施形態において第1の実施形態と同一の部材には、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
In this embodiment, since the light shielding film 15D is formed by laminating a plurality of dielectric layers 15a and 15b, a high reflectance can be obtained with respect to the ultraviolet laser beam L, and the ultraviolet laser beam L can be reliably obtained. Can be shielded from light.
(Sixth embodiment)
FIG. 12 shows a sixth embodiment of the microlens of the present invention. In this embodiment, the present invention is applied to a microlens array. In this embodiment, the same members as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and detailed description thereof is omitted.
この実施形態では、レンズ部13aの周辺部に、紫外線レーザ光Lを散乱する光散乱面13cが形成されている。また、レンズプレート13の表面のレンズ部13aに囲まれた領域13b(図2に示す)にも光散乱面13cが形成されている。光散乱面13cは、表面に微小な凹凸を形成することにより形成されている。
図13は、図3に示したようにして製造されたマイクロレンズアレイへの光散乱面13cの形成工程を示している。
In this embodiment, a light scattering surface 13c that scatters the ultraviolet laser light L is formed around the
FIG. 13 shows a process of forming the light scattering surface 13c on the microlens array manufactured as shown in FIG.
先ず、図13の(a)に示すように、レンズプレート13のレンズ部13aの表面にマスク材であるドライフィルム31をラミネートする。
次に、図13の(b)に示すように、フォトマスク33を用いてレンズ部13aの周辺部の内側に紫外線を照射してレンズ部13aの周辺部の内側のドライフィルム31を露光する。
First, as shown in FIG. 13A, a
Next, as shown in FIG. 13B, the
次に、図13の(c)に示すように、現像によりレンズ部13aの周辺部のドライフィルム31を除去する。
次に、図13の(d)に示すように、ドライフィルム31が除去された部分に粒体を衝突させてサンドブラストする。この実施形態では、サンドブラスト用の粒体に600番の粒体を使用した。粒体には、400番より細かい粒体が望ましい。
Next, as shown in FIG. 13C, the
Next, as shown in FIG. 13 (d), the particles are collided with the portion from which the
そして、サンドブラストにより、図13の(e)に示すように、レンズ部13aの周辺部に光散乱面13cが形成される。なお、この実施形態では、レンズプレート13の表面のレンズ部13aに囲まれた領域13b(図2に示す)にも光散乱面13cが形成される。
上述したマイクロレンズアレイでは、レンズ部13aの周辺部に光散乱面13cを形成したので、迷光による照度ムラを低減することができる。
Then, as shown in FIG. 13E, a light scattering surface 13c is formed around the
In the microlens array described above, since the light scattering surface 13c is formed in the peripheral portion of the
すなわち、図14に示すように、レンズ部13a(模式的に示す)の周辺部Gに光散乱面13cを形成することにより、レンズ部13aの周辺部Gに入射する光を散乱することが可能になり、迷光による照度ムラを容易,確実に低減することができる。
そして、この実施形態のマイクロレンズアレイでは、レンズ部13aの周辺部に光散乱面13cを形成したので、紫外線レーザ光Lに対して迷光抑制機能を長時間維持することができる。
(第7の実施形態)
図15は、本発明の露光装置の一実施形態を示している。この実施形態では、上述したマイクロレンズアレイが、縮小投影露光装置のマイクロフライアイとして使用される。
That is, as shown in FIG. 14, by forming the light scattering surface 13c in the peripheral portion G of the
In the microlens array of this embodiment, since the light scattering surface 13c is formed in the peripheral portion of the
(Seventh embodiment)
FIG. 15 shows an embodiment of the exposure apparatus of the present invention. In this embodiment, the above-described microlens array is used as a micro fly's eye of a reduction projection exposure apparatus.
図15において、レジストが塗布されたウエハWの法線方向に沿ってZ軸を、ウエハ面内において図15の紙面に平行な方向にY軸を、ウエハ面内において図15の紙面に垂直な方向にX軸をそれぞれ設定している。なお、図15では、照明光学装置が輪帯照明を行うように設定されている。
図15の縮小投影露光装置は、露光光(照明光)を供給するための光源41として、例えば、248nmの波長の光を供給するKrFエキシマレーザー光源または193nmの波長の光を供給するArFエキシマレーザー光源を備えている。光源41からZ方向に沿って射出されたほぼ平行な光束は、X方向に沿って細長く延びた矩形状の断面を有し、一対のレンズ42aおよぴ42bからなるビームエキスパンダー42に入射し、所定の矩形状の断面を有する光束に整形される。
In FIG. 15, the Z axis along the normal direction of the wafer W coated with resist, the Y axis in the direction parallel to the plane of FIG. 15 in the wafer plane, and the plane perpendicular to the plane of FIG. 15 in the wafer plane. The X axis is set for each direction. In FIG. 15, the illumination optical device is set to perform annular illumination.
The reduced projection exposure apparatus of FIG. 15 uses, as the
整形光学系としてのビームエキスパンダー42を介したほぼ平行な光束は、折り曲げミラー43でY方向に偏向された後、回折光学素子44を介して、アフォーカルズームレンズ45に入射する。一般に、回折光学素子は、ガラス基板に露光光(照明光)の波長程度のピッチを有する段差を形成することによって構成され、入射ビームを所望の角度に回折する作用を有する。具体的には、回折光学素子44は、矩形状の断面を有する平行光束が入射した場合に、そのファーフィールド(またはフラウンホーファー回折領域)に円形状の光強度分布を形成する機能を有する。したがって、回折光学素子44を介した光束は、アフォーカルズームレンズ45の瞳位置に円形状の光強度分布、すなわち円形状の断面を有する光束を形成する。
A substantially parallel light beam via a
アフォーカルズームレンズ45は、アフォーカル系(無焦点光学系)を維持しながら所定の範囲で倍率を連続的に変化させることができるように構成されている。アフォーカルズームレンズ45を介した光束は、輪帯照明用の回折光学素子46に入射する。アフォーカルズームレンズ45は、回折光学素子44の発散原点と回折光学素子46の回折面とを光学的にほぼ共役に結んでいる。そして、回折光学素子46の回折面またはその近傍の面の一点に集光する光束の開口数は、アフォーカルズームレンズ45の倍率に依存して変化する。
The
輪帯照明用の回折光学素子46は、平行光束が入射した場合に、そのファーフィールドにリング状の光強度分布を形成する機能を有する。
回折光学素子46を介した光束は、ズームレンズ47に入射する。ズームレンズ47の後側焦点面の近傍には、光源側から順に第1フライアイ部材48aと第2フライアイ部材48bとからなるマイクロフライアイレンズ(またはフライアイレンズ)48の入射面(すなわち第1フライアイ部材48aの入射面)が位置決めされている。なお、マイクロフライアイレンズ48は入射光束に基づいて多数光源を形成するオプティカルインテグレータとして機能する。
The diffractive
The light beam that has passed through the diffractive
上述したように、回折光学素子44を介してアフォーカルズームレンズ45の瞳位置に形成される円形状の光強度分布からの光束は、アフォーカルズームレンズ45から射出された後、様々な角度成分を有する光束となって回折光学素子46に入射する。すなわち、回折光学素子46は、角度光束形成作用を有するオプティカルインテグレータを構成している。一方、回折光学素子46は、平行光束が入射した場合に、そのファーフィールドにリング状の光強度分布を形成する機能を有する。したがって、回折光学素子46を介した光束は、ズームレンズ47の後側焦点面に(ひいてはマイクロフライアイレンズ48の入射面に)、たとえば光軸AXを中心とした輪帯状の照野を形成する。
As described above, the light beam from the circular light intensity distribution formed at the pupil position of the
マイクロフライアイレンズ48の入射面に形成される輪帯状の照野の外径は、ズームレンズ47の焦点距離に依存して変化する。このように、ズームレンズ47は、回折光学素子46とマイクロフライアイレンズ48の入射面とを実質的にフーリエ変換の関係に結んでいる。マイクロフライアイレンズ48に入射した光束は二次元的に分割され、マイクロフライアイレンズ48の後側焦点面にはマイクロフライアイレンズ48への入射光束によって形成される照野と同じ輪帯状の多数光源(以下、「二次光源」という)が形成される。
The outer diameter of the annular illumination field formed on the incident surface of the micro fly's
マイクロフライアイレンズ48の後側焦点面に形成された輪帯状の二次光源からの光束は、コンデンサー光学系49の集光作用を受けた後、所定のパターンが形成されたマスクMを重畳的に照明する。マスクMのパターンを透過した光束は、投影光学系PLを介して、レジストが塗布されたウエハW上にマスクパターンの像を形成する。こうして、投影光学系PLの光軸AXと直交する平面(XY平面)内においてウエハWを二次元的に駆動制御しながら一括露光またはスキャン露光を行うことにより、ウエハWの各露光領域にはマスクMのパターンが逐次露光される。
The luminous flux from the annular secondary light source formed on the rear focal plane of the micro fly's
そして、この実施形態では、図16に示すように、マイクロフライアイレンズ48の第1フライアイ部材48aに、図8に示した遮光膜15Aを有するマイクロレンズアレイが使用され、第2フライアイ部材48bに、図9に示した遮光膜15Bを有するマイクロレンズアレイが使用されている。
すなわち、このマイクロフライアイレンズ48では、ズームレンズ47側から入射する紫外線レーザ光Lは吸収膜29Aにより反射されるが、反射防止膜27Aにより反射を防止され、吸収膜29Aに吸収されるため、反射防止膜27A側の反射率が13%と小さなものになる。また、第1フライアイ部材48aから第2フライアイ部材48b側に入射する紫外線レーザ光Lは、第2フライアイ部材48bの吸収膜29Bにより反射されるが、反射防止膜27Bにより反射を防止され、吸収膜29Cに吸収されるため、反射防止膜27B側の反射率が9%と小さなものになる。
In this embodiment, as shown in FIG. 16, a microlens array having the light shielding film 15A shown in FIG. 8 is used for the
That is, in the micro fly's
この実施形態の露光装置では、第1フライアイ部材48aおよび第2フライアイ部材48bに、レンズ部13aの外周に遮光膜15A,15Bが形成されるマイクロレンズアレイを使用したので、迷光を確実に抑制することができる。
そして、遮光膜15A,15Bが紫外線レーザ光Lに対して高い耐光性を有しているため、紫外線レーザ光Lに対して迷光抑制機能を長時間維持することが可能になり、投影パターンが安定し信頼性の高い露光装置を提供することができる。
In the exposure apparatus of this embodiment, since the microlens array in which the light shielding films 15A and 15B are formed on the outer periphery of the
Since the light shielding films 15A and 15B have high light resistance to the ultraviolet laser light L, the stray light suppression function can be maintained for a long time with respect to the ultraviolet laser light L, and the projection pattern is stable. In addition, a highly reliable exposure apparatus can be provided.
なお、上述した実施形態では、マイクロレンズアレイに本発明を適用した例について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、単体のマイクロレンズ,シリンドリカルレンズ等にも適用することができる。 In the above-described embodiment, an example in which the present invention is applied to a microlens array has been described. However, the present invention is not limited to such an embodiment, and may be applied to a single microlens, a cylindrical lens, or the like. Can do.
11 マイクロレンズアレイ
13 レンズプレート
13a レンズ部
13c 光散乱面
15,15A,15B,15C,15D 遮光膜
15a,15b 誘電体層
27A,27B,27C,27D 反射防止膜
29A,29B,29C 吸収膜
11
Claims (8)
前記遮光膜は、クロムからなることを特徴とするマイクロレンズ。 The microlens according to claim 1, wherein
The micro lens, wherein the light shielding film is made of chromium.
前記遮光膜は、前記紫外線レーザ光の反射を防止する反射防止膜と、前記紫外線レーザ光を吸収する吸収膜とを積層してなることを特徴とするマイクロレンズ。 The microlens according to claim 1, wherein
The micro-lens characterized in that the light shielding film is formed by laminating an antireflection film for preventing reflection of the ultraviolet laser light and an absorption film for absorbing the ultraviolet laser light.
前記反射防止膜は酸化クロムからなり、前記吸収膜はクロムからなることを特徴とするマイクロレンズ。 The microlens according to claim 3, wherein
The antireflection film is made of chromium oxide, and the absorption film is made of chromium.
前記遮光膜は、誘電体膜を積層した反射膜からなることを特徴とするマイクロレンズ。 The microlens according to claim 1, wherein
The micro-lens characterized in that the light shielding film is made of a reflective film in which a dielectric film is laminated.
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