JP2005246040A - Hair retaining tool - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、パーマ等により毛髪にカールを付与する場合に、毛髪束を所定の形状に巻回するときの補助具として用いられる毛髪保持具に関する。 The present invention relates to a hair holding tool used as an auxiliary tool when a hair bundle is wound into a predetermined shape when curling hair with a permanent or the like.
下記特許文献1には、本出願人による「一端の開口部から他端の開口部に向けて毛髪束を挿通可能にシートにより構成された扁平形状の筒状体からなり、該筒状体は、所定形状に巻き上げた状態が保持されるようにくせ付けをされている毛髪保持具」が記載されている。この毛髪保持具によれば、引き伸ばした状態の筒状体の内部に毛髪束を挿入し、その後筒状体への引き伸ばし力を解除することにより、筒状体が自発的に巻き上がり(以下、このようなくせ付けによる自発的な巻き上がり力を「自発的巻き上がり力」という)、毛髪束を筒状体ごと巻き上げることができ、簡便な操作で毛髪にカールを付与することができる。
The following
自発的巻き上がり力の大きい方が毛髪の挿入量が増えても綺麗に巻き上げることができ、毛髪挿入後、毛髪がずれ難いため、自発的巻き上がり力は大きい方が好ましい。より大きな自発的巻き上がり力を得るには、筒状体を形成するシートの厚さを厚くすることが効果的であるが、シートの厚さを厚くすると、筒状体において毛髪処理剤の浸透性が低下すると共に、毛髪処理剤の保持性が大きくなったり、巻き芯側と外側との径差が大きくなる。その結果、毛髪処理の効率が低下する。 When the amount of spontaneous winding force is large, even if the insertion amount of hair increases, it is possible to wind up beautifully, and after the hair is inserted, it is difficult for the hair to slip off. Increasing the thickness of the sheet forming the cylindrical body is effective for obtaining a larger voluntary winding force, but if the sheet thickness is increased, the penetration of the hair treatment agent into the cylindrical body is effective. As a result, the retainability of the hair treatment agent increases and the diameter difference between the winding core side and the outside increases. As a result, the efficiency of hair treatment decreases.
しかし、前記特許文献1には、十分な大きさの自発的巻き上がり力、及び繰り返し使用した場合でも充分な巻き上がり力を得る工夫について、特に、毛髪処理の効率を低下することなく、十分な大きさの自発的巻き上がり力を得る工夫については、何等開示されていない。
However, in the above-mentioned
従って、本発明の目的は、毛髪処理の効率を低下することなく、十分な大きさの自発的巻き上がり力、及び繰り返し使用した場合でも充分な巻き上がり力が得られる毛髪保持具を提供することにある。 Therefore, an object of the present invention is to provide a hair holder that can obtain a sufficient amount of spontaneous winding force and sufficient winding force even when used repeatedly without reducing the efficiency of hair treatment. It is in.
本発明は、一端の開口部から他端の開口部に向けて毛髪束を挿通可能にシートにより構成された扁平形状の筒状体からなり、該筒状体は、所定形状に巻き上げた状態が保持されるようにくせ付けをされている毛髪保持具であって、前記筒状体に、室温以上のガラス転移点を有する素材からなる帯状の補強部材が該筒状体の長手方向に沿って設けられており、前記筒状体の巻き上げ力が0.5N以上である毛髪保持具を提供することにより、上記目的を達成したものである。 The present invention comprises a flat cylindrical body composed of a sheet so that a hair bundle can be inserted from an opening at one end to an opening at the other end, and the cylindrical body is wound up into a predetermined shape. It is a hair holder that is attached so as to be held, and a strip-shaped reinforcing member made of a material having a glass transition point of room temperature or higher is provided along the longitudinal direction of the cylindrical body. The object is achieved by providing a hair retainer that is provided and has a cylindrical body winding force of 0.5 N or more.
また、本発明は、一端の開口部から他端の開口部に向けて毛髪束を挿通可能にシートにより構成された扁平形状の筒状体からなり、該筒状体は、所定形状に巻き上げた状態が保持されるようにくせ付けをされている毛髪保持具であって、前記筒状体の一方の面を形成するシート及び/又は他方の面を形成するシートは、室温以上のガラス転移点を有する素材からなり、前記筒状体の巻き上げ力が0.5N以上である毛髪保持具を提供するもので
ある。
Further, the present invention comprises a flat cylindrical body constituted by a sheet so that a hair bundle can be inserted from the opening at one end toward the opening at the other end, and the cylindrical body is wound up into a predetermined shape. A hair retainer that is brazed so that the state is maintained, and the sheet that forms one surface of the cylindrical body and / or the sheet that forms the other surface has a glass transition point of room temperature or higher The hair holder is made of a material having the above, and the winding force of the tubular body is 0.5 N or more.
本発明の毛髪保持具によれば、毛髪処理の効率を低下することなく、十分な大きさの自発的巻き上がり力、及び繰り返し使用した場合でも充分な巻き上がり力が得られる。そのため、毛髪の挿入量が増えても毛髪を綺麗に巻き上げることができ、毛髪挿入後、毛髪がずれ難く、毛髪の取扱いが容易である。 According to the hair holding device of the present invention, a sufficient amount of spontaneous winding force and sufficient winding force can be obtained even when used repeatedly without reducing the efficiency of hair treatment. Therefore, even if the insertion amount of the hair increases, the hair can be wound up neatly, and after inserting the hair, the hair is not easily displaced and the handling of the hair is easy.
以下、本発明の毛髪保持具を、その好ましい一実施形態について、図1を参照して説明する。
本実施形態の毛髪保持具1は、図1に示すように、一端の開口部21から他端の開口部22に向けて毛髪束H(図2参照)を挿通可能にシート23A、23Bにより構成された扁平形状の筒状体2からなり、該筒状体2は、所定形状に巻き上げた状態が保持されるようにくせ付けをされている毛髪保持具であって、前記筒状体2に、室温以上のガラス転移点を有する素材からなる帯状の補強部材Qが該筒状体2の長手方向に沿って設けられており、前記筒状体2の巻き上げ力が0.5N以上である。
Hereinafter, a preferred embodiment of the hair holding device of the present invention will be described with reference to FIG.
As shown in FIG. 1, the
本実施形態の毛髪保持具1について以下に詳述する。
筒状体2は、図1に示すように、2枚の矩形状のシート23A、23Bを、その長手方向に沿う側端部24、24同士を接合させて形成されている。筒状体2の大きさは、長さ50〜350mm、長径20〜100mm、短径0〜30mmであることが好ましく、毛髪の長さやくせ付けしたい場所、挿入する毛髪束の量に応じて適宜選択できる。
The
As shown in FIG. 1, the
筒状体2は、一方の面を形成するシート(以下「一面シート」ともいう)23Aを外側にしてロール状に巻き上げた状態が保持されるように、所定の手段によってくせ付けをされている。そのため、筒状体2は、その長手方向に引き伸ばした状態にして、その状態から解放すると、図2に示すように、ロール状に巻き上げられた状態へと自発的に巻き上げられるようになっている。
筒状体2にくせ付けをするためには、筒状体2をロール状に巻き上げ、所定の手段によってその巻き上げ形態を保持し、その状態下に筒状体2を所定温度に加熱すればよい。
The
In order to attach the
筒状体2の一端の開口部21の端部には、該端部から筒状体2の長手方向に延出した延設部4が設けられている。延設部4は、筒状体2の他方の面を形成するシート(以下「他面シート」ともいう)23Bと一体的に形成されている。
An
筒状体2を構成する一面シート23A,他面シート23Bは、室温以上のガラス転移点を有する素材からなる。このような素材としては、例えば、ポリエステル系不織布、ポリスチレン系不織布、アクリル系不織布等が挙げられる。本実施形態においては、ポリエステル系不織布を用いている。
一面シート23A、他面シート23Bの厚さは、筒状体における毛髪処理剤の浸透性が高く、毛髪処理剤の保持性が低い点で、好ましくは50〜1000μm、更に好ましくは50〜600μmである。
本発明における「室温」とは、25℃である。
The one-
The thickness of the one-
The “room temperature” in the present invention is 25 ° C.
また、一面シート23A及び他面シート23Bを形成する前記素材の非晶性部分の割合は、好ましくは50%以上であり、更に好ましくは70%以上である。前述したように、筒状体2をロール状に巻き上げた状態下に所定温度に加熱することにより筒状体2にくせ付けを発現させているが、一面シート23A及び他面シート23Bを形成する前記素材の非晶性部分の割合が50%以上であると、筒状体2にくせ付けが発現する温度が低くなり、筒状体2へのくせ付けが一層容易となる。
本発明における「非晶性部分」とは、素材における結晶性がほとんど認められない固体の状態の部分をいい、結晶性部分以外の部分である。
Moreover, the ratio of the amorphous part of the raw material forming the one-
The “amorphous part” in the present invention means a part in a solid state in which almost no crystallinity is observed in the material, and is a part other than the crystalline part.
本発明における「非晶性部分」の割合(%)は、下記の式(1)により求められる結晶化度を用いて算出される値である。式中、Xc:結晶化度、ρc:結晶性部分の密度、ρa:非晶性部分の密度、ρ:試料(測定対象物)の密度であり、物質によってρcとρaは既知であり、ρは体積と質量から別途求めることができる。そして、Xcは1〜0間の値であり、Xcが1であることは試料の全てが結晶性部分であることを意味し、Xcが0であることは試料の全てが非晶性部分であることを意味する。よって、本発明における非晶性部分の割合は、下記の式(1)によって求められた結晶性部分の値を1から差引いてそれを100倍した値である。
(1/ρ)=(Xc/ρc)+(1−Xc)/ρa (1)
The ratio (%) of the “amorphous portion” in the present invention is a value calculated using the degree of crystallinity obtained by the following formula (1). In the formula, Xc: crystallinity, ρc: density of crystalline part, ρa: density of amorphous part, ρ: density of sample (measuring object), ρc and ρa are known depending on the substance, ρ Can be obtained separately from volume and mass. Xc is a value between 1 and 0. When Xc is 1, it means that all of the sample is a crystalline portion, and when Xc is 0, all of the sample is an amorphous portion. It means that there is. Therefore, the ratio of the amorphous part in the present invention is a value obtained by subtracting the value of the crystalline part obtained by the following formula (1) from 1 and multiplying it by 100.
(1 / ρ) = (Xc / ρc) + (1-Xc) / ρa (1)
筒状体2の両側端部24、24における一面シート23A側には、それぞれ、室温以上のガラス転移点を有する素材からなる帯状の補強部材Qが筒状体2の長手方向に沿って設けられている。補強部材Qは、図1に示すように、側端部24の略全長及び略全福に亘っている。
補強部材Qを構成する素材としては、例えば、ポリエステル系、ポリスチレン系、アク
リル系の不織布やフィルム等が挙げられる。
A strip-shaped reinforcing member Q made of a material having a glass transition point equal to or higher than room temperature is provided along the longitudinal direction of the
Examples of the material constituting the reinforcing member Q include polyester-based, polystyrene-based, and acrylic non-woven fabrics and films.
補強部材Qを構成する室温以上のガラス転移点を有する前記素材の非晶性部分の割合は、好ましくは50%以上であり、更に好ましくは70%以上である。補強部材Qにくせ付けをするためには、筒状体2をロール状に巻き上げ、所定の手段によってその巻き上げ形態を保持し、その状態下に補強部材Qを筒状体2と共に所定温度に加熱するところ、補強部材Qを構成する前記素材の非晶性部分の割合が50%以上であると、補強部材Qにくせ付けが発現する温度が低くなり、補強部材Qへのくせ付けが一層容易となる。
The proportion of the amorphous part of the material having a glass transition point of room temperature or higher constituting the reinforcing member Q is preferably 50% or more, and more preferably 70% or more. In order to attach the reinforcing member Q to the reinforcing member Q, the
本実施形態においては、筒状体2が前述した構成を有しているため、筒状体2の巻き上げ力は、0.5N以上、好ましくは0.8N以上となっている。
本発明における「筒状体の巻き上げ力」は、以下のようにして測定される巻き上げ力である。
図3に示すように、予め巻き上げ形状を記憶させた筒状体2をローラRの外周にセットする。ローラRは摩擦力を最小にすべく、ベアリング機構が設けられている方が好ましい。その後筒状体2の端部をクリップC等でチャックし、フォースゲージGを使用して筒状体2を水平方向に引き抜いたときの最高値を「巻き上げ力」と定義する。
In this embodiment, since the
The “winding force of the cylindrical body” in the present invention is a winding force measured as follows.
As shown in FIG. 3, the
延設部4における他面シート23B側には、図1(b)に示すように、メカニカルファスナー5が設けられている。メカニカルファスナー5は、筒状体2の一面シート23Aの任意の位置に係合し得るようになっている。
As shown in FIG. 1B, a
次に、図1に示す実施形態の毛髪保持具の一使用態様について、図2を参照して説明する。
毛髪束Hの量や得ようとするカール形状に応じて、適当な長さ及び幅を有する筒状体2からなる毛髪保持具1を用いる。先ず、筒状体2を引き伸ばし、その状態で筒状体2の一端の開口部21を楕円形状に開口して、該開口部21から毛髪束Hを挿入する。
Next, one usage mode of the hair holder of the embodiment shown in FIG. 1 will be described with reference to FIG.
Depending on the amount of the hair bundle H and the curl shape to be obtained, a
毛髪束Hを筒状体2に挿通させた後、筒状体2の引き伸ばし状態を解除すれば、図2(a)及び(b)に示すように、筒状体2は一面シート23Aを外側にして他端の開口部22の側から自発的に巻き上げられる。そして、図2(c)に示すように、延設部4のメカニカルファスナー5を筒状体2の一面シート23Aに係合して毛髪束Hの巻回状態を保持する。
その後、筒状体2の外側からパーマ用の毛髪処理剤を毛髪束Hに付与する。毛髪処理剤は、一面シート23A、他面シート23Bを介して毛髪束Hに付与される。所定時間後、筒状体2から毛髪束Hを挿脱し、洗髪等して、パーマ処理を完了する。
筒状体2の開口部21から毛髪束Hを挿入させる際に、必要に応じ、開口部21を真円状に開口した方が、毛髪束Hをスムーズに挿入させ易い。また、毛髪束Hの先端を筒状体2の他端の開口部22からはみ出させてもよい。
After the hair bundle H is inserted into the
Thereafter, a permanent hair treatment agent is applied to the hair bundle H from the outside of the
When inserting the hair bundle H from the
本実施形態の毛髪保持具1によれば、室温以上のガラス転移点を有する素材からなる帯状の補強部材Qが筒状体2の長手方向に沿って設けられているため、筒状体2を形成するシート23A、23Bに厚いシートを用いなくても、十分な大きさの自発的巻き上がり力が得られる。そのため、毛髪処理の効率を低下することなく、十分な大きさの自発的巻き上がり力が得られる。
また、筒状体2の一方の面を形成するシート23A及び他方の面を形成するシート23Bも、室温以上のガラス転移点を有する素材からなるため、自発的巻き上がり力が一層大きくなっている。
According to the
In addition, since the
更に、一方の面を形成するシート23A及び他方の面を形成するシート23B並びに補強部材Qを構成する、室温以上のガラス転移点を有する各素材の非晶性部分の割合を、50%以上とすることにより、毛髪保持具1のくせ付け形態の保形性が一層向上する。
Furthermore, the ratio of the amorphous portion of each material having a glass transition point of room temperature or higher, which constitutes the
次に、本発明の毛髪保持具の他の実施形態について説明する。これらの実施形態については、図1に示す実施形態と異なる点についてのみ説明し、特に説明しない点については、図1に示す実施形態に関する説明が適宜適用される。そして、他の実施形態の毛髪保持具においても、図1に示す実施形態の毛髪保持具と同様に、筒状体2を形成するシート23A、23Bに厚いシートを用いなくても、十分な大きさの自発的巻き上がり力が得られる。
Next, another embodiment of the hair holder of the present invention will be described. About these embodiments, only points different from the embodiment shown in FIG. 1 will be described, and the explanation regarding the embodiment shown in FIG. And also in the hair holder of other embodiment, similarly to the hair holder of embodiment shown in FIG. 1, even if it does not use a thick sheet for the
図4に示す実施形態の毛髪保持具1は、図1に示す実施形態の毛髪保持具1に比して、
補強部材Qが、筒状体2の一方の側端部24のみに設けられている。その他の点については、図1に示す実施形態の毛髪保持具1と同じである。
The
The reinforcing member Q is provided only on one
図5に示す実施形態の毛髪保持具1は、図1に示す実施形態の毛髪保持具1に比して、補強部材Qが、筒状体2の両側端部24それぞれにおける長手方向中間部から他端の開口部22に亘る範囲のみに設けられている。その他の点については、図1に示す実施形態の毛髪保持具1と同じである。
The
図6に示す実施形態の毛髪保持具1は、図5に示す実施形態の毛髪保持具1に比して、補強部材Qが、筒状体2の一方の側端部24のみに設けられている。その他の点については、図5に示す実施形態の毛髪保持具1と同じである。
The
図7に示す実施形態の毛髪保持具1は、図4に示す実施形態の毛髪保持具1に比して、補強部材Qが、筒状体2の側端部24には設けられておらず、筒状体2の短手方向中央部のみに1本設けられている。その他の点については、図4に示す実施形態の毛髪保持具1と同じである。
The
図8に示す実施形態の毛髪保持具1は、図1に示す実施形態の毛髪保持具1に比して、補強部材Qが設けられていない。その他の点については、図1に示す実施形態の毛髪保持具1と同じである。即ち、図8に示す実施形態の毛髪保持具1は、補強部材を設けることなく、筒状体2の一面シート23A及び/又は他面シート23Bを、室温以上のガラス転移点を有し、かつ一定の厚みを有する素材から構成することにより、筒状体2の巻き上げ力を所定の大きさ以上としている。
The
図9に示す実施形態の毛髪保持具1は、図1に示す実施形態の毛髪保持具1に比して、筒状体2の一面シート23A及び他面シート23Bの何れもが、室温未満のガラス転移点を有する素材からなる。即ち、図9に示す実施形態の毛髪保持具1は、筒状体2の一面シート23A及び他面シート23Bの何れも室温以上のガラス転移点を有する素材から構成することなく、筒状体2に補強部材Qを設けることにより、筒状体2の巻き上げ力を所定の大きさ以上としている。
The
本発明の毛髪保持具は、前述した実施形態に制限されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない限り、例えば以下に示すように適宜変更が可能である。
筒状体は、その一端が開口し且つその他端に閉口可能な手段を設けてあるものでもよい。筒状体は、その形成方法について特に制限はなく、シートを縫合、融着又は接着して形成したものでも、押出成形等により当初から筒状に形成したものでもよい。
The hair holder of the present invention is not limited to the above-described embodiment, and can be appropriately changed as shown below, for example, without departing from the spirit of the present invention.
The cylindrical body may be provided with means that is open at one end and can be closed at the other end. There is no restriction | limiting in particular about the formation method, and the cylindrical body may be formed by stitching, fusing or adhering sheets, or may be formed from the beginning by extrusion or the like into a cylindrical shape.
補強部材Qは、設けられている方が好ましいが、図8に示す実施形態のように必ずしも設けられていなくてもよい。
補強部材Qは、図1に示す実施形態のように筒状体2の両側端部24,24それぞれに且つ側端部24の略全長に亘って設けられている方が好ましいが、図4及び図6に示す実施形態のように筒状体2の一方の側端部24のみに設けられていてもよく、また図5及び図6に示す実施形態のように側端部24の略全長に亘っていなくてもよい。例えば、筒状体2の一端の開口部21と長手方向中央部との間のみに設けられていてもよい。
補強部材Qは、図1及び図4〜図6に示す実施形態のように、筒状体2の側端部24に設けられている方が好ましいが、図7に示す実施形態のように側端部24以外の部分に設けられていてもよい。
補強部材は、一面シートと他面シートとの間に挟持されていてもよく、筒状体を形成するシートと一体的に設けられていてもよい。
The reinforcing member Q is preferably provided, but may not necessarily be provided as in the embodiment shown in FIG.
It is preferable that the reinforcing member Q is provided on each of the
The reinforcing member Q is preferably provided at the side end 24 of the
The reinforcing member may be sandwiched between the one-side sheet and the other-side sheet, or may be provided integrally with the sheet forming the cylindrical body.
筒状体2においては、一方の面を形成するシート23A及び他方の面を形成するシート23Bの両方が、室温以上のガラス転移点を有する素材から構成されている方が好ましいが、両シートのうちの一方のシートのみが室温以上のガラス転移点を有する素材から構成されていてもよく、図9に示す実施形態のように両シートが室温未満のガラス転移点を有する素材から構成されていてもよい。
In the
一方の面を形成するシート23A、他方の面を形成するシート23B又は補強部材Qが室温以上のガラス転移点を有する素材から構成されている場合には、全ての素材の非晶性部分の割合が50%以上であることが好ましいが、一部の素材の非晶性部分の割合のみを50%以上とすることもできる。
When the
本発明の前記実施形態のそれぞれ異なる部分を、適宜変更したり組み合わせた形態とすることもできる。
尚、本発明の毛髪保持具における「筒状体」を構成するシートの形状及びその表面状態は、上述の形態の筒状体を形成可能なものであれば良く、「扁平形状」という場合、シート材の表面は、凹凸面であってもよい。
Different parts of the embodiment of the present invention can be appropriately changed or combined.
In addition, the shape of the sheet | seat which comprises the "tubular body" in the hair holder of this invention, and its surface state should just be what can form the cylindrical body of the above-mentioned form, and when it is called "flat shape", The surface of the sheet material may be an uneven surface.
毛髪束の巻回の際には、従来と同様に、ロッドを併用してもよい。
また、本発明の毛髪保持具は、パーマ処理により毛髪にカールを付与する場合に限らず、毛髪束を巻回した後、ドライヤー等により熱処理したり、乾燥した毛髪を巻回状態で保持したり、濡れた状態の毛髪を巻回状態で保持し自然乾燥させたりして、毛髪にカールを付与する場合等にも適用することができる。また、毛髪の先端にカールを付与する場合以外にも、毛髪に波状にカールを付与する場合、毛髪に螺旋状にカールを付与する場合等にも適用が可能である。
毛髪に市販の整髪料を付与した後に、前述の方法によってくせ付けしても良い。
When winding the hair bundle, a rod may be used in the same manner as in the past.
In addition, the hair holding device of the present invention is not limited to curling hair by perm treatment, and after winding a hair bundle, heat treatment with a dryer or the like, or holding dried hair in a wound state The present invention can also be applied to the case where the wet hair is held in a wound state and naturally dried to impart curl to the hair. Further, in addition to the case where the curl is applied to the tip of the hair, the present invention can be applied to a case where the curl is applied to the hair in a wavy shape, a case where the curl is applied to the hair in a spiral shape, or the like.
After applying a commercially available hair styling agent to the hair, it may be applied by the method described above.
1 毛髪保持具
2 筒状体
21、22 開口部
23A,23B シート
24 側端部
4 延設部
H 毛髪束
Q 補強部材
DESCRIPTION OF
Claims (7)
前記筒状体に、室温以上のガラス転移点を有する素材からなる帯状の補強部材が該筒状体の長手方向に沿って設けられており、
前記筒状体の巻き上げ力が0.5N以上である毛髪保持具。 It is composed of a flat cylindrical body composed of a sheet so that a hair bundle can be inserted from the opening at one end to the opening at the other end, and the cylindrical body is maintained in a state of being rolled up to a predetermined shape. A hair retainer that is crushed,
A strip-shaped reinforcing member made of a material having a glass transition point of room temperature or higher is provided in the cylindrical body along the longitudinal direction of the cylindrical body,
A hair holder, wherein the cylindrical body has a winding force of 0.5 N or more.
前記筒状体の一方の面を形成するシート及び/又は他方の面を形成するシートは、室温以上のガラス転移点を有する素材からなり、
前記筒状体の巻き上げ力が0.5N以上である毛髪保持具。 It is composed of a flat cylindrical body composed of a sheet so that a hair bundle can be inserted from the opening at one end to the opening at the other end, and the cylindrical body is maintained in a state of being rolled up to a predetermined shape. A hair retainer that is crushed,
The sheet forming one surface of the cylindrical body and / or the sheet forming the other surface is made of a material having a glass transition point of room temperature or higher,
A hair holder, wherein the cylindrical body has a winding force of 0.5 N or more.
The hair holder according to claim 5 or 6, wherein the sheet forming the cylindrical body has a thickness of 50 to 1000 µm.
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