JP2005053555A - ディスペンサー付パッケージ - Google Patents
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Abstract
【課題】 煩雑な作業を行うことなく物品を一つずつ容易に取り出すことができるディスペンサー付カートンを提供する。
【解決手段】 カートンは、横にした柱状物品の側面を支持する底壁パネルと、相対向する一対の側壁パネルと、頂壁パネルと、頂壁パネル、底壁パネル、および側壁パネルで構成される筒状体の前端を構成する前壁パネルと、前端に形成されたディスペンサーと、カートンに取り付けられてカートンを前端に向かって傾斜させる傾斜手段とを備えている。ディスペンサーは、柱状物品のうち少なくとも一つをカートンから取り出すのに可能な大きさの開口であり、この開口は、前壁パネル、頂壁パネル、一対の側壁パネルのそれぞれの一部から構成される分離部Tをカートンから切離することにより形成され、傾斜手段は切離された分離部Tにより構成される。
【選択図】 図2
【解決手段】 カートンは、横にした柱状物品の側面を支持する底壁パネルと、相対向する一対の側壁パネルと、頂壁パネルと、頂壁パネル、底壁パネル、および側壁パネルで構成される筒状体の前端を構成する前壁パネルと、前端に形成されたディスペンサーと、カートンに取り付けられてカートンを前端に向かって傾斜させる傾斜手段とを備えている。ディスペンサーは、柱状物品のうち少なくとも一つをカートンから取り出すのに可能な大きさの開口であり、この開口は、前壁パネル、頂壁パネル、一対の側壁パネルのそれぞれの一部から構成される分離部Tをカートンから切離することにより形成され、傾斜手段は切離された分離部Tにより構成される。
【選択図】 図2
Description
本発明は、缶などの複数の物品を収容するカートンに係り、物品を個別に取り出すことができるディスペンサーを備えたカートンに関する。より具体的には、本発明は、物品を横に収容した状態でディスペンサーを使用するようにしたパッケージに関する。
従来より、ソフトドリンク等の飲料などの物品を複数収容して流通や消費者の使用に供されるカートンが提供されている。消費者がそのような物品をカートン単位で購入した際には、カートンを破壊することなく物品を一つずつ取り出すことができれば便利である。
EP特許出願公開0475147A1には、物品を縦に収容した状態でディスペンサーを使用するようにしたカートンが開示されている。このカートンは、瓶を2列にして複数収容し、カートンの一端部の角部を取り除いて開口部を形成するようになっている。このカートンでは、角部に形成した開口部から瓶を上方へ抜き取ることができ、カートンの奥の方の瓶は、カートンの他端部の角部を取り除いて形成した開口部から抜き取るようになっている。
上記のようなカートンを例えば冷蔵庫に収納した場合、奥の方の瓶を取り出すためには、冷蔵庫からカートンを取り出し、奥の方にあった角部を取り除いて前後を反転させて再度冷蔵庫に収納するという作業が必要となる。消費者にとっては、そのような作業は煩雑であり、また、その際に瓶が倒れることが想定されることから使い難いという問題がある。
したがって、本発明は、一つの物品を取り出した後に次の物品がディスペンサー側へ移動することができ、煩雑な作業を行うことなく物品を一つずつ容易に取り出すことができるディスペンサー付きパッケージを提供することを目的としている。
本発明は、カートンと、このカートン内に収容される複数の柱状物品とからなるパッケージであって、上記柱状物品は、横にした状態で一段に配列され、上記カートンは横になった上記柱状物品の側面を支持する底壁と、この底壁の側縁に接続された相対向する一対の側壁と、これら側壁どうしを接続する頂壁と、上記頂壁、底壁、および一対の側壁で構成される筒状体の前端を構成する前壁と、筒状体の後端を構成する後壁と、上記前端に形成されて上記柱状物品を上記カートンから取り出すのに使用されるディスペンサーと、上記カートンに取り付けられて上記カートンを上記前端に向かって傾斜させる傾斜手段とを備え、上記ディスペンサーは上記柱状物品のうち少なくとも一つをカートンから取り出すのに可能な大きさの開口であり、この開口は、上記前壁、頂壁、一対の側壁のそれぞれの一部から構成される分離部を上記カートンから切離することにより形成され、上記傾斜手段は切離された上記分離部により構成されていることを特徴としている。
上記構成のディスペンサー付パッケージにあっては、傾斜手段によってカートンが前端に向かって傾斜させられるから、内部の物品は先端側つまり開口側へ自重で付勢される。したがって、物品を開口から取り出すと後ろ側の物品が開口の所へ転動するので、物品を一つずつ順番に取り出すことができる。
分離部は、側壁および底壁を挟むように取り付けられることが望ましく、これにより、分離部がカートンから離脱し難くなる。しかしながら、物品が自重によって開口側へ転動する際に、カートンが振動して分離部の位置がずれることが想定される。そこで、底壁および分離部に、両者の相対的位置を保持するための保持手段を設けることが望ましい。具体的には、保持手段は、分離部に設けられた凸部と、底壁および前壁後壁のいずれかまたは両者の境界に設けられて凸部が挿入されるスリットとを備えることができる。
分離部は、手で破断可能な弱化線によって区画される。弱化線は、例えばミシン目やプレス型押しで薄くした線で構成することができる。弱化線は、カートンの後端側または先端側へ突出する破断起点部を備えることが望ましい。この破断起点部を指で押すことにより破断を容易に開始させることができる。また、破断起点部を後端側へ突出するように設けることにより、分離部を分離した後に破断起点部のあとに残った凹部から物品に指を掛けて容易に取り出すことができる。破断起点部は、使用者の3本の指で把持できるように頂壁および側壁にそれぞれ設けられていることが望ましい。
ところで、分離部を側壁および底壁を挟むように安定して取り付けるためには、分離部の幅は側壁どうしの幅よりも広いことが望ましい。そこで、分離部のうち前壁で構成された部分は、カートンから切離されることにより中央から拡開可能となることが望ましい。より具体的には、分離部の一部を構成する前壁を、一対の側壁に折曲げ自在にそれぞれ接続された一対のパネルで構成し、パネルの縁部どうしを突き合わせて前壁を閉じる。そして、分離部の前壁部分では、頂壁側のみにおいてパネルどうしが互いに接続されるようにし、底壁側ではパネルどうしが互いに拡開できるようにする。
本発明のディスペンサー付パッケージは、横にした柱状物品の側面を支持する底壁パネル12と、相対向する一対の側壁パネル14,18と、頂壁パネル16と、頂壁パネル、底壁パネル、および側壁パネルで構成される筒状体の前端を構成する前壁パネルと、前端に形成されたディスペンサーDと、カートンに取り付けられてカートンを前端に向かって傾斜させる傾斜手段とを備えており、煩雑な作業を行うことなく物品を一つずつ容易に取り出すことができる。
以下、本発明の実施形態について図1〜図9を参照しながら説明する。
図1には、缶などの物品を複数収容するためのカートンを形成するためのものであって、ボール紙またはそれに類する折曲げ自在なシート材から作成されたブランク10aが示されている。ブランク10aは、底壁パネル12と、第1側壁パネル14と、頂壁パネル16と、第2側壁パネル18と、糊代フラップ20とを備え、これらは折目線22,24,26,28に沿って折曲げ自在に連続的に接続されている。これらパネル12〜18により矩形の筒状体が形成され、それらパネル12〜18の縁部には、筒状体の開口部を閉塞する端壁を形成するための各種パネルおよびフラップが接続されている。なお、全ての図において左右のパネルおよび折目線には「a」〜「c」の添え字を付してあり、左右のものが同等の構成の場合には一方のみについて説明する。
図1には、缶などの物品を複数収容するためのカートンを形成するためのものであって、ボール紙またはそれに類する折曲げ自在なシート材から作成されたブランク10aが示されている。ブランク10aは、底壁パネル12と、第1側壁パネル14と、頂壁パネル16と、第2側壁パネル18と、糊代フラップ20とを備え、これらは折目線22,24,26,28に沿って折曲げ自在に連続的に接続されている。これらパネル12〜18により矩形の筒状体が形成され、それらパネル12〜18の縁部には、筒状体の開口部を閉塞する端壁を形成するための各種パネルおよびフラップが接続されている。なお、全ての図において左右のパネルおよび折目線には「a」〜「c」の添え字を付してあり、左右のものが同等の構成の場合には一方のみについて説明する。
後端側(図1において左側)の端壁は、底壁パネル12に折目線31aを介して折曲げ自在に接続された第1端壁パネル32aと、頂壁パネル16に折目線35aを介して折曲げ自在に接続された第2端壁パネル36aとを備えている。また、端壁は、第1側壁パネル14に折目線33aを介して折曲げ自在に接続された第1支持パネル34aと、第2側壁パネル18に折目線37aを介して折曲げ自在に接続された第2支持パネル38aとを備えている。
後端側の第2端壁パネル36aには、カートンを組み立てた状態で第1端壁パネル32a側へ突出する糊代フラップ44が形成されている。一方、先端側の第2端壁パネル36bにはそのようなフラップはなく、カートンを組み立てた状態で第1端壁パネル32bと第2端壁パネル36bの縁部どうしが互いに接するか近接するようになっている。
図1に示すように、第1端壁パネル32aと底壁パネル12とを接続する折目線31aおよび第2端壁パネル36aと頂壁パネル16とを接続する折目線35aは、外側へ向けて湾曲している。これにより、カートンを組み立てたときに端壁の下端部および上端部が缶等の物品の外周面に沿うように外側へ膨らみ、物品をしっかりと保持する。
本実施形態のカートンの先端側には、頂壁パネル16および一対の第1、第2側壁パネル14,18の一部で構成されるディスペンサーDが設けられている。ディスペンサーDは、図2に示す塵取り状の分離部Tを頂壁パネル16および一対の第1、第2側壁パネル14,18が形成する角部から切り離すことで形成される。
図1に示すように、分離部Tは、第1、第2側壁パネル14,18の一部で構成されたパネル64,68と、頂壁パネル16の一部で構成されたパネル66とを備えている。また、分離部Tは、第1、第2支持パネル34b,38bの一部で構成されたパネル64b,68bを備え、第2端壁パネル36bは、パネル64b,68bによってパネル66側で接続される。パネル64,66,68は、ミシン目またはプレス型押しで薄くした線で構成される弱化線62によって第1、第2側壁パネル14,18および頂壁パネル16に接続されている。弱化線62は、図2に示す塵取り状の分離部Tを形成するような形状とされ、カートンから分離部Tを切離することによって図3に示す開口Oが形成される。
図1に示すように、第1、第2側壁パネル14,18と頂壁パネル16には、分離部Tを切離する際の破断の起点となる破断起点部70a,70b,70cが弱化線62から後端側へ突出するように形成されている。破断起点部70a,70b,70cは、ミシン目やプレス型押しで薄くした破断し易い線であり、使用者の薬指、人差指および親指の位置に配置されている。したがって、使用者は、破断起点部70a,70b,70cを指で押圧すると同時に分離部Tを把持することができる。
破断起点部70a,70cの両端部の間には、折目線72a,72cがそれぞれ形成され、破断起点部70a,70cと折目線72a,72cで区画された部分に、折目線72a,72cに沿って折り曲げ可能な指掛けタブ73a,73cが形成されている。また、破断起点部70bの両端部の間には、ミシン目等の弱化線72bが形成され、破断起点部70bと弱化線72bとで区画された部分に、弱化線72bに沿って折り曲げ可能な指掛けタブ73bが形成されている。指掛けタブ73bは、分離部Tに残されて次に説明する底壁パネル12のスリット74に挿入される。なお、弱化線72bに代えて折目線とすることもできる。
図1に示すように、底壁パネル12の後端側には、左右方向に延在し両端部で先端側へ屈曲するスリット74が形成されている。スリット74の両端の間には折目線78が形成され、これらスリット74および折目線78で区画された部分に、折目線78に沿って折り曲げ可能な係合タブ79が形成されている。そして、係合タブ79を折目線78に沿って内側へ折り曲げることにより、スリット74の開口が大きくなり、上記した指掛けタブ73bを簡単に挿入することができる。
図1に示すブランクからカートンを組み立てるために、連続的な折曲げおよび糊付け作業が行われる。折曲げおよび糊付け作業は、直線状の機械ラインでブランクないしカートンを反転または回転させることなく行われる。以下はその手順を示すものであるが、本発明は以下の例に限定されるものではない。
まず、第2側壁パネル18を折目線26に沿って折り曲げ、頂壁パネル16に重ね合わせる。次に、糊代フラップ20に糊を塗布し、底壁パネル12を折目線22に沿って折り曲げて第1側壁パネル14および頂壁パネル16に重ね合わせる。これにより、底壁パネル12の側縁部が糊代フラップ20に接着され、平らにつぶれた状態のカートンが形成される。この状態から第1、第2側壁パネル14,18を、頂壁パネル16および底壁パネル12のそれぞれに対して90°折り曲げ、両端が開口した矩形筒状体を形成する。
続いて、缶C等の物品を矩形筒状体の両端または一端の開口から内部に挿入する。缶Cを転動させ充填した後、筒状体の両端開口を閉じるが、その順番は先端側と後端側のいずれから行っても良く、もちろん同時に行うことも可能である。
後端側の開口を閉じるには、先ず、第1支持パネル34aおよび第2支持パネル38aを、第1、第2側壁パネル14,18のそれぞれに対して内側へ90°折り曲げ、第1、第2支持パネル34a,38aに糊を塗布する。次いで、第2端壁パネル36aを頂壁パネル16に対して内側へ90°折り曲げ、これを第1、第2支持パネル34a,38aに接着する。次いで、第2端壁パネル36aの糊代フラップ44に糊を塗布し、第1端壁パネル32aを底壁パネル12に対して内側へ90°折り曲げ、これを糊代フラップ44に接着する。
先端側の開口を閉じるには、先ず、第1支持パネル34bおよび第2支持パネル38bを、第1、第2側壁パネル14,18のそれぞれに対して内側へ90°折り曲げ、第1、第2支持パネル34b,38bに糊を塗布する。次いで、第1、第2端壁パネル32b,36bを底壁パネル12および頂壁パネル16のそれぞれに対して内側へ90°折り曲げ、これらを第1、第2支持パネル34b,38bに接着する。こうしてカートンに複数の缶Cが荷積みされたパッケージが完成する(図2参照)。
缶Cをカートンから取り出すには、指掛けタブ73a,73b,73cを指で押しながら内部の缶Cとともに分離部Tを把持する。これにより、各破断起点部70a,70b,70cで破断が起こる。そして、内部の缶Cとともに把持した分離部Tを引っ張ると、破断起点部70a,70b,70cから破断が弱化線62に沿って伝播し、分離部Tがカートンから分離される。こうして、分離部Tとともに缶Cを取り出すことにより、カートンの先端部に開口Oが形成され、その開口Oの下側には、分離部Tよりも下側の端壁の一部からなるストッパSが形成される。
次に、分離部Tをカートンの後端下部に取り付けてカートンを先端側へ向けて下り勾配に傾斜させ、開口OをディスペンサーDとして機能させる。その際には、指掛けタブ73bをスリット74に挿入し(図4参照)、パネル64,68でカートンの第1、第2側壁パネル14,18および底壁パネル12を挟み込む。この状態でカートンを例えば冷蔵庫等の棚に載置すると、カートンは、先端側(冷蔵庫等の扉側)へ向け下方へ傾斜した姿勢をとる。これにより、カートン内の缶Cは自重によって開口O側へ転動し、ストッパSに当接して停止する。この状態で最も先端側の缶Cは開口Oに露出されるので、開口から次の缶Cを取り出すことができる。
また、カートンから分離部Tを切離すると指掛けタブ73a,73b,73cのあとに凹部82が形成されるので(図3参照)、それら凹部82から指を挿入して缶Cを簡単に把持することができる。
分離部Tにカートンの底部を押し込むと、カートンの底壁パネル12と第1、第2側壁パネル14,18とで形成された角がきっちりと嵌るので、分離部Tがカートンに安定して取り付けられる。また、分離部Tの指掛けタブ73bは、スリット74内で係合タブ79に押圧されているから、スリット74から容易に抜け出ることがない。したがって、カートン内の缶Cが開口O側へ滑動し、ストッパSに当接してカートン全体が振動した場合であっても、分離部Tのカートンに対する位置ずれが生じにくい。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明を逸脱しない範囲でさらに変更を加えることができる。そのような変更例を図6、7に示す。図6には、缶などの物品を複数収容するためのカートンを形成するためのものであって、ボール紙またはそれに類する折曲げ自在なシート材から作成されたブランク10bが示されている。このブランク10bにおいて、図1のブランク10aとの同様の点は説明を省略し、変更点のみを説明する。
すなわち、分離部Tの第1側壁パネル14上には、弱化線72a,75aに周囲を区切られるとともに、その中央でスリット77aにより分離された破断起点パネル76aが形成されている。
缶Cをカートンから取り出すには、指掛けタブ73b、スリット77a、77cを指で押しながら内部の缶Cとともに分離部Tを把持する。これにより、指掛けタブ73bの破断起点部である70bで破断が起こるとともに、スリット77a、77cが押し広げられて72a,72cにおいても破断が起こる。この破断は弱化線62に沿って伝播し、分離部Tがカートンから分離される。こうして、分離部Tとともに缶Cを取り出すことにより、カートンの先端部に開口Oが形成され、その開口Oの下側に分離部Tよりも下側の端壁の一部からなるストッパSが形成されるのは前述のとおりである。
分離部Tをカートンの後端下部に取り付けてカートンを先端側へ向けて下り勾配に傾斜させ、開口OをディスペンサーDとして機能させるには、指掛けタブ73bをスリット74に挿入し、パネル64,68でカートンの第1、第2側壁パネル14,18および底壁パネル12を挟み込む。
また、本発明のカートンには、図8のブランク10cにおいてHで示した把持手段を設けることもできる。この把持手段は、頂壁パネル16上に形成された弱化線80からなる。80をカートン内方へ押し破ることで指をカートン内部に挿入し、カートンを把持することができる。この弱化線80は例えばミシン目やプレス型押しで薄くした線で構成することができる。さらにこの弱化線上に破断起点部が設けられていると破断が容易になるため、好適である。
また、上記実施形態では、図2において、第1端壁パネル32bと第2端壁パネル66bが互いに突き合わせられた縁部に沿った状態で、第1支持パネル34bおよび第2支持パネル38b上の弱化線62が形成されている。端壁パネルと支持パネルは互いに接着されているが、第1端壁パネル32bと第2端壁パネル66bは互いに接着されておらず、第1支持パネル34bおよび第2支持パネル38b上の弱化線62の破断のみによって、第1端壁パネル32bと第2端壁パネル66bは容易に分離される。
上記の説明で使用した頂、底部、端、先、後、内側、および外側などの方向を表わす用語は、それぞれのパネルをそのような方向に限定するものではなく、単にパネルどうしを互いに区別するためのものにすぎない。折目線という用語は必ずしも単一の折目線を指すものではなく、本発明の範囲を逸脱しない限りにおいて、1または複数の刻み線や、容易に折れたり曲がったりする線であっても良い。
また、本発明は、発明の範囲から逸脱することなく、種々の配列の物品のカートンに適用することができる。
また、本発明は、発明の範囲から逸脱することなく、種々の配列の物品のカートンに適用することができる。
10a,10b,10c ブランク
12 底壁パネル
14 第1側壁パネル
16 頂壁パネル
18 第2側壁パネル
20 糊代フラップ
32a,32b 第1端壁パネル
34a,34b 第1支持パネル
36a,36b 第2端壁パネル
38a,38b 第2支持パネル
70a,70b,70c 破断起点部
73a,73b,73c 指掛けタブ
76a,76c 破断起点パネル
77 スリット
D ディスペンサー
H 把持手段
S ストッパ
T 分離部
12 底壁パネル
14 第1側壁パネル
16 頂壁パネル
18 第2側壁パネル
20 糊代フラップ
32a,32b 第1端壁パネル
34a,34b 第1支持パネル
36a,36b 第2端壁パネル
38a,38b 第2支持パネル
70a,70b,70c 破断起点部
73a,73b,73c 指掛けタブ
76a,76c 破断起点パネル
77 スリット
D ディスペンサー
H 把持手段
S ストッパ
T 分離部
Claims (3)
- カートンと、このカートン内に収容される複数の柱状物品とからなるパッケージであって、
上記柱状物品は、横にした状態で一段に配列され、
上記カートンは上記柱状物品の側面を支持する底壁と、この底壁の側縁に接続された相対向する一対の側壁と、これら側壁どうしを接続する頂壁と、上記頂壁、底壁、および一対の側壁で構成される筒状体の前端を構成する前壁と、筒状体の後端を構成する後壁と、上記前端に形成されて上記柱状物品を上記カートンから取り出すのに使用されるディスペンサーと、上記カートンに取り付けられて上記カートンを上記前端に向かって傾斜させる傾斜手段とを備え、上記ディスペンサーは上記柱状物品のうち少なくとも一つをカートンから取り出すのに可能な大きさの開口であり、この開口は、上記前壁、頂壁、一対の側壁のそれぞれの一部から構成される分離部を上記カートンから切離することにより形成され、上記傾斜手段は切離された上記分離部により構成されていることを特徴とするディスペンサー付パッケージ。 - 前記分離部が前記筒状体の後端近傍に取り付けられて前記傾斜手段を形成することを特徴とする請求項1に記載のディスペンサー付パッケージ。
- 前記底壁および前記分離部に、両者の相対的位置を保持するための保持手段を設け、前記分離部は、側壁および底壁を挟むように取り付けられ、前記保持手段は、前記分離部に設けられた凸部と、前記底壁および前記前壁後壁のいずれかまたは両者の境界に設けられて上記凸部が挿入されるスリットとを備えることを特徴とする請求項1または2に記載のディスペンサー付パッケージ。
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