JP2004536645A - 編んだ髪の処理に使用する方法および装置 - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
本発明は、選択された編んだ髪の処理に使用する方法および装置、より詳しくはこれに限定するのもではないが、選択された編んだ髪の着色に使用する方法および装置に関する。
【背景技術】
【0002】
着色のような髪処理の工程中に、選択された編んだ髪を分離するためにある長さの可撓性材料を使用することが知られている。一般的に、着色されるべき編んだ髪は、ウイービングとして知られているヘアドレッシングによってまず選択される。次にこれらの編んだ髪は、選択された髪を残りの髪から効果的に分離するのに一本の液体不浸透性材料上に配置される。バリア材料は、普通2ないし3インチ(すなわち、5から8cmの間)の幅であり、また長さは処理されるべき髪の長さに少なくとも等しい長さである。材料の一方のエッジは、選択された編んだ髪の根近傍に配置されるとともに頭皮に接触される。次に髪の根元が、接触接着剤の設けられた材料の部分上に押圧される。これによって材料が、髪の処理工程中に頭皮上の正しい位置に保持される。正しい位置に固定された材料により、適切な髪処理基板が選択された編んだ髪に適用される。頭皮および残りの編んだ髪が、バリア材料によって髪処理基板に対する露呈から保護される。
【0003】
本発明は現在知られている髪処理装置およびプロセスに伴うある種の問題の解決策を探究するものである。特に、従来技術による装置の使用は、従事者がしばしばバリア材料上の接着剤を面(頭皮、毛髪の根元よりむしろ毛髪の先端、あるいはバリア材料自体等)に誤って接触させるという理由で問題がある。装置のさらなる使用が、誤って付着された面からバリア材料を自由にするために修正操作が必要となる。ある状況において、特にバリア材料の一部が接着剤によって互いに付着され、装置の次の使用が不可能になることがあり、また使用されることなく廃棄されることもある。たとえ装置のさらなる使用が可能であっても、接触接着剤の有効性がその前回の面接触によって低下することがしばしばである。したがって、従来技術による装置は時間を消費し、むだな髪処理工程につながることになる。付加的に、従来技術による装置は、油っぽいタイプの髪を効果的に接着する傾向にない。結果として、前述した従来技術による装置の使用前に、処理されるべき髪の洗浄をする必要が極めてしばしばである。再度、これは時間のかかるプロセスにつながることになる。さらに、接着剤はもちろんバリア材料に、接触するこれらの編んだ髪を固定するだけである。従って、密集した(密度の高い)髪を伴う対象が処理下にあれば、選択された編んだ髪は接着剤と接触してさらなる選択された編んだ髪の上に重なり合うことが極めてしばしばとなり、これがためにそれ自体がバリア材料に固定されないことになる。これは髪処理材料を頭皮に流す危険性を増大することにつながる。
【0004】
従来技術による問題は、バリア材料をこの種の多量の材料からの選択する困難も含んでいる。従来技術において、バリア材料は普通、個々のバリア材料にしっかり梱包されたカートンで販売されている。従って、カートンが開封されたときに、ユーザは互いに近接して圧縮され、容易に離れない複数のバリア材料を見ることになる。髪処理プロセス中、バリア材料は片手で迅速に、かつ便利に選択できることが特に望ましい。これは一般的にパッケージ化されたバリア材料は(特に、この種の材料の最近の開放カートンでは)可能ではないので、特定処理に必要とされるバリア材料の数が、処理の開始前にカートンからまず取り出され、材料が処理プロセス中片手で選択することができるケースがしばである。しかし、カートンから材料を取り出すことは、材料を置き間違えることにつながり、また手順においてもよい結果にならない。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の第1の形態は、選択された編んだ髪の処置に使用する装置を提供することであって、この装置が選択された編んだ髪が処置される頭髪の選択された編んだ髪を頭髪の他の編んだ髪から分けるための材料の基板と;基板を編んだ髪に固定するために基板上に設けられた固定手段とからなり、前記固定手段が一つまたはそれ以上の編んだ髪の回りを留めるとともに把持する複数の要素を備えている。
【0006】
複数の要素が基板のエッジ近傍に配置される。複数の要素が基板の全幅を横切って配置されるのが好ましい。単位面積当たりの要素の数が基板を横切って変化する。固定手段は射出成形技術を使用して製造されるのが好ましい。
【0007】
複数の要素の少なくとも一つが前記装置内の溝によって規定された長尺部材を備えているのが好ましい。理想的には、前記溝が直線状である。前記溝の対向両側部が各々長尺部材を規定しており、これによって前記溝が一つまたはそれ以上の編んだ髪を把持するための二つの要素を規定する。複数の要素の少なくとも一つが、この少なくとも一つの要素に相対する位置に向かってこれに抗して編んだ髪が直接押圧されるように、傾斜面を有するヘッドを含み、これによって前記編んだ髪が前記少なくとも一つの要素によって締め付けられる。
【0008】
複数の要素の少なくとも一つが、前記面に対して鋭角で面から外方に延長され、前記部材と前記面間に空間を規定され、この空間に少なくとも一つの編んだ髪が使用状態に位置付けされることが特に望まれる。前記部材と前記面の結合部が、閉ループ形状を有している。前記閉ループ形状が実質的に円形であり、前記部材と実質的に環状を有する前記面間に空間を規定している。前記鋭角が45°未満であるのが好ましく、また30°であるのが好ましい。
【0009】
複数の要素の少なくとも一つが、面から垂直方向に延長する部材を含んでいる。この垂直方向に延長する部材が実質的に円筒状外面を有している。複数の要素の少なくとも一つが、前記面と実質的に平行に延長する部材を含んでいる。前記面と実質的に平行に延長する前記部材が実質的に環状である。
【0010】
複数の要素が、基板の長さに沿って延長する部分の基板面の一部上に配置されているのが最も好ましい。複数の要素が、基板面の湾曲する一部上に配置されている。好ましくは、複数の要素が、基板から分離して製造されたベース部と一体的に設けられている。ベース部が基板と当接して固定された湾曲面を規定している。前記湾曲面がベース部の先頭エッジ近傍に設けられており、使用に際して、頭皮に抗して配置される。ベース部のエッジが、使用に際してベース部と基板間にツールの配置が可能なように基板から自由になっている。前記自由エッジが、使用に際してツールが前記自由エッジと基板間に配置できるように、かつ、基板のエッジを頭皮に抗して押圧されるように位置付けされている。前記自由エッジが、先方エッジと対向するとともにこれと平行なベース部の後方エッジとなる。ベース部は接着剤によって基板と当接状態に固定される。理想的には、ベース部はベース部の面を横切る液体の流れを制限するための手段を含んでいる。この流れ制限手段はベース部の前記面内の溝を含めることができる。基板は可撓性材料とし、また透明物質でもある。
【0011】
第2の複数の要素が、使用に際して、基板が選択された編んだ髪の回りに折りたたまれたときに、第1の複数の要素と解放可能に連結できるように基板上に設けられているのが望ましい。前記第2の複数の要素が、ファイバーおよび(または)複数のフックを備えている。ファイバーがループ状をなすか、自由端を有している。さらに、これらの後者の複数のフックは固定手段の要素に関して上述したように設けられている。
【0012】
本発明の第2の形態は、第1の形態の装置を使用する方法を提供し、装置の基板を頭髪の選択された編んだ髪の近傍に配置するステップと;編んだ髪を前記固定手段に抗して押圧し、複数の要素の少なくとも一つを少なくとも一つの編んだ髪の近傍に配置させ、これによって少なくとも一つの編んだ髪を把持し、選択された編んだ髪を他の編んだ髪から分離する位置に基板を固定するステップとを含んでいる。前記固定手段に抗して押圧された編んだ髪が、他の編んだ髪からマスキングのために選択された編んだ髪である。
【0013】
本発明の第3の形態は、選択された編んだ髪の処理に使用する装置を提供し、選択された編んだ髪を処理しながら、頭皮の他の編んだ髪を頭髪の選択された編んだ髪から分離するための基板物質と;基板を編んだ髪に固定するために基板に設けられた固定手段とを備え;基板の線上に配備された複数のミシン目が設けられており、前記線の各端が基板のエッジ近傍に配置されていることを特徴とする。
【0014】
好ましくは、前記ミシン目の線が、固定手段近傍に配置されている。
【0015】
前記ミシン目の線が、一つの長手方向延長エッジから対向方向延長エッジに基板の幅を横切って延長している。前記ミシン目の線が、基板の二つの部分の共通境界線を規定しており、基板の一方の部分が固定手段を備えている。基板の前記部分の他方が、少なくとも一つのアパーチャを備えている。
【0016】
本発明の第4の形態は、選択された編んだ髪の処理に使用する装置を提供し、第3形態による複数の装置を備え、複数の装置の前記基板部分の他方が互いに結合されている。
【0017】
本発明の第5の形態は、第3および第4の装置を使用する方法を提供し、基板の一つの部分を前記ミシン目の線に沿って基板の他方の部分から剪断するステップと;固定手段の設けられた基板の部分を頭髪の選択された編んだ髪近傍に配置するステップと;前記基板部分を前記選択された編んだ髪近傍に固定し、前記編んだ髪を他の編んだ髪から分離するようにするステップとを含んでいる。
【0018】
本発明の実施例を添付図面を参照して次に説明する。
【実施例】
【0019】
本発明の第1実施例2を添付図面の図1に示す。この実施例2は髪処理装置であって、ベースシート4を形成する可撓性材料の長尺片を含んでおり、このシート上にフック材料片6(後述する)が取り付けられている。ベースシート4の材料は、装置2が使用されるべき髪処理物質に不浸透である。従って、ベースシート4は前記髪処理物質と、前記物質から分離されることを意図された編んだ髪との間の有効なバリアを形成する。不浸透特性を有するだけでなく、ベースシート4の材料はまた装置2を髪から外す必要性なしに処理するために、選択された編んだ髪の点検を可能にするように透明であるのが好ましい。ベースシート4の前述した特性は、セロファン(商標名)のような合成プラスチック材料によって提供することができる。
【0020】
ベースシート4は長尺の長方形状を有している。図1に示した特定実施例2は、幅Wが75mmで、全長Lが170mmである。しかし、これらの寸法は特定する状況と合致するように変えることもできる。
【0021】
特に、長さLは処理されるべき髪の長さによって長くなったり、短くなったりする。当該技術に習熟した人にとって明白なように、装置2は処理下にある編んだ髪の長さと少なくとも同じ長さであって、この編んだ髪の回りの髪からの分離を保証するのもでなければならない。本発明の実施例は、ベースシートが200mm、400mmおよび500mmの標準長さ、および75mmと90mmの標準幅を有するものを提供することを予想している。
【0022】
ベースシート4の頂部8は、装置2の長軸12の両側部に位置する二つの円形アパーチャ10が穿設されている。図7を参照して後述するように、アパーチャ10はベースシート4を供給装置のウィケットへの取り付けを可能にしている。ベースシート4には、このベースシート4の幅を横切って長軸12に対して鉛直方向に延長するミシン目線14がさらに設けられている。ミシン目線14はベースシート4の厚みを通して延長し、使用に際して、ベースシート4の頂部8がベースシート4の残りの部分から容易に分離されるようになっている。
【0023】
フック材料片6が長方形状をなし、ベースシート4の全幅を横切って延長している。このフック材料6はベースシート4の長さに沿って約15mm延長するとともに、適切な接着剤によってベースシート4の上記残りの部分に強固に貼りつけられている。別の実施例において、フック材料片6はベースシート4と一体的に形成することもできる。フック材料6の頂部エッジ16(使用時に頭皮近傍に位置付けられる)が、ミシン目線14内のベースシート4の残りの部分上に配置されている。別の実施例において、前記頂部エッジはミシン目線14の上方に配置し、フック材料6の一部をベースシート4の頂部8に重畳させることもできる。しかし、この別の構成においては、フック材料6の重畳部分は接着剤(または他の方法)によって頂部8に固定せず、使用中にフック材料6およびベースシート4の残りの部分から頂部8の分離を容易にする。
【0024】
フック材料片6は、固有の湾曲形状に形成されている。この湾曲形状は一部円形であるのが好ましい。図1に示したように、一度フック材料6がベースシート4に固定されると、ベースシート4(フック材料6の少なくとも近傍)が、フック材料6の湾曲形状になる。使用に際して、フック材料6の頂部エッジ16の湾曲度は、ベースシート4が頭皮の湾曲度とより容易に一致することを保証する。ベースシート4の頭皮との一致を保証することを助けるために、フック材料6の少なくとも頂部エッジ領域が可撓性(好ましくは弾性的に可撓的)であり、頂部が変形してベースシート4の全幅を横切って頭皮と接触することが可能である。実際に、フック材料6は可撓性のあるプラナー(すなわち、湾曲形状なしに)としてもよい。結果的に、装置2はより容易に適用することができ、また髪を処理をする人に対してより快適さを与えることができる。図1に示した特定装置2は4.25cmの半径を有するフック材料6を備えている。しかし、他の大きさの湾曲度ももちろん使用してもよい。
【0025】
フック材料6の外方湾曲面18が、使用中選択された編んだ髪の根元を把持しするとともに、この目的で複数の小さいフックを備えている(図1では省略)。このフックはマッシュルーム形状をなし、一般的にフック/ループ布ファスナーに使用される形式のものである。しかし、フック/ループファスナーに使用される他のフック形状のものも湾曲面18上に設けることができる。例えば、フックは前記面に対して鋭角に湾曲面18から外方向に延長する部材を含んでおり、前記部材と前記面間に空間を規定して、この空間に少なくとも一つの編んだ髪が使用に際して配置される。鋭角は30°が好ましいが、他の角度も使用できる。把持されるべき編んだ髪は部材と面の間にその収斂方向に圧縮され、これによって部材と面によって把持されることになる。フックは台形状をなし、フック材料6の面に沿っていずれの方向からもフックに向かって押圧されるように一つまたはそれ以上の編んだ髪を受け入れ把持することができる。
【0026】
図2を参照して、複数の同形のマッシュルーム状フック20が湾曲面18を横切って均一に配置されているのが分かるであろう。しかし、別の実施例において、フックのサイズおよび密度は面18の直径で変わることになる。例えば、フックの密度(すなわち、単位面積当りの数)のためにベースシート4の長さに沿って増減するので有利である。ベースシート4の幅を横切るフックの密度は、変わらないのが好ましい。この方法において、いずれの任意のフック材料片6も異なるタイプ(特に、異なる密度/厚み)の種々の選択された編んだ髪を効果的によりうまく把持することができる。ベースシート4の幅を横切るよりもベースシート4の長さに沿って(フック材料6の面18の上を)変化するフック密度および形状により、全てのタイプの髪の適切な把持がベースシート4の全幅を横切って提供することができる。しかし、選択された編んだ髪が上方エッジ16と対向する面18の下方エッジ22近傍に配置されたフック20の密度および形状を有するフックによって最もうまく把持されたタイプの状況において、上方エッジ16近傍でベースシート4の幅を横切って配置されたフックの密度および形状は、選択された編んだ髪を把持することにおいて効果のないことである。これが選択された編んだ髪に固定された上方エッジ16を維持し、これによって頭皮に抗して保持する必要性のために望ましくないと考えられるならば、複数のフック20を配備してフック密度および(または)形状寸法をベースシート4の幅を横切って変えるようにするのが好ましい。この方法において、上方エッジ16の長さに沿ってある一定位置で選択された編んだ髪の少なくともあるものが把持され、これによって上方エッジ16の全長が頭皮に抗して保持されることになる。選択された編んだ髪を把持するのに複数のフック20を使用することについては、後ほどさらに詳述する。
【0027】
添付図面の図5に最も明白に示すように、フック材料6の湾曲面18に上方エッジ16に沿って延長する溝24が設けられている。使用に際して、溝24はガターとして機能し、ベースシート4の前述した残りの部分から上方エッジ16に向かって頭皮に流すことを意図する液体の髪処理物質に抵抗を与える。図6に示した別のフック材料片6’において、溝24は面18’から上方に延長するとともに上方エッジ16’に沿って延長する隆起部26に置き換えられている。使用に際して、隆起部16’はエッジ16’を越えて流出する流体のバリアとして機能する。図5および6に示したフック材料片6、6’は平坦な要素として示されているが、前記片6、6’は実際には、弛緩状態にあるときに、湾曲形状(好ましくは一部円形状を有する)を想定するようにして形成される。上述したように、フック材料片6、6’の湾曲度は、上方エッジ16、16’が、前記エッジ16、16’の形状が処理下にある人の頭皮と一致するように湾曲されている。
【0028】
ベースシート4にはベースシート4の幅を横切って長軸12に対して鉛直方向に延長する折り目28がさらに設けられている。この折り目はベースシート4の上方エッジ16と下方エッジ30間の中間に配置されている。しかし、この折り目28は別の位置に設けることもできる。下方エッジ30は、使用に際して上方エッジ16上に折りたたまれ、選択された編んだ髪が完全に包囲されるように配置されているのが好ましい。別の方法として、折り目28は省略して、必要ならばまた必要なときにユーザによって付けるようにしてもよい。
【0029】
図7を参照して、装置2は供給装置34のウィケット32に取り付けられている。このウィケット32は円形断面のU−字状バーである。ウィケット32は、金属またはプラスチック材料のようないずれの適切な材料から製造することができる。ウィケット32の二つの自由端36(その一方のみを図7で見ることができる)が、ベースシート4に設けられたアパーチャ10を分ける等距離で互いに隔置されている。さらに、ウィケット32の直径の円形断面は、アパーチャ10の直径と実質的に等しく、一つの自由端36が一つのアパーチャ10を通過し、また他方の自由端36が他方のアパーチャ10を通過するようになっている。これによって、ウィケット32は固定具として作用し、ここに一つまたはそれ以上のベースシート4を取り付けることができる。図7には示していないが、複数の装置2がウィケット32に設けられるのが好ましい。例えば、20個、30個または40個のベースシート4がウィケット32に取り付けることもできる。このように取り付けられた装置は、互いに同形でもよく、あるいはサイズまたはデザインが異なっていてもよい。後者の場合において、複数の装置が異なる長さ、幅および(または)フック材料の異なるデザイン(例えば前述したような)を有する装置を含めることができる。
【0030】
一度ウィケット32が必要とされる装置に供給されると、ウィケット32の自由端36が供給装置34のベース部材38内に受け入れられる。これによって複数の装置2のウィケット32からの摺動が阻止される。実際に、複数の装置2がウィケット32に事前取り付けされてユーザに販売されている。ウィケット32はユーザの作業場に既に設置されたベース部材38に取り外し可能に固定されている。別の方法として、複数の装置2は供給装置全体として供給することもできる。このような状況において、供給装置34のベース部材38は、ベース部材38の壁への迅速、かつ、便利な方法で着脱可能な取り付けを許容する最適な固定部材を設けることができ、例えばベース部材38の裏面40は壁に取り付けられるフック部材と係合させるためのアパーチャを設けることができる。
【0031】
供給装置34の使用は必要とされる装置2の便利な選択が可能であることが理解できる。複数の装置2は規定された方法でウィケット32に配置され、これによってユーザが選択された編んだ髪を分離して使用する特定装置2を把持する助けになる。ユーザがミシン目14の下方でベースシート4の前述した残りの部分を把持することによって必要とする装置2を選択する。次に、ベースシート4の残りの部分が、ウィケット32に沿って、ベース部材38から離れるように矢印42(図7参照)の方向に引っ張られる。しかし、頂部8はウィケット32のクロスバー部44(図7の鎖線で示した)によってウィケット32から外れるのを阻止している。それにもかかわらず、頂部8は外れないようになっているが、ベースシート4の幅を横切って延長するミシン目14がベースシート4の残りの部分の頂部8からの容易な切り離しを可能にしている。従って、選択された編んだ髪の分離のために必要とする装置2の部分(すなわち、フック材料片6の設けられたベースシート4の残りの部分)が使用のために容易に選択することができる。選択された装置2の頂部8がウィケット32上に残っているが、これはさらなる装置2の容易な選択を妨げることはない。ウィケット32から事前に引き剥された選択された装置の頂部8’を図7に示す。
【0032】
一度必要とされる編んだ髪が選択されると(一般的にウィービングとして知られている技術により)、必要な装置2がウィケット32から引き剥されると、ベースシート4の残りの部分が、選択された編んだ髪の下に配置される。上方エッジ16が頭皮と選択された編んだ髪の根元近傍に抗して押圧される。次に、選択された編んだ髪が強く押圧され、フック材料6の湾曲面18に抗してマッサージされる。これによって、選択された編んだ髪は面18から延長する近接するマッシュルーム状フック20間で押圧されるとともに、フック20の頭部と面18間に配置される傾向にある。フック材料6の全幅および全長を覆う髪がマッサージされ(例えば、ユーザの親指によって)、マッシュルーム状フック20が編んだ髪の回りに配置され、前記編んだ髪が把持されて上方エッジ16が頭皮近傍に保持されることを保証する。フック20の選択された編んだ髪との係合が、髪処理プロセス中、ベースシート4の横方向移動に耐える働きもする。
【0033】
選択された編んだ髪を把持するフック20の有効性は、編んだ髪が最近洗浄されたか否かに実質上依存しない。フック20は油っぽくない髪を把持したときと本質的に同じ効果で油っぽい髪を把持する傾向にある。フック20は編んだ髪から外し、また把持効果をなくすことなしに再度適用すことができる。従って、上方エッジ16の位置付けの失敗は、さらなる装置2の使用を必要とせずに容易に修正できる。使用の容易さがフック20によっても促進され、前記フック20はそのフック20が配置される回りに布が含まれている面にのみ付着する傾向にある。従って、フック20はベースシート4の残りの部分または処理下にある人の皮膚に付着する傾向にない。
【0034】
頭皮上の所望の位置に配置された上方エッジ16により、選択された編んだ髪はベースシート4の残りの部分上に広がるように並べられる。従って、ベースシート4の残りの部分は選択された編んだ髪を残りの部分の下方に配置された他の髪から分離するとともに、選択された編んだ髪に施される処理物質にさらされることから前記他の髪をマスクする効果があることは明白となろう。着色液のような適切な髪処理物質は、ブラシによって選択された編んだ髪に好便に適用することができる。溝24はフック材料6から頭皮に髪処理物質が流れるのを阻止する働きをすることは当該技術に習熟した人には容易に理解できるであろう。
【0035】
一度髪処理物質が適用されると、選択された編んだ髪が折りたたみ線28に沿ってベースシート4の残りの部分を折りたたむことによって覆われ、これによって下方エッジ30が上方エッジ16近傍に配置される。別の方法として、選択された編んだ髪は、ベースシート4の残りの部分を分離するカバーシートで覆うこともできる。下方エッジ30は接着剤によって上方エッジ16に固定できるが、下方エッジ30近傍のベースシート4の部分には、湾曲面18上に設けられた複数のフック20によって把持される材料を設けるのが好ましい。この材料はフック/ループ式ファスナー(図3参照)に従来使用された複数のループ46を含む繊維材料でよい。別の方法として、この材料はマッシュルームタイプ(図4参照)であるのが好ましいさらなる複数のフック48を含んでいる。
【0036】
下方エッジ30が上方エッジ16近傍に固定されている(または分離したカバーシートが正しい位置に配置されている)とき、選択された髪が収容され、また直近の回りの部材から遮断される。
【0037】
本発明は上述した特定する実施例に限定するのもではない。別の構成および適切な材料も当該技術に習熟した人にとって明白であろう。例えば、装置2は図5に示したような溝を有するフック材料片6の代わりに図6に示したような隆起部のあるフック材料片6’によって修正することもできる。結果的にできあがった装置2’の部分的側面図を図8に示す。さらなる別の装置102、202を図9および10にそれぞれ示す。これらの別の装置102、202は図1に示す装置2とは次の点においてのみ異なる。すなわち、繊維材料片104が図9の装置102のベースシート4に設けられ、また繊維材料の二つの部分204、206が図10に示す装置202のベースシート4に設けられている。図1に示す装置2と共通のさらなる装置102、202の要素は、同様の参照符号で識別されている。
【0038】
図9で見られるように、繊維材料片104はベースシート4の下方エッジ30近傍に配置され、ベースシート4の全幅を横切って延長している。ベースシート4が折り目線28に沿って折りたたまれたときに、繊維材料片104がフック材料片6と一致して下方エッジ30が上方エッジ16近傍に固定される。図10から分かるように、装置202の繊維材料204、206の二つの部分が正方形であり、また下方エッジ30近傍に、かつ、ベースシート4の対向する長手方向延長エッジ208、210近傍に配置されている。従って、ベースシート4の残りの部分が折りたたみ線28に沿って折りたたまれたときに、繊維材料の部分204、206が、フック材料6のフック20と係合することによって上方エッジ16近傍に下方エッジ30を保持する作用をする。
【0039】
フック/ループまたはフック/ループファスナーの別の構成も当該技術に習熟した人にとって明白であろう。例えば、フック/ループファスナーの材料はベースシート4の残りの部分の全周の回りに(すなわち、ベースシート4の下方エッジ30だけでなくベースシート4の長手方向に延長するエッジの長さに沿って)設けることができる。この方法において、ベースシート4の残りの部分が折りたたみ線28に沿って折りたたまれたときに、選択された編んだ髪がベースシート4の材料間に完全に包み込まれ、収容される。
【0040】
なおもさらなる別の構成を添付図面の図11に示す。図11の装置302は図1に示す装置2とは次の点においてのみ異なる。すなわち、繊維材料片304がベースシート4の側部上の下方エッジ30近傍に設けられ、これと対向してフック材料6が設けられ、またフック材料片6がベースシート4の横方向に延長する部分306を有している。繊維材料304はベースシート4の全幅を横切って延長している。さらに、フック材料6の延長部分306は、ベースシート4の幅と実質的に同じ長さを有している。装置302の使用に際して、ベースシート4が折りたたみ線28に沿って折りたたまれ、これによって下方エッジ30が上方エッジ16近傍に位置付けられる。次に、下方エッジ30がフック材料6の延長部306を繊維材料304上に折りたたむことによって正しい位置に固定される。延長部306が事前形成折りたたみ線308に沿ってベースシート4のエッジで折りたたまれる。これによって延長部306に設けられたフックは、繊維材料304と係合し、下方エッジ30の上方エッジ16に対する実質的な動きを阻止している。さらなる変形例において、フック材料6の延長部がベースシート4の両長手方向エッジから延長している。好ましくは、二つの部分がベースシート4の幅の半分に実質的に等しい長さを有している。
【0041】
上述の繊維材料は、従来のフック/ループ式ファスナーにおいて知られているようなフック部材を係合するための複数のループを含んでいる。繊維材料は布または吸収性紙材料として設けることもできる。別の方法として、繊維材料はフック材料と交換でき、フック対フックの結合が、むしろフック対ループ結合を形成する。フック対フック結合は、マッシュルーム状フックが添付図面の図4に示すように使用されたときに、特に確実である。
【0042】
さらに、フックを伴う基板の部分が、前記部分を横切る均一長さを変化するタイプの編んだ髪および(または)フック/ループとの接続を提供することを保証するために、一つを超えるフックタイプ(すなわち、フックの形状寸法および(または)密度)が前記部分を横切って均一に分布されている。従って、いずれの任意のフック部材を、異なるタイプのフック部材の次に配置することもできる。
【0043】
なおもさらなる変形例において、フックとループおよびフックとフックファスナーのベースシートの固定部分と一緒にした(あるいはベースシートに対する別のカバー部分との)機能が、舌部および溝機構によって実行することができ、一方の部分から延長する舌部が別の部分の溝によって受承され把持される。
【0044】
本発明の第6実施例を添付図面の図12から18を参照して次に説明する。第6実施例は前述の実施例と同様であり、ベースシート404を形成する可撓性材料の長尺片を含み、ベースシート上にフック材料片406が取り付けられている。ベースシート404の材料は、装置400と併用される髪処理物質を浸透させないものである。従って、ベースシート404は前記髪処理物質と、この物質から分離しようとする編んだ髪との間の効果的なバリアを形成する。フック材料片が、ベースシート404の全幅を横切って延長し、また適切な接着剤によってその上方エッジに沿って強固に付着される。ベースシート404およびフック材料406の寸法が、前の実施例に関して説明したこれまでの説明の通りである。フック材料406の下方エッジ407の2mmと4mmの間が、自由でありベースシート404に対して付着されていない。この特徴の目的は、櫛の後部またはユーザの指の爪が、下方エッジ407の域内のフック材料406とベースシート404間への配置を許容し、ベースシート404の上方エッジ409が使用に際して頭皮に抗して押圧させるためである。ベースシート404に接着されるフック材料406の部分は、ベースシート404の上方エッジ409と図12に示された破線410との間に配置されたフック材料406の部分である。この特徴は前に説明した実施例のいずれにも使用することができることは当該技術に習熟した人にとって明白であろう。
【0045】
図9の実施例におけるように、繊維材料またはフック材料片411はベースシート404の下方エッジ413近傍に適切な接着剤によって固定される。従って、ベースシート404が使用に際して折りたたまれ、下方エッジ413が上方エッジ409近傍に接近すると、材料411の下方片が材料406の上方片と係合し、これと連結するようになる。この連結はベースシート404を折りたたみ位置に保持されることを補助するだけでなく、髪処理物質の頭皮への望ましくない漏洩を阻止する助けをする。繊維材料がここで説明した実施例のいずれにも使用されたときに、前記材料の繊維はループ状をなすか、または自由端を有しているのが理想的である。
【0046】
フック材料片406の部分平面図を添付図面の図13に示す。図13の拡大図は、複数の円形マッシュルーム状フック部材414を備えたフック材料406を示す。フック部材414は、ベースシート404の長軸415と平行して設けられた複数の列に配置されている。この結果、編んだ髪は曲げられたり、よじられたりせずにフック部材414の列の間に配置される。換言すれば、編んだ髪はフック部材414の近接する列間に配置され直線形状が保証されている。
【0047】
図14の断面側面図に示すように、各フック部材414のヘッド416は平坦なプラナー頂面417を有している。しかし、図15に示したようにフック材料406の修正例において、各フック部材414は円錐状頂面418のあるヘッド416を有している。さらなる別の例として、頂面は図3および4に示したように部分的に球形である。湾曲したあるいは傾斜した頂面の使用は、編んだ髪をフック部材間414に配置する助けをする。この点に関して、フック部材414の前記頂面418は、編んだ髪をフック部材414間の空隙に向けて案内する作用をする。
【0048】
図13から15に示したフック材料片406は、添付図面の図16から18に示したさらに修正したフック材料片と交換することができる。図16から18に示したフック材料は、複数の長尺T字状フック420を含んでいる。フック部材420の形態は、長尺T字状溝422が近接するフック部材420間に形成されるようになっており、フック部材はベースシート404の長軸415と平行に延長するとともに、フック材料の上方エッジ423からその下方エッジ424に延長している。溝422が直線であるから、編んだ髪は近接する長尺フック420間に直線形状に保持される。図18に示したように、フック部材420のヘッド部は編んだ髪を溝422に向かって案内するために、傾斜する頂面423を備えている。
【0049】
フック材料片411を図16から18に示した長尺フック部材420を含むフック材料片406に連結するために、フック材料片は複数のフック部材を設けるのが好ましい(例えば、マッシュルーム状フックまたは長尺T字状フック)。この種のフック部材は、ループまたは他の繊維材料よりもフック材料の長尺T字状フック部材に強固に連結されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0050】
【図1】本発明の第1実施例の概略平面図。
【図2】図1の実施例に設けられた複数のフックの概略透視図。
【図3】フックが図2に示したタイプのものであるフック/ループ連結を示す概略側面図。
【図4】フックが図2に示したタイプのものであるフック/フック連結を示す概略側面図。
【図5】図1の実施例に設けられたフック材料片の概略透視図。
【図6】図1の実施例に設けられた別のフック材料片の概略透視図。
【図7】ウィケット・ディスペンサーに固定された第1実施例の上方部を示す概略断面側面図。
【図8】図6に示したフック材料を提供する本発明の第2実施例の上方部の概略側面図。
【図9】本発明の第3実施例の概略平面図。
【図10】本発明の第4実施例の概略平面図。
【図11】本発明の第5実施例の概略平面図。
【図12】本発明の第6実施例の概略平面図。
【図13】円形マッシュルーム状フック部材を含むフック材料片の概略平面部分図。
【図14】図13のフック材料を前記図の線A−Aから見た概略部分側面断面図。
【図15】図13に示すフック材料の修正バージョンの概略部分側面断面図。
【図16】長尺T字状フック部材を含むフック材料片の概略平面部分図。
【図17】図16のフック材料を前記図の線B−Bから見た概略部分側面断面図。
【図18】図17に示したフック材料の修正バージョンの概略部分側面断面図。
Claims (39)
- 選択された編んだ髪の処置に使用する装置であって、選択された編んだ髪が処置される間、頭髪の選択された編んだ髪を頭髪の他の編んだ髪から分けるための材料の基板と;基板を編んだ髪に固定するために基板上に設けられた固定手段とからなり、前記固定手段が一つまたはそれ以上の編んだ髪の回りを留めるとともに把持する複数の要素を備えたことを特徴とする編んだ髪の処置に使用する装置。
- 複数の要素が基板のエッジ近傍に配置される請求項1記載の装置。
- 複数の要素が基板の全幅を横切って配置される請求項1または2記載の装置。
- 単位面積当たりの要素の数が基板を横切って変化する先行する請求項のいずれかに記載の装置。
- 複数の要素の少なくとも一つが該装置内の溝によって規定された長尺部材を備えた先行する請求項のいずれかに記載の装置。
- 前記溝が直線状である請求項5記載の装置。
- 前記溝の対向両側部が各々長尺部材を規定しており、これによって前記溝が一つまたはそれ以上の編んだ髪を把持するための二つの要素を規定する請求項5または6記載の装置。
- 複数の要素の少なくとも一つが、この少なくとも一つの要素に相対する位置に向かってこれに抗して編んだ髪が直接押圧されるように、傾斜面を有するヘッドを備え、これによって前記編んだ髪が前記少なくとも一つの要素によって締め付けられる先行する請求項のいずれかに記載の装置。
- 複数の要素の少なくとも一つが、前記面に対して鋭角で面から外方に延長する部材を備え、前記部材と前記面間に空間が規定され、この空間に少なくとも一つの編んだ髪が使用状態に位置付けされる先行する請求項のいずれかに記載の装置。
- 前記部材と前記面の結合部が閉ループ形状を有している請求項9記載の装置。
- 前記閉ループ形状が実質的に円形であり、前記部材と実質的に環状を有する前記面間に空間を規定している請求項10記載の装置。
- 前記鋭角が45°未満である請求項9から11のいずれかに記載の装置。
- 前記鋭角が30°である請求項12記載の装置。
- 複数の要素の少なくとも一つが、面から垂直方向に延長する部材を備え、この垂直方向に延長する部材が実質的に円筒状外面を有している請求項1から4のいずれかに記載の装置。
- 複数の要素の少なくとも一つが、前記面と実質的に平行に延長する部材を備えている請求項9から15のいずれかに記載の装置。
- 前記面と実質的に平行に延長する前記部材が実質的に環状である請求項16記載の装置。
- 複数の要素が、基板の長さに沿って延長する部分の基板面の一部上に配置されている先行する請求項のいずれかに記載の装置。
- 複数の要素が、基板の面の湾曲する一部上に配置されている先行する請求項のいずれかに記載の装置。
- 複数の要素が、基板から分離して製造されたベース部と一体的に設けられている先行する請求項のいずれかに記載の装置。
- ベース部が基板と当接して固定された湾曲面を規定している請求項20記載の装置。
- ベース部のエッジが、使用に際してベース部と基板間にツールの配置が可能なように基板から自由になっている請求項20または21記載の装置。
- 前記自由エッジが、使用に際してツールが前記自由エッジと基板間に配置できるように、かつ、基板のエッジを頭皮に抗して押圧されるように位置付けされている請求項22記載の装置。
- ベース部が接着剤によって基板と当接して固定されている請求項20から23のいずれかに記載の装置。
- ベース部が、このベース部の面を横切る液体の流れを制限するための手段を備えている請求項20から24のいずれかに記載の装置。
- 前記流れ制限手段が、ベース部の前記面内の溝を備えている請求項25記載の装置。
- 基板が可撓性物質である先行する請求項のいずれかに記載の装置。
- 基板が透明物質である先行する請求項のいずれかに記載の装置。
- 第2の複数の要素が、使用に際して、基板が選択された編んだ髪の回りに折りたたまれたときに、第1の複数の要素と解放可能に連結できるように基板上に設けられている先行する請求項のいずれかに記載の装置。
- 前記第2の複数の要素が、ループ状をなすか、自由端を有する繊維である請求項29記載の装置。
- 前記第2の複数の要素が、複数のフックを備えている請求項29記載の装置。
- 先行する請求項のいずれかに記載の装置を使用する方法であって、装置の基板を頭髪の選択された編んだ髪の近傍に配置するステップと、編んだ髪を前記固定手段に抗して押圧し、複数の要素の少なくとも一つを少なくとも一つの編んだ髪の近傍に配置させ、これによって少なくとも一つの編んだ髪を把持し、選択された編んだ髪を他の編んだ髪から分離する位置に基板を固定するステップとを含む方法。
- 前記固定手段に抗して押圧された編んだ髪が、他の編んだ髪からマスキングのために選択された編んだ髪である請求項32記載の方法。
- 選択された編んだ髪の処理に使用する装置であって、選択された編んだ髪を処理しながら、頭髪の他の編んだ髪から頭髪の選択された編んだ髪を分離するための基板物質と、基板を編んだ髪に固定するために基板に設けられた固定手段とを備え、基板に線上に配備された複数のミシン目が設けられており、前記線の各端が基板のエッジ近傍に配置されていることを特徴とする選択された編んだ髪の処理に使用する装置。
- 前記ミシン目の線が、固定手段近傍に配置されている請求項34記載の装置。
- 前記ミシン目の線が、一つの長手方向延長エッジから対向方向延長エッジに基板の幅を横切って延長している請求項34または35記載の装置。
- 前記ミシン目の線が、基板の二つの部分の共通境界線を規定しており、基板の一方の部分が固定手段を備えている請求項34から36のいずれかに記載の装置。
- 基板の前記部分の他方が、少なくとも一つのアパーチャを備えている請求項37記載の装置。
- 選択された編んだ髪の処理に使用する装置であって、請求項37または38記載の複数の装置を備え、複数の装置の前記基板部分の他方が互いに結合されている装置。
- 請求項34から39のいずれかに記載の装置を使用する方法であって、基板の一つの部分を前記ミシン目の線に沿って基板の他方の部分から剪断するステップと;固定手段の設けられた基板の部分を頭髪の選択された編んだ髪近傍に配置するステップと;前記基板部分を前記選択された編んだ髪近傍に固定し、前記編んだ髪を他の編んだ髪から分離するステップとを含む方法。
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