JP2004502089A - 内燃機関用の燃料噴射装置 - Google Patents
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Abstract
本発明は、内燃機関用の燃料噴射装置(1)であって、燃料高圧源(2)が設けられていて、該燃料高圧源(2)から制御弁ユニット(7)を介して燃料が噴射開口(8)に案内される形式のものに関する。本発明では、制御弁ユニット(7)が弁体(11)と、該弁体(11)内に軸方向シフト可能に配置された弁部材(9)と、該弁部材(9)を操作するアクチュエータユニット(10)とを有しており、制御弁ユニット(7)の第1の弁室(14)に、燃料高圧源(2)と接続されている第1の高圧ライン(6)が開口しており、第1の弁座(13)が弁体(11)の外径部において第1の弁室(14)と、第2の高圧ライン(23)を介して噴射開口(8)に接続されている第2の弁室(15)との間に設けられており、第2の弁座(24)が弁部材(9)の内径部に形成されていて、該内径部に遮断装置(25)が係合作用するようになっている。
Description
【0001】
本発明は、内燃機関用の燃料噴射装置であって、調量された燃料噴射のために、燃料高圧源から噴射開口への燃料案内路内において間に制御弁ユニットが配置されている形式のものに関する。実地において公知のこのような形式の燃料噴射装置、特にコモンレール系において使用される燃料噴射装置は、多くの場合ノズルホルダ配置形式として構成された噴射開口への燃料の供給を制御し、この供給制御は一般的に、力補償されてもしくは部分力保証されて構成されたスプール弁(Schieber−Ventil)もしくは座・スプール弁(Sitz−Schieber−Ventil)を介して行われる。
【0002】
このスプール弁もしくは座・スプール弁は、供給部及び排出部の開放及び重なりもしくは閉鎖のための制御縁を有しており、この場合通常は小さく形成された重なり(Ueberdeckung)によって、大きな漏れ燃料流がスプール弁の内部において生じ、これは、内燃機関の燃焼室内への燃料噴射に不都合な影響を与える。
【0003】
このような理由から、燃料の制御された噴射のためにダブル座弁(Doppelsitzventil)を使用するようになった。このダブル座弁はスプール弁に対して次のような利点、すなわち行程長さが著しく増大させられ、弁座において高いシール作用を得ることができる、という利点を有している。さらにダブル座弁はスプール弁に対して次のような利点を有している。すなわちダブル座弁では行程長さは他方において小さく選択することができるので、圧電式のユニットによるダブル座弁の直接的な制御を、力補償されたもしくは部分力補償された弁を前提条件として行うことが可能である。
【0004】
ドイツ連邦共和国特許第19860678号明細書に基づいて公知の内燃機関用の燃料噴射装置では、燃料噴射弁には高圧ラインを介して燃料が供給される。この公知の燃料噴射装置は、噴射開口を制御するために噴射弁部材を有しており、噴射弁体におけるこの噴射弁部材の軸方向運動、ひいては噴射ノズルの開放は、制御装置によって制御され、この制御装置は圧電式のアクチュエータとして構成されており、このアクチュエータを用いて噴射弁部材は操作可能である。
【0005】
噴射弁部材は弁ヘッドを備えて形成されており、この弁ヘッドは制御弁ユニットの噴射弁体の2つの弁座と共働し、圧電式のアクチュエータへの電圧印加時に、高圧ラインを介して燃料高圧源からもたらされた燃料が、第1の弁座及び第2の弁座を介して燃料噴射弁を通って流れ、噴射開口に通じる別の高圧ラインへと流れることができるようになっている。
【0006】
しかしながらこの公知の構成には次のような欠点が見られる。すなわち公知の構成では、複数の分割平面を備えた弁ケーシングもしくは噴射弁体の複雑で手間のかかる高価な構成は、複数部分から成る弁体を備えた力補償されたもしくは部分力補償された弁の組立てが、特に困難である。
【0007】
発明の利点
請求項1の特徴部に記載のように構成された本発明による内燃機関用の燃料噴射装置には、次のような利点がある。すなわち本発明による燃料噴射装置では、制御弁ユニットは、弁体の外径部に位置していて外方に向かって開放する第1の弁座と、内方に向かって開放する第2の弁座とを有しており、両弁座は、嵌合に関して互いに対して移動させる必要がなく、従って制御弁ユニットは製造技術的に極めて簡単に製造可能な構成を有することができるようになる。このような配置形式によって製造時における誤差の許容範囲を大きくすることができ、これによって製造コストが減じられる。
【0008】
別の利点としては次のことが挙げられる。すなわち本発明による燃料噴射装置では、制御弁ユニットは正確に作動する3ポート2位置弁として圧力制御される系内に設けられており、この3ポート2位置弁は有利には圧電式のアクチュエータユニットによって直接的に操作することができ、この場合、燃料噴射装置の噴射開口への燃料供給部に制御弁ユニットが組み込まれていることによって、正確に調量可能な短い噴射が可能になる。
【0009】
本発明による燃料噴射装置の大きな利点としては、弁部材の、圧電式のユニットとは反対の側に、遮断装置を備えた制御弁ユニットの構造を挙げることができる。それというのはこの遮断装置は、遮断体と、該遮断体と弁部材との間に配置された閉鎖エレメントとを備えた構成に基づいて、セルフセンタリング機能を有しており、これによって製造誤差に対しては低い要求しか課せられないからである。
【0010】
本発明の別の有利な構成は請求項2以下に記載されている。
【0011】
図面
次に図面を参照しながら本発明の1実施例を説明する。
【0012】
図1は、燃料高圧アキュムレータから延びる燃料案内路を備えた、本発明による内燃機関用の燃料噴射装置を概略的に示す断面図であって、特に燃料噴射装置の制御弁ユニットの構造を示す図である。
【0013】
実施例の記載
図1に示された、自動車の内燃機関用の燃料噴射装置1は、有利にはディーゼル燃料を噴射するためのコモンレール・インジェクタとして形成されている。コモンレール系はこの場合燃料高圧源2を有していて、この燃料高圧源2は燃料高圧アキュムレータ3を備えて形成されている。燃料高圧アキュムレータ3は燃料高圧フィードポンプ4によって、噴射圧に圧縮された燃料タンク5から燃料を供給される。さらに燃料高圧アキュムレータ3からは第1の高圧ライン6が制御弁ユニット7に通じており、この制御弁ユニット7から燃料は噴射のためにさらに噴射開口8に導かれ、この噴射開口8は、図1においては単に略示されているにすぎないが、汎用の形式でノズルホルダ配置形式として構成されていることができる。
【0014】
制御弁ユニット7は、弁部材9を備えた燃料供給部を介して噴射開始、噴射時間及び燃料噴射量を調節するために、形成されており、この場合弁部材9は、圧電式のアクチュエータ10として形成されたアクチュエータユニットを介して制御もしくは操作される。
【0015】
弁部材9は円筒形に形成されていて、弁体11内において軸方向摺動可能に配置されており、この場合弁部材9はほぼ真ん中の領域に、リング状に形成されたカラーもしくは弁ヘッド12を有している。そしてこの弁ヘッド12によって弁部材9は、制御弁ユニット7に関連して外方に向かって開放するピエゾ側の第1の弁座もしくは外側弁座13と一緒に、第1の弁室14と第2の弁室15とを、圧電式アクチュエータ10によって操作されていない状態において隔てている。弁体11は弁部材の領域において一体的に形成されており、これによって制御弁ユニット7の単純な構造が達成され、僅かなシール費用しか必要なくなる。
【0016】
図1に示されているように、燃料高圧源2から延びる高圧ライン6は第1の弁室14に開口しており、この弁室14は、弁部材9の弁ヘッド12が外側弁座13に接触している場合に、弁体11と弁部材9のリング溝状の成形部16との間に形成される。
【0017】
高圧ライン6を介して燃料噴射装置1の運転中に持続的に高圧が存在している第1の弁室14には、ピエゾ側に弁体11における弁部材9の第1のガイド17が接続しており、このガイド17は外側弁座13と同じ直径を有している。
【0018】
弁部材9のピエゾ側の端部と液圧式の変換装置として働く液圧室18との間には、第1の変換ピストン19が配置されており、この変換ピストン19は、圧電式のアクチュエータ10に印加された電圧に基づいて生ぜしめられる圧電式のアクチュエータ10の長さ変化を、弁部材9に伝達する。
【0019】
圧電式のアクチュエータ10と液圧室18との間には第2の変換ピストン20が設けられており、この変換ピストン20は圧電式のアクチュエータ10とは反対側の端部で、液圧室10内に進入している。液圧室18は、一方では圧電式のアクチュエータ10の長さ変化の伝達エレメントとして働き、かつ他方では該液圧室18を取り囲む部材の、温度に基づく膨張変動を補償するための補償エレメントとして働く。
【0020】
第1の変換ピストン19と弁部材9との間における接触領域には、弁部材9もしくは第1の変換ピストン19の周りにおいて弁体11にリング室21が設けられており、このリング室21からは、第1の漏れライン22が延びている。
【0021】
この第1の漏れライン22は、高圧下で高圧ライン5を介して第1の弁室14内に達し次いで第1のガイド17を介して圧電式のアクチュエータ10に向かって制御弁ユニット7内を上昇する燃料を、弁体11から排出するために設けられている。これによって、液圧室18が供給される燃料によって負荷されないことが保証される。もし液圧室18が供給燃料に負荷されると、制御弁ユニット7がコントロールされずに開放してしまうことになる。
【0022】
第1の弁室14の、圧電式のアクチュエータ10とは反対の側には、第2の弁室15が接続しており、この第2の弁室15からは、噴射開口8と接続された第2の高圧ライン23が延びている。
【0023】
さらに弁部材9の、圧電式のアクチュエータ10とは反対の側には、制御弁ユニット7に対して内方に向かって開放する第2の弁座もしくは内側弁座24が設けられており、この内側弁座24は弁部材9によって形成されていて、内側弁座24には遮断装置25が係合している。遮断装置25は弁部材9のために行程ストッパを形成しており、この遮断装置25は、プレート26とピン27とから形成された遮断体28と、ピン27と弁部材9との間に配置された閉鎖エレメント29とを有しており、この閉鎖エレメント29は球形に形成されていて、ピン27に向けられた側においては、ピンと閉鎖エレメント29との間における良好な接触を達成するために平らに面取りされている。
【0024】
閉鎖エレメント29は部分的に弁部材9の孔30内に配置されており、この孔9は、弁部材9に設けられた2つの通路31を介して第2の弁室15と接続されている。
【0025】
閉鎖エレメント29の直径と、少なくともほぼ円錐形に形成された孔30の端部領域とは、次のようになっている。すなわちこの場合孔30は圧電式のアクチュエータ10による弁部材9の操作時に閉鎖エレメント29によって閉鎖され、孔30を通って通路31を介して燃料が貫流することが阻止されるようになっている。
【0026】
遮断体28のプレート26と弁部材9との間にはばね32が配置されており、この場合遮断体28のプレート26は圧電式のアクチュエータ10とは反対の側で弁体11に接触していて、遮断体28のピン27はプレート26から弁部材9に向かって延びている。
【0027】
プレート26の外径は遮断装置25の領域において、弁体11の内径よりも小さく形成されている。これによって圧電式のアクチュエータ10による弁部材9の操作時に遮断体28の自動調整によって、いかなる場合でも内側弁座24に最適に接触し、ひいては高いシール作用が得られる。なお前記自動調整は、プレート26と弁体11との間の遊びと、ピン27に対してシフト可能に配置された閉鎖エレメント29とによって可能になる。
【0028】
弁体11はプレート26の接触面の領域に流出通路33を有しており、この流出通路33はノズルばね35のばね室34と接続されていて、ノズルばね35のばね力もしくは予負荷によって、噴射開口8の開放圧を調節することができる。流出通路33はプレート26によって覆われており、この場合遮断装置25の領域から漏れオイル室34に燃料を案内するために、プレート26には流出通路33によって覆われる貫通孔36が設けられている。
【0029】
図1から分かるように、第2のガイド37と流出通路33との間の領域には別の漏れライン38が、制御弁ユニット7を放圧するためもしくは過剰の燃料を制御弁ユニット7のこの領域から排出させるために設けられており、これは漏れオイルのための制御弁ユニット7の放圧側である。
【0030】
第2のガイド37は図示の実施例では遊びをもって組み込まれており、この遊びは、系を緊張させないために、第1のガイドの遊びよりもファクタ2〜3だけ大きい。もちろん他の実施例では、第1のガイド17の遊びよりもファクタ2〜5大きいような別の遊びを設けることも可能であり、この場合第1のガイド17は有利には1マイクロメータ〜4マイクロメータの遊びを有し、第2のガイド37は4マイクロメータ〜10マイクロメータの遊びを有することができる。
【0031】
図1に示された燃料噴射装置1は以下に記載のように作動する。
【0032】
噴射開口8の閉鎖された状態、つまり圧電式のアクチュエータ10が給電されていない状態において、弁部材9の弁ヘッド12は外側弁座13に接触しており、かつ予負荷されたばね32の力によって負荷されている。弁部材9のこの位置において、内側弁座24を介して漏れオイルは流れず、これによって漏れオイル量は極めて僅かに保たれる。
【0033】
外側弁座13の上において第1の弁室14には、燃料高圧源2からの高圧が存在している。噴射開口8を開放させるために圧電式のアクチュエータ10には電圧が印加され、これによって圧電式のアクチュエータ10は軸方向において急激に伸張する。圧電式のアクチュエータ10の迅速な操作によって、液圧室18内には調節圧もしくは開放圧が生ぜしめられ、この調節圧もしくは開放圧は、第1の変換ピストン19、液圧室18及び第2の変換ピストン20を介して弁部材9に伝達される。これによって圧電式のアクチュエータ10の長さ変化の伝達の変換は、弁部材9から完全に切り離されている。
【0034】
制御弁ユニット7は僅かだけ部分力補償されて、つまりほとんど力補償されて構成されているので、制御弁ユニット7は直接的に操作されることができる。弁部材9を操作するためには、圧電式のアクチュエータ10を介して単にばね32のばね力と、燃料の高圧に基づいて弁部材9に作用する合力とを克服するだけでよい。
【0035】
圧電式のアクチュエータ10を用いて形成された開放圧が液圧室18、第1及び第2の変換ピストン19,20を介して又は択一的な機械式の伝達装置を介して、弁部材9に接続されていて、この弁部材9が外側弁座13から持ち上げられていると、高圧下で制御弁ユニット7に搬送される燃料は、高圧ライン5から第1の弁室14と開放した外側弁座13とを介して第2の弁室15に流入する。そこから燃料は、噴射開口8に通じる第2の高圧ライン23に達する。制御弁ユニット7のこの開放された状態において、弁部材9は孔30の円錐状の端部領域30で閉鎖エレメント29に接触し、これによって制御弁ユニット7の開放状態における確実なシールが生ぜしめられる。
【0036】
噴射開口8を閉鎖するためには、圧電式のアクチュエータ10への電圧印加が中断され、これによって圧電式のアクチュエータ10はその本来の軸方向長さに短縮し、液圧室18における調節力は減じられる。その結果弁部材9はばね32によって外側弁座13の方向に戻され、この際に内側弁座24におけるシール作用は消滅する。
【0037】
閉鎖動作中に、通路31、孔30及び別の漏れライン38を介して漏れオイルは制御弁ユニット7から排出され、これによって制御弁ユニット7の閉鎖時に制御弁ユニット7は簡単に放圧される。さらに制御弁ユニット7もしくはばね室34の放圧は、内側弁座24が遮断装置25によって閉鎖されている場合に、流出通路33、貫通孔36及び別の漏れライン38を介して可能になる。
【0038】
制御弁ユニット7は図示の実施例では、上側領域、つまり弁ヘッド12の上側において、圧力補償されて形成されており、そして下側領域つまり弁部材9の、ピエゾとは反対側の領域は、力補償されずにもしくは部分力補償されずに構成されている。
【0039】
制御弁ユニットの、図示の実施例とは異なった実施形態において、例えば次のような構成、すなわち弁部材のピエゾ側端部が、第1の変換ピストンを介することなく、直接的に液圧室と接続されている、もしくは液圧室内に進入していて、これによって直接的に液圧室を介して調節圧によって負荷されるようになっているような構成も、もちろん可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】燃料高圧アキュムレータから延びる燃料案内路を備えた、本発明による内燃機関用の燃料噴射装置を概略的に示す断面図であって、特に燃料噴射装置の制御弁ユニットの構造を示す図である。
本発明は、内燃機関用の燃料噴射装置であって、調量された燃料噴射のために、燃料高圧源から噴射開口への燃料案内路内において間に制御弁ユニットが配置されている形式のものに関する。実地において公知のこのような形式の燃料噴射装置、特にコモンレール系において使用される燃料噴射装置は、多くの場合ノズルホルダ配置形式として構成された噴射開口への燃料の供給を制御し、この供給制御は一般的に、力補償されてもしくは部分力保証されて構成されたスプール弁(Schieber−Ventil)もしくは座・スプール弁(Sitz−Schieber−Ventil)を介して行われる。
【0002】
このスプール弁もしくは座・スプール弁は、供給部及び排出部の開放及び重なりもしくは閉鎖のための制御縁を有しており、この場合通常は小さく形成された重なり(Ueberdeckung)によって、大きな漏れ燃料流がスプール弁の内部において生じ、これは、内燃機関の燃焼室内への燃料噴射に不都合な影響を与える。
【0003】
このような理由から、燃料の制御された噴射のためにダブル座弁(Doppelsitzventil)を使用するようになった。このダブル座弁はスプール弁に対して次のような利点、すなわち行程長さが著しく増大させられ、弁座において高いシール作用を得ることができる、という利点を有している。さらにダブル座弁はスプール弁に対して次のような利点を有している。すなわちダブル座弁では行程長さは他方において小さく選択することができるので、圧電式のユニットによるダブル座弁の直接的な制御を、力補償されたもしくは部分力補償された弁を前提条件として行うことが可能である。
【0004】
ドイツ連邦共和国特許第19860678号明細書に基づいて公知の内燃機関用の燃料噴射装置では、燃料噴射弁には高圧ラインを介して燃料が供給される。この公知の燃料噴射装置は、噴射開口を制御するために噴射弁部材を有しており、噴射弁体におけるこの噴射弁部材の軸方向運動、ひいては噴射ノズルの開放は、制御装置によって制御され、この制御装置は圧電式のアクチュエータとして構成されており、このアクチュエータを用いて噴射弁部材は操作可能である。
【0005】
噴射弁部材は弁ヘッドを備えて形成されており、この弁ヘッドは制御弁ユニットの噴射弁体の2つの弁座と共働し、圧電式のアクチュエータへの電圧印加時に、高圧ラインを介して燃料高圧源からもたらされた燃料が、第1の弁座及び第2の弁座を介して燃料噴射弁を通って流れ、噴射開口に通じる別の高圧ラインへと流れることができるようになっている。
【0006】
しかしながらこの公知の構成には次のような欠点が見られる。すなわち公知の構成では、複数の分割平面を備えた弁ケーシングもしくは噴射弁体の複雑で手間のかかる高価な構成は、複数部分から成る弁体を備えた力補償されたもしくは部分力補償された弁の組立てが、特に困難である。
【0007】
発明の利点
請求項1の特徴部に記載のように構成された本発明による内燃機関用の燃料噴射装置には、次のような利点がある。すなわち本発明による燃料噴射装置では、制御弁ユニットは、弁体の外径部に位置していて外方に向かって開放する第1の弁座と、内方に向かって開放する第2の弁座とを有しており、両弁座は、嵌合に関して互いに対して移動させる必要がなく、従って制御弁ユニットは製造技術的に極めて簡単に製造可能な構成を有することができるようになる。このような配置形式によって製造時における誤差の許容範囲を大きくすることができ、これによって製造コストが減じられる。
【0008】
別の利点としては次のことが挙げられる。すなわち本発明による燃料噴射装置では、制御弁ユニットは正確に作動する3ポート2位置弁として圧力制御される系内に設けられており、この3ポート2位置弁は有利には圧電式のアクチュエータユニットによって直接的に操作することができ、この場合、燃料噴射装置の噴射開口への燃料供給部に制御弁ユニットが組み込まれていることによって、正確に調量可能な短い噴射が可能になる。
【0009】
本発明による燃料噴射装置の大きな利点としては、弁部材の、圧電式のユニットとは反対の側に、遮断装置を備えた制御弁ユニットの構造を挙げることができる。それというのはこの遮断装置は、遮断体と、該遮断体と弁部材との間に配置された閉鎖エレメントとを備えた構成に基づいて、セルフセンタリング機能を有しており、これによって製造誤差に対しては低い要求しか課せられないからである。
【0010】
本発明の別の有利な構成は請求項2以下に記載されている。
【0011】
図面
次に図面を参照しながら本発明の1実施例を説明する。
【0012】
図1は、燃料高圧アキュムレータから延びる燃料案内路を備えた、本発明による内燃機関用の燃料噴射装置を概略的に示す断面図であって、特に燃料噴射装置の制御弁ユニットの構造を示す図である。
【0013】
実施例の記載
図1に示された、自動車の内燃機関用の燃料噴射装置1は、有利にはディーゼル燃料を噴射するためのコモンレール・インジェクタとして形成されている。コモンレール系はこの場合燃料高圧源2を有していて、この燃料高圧源2は燃料高圧アキュムレータ3を備えて形成されている。燃料高圧アキュムレータ3は燃料高圧フィードポンプ4によって、噴射圧に圧縮された燃料タンク5から燃料を供給される。さらに燃料高圧アキュムレータ3からは第1の高圧ライン6が制御弁ユニット7に通じており、この制御弁ユニット7から燃料は噴射のためにさらに噴射開口8に導かれ、この噴射開口8は、図1においては単に略示されているにすぎないが、汎用の形式でノズルホルダ配置形式として構成されていることができる。
【0014】
制御弁ユニット7は、弁部材9を備えた燃料供給部を介して噴射開始、噴射時間及び燃料噴射量を調節するために、形成されており、この場合弁部材9は、圧電式のアクチュエータ10として形成されたアクチュエータユニットを介して制御もしくは操作される。
【0015】
弁部材9は円筒形に形成されていて、弁体11内において軸方向摺動可能に配置されており、この場合弁部材9はほぼ真ん中の領域に、リング状に形成されたカラーもしくは弁ヘッド12を有している。そしてこの弁ヘッド12によって弁部材9は、制御弁ユニット7に関連して外方に向かって開放するピエゾ側の第1の弁座もしくは外側弁座13と一緒に、第1の弁室14と第2の弁室15とを、圧電式アクチュエータ10によって操作されていない状態において隔てている。弁体11は弁部材の領域において一体的に形成されており、これによって制御弁ユニット7の単純な構造が達成され、僅かなシール費用しか必要なくなる。
【0016】
図1に示されているように、燃料高圧源2から延びる高圧ライン6は第1の弁室14に開口しており、この弁室14は、弁部材9の弁ヘッド12が外側弁座13に接触している場合に、弁体11と弁部材9のリング溝状の成形部16との間に形成される。
【0017】
高圧ライン6を介して燃料噴射装置1の運転中に持続的に高圧が存在している第1の弁室14には、ピエゾ側に弁体11における弁部材9の第1のガイド17が接続しており、このガイド17は外側弁座13と同じ直径を有している。
【0018】
弁部材9のピエゾ側の端部と液圧式の変換装置として働く液圧室18との間には、第1の変換ピストン19が配置されており、この変換ピストン19は、圧電式のアクチュエータ10に印加された電圧に基づいて生ぜしめられる圧電式のアクチュエータ10の長さ変化を、弁部材9に伝達する。
【0019】
圧電式のアクチュエータ10と液圧室18との間には第2の変換ピストン20が設けられており、この変換ピストン20は圧電式のアクチュエータ10とは反対側の端部で、液圧室10内に進入している。液圧室18は、一方では圧電式のアクチュエータ10の長さ変化の伝達エレメントとして働き、かつ他方では該液圧室18を取り囲む部材の、温度に基づく膨張変動を補償するための補償エレメントとして働く。
【0020】
第1の変換ピストン19と弁部材9との間における接触領域には、弁部材9もしくは第1の変換ピストン19の周りにおいて弁体11にリング室21が設けられており、このリング室21からは、第1の漏れライン22が延びている。
【0021】
この第1の漏れライン22は、高圧下で高圧ライン5を介して第1の弁室14内に達し次いで第1のガイド17を介して圧電式のアクチュエータ10に向かって制御弁ユニット7内を上昇する燃料を、弁体11から排出するために設けられている。これによって、液圧室18が供給される燃料によって負荷されないことが保証される。もし液圧室18が供給燃料に負荷されると、制御弁ユニット7がコントロールされずに開放してしまうことになる。
【0022】
第1の弁室14の、圧電式のアクチュエータ10とは反対の側には、第2の弁室15が接続しており、この第2の弁室15からは、噴射開口8と接続された第2の高圧ライン23が延びている。
【0023】
さらに弁部材9の、圧電式のアクチュエータ10とは反対の側には、制御弁ユニット7に対して内方に向かって開放する第2の弁座もしくは内側弁座24が設けられており、この内側弁座24は弁部材9によって形成されていて、内側弁座24には遮断装置25が係合している。遮断装置25は弁部材9のために行程ストッパを形成しており、この遮断装置25は、プレート26とピン27とから形成された遮断体28と、ピン27と弁部材9との間に配置された閉鎖エレメント29とを有しており、この閉鎖エレメント29は球形に形成されていて、ピン27に向けられた側においては、ピンと閉鎖エレメント29との間における良好な接触を達成するために平らに面取りされている。
【0024】
閉鎖エレメント29は部分的に弁部材9の孔30内に配置されており、この孔9は、弁部材9に設けられた2つの通路31を介して第2の弁室15と接続されている。
【0025】
閉鎖エレメント29の直径と、少なくともほぼ円錐形に形成された孔30の端部領域とは、次のようになっている。すなわちこの場合孔30は圧電式のアクチュエータ10による弁部材9の操作時に閉鎖エレメント29によって閉鎖され、孔30を通って通路31を介して燃料が貫流することが阻止されるようになっている。
【0026】
遮断体28のプレート26と弁部材9との間にはばね32が配置されており、この場合遮断体28のプレート26は圧電式のアクチュエータ10とは反対の側で弁体11に接触していて、遮断体28のピン27はプレート26から弁部材9に向かって延びている。
【0027】
プレート26の外径は遮断装置25の領域において、弁体11の内径よりも小さく形成されている。これによって圧電式のアクチュエータ10による弁部材9の操作時に遮断体28の自動調整によって、いかなる場合でも内側弁座24に最適に接触し、ひいては高いシール作用が得られる。なお前記自動調整は、プレート26と弁体11との間の遊びと、ピン27に対してシフト可能に配置された閉鎖エレメント29とによって可能になる。
【0028】
弁体11はプレート26の接触面の領域に流出通路33を有しており、この流出通路33はノズルばね35のばね室34と接続されていて、ノズルばね35のばね力もしくは予負荷によって、噴射開口8の開放圧を調節することができる。流出通路33はプレート26によって覆われており、この場合遮断装置25の領域から漏れオイル室34に燃料を案内するために、プレート26には流出通路33によって覆われる貫通孔36が設けられている。
【0029】
図1から分かるように、第2のガイド37と流出通路33との間の領域には別の漏れライン38が、制御弁ユニット7を放圧するためもしくは過剰の燃料を制御弁ユニット7のこの領域から排出させるために設けられており、これは漏れオイルのための制御弁ユニット7の放圧側である。
【0030】
第2のガイド37は図示の実施例では遊びをもって組み込まれており、この遊びは、系を緊張させないために、第1のガイドの遊びよりもファクタ2〜3だけ大きい。もちろん他の実施例では、第1のガイド17の遊びよりもファクタ2〜5大きいような別の遊びを設けることも可能であり、この場合第1のガイド17は有利には1マイクロメータ〜4マイクロメータの遊びを有し、第2のガイド37は4マイクロメータ〜10マイクロメータの遊びを有することができる。
【0031】
図1に示された燃料噴射装置1は以下に記載のように作動する。
【0032】
噴射開口8の閉鎖された状態、つまり圧電式のアクチュエータ10が給電されていない状態において、弁部材9の弁ヘッド12は外側弁座13に接触しており、かつ予負荷されたばね32の力によって負荷されている。弁部材9のこの位置において、内側弁座24を介して漏れオイルは流れず、これによって漏れオイル量は極めて僅かに保たれる。
【0033】
外側弁座13の上において第1の弁室14には、燃料高圧源2からの高圧が存在している。噴射開口8を開放させるために圧電式のアクチュエータ10には電圧が印加され、これによって圧電式のアクチュエータ10は軸方向において急激に伸張する。圧電式のアクチュエータ10の迅速な操作によって、液圧室18内には調節圧もしくは開放圧が生ぜしめられ、この調節圧もしくは開放圧は、第1の変換ピストン19、液圧室18及び第2の変換ピストン20を介して弁部材9に伝達される。これによって圧電式のアクチュエータ10の長さ変化の伝達の変換は、弁部材9から完全に切り離されている。
【0034】
制御弁ユニット7は僅かだけ部分力補償されて、つまりほとんど力補償されて構成されているので、制御弁ユニット7は直接的に操作されることができる。弁部材9を操作するためには、圧電式のアクチュエータ10を介して単にばね32のばね力と、燃料の高圧に基づいて弁部材9に作用する合力とを克服するだけでよい。
【0035】
圧電式のアクチュエータ10を用いて形成された開放圧が液圧室18、第1及び第2の変換ピストン19,20を介して又は択一的な機械式の伝達装置を介して、弁部材9に接続されていて、この弁部材9が外側弁座13から持ち上げられていると、高圧下で制御弁ユニット7に搬送される燃料は、高圧ライン5から第1の弁室14と開放した外側弁座13とを介して第2の弁室15に流入する。そこから燃料は、噴射開口8に通じる第2の高圧ライン23に達する。制御弁ユニット7のこの開放された状態において、弁部材9は孔30の円錐状の端部領域30で閉鎖エレメント29に接触し、これによって制御弁ユニット7の開放状態における確実なシールが生ぜしめられる。
【0036】
噴射開口8を閉鎖するためには、圧電式のアクチュエータ10への電圧印加が中断され、これによって圧電式のアクチュエータ10はその本来の軸方向長さに短縮し、液圧室18における調節力は減じられる。その結果弁部材9はばね32によって外側弁座13の方向に戻され、この際に内側弁座24におけるシール作用は消滅する。
【0037】
閉鎖動作中に、通路31、孔30及び別の漏れライン38を介して漏れオイルは制御弁ユニット7から排出され、これによって制御弁ユニット7の閉鎖時に制御弁ユニット7は簡単に放圧される。さらに制御弁ユニット7もしくはばね室34の放圧は、内側弁座24が遮断装置25によって閉鎖されている場合に、流出通路33、貫通孔36及び別の漏れライン38を介して可能になる。
【0038】
制御弁ユニット7は図示の実施例では、上側領域、つまり弁ヘッド12の上側において、圧力補償されて形成されており、そして下側領域つまり弁部材9の、ピエゾとは反対側の領域は、力補償されずにもしくは部分力補償されずに構成されている。
【0039】
制御弁ユニットの、図示の実施例とは異なった実施形態において、例えば次のような構成、すなわち弁部材のピエゾ側端部が、第1の変換ピストンを介することなく、直接的に液圧室と接続されている、もしくは液圧室内に進入していて、これによって直接的に液圧室を介して調節圧によって負荷されるようになっているような構成も、もちろん可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】燃料高圧アキュムレータから延びる燃料案内路を備えた、本発明による内燃機関用の燃料噴射装置を概略的に示す断面図であって、特に燃料噴射装置の制御弁ユニットの構造を示す図である。
Claims (13)
- 内燃機関用の燃料噴射装置(1)であって、燃料高圧源(2)が設けられていて、該燃料高圧源(2)から制御弁ユニット(7)を介して燃料が噴射開口(8)に案内されるようになっており、制御弁ユニット(7)が弁体(11)と、該弁体(11)内に軸方向シフト可能に配置された弁部材(9)と、該弁部材(9)を操作するアクチュエータユニット(10)とを有しており、制御弁ユニット(7)の第1の弁室(14)に、燃料高圧源(2)と接続されている第1の高圧ライン(6)が開口しており、第1の弁座(13)が弁体(11)の外径部において第1の弁室(14)と、第2の高圧ライン(23)を介して噴射開口(8)に接続されている第2の弁室(15)との間に設けられており、第2の弁座(24)が弁部材(9)の内径部に形成されていて、該内径部に遮断装置(25)が係合作用することを特徴とする、内燃機関用の燃料噴射装置。
- 弁体(11)が少なくとも弁部材(9)の領域において一体的に形成されている、請求項1記載の燃料噴射装置。
- 遮断装置(25)が弁部材(9)の、アクチュエータユニット(10)とは反対の側に配置されており、有利には少なくともほぼ球形の閉鎖エレメントを備えて形成されている、請求項1又は2記載の燃料噴射装置。
- 遮断装置(25)が、プレート(26)とピン(27)とによって形成された遮断体(28)を有しており、閉鎖エレメント(29)がピン(27)と弁部材(9)との間に配置されていて、ピン(27)に向けられた側において平らに面取りされている、請求項3記載の燃料噴射装置。
- 閉鎖エレメント(29)が、弁部材(9)の孔(30)の、少なくともほぼ円錐形に形成された端部領域と共働し、弁部材(9)の孔(30)が、弁部材(9)に設けられた少なくとも1つの通路(31)を介して第2の弁室(15)と接続されている、請求項4記載の燃料噴射装置。
- 遮断体(28)のプレート(26)と弁部材(9)との間にばね(32)が配置されており、プレート(26)が圧電式のユニット(10)とは反対の側で、弁体(11)に接触していて、遮断体(28)のピン(26)がプレート(26)から弁部材(9)に向かって延びており、プレート(26)の外径が遮断装置(25)の領域において、弁体(11)の内径よりも小さく形成されている、請求項4又は5記載の燃料噴射装置。
- 弁体(11)がプレート(26)の接触面の領域に少なくとも1つの流出通路(33)を有しており、該流出通路(33)がプレート(26)によって覆われていて、プレート(26)に、流出通路(33)と合致する少なくとも1つの貫通孔(36)が設けられている、請求項6記載の燃料噴射装置。
- 第1の弁室(14)が、弁体(11)と弁部材(9)との間に形成された、弁体(11)における弁部材(9)の第1のガイド(17)と、第1の弁座(13)とによって制限されており、第1のガイド(17)がアクチュエータユニット(10)と第1の弁室(14)との間に設けられている、請求項1から7までのいずれか1項記載の燃料噴射装置。
- 第1のガイド(17)の、アクチュエータユニット(10)に向けられた側に、リング室(21)が設けられており、該リング室(21)から第1の漏れライン(22)が分岐している、請求項8記載の燃料噴射装置。
- 第2の弁室(15)が第2の弁座(13)と弁部材(9)と弁体(11)とによって制限されており、第2の弁室(15)が第1の弁室(14)に、外側弁座(13)の、圧電式のユニット(10)とは反対の側において接続している、請求項1から9までのいずれか1項記載の燃料噴射装置。
- 弁部材(9)の第2のガイド(37)と流出通路(33)との間の領域に、別の漏れライン(38)が設けられている、請求項10記載の燃料噴射装置。
- アクチュエータユニットが圧電式のユニット(10)として形成されており、該ユニット(10)が弁部材(9)を有利には液圧室(18)を介して操作するようになっており、液圧室(18)に第1の変換ピストン(19)が前置されており、弁部材(9)が圧電式のユニット(10)に向けられた端部で、第2の変換ピストン(20)を介して液圧室(18)と作用結合されている、請求項1から11までのいずれか1項記載の燃料噴射装置。
- 燃料高圧源(2)がコモンレール系として形成されており、燃料噴射装置(1)が圧力制御されるコモンレール系である、請求項1から12までのいずれか1項記載の燃料噴射装置。
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