JP2004352918A - Oily green ink - Google Patents

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JP2004352918A
JP2004352918A JP2003154335A JP2003154335A JP2004352918A JP 2004352918 A JP2004352918 A JP 2004352918A JP 2003154335 A JP2003154335 A JP 2003154335A JP 2003154335 A JP2003154335 A JP 2003154335A JP 2004352918 A JP2004352918 A JP 2004352918A
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Japan
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ink
oil
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dye
blue
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JP2003154335A
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Japanese (ja)
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Eiichi Okabe
鋭一 岡部
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Pentel Co Ltd
Original Assignee
Pentel Co Ltd
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Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide an oily green ink which is stable with time and can provide sharp handwriting, in an oily ink using ethyl alcohol as a solvent. <P>SOLUTION: The oily green ink comprises 2-15 wt% of a dye prepared by combining a blue salt-forming dye obtained by reacting C.I. Direct Blue 86 with a cationic activator and a yellow salt-forming dye obtained by reacting a basic dye with an anionic activator; 3-20 wt% of a resin component; 0.1-2.0 wt% of a polyether-modified silicone oil; and 65-90 wt% of an organic solvent including ethyl alcohol, relative to the total amount of the ink. <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、油性マーキングペン、記録計用及びインキジェットプリンター用として好適に用いられ、経時的に安定で鮮やかな筆跡が得られる油性緑色インキに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
マーキングペン等に用いる油性インキは、油溶性染料と油溶性樹脂と溶剤とを主成分とし、水溶性染料と水とを主成分とする水性インキに比べ、紙、布などのインキ吸収面ばかりでなく、ガラス、金属、プラスチック等のインキ非吸収面にも筆記が可能である。油性インキの溶剤としては、油溶性染料に対する溶解力の高いトルエン、キシレン等の芳香族炭化水素やエチレングリコールモノメチルエール、エチレングリコールモノエチルエーテル等のグリコールエーテル等が使用されてきた。
【0003】
近年は人体に対する安全性の観点から、炭素数4以下の脂肪族アルコ−ルや、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテルなどのプロピレングリコールエーテルを油性インキの溶剤として用いられることが多い。
【0004】
溶剤が安全性の高い炭素数4以下の脂肪族アルコ−ルや、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテルなどのプロピレングリコールエーテルに変化することに伴い、染料もこれらの溶剤に対し溶解性を上げ、より鮮明な発色を得るために各種の造塩染料が提案されている。例えば、酸性染料とカチオン界面活性剤を反応させた造塩染料を着色剤として使用するインキ組成物(特許文献1参照)や、ジスアゾ染料とアミンもしくは塩基性染料を反応させた造塩染料や、塩基性染料とアニオン界面活性剤を反応させた造塩染料を使用するインキ組成物(特許文献2参照)が提案されている。
【0005】
【特許文献1】
特公平6−903号公報(第2頁第3欄第39行〜第42行)
【特許文献2】
特開平5−279593号公報(第3頁第3欄第42行〜第47行)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
マーキングペン、記録計及びインキジェットプリンター用の緑色油性インキについては、良好に発色する緑色染料がないため、一般に塩基性染料とアニオン界面活性剤を反応させて溶解性を上げた黄色造塩染料と、スルホンアミド基を導入して溶解性を上げたC.I.ソルベントブルー44やC.I.ソルベントブルー70などの銅フタロシアニン系の青色染料を併用することにより得ている。
【0007】
しかしながら、塩基性染料とアニオン界面活性剤を反応させた黄色の造塩染料と、スルホンアミド基を導入した銅フタロシアニン系の青色染料を併用した油性緑色インキは、発色は鮮やかであるものの、マーキングペンにおいては経時的にペン先詰まりを起こす不溶解物が生成する、という現象が見られる。
本発明は、非吸収面に筆記しても鮮やかな筆跡が得られ、経時的に不溶解物が生成せず安定な油性緑色インキを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この様な問題点を解決すべく鋭意研究を進めた結果、着色剤として特定の青色造塩染料と黄色造塩染料を組み合わせることにより、エタノールを主成分とする溶剤への溶解性に優れ、経時的にも安定な油性緑色インキが得られ、本発明に至った。
【0009】
即ち、本発明は、少なくとも有機溶剤と、C.I.ダイレクトブルー86とカチオン活性剤を反応させて得られる青色造塩染料と、塩基性染料とアニオン活性剤を反応させて得られる黄色造塩染料とを配合してなる油性緑色インキを要旨とするものである。
【0010】
以下、詳細に説明する。
本発明の油性緑色インキに用いる有機溶剤は染料を良好に溶解させるものであれば良いが、マーキングペン等に用いる溶剤としては、インキ粘度を低くすることが可能で、非吸収面に筆記時の筆跡乾燥性が良好であり、安全性が高い油性インキを得るためにエチルアルコールを使用することが好ましい。
【0011】
エチルアルコールの他に筆跡の乾燥性調整、染料の溶解性向上などの目的で他の有機溶剤を併用することができる。併用できる有機溶剤としては、臭気や安全性の点から炭素数4以下の脂肪族アルコールであるノルマルプロピルアルコール、イソプロピルアルコール、ノルマルブチルアルコール、イソブチルアルコール、ターシャリーブチルアルコールや、ベンジルアルコール等が挙げられる。また、グリコールエーテル類としては、安全性の点でプロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル等が挙げられる。エチルアルコールと併用される有機溶剤は、1種あるいは複数使用できる。有機溶剤の使用量は、インキ全量に対し65〜90重量%が好ましい。
【0012】
本発明の油性緑色インキに用いる染料は着色剤であり、青色造塩染料と黄色造塩染料が併用される。
青色造塩染料としては、C.I.ダイレクトブルー86とCAS No.19379−90−9のカチオン活性剤を反応させて得られる造塩染料があり、例えばアイゼン S.P.T.ブルー 121(保土谷化学工業(株)製)が挙げられる。
黄色造塩染料としては、シアニン系、メチン系、アゾメチン系、ジフェニルメタン系などの塩基性染料とアニオン活性剤を反応させて得られる造塩染料であり、アイゼン S.B.N.イエロー 543(シアニン系塩基性染料使用)、アイゼン Spilon イエロー C−GNH(アゾメチン系塩基染料使用)、アイゼン Spilon イエロー C−2GH(ジフェニルメタン系塩基性染料使用)(以上、保土谷化学工業(株)製)、OIL YELLOW CH(メチン系塩基性染料使用、中央合成化学(株)製)、などが挙げられる。
これら青色と黄色の染料の使用比率は所望する色味に従い決定されるが、おおよそ10対1〜1対5である。使用される全染料の量は、油性インキ全量に対し2〜15重量%添加することが好ましい。筆跡濃度を有するには2重量%以上が好ましく、また、染料の析出がなく良好な溶解安定性を保ち、且つ、筆記具用、記録計用及びインキジェットプリンター用として用いた場合のインキ吐出に悪影響を与えないという点で15重量%以下が好ましい。
【0013】
本発明の油性インキに、筆跡や塗布跡などの定着効果を狙って樹脂を用いることもできる。この樹脂はインキ粘度の調整にも有用であり得る。一例として、フェノール樹脂、ケトン樹脂、ロジン樹脂、ブチラール樹脂、ポリアミド樹脂などが挙げられる。具体的には、フェノール樹脂として、タマノール100S、同510(以上、荒川化学工業(株)製)、ヒタノール1501、同2501(以上、日立化成工業(株)製)、YP−90、YP−90L、YSポリスターS145、同#2100、同#2115、同#2130、同T80、同T100、同T115、同T130、同T145、マイティエースG125、同150(以上、ヤスハラケミカル(株)製)などが、ケトン樹脂として、ケトンレジンK−90(荒川化学工業(株)製)、ハロン80、同110H(以上、本州化学(株)製)、シンセティックレジンAP、同SK、同1201(以上、ヒュルス社製、独国)などが、ロジン樹脂として、ハーコリンD、ペンタリン255、同261(以上、理化ハーキュレス(株)製)、ハリエスターNL、ネオトールC、ガムロジンX(以上、ハリマ化成(株)製)、ガムロジンWW(中国産)、エステルガムH(荒川化学工業(株)製)などが、ブチラール樹脂として、デンカブチラール#2000−L、同#3000−1、同#3000−2、同#3000−4、同#3000−K(以上、電気化学工業(株)製)、エスレックBL−1、同4BL−3、同BL−S、同BX−10(以上、積水化学工業(株)製)などが、ポリアミド樹脂として、ニューマイド825、同840(ケーシー有限会社製)、トレジンF30、同MF−30、同EF−30T、同M−20、同TK5036(以上、帝国化学産業(株)製)、バーサミド744、同756、同711(以上、ヘンケル白水(株)製)、トーマイド#90、同#92(以上、富士化成工業(株)製)、サンマイド611DK−1、同615A(以上、三和化学工業(株)製)などが挙げられる。これらは単独あるいは複数混合して使用でき、その使用量は油性インキ全量に対して2〜15重量%が好ましい。2重量%未満では非吸収面に対する筆跡の定着性が不十分であり、15重量%を超えるとインキの粘度が高くなり筆記具ペン先からのインキ吐出が悪くなるからである。
【0014】
本発明の油性緑色インキにポリエーテル変性シリコーンオイルを用いると、非吸収面への筆記を良好にすると共に、筆跡の滲みを防止しレベリング性を向上させるので好ましい。ポリエーテル変性シリコーンオイルの具体例としては、SILWET L−720、同L−7001、同L−7002、同Y−7006、同FZ−2123、同FZ−2130、同FZ−2154、同FZ−2164、同FZ−2166(以上、日本ユニカー(株)製)などが挙げられる。
このポリエーテル変成シリコーンオイルの使用量は、油性インキ全量に対して0.1〜2.0重量%が好ましい。0.1重量%未満では効果が不十分であり、2.0重量%を超えると増量の効果が期待できない。
【0015】
また、ポリエーテル変性シリコーンオイル以外の各種添加剤も必要に応じて用いることができる。例えば、染料の可溶化剤やペン先乾燥防止の為の添加剤として各種界面活性剤を使用することもできる。具体例として、アルキル硫酸塩、N−アシルアミノ酸及びその塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸塩などの陰イオン系界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ソルビタン脂肪酸エステル類、デカグリセリン脂肪酸エステル等の非イオン系界面活性剤などを例示できる。
更には、金属部品の腐食防止の為の防蝕剤としてベンゾトリアゾールを、インキ塗膜に柔軟性を与え密着性を高める可塑剤としてアジピン酸エステル、マレイン酸エステル、ステアリン酸エステル、トリメット酸エステル等を適宜選択して使用することができる。
【0016】
本発明の油性緑色インキは、上記成分を従来知られている撹拌機を用いて撹拌混合し、均一に溶解することによって得られる。
【0017】
【作用】
C.I.ダイレクトブルー86とカチオン活性剤を反応させて得られる青色造塩染料を併用した時に経時的に安定なインキが得られるかは定かではないが、次の様に推測される。
C.I.ダイレクトブルー86とカチオン活性剤を反応させて得られる青色造塩染料には、カチオンと配位して安定な第4級アミンを形成しようとする非共有電子対を有する窒素原子を含むスルホンアミド基が存在しない。
よって、比較的イオン解離度が大きい溶剤であるエタノール中においてイオン対の状態で安定に存在していた黄色造塩染料の一部が、経時による何らかの影響でフリーな元染料部分のカチオンと元活性剤部分のアニオンに変化しても、C.I.ダイレクトブルー86とカチオン活性剤を反応させて得られる青色造塩染料にはスルホンアミド基が存在しないので、元染料部分のカチオンと配位して不溶解物を生成することがなく、経時的に安定に存在するものと思われる。
【0018】
【実施例】
以下、実施例により更に詳細に説明する。
実施例1
アイゼン S.B.N. イエロー 543(シアニン系塩基性染料とアニオン
活性剤の黄色造塩染料、保土谷化学工業(株)製) 2.2重量部
アイゼン S.P.T. ブルー 121(C.I.ダイレクトブルー86とア
ミンによる青色造塩染料、保土谷化学工業(株)製) 9.5重量部
エチルアルコール 63.1重量部
ノルマルプロパノール 15.0重量部
ベンジルアルコール 4.0重量部
YP−90L(定着樹脂、ヤスハラケミカル(株)製) 6.0重量部
ニッコールデカグリン5−S(ペン先乾燥防止剤、日本サーファクタント(株)
製) 0.2重量部
上記成分を、撹拌混合して溶解させ緑色の油性インキを得た。
【0019】
実施例2
アイゼン S.B.N. イエロー 543 2.0重量部
アイゼン S.P.T ブルー121 9.5重量部
エタノール 68.1重量部
プロピレングリコールモノエチルエーテル 10.0重量部
ベンジルアルコール 4.0重量部
SILWET FZ−2123(ポリエーテル変性シリコーンオイル、日本ユニ
カー(株)製) 0.2重量部
YP−90L 6.0重量部
ニッコールデカグリン5−S(ペン先乾燥防止剤、日本サーファクタント(株)
製) 0.2重量部
上記成分を、撹拌混合して溶解させ緑色の油性インキを得た。
【0020】
実施例3
アイゼン スピロン イエロー C−GNH(アゾメチン系塩基性染料とアニオ
ン活性剤の黄色造塩染料、保土谷化学工業(株)製) 1.8重量部
アイゼン S.P.T. ブルー121 9.2重量部
エタノール 66.4重量部
プロピレングリコールモノメチルエーテル 10.0重量部
ベンジルアルコール 5.0重量部
SILWET FZ−2154(ポリエーテル変性シリコーンオイル、日本ユニ
カー(株)製) 0.2重量部
ガムロジンWW(定着樹脂、ハリマ化成(株)製) 7.0重量部
ニッコールデカグリン5−S 0.4重量部
上記成分を、撹拌混合して溶解させ緑色の油性インキを得た。
【0021】
実施例4
OIL YELLOW CH(メチン系塩基性染料とアニオン活性剤の黄色造塩
染料、中央合成化学(株)製) 1.5重量部
アイゼン S.P.T. ブルー 121 8.0重量部
エタノール 68.1重量部
プロピレングリコールモノエチルエーテル 12.0重量部
ベンジルアルコール 4.0重量部
SILWET FZ−2123(ポリエーテル変性シリコーンオイル、日本ユニ
カー(株)製) 0.2重量部
ヒタノール1501(定着樹脂、日立化成工業(株)製) 2.0重量部
ガムロジンWW 4.0重量部
ニッコールデカグリン5−S(ペン先乾燥防止剤、日本サーファクタント(株)
製) 0.2重量部
上記成分を、撹拌混合して溶解させ緑色の油性インキを得た。
【0022】
実施例5
アイゼン スピロン イエロー C−2GH(アゾメチン系塩基性染料とアニオ
ン活性剤の黄色造塩染料、保土谷化学工業(株)製) 4.0重量部
アイゼン S.P.T. ブルー 121 6.5重量部
エタノール 66.9重量部
プロピレングリコールモノメチルエーテル 10.0重量部
ジプロピレングリコールモノエチルエーテル 4.0重量部
SILWET FZ−2123(ポリエーテル変性シリコーンオイル、日本ユニ
カー(株)製) 0.4重量部
ヒタノール1501(定着樹脂、日立化成工業(株)製) 4.0重量部
ガムロジンWW 4.0重量部
ニッコールデカグリン5−S(ペン先乾燥防止剤、日本サーファクタント(株)
製) 0.2重量部
上記成分を、撹拌混合して溶解させ緑色の油性インキを得た。
【0023】
比較例1
実施例1においてアイゼン S.P.T. ブルー 121を除き、代わりにSP BLUE 105(銅フタロシアニン系染料とジフェニルグアニジンを反応させた青色造塩染料、オリヱント化学工業(株)製)に代えた他は、実施例1と同様になして緑色の油性インキを得た。
【0024】
比較例2
実施例2においてアイゼン S.P.T. ブルー 121を除き、代わりにSP BLUE 105に代えた他は、実施例2と同様になして緑色の油性インキを得た。
【0025】
比較例3
実施例3においてアイゼン S.P.T. ブルー 121を除き、代わりにVALIFAST BLUE 2610(銅フタロシアニン系染料、オリヱント化学工業(株)製)に代えた他は、実施例3と同様になして緑色の油性インキを得た。
【0026】
比較例4
実施例4においてアイゼン S.P.T. ブルー 121を除き、代わりにSAVINYL BLUE GLS(銅フタロシアニン系染料、クラリアント ジャパン(株)製)に代えた他は、実施例4と同様になして緑色の油性インキを得た。
【0027】
比較例5
実施例5においてアイゼン S.P.T. ブルー 121を除き、代わりにSAVINYL BLUE GLSに代えた他は、実施例5と同様になして緑色の油性インキを得た。
【0028】
上記、実施例1〜5、比較例1〜5で得た油性緑色インキを、繊維芯のペン先と中綿を使用した筆記具(ぺんてるペン<グリーンラベル>NN50<丸芯、太字>、ぺんてる(株)製)に充填し油性インキの試験用筆記具を得た。この試験用筆記具を用いて、非吸収面(ポリプロピレン製シート、ガラス板)及び上質紙に筆記を行い、筆跡の滲み具合を評価した。
結果を表1に示す。
【0029】
【表1】
【0030】
筆跡の滲み試験
上質紙と平滑なガラス板(厚さ2mm)に、上記試験用筆記具を用いて100gの荷重で直線を筆記し、それぞれの筆跡5ヶ所の筆跡幅を測定して平均値を算出する。
判定方法:
測定して得られた筆跡幅について、ガラス板の筆跡幅を上質紙の筆跡幅で除して比を求める。得られた比の値が小さい方が滲みは小さいと評価される。
【0031】
経時安定性の評価
容量15ミリリットルのネジ口瓶に、得られた緑色油性インキを12ミリリットル充填して、室温に1ヶ月放置した。1ヶ月後に容器内インキの状態を目視にて観察した。
判定方法
ネジ口瓶底部の不溶物生成具合により次のように評価する。
○:全く不溶物が生成していない。
△:僅かに不溶物が見られる。
×:不溶物が底部一面に生成している。
【0032】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明による油性インキは、経時的に安定で非吸収面においても滲みのない鮮やかな筆跡を提供することができるものである。
[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an oil-based green ink which is suitably used for an oil-based marking pen, a recorder and an ink-jet printer, and which can obtain stable and vivid handwriting over time.
[0002]
[Prior art]
The oil-based ink used for marking pens, etc., is mainly composed of oil-soluble dyes, oil-soluble resins and solvents, and has only an ink-absorbing surface such as paper and cloth compared to water-based inks mainly containing water-soluble dyes and water. In addition, it is possible to write on non-ink-absorbing surfaces such as glass, metal, and plastic. As a solvent for the oil-based ink, aromatic hydrocarbons such as toluene and xylene, and glycol ethers such as ethylene glycol monomethyl ale and ethylene glycol monoethyl ether, which have a high solubility in oil-soluble dyes, have been used.
[0003]
In recent years, from the viewpoint of human safety, aliphatic alcohols having 4 or less carbon atoms and propylene glycol ethers such as propylene glycol monomethyl ether and propylene glycol monoethyl ether are often used as solvents for oil-based inks.
[0004]
As the solvent changes to highly safe aliphatic alcohols having 4 or less carbon atoms and propylene glycol ether such as propylene glycol monomethyl ether and propylene glycol monoethyl ether, the dye also becomes soluble in these solvents. Various salt-forming dyes have been proposed in order to obtain more vivid color. For example, an ink composition using a salt forming dye obtained by reacting an acid dye and a cationic surfactant as a coloring agent (see Patent Document 1), a salt forming dye obtained by reacting a disazo dye with an amine or a basic dye, An ink composition using a salt forming dye obtained by reacting a basic dye and an anionic surfactant (see Patent Document 2) has been proposed.
[0005]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Publication No. 6-903 (page 2, line 3, line 39 to line 42)
[Patent Document 2]
JP-A-5-279593 (page 3, column 3, line 42 to line 47)
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
Green oil-based inks for marking pens, recorders, and ink jet printers do not have a green dye that develops well, so they generally use a basic dye and an anionic surfactant to react with a yellow salt-forming dye that has increased solubility. And a sulfonamide group were introduced to increase the solubility. I. Solvent Blue 44 and C.I. I. It is obtained by using a copper phthalocyanine-based blue dye such as Solvent Blue 70 in combination.
[0007]
However, the oil-based green ink, which uses a yellow salt-forming dye obtained by reacting a basic dye and an anionic surfactant with a copper phthalocyanine-based blue dye having a sulfonamide group, has a vivid color, but has a marking pen. In this case, a phenomenon is observed in which an insoluble material causing clogging of a pen tip is generated with time.
An object of the present invention is to provide a stable oil-based green ink which can obtain a vivid handwriting even when writing on a non-absorbing surface and does not generate insoluble matter over time.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
As a result of intensive research to solve such problems, the combination of a specific blue salt-forming dye and a yellow salt-forming dye as colorants provides excellent solubility in solvents containing ethanol as a main component, A stable oil-based green ink was obtained, leading to the present invention.
[0009]
That is, the present invention provides at least an organic solvent, a C.I. I. An oil-based green ink comprising a blue salt-forming dye obtained by reacting Direct Blue 86 with a cationic activator and a yellow salt-forming dye obtained by reacting a basic dye and an anionic activator. It is.
[0010]
The details will be described below.
The organic solvent used for the oil-based green ink of the present invention may be any solvent that dissolves the dye well, but as a solvent used for a marking pen or the like, it is possible to lower the ink viscosity, and when writing on a non-absorbing surface, It is preferable to use ethyl alcohol in order to obtain an oil-based ink having good handwriting drying property and high safety.
[0011]
In addition to ethyl alcohol, other organic solvents can be used in combination for the purpose of adjusting the drying property of the handwriting and improving the solubility of the dye. Examples of the organic solvent that can be used in combination include normal propyl alcohol, isopropyl alcohol, normal butyl alcohol, isobutyl alcohol, tertiary butyl alcohol, and benzyl alcohol, which are aliphatic alcohols having 4 or less carbon atoms from the viewpoint of odor and safety. . Examples of the glycol ethers include propylene glycol monomethyl ether, propylene glycol monoethyl ether, dipropylene glycol monomethyl ether, dipropylene glycol monoethyl ether and the like from the viewpoint of safety. One or more organic solvents can be used together with ethyl alcohol. The amount of the organic solvent used is preferably 65 to 90% by weight based on the total amount of the ink.
[0012]
The dye used in the oil-based green ink of the present invention is a colorant, and a blue salt forming dye and a yellow salt forming dye are used in combination.
Blue salt forming dyes include C.I. I. Direct Blue 86 and CAS No. There is a salt-forming dye obtained by reacting a cationic activator of No. 19379-90-9. P. T. Blue 121 (manufactured by Hodogaya Chemical Industry Co., Ltd.).
The yellow salt-forming dye is a salt-forming dye obtained by reacting a cyanine-based, methine-based, azomethine-based, diphenylmethane-based, or other basic dye with an anionic activator. B. N. Yellow 543 (using a cyanine-based basic dye), Aizen Spiron Yellow C-GNH (using an azomethine-based dye), and Aizen Spiron Yellow C-2GH (using a diphenylmethane-based basic dye) (all manufactured by Hodogaya Chemical Industry Co., Ltd.) ), OIL YELLOW CH (using a methine-based basic dye, manufactured by Chuo Gosei Chemical Co., Ltd.), and the like.
The ratio of these blue and yellow dyes to be used is determined according to the desired color, but is generally about 10: 1 to 1: 5. The total amount of the dye used is preferably 2 to 15% by weight based on the total amount of the oil-based ink. It is preferably 2% by weight or more in order to have a handwriting density. In addition, there is no precipitation of a dye, good dissolution stability is maintained, and an adverse effect on ink ejection when used for a writing instrument, a recorder, and an ink jet printer. Is preferably 15% by weight or less from the viewpoint of not giving
[0013]
Resin can be used in the oil-based ink of the present invention for the purpose of fixing effects such as handwriting and application marks. This resin may also be useful in adjusting ink viscosity. Examples include phenolic resins, ketone resins, rosin resins, butyral resins, polyamide resins, and the like. Specifically, as the phenolic resin, Tamanol 100S, 510 (hereinafter, manufactured by Arakawa Chemical Industry Co., Ltd.), Hitanol 1501, 2501 (hereinafter, manufactured by Hitachi Chemical Co., Ltd.), YP-90, YP-90L YS Polystar S145, # 2100, # 2115, # 2130, T80, T100, T115, T130, T145, Mighty Ace G125, and 150 (all manufactured by Yashara Chemical Co., Ltd.) Ketone resins K-90 (Arakawa Chemical Industries, Ltd.), Halon 80, 110H (Honshu Chemical Co., Ltd.), synthetic resin AP, SK, 1201 (Hurs Co., Ltd.) Germany, etc., as rosin resins, Hercoline D, Pentaline 255, and 261 (all manufactured by Rika Hercules Co., Ltd.) Hariestar NL, Neotor C, Gum Rosin X (all manufactured by Harima Kasei Co., Ltd.), Gum Rosin WW (produced in China), Ester Gum H (Arakawa Chemical Industry Co., Ltd.), etc., are denka butyral # 2000 as butyral resins. -L, # 3000-1, # 3000-2, # 3000-4, # 3000-K (all manufactured by Denki Kagaku Kogyo Co., Ltd.), Eslec BL-1, 4BL-3, and BL -S, BX-10 (all manufactured by Sekisui Chemical Co., Ltd.) and the like, as polyamide resins, Newmide 825, 840 (manufactured by Casey Co., Ltd.), Tresin F30, MF-30, EF-30T M-20, TK5036 (manufactured by Teikoku Chemical Industry Co., Ltd.), Versamide 744, 756, and 711 (manufactured by Henkel Hakusui Corporation), Tomide # 90, 92 (above, Fuji Kasei Kogyo Co., Ltd.), Sanmide 611DK-1, the 615A (manufactured by Sanwa Chemical Industry Co., Ltd.) and the like. These can be used alone or as a mixture of two or more, and the amount of use is preferably 2 to 15% by weight based on the total amount of the oil-based ink. If the amount is less than 2% by weight, the fixability of the handwriting to the non-absorbing surface is insufficient, and if the amount is more than 15% by weight, the viscosity of the ink becomes high and the ink discharge from the pen tip of the writing implement becomes poor.
[0014]
It is preferable to use a polyether-modified silicone oil for the oil-based green ink of the present invention, because it makes writing on the non-absorbing surface good, prevents bleeding of the handwriting, and improves the leveling property. Specific examples of the polyether-modified silicone oil include SILWET L-720, L-7001, L-7002, Y-7006, FZ-2123, FZ-2130, FZ-2154, and FZ-2164. And FZ-2166 (all manufactured by Nippon Unicar Co., Ltd.).
The amount of the polyether-modified silicone oil used is preferably 0.1 to 2.0% by weight based on the total amount of the oil-based ink. If it is less than 0.1% by weight, the effect is insufficient, and if it exceeds 2.0% by weight, the effect of increasing the amount cannot be expected.
[0015]
Various additives other than the polyether-modified silicone oil can also be used as needed. For example, various surfactants can be used as a solubilizing agent for the dye or an additive for preventing the drying of the pen tip. Specific examples include alkyl sulfates, N-acyl amino acids and salts thereof, anionic surfactants such as polyoxyethylene alkyl ether acetate, polyoxyethylene alkyl ether phosphate, polyoxyethylene alkyl ether, sorbitan fatty acid ester And nonionic surfactants such as decaglycerin fatty acid esters.
Furthermore, benzotriazole is used as a corrosion inhibitor for preventing corrosion of metal parts, and adipic acid ester, maleic acid ester, stearic acid ester, trimet acid ester, etc. are used as plasticizers which impart flexibility to ink coatings and improve adhesion. It can be appropriately selected and used.
[0016]
The oil-based green ink of the present invention can be obtained by stirring and mixing the above components using a conventionally known stirrer and uniformly dissolving them.
[0017]
[Action]
C. I. It is not clear whether a stable ink can be obtained over time when a blue salt-forming dye obtained by reacting Direct Blue 86 with a cationic activator is used in combination, but it is presumed as follows.
C. I. A blue salt-forming dye obtained by reacting Direct Blue 86 with a cationic activator includes a sulfonamide group containing a nitrogen atom having an unshared electron pair that coordinates with a cation to form a stable quaternary amine. Does not exist.
Therefore, a part of the yellow salt-forming dye, which was stably present in the form of an ion pair in ethanol, which is a solvent having a relatively high degree of ionic dissociation, becomes partially free of the cation of the original dye and the original activity due to some influence over time. Even if the anion of the agent portion is changed, C.I. I. Since the blue salt-forming dye obtained by reacting Direct Blue 86 with a cationic activator does not have a sulfonamide group, it does not coordinate with the cation of the original dye portion to form an insoluble substance, and It seems to be stable.
[0018]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described in more detail with reference to examples.
Example 1
Eisen S. B. N. Yellow 543 (Yellow salt dye of cyanine-based basic dye and anionic activator, manufactured by Hodogaya Chemical Industry Co., Ltd.) 2.2 parts by weight P. T. Blue 121 (a blue salt-forming dye using CI Direct Blue 86 and an amine, manufactured by Hodogaya Chemical Industry Co., Ltd.) 9.5 parts by weight ethyl alcohol 63.1 parts by weight normal propanol 15.0 parts by weight benzyl alcohol 4. 0 parts by weight YP-90L (fixing resin, manufactured by Yashara Chemical Co., Ltd.) 6.0 parts by weight Nikkor decagrin 5-S (pen tip drying inhibitor, Nippon Surfactant Co., Ltd.)
0.2 parts by weight The above components were stirred and mixed and dissolved to obtain a green oil-based ink.
[0019]
Example 2
Eisen S. B. N. Yellow 543 2.0 parts by weight Eisen S. P. T Blue 121 9.5 parts by weight Ethanol 68.1 parts by weight Propylene glycol monoethyl ether 10.0 parts by weight Benzyl alcohol 4.0 parts by weight SILWET FZ-2123 (polyether-modified silicone oil, manufactured by Nippon Unicar Co., Ltd.) 0 2.0 parts by weight YP-90L 6.0 parts by weight Nikkor decagrin 5-S (Nib dehydration inhibitor, Nippon Surfactant Co., Ltd.)
0.2 parts by weight The above components were stirred and mixed and dissolved to obtain a green oil-based ink.
[0020]
Example 3
1.8 parts by weight of Aizen Spyrone Yellow C-GNH (azomethine-based basic dye and yellow salt dye of anion activator, manufactured by Hodogaya Chemical Industry Co., Ltd.) P. T. Blue 121 9.2 parts by weight Ethanol 66.4 parts by weight Propylene glycol monomethyl ether 10.0 parts by weight Benzyl alcohol 5.0 parts by weight SILWET FZ-2154 (polyether-modified silicone oil, manufactured by Nippon Unicar Co., Ltd.) 0.2 Parts by weight gum rosin WW (fixing resin, manufactured by Harima Chemicals, Inc.) 7.0 parts by weight Nikkor decagrin 5-S 0.4 parts by weight The above components were stirred and mixed to obtain a green oil-based ink.
[0021]
Example 4
OIL YELLOW CH (yellow salt dye of methine basic dye and anionic activator, manufactured by Chuo Gosei Kagaku Co., Ltd.) 1.5 parts by weight P. T. Blue 121 8.0 parts by weight Ethanol 68.1 parts by weight Propylene glycol monoethyl ether 12.0 parts by weight Benzyl alcohol 4.0 parts by weight SILWET FZ-2123 (polyether-modified silicone oil, manufactured by Nippon Unicar Co., Ltd.) 2 parts by weight hitanol 1501 (fixing resin, manufactured by Hitachi Chemical Co., Ltd.) 2.0 parts by weight gum rosin WW 4.0 parts by weight Nikkor decagrin 5-S (pen tip drying inhibitor, Nippon Surfactant Co., Ltd.)
0.2 parts by weight The above components were stirred and mixed and dissolved to obtain a green oil-based ink.
[0022]
Example 5
Aizen Spyrone Yellow C-2GH (Yellow salt dye of azomethine-based basic dye and anionic activator, manufactured by Hodogaya Chemical Industry Co., Ltd.) 4.0 parts by weight P. T. Blue 121 6.5 parts by weight Ethanol 66.9 parts by weight Propylene glycol monomethyl ether 10.0 parts by weight Dipropylene glycol monoethyl ether 4.0 parts by weight SILWET FZ-2123 (polyether-modified silicone oil, manufactured by Nippon Unicar Co., Ltd.) 0.4 parts by weight of HITanol 1501 (fixing resin, manufactured by Hitachi Chemical Co., Ltd.) 4.0 parts by weight of gum rosin WW 4.0 parts by weight of Nikkor Decagulin 5-S (pen tip drying inhibitor, Nippon Surfactant Co., Ltd.)
0.2 parts by weight The above components were stirred and mixed and dissolved to obtain a green oil-based ink.
[0023]
Comparative Example 1
In the first embodiment, P. T. Except for Blue 121, instead of SP BLUE 105 (a blue salt-forming dye obtained by reacting a copper phthalocyanine dye with diphenylguanidine, manufactured by Orient Chemical Co., Ltd.), a green color was obtained in the same manner as in Example 1. Oil-based ink was obtained.
[0024]
Comparative Example 2
In Example 2, Eisen S. P. T. A green oil-based ink was obtained in the same manner as in Example 2 except that SP BLUE 105 was used instead of Blue 121.
[0025]
Comparative Example 3
In Example 3, Eisen S. P. T. A green oil-based ink was obtained in the same manner as in Example 3 except that VALIFAST BLUE 2610 (copper phthalocyanine dye, manufactured by Orient Chemical Industries, Ltd.) was used instead of Blue 121.
[0026]
Comparative Example 4
In Example 4, Eisen S. P. T. A green oil-based ink was obtained in the same manner as in Example 4, except that SAVINYL BLUE GLS (copper phthalocyanine dye, manufactured by Clariant Japan KK) was used instead of Blue 121.
[0027]
Comparative Example 5
In Example 5, Eisen S. P. T. A green oil-based ink was obtained in the same manner as in Example 5, except that Blue 121 was used instead of SAVINYL BLUE GLS, except for Blue 121.
[0028]
The above-mentioned oil-based green inks obtained in Examples 1 to 5 and Comparative Examples 1 to 5 were applied to a writing implement (pentel pen <green label> NN50 <round core, bold type>, pentel (stock) using a fiber nib and batting. )) To obtain a writing instrument for testing oil-based inks. Using this test writing instrument, writing was performed on a non-absorbing surface (polypropylene sheet, glass plate) and high-quality paper, and the degree of handwriting bleeding was evaluated.
Table 1 shows the results.
[0029]
[Table 1]
[0030]
Bleeding test of handwriting A straight line was written on a high-quality paper and a smooth glass plate (thickness: 2 mm) with a load of 100 g using the above-mentioned writing instrument, and the handwriting width at five places of each handwriting was measured to calculate an average value. I do.
Judgment method:
With respect to the handwriting width obtained by the measurement, the ratio is obtained by dividing the handwriting width of the glass plate by the handwriting width of the high-quality paper. The smaller the value of the obtained ratio, the smaller the bleeding is evaluated.
[0031]
12 ml of the obtained green oil-based ink was filled in a screw cap bottle having a capacity of 15 ml for evaluation of aging stability, and left at room temperature for one month. One month later, the state of the ink in the container was visually observed.
Judgment method Evaluation is made as follows according to the degree of insoluble matter generation at the bottom of the screw cap bottle.
:: No insoluble matter was generated at all.
Δ: Slight insolubles are observed.
×: Insolubles are formed on the entire bottom.
[0032]
【The invention's effect】
As described above in detail, the oil-based ink according to the present invention is capable of providing a vivid handwriting that is stable over time and has no bleeding even on a non-absorbing surface.

Claims (3)

少なくとも有機溶剤と、C.I.ダイレクトブルー86とカチオン活性剤を反応させて得られる青色造塩染料と、塩基性染料とアニオン活性剤を反応させて得られる黄色造塩染料とを配合してなる油性緑色インキ。At least an organic solvent; I. An oil-based green ink comprising a blue salt-forming dye obtained by reacting Direct Blue 86 with a cationic activator and a yellow salt-forming dye obtained by reacting a basic dye with an anionic activator. 前記有機溶剤としてエチルアルコールを使用する請求項1記載の油性緑色インキ。The oil-based green ink according to claim 1, wherein ethyl alcohol is used as the organic solvent. 更にポリエーテル変性シリコーンオイルを使用する請求項1又は請求項2に記載の油性緑色インキ。3. The oil-based green ink according to claim 1, further comprising a polyether-modified silicone oil.
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