JP2004324502A - Reducing-agent injector for exhaust-emission control - Google Patents

Reducing-agent injector for exhaust-emission control Download PDF

Info

Publication number
JP2004324502A
JP2004324502A JP2003119237A JP2003119237A JP2004324502A JP 2004324502 A JP2004324502 A JP 2004324502A JP 2003119237 A JP2003119237 A JP 2003119237A JP 2003119237 A JP2003119237 A JP 2003119237A JP 2004324502 A JP2004324502 A JP 2004324502A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reducing agent
pressure
injection
valve
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003119237A
Other languages
Japanese (ja)
Other versions
JP4332840B2 (en
Inventor
Shuichi Kudo
修一 工藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikki Co Ltd
Original Assignee
Nikki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikki Co Ltd filed Critical Nikki Co Ltd
Priority to JP2003119237A priority Critical patent/JP4332840B2/en
Publication of JP2004324502A publication Critical patent/JP2004324502A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4332840B2 publication Critical patent/JP4332840B2/en
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a reducing-agent injector for exhaust-emission control in which a thermal trouble is not caused even being exposed to a reducing agent at high temperature, a driving force for a solenoid controlled valve for control of an injection-quantity is minimized, and an ensured vaporization of the reducing agent in an exhaust-gas path is effected. <P>SOLUTION: The injector comprises an injection part 20A in which an injection hole 21 and a valve element 19 are provided for introducing a high-pressure/high-temperature reducing agent, and a driving part 30A in which a pressure chamber 38a for driving the value element 19 and a solenoid-controlled valve 41A for controlling the drive of the pressure chamber. The driving part 30A is cooled by the reducing-agent for cooling and the injection hole 21 is opened /closed by opening/closing the outlet of the pressure chamber 38a by the valve 41A to utilize the pressure of the cooling reducing-agent. Thus, a precise control of reducing-agent injection can be performed. <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、排ガス中に含有されているNOX(窒素酸化物)を還元剤と還元触媒とによって分解し無害化するための排ガス浄化装置に用いられる、還元剤の噴射器に関する。
【0002】
【従来の技術】
ディーゼルエンジン、ボイラ、ガスタービン、コークス炉などの機械・設備が排出する排ガスによる大気汚染の防止を図るため、排ガス中のNOXを除去・低減することは従前から広く実施されている。脱硝手段としてアンモニアまたは尿素の水溶液を還元剤に使用し、これを排ガス中に噴霧・添加してから還元触媒に接触させる方式を用いるのが普通である。
【0003】
還元剤を排ガス中に噴霧する際、殊に、尿素水溶液は液体のままであると還元剤由来の固形化合物を生成し、還元触媒や排気管に付着・堆積して目詰まりなどの機能障害を引き起こすという問題がある。そこで、還元剤を気化させる手段として、特開平5−31327号公報に還元剤をそのまま排ガス中に噴霧し排ガスの熱により気化させるという手段が提案され、特開平2−207119号公報には還元剤を圧縮空気中に噴霧させてからこれを排ガスと混合して排ガスの熱により気化させるという手段が提案されている。また、特開平5−57146号公報には排ガスボイラの過熱蒸気中に還元剤を噴霧して気化させたものを排ガス中に吐出するという手段が提案され、特開平5−220342号公報には電気ヒータで加熱した空気中に還元剤を噴霧して気化させたものを排ガスに注入するという手段が提案されている。
【0004】
前述の排ガスがもつ熱を利用して還元剤を気化させる手段は、気化のための特別の熱発生手段が不要であるが、排ガス温度が還元剤の気化温度よりも低い場合には固形化合物の生成や、NOXの大気中への大量放出などの不都合を生じる。また、排ガスボイラの過熱蒸気がもつ熱を利用して還元剤を気化させる手段は、極めて限定された特定分野における手段であって、広く一般的に利用できるものではない。
【0005】
更に、電気ヒータが発する熱を利用する手段は、過熱蒸気の熱を利用する技術と同様に排ガス温度が低くてもNOXの除去・低減という目的を達成しやすいものの、多量の電力を消費し、特に自動車用ディーゼルエンジンに付設した発電機で得た電力を使用する場合は、燃費の低下や発電機の大容量化が避けられないという問題を生じる。加えて、この手段は前述の他の手段と同様に排ガス中のNOX濃度に応じて還元剤の量を調節することを考慮しておらず、過不足を生じて充分なNOXの除去・低減が行えないとともに、過剰の還元剤が大気中に放出されるという無駄を生じるばかりか、大気の更なる汚染を招く心配がある。特に、運転条件が大幅且つ頻繁に変化する自動車用ディーゼルエンジンのように大幅に変動するNOX濃度に対応して、常に適正量の還元剤を噴霧することは到底不可能である。
【0006】
これに対し、本願発明者、特許出願人は、先に特願2002−298498号において、還元剤をポンプで高圧にするとともに、加熱器で沸点より僅かに低い温度に加熱することに加えて、電子式制御装置で加圧・加熱状態を制御しながら噴射器で排ガス通路内に噴射させることにより、NOXを効率的に除去する排ガス浄化装置を提案した。
【0007】
この先願技術は、電子式制御装置を用いてNOX濃度に応じた還元剤噴射量の制御を行うとともに、還元剤や排ガスの温度に応じて還元剤加熱温度の制御を行うことにより、還元剤の過不足を招くことがなく、且つ排ガス通路内に噴霧したときに確実に気化させることができる、という点で有用性が高い。
【0008】
ここで、前記先願技術で用いる噴射器は、小流量から大流量まで高精度且つ鋭敏な流量制御が要求されることから、自動車用内燃機関の燃料供給に用いられる電磁駆動の燃料噴射弁と同様のものを使用するのが好適である。
【0009】
しかし、このような噴射器は、高温の還元剤に曝されるため電磁コイルのニクロム線被覆、コネクタの樹脂部分、気密用Oリングなどに耐熱性に対する信頼が乏しく、故障トラブルが発生しやすいという問題がある。
また、この噴射器は、電磁コイルの吸引力によりプランジャを介して弁体(ニードル弁)を直接駆動させる方式であるが、噴射圧力が高い場合にはこれに応じて吸引力を高める必要があるため、電磁コイルに流す電流の電圧を高くしたり、大電流が流れる抵抗値の低い電磁コイルを用いたりすることが必要となり、加えてそのための電力消費量も問題となりやすい。
【0010】
更に、上述の還元剤を加熱してから排ガス中に噴射する技術においては、排ガスの廃熱を利用した熱交換器や電気ヒータなどの加熱器が用いられるが、これらはいずれも噴射器上流の還元剤配管に設けられているものであり、配管中の還元剤が低温状態であるエンジン始動時においては、加熱器の下流および噴射器内の還元剤は低温のままである。従って、これがそのまま排ガス中に噴射されると始動時の排ガスも低温であることもあって還元剤は充分に気化されず、固形化合物の付着・堆積という問題を生じてしまう。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記のような問題点を解決しようとするものであり、排ガス浄化装置に用いられる還元剤の噴射器について、高温の還元剤に曝されても障害が生じないようにするとともに、噴射量制御のために必要な電磁弁の駆動力を最小限とし、更には、噴射直前の還元剤が低温状態の場合や排ガス発生機械・設備の運転状態が過渡的に変化するような場合においても、排ガス通路内での確実な気化を実現することを課題とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明は、排ガス発生機械・設備から延び脱硝反応器が設置された排ガス通路に高圧・高温の還元剤を噴射して前記脱硝反応器の還元触媒に前記還元剤を気化状態で接触させることにより排ガス中のNOXを分解する排ガス浄化装置に用いられる還元剤の噴射器を、噴射孔および弁体と前記高圧・高温の還元剤を前記噴射孔に導入する噴射用還元剤通路とを有する噴射部と、高圧・常温の還元剤を通過させる冷却用還元剤通路およびその途中に設けられた弁体駆動用の圧力室とこの圧力室の還元剤圧力を制御する電磁弁とを有する駆動部とからなり、前記駆動部は前記高圧・常温の還元剤が通過することにより冷却され、前記電磁弁は排ガス中のNOX濃度に応じて電子式制御装置が発する駆動信号により前記圧力室の出口を開閉し、開放時に前記圧力室の圧力が低下することによって前記弁体が前記噴射孔を開いて前記高圧・高温の還元剤を噴射させ、閉止時に前記圧力室の圧力が上昇することによって前記弁体が前記噴射孔を閉じるものとされるものとしたことをもって、前記課題を解決するための第一手段とした。
【0013】
これにより、還元剤に無害で取り扱い容易な尿素水溶液を用いることができるともに、噴射部に供給される高圧・高温の還元剤とは別に、高圧・常温の還元剤を電磁式の駆動部に導入して殊に電磁弁部分を冷却することで、駆動部に用いられている低耐熱性部品が高温の噴射用還元剤により熱的障害を受けるのを容易に防止することができる。また、駆動部に導入される還元剤の高圧を利用して、噴射部の弁体を駆動させるので、電磁コイルの吸引力は圧力室の出口を開閉できるだけの強さで足りる。したがって、小形で少電力消費量の電磁弁で高圧噴射にも容易に対応できるようになる。尚、本発明において、高温の還元剤とは気化温度よりも僅かに低い温度に加熱されている還元剤を指し、高圧の還元剤とは噴射部から噴射したとき充分に霧化され且つ圧力室で弁体を駆動する力を与えることができる圧力に加圧されている還元剤を指す。
【0014】
また、前記課題を解決するための第二手段として、前記第一手段に加えて、前記噴射部に前記噴射用還元剤通路の還元剤を加熱する電気ヒータを設け、前記電気ヒータは還元剤が噴射されたときに気化可能な温度よりも低い温度の場合に、前記電子式制御装置の指令により還元剤を気化可能な温度まで加熱するものとした。これにより、還元剤の噴射時における精密な温度管理を行うことができるようになり、殊に、始動時などに低温の還元剤が排ガス通路内に噴射されるという不都合が解消され、排ガス通路内での充分な気化を常に実現できるようになる。
【0015】
更に、前記第一または第二手段において、前記噴射部の噴射用還元剤通路に温度センサを設け、前記温度センサが検知した噴射直前の還元剤の温度に基づいて前記電子式制御装置が前記電気ヒータを制御するものとしたことを第三手段とした。このことにより、噴射直前の還元剤の温度を精密に制御することができるようになり、排ガス通路内に噴射された還元剤の気化が更に確実になる。
【0016】
更にまた、前記第一、第二または第三手段において、前記高圧・高温の還元剤はポンプで加圧し次に加熱器で加熱して前記噴射部に送入するものとし、前記高圧・常温の還元剤は前記ポンプで加圧した還元剤を前記加熱器の前で分流して前記駆動部を通過させて前記ポンプの吸込み側に戻すものとしたことを第四手段とした。このことにより、ポンプで加圧した還元剤は、気化に適するように加熱され噴射部に送入させる経路と、冷却に適するように加熱されずに常温のまま駆動部に送入させる経路とに確実に分流され、駆動部に送入された還元剤は駆動部を冷却しながら通過した後に前記ポンプの吸込側に戻されるため、有効にこれを再利用することができる。
【0017】
加えて、前記第一、第二、第三または第四手段において、前記噴射部と前記駆動部とが、熱伝導を制限する薄肉の筒状体を挟んで配置されているものとしたことを第五手段とした。このことにより、噴射部から駆動部に大量の熱が伝導されるのが防止されるとともに、駆動部からの冷却作用により噴射部の温度が低下させられて噴射時の還元剤温度が低下してしまうことを防ぐことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について、以下に図面を用いながら詳細に説明する。尚、異なる実施の形態であっても、同じ構成要素には同一の符号を付して説明する。また、本実施の形態において用いる還元剤は、安全性及び取扱いの容易性の観点から尿素水溶液としている。
【0019】
先ず、図1を用いて本発明の噴射器が配置された排ガス浄化装置50の構成および作用を説明する。本実施の形態においては、排ガス発生機械・設備が自動車用ディーゼルエンジン1、排ガス通路が排気管2であり、噴射器として後に詳述する図2に示した噴射部20A、駆動部30Aを有する噴射器6Aが用いられている。
【0020】
タンク9に貯留された還元剤は、配管12により噴射器6Aに送入されるが、その経路において低圧ポンプ8、高圧ポンプ15、加熱器14、電気ヒータ13が設けられている。タンク9から延びた配管12により導かれた還元剤は、低圧ポンプ8で加圧された後、高圧ポンプ15で更に加圧される。還元剤は低圧ポンプ8の吐出側において圧力調整器7aにより圧力調整が行われるとともに高圧ポンプ15の吐出側でも圧力調整器7bにより圧力調整が行われる。また、噴射器6Aによる還元剤噴射は電子式制御装置10により制御されるようになっており、電子式制御装置10からの動作指令(デューティーサイクル信号)で噴射器6Aの駆動部30Aに内蔵された電磁弁が開閉を繰り返して噴射部20Aからの噴射量が調整されるようになっている。
【0021】
一般に、液体を加熱して気化させる場合、液体を低圧にするほど気化しやすくなり、高圧にするほど気化しにくくなる。したがって、液体の状態の還元剤を高圧にしてから加熱すると液体の状態のまま高温にすることができ、これを低圧雰囲気中に噴射すれば瞬時に低圧になるため容易に気化することは広く知られていることである。そこで、本実施の形態においても還元剤を加熱前に加圧するものとした。そして高圧の還元剤を加熱器14さらには電気ヒータ13で気化温度、即ち沸点よりも僅かに低い温度に加熱することにより、液体の状態のまま高温にし、且つ噴射したとき完全に気化させることが可能となる。加えて、本実施の形態ではポンプを二段階にするとともにそれぞれの吐出圧力を一定に調整しており、このことにより、圧力が変動して加熱器14や電気ヒータ13内で還元剤が沸騰し配管内で気泡が発生したり固形化合物が発生したりするという心配を解消することができる。また、噴射する還元剤中に気泡を含まないようにすることで、噴射器6Aからの還元剤の噴射量を正確なものとして排ガス浄化効率を高めることができる。
【0022】
配管12は、高圧ポンプ15と加熱器14との間において噴射器6Aの噴射部20Aに向かう噴射用還元剤配管12aと噴射器6Aの駆動部30Aに向かう冷却用還元剤配管12bとに分岐される。
噴射用還元剤配管12aに入った高圧・常温の還元剤は、温度調節装置16により制御される加熱器14で排気管2の管壁がもつ熱により加熱される。排気管2の管壁はディーゼルエンジン1からの伝導熱とその内部を流れる排気の熱とによって加熱され、還元剤を高温に加熱することを可能とする。
【0023】
加熱器14および温度調節装置16の構成の一例は図1の下部の一点鎖線内の拡大図に詳細に示されている。即ち、温度調節装置16は、排気管2の管壁に台座16cを取付けて、加熱器14を断熱材16dを挟んで台座16cに固定させるとともに、伝熱部材16bを台座16cに摺動可能に重ねて接触させたものであって、伝熱部材16bはソレノイド16aから延びるロッド16fに結合されて加熱器14に接触或いはこれより離れるようになっている。台座16cと伝熱部材16bとは熱伝導にすぐれた金属で作られている。また、加熱器14は、同じく高熱伝導の金属で作った中実の胴体14aの内部に伝熱路14bを形成したものであって、伝熱路14bの出口部分に温度センサ17aが設置されている。
【0024】
そして、加熱器14により加熱された高圧・高温の還元剤は電気ヒータ13で更に加熱されてから、高圧・高温の状態で噴射器6Aの噴射部20Aに供給される。ここで、加圧して沸点を上昇させた還元剤を気化しない程度に加熱することにより、ほぼ大気圧の排気管2内に噴射したとき瞬時にこれを気化させることができる。また、加熱器14による加熱に加えて、更に電気ヒータ13で加熱するようにしたのは、比較的高温の廃熱を発生するボイラやガスタービンなどと異なり、比較的低温の廃熱を発生しやすいとともに廃熱の温度変化が大きいというディーゼルエンジンの特性に対応して、充分且つ適切な加熱を行うためである。尚、加熱器14が排気管2からの廃熱を利用して還元剤を加熱するものであり、電気ヒータ13は補助的に加熱するものであるから、還元剤を加熱するための新たに必要とされるエネルギーである電力の消費量は僅かである。
【0025】
そして、加熱器14に温度センサ17aが配置されているのに加えて、電気ヒータ13の出口部分にも温度センサ17bが配置され、更に、排気管2中にも温度センサ5が配置されるとともに排気管2中の脱硝反応器3の前後にはNOXセンサ4a,4bがそれぞれ配置されている。そして、これらの温度センサ17a,17b,5,NOXセンサ4a,4bが検知した値に基づいて電子式制御装置10が温度調節装置16,電気ヒータ13,噴射器6Aに動作指令を発することにより、排ガス温度に対応した還元剤の温度制御および排ガス中のNOX濃度に応じた噴射量制御を行うことができる。また、このように、加熱器14,噴射器6A,電気ヒータ13を電子式制御装置10で制御することにより、還元剤を精密に温度管理して排気管2内で完全に気化させるとともに、排気管2中の排ガス状態の変化に瞬時に対応することができる。
【0026】
上述のように、還元剤が噴射器6Aで噴射されるまでの経路において、その圧力及び温度が適切に制御され気化しないように管理されることは、還元剤が尿素水溶液の場合に固形物を発生させないことに加えて、気相を発生させることにより還元剤圧力が変動することおよび気相部分が噴射されることによって還元剤噴射量に狂いを生じるという問題を確実に防止できる点で極めて有意義である。
【0027】
次に、図2を用いて噴射器6Aについて詳細に説明する。
この噴射器6Aは、上述のディーゼルエンジン1の排ガス浄化装置50に用いられる場合に限らずその他に広く対応できるように、小流量から大流量まで高精度の流量制御を可能とするため、基本的構成は自動車用内燃機関の燃料供給に用いる電磁駆動式の燃料噴射弁と共通するものである。
【0028】
噴射器6Aは、ほぼ円筒状で金属製の本体ケース18の基端側(上部)に駆動部30Aが設けられ、先端側(噴射ノズル側)に噴射部20Aが設けられている。また、本体ケース18は、駆動部30Aを形成する上部本体ケース18aと噴射部20Aを形成する下部本体ケース18b、およびこれらに挟まれたほぼ中央位置の伝熱を制限する薄肉の筒状体18cとからなるものである。
【0029】
噴射部20Aは、ノズル室22および噴射孔21を具えたノズル20aを有し、筒状体18c寄りの側面には噴射用還元剤入口25を有している。ノズル室22には尖った先端部を有する針状の弁体19が、図面における上下方向へ可動に挿入され、上下動によりその先端部が噴射孔21を閉鎖または開放する構造になっている。
【0030】
噴射用還元剤入口25は、噴射口21方向に向かう噴射用還元剤通路24を介してノズル室22に接続されている。ノズル室22は、基端部が拡大されているとともに先端部に噴射孔21が開口しているほぼ円筒状の空間であり、弁体19の先端部を挿入させている。弁体19は駆動部30Aにおいて、後述する圧力室38aを構成するシリンダ孔38に嵌装されているピストン27に、ピストンロッド27aを介して直線的に連結されられているとともに、スプリング23により噴射孔21に先端部を押し付ける(閉鎖する)方向に付勢されている。
【0031】
一方、駆動部30Aは、上端に冷却用還元剤出口35を有し、中央部に電磁コイル31、バルブ29a、電磁弁スプリング36、バルブシート30aを具えた電磁弁41Aを内蔵しているとともに、筒状体18c寄りにシリンダ孔38を有してピストン27を上下に摺動可能に嵌装した支持部材30dを具えている。シリンダ孔38の反ピストン側の空間は圧力室38aを構成し、圧力室38aの天井部ほぼ中央位置に設けた出口オリフィス38bが冷却用還元剤出口35に連通するようになっている。
【0032】
シリンダ孔38付近の上部本体ケース18a外周側面には、冷却用還元剤入口32が開口しており、この冷却用還元剤入口32は、還元剤流入通路33aを経て圧力室38aの側壁に開口した入口オリフィス37に接続されている。
【0033】
バルブシート30aは出口オリフィス38bの上方開口部に形成されている。また、バルブ29aは短軸状であって基端にフランジ状の可動鉄心29fを固結している。そして 、電磁弁スプリング36によりその円錐状先端部がバルブシート30aに当接する方向に付勢されて、支持部材30fにより上下に摺動可能に支持されている。そして、バルブ29aの上方には電子式制御装置10により制御される電磁コイル31が配置され、通電時に発生する磁力により可動鉄心29fが吸引されてバルブ29aを電磁弁スプリング36の付勢力に抗して引っ張り上げるようになっている。
【0034】
尚、出口オリフィス38bは、支持部材30fに設けられた通孔34aおよびバルブ29aのフランジ部に設けられた孔を経由して電磁弁スプリング36の内側を通り、冷却用還元剤出口35に連通している。
【0035】
図2は、電磁弁に2方弁からなる電磁弁41Aを用いた還元剤の噴射器6Aを示し、図2の(A)は電磁コイル31が非通電であって噴射孔21が弁体19により閉鎖された状態を示し、図2の(B)は電磁コイル31が通電状態であって弁体19が後退させられて噴射孔21が開放状態になり、還元剤が噴射されている状態を示す。
【0036】
図2の(A)に示す非通電時において、高圧ポンプ15で加圧され冷却用還元剤配管12bを通って、冷却用還元剤入口32に供給された高圧・常温の還元剤は、還元剤流入通路33aを経由して入口オリフィス37から圧力室38aに導入される。このとき、電磁コイル31に通電されていないため、電磁弁スプリング36の付勢力によりバルブ29aの先端部がバルブシート30aに押し付けられて、圧力室38aの出口オリフィス38bを閉鎖している。したがって、圧力室38a内の高圧・常温の還元剤によりピストン27はその下方へ押圧移動している。
【0037】
一方、噴射部20Aにおいては、噴射用還元剤配管12aを通って噴射用還元剤入口25に供給された還元剤は高圧・高温の状態であり、噴射用還元剤通路24を通ってノズル室22に導入される。このとき、弁体19はスプリング23のばね荷重と圧力室38aの還元剤圧力との和である閉弁方向に働く力が、ノズル室22に供給されている還元剤により弁体19の基端側大径部における円環状の弁体受圧部19bが受ける開弁方向に働く力よりも大きいので、噴射口21を閉鎖状態としている。
【0038】
図2の(B)に示す通電時において、発生した磁力により電磁弁スプリング36の付勢力に抗して可動鉄心29fが吸引され、バルブ29aの先端部がバルブシート30aから離されて圧力室38aから出口オリフィス38bを経由して冷却用還元剤出口35に至る通路が形成される。このとき、入口オリフィス37の流路面積は、出口オリフィス38bの流路面積よりも小さく作られているため圧力室38aの圧力は急速に低下する。このため、弁体受圧部19bが受ける高圧・高温の還元剤による開弁方向の力が、圧力室38aおよびスプリング23による閉弁方向の力より大きくなり、弁体19は上方に移動して噴射孔21を開放し還元剤を噴射させる。したがって、電磁コイル31は、バルブ29aを駆動するだけの吸引力があればよいため、還元剤噴射時に高い噴射圧力が要求される場合であっても、僅かな電力消費量で噴射量を制御することができる。
【0039】
このように、電磁コイル31への通電・非通電による励磁・消磁が長時間繰り返されると、高温の還元剤に曝された噴射部20Aは温度が次第に上昇し、この熱が本体ケース18を経由して駆動部30Aに伝導されることになる。したがって、駆動部30は電磁弁41Aにおいて通電による電気抵抗熱で加熱されることに加えて、噴射部20Aからの熱によっても加熱されることになる。
【0040】
しかし、駆動部30Aには、バルブ29aの開弁の都度、常温の還元剤が送入・送出されて通過するため、駆動部30Aの内部やこれを構成する低耐熱性の部品は絶えず冷却されて、高温になることを防止される。従って、噴射器6Aは先端側の噴射部20Aが高温の還元剤に曝されても、基端側の駆動部30Aの耐熱性に問題のある部分は充分に冷却されるので熱的障害を受ける心配は殆どない。尚、本実施の形態では、噴射部20Aから駆動部30Aへの熱伝導経路である本体ケース18のほぼ中間部分に薄肉の筒状体18bが設けられているため、噴射部20Aからの熱伝導が制限される。また、この筒状体18bは、駆動部30Aが冷却されることによる噴射部20Aの温度低下を抑制して噴射する還元剤の温度を低下させないという機能も有している。
【0041】
図3は噴射器の異なる実施の形態を示すものであって、この噴射器6Bは駆動部30Aを図2の噴射器6Aの駆動部30Aと同一とし、噴射部20Bについては、図2の噴射器6Aの噴射部20Aに電気ヒータ39および温度センサ40を設けたものとしたものである。尚、駆動部30Aの構成、作用は図2のものと同じであるのでその説明は省略する。
【0042】
例えば、ディーゼルエンジン1が冷機状態で始動した直後は、廃熱温度が低く、電気ヒータ13で加熱しても気化に必要な温度に達しないことがある。本実施の形態によると、温度センサ40が噴射直前の還元剤の温度を検出し、その値に基づいて電子式制御装置10が気化に必要な温度に達していないと判定したとき、電気ヒータ39に通電して還元剤を必要な温度まで加熱させる。これにより、加熱不十分の還元剤が排気管2内に噴射されて、充分に気化されずに排気管2や還元触媒に固形化合物が付着するという問題を解消することができる。尚、温度センサ40を用いることなく、加熱器14や電気ヒータ13に設けた温度センサ17a,17bが検出した温度によっても加熱ヒータ39による加熱の制御は可能である。しかし、噴射直前の還元剤温度を温度センサ40で検知することで、噴射する還元剤の温度管理を更に適確なものとすることができる。
【0043】
図4および図5は、図2の噴射器6Aまたは図3の噴射器6Bの駆動部30Aにおける2方弁構造の電磁弁41Aを3方弁構造の電磁弁41Bとした駆動部30Bを有する噴射器6Cの部分図である。この噴射器6Cは、噴射部を前述の噴射部20Aまたは噴射部20Bと同一としているため、その図示説明は省略して駆動部30Bのみについて説明する。
【0044】
基端から先端に至る貫通孔29eを有するとともに基端にフランジ状の可動鉄心29gを有する筒状のアウタバルブ29bは、内部に細軸状のインナバルブ29cを基端側から挿入しているとともに、先端側を支持部材30eに上下摺動可能に嵌装しており、電磁弁スプリング36によりその先端がアウタバルブシート30bに押し付けられるように付勢されている。電磁弁スプリング36はまた、インナバルブ29cの基端を上方に押して動かないように固定している。
【0045】
また、アウタバルブ29bの先端付近にはインナバルブ29cの先端により閉鎖されるインナバルブシート30cが設けられている。更に、インナバルブシート30cに近接したアウタバルブ29b壁面には、支持部材30e内に設けられた還元剤流入通路33bを経由して冷却用還元剤入口32に連通する導入孔29dが設けられており、支持部材30eのアウタバルブシート30bに近接した側方には冷却用還元剤出口35方向に還元剤を流通させる還元剤流出通路34bが設けられている。そして、支持部材30eのアウタバルブシート30b下方には、出口オリフィス38dにより接続された圧力室38cおよびシリンダ孔38に上下摺動可能に嵌装されたピストン27が配置されている。
【0046】
図4に示すように、電磁コイル31への非通電時において、アウタバルブ29bは、電磁弁スプリング36によりアウタバルブシート30bに押しつけられているため、圧力室38cからの高圧・常温の還元剤を排出可能な経路は閉鎖されている。このとき、インナバルブ29cはインナバルブシート30cから離れ還元剤流入通路33bを圧力室38cと連通させた状態になる。このため、圧力室38cは高圧状態となり、噴射部における開弁方向の力に勝って弁体が噴射孔21を閉鎖する。
【0047】
図5に示すように、電磁コイル31の通電時において、磁力により電磁弁スプリング36の付勢力に抗して可動鉄心39gが吸引されてアウタバルブ29bがアウタバルブシート30bから離れることにより、圧力室38cと還元剤流出通路34bとが連通させられる。このとき、アウタバルブ29b内のインナバルブシート30cはインナバルブ29cの先端に密着し、還元剤流入通路33bは圧力室38cと遮断された状態となり、圧力室38c内は低圧となる。そのため、噴射部における開弁方向の力が、閉弁方向に働く力よりも大きくなって噴射孔を開放し還元剤を噴射するようになる。
【0048】
このように、電磁弁41Bを3方弁構造にすることで、電磁コイル31への通電によって圧力室38cと出口側の還元剤流出通路34bとが連通した際に、入口側の還元剤流入通路33bと圧力室38cとの連通は完全に閉鎖されるため、圧力室38c内の圧力と噴射部に供給される還元剤の圧力との圧力差がより大きくなり、このため弁体が容易に駆動されて確実に還元剤の噴射が行われる。また、これにより、更にきめ細かい噴射量制御も可能となる。
【0049】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明である噴射器によると、高温の還元剤に曝されても駆動部に熱的障害が生じないようすることができる。また、噴射量制御のために必要な電磁弁の駆動力を最小限とするとともに、排ガス通路内での確実な気化を実現することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の噴射器を用いた排ガス浄化装置の一例を示す一部を拡大した配置図。
【図2】(A)および(B)は、本発明の実施の形態の異なる状態を示す縦断面図。
【図3】本発明の異なる実施の形態の縦断面図。
【図4】本発明の更に異なる実施の形態の縦断面部分図。
【図5】図4の実施の形態における図4とは異なる状態を示す縦断面部分図。
【符号の説明】
1 ディーゼルエンジン、2 排気管、3 脱硝反応器、4a,4b NOXセンサ、5,17a,17b 温度センサ、6A,6B,6C 噴射器、7a,7b 圧力調整器、8 低圧ポンプ、9 タンク、10 電子式制御装置、12配管、12a 噴射用還元剤配管、12b 冷却用還元剤配管、13,39 電気ヒータ、14 加熱器、14a 胴体、14b 伝熱路、15 高圧ポンプ、16 温度調節装置、16a ソレノイド、16b 伝熱部材、16c 台座、16d 断熱材、16e 戻しバネ、16f ロッド、18 本体ケース、18a 上部本体ケース、18b 下部本体ケース、18c 筒状体、19 弁体、19b 弁体受圧部、20A,20B 噴射部、20a ノズル、21 噴射孔、22 ノズル室、23 スプリング、24 噴射用還元剤通路、25 噴射用還元剤入口、27 ピストン、27a ピストンロッド、29a バルブ、29b アウタバルブ、29c インナバルブ、29d 導入孔、29e 貫通孔、29f,29g 可動鉄心、30A,30B 駆動部、30a バルブシート、30b アウタバルブシート、30c インナバルブシート、 30d,30e,30f 支持部材、31 電磁コイル、32 冷却用還元剤入口、33a,33b 還元剤流入通路、34a 通孔、34b 還元剤流出通路、35 冷却用還元剤出口、36 電磁弁スプリング、37 入口オリフィス、38 シリンダ孔、38a,38c 圧力室、38b 出口オリフィス、40 温度センサ、41A,41B 電磁弁、50 排ガス浄化装置
[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
TECHNICAL FIELD The present invention relates to a reducing agent injector used in an exhaust gas purifying apparatus for decomposing NOx (nitrogen oxide) contained in exhaust gas with a reducing agent and a reducing catalyst to make the NOx harmless.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art In order to prevent air pollution caused by exhaust gas discharged from machinery and equipment such as a diesel engine, a boiler, a gas turbine, and a coke oven, removing and reducing NOX in the exhaust gas has been widely practiced. As a denitration means, it is common to use a method in which an aqueous solution of ammonia or urea is used as a reducing agent, and this is sprayed and added to exhaust gas and then brought into contact with a reduction catalyst.
[0003]
When the reducing agent is sprayed into the exhaust gas, especially if the urea aqueous solution remains liquid, it generates a solid compound derived from the reducing agent and adheres and accumulates on the reduction catalyst and the exhaust pipe to prevent functional problems such as clogging. There is a problem of causing. In order to evaporate the reducing agent, Japanese Patent Application Laid-Open No. 5-31327 proposes a method in which the reducing agent is directly sprayed into the exhaust gas and vaporized by the heat of the exhaust gas. Is sprayed into compressed air, mixed with exhaust gas, and vaporized by the heat of the exhaust gas. Japanese Patent Application Laid-Open No. 5-57146 proposes means for spraying a reducing agent into superheated steam of an exhaust gas boiler and vaporizing the same to discharge the exhaust gas. Means have been proposed in which a reducing agent is sprayed and vaporized into air heated by a heater and injected into exhaust gas.
[0004]
The means for vaporizing the reducing agent by using the heat of the exhaust gas described above does not require a special heat generating means for vaporizing, but when the exhaust gas temperature is lower than the vaporizing temperature of the reducing agent, the solid compound Inconveniences such as generation and NOx emission into the atmosphere are produced. Means for vaporizing a reducing agent by using heat of superheated steam of an exhaust gas boiler is a means in a very limited specific field, and is not widely and generally available.
[0005]
Further, the means using the heat generated by the electric heater, although similar to the technology using the heat of the superheated steam, can easily achieve the purpose of removing and reducing NOX even when the exhaust gas temperature is low, but consumes a large amount of electric power, In particular, when electric power obtained from a generator attached to an automobile diesel engine is used, problems such as a reduction in fuel consumption and an increase in the capacity of the generator are unavoidable. In addition, this means does not consider adjusting the amount of the reducing agent in accordance with the NOX concentration in the exhaust gas as in the other means described above. In addition to this, there is a risk that not only will excess waste be released into the atmosphere, but also further pollution of the atmosphere will occur. In particular, it is almost impossible to always spray an appropriate amount of reducing agent in response to a drastically fluctuating NOX concentration, such as in an automotive diesel engine whose operating conditions change drastically and frequently.
[0006]
On the other hand, the inventor of the present application and the applicant of the present application have disclosed in Japanese Patent Application No. 2002-298498 that, in addition to increasing the pressure of the reducing agent by a pump and heating it to a temperature slightly lower than the boiling point by a heater, We have proposed an exhaust gas purifier that removes NOx efficiently by injecting it into the exhaust gas passage with an injector while controlling the pressurizing / heating state with an electronic controller.
[0007]
This prior art uses an electronic control device to control the reducing agent injection amount according to the NOx concentration, and to control the reducing agent heating temperature according to the temperature of the reducing agent or exhaust gas. It is highly useful in that it can be reliably vaporized when sprayed into the exhaust gas passage without causing excess or deficiency.
[0008]
Here, since the injector used in the prior application requires high-precision and sensitive flow control from a small flow rate to a large flow rate, an electromagnetically driven fuel injection valve used for fuel supply of an internal combustion engine for an automobile is required. Preferably, similar ones are used.
[0009]
However, since such an injector is exposed to a high-temperature reducing agent, the reliability of heat resistance is poor in the nichrome wire coating of the electromagnetic coil, the resin portion of the connector, the O-ring for airtightness, and the like, and a trouble is likely to occur. There's a problem.
Further, this injector is of a type in which a valve element (needle valve) is directly driven via a plunger by the attraction force of an electromagnetic coil. However, when the injection pressure is high, it is necessary to increase the attraction force accordingly. Therefore, it is necessary to increase the voltage of the current flowing through the electromagnetic coil, or to use an electromagnetic coil having a low resistance value through which a large current flows, and in addition, power consumption tends to be a problem.
[0010]
Furthermore, in the above-described technology in which the reducing agent is heated and then injected into the exhaust gas, a heater such as a heat exchanger or an electric heater using waste heat of the exhaust gas is used. The reducing agent is provided in the reducing agent pipe, and when the engine is started in which the reducing agent in the pipe is at a low temperature, the reducing agent downstream of the heater and in the injector remains at a low temperature. Therefore, if this is injected into the exhaust gas as it is, the exhaust gas at the time of start-up is also at a low temperature, and the reducing agent is not sufficiently vaporized, causing a problem of adhesion and deposition of a solid compound.
[0011]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention is intended to solve the above problems, the injector of the reducing agent used in the exhaust gas purification device, so as not to cause trouble even when exposed to high-temperature reducing agent, Minimize the driving force of the solenoid valve required for injection amount control.Furthermore, when the reducing agent immediately before injection is in a low temperature state or when the operating state of the exhaust gas generating machine / equipment changes transiently Another object is to realize reliable vaporization in the exhaust gas passage.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
Therefore, the present invention provides a method for injecting a high-pressure and high-temperature reducing agent into an exhaust gas passage extending from an exhaust gas generating machine / equipment and in which a denitration reactor is installed, thereby bringing the reducing agent into contact with the reduction catalyst of the denitration reactor in a vaporized state. A reducing agent injector used in an exhaust gas purifying device that decomposes NOX in exhaust gas by the above-described method has an injection hole, a valve body, and an injection reducing agent passage that introduces the high-pressure / high-temperature reducing agent into the injection hole. A drive unit having an injection unit, a cooling reducing agent passage through which a high-pressure and normal-temperature reducing agent passes, and a pressure chamber for driving a valve element provided in the middle thereof, and an electromagnetic valve for controlling the reducing agent pressure in the pressure chamber. The drive unit is cooled by the passage of the high-pressure / room-temperature reducing agent, and the solenoid valve is turned off the outlet of the pressure chamber by a drive signal generated by an electronic control device according to the NOx concentration in the exhaust gas. Open and close When the pressure in the pressure chamber decreases when opened, the valve element opens the injection hole to inject the high-pressure and high-temperature reducing agent, and when closed, the pressure in the pressure chamber increases, so that the valve element The first means for solving the above-mentioned problem was achieved by closing the injection hole.
[0013]
This makes it possible to use a urea aqueous solution that is harmless to the reducing agent and easy to handle, and introduces a high-pressure, normal-temperature reducing agent into the electromagnetic drive unit separately from the high-pressure, high-temperature reducing agent supplied to the injection unit. In particular, by cooling the solenoid valve portion, it is possible to easily prevent the low heat-resistant component used in the drive section from being thermally damaged by the high-temperature injection reducing agent. Further, since the valve element of the injection unit is driven by using the high pressure of the reducing agent introduced into the driving unit, the suction force of the electromagnetic coil is sufficient to open and close the outlet of the pressure chamber. Therefore, it is possible to easily cope with high-pressure injection with a small solenoid valve that consumes less power. In the present invention, the high-temperature reducing agent refers to a reducing agent that is heated to a temperature slightly lower than the vaporization temperature, and the high-pressure reducing agent is sufficiently atomized when injected from an injection unit and is in a pressure chamber. Refers to a reducing agent that is pressurized to a pressure that can provide a driving force for the valve element.
[0014]
Further, as a second means for solving the above problem, in addition to the first means, an electric heater for heating a reducing agent in the injection reducing agent passage is provided in the injection unit, and the electric heater is provided with a reducing agent. When the temperature is lower than the temperature at which the fuel can be vaporized when injected, the reducing agent is heated to a temperature at which the reducing agent can be vaporized by a command from the electronic control unit. This makes it possible to perform precise temperature control during the injection of the reducing agent, and in particular, eliminates the disadvantage that the low-temperature reducing agent is injected into the exhaust gas passage at the time of starting, etc. In this way, sufficient vaporization can always be realized.
[0015]
Further, in the first or second means, a temperature sensor is provided in the injection reducing agent passage of the injection unit, and the electronic control device controls the electric control based on the temperature of the reducing agent immediately before injection detected by the temperature sensor. The third means is to control the heater. Thus, the temperature of the reducing agent immediately before the injection can be precisely controlled, and the vaporization of the reducing agent injected into the exhaust gas passage is further ensured.
[0016]
Still further, in the first, second or third means, the high-pressure and high-temperature reducing agent is pressurized by a pump, and then heated by a heater and sent to the injection section. The fourth means is that the reducing agent pressurized by the pump is diverted in front of the heater, passed through the driving section, and returned to the suction side of the pump. Thereby, the reducing agent pressurized by the pump is heated so as to be suitable for vaporization and is sent to the injection unit, and the reducing agent is not heated so as to be suitable for cooling and is sent to the driving unit at room temperature without being heated. Since the reducing agent that has been diverted surely and fed into the drive unit passes through the drive unit while cooling, it is returned to the suction side of the pump, so that it can be reused effectively.
[0017]
In addition, in the first, second, third or fourth means, the injection unit and the drive unit may be arranged so as to sandwich a thin cylindrical body that limits heat conduction. The fifth means. As a result, a large amount of heat is prevented from being transmitted from the injection unit to the drive unit, and the temperature of the injection unit is reduced by the cooling action from the drive unit, so that the reducing agent temperature during injection is reduced. Can be prevented.
[0018]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below in detail with reference to the drawings. Note that, even in different embodiments, the same components will be described with the same reference numerals. The reducing agent used in the present embodiment is an aqueous urea solution from the viewpoint of safety and ease of handling.
[0019]
First, the configuration and operation of an exhaust gas purifying apparatus 50 in which the injector of the present invention is arranged will be described with reference to FIG. In the present embodiment, an exhaust gas generating machine / equipment is an automobile diesel engine 1, an exhaust gas passage is an exhaust pipe 2, and an injection unit having an injection unit 20A and a drive unit 30A shown in FIG. The vessel 6A is used.
[0020]
The reducing agent stored in the tank 9 is sent to the injector 6A by a pipe 12, and a low-pressure pump 8, a high-pressure pump 15, a heater 14, and an electric heater 13 are provided on the path. The reducing agent guided by the pipe 12 extending from the tank 9 is pressurized by the low-pressure pump 8 and further pressurized by the high-pressure pump 15. The pressure of the reducing agent is adjusted by the pressure regulator 7 a on the discharge side of the low-pressure pump 8, and the pressure is also adjusted by the pressure regulator 7 b on the discharge side of the high-pressure pump 15. Further, the injection of the reducing agent by the injector 6A is controlled by the electronic control device 10, and is built in the drive unit 30A of the injector 6A by an operation command (duty cycle signal) from the electronic control device 10. The solenoid valve repeats opening and closing to adjust the injection amount from the injection unit 20A.
[0021]
In general, when a liquid is heated and vaporized, the lower the pressure of the liquid, the easier it is to vaporize, and the higher the pressure, the more difficult it is to vaporize. Therefore, it is widely known that when a reducing agent in a liquid state is heated to a high pressure and then heated, the temperature in a liquid state can be increased to a high temperature. It is being done. Therefore, also in the present embodiment, the reducing agent is pressurized before heating. The high-pressure reducing agent is heated to a vaporization temperature by the heater 14 or the electric heater 13, that is, a temperature slightly lower than the boiling point, so that the high temperature is maintained in a liquid state and completely vaporized when injected. It becomes possible. In addition, in the present embodiment, the pump has two stages and the respective discharge pressures are adjusted to be constant, whereby the pressure fluctuates and the reducing agent boils in the heater 14 or the electric heater 13. It is possible to eliminate the concern that air bubbles or solid compounds are generated in the pipe. Further, by eliminating bubbles in the injected reducing agent, the amount of the reducing agent injected from the injector 6A can be made accurate and the exhaust gas purification efficiency can be increased.
[0022]
The pipe 12 is branched between the high-pressure pump 15 and the heater 14 into an injection reducing agent pipe 12a toward the injection unit 20A of the injector 6A and a cooling reducing agent pipe 12b toward the driving unit 30A of the injector 6A. You.
The high-pressure / room-temperature reducing agent that has entered the injection reducing agent pipe 12 a is heated by the heat of the wall of the exhaust pipe 2 by the heater 14 controlled by the temperature controller 16. The pipe wall of the exhaust pipe 2 is heated by the heat of conduction from the diesel engine 1 and the heat of the exhaust gas flowing through the inside thereof, thereby making it possible to heat the reducing agent to a high temperature.
[0023]
An example of the configuration of the heater 14 and the temperature control device 16 is shown in detail in the enlarged view in the dashed line at the bottom of FIG. That is, the temperature control device 16 attaches the pedestal 16c to the pipe wall of the exhaust pipe 2, fixes the heater 14 to the pedestal 16c with the heat insulating material 16d interposed therebetween, and enables the heat transfer member 16b to slide on the pedestal 16c. The heat transfer member 16b is connected to a rod 16f extending from the solenoid 16a so as to be in contact with or away from the heater 14. The pedestal 16c and the heat transfer member 16b are made of metal excellent in heat conduction. The heater 14 has a heat transfer path 14b formed inside a solid body 14a also made of a metal having high heat conductivity, and a temperature sensor 17a is provided at an exit portion of the heat transfer path 14b. I have.
[0024]
Then, the high-pressure / high-temperature reducing agent heated by the heater 14 is further heated by the electric heater 13 and then supplied to the injection unit 20A of the injector 6A in a high-pressure / high-temperature state. Here, by heating the reducing agent whose boiling point has been raised by pressurization to such an extent that it does not evaporate, it can be instantaneously vaporized when injected into the exhaust pipe 2 at substantially atmospheric pressure. Further, in addition to heating by the heater 14, heating by the electric heater 13 is different from boilers and gas turbines which generate relatively high-temperature waste heat, and generates relatively low-temperature waste heat. This is because sufficient and appropriate heating is performed in accordance with the characteristics of a diesel engine that is easy and the temperature change of waste heat is large. Since the heater 14 heats the reducing agent by using the waste heat from the exhaust pipe 2 and the electric heater 13 heats the auxiliary, it is necessary to newly heat the reducing agent. The consumption of electric power, which is assumed to be energy, is small.
[0025]
Further, in addition to the temperature sensor 17 a being disposed on the heater 14, the temperature sensor 17 b is also disposed on the outlet portion of the electric heater 13, and the temperature sensor 5 is also disposed on the exhaust pipe 2. NOX sensors 4a and 4b are arranged before and after the denitration reactor 3 in the exhaust pipe 2, respectively. Then, based on the values detected by these temperature sensors 17a, 17b, 5 and the NOx sensors 4a, 4b, the electronic control device 10 issues operation commands to the temperature control device 16, the electric heater 13, and the injector 6A. The temperature control of the reducing agent corresponding to the exhaust gas temperature and the injection amount control according to the NOx concentration in the exhaust gas can be performed. In addition, by controlling the heater 14, the injector 6A, and the electric heater 13 by the electronic controller 10 in this manner, the temperature of the reducing agent is precisely controlled to completely vaporize the exhaust gas in the exhaust pipe 2, and the exhaust gas is exhausted. It is possible to respond instantaneously to changes in the state of exhaust gas in the pipe 2.
[0026]
As described above, in the path until the reducing agent is injected by the injector 6A, the pressure and the temperature are appropriately controlled and controlled so as not to evaporate. In addition to not generating it, it is extremely significant in that it can reliably prevent the problem that the reducing agent pressure fluctuates by generating the gas phase and that the amount of reducing agent injected by the injection of the gaseous phase portion is incorrect. It is.
[0027]
Next, the injector 6A will be described in detail with reference to FIG.
This injector 6A is not limited to the case of being used in the exhaust gas purifying apparatus 50 of the diesel engine 1 described above. The configuration is common to the electromagnetically driven fuel injection valve used to supply fuel for the internal combustion engine for automobiles.
[0028]
In the injector 6A, a drive unit 30A is provided on the base end side (upper side) of a substantially cylindrical metal body case 18, and an injection unit 20A is provided on the distal end side (injection nozzle side). The main body case 18 includes an upper main body case 18a forming the driving unit 30A, a lower main body case 18b forming the injection unit 20A, and a thin cylindrical body 18c sandwiching the upper main body case 18a and restricting heat transfer at a substantially central position. It consists of:
[0029]
The injection unit 20A has a nozzle 20a provided with a nozzle chamber 22 and an injection hole 21, and has an injection reducing agent inlet 25 on a side surface near the cylindrical body 18c. A needle-shaped valve element 19 having a sharp tip is inserted into the nozzle chamber 22 movably in the vertical direction in the drawing, and the tip closes or opens the injection hole 21 by vertical movement.
[0030]
The injection reducing agent inlet 25 is connected to the nozzle chamber 22 via an injection reducing agent passage 24 extending toward the injection port 21. The nozzle chamber 22 is a substantially cylindrical space in which the base end is enlarged and the injection hole 21 is open at the front end, and the front end of the valve body 19 is inserted therein. The valve element 19 is linearly connected via a piston rod 27a to a piston 27 fitted in a cylinder hole 38 forming a pressure chamber 38a described later in the driving unit 30A, and is also injected by a spring 23. It is urged in the direction of pressing (closing) the tip against the hole 21.
[0031]
On the other hand, the drive unit 30A has a cooling agent outlet 35 at the upper end, and has a built-in electromagnetic coil 41, a valve 29a, an electromagnetic valve spring 36, and an electromagnetic valve 41A having a valve seat 30a in the center, It has a support member 30d which has a cylinder hole 38 near the cylindrical body 18c and in which the piston 27 is fitted slidably up and down. The space on the side opposite to the piston of the cylinder hole 38 constitutes a pressure chamber 38 a, and an outlet orifice 38 b provided substantially at the center of the ceiling of the pressure chamber 38 a communicates with the cooling agent outlet 35.
[0032]
A cooling reductant inlet 32 is opened on the outer peripheral side surface of the upper main body case 18a near the cylinder hole 38, and the cooling reductant inlet 32 is opened to a side wall of the pressure chamber 38a through a reducing agent inflow passage 33a. It is connected to an inlet orifice 37.
[0033]
The valve seat 30a is formed at an upper opening of the outlet orifice 38b. The valve 29a has a short axis and has a flange-shaped movable iron core 29f fixed to the base end. The conical tip is urged by the electromagnetic valve spring 36 in the direction in which it comes into contact with the valve seat 30a, and is supported slidably up and down by the support member 30f. An electromagnetic coil 31 controlled by the electronic control device 10 is disposed above the valve 29a. The movable iron core 29f is attracted by a magnetic force generated at the time of energization, and the valve 29a resists the urging force of the electromagnetic valve spring 36. And pull it up.
[0034]
The outlet orifice 38b passes through the inside of the solenoid valve spring 36 through the through hole 34a provided in the support member 30f and the hole provided in the flange portion of the valve 29a, and communicates with the cooling reducing agent outlet 35. ing.
[0035]
FIG. 2 shows a reducing agent injector 6A using a two-way solenoid valve 41A as the solenoid valve. FIG. 2 (A) shows that the solenoid coil 31 is not energized and the injection hole 21 is in the valve body 19. FIG. 2B shows a state in which the electromagnetic coil 31 is energized, the valve element 19 is retracted, the injection hole 21 is opened, and the reducing agent is injected. Show.
[0036]
In the non-energized state shown in FIG. 2A, the high-pressure / room-temperature reducing agent pressurized by the high-pressure pump 15 and supplied to the cooling reducing agent inlet 32 through the cooling reducing agent pipe 12b is supplied to the reducing agent. The gas is introduced from the inlet orifice 37 into the pressure chamber 38a via the inflow passage 33a. At this time, since the electromagnetic coil 31 is not energized, the distal end of the valve 29a is pressed against the valve seat 30a by the urging force of the electromagnetic valve spring 36 to close the outlet orifice 38b of the pressure chamber 38a. Therefore, the piston 27 is pressed and moved downward by the high-pressure / normal-temperature reducing agent in the pressure chamber 38a.
[0037]
On the other hand, in the injection section 20A, the reducing agent supplied to the injection reducing agent inlet 25 through the injection reducing agent pipe 12a is in a high-pressure and high-temperature state. Will be introduced. At this time, the force acting in the valve closing direction, which is the sum of the spring load of the spring 23 and the pressure of the reducing agent in the pressure chamber 38a, is applied to the valve body 19 by the reducing agent supplied to the nozzle chamber 22. Since the force acting in the valve opening direction received by the annular valve body pressure receiving portion 19b in the side large diameter portion is larger, the injection port 21 is closed.
[0038]
At the time of energization shown in FIG. 2B, the movable iron core 29f is attracted by the generated magnetic force against the urging force of the solenoid valve spring 36, and the distal end of the valve 29a is separated from the valve seat 30a, and the pressure chamber 38a is released. A passage is formed from the cooling water to the cooling agent outlet 35 through the outlet orifice 38b. At this time, since the flow passage area of the inlet orifice 37 is made smaller than the flow passage area of the outlet orifice 38b, the pressure in the pressure chamber 38a rapidly decreases. For this reason, the force in the valve opening direction by the high pressure and high temperature reducing agent received by the valve body pressure receiving portion 19b becomes larger than the force in the valve closing direction by the pressure chamber 38a and the spring 23, and the valve body 19 moves upward to inject the fuel. The hole 21 is opened and the reducing agent is injected. Therefore, since the electromagnetic coil 31 only needs to have an attractive force enough to drive the valve 29a, even when a high injection pressure is required during the injection of the reducing agent, the injection amount is controlled with a small amount of power consumption. be able to.
[0039]
As described above, when the energization / demagnetization by energizing / de-energizing the electromagnetic coil 31 is repeated for a long time, the temperature of the injection unit 20A exposed to the high-temperature reducing agent gradually increases, and this heat passes through the main body case 18. As a result, the electric current is transmitted to the driving unit 30A. Therefore, in addition to being heated by the electric resistance heat by energization in the electromagnetic valve 41A, the drive unit 30 is also heated by the heat from the injection unit 20A.
[0040]
However, each time the valve 29a is opened, the reducing agent at room temperature is fed into and out of the drive unit 30A, so that the inside of the drive unit 30A and the low heat-resistant components constituting the drive unit 30A are constantly cooled. Thus, the temperature is prevented from becoming high. Therefore, even if the injection unit 20A on the distal end side is exposed to a high-temperature reducing agent, the portion of the injector 6A having a problem with the heat resistance of the drive unit 30A on the proximal end side is sufficiently cooled, so that the injector 6A is thermally damaged. There is almost no worry. In the present embodiment, since the thin cylindrical body 18b is provided at a substantially middle portion of the main body case 18 which is a heat conduction path from the injection unit 20A to the driving unit 30A, the heat conduction from the injection unit 20A is performed. Is limited. In addition, the cylindrical body 18b also has a function of suppressing a decrease in the temperature of the injection unit 20A due to the cooling of the driving unit 30A and preventing the temperature of the reducing agent to be injected from being reduced.
[0041]
FIG. 3 shows a different embodiment of the injector. In the injector 6B, the driving unit 30A is the same as the driving unit 30A of the injector 6A in FIG. 2, and the injector 20B is the injection unit in FIG. An electric heater 39 and a temperature sensor 40 are provided in the injection section 20A of the vessel 6A. The configuration and operation of the driving unit 30A are the same as those in FIG.
[0042]
For example, immediately after the diesel engine 1 is started in a cold state, the waste heat temperature is low, and the temperature required for vaporization may not be reached even when the diesel engine 1 is heated by the electric heater 13. According to the present embodiment, the temperature sensor 40 detects the temperature of the reducing agent immediately before injection, and when the electronic controller 10 determines that the temperature required for vaporization has not been reached based on the value, the electric heater 39 To heat the reducing agent to the required temperature. This can solve the problem that the insufficiently heated reducing agent is injected into the exhaust pipe 2 and the solid compound is not sufficiently vaporized and adheres to the exhaust pipe 2 and the reduction catalyst. The heating by the heater 39 can be controlled by using the temperature detected by the temperature sensors 17a and 17b provided in the heater 14 and the electric heater 13 without using the temperature sensor 40. However, by detecting the temperature of the reducing agent immediately before the injection by the temperature sensor 40, the temperature management of the reducing agent to be injected can be made more appropriate.
[0043]
FIGS. 4 and 5 show injection having a drive unit 30B in which the solenoid valve 41A having a two-way valve structure is replaced by a solenoid valve 41B having a three-way valve structure in the drive unit 30A of the injector 6A of FIG. 2 or the injector 6B of FIG. It is a partial view of container 6C. This injector 6C has the same injection unit as the above-described injection unit 20A or injection unit 20B, and thus the illustration is omitted and only the drive unit 30B will be described.
[0044]
A cylindrical outer valve 29b having a through hole 29e extending from the base end to the tip and having a flange-shaped movable iron core 29g at the base end has a thin shaft-shaped inner valve 29c inserted therein from the base end side, and The side is fitted to the support member 30e so as to be slidable up and down, and the end thereof is urged by an electromagnetic valve spring 36 so as to be pressed against the outer valve seat 30b. The electromagnetic valve spring 36 also fixes the base end of the inner valve 29c so as not to move by pushing it upward.
[0045]
Further, an inner valve seat 30c which is closed by a tip of the inner valve 29c is provided near a tip of the outer valve 29b. Further, on the wall surface of the outer valve 29b close to the inner valve seat 30c, there is provided an introduction hole 29d communicating with the cooling agent inlet 32 via a reducing agent inflow passage 33b provided in the support member 30e. On the side of the support member 30e adjacent to the outer valve seat 30b, there is provided a reducing agent outflow passage 34b through which the reducing agent flows in the direction of the cooling reducing agent outlet 35. Below the outer valve seat 30b of the support member 30e, a pressure chamber 38c connected by an outlet orifice 38d and a piston 27 fitted vertically slidably in the cylinder hole 38 are arranged.
[0046]
As shown in FIG. 4, when the electromagnetic coil 31 is de-energized, the outer valve 29b is pressed against the outer valve seat 30b by the electromagnetic valve spring 36, so that the high-pressure / room-temperature reducing agent is discharged from the pressure chamber 38c. Possible routes are closed. At this time, the inner valve 29c is separated from the inner valve seat 30c, and the reducing agent inflow passage 33b communicates with the pressure chamber 38c. Therefore, the pressure chamber 38c is in a high pressure state, and the valve body closes the injection hole 21 by overcoming the force in the valve opening direction at the injection unit.
[0047]
As shown in FIG. 5, when the electromagnetic coil 31 is energized, the movable iron core 39g is attracted by the magnetic force against the urging force of the electromagnetic valve spring 36, and the outer valve 29b is separated from the outer valve seat 30b, so that the pressure chamber 38c And the reducing agent outflow passage 34b. At this time, the inner valve seat 30c in the outer valve 29b is in close contact with the tip of the inner valve 29c, the reducing agent inflow passage 33b is cut off from the pressure chamber 38c, and the pressure in the pressure chamber 38c becomes low. For this reason, the force in the valve opening direction in the injection unit becomes larger than the force acting in the valve closing direction, thereby opening the injection hole and injecting the reducing agent.
[0048]
In this way, by making the electromagnetic valve 41B have a three-way valve structure, when the pressure chamber 38c communicates with the outlet side reducing agent outflow passage 34b by energizing the electromagnetic coil 31, the inlet side reducing agent inflow passage 34b Since the communication between the pressure chamber 33b and the pressure chamber 38c is completely closed, the pressure difference between the pressure in the pressure chamber 38c and the pressure of the reducing agent supplied to the injection unit becomes larger, so that the valve body is easily driven. Thus, the injection of the reducing agent is reliably performed. This also allows for more precise injection amount control.
[0049]
【The invention's effect】
As described above, according to the injector of the present invention, even if the injector is exposed to the high-temperature reducing agent, it is possible to prevent the drive unit from being thermally damaged. In addition, it is possible to minimize the driving force of the solenoid valve required for controlling the injection amount, and to realize reliable vaporization in the exhaust gas passage.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a partially enlarged layout view showing an example of an exhaust gas purifying apparatus using an injector of the present invention.
FIGS. 2A and 2B are longitudinal sectional views showing different states of an embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a longitudinal sectional view of another embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a partial longitudinal sectional view of still another embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a partial longitudinal sectional view showing a state different from FIG. 4 in the embodiment of FIG. 4;
[Explanation of symbols]
Reference Signs List 1 diesel engine, 2 exhaust pipe, 3 denitration reactor, 4a, 4b NOX sensor, 5, 17a, 17b temperature sensor, 6A, 6B, 6C injector, 7a, 7b pressure regulator, 8 low pressure pump, 9 tank, 10 Electronic control device, 12 piping, 12a Reducing agent piping for injection, 12b Reducing agent piping for cooling, 13, 39 Electric heater, 14 Heater, 14a Body, 14b Heat transfer path, 15 High pressure pump, 16 Temperature control device, 16a Solenoid, 16b heat transfer member, 16c pedestal, 16d heat insulator, 16e return spring, 16f rod, 18 body case, 18a upper body case, 18b lower body case, 18c cylindrical body, 19 valve body, 19b valve body pressure receiving part, 20A, 20B injection part, 20a nozzle, 21 injection hole, 22 nozzle chamber, 23 spring, 24 injection reducing agent passage, 25 injection Reducing agent inlet, 27 piston, 27a piston rod, 29a valve, 29b outer valve, 29c inner valve, 29d introduction hole, 29e through hole, 29f, 29g movable iron core, 30A, 30B drive unit, 30a valve seat, 30b outer valve seat, 30c Inner valve seat, 30d, 30e, 30f support member, 31 electromagnetic coil, 32 cooling agent inlet, 33a, 33b reducing agent inflow passage, 34a through hole, 34b reducing agent outflow passage, 35 cooling agent outlet, 36 Solenoid valve spring, 37 inlet orifice, 38 cylinder bore, 38a, 38c pressure chamber, 38b outlet orifice, 40 temperature sensor, 41A, 41B solenoid valve, 50 exhaust gas purification device

Claims (7)

排ガス発生機械・設備から延び脱硝反応器が設置された排ガス通路に高圧・高温の還元剤を噴射して前記脱硝反応器の還元触媒に前記還元剤を気化状態で接触させることにより排ガス中のNOXを分解する排ガス浄化装置に用いられる還元剤の噴射器であって、
噴射孔および弁体と前記高圧・高温の還元剤を前記噴射孔に導入する噴射用還元剤通路とを有する噴射部と、高圧・常温の還元剤を通過させる冷却用還元剤通路およびその途中に設けられた弁体駆動用の圧力室とこの圧力室の還元剤圧力を制御する電磁弁とを有する駆動部とからなり、
前記駆動部は前記高圧・常温の還元剤が通過することにより冷却され、前記電磁弁は排ガス中のNOX濃度に応じて電子式制御装置が発する駆動信号により前記圧力室の出口を開閉し、開放時に前記圧力室の圧力が低下することによって前記弁体が前記噴射孔を開いて前記高温・高圧の還元剤を噴射させ、閉止時に前記圧力室の圧力が上昇することによって前記弁体が前記噴射孔を閉じるものとされている、
ことを特徴とする排ガス浄化用還元剤噴射器。
NOx in exhaust gas by injecting a high-pressure and high-temperature reducing agent into an exhaust gas passage extending from an exhaust gas generating machine / equipment and provided with a denitration reactor and bringing the reducing agent into contact with the reduction catalyst in the denitration reactor in a vaporized state. An injector for a reducing agent used in an exhaust gas purification device for decomposing
An injection portion having an injection hole and a valve element and an injection reducing agent passage for introducing the high-pressure / high-temperature reducing agent into the injection hole, a cooling-use reducing agent passage through which a high-pressure / normal-temperature reducing agent passes, and A drive unit having a pressure chamber for driving the valve body provided and an electromagnetic valve for controlling the reducing agent pressure of the pressure chamber,
The drive unit is cooled by the passage of the high-pressure / room-temperature reducing agent, and the solenoid valve opens and closes the outlet of the pressure chamber by a drive signal generated by an electronic control device according to the NOx concentration in the exhaust gas, and is opened. When the pressure in the pressure chamber decreases, the valve element opens the injection hole to inject the high-temperature and high-pressure reducing agent, and when closed, the pressure in the pressure chamber increases to cause the injection of the valve element. It is supposed to close the hole,
A reducing agent injector for purifying exhaust gas, characterized in that:
請求項1に記載した噴射器において、
前記噴射部に前記噴射用還元剤通路の還元剤を加熱する電気ヒータを有しており、前記電気ヒータは還元剤が噴射されたときに気化可能な温度よりも低い温度の場合に、前記電子式制御装置の指令により還元剤を気化可能な温度まで加熱するものとされている、
ことを特徴とする排ガス浄化用還元剤噴射器。
The injector according to claim 1,
The injection unit has an electric heater for heating the reducing agent in the injection reducing agent passage. It is supposed that the reducing agent is heated to a temperature at which the reducing agent can be vaporized by a command of the type controller,
A reducing agent injector for purifying exhaust gas, characterized in that:
前記噴射部の噴射用還元剤通路に温度センサが設けられており、前記温度センサが検知した噴射直前の還元剤の温度に基づいて前記電子式制御装置が前記電気ヒータを制御するものとされる請求項2記載の排ガス浄化用還元剤噴射器。A temperature sensor is provided in the injection reducing agent passage of the injection unit, and the electronic control device controls the electric heater based on the temperature of the reducing agent immediately before injection detected by the temperature sensor. The reducing agent injector for purifying exhaust gas according to claim 2. 前記高圧・高温の還元剤は、ポンプで加圧し次に加熱器で加熱して前記噴射部に送入し、前記高圧・常温の還元剤は前記ポンプで加圧した還元剤を前記加熱器の前で分流して前記駆動部を通過させ前記ポンプの吸込み側に戻すものとされている、請求項1,2または3記載の排ガス浄化用還元剤噴射器。The high-pressure / high-temperature reducing agent is pressurized by a pump, and then heated by a heater and sent to the injection unit. The high-pressure / normal-temperature reducing agent is obtained by pressing the reducing agent pressurized by the pump into the heater. The reducing agent injector for purifying exhaust gas according to claim 1, 2 or 3, wherein the flow is divided before and passes through the driving unit and returns to the suction side of the pump. 前記噴射部と前記駆動部とが、熱伝導を制限する薄肉の筒状体を挟んで配置されている、請求項1,2,3または4記載の排ガス浄化用還元剤噴射器。The reducing agent injector for purifying exhaust gas according to claim 1, 2, 3, or 4, wherein the injection unit and the drive unit are arranged with a thin cylindrical body that restricts heat conduction interposed therebetween. 前記電磁弁は、閉弁状態のとき前記圧力室の圧力を上昇させ、開弁状態のとき前記圧力室の圧力を低下させる2方弁である、請求項1,2,3,4または5記載の排ガス浄化用還元剤噴射器。The said electromagnetic valve is a two-way valve which raises the pressure of the said pressure chamber at the time of a valve closing state, and reduces the pressure of the said pressure chamber at the time of a valve opening state. Reducing agent injector for purifying exhaust gas. 前記電磁弁は、前記圧力室の還元剤排出側を開閉するアウタバルブと前記アウタバルブに摺動可能に挿入され還元剤流入側を開閉するインナバルブとを有し、前記アウタバルブが閉弁状態のとき前記インナバルブが開弁状態となって前記圧力室の圧力を上昇させ、前記アウタバルブが開弁状態のとき前記インナバルブが閉弁状態となって前記圧力室の圧力を低下させる3方弁である、請求項1,2,3,4または5記載の排ガス浄化用還元剤噴射器。The solenoid valve includes an outer valve that opens and closes a reducing agent discharge side of the pressure chamber, and an inner valve that is slidably inserted into the outer valve and opens and closes a reducing agent inflow side. 2. A three-way valve that opens to increase the pressure in the pressure chamber and reduces the pressure in the pressure chamber when the outer valve is open by closing the inner valve when the outer valve is open. 6. A reducing agent injector for purifying exhaust gas according to claim 1, 2, 3, 4, or 5.
JP2003119237A 2003-04-24 2003-04-24 Reducing agent injector for exhaust gas purification Expired - Fee Related JP4332840B2 (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003119237A JP4332840B2 (en) 2003-04-24 2003-04-24 Reducing agent injector for exhaust gas purification

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003119237A JP4332840B2 (en) 2003-04-24 2003-04-24 Reducing agent injector for exhaust gas purification

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004324502A true JP2004324502A (en) 2004-11-18
JP4332840B2 JP4332840B2 (en) 2009-09-16

Family

ID=33498509

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003119237A Expired - Fee Related JP4332840B2 (en) 2003-04-24 2003-04-24 Reducing agent injector for exhaust gas purification

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4332840B2 (en)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008031996A (en) * 2006-07-12 2008-02-14 Delphi Technologies Inc Fluid dosing device
JP2008064039A (en) * 2006-09-07 2008-03-21 Keihin Corp Fuel supplying device of multi-cylinder engine
JP2009539026A (en) * 2006-05-31 2009-11-12 テネコ オートモティブ オペレーティング カンパニー インコーポレイテッド Method and apparatus for reducing diesel engine emissions
JP2013517411A (en) * 2010-01-13 2013-05-16 エミテック ゲゼルシヤフト フユア エミツシオンス テクノロギー ミツト ベシユレンクテル ハフツング Apparatus comprising a tank for a reducing agent and a feeding unit
JP2014527592A (en) * 2011-08-04 2014-10-16 テネコ・オートモーティヴ・オペレーティング・カンパニー・インコーポレーテッド Exhaust treatment system with hydrocarbon lean NOx catalyst
JP2014211162A (en) * 2013-04-17 2014-11-13 コンチネンタル オートモーティブ システムズ インコーポレイテッドContinental Automotive Systems, Inc. Reducing agent delivery unit for automobile selection catalyst reduction with reducing agent heating
CN104214788A (en) * 2014-09-28 2014-12-17 临沂市巨亚环保节能锅炉研究所 Reducing agent linear spray denitration boiler
KR20150079875A (en) * 2012-11-06 2015-07-08 콘티넨탈 오토모티브 게엠베하 Device for providing a liquid additive, and method for heating the additive
KR20160022259A (en) * 2014-08-19 2016-02-29 컨티넨탈 오토모티브 시스템즈 인코포레이티드 Reductant delivery unit for automotive selective catalytic reduction with optimized fluid heating
KR20180052542A (en) * 2016-11-10 2018-05-18 도요타지도샤가부시키가이샤 Exhaust gas control apparatus for internal combustion engine and control method for exhaust gas control apparatus
WO2021106528A1 (en) * 2019-11-25 2021-06-03 いすゞ自動車株式会社 Reducing agent defrosting device of vehicle

Cited By (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009539026A (en) * 2006-05-31 2009-11-12 テネコ オートモティブ オペレーティング カンパニー インコーポレイテッド Method and apparatus for reducing diesel engine emissions
JP4681584B2 (en) * 2006-07-12 2011-05-11 デルファイ・テクノロジーズ・ホールディング・エス.アー.エール.エル. Fluid dosing device
JP2008031996A (en) * 2006-07-12 2008-02-14 Delphi Technologies Inc Fluid dosing device
JP2008064039A (en) * 2006-09-07 2008-03-21 Keihin Corp Fuel supplying device of multi-cylinder engine
JP4700581B2 (en) * 2006-09-07 2011-06-15 株式会社ケーヒン Multi-cylinder engine fuel supply system
JP2013517411A (en) * 2010-01-13 2013-05-16 エミテック ゲゼルシヤフト フユア エミツシオンス テクノロギー ミツト ベシユレンクテル ハフツング Apparatus comprising a tank for a reducing agent and a feeding unit
US10041392B2 (en) 2010-01-13 2018-08-07 Emitec Gesellschaft Fuer Emissionstechnologie Mbh Apparatus having a tank and a delivery unit for reducing agent
US9840958B2 (en) 2010-01-13 2017-12-12 Emitec Gesellschaft Fuer Emissionstechnologie Mbh Apparatus having a tank and a delivery unit for reducing agent
JP2014527592A (en) * 2011-08-04 2014-10-16 テネコ・オートモーティヴ・オペレーティング・カンパニー・インコーポレーテッド Exhaust treatment system with hydrocarbon lean NOx catalyst
KR101726963B1 (en) 2012-11-06 2017-04-13 콘티넨탈 오토모티브 게엠베하 Device for providing a liquid additive, and method for heating the additive
KR20150079875A (en) * 2012-11-06 2015-07-08 콘티넨탈 오토모티브 게엠베하 Device for providing a liquid additive, and method for heating the additive
JP2014211162A (en) * 2013-04-17 2014-11-13 コンチネンタル オートモーティブ システムズ インコーポレイテッドContinental Automotive Systems, Inc. Reducing agent delivery unit for automobile selection catalyst reduction with reducing agent heating
KR20160022259A (en) * 2014-08-19 2016-02-29 컨티넨탈 오토모티브 시스템즈 인코포레이티드 Reductant delivery unit for automotive selective catalytic reduction with optimized fluid heating
KR101723679B1 (en) 2014-08-19 2017-04-05 컨티넨탈 오토모티브 시스템즈 인코포레이티드 Reductant delivery unit for automotive selective catalytic reduction with optimized fluid heating
JP2016044682A (en) * 2014-08-19 2016-04-04 コンチネンタル オートモーティブ システムズ インコーポレイテッドContinental Automotive Systems, Inc. Reductant agent supply unit for selective catalytic reduction for vehicle with optimized fluid heating segment
US9689293B2 (en) 2014-08-19 2017-06-27 Continental Automotive Systems, Inc. Reductant delivery unit for automotive selective catalytic reduction with optimized fluid heating
CN105422224A (en) * 2014-08-19 2016-03-23 大陆汽车系统公司 Reductant Delivery Unit For Automotive Selective Catalytic Reduction With Optimized Fluid Heating
CN104214788A (en) * 2014-09-28 2014-12-17 临沂市巨亚环保节能锅炉研究所 Reducing agent linear spray denitration boiler
KR20180052542A (en) * 2016-11-10 2018-05-18 도요타지도샤가부시키가이샤 Exhaust gas control apparatus for internal combustion engine and control method for exhaust gas control apparatus
KR101949043B1 (en) * 2016-11-10 2019-02-15 도요타지도샤가부시키가이샤 Exhaust gas control apparatus for internal combustion engine and control method for exhaust gas control apparatus
US10450923B2 (en) 2016-11-10 2019-10-22 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Exhaust gas control apparatus for internal combustion engine and control method for exhaust gas control apparatus
WO2021106528A1 (en) * 2019-11-25 2021-06-03 いすゞ自動車株式会社 Reducing agent defrosting device of vehicle

Also Published As

Publication number Publication date
JP4332840B2 (en) 2009-09-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101900406B1 (en) Pressure swirl flow injector with reduced flow variability and return flow
JP4410682B2 (en) Fuel system for an internal combustion engine and method for controlling the same
JP4332840B2 (en) Reducing agent injector for exhaust gas purification
JP4410686B2 (en) Capillary fuel injector with throttle valve for internal combustion engine
AU2019445332B2 (en) Reforming system and engine system
US20140116032A1 (en) Injector with Capillary Aerosol Generator
JP2004132286A (en) Exhaust emission control system
JP2007530847A (en) Fuel vapor system for internal combustion engines
JP2004068659A (en) Exhaust emission control device
US7357124B2 (en) Multiple capillary fuel injector for an internal combustion engine
JP2013221425A (en) Injector control device of exhaust emission control device
JP4567687B2 (en) Multi-capillary fuel injector for internal combustion engines
JP3843909B2 (en) Combustion device and hot water heater
JP2007332805A (en) Fuel injection nozzle and fuel injection system
JP2013508600A5 (en)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060421

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090512

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090611

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120703

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees