JP2004302222A - Optical fiber collimator and manufacturing method therefor - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ファイバと球状レンズを備えた光ファイバコリメータおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
光ファイバコリメータは光通信部品の中でも、基幹系からアクセス系まで幅広く使用される重要度の高い光部品である。
最近では、光通信市場が基幹系からメトロ系、アクセス系へと移行するに伴って低価格化の要求が高まっており、光ファイバコリメータに関しても大幅な製造コストの削減が要求されている。
また、特にメトロ系や、アクセス系ではアンプ等を用いた光増幅を行なわないため、光ファイバコリメータの挿入損失をできるだけ小さく抑える必要がある。
【0003】
図4は、下記特許文献1に記載されている従来の光ファイバコリメータの例を示した斜視図である。この例の光ファイバコリメータは、割スリーブ25内に球状レンズ24と光ファイバ21が同軸状に固定されて概略構成されている。この例において、光ファイバ21はフェルール22内に保持固定されており、フェルール22の先端にはガラススペーサ23が接着固定されている。割スリーブ25の内径は球状レンズ24の外径およびフェルール22の先端部の外径よりわずかに小さく形成されており、割スリーブ25の一端部内には球状レンズ24が、他端部にはフェルール22の先端部が挿入されている。
【0004】
【特許文献1】
特開昭62−293210号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
球状レンズ24は非球面レンズに比べて非常に安価である。しかしながら、非球面レンズでは問題にならない球面収差があるので、これによって挿入損失が大きくなってしまうという問題があった。
また、図4の構成では、球状レンズ24と光ファイバ21との相対位置を決定するには、光学的測定装置を用いての微調整が必要であるため、作製に高度な技術を要し、製造コスト増大の原因となっていた。
また、球状レンズ24およびフェルール22の光軸方向における位置がずれ易く、それによってコマ収差が生じるおそれがある。また非球面レンズを用いる場合に比べて、球状レンズ24と光ファイバ21の入射面との間の距離が短くなるので球状レンズ24の表面で反射した光が光ファイバ21へ戻り易いという問題もあった。
さらには、光ファイバコリメータを組み立てるのに必要な部品点数が多いため、製造コストの削減を図るうえでは不利であった。
また、球状レンズ24と割スリーブ25との固定に接着剤が用いられる場合もあるが、接着剤の使用は温度特性の劣化など信頼性の低下を招く心配があった。
【0006】
本発明は前記事情を鑑みてなされたもので、光学的特性が良好で、信頼性が高く、製造コストの低減を実現することができる光ファイバコリメータおよびその製造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本発明の光ファイバコリメータは、球状レンズと、光ファイバ支持部材に光ファイバを保持させてなる光ファイバ支持体と、断面円形の貫通孔を有する筐体とを備えてなり、前記貫通孔の一端部内に前記球状レンズが嵌装されるとともに、前記貫通孔の他端部内には前記光ファイバ支持体の先端部が挿入されており、前記貫通孔内において、前記球面レンズと前記光ファイバとが、間隙をはさんで略同軸状に対向配置されていることを特徴とする。
前記光ファイバの先端が斜め研磨されていることが好ましい。
前記球状レンズの屈折率が1.7以上であることが好ましい。
前記貫通孔の内壁に突起が設けられており、前記光ファイバ支持体の先端が前記突起に当接している構成とすることもできる。
【0008】
本発明の光ファイバコリメータの製造方法は、断面円形の貫通孔を有し、該貫通孔の内壁に突起が設けられた筐体の一端部側から、前記貫通孔内に球状レンズを所定深さまで圧入する工程と、前記筐体の他端部側から前記貫通孔内に、光ファイバ支持部材に光ファイバを保持させてなる光ファイバ支持体の先端部を挿入して前記突起に当接する深さまで前進させる工程を有することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳しく説明する。
図1は本発明の光ファイバコリメータの第1の実施形態を示した概略断面図である。本実施形態の光ファイバコリメータは、球状レンズ1と、光ファイバ支持体2と、筐体3とから概略構成されている。
球状レンズ1の大きさは特に限定されないが、外径が2〜3.5mm程度のものが好ましく用いられる。球状レンズ1の屈折率が高いほど球面収差の影響を低減させることができるが、高すぎると焦点がレンズ内に入ってしまう。したがって、球状レンズ1の屈折率は1.7以上とすることが好ましく、より好ましくは1.7〜1.8の範囲内である。
【0010】
光ファイバ支持体2は、光ファイバ2aを円筒状のキャピラリ(光ファイバ支持部材)2b内に、同心状に保持させたもので、例えば既知の円筒型フェルールを用いることができる。キャピラリ2bの材質は特に限定されないが、具体例としては、樹脂、ガラス、セラミックス(ジルコニア)等が挙げられ、中でも樹脂は量産性の点で好ましい。キャピラリ2bの外径は、筐体3に挿入可能で、かつ挿入後のキャピラリの角度ずれを極力避けることが望ましく、したがって筐体3の内径と等しいか、若干小さく設定するのが好ましい。後者の場合、キャピラリ2bの外径と筐体3の内径との差が5〜10μmの範囲内であることが好ましい。
本実施形態において、光ファイバ2aの先端面を含む光ファイバ支持体2の先端面は、光ファイバ2aの光軸方向に対して、斜め研磨、すなわち斜めにカットされて鏡面研磨されている。光ファイバ2aの光軸に垂直な面を基準面としたときの、光ファイバ2aの研磨された先端面の角度(研磨角度)は、球状レンズ1の外径が上記の範囲内の場合8〜12°が好ましく、より好ましくは10〜12°である。
【0011】
筐体3は、断面円形の貫通孔3aを有する円筒形で、内壁に突起3bが設けられている。突起3bは、好ましくは貫通孔3aの周方向に沿って、全周に連続して形成されている。本実施形態において、突起3bは筐体3の一端から所定距離だけ離れた位置に形成されている。
筐体3の貫通孔3aの一端部内、すなわち突起3bよりも一端部側には、所定の位置に球状レンズ1が嵌装されている。ここでの嵌装とは、球状レンズ1の外径と貫通孔3aの内径とが略同一で、球状レンズ1は貫通孔3a内に圧入され、接着剤などの固定手段を用いなくても移動しないように嵌め込まれている状態をいう。
筐体3の貫通孔3aの他端部内には、光ファイバ支持体2の先端部が挿入され、光ファイバ支持体2の先端が突起3bに当接している。
【0012】
本実施形態において、筐体3の内径は球状レンズ1の外径と略同一で、突起3bの部分を除き、長さ方向に沿って一様に形成されている。球状レンズ1の外径をAとするとき、筐体3の内径は(A±0mm)〜(A−0.01mm)の範囲内であることが好ましい。
筐体3の材質は特に限定されないが、具体例としては、ガラス、ステンレス等が挙げられる。特に、筐体3の少なくとも内壁面の表面粗さ(Ra)が0.012μm〜2.5μmの範囲内であることが、レンズを圧入し、かつ保持するうえで好適である。
筐体3の厚さは任意に設定できる。薄すぎると強度が不十分になるおそれがあり、厚いほど光ファイバコリメータが大型化してしまうので、材質にもよるが、例えば0.2〜2.0mm程度に好ましく設定することができる。
【0013】
突起3bは、光ファイバ支持体2がこれに当接することによって位置決めされるものであればよく、その断面形状や大きさは任意とすることができる。本実施形態では、突起3bとして、筐体3の内壁から略垂直に立ち上がる凸条が形成されている。該凸条の高さは0.1〜0.5mm程度、幅は0.1〜0.5mm程度に好ましく設定される。
なお、球状レンズ1が貫通孔3a内の所定の位置に嵌装されている状態で、球状レンズ1が突起3bに接していてもよく、接していなくてもよい。
【0014】
筐体3の貫通孔3a内において、球状レンズ1と光ファイバ支持体2とは間隙をはさんで同軸状に対向配置されている。光ファイバ支持体2と光ファイバ2aとは同軸であるので、光ファイバ2aと球状レンズ1とが同軸状に対向配置されている。
貫通孔3a内における球状レンズ1と光ファイバ支持体2の位置は、光ファイバ2aの先端面から出射された光が、球面レンズ1を透過することによって平行光となるように、球状レンズ1の屈折率に応じて設定される。すなわち、球状レンズ1と光ファイバ2aとが同軸であるので、両者間の距離は該球状レンズ1の焦点距離と略等しくなるように設定するのが好ましい。
【0015】
本実施形態の光ファイバコリメータを製造するには、まず、筐体3を用意し、その一端部側から、貫通孔3a内に球状レンズ1を所定深さまで圧入して嵌装させる。この球状レンズを所定位置に嵌装させる方法は、例えば特公平7−122687号公報等に記載されている周知の方法を用いて行なうことができる。
次いで、筐体3の他端部側から貫通孔3a内に、光ファイバ支持体2の先端部を挿入して、光ファイバ支持体2の先端が突起3bに当接する深さまで前進させることにより、光ファイバコリメータが得られる。
【0016】
本実施形態によれば、球状レンズ1を筐体3内の所定位置に嵌装させ、かつ光ファイバ支持体2を筐体3内の突起に当接するまで挿入することにより、球状レンズ1と光ファイバ2aとの相対位置が、光学的測定装置を用いての微調整を行なわずに、容易かつ再現性良く決まる。したがって、光ファイバコリメータの製造が簡単になり、製造コストの削減に寄与するとともに、球状レンズ1と光ファイバ2aの光軸のずれも生じにくくなり、コマ収差の影響を小さくすることができる。また、光ファイバコリメータの構成部品点数も少ないので、これによっても製造コストを低減させることができる。
【0017】
また、球面レンズの屈折率を高くすることにより、球面収差の影響を低減させることができる。
また、球状レンズ1を、接着剤を用いずに所定位置に固定することができるので、温度特性が良好で、信頼性が高い。
さらに、光ファイバ2aの先端面が斜め研磨されているので、該光ファイバ2aの先端面から出射され、球状レンズ1で反射した光が、該光ファイバ2aに入射されにくくなり、リターンロスが良くなる。
本実施形態によれば、一般的に、光ファイバコリメータに要求されている挿入損失0.6dB以下、リターンロス50dB以上の要求水準を上回る光学特性に優れた光ファイバコリメータを得ることができる。より好ましくは、挿入損失0.4dB以下、リターンロス55dB以上を達成することが可能である。
【0018】
また、本実施形態の光ファイバコリメータの製造方法によれば、光学的測定装置を用いての微調整を行なわずに、光学特性に優れた光ファイバコリメータを容易に、かつ安定して製造することができる。
【0019】
図2は本発明の光ファイバコリメータの第2の実施形態を示した概略断面図である。本実施形態の光ファイバコリメータが、前記第1の実施形態と大きく異なる点は、筐体33の一端部が幅広の突起部となっている点である。この図において、図1と同じ構成要素には同一の符号を付して、その説明を省略する。
【0020】
筐体33は、断面円形の貫通孔を有する円筒形で、長さ方向における一端部33aは、他端部33bよりも内径が小さい突起(段部)となっている。
筐体13の貫通孔の一端部33a内には、所定の位置に球状レンズ1が嵌装されている。また、筐体13の貫通孔の他端部33b内には、光ファイバ支持体2の先端部が挿入されている。本実施形態において、球面レンズ1の外径はキャピラリ2bの外径よりも小さいが、貫通孔内において球面レンズ1と光ファイバ2aとは間隙をはさんで同軸状に対向配置されている。
【0021】
本実施形態によっても、上記第1の実施形態と同様に、良好な光学特性を有する光ファイバコリメータが得られる。
ただし、同軸状に配置されるべき球状レンズ1と光ファイバ2aとが軸ずれを生じ難いという点では、第1の実施形態のように球状レンズ1と光ファイバ支持体2の外径が等しい構成の方が有利である。
【0022】
なお、上記第1、第2の実施形態においては、球状レンズ1の光軸と光ファイバ2aの光軸とが一致するように構成したが、両者の光軸は略同軸状であればよく、必要に応じて意図的に若干ずらすこともできる。
例えば、上記の各実施形態のように、光ファイバの先端面が斜め研磨されている場合には、図3に示すように、球状レンズ1の光軸と光ファイバ2aの光軸とが所定距離だけ離間するように構成した方が、球状レンズ1と光ファイバ2aとの結合特性が向上する点で好ましい。
【0023】
図3において、光ファイバ2aの光軸に対して球レンズ1の光軸は、光ファイバ2aの光軸から、斜め研磨された先端面の最も前方まで延びている端縁の点Eに向かう方向に離間しており、両光軸間の距離△xは次の値をとることが最適である。すなわち、光ファイバ2aの光軸に垂直な面を基準面としたときの、光ファイバ2aの研磨された先端面の角度(研磨角度)をα、光ファイバ2aの光軸方向における、光ファイバ2aの先端面から球レンズ1の中心を通る面までの距離をL、光ファイバ2aの先端面の中心(光軸の出射点)と球レンズ1の中心とを結ぶ直線と光ファイバ2aの光軸とがなす角度をθ、光ファイバ2aのコアの屈折率をn1とすると、前記△xは下記数式(1)で表される。
【0024】
△x=L・tanθ …(1)
ただし、θ=sin−1(n1・sinα)−α
【0025】
【実施例】
(実施例1)
図2に示す構成の光ファイバコリメータを本発明にかかる製法で作製した。
球状レンズ1は外径2mm、屈折率1.78、焦点距離1.13mmのものを用いた。
光ファイバ支持体2としては、外径2.5mmの円筒型フェルールを用いた。光ファイバ2aは、裸線の外径が125μmの1.3〜1.55μm帯用シングルモード石英系光ファイバを用いた。
光ファイバ支持体2の先端は斜めにカットして鏡面研磨した。光ファイバ2aの光軸に垂直な面を基準面としたときの、光ファイバ支持体2の研磨された先端面の角度(研磨角度)は12°とした。
【0026】
筐体33はステンレス(SUS304)からなっており、一端部33aをなす内径2mm、長さ(図中、Dで示す)1.97mm、厚さ1mmの円筒形と、他端部33bをなす内径2.5mm、長さ(図中、Bで示す)4.0mm、厚さ0.75mmの円筒形とが同軸状に連なった形状となっている。
また、筐体33の、球状レンズ1が嵌装される一端部33aにおいて、筐体33の先端面から球状レンズ1の中心までの距離Cは1mmとした。
【0027】
得られた光ファイバコリメータの挿入損失は、測定波長1550nm、測定温度25℃において、0.25dBであった。また測定温度を0〜70℃の範囲で変化させたときの挿入損失の変動幅は0.02dBと小さかった。
また、測定波長1550nm、測定温度25℃におけるリターンロスは、53dBであった。
【0028】
(実施例2)
図1に示す構成の光ファイバコリメータを本発明にかかる製法で作製した。
球状レンズ1は前記実施例1と同一構成のものを用いた。
光ファイバ支持体2は外径2.5mmの円筒型フェルールを用いた。光ファイバ2aは上記実施例1と同じものを用いた。
光ファイバ支持体2の先端は実施例1と同様に斜めにカットして鏡面研磨した。光ファイバ2aの光軸に垂直な面を基準面としたときの、光ファイバ支持体2の研磨された先端面の角度(研磨角度)は12°とした。
【0029】
筐体3は、内径2.5mm、長さ6.2mm、 厚さ0.75mmのステンレス(SUS304)からなる円筒形であり、内壁には、幅0.2mm、高さ0.1mmの断面四角形の突起3bが、周方向に沿ってリング状に設けられている。
筐体3の両端部のうち、光ファイバ支持体2が挿入される側の端部から突起3bまでの距離Bは3.8mmとした。
また、筐体3の、球状レンズ1が嵌装される側の端部において、筐体3の先端面から球状レンズ1の中心までの距離Cは1.25mmとした。
【0030】
前記実施例1と同様にして測定した、光ファイバコリメータの挿入損失は0.3dBであり、温度変動に伴う挿入損失の変動幅は0.02dBと小さかった。また、リターンロスは56dBであった。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、光学的特性が良好で、信頼性が高い光ファイバbコリメータを、低コストで製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ファイバコリメータの一実施形態を示した概略断面図である。
【図2】本発明の光ファイバコリメータの他の一実施形態を示した概略断面図である。
【図3】本発明の光ファイバコリメータに係る変形例を示した概略断面図である
【図4】従来の光ファイバコリメータの一例を示した斜視図である。
【符号の説明】
1…球状レンズ、2…光ファイバ支持体、2a…光ファイバ、
2b…キャピラリ(光ファイバ支持部材)、3,33…筐体、
3a…貫通孔、3b…突起、33a…一端部、33b…他端部。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an optical fiber collimator having an optical fiber and a spherical lens, and a method for manufacturing the same.
[0002]
[Prior art]
The optical fiber collimator is a highly important optical component widely used from a backbone system to an access system among optical communication components.
Recently, as the optical communication market shifts from a core system to a metro system and an access system, there is an increasing demand for lower prices, and a significant reduction in manufacturing costs is also required for optical fiber collimators.
In particular, since optical amplification using an amplifier or the like is not performed in a metro system or an access system, it is necessary to minimize the insertion loss of the optical fiber collimator.
[0003]
FIG. 4 is a perspective view showing an example of a conventional optical fiber collimator described in Patent Document 1 below. The optical fiber collimator of this example has a schematic configuration in which a
[0004]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Application Laid-Open No. 62-293210
[Problems to be solved by the invention]
The
In addition, in the configuration of FIG. 4, in order to determine the relative position between the
In addition, the positions of the
Furthermore, the number of parts required for assembling the optical fiber collimator is large, which is disadvantageous in reducing the manufacturing cost.
In some cases, an adhesive is used to fix the
[0006]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and has as its object to provide an optical fiber collimator having good optical characteristics, high reliability, and capable of realizing a reduction in manufacturing cost, and a method for manufacturing the same. .
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problems, an optical fiber collimator of the present invention includes a spherical lens, an optical fiber support formed by holding an optical fiber in an optical fiber support member, and a housing having a through-hole having a circular cross section. The spherical lens is fitted into one end of the through hole, and the tip of the optical fiber support is inserted into the other end of the through hole. A spherical lens and the optical fiber are substantially coaxially opposed to each other with a gap therebetween.
Preferably, the tip of the optical fiber is obliquely polished.
The refractive index of the spherical lens is preferably 1.7 or more.
A projection may be provided on an inner wall of the through hole, and a tip of the optical fiber support may be in contact with the projection.
[0008]
The method of manufacturing an optical fiber collimator of the present invention has a through-hole having a circular cross section, and a spherical lens is inserted into the through-hole to a predetermined depth from one end of a housing provided with a projection on an inner wall of the through-hole. Press-fitting, from the other end of the housing, into the through hole, insert the tip of the optical fiber support member holding the optical fiber in the optical fiber support member to a depth at which it contacts the protrusion. It is characterized by having a step of moving forward.
[0009]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail.
FIG. 1 is a schematic sectional view showing a first embodiment of the optical fiber collimator of the present invention. The optical fiber collimator of the present embodiment is roughly composed of a spherical lens 1, an
The size of the spherical lens 1 is not particularly limited, but one having an outer diameter of about 2 to 3.5 mm is preferably used. The higher the refractive index of the spherical lens 1 is, the more the influence of spherical aberration can be reduced. However, if the refractive index is too high, the focus will enter the lens. Therefore, the refractive index of the spherical lens 1 is preferably set to 1.7 or more, and more preferably in the range of 1.7 to 1.8.
[0010]
The
In the present embodiment, the distal end surface of the
[0011]
The
The spherical lens 1 is fitted at a predetermined position in one end of the through
The distal end of the
[0012]
In the present embodiment, the inner diameter of the
The material of the
The thickness of the
[0013]
The
Note that the spherical lens 1 may or may not be in contact with the
[0014]
In the through
The positions of the spherical lens 1 and the
[0015]
In order to manufacture the optical fiber collimator of the present embodiment, first, the
Next, the distal end of the
[0016]
According to the present embodiment, the spherical lens 1 is fitted into a predetermined position in the
[0017]
Further, by increasing the refractive index of the spherical lens, the influence of spherical aberration can be reduced.
Further, since the spherical lens 1 can be fixed at a predetermined position without using an adhesive, the temperature characteristics are good and the reliability is high.
Further, since the distal end surface of the
According to the present embodiment, it is possible to obtain an optical fiber collimator having excellent optical characteristics, which exceeds the required levels of an insertion loss of 0.6 dB or less and a return loss of 50 dB or more generally required for an optical fiber collimator. More preferably, it is possible to achieve an insertion loss of 0.4 dB or less and a return loss of 55 dB or more.
[0018]
Further, according to the method of manufacturing an optical fiber collimator of the present embodiment, an optical fiber collimator having excellent optical characteristics can be easily and stably manufactured without performing fine adjustment using an optical measurement device. Can be.
[0019]
FIG. 2 is a schematic sectional view showing a second embodiment of the optical fiber collimator of the present invention. The optical fiber collimator of this embodiment is significantly different from that of the first embodiment in that one end of the
[0020]
The
The spherical lens 1 is fitted at a predetermined position in one
[0021]
According to the present embodiment, an optical fiber collimator having good optical characteristics can be obtained as in the first embodiment.
However, the spherical lens 1 and the
[0022]
In the first and second embodiments, the optical axis of the spherical lens 1 and the optical axis of the
For example, when the tip surface of the optical fiber is obliquely polished as in each of the above embodiments, as shown in FIG. 3, the optical axis of the spherical lens 1 and the optical axis of the
[0023]
In FIG. 3, the optical axis of the spherical lens 1 is directed from the optical axis of the
[0024]
Δx = L · tan θ (1)
Where θ = sin −1 (n 1 · sin α) −α
[0025]
【Example】
(Example 1)
An optical fiber collimator having the configuration shown in FIG. 2 was manufactured by the manufacturing method according to the present invention.
The spherical lens 1 used had an outer diameter of 2 mm, a refractive index of 1.78, and a focal length of 1.13 mm.
As the
The tip of the
[0026]
The
Further, at one
[0027]
The insertion loss of the obtained optical fiber collimator was 0.25 dB at a measurement wavelength of 1550 nm and a measurement temperature of 25 ° C. When the measurement temperature was changed in the range of 0 to 70 ° C., the fluctuation range of the insertion loss was as small as 0.02 dB.
The return loss at a measurement wavelength of 1550 nm and a measurement temperature of 25 ° C. was 53 dB.
[0028]
(Example 2)
An optical fiber collimator having the configuration shown in FIG. 1 was manufactured by the manufacturing method according to the present invention.
The spherical lens 1 has the same configuration as that of the first embodiment.
As the
The tip of the
[0029]
The
Of both ends of the
At the end of the
[0030]
The insertion loss of the optical fiber collimator measured in the same manner as in Example 1 was 0.3 dB, and the fluctuation range of the insertion loss due to the temperature fluctuation was as small as 0.02 dB. Further, the return loss was 56 dB.
[0031]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, an optical fiber b collimator having good optical characteristics and high reliability can be manufactured at low cost.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic sectional view showing an embodiment of an optical fiber collimator of the present invention.
FIG. 2 is a schematic sectional view showing another embodiment of the optical fiber collimator of the present invention.
FIG. 3 is a schematic sectional view showing a modified example of the optical fiber collimator of the present invention. FIG. 4 is a perspective view showing an example of a conventional optical fiber collimator.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Spherical lens, 2 ... Optical fiber support, 2a ... Optical fiber,
2b: capillary (optical fiber support member); 3, 33: housing
3a: through hole, 3b: protrusion, 33a: one end, 33b: other end.
Claims (5)
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JP2003096197A JP2004302222A (en) | 2003-03-31 | 2003-03-31 | Optical fiber collimator and manufacturing method therefor |
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