JP2004251535A - Air conditioner - Google Patents

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Seiichi Miyagawa
誠一 宮川
Yoshimi Watanabe
義実 渡邉
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Aisin Seiki Co Ltd
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Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide an air conditioner capable of coping with the situation at respective fields (restraining lowering of the maximum performance of cooling/warming to the utmost) even when specifications (diameter, wall thickness, material) of existing piping are varied at each field at the time of using the existing piping concurrent with the change of refrigerant. <P>SOLUTION: This air conditioner can restrain the refrigerant discharged from a compressor 11 of an indoor machine 2 to a limit pressure or lower by avoiding danger with a control base plate 13. In this respect, the limit pressure is for securing safety and when the specifications of the existing piping 4A, 4B are input using a plurality of in-line package switches 32 on the control base plate 31, they can be changed to values conforming to the specifications of the existing piping 4A, 4B connecting an outdoor machine 2 and the indoor machine 3. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO&NCIPI

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パッケージクラスのヒートポンプ式の空気調和機において、HCFC系冷媒(R12,R22)及びHFC(R407C)を含む冷媒からR410Aの冷媒へ切り替える際に適用する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ヒートポンプ式の空気調和機においては、オゾン層破壊防止等の観点から、R12,R22(R407Cを含む)などからR410Aに冷媒が切り替えられている。この点、R12又はR22(R407Cを含む)などを使用している空気調和機が既存する場合には、作業性や費用等の観点から、室内機と室外機を接続していた接続配管を流用して、R410Aを使用する空気調和機に交換することが多い。
【0003】
具体的に言えば、図12(a)に示すように、R12又はR22(R407Cを含む)などを使用している空気調和機の室内機102及び室外機101が接続配管(以下、「既設配管」という)103で接続されていた場合、先ず、室内機102及び室外機101を撤去して、図12(b)に示すように、既設配管103だけを残し、その後に、図12(c)に示すように、既設配管103に対して、R410Aを使用する空気調和機の室内機104及び室外機105を接続していた。
【0004】
もっとも、R410Aを使用する空気調和機の設計圧力は、R12又はR22(R407Cを含む)などを使用している空気調和機の設計圧力と比べて高く、例えば、R22を使用している空気調和機の設計圧力に対しては、1.5倍になる。従って、R12又はR22(R407Cを含む)などを使用している空気調和機のために仕様(径、肉厚、材質など)が決定された既設配管103を、R410Aを使用する空気調和機に流用すると、既設配管103を流れる冷媒の圧力が既設配管103の許容圧力を超えてしまう危険があった。
【0005】
そこで、この危険を回避するために、例えば、圧力感知装置により圧縮機の吐出圧力を感知して、設定の圧力になった時点で膨張弁の開放等の圧力制限手段を実行し、圧縮機の吐出圧力を減衰させることが行われてきた(例えば、特許文献1参照)。これによれば、冷房・暖房の最大能力が低下するものの、連続運転することが可能となる。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−314563号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、既設配管103の仕様は、現場によって異なることが多いにもかかわらず、圧力制限手段を実行させるための設定の圧力を現場で変更することができなかった。さらに、既設配管103の仕様は多数存在することから、既設配管103の仕様と設定の圧力との組合せによっては、冷房・暖房の最大能力の低下が著しくなるおそれがあった。そのため、冷房・暖房の最大能力の低下を可能な限り抑えるためには、既設配管103の仕様毎に、最適な圧力が設定されたものを、予め用意する必要があった。
【0008】
そこで、本発明は、上述した点を鑑みてなされたものであり、冷媒の変更に伴う既設配管の流用に際し、既設配管の仕様が現場によって異なっていても、各現場での対応(冷房・暖房の最大能力の低下を可能な限り抑えること)が可能な空気調和機を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために成された請求項1に係る発明は、室外機と、前記室外機と接続配管で接続される室内機と、前記室内機の圧縮機から吐出された冷媒を制限圧力以下に抑える危険回避手段と、前記危険回避手段を制御する制御手段と、を有する空気調和機において、前記接続配管の仕様に適合した値に前記制限圧力を変更させるための設定手段を備えたこと、を特徴としている。
【0010】
すなわち、本発明の空気調和機では、制御手段で危険手段を制御することにより、室内機の圧縮機から吐出された冷媒が制限圧力以下に抑えられるが、この点、制限圧力は、安全を確保するものであって、設定手段により、室外機と室内機を接続する接続配管の仕様に適合した値に変更させることができるので、冷媒の変更に伴う既設配管の流用に際し、既設配管の仕様が現場によって異なっていても、各現場での対応(冷房・暖房の最大能力の低下を可能な限り抑えること)が可能である。
【0011】
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載する空気調和機であって、前記制御手段は、前記接続配管の高圧側の温度を考慮して前記制限圧力を補正すること、を特徴としている。
【0012】
すなわち、本発明の空気調和機では、接続配管の温度により接続配管の許容圧力が変化することを鑑み、制御手段が、接続配管の高圧側の温度を考慮して制限圧力を補正しており、高圧側の接続配管の温度が低くなれば制限圧力を大きくし、高圧側の接続配管の温度が高くなれば制限圧力を小さくしていく。従って、高圧側の接続配管の温度が低くなれば制限圧力が大きくなるので、高圧側の接続配管の温度が低いほど、冷房・暖房の最大能力の低下をより一層抑えることができる。
【0013】
尚、危険回避手段は、室内機の圧縮機から吐出された冷媒を制限圧力以下に抑えるために、圧縮機を停止することもある。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照にして説明する。図1に示すように、本実施の形態の空気調和機1は、室外機2、室内機3、及び、室外機2と室内機3を接続する接続配管4A,4Bなどから構成されている。この点、室外機2及び室内機3は、R410Aを冷媒として使用するものである。一方、接続配管4A,4Bは、R12又はR22(R407Cを含む)などを冷媒として使用していた空気調和機の室外機及び室内機を接続していた既設のものであり、以下、「既設配管」と呼ぶ。
【0015】
また、本実施の形態の空気調和機1は、図1に示すように、コンプレッサ11及び、オイルセパレータ12、四方弁13、室外熱交換器14、過冷却器15、電子膨張弁16、室内熱交換機17、二重管熱交換器18、アキュムレータ19、制御基板31などから構成されている。
【0016】
この点、コンプレッサ11においては、その吐出口がオイルセパレータ12に接続されている。そして、オイルセパレータ12は、フィルタドライヤF3及びキャピラリーC3を介して、コンプレッサ11とアキュムレータ19に接続されている。また、オイルセパレータ12は、バイパス弁20を介して、アキュムレータ19に接続されている。さらに、オイルセパレータ12は、四方弁13の入口ポートに接続されている。
【0017】
また、四方弁13には、第1出口ポート及び、第2出口ポート、第3出口ポートが存在する。そして、第1出口ポートに対しては、ストレーナーS3及び、ボールバルブV2、フレアナットN2を介して、室内熱交換機17が接続されている。第2出口ポートに対しては、二重管熱交換器18を介して、アキュムレータ19が接続されている。第3出口ポートに対しては、室外熱交換器14が接続されている。
【0018】
また、室外熱交換器14と室内熱交換器17は、過冷却器15及び、フィルタドライヤF1、ボールバルブV1、フレアナットN1、ストレーナーS1、電子膨張弁16、ストレーナーS2などを介して、接続されている。さらに、フィルタドライヤF1に対しては、キャピラリーC2及びフィルタドライヤF2が並列的に設けられている。さらに、電子膨張弁16に対しては、キャピラリーC1が並列的に設けられている。
【0019】
尚、コンプレッサ11とオイルセパレータ12の間には温度センサーT1が設けられている。また、室外熱交換器14には温度センサーT2が設けられている。また、室内熱交換器17には温度センサーT3が設けられている。また、二重管熱交換器18とアキュムレータ19の間には温度センサーT4が設けられている。また、アキュムレータ19とコンプレッサ11の間には温度センサーT5が設けられている。
【0020】
さらに、ボールバルブV1,V2の室外機2の側には温度センサー21,22が設けられている。また、オイルセパレータ12と四方弁13の間には、圧力センサーP及び圧力スイッチSWが設けられている。また、コンプレッサ11には破裂板23が設けられるとともに、過冷却器15とフィルタドライヤF1の間には可溶栓24が設けられている。また、制御基板31には、複数のディップスイッチ32が設けられている。
【0021】
そして、本実施の形態の空気調和機1において、冷房運転を行うときは、電子膨張弁16を開け、アキュムレータ19で冷媒液を除いた冷媒ガスに対し、コンプレッサ11で圧縮行程を行い、四方弁13などを介して、室外熱交換器14で凝縮行程を行い、フィルタドライヤF1などを介して、膨張弁16で膨張行程を行い、室内熱交換器17で蒸発行程を行った後、四方弁13などを介して、室内熱交換器17からの冷媒をアキュムレータ19に吸い込ませることより、冷凍サイクルを繰り返している。
【0022】
一方、本実施の形態の空気調和機1において、暖房運転を行うときは、電子膨張弁16を閉じ、アキュムレータ19で冷媒液を除いた冷媒ガスに対し、コンプレッサ11で圧縮行程を行い、四方弁13などを介して、室内熱交換器17で凝縮行程を行った後、キャピラリーC1で膨張行程を行い、フィルタドライヤF2などを介して、室外熱交換器14で蒸発行程を行った後、四方弁13などを介して、室外熱交換器17からの冷媒をアキュムレータ19に吸い込ませていることより、冷凍サイクルを繰り返している。
【0023】
これらの冷凍サイクルは、制御基板31で制御されることになるが、この制御基板31は、コンプレッサ11から吐出された冷媒ガスの圧力を圧力センサーPで測定し、圧力センサーPの測定圧力が制限圧力よりも大きいと判断した場合に、コンプレッサ11の回転数の減少や、電子膨張弁16の開度の増加、室外熱交換器14のファンの回転数や台数の増加、バイパス弁20の開放、運転停止などにより、コンプレッサ11から吐出された冷媒ガスの圧力の上昇を防いでいる。
【0024】
この点、本実施の形態の空気調和機1は、室外機2及び室内機3においてR410Aを冷媒として使用するものであるので、制限圧力としては、基準凝縮温度が65℃であるときの設計圧力である4.2MPaを使用する。しかしながら、上述したように、室外機2及び室内機3を接続する既設配管4A,4Bは、R12又はR22(R407Cを含む)などを冷媒として使用していた空気調和機の室外機及び室内機を接続していたものであることから、制限圧力として4.2MPaを使用すると、既設配管4A,4Bの仕様(径、肉厚、材質など)によっては、既設配管4A,4Bが破損するおそれがある。
【0025】
具体的には、例えば、図5に示すように、既設配管4A,4Bの材質がO材又はOL材の銅管である場合、径が12.7mm以上のものであると、最高使用圧力が4.2MPaより小さいので、制限圧力として4.2MPaを使用すれば、既設配管4A,4Bが破損するおそれがある。尚、図5の最高使用圧力とは、配管の許容圧力をケージ圧に換算したものである。
【0026】
また、図6に示すように、既設配管4A,4Bの材質が1/2H材又はH材の銅管である場合、径が25.4mm以上のものであると、最高使用圧力が4.2MPaより小さいので、制限圧力として4.2MPaを使用すれば、既設配管4A,4Bが破損するおそれがある。尚、図6の最高使用圧力とは、配管の許容圧力をケージ圧に換算したものである。また、図6においては、径が19.05mm以下のものの最高使用圧力は、4.2MPaより大きくなることが明らかであるので、数値を省略している。
【0027】
そこで、本実施の形態の空気調和機1では、制御基板31に設けられた複数のディップスイッチ32により、既設配管4A,4Bの仕様を入力さえすれば、制限圧力を、既設配管4A,4Bの仕様に適合した値に変更できるようにしている(後述する図4参照)。
【0028】
例えば、既設配管4A,4Bの材質がO材又はOL材の銅管であって、径が12.7mmであることを、複数のディップスイッチ32で入力すると、最高使用圧力である3.84MPa(図5参照)から所定値(例えば、機器誤差等を考慮した余裕分である0.05MPa)を引いた値を制限圧力とする。また、既設配管4A,4Bの材質がO材又はOL材の銅管であって、径が15.88mmであることを、複数のディップスイッチ32で入力すると、最高使用圧力である4.11MPa(図5参照)から所定値(例えば、機器誤差等を考慮した余裕分である0.05MPa)を引いた値を制限圧力とする。このようにして、複数のディップスイッチ32で入力された既設配管4A,4Bの仕様に対応する最高使用圧力(図5参照)が4.2MPaより小さい場合には、当該最高使用圧力から所定値(例えば、機器誤差等を考慮した余裕分である0.05MPa)を引いた値を制限圧力とする。尚、最高使用圧力から所定値(例えば、機器誤差等を考慮した余裕分である0.05MPa)を引いた値を制限圧力とするのは、圧力センサーPの測定誤差や圧力損失などを配慮したためである。一方、複数のディップスイッチ32で入力された既設配管4A,4Bの仕様に対応する最高使用圧力が4.2MPa以上である場合(図5では、径が、6.35mm又は9.52mmである場合)には、4.2MPaを制限圧力とする。
【0029】
また、既設配管4A,4Bの材質が1/2H材又はH材の銅管であって、径が25.4mmであることを、複数のディップスイッチ32で入力すると、最高使用圧力である3.97MPa(図6参照)から所定値(例えば、機器誤差等を考慮した余裕分である0.05MPa)を引いた値を制限圧力とする。また、既設配管4A,4Bの材質がO材又はOL材の銅管であって、径が28.58mmであることを、複数のディップスイッチ32で入力すると、最高使用圧力である3.67MPa(図6参照)から所定値(例えば、機器誤差等を考慮した余裕分である0.05MPa)を引いた値を制限圧力とする。このようにして、複数のディップスイッチ32で入力された既設配管4A,4Bの仕様に対応する最高使用圧力(図6参照)が4.2MPaより小さい場合には、当該最高使用圧力から所定値(例えば、機器誤差等を考慮した余裕分である0.05MPa)を引いた値を制限圧力とする。尚、最高使用圧力から所定値(例えば、機器誤差等を考慮した余裕分である0.05MPa)を引いた値を制限圧力とするのは、圧力センサーPの測定誤差や圧力損失などを配慮したためである。一方、複数のディップスイッチ32で入力された既設配管4A,4Bの仕様に対応する最高使用圧力が4.2MPa以上である場合(図6では、径が、6.35mm〜22.22mmである場合)には、4.2MPaを制限圧力とする。
【0030】
但し、既設配管4A,4Bとして使用される銅管などにおいては、図8に示すように、温度が高くなるほど許容引張応力が小さくなるので、図7に示すように、温度が高くなるほど許容圧力が小さくなる。従って、図5及び図6に示した最高使用圧力は、既設配管4A,4Bにおいて想定される冷媒の最高温度(約120℃)を超えた125℃での許容圧力の値から換算している。
【0031】
もっとも、逆の見方をすれば、既設配管4A,4Bとして使用される銅管などにおいては、図8に示すように、温度が低くなるほど許容引張応力が大きくなるので、図7に示すように、温度が低くなるほど許容圧力が大きくなる。そこで、本実施の形態の空気調和機1では、温度センサー21,22で測定した既設配管4A,4Bの温度により、図5及び図6に示した最高使用圧力を補正する。
【0032】
具体的に言えば、例えば、既設配管4A,4Bの材質がO材又はOL材の銅管であって、径が15.88mmであった場合、先ず、複数のディップスイッチ32でその仕様を入力すると、125℃での許容圧力からケージ圧に換算した4.11MPaを最高使用圧力とし(図5,図7参照)、当該最高使用圧力から所定値(例えば、機器誤差等を考慮した余裕分である0.05MPa)を引いた値を制限圧力とする。その後、温度センサー21,22で測定した既設配管4A,4Bの温度が90℃であったときは、90℃での許容圧力である4.2MPa(図7参照)からケージ圧に換算した値を最高使用圧力とし、当該最高使用圧力から所定値(例えば、機器誤差等を考慮した余裕分である0.05MPa)を引いた値を制限圧力とする。
【0033】
これによれば、既設配管4A,4Bの温度が低下すると、図9に示すように、制限圧力をA1からA2に大きくすることができる。従って、負荷が増加して、圧力センサーPの測定値(コンプレッサ11から吐出された冷媒ガスの圧力)が制限圧力A1に等しくなったB点であっても、制限圧力がA1からA2に大きくなった結果、コンプレッサ11による冷媒ガスの圧力の上昇が許され、例えば、図9の一点鎖線に示すような圧力のトレンドを描くことになる。一方、制限圧力がA1で固定されていると、コンプレッサ11から吐出された冷媒ガスの圧力の上昇を防ぐために、コンプレッサ11の回転数の減少や、電子膨張弁16の開度の増加、室外熱交換器14のファンの回転数や台数の増加、バイパス弁20の開放などが行われ、図9のB点以降は、例えば、点線に示すような圧力のトレンドを描くことになる。
【0034】
尚、図5及び図6の表は、制御基板31の記憶領域に記憶される。また、図7のグラフについては、図5及び図6の表に記載された既設配管4A,4Bの仕様の全てについて用意し、制御基板31の記憶領域に記憶される。
【0035】
ここで、本実施の形態の空気調和機1の制御基板31にて行われる制御のフローチャートを図4に示す。先ず、S11において、リモコンなどの指示によりシステムの運転を開始させると、S12において、制限圧力の設定が行われる。具体的には、制御基板31上の複数のディップスイッチ32で入力された既設配管4A,4Bの仕様と図5,図6の表から、既設配管4A,4Bの仕様に対した最高使用圧力を取得し、当該最高使用圧力から所定値(例えば、機器誤差等を考慮した余裕分である0.05MPa)を引いた値を制限圧力とする。次に、S13において、既設配管4A,4Bの温度を温度センサー21,22で測定した後、S14に進んで、制限圧力の補正を行う。具体的には、温度センサー21,22で測定した既設配管4A,4Bの温度での許容圧力からケージ圧に換算した値を最高使用圧力とし、当該最高使用圧力から所定値(例えば、機器誤差等を考慮した余裕分である0.05MPa)を引いた値を制限圧力とする。
【0036】
もっとも、本実施の形態の空気調和機1では、冷房時・暖房時のいずれであっても、既設配管4Aには液状の冷媒が流れ、既設配管4Bにはガス状の冷媒が流れるので、既設配管4A,4Bの径が異なる。さらに、冷房時は、既設配管4Aが高圧で既設配管Bが低圧となり、暖房時には、既設配管4Aが低圧で既設配管Bが高圧となる。そこで、既設配管4A,4Bの両者の仕様を複数のディップスイッチ32で入力しておき、冷房時には、高圧側の既設配管4Aの仕様に基づいて、上述したような制限圧力の設定・補正を行い、暖房時には、高圧側の既設配管4Bの仕様に基づいて、上述したような制限圧力の設定・補正を行う。
【0037】
そして、S15において、コンプレッサ11から吐出された冷媒ガスの圧力を圧力センサーPで測定した後、S16に進んで、制限圧力と圧力センサーPの測定値を比較する。ここで、制限圧力が圧力センサーPの測定値より大きいと判断した場合には(S16:Yes)、S17に進んで、危険回避を行った後に、S13に戻る。ここで、危険回避とは、コンプレッサ11の回転数の減少や、電子膨張弁16の開度の増加、室外熱交換器14のファンの回転数や台数の増加、バイパス弁20の開放、運転停止などを行うことによって、コンプレッサ11から吐出された冷媒ガスの圧力の上昇を防ぐことである。尚、運転停止を行った際には、同時に異常を発報する。一方、制限圧力が圧力センサーPの測定値以下であると判断した場合には(S16:Yes)、何もすることなく、S13に戻る。
【0038】
尚、本実施の形態の空気調和機1においては、コンプレッサー11に破裂板23を設けたり、過冷却器15とフィルタドライヤF1との間に可溶栓24を設けたりすることで、安全を確保している。さらに、オイルセパレータ12と四方弁13の間に設置された圧力スイッチSWが作動すると運転を停止することで、安全を確保している。
【0039】
以上詳細に説明したように、本実施の形態の空気調和機1では、制御基板13で危険回避を行うことにより(S17)、室内機2の圧縮機11から吐出された冷媒が制限圧力以下に抑えられるが(S16:Yes,S17)、この点、制限圧力は、安全を確保するものであって、制御基板31上の複数のディップスイッチ32で既設配管4A,4Bの仕様を入力すると、室外機2と室内機3を接続する既設配管4A,4Bの仕様に適合した値に変更させることができるので(S12)、冷媒の変更に伴う既設配管4A,4Bの流用に際し、既設配管4A,4Bの仕様が現場によって異なっていても、各現場での対応(冷房・暖房の最大能力の低下を可能な限り抑えること)が可能である。
【0040】
また、本実施の形態の空気調和機1では、既設配管4A,4Bの温度により既設配管4A,4Bの許容圧力が変化することを鑑み(図7参照)、制御基板13が、既設配管4A,4Bのうち高圧側の温度を考慮して制限圧力を補正しており(S14)、既設配管4A,4Bのうち高圧側の温度が低くなれば制限圧力を大きくし、既設配管4A,4Bのうち高圧側の温度が高くなれば制限圧力を小さくしていく(図9参照)。従って、既設配管4A,4Bのうち高圧側の温度が低くなれば制限圧力が大きくなるので、既設配管4A,4Bのうち高圧側の温度が低いほど、冷房・暖房の最大能力の低下をより一層抑えることができる。
【0041】
尚、本発明は上記実施の形態に限定されるものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
例えば、本実施の形態の空気調和機1では、温度センサー21,22で既設配管4A,4Bの温度を測定していた。これは、既設配管4A,4Bに最も近い場所に温度センサー21,22を設置することにより、温度センサー21,22の測定値を既設配管4A,4Bの温度とするものである。しかしながら、冷媒の状態を考えれば、冷房時には、室外熱交換器14からボールバルブV1までの冷媒配管(図2の太線)に設置された温度センサーの測定値を既設配管4Aの温度としてもかまわない。従って、室外熱交換器14の温度センサーT2で代用することも可能である。また、暖房時には、コンプレッサー11からボールバルブV2までの冷媒配管(図3の太線)に設置された温度センサーの測定値を既設配管4Bの温度としてもかまわない。従って、温度センサーT1で代用することも可能である。
【0042】
また、温度センサーを使用しなくとも、圧力センサーPの測定圧力から冷媒の温度を算出し、既設配管4A,4Bの温度を推定してもよい。尚、この目的のためのみに使われる圧力センサーは、冷房時では、コンプレッサー11からボールバルブV1を介して電子膨張弁16又はキャピラリーC1までの高圧側の冷媒配管(図10の太線)に設置されればよく、暖房時では、コンプレッサー11からボールバルブV2を介して電子膨張弁16又はキャピラリーC1までの高圧側の冷媒配管(図11の太線)に設置されればよい。
【0043】
もっとも、室外機2から温度センサーを延出させ、当該温度センサーで既設配管4A,4Bの温度を直接測定してもよい。
【0044】
【発明の効果】
本発明の空気調和機では、制御手段で危険手段を制御することにより、室内機の圧縮機から吐出された冷媒が制限圧力以下に抑えられるが、この点、制限圧力は、安全を確保するものであって、設定手段により、室外機と室内機を接続する接続配管の仕様に適合した値に変更させることができるので、冷媒の変更に伴う既設配管の流用に際し、既設配管の仕様が現場によって異なっていても、各現場での対応(冷房・暖房の最大能力の低下を可能な限り抑えること)が可能である。
【0045】
また、本発明の空気調和機では、接続配管の温度により接続配管の許容圧力が変化することを鑑み、制御手段が、高圧側の接続配管の温度を考慮して制限圧力を補正しており、高圧側の接続配管の温度が低くなれば制限圧力を大きくし、高圧側の接続配管の温度が高くなれば制限圧力を小さくしていく。従って、高圧側の接続配管の温度が低くなれば制限圧力が大きくなるので、接続配管の温度が低いほど、冷房・暖房の最大能力の低下をより一層抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による空気調和機の概要を示した図である。
【図2】本発明の一実施形態による空気調和機の概要を示した図であって、冷房時において、既設配管の温度を測定する温度センサーの設置可能な範囲を太線で示したものである。
【図3】本発明の一実施形態による空気調和機の概要を示した図であって、暖房時において、既設配管の温度を測定する温度センサーの設置可能な範囲を太線で示したものである。
【図4】本発明の一実施形態による空気調和機の制御基板で実行される制御のフローチャートを示した図である。
【図5】空気調和機の室外機と室内機を接続する接続配管について、材質がO材又はOL材の銅管である場合における、径及び、肉厚、最高使用圧力との関係を示した表である。
【図6】空気調和機の室外機と室内機を接続する接続配管について、材質が1/2H材又はH材の銅管である場合における、径及び、肉厚、最高使用圧力との関係を示した表である。
【図7】空気調和機の室外機と室内機を接続する接続配管について、材質がO材又はOL材の銅管であって径が15.88mmの場合における、温度と最高使用圧力との関係を示したグラフである。
【図8】空気調和機の室外機と室内機を接続する接続配管について、温度と許容引張応力の一般的な関係を示したグラフである。
【図9】本発明の一実施形態による空気調和機において、既設配管の温度を考慮して制限圧力を補正した場合と補正しない場合の、圧力センサーの測定値のトレンドを比較したグラフである。
【図10】本発明の一実施形態による空気調和機において、既設配管の温度を推定するための圧力を測定する圧力センサーの設置範囲を太線で示した図である(冷房時)。
【図11】本発明の一実施形態による空気調和機において、既設配管の温度を推定するための圧力を測定する圧力センサーの設置範囲を太線で示した図である(暖房時)。
【図12】R12又はR22(R407Cを含む)などを使用している空気調和機が既存する場合において、室内機と室外機を接続していた接続配管を流用して、R410Aを使用する空気調和機に交換するときの概念図である。
【符号の説明】
1 空気調和機
2 室外機
3 室内機
4A,4B 既設配管(接続配管)
11 圧縮機
21,22 温度センサー
31 制御基板
32 ディップスイッチ
A1,A2 制限圧力
P 圧力センサ
[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a technology applied when switching from a refrigerant including HCFC-based refrigerants (R12, R22) and HFC (R407C) to a refrigerant of R410A in a package class heat pump type air conditioner.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in a heat pump type air conditioner, the refrigerant has been switched from R12, R22 (including R407C) to R410A from the viewpoint of preventing ozone layer destruction and the like. In this regard, in the case where an air conditioner using R12 or R22 (including R407C) already exists, the connection pipe connecting the indoor unit and the outdoor unit is diverted from the viewpoint of workability and cost. Then, the air conditioner using R410A is often replaced.
[0003]
Specifically, as shown in FIG. 12A, an indoor unit 102 and an outdoor unit 101 of an air conditioner using R12 or R22 (including R407C) or the like are connected to a connection pipe (hereinafter referred to as “existing pipe”). 12), the indoor unit 102 and the outdoor unit 101 are removed first, leaving only the existing pipe 103 as shown in FIG. 12B, and thereafter, as shown in FIG. As shown in (2), the indoor unit 104 and the outdoor unit 105 of the air conditioner using R410A were connected to the existing pipe 103.
[0004]
However, the design pressure of the air conditioner using R410A is higher than the design pressure of the air conditioner using R12 or R22 (including R407C), for example, the air conditioner using R22. 1.5 times the design pressure. Therefore, the existing pipe 103 whose specifications (diameter, wall thickness, material, etc.) are determined for an air conditioner using R12 or R22 (including R407C) is diverted to an air conditioner using R410A. Then, there is a danger that the pressure of the refrigerant flowing through the existing pipe 103 exceeds the allowable pressure of the existing pipe 103.
[0005]
Therefore, in order to avoid this danger, for example, the discharge pressure of the compressor is sensed by a pressure sensing device, and when the pressure reaches a set pressure, pressure limiting means such as opening of an expansion valve is executed, and The discharge pressure has been attenuated (for example, see Patent Document 1). According to this, although the maximum capacity of cooling / heating is reduced, continuous operation can be performed.
[0006]
[Patent Document 1]
JP 2000-314563 A
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, despite the fact that the specifications of the existing piping 103 often differ from site to site, the set pressure for executing the pressure limiting means could not be changed on site. Further, since there are many specifications of the existing piping 103, depending on the combination of the specification of the existing piping 103 and the set pressure, there is a possibility that the maximum capacity of cooling / heating will be remarkably reduced. Therefore, in order to suppress the decrease in the maximum cooling / heating capacity as much as possible, it is necessary to prepare a pipe having an optimal pressure set for each specification of the existing pipe 103 in advance.
[0008]
In view of the above, the present invention has been made in view of the above points, and when diverting existing pipes due to a change in refrigerant, even if the specifications of the existing pipes differ from one site to another, measures are taken at each site (for cooling / heating). It is an object of the present invention to provide an air conditioner capable of minimizing a reduction in the maximum capacity of the air conditioner.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
The invention according to claim 1, which has been made to solve this problem, provides an outdoor unit, an indoor unit connected to the outdoor unit by a connection pipe, and a refrigerant discharged from a compressor of the indoor unit at a limiting pressure. In an air conditioner having danger avoiding means for suppressing the following and control means for controlling the danger avoiding means, setting means for changing the limiting pressure to a value suitable for the specification of the connection pipe is provided. , Is characterized.
[0010]
That is, in the air conditioner of the present invention, by controlling the danger means by the control means, the refrigerant discharged from the compressor of the indoor unit can be suppressed below the limit pressure, but in this regard, the limit pressure ensures safety. The setting means can change the value to a value suitable for the specification of the connection pipe connecting the outdoor unit and the indoor unit, so that when diverting the existing pipe due to the change of the refrigerant, the specification of the existing pipe is changed. Even if it differs from site to site, it is possible to respond at each site (to minimize the reduction in maximum cooling and heating capacity).
[0011]
The invention according to claim 2 is the air conditioner according to claim 1, wherein the control unit corrects the limit pressure in consideration of a temperature on a high pressure side of the connection pipe. And
[0012]
That is, in the air conditioner of the present invention, considering that the allowable pressure of the connection pipe changes according to the temperature of the connection pipe, the control unit corrects the limit pressure in consideration of the temperature on the high pressure side of the connection pipe, When the temperature of the high-pressure side connection pipe decreases, the limiting pressure increases, and when the temperature of the high-pressure side connection pipe increases, the limit pressure decreases. Therefore, the lower the temperature of the high-pressure side connection pipe, the higher the limiting pressure. Therefore, the lower the temperature of the high-pressure side connection pipe, the more the reduction in the maximum cooling / heating capacity can be suppressed.
[0013]
Incidentally, the danger avoiding means may stop the compressor in order to suppress the refrigerant discharged from the compressor of the indoor unit to a pressure lower than the limit pressure.
[0014]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. As shown in FIG. 1, an air conditioner 1 of the present embodiment includes an outdoor unit 2, an indoor unit 3, and connection pipes 4A and 4B connecting the outdoor unit 2 and the indoor unit 3. In this regard, the outdoor unit 2 and the indoor unit 3 use R410A as a refrigerant. On the other hand, the connection pipes 4A and 4B are the existing pipes connecting the outdoor unit and the indoor unit of the air conditioner using R12 or R22 (including R407C) as the refrigerant. ".
[0015]
Further, as shown in FIG. 1, the air conditioner 1 of the present embodiment has a compressor 11, an oil separator 12, a four-way valve 13, an outdoor heat exchanger 14, a subcooler 15, an electronic expansion valve 16, It comprises an exchanger 17, a double tube heat exchanger 18, an accumulator 19, a control board 31, and the like.
[0016]
In this regard, the compressor 11 has its discharge port connected to the oil separator 12. The oil separator 12 is connected to the compressor 11 and the accumulator 19 via the filter dryer F3 and the capillary C3. The oil separator 12 is connected to an accumulator 19 via a bypass valve 20. Further, the oil separator 12 is connected to an inlet port of the four-way valve 13.
[0017]
The four-way valve 13 has a first outlet port, a second outlet port, and a third outlet port. The indoor heat exchanger 17 is connected to the first outlet port via a strainer S3, a ball valve V2, and a flare nut N2. An accumulator 19 is connected to the second outlet port via a double tube heat exchanger 18. The outdoor heat exchanger 14 is connected to the third outlet port.
[0018]
The outdoor heat exchanger 14 and the indoor heat exchanger 17 are connected via a subcooler 15, a filter dryer F1, a ball valve V1, a flare nut N1, a strainer S1, an electronic expansion valve 16, a strainer S2, and the like. ing. Further, a capillary C2 and a filter dryer F2 are provided in parallel with the filter dryer F1. Further, a capillary C1 is provided in parallel with the electronic expansion valve 16.
[0019]
Note that a temperature sensor T1 is provided between the compressor 11 and the oil separator 12. The outdoor heat exchanger 14 is provided with a temperature sensor T2. The indoor heat exchanger 17 is provided with a temperature sensor T3. A temperature sensor T4 is provided between the double tube heat exchanger 18 and the accumulator 19. A temperature sensor T5 is provided between the accumulator 19 and the compressor 11.
[0020]
Further, temperature sensors 21 and 22 are provided on the outdoor unit 2 side of the ball valves V1 and V2. A pressure sensor P and a pressure switch SW are provided between the oil separator 12 and the four-way valve 13. The compressor 11 has a rupturable plate 23 and a fusible plug 24 between the subcooler 15 and the filter dryer F1. The control board 31 is provided with a plurality of dip switches 32.
[0021]
In the air conditioner 1 of the present embodiment, when performing the cooling operation, the electronic expansion valve 16 is opened, and the compressor 11 performs a compression stroke on the refrigerant gas from which the refrigerant liquid has been removed by the accumulator 19, and performs a four-way valve. 13, the condensation process is performed by the outdoor heat exchanger 14, the expansion process is performed by the expansion valve 16 via the filter dryer F1 and the like, and the evaporation process is performed by the indoor heat exchanger 17. The refrigeration cycle is repeated by sucking the refrigerant from the indoor heat exchanger 17 into the accumulator 19 via the like.
[0022]
On the other hand, in the air conditioner 1 of the present embodiment, when performing the heating operation, the electronic expansion valve 16 is closed, and the refrigerant gas from which the refrigerant liquid has been removed by the accumulator 19 is subjected to the compression stroke by the compressor 11, and the four-way valve is operated. 13 and the like, a condensing process is performed in the indoor heat exchanger 17, an expansion process is performed in the capillary C1, and an evaporating process is performed in the outdoor heat exchanger 14 via the filter dryer F2 and the like. Since the refrigerant from the outdoor heat exchanger 17 is sucked into the accumulator 19 via the device 13 and the like, the refrigeration cycle is repeated.
[0023]
These refrigeration cycles are controlled by the control board 31. The control board 31 measures the pressure of the refrigerant gas discharged from the compressor 11 by the pressure sensor P, and the pressure measured by the pressure sensor P is limited. If it is determined that the pressure is larger than the pressure, the rotation speed of the compressor 11 decreases, the opening of the electronic expansion valve 16 increases, the rotation speed and the number of fans of the outdoor heat exchanger 14 increase, the bypass valve 20 opens, By stopping the operation, the pressure of the refrigerant gas discharged from the compressor 11 is prevented from rising.
[0024]
In this regard, since the air conditioner 1 of the present embodiment uses R410A as a refrigerant in the outdoor unit 2 and the indoor unit 3, the design pressure when the reference condensation temperature is 65 ° C is set as the limiting pressure. Of 4.2 MPa is used. However, as described above, the existing pipes 4A and 4B connecting the outdoor unit 2 and the indoor unit 3 are connected to the outdoor unit and the indoor unit of the air conditioner using R12 or R22 (including R407C) or the like as a refrigerant. Since 4.2 MPa is used as the limiting pressure, the existing pipes 4A and 4B may be damaged depending on the specifications (diameter, wall thickness, material, etc.) of the existing pipes 4A and 4B. .
[0025]
Specifically, for example, as shown in FIG. 5, when the existing pipes 4A and 4B are made of O or OL copper pipe, if the diameter is 12.7 mm or more, the maximum working pressure is increased. Since it is smaller than 4.2 MPa, if 4.2 MPa is used as the limiting pressure, the existing pipes 4A and 4B may be damaged. The maximum working pressure in FIG. 5 is obtained by converting the allowable pressure of the pipe into a cage pressure.
[0026]
As shown in FIG. 6, when the existing pipes 4A and 4B are made of 1 / 2H material or H material copper pipe, if the diameter is 25.4 mm or more, the maximum operating pressure is 4.2 MPa. If it is smaller than 4.2 MPa, the existing pipes 4A and 4B may be damaged. The maximum operating pressure in FIG. 6 is obtained by converting the allowable pressure of the pipe into a cage pressure. Also, in FIG. 6, since it is clear that the maximum working pressure of the one having a diameter of 19.05 mm or less is larger than 4.2 MPa, the numerical value is omitted.
[0027]
Therefore, in the air conditioner 1 of the present embodiment, the limit pressure can be increased by changing the specifications of the existing pipes 4A and 4B by the plurality of DIP switches 32 provided on the control board 31. The value can be changed to a value that meets the specifications (see FIG. 4 described later).
[0028]
For example, when a plurality of dip switches 32 are used to input that the existing pipes 4A and 4B are copper pipes made of O or OL and have a diameter of 12.7 mm, the maximum working pressure is 3.84 MPa ( A value obtained by subtracting a predetermined value (for example, 0.05 MPa, which is a margin in consideration of a device error or the like) from the reference pressure is set as a limit pressure. When a plurality of dip switches 32 are used to input that the existing pipes 4A and 4B are copper pipes made of O material or OL material and have a diameter of 15.88 mm, the maximum working pressure is 4.11 MPa ( A value obtained by subtracting a predetermined value (for example, 0.05 MPa, which is a margin in consideration of a device error or the like) from the reference pressure is set as a limit pressure. In this way, when the maximum working pressure (see FIG. 5) corresponding to the specifications of the existing pipes 4A and 4B input by the plurality of dip switches 32 is smaller than 4.2 MPa, a predetermined value ( For example, a value obtained by subtracting 0.05 MPa which is a margin in consideration of a device error or the like is set as a limit pressure. Note that the value obtained by subtracting a predetermined value (for example, 0.05 MPa, which is a margin in consideration of equipment error, etc.) from the maximum working pressure is used as the limiting pressure because the measurement error and pressure loss of the pressure sensor P are considered. It is. On the other hand, when the maximum working pressure corresponding to the specifications of the existing pipes 4A and 4B input by the plurality of DIP switches 32 is 4.2 MPa or more (in FIG. 5, the diameter is 6.35 mm or 9.52 mm). )), 4.2 MPa is the limiting pressure.
[0029]
When a plurality of dip switches 32 are used to input that the existing pipes 4A and 4B are copper pipes of 1 / 2H material or H material and have a diameter of 25.4 mm, the maximum working pressure is 3. A value obtained by subtracting a predetermined value (for example, 0.05 MPa, which is a margin in consideration of a device error or the like) from 97 MPa (see FIG. 6) is defined as a limit pressure. When a plurality of dip switches 32 indicate that the existing pipes 4A and 4B are made of O or OL copper pipe and have a diameter of 28.58 mm, the maximum working pressure is 3.67 MPa ( A value obtained by subtracting a predetermined value (for example, 0.05 MPa, which is a margin in consideration of a device error or the like) from the value shown in FIG. In this manner, when the maximum working pressure (see FIG. 6) corresponding to the specifications of the existing pipes 4A and 4B input by the plurality of dip switches 32 is smaller than 4.2 MPa, a predetermined value ( For example, a value obtained by subtracting 0.05 MPa which is a margin in consideration of a device error or the like is set as a limit pressure. Note that the value obtained by subtracting a predetermined value (for example, 0.05 MPa, which is a margin in consideration of equipment error, etc.) from the maximum working pressure is used as the limiting pressure because the measurement error and pressure loss of the pressure sensor P are considered. It is. On the other hand, when the maximum operating pressure corresponding to the specifications of the existing pipes 4A and 4B input by the plurality of dip switches 32 is 4.2 MPa or more (in FIG. 6, the diameter is 6.35 mm to 22.22 mm). )), 4.2 MPa is the limiting pressure.
[0030]
However, in the case of copper pipes used as the existing pipes 4A and 4B, as shown in FIG. 8, the higher the temperature, the lower the allowable tensile stress. Therefore, as shown in FIG. 7, the higher the temperature, the higher the allowable pressure. Become smaller. Therefore, the maximum working pressure shown in FIGS. 5 and 6 is calculated from the value of the allowable pressure at 125 ° C. exceeding the maximum temperature (about 120 ° C.) of the refrigerant assumed in the existing pipes 4A and 4B.
[0031]
However, from the opposite viewpoint, in the case of copper pipes used as the existing pipes 4A and 4B, as shown in FIG. 8, as the temperature becomes lower, the allowable tensile stress becomes larger, so as shown in FIG. As the temperature decreases, the allowable pressure increases. Therefore, in the air conditioner 1 of the present embodiment, the maximum working pressure shown in FIGS. 5 and 6 is corrected based on the temperatures of the existing pipes 4A and 4B measured by the temperature sensors 21 and 22.
[0032]
Specifically, for example, when the existing pipes 4A and 4B are copper pipes made of O or OL and have a diameter of 15.88 mm, first, the specifications are input by a plurality of dip switches 32. Then, 4.11 MPa converted from the allowable pressure at 125 ° C. into the cage pressure is set as the maximum operating pressure (see FIGS. 5 and 7), and a predetermined value (for example, a margin in consideration of equipment error etc.) is calculated from the maximum operating pressure. A value obtained by subtracting a certain 0.05 MPa) is defined as a limiting pressure. Thereafter, when the temperatures of the existing pipes 4A and 4B measured by the temperature sensors 21 and 22 were 90 ° C., a value converted into a cage pressure from 4.2 MPa (see FIG. 7) which is an allowable pressure at 90 ° C. The maximum working pressure is defined as a value obtained by subtracting a predetermined value (for example, 0.05 MPa, which is a margin in consideration of a device error or the like) from the maximum working pressure.
[0033]
According to this, when the temperature of the existing pipes 4A and 4B decreases, the limit pressure can be increased from A1 to A2 as shown in FIG. Therefore, even if the load increases and the point B where the measurement value of the pressure sensor P (the pressure of the refrigerant gas discharged from the compressor 11) becomes equal to the limit pressure A1, the limit pressure increases from A1 to A2. As a result, an increase in the pressure of the refrigerant gas by the compressor 11 is permitted, and, for example, a pressure trend is drawn as shown by a dashed line in FIG. On the other hand, if the limit pressure is fixed at A1, the rotation speed of the compressor 11 decreases, the opening of the electronic expansion valve 16 increases, and the outdoor heat increases in order to prevent the pressure of the refrigerant gas discharged from the compressor 11 from rising. The number of rotations and the number of fans of the exchanger 14 are increased, the bypass valve 20 is opened, and the like, and after the point B in FIG. 9, for example, a pressure trend as indicated by a dotted line is drawn.
[0034]
The tables of FIGS. 5 and 6 are stored in the storage area of the control board 31. 7 is prepared for all of the specifications of the existing pipes 4A and 4B described in the tables of FIGS. 5 and 6, and stored in the storage area of the control board 31.
[0035]
Here, a flowchart of control performed by the control board 31 of the air conditioner 1 of the present embodiment is shown in FIG. First, in S11, when the operation of the system is started by an instruction from a remote controller or the like, in S12, the limit pressure is set. Specifically, from the specifications of the existing pipes 4A and 4B input by the plurality of DIP switches 32 on the control board 31 and the tables of FIGS. 5 and 6, the maximum working pressure for the specifications of the existing pipes 4A and 4B is determined. A value obtained by subtracting a predetermined value (for example, 0.05 MPa, which is a margin in consideration of a device error or the like) from the maximum working pressure is set as the limiting pressure. Next, in S13, after the temperatures of the existing pipes 4A and 4B are measured by the temperature sensors 21 and 22, the process proceeds to S14, and the limiting pressure is corrected. Specifically, a value obtained by converting the allowable pressure at the temperature of the existing pipes 4A and 4B measured by the temperature sensors 21 and 22 into the cage pressure is defined as the maximum working pressure, and a predetermined value (for example, equipment error or the like) is calculated from the maximum working pressure. The value obtained by subtracting 0.05 MPa, which is a margin in consideration of the above, is defined as the limiting pressure.
[0036]
However, in the air conditioner 1 of the present embodiment, the liquid refrigerant flows through the existing pipe 4A and the gaseous refrigerant flows through the existing pipe 4B regardless of whether the air conditioner is being cooled or heated. The diameters of the pipes 4A and 4B are different. Further, at the time of cooling, the existing pipe 4A has a high pressure and the existing pipe B has a low pressure. At the time of heating, the existing pipe 4A has a low pressure and the existing pipe B has a high pressure. Therefore, the specifications of both the existing pipes 4A and 4B are input by a plurality of DIP switches 32, and during cooling, the above-described setting and correction of the limit pressure are performed based on the specifications of the high-pressure side existing pipe 4A. At the time of heating, the above-described setting and correction of the limiting pressure are performed based on the specifications of the existing pipe 4B on the high pressure side.
[0037]
Then, in S15, after the pressure of the refrigerant gas discharged from the compressor 11 is measured by the pressure sensor P, the process proceeds to S16, and the limit pressure and the measured value of the pressure sensor P are compared. Here, when it is determined that the limit pressure is larger than the measurement value of the pressure sensor P (S16: Yes), the process proceeds to S17, and after performing danger avoidance, returns to S13. Here, the danger avoidance means that the rotation speed of the compressor 11 decreases, the opening degree of the electronic expansion valve 16 increases, the rotation speed and the number of fans of the outdoor heat exchanger 14 increase, the bypass valve 20 opens, and the operation stops. By doing so, the pressure of the refrigerant gas discharged from the compressor 11 is prevented from increasing. When the operation is stopped, an abnormality is issued at the same time. On the other hand, when it is determined that the limit pressure is equal to or less than the measurement value of the pressure sensor P (S16: Yes), the process returns to S13 without doing anything.
[0038]
In the air conditioner 1 of the present embodiment, safety is ensured by providing a rupturable plate 23 in the compressor 11 or providing a fusible plug 24 between the supercooler 15 and the filter dryer F1. are doing. Further, when the pressure switch SW installed between the oil separator 12 and the four-way valve 13 is operated, the operation is stopped to ensure safety.
[0039]
As described above in detail, in the air conditioner 1 of the present embodiment, the danger is avoided by the control board 13 (S17), so that the refrigerant discharged from the compressor 11 of the indoor unit 2 becomes equal to or less than the limit pressure. Although the pressure can be suppressed (S16: Yes, S17), in this regard, the limiting pressure is for securing safety. When the specifications of the existing pipes 4A and 4B are input by the plurality of dip switches 32 on the control board 31, the outdoor pressure is reduced. Since the value can be changed to a value conforming to the specifications of the existing pipes 4A, 4B connecting the unit 2 and the indoor unit 3 (S12), the existing pipes 4A, 4B are used when diverting the existing pipes 4A, 4B due to the change of the refrigerant. Even if the specifications vary depending on the site, it is possible to respond at each site (to minimize the decrease in the maximum capacity of cooling and heating as much as possible).
[0040]
In addition, in the air conditioner 1 of the present embodiment, in consideration of the fact that the allowable pressure of the existing pipes 4A and 4B changes according to the temperature of the existing pipes 4A and 4B (see FIG. 7), the control board 13 includes the existing pipes 4A and 4A. The limit pressure is corrected in consideration of the temperature on the high pressure side of 4B (S14), and if the temperature on the high pressure side of the existing pipes 4A and 4B decreases, the limit pressure is increased, and the pressure limit of the existing pipes 4A and 4B is increased. If the temperature on the high pressure side increases, the limiting pressure is reduced (see FIG. 9). Therefore, the lower the temperature on the high pressure side of the existing pipes 4A and 4B, the higher the limiting pressure. Therefore, the lower the temperature on the high pressure side of the existing pipes 4A and 4B, the more the reduction in the maximum capacity of cooling and heating becomes. Can be suppressed.
[0041]
Note that the present invention is not limited to the above-described embodiment, and various changes can be made without departing from the gist of the present invention.
For example, in the air conditioner 1 of the present embodiment, the temperatures of the existing pipes 4A and 4B are measured by the temperature sensors 21 and 22. In this method, the temperature values of the temperature sensors 21 and 22 are set as the temperatures of the existing pipes 4A and 4B by installing the temperature sensors 21 and 22 at locations closest to the existing pipes 4A and 4B. However, considering the state of the refrigerant, at the time of cooling, the measured value of the temperature sensor installed in the refrigerant pipe (thick line in FIG. 2) from the outdoor heat exchanger 14 to the ball valve V1 may be used as the temperature of the existing pipe 4A. . Therefore, the temperature sensor T2 of the outdoor heat exchanger 14 can be used instead. Further, at the time of heating, the measured value of the temperature sensor installed in the refrigerant pipe (thick line in FIG. 3) from the compressor 11 to the ball valve V2 may be used as the temperature of the existing pipe 4B. Therefore, the temperature sensor T1 can be used instead.
[0042]
Further, the temperature of the refrigerant may be calculated from the measured pressure of the pressure sensor P and the temperature of the existing pipes 4A and 4B may be estimated without using a temperature sensor. The pressure sensor used only for this purpose is installed in the refrigerant pipe on the high pressure side (thick line in FIG. 10) from the compressor 11 to the electronic expansion valve 16 or the capillary C1 via the ball valve V1 during cooling. At the time of heating, it may be installed in the refrigerant pipe on the high pressure side (the thick line in FIG. 11) from the compressor 11 to the electronic expansion valve 16 or the capillary C1 via the ball valve V2.
[0043]
However, a temperature sensor may be extended from the outdoor unit 2 and the temperature of the existing pipes 4A and 4B may be directly measured by the temperature sensor.
[0044]
【The invention's effect】
In the air conditioner of the present invention, by controlling the danger means by the control means, the refrigerant discharged from the compressor of the indoor unit can be suppressed below the limit pressure, but in this regard, the limit pressure is one that ensures safety. With the setting means, the value can be changed to a value suitable for the specification of the connection pipe connecting the outdoor unit and the indoor unit. Even if they are different, it is possible to take measures at each site (to minimize the decrease in the maximum cooling and heating capacity).
[0045]
Further, in the air conditioner of the present invention, in consideration of the allowable pressure of the connection pipe changes depending on the temperature of the connection pipe, the control unit corrects the limit pressure in consideration of the temperature of the connection pipe on the high pressure side, When the temperature of the high pressure side connection pipe decreases, the limiting pressure increases, and when the temperature of the high pressure side connection pipe increases, the limit pressure decreases. Therefore, the lower the temperature of the connection pipe on the high pressure side is, the higher the limiting pressure becomes. Therefore, the lower the temperature of the connection pipe is, the more the decrease in the maximum cooling / heating capacity can be suppressed.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing an outline of an air conditioner according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a diagram schematically illustrating an air conditioner according to an embodiment of the present invention, in which a range in which a temperature sensor for measuring the temperature of an existing pipe can be installed during cooling is indicated by a thick line. .
FIG. 3 is a diagram schematically illustrating an air conditioner according to an embodiment of the present invention, in which a range in which a temperature sensor for measuring the temperature of an existing pipe can be installed during heating is indicated by a thick line. .
FIG. 4 is a view showing a flowchart of control executed by a control board of the air conditioner according to one embodiment of the present invention.
FIG. 5 shows a relationship between a diameter, a wall thickness, and a maximum operating pressure of a connection pipe for connecting an outdoor unit and an indoor unit of an air conditioner when the material is a copper pipe made of an O material or an OL material. It is a table.
FIG. 6 shows the relationship between the diameter, the wall thickness, and the maximum operating pressure of a connection pipe for connecting an outdoor unit and an indoor unit of an air conditioner when the material is a 1 / 2H material or a H material copper tube. It is the table shown.
FIG. 7 shows a relationship between the temperature and the maximum working pressure when the connection pipe connecting the outdoor unit and the indoor unit of the air conditioner is a copper pipe made of O or OL and having a diameter of 15.88 mm. FIG.
FIG. 8 is a graph showing a general relationship between temperature and allowable tensile stress for a connection pipe connecting an outdoor unit and an indoor unit of an air conditioner.
FIG. 9 is a graph comparing the trend of measured values of the pressure sensor when the limiting pressure is corrected in consideration of the temperature of an existing pipe and when the limiting pressure is not corrected in the air conditioner according to one embodiment of the present invention.
FIG. 10 is a diagram showing, in a thick line, an installation range of a pressure sensor for measuring a pressure for estimating a temperature of an existing pipe in an air conditioner according to an embodiment of the present invention (at the time of cooling).
FIG. 11 is a diagram showing, in a thick line, an installation range of a pressure sensor for measuring a pressure for estimating a temperature of an existing pipe in an air conditioner according to an embodiment of the present invention (at the time of heating).
FIG. 12 is a diagram showing an air conditioner using R410A by using a connection pipe connecting an indoor unit and an outdoor unit when an air conditioner using R12 or R22 (including R407C) or the like already exists. It is a conceptual diagram at the time of changing to a machine.
[Explanation of symbols]
1 air conditioner
2 outdoor units
3 indoor units
4A, 4B Existing piping (connection piping)
11 Compressor
21,22 Temperature sensor
31 Control board
32 DIP switch
A1, A2 Limit pressure
P pressure sensor

Claims (2)

室外機と、前記室外機と接続配管で接続される室内機と、前記室内機の圧縮機から吐出された冷媒を制限圧力以下に抑える危険回避手段と、前記危険回避手段を制御する制御手段と、を有する空気調和機において、
前記接続配管の仕様に適合した値に前記制限圧力を変更させるための設定手段を備えたこと、を特徴とする空気調和機。
An outdoor unit, an indoor unit connected to the outdoor unit via a connection pipe, a danger avoiding unit that suppresses a refrigerant discharged from a compressor of the indoor unit to a pressure lower than or equal to a limit pressure, and a control unit that controls the danger avoiding unit. In the air conditioner having
An air conditioner, comprising: setting means for changing the limit pressure to a value suitable for the specification of the connection pipe.
請求項1に記載する空気調和機であって、
前記制御手段は、前記接続配管の高圧側の温度を考慮して前記制限圧力を補正すること、を特徴とする空気調和機。
The air conditioner according to claim 1, wherein
The air conditioner, wherein the control unit corrects the limit pressure in consideration of a temperature on a high pressure side of the connection pipe.
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