JP2004212560A - Image forming apparatus - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンター等の画像形成装置に関するものであり、詳しくは、磁性キャリアとトナーとからなる二成分現像剤を用いた画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、電子写真複写装置等の画像形成装置においては、磁性キャリアとトナーとからなる二成分現像剤を用いて現像をおこなう二成分現像装置と、トナーのみを用いて現像を行う一成分現像装置とが知られている。二成分現像装置は、通常、内部に複数の磁極を有する磁石体からなるマグネットローラを備え、回転可能に支持された円筒状の現像剤担持体である現像スリーブを有している。この現像スリーブ表面にトナーを付着させた磁性キャリアを担持しながら像担持体との対向部である現像領域に搬送して、二成分現像剤からなる磁気ブラシにて現像を行うものである。二成分現像装置においては、磁性キャリアとトナーとを撹拌混合することで帯電を行うので、トナーの帯電性が安定し、比較的安定した良好な画像が得られる。しかしながら、キャリア劣化や現像剤中のトナーが消費されてトナー濃度が変動するためトナーと磁性キャリアの混合比の変動といった欠点がある。トナーと磁性キャリアの混合比の変動を抑制するためには、トナー濃度制御装置を備え、必要に応じてトナーを補給してこの変動を抑制する。
【0003】
一方、一成分現像装置は、現像剤担持体表面に担持したトナーを現像領域に搬送して現像を行うものである。二成分現像装置のキャリア劣化やトナー濃度制御装置を備えなければならないという欠点は有しないが、帯電性が安定しにくいという欠点をもっている。
【0004】
上記二成分現像装置で使用する磁性キャリアには、表面へのトナーのフィルミング防止、均一表面の形成、表面酸化防止、感湿性低下の防止、キャリアによるキズあるいは摩耗から感光体を保護すること等が望まれる。また、現像剤の長寿命化、帯電極性の制御または帯電量の調節等をおこなうことも必要である。このような目的のため、通常適当な樹脂材料で被覆等を施すことにより固く高強度の被覆層を設けることが行なわれている。例えば特定の樹脂材料で被覆されたものが知られている(特許文献1参照)。また、上記目的のため、種々の添加剤を添加した被覆層を有するものが知られている(特許文献2乃至8参照)。また、キャリア表面に添加剤を付着させたものを用いるものが知られている(特許文献9参照)。また、コート膜厚よりも大きい導電性粒子をコート膜に含有させたものを用いるものが知られている(特許文献10参照)。また、ベンゾグアナミン−n−ブチルアルコール−ホルムアルデヒド共重合体を主成分としてキャリア被覆材に用いるものが知られている(特許文献11参照)。また、メラミン樹脂とアクリル樹脂の架橋物をキャリア被覆材として用いるものが知られている(特許文献12参照)。
【0005】
また、耐久性をさらに向上させるために、本出願人は特許文献12において、「少なくとも結着樹脂と粒子を有するコート膜を有するキャリアにおいて、該粒子径Dと該結着樹脂膜厚hが1<[D/h]<5であることを特徴とする電子写真用キャリア」を提案している。このキャリアは、被覆膜に比べ粒子の方が凸となるので、現像剤を摩擦帯電させるための攪拌により、トナーとの摩擦あるいはキャリア同士の摩擦で、結着樹脂への強い衝撃を伴う接触を緩和することができる。これにより、キャリアへのトナーのスペントを防止することが可能となるとともに、帯電発生箇所である結着樹脂の膜削れも防止することが可能となり、経時でのキャリア表面形状変化が小さく、さらに耐久性が大幅に向上する。
【0006】
そして、上記二成分現像装置においては、近年における高画質化の要求に伴いトナー粒子を小粒径化する傾向にあり、これに伴って磁性キャリアも小粒径化する傾向にある。
【0007】
【特許文献1】
特開昭58−108548号公報
【特許文献2】
特開昭54−155048号公報
【特許文献3】
特開昭57−40267号公報
【特許文献4】
特開昭58−108549号公報
【特許文献5】
特開昭59−166968号公報
【特許文献6】
特公平1−19584号公報
【特許文献7】
特公平3−628号公報
【特許文献8】
特開平6−202381号公報
【特許文献9】
特開平5−273789号公報
【特許文献10】
特開平9−160304号公報
【特許文献11】
特開平8−6307号公報
【特許文献12】
特許第2683624号公報
【特許文献13】
特開2001―188388号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、磁性キャリアは小粒径になるほど磁化が小さくなり像担持体へのキャリア付着が発生し易い。また、近年の機械の小型化の要求に伴い、像担持体としての感光体ドラムのドラム径や現像剤担持体としての現像スリーブのスリーブ径を小径化する傾向にある。このドラム径やスリーブ径の小径化に伴い、現像領域下流(出口側)での磁気ブラシ穂先のキャリアに対する磁気拘束力が小さくなることからも、キャリア付着が発生し易くなる。このようなキャリア付着の発生により、感光体ドラム、感光体ドラムのクリーニングブレード、中間転写体などの劣化が促進されるとともに、画像上にキャリア付着による白抜けが発生する。
【0009】
キャリア付着を改善する方法として、磁性キャリアの飽和磁化をある程度高くすることが考えられる。飽和磁化を高めることにより、小粒径でも磁気ブラシ穂先のキャリアに対する磁気拘束力がある程度維持できるようになる。キャリアの飽和磁化はキャリアの抵抗とある程度関係があり、飽和磁化を高めると抵抗が低くなり、逆に飽和磁化を低めると抵抗が高くなる傾向にある。ただし、厳密な相関関係があるわけではない。ここで、抵抗とは、磁性キャリアを抵抗計測平行電極に投入し、所定のバイアスを印加した後一定の時間経過後に測定した抵抗値を体積抵抗率に変換した値であり、静抵抗と言われているものである。
キャリア抵抗が低くなると、ベタ部現像後にキャリアに残るカウンターチャージが消散しやすくなり、カウンターチャージに起因するエッジ部へのキャリア付着が減少する。図5は、画像部と非画像部の電界の状態を示した模式図である。画像部は、トナーが現像スリーブ表面から感光体ドラム側へ転移する電界が形成される。非画像部では、トナーが感光体ドラム側へ転移する電界がなくなる。そして、画像部と非画像部との境界であるエッジ部Eでは、逆にキャリアが感光体ドラム側へ付着する電界であるエッジ電界が形成される。エッジ電界の強度は、キャリア抵抗が高いほど強くなり、キャリア抵抗が低いほどう弱くなるのである。
キャリア抵抗が低くなると上記キャリア付着が減少するのであるが、その反面、電荷がリークし易くなる。また、現像バイアスとしてDCバイアスにACバイアスを重畳した重畳バイアスを印加するものでは、ACバイアスによって瞬時的に高い電圧が印加されるため、リークし易くなる。これらの条件が重なると、実際にキャリアを介して感光体ドラムと現像スリーブ間でリークが発生し、感光体ドラム上の潜像を乱してしまう。このため画像がぼそつく所謂ボソツキ画像が発生する場合がある。
【0010】
ボソツキ画像を防止するためには、磁性キャリアの抵抗がボソツキ画像が発生するほど低くなりすぎないようにある程度高めに設定すればよい。しかし、ボソツキ画像をキャリア付着と共に防止できる程度にキャリア抵抗を上げると、新たな副作用が発生する場合がある。それは、エッジ効果の増大によって生じる文字周辺抜けである。
二成分現像装置は、磁気ブラシを近接対向電極に見立てて、回り込み電界を抑えることが可能であり、エッジ効果を低減することが可能となる。また、対向電極を近接化するのと同様の状態をつくる他の方法として、キャリア抵抗を低くしたり、現像ギャップPGを狭くしたりする方法がある。よって、上記のようにキャリア抵抗を上げることは対向電極を遠くするのと同様の状態となり、エッジ効果が大きくなって文字周辺抜けが発生し易くなる。
【0011】
以上のように、磁性キャリアの小粒径化によって生じるキャリア付着を防止する際に、ボソツキ画像、文字周辺抜け等他の副作用が生じる場合があることが分かった。従って、キャリア付着を抑制すると共に、上記した副作用もある程度の許容範囲内に抑えることが求められる。
【0012】
本発明は以上の背景に鑑みなされたものであり、その目的は次のことである。即ち、高画質化のために小粒径キャリアを用いた二成分現像装置において、キャリア付着の抑制を、ボソツキ画像と文字周辺抜けを共に許容範囲内に抑えつつ実現することができる画像形成装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、表面に静電潜像を担持する像担持体と、内部に固定された磁界発生手段を有し、表面上に磁性キャリアとトナーとからなる2成分現像剤を担持して回転する非磁性現像スリーブからなる現像剤担持体と、該像担持体と該現像剤担持体との間に現像電界を発生させる現像電界発生手段とを有し、該像担持体上の静電潜像を、該現像剤担持体上に担持された二成分現像剤中のトナーを用いて該現像電界の作用によりトナー像化する画像形成装置において、上記磁性キャリアの重量平均粒径が20[μm]以上60[μm]以下、同じく磁性キャリアの1kOe磁場中における飽和磁化が66[emu/g]以上100[emu/g]以下、該磁性キャリアへ1000[V]のバイアスを印加した時の該磁性キャリアの静抵抗が109[Ω・cm]以上1014[Ω・cm]以下、上記現像電界発生手段において発生させる電界がDCバイアスのみであることを特徴とするものである。
ここで、磁性キャリアの”静抵抗”は、次のようにして得られる値とする。即ち、磁性キャリアを抵抗計測平行電極であるギャップ2[mm]の電極間に投入し、1000[V]の直流バイアスを印加した30[sec]後の抵抗値をハイレジスト計で計測した値を体積抵抗率に変換した値である。
また、請求項2の発明は、請求項1の画像形成装置において、上記像担持体と上記現像剤担持体との間隙が0.2[mm]以上0.4[mm]以下であることを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1乃至の画像形成装置において、上記磁性キャリアが少なくとも結着樹脂と粒子を有するコート膜を有し、該粒子径Dと該結着樹脂膜厚hが1<[D/h]<10であることを特徴する画像形成装置。
請求項1の画像形成装置においては、磁性キャリアを60[μm]以下の小粒径にする。これにより、磁性キャリアによる穂跡やハーフトーン画像のざらつき、即ち粒状性の悪化を防止することが可能となり、高画質化が可能となる。また、磁性キャリアの粒径の下限を20[μm]にする。これにより、流動性および現像剤へのストレスが悪くなり過ぎないようにする。以上のことから、磁性キャリアの重量平均粒径は20[μm]以上60[μm]以下の範囲とする。
そして、上記小粒径の磁性キャリアを用いる場合に発生しやすいキャリア付着を次のようにして抑制する。
先ず、磁性キャリアの1kOe磁場中における飽和磁化を66[emu/g]以上にする。飽和磁化を高め、磁界発生手段による磁気ブラシの磁気拘束力を強めて、磁気ブラシ先端からのキャリア離れを生じにくくする。これにより、像担持体へのキャリア付着の抑制が可能な状況をつくる。また、磁性キャリアの1kOe磁場中における飽和磁化を100[emu/g]以下にする。これにより、磁気ブラシの穂が硬くなりすぎて穂跡が画像上に出ることを回避する。また、現像剤離れが悪くなり現像スリーブ上での現像剤の入れ替わりがわるくなって現像スリーブ上でのトナー濃度ムラが発生することによって画像濃度ムラが出ることを回避する。
更に、磁性キャリアの静抵抗をある程度低めの109[Ω・cm]以上1014[Ω・cm]以下の範囲とする。磁性キャリアの静抵抗と飽和磁化との間にはある程度相関関係があり、飽和磁化を高くすると静抵抗が低くなる傾向にある。ただし、静抵抗を低くすると電荷がリークしやすくなり、これに起因してボソツキ画像が生じやすくなる。よって、静抵抗の下限を109[Ω・cm]としてこれを回避できるようにする。一方、磁性キャリアの飽和磁化を66[emu/g]以上としても、比較的静抵抗が高めの場合もある。そして、本発明者らが調べたところによると、後ほど表1で示すように静抵抗が1014[Ω・cm]を越えると文字周辺抜けが悪化し許容範囲を越えることが分かった。そこで、磁性キャリアの静抵抗を1014[Ω・cm]以下とし、文字周辺抜けも許容範囲内に抑える。
更に、現像電界発生手段による現像電界をDCバイアスのみとする。これは、静抵抗を上記のようにある程度低めに設定しているためリークが生じやすくなっている磁性キャリアに、リークの発生原因となるACバイアスを印加しないようにし、現像バイアスをリークが生じにくい状況にする。
以上のように、本発明においては、高画質化のために小粒径キャリアを用い、小粒径キャリアを用いたため生じやすくなるキャリア付着を防止するために、キャリアの飽和磁化をある程度高めに設定する。更に、飽和磁化が高めのために生じやすくなる画像のボソツキや文字周辺抜けを許容範囲内に抑えるために、磁性キャリアの静抵抗の範囲及び現像バイアス成分を上記範囲に限定する。このように複数の条件を複合的に限定することより、小粒径キャリアを用いた場合に生じやすくなるキャリア付着の抑制を、ボソツキ画像と文字周辺抜け等の副作用を許容範囲内におさめつつ実施できるようにする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を複写機、ファクシミリ、プリンター等の画像形成装置に適用した一実施形態について説明する。
本実施形態に係る画像形成装置は、像担持体としての感光体の周辺に、帯電装置、露光装置、現像装置、転写装置、クリーニング装置等が順に配設されている。また、給紙トレイより転写紙を給紙する給紙搬送装置と、トナー像を転写された転写紙が感光体から分離した後、トナーを転写紙に定着する定着装置とを備えている。このように構成された画像形成装置では、回転する感光体の表面は帯電装置により一様に帯電された後、画像情報に基づき露光装置のレーザー光線等を照射され、感光体上に潜像形成を形成する。感光体上に形成された静電潜像に現像装置により帯電したトナーを付着させることでトナー像を形成する。一方、転写紙は給紙搬送装置により給紙トレイより給紙され、次いで感光体と転写装置とが対向する転写部に搬送される。そして転写装置により、転写紙に感光体上のトナー像とは逆極性の電荷を付与することで、感光体上に形成されたトナー像を転写紙へ転写する。次いで、転写紙は、感光体から分離され、定着装置に送られ、トナーを転写紙に定着することで画像が得られる。
【0015】
図1は本実施形態に係る画像形成装置の現像装置1の概略構成図である。図1に基づき上記画像形成装置に採用される現像装置1について詳しく説明する。この現像装置1は感光体8の側方に配設され、トナー及び磁性キャリアとを含む2成分現像剤(以下「現像剤」という。)を表面に担持する現像剤担持体としての非磁性の現像スリーブ7を備えている。この現像スリーブ7は、現像ケーシングの感光体1側に形成された開口部から一部露出するように取り付けられ、図示しない駆動装置により、図中矢印b方向に回転する。また、現像スリーブ7の内部には、磁界発生手段としての固定磁石群からなる図示しないマグネットローラが固定配置されている。また、現像装置1は、現像スリーブ7上に担持される現像剤の量を規制する剛体からなる現像剤規制部材としてのドクタ9を備えている。該ドクタ9に対して、現像スリーブ7回転方向上流側には、現像剤を収容する現像剤収容部4が形成され、該現像剤収容部4の現像剤を攪拌混合する第1及び第2の攪拌スクリュ5、6が設けられている。また、現像剤収容部4の上方に配置されるトナー補給口23と、現像剤収容部4へ補給されるトナー充填したトナーホッパ2と、トナー補給口23とトナーホッパ2とを接続するトナー送流装置3とが設けられている。
【0016】
上記構成の現像装置1においては、第1及び第2の攪拌スクリュ5、6が回転することにより、現像剤収容部4内の現像剤が攪拌され、トナーと磁性キャリアとが互いに逆極性に摩擦帯電される。この現像剤は、矢印b方向に回転駆動する現像スリーブ7の周面に供給され、供給された現像剤は現像スリーブ7の周面に担持され、現像スリーブ7の回転によって、その回転方向(矢印b方向)に搬送される。次いで、この搬送された現像剤は、ドクタ9によって量を規制され、規制後の現像剤が感光体8と現像スリーブ7とが対向する現像領域に運ばれる。この現像領域で現像剤中のトナーが、感光体8表面の静電潜像に静電的に移行し、その静電潜像がトナー像として可視像化される。
【0017】
上記画像形成装置は、高画質化を実現するために、二成分現像剤を構成するトナーと磁性キャリアのうち磁性キャリアに重量平均粒径が20[μm]以上60[μm]以下のものを用いている。磁性キャリアを粒径60[μm]以下の小粒径にし、磁性キャリアによる穂跡やハーフトーン画像のざらつき、即ち粒状性の悪化を防止することが可能となり、高画質化が可能となる。また、磁性キャリアを粒径20[μm]以上にし、流動性および現像剤へのストレスが悪くなり過ぎないようにする。以上のことから、磁性キャリアの重量平均粒径が20[μm]以上60[μm]以下のものを用いている。
ところが、磁性キャリアは小粒径になるほど磁化が小さくなり感光体へのキャリア付着が発生し易い。また、近年の機械の小型化の要求に伴い、本実施形態においても、感光体として直径60[mm]以下、現像スリーブ7として直径30[mm]以下のものを用いている。このような感光体径やスリーブ径の小径化に伴い、現像領域下流(出口側)での磁気ブラシ穂先のキャリアに対する磁気拘束力が小さくなることからも、キャリア付着が発生し易くなる。キャリア付着の発生により、感光体8、クリーニングブレード(図示せず)など感光体に接触するよう設けられている部材の劣化が促進されるとともに、画像上にキャリア付着による白抜けが発生する。そこで、本実施形態の小粒径キャリアを用いる画像形成装置は、キャリア付着を抑制すると共に、キャリア付着を防止しようとすると生じる恐れのある副作用もある程度の許容範囲内に抑えられるようにしている。
【0018】
次に本実施形態の特徴について説明する。以上のような画像形成装置において、二成分現像剤を構成しているトナーと磁性キャリアのうち磁性キャリアに次のようなキャリアを用いる。1kOe磁場中における飽和磁化が66[emu/g]以上100[emu/g]以下、1000[V]のバイアスを印加した時の静抵抗が109[Ω・cm]以上1014[Ω・cm]以下である。更に、少なくとも結着樹脂と粒子を有するコート膜を有するキャリアであって、この磁性キャリアの粒子径(D)と結着樹脂膜厚(h)との関係が1<[D/h]<10である。また、現像バイアスとして直流(DC)バイアスのみを印加し、交流(AC)バイアスは印加しないようにしている。
【0019】
磁性キャリアの1kOe磁場中における飽和磁化を66[emu/g]以上と高めに設定することで、上記磁界発生手段としてのマグネットローラによる磁気ブラシの現像スリーブ表面への磁気拘束力を強める。これによって、磁気ブラシ先端からのキャリア離れを生じにくくして感光体8へのキャリア付着を抑制できる状況をつくる。また、磁性キャリアの1kOe磁場中における飽和磁化を100[emu/g]以下にする。これによって、磁気ブラシの穂が硬くなりすぎて穂跡が画像上に出ることを回避する。また、現像剤離れが悪くなり現像スリーブ上での現像剤の入れ替わりがわるくなって現像スリーブ上でのトナー濃度ムラが発生することによって画像濃度ムラが出ることを回避する。
更に、磁性キャリアの静抵抗をある程度低めの109[Ω・cm]以上1014[Ω・cm]以下の範囲とする。磁性キャリアの静抵抗と飽和磁化との間にはある程度相関関係があり、飽和磁化を高くすると静抵抗が低くなる傾向にある。ただし、静抵抗を低くしすぎると電荷がリークしやすくなり、これに起因してボソツキ画像が生じやすくなる。よって、静抵抗の下限を109[Ω・cm]としてこれを回避できるようにする。また、磁性キャリアの飽和磁化を66[emu/g]以上としても、比較的静抵抗が高めの場合があり、静抵抗が高くなりすぎると文字周辺抜けが悪化して許容範囲を越える場合があることが本発明者らの研究によって分かった。そこで、本実施形態において磁性キャリアの静抵抗を1014[Ω・cm]以下とし、文字周辺抜けも許容範囲内に抑える状況をつくる。
更に、現像スリーブ7に接続している現像電界発生手段としての電源10より現像スリーブ7に印加する現像電界をDCバイアスのみとする。これは、静抵抗を上記のようにある程度低めに設定しているためリークが生じやすくなっている磁性キャリアに、リークの発生原因となるACバイアスを印加しないようにし、リークが生じにくい状況をつくるためである。
以上のように、本実施形態においては、高画質化のために小粒径キャリアを用い、小粒径キャリアを用いたために生じやすくなるキャリア付着を防止するためにキャリアの飽和磁化をある程度高めに設定する。更に、飽和磁化が高めのために生じやすくなる画像のボソツキや文字周辺抜けが許容範囲を越えることを回避するために、磁性キャリアの静抵抗の範囲及び現像バイアス成分を限定する。
【0020】
更に、本実施形態においては、更に高品質な画像を形成できるようにするためハーフトーン画像上でムラの発生についても発生しにくい構成を試行錯誤して見つけている。現像ギャップPGの広さは、ハーフトーン画像上でのムラの発生に影響を及ぼす。現像ギャップPGが広すぎると、現像スリーブ7から感光体8へ向けて現像電界が届かず、廻り込み電界等になりやすくなる。そして、トナーが画像部に均一に付着せず、特にハーフトーン画像でムラとなるのである。このハーフトーン画像上でムラが生じる場合を画像の粒状性が悪いという。通常、画像にボソツキがあると粒状性も悪くなるが、ボソツキがなくても粒状性が悪い場合もあり、より高品質な画像を得ようとする場合は、粒状性を良好にすることが望まれる。
【0021】
以下に、本発明に関する特徴を有する場合にどのような効果が得られるかについて、上記構成要件を満足する実施例とそうでない比較例とをそれぞれ複数挙げて以下に説明する。但し、本発明はここで挙げる実施例に限定されるものではない。
先ず、後ほど示す実施例、比較例で使用した画像形成装置であるフルカラープリンタの各種設定条件は以下のとおりである。
<実施例プリンタ設定条件>
感光体線速: 350[mm/sec]
感光体径: 60[mm]
現像スリーブ/感光体線速比: 2
汲み上げ量: 50[mg/cm2]
現像スリーブ径: Φ25[mm]
主極角度: 6[°]
主極磁束密度(P1): 120[mT]
主極下流側極磁束密度(P2): 110[mT]
帯電電位VD: −600[V]
露光後電位VL: −60[V]
現像バイアスVb: −430[V]
<比較例プリンタ設定条件>
感光体線速: 350[mm/sec]
感光体径: 60[mm]
現像スリーブ/感光体線速比: 2
汲み上げ量: 50[mg/cm2]
現像スリーブ径: Φ25[mm]
主極角度: 6[°]
主極磁束密度(P1): 120[mT]
主極下流側極磁束密度(P2): 110[mT]
帯電電位VD: −420[V]
露光後電位VL: −60[V]
現像バイアスVb: −250[V]
【0022】
尚、磁束密度の測定方法は、磁力分布測定器(株式会社エクセル・システムプロダクト製3次元磁気測定装置)、ガウスメータ((株)エー・デー・エス製)を用い、スリーブ突き当て方式で測定した。
また、現像スリーブ7はV溝加工されたものである。また、ドクタ9は剛性であると共に磁性を有する材料である。ドクタ9は鉄、ステンレス等の金属材料からなるものに限らず、フェライト、マグネタイト等の磁性粒子を配合した樹脂材料で構成することも可能である。さらに、ドクタ自体を磁性材料で構成することなく、磁性材料で構成された金属板等の別部材をドクタ9に直接もしくは、間接的に固定する構成としてもよい。
【0023】
また、実施例と比較例に用いた磁性キャリアは、以下のものである。
<実施例磁性キャリア>
アクリル樹脂溶液(固形分50[重量%]) 56.0部
グアナミン溶液(固形分77[重量%]) 15.6部
アルミナ粒子(0.3[μm]、固有抵抗1014[Ω・cm])160.0部
トルエン 900部
ブチルセロソルブ 900部
これらをホモミキサーで10分間分散して被覆膜形成溶液を調合し、芯材として所定の平均粒径の焼成フェライト粉を用い、膜厚0.15[μm]になるようにスピラコーター(岡田精工社製)により塗布し乾燥した。得られたキャリアを電気炉中にて150[℃]で1時間放置して焼成した。冷却後フェライト粉バルクを目開き100[μm]の篩を用いて解砕し、キャリアとした。
尚、実施例磁性キャリアのコート膜に含まれる粒子の粒子径D=0.3[μm]と結着樹脂膜厚h=0.15[μm]の比D/hは2である。
<比較例磁性キャリア>
アクリル樹脂溶液(固形分50[重量%]) 56.0部
グアナミン溶液(固形分77[重量%]) 15.6部
トルエン 900部
ブチルセロソルブ 900部
これらをホモミキサーで10分間分散して被覆膜形成溶液を調合し、芯材として所定の平均粒径の焼成フェライト粉を用い、膜厚0.15[μm]になるようにスピラコーター(岡田精工社製)により塗布し乾燥した。得られたキャリアを電気炉中にて150[℃]で1時間放置して焼成した。冷却後フェライト粉バルクを目開き100[μm]の篩を用いて解砕し、キャリアとした。
また、上記結着樹脂膜厚の測定は、透過型電子顕微鏡にてキャリア断面を観察することにより、キャリア表面を覆う被覆膜を観察することができるため、その膜厚の平均値をもって膜厚とした。
尚、比較例キャリアのコート膜には粒子を含んでいない。よって、実施例磁性キャリアで示したコート膜に含まれる粒子の粒子径Dと結着樹脂膜厚hの比D/hは、比較例キャリアには適用できない。
【0024】
上記プリンタの設定条件、及び表1に示す実施例1〜5及び比較例1〜17の各種条件パターンで画像形成を行った。その画像をボソツキ画像、文字周辺抜け、粒状性、キャリア付着の4つの観点で評価した結果を同じく表1に示す。バイアスで「DC」としたものは現像電界としてDCバイアスのみを印加したもの、「AC」としたものがDCバイアスにACバイアスを重畳したものである。ACバイアスは、周波数:4.5[kHz]、Vpp:0.9[kV]、Duty:35である。
尚、磁性キャリアの飽和磁化は、次の方法で測定している。測定装置は、BHU−60型磁化測定装置(理研測定製)を用いる。測定試料を約1.0g秤量し、内径7[mm]φ、高さ10[mm]のセルにつめ、この装置にセットする。測定は印加磁場を徐々に加え1kOeまで変化させ、1kOe磁場中における磁化を求める。
評価結果の、「◎」は非常に良い、「○」は良い、「△」は悪い、「×」は非常に悪いという評価を示すし、[○]以上が許容範囲である。表1のうち、実施例1〜5、及び比較例10は、本発明の適用範囲に入るものである。ただし、比較例10は、実施例とはせず比較例として記載している。この比較例10を含めた比較例1〜17が実施例に対する比較例である。
【0025】
【表1】
【0026】
表1の結果より、次のことが分かる。キャリア付着は磁性キャリアの飽和磁化によって影響を受けやすく、飽和磁化が66未満の比較例6、9、12、15で発生している。この他、静抵抗が低い108[Ω・cm]となっている比較例11、17でも発生している。キャリア付着が発生するか否かは、飽和磁化が影響し、場合によって静抵抗も影響していることが分かる。
【0027】
ボソツキは、現像バイアスとしてACバイアスを印加する場合に発生しやすく、重畳バイアスを用いた比較例1〜5で発生している。ただ、重畳バイアスを用いていても、磁性キャリアの飽和磁化が低めである比較例12、15では発生していない。これら2つの比較例は、上記したようにキャリア付着が発生するため好ましくない。また、ボソツキの発生は磁性キャリアの静抵抗によっても影響を受けやすく、静抵抗が低い108[Ω・cm]となっている比較例11、17では、現像バイアスにDCバイアスしか用いていないにもかかわらずボソツキが発生している。
図2は、キャリア付着防止のために磁性キャリアの飽和磁化を高めの70[emu/g]にした場合Aと、従来のように低めの60emu/gにした場合Bとでボソツキ画像の発生状態の違いを調べた結果を示すグラフである。このグラフは、いずれも重畳バイアスを印加し印加バイアス200[V]ごとにその実抵抗をとっている。尚、実抵抗の測定は、次のようにして行った。図3は、実抵抗測定装置の概略構成図である。この図に示すように、現像スリーブ107に電源からバイアスを印加して磁気ブラシを形成させる。この現像スリーブに対向する感光体として治具感光体(アルミ製)108を使用し、現像スリーブ107−感光体108間距離が0.35[mm]となるようそれぞれ配置する。現像スリーブ107を回転させ、現像スリーブ107にDCバイアスを印加する。そして、治具感光体108に流れこんだ電流をマルチメータにより測定し、抵抗値に換算する。表2は、図2の測定結果を示したものである。
【表2】
表2及び図2にに示す結果より、バイアスを印加したときの実抵抗は磁性キャリアの飽和磁化の高さによって違いがある。飽和磁化が高いAの方が、飽和磁化の低いBよりも低い印加電圧で測定不能な状態、即ちブレイクダウンした。ここで、ブレイクダウンとは、実抵抗が低くなりすぎて測定不能となるほどの大電流が流れることである。また、飽和磁化を高くすると、磁気ブラシ1本1本が太く、短くなることが目視観察より確認できた。これより、飽和磁化が高い場合、キャリア同士が密に集合して磁気ブラシを形成するため、現像領域における、実抵抗が低くなり、電荷がリークしやすくなってボソツキが発生すると分かった。
【0028】
ボソツキの発生原因にキャリアの静抵抗が低すぎることも関係しているため、磁性キャリアのコート層などで静抵抗を高めにすることが考えられる。そして、ACバイアスでもリークしないようにすることができる。しかし、静抵抗が高すぎると、文字周辺抜けが悪化する場合がある。ここで、静抵抗とは、セル中にパッキング状態にした状態で測定する抵抗値である。そして磁性キャリアを抵抗計測平行電極:ギャップ2[mm]の電極間に投入し、直流バイアスを印加し30[sec]後の抵抗値をハイレジスト計で計測した値を体積抵抗率に変換した値である。比較例7、13では、1000[V]印加したときの静抵抗が1015[Ω・cm]であり、いずれも文字周辺抜けが「×」となっている。一方、比較例3、6など1000[V]印加したときの静抵抗が1014[Ω・cm]のものでは、いずれも文字周辺抜けが「○」となっている。これにより、文字周辺抜けを許容範囲に抑えるためにはキャリアの静抵抗はあまり高くしすぎないことが望ましい。尚、静抵抗と前記実抵抗との間には違いがある場合があり、静抵抗はパッキング状態での抵抗、実抵抗は磁気ブラシ状態での抵抗である。
【0029】
以上のように、磁性キャリアの静抵抗は、低すぎるとボソツキが発生する恐れがあり、電荷注入によるキャリア付着が発生する恐れもある。一方、高すぎると、文字周辺抜けなどの異常画像が悪化する恐れがあり、画質の面ではできるだけ低くしたい。更に、現像バイアスにACバイアスを印加すると、印加電圧が大きいためDCバイアスのみに比して、静抵抗値設定範囲の下限を高くしなければならなくなる。よって、現像バイアスをDCバイアスのみとすることでACバイアスを印加するのに比較して、静抵抗を低めに設定することが可能となり、文字周辺抜けなどの異常画像が許容範囲を越えないような抵抗に設定することが可能となる。
【0030】
次に、高画質な画像のもう1つの観点である粒状性を良好にするための構成と実施例について説明する。粒状性に影響を及ぼす条件の1つである現像ギャップGPを次のような条件にしている。現像ギャップPGが広すぎると、現像スリーブ7から感光体8へ向けて現像電界が届かず、再び現像スリーブ表面に戻る廻り込み電界等になりやすくなる。そして、トナーが画像部に均一に付着せず、特にハーフトーン画像でムラとなって粒状性が悪化する。そこで、粒状性を良好にするために、現像ギャップPGを比較的狭い0.4[mm]以下に設定している。尚、現像ギャップPGは狭くすると、文字周辺抜けやベタ・ライン付着量比(ベタパッチ部のトナー付着量とライン部付着量の比であり、1に近いほど良い)などを改善する効果があることは知られている。しかし、現像ギャップPGを小さくし過ぎるとギャップの微妙な変動で現像剤を挟んで現像スリーブ7と感光体8とが接触したり、その間にトナーが挟まれてパッキング状態になり現像スリーブ7にトナーが固着したりする恐れがある。現像ギャップの下限は0.2[mm]にしており、これは一般的な現像ギャップの下限である。
【0031】
比較例10と16においては、現像ギャップPGを0.5[mm]と広くしており、粒状性が「×」である。また、基本的にボソツキのあるものは、粒状性も悪くなる。これに対して、実施例1〜5では、いずれも現像ギャップPGを0.2[mm]以上0.4[mm]以下としており、現像電界が感光体8の画像部に均一に届くため、粒状性が良好となる。尚、粒状性には磁性キャリアやトナーの粒径も関係し、本実施形態のように小粒径トナーを用いる構成では、更に粒状性が良好となる。
【0032】
また、磁性キャリアとして少なくとも結着樹脂と粒子を有するコート膜を有し、粒子径Dと結着樹脂膜厚hが1<[D/h]<10の範囲であるものを用いた。飽和磁化が高い磁性キャリアを用いると、ドクタの上流側(スリーブ回転方向で上流側)の現像剤保持量が多くなり、現像剤に対して非常に高ストレスがかかる。このため、現像剤寿命(キャリア膜削れ、キャリア表面へのトナーの融着によるキャリア表面汚染等)が短くなる。しかし、本発明においては、粒子径Dと結着樹脂膜厚h上記の関係にある上記のようなキャリアを使用し、キャリアの高寿命化に対して改善効果を顕著にする。
この磁性キャリアは、被覆膜に比べ粒子の方が凸となるので、現像剤を摩擦帯電させるための攪拌により、トナーとの摩擦あるいはキャリア同士の摩擦で、結着樹脂への強い衝撃を伴う接触を緩和することができる。これにより、帯電発生箇所である結着樹脂の膜削れ、トナー融着によるキャリア汚染を防止し、キャリア寿命を大幅に向上させることが可能となる。[D/h]が1以下の場合、粒子は結着樹脂中に埋もれてしまうため、粒子を添加した意味がなくなり効果が著しく低下して好ましくない。[D/h]が10以上の場合、粒子と結着樹脂との接触面積が少ないため充分な拘束力が得られず、またこの粒子が脱離しやすくなってしまうため好ましくない。また、トナーの帯電立ち上げ性を良好にするために、剛性かつ磁性を有するドクタなどを使用した場合には、さらに改善効果が顕著である。磁性ドクタを使用した場合、ドクタ部の現像剤保持量がさらに多くなるため、非常にストレスが大きくなるためである。ここで、磁性ドクタとは、鉄、ステンレス等の金属材料からなるものに限らず、フェライト、マグネタイト等の磁性粒子を配合した樹脂材料で構成することも可能である。さらに、ドクタ自体を磁性材料で構成することなく、磁性材料で構成された金属板等の別部材をドクタに直接もしくは間接的に固定する構成とすることによっても同様の効果を得ることができる。
図4は、本実施形態に用いた1<[D/h]<10であるキャリアC1と、比較例キャリアC2とを用いた場合それぞれについて、ランニング時における帯電量の変化を始めの帯電量を1としたときの割合で示した結果である。帯電量の低下は、ランニング時におけるキャリアへのトナースペントなどに起因するものである。帯電量は、低下率が始めの帯電量の0.8以下、即ち低下率が20%を越えると画像上問題が発生する。図4より、1<[D/h]<10であるキャリアC1では、ランニング枚数が100K枚でも帯電量は始めの0.8を上回っていた。これに対して比較例キャリアC2では、ランニング枚数が100K枚に達する前に帯電量が始めの0.8以下になった。この結果、粒子径(D)と結着樹脂膜厚(h)が1<[D/h]<10である少なくとも結着樹脂と粒子を有するコート膜を有する本実施例キャリアは、トナースペントに起因する帯電量低下を抑えることができる。尚、D/hの値の上限は、粒子の脱離回避の面でより好ましくは5である。
【0033】
上記実施例1乃至5では、磁性キャリアの重量平均粒径を20[μm]以上60[μm]以下、飽和磁化を66[emu/g]以上100[emu/g]以下、1000[V]印加時の静抵抗を109[Ω・cm]以上1014[Ω・cm]以下としている。更に、現像バイアスをDCバイアスのみとしている。これによって、高画質化のために小粒径キャリアを用いつつ、キャリア付着の抑制を、ボソツキ画像と文字周辺抜けを共に許容範囲内に抑えつつ実現することができる。尚、本実施形態においては、主極磁束密度(P1)を120[mT]、主極下流側極磁束密度(P2)を110[mT]としている。しかし、この値に限定するものではなく、何れの磁極においても磁束密度がこれ以上であれば本件発明の効果を得ることができる。
【0034】
実施例1〜5においては、いずれも現像ギャップPGを0.2[mm]以上0.4[mm]以下としており、画像の粒状性も良好となる。
また、本実施例1〜5の磁性キャリアは、粒子径(D)と結着樹脂膜厚(h)が1<[D/h]<10である少なくとも結着樹脂と粒子を有するコート膜を有するキャリアを使用している。これによって、キャリア表面へのトナー融着に伴う帯電量低下が小さくなり、現像剤の高寿命化が達成できる。また、現像ギャップPGが比較的狭い0.4[mm]以下であり、この現像ギャップを通過する現像剤にかかるストレスが高い本実施形態のプリンタにこの磁性キャリアを用いている。これによって、狭い現像ギャップを通過するために現像剤に高ストレスがかかり寿命が低下することを改善することができ、より効果的である。
【0035】
【発明の効果】
請求項1乃至3の画像形成装置によれば、高画質化のために小粒径キャリアを用いた二成分現像装置において、キャリア付着の抑制を、ボソツキ画像と文字周辺抜けを共に許容範囲内に抑えつつ実現することができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る画像形成装置に用いる現像装置の概略構成図。
【図2】磁性キャリアの飽和磁化とボソツキ画像の発生状態の関係を調べた結果を示すグラフ。
【図3】実抵抗測定装置の概略構成図。
【図4】実施例キャリアC1と、比較例キャリアC2とそれぞれについて、ランニング時における帯電量の変化を示したグラフ。
【図5】画像部と非画像部の電界の状態を示した模式図。
【符号の説明】
1 現像装置
2 トナーホッパ
3 トナー送流装置
4 現像剤収容部
5 第1攪拌スクリュ
6 第2攪拌スクリュ
7 現像スリーブ
8 感光体
9 ドクタ
10 電源
23 トナー補給口[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an image forming apparatus such as a copying machine, a facsimile, and a printer, and more particularly, to an image forming apparatus using a two-component developer including a magnetic carrier and a toner.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, in an image forming apparatus such as an electrophotographic copying apparatus, a two-component developing apparatus that performs development using a two-component developer including a magnetic carrier and a toner, and a one-component developing apparatus that performs development using only a toner. It is known. The two-component developing device generally includes a magnet roller formed of a magnet body having a plurality of magnetic poles therein, and has a developing sleeve that is a cylindrical developer carrier rotatably supported. While carrying the magnetic carrier with toner adhered to the surface of the developing sleeve, it is conveyed to a developing area opposite to the image carrier, and is developed by a magnetic brush made of a two-component developer. In the two-component developing device, the charging is performed by stirring and mixing the magnetic carrier and the toner, so that the charging property of the toner is stable, and a relatively stable and good image can be obtained. However, there are disadvantages such as carrier deterioration and fluctuation of the toner / magnetic carrier mixing ratio because the toner in the developer is consumed and the toner concentration fluctuates. In order to suppress the fluctuation of the mixing ratio between the toner and the magnetic carrier, a toner concentration control device is provided, and the fluctuation is suppressed by replenishing the toner as needed.
[0003]
On the other hand, the one-component developing device carries out development by transporting the toner carried on the surface of the developer carrying member to a developing area. It does not have the disadvantage of having to provide a carrier deterioration of a two-component developing device or a toner concentration control device, but has the disadvantage that the charging property is difficult to stabilize.
[0004]
The magnetic carrier used in the two-component developing device includes preventing filming of the toner on the surface, forming a uniform surface, preventing surface oxidation, preventing a decrease in moisture sensitivity, and protecting the photoreceptor from scratches or abrasion caused by the carrier. Is desired. It is also necessary to extend the life of the developer, control the charging polarity, or adjust the charging amount. For this purpose, it is common practice to provide a hard and high-strength coating layer by coating with an appropriate resin material. For example, one coated with a specific resin material is known (see Patent Document 1). Further, for the above purpose, those having a coating layer to which various additives are added are known (see Patent Documents 2 to 8). In addition, there is known a carrier using a carrier having an additive attached to the surface thereof (see Patent Document 9). Further, there is known a device using a conductive film containing conductive particles larger than the coating film thickness (see Patent Document 10). Further, a benzoguanamine-n-butyl alcohol-formaldehyde copolymer as a main component and used as a carrier coating material is known (see Patent Document 11). Further, there has been known one using a crosslinked product of a melamine resin and an acrylic resin as a carrier coating material (see Patent Document 12).
[0005]
Further, in order to further improve the durability, the applicant of the present application disclosed in Patent Document 12 that “in a carrier having a coat film having at least a binder resin and particles, the particle diameter D and the thickness h of the binder resin are 1%. ≪ [D / h] < 5, a carrier for electrophotography. " Since the particles of this carrier are more convex than the coating film, agitation for frictionally charging the developer causes friction with the toner or friction between the carriers, causing contact with a strong impact on the binder resin. Can be alleviated. As a result, it is possible to prevent the toner from being spent on the carrier, and also to prevent the binder resin, which is a place where the charge is generated, from being scraped off. The performance is greatly improved.
[0006]
In the two-component developing device, the toner particles tend to be reduced in size in accordance with the recent demand for higher image quality, and the magnetic carriers also tend to be reduced in size.
[0007]
[Patent Document 1]
JP-A-58-108548
[Patent Document 2]
JP-A-54-155048
[Patent Document 3]
JP-A-57-40267
[Patent Document 4]
JP-A-58-108549
[Patent Document 5]
JP-A-59-166968
[Patent Document 6]
Japanese Patent Publication No. 1-19584
[Patent Document 7]
Japanese Patent Publication No. 3-628
[Patent Document 8]
JP-A-6-202381
[Patent Document 9]
JP-A-5-273789
[Patent Document 10]
JP-A-9-160304
[Patent Document 11]
JP-A-8-6307
[Patent Document 12]
Japanese Patent No. 2683624
[Patent Document 13]
JP 2001-188388 A
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
However, the smaller the particle size of the magnetic carrier, the smaller the magnetization, and the carrier is more likely to adhere to the image carrier. In addition, with the recent demand for downsizing of machines, there is a tendency to reduce the diameter of a photosensitive drum as an image carrier and the diameter of a developing sleeve as a developer carrier. As the diameter of the drum or the diameter of the sleeve is reduced, the magnetic binding force of the magnetic brush tip to the carrier downstream of the developing area (outlet side) is reduced, so that the carrier is likely to adhere. The occurrence of such carrier adhesion promotes the deterioration of the photosensitive drum, the cleaning blade of the photosensitive drum, the intermediate transfer member, and the like, and causes white spots on the image due to the carrier attachment.
[0009]
As a method of improving carrier adhesion, it is conceivable to increase the saturation magnetization of the magnetic carrier to some extent. By increasing the saturation magnetization, it is possible to maintain the magnetic binding force of the magnetic brush tip on the carrier to some extent even with a small particle size. The saturation magnetization of the carrier has some relation to the resistance of the carrier. The resistance tends to decrease when the saturation magnetization is increased, and the resistance tends to increase when the saturation magnetization is decreased. However, there is no strict correlation. Here, the resistance is a value obtained by converting a resistance value measured after a predetermined time has elapsed after applying a predetermined bias to a magnetic carrier into a resistance measurement parallel electrode and applying a predetermined bias, to a volume resistivity, and is referred to as static resistance. Is what it is.
When the carrier resistance is low, the counter charge remaining on the carrier after the solid portion development is easily dissipated, and the carrier adhesion to the edge portion due to the counter charge is reduced. FIG. 5 is a schematic diagram showing the state of the electric field in the image part and the non-image part. In the image area, an electric field is formed in which the toner transfers from the surface of the developing sleeve to the photosensitive drum. In the non-image area, there is no electric field in which the toner is transferred to the photosensitive drum. In the edge portion E, which is the boundary between the image portion and the non-image portion, an edge electric field, which is an electric field that causes the carrier to adhere to the photosensitive drum, is formed. The strength of the edge electric field increases as the carrier resistance increases, and decreases as the carrier resistance decreases.
When the carrier resistance is lowered, the carrier adhesion is reduced, but on the other hand, the charge is easily leaked. Further, in the case of applying a superimposed bias in which an AC bias is superimposed on a DC bias as a developing bias, a high voltage is instantaneously applied by the AC bias, so that leakage is likely to occur. When these conditions overlap, a leak actually occurs between the photosensitive drum and the developing sleeve via the carrier, and the latent image on the photosensitive drum is disturbed. For this reason, a so-called blurred image in which the image is blurred may occur.
[0010]
In order to prevent the blurred image, the resistance of the magnetic carrier may be set to a somewhat high value so as not to be too low so that the blurred image is generated. However, if the carrier resistance is increased to such an extent that the loose image can be prevented together with the carrier adhesion, a new side effect may occur. That is, character margin omission caused by an increase in the edge effect.
The two-component developing device can suppress the wraparound electric field by treating the magnetic brush as a close counter electrode, and can reduce the edge effect. Further, as another method of creating a state similar to that of bringing the opposing electrode into close proximity, there are methods of lowering the carrier resistance and narrowing the developing gap PG. Therefore, increasing the carrier resistance as described above is in the same state as increasing the distance of the opposing electrode, the edge effect is increased, and the occurrence of missing characters around the character is likely to occur.
[0011]
As described above, it has been found that other side effects such as blurred images and missing characters may occur when preventing carrier adhesion caused by reducing the particle size of the magnetic carrier. Therefore, it is required to suppress the adhesion of the carrier and also suppress the above-mentioned side effects within a certain allowable range.
[0012]
The present invention has been made in view of the above background, and its objects are as follows. That is, in a two-component developing apparatus using a small-diameter carrier for high image quality, an image forming apparatus capable of realizing suppression of carrier adhesion while suppressing both blurred image and character peripheral omission within an allowable range. To provide.
[0013]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the invention according to claim 1 has an image carrier that carries an electrostatic latent image on a surface thereof, a magnetic field generating means fixed inside, and a magnetic carrier and toner on the surface. And a developing electric field generating means for generating a developing electric field between the image carrying member and the developer carrying member. An image forming apparatus for forming an electrostatic latent image on the image carrier into a toner image by the action of the developing electric field using toner in a two-component developer carried on the developer carrier; The weight average particle diameter of the carrier is 20 [μm] or more and 60 [μm] or less, and the saturation magnetization of the magnetic carrier in a 1 kOe magnetic field is 66 [emu / g] or more and 100 [emu / g] or less. V] when a bias of The static resistance of the magnetic carrier is 10 9 [Ωcm] or more 10 14 [Ω · cm] or less, wherein the electric field generated by the developing electric field generating means is only a DC bias.
Here, the “static resistance” of the magnetic carrier is a value obtained as follows. That is, a magnetic carrier is injected between electrodes having a gap of 2 [mm], which are resistance measurement parallel electrodes, and the resistance measured 30 [sec] after a DC bias of 1000 [V] is applied is measured by a high resist meter. It is a value converted to volume resistivity.
According to a second aspect of the present invention, in the image forming apparatus of the first aspect, the gap between the image carrier and the developer carrier is 0.2 mm or more and 0.4 mm or less. It is a feature.
According to a third aspect of the present invention, in the image forming apparatus of the first aspect, the magnetic carrier has a coat film having at least a binder resin and particles, and the particle diameter D and the binder resin film thickness h An image forming apparatus, wherein 1 <[D / h] <10.
In the image forming apparatus of the first aspect, the magnetic carrier has a small particle size of 60 [μm] or less. This makes it possible to prevent ear traces and roughness of a halftone image due to the magnetic carrier, that is, to prevent deterioration in graininess, and to achieve high image quality. Further, the lower limit of the particle size of the magnetic carrier is set to 20 [μm]. This prevents the fluidity and the stress on the developer from becoming too bad. From the above, the weight average particle size of the magnetic carrier is set to be in the range of 20 [μm] to 60 [μm].
Then, carrier adhesion, which tends to occur when using the magnetic carrier having the small particle size, is suppressed as follows.
First, the saturation magnetization of the magnetic carrier in a 1 kOe magnetic field is set to 66 [emu / g] or more. The saturation magnetization is increased, and the magnetic binding force of the magnetic brush by the magnetic field generating means is increased, so that the carrier is hardly separated from the tip of the magnetic brush. This creates a situation in which carrier adhesion to the image carrier can be suppressed. In addition, the saturation magnetization of the magnetic carrier in a 1 kOe magnetic field is set to 100 [emu / g] or less. This prevents the ears of the magnetic brush from becoming too hard and causing ear traces to appear on the image. In addition, it is possible to avoid the occurrence of image density unevenness due to poor separation of the developer, the difficulty in changing the developer on the developing sleeve, and the occurrence of toner density unevenness on the developing sleeve.
Further, the static resistance of the magnetic carrier is reduced to a certain 9 [Ωcm] or more 10 14 [Ω · cm] or less. There is some correlation between the static resistance of the magnetic carrier and the saturation magnetization, and the higher the saturation magnetization, the lower the static resistance. However, when the static resistance is reduced, electric charges are likely to leak, and as a result, a blurred image is easily generated. Therefore, the lower limit of the static resistance is set to 10 9 This can be avoided as [Ω · cm]. On the other hand, even when the saturation magnetization of the magnetic carrier is set to 66 [emu / g] or more, the static resistance may be relatively high in some cases. According to a study by the present inventors, as shown in Table 1 below, the static resistance was 10%. 14 When it exceeds [Ω · cm], it has been found that the omission around the character is deteriorated and exceeds the allowable range. Therefore, the static resistance of the magnetic carrier is set to 10 14 [Ω · cm] or less, and the omission around the character is suppressed to within an allowable range.
Further, the developing electric field generated by the developing electric field generating means is only DC bias. This is because the static resistance is set to be somewhat lower as described above, so that an AC bias which causes a leak is not applied to a magnetic carrier which is likely to cause a leak, and a developing bias is less likely to leak. Make the situation.
As described above, in the present invention, the carrier having a small particle size is used for high image quality, and the saturation magnetization of the carrier is set to be somewhat higher in order to prevent carrier adhesion which is likely to occur due to the use of the small particle size carrier. I do. Furthermore, the range of the static resistance of the magnetic carrier and the developing bias component are limited to the above-mentioned ranges in order to suppress the blurring of the image and the omission around the character, which are likely to occur due to the high saturation magnetization, within the allowable range. By limiting a plurality of conditions in a complex manner as described above, it is possible to suppress carrier adhesion, which is likely to occur when a small particle size carrier is used, while keeping side effects such as blurred images and missing characters around characters within an allowable range. It can be so.
[0014]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment in which the present invention is applied to an image forming apparatus such as a copying machine, a facsimile, a printer, or the like will be described.
In the image forming apparatus according to the present embodiment, a charging device, an exposing device, a developing device, a transfer device, a cleaning device, and the like are sequentially arranged around a photoconductor as an image carrier. The image forming apparatus further includes a paper feeder for feeding the transfer paper from a paper feed tray, and a fixing device for fixing the toner to the transfer paper after the transfer paper on which the toner image has been transferred is separated from the photoconductor. In the image forming apparatus configured as described above, the surface of the rotating photoconductor is uniformly charged by a charging device, and then is irradiated with a laser beam or the like from an exposure device based on image information to form a latent image on the photoconductor. Form. A toner image is formed by attaching a charged toner by a developing device to the electrostatic latent image formed on the photoconductor. On the other hand, the transfer paper is fed from a paper feed tray by a paper feeder, and is then transported to a transfer unit where the photoconductor and the transfer device are opposed to each other. Then, the toner image formed on the photoconductor is transferred to the transfer paper by applying a charge having a polarity opposite to that of the toner image on the photoconductor to the transfer paper by the transfer device. Next, the transfer paper is separated from the photoconductor, sent to a fixing device, and an image is obtained by fixing the toner to the transfer paper.
[0015]
FIG. 1 is a schematic configuration diagram of a developing device 1 of the image forming apparatus according to the present embodiment. The developing device 1 employed in the image forming apparatus will be described in detail with reference to FIG. The developing device 1 is disposed on a side of the photoconductor 8 and has a non-magnetic developer serving as a developer carrier that carries a two-component developer (hereinafter, referred to as “developer”) including a toner and a magnetic carrier on the surface. A developing
[0016]
In the developing device 1 having the above configuration, the first and second stirring screws 5 and 6 rotate to agitate the developer in the developer accommodating portion 4, so that the toner and the magnetic carrier are rubbed in opposite polarities. Be charged. This developer is supplied to the peripheral surface of the developing
[0017]
The image forming apparatus uses a toner having a weight average particle diameter of 20 [μm] or more and 60 [μm] or less for the magnetic carrier among the toner and the magnetic carrier constituting the two-component developer in order to realize high image quality. ing. By making the magnetic carrier a small particle size of 60 [μm] or less, it is possible to prevent ear traces and graininess of a halftone image, that is, deterioration of graininess due to the magnetic carrier, and to achieve high image quality. The magnetic carrier has a particle size of 20 [μm] or more so that the fluidity and the stress on the developer are not excessively deteriorated. From the above, a magnetic carrier having a weight average particle diameter of 20 [μm] to 60 [μm] is used.
However, the smaller the particle size of the magnetic carrier, the smaller the magnetization, and the carrier is likely to adhere to the photoconductor. Further, in response to recent demands for downsizing of the machine, also in this embodiment, a photoconductor having a diameter of 60 [mm] or less and a developing
[0018]
Next, features of the present embodiment will be described. In the image forming apparatus as described above, the following carriers are used as the magnetic carrier among the toner and the magnetic carrier constituting the two-component developer. When the saturation magnetization in a 1 kOe magnetic field is 66 [emu / g] or more and 100 [emu / g] or less and the static resistance when a bias of 1000 [V] is applied is 10 9 [Ωcm] or more 10 14 [Ω · cm] or less. Furthermore, a carrier having a coat film having at least a binder resin and particles, wherein the relationship between the particle diameter (D) of the magnetic carrier and the binder resin film thickness (h) is 1 <[D / h] <10 It is. Further, only a direct current (DC) bias is applied as a developing bias, and no alternating current (AC) bias is applied.
[0019]
By setting the saturation magnetization of the magnetic carrier in a 1 kOe magnetic field as high as 66 [emu / g] or more, the magnetic restraining force of the magnetic brush on the surface of the developing sleeve by the magnet roller as the magnetic field generating means is increased. As a result, a situation is created in which carrier separation from the tip of the magnetic brush is unlikely to occur and carrier adhesion to the photoconductor 8 can be suppressed. In addition, the saturation magnetization of the magnetic carrier in a 1 kOe magnetic field is set to 100 [emu / g] or less. This prevents the ears of the magnetic brush from becoming too hard and causing ear traces to appear on the image. In addition, it is possible to avoid the occurrence of image density unevenness due to poor separation of the developer, the difficulty in changing the developer on the developing sleeve, and the occurrence of toner density unevenness on the developing sleeve.
Further, the static resistance of the magnetic carrier is reduced to a certain 9 [Ωcm] or more 10 14 [Ω · cm] or less. There is some correlation between the static resistance of the magnetic carrier and the saturation magnetization, and the higher the saturation magnetization, the lower the static resistance. However, if the static resistance is set too low, the electric charge easily leaks, and as a result, a blurred image is easily generated. Therefore, the lower limit of the static resistance is set to 10 9 This can be avoided as [Ω · cm]. Even when the saturation magnetization of the magnetic carrier is set to 66 [emu / g] or more, the static resistance may be relatively high, and if the static resistance is too high, the margin around the character may be deteriorated to exceed the allowable range. This has been found by the present inventors' research. Therefore, in this embodiment, the static resistance of the magnetic carrier is set to 10 14 [Ω · cm] or less to create a situation in which missing characters are suppressed to within an allowable range.
Further, the developing electric field applied to the developing
As described above, in the present embodiment, the carrier having a small particle diameter is used for improving the image quality, and the saturation magnetization of the carrier is increased to some extent to prevent the carrier adhesion which is likely to occur due to the use of the carrier having a small particle diameter. Set. Further, in order to prevent the image from being blurred or the peripheral portion of the character, which is likely to be generated due to an increase in the saturation magnetization, beyond the allowable range, the range of the static resistance of the magnetic carrier and the developing bias component are limited.
[0020]
Further, in the present embodiment, in order to form a higher-quality image, a configuration that does not easily cause unevenness on a halftone image has been found by trial and error. The width of the development gap PG affects the occurrence of unevenness on a halftone image. If the developing gap PG is too wide, the developing electric field does not reach from the developing
[0021]
Hereinafter, what effects can be obtained in the case of having the features relating to the present invention will be described below with reference to a plurality of examples satisfying the above-described configuration requirements and a plurality of comparative examples. However, the present invention is not limited to the embodiments described here.
First, various setting conditions of a full-color printer, which is an image forming apparatus used in Examples and Comparative Examples described later, are as follows.
<Example Printer Setting Conditions>
Photoconductor linear velocity: 350 [mm / sec]
Photoconductor diameter: 60 [mm]
Developing sleeve / photoconductor linear speed ratio: 2
Pumping amount: 50 [mg / cm 2 ]
Developing sleeve diameter: Φ25 [mm]
Main pole angle: 6 [°]
Main pole magnetic flux density (P1): 120 [mT]
Main pole downstream pole magnetic flux density (P2): 110 [mT]
Charging potential VD: -600 [V]
Post-exposure potential VL: -60 [V]
Development bias Vb: -430 [V]
<Comparison printer setting conditions>
Photoconductor linear velocity: 350 [mm / sec]
Photoconductor diameter: 60 [mm]
Developing sleeve / photoconductor linear speed ratio: 2
Pumping amount: 50 [mg / cm 2 ]
Developing sleeve diameter: Φ25 [mm]
Main pole angle: 6 [°]
Main pole magnetic flux density (P1): 120 [mT]
Main pole downstream pole magnetic flux density (P2): 110 [mT]
Charging potential VD: -420 [V]
Post-exposure potential VL: -60 [V]
Development bias Vb: -250 [V]
[0022]
The magnetic flux density was measured using a magnetic force distribution measuring device (3D magnetic measuring device manufactured by Excel System Products Co., Ltd.) and a gauss meter (ADS Co., Ltd.) using a sleeve butting method. .
Further, the developing
[0023]
The magnetic carriers used in Examples and Comparative Examples are as follows.
<Example magnetic carrier>
Acrylic resin solution (solid content 50 [% by weight]) 56.0 parts
Guanamine solution (solid content 77 [wt%]) 15.6 parts
Alumina particles (0.3 [μm], resistivity 10 14 [Ω · cm]) 160.0 parts
900 parts of toluene
Butyl cellosolve 900 parts
These are dispersed with a homomixer for 10 minutes to prepare a coating film forming solution, and a fired ferrite powder having a predetermined average particle diameter is used as a core material, and a spira coater (Okada Co., Ltd.) is formed so as to have a film thickness of 0.15 [μm]. (Manufactured by Seiko) and dried. The obtained carrier was baked in an electric furnace at 150 ° C. for 1 hour. After cooling, the ferrite powder bulk was crushed by using a sieve having openings of 100 [μm] to obtain a carrier.
The ratio D / h of the particle diameter D of the particles contained in the coating film of the magnetic carrier of the example to D = 0.3 [μm] and the binder resin film thickness h = 0.15 [μm] is 2.
<Comparative magnetic carrier>
Acrylic resin solution (solid content 50 [% by weight]) 56.0 parts
Guanamine solution (solid content 77 [wt%]) 15.6 parts
900 parts of toluene
Butyl cellosolve 900 parts
These are dispersed with a homomixer for 10 minutes to prepare a coating film forming solution, and a fired ferrite powder having a predetermined average particle diameter is used as a core material, and a spira coater (Okada Co., Ltd.) is formed so as to have a film thickness of 0.15 [μm]. (Manufactured by Seiko) and dried. The obtained carrier was baked in an electric furnace at 150 ° C. for 1 hour. After cooling, the ferrite powder bulk was crushed by using a sieve having openings of 100 [μm] to obtain a carrier.
In the measurement of the thickness of the binder resin, the coating film covering the carrier surface can be observed by observing the cross section of the carrier with a transmission electron microscope. And
In addition, the coating film of the carrier of Comparative Example did not contain particles. Therefore, the ratio D / h of the particle diameter D of the particles contained in the coat film and the thickness h of the binder resin shown in the magnetic carrier of the example cannot be applied to the carrier of the comparative example.
[0024]
Image formation was performed under the above printer setting conditions and various condition patterns of Examples 1 to 5 and Comparative Examples 1 to 17 shown in Table 1. Table 1 also shows the results of evaluation of the image from four viewpoints, ie, ragged image, missing characters around, graininess, and carrier adhesion. When the bias is “DC”, only the DC bias is applied as the developing electric field, and when the AC is “AC”, the AC bias is superimposed on the DC bias. The AC bias is frequency: 4.5 [kHz], Vpp: 0.9 [kV], and Duty: 35.
The saturation magnetization of the magnetic carrier is measured by the following method. As the measuring device, a BHU-60 type magnetization measuring device (manufactured by RIKEN) is used. About 1.0 g of a measurement sample is weighed, packed in a cell having an inner diameter of 7 [mm] φ and a height of 10 [mm], and set in this apparatus. In the measurement, the applied magnetic field is gradually added to change the value to 1 kOe, and the magnetization in the 1 kOe magnetic field is obtained.
In the evaluation results, “◎” indicates that the evaluation is very good, “○” indicates that the evaluation is good, “△” indicates that the evaluation is bad, and “×” indicates that the evaluation is extremely poor. In Table 1, Examples 1 to 5 and Comparative Example 10 fall within the applicable range of the present invention. However, Comparative Example 10 is described as a comparative example, not as an example. Comparative Examples 1 to 17 including Comparative Example 10 are comparative examples with respect to the examples.
[0025]
[Table 1]
[0026]
The following can be seen from the results in Table 1. Carrier adhesion is easily affected by the saturation magnetization of the magnetic carrier, and occurs in Comparative Examples 6, 9, 12, and 15 in which the saturation magnetization is less than 66. In addition, low
[0027]
Unevenness tends to occur when an AC bias is applied as a developing bias, and occurs in Comparative Examples 1 to 5 using a superimposed bias. However, even when the superimposed bias was used, this did not occur in Comparative Examples 12 and 15 in which the saturation magnetization of the magnetic carrier was relatively low. These two comparative examples are not preferable because carrier adhesion occurs as described above. In addition, the occurrence of looseness is easily affected by the static resistance of the magnetic carrier, and the static resistance is low. 8 In Comparative Examples 11 and 17 in which [Ω · cm], unevenness occurs even though only the DC bias is used as the developing bias.
FIG. 2 shows the state of generation of a blurred image between A when the saturation magnetization of the magnetic carrier is increased to 70 [emu / g] in order to prevent carrier adhesion and B when the saturation magnetization is reduced to 60 emu / g as in the prior art. 6 is a graph showing the result of examining the difference between. In each of these graphs, a superimposed bias is applied, and the actual resistance is obtained for each applied bias of 200 [V]. The measurement of the actual resistance was performed as follows. FIG. 3 is a schematic configuration diagram of the actual resistance measuring device. As shown in this figure, a bias is applied to the developing
[Table 2]
From the results shown in Table 2 and FIG. 2, the actual resistance when a bias is applied differs depending on the saturation magnetization of the magnetic carrier. In the case of A having a high saturation magnetization, measurement was impossible at a lower applied voltage than in the case of B having a low saturation magnetization, that is, breakdown occurred. Here, the breakdown means that a large current flows so that the actual resistance becomes too low to make the measurement impossible. Further, it was confirmed by visual observation that when the saturation magnetization was increased, each magnetic brush became thicker and shorter. From this, it was found that when the saturation magnetization is high, the carriers are densely gathered to form a magnetic brush, so that the actual resistance in the developing region is low, the electric charge is easily leaked, and the unevenness occurs.
[0028]
Since the cause of the occurrence of unevenness is related to the fact that the static resistance of the carrier is too low, it is conceivable to increase the static resistance with a coating layer of a magnetic carrier or the like. Then, it is possible to prevent leakage even with an AC bias. However, if the static resistance is too high, the missing characters around the character may worsen. Here, the static resistance is a resistance value measured in a state where the cells are packed. Then, a magnetic carrier is applied between the electrodes having a resistance measurement parallel electrode: gap of 2 [mm], a DC bias is applied, and the resistance value after 30 [sec] is converted from a value measured by a high resist meter into a volume resistivity. It is. In Comparative Examples 7 and 13, the static resistance was 10 when 1000 [V] was applied. Fifteen [Ω · cm], and in each case, “×” is missing in the periphery of the character. On the other hand, the static resistance when 1000 [V] is applied, such as Comparative Examples 3 and 6, is 10 14 In the case of [Ω · cm], the omission around the character is “○”. Thus, it is desirable that the static resistance of the carrier should not be too high in order to keep the margin around characters within an allowable range. In some cases, there is a difference between the static resistance and the actual resistance. The static resistance is a resistance in a packing state, and the actual resistance is a resistance in a magnetic brush state.
[0029]
As described above, if the static resistance of the magnetic carrier is too low, there is a possibility that the carrier may be loose and the carrier may be attached by charge injection. On the other hand, if it is too high, an abnormal image such as missing characters may be deteriorated, and it is desirable to reduce the image quality as much as possible. Further, when an AC bias is applied to the developing bias, the applied voltage is large, so that the lower limit of the static resistance value setting range must be higher than that of the DC bias alone. Therefore, it is possible to set the static resistance to be lower than when an AC bias is applied by using only a DC bias as a developing bias, and it is possible to prevent an abnormal image such as a missing character around from exceeding an allowable range. It is possible to set the resistance.
[0030]
Next, a configuration and an example for improving the granularity, which is another viewpoint of a high-quality image, will be described. The development gap GP, which is one of the conditions affecting the graininess, is set as follows. If the developing gap PG is too wide, the developing electric field does not reach from the developing
[0031]
In Comparative Examples 10 and 16, the development gap PG was widened to 0.5 [mm], and the graininess was "x". In addition, those having a roughening basically have poor graininess. On the other hand, in Examples 1 to 5, the development gap PG is 0.2 [mm] or more and 0.4 [mm] or less, and the development electric field reaches the image portion of the photoconductor 8 uniformly. Good graininess. Note that the particle size of the magnetic carrier and the toner is also related to the granularity, and the configuration using a small particle size toner as in the present embodiment further improves the granularity.
[0032]
Further, a magnetic carrier having a coat film having at least a binder resin and particles and having a particle diameter D and a binder resin film thickness h in the range of 1 <[D / h] <10 was used. When a magnetic carrier having a high saturation magnetization is used, the developer holding amount on the upstream side of the doctor (upstream in the sleeve rotation direction) increases, and a very high stress is applied to the developer. For this reason, the life of the developer (e.g., scraping of the carrier film and contamination of the carrier surface due to fusion of the toner to the carrier surface) is shortened. However, in the present invention, the above-described carrier having the above-mentioned relationship with the particle diameter D and the binder resin thickness h is used, and the effect of improving the life of the carrier is remarkably improved.
The particles of the magnetic carrier are more convex than the coating film, so that the stirring for charging the developer by friction causes a strong impact on the binder resin due to friction with the toner or friction between the carriers. Contact can be eased. As a result, it is possible to prevent the carrier resin contamination due to the film abrasion of the binder resin, which is the place where the charge is generated, and the fusion of the toner, and to greatly improve the carrier life. When [D / h] is 1 or less, the particles are buried in the binder resin, and the effect of adding the particles is lost, and the effect is significantly reduced, which is not preferable. When [D / h] is 10 or more, a sufficient binding force cannot be obtained due to a small contact area between the particles and the binder resin, and the particles are likely to be detached, which is not preferable. Further, in the case where a doctor having rigidity and magnetism is used in order to improve the charging startability of the toner, the effect of improvement is more remarkable. This is because, when a magnetic doctor is used, the amount of developer held in the doctor section is further increased, so that the stress becomes extremely large. Here, the magnetic doctor is not limited to one made of a metal material such as iron and stainless steel, but may be made of a resin material containing magnetic particles such as ferrite and magnetite. Further, the same effect can be obtained by employing a configuration in which another member such as a metal plate made of a magnetic material is directly or indirectly fixed to the doctor without making the doctor itself from a magnetic material.
FIG. 4 is a graph showing the change in the charge amount during running for each of the case where the carrier C1 of 1 <[D / h] <10 used in the present embodiment and the carrier C2 of the comparative example are used. It is the result shown by the ratio when it is set to 1. The decrease in the charge amount is caused by toner spent on the carrier during running or the like. As for the charge amount, if the rate of decrease is 0.8 or less of the initial charge amount, that is, if the rate of decrease exceeds 20%, a problem occurs on the image. From FIG. 4, in the case of the carrier C1 in which 1 <[D / h] <10, the charge amount exceeded the initial value of 0.8 even when the number of running sheets was 100K. On the other hand, in the comparative example carrier C2, the charge amount became equal to or less than the initial value of 0.8 before the number of running sheets reached 100K sheets. As a result, the carrier of the present example having a coat film having at least the binder resin and the particles having a particle diameter (D) and a binder resin film thickness (h) of 1 <[D / h] <10, It is possible to suppress a decrease in the amount of charge due to this. The upper limit of the value of D / h is more preferably 5 from the viewpoint of avoiding the desorption of particles.
[0033]
In Examples 1 to 5, the weight average particle size of the magnetic carrier is 20 μm or more and 60 μm or less, the saturation magnetization is 66 emu / g or more and 100 emu / g or less, and 1000 V is applied. 10 static resistance when 9 [Ωcm] or more 10 14 [Ω · cm] or less. Further, the developing bias is only a DC bias. As a result, it is possible to suppress the carrier adhesion while using a small-diameter carrier for improving the image quality, while suppressing both the blurred image and the character peripheral omission within an allowable range. In the present embodiment, the main pole magnetic flux density (P1) is set to 120 [mT], and the main pole downstream magnetic flux density (P2) is set to 110 [mT]. However, the present invention is not limited to this value, and the effect of the present invention can be obtained if the magnetic flux density is higher than any of the magnetic poles.
[0034]
In each of Examples 1 to 5, the developing gap PG is set to 0.2 [mm] or more and 0.4 [mm] or less, and the granularity of an image is also improved.
In addition, the magnetic carriers of Examples 1 to 5 include a coat film having at least a binder resin and particles having a particle diameter (D) and a binder resin film thickness (h) of 1 <[D / h] <10. Using a carrier that has As a result, the decrease in the charge amount due to the fusion of the toner to the carrier surface is reduced, and the life of the developer can be prolonged. The magnetic carrier is used in the printer according to the present embodiment in which the developing gap PG has a relatively narrow width of 0.4 [mm] or less and the stress applied to the developer passing through the developing gap is high. As a result, it is possible to improve the effect that the developer passes through a narrow developing gap, which causes a high stress to be applied to the developer, thereby shortening the service life, which is more effective.
[0035]
【The invention's effect】
According to the image forming apparatus of the first to third aspects, in a two-component developing apparatus using a carrier having a small particle diameter for improving image quality, it is possible to suppress the carrier adhesion and to reduce both the blurred image and the character peripheral omission within an allowable range. There is an excellent effect that it can be realized while suppressing it.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic configuration diagram of a developing device used in an image forming apparatus according to an embodiment.
FIG. 2 is a graph showing the result of examining the relationship between the saturation magnetization of a magnetic carrier and the state of occurrence of a blurred image.
FIG. 3 is a schematic configuration diagram of an actual resistance measuring device.
FIG. 4 is a graph showing a change in charge amount during running for each of Example Carrier C1 and Comparative Example Carrier C2.
FIG. 5 is a schematic diagram showing a state of an electric field in an image part and a non-image part.
[Explanation of symbols]
1 Developing device
2 Toner hopper
3 Toner sending device
4 Developer container
5 First stirring screw
6 Second stirring screw
7 Developing sleeve
8 Photoconductor
9 Doctor
10 Power supply
23 Toner supply port
Claims (3)
内部に固定された磁界発生手段を有し、表面上に磁性キャリアとトナーとからなる2成分現像剤を担持して回転する非磁性現像スリーブからなる現像剤担持体と、
該像担持体と該現像剤担持体との間に現像電界を発生させる現像電界発生手段とを有し、
該像担持体上の静電潜像を、該現像剤担持体上に担持された二成分現像剤中のトナーを用いて該現像電界の作用によりトナー像化する画像形成装置において、
上記磁性キャリアの重量平均粒径が20[μm]以上60[μm]以下、
同じく磁性キャリアの1kOe磁場中における飽和磁化が66[emu/g]以上100[emu/g]以下、
該磁性キャリアへ1000[V]のバイアスを印加した時の該磁性キャリアの静抵抗が109[Ω・cm]以上1014[Ω・cm]以下、
上記現像電界発生手段において発生させる電界がDCバイアスのみであることを特徴とする画像形成装置。An image carrier that carries an electrostatic latent image on the surface,
A developer carrier having a magnetic field generating means fixed inside, and a non-magnetic developing sleeve which rotates while carrying a two-component developer comprising a magnetic carrier and a toner on the surface;
Having a developing electric field generating means for generating a developing electric field between the image carrier and the developer carrier,
In an image forming apparatus, an electrostatic latent image on the image carrier is formed into a toner image by the action of the developing electric field using toner in a two-component developer carried on the developer carrier.
The weight average particle diameter of the magnetic carrier is 20 μm or more and 60 μm or less,
Similarly, the saturation magnetization of the magnetic carrier in a 1 kOe magnetic field is 66 [emu / g] or more and 100 [emu / g] or less.
The static resistance of the magnetic carrier when a bias of 1000 [V] is applied to the magnetic carrier is 10 9 [Ω · cm] or more and 10 14 [Ω · cm] or less.
An image forming apparatus, wherein the electric field generated by the developing electric field generating means is only a DC bias.
上記像担持体と上記現像剤担持体との間隙が0.2[mm]以上0.4[mm]以下であることを特徴とする画像形成装置。The image forming apparatus according to claim 1,
An image forming apparatus, wherein a gap between the image carrier and the developer carrier is 0.2 mm or more and 0.4 mm or less.
上記磁性キャリアが少なくとも結着樹脂と粒子を有するコート膜を有し、該粒子径Dと該結着樹脂膜厚hが1<[D/h]<10であることを特徴する画像形成装置。The image forming apparatus according to claim 1, wherein
An image forming apparatus, wherein the magnetic carrier has a coat film having at least a binder resin and particles, and the particle diameter D and the thickness h of the binder resin are 1 <[D / h] <10.
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20071102 |