JP2004197166A - Method for manufacturing chromium-free surface-treated galvanized steel sheet - Google Patents

Method for manufacturing chromium-free surface-treated galvanized steel sheet Download PDF

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Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a method for manufacturing a chromium-free surface-treated galvanized steel sheet by two-step treatment of forming an underlayer as a bonding layer by a coating agent containing tannic acid, and then forming an upper functional coating layer. <P>SOLUTION: The method for manufacturing the chromium-free surface-treated galvanized steel sheet having a bonding layer formed on a galvanized steel sheet or a zinc alloy-plated steel sheet by the coating agent containing an organic resin, tannic acid, silica, and a silane coupling agent, and a functional organic coating layer subsequently formed thereon by a coating agent for forming the functional organic coating layer, comprises applying the coating agent for forming the bonding layer on the galvanized steel sheet to form a coating film, baking the coating film at 50 to 200°C, and subjecting the cured coating film to water cooling treatment and alkali cleaning treatment to form the bonding layer, wherein the alkali cleaning treatment is performed at a cleaning bath condition of pH 9 to 12 and 60°C or lower, for 0.5 to 10 seconds. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO&NCIPI

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、家電用、建材用、自動車用等に用いられる、6価クロム(あるいは3価クロム)を含有しない、耐食性に優れた非クロム型処理亜鉛系めっき鋼板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
亜鉛めっき鋼板あるいは亜鉛合金めっき鋼板(ここではこれらを総称して「亜鉛系めっき鋼板」と称する)は、海水等の塩分を含む雰囲気又は高温多湿の雰囲気では、表面に白錆が発生して外観を著しく損ねたり、素地鉄面に対する防錆力が低下したりする。
【0003】
この白錆の防止には、従来よりクロメート系の防錆処理剤が利用されており、例えば特開平3−131370号公報には、オレフィン−α,β−エチレン性不飽和カルボン酸共重合体樹脂ディスパージョンに水分散性クロム化合物と水分散性シリカを含有させた樹脂系処理剤が記載されている。
【0004】
このようなクロメート系処理剤による皮膜は、既知の処理剤の中で耐食性が最も良好なものとして認識されている。とは言え、クロメート処理による皮膜は有害元素であることが知られている6価クロムを含有しており、そのため6価クロムを含有しない表面処理鋼板への要求が高まっている。
【0005】
有害なクロムを含まないノンクロム防錆処理剤として、これまでに、様々なものが提案されている。例えば、防錆成分として硫化物やイオウを用いたものが、特開平8−239776号公報、特開平8−67834号公報に記載されている。これらの処理剤に含まれる硫化物やイオウに特有の臭気や毒性のない、トリアジンチオール化合物を用いた処理剤が、例えば特開昭53−31737号公報、特開平10−195345号公報に開示されている。特開昭61−223062号公報には、防錆成分としてのチオカルボニル基含有化合物と、水に難溶又は不溶性の有機化合物を混合して得られる金属との反応性エマルジョンが記載されている。
【0006】
このほかに、特開昭54−71734号公報には、ミオイノシトールの2〜6個の結合りん酸エステル又はその塩類と、チタン弗化物及びジルコニウム弗化物のうちの少なくとも一方と、チオ尿素又はその誘導体とを含有する水溶液で、亜鉛又は亜鉛合金を表面処理する方法が記載されている。特開平3−226584号公報では、Ni2+とCo2+の一方又は両方と、アンモニア及び1級アミン基を有する化合物のうちの少なくとも1種とを含有しているpH5〜10の水溶液である表面処理剤が使用されている。
【0007】
上記の従来の防錆皮膜形成用の表面処理剤は、一般に、インヒビター(あるいは防錆インヒビター)と呼ばれる防錆成分のほかに、有機樹脂及びシリカを含有していて、前処理を施した亜鉛めっき鋼板あるいは亜鉛合金めっき鋼板の表面に適用されて防錆皮膜を形成する。めっき鋼板表面の前処理には、酸洗、アルカリ洗浄、そしてリン酸塩処理が含まれる。
【0008】
最近になって、非クロム型処理亜鉛系めっき鋼板に対するユーザーからのいろいろな要求を満たすために、硬さの向上した皮膜や潤滑性を持つ皮膜が必要とされるようになり、それにつれて、めっき鋼板表面に位置する接着層と、その上の機能性有機(又は無機)被覆層を備えた表面処理めっき鋼板が知られるようになってきた。このような表面処理めっき鋼板においては、接着層が、下地のめっき鋼板と上層の機能性被覆層との間に介在して、機能性被覆層の下地めっき鋼板への付着性や、めっき鋼板の耐食性を向上させている。
【0009】
下層の接着層は、有機系のものと無機系のものに大別される。有機系の接着層には、有機樹脂とシランカップリング剤とを含有するコーティング剤から形成されるものと、有機樹脂と反応性有機化合物(例えばタンニン酸)とを含有するコーティング剤から形成されるものがある。有機系接着層を形成するコーティング剤は、シリカを含有していることもある。無機系の接着層としては、反応性無機化合物(例えば六フッ化チタン酸(H3TiF6))をベースにしたものなどが知られている。
【0010】
上層の機能性被覆層を形成するコーティング剤としては、表面処理亜鉛系めっき鋼板の用途に応じ、既存の各種のコーティング剤から選ばれたものが用いられる。
【0011】
【特許文献1】
特開平3−131370号公報
【特許文献2】
特開平8−239776号公報
【特許文献3】
特開平8−67834号公報
【特許文献4】
特開昭53−31737号公報
【特許文献5】
特開平10−195345号公報
【特許文献6】
特開昭61−223062号公報
【特許文献7】
特開昭54−71734号公報
【特許文献8】
特開平3−226584号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
下層の接着層と上層の機能性被覆層から構成されるこのような2層構造の表面処理皮膜は、下層接着層用のコーティング剤の塗布とその後の接着層の形成のための処理、そして上層機能性被覆層用コーティング剤の塗布とその後の機能性被覆層の形成のための処理の、2段階の処理を経て形成される。この2段階処理のうちの、第2段階の機能性被覆層形成のための処理は、コーティング剤として従来から知られたものを使用できるため、従来と同様に行うことができる。それに対して、第1段階の接着層形成のための処理は、最近になって知られるようになった接着層形成用の新しいコーティング剤を使用するため、製造プロセスとしてなお開発段階にある。
【0013】
本発明の発明者らは、有機樹脂、反応性有機化合物としてのタンニン酸、及び防錆インヒビターとしてのシリカを含む有機系の接着層形成用コーティング剤を使って下層接着層を形成し、次いで上層被覆層を形成することにより製造した2層構造の表面処理皮膜を備えた亜鉛系めっき鋼板は、上層被覆層の密着性にばらつきがあることを見いだした。
【0014】
本発明は、かかる問題の解決を目指してなされたものであり、すなわち、下層接着層形成用のコーティング剤としてタンニン酸を含む有機系のものを使用して、亜鉛めっき鋼板又は亜鉛合金めっき鋼板上に2段階の塗装処理を経て下層接着層と上層被覆層から構成される2層構造の表面処理皮膜を形成することにより、耐食性に優れた非クロム型処理亜鉛系めっき鋼板を再現性よく製造することができる新しい方法の提供を目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
発明者らは、タンニン酸を含む有機系コーティング剤を使用して下層接着層を形成し、その上に機能性被覆層を形成することにより製造される2層構造の表面処理皮膜を備えた、耐食性に優れた非クロム型処理亜鉛系めっき鋼板を再現性よく製造するには、上層の機能性被覆層を形成する前の、最初に形成した下層接着層中の残留タンニン酸量を制御するのが重要であることを見いだして、本発明を完成するに至った。
【0016】
具体的に言えば、本発明の非クロム型処理亜鉛系めっき鋼板の製造方法は、亜鉛めっき鋼板又は亜鉛合金めっき鋼板の上に、有機樹脂、タンニン酸、シリカ及びシランカップリング剤を含むコーティング剤により接着層を形成し、次いでこの接着層の上に、機能性有機被覆層形成用のコーティング剤により機能性有機被覆層を形成することにより非クロム型処理亜鉛系めっき鋼板を製造する方法であって、亜鉛めっき鋼板又は亜鉛合金めっき鋼板に接着層を形成するコーティング剤を塗布して塗膜を形成し、この塗膜を50〜200℃の温度で焼付け、焼き付けた塗膜に水冷処理とアルカリ洗浄処理を施して接着層を形成し、該アルカリ洗浄処理を、pHが9〜12及び温度が60℃以下の洗浄浴条件にて0.5〜10秒間行うことを特徴とする、非クロム型処理亜鉛系めっき鋼板の製造方法である。
【0017】
接着層を形成するコーティング剤は、固形分換算で、有機樹脂を2〜50wt%、タンニン酸を2〜60wt%、シリカを2〜50wt%、シランカップリング剤を2〜60wt%含有するのが好ましい。
【0018】
下層接着層を形成する塗膜の焼付け温度は、120〜150℃であるのが最も好ましい。
【0019】
接着層を形成するための塗膜のアルカリ洗浄処理は、下層接着層を形成する塗膜の焼付けと水冷の間、又は水冷とその後の乾燥の間、又は塗膜の乾燥と機能性有機被覆層形成用コーティング剤塗布の間において、当該塗膜又は塗膜から形成した接着層に施すことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳しく説明する。
本発明の方法で使用する接着層形成用のコーティング剤は、有機樹脂、タンニン酸、シリカ及びシランカップリング剤を含有する。
【0021】
接着層用のコーティング剤における有機樹脂としては、アクリル、フェノール、ウレタン、エポキシ及びポリエステル等の単独重合化合物、あるいはこれらの共重合化合物、又はそれらの単独重合化合物もしくは共重合化合物の混合物などを使用することができる。コーティング剤における有機樹脂の含有量は、固形分換算で、有機樹脂、タンニン酸、シリカ及びシランカップリング剤の合計質量の2〜50wt%であるのが好ましい。2wt%未満では、コーティング剤の成膜性が不足し、50wt%を超えると、コーティング剤により形成した塗膜の接着性、耐食性が不十分になる。より好ましい有機樹脂含有量は10〜30wt%である。
【0022】
タンニン酸は、シリカ粒子及びシランカップリング剤と組み合わせて使用することにより、相乗的に塗膜の密着性を飛躍的に向上させる。本発明で用いるタンニン酸は、加水分解できるタンニンでも縮合タンニンでもよく、これらの一部が分解されたものでもよい。例を挙げるとすれば、本発明で用いるタンニン酸は、ハマメタタンニン、五倍子タンニン、没食子タンニン、ミロバランのタンニン、ジビジビのタンニン、アルガロビラのタンニン、バロニアのタンニン、カテキンなど出よく、特に限定するものではないが、「タンニン酸:AL」(富士化学工業製)を使用すると塗膜の加工密着性は特に向上する。タンニン酸の含有量は、固形分換算で、有機樹脂、タンニン酸、シリカ及びシランカップリング剤の合計質量の2〜60%であるのが好ましい。2wt%未満では、十分な耐食性や塗膜密着性を確保できず、60wt%を超えると、かえって耐食性や塗膜密着性が低下したり、水溶液中に溶解しなくなるなどの不都合が起こりかねず、また塗膜の黒変の原因となりかねない。好ましいタンニン酸含有量は10〜30wt%である。
【0023】
シリカとしては、気相シリカあるいはコロイダルシリカ(液相シリカ)のいずれを使用することもできる。気相シリカの代表例としては、日本アエロジル社のA−100、A−200、A−300、R−972などの製品を挙げることができる。コロイダルシリカの代表例としては、日産化学社のスノーテックスO、スノーテックスOX、スノーテックスOL、スノーテックスOXX、スノーテックスN、スノーテックスNS、スノーテックスCなどを挙げることができる。シリカの含有量は、固形分換算で、有機樹脂、タンニン酸、シリカ及びシランカップリング剤の合計質量の2〜50%であるのが好ましい。2wt%未満では、コーティング剤から形成した塗膜の耐食性が十分でなく、50wt%を超えると、塗膜が脆くなり、脆性破壊を起こして密着性が低下する。より好ましいシリカ含有量は10〜30wt%である。
【0024】
シランカップリング剤としては、例えばγ−(2 −アミノエチル)アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−(2 −アミノエチル)アミノプロピルメチルジメトキシシラン、γ−(2 −アミノエチル)アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−(2 −アミノエチル)アミノプロピルメチルジエトキシシラン、γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルメチルジメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリエトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルメチルジエトキシシラン、N−β−(N−ビニルベンジルアミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−β−(N−ビニルベンジルアミノエチル)−γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−β−(N−ビニルベンジルアミノエチル)−γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−β−(N−ビニルベンジルアミノエチル)−γ−アミノプロピルメチルジエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルメチルジメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリエトキシシラン、γ−メルカプトプロピルメチルジエトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、ジメチルジメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、ジメチルジエトキシシラン、ビニルトリアセトキシシラン、γ−クロロプロピルトリメトキシシラン、γ−クロロプロピルメチルジメトキシシラン、γ−クロロプロピルトリエトキシシラン、γ−クロロプロピルメチルジエトキシシラン、ヘキサメチルジシラザン、γ−アニリノプロピルトリメトキシシラン、γ−アニリノプロピルメチルジメトキシシラン、γ−アニリノプロピルトリエトキシシラン、γ−アニリノプロピルメチルジエトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルメチルジメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルメチルジエトキシシラン、オクタデシルジメチル〔3 −(トリメトキシシリル)プロピル〕アンモニウムクロライド、オクタデシルジメチル〔3 −(メチルジメトキシシリル)プロピル〕アンモニウムクロライド、オクタデシルジメチル〔3 −(トリエトキシシリル)プロピル〕アンモニウムクロライド、オクタデシルジメチル〔3 −(メチルジエトキシシリル)プロピル〕アンモニウムクロライド、γ−クロロプロピルメチルジメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルメチルジメトキシシラン、メチルトリクロロシラン、ジメチルジクロロシラン、トリメチルクロロシランなどを挙げることができるが、グリシジルエーテル基を有するγ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、及びγ−グリシドキシプロピルトリエトキシシランを使用すると、塗膜の加工密着性は特に向上する。さらに、トリエトキシタイプのシランカップリング剤を使用すると、下地処理剤の保存安定性を向上させることができる。これは、トリエトキシシランが水溶液中で比較的安定であり、重合速度が遅いためであると考えられる。シランカップリング剤の含有量は、固形分換算で、有機樹脂、タンニン酸、シリカ及びシランカップリング剤の合計質量の2〜60%であるのが好ましい。2wt%未満では、形成した塗膜の密着性が不十分となり、60wt%を超えると、塗膜の密着性を向上させるというシランカップリング剤の効果が飽和に近くなるとともに、コーティング剤の貯蔵安定性が低下する。より好ましいシランカップリング剤含有量は30〜50wt%である。
【0025】
接着層を形成するためのコーティング剤は、上記の固形成分(有機樹脂、タンニン酸、シリカ、シランカップリング剤)のほかに、コーティング剤の下地めっき鋼板への塗布を可能にする溶媒としての水を含む。固形成分と水は、コーティング剤を塗布してその後の焼付けで所望の接着層を形成できる限り、どのような混合割合で混合してもよい。とは言え、コーティング剤の固形分濃度は1〜20wt%程度であるのが一般的である。
【0026】
コーティング剤を塗布する方法は、特に限定されず、例えばロールコート、カーテンコート、スプレーコート、バーコート、浸漬などの、一般的な方法を使用可能である。
【0027】
コーティング剤の塗布により形成した塗膜からは、焼付けにより接着層を形成することができる。焼付けは、50〜200℃の温度範囲内で行うことができる。50℃より低い温度での焼付けでは、接着層の形成に時間がかかり(焼付けは、一般に10秒以内の時間で完了するのが好ましい)、また、乾燥が不十分な場合には、残留する水に、接着層の上に形成する有機被覆層形成用のコーティング剤が溶けて接着層がうまく形成できないことがあり、あるいは処理中の鋼板の搬送途中でロールに接着層の一部が付着することがあるなどの不都合が生じかねない。200℃を超える焼付け温度は、有機成分(有機樹脂、タンニン酸)の熱分解の原因となりかねず、好ましくない。最も好ましい焼付け温度は120〜150℃である。
【0028】
焼付けは、表面処理鋼板の製造において一般に使用されている方法で行うことができる。そのような方法の例を挙げると、熱風吹き付け(熱風乾燥炉)、赤外線加熱、誘導加熱などである。
【0029】
本発明の非クロム型処理亜鉛系めっき鋼板の製造方法では、形成した接着層中に残留するタンニン酸量をアルカリ洗浄処理により制限するようにしている。タンニン酸は、シリカ粒子及びシランカップリング剤と併用することにより、相乗的に塗膜の密着性を向上させる成分であるが、接着剤層中に未反応のタンニン酸が多量に残存すると、生成したタンニン酸の金属塩が、処理後の製品めっき鋼板の変色の原因となり、あるいはアルコールなどに対する耐溶剤性の低下を招く原因となる。そこで、本発明では、接着層中の未反応タンニン酸量を制限するためにアルカリ洗浄処理を行う。
【0030】
アルカリ洗浄処理は、下層接着層を形成する塗膜の焼付けと水冷の間、又は水冷とその後の乾燥の間、又は塗膜の乾燥と機能性有機被覆層形成用コーティング剤塗布の間で行うことができる。アルカリ洗浄浴としては、リン酸ナトリウムを主成分とする洗浄液(リン酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウムを含有)を使用することができる。洗浄浴には、濡れ性向上のために、非イオン系あるいはカチオン系の界面活性剤などを添加してもよい。このような洗浄浴を使用してのアルカリ洗浄処理は、スプレー法、浸漬法、あるいはそれらを併用して行うことができる。
【0031】
本発明の方法で用いられるアルカリ洗浄浴は、pHが9〜12、温度が60℃以下であるのが好ましい。浴のpHが9未満では洗浄効果が挙がらず、12より高くなると塗膜が膨潤して密着性低下の原因となり、また下地鋼板のめっき層を溶かすことになる。浴温度が60℃を超えるとやはり塗膜が膨潤し、めっき層の溶解を招きかねない。アルカリ洗浄の所要時間は、使用する浴の条件に依存するが、一般的な処理時間は0.5〜10秒程度である。
【0032】
本発明の方法では、接着層用のコーティング剤から焼き付けにより形成した塗膜の水冷は、アルカリ洗浄前に行ってもよく、あるいはアルカリ洗浄後に行ってもよい。この水冷は、表面処理鋼板の製造で一般に使用されている方法で行うことができる。そのような方法の例としては、浸漬、スプレー、エアーアトマイズ、カーテン法などを挙げることができる。
【0033】
塗膜の水冷(あるいはアルカリ洗浄)後の乾燥も、表面処理鋼板の製造において一般に使用されている方法で行うことができる。そのような方法の例を挙げると、熱風吹き付け(熱風乾燥炉)、赤外線加熱、誘導加熱などである。
【0034】
接着層は、0.05〜0.4μmの厚さで形成するのが好適である。0.05μm未満の厚さでは、めっき鋼板の耐食性が低下し、また厚さが0.4μmを超えると、接着層の脆性破壊が起こりやすくなり、そのため塗膜の剥離が起きやすくなる。
【0035】
また、本発明の方法で用いる接着層形成用のコーティング剤には、形成する接着層の特性に特に不利にならない限り、上記の有機樹脂、タンニン酸、シリカ及びシランカップリング剤以外の成分、例えば、有機樹脂の水への溶解を助けるアルコールやセロソルブ(商品名)などの有機助剤や、増粘剤(例えばポリアクリル酸)などを随意に添加することができる。
【0036】
接着層の上に形成する機能性有機被覆層のためのコーティング剤としては、表面処理鋼板の製造に従来から用いられているいずれのコーティング剤を使用してもよい。その塗布、焼付け、水冷、乾燥のいずれも、従来からの方法及び装置で行うことができる。また、機能性被覆層の厚さも、特に限定されず、接着層との合計の厚さが通常の表面処理鋼板における被覆層の厚さである0.6〜2.0μm程度となるようにすることができる。
【0037】
本発明の方法を適用可能な亜鉛系めっき鋼板は、表面に亜鉛めっきを施した鋼板、あるいは亜鉛とFe、Ni、Co、Cr、Mg、Al、Si、Mn等の1種又は2種以上の金属とからなる亜鉛合金めっきを施した鋼板である。めっき方法は、特に限定されるものではなく、電気めっき法、溶融めっき法、真空めっき法等いずれでもよい。めっきを施す鋼板は、特に限定されず、冷延鋼板あるいは熱延鋼板のいずれでもよい。
【0038】
【実施例】
次に、実施例により本発明を更に説明するが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。
【0039】
(実施例1〜19、比較例20〜37)
試験板の下地鋼板として、日本テストパネル社製電気亜鉛めっき鋼板(70×150×0.8mm)を使用した。
【0040】
表1に示した固形成分を表2に示した分量で水に溶解又は分散させて、固形分濃度20wt%の接着層用コーティング剤を調製した。これらのコーティング剤を下地鋼板にバーコーターで、表2に「下層厚み」として示した乾燥膜厚になるように塗布し、同表に示した接着層焼付け温度で焼付け、そして表2に示した条件でアルカリ洗浄して、接着層を形成した。アルカリ洗浄には、日本パーカライジング社の脱脂剤FC4326にNaOH又はH2SO4を添加してpHを調整して得た洗浄液を使用した。
【0041】
【表1】

Figure 2004197166
【0042】
次に、機能性有機被覆層形成用のアクリル系エマルジョンコーティング剤のメタルコートKD(日本ペイント社より入手)を、接着層の上に1μmの乾燥膜厚となるようにバーコーターで塗布し、鋼板到達温度150℃となるよう焼き付けて水冷乾燥し、試験板を作製した。
【0043】
各試験板について、成膜性、密着性及び耐食性を評価した。
成膜性の評価は、接着層(下層)を形成し、機能性被覆層(上層)を形成する前の試験板について、JIS K 5400に準じて行った。エリクセン試験機で試験板に10mmの押出し部を作り、押出し部の先端にセロテープ(登録商標)(ニチバン社製)を貼付し、その後テープを引き剥がして行った。テープに試験板から剥離した塗膜が付着していない試験板を良好(表2中、○印で表記)、付着していたものを不良(表2中、×印で表記)と判定した。
【0044】
密着性の評価は、機能性被覆層(上層)まで形成した試験板について、上記の成膜性評価と同じエリクセン試験機により、10mmのエリクセン加工を施して試験を行い、テープに試験板から剥離した塗膜が付着していない試験板を良好(表2中、○印で表記)、付着していたものを不良(表2中、×印で表記)と判定した。
【0045】
耐食性の評価は、JIS Z 3271に規定された塩水噴霧試験により行い、雰囲気温度35℃で、5%のNaCl水溶液を試験板に吹き付け、240時間後の錆発生率を測定して、錆発生面積が試験板表面積の50%以下であるものを良好(表2中、○印で表記)、50%を超えるものを不良(表2中、×印で表記)と判定した。
【0046】
【表2】
Figure 2004197166
【0047】
表2から明らかなように、本発明の実施例1〜19の試験板では、成膜性、密着性及び耐食性の全ての評価項目について良好な結果が得られた。それに対し、比較例20〜29、31〜37の試験板では、三つの評価項目のうちの一つ以上について不十分な結果が示された。比較例30では、評価項目のいずれについても良好な結果が得られたけれども、接着層形成用コーティング剤のシランカップリング剤含有量が多いため、コーティング剤の貯蔵安定性が悪かった。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の製造方法によれば、タンニン酸を含む有機系コーティング剤から形成した下層接着層と、上層機能性被覆層とからなる2層構造の表面処理皮膜を備え、機能性被覆層の密着性が向上した、高耐食性の非クロム型処理亜鉛系めっき鋼板を再現性よく製造することが可能になる。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for producing a non-chromium-type treated galvanized steel sheet which does not contain hexavalent chromium (or trivalent chromium) and has excellent corrosion resistance, which is used for home appliances, building materials, automobiles and the like.
[0002]
[Prior art]
Galvanized steel sheets or zinc alloy-coated steel sheets (herein collectively referred to as "zinc-based steel sheets") have a white rust on the surface in an atmosphere containing salt such as seawater or a high-temperature and high-humidity atmosphere, and have an appearance. Or the rust-preventive force on the base steel surface is reduced.
[0003]
In order to prevent this white rust, a chromate-based rust preventive agent has been conventionally used. For example, JP-A-3-131370 discloses an olefin-α, β-ethylenically unsaturated carboxylic acid copolymer resin. A resin-based treating agent containing a water-dispersible chromium compound and water-dispersible silica in a dispersion is described.
[0004]
Such a film made of a chromate-based treating agent is recognized as having the best corrosion resistance among known treating agents. Nevertheless, the film formed by the chromate treatment contains hexavalent chromium, which is known to be a harmful element, and there is an increasing demand for a surface-treated steel sheet containing no hexavalent chromium.
[0005]
Various non-chrome rust preventive agents containing no harmful chromium have been proposed so far. For example, those using sulfide or sulfur as a rust preventive component are described in JP-A-8-239776 and JP-A-8-67834. Treatment agents using triazine thiol compounds, which do not have odor or toxicity peculiar to sulfide or sulfur contained in these treatment agents, are disclosed in, for example, JP-A-53-31737 and JP-A-10-195345. ing. JP-A-61-223062 describes a reactive emulsion of a metal obtained by mixing a thiocarbonyl group-containing compound as a rust preventive component with an organic compound that is hardly soluble or insoluble in water.
[0006]
In addition, JP-A-54-71734 discloses that two to six bonded phosphate esters of myo-inositol or salts thereof, at least one of titanium fluoride and zirconium fluoride, and thiourea or a salt thereof. A method for surface-treating zinc or a zinc alloy with an aqueous solution containing a derivative is described. JP-A-3-226584 discloses an aqueous solution having a pH of 5 to 10 containing one or both of Ni 2+ and Co 2+ and at least one of ammonia and a compound having a primary amine group. Surface treatment agents are used.
[0007]
The above-mentioned conventional surface treatment agent for forming a rust-preventive film is generally a zinc-plated material containing an organic resin and silica in addition to a rust-preventive component called an inhibitor (or rust-preventive inhibitor). It is applied to the surface of a steel sheet or a zinc alloy-plated steel sheet to form a rust-proof coating. Pretreatment of the surface of the plated steel sheet includes pickling, alkali cleaning, and phosphate treatment.
[0008]
Recently, in order to satisfy various demands from users for non-chrome-type treated galvanized steel sheet, a film having improved hardness and a film having lubricity have been required. BACKGROUND ART Surface-treated plated steel sheets provided with an adhesive layer located on the surface of a steel sheet and a functional organic (or inorganic) coating layer thereon have come to be known. In such a surface-treated plated steel sheet, the adhesive layer is interposed between the base plated steel sheet and the upper functional coating layer, and the adhesion of the functional coating layer to the base plated steel sheet, Improves corrosion resistance.
[0009]
The lower adhesive layer is roughly classified into an organic type and an inorganic type. The organic adhesive layer is formed of a coating agent containing an organic resin and a silane coupling agent, and a coating agent containing an organic resin and a reactive organic compound (for example, tannic acid). There is something. The coating agent that forms the organic adhesive layer may contain silica. As an inorganic adhesive layer, a material based on a reactive inorganic compound (for example, hexafluorotitanic acid (H 3 TiF 6 )) is known.
[0010]
As the coating agent for forming the upper functional coating layer, one selected from various existing coating agents depending on the use of the surface-treated galvanized steel sheet is used.
[0011]
[Patent Document 1]
JP-A-3-131370 [Patent Document 2]
JP-A-8-239776 [Patent Document 3]
JP-A-8-67834 [Patent Document 4]
JP-A-53-31737 [Patent Document 5]
JP-A-10-195345 [Patent Document 6]
JP-A-61-223062 [Patent Document 7]
JP 54-71734 A [Patent Document 8]
JP-A-3-226584
[Problems to be solved by the invention]
Such a two-layer surface treatment film composed of a lower adhesive layer and an upper functional coating layer is formed by applying a coating agent for the lower adhesive layer, then performing a treatment for forming the adhesive layer, and then forming the upper layer. It is formed through a two-step process of applying a coating agent for a functional coating layer and a process for forming a functional coating layer thereafter. Of the two-step processing, the processing for forming the functional coating layer in the second step can be performed in the same manner as in the related art because a conventionally known coating agent can be used. In contrast, the first-stage process for forming an adhesive layer is still in a development stage as a manufacturing process because a new coating agent for forming an adhesive layer, which has recently become known, is used.
[0013]
The inventors of the present invention form an lower adhesive layer using an organic resin, a tannic acid as a reactive organic compound, and an organic adhesive layer forming coating agent containing silica as a rust inhibitor, and then form an upper adhesive layer. It has been found that a zinc-based plated steel sheet provided with a two-layer surface treatment film produced by forming a coating layer has variations in the adhesion of the upper coating layer.
[0014]
The present invention has been made with a view to solving such a problem, that is, by using an organic material containing tannic acid as a coating agent for forming a lower adhesive layer, a galvanized steel sheet or a zinc alloy-plated steel sheet is used. A two-layer surface treatment film consisting of a lower adhesive layer and an upper coating layer is formed through a two-stage coating process to produce a non-chromium-type treated galvanized steel sheet with excellent corrosion resistance with good reproducibility. It is intended to provide a new way of doing things.
[0015]
[Means for Solving the Problems]
The inventors provided a surface treatment film having a two-layer structure manufactured by forming a lower adhesive layer using an organic coating agent containing tannic acid, and forming a functional coating layer thereon. In order to reproducibly produce non-chrome-type treated galvanized steel sheet with excellent corrosion resistance, it is necessary to control the amount of residual tannic acid in the lower adhesive layer formed first before forming the upper functional coating layer. Was found to be important, and the present invention was completed.
[0016]
Specifically, the method for producing a non-chromium treated galvanized steel sheet of the present invention comprises a coating agent containing an organic resin, tannic acid, silica and a silane coupling agent on a galvanized steel sheet or a zinc alloy-plated steel sheet. Forming a functional organic coating layer on the adhesive layer with a coating agent for forming a functional organic coating layer, thereby producing a non-chromium treated zinc-coated steel sheet. Then, a coating agent for forming an adhesive layer is applied to a galvanized steel sheet or a zinc alloy-plated steel sheet to form a coating film, and the coating film is baked at a temperature of 50 to 200 ° C. A cleaning process is performed to form an adhesive layer, and the alkali cleaning process is performed for 0.5 to 10 seconds in a cleaning bath condition having a pH of 9 to 12 and a temperature of 60 ° C. or less. That is a method for producing a chromium-type treated zinc-plated steel sheet.
[0017]
The coating agent for forming the adhesive layer contains 2 to 50% by weight of organic resin, 2 to 60% by weight of tannic acid, 2 to 50% by weight of silica, and 2 to 60% by weight of silane coupling agent in terms of solid content. preferable.
[0018]
The baking temperature of the coating film forming the lower adhesive layer is most preferably from 120 to 150C.
[0019]
The alkali washing treatment of the coating film for forming the adhesive layer is performed between baking and water cooling of the coating film forming the lower adhesive layer, or between water cooling and subsequent drying, or drying of the coating film and the functional organic coating layer. It can be applied to the coating film or the adhesive layer formed from the coating film during the application of the forming coating agent.
[0020]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail.
The coating agent for forming the adhesive layer used in the method of the present invention contains an organic resin, tannic acid, silica, and a silane coupling agent.
[0021]
As the organic resin in the coating agent for the adhesive layer, a homopolymer compound such as acryl, phenol, urethane, epoxy and polyester, or a copolymer compound thereof, or a mixture of the homopolymer compound or the copolymer compound is used. be able to. The content of the organic resin in the coating agent is preferably 2 to 50% by weight of the total mass of the organic resin, tannic acid, silica and the silane coupling agent in terms of solid content. If it is less than 2 wt%, the film forming property of the coating agent is insufficient, and if it exceeds 50 wt%, the adhesion and corrosion resistance of the coating film formed by the coating agent become insufficient. A more preferred organic resin content is 10 to 30 wt%.
[0022]
Tannic acid, when used in combination with silica particles and a silane coupling agent, synergistically improves the adhesion of the coating film. The tannic acid used in the present invention may be a hydrolyzable tannin or a condensed tannin, or a partially decomposed tannin. By way of example, the tannic acid used in the present invention is hamametannin, quintuple tannin, gallic tannin, myrobalane tannin, dividibine tannin, algarobila tannin, baronia tannin, catechin, etc. However, when "tannic acid: AL" (manufactured by Fuji Chemical Industry) is used, the processing adhesion of the coating film is particularly improved. The content of tannic acid is preferably 2 to 60% of the total mass of the organic resin, tannic acid, silica and silane coupling agent in terms of solid content. If it is less than 2 wt%, sufficient corrosion resistance and coating film adhesion cannot be ensured, and if it exceeds 60 wt%, there may be inconveniences such as a decrease in corrosion resistance and coating film adhesion, and a failure to dissolve in an aqueous solution. Also, it may cause blackening of the coating film. The preferred tannic acid content is 10 to 30 wt%.
[0023]
As the silica, either gas phase silica or colloidal silica (liquid phase silica) can be used. Typical examples of the gas phase silica include products such as A-100, A-200, A-300, and R-972 of Nippon Aerosil Co., Ltd. Representative examples of colloidal silica include Snowtex O, Snowtex OX, Snowtex OL, Snowtex OXX, Snowtex N, Snowtex NS, and Snowtex C of Nissan Chemical Industries, Ltd. The content of silica is preferably 2 to 50% of the total mass of the organic resin, tannic acid, silica and the silane coupling agent in terms of solid content. If it is less than 2 wt%, the corrosion resistance of the coating film formed from the coating agent is not sufficient, and if it exceeds 50 wt%, the coating film becomes brittle, causing brittle fracture and reducing the adhesion. A more preferred silica content is 10 to 30 wt%.
[0024]
Examples of the silane coupling agent include γ- (2-aminoethyl) aminopropyltrimethoxysilane, γ- (2-aminoethyl) aminopropylmethyldimethoxysilane, γ- (2-aminoethyl) aminopropyltriethoxysilane, γ- (2-aminoethyl) aminopropylmethyldiethoxysilane, γ- (2-aminoethyl) aminopropylmethyldimethoxysilane, γ-methacryloxypropyltrimethoxysilane, γ-methacryloxypropylmethyldimethoxysilane, γ-methacryl Roxypropyltriethoxysilane, γ-methacryloxypropylmethyldiethoxysilane, N-β- (N-vinylbenzylaminoethyl) -γ-aminopropyltrimethoxysilane, N-β- (N-vinylbenzylaminoethyl)- γ-aminopropyl meth Rudimethoxysilane, N-β- (N-vinylbenzylaminoethyl) -γ-aminopropyltriethoxysilane, N-β- (N-vinylbenzylaminoethyl) -γ-aminopropylmethyldiethoxysilane, γ-gly Sidoxypropyltrimethoxysilane, γ-glycidoxypropylmethyldimethoxysilane, γ-glycidoxypropyltriethoxysilane, γ-glycidoxypropylmethyldiethoxysilane, γ-mercaptopropyltrimethoxysilane, γ-mercaptopropyl Methyldimethoxysilane, γ-mercaptopropyltriethoxysilane, γ-mercaptopropylmethyldiethoxysilane, methyltrimethoxysilane, dimethyldimethoxysilane, methyltriethoxysilane, dimethyldiethoxysilane, vinyltriacetoxysilane Γ-chloropropyltrimethoxysilane, γ-chloropropylmethyldimethoxysilane, γ-chloropropyltriethoxysilane, γ-chloropropylmethyldiethoxysilane, hexamethyldisilazane, γ-anilinopropyltrimethoxysilane, γ -Anilinopropylmethyldimethoxysilane, γ-anilinopropyltriethoxysilane, γ-anilinopropylmethyldiethoxysilane, vinyltrimethoxysilane, vinylmethyldimethoxysilane, vinyltriethoxysilane, vinylmethyldiethoxysilane, octadecyldimethyl [3- (trimethoxysilyl) propyl] ammonium chloride, octadecyldimethyl [3- (methyldimethoxysilyl) propyl] ammonium chloride, octadecyldimethyl [3- (triet Silicyl) propyl] ammonium chloride, octadecyldimethyl [3- (methyldiethoxysilyl) propyl] ammonium chloride, γ-chloropropylmethyldimethoxysilane, γ-mercaptopropylmethyldimethoxysilane, methyltrichlorosilane, dimethyldichlorosilane, trimethylchlorosilane, etc. When γ-glycidoxypropyltrimethoxysilane and γ-glycidoxypropyltriethoxysilane having a glycidyl ether group are used, the processing adhesion of the coating film is particularly improved. Furthermore, when a triethoxy-type silane coupling agent is used, the storage stability of the undercoating agent can be improved. This is probably because triethoxysilane is relatively stable in an aqueous solution and the polymerization rate is low. The content of the silane coupling agent is preferably 2 to 60% of the total mass of the organic resin, tannic acid, silica and the silane coupling agent in terms of solid content. If it is less than 2 wt%, the adhesion of the formed coating film becomes insufficient, and if it exceeds 60 wt%, the effect of the silane coupling agent for improving the adhesion of the coating film becomes close to saturation, and the storage stability of the coating agent becomes small. Is reduced. A more preferred silane coupling agent content is 30 to 50 wt%.
[0025]
The coating agent for forming the adhesive layer includes, in addition to the solid components (organic resin, tannic acid, silica, and silane coupling agent), water as a solvent that enables the coating agent to be applied to the base-plated steel sheet. including. The solid component and water may be mixed in any mixing ratio as long as a desired adhesive layer can be formed by applying a coating agent and subsequent baking. However, the solid content concentration of the coating agent is generally about 1 to 20 wt%.
[0026]
The method for applying the coating agent is not particularly limited, and a general method such as roll coating, curtain coating, spray coating, bar coating, and dipping can be used.
[0027]
From the coating film formed by applying the coating agent, an adhesive layer can be formed by baking. Baking can be performed within a temperature range of 50 to 200 ° C. In the case of baking at a temperature lower than 50 ° C., it takes time to form an adhesive layer (baking is generally preferably completed within 10 seconds or less). In some cases, the coating agent for forming the organic coating layer formed on the adhesive layer may melt and the adhesive layer may not be formed properly, or part of the adhesive layer may adhere to the roll during the transportation of the steel sheet being processed. There may be inconvenience such as there is. A baking temperature exceeding 200 ° C. may cause thermal decomposition of an organic component (organic resin, tannic acid), and is not preferred. The most preferred baking temperature is 120-150C.
[0028]
The baking can be performed by a method generally used in the production of a surface-treated steel sheet. Examples of such methods include hot air blowing (hot air drying oven), infrared heating, induction heating, and the like.
[0029]
In the method for producing a chromium-free treated galvanized steel sheet of the present invention, the amount of tannic acid remaining in the formed adhesive layer is limited by the alkali cleaning treatment. Tannic acid is a component that synergistically improves the adhesion of the coating film when used in combination with silica particles and a silane coupling agent, but is produced when a large amount of unreacted tannic acid remains in the adhesive layer. The resulting metal salt of tannic acid causes discoloration of the product-plated steel sheet after the treatment, or causes a decrease in solvent resistance to alcohol and the like. Therefore, in the present invention, an alkali cleaning treatment is performed to limit the amount of unreacted tannic acid in the adhesive layer.
[0030]
The alkali cleaning treatment should be performed between baking of the coating film forming the lower adhesive layer and water cooling, or between water cooling and subsequent drying, or between drying of the coating film and application of the functional organic coating layer forming coating agent. Can be. As the alkaline cleaning bath, a cleaning solution containing sodium phosphate as a main component (containing sodium phosphate, sodium hydroxide, and sodium carbonate) can be used. A nonionic or cationic surfactant may be added to the cleaning bath to improve the wettability. The alkali cleaning treatment using such a cleaning bath can be performed by a spray method, a dipping method, or a combination thereof.
[0031]
The alkaline washing bath used in the method of the present invention preferably has a pH of 9 to 12 and a temperature of 60 ° C or lower. If the pH of the bath is less than 9, no cleaning effect is obtained, and if it is higher than 12, the coating film swells and causes a decrease in adhesion, and the plating layer of the base steel sheet is melted. When the bath temperature exceeds 60 ° C., the coating film swells again, which may lead to dissolution of the plating layer. The time required for the alkali cleaning depends on the conditions of the bath used, but a general processing time is about 0.5 to 10 seconds.
[0032]
In the method of the present invention, water cooling of a coating film formed by baking from a coating agent for an adhesive layer may be performed before or after alkali cleaning. The water cooling can be performed by a method generally used in the production of a surface-treated steel sheet. Examples of such methods include dipping, spraying, air atomizing, curtain methods and the like.
[0033]
Drying after water cooling (or alkali washing) of the coating film can also be performed by a method generally used in the production of a surface-treated steel sheet. Examples of such methods include hot air blowing (hot air drying oven), infrared heating, induction heating, and the like.
[0034]
The adhesive layer is preferably formed with a thickness of 0.05 to 0.4 μm. When the thickness is less than 0.05 μm, the corrosion resistance of the plated steel sheet is reduced, and when the thickness exceeds 0.4 μm, brittle fracture of the adhesive layer is apt to occur, and thus the coating film is liable to peel.
[0035]
Further, the coating agent for forming the adhesive layer used in the method of the present invention, unless otherwise disadvantageous to the properties of the adhesive layer to be formed, the above organic resin, components other than tannic acid, silica and a silane coupling agent, for example, Optionally, an organic auxiliary such as alcohol or cellosolve (trade name) which assists dissolution of the organic resin in water, a thickener (for example, polyacrylic acid) and the like can be optionally added.
[0036]
As the coating agent for the functional organic coating layer formed on the adhesive layer, any coating agent conventionally used for producing a surface-treated steel sheet may be used. Any of the application, baking, water cooling, and drying can be performed by a conventional method and apparatus. Also, the thickness of the functional coating layer is not particularly limited, and the total thickness of the functional coating layer and the adhesive layer is set to about 0.6 to 2.0 μm, which is the thickness of the coating layer in a normal surface-treated steel sheet. be able to.
[0037]
The galvanized steel sheet to which the method of the present invention can be applied is a steel sheet whose surface is galvanized, or one or two or more of zinc and Fe, Ni, Co, Cr, Mg, Al, Si, Mn and the like. It is a steel plate plated with zinc alloy made of metal. The plating method is not particularly limited, and may be any of an electroplating method, a hot-dip plating method, and a vacuum plating method. The steel sheet to be plated is not particularly limited, and may be a cold-rolled steel sheet or a hot-rolled steel sheet.
[0038]
【Example】
Next, the present invention will be further described with reference to examples, but the present invention is not limited to these examples.
[0039]
(Examples 1 to 19, Comparative Examples 20 to 37)
As a base steel plate of the test plate, an electrogalvanized steel plate (70 × 150 × 0.8 mm) manufactured by Nippon Test Panel was used.
[0040]
The solid components shown in Table 1 were dissolved or dispersed in water in the amounts shown in Table 2 to prepare a coating agent for an adhesive layer having a solid concentration of 20 wt%. These coating agents were applied to the base steel sheet with a bar coater so as to have a dry film thickness shown as "lower layer thickness" in Table 2, baked at the bonding layer baking temperature shown in the table, and shown in Table 2. The substrate was washed under alkaline conditions to form an adhesive layer. For the alkali washing, a washing solution obtained by adding NaOH or H 2 SO 4 to a degreasing agent FC4326 of Nippon Parkerizing Co. and adjusting the pH was used.
[0041]
[Table 1]
Figure 2004197166
[0042]
Next, a metal coat KD (obtained from Nippon Paint Co., Ltd.) of an acrylic emulsion coating agent for forming a functional organic coating layer was applied on the adhesive layer by a bar coater so as to have a dry film thickness of 1 μm. It was baked so as to reach an ultimate temperature of 150 ° C. and dried with water cooling to prepare a test plate.
[0043]
For each test plate, film formability, adhesion and corrosion resistance were evaluated.
The evaluation of the film forming property was performed according to JIS K 5400 for the test plate before forming the adhesive layer (lower layer) and forming the functional coating layer (upper layer). A 10 mm extruded portion was formed on the test plate with an Erichsen tester, and Cellotape (registered trademark) (manufactured by Nichiban) was attached to the end of the extruded portion, and then the tape was peeled off. A test plate to which the coating film peeled off from the test plate did not adhere to the tape was judged to be good (indicated by a circle in Table 2), and one having adhered was judged to be poor (to be indicated by a cross in Table 2).
[0044]
For the evaluation of adhesion, the test plate formed up to the functional coating layer (upper layer) was subjected to a 10 mm Erichsen process using the same Erichsen tester used for the evaluation of the film-forming property described above, and the tape was peeled off from the test plate. The test plate to which the coated film was not adhered was determined to be good (indicated by a circle in Table 2), and the one to which it was adhered was determined to be poor (indicated by a cross in Table 2).
[0045]
The corrosion resistance was evaluated by a salt spray test specified in JIS Z 3271. A 5% NaCl aqueous solution was sprayed on the test plate at an ambient temperature of 35 ° C., and the rust generation rate after 240 hours was measured. Was 50% or less of the surface area of the test plate (good in Table 2), and more than 50% was poor (good in Table 2).
[0046]
[Table 2]
Figure 2004197166
[0047]
As is clear from Table 2, in the test plates of Examples 1 to 19 of the present invention, good results were obtained for all the evaluation items of the film forming property, adhesion and corrosion resistance. In contrast, the test plates of Comparative Examples 20 to 29 and 31 to 37 showed insufficient results for one or more of the three evaluation items. In Comparative Example 30, although good results were obtained for all of the evaluation items, the storage stability of the coating agent was poor due to the large content of the silane coupling agent in the coating agent for forming the adhesive layer.
[0048]
【The invention's effect】
As described above, according to the production method of the present invention, a surface treatment film having a two-layer structure including a lower adhesive layer formed from an organic coating agent containing tannic acid and an upper functional coating layer is provided. This makes it possible to produce a highly corrosion-resistant non-chromium-type treated galvanized steel sheet with improved adhesion of the conductive coating layer, with good reproducibility.

Claims (4)

亜鉛めっき鋼板又は亜鉛合金めっき鋼板の上に、有機樹脂、タンニン酸、シリカ及びシランカップリング剤を含むコーティング剤により接着層を形成し、次いでこの接着層の上に、機能性有機被覆層形成用のコーティング剤により機能性有機被覆層を形成することにより非クロム型処理亜鉛系めっき鋼板を製造する方法であって、亜鉛めっき鋼板又は亜鉛合金めっき鋼板に接着層を形成するコーティング剤を塗布して塗膜を形成し、この塗膜を50〜200℃の温度で焼付け、焼き付けた塗膜に水冷処理とアルカリ洗浄処理を施して接着層を形成し、該アルカリ洗浄処理を、pHが9〜12及び温度が60℃以下の洗浄浴条件にて0.5〜10秒間行うことを特徴とする非クロム型処理亜鉛系めっき鋼板の製造方法。An adhesive layer is formed on a galvanized steel sheet or a zinc alloy-plated steel sheet with a coating agent containing an organic resin, tannic acid, silica, and a silane coupling agent. Then, a functional organic coating layer is formed on the adhesive layer. A method for producing a non-chromium-type treated galvanized steel sheet by forming a functional organic coating layer with a coating agent, wherein a coating agent that forms an adhesive layer is applied to a galvanized steel sheet or a zinc alloy-plated steel sheet. A coating film is formed, the coating film is baked at a temperature of 50 to 200 ° C., and the baked coating film is subjected to a water cooling treatment and an alkali cleaning treatment to form an adhesive layer. And a method for producing a non-chromium-type treated galvanized steel sheet, which is performed for 0.5 to 10 seconds under a washing bath condition at a temperature of 60 ° C. or lower. 前記接着層を形成するコーティング剤が、固形分換算で、有機樹脂を2〜50wt%、タンニン酸を2〜60wt%、シリカを2〜50wt%、シランカップリング剤を2〜60wt%含有する、請求項1記載の非クロム型処理亜鉛系めっき鋼板の製造方法。The coating agent for forming the adhesive layer contains 2 to 50% by weight of an organic resin, 2 to 60% by weight of tannic acid, 2 to 50% by weight of silica, and 2 to 60% by weight of a silane coupling agent in terms of solid content. A method for producing a non-chromium treated zinc-based plated steel sheet according to claim 1. 前記下層接着層を形成する塗膜の焼付け温度を120〜150℃とする、請求項1又は2記載の非クロム型処理亜鉛系めっき鋼板の製造方法。The method for producing a non-chrome-type treated galvanized steel sheet according to claim 1 or 2, wherein the baking temperature of the coating film forming the lower adhesive layer is 120 to 150 ° C. 前記アルカリ洗浄処理を、前記下層接着層を形成する塗膜の焼付けと水冷の間、又は水冷とその後の塗膜の乾燥の間、又は塗膜の乾燥と機能性有機被覆層形成用コーティング剤塗布の間において、当該塗膜又は塗膜から形成した接着層に施す、請求項1、2又は3記載の非クロム型処理亜鉛系めっき鋼板の製造方法。The alkali washing treatment is performed between baking and water cooling of the coating film forming the lower adhesive layer, or between water cooling and subsequent drying of the coating film, or drying of the coating film and application of a coating agent for forming a functional organic coating layer. The method for producing a non-chrome-type treated galvanized steel sheet according to claim 1, wherein the method is applied to the coating film or the adhesive layer formed from the coating film during the period between the steps.
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