JP2004176184A - Method for papermaking - Google Patents

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JP2004176184A JP2002340365A JP2002340365A JP2004176184A JP 2004176184 A JP2004176184 A JP 2004176184A JP 2002340365 A JP2002340365 A JP 2002340365A JP 2002340365 A JP2002340365 A JP 2002340365A JP 2004176184 A JP2004176184 A JP 2004176184A
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papermaking
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Akio Suzuki
鈴木章夫
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Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To develop a method for papermaking by which the yield is improved by studying a method for adding a yield improving agent when papermaking is carried out using a module headbox paper machine. <P>SOLUTION: The method for papermaking can be achieved by adding the yield improving agent into white water returned to the headbox, mixing the white water with papermaking raw materials in the headbox and then carrying out papermaking when the papermaking is carried out in a module jet type paper machine. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、製紙方法に関するものであり、詳しくはモジュールジェット型抄紙機において紙を抄紙する場合、ヘッドボックスに返送される白水中に歩留向上剤を添加し、前記白水と前記ヘッドボックス中の製紙原料とを混合した後、抄紙することを特徴とする製紙方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】特表2000−512696
IT時代の現代にあっては、紙媒体をOA機器によって印刷するケースが不可避である。それらに使用される紙は坪量プロファイルが均一であるとともに、熱カール特性や寸法安定性が紙の品質を評価する重要な基準となってきている。紙の熱カール特性や寸法安定性は、その繊維配方と密接な関係がある。従来、紙の幅方向の坪量プロファイルは、原料ジェットをヘッドボックスのスライス開度によって、調整されていた。しかし、部分的にスライス開度やスライスリップ突出し量がわずかに違うだけでも流体抵抗は大きく変化するため、原料ジェットに横流れが生じる。その結果、坪量はスライス開度に合わせた変化をするとともにその両端に反動が生じる。また、繊維は流れの方向にならぶため、原料ジェットの速度分布に乱れが生じると、繊維配方も不均一となる。つまり、スライス開度やスライスリップ突出し量を変えると繊維配方が変わってしまう。また、紙の幅方向の坪量プロファイルを改善する方法は他にもいくつかあるが、これらも横流れを避けることはできない。すなわち従来のヘッドボックスでは構造的に紙の幅方向の坪量プロファイルと繊維配方を個別に調整することはできなかった。
【0003】
このような事情を改善する目的でモジュールヘッドボックスを装備した抄紙機が数年前から開発されつつある。これは特許文献1に記載されたような混合装置を装着した抄紙機である。すなわちヘッドボックスに高濃度原料が供給される太いヘッダーパイプと低濃度原料あるいは白水が供給される細いヘッダーパイプが装着されている。スライスノズルの上流側であるタービュレンスチューブは、上流側が抄紙機全幅にわたって独立したミキシングモジュールに分割されており、そこにそれぞれ個別に低濃度と高濃度の原料が供給、混合され、原料濃度つまり坪量が決まる。
【0004】
モジュールヘッドボックス抄紙機により抄紙する場合、歩留向上剤は高濃度原料に従来型抄紙機と同様、ファンポンプで白水を混合後、スクリーン手前あるいはスクリーン出口において添加されていた。しかし、モジュールヘッドボックス抄紙機においては、前記のようにヘッドボックスにおいて白水が混合されるため、歩留向上剤の吸着していない原料が多量に混入し、その効果を低下させる。従来のモジュールヘッドボックス抄紙機で、白水中に歩留向上剤の添加が検討されてこなかったのは、製紙原料の吹き出し口近くのため、凝集などが発生すると地合、繊維配向、坪量などが調整し難いという危惧が一般的傾向であった。しかし、歩留向上は、凝集という現象が起きなければ望めない。従って凝集は程度の問題であり、地合や繊維配向もその傾向に従う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、モジュールヘッドボックス抄紙機により抄紙する場合、歩留向上剤の添加方法を検討することにより、歩留率を向上させる抄紙方法を開発することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため鋭意研究を重ねた結果、以下に述べるような発明に達した。すなわち本発明の請求項1の発明は、モジュールジェット型抄紙機において紙を抄紙する場合、製紙原料及びヘッドボックスに返送される白水中にも歩留向上剤を添加し、前記白水と前記ヘッドボックス中の製紙原料とを混合した後、抄紙することを特徴とする製紙方法に関する。
【0007】
請求項2の発明は、前記製紙原料中に、ファンポンプの手前あるいはスクリーンの手前において高分子量カチオン性あるいは両性水溶性高分子(A)を添加し、スクリーンの手前あるいはスクリーンの後で有機あるいは無機のアニオン性物質(B)を添加し、前記ヘッドボックスに返送される白水中に、前記歩留向上剤として低分子量カチオン性あるいは両性水溶性高分子(C)を添加することを特徴とする請求項1に記載の製紙方法である。
【0008】
請求項3の発明は、前記製紙原料中に、ファンポンプ、スクリーンの手前及びスクリーンの後から選択される一箇所において高分子量カチオン性あるいは両性水溶性高分子(A)を添加し、前記ヘッドボックスに返送される白水中に、前記歩留向上剤として有機あるいは無機のアニオン性物質(B)を添加することを特徴とする請求項1に記載の製紙方法である。
【0009】
請求項4の発明は、前記高分子量カチオン性あるいは両性水溶性高分子(A)が、カチオン性ビニル単量体、アニオン性ビニル単量体及び非イオン性単量体から選択される一種以上の単量体からなる共重合体あるいはその変性物からなることを特徴とする請求項1〜3に記載の製紙方法である。
【0010】
請求項5の発明は、前記低分子量カチオン性あるいは両性水溶性高分子(C)が、カチオン性ビニル単量体、アニオン性ビニル単量体及び非イオン性単量体から選択される一種以上の単量体からなる共重合体あるいはその変性物、アンモニア、脂肪族一価アミン及び脂肪族ポリアミンから選択された少なくとも一種以上の化合物とエピハロヒドリンとの重縮合物、ポリエチレンイミン及びポリエチレンイミン変性物から選択される一種であることを特徴とする請求項1〜3に記載の製紙方法である。
【0011】
請求項6の発明は、前記アニオン性物質が、低分子量アニオン性水溶性高分子であることを特徴とする請求項1〜3に記載の製紙方法である。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の製紙方法は、モジュールジェット型抄紙機において紙を抄紙する場合、ヘッドボックスに返送される白水中にも歩留向上剤を添加し、前記白水と前記ヘッドボックス中の製紙原料とを混合した後、抄紙することを特徴とする。すなわち具体的な方法としては二つある。第一の方法としては、前記製紙原料中に、ファンポンプの手前あるいはスクリーンの手前において高分子量カチオン性あるいは両性水溶性高分子(A)を添加し、スクリーンの手前あるいはスクリーンの後で有機あるいは無機のアニオン性物質(B)を添加し、前記ヘッドボックスに返送される白水中に、前記歩留向上剤として低分子量カチオン性あるいは両性水溶性高分子(C)を添加するというものである。以下詳細に説明する。
【0013】
本発明で使用する高分子量カチオン性あるいは両性水溶性高分子(A)は、カチオン性ビニル単量体、アニオン性ビニル単量体及び非イオン性単量体から選択される一種以上の単量体からなる共重合体あるいはその変性物から選択される一種である。
【0014】
上記水溶性高分子のうち最も一般的なものは、アクリル系カチオン性単量体、たとえば、(メタ)アクリル酸ジメチルアミノエチルやジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミドなどの無機酸や有機酸の塩、あるいは塩化メチルや塩化ベンジルによる四級アンモニウム塩とアクリルアミドとの共重合体である。例えば単量体として、(メタ)アクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウム塩化物、(メタ)アクリロイルオキシ2−ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウム塩化物、(メタ)アクリロイルアミノプロピルトリメチルアンモニウム塩化物、(メタ)アクリロイルオキシエチルジメチルベンジルアンモニウム塩化物、(メタ)アクリロイルオキシ2−ヒドロキシプロピルジメチルベンジルアンモニウム塩化物、(メタ)アクリロイルアミノプロピルジメチルベンジルアンモニウム塩化物などがあげられ、これら単量体と非イオン性単量体との共重合体である。共重合する単量体としてはアクリルアミドが好ましい。また(メタ)アクリル酸などアニオン性単量体を共重合することにより両性高分子を合成し使用することもできる。これらカチオン性高分子中のカチオン性基を構成するカチオン性単量体のモル%は5〜70モル%である。また両性高分子の場合、カチオン性単量体の構成モル%は、20〜70モル%である。アニオン性単量体の構成モル%は、5〜30モル%であり、好ましくは、10〜20モル%である。
【0015】
他の水溶性高分子としては、ビニルアミジン系高分子である。この高分子はN−ビニルカルボン酸アミドと(メタ)アクリロニトリルとの共重合物の酸による加水分解反応により合成することができる。単量体であるN−ビニルカルボン酸の例としては、N−ビニルホルムアミドやN−ビニルアセトアミドなどをあげることができる。使用する酸は、無機の強酸が好ましく、例えば塩酸、硝酸あるいはp−トルエンスルフォン酸などである。また共重合するビニル系ニトリル類としては、アクリロニトリルが最も一般的である。加水分解後の分子中アミジン基のモル%は、5〜100モル%であり、好ましくは10〜100モル%、最も好ましくは20〜100モル%である。非イオン性構造単位は、未加水分解のカルボン酸アミド基と未反応のニトリル基であり、0〜95モル%であり、好ましくは0〜90モル%、最も好ましくは0〜80モル%である。
【0016】
更にビニルアミン系高分子も使用することができる。この高分子は、N−ビニルカルボン酸アミド重合体の酸あるいはアルカリによる加水分解反応によって合成することができる。使用する酸は、無機の強酸が好ましく、例えば塩酸、硝酸あるいはp−トルエンスルフォン酸などである。また、アルカリは苛性アルカリが好ましく、水酸化ナトリウムあるいは水酸化カリウムなどである。単量体であるN−ビニルカルボン酸の例としては、N−ビニルホルムアミドやN−ビニルアセトアミドなどをあげることができる。加水分解後の分子中カチオン性基のモル%は、5〜100モル%であり、好ましくは10〜100モル%、最も好ましくは20〜100モル%である。非イオン性構造単位は、未加水分解のカルボン酸アミド基であり、0〜95モル%であり、好ましくは0〜90モル%、最も好ましくは0〜80モル%である。
【0017】
また、上記高分子量カチオン性水溶性高分子は、アニオン性ビニル単量体を共重合することにより両性水溶性高分子を合成することができる。アニオン性単量体の例としては、スルフォン基、カルボキシル基を有する単量体であってもさしつかいなく、両方を併用しても良い。スルフォン基含有単量体の例は、ビニルスルフォン酸、ビニルベンゼンスルフォン酸あるいは2−アクリルアミド2−メチルプロパンスルフォン酸などである。またカルボキシル基含有単量体の例は、メタクリル酸、アクリル酸、イタコン酸、マレイン酸あるいはp−カルボキシスチレンなどである。これら両性水溶性高分子中のカチオン性基のモル%としては、5〜100モル%、アニオン性基のモル%はを5〜60モル%及び非イオン性構造単位を0〜90モル%各々含有する。
【0018】
これら高分子量カチオン性水溶高分子あるいは両性水溶性高分子の分子量は、300万〜2000万であるが、好ましくは500万〜1500万である。300万以下では凝集力が不足し歩留率が低下し、2000万以上では、凝集力が高すぎ抄紙後の地合崩れを起こす。また、溶液粘度も高くなり過ぎ分散性も悪くなるほか、水溶液の取り扱いも悪くなる。
【0019】
同時に使用するアニオン性物質(B)としては、有機あるいは無機のアニオン性物質が使用可能である。無機物質としては、ベントナイト、カオリン、クレイあるいはタルクなどであり、またコロイダルシリカも使用できる。
【0020】
有機のアニオン性物質としては、アニオン性水溶性高分子である。アニオン性水溶性高分子の具体的な例としては、アニオン性単量体3〜100モル%と水溶性非イオン性単量体を0〜97モル%含有する単量体の重合体あるいは単量体混合物の共重合体である。アニオン性単量体は、(メタ)アクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、アクリルアミド2−メチルプロパンスルホン酸やスチレンスルホン酸などである。製品形態は、市販されている、ペースト品、エマルジョン品、デイスパージョン品あるいは粉末品など任意のものが使用できる。非イオン性単量体は、アクリルアミドが好ましいが、その他の非イオン性単量体、例えばN,N−ジメチルアクリルアミド、酢酸ビニル、アクリロニトリル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、ジアセトンアクリルアミド、N−ビニルピロリドン、N−ビニルホルムアミド、N−ビニルアセトアミド、アクリロイルモルホリン、アクリロイルピペラジンなどがあげられる。
【0021】
この一つ目の方法で使用する上記アニオン性水溶性高分子の分子量は、1万〜2000万であるが、好ましくは500万〜1500万である。1万以下では凝集力が不足し歩留率が低下し、2000万以上では、凝集力が高すぎ抄紙後の地合崩れを起こす。また、溶液粘度も高くなり過ぎ分散性も悪くなるほか、水溶液の取り扱いも悪くなる。
【0022】
ヘッドボックスに返送される白水中に添加される低分子量カチオン性あるいは両性水溶性高分子(C)としては、カチオン性ビニル単量体、アニオン性ビニル単量体及び非イオン性単量体から選択される一種以上の単量体からなる共重合体あるいはその変性物、アンモニア、脂肪族一価アミン及び脂肪族ポリアミンから選択された少なくとも一種以上の化合物とエピハロヒドリンとの重縮合物、ポリエチレンイミン及びポリエチレンイミン変性物から選択される一種である。
【0023】
カチオン性ビニル単量体、アニオン性ビニル単量体及び非イオン性単量体から選択される一種以上の単量体からなる共重合体あるいはその変性物は、高分子量カチオン性あるいは両性水溶性高分子(A)と同様な組成のものである。この場合、分子量は、1,000〜200万である。ヘッドボックスにおいて高濃度製紙原料と混合されるため分子量があまり高いと大きなフロックが生成したり、分散や混合が不十分になるなどが原因で地合崩れを起こす危険がある。
【0024】
またアミン類とエピハロヒドリンとの重縮合物は、アンモニア、脂肪族一価アミン及び脂肪族ポリアミンから選択された少なくとも一種以上の化合物とエピハロヒドリンとの重縮合物である。脂肪族一価アミンとしては、モノメチルアミン、モノエチルアミン、ジメチルアミン、ジエチルアミン、トリメチルアミン、トリエチルアミン、モノ、ジあるいはトリ各々エタノ−ルアミン類などである。脂肪族ポリアミンはエチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、ペンタエチレンヘキサミン、ヘキサメチレンジアミン、ジメチルアミノプロピルアミン、ヘキサメチレンジアミンなどである。これらアミン類のなかで特に好ましいものは、アンモニア、モノメチルアミン、ジメチルアミン、トリメチルアミン、エチレンジアミンあるいはペンタエチレンヘキサミンである。重縮合物は、これらアンモニア、脂肪族一価アミンあるいは脂肪族ポリアミンは、単独でも二種以上を混合しエピハロヒドリンと反応させたせた生成物でも良いし、また反応第一段階でまず脂肪族一価アミンとエピハロヒドリンとを反応し縮合物を生成させ、反応第ニ段階でアンモニアあるいは脂肪族ポリアミンと反応させ、分子量を増大した生成物でも良い。重縮合物の分子量としては、数百〜約200万である。
【0025】
また、ポリエチレンイミン系水溶性高分子は、ポリエチレンイミンあるいはその変性物である。変性物はエピハロヒドリンやジグリシジル化合物を反応させることにより架橋や枝分かれをさせることにより変性させたものである。更にアミン類とエピハロヒドリンを反応させることにより、片末端あるいは両末端をクロルヒドリン構造やエポキシ構造にすることにより反応性をもたせ縮合物を変性剤として使用することもできる。
【0026】
上記重縮合系高分子やポリエチレンイミン系高分子も同様に、ヘッドボックスにおいて高濃度製紙原料と混合されるため分子量があまり高いと大きなフロックが生成したり、分散や混合が不十分になるなどが原因で地合崩れを起こす危険があるので、分子量としては比較的低いほうが好ましく、1,000〜200万であり、好ましくは1,000〜50万である。
【0027】
次に第二の添加方法について説明する。すなわち、製紙原料中に、ファンポンプ、スクリーンの手前及びスクリーンの後から選択される一箇所において高分子量カチオン性あるいは両性水溶性高分子(A)を添加し、前記ヘッドボックスに返送される白水中に、前記歩留向上剤として有機あるいは無機のアニオン性物質(B)を添加する方法である。高分子量カチオン性あるいは両性水溶性高分子(A)は、第一の添加方法において説明したものと同様である。また、ヘッドボックスに返送される白水中に、歩留向上剤として添加する有機あるいは無機のアニオン性物質(B)も基本的には同様なものであるが、有機のアニオン性物質として添加するアニオン性水溶性高分子の分子量は、あまり高いとフロックの粗大化や分散性が悪くなる危険性があるので、分子量は低いほうが好ましい。すなわち、1,000〜200万であり、好ましくは1,000〜50万である。
【0028】
これら高分子量カチオン性あるいは両性水溶性高分子(A)、低分子量カチオン性あるいは両性水溶性高分子(C)、あるいは無機または有機アニオン性物質のうちアニオン性水溶性高分子は、いずれも製品形態は任意のものが使用可能である。すなわち水溶液状、粉末、油中水型エマルジョンあるいは塩水中分散重合品などである。
【0029】
モジュールヘッドボックス抄紙機により抄紙する場合、歩留向上剤は高濃度原料に従来型抄紙機と同様、一般的にはファンポンプで白水を混合後、スクリーン手前あるいはスクリーン出口において添加されていた。この理由は、製紙原料の吹き出し口近くにおいて添加されるため凝集など発生すると地合、繊維配向、坪量などが調整し難いという予想からであるが、本発明の製紙方法においては、白水中に添加される歩留向上剤が、低分子量のイオン性水溶性高分子であるため架橋吸着による巨大フロックの生成を抑え、電荷中和によるいわゆる凝結作用を中心としている。そのため白水中アニオン性物質や微細繊維の表面電荷中和作用によって、微細なフロックが生成し、これらが高濃度紙料に添加された高分子量イオン性高分子によって生成したフロックに吸着し、ワイヤー上における歩留率を向上させるものと推定される。従って地合、繊維配向あるいは坪量に与える影響は小さいものと考えられる。
【0030】
本発明で使用する高分子量カチオン性あるいは両性水溶性高分子(A)の添加量としては、製紙原料の固形分に対して20ppm〜5000ppmであり、好ましくは50ppm〜1000ppmである。また高分子量カチオン性あるいは両性水溶性高分子(C)の添加量としては、20ppm〜1000ppmであり、好ましくは50ppm〜500ppmである。さらに無機あるいは有機アニオン性物質(B)のうちアニオン性水溶性高分子の添加量としては、無機アニオン性物質は100ppm〜10,000ppmであり、好ましくは100ppm〜3,000ppmである。有機のアニオン性水溶性高分子は、50〜10,000ppmであり、好ましくは100〜1,000ppmである。
【0031】
本発明の歩留向上に関する製紙方法の適用可能な抄紙pHとしては、酸性から弱アルカリ性において抄紙において適用可能であり、他の処理法に比較して優れた効果を発揮する。対象となる紙製品として、上質、中質、新聞用紙、ライナーあるいは中芯原紙などである。
【0032】
【実施例】
以下、実施例および比較例によって本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の実施例に制約されるものではない。
【0033】
【実施例1〜12】
上質紙製造用の製紙原料(LBKPを主体としたもの、pH6.23、全ss分2.37%、灰分0.41%)を検体として、パルプ濃度1.5重量%に水道水を用いて希釈、ブリット式ダイナミックジャ−テスタ−により歩留率を測定した。試験試料は表1に記載した各種カチオン性あるいは両性水溶性高分子を使用した。攪拌をしながら添加薬品として、カチオン性デンプン、対製紙原料0.5重量%(以下同様)、軽質炭酸カルシウム、20%、中性ロジンサイズ、0.3%、硫酸バンド0.6%、表1の(A)高分子量カチオン性あるいは両性水溶性高分子試料P−1〜P−6、0.02%をそれぞれ15秒間隔で添加した。別に前記製紙原料を使用して抄紙している製紙現場から排出される製紙白水の固形分に対し(C);低分子量カチオン性水溶性高分子P−10あるいはP−11、0.02重量%を加え、10秒間攪拌したものを前記製紙原料に添加し、パルプ濃度0.9重量%に希釈した。この後30秒間攪拌し、10秒間白水を排出し捨てた後、30秒間白水を採取し下記条件で総歩留率を測定した。なお、攪拌条件は、回転数1000r.p.m.、ワイヤー125Pスクリーン(200メッシュ相当)、総歩留率(SS濃度)はADVANTEC NO.2にて濾過し測定した。また乾燥後、濾紙を600℃で焼却し灰分を測定することにより炭酸カルシウムの歩留率を算出した。測定結果を表2に示す。
【0034】
【比較例1〜4】
白水中に(C);低分子量カチオン性水溶性高分子を添加せず試料P−1〜P−2、P−3及びP−5を用い同様な操作の試験を行なった。測定結果を表2に示す。
【0035】
【表1】

Figure 2004176184
種類;(A)高分子量カチオン性あるいは両性水溶性高分子、(B)アニオン性水溶性高分子、(C)低分子量カチオン性水溶性高分子、a)メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウム塩化物、b)ポリアミン変性ポリエチレンイミン変性物、製品形態;分散は塩水溶液中分散液、エマルションは油中水型エマルション、DMQ;アクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウム塩化物、AAC;アクリル酸、AMS;アクリルアミド2−メチルプロパンスルホン酸、AAM;アクリルアミド、液製品粘度;mPa・s、分子量;重量平均分子量
【0036】
【表2】
Figure 2004176184
総歩留率;重量%、炭酸カルシウム歩留率;重量%
【0037】
【実施例13〜24】
中質紙原料(LBKP/DIP/TMP=10/60/30、pH7.1、全ss2.40%、灰分0.30%)を検体として用い、パルプ濃度1.5重量%に水道水を用いて希釈、ブリット式ダイナミックジャ−テスタ−により歩留率を測定した。攪拌をしながら添加薬品として、カチオン性デンプン、対製紙原料0.2重量%(以下同様)、タルク5%、ロジンサイズ、0.1%、硫酸バンド2.5%、表1の(A)高分子量カチオン性あるいは両性水溶性高分子試料P−1、P−4あるいはP−5、0.015%を添加し、その後(B);アニオン性水溶性高分子P−7あるいはP−8、0.015%をそれぞれ15秒間隔で添加した。別に前記製紙原料を使用して抄紙している製紙現場から排出される製紙白水の固形分に対し(C);低分子量カチオン性水溶性高分子P−12、0.03重量%を加え、10秒間攪拌したものを前記製紙原料に添加し、パルプ濃度0.9重量%に希釈した。この後30秒間攪拌し、10秒間白水を排出し捨てた後、30秒間白水を採取し下記条件で総歩留率を測定した。なお、攪拌条件は、回転数1000r.p.m.、ワイヤー125Pスクリーン(200メッシュ相当)、総歩留率(SS濃度)はADVANTEC、NO.2にて濾過し測定した。また乾燥後、濾紙を800℃で焼却し灰分を測定することにより無機分の歩留率を算出した。測定結果を表3に示す。
【0038】
【比較例5〜8】
白水中に(C);低分子量カチオン性水溶性高分子P−12を添加せず試料P−1、P−4及びP−5を用い同様な操作の試験を行なった。測定結果を表3に示す。
【0039】
【表3】
Figure 2004176184
総歩留率;重量%、無機物歩留率;重量%
【0040】
【実施例25〜34】
ダンボ−ルの中芯原紙用原料(pH7.5、全ss2.56%、灰分0.53%)を検体として用い、パルプ濃度1.5重量%に水道水を用いて希釈、ブリット式ダイナミックジャ−テスタ−により歩留率を測定した。攪拌をしながら添加薬品としてカチオン性デンプン0.1%、硫酸バンド0.5%、表1の(A)高分子量カチオン性あるいは両性水溶性高分子試料P−1〜P−4あるいはP−6、0.015%をそれぞれ15秒間隔で添加した。別に前記製紙原料を使用して抄紙している製紙現場から排出される製紙白水の固形分に対し(B);アニオン性水溶性高分子P−9、0.015%あるいはベントナイト(オ−ガノゾ−ブ0、協和産業製)0.05%を加え、10秒間攪拌したものを前記製紙原料に添加し、パルプ濃度0.9重量%に希釈した。この後30秒間攪拌し、10秒間白水を排出し捨てた後、30秒間白水を採取し下記条件で総歩留率を測定した。なお、攪拌条件は、回転数1000r.p.m.、ワイヤー125Pスクリーン(200メッシュ相当)、総歩留率(SS濃度)はADVANTEC、NO.2にて濾過し測定した。また乾燥後、濾紙を800℃で焼却し灰分を測定することにより無機分の歩留率を算出した。測定結果を表4に示す。
【0041】
【比較例9〜13】
白水中に(B);アニオン性水溶性高分子P−9を添加せず試料P−1〜P−4あるいはP−6を用い同様な操作の試験を行なった。測定結果を表4に示す。
【0042】
【表4】
Figure 2004176184
総歩留率;重量%、無機物歩留率;重量%[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a papermaking method, specifically, when paper is made in a module jet type paper machine, a retention aid is added to white water returned to a head box, and the white water and the The present invention relates to a papermaking method comprising mixing papermaking raw materials and then papermaking.
[0002]
[Prior art]
[Patent Document 1] JP-T-2000-512696
In the IT age, it is inevitable that a paper medium is printed by an OA device. The paper used for them has a uniform basis weight profile, and thermal curl characteristics and dimensional stability have become important criteria for evaluating paper quality. The thermal curl characteristics and dimensional stability of paper are closely related to the fiber distribution. Conventionally, the basis weight profile in the width direction of paper has been adjusted by slicing the raw material jet into a head box. However, even if the slice opening degree and the slice lip protrusion amount are slightly different from each other, the fluid resistance greatly changes, so that a side flow occurs in the raw material jet. As a result, the grammage changes in accordance with the slice opening, and recoil occurs at both ends. In addition, since the fibers are arranged in the direction of flow, if the velocity distribution of the raw material jet is disturbed, the fiber distribution will also be uneven. That is, if the slice opening degree or the slice lip protrusion amount is changed, the fiber arrangement changes. There are several other ways to improve the basis weight profile in the width direction of the paper, but these methods also cannot avoid cross flow. That is, in the conventional head box, the basis weight profile in the width direction of the paper and the fiber arrangement could not be individually adjusted structurally.
[0003]
Paper machines equipped with a module head box have been developed for several years for the purpose of improving such circumstances. This is a paper machine equipped with a mixing device as described in Patent Document 1. That is, the head box is equipped with a thick header pipe for supplying a high-concentration raw material and a thin header pipe for supplying a low-concentration raw material or white water. The turbulence tube on the upstream side of the slicing nozzle is divided into independent mixing modules on the upstream side over the entire width of the paper machine, and low-concentration and high-concentration raw materials are individually supplied and mixed therein, and the raw material concentration, that is, The amount is determined.
[0004]
When making paper with a module head box paper machine, the retention aid was added to the high-concentration raw material in the same manner as in a conventional paper machine, after mixing white water with a fan pump and before the screen or at the screen outlet. However, in the module head box paper machine, since the white water is mixed in the head box as described above, a large amount of the raw material to which the retention aid has not been adsorbed is mixed, and the effect is reduced. Conventional module head box paper machines have not been considering adding a retention aid to white water because it is near the outlet of the raw material for papermaking, and if aggregation occurs, formation, fiber orientation, basis weight, etc. The general tendency was that they were difficult to adjust. However, improvement in yield cannot be expected unless the phenomenon of aggregation occurs. Therefore, agglomeration is a matter of degree, and formation and fiber orientation follow that tendency.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
An object of the present invention is to develop a papermaking method for improving a retention rate by examining a method of adding a retention aid when papermaking is performed by a module head box papermaking machine.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
As a result of intensive studies to solve the above problems, the following inventions have been achieved. That is, the invention of claim 1 of the present invention relates to a method for producing paper in a module jet type paper machine, in which a papermaking raw material and white water returned to a head box are added with a retention aid, and the white water and the head box are added. The present invention relates to a papermaking method, wherein papermaking is performed after mixing with a raw material for papermaking.
[0007]
The invention of claim 2 is to add a high molecular weight cationic or amphoteric water-soluble polymer (A) to the papermaking raw material before the fan pump or before the screen, and to add an organic or inorganic polymer before or after the screen. The low-molecular-weight cationic or amphoteric water-soluble polymer (C) is added to the white water returned to the head box as the yield improver. Item 2. The papermaking method according to Item 1.
[0008]
The invention according to claim 3 is characterized in that a high molecular weight cationic or amphoteric water-soluble polymer (A) is added to the papermaking raw material at one place selected from a fan pump, a position before the screen and a position after the screen. The papermaking method according to claim 1, wherein an organic or inorganic anionic substance (B) is added as the retention aid to the white water returned to the papermaking machine.
[0009]
The invention according to claim 4 is that the high molecular weight cationic or amphoteric water-soluble polymer (A) is at least one selected from a cationic vinyl monomer, an anionic vinyl monomer and a nonionic monomer. The papermaking method according to any one of claims 1 to 3, wherein the papermaking method comprises a copolymer of a monomer or a modified product thereof.
[0010]
The invention according to claim 5 is characterized in that the low molecular weight cationic or amphoteric water-soluble polymer (C) is at least one selected from a cationic vinyl monomer, an anionic vinyl monomer and a nonionic monomer. Copolymers of monomers or modified products thereof, ammonia, polycondensates of at least one compound selected from aliphatic monovalent amines and aliphatic polyamines with epihalohydrin, selected from polyethyleneimine and modified polyethyleneimine The papermaking method according to any one of claims 1 to 3, wherein the papermaking method is a kind of papermaking method.
[0011]
The invention according to claim 6 is the papermaking method according to claims 1 to 3, wherein the anionic substance is a low molecular weight anionic water-soluble polymer.
[0012]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
In the papermaking method of the present invention, when paper is made in a module jet type paper machine, a retention aid is also added to white water returned to a head box, and the white water is mixed with a papermaking raw material in the head box. After that, papermaking is performed. That is, there are two specific methods. As a first method, a high-molecular-weight cationic or amphoteric water-soluble polymer (A) is added to the papermaking raw material before the fan pump or before the screen, and an organic or inorganic polymer is added before or after the screen. Is added to the white water returned to the head box, and the low molecular weight cationic or amphoteric water-soluble polymer (C) is added as the retention agent. The details will be described below.
[0013]
The high molecular weight cationic or amphoteric water-soluble polymer (A) used in the present invention is at least one monomer selected from a cationic vinyl monomer, an anionic vinyl monomer and a nonionic monomer. Is a kind selected from copolymers consisting of
[0014]
The most common of the above water-soluble polymers are acrylic cationic monomers, for example, salts of inorganic or organic acids such as dimethylaminoethyl (meth) acrylate and dimethylaminopropyl (meth) acrylamide, Alternatively, it is a copolymer of quaternary ammonium salt and acrylamide with methyl chloride or benzyl chloride. For example, as monomers, (meth) acryloyloxyethyltrimethylammonium chloride, (meth) acryloyloxy 2-hydroxypropyltrimethylammonium chloride, (meth) acryloylaminopropyltrimethylammonium chloride, (meth) acryloyloxyethyldimethylbenzyl Ammonium chloride, (meth) acryloyloxy 2-hydroxypropyldimethylbenzylammonium chloride, (meth) acryloylaminopropyldimethylbenzylammonium chloride, and the like. Copolymerization of these monomers with nonionic monomers It is united. Acrylamide is preferred as the monomer to be copolymerized. In addition, an amphoteric polymer can be synthesized and used by copolymerizing an anionic monomer such as (meth) acrylic acid. The mol% of the cationic monomer constituting the cationic group in these cationic polymers is 5 to 70 mol%. In the case of an amphoteric polymer, the constituent mol% of the cationic monomer is 20 to 70 mol%. The constituent mol% of the anionic monomer is 5 to 30 mol%, preferably 10 to 20 mol%.
[0015]
Another water-soluble polymer is a vinylamidine-based polymer. This polymer can be synthesized by an acid hydrolysis reaction of a copolymer of N-vinylcarboxylic acid amide and (meth) acrylonitrile. Examples of the monomer N-vinylcarboxylic acid include N-vinylformamide and N-vinylacetamide. The acid used is preferably an inorganic strong acid, such as hydrochloric acid, nitric acid or p-toluenesulfonic acid. Acrylonitrile is the most common vinyl nitrile to be copolymerized. The mol% of the amidine group in the molecule after hydrolysis is 5 to 100 mol%, preferably 10 to 100 mol%, and most preferably 20 to 100 mol%. The nonionic structural unit is an unhydrolyzed carboxylic acid amide group and an unreacted nitrile group, and is 0 to 95 mol%, preferably 0 to 90 mol%, most preferably 0 to 80 mol%. .
[0016]
Further, a vinylamine-based polymer can also be used. This polymer can be synthesized by a hydrolysis reaction of an N-vinylcarboxylic acid amide polymer with an acid or an alkali. The acid used is preferably an inorganic strong acid, such as hydrochloric acid, nitric acid or p-toluenesulfonic acid. The alkali is preferably caustic, such as sodium hydroxide or potassium hydroxide. Examples of the monomer N-vinylcarboxylic acid include N-vinylformamide and N-vinylacetamide. The molar% of the cationic group in the molecule after hydrolysis is 5 to 100 mol%, preferably 10 to 100 mol%, and most preferably 20 to 100 mol%. The nonionic structural unit is an unhydrolyzed carboxylic acid amide group, and is 0 to 95 mol%, preferably 0 to 90 mol%, and most preferably 0 to 80 mol%.
[0017]
The high molecular weight cationic water-soluble polymer can be synthesized into an amphoteric water-soluble polymer by copolymerizing an anionic vinyl monomer. Examples of the anionic monomer may be a monomer having a sulfone group or a carboxyl group, and both may be used in combination. Examples of the sulfone group-containing monomer include vinylsulfonic acid, vinylbenzenesulfonic acid, and 2-acrylamido-2-methylpropanesulfonic acid. Examples of the carboxyl group-containing monomer include methacrylic acid, acrylic acid, itaconic acid, maleic acid and p-carboxystyrene. The mol% of the cationic group in these amphoteric water-soluble polymers is 5 to 100 mol%, the mol% of the anionic group is 5 to 60 mol%, and the nonionic structural unit is 0 to 90 mol%. I do.
[0018]
The molecular weight of these high molecular weight cationic water-soluble polymers or amphoteric water-soluble polymers is 3,000,000 to 20,000,000, preferably 5,000,000 to 15,000,000. If it is less than 3,000,000, the cohesive strength is insufficient and the yield decreases, and if it is more than 20,000,000, the cohesive force is too high and the formation collapses after papermaking. In addition, the solution viscosity becomes too high, the dispersibility becomes poor, and the handling of the aqueous solution also becomes poor.
[0019]
As the anionic substance (B) used at the same time, an organic or inorganic anionic substance can be used. Examples of the inorganic substance include bentonite, kaolin, clay, and talc, and colloidal silica can also be used.
[0020]
The organic anionic substance is an anionic water-soluble polymer. Specific examples of the anionic water-soluble polymer include a polymer or a monomer of a monomer containing 3 to 100 mol% of an anionic monomer and 0 to 97 mol% of a water-soluble nonionic monomer. It is a copolymer of a body mixture. Examples of the anionic monomer include (meth) acrylic acid, itaconic acid, maleic acid, acrylamide 2-methylpropanesulfonic acid, and styrenesulfonic acid. As the product form, any commercially available paste product, emulsion product, dispersion product or powder product can be used. The nonionic monomer is preferably acrylamide, but other nonionic monomers such as N, N-dimethylacrylamide, vinyl acetate, acrylonitrile, 2-hydroxyethyl (meth) acrylate, diacetoneacrylamide, N -Vinylpyrrolidone, N-vinylformamide, N-vinylacetamide, acryloylmorpholine, acryloylpiperazine and the like.
[0021]
The molecular weight of the anionic water-soluble polymer used in the first method is from 10,000 to 20,000,000, preferably from 5,000,000 to 15,000,000. If it is less than 10,000, the cohesive strength is insufficient and the yield decreases, and if it is more than 20,000,000, the cohesive strength is too high and the formation collapses after papermaking. In addition, the solution viscosity becomes too high, the dispersibility becomes poor, and the handling of the aqueous solution also becomes poor.
[0022]
The low molecular weight cationic or amphoteric water-soluble polymer (C) added to the white water returned to the head box is selected from cationic vinyl monomers, anionic vinyl monomers and nonionic monomers. A polycondensate of at least one compound selected from at least one compound selected from at least one compound selected from the group consisting of at least one monomer selected from the group consisting of ammonia, aliphatic monoamines and aliphatic polyamines, and epihalohydrin, polyethyleneimine and polyethylene It is a kind selected from denatured imine.
[0023]
A copolymer comprising at least one monomer selected from a cationic vinyl monomer, an anionic vinyl monomer and a nonionic monomer or a modified product thereof has a high molecular weight cationic or amphoteric water-soluble property. It has the same composition as the molecule (A). In this case, the molecular weight is 1,000 to 2,000,000. When mixed with a high-concentration papermaking raw material in the head box, if the molecular weight is too high, a large floc may be generated, or a formation collapse may occur due to insufficient dispersion or mixing.
[0024]
The polycondensate of an amine and epihalohydrin is a polycondensate of epihalohydrin with at least one compound selected from ammonia, aliphatic monoamines and aliphatic polyamines. Examples of the aliphatic monovalent amine include monomethylamine, monoethylamine, dimethylamine, diethylamine, trimethylamine, triethylamine, mono-, di- and triethanolamines. Examples of the aliphatic polyamine include ethylenediamine, diethylenetriamine, triethylenetetramine, pentaethylenehexamine, hexamethylenediamine, dimethylaminopropylamine, and hexamethylenediamine. Among these amines, particularly preferred are ammonia, monomethylamine, dimethylamine, trimethylamine, ethylenediamine and pentaethylenehexamine. As the polycondensate, these ammonia, aliphatic monovalent amines or aliphatic polyamines may be used alone or as a mixture of two or more kinds and reacted with epihalohydrin. A product having an increased molecular weight by reacting an amine with epihalohydrin to form a condensate and reacting it with ammonia or an aliphatic polyamine in the second stage of the reaction may be used. The molecular weight of the polycondensate is several hundreds to about two million.
[0025]
The polyethyleneimine-based water-soluble polymer is polyethyleneimine or a modified product thereof. The modified product is a product modified by cross-linking or branching by reacting epihalohydrin or a diglycidyl compound. Further, by reacting an amine with epihalohydrin, one end or both ends can be made to have a chlorohydrin structure or an epoxy structure so as to have reactivity to use a condensate as a modifier.
[0026]
Similarly, the above-mentioned polycondensation-based polymer and polyethyleneimine-based polymer are mixed with a high-concentration papermaking raw material in a head box, so that if the molecular weight is too high, a large floc is generated or dispersion or mixing becomes insufficient. The molecular weight is preferably relatively low, preferably from 1,000 to 2,000,000, and more preferably from 1,000 to 500,000, because of the danger of formation collapse due to the cause.
[0027]
Next, the second addition method will be described. That is, a high molecular weight cationic or amphoteric water-soluble polymer (A) is added to the papermaking raw material at one point selected from a fan pump, before the screen and after the screen, and the white water returned to the head box is added. And a method of adding an organic or inorganic anionic substance (B) as the yield improver. The high molecular weight cationic or amphoteric water-soluble polymer (A) is the same as described in the first addition method. The organic or inorganic anionic substance (B) to be added as a retention aid to the white water returned to the head box is basically the same, but the anion to be added as an organic anionic substance If the molecular weight of the water-soluble water-soluble polymer is too high, there is a risk that flocs become coarse and the dispersibility deteriorates. Therefore, the molecular weight is preferably lower. That is, it is 1,000 to 2,000,000, preferably 1,000 to 500,000.
[0028]
These high molecular weight cationic or amphoteric water-soluble polymers (A), low molecular weight cationic or amphoteric water-soluble polymers (C), and anionic or organic anionic substances among the anionic water-soluble polymers are all in product form Any can be used. That is, it is an aqueous solution, a powder, a water-in-oil emulsion or a dispersion polymerized product in salt water.
[0029]
When paper is made with a module head box paper machine, the retention aid is generally added to the high-concentration raw material just before the screen or at the screen outlet after mixing white water with a fan pump as in the conventional paper machine. The reason for this is that it is difficult to adjust the formation, fiber orientation, basis weight, etc. when coagulation occurs because it is added near the outlet of the papermaking raw material, but in the papermaking method of the present invention, Since the retention aid to be added is a low molecular weight ionic water-soluble polymer, the formation of giant flocs due to cross-linking adsorption is suppressed, and the so-called coagulation action by charge neutralization is mainly performed. As a result, fine flocs are generated by the surface charge neutralizing action of anionic substances and fine fibers in the white water, and these are adsorbed by the flocs generated by the high molecular weight ionic polymer added to the high-concentration paper stock, resulting in the formation of fine flocs on the wire. It is presumed that the yield rate is improved. Therefore, it is considered that the influence on formation, fiber orientation or basis weight is small.
[0030]
The amount of the high molecular weight cationic or amphoteric water-soluble polymer (A) used in the present invention is 20 ppm to 5000 ppm, preferably 50 ppm to 1000 ppm, based on the solid content of the papermaking raw material. The amount of the high molecular weight cationic or amphoteric water-soluble polymer (C) to be added is 20 ppm to 1000 ppm, preferably 50 ppm to 500 ppm. Further, as the addition amount of the anionic water-soluble polymer in the inorganic or organic anionic substance (B), the amount of the inorganic anionic substance is from 100 ppm to 10,000 ppm, preferably from 100 ppm to 3,000 ppm. The content of the organic anionic water-soluble polymer is 50 to 10,000 ppm, preferably 100 to 1,000 ppm.
[0031]
The papermaking pH applicable to the papermaking method for improving the yield of the present invention can be applied to papermaking from acidic to weak alkalinity, and exhibits an excellent effect as compared with other treatment methods. The target paper products include high-quality, medium-quality, newsprint, liner, and core base paper.
[0032]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described in more detail with reference to Examples and Comparative Examples. However, the present invention is not limited to the following Examples as long as the gist of the present invention is not exceeded.
[0033]
Examples 1 to 12
A raw material for producing high-quality paper (mainly LBKP, pH 6.23, total ss content 2.37%, ash content 0.41%) was used as a sample, and tap water was used at a pulp concentration of 1.5% by weight. The yield was measured by a dilution and bullet type dynamic jaw tester. As the test sample, various cationic or amphoteric water-soluble polymers described in Table 1 were used. While stirring, cationic starch, 0.5% by weight of papermaking raw material (the same applies hereinafter), light calcium carbonate, 20%, neutral rosin size, 0.3%, sulfuric acid band 0.6% (A) High molecular weight cationic or amphoteric water-soluble polymer samples P-1 to P-6, 0.02%, were added at intervals of 15 seconds. Separately, 0.02% by weight of low molecular weight cationic water-soluble polymer P-10 or P-11 based on the solid content of papermaking white water discharged from the papermaking site where papermaking is performed using the papermaking raw material. The mixture was stirred for 10 seconds and added to the papermaking raw material to dilute the pulp concentration to 0.9% by weight. After stirring for 30 seconds, the white water was discharged and discarded for 10 seconds, and then collected for 30 seconds, and the total yield was measured under the following conditions. The stirring conditions were as follows: p. m. , Wire 125P screen (equivalent to 200 mesh), total yield (SS concentration) is ADVANTEC NO. It filtered after 2 and measured. After drying, the filter paper was incinerated at 600 ° C., and the ash content was measured to calculate the calcium carbonate yield. Table 2 shows the measurement results.
[0034]
[Comparative Examples 1-4]
A similar operation test was performed using samples P-1 to P-2, P-3 and P-5 without adding (C); a low molecular weight cationic water-soluble polymer to white water. Table 2 shows the measurement results.
[0035]
[Table 1]
Figure 2004176184
Kinds: (A) high molecular weight cationic or amphoteric water-soluble polymer, (B) anionic water-soluble polymer, (C) low molecular weight cationic water-soluble polymer, a) methacryloyloxyethyltrimethylammonium chloride, b) Polyamine-modified polyethyleneimine-modified product, product form; dispersion is a dispersion in an aqueous salt solution, emulsion is a water-in-oil emulsion, DMQ; acryloyloxyethyltrimethylammonium chloride, AAC; acrylic acid, AMS; acrylamide 2-methylpropanesulfonic acid AAM; acrylamide; viscosity of liquid product; mPa · s; molecular weight; weight average molecular weight
[Table 2]
Figure 2004176184
Total yield; wt%, calcium carbonate yield; wt%
[0037]
Embodiments 13 to 24
Medium paper raw material (LBKP / DIP / TMP = 10/60/30, pH 7.1, total ss 2.40%, ash 0.30%) is used as a sample, and tap water is used for pulp concentration 1.5% by weight. The yield was measured by a dynamic diluter and a Brit type dynamic jaw tester. As an additive chemical with stirring, cationic starch, 0.2% by weight of papermaking raw material (the same applies hereinafter), talc 5%, rosin size, 0.1%, sulfate band 2.5%, (A) in Table 1 High molecular weight cationic or amphoteric water-soluble polymer sample P-1, P-4 or P-5, 0.015% is added, and then (B); anionic water-soluble polymer P-7 or P-8, 0.015% was added at 15 second intervals each. Separately, 0.03% by weight of (C); a low molecular weight cationic water-soluble polymer P-12, is added to the solid content of papermaking white water discharged from the papermaking site where papermaking is performed using the above-mentioned papermaking raw material. After stirring for 2 seconds, the mixture was added to the papermaking raw material and diluted to a pulp concentration of 0.9% by weight. After stirring for 30 seconds, the white water was discharged and discarded for 10 seconds, and then collected for 30 seconds, and the total yield was measured under the following conditions. The stirring conditions were as follows: p. m. , Wire 125P screen (equivalent to 200 mesh), total yield (SS concentration) is ADVANTEC, NO. It filtered after 2 and measured. After drying, the filter paper was incinerated at 800 ° C. and the ash content was measured to calculate the inorganic content yield. Table 3 shows the measurement results.
[0038]
[Comparative Examples 5 to 8]
The same operation test was performed using samples P-1, P-4 and P-5 without adding (C); low molecular weight cationic water-soluble polymer P-12 to white water. Table 3 shows the measurement results.
[0039]
[Table 3]
Figure 2004176184
Total yield; wt%, inorganic yield; wt%
[0040]
Embodiments 25 to 34
Using a raw material for core base paper (pH 7.5, total ss 2.56%, ash content 0.53%) as a sample, dilute it with tap water to a pulp concentration of 1.5% by weight, and use a brit type dynamic jar. -The yield was measured by a tester. 0.1% of cationic starch, 0.5% of sulfuric acid band as additive chemicals with stirring, (A) high molecular weight cationic or amphoteric water-soluble polymer samples P-1 to P-4 or P-6 in Table 1 , 0.015% were added at 15 second intervals. Separately, based on the solid content of papermaking white water discharged from the papermaking site where papermaking is carried out using the papermaking raw material (B); anionic water-soluble polymer P-9, 0.015%, or bentonite (organozo- (B0, manufactured by Kyowa Sangyo Co., Ltd.) and stirred for 10 seconds were added to the papermaking raw material to dilute to a pulp concentration of 0.9% by weight. After stirring for 30 seconds, the white water was discharged and discarded for 10 seconds, and then collected for 30 seconds, and the total yield was measured under the following conditions. The stirring conditions were as follows: p. m. , Wire 125P screen (equivalent to 200 mesh), total yield (SS concentration) is ADVANTEC, NO. It filtered after 2 and measured. After drying, the filter paper was incinerated at 800 ° C. and the ash content was measured to calculate the inorganic content yield. Table 4 shows the measurement results.
[0041]
[Comparative Examples 9 to 13]
A test of the same operation was performed using the samples P-1 to P-4 or P-6 without adding the (B); anionic water-soluble polymer P-9 to the white water. Table 4 shows the measurement results.
[0042]
[Table 4]
Figure 2004176184
Total yield; wt%, inorganic yield; wt%

Claims (6)

モジュールジェット型抄紙機において紙を抄紙する場合、製紙原料及びヘッドボックスに返送される白水中にも歩留向上剤を添加し、前記白水と前記ヘッドボックス中の製紙原料とを混合した後、抄紙することを特徴とする製紙方法。When paper is made in a module jet type paper machine, a papermaking raw material and a white water returned to the head box are also added with a retention aid, and after mixing the white water and the paper making raw material in the head box, papermaking is performed. A papermaking method characterized by: 前記製紙原料中に、ファンポンプの手前あるいはスクリーンの手前において高分子量カチオン性あるいは両性水溶性高分子(A)を添加し、スクリーンの手前あるいはスクリーンの後で有機あるいは無機のアニオン性物質(B)を添加し、前記ヘッドボックスに返送される白水中に、前記歩留向上剤として低分子量カチオン性あるいは両性水溶性高分子(C)を添加することを特徴とする請求項1に記載の製紙方法。A high molecular weight cationic or amphoteric water-soluble polymer (A) is added to the papermaking raw material before the fan pump or before the screen, and an organic or inorganic anionic substance (B) before or after the screen. The papermaking method according to claim 1, wherein a low molecular weight cationic or amphoteric water-soluble polymer (C) is added as the retention aid to the white water returned to the head box. . 前記製紙原料中に、ファンポンプ、スクリーンの手前及びスクリーンの後から選択される一箇所において高分子量カチオン性あるいは両性水溶性高分子(A)を添加し、前記ヘッドボックスに返送される白水中に、前記歩留向上剤として有機あるいは無機のアニオン性物質(B)を添加することを特徴とする請求項1に記載の製紙方法。A high molecular weight cationic or amphoteric water-soluble polymer (A) is added to the papermaking raw material at one point selected from a fan pump, a screen before and after the screen, and the white water returned to the head box is added to the paper water. The papermaking method according to claim 1, wherein an organic or inorganic anionic substance (B) is added as the retention aid. 前記高分子量カチオン性あるいは両性水溶性高分子(A)が、カチオン性ビニル単量体、アニオン性ビニル単量体及び非イオン性単量体から選択される一種以上の単量体からなる共重合体あるいはその変性物からなることを特徴とする請求項1〜3に記載の製紙方法。The high molecular weight cationic or amphoteric water-soluble polymer (A) is a copolymer comprising at least one monomer selected from a cationic vinyl monomer, an anionic vinyl monomer and a nonionic monomer. The papermaking method according to any one of claims 1 to 3, wherein the papermaking method comprises a coalescence or a modified product thereof. 前記低分子量カチオン性あるいは両性水溶性高分子(C)が、カチオン性ビニル単量体、アニオン性ビニル単量体及び非イオン性単量体から選択される一種以上の単量体からなる共重合体あるいはその変性物、アンモニア、脂肪族一価アミン及び脂肪族ポリアミンから選択された少なくとも一種以上の化合物とエピハロヒドリンとの重縮合物、ポリエチレンイミン及びポリエチレンイミン変性物から選択される一種であることを特徴とする請求項1〜3に記載の製紙方法。The low molecular weight cationic or amphoteric water-soluble polymer (C) is a copolymer comprising at least one monomer selected from a cationic vinyl monomer, an anionic vinyl monomer and a nonionic monomer. A polycondensation product of at least one compound selected from ammonia, an aliphatic monoamine and an aliphatic polyamine with epihalohydrin, and one selected from polyethyleneimine and a modified polyethyleneimine. The papermaking method according to any one of claims 1 to 3, wherein: 前記アニオン性物質(B)が、低分子量アニオン性水溶性高分子であることを特徴とする請求項1〜3に記載の製紙方法。The papermaking method according to any one of claims 1 to 3, wherein the anionic substance (B) is a low molecular weight anionic water-soluble polymer.
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