JP2004140679A - Recording medium and its reproducer and recorder - Google Patents

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Naozumi Sugimura
杉村 直純
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Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To smoothly conduct a fast forward reproduction mode as well as normal reproduction and to obtain a good fast forward reproduced video. <P>SOLUTION: A recording medium 1 records video/sound data for normal reproduction on a data recording region 2 for normal reproduction and recording position information for controlling the recording position of the TS (Time Slot) packet of the video/sound data for normal reproduction on a normal reproduction data position recording region 4. The video/sound data for normal reproduction are reproduced from the recording region 2 based on the recording position information in a normal reproduction mode. In addition, a fast forward reproduction data recording region 3 is provided. The recording region 3 records video data for fast forward reproduction for the video/sound data as the normal reproduction independent of the video/sound data for normal reproduction. The video data for fast forward reproduction are reproduced based on the recording position information recorded on the fast forward reproduction data position recording region 5 in a fast forward reproduction mode. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディジタルビデオディスクのような記録媒体に映像及び音声情報を記録・再生する装置に関し、特に、通常の再生速度よりも速い早送り再生のための記録媒体とその再生装置及び記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
DVDに代表されるデジタルビデオディスク装置が実用化されている。かかるデジタルビデオディスク装置では、MPEG2方式のようなデジタル画像圧縮技術を用いて画像データをデジタル圧縮・符号化し、記録媒体上に記録し、また、再生を行なう。
【0003】
MPEG2方式では、GOP(Group of Pictures)と呼ばれる単位で複数フレームの画像をグループ化し、GOP内の各フレーム画像をフレーム内圧縮画像(Iピクチャ),前方向予測圧縮画像(Pピクチャ),双方向予測圧縮画像(Bピクチャ)に圧縮処理する。
【0004】
Iピクチャは、1つのフレーム画像のみを用いて圧縮を行なう。Pピクチャは、以前(過去)の画像との差分を用いて圧縮を行なう。Bピクチャは、前後(過去及び未来)の画像との差分を用いて圧縮を行なう。従って、Iピクチャからはそれ自身でフレーム画像全体を復元することができるが、PピクチャやBピクチャは、それ自身だけではフレーム画像を復元することができず、前後のフレーム画像データを必要とする。
【0005】
また、早送り再生時には、映像データ中のピクチャを間引いて再生することにより、見かけ上、画面の更新速度を早送り化している。この際、再生表示するピクチャはIピクチャである(特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開平8−235833号公報(段落番号〔0028〕)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
早送り再生時に、上記のようなデータ再生方法を行なうと、以下のような問題があった。
【0008】
即ち、早送り再生を行なう場合には、画像データのストリーム中のIピクチャのみを取り出して画面表示を行なうが、この方法では、なめらかな画像再生ができないという欠点があった。
【0009】
なぜなら、一般に、Iピクチャは、他のピクチャ(Pピクチャ、Bピクチャ)と比べ、データ量が大きいため、Iピクチャのみを連続して再生すると、早送り再生時にドライブから読み出せるピクチャの数や、デコーダでデコードできるピクチャの数が少なくなる。結果的に、単位時間当たりの画面の表示枚数の減少に繋がり、なめらかな画面再生ができない。
【0010】
また、Iピクチャのデータ量は、画像によって大きく変化する。例えば、動きの速い画像では、IピクチャやPピクチャのデータ量は小さく、Bピクチャのデータ量が大きくなる傾向にある。また、きめの細かい画像では、Iピクチャのデータ量が大きくなる。このように、画像の内容によってデータ量に大きなバラツキが生ずるが、このように、Iピクチャのデータ量のバラツキが大きいと、データの読み出し時間にバラツキが生じ、画面表示間隔が一定しないため、非常に不自然な画面となる。
【0011】
さらに、上記のような早送り再生時には、通常の再生と異なり、ディスク上のIピクチャの記録位置に再生ヘッドを移動させ、Iピクチャのデータの再生を行なわなくてはならず、Iピクチャのデータ量にバラツキがあると、その記録位置に規則性がなく、ディスク上のIピクチャの記録位置へのアクセス制御が複雑になり、メカニズムへの負担も大きくなる。
【0012】
さらには、音声情報に関しては、早送り再生時に出力することが困難である。
【0013】
本発明の目的は、かかる問題を解消し、通常再生とともに、早送り再生動作を円滑に行なうことができ、良好な早送り再生映像を得ることができるようにした記録媒体とその再生装置及び記録装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、ディジタル画像圧縮された映像データを記録する記録媒体であって、映像をディジタル画像圧縮処理して生成された通常再生用の第1の映像データと、この映像を時間軸圧縮し、さらに、ディジタル画像圧縮処理して生成された早送り再生用の第2の映像データとを記録したものである。
【0015】
また、本発明は、上記の記録媒体からデータを再生する再生装置であって、通常再生モードと早送り再生モードとを選択可能であって、通常再生モードでは、上記第1の映像データを再生し、早送り再生モードでは、上記第2の映像データを再生するものである。
【0016】
さらに、本発明は、上記の記録媒体にディジタル画像圧縮した映像データを記録する記録装置であって、上記第1の映像データを生成する第1の映像データ生成手段と、上記第2の映像データを生成する第2の映像データ生成手段と、上記記録媒体に第1の映像データ生成手段で生成した上記第1の映像データと第2の映像データ生成手段で生成した上記第2の映像データとを記録する記録手段とを有するものである。
【0017】
さらに、本発明は、上記の記録媒体にディジタル画像圧縮した映像データを記録する記録装置であって、上記第1の映像データを生成する映像データ生成手段と、映像データ生成手段により生成した上記第1の映像データを上記第2の映像データに変換する映像データ変換手段と、上記記録媒体に映像データ生成手段で生成した上記第1の映像データと映像データ変換手段で生成した上記第2の映像データとを記録する記録手段とを有するものである。
【0018】
さらに、本発明は、上記の記録媒体にディジタル画像圧縮した映像データを記録する記録装置であって、映像をデジタル画像圧縮するエンコーダと、このエンゴーダからのデジタル画像圧縮された映像をMPEG−TSの通常再生用映像データに変換する第1のブロックデータ生成部と、このエンゴーダからのデジタル画像圧縮された映像データを時間軸圧縮する時間軸圧縮手段と、この時間軸圧縮手段からの映像データをMPEG−TSの早送り再生用映像データに変換する第2のブロックデータ生成部と、上記記録媒体に、この通常再生用映像データを上記第1の映像データとして、この早送り再生用映像データを上記第2の映像データとして、夫々記録する記録手段とを有するものである。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面により説明する。
図1は本発明による記録媒体の一実施形態を示す図であって、1は記録媒体、2は通常再生データ記録領域、3は早送り再生データ記録領域、4は通常再生データ位置記録領域、5は早送り再生データ位置記録領域、6は管理情報記録領域である。
【0020】
同図において、記録媒体1は、例えば、光ディスクであって、その内径側から順に、ファイル管理情報を記録する管理情報記録領域6,通常再生用の映像データと音声データとからなる通常再生用映像/音声データの記録位置情報を記録する通常再生データ位置記録領域4,早送り再生用映像データ(音声データを含む場合もある)の記録位置情報を記録する早送り再生データ位置記録領域5,通常再生用映像/音声データを記録する通常再生データ記録領域2,早送り再生用映像データを記録する早送り再生データ記録領域3が設定されている。なお、必ずしもこの順序に従うものではない。
【0021】
通常再生用映像/音声データの通常再生データ記録領域2には、ディジタル画像圧縮符号化処理により圧縮符号化処理された画像・音声情報が記録されている。デジタル画像圧縮符号化処理方式として、ここでは、MPEG2方式に基づくものとし、圧縮符号化されたデータは、その188バイト毎に付加情報が付加されてパケットが順次形成され、かかるパケットの列からなるMPEGトランスポートストリーム(以下、MPEG−TS)として記録されるものとする。
【0022】
通常再生用映像/音声データのうちの映像データ(即ち、通常再生用映像データ)のストリームは、1秒間に30フレームの画像をMPEG2方式によりディジタル画像圧縮符号化処理することにより、生成される。これによって生成された映像ストリームは、順次188バイトずつの一連のパケットからなるMPEG−TSに変換された後、タイムスタンプなどの付加情報とともに、ファイルとしてディスク100上の通常再生データ記録領域2に記録される。このように付加情報が付加されたパケットを、以下、TSパケットという。
【0023】
図2はMPEG−TSのTSパケットをセクタ上に記録する際のブロックのイメージを示す図であり、7はTSパケット、8はパケットデータ、9はMPEG−TSのタイムスタンプである。
【0024】
同図において、188バイトのMPEG−TSのTSパケット7は、ディジタル画像圧縮符号化された映像データの188バイトをパケットデータ8とし、これに4バイト(32ビット)のタイムスタンプ9が付加された192バイトのパケットである。タイムスタンプ9は、TSパケット7を出力するタイミングを示しており、27MHzのクロックで計測した時刻である。このタイムスタンプ9を用いて各パケットの出力タイミングを制御することにより、入力時のパケット間隔と同じ間隔でデータを出力することができる。
【0025】
タイムスタンプ9が付加された192バイトのTSパケット7は夫々、図1における光ディスク101上の所定のセクタに記録される。光ディスク1上のセクタには、2048バイトデータを書き込むことができるので、6セクタの領域に64パケット分(=2048×6/192)のデータを記録することができる。この条件を用いることにより(即ち、各セクタでのTSパケット番号が決まるから)、パケット番号からセクタ位置を割り出すことができる。このために、光ディスク1には、通常再生用映像データのストリームを通常再生データ記録領域2に記録すると同時に、この通常再生用映像データの各パケットの記録位置を示す位置情報(通常再生用映像データの記録位置情報)が、パケット番号などを用いて、通常再生データ位置記録領域4に記録される。
【0026】
図3はかかる通常再生用映像データの記録位置情報の一具体例を摸式的に示す図である。
【0027】
同図において、この通常再生用映像データ記録位置情報は、各ピクチャの表示時刻と各ピクチャの先頭のTSパケットのパケット番号とを対応付けたものである。
【0028】
ピクチャの各表示時刻は、順次のフレームの表示開始を示す時刻を表わすものであって、最初のフレームの表示時刻を0とし、次の2番目のフレームの表示時刻を、フレーム周期は1/30秒であるから、1/30=0.033秒となる。n番目(但し、n=1,2,3,……)のフレームの表示時刻は、ピクチャのフレーム数nとフレーム周期Tとを乗算することによって、即ち、(n−1)×Tから求めることができる。例えば、先頭から1000フレーム目のピクチャの表示時刻は、999×1/30により、33.30秒となる。
【0029】
一方、通常再生用映像データの記録位置情報としてのパケット番号は、各フレームの開始のTSパケットのパケット番号を表わしている。ここで、0.000秒で始まる最初のフレームはIピクチャであり、その登録されるパケット番号は0である。これは最初のTSパケットを表わす。0.033秒で始まる2番目のフレームはBピクチャであって、これに対するパケット番号は26595である。これは、2番目のフレームの最初のTSパケットを表わすものであり、従って、最初のフレームであるIピクチャはパケット番号0〜26594の26595個のTSパケットからなるものである。0.066秒で始まる3番目のフレームもBピクチャであって、これに対するパケット番号は28811である。これは、3番目のフレームの最初のTSパケットを表わすものであり、従って、2番目のフレームであるBピクチャはパケット番号26595〜28811の2217個のTSパケットからなるものである。以下同様にして、3番目のフレームのBピクチャはパケット番号28811〜31027の2217個のTSパケットからなり、4番目のフレームはPピクチャであって、パケット番号31027〜35459の4433個のTSパケットからなっている。
【0030】
これらTSパケットの記録位置は、MPEG−TSの最初のフレームの記録開始からのパケット数を数えることにより、容易に求めることができる。
【0031】
通常再生用映像/音声データの再生(通常再生モード)時には、通常再生データ位置記録領域4に記録されたかかる通常再生用映像データの記録位置情報を利用することにより、MPEG−TS上の任意の時刻のピクチャから再生を行なうことができる。具体的には、再生を開始したい表示時刻に対応したパケット番号を通常再生用映像データの記録位置情報から求め、この求めたパケット番号からこのパケット番号のTSパケットが記録されているセクタ番号を求め、光ディスク上のこのセクタ番号のセクタからデータを読み出して再生動作を行なう。
【0032】
例えば、パケット番号0のTSパケットがセクタ番号0のセクタの最初に記録されたとすると、このパケット番号0から63までの64個のTSパケットがセクタ番号0〜5の6個のセクタに記載されていることになり、以下同様にして、64個ずつのTSパケットが6個のセクタに順次記録されていくことになる。そして、各セクタに記録されるTSパケットのパケット番号は決められており、このことから、表示を開始したい時刻が決まると、そのセクタ番号が、従って、光ディスク1上の再生開始位置が決まることになる。
【0033】
なお、後述するが、通常再生用映像/音声データの記録位置情報において、Iピクチャのフレームに対してフラグを立て、Iピクチャのフレームの記録位置を検出できるようにすることもできる。この場合には、ユーザから再生開始位置が指定されたとき、この再生開始位置のフレームがIピクチャでないときには、この指定された再生開始位置に最も近いIピクチャの位置をこのフラグから検出し、このIピクチャから再生を開始するようにすることもできる。
【0034】
次に、早送り再生用映像データの記録について説明する。
【0035】
図1において、記録媒体1には、上記の通常再生用映像/音声データとは別に、早送り再生データ記録領域3が設けられており、これに早送り再生用映像データが記録されている。
【0036】
早送り再生用映像データは、元の映像を早送りした際に表示される映像を模して生成したデータである。具体的には、通常再生用映像データの時間軸を早送り再生の倍率に相当する比率で縮めてエンコード処理を施して生成する。例えば、30倍速の早送り再生用映像データの場合、通常再生用映像データの30フレーム毎の映像データを抽出し、これにディジタル映像圧縮符号化処理を行ない、早送り再生用映像データとするものである。この場合、抽出した30フレーム毎のフレームの表示間隔は、通常再生の映像と同じ1/30秒とする。これにより、再生時には、通常再生では30×1/30=1秒の間隔で表示されるフレーム映像が1/30秒の時間間隔で連続的に出力表示されるので、通常の再生映像と比べて30倍速で映像が更新されるように見える。
【0037】
ここで、この早送り再生用映像データは、通常再生用のMPEG2のストリームと同様に、GOP構造を持ったものとしてよい。これにより、デコーダによるデコード(伸長復号)処理が容易になり、外部デコーダを用いる場合にも、特別な配慮が不要となる。
【0038】
かかる早送り再生用映像データは、光ディスク1上の早送り再生用映像データの早送り再生データ記録領域3に、ファイルとして記録する。
【0039】
上記のディジタル映像圧縮符号化処理によって生成された早送り再生用映像データは、順次所定の188バイト長のTSパケット構造に変換され、TSパケットの出力時刻を示すタイムスタンプが付加した後、夫々光ディスク1上の早送り再生データ記録領域3の該当するセクタに記録される。かかる早送り再生用映像データの記録方式は、図2で説明した通常再生用映像データの記録方式と同様でよい。
【0040】
早送り再生用映像データに対しても、この早送り再生用映像データのTSパケットの記録とともに、その記録位置情報が生成されてディスク100上の早送り再生データ位置記録領域5に記録される。早送り再生用映像データの記録位置情報も、図3に示す通常再生用映像データの記録位置情報と同様の構成をなしており、各ピクチャの表示時刻も、通常再生用映像データから所定の周期で抽出したフレームを連続したものとした早送り再生用映像データについて、通常再生用映像データの場合と同様に求めるものである。従って、図3の記録位置情報を早送り再生用映像データについて言えば、最初のフレームの表示時刻が0.000秒であり、次の2番目のフレームの表示時刻が0.033秒であり、……ということになる。また、パケット番号も、夫々最初のフレームの最初のTSパケットのパケット番号,2番目のフレームの最初のTSパケットのパケット番号,……ということになる。
【0041】
以上のようにして、通常再生用映像/音声データや早送り用映像データが、それらに対応した記録位置情報とともに、光ディスク1の上記所定の領域に記録されることになる。
【0042】
これらの映像データとその記録位置情報とは、光ディスク1からの読み出しが容易になるように、夫々を独立したファイルとして扱う。そのために、各ファイルにファイル識別子(ファイル名)を付ける。さらに、各ファイルの光ディスク1上の記録セクタ位置とデータ長(バイト数)及び記録時刻などの付加情報をまとめて管理する。これらの情報は、ファイル管理情報として、光ディスク1上の所定の位置、即ち、管理情報記録領域6に記録する。光ディスク1から映像データを読み出す際には、このファイル管理情報を参照し、各ファイル(即ち、上記の記録位置情報)の読み出しを行なう。
【0043】
なお、上記では、通常再生用映像/音声データ以外のものとして、早送り再生用映像データについて説明したが、勿論、巻き戻し再生(逆方向の早送り再生)などの他の再生についても、同様に適用可能であることはいうまでもない。
【0044】
また、早送り再生用映像データには、必要に応じて、音声情報も含めることができる。この場合、音声情報に関しても、通常再生用の音声を、例えば、30倍の再生速度になるように、時間軸を縮めたものを所定のデジタル音声圧縮符号化処理によってエンコードした音声データとし、映像データとともに記録すればよい。
【0045】
なお、上記の早送り再生用映像データは、通常のMPEG−TSのストリームとは異なり、Iピクチャのみで構成することもできる。Iピクチャのみからなるストリームの場合、どのピクチャから再生を開始しても、全ピクチャが再生できるという利点がある。しかしながら、Iピクチャだけでストリームを生成すると、データ量が大きくなるので、映像の圧縮率を高めるなどしてデータ量を削減する必要がある。
【0046】
また、この早送り再生用映像データは、通常再生用映像データと異なり、必ずしも毎秒30フレームの映像データとする必要はない。例えば、1つのピクチャの表示時刻を1/15秒などとすることにより、記録する早送り再生用映像データのピクチャ数を減らし、早送り再生用映像データの容量を削減することも可能である。
【0047】
次に、以上の記録媒体に対する再生装置について説明する。
【0048】
図4は図1に示す記録媒体1のデータを再生する本発明による再生装置の一実施形態を示すブロック図であって、10は再生装置、11はディスクドライブ、12は制御マイコン、13はパケット抽出部、14はデコーダ、15はモニターテレビである。
【0049】
まず、通常の再生動作について説明する。
【0050】
同図において、ユーザによって光ディスク1がディスクドライブ11に挿入されると、制御マイコン12は、この光ディスク1上の管理情報記録領域6(図1)に記録されているファイル管理情報を読み出し、光ディスク1上に記録されているファイルの種類やファイルサイズなどの情報を得る。
【0051】
光ディスク1上には、図1で説明したように、通常再生データ記録領域2に通常再生用映像/音声データのデータファイル(通常再生用映像データファイル)が、早送り再生データ記録領域3に早送り再生用映像データのデータファイル(早送り再生用データファイル)が、通常再生データ位置記録領域4に通常再生用映像/音声データの記録位置情報のデータファイル(通常再生用データ位置情報ファイル)が、早送り再生データ位置記録領域5に早送り再生用映像データの記録位置情報のデータファイル(早送り再生用データ位置情報ファイル)が夫々記録されており、管理情報記録領域6から読み取ったファイル管理情報中のファイル識別子により、これら各ファイルを判別する。
【0052】
ユーザがリモコン(図示せず)などで通常再生用映像/音声データを再生する通常再生モードを指示すると、制御マイコン12は、ディスクドライブに11に対して、通常再生データ記録領域2からの通常再生用映像/音声データファイルの読み出しを指示する。これにより、ディスクドライブ11中の光ディスク1から読み出された通常再生用映像/音声データはパケット抽出部13に供給され、この通常再生用映像/音声データからMPEG−TSのTSパケット7(図2)が抽出される。抽出されたTSパケット7は夫々、これに付加されたタイムスタンプ9(図2)に対応したタイミングで、デコーダ回路14に供給され、パケットデータ8(図2)がデコードされて圧縮符号化された映像情報及び音声情報が得られる。これら映像情報及び音声情報は、さらに、伸長復号され、アナログ情報に変換されてモニターテレビ15に供給される。
【0053】
ここで、MPEG−TSのTSパケットには、ストリームの再生時刻を表わす情報(PCR(Program Clock Reference))が含まれており、この時刻情報を参照することにより、現在のストリームの再生時刻を得ることができる。勿論、再生されるTSパケットの記録位置情報9(図2)のパケット番号を判別することができるので、この時刻情報と記録位置情報とから再生中のストリームの時刻を求めることもできる。
【0054】
次に、この通常再生モード中に、リモコンにより、早送り再生が指示されると、制御マイコン12は、通常再生データ記録領域2での再生を中止し、早送り再生データ記録領域3(図1)での再生を行なう早送り再生モードを開始する。これによって早送り再生用映像データの再生が開始されるが、このとき、早送り再生用映像データの再生開始時刻は、通常再生用映像/音声データの再生動作の終了時での表示時刻に対応した表示時刻とする。これは、これまで再生されていた通常再生用映像データによる通常再生映像が、この早送り再生の指示により、その映像データの早送り再生にそのまま移行するようにするためであり、これにより、通常再生から早送り再生への以降が内容的に連続することになる。
【0055】
これを実行させるためには、早送り再生用映像データの再生開始時での表示時刻を、通常再生用映像データの早送り再生の指示による最後の表示時刻を早送り再生用映像データの倍率で除算した値とする。例えば、通常再生用映像データの再生が10分(=600秒)経過して早送り再生の指示があったとすると、例えば、早送り再生が通常再生の30倍(即ち、倍率が30倍)である場合、600秒÷30=20秒が早送り再生用映像データの再生開始時での表示時刻となり、この表示時刻20秒のフレーム(即ち、先頭から20秒経過したフレーム)から早送り再生用映像データを再生すればよいことになる。
【0056】
早送り再生用データの先頭から20秒経過したフレームが光ディスク1の早送り再生データ記録領域3のどの位置に記録されているかは、早送り再生データ位置記録領域5に記録されている再生用映像データの記録位置情報から検出することができ、この記録位置情報の表示時刻20秒に対応したパケット番号を参照することにより、20秒目のフレームが記録されているTSパケットの位置を判別することができる。
【0057】
早送り再生モードでは、このようにして得られた早送り再生データ記録領域3でのTSパケットの記録位置から早送り再生用映像データを順次再生していく(この場合、音声情報を含んでいてもよい)。この際、早送り再生用映像データは、上記のように、記録時に既に時間軸が圧縮されているため、早送り再生のための特殊な処理を行なう必要はなく、早送り再生用映像データを通常通り再生するだけで、あたかも早送り再生しているかのような早送り映像を表示させることができる。
【0058】
早送り再生モード中に、リモコンにより、通常再生モードが指示されると、早送り再生モードから通常再生モードに移行する。このときには、早送り再生用映像データのこの指示があったときの再生時刻(表示時刻)から通常再生用映像/音声データの再生時刻(表示時刻)を計算し、この結果得られた表示時刻のフレームから通常再生データ記録領域2(図1)の再生を開始すればよい。この場合の通常再生用映像/音声データの再生開始時の表示時刻は、通常再生モードから早送り再生モードへの切り替えとは逆に、早送り再生用映像データの最後のフレームの表示時刻に早送り再生の倍率を乗算すればよい。例えば、この倍率が30倍で早送り再生用映像データの最後のフレームが30秒目とすると、通常再生用映像データの再生開始時のフレームの表示時刻は、30秒目×30=900秒目(15分目)ということになる。これにより、早送り再生モードから通常再生モードに内容が連続して移行することになる。
【0059】
通常再生用映像/音声データに対しても、通常再生データ位置記録領域4にそのフレームとパケット番号との関係を示す記録位置情報ファイルが記録されており、上記のように求めた表示時刻から、この記録位置情報により、通常再生データ記録領域2での通常再生用映像/音声データの再生を開始するTSパケットの記録位置を求めることができる。
【0060】
従って、このようにして求めた通常再生用映像/音声データの再生開始のTSパケットの位置から再生を開始し、再生してTSパケットをパケット抽出部13で抽出し、さらに、デコードすることにより、早送り再生を終えたシーンから続けて通常再生を行なうことができる。
【0061】
以上のように、図1に示す光ディスク1を図4に示す再生装置10に用いることにより、通常再生と早送り再生を容易に、かつ円滑に切り換えることができ、切り換え時にも、シーンを連続して変化するように表示できる。
【0062】
ここで、図4に示す再生装置10では、早送り再生の倍率を30倍(即ち、30倍速)としたが、本発明はこれのみに限定されるものではない。例えば、倍率が30倍の早送り再生用映像データを記録しても、早送り再生モードにおいて、再生されるフレームを2回ずつ表示するように制御することにより、結果的に15倍速の早送り再生と同じ効果が得られるものであり、さらに、再生されるフレームを2回以上任意に切り替えて繰り返し表示可能とすることにより、複数の異なる倍速の早送り再生が可能となる。
【0063】
また、早送り再生用映像データのフレームの表示順序を逆にすることにより、巻き戻し再生にも対応することも可能である。
【0064】
なお、図4に示す実施形態では、早送り再生の倍率を30倍(即ち、30倍速)としたが、これは、説明の都合上、一例として示したものであり、本発明はこれのみに限定されるものではなく、任意の再生倍率の早送り再生モードを実現できる。例えば、5倍速,10倍速,30倍速といった異なった再生倍率の早送り再生用データを別々に記録しておき、ユーザの指示に応じて再生する早送り再生用データを切り換えることにより、複数の異なる倍率の早送り再生モードに対応でき、早送りモードの各倍率においても、滑らかにモード切り替えを行なうことが可能となる。また、早送りモードの倍率を切り換える場合においても、各倍率に応じて再生開始位置を計算することにより、再生映像が途切れることなく、モードの倍率の切り換えを行なうことができる。
【0065】
図5は図1で説明したように記録媒体1にデータを記録する本発明による記録装置の一実施形態を示すブロック図であって、16は記録装置、17は入力端子、18は通常再生用エンコーダ、19は早送り再生用エンコーダ、20,21はブロックデータ生成部、22,23はバッファメモリー、24は制御マイコン、25はディスクドライブである。
【0066】
同図において、入力端子17から入力された映像信号及び音声信号は、通常再生用エンコーダ18と早送り再生用エンコーダ19とに供給される。
【0067】
通常再生用エンコーダ18では、これら映像信号と音声信号とがディジタル化されて、映像データは所定のエンコード処理によって画像圧縮符号化され、音声データも所定のエンコード処理によって音声圧縮符号化される。圧縮符号化された映像データと音声データとはブロックデータ生成部20に供給され、188バイトのブロックに分割されるとともに、夫々のブロックにタイムスタンプなどのヘッダが付加されてTSパケット化される。そして、これら音声,映像のTSパケットは多重化され、さらに、他の音声,映像データのTSパケットなどと多重化されるなどして通常再生用映像/音声データのMPEG−TSが生成される。かかる通常再生用映像/音声データは、バッファメモリ22に蓄積される。
【0068】
制御マイコン24は、バッファメモリ22内に蓄えられた通常再生用映像/音声データの容量を逐次確認し、所定の容量を超えてデータが溜まった場合には、ディスクドライブ25に装着されているディスク1への書き込みを行なう。具体的には、制御マイコン24は、ディスクドライブ25に対して書込コマンドを出力し、図1に示す光ディスク1の通常再生データ記録領域2での所定のセクタからの書込みを指示する。これにより、バッファメモリ22から読み出された通常再生用映像/音声データのMPEG−TSが、書込みデータとして、ディスクドライブ25に供給され、この所定のセクタから書込みが行なわれる。
【0069】
また、かかる通常再生用映像/音声データの記録処理に並行して、早送り再生用映像データの生成も行なわれる。
【0070】
即ち、入力端子17から入力されて早送り再生用エンコーダ19に供給された上記と同じ映像信号は、早送り再生の倍率に応じた比率で複数フレーム毎に1フレームずつ抽出されてディジタル化され、時間軸が圧縮されて連続した映像データとされた後、ディジタル圧縮符号化処理される。音声信号も記録する場合には、この音声信号を同様の倍率で間引くするなどして時間軸圧縮し、所定のデジタル音声圧縮符号化処理されてエンコードされる。この場合、デジタル圧縮符号化された映像データは、MPEG2のGOP構造としてもよいが、Iピクチャのみからなる構造としてもよい。但し、Iピクチャのみからなる構造とする場合には、早送り再生用エンコーダ19での圧縮率を高め、Iピクチャのデータ量を、通常再生用映像データの場合よりも、低減するようにする。
【0071】
圧縮符号化された映像データは、また、音声信号を記録する場合には、さらに、圧縮符号化された音声データも、ブロックデータ生成部21に供給され、188バイト毎にブロック化されて夫々のブロックにタイムスタンプなどのヘッダが付加されてTSパケットが生成される。そして、かかる映像データのTSパケットは、音声データを記録する場合には、この音声データのTSパケットと多重化され、さらに、早送り再生用の他の映像データや音声データのTSパケットと多重化されるなどして早送り再生用映像データのMPEG−TSが生成される(音声データも記録する場合には、音声データのTSパケットも含む)。かかる早送り再生用映像データは、バッファメモリ23に蓄積される。
【0072】
なお、バッファメモリ22,23は同一バッファメモリとしてもよく、この場合には、このバッファメモリに通常再生用映像/音声データを蓄積する通常再生用領域と再生用映像データを蓄積する早送り再生用領域とを設ける。
【0073】
また、早送り再生用映像データは、上記のように、通常再生用映像データの元となる入力映像信号を早送り再生の倍率に応じた比率で抽出した間欠的なフレームを連続的に配列されたフレーム列の映像信号に時間軸変換したものから生成されるものである。かかる映像信号に対し、ブロックデータ生成部21でTSパケット毎に付加されるタイムスタンプは、このように時間軸変換した映像信号の実時間を表わすものである。従って、例えば、上記の時間軸圧縮変換が、入力映像信号の30フレーム毎に1フレームずつ抽出し、これら抽出したフレームが時間的に連続した映像信号に変換するものであるときには、そのフレーム間の周期は1/30秒となる。従って、TSパケットに付加されるタイムスタンプは、フレーム毎に1/30秒ずつ異なることになる。
【0074】
制御マイコン24は、バッファメモリ23内に蓄えられた早送り再生用映像データの容量も逐次確認し、所定の容量を超えてデータが溜まった場合には、ディスクドライブ25に装着されているディスク1への書き込みを行なう。具体的には、制御マイコン24は、ディスクドライブ25に対して書込コマンドを出力し、図1に示す光ディスク1の早送り再生データ記録領域3での所定のセクタからの書込みを指示する。これにより、バッファメモリ23から読み出された早送り再生用映像データのMPEG−TSが、書込みデータとして、ディスクドライブ25に供給され、この所定のセクタから書込みが行なわれる。
【0075】
ここで、制御マイコン24は、バッファメモリ22の通常再生用映像/音声データとバッファメモリ23の早送り再生用映像データとの光ディスク1への書込みを行なうのであるが、これらの書込みを時分割処理によって行なう。
【0076】
また、制御マイコン24は、通常再生用映像データと音声データのTSパケットを光ディスク1に記録する毎に、そのTSパケットをカウントし、各フレームの開始のTSパケットでのカウント値をパケット番号とし、このTSパケットに付加されるタイムスタンプを表示時刻として、図3に示したように、各フレームの開始毎にかかる表示時刻とパケット番号とを関連付けた通常再生用映像/音声データの記録位置情報を作成し、光ディスク1の通常再生データ位置記録領域4(図1)に記録する。早送り再生用映像データについても(音声データを含む場合もある)、同様であり、各フレームの最初のTSパケットを記録する毎にパケット番号と表示時刻を得、これをもとに、図3に示したような記録位置情報を作成して光ディスク1の早送り再生データ位置記録領域5(図1)に記録する。かかる記録位置情報は、各フレームの最初のTSパケットの記録がなされるともに、このTSパケットに対する情報部分を記録するようにしてもよいが、また、通常再生用映像/音声データや早送り再生用映像データの記録が終了してから、全体を同時に記録するようにしてもよい。
【0077】
このようにして、図1に示す光ディスクの各領域2〜5に所定の情報を記録することができる。
【0078】
かかる記録位置情報の作成に際し、通常再生エンコーダ18や早送り再生エンコーダ19からは、新たなフレーム(ピクチャ)の圧縮符号化映像データをブロックデータ生成部20,21に供給開始する毎に、その旨を示す情報が制御マイコン24に供給され、これにより、制御マイコン24は、各フレームの最初のTSパケットに付加されるタイムスタンプをブロック生成部20,21から取得する。さらに、通常再生エンコーダ18,19は、Iピクチャの圧縮符号化画像データをブロックデータ生成部20に供給開始するときも、そのことを示すデータを制御マイコン24に供給する。これにより、制御マイコン24は、通常再生用映像データや早送り再生用映像データの各フレームの最初のTSパケットに付加されるタイムスタンプをブロック生成部20から取得したとき、Iピクチャのフレームであるときには、これに対するタイムスタンプにIピクチャであることを示すフラグを立てる。Iピクチャのみからなる早送り再生用データの場合には、かかるフラグは必要ない。
【0079】
このようにタイムスタンプを取得すると、制御マイコン24は、バッファメモリ22,23から読み出すTSパケット毎に、そこに付加されているタイムスタンプと取得したタイムスタンプとを照合し、この取得したタイムスタンプと一致するタイムスタンプが付加されたTSパケット(これがフレームの最初のTSパケットである)を光ディスク1に記録するときには、このタイムスタンプを表示時刻とし、このときのTSパケットの上記カウント値をパケット番号とする記録位置情報を作成する。また、取得したタイムスタンプにIピクチャのフラグが立っているときには、この記録位置情報にこのフラグを追加する。かかるフラグは、図2では、図示していない。
【0080】
これにより、光ディスク1の通常再生データ記録領域2に記録された通常再生映像データのIピクチャの記録位置を検出することができ、ユーザが指定した通常再生開始位置に最も近い位置のIピクチャ(即ち、指定した通常再生開始位置よりも前で最も近い位置のIピクチャもしくは指定した通常再生開始位置よりも後で最も近い位置のIピクチャ)からの再生が可能となる。Iピクチャからではなく、任意のフレームから再生を開始する場合には、勿論、上記のIピクチャのフラグは必要ない。このことは、早送り再生データ記録領域3から早送り再生用映像データを再生する場合も、同様である。
【0081】
ところで、上記の説明では、通常再生用映像/音声データと早送り再生用映像データとを同時に、かつリアルタイムで記録するようにしたが、これに限るものではなく、例えば、通常再生用映像/音声データをリアルタイムで記録し、その後で、この通常再生用映像/音声データから早送り再生用映像データを作成し、記録するようにしてもよい。この場合、通常再生用映像/音声データの記録については、上記と同様であるが、早送り再生用映像データは、例えば、通常再生エンコーダ18から出力される圧縮符号化された映像データのうちのIピクチャを早送り再生の倍率に応じた比率で抽出して順次図示しないメモリに蓄積し、通常再生用映像/音声データの光ディスク1への記録が終了すると、このメモリからIピクチャからなる圧縮符号化された映像データを各フレームが時間的に連続するように読み出してブロック生成部21に供給し、上記のように、早送り再生用映像データを作成して光ディスクに記録するようにすることもできる。あるいはまた、通常再生エンコーダ18の代わりに、ブロックデータ生成部20で生成される通常再生用映像/音声データの中からIピクチャのフレームのみを早送り再生の倍率に応じた比率で抽出してメモリに記憶し、これを連続的に読み出し、ブロックデータ生成部21で各TSパケットのタイムスタンプを早送り再生用のタイムスタンプと入れ替えるようにしてもよい。これによると、エンコーダを複数搭載する必要がなくなるため、コストダウンを図ることができる。
【0082】
なお、このように、通常再生用映像データから早送り再生用映像データを作成する場合には、この通常再生用映像データも、圧縮率を高めて早送り再生用映像データであるIピクチャのデータ量を低減するのであるが、このために、入力されてデジタル映像データを、まず、ハードディスク装置などのメモリに取り込み、十分な時間を掛けてこれを圧縮符号化処理する。勿論、通常再生用映像データと早送り再生用映像データとを独立に生成する場合にも、同様に、通常再生用映像データの圧縮率を高めてデータ量を低減するようにしてもよい。これは、例えば、映画などの映像ソースをROM化する際などに用いることができる。
【0083】
勿論、上記のようなディジタル映像圧縮符号化処理を全てコンピュータ上で行ない、最終的にでき上がったデータのみを光ディスク1に記録しても、何ら問題は生じない。
【0084】
なお、図1に示す光ディスクでの記録フォーマットは一例を示すものであって、通常再生用データと早送り再生用データとが独立に記録され、再生できるようにするものであれば、上記の例に限るものでもないし、また、このように記録する方法も、上記の方法に限らず、他の方法を用いるようにしてもよい。例えば、通常再生用データと早送り再生用データとを、これらを識別する符号をTSパケット毎に付加することにより、多重化して光ディスク1の同じ記録領域に記録するようにしてもよい。再生時には、かかる符号で識別して、通常再生用データか、早送り再生用データかのいずれかを再生することができる。
【0085】
また、以上の説明では、記録媒体を光ディスクとしたが、これに限らず、磁気ディスクや光磁気ディスクなど、他の種類の記録媒体であってもよい。
【0086】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、通常再生用の映像データとともに、これとは独立に再生可能に、早送り再生用の映像データも記録されているので、早送り再生時、早送り再生用映像データを連続的に再生できて、再生動作が単純化できるし、通常再生用映像からの変換などの処理が不要となり、円滑な早送り再生が可能となる。
また、本発明によると、早送り再生用の映像データは、通常再生用の映像データとは独立に生成し得るものであるから、再生処理に適応したデータ構造とすることができ、円滑な再生処理が可能となって所望倍率の早送り再生が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による記録媒体の一実施形態を示す図である。
【図2】図1に示す記録媒体に記録するTSパケットの構造を示す図である。
【図3】図1に示す記録媒体に記録するTSパケットの記録位置情報の一具体例を摸式的に示す図である。
【図4】本発明による再生装置の一具体例を示すブロック図である。
【図5】本発明による記録装置の一具体例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 記録媒体
2 通常再生データ記録領域
3 早送り再生データ記録領域
4 通常再生データ位置記録領域
5 早送り再生データ位置記録領域
6 管理情報記録領域
7 TSパケット7
8 パケットデータ
9 タイムスタンプ
10 再生装置
11 ディスクドライブ
12 制御マイコン
13 パケット抽出部
14 デコーダ
15 モニターテレビ
16 記録装置
17 入力端子
18 通常再生用エンコーダ
19 早送り再生用エンコーダ
20,21 ブロックデータ生成部
22,23 バッファメモリー
24 制御マイコン
25 ディスクドライブ
[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a device for recording and reproducing video and audio information on a recording medium such as a digital video disk, and more particularly to a recording medium for fast-forward reproduction faster than a normal reproduction speed, a reproduction device and a recording device.
[0002]
[Prior art]
Digital video disk devices represented by DVDs have been put to practical use. In such a digital video disk device, image data is digitally compressed and encoded by using a digital image compression technique such as the MPEG2 system, recorded on a recording medium, and reproduced.
[0003]
In the MPEG2 system, images of a plurality of frames are grouped in units called GOPs (Group of Pictures), and each frame image in the GOP is compressed in a frame (I picture), forward predicted compressed image (P picture), bidirectional A compression process is performed on a predicted compressed image (B picture).
[0004]
An I picture is compressed using only one frame image. The P picture is compressed using a difference from a previous (past) image. The B picture is compressed using the difference between the preceding and following (past and future) images. Therefore, the entire frame image can be restored by itself from the I picture, but the P picture or B picture cannot restore the frame image by itself, but requires the preceding and following frame image data. .
[0005]
At the time of fast-forward playback, the pictures in the video data are thinned out and played back, thereby apparently increasing the screen update speed. At this time, the picture to be reproduced and displayed is an I picture (see Patent Document 1).
[0006]
[Patent Document 1]
JP-A-8-235833 (paragraph number [0028])
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
When the above-described data reproducing method is performed during fast-forward reproduction, the following problems occur.
[0008]
That is, when performing fast-forward playback, only the I picture in the stream of image data is extracted and displayed on the screen. However, this method has a drawback that smooth image playback cannot be performed.
[0009]
Because, in general, an I picture has a larger data amount than other pictures (P picture, B picture). Therefore, if only I pictures are continuously played back, the number of pictures that can be read from the drive during fast-forward playback and the number of decoders Reduces the number of pictures that can be decoded. As a result, the number of screens displayed per unit time is reduced, and smooth screen reproduction cannot be performed.
[0010]
Further, the data amount of the I picture greatly changes depending on the image. For example, in a fast-moving image, the data amount of an I picture or a P picture tends to be small, and the data amount of a B picture tends to be large. In a fine-grained image, the data amount of the I picture is large. As described above, the data amount greatly varies depending on the content of the image. However, if the data amount of the I-picture greatly varies, the data reading time varies, and the screen display interval is not constant. The screen looks unnatural.
[0011]
Further, in the fast-forward playback as described above, unlike the normal playback, the playback head must be moved to the recording position of the I picture on the disc to play back the I picture data. If there is a variation in the recording position, the recording position is not regular, the access control to the recording position of the I picture on the disk becomes complicated, and the load on the mechanism increases.
[0012]
Furthermore, it is difficult to output audio information during fast-forward playback.
[0013]
SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to provide a recording medium, a reproducing apparatus, and a recording apparatus capable of solving such a problem, performing a fast-forward playback operation smoothly with normal playback, and obtaining a good fast-forward playback image. To provide.
[0014]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention provides a recording medium for recording digital image-compressed video data, the first video data for normal reproduction generated by performing a digital image compression process on a video, This video is time-axis-compressed and further recorded with fast-forward playback second video data generated by digital image compression processing.
[0015]
The present invention is also a reproducing apparatus for reproducing data from the recording medium, wherein a normal reproducing mode and a fast-forward reproducing mode can be selected, and in the normal reproducing mode, the first video data is reproduced. In the fast forward reproduction mode, the second video data is reproduced.
[0016]
Further, the present invention is a recording apparatus for recording digital image compressed video data on the recording medium, wherein the first video data generating means for generating the first video data, and the second video data Second video data generating means for generating the first video data generated by the first video data generating means and the second video data generated by the second video data generating means on the recording medium. Recording means for recording the information.
[0017]
Further, the present invention is a recording apparatus for recording digital image compressed video data on the recording medium, wherein the video data generating means for generating the first video data and the video data generated by the video data generating means. Video data conversion means for converting one video data into the second video data, and the first video data generated by the video data generation means on the recording medium and the second video generated by the video data conversion means Recording means for recording data.
[0018]
Further, the present invention is a recording apparatus for recording digital image-compressed video data on the above-mentioned recording medium, comprising: an encoder for compressing the video into a digital image; A first block data generator for converting the video data for normal reproduction into video data; a time axis compressing means for compressing the digital image compressed video data from the engorder on a time axis; A second block data generating unit for converting the video data for fast-forward reproduction into TS, the video data for normal reproduction as the first video data, and the video data for fast-forward reproduction as the second video data on the recording medium. And recording means for recording the respective video data.
[0019]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a view showing an embodiment of a recording medium according to the present invention, wherein 1 is a recording medium, 2 is a normal reproduction data recording area, 3 is a fast-forward reproduction data recording area, 4 is a normal reproduction data position recording area, and 5 is a normal reproduction data position recording area. Is a fast-forward reproduction data position recording area, and 6 is a management information recording area.
[0020]
In FIG. 1, a recording medium 1 is, for example, an optical disk, and a management information recording area 6 for recording file management information in order from the inner diameter side, and a normal playback video including normal playback video data and audio data. / Normal reproduction data position recording area for recording recording position information of audio data 4, Fast-forward reproduction data position recording area for recording recording position information of video data for fast-forward reproduction (which may include audio data) 5, for normal reproduction A normal reproduction data recording area 2 for recording video / audio data and a fast-forward reproduction data recording area 3 for recording video data for fast-forward reproduction are set. Note that the order does not always follow.
[0021]
In the normal reproduction data recording area 2 of the video / audio data for normal reproduction, image / audio information that has been compression-encoded by digital image compression-encoding processing is recorded. Here, the digital image compression / encoding processing method is based on the MPEG2 method, and the compression-encoded data is formed by sequentially forming packets by adding additional information for every 188 bytes of the data and forming a sequence of such packets. It shall be recorded as an MPEG transport stream (hereinafter, MPEG-TS).
[0022]
A stream of video data (ie, video data for normal reproduction) of the video / audio data for normal reproduction is generated by digital image compression encoding of an image of 30 frames per second according to the MPEG2 system. The video stream generated in this way is converted into an MPEG-TS consisting of a series of packets of 188 bytes in sequence and then recorded as a file in the normal reproduction data recording area 2 on the disc 100 together with additional information such as a time stamp. Is done. The packet to which the additional information is added in this manner is hereinafter referred to as a TS packet.
[0023]
FIG. 2 is a diagram showing an image of a block when an MPEG-TS TS packet is recorded on a sector, where 7 is a TS packet, 8 is packet data, and 9 is an MPEG-TS time stamp.
[0024]
In the figure, a 188-byte MPEG-TS TS packet 7 has 188 bytes of digital image compression-encoded video data as packet data 8 and a 4-byte (32-bit) time stamp 9 added thereto. This is a 192 byte packet. The time stamp 9 indicates a timing at which the TS packet 7 is output, and is a time measured by a 27 MHz clock. By controlling the output timing of each packet using the time stamp 9, data can be output at the same interval as the packet interval at the time of input.
[0025]
Each of the 192-byte TS packets 7 to which the time stamp 9 is added is recorded in a predetermined sector on the optical disk 101 in FIG. Since 2048-byte data can be written in a sector on the optical disk 1, data for 64 packets (= 2048 × 6/192) can be recorded in an area of 6 sectors. By using this condition (ie, the TS packet number in each sector is determined), the sector position can be determined from the packet number. For this purpose, on the optical disc 1, a stream of normal reproduction video data is recorded in the normal reproduction data recording area 2, and at the same time, position information (recording of normal reproduction video data) indicating the recording position of each packet of the normal reproduction video data is performed. Recording position information) is recorded in the normal reproduction data position recording area 4 using a packet number or the like.
[0026]
FIG. 3 is a diagram schematically showing a specific example of the recording position information of the normal reproduction video data.
[0027]
In this figure, the normal reproduction video data recording position information associates the display time of each picture with the packet number of the first TS packet of each picture.
[0028]
Each display time of a picture represents a time indicating the start of display of a sequential frame. The display time of the first frame is set to 0, the display time of the next second frame is set to 1/30. Since it is seconds, 1/30 = 0.033 seconds. The display time of the n-th (n = 1, 2, 3,...) frame is determined by the number of frames n of the picture and the frame period T F , Ie, (n−1) × T F Can be obtained from For example, the display time of the picture of the 1000th frame from the top is 33.30 seconds based on 999 × 1/30.
[0029]
On the other hand, the packet number as the recording position information of the video data for normal reproduction indicates the packet number of the TS packet at the start of each frame. Here, the first frame starting at 0.000 seconds is an I picture, and its registered packet number is 0. This represents the first TS packet. The second frame starting at 0.033 seconds is a B picture, for which the packet number is 26595. This represents the first TS packet of the second frame. Therefore, the first frame, the I picture, is composed of 26595 TS packets with packet numbers 0 to 26594. The third frame starting at 0.066 seconds is also a B picture, and its packet number is 28811. This represents the first TS packet of the third frame. Therefore, the B-frame, which is the second frame, is composed of 2217 TS packets with packet numbers 26595 to 28811. Similarly, the B frame of the third frame is composed of 2217 TS packets of packet numbers 28811 to 31027, and the fourth frame is a P picture, and is composed of 4433 TS packets of packet numbers 31027 to 35459. Has become.
[0030]
The recording positions of these TS packets can be easily obtained by counting the number of packets from the start of recording the first frame of MPEG-TS.
[0031]
At the time of reproducing the normal reproduction video / audio data (normal reproduction mode), by utilizing the recording position information of the normal reproduction video data recorded in the normal reproduction data position recording area 4, any arbitrary data on the MPEG-TS can be obtained. Reproduction can be performed from the picture at the time. Specifically, a packet number corresponding to the display time at which reproduction is desired to be started is obtained from the recording position information of the video data for normal reproduction, and a sector number in which the TS packet of this packet number is recorded is obtained from the obtained packet number. Then, data is read from the sector of this sector number on the optical disk to perform a reproducing operation.
[0032]
For example, assuming that the TS packet with the packet number 0 is recorded at the beginning of the sector with the sector number 0, 64 TS packets from the packet numbers 0 to 63 are described in the six sectors with the sector numbers 0 to 5. In the same manner, 64 TS packets are sequentially recorded in 6 sectors in the same manner. Then, the packet number of the TS packet recorded in each sector is determined. From this, when the time at which the display is to be started is determined, the sector number and, accordingly, the reproduction start position on the optical disk 1 are determined. Become.
[0033]
As will be described later, in the recording position information of the video / audio data for normal reproduction, a flag may be set for the frame of the I picture so that the recording position of the frame of the I picture can be detected. In this case, when the reproduction start position is specified by the user, and when the frame at the reproduction start position is not an I picture, the position of the I picture closest to the specified reproduction start position is detected from this flag. Reproduction can be started from an I picture.
[0034]
Next, recording of video data for fast-forward playback will be described.
[0035]
In FIG. 1, a fast-forward playback data recording area 3 is provided on a recording medium 1 separately from the above-described normal playback video / audio data, and fast-forward playback video data is recorded in this area.
[0036]
The fast-forward playback video data is data generated by imitating a video displayed when the original video is fast-forwarded. Specifically, the time axis of the video data for normal reproduction is reduced by a ratio corresponding to the magnification of the fast-forward reproduction, and is generated by performing an encoding process. For example, in the case of video data for fast forward reproduction at 30 times speed, video data for every 30 frames of video data for normal reproduction is extracted, and digital video compression encoding is performed on the video data to obtain video data for fast forward reproduction. . In this case, the display interval of the extracted 30 frames is set to 1/30 second, which is the same as that of the video of normal reproduction. As a result, at the time of reproduction, frame images displayed at intervals of 30 × 1/30 = 1 second in normal reproduction are continuously output and displayed at time intervals of 1/30 seconds. The video appears to be updated at 30x speed.
[0037]
Here, the video data for fast-forward playback may have a GOP structure like the MPEG2 stream for normal playback. This facilitates decoding (decompression decoding) processing by the decoder, and does not require special consideration even when an external decoder is used.
[0038]
Such fast-forward playback video data is recorded as a file in the fast-forward playback data recording area 3 of the fast-forward playback video data on the optical disc 1.
[0039]
The video data for fast-forward playback generated by the above-described digital video compression encoding process is sequentially converted into a TS packet structure having a predetermined length of 188 bytes, and a time stamp indicating the output time of the TS packet is added. It is recorded in the corresponding sector in the fast-forward reproduction data recording area 3 above. The recording method of the video data for fast-forward reproduction may be the same as the recording method of the video data for normal reproduction described with reference to FIG.
[0040]
For the fast-forward playback video data, the TS packet of the fast-forward playback video data is recorded, and the recording position information is generated and recorded in the fast-forward playback data position recording area 5 on the disk 100. The recording position information of the video data for fast-forward reproduction has the same configuration as the recording position information of the video data for normal reproduction shown in FIG. 3, and the display time of each picture is also changed at a predetermined cycle from the video data for normal reproduction. The video data for fast-forward reproduction in which the extracted frames are continuous are obtained in the same manner as the video data for normal reproduction. Therefore, if the recording position information in FIG. 3 is described with respect to video data for fast-forward playback, the display time of the first frame is 0.000 seconds, the display time of the next second frame is 0.033 seconds,... …It turns out that. Also, the packet numbers are the packet number of the first TS packet of the first frame, the packet number of the first TS packet of the second frame, and so on, respectively.
[0041]
As described above, the video / audio data for normal reproduction and the video data for fast-forwarding are recorded in the above-mentioned predetermined area of the optical disc 1 together with the recording position information corresponding thereto.
[0042]
Each of the video data and its recording position information is handled as an independent file so that reading from the optical disc 1 is facilitated. For this purpose, a file identifier (file name) is assigned to each file. Further, additional information such as the recording sector position, data length (number of bytes), and recording time of each file on the optical disk 1 is collectively managed. These pieces of information are recorded as file management information in a predetermined position on the optical disk 1, that is, in the management information recording area 6. When reading video data from the optical disk 1, each file (that is, the above-described recording position information) is read with reference to the file management information.
[0043]
In the above description, video data for fast-forward playback is described as data other than video / audio data for normal playback. Of course, the same applies to other playback such as rewind playback (fast-forward playback in the reverse direction). It goes without saying that it is possible.
[0044]
Also, the video data for fast-forward playback can include audio information as needed. In this case, as for the audio information, the audio for normal reproduction is, for example, audio data encoded by a predetermined digital audio compression encoding process by shortening the time axis so as to have a reproduction speed of 30 times, and What is necessary is just to record with data.
[0045]
It should be noted that the above-described video data for fast-forward playback is different from a normal MPEG-TS stream, and can be composed of only I pictures. In the case of a stream consisting of only I pictures, there is an advantage that all pictures can be reproduced regardless of which picture is reproduced. However, if a stream is generated using only I-pictures, the amount of data becomes large. Therefore, it is necessary to reduce the amount of data by increasing the video compression rate.
[0046]
The video data for fast-forward reproduction is different from the video data for normal reproduction, and need not always be video data of 30 frames per second. For example, by setting the display time of one picture to 1/15 second or the like, the number of pictures of the video data for fast-forward playback to be recorded can be reduced, and the capacity of the video data for fast-forward playback can be reduced.
[0047]
Next, a reproducing apparatus for the above recording medium will be described.
[0048]
FIG. 4 is a block diagram showing an embodiment of a reproducing apparatus according to the present invention for reproducing data from the recording medium 1 shown in FIG. 1, wherein 10 is a reproducing apparatus, 11 is a disk drive, 12 is a control microcomputer, and 13 is a packet. An extracting unit, 14 is a decoder, and 15 is a monitor television.
[0049]
First, a normal reproduction operation will be described.
[0050]
In FIG. 1, when an optical disk 1 is inserted into a disk drive 11 by a user, a control microcomputer 12 reads out file management information recorded in a management information recording area 6 (FIG. 1) on the optical disk 1, and Obtain information such as the file type and file size recorded above.
[0051]
On the optical disk 1, as described with reference to FIG. 1, a data file of video / audio data for normal reproduction (video data file for normal reproduction) is stored in a normal reproduction data recording area 2, and a fast forward reproduction data is recorded in a fast forward reproduction data recording area 3. The data file of the video data for fast-forward (data file for fast-forward playback) has a data file of the recording position information of the video / audio data for normal playback (the data-position information file for normal playback) in the normal playback data position recording area 4, and the fast forward playback. A data file (data position information file for fast-forward playback) of the recording position information of the video data for fast-forward playback is recorded in the data position recording area 5, and the data file is read from the management information recording area 6 by a file identifier in the file management information. These files are determined.
[0052]
When a user instructs a normal reproduction mode for reproducing video / audio data for normal reproduction with a remote controller (not shown) or the like, the control microcomputer 12 instructs the disk drive 11 to perform normal reproduction from the normal reproduction data recording area 2. Instruction for reading the video / audio data file. Thereby, the video / audio data for normal reproduction read from the optical disk 1 in the disk drive 11 is supplied to the packet extracting unit 13, and the TS packet 7 of MPEG-TS (FIG. ) Is extracted. Each of the extracted TS packets 7 is supplied to the decoder circuit 14 at a timing corresponding to the time stamp 9 (FIG. 2) added thereto, and the packet data 8 (FIG. 2) is decoded and compression-coded. Video information and audio information can be obtained. These video information and audio information are further decompressed and decoded, converted into analog information, and supplied to the monitor television 15.
[0053]
Here, the TS packet of the MPEG-TS contains information (PCR (Program Clock Reference)) indicating the playback time of the stream, and the playback time of the current stream is obtained by referring to this time information. be able to. Of course, since the packet number of the recording position information 9 (FIG. 2) of the TS packet to be reproduced can be determined, the time of the stream being reproduced can be obtained from the time information and the recording position information.
[0054]
Next, when fast-forward playback is instructed by the remote controller during the normal playback mode, the control microcomputer 12 stops playback in the normal playback data recording area 2 and stops in the fast-forward playback data recording area 3 (FIG. 1). A fast-forward playback mode for playing back is started. This starts the reproduction of the video data for fast-forward playback. At this time, the playback start time of the video data for fast-forward playback is a display corresponding to the display time at the end of the playback operation of the video / audio data for normal playback. Time. This is to allow the normal playback video based on the video data for normal playback that has been played so far to be directly transferred to the fast-forward playback of the video data according to the fast-forward playback instruction. Subsequent to fast-forward playback will be continuous in content.
[0055]
To execute this, the display time at the start of playback of the video data for fast-forward playback is a value obtained by dividing the last display time by the fast-forward playback instruction of the video data for normal playback by the magnification of the video data for fast-forward playback. And For example, if it is assumed that the reproduction of the video data for normal reproduction has been performed for 10 minutes (= 600 seconds) and a fast-forward reproduction instruction has been issued, for example, the fast-forward reproduction is 30 times the normal reproduction (that is, the magnification is 30 times). , 600 seconds / 30 = 20 seconds is the display time at the start of the playback of the video data for fast-forward playback, and the video data for fast-forward playback is played back from the frame at the display time of 20 seconds (ie, the frame 20 seconds after the beginning). That's all we need to do.
[0056]
The position in the fast-forward playback data recording area 3 of the optical disc 1 where the frame 20 seconds after the head of the fast-forward playback data is recorded is determined by the recording of the playback video data recorded in the fast-forward playback data position recording area 5. The position can be detected from the position information, and by referring to the packet number corresponding to the display time 20 seconds of the recording position information, the position of the TS packet in which the 20-second frame is recorded can be determined.
[0057]
In the fast-forward playback mode, the video data for fast-forward playback is sequentially played back from the TS packet recording position in the fast-forward playback data recording area 3 obtained in this manner (in this case, audio information may be included). . At this time, since the time axis of the fast-forward playback video data is already compressed at the time of recording as described above, there is no need to perform special processing for fast-forward playback, and the fast-forward playback video data is played back as usual. Just by doing so, it is possible to display a fast-forward video as if it were playing fast forward.
[0058]
When the normal playback mode is instructed by the remote controller during the fast-forward playback mode, the mode shifts from the fast-forward playback mode to the normal playback mode. At this time, the reproduction time (display time) of the video / audio data for normal reproduction is calculated from the reproduction time (display time) at the time when this instruction of the video data for fast-forward reproduction is given, and the frame of the display time obtained as a result is calculated. Then, the reproduction of the normal reproduction data recording area 2 (FIG. 1) may be started. In this case, the display time at the start of the playback of the video / audio data for normal playback is opposite to the switching from the normal playback mode to the fast-forward playback mode, and is opposite to the display time of the last frame of the video data for fast-forward playback. What is necessary is just to multiply the magnification. For example, if the magnification is 30 and the last frame of the video data for fast-forward playback is 30 seconds, the display time of the frame at the start of the playback of the video data for normal playback is 30 seconds × 30 = 900 seconds ( 15 minutes). As a result, the contents continuously shift from the fast-forward playback mode to the normal playback mode.
[0059]
For the video / audio data for normal reproduction, a recording position information file indicating the relationship between the frame and the packet number is recorded in the normal reproduction data position recording area 4, and from the display time obtained as described above, From this recording position information, it is possible to determine the recording position of the TS packet that starts the reproduction of the normal reproduction video / audio data in the normal reproduction data recording area 2.
[0060]
Accordingly, reproduction is started from the position of the TS packet at the start of reproduction of the video / audio data for normal reproduction obtained in this manner, reproduced, the TS packet is extracted by the packet extraction unit 13, and further decoded, Normal playback can be performed continuously from the scene where fast-forward playback has been completed.
[0061]
As described above, by using the optical disc 1 shown in FIG. 1 for the reproducing apparatus 10 shown in FIG. 4, it is possible to easily and smoothly switch between normal reproduction and fast-forward reproduction. Can be displayed as changing.
[0062]
Here, in the reproducing apparatus 10 shown in FIG. 4, the magnification of the fast forward reproduction is set to 30 times (that is, 30 times speed), but the present invention is not limited to this. For example, even if video data for fast-forward playback with a magnification of 30 is recorded, in the fast-forward playback mode, control is performed so that frames to be played are displayed twice each, resulting in the same as fast-forward playback at 15x speed. An effect can be obtained, and furthermore, a frame to be reproduced is arbitrarily switched two or more times so that it can be repeatedly displayed, whereby a plurality of different double-speed fast-forward reproductions can be performed.
[0063]
Also, by reversing the display order of the frames of the video data for fast-forward playback, it is possible to support rewind playback.
[0064]
In the embodiment shown in FIG. 4, the magnification of the fast-forward reproduction is set to 30 times (that is, 30 times speed). However, this is shown as an example for convenience of explanation, and the present invention is not limited to this. However, it is possible to realize a fast-forward playback mode with an arbitrary playback magnification. For example, fast-forward playback data of different playback magnifications such as 5 ×, 10 ×, and 30 × speeds are separately recorded, and the fast-forward playback data to be played back is switched in accordance with a user's instruction. It is possible to cope with the fast-forward playback mode, and it is possible to smoothly perform mode switching at each magnification of the fast-forward mode. In addition, even when switching the magnification in the fast-forward mode, by calculating the reproduction start position according to each magnification, the magnification of the mode can be switched without interruption of the reproduced video.
[0065]
FIG. 5 is a block diagram showing an embodiment of a recording apparatus according to the present invention for recording data on the recording medium 1 as described with reference to FIG. 1, wherein 16 is a recording apparatus, 17 is an input terminal, and 18 is for normal reproduction. An encoder 19 is an encoder for fast-forward reproduction, 20 and 21 are block data generators, 22 and 23 are buffer memories, 24 is a control microcomputer, and 25 is a disk drive.
[0066]
In the figure, a video signal and an audio signal input from an input terminal 17 are supplied to an encoder 18 for normal reproduction and an encoder 19 for fast-forward reproduction.
[0067]
In the normal reproduction encoder 18, the video signal and the audio signal are digitized, the video data is image-compressed and encoded by a predetermined encoding process, and the audio data is also audio-compressed and encoded by a predetermined encoding process. The compression-encoded video data and audio data are supplied to the block data generation unit 20 and divided into 188-byte blocks, and each block is added with a header such as a time stamp to be converted into a TS packet. Then, these audio and video TS packets are multiplexed, and further multiplexed with other audio and video data TS packets to generate an MPEG-TS of video / audio data for normal reproduction. The video / audio data for normal reproduction is stored in the buffer memory 22.
[0068]
The control microcomputer 24 sequentially checks the capacity of the video / audio data for normal reproduction stored in the buffer memory 22, and when the data exceeds a predetermined capacity, the disk mounted on the disk drive 25. 1 is written. Specifically, the control microcomputer 24 outputs a write command to the disk drive 25, and instructs writing from a predetermined sector in the normal reproduction data recording area 2 of the optical disk 1 shown in FIG. Thus, the MPEG-TS of the video / audio data for normal reproduction read from the buffer memory 22 is supplied to the disk drive 25 as write data, and writing is performed from this predetermined sector.
[0069]
Further, in parallel with the recording processing of the video / audio data for normal reproduction, video data for fast-forward reproduction is also generated.
[0070]
That is, the same video signal as described above input from the input terminal 17 and supplied to the fast-forward playback encoder 19 is extracted and digitized one by one for each of a plurality of frames at a ratio corresponding to the magnification of the fast-forward playback, and is digitized on the time axis. Are compressed into continuous video data, and then subjected to digital compression encoding processing. When an audio signal is also recorded, the audio signal is compressed on the time axis by thinning out the audio signal at a similar magnification, and is subjected to a predetermined digital audio compression encoding process and encoded. In this case, the digital compression encoded video data may have a GOP structure of MPEG2, or may have a structure including only I pictures. However, in the case of a structure composed of only I pictures, the compression rate in the fast-forward playback encoder 19 is increased, and the data amount of the I picture is reduced as compared with the case of the video data for normal playback.
[0071]
When the compression-encoded video data and the audio signal are recorded, the compression-encoded audio data is further supplied to the block data generation unit 21 and is divided into blocks of 188 bytes, and each of the audio data is compressed. A TS packet is generated by adding a header such as a time stamp to the block. When recording audio data, the video data TS packet is multiplexed with the audio data TS packet, and further multiplexed with other video data and audio data TS packets for fast-forward playback. MPEG-TS of the video data for fast-forward playback is generated (for example, when audio data is also recorded, a TS packet of the audio data is included). The video data for fast-forward reproduction is stored in the buffer memory 23.
[0072]
The buffer memories 22 and 23 may be the same buffer memory. In this case, a normal reproduction area for storing normal reproduction video / audio data and a fast-forward reproduction area for storing reproduction video data in this buffer memory. Are provided.
[0073]
As described above, the fast-forward playback video data is a frame in which intermittent frames obtained by extracting the input video signal that is the source of the normal playback video data at a ratio corresponding to the fast-forward playback magnification are continuously arranged. It is generated from a time-domain converted signal of a column of video signals. The time stamp added to the video signal by the block data generation unit 21 for each TS packet represents the real time of the video signal that has been time-axis converted in this way. Therefore, for example, when the above-described time-base compression conversion is to extract one frame at a time for every 30 frames of the input video signal and convert these extracted frames into a video signal that is temporally continuous, The cycle is 1/30 second. Therefore, the time stamp added to the TS packet differs by 1/30 second for each frame.
[0074]
The control microcomputer 24 also sequentially checks the capacity of the video data for fast-forward playback stored in the buffer memory 23, and if the data exceeds a predetermined capacity, the data is transferred to the disk 1 mounted on the disk drive 25. Is written. Specifically, the control microcomputer 24 outputs a write command to the disk drive 25 to instruct writing from a predetermined sector in the fast-forward reproduction data recording area 3 of the optical disk 1 shown in FIG. As a result, the MPEG-TS of the video data for fast-forward playback read from the buffer memory 23 is supplied as write data to the disk drive 25, and writing is performed from this predetermined sector.
[0075]
Here, the control microcomputer 24 writes the video / audio data for normal reproduction in the buffer memory 22 and the video data for fast-forward reproduction in the buffer memory 23 to the optical disc 1. The writing is performed by time division processing. Do.
[0076]
The control microcomputer 24 counts the TS packets of the video data for normal reproduction and the audio data each time the TS packets are recorded on the optical disc 1, and sets the count value in the TS packet at the start of each frame as a packet number. With the time stamp added to the TS packet as the display time, as shown in FIG. 3, the recording position information of the video / audio data for normal reproduction that associates the display time and the packet number at the start of each frame. It is created and recorded in the normal reproduction data position recording area 4 (FIG. 1) of the optical disk 1. The same applies to the video data for fast-forward playback (which may include audio data). Each time the first TS packet of each frame is recorded, the packet number and the display time are obtained. The recording position information as shown is created and recorded in the fast-forward reproduction data position recording area 5 (FIG. 1) of the optical disk 1. Such recording position information may be such that the first TS packet of each frame is recorded and an information portion corresponding to this TS packet is recorded. However, video / audio data for normal reproduction and video for fast-forward reproduction may be recorded. After the data recording is completed, the entire data may be recorded simultaneously.
[0077]
Thus, predetermined information can be recorded in each of the areas 2 to 5 of the optical disk shown in FIG.
[0078]
When the recording position information is created, each time the normal reproduction encoder 18 or the fast-forward reproduction encoder 19 starts to supply the compression-coded video data of a new frame (picture) to the block data generation units 20 and 21, the fact is notified. The indicated information is supplied to the control microcomputer 24, whereby the control microcomputer 24 acquires the time stamp added to the first TS packet of each frame from the block generation units 20 and 21. Further, when the normal reproduction encoders 18 and 19 start supplying the compressed and coded image data of the I picture to the block data generation unit 20, they also supply data indicating the fact to the control microcomputer 24. Thus, the control microcomputer 24 obtains the time stamp added to the first TS packet of each frame of the video data for normal reproduction and the video data for fast-forward reproduction from the block generation unit 20, and when the frame is an I-picture frame, , A flag indicating that the picture is an I picture is set in the time stamp corresponding to the picture. In the case of fast-forward playback data consisting of only I pictures, such a flag is not necessary.
[0079]
When the time stamp is acquired in this manner, the control microcomputer 24 checks the time stamp added thereto and the acquired time stamp for each TS packet read from the buffer memories 22 and 23, and compares the acquired time stamp with the acquired time stamp. When a TS packet to which a matching time stamp is added (this is the first TS packet of the frame) is recorded on the optical disc 1, this time stamp is used as a display time, and the count value of the TS packet at this time is used as a packet number and Create recording position information to be recorded. When an I picture flag is set in the obtained time stamp, the flag is added to the recording position information. Such a flag is not shown in FIG.
[0080]
Thereby, the recording position of the I picture of the normal reproduction video data recorded in the normal reproduction data recording area 2 of the optical disc 1 can be detected, and the I picture closest to the normal reproduction start position specified by the user (that is, the I picture) The reproduction from the closest I-picture before the specified normal reproduction start position or the closest I-picture after the specified normal reproduction start position becomes possible. When the reproduction is started from an arbitrary frame instead of the I picture, the I picture flag is not necessary. The same applies to the case where video data for fast-forward playback is played back from the fast-forward playback data recording area 3.
[0081]
In the above description, the normal reproduction video / audio data and the fast-forward reproduction video data are recorded simultaneously and in real time. However, the present invention is not limited to this. For example, the normal reproduction video / audio data May be recorded in real time, and thereafter, video data for fast-forward reproduction may be created and recorded from the video / audio data for normal reproduction. In this case, the recording of the video / audio data for normal reproduction is the same as described above, but the video data for fast-forward reproduction is, for example, one of the compression-encoded video data output from the normal reproduction encoder 18. The pictures are extracted at a ratio corresponding to the magnification of the fast-forward playback, and are sequentially stored in a memory (not shown). When the recording of the video / audio data for normal playback on the optical disc 1 is completed, the picture is compressed and encoded from an I picture. The read video data may be read out so that each frame is temporally continuous and supplied to the block generation unit 21, and the video data for fast-forward reproduction may be created and recorded on the optical disc as described above. Alternatively, instead of the normal playback encoder 18, only I-picture frames are extracted from the video / audio data for normal playback generated by the block data generator 20 at a ratio corresponding to the magnification of the fast-forward playback and stored in the memory. It may be stored and read out continuously, and the block data generation unit 21 may replace the time stamp of each TS packet with the time stamp for fast-forward playback. According to this, since it is not necessary to mount a plurality of encoders, the cost can be reduced.
[0082]
When the fast-forward playback video data is created from the normal-playback video data, the compression rate is also increased to increase the data amount of the I-picture, which is the fast-forward playback video data. For this purpose, digital video data that has been input is first taken into a memory such as a hard disk device, and is subjected to compression encoding processing for a sufficient time. Of course, when the video data for normal reproduction and the video data for fast-forward reproduction are generated independently, the compression rate of the video data for normal reproduction may be similarly increased to reduce the data amount. This can be used, for example, when ROMizing a video source such as a movie.
[0083]
Of course, there is no problem if the above-described digital video compression encoding process is all performed on a computer and only the finally completed data is recorded on the optical disc 1.
[0084]
Note that the recording format on the optical disc shown in FIG. 1 is an example, and if the normal reproduction data and the fast-forward reproduction data are recorded independently and can be reproduced, the above-described example is used. The recording method is not limited to the above method, and the recording method is not limited to the above method, and another method may be used. For example, the data for normal reproduction and the data for fast-forward reproduction may be multiplexed and recorded in the same recording area of the optical disc 1 by adding a code for identifying them to each TS packet. At the time of reproduction, either the data for normal reproduction or the data for fast-forward reproduction can be reproduced by identifying with such a code.
[0085]
In the above description, the recording medium is an optical disk. However, the present invention is not limited to this, and another type of recording medium such as a magnetic disk or a magneto-optical disk may be used.
[0086]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, video data for fast-forward playback is also recorded together with video data for normal playback so that playback can be performed independently of the video data. Data can be continuously reproduced, the reproduction operation can be simplified, and processing such as conversion from a video for normal reproduction is not required, and smooth fast-forward reproduction can be performed.
According to the present invention, the video data for fast-forward playback can be generated independently of the video data for normal playback. And fast-forward reproduction at a desired magnification becomes possible.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing an embodiment of a recording medium according to the present invention.
FIG. 2 is a diagram showing a structure of a TS packet to be recorded on the recording medium shown in FIG.
FIG. 3 is a diagram schematically showing a specific example of recording position information of a TS packet recorded on the recording medium shown in FIG.
FIG. 4 is a block diagram showing a specific example of a playback device according to the present invention.
FIG. 5 is a block diagram showing a specific example of a recording apparatus according to the present invention.
[Explanation of symbols]
1 Recording medium
2 Normal playback data recording area
3 Fast-forward playback data recording area
4 Normal playback data position recording area
5 Fast forward playback data position recording area
6 Management information recording area
7 TS packet 7
8 packet data
9 time stamp
10 Reproduction device
11 Disk drive
12 Control microcomputer
13 Packet extractor
14 Decoder
15 Monitor TV
16 Recording device
17 Input terminal
18 Normal playback encoder
19 Fast forward playback encoder
20, 21 block data generation unit
22, 23 buffer memory
24 Control microcomputer
25 disk drive

Claims (5)

ディジタル画像圧縮された映像データを記録する記録媒体であって、
映像をディジタル画像圧縮処理して生成された通常再生用の第1の映像データと、該映像を時間軸圧縮し、さらに、ディジタル画像圧縮処理して生成された早送り再生用の第2の映像データとを記録したことを特徴とする記録媒体。
A recording medium for recording digital image compressed video data,
First video data for normal reproduction generated by performing digital image compression processing on video, and second video data for fast forward reproduction generated by performing time-axis compression on the video and digital image compression processing A recording medium characterized by recording the following.
請求項1に記載の記録媒体からデータを再生する再生装置であって、
通常再生モードと早送り再生モードとを選択可能であって、
該通常再生モードでは、前記第1の映像データを再生し、該早送り再生モードでは、前記第2の映像データを再生することを特徴とする再生装置。
A reproducing apparatus for reproducing data from the recording medium according to claim 1,
Normal playback mode and fast forward playback mode can be selected,
A reproducing apparatus for reproducing the first video data in the normal reproduction mode, and reproducing the second video data in the fast forward reproduction mode.
請求項1に記載の記録媒体にディジタル画像圧縮した映像データを記録する記録装置であって、
前記第1の映像データを生成する第1の映像データ生成手段と、
前記第2の映像データを生成する第2の映像データ生成手段と、
前記記録媒体に該第1の映像データ生成手段で生成した前記第1の映像データと該第2の映像データ生成手段で生成した前記第2の映像データとを記録する記録手段と
を有することを特徴とする記録装置。
A recording device that records digital image compressed video data on the recording medium according to claim 1,
First video data generating means for generating the first video data;
Second video data generating means for generating the second video data;
Recording means for recording the first video data generated by the first video data generation means and the second video data generated by the second video data generation means on the recording medium. Characteristic recording device.
請求項1に記載の記録媒体にディジタル画像圧縮した映像データを記録する記録装置であって、
前記第1の映像データを生成する映像データ生成手段と、
該映像データ生成手段により生成した前記第1の映像データを前記第2の映像データに変換する映像データ変換手段と、
前記記録媒体に該映像データ生成手段で生成した前記第1の映像データと該映像データ変換手段で生成した前記第2の映像データとを記録する記録手段と
を有することを特徴とする記録装置。
A recording device that records digital image compressed video data on the recording medium according to claim 1,
Video data generation means for generating the first video data;
Video data conversion means for converting the first video data generated by the video data generation means into the second video data;
A recording apparatus comprising: a recording unit that records the first video data generated by the video data generation unit and the second video data generated by the video data conversion unit on the recording medium.
請求項1に記載の記録媒体にディジタル画像圧縮した映像データを記録する記録装置であって、
映像をデジタル画像圧縮するエンコーダと、
該エンゴーダからのデジタル画像圧縮された映像をMPEG−TSの通常再生用映像データに変換する第1のブロックデータ生成部と、
該エンゴーダからのデジタル画像圧縮された映像データを時間軸圧縮する時間軸圧縮手段と、
該時間軸圧縮手段からの映像データをMPEG−TSの早送り再生用映像データに変換する第2のブロックデータ生成部と、
前記記録媒体に、該通常再生用映像データを前記第1の映像データとして、該早送り再生用映像データを前記第2の映像データとして、夫々記録する記録手段と
を有することを特徴とする記録装置。
A recording device that records digital image compressed video data on the recording medium according to claim 1,
An encoder that compresses video into digital images,
A first block data generation unit that converts the digital image compressed video from the engorder into MPEG-TS normal reproduction video data;
Time axis compression means for time axis compressing the digital image compressed video data from the engorder,
A second block data generating unit for converting the video data from the time axis compression unit into video data for fast-forward playback of MPEG-TS;
Recording means for recording on the recording medium the video data for normal reproduction as the first video data and the video data for fast-forward reproduction as the second video data, respectively. .
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