【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通話中にユーザの任意のサウンドエフェクト機能を発揮し得る電話端末に関する。
【０００２】
【従来の技術】
携帯電話が広範に普及し、既に人々の生活に欠かせないものとなっていることは言うまでもない。携帯電話端末の高性能化、多機能化も着々と進んでいる。とりわけ、いわゆる「着メロ（着信音メロディ）」「着ボイス（着信音ボイス）」等の、ユーザの任意に着信音を設定できる機能は多くの支持を得ており、近年では着信音の出力のために高性能な音源チップを実装した携帯電話端末が流通している（例えば、特許文献１、特許文献２を参照）。また、様々な事業者が着信音データを配布するサービスを提供している。
【０００３】
【特許文献１】特開２００２−１６９５６８号公報
【特許文献２】特開２００２−１６４９６３号公報
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、通話中にユーザの任意の音声を付加して、会話を盛り上げたり、声に出して伝え難い情報を伝達したりできるような電話端末は未だ存在していない。本発明は、このような課題に初めて着目してなされたものであって、通話中にユーザの任意のサウンドエフェクト機能を発揮し得る電話端末を提供しようとするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決すべく、本発明では、通話中の操作により効果音を付加してこれを相手方に聞かせることができる電話端末であって、ユーザによる操作入力を受け付ける操作入力手段と、前記操作入力手段で受け付けた操作入力のパターンと該パターンの操作入力を受け付けたときに付加される効果音との関係をユーザの任意に設定し得る効果音設定手段とを少なくとも具備する電話端末を構成した。このようなものであれば、操作入力手段にユーザの好みの効果音を割り付けておくことができ、通話中にサウンドエフェクトを発動可能となる。
【０００６】
ここで、通話中とは、ユーザが使用する電話端末と相手方とが電気通信回線を介して通話可能に接続している状態を言う。効果音とは、通話中にマイクを介してリアルタイムに入力される音声信号以外の音声全般を意味する。よって、肉声を録音したものであることもある。電話端末とは、複数人の間で会話を可能とするべく電気通信回線を介して通信を行い得る機器をおしなべて包含する概念である。電話端末は、携帯電話端末、ＰＨＳ端末等のような携帯可能なものであることが好ましい。操作入力手段は、例えば、押下ボタン、ホイール、トラックボール、ジョグダイヤル等の入力装置を用いて構成することができる。操作入力のパターンとしては、何れのボタンが押下されたか、どのような順番でボタンが押下されたか、何れの方向にホイール等が回動したか、ホイール等がどれくらいの角度回動したか、その他種々の態様が考えられる。一のパターンとして定義された操作入力が、複数の操作の組み合わせであることも考えられる。そして、一のパターンとして定義された操作入力と、付加される効果音との関連付けを、ユーザの任意に設定できるように構成している。
【０００７】
前記効果音設定手段は、ユーザが入手、作成若しくは録音した、効果音を付加するために用いられる効果音データを格納する効果音データ格納部を有するものであることが望ましい。効果音データは、例えば、電気通信回線を介してダウンロードしたり、マイクを介して予め録音しておいたりすることで、効果音データ格納部に格納される。
【０００８】
上記のサウンドエフェクト機能は、複数人の間で会話をしている際に利用されることに主眼を置くものである。従って、前記操作入力手段は、会話をすべく本体を把持したユーザの手指が触れ得る操作可能部位に設けておくことが好適である。
【０００９】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。本実施形態に係る電話端末１は、既存の携帯電話端末、ＰＨＳ端末等に類似する携帯可能なものであり、通話中の操作により効果音を付加してこれを相手方Ｏに聞かせることができるように構成してある。効果音の例としては、種々のＢＧＭや環境音、掛け声や合いの手等の人声、拍手や歓声、動物の鳴き声、著名人の声やユーザＵが予め録音した音声、若しくは声以外の音（電子音、機械音、その他）等を挙げることができる。
【００１０】
電話端末１は、例えば、図１、図２に示すように、プロセッサ１ａ、主記憶装置１ｂ、フラッシュメモリに代表される補助記憶装置１ｃ、ディスプレイ１ｄ、ＣＯＤＥＣ（ＣＯｄｅｒ−ＤＥＣｏｄｅｒ）１ｅとスピーカ１ｆ、マイク１ｇ等を用いてなる音声入出力装置、ユーザＵの手指により操作される押下ボタンその他の入力装置１ｈ、チューナや復調回路等を内包する無線受信装置１ｉ、受信したディジタルデータを該電話端末１が利用できる形に復号化する復号化回路１ｊ、送信すべき種々の情報を通信方式に合わせて符号化する符号化回路１ｋ、変調回路やマイクロ波送出装置等を内包する無線送信装置１ｌ、等のハードウェア資源を具備する。通常、プロセッサ１ａによって実行されるべきプログラムが補助記憶装置１ｃに格納されており、プログラムの実行の際には補助記憶装置１ｃから主記憶装置１ｂに読み込まれ、プロセッサ１ａによって解読される。そして、当該プログラムに従って上記のハードウェア資源を作動し、少なくとも、図３に示す操作入力手段１１、効果音設定手段１２としての機能を発揮するようにしている。
【００１１】
各部の動作について説明する。操作入力手段１１は、入力装置１ｈ及びそのデバイスドライバを利用し、ユーザＵによる操作入力を受け付ける。操作入力手段１１は、一若しくは複数のパターンの操作入力を受け付けるものである。本実施形態では、一若しくは複数の押下ボタン１ｈを電話端末１本体に設けておき、何れかのボタンが押されることを一の操作入力のパターンとして定義する。例えば、「ボタンＡ」が押されたとき、「ボタンＡを押下する」というパターンの操作入力がユーザＵによってなされたということになる。
【００１２】
因みに、電話端末１が携帯可能なものであるような場合には、ユーザＵは該電話端末１の本体を把持し耳、口元の付近に持ち上げて会話を行う。既存の携帯電話端末１では、ボタンが本体前面下方に配置されていることが多いが、これは会話をしながらボタンを押すような使用態様が念頭に置かれていないことによる。会話中、本体前面はユーザＵの頬の辺りにあり、会話をしながらボタンを押下することが必ずしも容易でない。従って本実施形態では、前記入力手段１ｈを、会話をすべく本体を把持したユーザＵの手指が触れ得る操作可能部位に設けている。操作可能部位とは、例えば、電話端末１の本体の後面（スピーカ１ｆ、マイク１ｇが設けられていない側の面）若しくは側面である。図示例では、本体側面部に操作入力手段１１を構成する要素である３個の押下ボタン１ｈを配している。
【００１３】
効果音設定手段１２は、前記操作入力手段１１で受け付けた操作入力のパターンと該パターンの操作入力を受け付けたときに付加される効果音との関係をユーザＵの任意に設定し得るものである。効果音設定手段１２は、例えば、効果音データ格納部１２１、効果音付加部１２２を包含する。
【００１４】
効果音データ格納部１２１は、補助記憶装置１ｃの所要の記憶領域を利用し、効果音を付加するために用いられる効果音データを格納する。効果音データは、ＰＣＭ（Ｐｕｌｓｅ Ｃｏｄｅ Ｍｏｄｕｌａｔｉｏｎ）データ若しくはその他のデータフォーマットにて構成できる。効果音データ格納部１２１は、図４に示すように、一若しくは複数の効果音を規定する各効果音データＤ１、Ｄ２、Ｄ３を操作入力のパターンＰＡ、ＰＢ、ＰＣに関連付けて格納している。そして、各効果音データＤ１、Ｄ２、Ｄ３の内容、または、各効果音データＤ１、Ｄ２、Ｄ３と操作入力のパターンＰＡ、ＰＢ、ＰＣとの関連付けの少なくとも一方を、ユーザＵの任意に変更することができるものとしている。加えて、効果音データ格納部１２１は、ユーザＵが入手、作成若しくは録音した効果音データを格納し得るものであることが好ましい。具体例を挙げると、効果音データは、事業者等が効果音データをユーザＵに提供すべく運営、管理しているサーバコンピュータより電気通信回線を介して電話端末１にダウンロードするという態様で入手できるようにしてもよい。このとき、電話端末１は、符号化回路１ｋ、無線送信装置１ｌ、無線受信装置１ｉ並びに復号化回路１ｊを内包する通信制御手段１３により実現されるデータ通信能力を利用して、ダウンロードした効果音データを効果音データ格納部１２１に格納する効果音データダウンロード手段１４としての機能をも発揮する。効果音データを、ユーザＵが作成若しくは録音できるようにしてもよい。このとき、電話端末１は、ＰＣＭ音源その他の音源を制御するものとして作成した効果音データを効果音データ格納部１２１に格納する効果音データ作成手段１５、若しくはマイク１ｇを介して入力された音声信号を変換してなる効果音データを効果音データ格納部１２１に格納する効果音データ録音手段１６としての機能をも発揮する。あるいは、電話端末１にＢｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）その他の通信インタフェース（図示しない）を実装している場合には、該通信インタフェースを介してパーソナルコンピュータ等より効果音データを取得し得るようにすることも考えられる。但し、効果音データダウンロード手段１４、効果音データ作成手段１５、効果音データ録音手段１６は、必須の構成要素ではない。
【００１５】
効果音付加部１２２は、前記操作入力手段１１がユーザＵによる操作入力を受け付けたとき、その操作入力のパターンと関連付けられた効果音データを効果音データ格納部１２１より取得し、取得した効果音データを用いて効果音を付加する。電話端末１が音声電話として使用されるとき、マイク１ｇ、ＣＯＤＥＣ１ｅを利用する音声入力手段１７及びスピーカ１ｆ、ＣＯＤＥＣ１ｅを利用する音声出力手段１８が働くことは言うまでもない。即ち、ユーザＵが相手方Ｏと会話をする際には、マイク１ｇを介して入力された音声信号がＣＯＤＥＣ１ｅによりディジタルデータに変換される。そして、該ディジタルデータが通信制御手段１３において符号化され、送信される。逆に、相手方Ｏより発される音声は、通信制御手段１３において受信、復号化され、ＣＯＤＥＣ１ｅによりアナログ信号に変換されてスピーカ１ｆより出力される。しかして、効果音付加部１２２は、操作入力のパターンに応じて選択的に取得した効果音データを、マイク１ｇを介して入力される音声のディジタルデータと合成することで、若しくは多重化することで、効果音を付加する。付加された効果音に係る効果音データは、通信制御手段１３により相手方Ｏに向けて送信される。因みに、効果音を付加するとき、効果音付加部１２２が音声出力手段１８に向けても効果音データを送出するものとして、該電話端末１を使用するユーザＵが効果音をスピーカ１ｆを介してモニターできるようにすることが好ましい。
【００１６】
以降、本実施形態における電話端末１の利用例を述べる。図５あるいは図６に示すように、電話端末１を使用して相手方Ｏと通話しているユーザＵが操作入力手段１１を用いて所定のパターンの操作入力を行ったとき、該パターンに対応する効果音が付加される。この結果、相手方Ｏの受話器２では、ユーザＵ自身の肉声等の音声入力手段１７より入力される音声Ｖ１、Ｖ２と、効果音付加部１２２により付加された効果音Ｓ１、Ｓ２とが多重化されて聞こえることとなる。図５に示す利用例では、拍手と歓声の効果音Ｓ１を付加して、ユーザＵと相手方Ｏとの会話を盛り上げている。また、図６に示す利用例では、前記効果音データ録音手段１６の機能を利用して予めユーザＵが録音しておいたメッセージを効果音Ｓ２として付加している。このようなものであれば、他人にあまり聞かれたくない内容のメッセージであったとしても、周囲の耳目を気にすることなく相手方Ｏに伝達可能となる。
【００１７】
また、「そうそう」「だよね」あるいは「Ｙｅａｈ」「Ｈｅｙ」「ＹＯ」その他の合いの手、ラップの掛け合い等の人声を、電話端末１が付加する効果音として採用することもできる。とりわけ、音声会話をする両者がともに効果音付加機能を有する電話端末１を使用している場合に、一方より＜自身がリアルタイムに発する肉声＞＋「だよね〜！」＜効果音＞という音声が他方に送られ、これを聞いた他方が「だよね〜！」＜効果音＞という音声を返す、というように、効果音付加機能を利用して掛け合いをしながら会話を盛り上げるようなことが可能となる。
【００１８】
本実施形態によれば、通話中の操作により効果音を付加してこれを相手方Ｏに聞かせることができる電話端末１であって、ユーザＵによる操作入力を受け付ける操作入力手段１１と、前記操作入力手段１１で受け付けた操作入力のパターンと該パターンの操作入力を受け付けたときに付加される効果音との関係をユーザＵの任意に設定し得る効果音設定手段１２とを少なくとも具備する電話端末１を構成したため、操作入力手段１１にユーザＵの好みの効果音を割り付けておくことができ、複数人の間で通話中にサウンドエフェクトを発動することが可能となる。
【００１９】
前記効果音設定手段１２は、ユーザＵが入手、作成若しくは録音した、効果音を付加するために用いられる効果音データを格納する効果音データ格納部１２１を有しているため、個々のユーザＵ毎にオリジナルの効果音を付加できるものとなる。
【００２０】
前記操作入力手段１１を、会話をすべく本体を把持したユーザＵの手指が触れ得る操作可能部位に設けたため、相手方Ｏと会話をしているユーザＵが無理なく操作入力手段１１を操作してサウンドエフェクトを発動できるものとなる。
【００２１】
なお、本発明は以上に詳述した実施形態に限られるものではない。特に、操作入力手段の形態は押下ボタンには限られず、その配設位置も図１に示すような態様には限られない。また、操作入力手段が、専ら効果音を付加する機能のみをコントロールするためのものである必要はない。例えば、通話していない状態にあって、操作入力手段を用いて電話端末の種々の機能（電話番号記憶機能、メール機能等）を操作するものとしてもよい。操作入力手段を構成する要素である押下ボタンに、ワンプッシュで直近の通話先若しくは直近の着信に係る電話番号にかけなおす機能を割り当てておくことも考えられる。あるいは、電話端末に必須の「０」〜「９」、「＊」、「＃」の番号ボタン等の、他の用途に用いられる入力装置を操作入力手段とし、通話中に効果音を付加する機能をコントロールするためのものとしてもよい。
【００２２】
その他各部の具体的構成は上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
【００２３】
【発明の効果】
以上に詳述した本発明によれば、通話中にユーザの任意のサウンドエフェクト機能を発揮し得る電話端末を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施形態に係る電話端末を示す図
【図２】同実施形態に係る電話端末のハードウェア資源の内容を示す図
【図３】同実施形態に係る電話端末の機能ブロック図
【図４】効果音データ格納部が格納している効果音データを例示する図
【図５】同実施形態に係る電話端末の利用の一例を示す図
【図６】同実施形態に係る電話端末の利用の一例を示す図
【符号の説明】
１…電話端末
１１…操作入力手段
１２…効果音設定手段
１２１…効果音データ格納部[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a telephone terminal capable of exhibiting an arbitrary sound effect function of a user during a call.
[0002]
[Prior art]
It goes without saying that mobile phones have become so widespread that they are already indispensable to people's lives. Mobile phones have been steadily becoming more sophisticated and multifunctional. In particular, so-called “ringtones (ringtone melody)”, “ringtones (ringtone voice)” and other functions that allow the user to set the ringtone arbitrarily have gained much support, and in recent years they have been used to output ringtones. A portable telephone terminal equipped with a high-performance sound source chip has been distributed (for example, see Patent Documents 1 and 2). Various businesses also provide services for distributing ringtone data.
[0003]
[Patent Document 1] Japanese Patent Application Laid-Open No. 2002-169568 [Patent Document 2] Japanese Patent Application Laid-Open No. 2002-164963
[Problems to be solved by the invention]
However, there is no telephone terminal that can add a user's arbitrary voice during a call to excite the conversation or transmit information that is difficult to convey in a voice. The present invention has been made for the first time focusing on such a problem, and an object of the present invention is to provide a telephone terminal capable of exhibiting an arbitrary sound effect function of a user during a call.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, according to the present invention, a telephone terminal capable of adding a sound effect by an operation during a call and allowing the other party to hear the sound effect, and an operation input means for receiving an operation input by a user; A telephone terminal comprising at least a sound effect setting means for allowing a user to arbitrarily set a relationship between a pattern of an operation input received by an operation input means and a sound effect added when the operation input of the pattern is received. did. With such a configuration, a sound effect desired by the user can be assigned to the operation input means, and a sound effect can be activated during a call.
[0006]
Here, "during a call" means a state in which the telephone terminal used by the user and the other party are communicably connected via a telecommunication line. The sound effect means all sounds other than a sound signal input in real time through a microphone during a call. Therefore, it may be a recording of a real voice. The telephone terminal is a concept that generally includes devices that can communicate via an electric communication line so that a plurality of people can talk. The telephone terminal is preferably portable such as a mobile telephone terminal, a PHS terminal, or the like. The operation input unit can be configured using an input device such as a push button, a wheel, a trackball, and a jog dial. The operation input pattern includes which button is pressed, in what order the buttons are pressed, in which direction the wheel or the like is rotated, how much angle the wheel or the like is rotated, and the like. Various embodiments are conceivable. It is also conceivable that the operation input defined as one pattern is a combination of a plurality of operations. The user can arbitrarily set the association between the operation input defined as one pattern and the sound effect to be added.
[0007]
The sound effect setting means preferably has a sound effect data storage unit for storing sound effect data obtained, created or recorded by a user and used for adding a sound effect. The sound effect data is stored in the sound effect data storage unit, for example, by being downloaded via an electric communication line or recorded in advance through a microphone.
[0008]
The sound effect function described above focuses on being used when a plurality of people are having a conversation. Therefore, it is preferable that the operation input means is provided at an operable portion where the user's finger holding the main body can touch to hold a conversation.
[0009]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. The telephone terminal 1 according to the present embodiment is a portable terminal similar to an existing mobile telephone terminal, PHS terminal, or the like, and can add a sound effect by an operation during a telephone call and make the other party O hear the sound effect. It is configured as follows. Examples of sound effects include various BGMs and environmental sounds, human voices such as shouts and hand-in-hand, applause and cheers, animal squeals, celebrity voices, voices recorded in advance by the user U, and sounds other than voices (electronic sounds). Sound, mechanical sound, etc.).
[0010]
As shown in FIGS. 1 and 2, for example, the telephone terminal 1 includes a processor 1a, a main storage device 1b, an auxiliary storage device 1c represented by a flash memory, a display 1d, a CODEC (COder-DECorder) 1e, a speaker 1f, A voice input / output device using a microphone 1g or the like, a push button or other input device 1h operated by a finger of the user U, a wireless receiving device 1i including a tuner, a demodulation circuit, and the like; A decoding circuit 1j for decoding data to be used, a coding circuit 1k for coding various information to be transmitted in accordance with a communication system, a wireless transmission device 11l including a modulation circuit, a microwave transmission device, and the like. Hardware resources. Normally, a program to be executed by the processor 1a is stored in the auxiliary storage device 1c. When the program is executed, the program is read from the auxiliary storage device 1c into the main storage device 1b and decoded by the processor 1a. Then, the above-mentioned hardware resources are operated according to the program, so that at least the functions as the operation input unit 11 and the sound effect setting unit 12 shown in FIG.
[0011]
The operation of each unit will be described. The operation input means 11 receives an operation input by the user U using the input device 1h and its device driver. The operation input unit 11 receives an operation input of one or a plurality of patterns. In the present embodiment, one or a plurality of push buttons 1h are provided on the main body of the telephone terminal 1, and pressing of any one of the buttons is defined as one operation input pattern. For example, when the “button A” is pressed, the operation input of the pattern “press the button A” is performed by the user U.
[0012]
Incidentally, when the telephone terminal 1 is portable, the user U holds the main body of the telephone terminal 1 and lifts it to the vicinity of the ear and the mouth to have a conversation. In the existing mobile phone terminal 1, the buttons are often arranged at the lower part of the front of the main body, but this is because the usage mode of pressing the buttons while talking is not considered. During a conversation, the front of the main body is near the cheek of the user U, and it is not always easy to press a button while talking. Therefore, in the present embodiment, the input means 1h is provided at an operable portion where the finger of the user U holding the main body can touch the main body to have a conversation. The operable portion is, for example, the rear surface (the surface on which the speaker 1f and the microphone 1g are not provided) or the side surface of the main body of the telephone terminal 1. In the illustrated example, three push buttons 1h, which are elements constituting the operation input means 11, are arranged on the side surface of the main body.
[0013]
The sound effect setting means 12 can arbitrarily set the relationship between the pattern of the operation input received by the operation input means 11 and the sound effect added when the operation input of the pattern is received by the user U. . The sound effect setting unit 12 includes, for example, a sound effect data storage unit 121 and a sound effect adding unit 122.
[0014]
The sound effect data storage unit 121 uses a required storage area of the auxiliary storage device 1c, and stores sound effect data used for adding a sound effect. The sound effect data can be composed of PCM (Pulse Code Modulation) data or other data formats. As shown in FIG. 4, the sound effect data storage unit 121 stores each of sound effect data D1, D2, and D3 defining one or more sound effects in association with operation input patterns PA, PB, and PC. . Then, the user U arbitrarily changes the content of each of the sound effect data D1, D2, and D3 or at least one of the association between each of the sound effect data D1, D2, and D3 and the operation input patterns PA, PB, and PC. I can do it. In addition, it is preferable that the sound effect data storage unit 121 can store sound effect data obtained, created, or recorded by the user U. As a specific example, the sound effect data is obtained in such a manner that a business operator or the like downloads the sound effect data to the telephone terminal 1 via a telecommunication line from a server computer which is operated and managed to provide the user U with the sound effect data. You may be able to. At this time, the telephone terminal 1 uses the data communication capability realized by the communication control unit 13 including the encoding circuit 1k, the wireless transmission device 11 and the wireless reception device 1i, and the decoding circuit 1j to download the sound effect. It also functions as a sound effect data download unit 14 that stores data in the sound effect data storage unit 121. The effect sound data may be created or recorded by the user U. At this time, the telephone terminal 1 stores the sound effect data created for controlling the PCM sound source and other sound sources in the sound effect data storage unit 121 or the sound input through the microphone 1g. The function as the sound effect data recording means 16 for storing the sound effect data obtained by converting the signal in the sound effect data storage section 121 is also exhibited. Alternatively, when Bluetooth (registered trademark) or another communication interface (not shown) is mounted on the telephone terminal 1, sound effect data may be obtained from a personal computer or the like via the communication interface. Conceivable. However, the sound effect data download unit 14, the sound effect data creation unit 15, and the sound effect data recording unit 16 are not essential components.
[0015]
When the operation input unit 11 receives an operation input by the user U, the sound effect adding unit 122 acquires sound effect data associated with the operation input pattern from the sound effect data storage unit 121, and acquires the acquired sound effect. Add sound effects using data. When the telephone terminal 1 is used as a voice telephone, it goes without saying that the voice input unit 17 using the microphone 1g and the CODEC 1e and the voice output unit 18 using the speaker 1f and the CODEC 1e work. That is, when the user U has a conversation with the other party O, the audio signal input via the microphone 1g is converted into digital data by the CODEC 1e. Then, the digital data is encoded by the communication control means 13 and transmitted. Conversely, the sound emitted from the other party O is received and decoded by the communication control means 13, converted into an analog signal by the CODEC 1e, and output from the speaker 1f. Thus, the sound effect adding unit 122 synthesizes or multiplexes the sound effect data selectively acquired in accordance with the operation input pattern with the digital data of the sound input through the microphone 1g. To add sound effects. The sound effect data relating to the added sound effect is transmitted by the communication control means 13 to the other party O. By the way, when adding the sound effect, the user U using the telephone terminal 1 transmits the sound effect via the speaker 1f, assuming that the sound effect adding unit 122 also sends the sound effect data to the audio output unit 18. Preferably, it can be monitored.
[0016]
Hereinafter, a usage example of the telephone terminal 1 in the present embodiment will be described. As shown in FIG. 5 or FIG. 6, when a user U who is talking with the other party O using the telephone terminal 1 performs an operation input of a predetermined pattern using the operation input unit 11, the user U corresponds to the pattern. A sound effect is added. As a result, in the receiver 2 of the other party O, the voices V1 and V2 input from the voice input means 17 such as the real voice of the user U and the sound effects S1 and S2 added by the sound effect adding unit 122 are multiplexed. Will be heard. In the usage example shown in FIG. 5, a sound effect S1 of applause and cheers is added to enliven the conversation between the user U and the other party O. In the example of use shown in FIG. 6, a message previously recorded by the user U using the function of the sound effect data recording means 16 is added as a sound effect S2. In such a case, even if the message has a content that is not desired to be heard by others, it can be transmitted to the other party O without worrying about surrounding eyes.
[0017]
In addition, a human voice such as "yes", "yes", "Yeah", "Hey", "YO", or other hand, or rapping, may be adopted as the sound effect added by the telephone terminal 1. In particular, when both parties having a voice conversation use the telephone terminal 1 having the sound effect adding function, the sound of <real voice uttered in real time> + “Daiyane!” <Sound effect> is generated from one side. Sent to the other side and listened to this, the other side returned a voice saying "Yeah!"<Soundeffect>, so it is possible to excite the conversation while negotiating using the sound effect addition function It becomes.
[0018]
According to the present embodiment, the telephone terminal 1 is capable of adding a sound effect by an operation during a call and allowing the other party O to hear the sound effect. The operation input means 11 for receiving an operation input by a user U; A telephone terminal having at least a sound effect setting means 12 capable of arbitrarily setting a relationship between a pattern of an operation input received by the input means 11 and a sound effect added when the operation input of the pattern is received by the user U; With the configuration 1, the user can assign a sound effect desired by the user U to the operation input means 11, and can activate a sound effect during a call between a plurality of users.
[0019]
The sound effect setting means 12 has a sound effect data storage unit 121 for storing sound effect data obtained, created or recorded by the user U and used for adding a sound effect. An original sound effect can be added every time.
[0020]
Since the operation input means 11 is provided at an operable part where the fingers of the user U holding the main body can touch to hold a conversation, the user U who is talking with the opponent O can operate the operation input means 11 without difficulty. It will be able to activate sound effects.
[0021]
Note that the present invention is not limited to the embodiment described in detail above. In particular, the form of the operation input means is not limited to the push button, and the arrangement position is not limited to the form shown in FIG. Further, the operation input means does not need to exclusively control only the function of adding a sound effect. For example, various functions (telephone number storage function, mail function, etc.) of the telephone terminal may be operated using the operation input unit in a state where no telephone call is being made. It is also conceivable to assign a function of recalling a telephone number relating to the most recent call destination or the most recent incoming call with one push to the push button which is an element constituting the operation input means. Alternatively, an input device used for another purpose, such as a number button of “0” to “9”, “*”, and “#”, which is indispensable to the telephone terminal, is used as an operation input unit, and a sound effect is added during a call. It may be for controlling functions.
[0022]
In addition, the specific configuration of each unit is not limited to the above embodiment, and various modifications can be made without departing from the spirit of the present invention.
[0023]
【The invention's effect】
According to the present invention described in detail above, it is possible to realize a telephone terminal capable of exhibiting an arbitrary sound effect function of a user during a call.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing a telephone terminal according to an embodiment of the present invention; FIG. 2 is a diagram showing contents of hardware resources of the telephone terminal according to the embodiment; FIG. 3 is a function of the telephone terminal according to the embodiment; FIG. 4 is a diagram illustrating sound effect data stored in a sound effect data storage unit; FIG. 5 is a diagram illustrating an example of use of the telephone terminal according to the embodiment; Diagram showing an example of the use of a telephone terminal
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Phone terminal 11 ... Operation input means 12 ... Sound effect setting means 121 ... Sound effect data storage part
