JP2004015944A - Power unit - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電源から入力される交流電圧を直流電圧に変換する整流回路の入力電流波形が整流回路の入力電圧波形に対応する近似波形となるように制御する電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
冷凍サイクルによって冷暖房を行なう空気調和機では、冷暖房能力を調整するときに、圧縮機の運転周波数を変更するものがある。すなわち、空気調和機では、圧縮機の運転周波数を下げることにより冷暖房能力が下がり、圧縮機の運転周波数を高くすることにより冷暖房能力が高くなる。このような空気調和機では、インバータ制御によって圧縮機を駆動するモータの回転数を制御している。
【0003】
このようなインバータ制御を行なう電源装置には、PWM制御を行なうものに加えてPAM(Pulse Amplitude Modulation:パルス振幅変調)制御を行なうものがある。PAM制御では、交流電圧を整流回路によって直流電圧に変換した後、昇圧回路によって所望の電圧に変換するようになっている。この昇圧回路としてはチョッパ回路が一般的に用いられている。
【0004】
昇圧回路(チョッパ回路)は、リアクトル素子とスイッチング素子及びダイオードとコンデンサを備え、スイッチング素子をオンしてリアクトル素子に蓄えたエネルギーを、スイッチング素子をオフすることによってコンデンサを充電する。これにより、コンデンサには、入力電圧とリアクトル素子に蓄えられたエネルギーに応じた電圧とが発生する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の電源装置では、整流回路で交流電圧を直流電圧に変換し、コンデンサで平滑して負荷に電力を供給していることから、整流回路の入力電流は電圧波形のピーク付近に流れるパルス状電流波形となるので、入力電流の基本波である周波数に対して、特に、3次高調波、5次高調波等の奇数高調波電流が発生するという問題がある。この高調波の発生が、電源ラインに接続された他の機器や配電設備等に悪影響を及ぼす恐れがあるという問題がある。
【0006】
本発明の目的は、上述の事情を考慮してなされたものであり、高調波電流の低減を図る電源装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、電源から入力される交流電圧を直流電圧に変換する整流回路と、この整流回路の入力電流波形が前記整流回路の入力電圧波形に対応する近似波形となるように制御する制御手段とを備えた電源装置において、前記制御手段は、前記入力電流波形の半波の前半期間の入力電流値の積算値と、後半期間の入力電流値の積算値とが略等しくなるように制御することを特徴とするものである。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記整流回路の入力側及び/又は出力側に配置されるリアクトルと、前記整流回路の出力側に配置され、前記リアクトルに対するエネルギーの蓄積及び放出を制御するスイッチング手段とを備え、前記制御手段は、前記入力電流波形の半波の前半期間の入力電流値の積算値と、後半期間の入力電流値の積算値とが略等しくなるように、前記スイッチング手段のオン/オフのデューティ比を調整することを特徴とするものである。
【0009】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記制御手段は、前記入力電圧のゼロクロス点を検出してから半周期内に前記スイッチング手段をオン/オフする複数のスイッチング期間を設定し、各スイッチング期間で前記スイッチング手段のオン/オフのデューティ比を調整することを特徴とするものである。
【0010】
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載の発明において、前記制御手段は、前記スイッチング手段のスイッチング周波数を可聴領域外の周波数としたこと特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を、図面に基づき説明する。
【0012】
図1は、本発明に係る電源装置の一実施の形態を示すブロック図である。図2は、図1のモータにより駆動される圧縮機を備えた空気調和機を示す冷媒回路図である。
【0013】
図2に示す空気調和機10は、被空調室に設置される室内ユニット12と室外に設置される室外ユニット14によって構成されており、室内ユニット12と室外ユニット14とは、冷媒を循環させる太管の冷媒配管16Aと、細管の冷媒配管16Bとで接続されている。
【0014】
室内ユニット12には、室内熱交換器18が設けられており、冷媒配管16A、16Bのそれぞれの一端がこの室内熱交換器18に接続されている。また、冷媒配管16Aの他端は、室外ユニット14のバルブ20A、マフラー22Aを介して四方弁24に接続されている。この四方弁24は、アキュムレータ28及びマフラー22Bを介して圧縮機26に接続されている。
【0015】
さらに、室外ユニット14には、室外熱交換器30が設けられている。この室外熱交換器30は、一方が四方弁24に接続され、他方がキャピラリチューブ32、ストレーナ34、モジュレータ38を介してバルブ20Bに接続されている。また、ストレーナ34とモジュレータ38の間には、電動膨張弁36が設けられ、バルブ20Bには、冷媒配管16Bの他端が接続されている。これによって、室内ユニット12と室外ユニット14の間に冷凍サイクルを形成する冷媒の密閉された循環路が構成されている。
【0016】
空気調和機10は、圧縮機26と一体に設けている圧縮機モータ40の回転駆動によって圧縮機26が運転されると、この冷凍サイクル中を冷媒が循環される。このとき、空気調和機10では、運転モード(冷房モード又は暖房モード)に応じて四方弁24が切換えられ、電動膨張弁36の弁開度を制御することにより、冷媒の蒸発温度が調整される。なお、図2では矢印によって暖房運転時(暖房モード)と冷房運転時(冷房モード又はドライモード)の冷媒の流れを示している。また、圧縮機モータ40としては、ブラシレスDCモータを用いており、入力電圧の変化に応じて回転数が変化する。
【0017】
冷房モードでは、圧縮機26によって圧縮された冷媒が室外熱交換器30へ供給されることにより液化され、この液化された冷媒が室内ユニット12の室内熱交換器18で気化することにより、室内熱交換器18を通過する空気を冷却する。また、暖房モードでは、逆に、圧縮機26によって圧縮された冷媒が、室内ユニット12の室内熱交換器18で凝縮されることにより放熱し、この冷媒が放熱した熱で室内熱交換器18を通過する空気を加熱する。
【0018】
室内ユニット12は、送風用に設けられている図示しないクロスフローファンによって室内ユニット12に吸引した空気を室内へ吹出すときに室内熱交換器18を通過させ温調する。これにより、室内ユニット12から吹出される空気によって室内が空調される。
【0019】
図1に示す電源装置50は、室外ユニット14(図2)に設置されている。この電源装置50は、圧縮機モータ40に電力を供給する。すなわち、電源装置50は、交流電源52から入力される正弦波交流電圧を直流電圧に変換し、ついで所定周波数の交流電圧に変換して、負荷である圧縮機モータ40に電力を供給する。
【0020】
この電源装置50は、入力開閉手段としてのリレー54及び入力端子59Aに接続されたリアクトル56を介して入力された単相交流電源52の交流電圧を倍電圧整流する整流回路58と、整流回路58の出力端子60A、60Bの間に接続され、リアクトル56に対するエネルギーの蓄積及び放出を制御するスイッチング手段としてのスイッチング素子(例えばIGBT(Insulated Gate BipolarTransistor)等のスイッチングトランジスタ62)と、ダイオード64を介して整流回路58の出力端子60A、60Bの間に接続される平滑回路としてのコンデンサ66と、コンデンサ66により平滑された直流電圧を擬似正弦波の三相交流電圧に変換し電力を圧縮機モータ40に供給するインバータ回路68と、制御装置70とを備えて構成される。
【0021】
制御装置70は、制御手段としてのマイクロコンピュータ72(以下「マイコン」という。)と、レベル変換器74、75と、スイッチングトランジスタ62の駆動回路76とを備えている。
【0022】
マイコン72は、電源装置50の動作を制御するとともに、室外ユニット14の動作を制御する。マイコン72は、例えば、ワンチップマイコンであり、このマイコン72には、CPU93、ROM94及びRAM95が備えられている。ROM94には、電源装置50の動作を制御するための制御プログラムや、室外ユニット14の動作を制御するための制御プログラムが書き込まれており、CPU93は、このROM94の制御プログラムに従って制御を行う。
【0023】
マイコン72は、例えばシリアル通信等によって室内ユニット12に設けられている図示しないマイコンと接続されており、この室内ユニット12のマイコンからの信号に基づいて動作する。なお、マイコン72は、室内ユニット12のマイコンから送出された信号及び外気温度を検出する外気温度センサ、圧縮機26(図2)の温度を検出する圧縮機温度センサ、室外熱交換器30のコイル温度を検出するコイル温度センサ等の検出結果に基づいて圧縮機モータ40とともに、四方弁24、電動膨張弁36、室外熱交換器30を冷却する冷却ファン等の駆動を制御する。
【0024】
つまり、空気調和機10は、図示しないリモコンスイッチの操作によって、運転モード、設定温度等の運転条件、すなわち動作モードが設定され、運転/停止ボタンの操作によって運転開始が指示されると、室内ユニット12に設けている図示しないマイコンが、設定された運転条件に応じて室内を空調するために必要な空調能力を演算し、この演算結果に基づいて圧縮機モータ40の回転数を設定する。この後、室内ユニット12に設けているマイコンは、設定した回転数で圧縮機モータ40を駆動するように、室外ユニット14に設けているマイコン72に指示する。
【0025】
整流回路58は、ダイオード80、82及びコンデンサ84、86により構成されている。この整流回路58に入力された交流電圧は、整流回路58の入力端子59Aにおける電圧が正である場合、ダイオード80を通じてコンデンサ84に図示の極性に電荷が蓄えられる。コンデンサ84の両端間の電圧V1は、入力電源のピーク電圧となる。次に整流回路58の入力端子59Aにおける電圧が負になるとダイオード82を通じてコンデンサ86に図示の極性に電荷が蓄えられる。コンデンサ86の両端間の電圧V2は、入力電源のピーク電圧となる。V1とV2は、交流電源52のピーク電圧となるため、V1=V2の関係がある。また、コンデンサ84、86は、直列に接続されているため整流回路58の出力は、コンデンサ84、86の両端子電圧の和となるため、入力電源のピーク電圧の2倍となる。これにより、整流回路58は、倍電圧両波整流回路を形成している。
【0026】
スイッチングトランジスタ62の出力側に配置されるコンデンサ66は、整流回路58から出力される脈流を平滑化する。また、スイッチングトランジスタ62がスイッチング信号によってオンされることにより、リアクトル56に蓄えたエネルギーを、スイッチングトランジスタ62をオフすることによってコンデンサ66を充電する。これにより、コンデンサ66には、入力電圧とリアクトル56に蓄えられたエネルギーに応じた電圧とが発生する。
【0027】
また、スイッチングトランジスタ62をオンしたときは、スイッチングトランジスタ62に交流電源52からの電流が流れるようになっている。つまり、電源装置50には、スイッチングトランジスタ62がスイッチング信号によってオン/オフされることにより、このスイッチング信号のオン/オフに応じて入力電流が流れる。
【0028】
このスイッチングトランジスタ62は、駆動回路76を介してマイコン72に接続されており、マイコン72から出力される高周波のスイッチング信号STによってオン/オフされる。
【0029】
インバータ回路68は、スイッチング素子が設けられた一般的構成となっている。このインバータ回路68は、マイコン72に接続されており、マイコン72から出力されるスイッチング信号によってスイッチング素子がオン/オフ制御されることにより、スイッチング信号に応じた電力が圧縮機モータ40へ出力され、この電力に応じた回転数で圧縮機モータ40が回転駆動される。すなわち、マイコン72は、インバータ回路68を用いてPWM制御によって圧縮機モータ40の回転数を制御している。
【0030】
このインバータ回路68では、スイッチング信号のデューティ比を一定としたときに、出力電圧がインバータ回路68への入力電圧、すなわち、コンデンサ66の出力電圧に応じて変化させることができる。これにより、インバータ回路68への入力電圧に応じても圧縮機モータ40の回転数が変更可能となっている。すなわち、マイコン72は、PAM(Pulse Amplitude Modulation:パルス振幅変調)制御によっても圧縮機モータ40の回転数の制御が可能となっている。
【0031】
一方、マイコン72には、入力電圧検出手段としての電源電圧検出器90が、レベル変換器74を介して接続されている。また、マイコン72には、入力電流検出手段としてCT(Current Transformer)92がレベル変換器75を介して接続されている。
【0032】
マイコン72は、この電源電圧検出器90によって検出されてレベル変換器74によってマイコン72で処理可能なレベルに変換された電源電圧(入力電圧)を示す信号を読み込み、マイコン72内部のA/D変換部96でA/D変換して、この入力電圧を示す信号から入力電圧の波形が負から正あるいは正から負のサイクルに切り換わるゼロクロス点P(図3(a)参照)を検出する。マイコン72は、このゼロクロス点Pに基づいてスイッチング信号STを出力するタイミングを設定するようになっている。つまり、入力電流波形が入力電圧波形と同相となるようにスイッチング信号STを出力するタイミングを設定する。
【0033】
また、マイコン72は、CT92によって検出されてレベル変換器75によってマイコン72で処理可能なレベルに変換された入力電流値を示す信号(電圧)を読み込み、マイコン72内部のA/D変換部96でA/D変換して、この入力電流値を示す信号に基づいて駆動回路76にスイッチング信号STを出力する。
【0034】
レベル変換器75は、例えば交流電源52からの入力電流が0[A]のときに基準となる電圧である略2.5[V]の電圧をマイコン72に出力するように設定されている。そして、レベル変換器75は、空気調和機10を最大出力で運転したとき、レベル変換器75によって変換されて出力される入力電流値を示す信号である電圧の最大振幅が、例えば1.5[V]となるように設定されている。すなわち、レベル変換器75は、マイコン72で処理可能な電圧範囲のうち、例えば1[V]から4[V]の範囲の電圧をマイコン72に出力するように設定されている。
【0035】
マイコン72には、図3(a)に示す交流電源52入力電圧波形の周波数f1の位相に同期させて、半波毎に周期的に同じタイミングでスイッチング信号STを出力するように設定されている。具体的に、マイコン72には、入力電圧のゼロクロス点Pを検出してから半周期内にスイッチングトランジスタ62をオン/オフする複数のスイッチング期間が設定されている。
【0036】
特に、複数のスイッチング期間には、入力電圧のゼロクロス点Pの近傍に設定されているスイッチング期間を含んでいる。これによって、入力電流波形の位相が、入力電圧波形の位相により近づくので、より力率が改善される。
【0037】
例えばマイコン72には、図3(b)に示すように、入力電圧波形の半波毎に周期的に同じタイミングでスイッチング信号ST1、ST2、ST3を出力するようにスイッチング期間α、β、γが設定されている。
【0038】
スイッチング信号ST1は、入力電圧波形の半波のゼロクロス点P(位相角θ=0°)からスイッチング期間αの間で出力され、スイッチング信号ST2は、スイッチング信号ST1の直後であり入力電圧波形の半波の前半期間であるスイッチング期間βの間で出力され、スイッチング信号ST3は、入力電圧波形の半波の後半期間であるスイッチング期間γの間で出力される。
【0039】
なお、スイッチング信号ST(ST1、ST2、ST3)のスイッチング周波数は、可聴領域外の周波数(具体的には、15kHz以上)、例えば17kHzに設定される。これによって、スイッチングトランジスタ62のスイッチングによるリアクトル56等から発生する異音を実質的に無騒音とすることができる。
【0040】
スイッチング期間α、β、γにおいて出力されるスイッチング信号ST1、ST2、ST3のデューティ比は、予め初期設定されている。
【0041】
例えば、スイッチング期間αでは、リアクトル56によって電流が流れにくくなっているので、スイッチングトランジスタ62に出力するスイッチング信号TS1のデューティ比は、入力電流が増加して正弦波に近くなるような値(例えば90%)に設定されている。また、スイッチング期間βでは、スイッチング期間αと同じデューティ比であると電流が過剰に流れてしまうので、スイッチングトランジスタ62に出力するスイッチング信号TS2のデューティ比は、スイッチング信号TS1のデューティ比よりも低く、入力電流が正弦波に近くなるような値(例えば30%)に設定されている。また、スイッチング期間γにおいても、スイッチング信号TS3のデューティ比は、入力電流が正弦波に近くなるような値(例えば40%)に設定されている。これによって、整流回路58の入力電流波形は、整流回路58の入力電圧波形に対応する同相の近似波形、即ち、正弦波に近づけられる。
【0042】
尚、運転開始時の初期のスイッチング信号ST1、ST2、ST3のデューティ比は、予めマイコン72(具体的には、マイコン72のROM94)に設定されている。そして運転開始時にマイコン72は、ROM94からデューティ比のデータを読み出してデューティ比の設定に従ってスイッチングトランジスタ62をスイッチングする。
【0043】
しかしながら、各スイッチング期間α、β、γにおけるスイッチングトランジスタ62のオン/オフのデューティ比を一定とした場合、電源装置50に接続される負荷に応じて入力電流値が変化することがあり、整流回路58の入力電流波形が、整流回路58の入力電圧波形と同相の正弦波からのずれが大きくなる場合が生じる。つまり、各スイッチング期間α、β、γにおけるスイッチングトランジスタ62のオン/オフのデューティ比を調整する必要がある。
【0044】
本実施の形態において、マイコン72は、予め設定された運転開始時の各スイッチング期間α、β、γにおけるスイッチングトランジスタ62のオン/オフのデューティ比を入力電流波形の半波の中心から前半期間の入力電流値の積算値と後半期間の入力電流値の積算値とが略等しくなるように調整するようにする。
【0045】
以下、制御プログラムに基づくマイコン72の制御動作について、図4に示すフローチャートを参照しながら説明する。
【0046】
空気調和機10の起動直後は、電源装置50におけるリレー54がオフ状態であり(ステップS1)、交流電源52からの入力電流は0[A]である。マイコン72は、この入力電流が0[A]時にレベル変換器75が出力するデータを読み込む(ステップS2)。
【0047】
このとき、マイコン72におけるA/D変換部96が8[bit]のA/D変換であるならば、分解能は、マイコン72に入力される電圧の上限値を5[V]とすると、5[V]/28=0.0195[V]である。そして、マイコン72では、レベル変換器75が出力する電圧が2.5[V]のとき、28/2=128と定義している。
【0048】
次に、マイコン72は、CT92の補正をする(ステップS3)。つまり、交流電源52からの入力電流が0[A]のとき、レベル変換器75は、理想的には2.5[V]の電圧をマイコン72に出力するように設定されているが、実際は、CT92やレベル変換器75のばらつきにより、レベル変換器75の出力が2.5[V]の電圧からずれている場合がある。従って、交流電源52からの入力電流が0[A]のとき、レベル変換器75が、例えば2.52[V]の電圧をマイコン72に出力するのであれば、マイコン72は、分解能が略0.02[V]であるので、129の値を検出したときを、交流電源52からの入力電流が0[A]であるとしている。
【0049】
次に、マイコン72は、リレー54をオンにする(ステップS4)。
【0050】
そして、マイコン72は、所定のサンプリング周波数でCT92からレベル変換器75を介して入力電流値を読み込む。
【0051】
例えば、電源電圧の周波数が50[Hz]である場合、1サイクルのサンプリングを40回とすると、2[kHz]のサンプリング周波数となるので、マイコン72は、2[kHz]のサンプリング周波数でCT92により検出された入力電流値を読み込む(ステップS5)。これら読み込まれた入力電流値は、RAM95に記憶される。
【0052】
ステップS5における入力電流値の読み込みは、常時行われるのが好ましい。また、所定の周期で読み込むようにしてもよい。
【0053】
マイコン72は、ステップS5により2[kHz]のサンプリング周波数で読み込まれた入力電流値に基づいて、入力電流波形の正及び/又は負の半波の中心から前半期間(前半の1/4サイクル)の入力電流値の大きさの積算値と、後半期間(後半の1/4サイクル)の入力電流値の大きさの積算値とを演算する。
【0054】
尚、マイコン72は、入力電流波形の複数周期分の正及び/又は負の半波の中心から前半期間の入力電流値の大きさの積算値と、後半期間の入力電流値の大きさの積算値とを演算するのが好ましい。
【0055】
一例として、マイコン72は、入力電流波形の4周期分の正及び負の半波の中心から前半期間の入力電流値の大きさの積算値ΣI1(図3(c)中、4周期分のI区間+III区間のサンプリングの合計)と、後半期間の入力電流値の大きさの積算値ΣI2(図3(c)中、4周期分のII区間+IV区間のサンプリングの合計)とを演算する(ステップS6)。
【0056】
次に、マイコン72は、ステップS6の演算結果に基づいて、積算値ΣI1と積算値ΣI2とが略等しくなるように、スイッチングトランジスタ62をオン/オフ制御する。具体的に、マイコン72は、可聴領域外の周波数である17[kHz]のスイッチング周波数でオン/オフするとともに、各スイッチング期間ST1、ST2、ST3でスイッチングトランジスタ62のオン/オフのパルスのデューティ比を調整する制御を行う。
【0057】
例えば、マイコン72は、
|(ΣI1)−(ΣI2)|>X
であるか否かを判断する(ステップS7)。
【0058】
Xは、所定値(例えば、0.1[A])である。マイコン72は、CT92によって検出する入力電流の最大値、すなわち負荷の大きさに基づいて、所定値Xを変化させるようにしている。この所定値Xは、負荷の大きさ(空気調和機10の動作モード)に応じて予め定められており、テーブルデータとしてマイコン72のROM94に記憶されている。すなわち、マイコン72は、ROM94に記憶されたテーブルデータから負荷に応じた所定値Xを読み込んで処理する。
【0059】
ステップS7において、積算値ΣI1と積算値ΣI2との差分が所定値X(0.1[A])よりも小さければ、即ち、ステップS7の判断で否定されれば、積算値ΣI1と積算値ΣI2とが略等しいので、マイコン72は、各スイッチング期間ST1、ST2、ST3におけるスイッチングトランジスタ62へのパルスのデューティ比は、そのまま変更しない(ステップS8)。
【0060】
積算値ΣI1と積算値ΣI2との差分が所定値X(0.1[A])よりも大きければ、即ち、ステップS7の判断で肯定されれば、マイコン72は、
(ΣI1)−(ΣI2)>X
であるか否かを判断する(ステップS9)。
【0061】
ステップS9の判断において肯定されれば、即ち、積算値ΣI1が積算値ΣI2よりも大きく、その差分が所定値X(0.1[A])よりも大きければ、I、IIIの区間におけるスイッチング期間α、βのパルス(スイッチング信号ST1、ST2)のデューティ比を減ずる(ステップS10)。
【0062】
また、ステップS9の判断において否定されれば、即ち、積算値ΣI2が積算値ΣI1よりも大きく、その差分が所定値X(0.1[A])よりも大きければ、II、IVの区間におけるスイッチング期間γのパルス(スイッチング信号ST3)のデューティ比を減ずる(ステップS11)。
【0063】
これらステップS7〜S11によって、積算値ΣI1と積算値ΣI2とが略等しくなるように制御される。これによって、入力電流の高調波成分(特に、奇数高調波成分)が低減されて、図3(c)に示すように、電流波形が正弦波に近づく。
【0064】
以上、本実施の形態によれば、マイコン72が、整流回路58に入力される電流の入力電流値を所定のサンプリング周波数(例えば、17[kHz])で読み込んで、入力電流波形の半波の中心から前半期間(前半の1/4サイクル)の入力電流値の積算値ΣI1と、後半期間(後半の1/4サイクル)の入力電流値の積算値ΣI2とが略等しくなるように、スイッチングトランジスタ62をオン/オフ制御することから、入力電流波形が正弦波に近づいていくので、入力電流の高調波成分(特に、奇数高調波成分)を低減することができる。
【0065】
また、本実施の形態によれば、マイコン72は、予め設定された運転開始時の各スイッチング期間α、β、γにおけるスイッチングトランジスタ62のオン/オフのデューティ比を入力電流波形の半波の中心から前半期間の入力電流値の積算値ΣI1と後半期間の入力電流値の積算値ΣI2とが略等しくなるように調整するようにしたことから、各スイッチング信号ST1、ST2、ST3を初期設定のまま固定した場合と比較しても、入力電流波形がより滑らかになって正弦波に近づいていくので、より入力電流の高調波成分(特に、奇数高調波成分)を低減することができる。
【0066】
また、本実施の形態によれば、マイコン72は、入力電流波形の半波の中心から前半期間の入力電流値の大きさの積算値ΣI1と、後半期間の入力電流値の大きさの積算値ΣI2との差分が、負荷(入力電流の最大値)の大きさに応じて設定した所定値Xを超えないように制御することから、所定値Xを一定値に固定した場合と比べて、より細かい入力電流の制御を行うことができるので、より入力電流の高調波成分(特に、奇数高調波成分)を低減することができる。
【0067】
また、本実施の形態によれば、整流回路58は、倍電圧両波整流回路となっているので、電源効率(入力電力に対する出力電力の割合)を向上させることができる。
【0068】
尚、本実施の形態では、整流回路58の入力端子59Aにリアクトル56が接続される場合について説明したが、これに限るものではなく、整流回路58の出力端子60Aにリアクトルが接続される場合であってもよいし、整流回路58の入力端子59A及び出力端子60Aにリアクトルが接続される場合であってもよい。この場合、スイッチングトランジスタ62は、出力端子60Aに接続されたリアクトルを介して出力端子60A、60B間に接続される。
【0069】
また、本実施の形態では、マイコン72が、入力電流波形の半波の中心から前半期間の入力電流値の積算値ΣI1と後半期間の入力電流値の積算値ΣI2とを演算してから差分を演算するようにしたが、これに限るものではなく、整流回路58に入力される電流の入力電流値を所定のサンプリング周波数で読み込んで、入力電流波形の半波の中心から前半期間の入力電流値を順次加算していき、前半期間の入力電流値を順次減算していってもよい。
【0070】
また、本実施の形態では、マイコン72が、入力電流波形の半波の中心から前半期間の入力電流値の積算値ΣI1と後半期間の入力電流値の積算値ΣI2との差分を演算し、演算した差分が所定値Xを上回らないように、スイッチングトランジスタ62をオン/オフ制御する場合について説明したが、これに限るものではなく、マイコン72が、入力電流波形の半波の中心から前半期間の入力電流値の積算値ΣI1と後半期間の入力電流値の積算値ΣI2との比を演算し、演算した比が1に近づくように、スイッチングトランジスタ62をオン/オフ制御する場合であってもよい。言い換えれば、演算した比が、1を基準とした所定範囲(例えば、0.9から1.1の範囲)から外れないように、スイッチングトランジスタ62をオン/オフ制御する場合であってもよい。
【0071】
また、本実施の形態では、各スイッチング期間α、β、γにおけるスイッチング周波数が、同一の周波数(例えば、17[kHz])とした場合について説明したが、これに限るものではなく、各スイッチング期間において所定のスイッチング周波数を設定してもよい。例えば、スイッチング期間α、β、γのそれぞれにおけるスイッチング周波数は16[kHz]、16.5[kHz]、17[kHz]というように設定してもよい。
【0072】
以上、本発明を上記実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0073】
【発明の効果】
本発明に係る電源装置によれば、高調波電流を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に適用した電源装置の概略を示すブロック図である。
【図2】本実施の形態の電源装置を適用した空気調和機の冷凍サイクルを示す概略図である。
【図3】図1に示す電源装置の動作波形であり、(a)は入力電圧波形、(b)はスイッチング信号波形、(c)は入力電流波形である。
【図4】図1に示すマイクロコンピュータの制御動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 空気調和機
40 圧縮機モータ
50 電源装置
72 マイクロコンピュータ(制御手段)
58 整流回路
52 交流電源
68 インバータ回路
56 リアクトル
78 スイッチングトランジスタ(スイッチング手段)
α、β、γ スイッチング期間[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a power supply device that controls an input current waveform of a rectifier circuit that converts an AC voltage input from a power supply into a DC voltage to be an approximate waveform corresponding to the input voltage waveform of the rectifier circuit.
[0002]
[Prior art]
Some air conditioners that perform cooling and heating using a refrigeration cycle change the operating frequency of a compressor when adjusting the cooling and heating capacity. That is, in the air conditioner, the cooling / heating capacity is reduced by lowering the operating frequency of the compressor, and the cooling / heating capacity is increased by increasing the operating frequency of the compressor. In such an air conditioner, the rotation speed of a motor that drives the compressor is controlled by inverter control.
[0003]
Some power supply devices that perform such inverter control perform PAM (Pulse Amplitude Modulation) control in addition to those that perform PWM control. In the PAM control, an AC voltage is converted into a DC voltage by a rectifier circuit, and then converted into a desired voltage by a booster circuit. A chopper circuit is generally used as the booster circuit.
[0004]
The booster circuit (chopper circuit) includes a reactor element, a switching element, a diode, and a capacitor, and charges a capacitor by turning on the switching element and turning off the energy stored in the reactor element. As a result, a voltage corresponding to the input voltage and the energy stored in the reactor element is generated in the capacitor.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the power supply device described above, the rectifier circuit converts an AC voltage into a DC voltage, smoothes the voltage with a capacitor, and supplies power to the load. Therefore, the input current of the rectifier circuit is a pulse flowing near the peak of the voltage waveform. Because of the current waveform, odd harmonic currents such as the third harmonic and the fifth harmonic are generated with respect to the frequency that is the fundamental wave of the input current. There is a problem that the generation of this harmonic may adversely affect other devices connected to the power supply line, power distribution equipment, and the like.
[0006]
An object of the present invention has been made in consideration of the above-described circumstances, and an object of the present invention is to provide a power supply device for reducing a harmonic current.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
According to a first aspect of the present invention, a rectifier circuit for converting an AC voltage input from a power supply into a DC voltage, and an input current waveform of the rectifier circuit is an approximate waveform corresponding to an input voltage waveform of the rectifier circuit. In the power supply device having control means for controlling, the control means makes the integrated value of the input current value in the first half period of the half-wave of the input current waveform substantially equal to the integrated value of the input current value in the second half period Control is performed as described above.
[0008]
According to a second aspect of the present invention, in the first aspect of the present invention, a reactor disposed on an input side and / or an output side of the rectifier circuit, and an energy disposed on the output side of the rectifier circuit to the reactor Switching means for controlling accumulation and release of the input current waveform, wherein the integrated value of the input current value in the first half period of the half-wave of the input current waveform is substantially equal to the integrated value of the input current value in the second half period. In this case, the on / off duty ratio of the switching means is adjusted.
[0009]
According to a third aspect of the present invention, in the second aspect of the present invention, the control means includes a plurality of switching periods for turning on / off the switching means within a half cycle after detecting a zero cross point of the input voltage. And adjusting the on / off duty ratio of the switching means in each switching period.
[0010]
According to a fourth aspect of the present invention, in the second or third aspect, the control means sets a switching frequency of the switching means to a frequency outside an audible range.
[0011]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0012]
FIG. 1 is a block diagram showing one embodiment of a power supply device according to the present invention. FIG. 2 is a refrigerant circuit diagram showing an air conditioner including a compressor driven by the motor of FIG.
[0013]
The
[0014]
The
[0015]
Further, the
[0016]
In the
[0017]
In the cooling mode, the refrigerant compressed by the
[0018]
The
[0019]
The
[0020]
The
[0021]
The
[0022]
The
[0023]
The
[0024]
That is, the operation condition of the
[0025]
The
[0026]
The
[0027]
When the switching
[0028]
The switching
[0029]
The
[0030]
In the
[0031]
On the other hand, a power
[0032]
The
[0033]
The
[0034]
The
[0035]
The
[0036]
In particular, the plurality of switching periods include a switching period set near the zero cross point P of the input voltage. As a result, the phase of the input current waveform approaches the phase of the input voltage waveform, so that the power factor is further improved.
[0037]
For example, as shown in FIG. 3B, the
[0038]
The switching signal ST1 is output during the switching period α from the zero cross point P (phase angle θ = 0 °) of the half-wave of the input voltage waveform, and the switching signal ST2 is immediately after the switching signal ST1 and is half the input voltage waveform. The switching signal ST3 is output during the switching period β, which is the first half of the wave, and the switching signal ST3 is output during the switching period γ, which is the second half of the half wave of the input voltage waveform.
[0039]
The switching frequency of the switching signal ST (ST1, ST2, ST3) is set to a frequency outside the audible range (specifically, 15 kHz or more), for example, 17 kHz. Accordingly, abnormal noise generated from the
[0040]
The duty ratios of the switching signals ST1, ST2, ST3 output during the switching periods α, β, γ are preset in advance.
[0041]
For example, in the switching period α, the current becomes difficult to flow due to the
[0042]
Note that the duty ratios of the initial switching signals ST1, ST2, and ST3 at the start of the operation are set in the microcomputer 72 (specifically, the
[0043]
However, when the ON / OFF duty ratio of the switching
[0044]
In the present embodiment, the
[0045]
Hereinafter, a control operation of the
[0046]
Immediately after the activation of the
[0047]
At this time, if the A /
[0048]
Next, the
[0049]
Next, the
[0050]
Then, the
[0051]
For example, if the frequency of the power supply voltage is 50 [Hz], and if one cycle of sampling is forty times, the sampling frequency is 2 [kHz], the
[0052]
The reading of the input current value in step S5 is preferably performed at all times. Further, the data may be read at a predetermined cycle.
[0053]
The
[0054]
The
[0055]
As an example, the
[0056]
Next, the
[0057]
For example, the
| (ΣI1) − (ΣI2) |> X
Is determined (step S7).
[0058]
X is a predetermined value (for example, 0.1 [A]). The
[0059]
In step S7, if the difference between the integrated value ΣI1 and the integrated value ΣI2 is smaller than the predetermined value X (0.1 [A]), that is, if the determination in step S7 is negative, the integrated value ΣI1 and the integrated value ΣI2 Are substantially equal, the
[0060]
If the difference between the integrated value ΣI1 and the integrated value ΣI2 is larger than the predetermined value X (0.1 [A]), that is, if the determination in step S7 is affirmative, the
(ΣI1) − (ΣI2)> X
Is determined (step S9).
[0061]
If the determination in step S9 is affirmative, that is, if the integrated value ΣI1 is larger than the integrated value ΣI2 and the difference is larger than a predetermined value X (0.1 [A]), the switching period in the section between I and III The duty ratio of the α and β pulses (switching signals ST1 and ST2) is reduced (step S10).
[0062]
If the result of the determination in step S9 is negative, that is, if the integrated value ΣI2 is larger than the integrated value 差分 I1 and the difference is larger than the predetermined value X (0.1 [A]), in the section between II and IV, The duty ratio of the pulse (switching signal ST3) in the switching period γ is reduced (step S11).
[0063]
Through these steps S7 to S11, control is performed so that the integrated value ΣI1 and the integrated value 2I2 are substantially equal. As a result, the harmonic components (particularly, odd harmonic components) of the input current are reduced, and the current waveform approaches a sine wave as shown in FIG.
[0064]
As described above, according to the present embodiment, the
[0065]
Further, according to the present embodiment, the
[0066]
Further, according to the present embodiment, the
[0067]
Further, according to the present embodiment, since
[0068]
In the present embodiment, the case where the
[0069]
Further, in the present embodiment, the
[0070]
In the present embodiment, the
[0071]
In this embodiment, the case where the switching frequency in each of the switching periods α, β, and γ is the same frequency (for example, 17 [kHz]) has been described. However, the present invention is not limited to this. , A predetermined switching frequency may be set. For example, the switching frequency in each of the switching periods α, β, and γ may be set to 16 [kHz], 16.5 [kHz], 17 [kHz].
[0072]
As described above, the present invention has been described based on the above embodiment, but the present invention is not limited to this.
[0073]
【The invention's effect】
According to the power supply device according to the present invention, harmonic current can be reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram schematically showing a power supply device applied to the present embodiment.
FIG. 2 is a schematic diagram showing a refrigeration cycle of an air conditioner to which the power supply device of the present embodiment is applied.
3A and 3B are operating waveforms of the power supply device shown in FIG. 1, wherein FIG. 3A shows an input voltage waveform, FIG. 3B shows a switching signal waveform, and FIG. 3C shows an input current waveform.
FIG. 4 is a flowchart showing a control operation of the microcomputer shown in FIG.
[Explanation of symbols]
10 air conditioner
40 Compressor motor
50 power supply
72 Microcomputer (control means)
58 Rectifier circuit
52 AC power supply
68 Inverter circuit
56 reactor
78 Switching transistor (switching means)
α, β, γ switching period
Claims (4)
前記制御手段は、前記入力電流波形の半波の前半期間の入力電流値の積算値と、後半期間の入力電流値の積算値とが略等しくなるように制御することを特徴とする電源装置。A power supply comprising: a rectifier circuit that converts an AC voltage input from a power supply into a DC voltage; and a control unit that controls an input current waveform of the rectifier circuit to be an approximate waveform corresponding to an input voltage waveform of the rectifier circuit. In the device,
The power supply device, wherein the control means controls the integrated value of the input current value in the first half period of the half-wave of the input current waveform to be substantially equal to the integrated value of the input current value in the second half period.
前記制御手段は、前記入力電流波形の半波の前半期間の入力電流値の積算値と、後半期間の入力電流値の積算値とが略等しくなるように、前記スイッチング手段のオン/オフのデューティ比を調整することを特徴とする請求項1に記載の電源装置。A reactor disposed on an input side and / or an output side of the rectifier circuit; and a switching unit disposed on an output side of the rectifier circuit and controlling accumulation and release of energy to and from the reactor,
The control means controls the on / off duty of the switching means so that the integrated value of the input current value in the first half period of the half wave of the input current waveform is substantially equal to the integrated value of the input current value in the second half period. The power supply device according to claim 1, wherein the ratio is adjusted.
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