JP2004014171A - Sensor mounting structure and battery - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、センサ取付構造および電池に関し、より特定的には、センサにおける温度などの検出精度を向上させることが可能なセンサ取付構造および電池に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、電動機を駆動源とした電気自動車や、電動機とガソリンエンジンなど複数種類の駆動源を有する、いわゆるハイブリッドカーが実用化されてきている。このような電気自動車などには、電動機などにエネルギーである電気を供給するための電池が搭載されている。この電池としては、繰返し充放電が可能なニッカド電池(Ni−Cd電池)やニッケル−水素電池、リチウムイオン電池などの二次電池が用いられる。
【0003】
このような二次電池は、充放電に伴って発熱する。二次電池の温度が所定の範囲を超えて高くなるような場合、二次電池の特性が劣化する、あるいは寿命が短くなるなどの問題が発生する。したがって、二次電池の温度を温度センサなどで検出し、その検出温度に基づいて二次電池を冷却するといった制御が行なわれる。このような制御を正確に行なうためには、電池の温度を正確に検出する必要がある。
【0004】
このように電池の温度を精度よく検出するため、従来からさまざまな構造が提案されている。たとえば、特開2001−35547公報には、電槽の内部に発電要素が収納された電池において、電槽の蓋体に有底の温度検出穴を設け、その温度検出穴の内部において、その底壁に付勢された状態で温度検出器(温度センサ)を配置する構造が開示されている。上記特開2001−35547公報では、温度検出穴の底壁(先端部)が発電要素に接触又は近接している。このような構造により、電池の温度検出を精度よく行なうことができるとしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記特開2001−35547公報に開示されたでは、蓋体に形成される温度検出穴の寸法ばらつきなどによって、温度検出穴の底壁(先端部)が発電要素に密着しない場合があった。このように温度検出穴の先端部が発電要素から離れて(間隙を介して)位置すると、発電要素に温度検出穴の先端部が密着している場合より、発電要素の熱が温度検出穴の先端部に伝わり難くなる。このため、温度検出穴の内部に配置された温度センサにより検出される発電要素の温度データの精度(検出精度)が劣化する場合があった。
【0006】
この発明は、上記のような課題を解決するために成されたものであり、この発明の目的は、電池の温度などのデータを高い精度で検出することが可能なセンサ取付構造およびそのようなセンサ取付構造を備えた電池を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明に従ったセンサ取付構造は、電槽とセンサケースとを備える。電槽は、センサ取付用開口部が形成され、内部に発電要素を保持する。センサケースは、電槽のセンサ取付用開口部に挿入されるとともに、電槽と接続されている。センサケースは、発電要素を電槽の内部に挿入する挿入方向とは異なる方向から発電要素と接触している。
【0008】
このようにすれば、電槽とは独立した部材としてセンサケースを備えるので、予め電槽内に発電要素を配置した上で、センサ取付用開口部にセンサケースを装入、固定することができる。このとき、センサケースの先端部が発電要素の表面に接触して、その表面に押圧された状態で、センサケースを電槽に接続できる。したがって、センサケースを発電要素に確実に接触させることができる。このため、発電要素の熱は直接センサケースに伝わるので、センサケース内にたとえば温度センサを配置すれば、高い精度で発電要素の温度を測定できる。
【0009】
上記センサ取付構造において、センサケースと電槽とは、熱溶着することにより接続固定されていてもよい。
【0010】
この場合、たとえば電槽とセンサケースとを樹脂により構成し、センサケースを発電要素に押圧した状態で、センサケースと電槽との接触部を加熱すれば、この接触部を溶融させて熱溶着部とすることができる。この結果、センサケースを確実に発電要素と接触させた状態とすることができるとともに、センサ取付用開口部をセンサケースと電槽との接続部(熱溶着部)により封止することができる。
【0011】
上記センサ取付構造において、センサケースは、センサ保持部材とカバー部材とを含んでいてもよい。センサ保持部材は、電槽のセンサ取付用開口部に挿入され、センサを配置するための凹部を有していてもよい。カバー部材は、センサ保持部材が挿入されたセンサ取付用開口部を覆うとともに電槽の表面上にまで延在し、センサ保持部材の凹部につながる貫通孔を有していてもよい。カバー部材は、電槽と接続固定されるとともに、センサ保持部材と接続固定されていてもよい。
【0012】
この場合、センサ保持部材を発電要素に接触させる、あるいは固定する工程を実施した後、カバー部材をセンサ保持部材および電槽と接続固定することができる。このため、センサ保持部材を電槽に接続固定する工程を考慮することなく、センサ保持部材を発電要素に接触・固定させる接続部の構造を選択できる(接続部の構造について選択の自由度を大きくできる)。たとえば、センサ保持部材と発電要素とをネジ構造などで確実に固定した後、カバー部材をセンサ保持部材と電槽とに接続固定することで、センサ取付用開口部をカバー部材で封止することができる。
【0013】
上記センサ取付構造において、カバー部材と電槽およびセンサ保持部材とは熱溶着することにより接続固定されていてもよい。
【0014】
この場合、カバー部材とセンサ保持部材および電槽との間の接続部を熱溶着することで、シール性に優れた接続部を形成できる。したがって、センサ取付用開口部から電槽の外部に発電要素を構成する電解液などが漏れる危険性を低減できる。
【0015】
また、この発明に従ったセンサ取付構造は、電槽とセンサケースとを備える。電槽は収納部材と蓋体とを含む。収納部材は発電要素を保持するものである。蓋体は、発電要素を収納部材の内部に挿入するため収納部材に形成された挿入口を覆うものである。蓋体にはセンサ取付用開口部が形成されている。センサケースは、センサ取付用開口部に挿入されるとともに、蓋体と接続されている。センサケースは、電槽を構成する収納部材の内部に発電要素を挿入する挿入方向と同じ方向から前記発電要素と接触している。
【0016】
このようにすれば、電槽を構成する蓋体とは独立した部材としてセンサケースを備えるので、予め電槽内(収納部材の内部)に発電要素を配置した上で、センサ取付用開口部にセンサケースを装入、固定することができる。このとき、センサケースの先端部が発電要素の表面に押圧され接触した状態で、センサケースを蓋体に接続できる。したがって、センサケースを発電要素に確実に接触させることができる。このため、センサケース内にたとえば温度センサを配置すれば、発電要素の熱は直接センサケースを介して温度センサに伝わるので、高い精度で発電要素の温度を測定できる。
【0017】
上記センサ取付構造において、センサケースと蓋体とは熱溶着することにより接続固定されていてもよい。
【0018】
この場合、たとえば蓋体とセンサケースとを樹脂により構成し、センサケースを発電要素に押圧した状態で、センサケースと蓋体との接触部を加熱すれば、この接触部を溶融させて熱溶着部とすることができる。この結果、センサケースを確実に発電要素と接触させた状態とすることができるとともに、センサ取付用開口部をセンサケースと蓋体との接続部(熱溶着部)により封止することができる。
【0019】
上記センサ取付構造において、センサケースは、センサ保持部材とカバー部材とを含んでいてもよい。センサ保持部材は、蓋体のセンサ取付用開口部に挿入され、センサを配置するための凹部を有していてもよい。カバー部材は、センサ保持部材が挿入されたセンサ取付用開口部を覆うとともに蓋体の表面上にまで延在し、センサ保持部材の凹部につながる貫通孔を有していてもよい。カバー部材は、蓋体と接続固定されるとともに、センサ保持部材と接続固定されていてもよい。
【0020】
この場合、センサ保持部材を発電要素に接触させる、あるいは固定する工程を実施した後、カバー部材をセンサ保持部材および蓋体と接続固定することができる。このため、センサ保持部(センサケース)を蓋体に接続固定する工程を考慮することなく、センサ保持部材を発電要素に接触・固定させる接続部の構造を選択できる。たとえば、センサ保持部と発電要素とをネジ構造などで確実に固定した後、カバー部材をセンサ保持部と蓋体とに接続固定することで、センサ取付用開口部をカバー部材で封止することができる。
【0021】
上記センサ取付構造では、発電要素において、前記センサケースが接触する表面の部分にはガイド用凸部が形成されていてもよい。ガイド用凸部はセンサケースを案内するためのものであってもよい。
【0022】
この場合、センサ取付用開口部にセンサケースを挿入し、センサケースの先端部を発電要素に押圧する際、センサケースをガイド用凸部により案内できる。そのため、センサケースの先端部が発電要素の表面において接触する領域の位置を正確に決定できる。
【0023】
上記センサ取付構造において、センサケースは、発電要素との接触部において発電要素に固着していてもよい。
【0024】
この場合、センサケースと発電要素とが互いに固着した領域を介して発電要素の熱がセンサケースへ確実に伝わる。そのため、センサケース内に温度センサなどを配置することで、発電要素の温度を精度よく測定することができる。
【0025】
また、発電要素とセンサケースとが固着しているので、電槽に衝撃や応力などが加えられても、センサケースと発電要素とが分離することを防止できる。したがって、センサケースと発電要素とが離れることによる温度測定の精度低下が起きる可能性を低減できる。
【0026】
上記センサ取付構造では、上記接触部において、センサケースの表面にケース側ネジ溝が形成されていてもよく、かつ、発電要素の表面に発電要素側ネジ溝が形成されていてもよい。センサケースと発電要素とは、ケース側ネジ溝と発電要素側ネジ溝とが係合することにより固定されていてもよい。
【0027】
この場合、ネジ構造によりセンサケースと発電要素とを確実に固着できる。
上記センサ取付構造において、発電要素は、積層された複数の電極板と、複数の電極板が接続された集電板とを含んでいてもよい。センサケースは集電板の表面と接触していてもよい。また、センサケースは集電板の表面と固着されていることが好ましい。
【0028】
この場合、発電要素を構成する集電板は比較的剛性の高い材料により構成されるので、センサケースを発電要素の集電板に押圧して固定する際、発電要素側が変形してセンサケースと発電要素との間に間隙が形成されるといった危険性を低減できる。
【0029】
上記センサ取付構造において、センサ保持部材の内部に温度センサが保持されていてもよい。
【0030】
この場合、温度センサにより発電要素の温度を精度よく測定できる。
この発明に従った電池は、上記センサ取付構造を備えるものである。
【0031】
このようにすれば、高い精度で温度などのデータを測定することが可能な電池を容易に実現できる。したがって、電池において上述のように高い精度で測定された温度データに基づいて、電池の温度制御を正確に行なうことができる。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照番号を付しその説明は繰返さない。
【0033】
(実施の形態1)
図1は、本発明によるセンサ取付構造を適用した電池モジュールの実施の形態1を含む電池パックの斜視模式図である。図2は、図1に示した電池パックを含む電池システムを用いた自動車のブロック図である。図3は、図1に示した電池パックの展開模式図である。図4は、図1に示した電池パックの一部であるモジュール集合体を構成する本発明による電池モジュールの斜視模式図である。図5は、図4の線分V−Vにおける部分断面模式図である。図6は、図5に示した電池モジュールのセンサ取付部の拡大断面模式図である。図1〜図6を参照して、本発明によるセンサ取付構造を適用した電池モジュールの実施の形態1を含む電池システムを説明する。
【0034】
本発明による電子システムは、自動車の車両に搭載される電子システムであって、図1に示すような電池パック5と、この電池パック5に冷却風を供給するためのファンおよび冷却風を自動車の外部へと排出する排気ダクト、電池システムのメンテナンスなどのために用いられる安全装置、さらには電池システムを制御するためのバッテリコンピュータなどを備える。
【0035】
図2に示すように、本発明による電子システムを適用した自動車1は、制御部2と、本発明による電池システムを含む電池部3と、駆動部4とを備える。制御部2は電池部3および駆動部4を制御する。駆動部4は、電池部3から供給される電流によって駆動するモータなどの電動機以外に、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンなどの内燃機関を備えていてもよい。すなわち、自動車1には、電池部3から供給される電流によって駆動するモータなどの電動機のみを駆動源とする電気自動車のみではなく、駆動源としてガソリンエンジンなど電動機以外の駆動手段を備えたいわゆるハイブリッドカーも含まれる。
【0036】
図1に示した電池パック5は、図3に示すように、バッテリカバー6およびロワーケース12からなる電池パック外装部材の内部に、モジュール集合体11が収容された構造となっている。モジュール集合体11は複数の電池モジュール17を積層して形成されている。なお、積層された電池モジュール17の間には、図示していないが冷却風を流通させることができるように、冷却風流路としての間隙が形成されている。電池モジュール17としては、たとえばニッケル−水素電池などの二次電池を用いることができる。電池としての電池モジュール17は、いわゆる角型平板状の外形を有している。
【0037】
電池モジュール17は複数の電池セルを含む。具体的には、図4に示すように、電池モジュール17は、ケース22と蓋体23とからなる電槽としてのモジュールケースと、このモジュールケースの内部に配置され、隔壁により仕切られた6つの電池セル21a〜21fとを備える。電槽としてのケース22および蓋体23からなるモジュールケースの材料としては樹脂を用いることができる。ケース22の長軸方向における端面上には、端子16が形成されている。また、ケース22の上記端面上には、端子16下に位置する部分にセンサ取付構造としてのセンサ取付部18が形成されている。なお、センサ取付部18の構造については後述する。
【0038】
また、ケース22の側面上には電池モジュール17の間に冷却風流路としての間隙を形成するための突起部20が形成されている。電池モジュール17を積層したモジュール集合体11(図3参照)では、電池モジュール17の突起部20同士が当接することにより、電池モジュール17の間に間隙が形成される。なお、図4では排気端子15(図5参照)の図示を省略するとともに、電池セル21a〜21fを説明するためにケース22および蓋体23の一部を除去した状態を示している。
【0039】
電池モジュール17に含まれる電池セル21a〜21fは、それぞれ基本的に同様の構造を備える。以下、電池セル21aを例として説明する。電池セル21aは、たとえばシート状の複数の電極部材をセパレータによって絶縁状態として相互に重ねて構成された積層電極体19と、積層電極体19を挟むように配置された1対の集電板24a、24b(図5参照)とからなる。なお、積層電極体19には電解液が含浸あるいは注入されている。
【0040】
積層電極体19においては、正極となる電極部材と、負極となる電極部材とが交互に積層されている。正極となる電極部材の端部は、一括して一方の集電板24bに接続されている。また、負極となる電極部材の端部は、一括して他方の集電板24aに接続される。この結果、正極となるすべての電極部材と一方の集電板24bとが電気的に接続された状態となる。また、負極となるすべての電極部材と他方の集電板24aとが電気的に接続された状態となる。
【0041】
そして、図5に示すように、集電板24bの上部において、集電板24bに接続するように端子16が配置されている。また、集電板24aの上部においては、隔壁を介して隣接する電池セル21b(図4参照)の一方の集電板と集電板24aとが電気的に接続されている。また、他の電池セル21b〜21f(図4参照)の間は図5に示した集電板24aと隣接する電池セル21bの一方の集電板との接続部と同様の構造によって電気的に接続される。この結果、電池モジュール17(図4参照)に含まれる電池セル21a〜21f(図4参照)は電気的に直列接続されている。なお、電池セル21a〜21fを構成する積層電極体19(図5参照)および集電板24a、24bからなる発電要素の構成は、上述したような構成に限らず他の構成であってもよい。
【0042】
そして、電池モジュール17の端面上には、既に述べたように端子16下に位置する部分にセンサ取付部18が配置されている。センサ取付部18は、図5に示すように電池モジュール17のケース22の端部に位置する側壁に形成された開口部27と、このセンサ取付用開口部としての開口部27に嵌め込まれたセンサ収納ケース25とからなる。ケース22の側壁に形成された開口部27の平面形状は円形状である。そして、この開口部27に挿入されたセンサケースとしてのセンサ収納ケース25は樹脂製であって、底壁を有する円筒状の形状を有している。なお、センサ収納ケース25は、ケース22と同じ材料により構成されることが好ましい。
【0043】
センサ収納ケース25には、中心軸に沿って延びるように形成された開口部29が形成されている。図6に示すように、センサ収納ケース25の底壁53は、電池セル21a(図5参照)の集電板24bの側面に押圧され接触した状態で配置されている。センサ収納ケース25の一方端部(集電板24bと接触する底壁25が位置する領域(先端部)とは反対側に位置する領域)には、開口部29が延びる方向に対して放射方向に延びるようにフランジ部54が形成されている。フランジ部54の外周部とケース22における開口部27の上縁部28とは、熱溶着部26を介して接続固定されている。
【0044】
なお、ケース22にセンサ収納ケース25を取付ける工程としては、たとえば次に述べるような工程を用いることができる。以下、図7に基づいてセンサ収納ケース25をケース22に取付ける工程を簡単に説明する。図7は、センサ収納ケースを電池モジュールのケースへと取付ける工程を説明するための部分断面模式図である。
【0045】
図7に示すように、まず開口部27が形成された電池モジュール17(図4参照)のケース22を準備する。ケース22では、開口部27を囲むように、ケース22の側壁から外側に突出した上縁部28が形成されている。
【0046】
そして、このケース22の内部に積層電極体19および集電板24a、24b(図5参照)からなる発電要素を配置する。具体的には、積層電極体19を含む発電要素を図5の矢印55に示す方向からケース22の内部へと挿入する。その後、図7に示すように、矢印31により示した方向から、センサ収納ケース25をケース22の開口部27へと挿入する。この結果、ケース22における開口部27の上縁部28と、センサ収納ケース25のフランジ部54の外縁部30とが接触する。そして、さらにセンサ収納ケース25を矢印31に示した方向に押圧しながら、センサ収納ケース25の外縁部30とケース22の開口部27における上縁部28との接触部を加熱する。このようにして、熱溶着部26(図6参照)を形成しながら、センサ収納ケース25の先端部の底壁53が集電板24bの表面32に接触するまで、センサ収納ケース25を矢印31に示した方向に移動させる。
【0047】
この結果、ケース22の内部において、積層電極体19(図5参照)をケース22(図5参照)の内部に挿入する挿入方向である矢印55(図5参照)により示す方向とは異なる方向から、センサ収納ケース25の底壁53が集電板24bの表面32に押圧される。そして、この状態で、熱溶着部26(図5参照)を形成できる。センサ収納ケース25とケース22とは熱溶着部26によって接続固定される。
【0048】
このように、図7の矢印31で示した方向にセンサ収納ケース25が押圧された状態で熱溶着部26(図6参照)が形成されているので、センサ収納ケース25の底壁53と集電板24bの表面とが確実に接触した状態で、センサ収納ケース25をケース22へと固定することができる。
【0049】
そして、図6に示すように、センサ収納ケース25に形成された開口部29の内部に温度センサ13を挿入する。このようにすれば、積層電極体19および集電板24a、24b(図5参照)からなる発電要素の温度を、集電板24b、センサ収納ケース25の底壁53を介して温度センサ13により精度よく検出することができる。
【0050】
つまり、電槽を構成するケース22(図5参照)とは独立した部材としてセンサ収納ケース25(図5参照)を備えるので、予めケース22内に発電要素である積層電極体19(図5参照)および集電板24a、24bを配置した上で、センサ取付用開口部としての開口部27にセンサ収納ケース25を装入、固定することができる。このとき、センサ収納ケース25の先端部が集電板24bの表面に接触・押圧された状態で、センサ収納ケース25をケース22に接続できる。したがって、センサ収納ケース25を集電板24bに確実に接触させることができる。このため、温度センサ13(図5参照)により、高い精度で積層電極体19および集電板24a、24bなどからなる発電要素の温度を測定できる。
【0051】
また、上述のような工程により、図6に示すようにセンサ収納ケース25の底壁53は集電板24bの表面に押圧された状態となるので、センサ収納ケース25の底壁53と集電板24bの表面32(図7参照)との間に間隙が形成されるといった危険性を低減できる。したがって、確実に積層電極体19の温度(すなわち電池セル21aの温度)を高精度で検出することができる。
【0052】
また、センサ収納ケース25とケース22とは、熱溶着部26において熱溶着することにより接続固定されている。そのため、図7に示したような工程により、センサ収納ケース25を確実に集電板24bと接触させた状態とすることができるとともに、開口部27をセンサ収納ケース25とケース22との接続部(熱溶着部26)により封止することができる。
【0053】
また、集電板24bは、比較的剛性の高い材料から構成されているので、センサ収納ケース25を集電板24bに押圧してケース22と固定する際、集電板24b側が変形してセンサ収納ケース25と集電板24bとの間に間隙が形成されるといった危険性を低減できる。
【0054】
上述したようなセンサ取付部18(図4参照)を有する電池モジュール17(図4参照)を積層して、図3に示すようなモジュール集合体11は構成されている。なお、モジュール集合体11を構成する電池モジュール17のすべてについて上述したようなセンサ取付部18(図4参照)を形成してもよいが、図3に示すようにモジュール集合体11を構成する電池モジュール17のうちの一部のみについて、図3に示すようにセンサ取付部を形成してもよい。
【0055】
そして、本発明によるセンサ取付部18(図4参照)を有する電池モジュール17(図3参照)を含む電池パック5では、図3に示すように、上述のような電池モジュール17により構成されるモジュール集合体11の両端部に拘束プレート10a、10bが配置されている。拘束プレート10a、10bは、拘束パイプ8a、8bにより互いに接続固定されている。なお、拘束プレート10a、10bはロワーケース12に固定されている。また、個々の電池モジュール17もロワーケース12に固定されている。
【0056】
そして、モジュール集合体11を構成する電池モジュール17のそれぞれの側面(端面)上には、上述のように電池モジュール17へと電流の入出力を行なうための端子16が形成されている。この電池モジュール17の端子16を互いに接続するため、モジュール集合体11の側面上にはバスバーモジュール9a、9bが配置されている。バスバーモジュール9a、9bが電池モジュール17のそれぞれの端子16に接続されることにより、モジュール集合体11では電池モジュール17が互いに電気的に直列接続される。
【0057】
そして、モジュール集合体11の側面においては、端子16下に位置する領域において、上述したセンサ取付部18に挿入固定される温度センサ13およびハーネスが配置されている。また、モジュール集合体11の上部表面上には、電池モジュール17から排気される水素ガスなどを排出するための安全弁を内蔵した排気端子15が形成されている。この排気端子15上には、排気端子15と接続され、電池モジュール17から排出される水素ガスなどを電池パック5の外部へと排出するための排気ホース7が設置されている。なお、モジュール集合体11の上部表面とバッテリカバー6との間には冷却風流路となる間隙が形成されている。また、モジュール集合体11の下部表面とロワーケース12との間にも、冷却風流路となる間隙が形成されている。
【0058】
本発明による電池システムでは、上述した温度センサ13によって検出される電池モジュール17の温度の測定結果に応じて、モジュール集合体11の温度を所定の範囲に保持するため、モジュール集合体11へブロアファンなどを用いて冷却風が供給される。冷却風の供給方法としては、図1に示すようにモジュール集合体11(図3参照)の上部表面側から下部表面側へと矢印14で示した方向に冷却風を流してもよい(つまり、上述したモジュール集合体11の上部表面とバッテリカバー6との間に形成された間隙に冷却風を供給し、この間隙からモジュール集合体11を構成する電池モジュール17の間の間隙を介してモジュール集合体11の下部表面とロワーケース12(図3参照)との間に形成された間隙へと冷却風を流してもよい)。なお、このロワーケース12(図3参照)とモジュール集合体11(図3参照)の下部表面との間の間隙から電池パック5の外部へと冷却風を排出してもよい。
【0059】
また、図1の矢印14に示した方向とは逆向き、すなわちモジュール集合体11の下部表面側から上部表面側へと冷却風を流してもよい。すなわち、モジュール集合体11の下部表面とロワーケース12との間の間隙に冷却風を供給し、このモジュール集合体11の下側の間隙からモジュール集合体11を構成する電池モジュール17の間の間隙を介してモジュール集合体11の上部表面とバッテリカバー6との間の間隙へと冷却風を流してもよい。そして、このモジュール集合体11の上部表面側の間隙から電池パック5の外部へと冷却風を排出してもよい。
【0060】
なお、上述のようにモジュール集合体11においては、電池モジュール17(図4参照)の側面に形成された突起部20(図4参照)により電池モジュール17の間に冷却風流路として作用する間隙が形成される。そのため、冷却風はモジュール集合体11における電池モジュール17の間の間隙を介して、モジュール集合体11の上部表面側から下部表面側へ、あるいは下部表面側から上部表面側へと流通することができる。
【0061】
図8は、図1〜図7に示した電池システムを構成する電池モジュールの実施の形態1の第1の変形例を示す部分拡大断面模式図である。図8を参照して、本発明による電池モジュールの実施の形態1の第1の変形例を説明する。なお、図8は図6に対応する。
【0062】
図8に示したように、電池モジュールにおけるセンサ取付構造としてのセンサ取付部18は、基本的には図1〜図7に示した電池システムにおけるセンサ取付構造18(図6参照)と同様の構造を備えるが、センサ収納ケース25の先端部(底壁53)が接触する集電板24bの表面の構造が異なる。すなわち、図8に示した電池システムの電池モジュールにおけるセンサ取付部18では、集電板24bの表面においてセンサ収納ケース25の底壁53が接触する部分を囲むようにガイドフックとして作用する突起部33が形成されている。センサ収納ケース25の先端部(底壁53)は、このガイド用凸部としての突起部33によって囲まれた領域である凹部56に挿入された状態となっている。
【0063】
このようにしても、図1〜図7に示した電池モジュールにおけるセンサ取付部18(図6参照)と同様の効果を得ることができる。さらに、このようなガイド部材として作用する突起部33が形成されていることから、センサ収納ケース25をケース22へと取付ける際に、集電板24bの表面の所定の領域(凹部56)へとセンサ収納ケース25の先端部(底壁53が形成された端部)を確実に案内することができる。
【0064】
図9は、図1〜図7に示した電池システムを構成する電池モジュールの実施の形態1の第2の変形例を示す斜視模式図である。図10は、図9の線分X−Xにおける部分断面模式図である。図9および図10を参照して、本発明による電池モジュールの実施の形態1の第2の変形例を説明する。なお、図9は図4に対応する。また、図10は、図9に示した電池モジュール17の線分X−Xにおける水平方向での部分断面模式図となっている。
【0065】
図9および図10に示すように、本発明による電池モジュールの実施の形態1の第2の変形例は、基本的には図1〜図7に示した電池システムに含まれる電池モジュール17(図4参照)と同様の構造を備えるが、電池モジュール17(図9参照)におけるセンサ取付部18の位置が異なっている。すなわち、図9に示した電池モジュール17では、電池モジュール17の側面(突起部20が形成されいる側面)にセンサ取付部18が配置されている。図10から分かるように、センサ取付部18の構造は、基本的には図1〜図7に示した電池システムにおける電池モジュールのセンサ取付部18(図6参照)の構造と同様である。ただし、図10に示すように、センサ収納ケース25の先端部(底壁53が位置する端部)は、積層電極体19において電極部材36、37およびセパレータ38が積層された積層方向とほぼ同じ方向から積層電極体19に接触するように配置されている。つまり、積層電極体19の最外周側に位置する電極部材36の表面52にセンサ収納ケース25の先端部(底壁53が位置する端部)は押圧されて接触している。
【0066】
このようにしても、図1〜図7に示した電池モジュールと同様の効果を得ることができる。
【0067】
なお、図10から分かるように、積層電極体19および集電板24a、24bからなる発電要素は、ケース22の内部を隔壁35によって仕切ることにより形成されたセル配置室34の内部に配置されている。積層電極体19において、負極として作用する電極板としての電極部材36は集電板24bにその端部が接続されている。また、正極として作用する電極板としての電極部材37は、その端部が集電板24aに接続されている。これらの電極部材36、37は、セパレータ38を介して交互に積層配置されている。
【0068】
また、センサ取付部18は、図1〜図7に示したような電池モジュール(図4参照)の端面、あるいは図9に示した電池モジュール17の側面に配置してもよいが、電池モジュール17を構成するケース22(図9参照)の表面のうち、上述した領域以外のどの部分に配置してもよい。たとえば、ケース22の底壁面、あるいは図9においてセンサ取付部18が設置されている側面と反対側に位置する側面、あるいは図9において端子16が示されている端面と反対側に位置する端面などに配置してもよい。
【0069】
(実施の形態2)
図11は、本発明による電池モジュールの実施の形態2を説明するための部分断面模式図である。図11は、本発明による電池システムを構成する電池モジュールの実施の形態2において、センサ取付部18を拡大して示したものである。図12は、図11に示したセンサ取付部18の構造を説明するための分解図である。図11および図12を参照して、本発明による電池モジュールの実施の形態2を説明する。
【0070】
図11および図12を参照して、本発明による電池モジュールの実施の形態2は、基本的には図1〜図7に示した電池システムに含まれる電池モジュール17(図4参照)と同様の構造を備えるが、電池モジュール17(図4参照)の端面に配置されたセンサ取付部18の構造が異なる。すなわち、図11に示した電池モジュールのセンサ取付部18では、集電板24bの表面にネジ穴45が形成されている。ネジ穴45の側壁には発電要素側ネジ溝としてのネジ溝が形成されている。また、センサ保持部材としてのセンサ収納部材40の先端部のネジ溝部46における表面には、ケース側ネジ溝としてのネジ溝が形成されている。そして、このネジ穴45に、センサ収納部材40の先端部のネジ溝部46(図12参照)がねじ込まれて固着されている(つまり、センサ収納部材40と集電板24bとは、ネジ溝部46に形成されたネジ溝とネジ穴45の側壁に形成されたネジ溝とが係合することにより固定されている)。そして、センサ収納部材40は、ケース22に形成された開口部27に挿入された状態となっている。なお、センサ収納部材40は、底壁を有する円筒形状の部材である。
【0071】
そして、ケース22の開口部27の上縁部28およびセンサ収納部材40の上端部49(図12参照)とそれぞれ熱溶着部41a、41bにより接続固定されたカバー部材39が配置されている。カバー部材39は開口部27を覆うように配置されている。カバー部材39のほぼ中央部には、貫通孔としての開口部43が形成されている。カバー部材39の開口部43は、センサ収納部材40の凹部としての開口部42と重なる位置に配置されている。カバー部材39とセンサ収納部材40とからセンサ収納ケース(センサケース)が構成される。
【0072】
このような構造のセンサ取付部18によっても、図1〜図7に示した電池システムの電池モジュールにおけるセンサ取付部18(図6参照)と同様の効果を得ることができる。また、センサ収納部材40のネジ溝部46を集電板24bのネジ穴45にねじ込んで固定しているので、センサ収納部材40と集電板24bとを確実に固定することができる。
【0073】
このようにすれば、センサケースとしてのセンサ収納部材40と発電要素を構成する集電板24bとが互いに固着した領域を介して、発電要素の熱がセンサ収納部材40へ確実に伝わる。そのため、センサ収納部材40内に温度センサ13(図11参照)を配置することで、発電要素の温度を精度よく測定することができる。
【0074】
また、集電板24bとセンサ収納部材40とがネジ構造によって固着しているので、電池モジュールを構成するケース22に衝撃や応力などが加えられても、センサ収納部材40と集電板24bとが分離することを防止できる。
【0075】
なお、図11に示したセンサ取付部18は、以下のような方法により製造することができる。すなわち、図12に示すように、まず開口部27が形成されたケース22を準備する。このケース22の内部に集電板24bおよび積層電極体19を含む発電要素を挿入する。そして、センサ収納部材40を開口部27の内部に挿入する。さらに、センサ収納部材40の先端部のネジ溝部46を集電板24bのネジ穴45へとねじ込んで固定する。
【0076】
その後、センサ収納部材40の上端部49(図12参照)およびケース22の開口部27における上縁部28(図12参照)に接触するようにカバー部材39を配置する。そして、カバー部材39と上縁部28および上端部49とを熱溶着する。この結果、カバー部材39の端部47(図12参照)とケース22の開口部27における上縁部28との間に熱溶着部41a(図11参照)が形成される。また、カバー部材39の内周部48(図12参照)とセンサ収納部材40の上端部49(図12参照)との間に熱溶着部41b(図11参照)が形成される。この結果、カバー部材39によりケース22の内部の空間(積層電極体19などが配置された空間)を、ケース22の外部に対して密閉することができる。その後、カバー部材39の開口部43を介してセンサ収納部材40の開口部42の内部へと温度センサ13を挿入固定する。このようにして、図11に示すセンサ取付部18を製造することができる。
【0077】
このように、センサ収納部材40とは別部材であるカバー部材39を用いるので、集電板24bのネジ穴45(図12参照)へとセンサ収納部材40のネジ溝部46(図12参照)をねじ込む工程を行なった後に、ケース22の開口部27を封止するためカバー部材39をケース22およびセンサ収納部材40と熱溶着する工程を行なうことができる。すなわち、温度センサ13(図11参照)が収納されるセンサ収納部材40を確実に集電板24bに接続固定すると同時に、開口部27のシール性を確保することができる。また、開口部27を封止する工程とは独立して、センサ収納部材40を集電板24bに固着させる工程を実施するので、上記封止する工程とは無関係にセンサ収納部材40と集電板24bとの接合構造を選択できる。
【0078】
また、カバー部材39とセンサ保持部材としてのセンサ収納部材40および電槽としてのケース22との間の接続部を熱溶着部41a、41bとすることで、シール性に優れた接続部を形成できる。したがって、開口部27からケース22の外部に発電要素を構成する電解液などが漏れる危険性を低減できる。
【0079】
なお、収納部材40と集電板24bとの固定部の構造としては、ネジ構造以外のどのような固定方法を用いてもよい。たとえば、集電板24bの表面に凹部を形成しておき、この凹部に収納部材40の先端部を嵌め込んで固定してもよい。
【0080】
また、図11および図12に示したセンサ取付部18は、ケース22の他の壁面に配置してもよい。
【0081】
(実施の形態3)
図13は、本発明による電池モジュールの実施の形態3を示す部分断面模式図である。図13は、本発明による電池システムを構成する電池モジュールの実施の形態3に含まれる1つの電池セルを示している。図13を参照して、本発明による電池モジュールの実施の形態3を説明する。なお、図13は図5に対応する。
【0082】
本発明による電池モジュールの実施の形態3は、基本的には図1〜図7に示した電池システムに含まれる電池モジュールと同様の構造を備えるが、電池モジュール17(図4参照)におけるセンサ取付部18(図4参照)の位置が異なる。すなわち、図13に示した電池システムでは、電池モジュール17のモジュールケースを構成する蓋体23にセンサ取付用開口部としての開口部50が形成され、この開口部50にセンサケースとしてのセンサ収納ケース25が挿入されている。センサ収納ケース25と蓋体23とは、熱溶着部26によって接続固定されている。熱溶着部26は、センサ収納ケース25の外縁部30と蓋体23の開口部50の上縁部28との間に形成されている。
【0083】
センサ収納ケース25の先端部は、積層電極体19の電極部材などの上部表面51に押圧して接触するように配置されている。つまり、センサ収納ケース25は、ケース22の内部に積層電極体19を挿入する挿入方向と同じ方向から積層電極体19と接触している。
【0084】
図13に示したセンサ取付部18では、図1〜図7に示した電池システムを構成する電池モジュールにおけるセンサ取付部18(図6参照)と同様に、センサ収納ケース25を蓋体23の開口部50に挿入して、積層電極体19の上部表面51へと押圧した状態でセンサ収納ケース25の外縁部30と蓋体23の開口部50における上縁部28との間を熱溶着している。この結果、図1〜図7に示した電池システムにおけるセンサ取付部18(図6参照)と同様に、センサ収納ケース25の先端分は積層電極体19の上部表面51に確実に接触する。このようにしても、温度センサ13によって積層電極体19の温度を精度よく測定することができる。つまり、図1〜図7に示した電池モジュールと同様の効果を得ることができる。
【0085】
また、図13に示したセンサ収納ケース25に代えて、図11に示したセンサ保持部材としてのセンサ収納部材40(図11参照)およびカバー部材39(図11参照)を用いてもよい(つまり、図13のセンサ取付部18の構造として、図11に示したセンサ取付部18の構造を適用してもよい)。この場合、センサ収納部材40(図11参照)を開口部50の内部に挿入するとともに、その先端部を積層電極体19(図13参照)の上部表面に接触させる。そして、カバー部材39(図11参照)を、センサ収納部材40が挿入された開口部50(図13参照)を覆うように配置する。カバー部材39(図11参照)は、開口部50(図13参照)を覆うとともに蓋体23の表面上としての上縁部28表面上にまで延在する。また、カバー部材39(図11参照)には、センサ収納部材40の開口部42(図11参照)につながる貫通孔としての開口部43(図11参照)が形成されている。カバー部材39は、蓋体23(図13参照)の上縁部28と接続固定されるとともに、センサ収納部材40(図11参照)と接続固定される。この場合、図11に示したセンサ取付部18による効果と同様の効果を得ることができる。
【0086】
なお、上述した実施の形態では、複数の電池セル21a〜21f(図4参照)を含む電池モジュール17(図4参照)を用いて説明したが、本発明によるセンサ取付部18(図4参照)は、単一の電池セルからなる電池、あるいは単一の電池セルを積層したような電池集合体にも適用可能である。また、図1〜図7に示した電池システムでは、図4に示したような電池モジュール17を積層したモジュール集合体11に代えて、上述した単一セルからなる電池、あるいは単一セルを積層した電池集合体を用いてもよい。
【0087】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した実施の形態ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0088】
【発明の効果】
このように、本発明によれば、発電要素を内部に保持する電槽とは別部材であるセンサケースを、発電要素と接触した状態で電槽に設置するので、発電要素にセンサケースを確実に接触させることができる。このため、センサケースの内部に配置された温度センサなどにより、発電要素の温度を正確に測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるセンサ取付構造を適用した電池モジュールの実施の形態1を含む電池パックの斜視模式図である。
【図2】図1に示した電池パックを含む電池システムを用いた自動車のブロック図である。
【図3】図1に示した電池パックの展開模式図である。
【図4】図1に示した電池パックの一部であるモジュール集合体を構成する本発明による電池モジュールの斜視模式図である。
【図5】図4の線分V−Vにおける部分断面模式図である。
【図6】図5に示した電池モジュールのセンサ取付部の拡大断面模式図である。
【図7】センサ収納ケースを電池モジュールのケースへと取付ける工程を説明するための部分断面模式図である。
【図8】図1〜図7に示した電池システムを構成する電池モジュールの実施の形態1の第1の変形例を示す部分拡大断面模式図である。
【図9】図1〜図7に示した電池システムを構成する電池モジュールの実施の形態1の第2の変形例を示す斜視模式図である。
【図10】図9の線分X−Xにおける部分断面模式図である。
【図11】本発明による電池モジュールの実施の形態2を説明するための部分断面模式図である。
【図12】図11に示したセンサ取付部18の構造を説明するための分解図である。
【図13】本発明による電池モジュールの実施の形態3を示す部分断面模式図である。
【符号の説明】
1 自動車、2 制御部、3 電池部、4 駆動部、5 電池パック、6 バッテリカバー、7 排気ホース、8a,8b 拘束パイプ、9a,9b バスバーモジュール、10a,10b 拘束プレート、11 モジュール集合体、12ロワーケース、13 温度センサ、14,31,55 矢印、15 排気端子、16 端子、17 電池モジュール、18 センサ取付部、19 積層電極体、20 突起部、21a〜21f 電池セル、22 ケース、23 蓋体、24a,24b 集電板、25 センサ収納ケース、25 底壁、26 熱溶着部、27,29,42,43,50 開口部、28 上縁部、30 外縁部、32 表面、33 突起部、34 セル配置室、35 隔壁、36,37 電極部材、38 セパレータ、39 カバー部材、40 センサ収納部材、41a,41b熱溶着部、45 ネジ穴、46 ネジ溝部、47 端部、48 内周部、49上端部、51 上部表面、52 表面、53 底壁、54 フランジ部、56凹部。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a sensor mounting structure and a battery, and more particularly, to a sensor mounting structure and a battery capable of improving detection accuracy of a sensor such as temperature.
[0002]
[Prior art]
In recent years, an electric vehicle using an electric motor as a drive source, and a so-called hybrid car having a plurality of types of drive sources such as an electric motor and a gasoline engine have been put into practical use. Such an electric vehicle or the like is equipped with a battery for supplying electricity, which is energy to an electric motor or the like. As this battery, a secondary battery such as a NiCd battery (Ni-Cd battery), a nickel-hydrogen battery, and a lithium ion battery that can be repeatedly charged and discharged is used.
[0003]
Such a secondary battery generates heat as it is charged and discharged. When the temperature of the secondary battery rises beyond a predetermined range, problems such as deterioration of the characteristics of the secondary battery or shortening of the service life occur. Therefore, control is performed such that the temperature of the secondary battery is detected by a temperature sensor or the like, and the secondary battery is cooled based on the detected temperature. In order to perform such control accurately, it is necessary to accurately detect the temperature of the battery.
[0004]
As described above, various structures have been conventionally proposed to accurately detect the temperature of the battery. For example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 2001-35547 discloses that in a battery in which a power generating element is housed inside a battery case, a bottomed temperature detection hole is provided in a lid of the battery case, and the bottom of the temperature detection hole is provided inside the temperature detection hole. A structure is disclosed in which a temperature detector (temperature sensor) is disposed while being urged against a wall. In JP-A-2001-35547, the bottom wall (tip) of the temperature detection hole is in contact with or close to the power generating element. According to such a structure, the temperature of the battery can be accurately detected.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, according to Japanese Patent Application Laid-Open No. 2001-35547, the bottom wall (tip) of the temperature detection hole may not be in close contact with the power generation element due to dimensional variation of the temperature detection hole formed in the lid. . When the distal end of the temperature detection hole is located away from the power generating element (via a gap) in this manner, the heat of the power generating element is dissipated more than when the distal end of the temperature detection hole is in close contact with the power generating element. It is difficult to transmit to the tip. For this reason, the accuracy (detection accuracy) of the temperature data of the power generation element detected by the temperature sensor disposed inside the temperature detection hole may be deteriorated.
[0006]
The present invention has been made to solve the above problems, and an object of the present invention is to provide a sensor mounting structure capable of detecting data such as a battery temperature with high accuracy and such a sensor mounting structure. An object of the present invention is to provide a battery having a sensor mounting structure.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
A sensor mounting structure according to the present invention includes a battery case and a sensor case. The battery case has a sensor mounting opening formed therein and holds a power generating element therein. The sensor case is inserted into the sensor mounting opening of the battery case and is connected to the battery case. The sensor case is in contact with the power generation element from a direction different from an insertion direction in which the power generation element is inserted into the battery case.
[0008]
According to this configuration, since the sensor case is provided as a member independent of the battery case, it is possible to insert and fix the sensor case in the sensor mounting opening after arranging the power generating element in the battery case in advance. . At this time, the sensor case can be connected to the battery case with the tip of the sensor case in contact with the surface of the power generating element and pressed against the surface. Therefore, the sensor case can be reliably brought into contact with the power generation element. For this reason, since the heat of the power generation element is directly transmitted to the sensor case, the temperature of the power generation element can be measured with high accuracy by, for example, disposing a temperature sensor in the sensor case.
[0009]
In the above-mentioned sensor mounting structure, the sensor case and the battery case may be connected and fixed by heat welding.
[0010]
In this case, for example, if the battery case and the sensor case are made of resin, and the contact portion between the sensor case and the battery case is heated in a state where the sensor case is pressed against the power generation element, the contact portion is melted and thermally welded. Part. As a result, the sensor case can be reliably brought into contact with the power generating element, and the sensor mounting opening can be sealed by the connection portion (heat welding portion) between the sensor case and the battery case.
[0011]
In the sensor mounting structure, the sensor case may include a sensor holding member and a cover member. The sensor holding member may be inserted into the sensor mounting opening of the battery case, and may have a concave portion for disposing the sensor. The cover member may have a through hole that covers the sensor mounting opening in which the sensor holding member is inserted and extends to the surface of the battery case, and is connected to a concave portion of the sensor holding member. The cover member may be connected and fixed to the battery case, and may be connected and fixed to the sensor holding member.
[0012]
In this case, after performing the step of bringing the sensor holding member into contact with or fixing the power generation element, the cover member can be connected and fixed to the sensor holding member and the battery case. For this reason, it is possible to select the structure of the connecting portion for contacting and fixing the sensor holding member to the power generating element without considering the step of connecting and fixing the sensor holding member to the battery case (the degree of freedom in selecting the structure of the connecting portion is large. it can). For example, after securely fixing the sensor holding member and the power generating element with a screw structure or the like, the sensor mounting opening is sealed with the cover member by connecting and fixing the cover member to the sensor holding member and the battery case. Can be.
[0013]
In the above-mentioned sensor mounting structure, the cover member, the battery case and the sensor holding member may be connected and fixed by heat welding.
[0014]
In this case, the connection between the cover member, the sensor holding member, and the battery case is thermally welded to form a connection with excellent sealing properties. Therefore, it is possible to reduce the risk that the electrolyte or the like constituting the power generation element leaks from the sensor mounting opening to the outside of the battery case.
[0015]
The sensor mounting structure according to the present invention includes a battery case and a sensor case. The battery case includes a storage member and a lid. The storage member holds the power generating element. The lid covers an insertion opening formed in the storage member for inserting the power generating element into the storage member. A sensor mounting opening is formed in the lid. The sensor case is inserted into the sensor mounting opening and connected to the lid. The sensor case is in contact with the power generating element from the same direction as the direction in which the power generating element is inserted into the housing member forming the battery case.
[0016]
With this configuration, since the sensor case is provided as a member independent of the lid constituting the battery case, the power generating element is arranged in advance in the battery case (inside the storage member), and then the sensor mounting opening is formed. The sensor case can be inserted and fixed. At this time, the sensor case can be connected to the lid with the tip of the sensor case pressed against and in contact with the surface of the power generating element. Therefore, the sensor case can be reliably brought into contact with the power generation element. Therefore, if, for example, a temperature sensor is arranged in the sensor case, the heat of the power generating element is transmitted directly to the temperature sensor via the sensor case, so that the temperature of the power generating element can be measured with high accuracy.
[0017]
In the above-mentioned sensor mounting structure, the sensor case and the lid may be connected and fixed by heat welding.
[0018]
In this case, for example, if the cover and the sensor case are made of resin and the contact portion between the sensor case and the cover is heated in a state where the sensor case is pressed against the power generation element, the contact portion is melted and thermally welded. Part. As a result, the sensor case can be reliably brought into contact with the power generating element, and the sensor mounting opening can be sealed by the connection portion (heat-welded portion) between the sensor case and the lid.
[0019]
In the sensor mounting structure, the sensor case may include a sensor holding member and a cover member. The sensor holding member may be inserted into the sensor mounting opening of the lid, and may have a concave portion for disposing the sensor. The cover member may have a through-hole that covers the sensor mounting opening in which the sensor holding member is inserted and extends to the surface of the lid, and leads to a recess of the sensor holding member. The cover member may be connected and fixed to the lid, and may be connected and fixed to the sensor holding member.
[0020]
In this case, the cover member can be connected and fixed to the sensor holding member and the lid after performing the step of bringing the sensor holding member into contact with or fixing the power generation element. For this reason, it is possible to select the structure of the connection portion that contacts and fixes the sensor holding member to the power generation element without considering the step of connecting and fixing the sensor holding portion (sensor case) to the lid. For example, after securely fixing the sensor holding portion and the power generating element with a screw structure or the like, the sensor mounting opening is sealed with the cover member by connecting and fixing the cover member to the sensor holding portion and the lid. Can be.
[0021]
In the above-mentioned sensor mounting structure, a guide projection may be formed on a portion of a surface of the power generating element where the sensor case contacts. The guide projection may be for guiding the sensor case.
[0022]
In this case, when the sensor case is inserted into the sensor mounting opening and the tip of the sensor case is pressed against the power generation element, the sensor case can be guided by the guide projection. Therefore, the position of the region where the tip of the sensor case contacts on the surface of the power generation element can be accurately determined.
[0023]
In the above-mentioned sensor mounting structure, the sensor case may be fixed to the power generation element at a contact portion with the power generation element.
[0024]
In this case, the heat of the power generation element is reliably transmitted to the sensor case via the region where the sensor case and the power generation element are fixed to each other. Therefore, by arranging a temperature sensor or the like in the sensor case, the temperature of the power generation element can be accurately measured.
[0025]
Further, since the power generation element and the sensor case are fixed, even if impact or stress is applied to the battery case, separation of the sensor case and the power generation element can be prevented. Therefore, it is possible to reduce the possibility that the accuracy of the temperature measurement is reduced due to the separation between the sensor case and the power generation element.
[0026]
In the sensor mounting structure, a case-side screw groove may be formed on the surface of the sensor case in the contact portion, and a power-generating element-side screw groove may be formed on the surface of the power-generating element. The sensor case and the power generating element may be fixed by engaging the case-side screw groove and the power-generating element-side screw groove.
[0027]
In this case, the sensor case and the power generation element can be securely fixed by the screw structure.
In the above-mentioned sensor mounting structure, the power generation element may include a plurality of stacked electrode plates and a current collecting plate to which the plurality of electrode plates are connected. The sensor case may be in contact with the surface of the current collector plate. Preferably, the sensor case is fixed to the surface of the current collector plate.
[0028]
In this case, since the current collecting plate constituting the power generating element is made of a material having relatively high rigidity, when the sensor case is pressed and fixed to the current collecting plate of the power generating element, the power generating element side is deformed and the sensor case is deformed. The risk that a gap is formed between the power generating element and the power generating element can be reduced.
[0029]
In the sensor mounting structure, a temperature sensor may be held inside the sensor holding member.
[0030]
In this case, the temperature of the power generating element can be accurately measured by the temperature sensor.
A battery according to the present invention includes the above-mentioned sensor mounting structure.
[0031]
This makes it possible to easily realize a battery capable of measuring data such as temperature with high accuracy. Therefore, the temperature of the battery can be accurately controlled based on the temperature data measured with high accuracy in the battery as described above.
[0032]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. In the drawings below, the same or corresponding portions have the same reference characters allotted, and description thereof will not be repeated.
[0033]
(Embodiment 1)
FIG. 1 is a schematic perspective view of a battery pack including a battery module according to
[0034]
The electronic system according to the present invention is an electronic system mounted on a vehicle of an automobile, and includes a
[0035]
As shown in FIG. 2, an
[0036]
As shown in FIG. 3, the
[0037]
[0038]
In addition, a
[0039]
The
[0040]
In the
[0041]
Then, as shown in FIG. 5, the
[0042]
On the end face of the
[0043]
An
[0044]
In addition, as a process of attaching the
[0045]
As shown in FIG. 7, first, the
[0046]
Then, inside the
[0047]
As a result, inside the
[0048]
As described above, since the heat welding portion 26 (see FIG. 6) is formed in a state where the
[0049]
Then, as shown in FIG. 6, the
[0050]
That is, since the sensor storage case 25 (see FIG. 5) is provided as a member independent of the case 22 (see FIG. 5) constituting the battery case, the laminated electrode body 19 (see FIG. ) And the
[0051]
Further, the
[0052]
The
[0053]
Further, since the
[0054]
By stacking the battery modules 17 (see FIG. 4) having the sensor mounting portions 18 (see FIG. 4) as described above, a
[0055]
In the
[0056]
The
[0057]
On the side surface of the
[0058]
In the battery system according to the present invention, in order to maintain the temperature of the
[0059]
Further, the cooling air may flow in a direction opposite to the direction indicated by the
[0060]
As described above, in the
[0061]
FIG. 8 is a partially enlarged schematic cross-sectional view illustrating a first modification of the first embodiment of the battery module included in the battery system illustrated in FIGS. 1 to 7. Referring to FIG. 8, a first modification of the first embodiment of the battery module according to the present invention will be described. FIG. 8 corresponds to FIG.
[0062]
As shown in FIG. 8, the
[0063]
Even in this case, the same effect as that of the sensor mounting portion 18 (see FIG. 6) in the battery module shown in FIGS. 1 to 7 can be obtained. Further, since the
[0064]
FIG. 9 is a schematic perspective view showing a second modification of the first embodiment of the battery module constituting the battery system shown in FIGS. 1 to 7. FIG. 10 is a schematic partial cross-sectional view taken along line XX of FIG. With reference to FIGS. 9 and 10, a second modification of the first embodiment of the battery module according to the present invention will be described. FIG. 9 corresponds to FIG. FIG. 10 is a schematic partial cross-sectional view taken along line XX of the
[0065]
As shown in FIGS. 9 and 10, a second modification of the battery module according to the first embodiment of the present invention basically includes a battery module 17 (see FIG. 9) included in the battery system shown in FIGS. 1 to 7. 4), but the position of the
[0066]
Even in this case, the same effects as those of the battery module shown in FIGS. 1 to 7 can be obtained.
[0067]
As can be seen from FIG. 10, the power generation element including the
[0068]
The
[0069]
(Embodiment 2)
FIG. 11 is a schematic partial cross-sectional view for explaining Embodiment 2 of the battery module according to the present invention. FIG. 11 is an enlarged view of the
[0070]
Referring to FIGS. 11 and 12, a second embodiment of the battery module according to the present invention is basically the same as battery module 17 (see FIG. 4) included in the battery system shown in FIGS. Although the structure is provided, the structure of the
[0071]
A
[0072]
With the
[0073]
By doing so, the heat of the power generation element is reliably transmitted to the
[0074]
Further, since the
[0075]
The
[0076]
Thereafter, the
[0077]
As described above, since the
[0078]
In addition, by forming the connection between the
[0079]
In addition, as the structure of the fixing portion between the
[0080]
Further, the
[0081]
(Embodiment 3)
FIG. 13 is a schematic partial sectional view showing Embodiment 3 of the battery module according to the present invention. FIG. 13 shows one battery cell included in Embodiment 3 of the battery module constituting the battery system according to the present invention. Third Embodiment A battery module according to a third embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. FIG. 13 corresponds to FIG.
[0082]
Embodiment 3 of the battery module according to the present invention basically has the same structure as the battery module included in the battery system shown in FIGS. 1 to 7, but includes a sensor mounting in the battery module 17 (see FIG. 4). The position of the part 18 (see FIG. 4) is different. That is, in the battery system shown in FIG. 13, an
[0083]
The distal end of the
[0084]
In the
[0085]
Further, instead of the
[0086]
In the above-described embodiment, the description has been made using the battery module 17 (see FIG. 4) including the plurality of
[0087]
The embodiments disclosed this time are to be considered in all respects as illustrative and not restrictive. The scope of the present invention is defined by the terms of the claims, rather than the embodiments described above, and is intended to include any modifications within the scope and meaning equivalent to the terms of the claims.
[0088]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the sensor case, which is a separate member from the battery case holding the power generation element therein, is installed in the battery case in contact with the power generation element, so that the sensor case is securely attached to the power generation element. Can be contacted. Therefore, the temperature of the power generating element can be accurately measured by a temperature sensor or the like disposed inside the sensor case.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic perspective view of a battery pack including a first embodiment of a battery module to which a sensor mounting structure according to the present invention is applied.
FIG. 2 is a block diagram of an automobile using a battery system including the battery pack shown in FIG.
FIG. 3 is a developed schematic diagram of the battery pack shown in FIG. 1;
FIG. 4 is a schematic perspective view of a battery module according to the present invention constituting a module assembly that is a part of the battery pack shown in FIG. 1;
FIG. 5 is a schematic partial sectional view taken along line VV in FIG. 4;
6 is an enlarged schematic sectional view of a sensor mounting portion of the battery module shown in FIG.
FIG. 7 is a schematic partial cross-sectional view for explaining a step of attaching the sensor storage case to the battery module case.
FIG. 8 is a partially enlarged schematic sectional view showing a first modification of the first embodiment of the battery module constituting the battery system shown in FIGS. 1 to 7;
FIG. 9 is a schematic perspective view showing a second modification of the first embodiment of the battery module constituting the battery system shown in FIGS. 1 to 7;
FIG. 10 is a schematic partial cross-sectional view taken along line XX of FIG. 9;
FIG. 11 is a schematic partial sectional view for explaining Embodiment 2 of the battery module according to the present invention.
FIG. 12 is an exploded view for explaining the structure of the
FIG. 13 is a schematic partial sectional view showing Embodiment 3 of a battery module according to the present invention.
[Explanation of symbols]
1 automobile, 2 control unit, 3 battery unit, 4 drive unit, 5 battery pack, 6 battery cover, 7 exhaust hose, 8a, 8b restraint pipe, 9a, 9b busbar module, 10a, 10b restraint plate, 11 module assembly, 12 lower case, 13 temperature sensor, 14, 31, 55 arrow, 15 exhaust terminal, 16 terminal, 17 battery module, 18 sensor mounting part, 19 laminated electrode body, 20 protrusion, 21a to 21f battery cell, 22 case, 23 Lid, 24a, 24b current collector plate, 25 sensor storage case, 25 bottom wall, 26 heat welded portion, 27, 29, 42, 43, 50 opening, 28 upper edge, 30 outer edge, 32 surface, 33 protrusion Part, 34 cell arrangement chamber, 35 partition, 36, 37 electrode member, 38 separator, 39 cover member, 40 sensor storage member, 41a, 41b Heat welded part, 45 screw hole, 46 screw groove part, 47 end part, 48 inner peripheral part, 49 upper end part, 51 upper surface, 52 surface, 53 bottom wall, 54 flange part, 56 concave part.
Claims (12)
前記電槽の前記センサ取付用開口部に挿入されるとともに、前記電槽と接続されたセンサケースとを備え、
前記センサケースは、前記発電要素を前記電槽の内部に挿入する挿入方向とは異なる方向から前記発電要素と接触している、センサ取付構造。A battery case in which a sensor mounting opening is formed and holds a power generation element inside,
A sensor case inserted into the sensor mounting opening of the battery case and connected to the battery case,
The sensor mounting structure, wherein the sensor case is in contact with the power generation element from a direction different from an insertion direction in which the power generation element is inserted into the battery case.
前記電槽の前記センサ取付用開口部に挿入され、センサを配置するための凹部を有するセンサ保持部材と、
前記センサ保持部材が挿入された前記センサ取付用開口部を覆うとともに前記電槽の表面上にまで延在し、前記センサ保持部材の凹部につながる貫通孔を有するカバー部材とを含み、
前記カバー部材は、前記電槽と接続固定されるとともに、前記センサ保持部材と接続固定されている、請求項1または2に記載のセンサ取付構造。The sensor case includes:
A sensor holding member that is inserted into the sensor mounting opening of the battery case and has a concave portion for disposing a sensor;
A cover member that covers the sensor mounting opening in which the sensor holding member is inserted and extends to the surface of the battery case, and has a through-hole that is connected to a recess of the sensor holding member.
The sensor mounting structure according to claim 1, wherein the cover member is connected and fixed to the battery case, and is connected and fixed to the sensor holding member.
前記蓋体に形成されたセンサ取付用開口部に挿入されるとともに、前記蓋体と接続されたセンサケースとを備え、
前記センサケースは、前記電槽を構成する前記収納部材の内部に前記発電要素を挿入する挿入方向と同じ方向から前記発電要素と接触している、センサ取付構造。A battery case including a storage member that holds a power generation element, and a lid that covers an insertion opening formed in the storage member and has a sensor mounting opening formed therein for inserting the power generation element into the storage member. When,
A sensor case that is inserted into a sensor mounting opening formed in the lid and is connected to the lid.
The sensor mounting structure, wherein the sensor case is in contact with the power generating element from the same direction as the insertion direction in which the power generating element is inserted into the housing member forming the battery case.
前記蓋体の前記センサ取付用開口部に挿入され、センサを配置するための凹部を有するセンサ保持部材と、
前記センサ保持部材が挿入された前記センサ取付用開口部を覆うとともに前記蓋体の表面上にまで延在し、前記センサ保持部材の凹部につながる貫通孔を有するカバー部材とを含み、
前記カバー部材は、前記蓋体と接続固定されるとともに、前記センサ保持部材と接続固定されている、請求項4または5に記載のセンサ取付構造。The sensor case includes:
A sensor holding member that is inserted into the sensor mounting opening of the lid and has a concave portion for disposing a sensor;
A cover member that covers the sensor mounting opening in which the sensor holding member is inserted and extends to the surface of the lid, and has a through hole that is connected to a recess of the sensor holding member,
The sensor mounting structure according to claim 4, wherein the cover member is connected and fixed to the lid and connected and fixed to the sensor holding member.
前記センサケースと前記発電要素とは、前記ケース側ネジ溝と前記発電要素側ネジ溝とが係合することにより固定されている、請求項8に記載のセンサ取付構造。In the contact portion, a case-side screw groove is formed on a surface of the sensor case, and a power-generating element-side screw groove is formed on a surface of the power generating element.
The sensor mounting structure according to claim 8, wherein the sensor case and the power generation element are fixed by engaging the case-side screw groove and the power generation element-side screw groove.
前記センサケースは前記集電板の表面と接触している、請求項1〜9のいずれか1項に記載のセンサ取付構造。The power generating element includes a plurality of stacked electrode plates, and a current collector plate to which the plurality of electrode plates are connected,
The sensor mounting structure according to claim 1, wherein the sensor case is in contact with a surface of the current collecting plate.
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-
2002
- 2002-06-04 JP JP2002162702A patent/JP2004014171A/en not_active Withdrawn
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