JP2004007323A - テレビジョン放送受信機 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来のテレビでは放送されるデータの情報のみしか得ることが出来ず、ユーザーの欲する特定の情報を全ての放送局において出得することができなかった。
【解決手段】受信者が画面上で興味のある情報を見たら、情報サーバーへ通知し、その通知に基づいて情報サーバーは関連しそうな情報を当該端末に送信する。受信端末は送られてきたその情報の中から自分の欲しい情報をさらに選択する。
【選択図】 図1
【解決手段】受信者が画面上で興味のある情報を見たら、情報サーバーへ通知し、その通知に基づいて情報サーバーは関連しそうな情報を当該端末に送信する。受信端末は送られてきたその情報の中から自分の欲しい情報をさらに選択する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタルテレビジョン放送受信機やパーソナルコンピュータや携帯電話機などテレビジョン放送を受信して表示する機器そしてネットワーク上で情報提供する情報サーバーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、デジタルテレビジョン放送が開始されてきており、データ放送を用いた双方向サービスも始まっている。
【0003】
以下に従来のテレビジョン放送受信機について説明する。図8は従来のテレビジョン放送受信機の構成を示すものである。
【0004】
図8において、33はデジタルテレビジョン放送受信機である。21はチューナーで、アンテナが受信したデジタルテレビジョン放送の選局を行った後復調したトランスポートストリームを出力する。22はトランスポートストリーム(TS)デコーダーで、チューナー21が出力するトランスポートストリームを入力し、ユーザーが選択した番組のAVのストリームやデータ放送関係のパケットをフィルタリングして出力する。そのフィルタリングはPATパケットやPMTパケット内に記載されているPIDを用いて行われる事はデジタルテレビジョンにおいて周知の技術であるので詳細説明は省略する。
【0005】
23はAVデコーダーでトランスポートストリームデコーダー22が出力するAVのストリームを入力し、AVデコードして出力する。24はバッファーメモリで、トランスポートデコーダー22がフィルタリングしたデータ放送のパケットを記憶する。25はマイコンで、デジタルテレビジョン放送受信機33の各要素の制御を行う。詳細は後述する。
【0006】
26はリモコンで、ユーザーインターフェースである。27は受光回路で、リモコン26からの信号を受信し電気信号をマイコン25に出力する。28はOSDコントローラーで、データ放送画面を構成する文字やグラフィクスを画素データに展開しAVデコーダー23に出力する。AVデコーダー23ではビデオデコードした映像とOSDコントローラ28から入力した文字やグラフィクスを合成して出力する。
【0007】
30はモデムで、通信会社の通信回線に接続されており、マイコン25の制御で通信回線からのデータを受信して復調しマイコン25に出力したり、送信データを変調して通信回線に出力する。一般的には通信回線を介して視聴情報収集センターと接続し視聴履歴情報を送信する。
【0008】
次に従来のテレビジョン放送受信機の動作について図9を用いて説明する。
【0009】
ユーザーは、番組を視聴中にデータ放送で放送局から送られている天気予報や番組に関連する情報などを欲した場合、デジタル放送受信機33に対してデーター放送のメニュー画面を表示するよう指示する(STEP21)。指示方法はリモコン26の専用キー用いて操作する事が一般的である。
【0010】
マイコン25は受光回路27を介してその指示を入力し、該当するメニュー画面の要素である各種パケットを展開し、OSDコントローラに展開した文字やグラフィクスデータを出力し視聴中の番組の映像と文字やグラフィクスを重ねあわせてメニュー画面を表示する(STEP22)。
【0011】
ユーザーはメニュー画面を見て欲する情報に到達するようリモコン26を操作する。この場合メニュー上のボタンをリモコンの方向キーを用いて選択して決定キーを押したり、メニュー上に示されているカラーボタンの選択肢に応じてカラーボタンを選択して押す場合が一般的である(STEP23)。
【0012】
マイコン25は受光回路27を介してその指示を入力し、該当する情報の要素である各種パケットを展開し、OSDコントローラに展開した文字やグラフィクスデータを出力し視聴中の番組の映像と文字やグラフィクスを重ねあわせてユーザーの選択した情報を表示する(STEP24)。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記のような構成では、放送局が制作し放送するデータ放送や番組表やアイコンの情報のみしか得る事ができず、情報の内容も放送局毎に異なる状況においては、ユーザーの欲する特定の情報を全国レベルで全ての放送局において常に得ることができないという問題が生じていた。
【0014】
また、放送局とは異なる事業者が、各放送局が放送する全ての番組の関連情報を提供する情報サーバーを通信回線上に設置したとしても、そのような情報サーバーに対してユーザーの要求を推定するための適切な情報を伝える事ができず、ユーザーの欲する情報を確実に得る事ができないという問題が生じていた。
【0015】
また、ユーザーが番組に関連する情報を番組視聴終了後に見たいという要求に対しては、従来のテレビジョン放送受信機では現在放送されているデータ放送しか表示できず、関連するアイコンを表示できないため対応できないという問題が生じていた。
【0016】
本発明は上記従来の問題点を解決するテレビジョン放送受信機を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
第一の本発明(請求項1に対応)は、放送局からの信号を受信し復号して映像信号および音声信号を出力するとともに、通信回線を介して情報サーバーから使用者が欲している情報を得るテレビジョン放送受信機であつて、通信回線を介して外部と通信可能な通信手段と、使用者が欲している情報を推定するための推定情報を記憶するメモリと、前記情報サーバーから得た使用者が欲している情報を表示する表示手段と、外部からの指示を受け付ける指示受付手段と、前記指示受付手段が受け付けた指示が、使用者が欲している情報を取得する指示であれば、前記通信手段を制御し、前記通信回線を介して前記情報サーバーに接続し、前記推定情報を前記メモリから読み出して前記情報サーバーに送信した後に、該当する使用者が欲している情報を前記情報サーバーから受信するよう制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
【0018】
第二の本発明(請求項2に対応)は、第一の本発明の特徴に加えて、前記使用者が欲している情報とは番組に関連する情報であり、前記推定情報とは番組を推定するための番組推定情報であることを特徴とする。
【0019】
第三の本発明(請求項3に対応)は、第二の本発明の特徴に加えて、前記番組推定情報とは少なくとも放送局名や番組名を含む事を特徴とする。
【0020】
第四の本発明(請求項4に対応)は、第二の本発明の特徴に加えて、前記番組推定情報とは少なくとも日時や視聴チャンネルや地域情報を含む事を特徴とする。
【0021】
第五の本発明(請求項5に対応)は、第一の本発明の特徴に加えて、前記推定情報とは表示画面上のカーソル位置または番組から提示される事前に取り決められた選択枝の選択情報である事を特徴とする。
【0022】
第六の本発明(請求項6に対応)は、第二の本発明または第三の本発明または第四の本発明の特徴に加えて、前記番組推定情報により推定される番組は現在視聴中の番組であることを特徴とする。
【0023】
第七の本発明(請求項7に対応)は、第六の本発明の特徴に加えて、前記指示受付手段が受け付けた指示が前記番組推定情報を保持する指示であった場合、少なくともその前記番組推定情報を用いて関連する情報を取得する制御までは、前記番組推定情報を保持することを特徴とする。
【0024】
第八の本発明(請求項8に対応)は、第一の本発明の特徴に加えて、前記表示手段は放送局から番組の信号を受信し復号した映像信号と通信回線を介して情報サーバーから得た使用者が欲している情報を重ねあわせて表示することを特徴とする。
【0025】
第九の本発明(請求項9に対応)は、第七の本発明の特徴に加えて、視聴番組が終了した事を検出する番組終了検出手段を備え、前記制御手段は番組終了後に前記番組推定情報に該当する番組の関連する情報を前記情報サーバーから受信するよう制御する制御手段とを備える事を特徴とする。
【0026】
第十の本発明(請求項10に対応)は、第七の本発明の特徴に加えて、視聴番組が変わった事を検出する番組変更検出手段を備え、前記制御手段は番組が変わった後に前記番組推定情報に該当する番組の関連する情報を前記情報サーバーから受信するよう制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
【0027】
第十一の本発明(請求項11に対応)は、第一の本発明の特徴に加えて、番組の番組名を取得する番組名取得手段を備え、前記使用者が欲している情報とは番組に関連する情報であり、前記推定情報とは少なくとも番組名であることを特徴とする。
【0028】
第十二の本発明(請求項12に対応)は、第十一の本発明の特徴に加えて、前記番組名とともに表示画面上のカーソル位置または番組から提示される事前に取り決められた選択枝の選択情報を前記推定情報として前記メモリに記憶する事を特徴とする。
【0029】
第十三の本発明(請求項13に対応)は、第十一または第十二の本発明の特徴に加えて、前記番組に関連する情報の対象の番組は現在視聴中の番組であることを特徴とする。
【0030】
第十四の本発明(請求項14に対応)は、第十三の本発明の特徴に加えて、前記指示受付手段が受け付けた指示が前記メモリに記憶されている前記推定情報を保持する指示であった場合、少なくとも前記推定情報を用いて関連する情報を取得する制御までは、前記推定情報を保持することを特徴とする。
【0031】
第十五の本発明(請求項15に対応)は、第十三または十四の本発明の特徴に加えて、視聴番組が終了した事を検出する番組終了検出手段を備え、前記制御手段は番組終了後に前記推定情報に該当する番組の関連する情報を前記情報サーバーから受信するよう制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
【0032】
第十六の本発明(請求項16に対応)は、第十三または十四の本発明の特徴に加えて、視聴番組が変わった事を検出する番組変更検出手段を備え、前記制御手段は視聴番組が変わった後に前記推定情報に該当する番組の関連する情報を前記情報サーバーから受信するよう制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
【0033】
第十七の本発明(請求項17に対応)は、第一の本発明の特徴に加えて、現在日時を取得し記憶する日時記憶手段と、使用者が欲している情報とともに関連付けられた日時情報を受信し、前記日時記憶手段に記憶されている日時と前記情報サーバーから受信した前記日時情報との比較結果に応じて、前記使用者が欲している情報の選択または表示の制御を行う制御手段とを備えることを特徴とする。
【0034】
第十八の本発明(請求項18に対応)は、第十七の本発明の特徴に加えて、前記番組に関連する情報とは配信された番組で案内されたURL(UniformResource Locator)であり、前記関連付けられた日時情報とは番組で案内された日時であることを特徴とする。
【0035】
第十九の本発明(請求項19に対応)は、第十七または十八の本発明の特徴に加えて、番組の番組名を取得する番組名取得手段を備え、前記推定情報とは少なくとも番組名であることを特徴とする。
【0036】
第二十の本発明(請求項20に対応)は、通信回線を介して情報提供サービスを行う情報サーバーであって、番組名により対応付けられた番組に関連する情報と日時情報を蓄積する蓄積手段と、番組名を伴った番組に関連する情報に対するアクセスに対して、対応付けられた番組に関連する情報と日時情報を前記蓄積手段より検索し取得する情報管理手段と、取得した番組に関連する情報と日時情報をアクセス元に返送する返送手段を備えた情報サーバー。
【0037】
第二十一の本発明(請求項21に対応)は、第二十の本発明の特徴に加えて、前記番組に関連する情報とは番組で案内されたURL(Uniform Resource Locator)であり、前記関連付けられた日時情報とは番組で案内された日時であることを特徴とする。
【0038】
第二十二の本発明(請求項22に対応)は、第二十の本発明の特徴に加えて、前記番組に関連する情報とはURL(Uniform Resource Locator)を含んだ情報であり、そのURLが示す所在地には前記番組に関連する情報のより詳細な情報を蓄積していることを特徴とする。
【0039】
第二十三の本発明(請求項23に対応)は、第一の本発明の特徴において、前記使用者が欲している番組に関連する情報とは使用者個別の番組表情報であることを特徴とする。
【0040】
第二十四の本発明(請求項24に対応)は、第二十三の本発明の特徴において、前記推定情報とは使用者の嗜好を示す情報であることを特徴とする。
【0041】
第二十五の本発明(請求項25に対応)は、第二十三の本発明の特徴において、前記推定情報とは使用者の視聴履歴のデータに基づいた情報であることを特徴とする。
【0042】
第二十六の本発明(請求項26に対応)は、第二十三の本発明の特徴において、前記推定情報とは使用者の識別情報であることを特徴とする。
【0043】
第二十七の本発明(請求項27に対応)は、第二十四の本発明の特徴に加えて使用者の嗜好を示す情報を取得する嗜好情報取得手段と、放送局が放送する番組表情報を取得する番組表取得手段と、前記番組表取得手段が取得した前記番組表情報を記憶する番組表メモリと、前記指示受付手段が受け付けた指示が使用者個別の番組表情報を表示する指示であれば、前記番組表メモリに記憶されている前記番組表情報より前記メモリに記憶されている前記推定情報を使用して検索した使用者個別の番組表情報と前記通信手段を制御し前記通信回線を介して前記情報サーバーに接続し前記メモリに記憶されている前記推定情報を読み出して前記情報サーバーに送信した後に受信した使用者個別の番組表情報とを編集した結果を前記表示制御手段を用いて表示するよう制御する制御手段とを備える事を特徴とする。
【0044】
第二十八の本発明(請求項28に対応)は、第二十四の本発明の特徴に加えて使用者の視聴履歴データを生成する視聴履歴生成手段と、前記視聴履歴データに基づいて使用者の嗜好を示す情報を推定する嗜好推定手段と、放送局が放送する番組表情報を取得する番組表取得手段と、前記番組表取得手段が取得した前記番組表情報を記憶する番組表メモリと、前記指示受付手段が受け付けた指示が使用者個別の番組表情報を表示する指示であれば、前記番組表メモリに記憶されている前記番組表情報より前記メモリに記憶されている前記推定情報を使用して検索した使用者個別の番組表情報と前記通信手段を制御し前記通信回線を介して前記情報サーバーに接続し前記メモリに記憶されている前記推定情報を読み出して前記情報サーバーに送信した後に受信した使用者個別の番組表情報とを編集した結果を前記表示制御手段を用いて表示するよう制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
【0045】
第二十九の本発明(請求項29に対応)は、通信回線を介して情報提供サービスを行う情報サーバーであって、嗜好情報と対応付けられた番組表情報を蓄積する蓄積手段と、嗜好情報を伴った番組表情報に対するアクセスに対して、対応付けられた番組表情報を前記蓄積手段より検索し取得する情報管理手段と、情報管理手段が取得した番組表情報をアクセス元に返送する返送手段とを備えた情報サーバーを特徴とする。
【0046】
第三十の本発明(請求項30に対応)は、通信回線を介して情報提供サービスを行う情報サーバーであって、登録使用者の嗜好情報を蓄積する嗜好情報蓄積手段と、嗜好情報と対応付けられた番組表情報を蓄積する蓄積手段と、使用者識別情報を伴った番組表情報に対するアクセスに対して、対応付けられた該当する使用者の嗜好情報を前記嗜好情報蓄積手段から取得し、その嗜好情報を用いて前記蓄積手段より使用者個別の番組表情報を検索し取得する情報管理手段と、情報管理手段が取得した使用者個別の番組表情報をアクセス元に返送する返送手段とを備えた情報サーバーを特徴とする。
【0047】
第三十一の本発明(請求項31に対応)は、第二十の本発明の特徴において、番組表表示における番組時間表示においてライブ番組であれば放送時刻をサーバーに蓄積されたビデオオンデマンド番組であれば番組時間を表示することを特徴とする。
【0048】
第三十二の本発明(請求項32に対応)は、第二十六の本発明の特徴に加えて、使用者の識別情報を保持する識別情報メモリと、放送局が放送する番組表情報を取得する番組表取得手段と、前記番組表取得手段が取得した前記番組表情報を記憶する番組表メモリと、前記指示受付手段が受け付けた指示が使用者個別の番組表情報を表示する指示であれば、前記番組表メモリに記憶されている前記番組表情報より前記メモリに記憶されている前記推定情報を使用して検索した使用者個別の番組表情報と前記通信手段を制御し前記通信回線を介して前記情報サーバーに接続し前記メモリに記憶されている前記推定情報を読み出して前記情報サーバーに送信した後に受信した使用者個別の番組表情報とを編集した結果を前記表示制御手段を用いて表示するよう制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
【0049】
第三十三の本発明(請求項33に対応)は、第十九の本発明の特徴において、番組名を送信した後に番組に関連する情報と対応付けられた日時情報を第二十の本発明の情報サーバーより受信することを特徴とする。
【0050】
第三十四の本発明(請求項34に対応)は、第十九の本発明の特徴において、番組名を送信した後に番組で案内されたURL(Uniform Resource Locator)情報と番組で案内された日時情報を第二十一の本発明の情報サーバーより受信することを特徴とする。
【0051】
第三十五の本発明(請求項35に対応)は、第二十七または第二十八の本発明の特徴において、使用者の嗜好を示す情報を送信した後に使用者個別の番組表情報を第二十九の本発明の情報サーバーより受信することを特徴とする。
【0052】
第三十六の本発明(請求項36に対応)は、第三十二の本発明の特徴において、使用者の識別情報を送信した後に使用者個別の番組表情報を第三十の本発明の情報サーバーより受信することを特徴とする。
【0053】
第三十七の本発明(請求項37に対応)は、第一の本発明の特徴において、前記使用者が欲している情報とは情報サーバー内のコンテンツと関連するアイコンデータであることを特徴とする。
【0054】
第三十八の本発明(請求項38に対応)は、第三十七の本発明の特徴において、前記推定情報とは情報サーバー内のコンテンツを識別する情報であることを特徴とする。
【0055】
第三十九の本発明(請求項39に対応)は、第三十七の本発明の特徴において、前記推定情報とは少なくとも放送局名や番組名を含む事を特徴とする。
【0056】
第四十の本発明(請求項40に対応)は、第三十七の本発明の特徴において、前記推定情報とは少なくとも日時やチャンネルや地域情報を含む事を特徴とする。
【0057】
第四十一の本発明(請求項41に対応)は、第三十七の本発明の特徴において、前記推定情報とは表示画面上のカーソル位置または番組から提示される事前に取り決められた選択枝の選択情報である事を特徴とする。
【0058】
第四十二の本発明(請求項42に対応)は、第三十七の本発明の特徴において、前記推定情報とは使用者の嗜好を示す情報であることを特徴とする。
【0059】
第四十三の本発明(請求項43に対応)は、通信回線を介して情報提供サービスを行う情報サーバーであって、推定情報により関連付けられたコンテンツとアイコンデータを蓄積する蓄積手段と、推定情報を伴った情報に対するアクセスに対して、関連付けられたアイコンデータを前記蓄積手段より検索し取得する情報管理手段と、情報管理手段が取得したアイコンデータと関連するコンテンツの所在情報をアクセス元に返送する返送手段とを備えた情報サーバー。
【0060】
第四十四の本発明(請求項44に対応)は、第三十八の本発明の特徴において、コンテンツを識別する情報を送信した後に情報サーバー内のコンテンツと関連するアイコンデータを請求項43記載の情報サーバーより受信することを特徴とする。
【0061】
第四十五の本発明(請求項45に対応)は、第三十九の本発明の特徴において、番組名を送信した後に情報サーバー内のコンテンツの所在を示す情報と関連するアイコンデータを請求項43記載の情報サーバーより受信することを特徴とする。
【0062】
第四十六の本発明(請求項46に対応)は、第四十の本発明の特徴において、日時やチャンネルや地域情報を送信した後に情報サーバー内のコンテンツの所在を示す情報と関連するアイコンデータを請求項43記載の情報サーバーより受信することを特徴とする。
【0063】
第四十七の本発明(請求項47に対応)は、第四十一の本発明の特徴において、表示画面上のカーソル位置または番組から提示される事前に取り決められた選択枝の選択情報を送信した後に情報サーバー内のコンテンツの所在を示す情報と関連するアイコンデータを請求項43記載の情報サーバーより受信することを特徴とする。
【0064】
第四十八の本発明(請求項48に対応)は、第四十二の本発明の特徴において、使用者の嗜好を示す情報を送信した後に情報サーバー内のコンテンツの所在を示す情報と関連するアイコンデータを請求項43記載の情報サーバーより受信することを特徴とする。
【0065】
第四十九の本発明(請求項49に対応)は、第四十六または第四十七または第四十八または第四十九の本発明の特徴において、前記情報サーバー内のコンテンツは現在視聴中の番組関連情報であることを特徴とする。
【0066】
第五十の本発明(請求項50に対応)は、第四十九の本発明の特徴において、前記指示受付手段が受け付けた指示が前記メモリに記憶されている前記推定情報を保持する指示であった場合、少なくとも前記推定情報を用いてアイコンデータを取得する制御までは、前記推定情報を保持することを特徴とする。
【0067】
第五十一の本発明(請求項51に対応)は、第四十九の本発明の特徴において、前記指示受付手段が受け付けた指示が前記メモリに記憶されている前記推定情報を保持する指示であった場合、前記情報サーバーに接続しコンテンツの所在を示す情報と関連するアイコンデータを取得し、少なくとも前記コンテンツの所在を示す情報を用いて番組関連情報を取得する制御までは、情報サーバー内のコンテンツの所在を示す情報と関連するアイコンデータを保持することを特徴とする。
【0068】
第五十二の本発明(請求項52に対応)は、第五十の本発明の特徴において、視聴番組が終了した事を検出する番組終了検出手段を備え、前記制御手段は番組終了後に前記推定情報に該当するアイコンデータを前記情報サーバーから受信するよう制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
【0069】
第五十三の本発明(請求項53に対応)は、第五十の本発明の特徴において、視聴番組が変わった事を検出する番組変更検出手段を備え、前記制御手段は視聴番組が変わった後に前記推定情報に該当するアイコンデータを前記情報サーバーから受信するよう制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
【0070】
第五十四の本発明(請求項54に対応)は、第五十一の本発明の特徴において、視聴番組が終了した事を検出する番組終了検出手段を備え、前記制御手段は番組終了後に前記推定情報に該当する番組関連情報を前記情報サーバーから受信するよう制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
【0071】
第五十五の本発明(請求項55に対応)は、第五十一の本発明の特徴において、視聴番組が変わった事を検出する番組変更検出手段を備え、前記制御手段は視聴番組が変わった後に前記推定情報に該当する番組関連情報を前記情報サーバーから受信するよう制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
【0072】
【発明の実施の形態】
以下では、当該発明にかかる実施の形態について、図面を参照しつつ説明を行う。
【0073】
(実施の形態1)
以下本発明の第1の実施例を図面を参照しながら説明する。
【0074】
図1は本発明の第1の実施例の構成を示すものである。
【0075】
図1において、13はデジタルテレビジョン放送受信機である。1はチューナーで、アンテナが受信したデジタルテレビジョン放送の選局を行った後復調したトランスポートストリームを出力する。2はトランスポートストリーム(TS)デコーダーで、チューナー1が出力するトランスポートストリームを入力し、ユーザーが選択した番組のAVのストリームやデータ放送関係のパケットをフィルタリングして出力する。そのフィルタリングはPATパケットやPMTパケット内に記載されているPIDを用いて行われる事はデジタルテレビジョンにおいて周知の技術であるので詳細説明は省略する。
【0076】
3はAVデコーダーでトランスポートストリームデコーダー2が出力するAVのストリームを入力し、AVデコードして出力する。14はバッファーメモリで、トランスポートデコーダー2がフィルタリングしたデータ放送のパケットや後述する情報サーバー12からの得たデータをマイコン5の制御により展開して記憶する。
【0077】
5はマイコンで、デジタルテレビジョン放送受信機13の各要素の制御を行う。動作の詳細は後述する。6はリモコンで、ユーザーインターフェースである。7は受光回路で、リモコン6からの信号を受信し電気信号をマイコン5に出力する。4は番組推定情報RAMで、後述する情報サーバー12に送信するユーザーが欲する番組情報を推定するための情報をマイコン5の制御で記憶する。詳細は後述する。
【0078】
8はOSDコントローラーで、データ放送画面や後述する情報サーバー12から得た情報をマイコン5の制御により、構成する文字やグラフィクスデータを画素データに変換しAVデコーダー3に出力する。AVデコーダー3ではビデオデコードした映像とOSDコントローラ8から入力した文字やグラフィクスを合成して出力する。
【0079】
10はモデムで、通信会社の通信回線やサービスプロバイダを介してインターネット網に接続されており、マイコン5の制御で通信回線からのデータを受信して復調しマイコン5に出力したり、送信データを変調して通信回線に出力する。モデム10においては電話回線を使用するいわゆるモデムのみでなく、電話回線を使用するADSLモデムや光ファーバー網を使用するFTTHのONUやケーブルテレビ回線を使用するケーブルモデムなどあらゆる通信端末でも良く、接続方式はダイヤルアップ接続のみでなく常時接続の方式でも良い。
【0080】
本実施例ではそれらの通信回線を介して図示していない視聴情報収集センターと接続し視聴履歴情報を送信する事に加えてインターネット網や図示していないケーブルテレビ網などに位置する情報サーバー12と接続しデータの送受信を行う。
【0081】
なお、マイコン5のソフトウェアにより視聴中の番組が終了した事やユーザーの指示で視聴番組を変更した事を検出する事もできる。視聴中の番組が終了した事は、放送される番組表生成用の情報の一つである番組終了時刻を参照する事で検出可能である。
【0082】
デジタルテレビジョン放送やアナログ文字多重放送においては、番組表生成用の情報を放送する事は一般的である。また、リモコン6を用いたユーザーの指示はマイコン5が全て解釈するため、ユーザーがリモコン6を操作して視聴番組を変更した事も検出可能である。これらの検出は専用ハードウェアを備えて実現する場合も有り得る。
【0083】
なお、本実施例ではデジタルテレビジョン放送受信機について説明したが、アナログのテレビジョン受信機の場合も同様に可能である。
【0084】
次に本実施例の動作を図2を用いて説明する。
【0085】
本実施例は、ユーザーが欲する番組に関連する情報を情報サーバー12から受信し表示するものである。
【0086】
ユーザーが番組を視聴している時、マイコン5の制御により視聴している番組を推定する番組推定情報を番組推定情報RAM4に記憶する(STEP1)。番組推定情報については後述する。ユーザーが視聴中に番組の関連情報を欲した場合、番組推定情報を保持するようにリモコン6を操作して指示する(STEP2)。指示方法はリモコン6に専用キーを用意しても良いし、画面上にメニューを表示させてその中から指示ボタンを選択して決定しても良い。
【0087】
マイコン5は受光回路7を介して入力した信号から番組推定情報を保持する指示と解釈し、番組推定情報を保持するよう制御する。その制御方法は、マイコン5が管理している図示していないメモリー上の特定領域に割り当てられている番組推定情報を保持するかどうかの情報を書き換えてもよいし、番組推定情報RAMの上書きを禁止するようなハードウェアを用意してそのハードウェアを制御しても良い。
【0088】
その後ユーザーのリモコン6を用いた操作で視聴番組が変わった場合(STEP4)、マイコン5はその操作を前述したように解釈して、OSDコントローラー8を用いて、番組が変わった事を知らしめる文字を画面上に表示して、ユーザーからの番組に関連する情報を取得する指示を待つ(STEP5)。
【0089】
また、視聴していた番組が終了した場合(STEP6)、マイコン5は終了時刻になった事を認識し、番組が終わった事を知らしめる文字を画面上に表示して、ユーザーからの番組に関連する情報を取得する指示を待つ(STEP7)。番組が変わったり、終わったりしなかった場合も、ユーザーからの番組に関連する情報を取得する指示を待つ。
【0090】
その後それぞれの状態で定められているタイムアウトまでに番組に関連する情報を取得するユーザーの指示がユーザーのリモコン6からあった場合(STEP8)、マイコン5はモデム10を制御して番組推定情報RAMに記憶されている番組推定情報と該当する番組に関連する情報を要求するコマンドを情報サーバー12に送信する(STEP9)。
【0091】
番組に関連する情報を要求するコマンドは予め情報サーバー12との間でフォーマットやデータを取り決めておけば送信可能である。情報サーバー12は番組に関連する情報を要求するコマンドを解釈し、ユーザーが欲している番組に関連する情報を番組推定情報から推定し、該当する番組に関連する情報をデーターベースより探し出してデジタルテレビジョン放送受信機13に送信する。
【0092】
マイコン5は送信された番組に関連する情報をモデム10を制御して受信しバッファーメモリー14に展開して記憶する。次にマイコン5はOSDコントローラ8を制御して番組に関連する情報を構成する文字やグラフィクスデータを画素データに変換しAVデコーダー3に出力する。AVデコーダー3ではビデオデコードした映像とOSDコントローラ8から入力した番組に関連する情報を合成して出力する(STEP10)。
【0093】
STEP8でタイムアウトが生じた場合は、マイコン5はOSDコントローラー8を用いて、番組に関連する情報の取得を取り消すかどうかを確認する文字を画面上に表示して、ユーザーからの指示を待つ(STEP11)。ユーザーからの指示が取り消す場合には、番組推定情報の保持を解除する。取り消さない場合は番組推定情報の保持を続ける。
【0094】
なお、番組推定情報の保持動作を簡略化して、STEP1の次にSTEP8に移行する場合も有り得る。その場合は、番組視聴時間内で番組に関連する情報を取得する事になる。また、視聴番組が変わったり、終わったりする事を検出する事を簡略化する場合も有り得る。その場合はユーザーの番組に関連する情報を取得する指示のみを待つ事になる。
【0095】
次にユーザーの欲している情報を推定するための推定情報の実施例を図面を参照して説明する。ユーザーが番組に関連する情報を欲していて、そのような情報を情報サーバーから得る場合、欲している番組の関連情報を推定できる番組推定情報を情報サーバーに送信する。情報サーバーは番組推定情報からユーザーの欲している情報を推定してデータベースから探し出しユーザーに送信する場合の例を説明する。
【0096】
図3では、番組を推定させるための情報として放送局名と番組名を用いる場合の例である。
【0097】
放送局名と番組名より一意的に番組を特定できるので推定情報として有効である。放送局名は情報サーバーでの推定精度の向上と推定作業負荷軽減のための情報である。地上波テレビジョン放送においては、各地域毎に放送局が異なり放送番組も異なる状況であり、全国レベルで見ると番組数も膨大であるため番組名だけでなく放送局名も用いる事は推定作業負荷軽減の効果がある。
【0098】
また、テレビジョン放送受信機で番組表を生成するための情報として、それらの情報を放送局等から取得する事を活用することで、ユーザーが番組に関連する情報を欲した場合、放送局名と番組名を取得して情報サーバーに送信できる。情報サーバーはそれらの情報からユーザーが欲している番組を推定しその番組に該当する関連情報をデーターベースより検索しユーザーに送信する。
【0099】
図4では、番組を推定させるための情報として日時とチャンネルと地域を用いる場合の例である。テレビジョン放送受信機によっては、図3の説明で示したような番組表機能を備えておらず、番組表を生成するための情報を取得しないものもある。そのようなテレビジョン放送受信機においても番組を推定できる実施例である。
【0100】
日時とチャンネルと地域により一意的に番組を特定できるので推定情報としては有効である。また日時とチャンネルのみを使用する場合もあるが、地上波テレビジョン放送においては、各地域毎に放送局が異なりチャンネルも異なる状況であり、各地域においても受信障害などにより受信チャンネルをマニュアルで調整している場合もあるので、日時とチャンネルのみでは全国レベルでは推定の精度は低いという問題がある。
【0101】
従って地域を加える事により推定時に地域毎のチャンネル設定のデータベースや受信障害によるチャンネル調整のデーターベースを利用できるようになることで推定の精度を向上する事ができる。日時情報は放送局から送信される日時情報を参照するか図1には図示していない時計を内蔵する事により取得する事ができる。
【0102】
チャンネル情報はマイコン5がチューナー1を制御して選局するために必要な情報を活用して取得する事は可能である。地域情報はテレビジョン放送受信機の設置時のチャンネル設定を容易にするために県名や郵便番号や市外局番を設定する事が一般的であるので、それらの情報を活用する事で可能である。
【0103】
また、その様なチャンネル設定機能が無い場合にも県名や郵便番号や市外局番をユーザーが設定できるようにする事で実現可能である。それらの情報を説明したように取得する事で、ユーザーが番組に関連する情報を欲した場合、日時情報やチャンネル情報や地域情報を情報サーバーに送信できる。
【0104】
情報サーバーはそれらの情報からユーザーが関連情報を欲している番組を推定し、その番組に該当する関連情報をデーターベースより検索しユーザーに送信する。
【0105】
図5は図3や図4を用いて説明した番組を推定する方法に加えて更にユーザーの欲している情報を詳細に推定する方法の実施例である。図5では、画面上をいくつかの領域に分割し、それぞれの領域に異なる番組に関連する情報を関連付ける。
【0106】
ユーザーはリモコン5を操作して欲する情報を画面上の領域を選択する事で選択する。領域と番組に関連する情報の関連付けは、実際に画面上にそれぞれの領域が何の情報と関連付けられているかを表示する事で可能である。
【0107】
図5ではFの領域に番組で紹介した料理の情報という表示で関連付けられている例である。画面上の領域の選択は図5のように画面上にマイコン5がOSDコントローラ8を制御してカーソルを表示させ、リモコン6の操作キーを用いてカーソルを移動する事で可能である。
【0108】
またこの選択画面は放送局により送られチューナー1が受信する場合も有り、情報サーバーから送られモデム10が受信する場合も有る。図2を用いた動作の説明には触れなかったが、図2におけるSTEP3でこの選択画面を表示し、ユーザーが選択した情報を番組推定情報の一部として保持する場合やSTEP8やSTEP9やSTEP10で選択画面を表示し、ユーザーが選択した情報を番組推定情報の一部として送信する場合がある。
【0109】
また情報と画面上の領域の関連付けは、それぞれの領域と関連する情報をパンフレットなどの書面を用いて、前もってユーザーに関連付けを示す場合も有る。以上のようにそれらの選択画面やユーザーが選択した結果を取得する事ができるので、ユーザーが番組に関連する情報を欲した場合、番組を推定する情報とともにユーザーの選択情報を加え更に詳細な推定する情報を情報サーバーに送信できる。
【0110】
情報サーバーはそれらの情報からユーザーが関連情報を欲している番組や情報を推定しその番組に該当する関連情報をデーターベースより検索しユーザーに送信する。
【0111】
図6は図3や図4を用いて説明した番組を推定する方法と合わせて更にユーザーの欲している情報を詳細に推定する方法の実施例である。図6では画面上にリモコン5のキーと番組に関連する情報を関連付ける方法の例である。ユーザーはリモコン6のキーを選択する事で欲している関連情報を選択する。図6ではカラーキーを用いた例であり、青キーと番組で紹介した料理の情報が関連付けられている。ユーザーは画面を見てリモコン6の青キーを押す事で選択可能である。
【0112】
選択画面の取得方法や選択した情報の取り扱いは図5を用いた説明と同様であるので説明を省略する。それらの選択画面やユーザーが選択した結果を説明したように取得する事ができるので、ユーザーが番組に関連する情報を欲した場合、番組を推定する情報とともにユーザーの選択情報を加え更に詳細な推定する情報を情報サーバーに送信できる。
【0113】
情報サーバーはそれらの情報からユーザーが関連情報を欲している番組や情報を推定しその番組に該当する関連情報をデーターベースより検索しユーザーに送信する。
【0114】
ユーザーの欲している情報として番組に関連する情報について説明したが、それ以外の場合も有り得る。例えば広告や商品に関連する情報についても同様に有りうる。
【0115】
次に情報サーバーから取得した情報を表示する場合の実施例を図7を用いて説明する。
【0116】
図7では画面上にユーザーが視聴している番組が表示されており、その右上に情報サーバーから受信した番組に関連する情報を重ねあわせて表示している。ユーザーが欲している情報は番組で紹介した料理についての情報であり、取得した情報は料理名やレストラン名や連絡先である。
【0117】
情報サーバから受信した情報は、図2を用いて説明したように現在視聴中の番組の最中でも終了後であっても良い。また、表示方法は図示していないが視聴番組と情報サーバーからの情報を画面を分割して表示する場合も有り、また情報サーバーからの情報を全画面で表示する場合も有る。
【0118】
以上のように本実施例のテレビジョン放送受信機は、通信回線を介して情報サーバーに接続し、ユーザーの欲する情報を推定できる情報を情報サーバーに送信することで、情報サーバーはユーザーの欲する情報を推定しユーザーに送信できるため、放送局が制作し放送するデータ放送の情報のみしか得る事ができず、情報の内容も放送局毎に異なる状況においては、ユーザーの欲する特定の情報を全ての放送局において常に得ることができないという問題や放送局とは異なる事業者が、各放送局が放送する全ての番組の関連情報を提供する情報サーバーを立ち上げたとしても、そのような情報サーバーからユーザーの欲する番組に関連する情報を得る事ができないという問題を解決できる。
【0119】
また、番組推定情報を保持するとともに番組終了や番組が変わった事を検出した後、番組に関連する情報を取得するように制御できる事により、ユーザーが番組に関連する情報を番組視聴終了後に見たいという要求に対しては、一般の従来のテレビジョン放送受信機では現在放送されているデータ放送しか表示できないという問題を解決できる。
【0120】
(実施の形態2)
以下本発明の第2の実施例を図面を参照しながら説明する。
【0121】
図10は本発明の第2の実施例の構成を示すものである。
【0122】
図10において、53はデジタルテレビジョン放送受信機である。41はチューナーで、アンテナが受信したデジタルテレビジョン放送の選局を行った後復調したトランスポートストリームを出力する。42はトランスポートストリーム(TS)デコーダーで、チューナー41が出力するトランスポートストリームを入力し、ユーザーが選択した番組のAVのストリームやデータ放送関係のパケットをフィルタリングして出力する。そのフィルタリングはPATパケットやPMTパケット内に記載されているPIDを用いて行われる事はデジタルテレビジョンにおいて周知の技術であるので詳細説明は省略する。
【0123】
43はAVデコーダーでトランスポートストリームデコーダー42が出力するAVのストリームを入力し、AVデコードして出力する。54はバッファーメモリで、トランスポートデコーダー42がフィルタリングしたデータ放送のパケットや後述する情報サーバー52からの得たデータをマイコン45の制御により展開して記憶する。
【0124】
55は番組情報取得回路でEPG生成用の番組情報をトランスポートデコーダ42の出力するパケットを解析して取得する。ここでいう番組情報とは番組名や番組開始時間、終了時間の情報などを含む。
【0125】
解析方法などの番組情報取得方法については、デジタルテレビで一般的なSI(Service Infomation)情報取得方法によるので説明は省略する。45はマイコンで、デジタルテレビジョン放送受信機53の各要素の制御を行う。動作の詳細は後述する。
【0126】
46はリモコンで、ユーザーインターフェースである。47は受光回路で、リモコン46からの信号を受信し電気信号をマイコン45に出力する。44は番組推定情報RAMで、後述する情報サーバー52に送信するユーザーが欲する番組情報を推定するための情報をマイコン45の制御で記憶する。番組情報を推定するための情報を複数記憶することもできる。詳細は後述する。
【0127】
56は日時RAMでユーザーがリモコン46を用いて欲する情報に対してマーキングした日時をマイコン45の制御で記憶する。日時を複数記憶する事もできる。48はOSDコントローラーで、データ放送画面や後述する情報サーバー52から得た情報をマイコン45の制御により、構成する文字やグラフィクスデータを画素データに変換しAVデコーダー43に出力する。
【0128】
AVデコーダー43ではビデオデコードした映像とOSDコントローラ48から入力した文字やグラフィクスを合成して出力する。50はモデムで、通信会社の通信回線やサービスプロバイダを介してインターネット網に接続されており、マイコン45の制御で通信回線からのデータを受信して復調しマイコン45に出力したり、送信データを変調して通信回線に出力する。
【0129】
モデム50においては電話回線を使用するいわゆるモデムのみでなく、電話回線を使用するADSLモデムや光ファーバー網を使用するFTTHのONUやケーブルテレビ回線を使用するケーブルモデムなどあらゆる通信端末でも良く、接続方式はダイヤルアップ接続のみでなくTCP/IP接続等の常時接続の方式でも良い。
【0130】
本実施例ではそれらの通信回線を介して図示していない視聴情報収集センターと接続し視聴履歴情報を送信する事に加えてインターネット網や図示していないケーブルテレビ網などに位置する情報サーバー52と接続しデータの送受信を行う。
【0131】
なお、マイコン45のソフトウェアにより視聴中の番組が終了した事やユーザーの指示で視聴番組を変更した事を検出する事もできる。視聴中の番組が終了した事は、前述した放送される番組表生成用のSI情報の一つである番組終了時刻を参照する事で検出可能である。デジタルテレビジョン放送やアナログ文字多重放送においては、番組表生成用の情報を放送する事は一般的であり番組表を表示するテレビジョン受信機は周知の技術で実現できる。
【0132】
また、リモコン46を用いたユーザーの指示はマイコン45が全て解釈するため、ユーザーがリモコン46を操作して視聴番組を変更した事も検出可能である。これらの検出は専用ハードウェアを備えて実現する場合も有り得る。なお、本実施例ではデジタルテレビジョン放送受信機について説明したが、アナログのテレビジョン受信機の場合も同様に可能である。
【0133】
次に本実施例の動作を図11を用いて説明する。
【0134】
本実施例は、ユーザーが欲する番組に関連する情報を情報サーバー52から受信し表示するものである。
【0135】
ユーザーが番組を視聴している時、ユーザーが視聴中に関連情報を欲した場合、リモコン46を用いてマーキング制御を行う。マーキング制御とはユーザーが関連情報を欲した日時を日時RAM56に記憶し、視聴している番組を推定する番組推定情報として番組情報取得回路55が取得したSI情報から番組名を番組推定情報RAM44に記憶する制御である。マイコン45は現在日時を日時RAM56に記憶するとともに番組名を番組推定情報RAM44に記憶するよう制御する(STEP32)。
【0136】
指示方法はリモコン46に専用キーを用意しても良いし、画面上にメニューを表示させてその中から指示ボタンを選択して決定しても良い。そのボタンを押した日時をマイコン45が認識する事で実現できる。マイコン45は受光回路47を介して入力した信号からマーキングする指示と解釈し、現在日時を日時RAM56に記憶するとともに番組名を記憶するよう制御する。
【0137】
その後ユーザーのリモコン46を用いた操作で視聴番組が変わった場合(STEP34)、マイコン45はその操作を前述したように解釈して、OSDコントローラー48を用いて、番組が変わった事を知らしめる文字を画面上に表示して、ユーザーからの番組に関連する情報を取得する指示を待つ(STEP35)。
【0138】
また、視聴していた番組が終了した場合(STEP36)、マイコン45は終了時刻になった事を認識し、番組が終わった事を知らしめる文字を画面上に表示して、ユーザーからの番組に関連する情報を取得する指示を待つ(STEP37)。番組が変わったり、終わったりしなかった場合も、ユーザーからの番組に関連する情報を取得する指示を待つ。
【0139】
その後それぞれの状態で定められているタイムアウトまでに番組に関連する情報を取得するユーザーの指示がユーザーのリモコン46からあった場合(STEP38)、マイコン45はモデム50を制御して番組推定情報RAM44に記憶されている番組名と番組に関連する情報を要求するコマンドを情報サーバー52に送信する(STEP39)。
【0140】
番組に関連する情報を要求するコマンドは予め情報サーバー52との間でフォーマットやデータを取り決めておけば送信可能である。情報サーバー52は番組に関連する情報を要求するコマンドを解釈し、ユーザーが欲している番組に関連する情報を番組名から検索し、該当する番組に関連する情報と日時情報をデーターベースより探し出して全てデジタルテレビジョン放送受信機53に送信する。
【0141】
マイコン45は送信された番組に関連する情報と日時情報とをモデム50を制御して受信しバッファーメモリー54に展開して記憶する(STEP40)。次にマイコン45はバッファーメモリー54に記憶されている受信した日時情報と日時RAM56に記憶されている日時とを比較し日時が最も近い日時情報を検索する。最も近い日時情報に対応する番組に関連する情報をユーザーがマーキングした欲する情報と判断する。
【0142】
OSDコントローラ48を制御してユーザーがマーキングした欲する情報と判断した番組に関連する情報を読み出して構成する文字やグラフィクスデータを画素データに変換しAVデコーダー43に出力する。AVデコーダー43ではビデオデコードした映像とOSDコントローラ48から入力した番組に関連する情報を合成して出力する(STEP42)。
【0143】
STEP38でタイムアウトが生じた場合は、マイコン45はOSDコントローラー38を用いて、番組に関連する情報の取得を取り消すかどうかを確認する文字を画面上に表示して、ユーザーからの指示を待つ(STEP41)。
【0144】
ユーザーからの指示が取り消す場合には、番組名の保持を解除して消去する。取り消さない場合は番組名の保持を続ける。保持されている番組名を手がかりにユーザーが過去に所望した番組に関連する情報を取得する場合や保持されている番組名を後で消去する場合に、マイコン45の制御により番組推定情報RAM44に記憶されている全ての番組名を読み出してOSDコントローラ48を用いて一覧表表示して、リモコン46を操作して番組に関連する情報を取得するためや番組名を消去するために番組名を選択する事とが考えられる。
【0145】
図17に一覧表表示の例を示した。図17においてはマーキングした日時が新しい順番で4つの番組名が一覧表示されている。ユーザーは番組に関連する情報を取得したい時にこのような一覧を表示させリモコン46の操作により番組名を選択することによりSTEP39以降の処理を実行することができる。また、単にマーキング時間のみを一覧表示する場合に加えて番組名を表示させる事により、ユーザーが一覧表を見てマーキングした番組を一見して簡単に認識可能である。
【0146】
プロ野球AB戦で2つ表示されているのは同じ番組中に2回マーキングされた事を意味している。
【0147】
なお、STEP34、STEP35、STEP36、STEP37を簡略化して視聴番組が変わったり、終わったりする事を検出する事を簡略化する場合も有り得る。その場合はユーザーの番組に関連する情報を取得する指示のみを待つ事になる。また、STEP42でマイコン45はバッファーメモリー54に記憶されている受信した日時情報と日時RAM56に記憶されている日時とを比較し、受信した番組に関連する情報の一覧を日時が近い順番に表示してユーザーに選択させても良いし、日時RAMにマーキングした日時を記憶する事を省略してSTEP42で取得した番組に関連する情報の一覧を単に表示してユーザーに選択させる場合も有り得る。
【0148】
また、受信する番組に関連する情報は番組に関連する情報の所在地を示すURLを含んである場合もあり、その場合は、STEP42で最も近い日時情報に対応する番組に関連する情報に含まれるURLにアクセスし、所在する番組に関連する情報を取得してユーザーが欲する情報として表示しても良い。
【0149】
ここで情報サーバーについても説明する。情報サーバーは複数の放送局における番組に関連する情報の提供を統一的に行っても良く、放送局毎あるいは番組毎に分散していても良い。番組名から番組に関連する情報は検索できる。本実施例の情報サーバー52は番組名と番組関連情報のURLとの対応を備える事で番組に関連する情報へのアクセスを仲介する事ができる。
【0150】
また番組関連情報や番組関連情報のURLの一部に日時情報を埋め込んだ状態で管理するあるいは番組関連情報や番組関連情報のURLと関連付けて管理することで、番組に関連する情報へのアクセスに対して日時情報を付加して返送する事ができる。また、情報サーバー52はCGI(Common GatewayInterface)のような機能を備えることで、第二の情報サーバーと連携動作も可能である。
【0151】
次にユーザーの欲している情報を推定するための推定情報と日時RAMに記憶する日時情報の実施例を図面を参照して説明する。ユーザーが番組に関連する情報を欲していて、そのような情報を情報サーバーから得る場合、欲している番組の関連情報を推定できる番組推定情報を情報サーバーに送信する。情報サーバーは番組推定情報からユーザーの欲している情報を検索してデータベースから探し出し関連付けられた時間情報とともにユーザーに送信する場合の例を説明する。
【0152】
図12では、番組を推定させるための情報として番組名を用いる場合の例である。図12ではユーザーがマーキング操作をした時番組推定情報RAM44に今日の料理という番組名と日時RAM56にマーキング時間として2001年1月15日20時15分を意味する200101152015というデータが記憶されている例である。
【0153】
テレビジョン放送受信機で番組表を生成するための情報として、番組名を放送局等から取得する事ができるので活用可能である。日時情報は放送局から送信される日時情報を参照するか図10には図示していない時計を内蔵する事により取得する事ができる。それらの情報を説明したように取得し活用する事ができるので、ユーザーが番組に関連する情報を欲した時、日時情報を日時RAM56に記憶するとともに番組名を情報サーバーに送信できる。情報サーバーは番組名からユーザーが関連情報を欲している番組を検索し、その番組に該当する関連情報をデーターベースより検索し関連付けられている日時情報とともにユーザーに送信する。
【0154】
図13は図11や図12を用いて説明した番組を推定する方法に加えて更にユーザーの欲している情報を詳細に推定する方法の実施例である。図13では、画面上をいくつかの領域に分割し、それぞれの領域に異なる番組に関連する情報を関連付ける。ユーザーはリモコン45を操作して欲する情報を画面上の領域を選択する事で選択する。
【0155】
領域と番組に関連する情報の関連付けは、実際に画面上にそれぞれの領域が何の情報と関連付けられているかを表示する事で可能である。図13ではFの領域に番組で紹介したURLの情報という表示で関連付けられている例である。画面上の領域の選択は図13のように画面上にマイコン45がOSDコントローラ48を制御してカーソルを表示させ、リモコン46の操作キーを用いてカーソルを移動する事で可能である。
【0156】
またこの選択画面は放送局により送られチューナー41が受信する場合も有り、情報サーバーから送られモデム50が受信する場合も有る。図11を用いた動作の説明には触れなかったが、図11におけるSTEP33でこの選択画面を表示し、ユーザーが選択した情報を番組推定情報の一部として保持する場合やSTEP38やSTEP39やSTEP40で選択画面を表示し、ユーザーが選択した情報を番組推定情報の一部として送信する場合がある。
【0157】
また情報と画面上の領域の関連付けは、それぞれの領域と関連する情報をパンフレットなどの書面を用いて、前もってユーザーに関連付けを示す場合も有る。以上のようにそれらの選択画面やユーザーが選択した結果を取得する事ができるので、ユーザーが番組に関連する情報を欲した場合、番組を推定する番組名とともに更に詳細な内容を推定する情報を情報サーバーに送信できる。情報サーバーはそれらの情報からユーザーが関連情報を欲している番組や情報を推定しその番組に該当する関連情報をデーターベースより検索しユーザーに送信する。または番組を推定する番組名を情報サーバーに送信しその他の詳細な内容を推定する情報を用いて情報サーバーから受信した番組に関連する情報を更にテレビジョン受信機内で選択する事ができる。
【0158】
図14は図11や図12を用いて説明した番組を推定する方法と合わせて更にユーザーの欲している情報を詳細に推定する方法の実施例である。図14では画面上にリモコン46のキーと番組に関連する情報を関連付ける方法の例である。ユーザーはリモコン46のキーを選択する事で欲している関連情報を選択する。図14ではカラーキーを用いた例であり、青キーと番組で紹介したURLの情報が関連付けられている。ユーザーは画面を見てリモコン46の青キーを押す事で選択可能である。
【0159】
選択画面の取得方法や選択した情報の取り扱いは図13を用いた説明と同様であるので説明を省略する。それらの選択画面やユーザーが選択した結果を説明したように取得する事ができるので、ユーザーが番組に関連する情報を欲した場合、番組を推定する番組名とともに更に詳細な内容を推定する情報を情報サーバーに送信できる。情報サーバーはそれらの情報からユーザーが関連情報を欲している番組や情報を推定しその番組に該当する関連情報をデーターベースより検索しユーザーに送信する。または番組を推定する番組名を情報サーバーに送信しその他の詳細な内容を推定する情報を用いて情報サーバーから受信した番組に関連する情報を更にテレビジョン受信機内で選択する事ができる。
【0160】
ユーザーの欲している情報として番組に関連する情報について説明したが、それ以外の場合も有り得る。例えば広告や商品に関連する情報についても同様に有りうる。
【0161】
次に情報サーバーから取得した情報を表示する場合の実施例を図15と図16を用いて説明する。
【0162】
図15では情報サーバーより取得した番組に関連する情報と関連付けられている日時情報の例を示した物である。ここで言う番組に関連する情報の例は番組で紹介されたURLである。URLと日時情報の関連付けの意味は番組内でURLが紹介された時刻を関連付ける場合がある。図15では情報サーバーは番組に関連する情報を推定する情報として番組名を受信した後、番組名を元にデーターベースを検索し3つの番組に関連する情報を該当する情報として関連付けられている日時情報とともに送信している例である。
【0163】
その中の一つを上げて説明するとhttp:www.abcdefg.co.jpという番組に関連する情報と200101152005という日時情報が関連付けられて送信されている。この日時情報は2001年1月15日20時5分を意味している。
【0164】
情報サーバーは番組名と番組中に紹介されたURLと紹介された日時の情報をデータベースとして関連付けて蓄積しており、URL情報と日時情報は番組名を元に検索可能である。なお、番組に関連する情報はURL情報のみではなくTVショッピングにおける商品購入手続きに関する情報やクイズ番組の懸賞応募手続きに関する情報や料理番組のレシピなども考えられそれぞれ番組名と番組中に案内された日時と関連付けられてデータベースに蓄積されている場合があり、情報サーバーは番組名でそれらの情報も検索する事ができる。
【0165】
なお、番組に関連する情報を推定する情報として番組名のみを送信した場合だけでなく図13や図14を用いて説明したようなあらかじめ取り決められた情報と番組名を送信した場合においてもこのような番組に関連する情報と関連付けられている日時情報が情報サーバーから受信することができる。
【0166】
番組に関連する情報と日時情報の関連付けの例としては、番組に関連する情報の一部に注釈宣言された記述として埋め込むことができる。番組に関連する情報がHTML文章である場合、例えば番組に関連する情報の一部に<!――time=200101152005――>というような注釈を埋め込む事ができる。
【0167】
また番組に関連する情報の所在地においても所在地情報の一部に日時情報を埋め込むことができる。所在地情報がURLである場合、例えばURLの一部に200101152005を埋め込んだ場合http:www.gamenzyouhou.co.jp/etc/200101152005/のような関連付けができる。本発明のテレビジョン受信機ではこのような日時情報を読み取り利用する事ができる。
【0168】
図16では情報サーバーから受信した図15で説明したURLと関連付けられている日時情報を受信した後の表示例を示している。マイコン45は日時RAMに記憶されている200101152015が意味する日時と情報サーバーから受信した3つの日時情報が意味する日時を比較した結果、日時が近い順番を認識し関連付けられたURLをその順番で上から表示している。
【0169】
最も日時が近い一番上のURLを特に大文字で強調してマーキングした所望する情報に最も可能性が高い情報と提示している。ここでは最も日時が近い日時情報でも1分の相違があるが、これは情報サーバーとデジタル放送受信機の時刻が若干ずれている場合に発生する誤差を想定しているので全く相違が無い場合も当然あり得る。
【0170】
また、このようにURLが番組に関連する情報に含まれている場合、図16のように取得した番組に関連する情報や含まれるURLを一覧表示せずに、最も日時が近い番組に関連する情報に含まれるURLにアクセスし所在する情報を改めて取得しその情報のみを表示する場合もある。
【0171】
情報サーバから受信した情報は、図11を用いて説明したように現在視聴中の番組の最中でも終了後であっても良い。また、表示方法は図示していないが視聴番組と情報サーバーからの情報を画面を分割して表示する場合も有る。
【0172】
以上のように本実施例のテレビジョン放送受信機は、通信回線を介して情報サーバーに接続し、ユーザーの欲する情報を推定できる情報を情報サーバーに送信することで、情報サーバーはユーザーの欲する情報を推定しユーザーに送信できるため、放送局が制作し放送するデータ放送の情報のみしか得る事ができず、情報の内容も放送局毎に異なる状況においては、ユーザーの欲する特定の情報を全ての放送局において常に得ることができないという問題や放送局とは異なる事業者が、各放送局が放送する全ての番組の関連情報を提供する情報サーバーを立ち上げたとしても、そのような情報サーバーからユーザーの欲する番組に関連する情報を得る事ができないという問題を解決できる。
【0173】
また、番組推定情報を保持するとともに番組終了や番組が変わった事を検出した後、番組に関連する情報を取得するように制御できる事により、ユーザーが番組に関連する情報を番組視聴終了後に見たいという要求に対しては、一般の従来のテレビジョン放送受信機では現在放送されているデータ放送しか表示できないという問題を解決できる。
【0174】
(実施の形態3)
以下本発明の第3の実施例を図面を参照しながら説明する。
【0175】
図18は本発明の第3の実施例の構成を示すものである。
【0176】
図18において、73はデジタルテレビジョン放送受信機である。61はチューナーで、アンテナが受信したデジタルテレビジョン放送の選局を行った後復調したトランスポートストリームを出力する。62はトランスポートストリーム(TS)デコーダーで、チューナー61が出力するトランスポートストリームを入力し、ユーザーが選択した番組のAVのストリームやデータ放送関係のパケットをフィルタリングして出力する。そのフィルタリングはPATパケットやPMTパケット内に記載されているPIDを用いて行われる事はデジタルテレビジョンにおいて周知の技術であるので詳細説明は省略する。
【0177】
63はAVデコーダーでトランスポートストリームデコーダー62が出力するAVのストリームを入力し、AVデコードして出力する。74はバッファーメモリで、トランスポートデコーダー62がフィルタリングしたデータ放送のパケットや後述する情報サーバー72からの得たデータをマイコン65の制御により展開して記憶する。
【0178】
75は番組表情報取得回路でEPG生成用の番組情報をトランスポートデコーダ62の出力するパケットを解析して取得する。ここでいう番組表情報とは番組名やジャンル情報や出演者情報や番組に関連するキーワード情報や番組開始時間、終了時間の情報などを含む。
【0179】
解析方法などの番組情報取得方法については、デジタルテレビで一般的なSI(Service Infomation)情報取得方法によるので説明は省略する。76は番組表情報RAMで、取得した番組表情報を蓄積するためのメモリである。65はマイコンで、デジタルテレビジョン放送受信機73の各要素の制御を行う。動作の詳細は後述する。
【0180】
66はリモコンで、ユーザーインターフェースである。67は受光回路で、リモコン66からの信号を受信し電気信号をマイコン65に出力する。64は番組推定情報RAMで、後述する情報サーバー72に送信するユーザーが欲するパーソナライズされた私的番組表情報を推定するための情報をマイコン65の制御で記憶する。私的番組表情報を推定するための情報は複数記憶することもできる。詳細は後述する。
【0181】
68はOSDコントローラーで、データ放送画面や後述する情報サーバー72から得た情報をマイコン65の制御により、構成する文字やグラフィクスデータを画素データに変換しAVデコーダー63に出力する。AVデコーダー63ではビデオデコードした映像とOSDコントローラ68から入力した文字やグラフィクスを合成して出力する。
【0182】
77は嗜好情報取得回路で、後述するユーザーの嗜好情報を取得しマイコン65に出力する。この嗜好情報は前述した推定情報として番組推定情報RAM64に記憶される。嗜好情報の取得方法としてはユーザーが視聴している番組の番組表情報の統計を取ることで、ユーザーの嗜好を推定しその結果を嗜好情報として取得する方法や、キーワードを画面上に表示させてリモコン66を用いたユーザーの選択を元に取得する事も可能である。嗜好情報取得回路77はマイコン65を用いたソフトウェアプログラムで実現する場合もある。
【0183】
70はモデムで、通信会社の通信回線やサービスプロバイダを介してインターネット網に接続されており、マイコン65の制御で通信回線からのデータを受信して復調しマイコン65に出力したり、送信データを変調して通信回線に出力する。モデム70においては電話回線を使用するいわゆるモデムのみでなく、電話回線を使用するADSLモデムや光ファーバー網を使用するFTTHのONUやケーブルテレビ回線を使用するケーブルモデムなどあらゆる通信端末でも良く、接続方式はダイヤルアップ接続のみでなくTCP/IP接続等の常時接続の方式でも良い。
【0184】
本実施例ではそれらの通信回線を介して図示していない視聴情報収集センターと接続し視聴履歴情報を送信する事に加えてインターネット網や図示していないケーブルテレビ網などに位置する情報サーバー72と接続しデータの送受信を行う。
【0185】
なお、本実施例ではデジタルテレビジョン放送受信機について説明したが、アナログのテレビジョン受信機の場合も同様に可能である。
【0186】
次に本実施例の動作を図19を用いて説明する。
【0187】
本実施例は、ユーザーが欲するパーソナライズされた私的番組表情報を情報サーバー72から受信した番組表情報と放送局が放送する番組表情報を利用して生成し表示するものである。
【0188】
ユーザーは私的番組表の表示を希望する場合は嗜好する番組を推定するための嗜好情報を登録する。ここで言う嗜好情報とは、例えば好きな俳優名、好きな食べ物名、趣味に関連するキーワードなどが考えられる。ユーザーがリモコン66を用いて嗜好情報を登録する指示をした場合(STEP51)、マイコン65は嗜好情報を登録するためのOSDをOSDコントローラ68を制御して表示する(STEP52)。
【0189】
その場合、嗜好情報取得回路77を用いて予め用意したキーワード一覧を表示してユーザーに選択させるように表示しても良いし、ユーザーにキーワードを入力させる様に表示しても良い。ユーザーはそのOSDに応じて自身の嗜好情報をリモコン66を用いて登録する操作を行う(STEP53)。
【0190】
マイコン65は登録操作されたユーザーの嗜好情報を番組推定情報RAM64に記憶する(STEP54)。記憶する嗜好情報は複数種類であっても良い。その後私的番組表を表示するユーザーの指示がリモコン66からあった場合(STEP55)、マイコン65はモデム70を制御して番組推定情報RAM64に記憶されているユーザーの嗜好情報とユーザーの私的番組表情報を要求するコマンドを情報サーバー72に送信する(STEP56)。
【0191】
私的番組表を要求するコマンドは予め情報サーバー72との間でフォーマットやデータを取り決めておけば送信可能である。情報サーバー72は私的番組表を要求するコマンドを解釈し、ユーザーの嗜好に合った番組の番組表情報を受信した嗜好情報を使用して検索し、該当する番組表情報をデーターベースより探し出してデジタルテレビジョン放送受信機73に送信する。
【0192】
情報サーバー72はデータベースに蓄積している番組名、開始時間、終了時間、概要、視聴料金、配信サーバーのアドレス等の番組表情報と嗜好情報を示すキーワードとを関連付けて管理しており、受信した嗜好情報を元に該当する番組表情報を検索することができる。あるいは番組表情報の内容を嗜好情報で検索する場合もありうる。なお、この実施例では情報サーバー72が管理しているのはインターネット上に存在する番組配信サーバーの番組について示しているが、テレビジョン放送含めた複数のメディアの番組情報を管理しても良い。
【0193】
次にマイコン65は送信された番組表情報をモデム70を制御して受信しバッファーメモリー74に展開して記憶する(STEP57)。次にマイコン65は番組表情報取得回路75が受信し番組表情報RAM76に蓄積されているテレビジョン放送番組の番組表情報から嗜好情報に関連する番組を検索しそれらの番組表情報を取得しバッファーメモリー74に展開して記憶する(STEP58)。
【0194】
嗜好情報に関連する番組の検索は嗜好情報と放送局から送信された番組表情報に含まれる情報例えばジャンル情報や出演者情報やキーワード情報などとの一致があった番組を探すことで可能である。
【0195】
次にマイコン65はSTEP57とSTEP58で取得してバッファーメモリー上に展開されているそれぞれの番組表情報を租借し、私的番組表としてユーザーにわかりやすい一覧になるように編集しその結果をOSDコントローラ68を制御して表示する。
【0196】
マイコン65が私的番組表を生成するのにあたりメディア毎に番組表情報の内容が異なるためにわかりやすい一覧にできないとの問題が予想されるが、私的番組表を生成する上で必要最小限の情報について放送局が送信する番組表情報と情報サーバーが送信する番組表情報が含んでいるように予め双方の番組表情報の内容を決めておくことにより回避できるし、予め決めておくことができない場合でも、表示する番組表情報に対し不足する項目については表示しないという方法もある。
【0197】
次に図20を用いて私的番組表の一例を説明する。図20では田中というユーザーの私的番組表を表示した画面を示している。この例では、ユーザーはハワイ、坂本竜馬、ラーメン、小林一郎という4つの嗜好情報を登録している。また放送局の番組であるオアフ旅行記、料理辞典そしてインターネット上の配信サーバーの番組であるパールハーバー、ドラマ海援隊、東京コンサートが嗜好情報により検索され取得されており一覧表として編集されている。
【0198】
また、種別とはライブあるいはVOD(Video On Demand)あるいはPPV(Pay Per View)かどうかという表示であり、時間とは種別がライブかPPVであれば放送される日時をVODであれば番組時間を表している。これは表示文字をより大きく表示するために一覧の桁数を減らす効果がある。
【0199】
マイコン65は図20に表示した情報と同時に各番組の配信サーバーのアドレス情報等アクセス先情報も取得しているためユーザーはこの番組表を見ながらリモコン66を用いて見たい番組を選択することで、マイコン65はチューナー61を制御して選局させることやモデム70を制御して配信サーバーに接続して番組を受信させるよう指示することができる。
【0200】
また、同様に選択し視聴予約や録画予約も指示することも可能である。次に図20で示した番組の番組表情報の一例を図21に示した。図21においてはそれぞれの番組における番組表情報を示している。例えばオアフ旅行記であれば少なくとも番組名、ジャンル、出演者、キーワード、チャンネル、放送日時の番組表情報が放送局であるNKKより送信されている。この場合種別や視聴料金や番組時間の情報は放送されていない。
【0201】
現在放送されている多くの番組はライブであり無料であるために特にこれらの情報が無い場合はライブであり無料であるという取り決めている例である。また、パールハーバーであれば情報サーバー72のデータベース上に少なくとも番組名、ジャンル、出演者、キーワード、種別、チャンネル、番組時間、視聴料金の番組表情報が蓄積されている。パールハーバーのようにVODの場合は任意の時間で見れるために放送日時は無しとなっている。
【0202】
また放送日時においてはオアフ旅行記であれば0101090001011000となっているがこれは01月01日09:00が開始で01月01日10:00が終了という意味である。ここでは月から分までの精度の情報であるが年から秒精度の情報であっても良い。
【0203】
また、番組時間では分単位の制度になっているが秒単位でも良い。また放送開始時間と放送終了時間が含まれていれば、マイコン65にて算出できるため簡略化される場合もありうる。
【0204】
また、キーワードとは番組内容に関連深いキーワードであり複数含まれていても良い。図21よりわかるように図20で示した私的番組表の番組における番組情報にユーザーの登録した嗜好情報であるハワイ、坂本竜馬、ラーメン、小林一郎の情報が少なくとも一つは含まれており情報サーバー72ならびにデジタルテレビジョン受信機73において検索が可能であることがわかる。
【0205】
また、本実施例では番組推定情報RAM64に記憶する私的番組表情報を推定するための情報はユーザーが登録する嗜好情報であったが、ユーザーが視聴している番組の番組表情報の統計を取ることで、マイコン65がユーザーの嗜好を推定しその結果を嗜好情報として番組推定情報RAM64に記憶する場合も考えられる。
【0206】
具体的にはSTEP52とSTEP53の代わりにユーザーが視聴中した番組における番組表情報を取得して、図示していないマイコン65の管理下の不揮発性メモリに番組表情報におけるユーザーの嗜好に関わる項目例えばジャンルや出演者やキーワード情報などを内容毎にカウントした結果を蓄積し、カウント数が多い物からを優先的に嗜好情報として推定することが考えられる。
【0207】
また、本実施例では番組推定情報RAM64に嗜好情報を記憶したが、番組推定情報RAM64を省略し情報サーバー72に嗜好情報を登録し記憶する場合も考えられる。その場合、STEP54の代わりにユーザーの嗜好情報を情報サーバーに送信しSTEP56では嗜好情報を送信することを簡略化する。
【0208】
情報サーバー72ではユーザー認証後ユーザーにより登録された嗜好情報を利用して蓄積している番組表情報の中から嗜好情報と合致する番組表情報を持った番組を検索してテレビジョン放送受信機73に送信することが考えられる。
【0209】
また、本実施例では情報サーバー72と放送局からの番組表情報を編集して表示したが、情報サーバー72から取得する私的番組表情報のみを表示する場合もありうる。その場合は、番組表情報取得回路75と番組表情報RAM76は簡略化可能でありSTEP58そしてSTEP59における編集作業を簡略化可能である。
【0210】
また、そのように放送局が放送する番組表情報と編集せずに情報サーバーから取得する私的番組表のみを表示する場合には、情報サーバー72で私的番組表をHTMLを用いて生成しデジタルテレビジョン放送受信機73においては私的番組表をWebページとして受信してユーザーの名前などのデジタル放送受信機73で保有する情報を合成して表示する場合も考えられる。
【0211】
以上のように本実施例のテレビジョン放送受信機は、通信回線を介して情報サーバーに接続し、ユーザーの欲する情報を推定できる情報を情報サーバーに送信することで、情報サーバーはユーザーの欲する情報を推定しユーザーに送信できるため、放送局が制作し放送する番組表の情報のみしか得る事ができないという問題や、放送局とは異なる事業者が各放送局が放送する全ての番組の関連情報を提供する情報サーバーを立ち上げたとしても、そのような情報サーバーからユーザーの欲する番組に関連する情報を得る事ができないという問題を解決できる。
【0212】
(実施の形態4)
以下本発明の第4の実施例を図面を参照しながら説明する。
【0213】
図22は本発明の第4の実施例の構成を示すものである。
【0214】
図22において、93はデジタルテレビジョン放送受信機である。81はチューナーで、アンテナが受信したデジタルテレビジョン放送の選局を行った後復調したトランスポートストリームを出力する。82はトランスポートストリーム(TS)デコーダーで、チューナー81が出力するトランスポートストリームを入力し、ユーザーが選択した番組のAVのストリームやデータ放送関係のパケットをフィルタリングして出力する。そのフィルタリングはPATパケットやPMTパケット内に記載されているPIDを用いて行われる事はデジタルテレビジョンにおいて周知の技術であるので詳細説明は省略する。
【0215】
83はAVデコーダーでトランスポートストリームデコーダー82が出力するAVのストリームを入力し、AVデコードして出力する。94はバッファーメモリで、トランスポートデコーダー82がフィルタリングしたデータ放送のパケットやブックマークサービスで放送されるURL情報や後述する情報サーバー92からの得たデータをマイコン85の制御により展開して記憶する。95はアイコン情報RAMで、後述する情報サーバー92からの得たアイコン情報例えばアイコンのビットマップデータおよび関連するコンテンツのURL情報をマイコン85の制御により展開して記憶する。
【0216】
85はマイコンで、デジタルテレビジョン放送受信機93の各要素の制御を行う。動作の詳細は後述する。86はリモコンで、ユーザーインターフェースである。87は受光回路で、リモコン86からの信号を受信し電気信号をマイコン85に出力する。84は番組推定情報RAMで、後述する情報サーバー92に送信するユーザーが欲する番組情報を推定するための情報をマイコン85の制御で記憶する。詳細は後述する。
【0217】
88はOSDコントローラーで、データ放送画面や後述する情報サーバー92から得た情報をマイコン85の制御により、構成する文字やグラフィクスデータを画素データに変換しAVデコーダー83に出力する。AVデコーダー83ではビデオデコードした映像とOSDコントローラ88から入力した文字やグラフィクスを合成して出力する。
【0218】
90はモデムで、通信会社の通信回線やサービスプロバイダを介してインターネット網に接続されており、マイコン85の制御で通信回線からのデータを受信して復調しマイコン85に出力したり、送信データを変調して通信回線に出力する。モデム90においては電話回線を使用するいわゆるモデムのみでなく、電話回線を使用するADSLモデムや光ファーバー網を使用するFTTHのONUやケーブルテレビ回線を使用するケーブルモデムなどあらゆる通信端末でも良く、接続方式はダイヤルアップ接続のみでなく常時接続の方式でも良い。
【0219】
本実施例ではそれらの通信回線を介して図示していない視聴情報収集センターと接続し視聴履歴情報を送信する事に加えてインターネット網や図示していないケーブルテレビ網などに位置する情報サーバー92と接続しデータの送受信を行う。
【0220】
なお、マイコン85のソフトウェアにより視聴中の番組が終了した事やユーザーの指示で視聴番組を変更した事を検出する事もできる。視聴中の番組が終了した事は、放送される番組表生成用の情報の一つである番組終了時刻を参照する事で検出可能である。
【0221】
デジタルテレビジョン放送やアナログ文字多重放送においては、番組表生成用の情報を放送する事は一般的である。また、リモコン86を用いたユーザーの指示はマイコン85が全て解釈するため、ユーザーがリモコン86を操作して視聴番組を変更した事も検出可能である。これらの検出は専用ハードウェアを備えて実現する場合も有り得る。また情報サーバー92は単一のサーバーでなくても良い。
【0222】
なお、本実施例ではデジタルテレビジョン放送受信機について説明したが、アナログのテレビジョン受信機の場合も同様に可能である。
【0223】
次に本実施例の動作を図23と図24と図25を用いて説明する。
【0224】
本実施例は、ユーザーが欲する番組に関連する情報を情報サーバー92から受信し表示するものである。
【0225】
ユーザーが番組を視聴している時、マイコン85の制御により視聴している番組の関連情報のアイコン情報を推定する番組推定情報を番組推定情報RAM84に記憶する(STEP61)。番組推定情報については第1の実施例において説明した内容と同様であるが、ブックマークサービスなどでデジタル放送に重畳して放送局から送信される情報サーバー92内のコンテンツを識別するためのURL情報などであっても良い。ユーザーが視聴中に番組の関連情報を欲した場合、アイコン情報を取得し保持するようにリモコン86を操作して指示する(STEP62)。指示方法はリモコン86に専用キーを用意しても良いし、画面上にメニューを表示させてその中から指示ボタンを選択して決定しても良い。ユーザーが関連情報を欲する機会としては、ブックマークサービスなどにより関連情報が存在することを示すアイコンをユーザーが見た時やテレビジョン放送番組内にURLや関連情報などが紹介されてユーザーが見た時が考えられる。
【0226】
マイコン85は受光回路87を介して入力した信号からアイコン情報を取得し保持する指示と解釈し、マイコン85はモデム90を制御して番組推定情報RAMに記憶されている番組推定情報と関連するアイコン情報を要求するコマンドを情報サーバー92に送信する(STEP63)。コマンドについては第1の実施例において説明した内容と同様であるが、番組推定情報が別途データ放送やブックマークサービスなどで放送されたURLであればURLのテキストデータを含めたアイコン情報を要求するコマンドを送信する。
【0227】
情報サーバー92は番組に関連する情報のアイコン情報を要求するコマンドを解釈し、ユーザーが欲している番組に関連する情報に関わるアイコンのビットマップとユーザーが欲している番組に関連する情報の所在を示すURL情報を番組推定情報から推定し、データーベースより探し出してデジタルテレビジョン放送受信機93に送信する。
【0228】
マイコン85は送信されたアイコンのビットマップとユーザーが欲している番組に関連する情報の所在を示すURL情報とをモデム90を制御して受信しアイコン情報としてアイコン情報RAM95に記憶する(STEP64)。番組推定情報が情報サーバー92内のコンテンツを識別するためのURL情報である場合は簡略化するためにアイコンのビットマップのみを記憶する場合もある。
【0229】
その後ユーザーのリモコン86を用いた操作で視聴番組が変わった場合(STEP65)、マイコン85はその操作を前述したように解釈して、OSDコントローラー88を用いて、番組が変わった事を知らしめる文字と番組視聴中に取得したアイコンのビットマップを用いてアイコンを画面上に表示して、ユーザーからの番組に関連する情報を取得する指示を待つ(STEP66)。
【0230】
また、視聴していた番組が終了した場合(STEP67)、マイコン85は終了時刻になった事を認識し、番組が終わった事を知らしめる文字と番組視聴中に取得したアイコンを同様に画面上に表示して、ユーザーからの番組に関連する情報を取得する指示を待つ(STEP68)。その後それぞれの状態で定められているタイムアウトまでに番組に関連する情報を取得するユーザーの指示がユーザーがリモコン86を用いて表示されているアイコンをクリックするなどしてあった場合(STEP69)、マイコン85はモデム90を制御してアイコン情報と関連する番組に関連する情報をSTEP64にて取得し保持しているURL情報を用いて情報サーバー92から受信する。次にマイコン85はOSDコントローラ88を制御して番組に関連する情報を構成する文字やグラフィクスデータを画素データに変換しAVデコーダー83に出力する。AVデコーダー83ではビデオデコードした映像とOSDコントローラ88から入力した番組に関連する情報を合成して出力する(STEP70)。
【0231】
STEP69でタイムアウトが生じた場合は、マイコン85はOSDコントローラー88を用いて、番組に関連する情報の取得を取り消すかどうかを確認する文字を画面上に表示して、ユーザーからの指示を待つ(STEP71)。ユーザーからの指示が取り消す場合には、番組推定情報の保持とアイコン情報の保持を解除する(STEP72)。取り消さない場合は番組推定情報とアイコン情報の保持を続ける。
【0232】
またユーザーがアイコン一覧を用いて欲する番組に関連する情報を情報サーバー92から受信し表示する場合もある。図25を用いて説明する。STEP64以降にユーザーがアイコン一覧を表示する支持をリモコン86で送信した場合(STEP73)、マイコン85はアイコン情報RAM95で保持されているアイコンのビットマップを読み出しOSDコントローラ88を制御してアイコンの一覧表を表示する(STEP74)。その場合全てのアイコンを一覧表示しても良いし、数ページに分けて表示しても良いし、特定の条件に一致したアイコンのみを表示しても良い。一覧表を見たユーザーがアイコンを選択してクリックするなどして番組に関連する情報を取得する指示をリモコン86を用いて送信した場合(STEP75)、マイコン85はモデム90を制御してそのアイコン情報と関連する番組に関連する情報を、STEP64にて取得し保持しているURL情報を用いて情報サーバー92から受信する。次にマイコン85はOSDコントローラ88を制御して番組に関連する情報を構成する文字やグラフィクスデータを画素データに変換しAVデコーダー83に出力する。AVデコーダー83ではビデオデコードした映像とOSDコントローラ88から入力した番組に関連する情報を合成して出力する(STEP76)。
【0233】
本実施例においてRAMを簡略化するためにSTEP64でのアイコン情報取得をSTEP66とSTEP68とSTEP74でのアイコン表示のタイミングで情報サーバー92に接続して取得する場合もある。その場合はSTEP64においてアイコン情報を保持する代わりに番組推定情報を保持する。アイコン情報と番組推定情報とでデータ量の少ない方を保持することによりRAMの簡略化が可能である。
【0234】
次に情報サーバーから取得しアイコン情報RAM95に保持しているアイコンを表示する場合の実施例を図26と図27を用いて説明する。
【0235】
図26ではSTEP66とSTEP68でのアイコンの表示例を示した物である。画面上にユーザーが視聴している番組が表示されており、その右上に前の番組視聴中に情報サーバーから受信して保持しているアイコンが二つ番組に重ねあわせて表示している。これはユーザーが前の番組の視聴中にアイコン情報を取得し保持する指示を二度行った事を意味している。また図26ではOSDにより番組が変わった事を知らしめて情報を取得するかどうかを選択するように促している。ユーザーはリモコンを用いてアイコンを選択し決定キーを押す事で欲する情報を取得する事ができる。なおアイコン情報を取得し保持する事と視聴予約する事はこの例においては同義である。
【0236】
図27ではSTEP74でのアイコン一覧の表示例を示した物である。画面上には6個のアイコンが表示可能な一覧表が表示されており、一覧表上に実際に保持されている3個のアイコンが表示されている。ユーザーはこの一覧からリモコンを用いてアイコンを選択し決定キーを押す事で情報を取得する事ができる。なおこの例においてはアイコン情報を取得し保持する事と視聴予約する事は同義であり、アイコンの一覧と視聴予約の一覧は同一である。
【0237】
以上のように本実施例のテレビジョン放送受信機は、通信回線を介して情報サーバーに接続し、ユーザーの欲する番組関連情報に関わるアイコン情報を推定できる情報を情報サーバーに送信することで、情報サーバーはユーザーの欲するアイコン情報を推定しユーザーに送信できるため、放送局が制作し放送するデータ放送の情報のみしか得る事ができず、情報の内容も放送局毎に異なる状況においては、ユーザーの欲する特定の情報を全ての放送局において常に得ることができないという問題や放送局とは異なる事業者が、各放送局が放送する全ての番組の関連情報を提供する情報サーバーを立ち上げたとしても、そのような情報サーバーからユーザーの欲する番組に関連する情報やアイコン情報を得る事ができないという問題を解決できる。
【0238】
また、番組推定情報を保持するとともに番組終了や番組が変わった事を検出した後、番組に関連する情報を取得するように制御できる事により、ユーザーが番組に関連する情報を番組視聴終了後に見たいという要求に対しては、一般の従来のテレビジョン放送受信機では現在放送されているデータ放送しか表示できないという問題やアイコンを画面上に複数個表示することや一覧表示することができないという問題を解決できる。
【0239】
【発明の効果】
以上のように本発明のテレビジョン放送受信機は、通信回線を介して情報サーバーに接続し、ユーザーの欲する情報を推定できる適切な情報を情報サーバーに送信することで、情報サーバーはユーザーの欲する番組に関連する情報や私的な番組表や情報に関連するアイコン情報を推定しユーザーに送信できることと、情報サーバーが送信する日時情報を用いて受信した情報の選択ができることにより、放送局が制作し放送するデータ放送や番組表情報やアイコン情報のみしか得る事ができず、情報の内容も放送局毎に異なる状況においては、ユーザーの欲する特定の情報を全国レベルの全ての放送局において常に得ることができないという問題や放送局とは異なる事業者が、各放送局が放送する全ての番組の関連情報を提供する情報サーバーを立ち上げたとしても、そのような情報サーバーに対してユーザーの要求を推定するための適切な情報を伝える事ができずユーザーの欲する番組に関連する情報を確実に得る事ができないという問題を解決できる。
【0240】
また、番組推定情報を保持するとともに番組終了や番組が変わった事を検出した後、番組に関連する情報を取得するように制御できる事により、ユーザーが番組に関連する情報を番組視聴終了後に見たいという要求に対しては、一般の従来のテレビジョン放送受信機では現在放送されているデータ放送しか表示できないという問題を解決できるテレビジョン放送受信機を実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例におけるブロック図
【図2】本発明の第一の実施例における動作フローチャート
【図3】本発明の第一の実施例における番組推定情報の実施例図
【図4】本発明の第一の実施例における番組推定情報の実施例図
【図5】本発明の第一の実施例における番組推定情報の実施例図
【図6】本発明の第一の実施例における番組推定情報の実施例図
【図7】本発明の第一の実施例における表示画面を示す図
【図8】従来のブロック図
【図9】従来例における動作フローチャート
【図10】本発明の第二の実施例におけるブロック図
【図11】本発明の第二の実施例における動作フローチャート
【図12】本発明の第二の実施例における番組推定情報と記憶するの日時の実施例図
【図13】本発明の第二の実施例における番組推定情報の実施例図
【図14】本発明の第二の実施例における番組推定情報の実施例図
【図15】本発明の第二の実施例における番組に関連する情報と日時情報の実施例図
【図16】本発明の第二の実施例における番組関連情報表示画面例を示す図
【図17】本発明の第二の実施例における番組関連情報マーキング一覧表示画面例を示す図
【図18】本発明の第三の実施例におけるブロック図
【図19】本発明の第三の実施例における動作フローチャート
【図20】本発明の第三の実施例における私的番組表表示例図
【図21】本発明の第三の実施例における番組表情報例図
【図22】本発明の第四の実施例におけるブロック図
【図23】本発明の第四の実施例における動作フローチャート
【図24】本発明の第四の実施例における動作フローチャート
【図25】本発明の第四の実施例における動作フローチャート
【図26】本発明の第四の実施例におけるアイコン表示例図
【図27】本発明の第四の実施例における視聴予約一覧例図
【符号の説明】
1 チューナー
2 トランスポートデコーダー
3 AVデコーダー
4 番組推定情報RAM
5 マイコン
6 リモコン
7 受光回路
8 OSDコントローラ
10 モデム
11 コネクタ
12 情報サーバー
41 チューナー
42 トランスポートデコーダー
43 AVデコーダー
44 番組推定情報RAM
45 マイコン
46 リモコン
47 受光回路
48 OSDコントローラ
50 モデム
51 コネクタ
52 情報サーバー
55 番組情報取得回路
56 日時RAM
61 チューナー
62 トランスポートデコーダー
63 AVデコーダー
64 番組推定情報RAM
65 マイコン
66 リモコン
67 受光回路
68 OSDコントローラ
70 モデム
71 コネクタ
72 情報サーバー
75 番組表情報取得回路
76 番組表情報RAM
77 嗜好情報取得回路
81 チューナー
82 トランスポートデコーダー
83 AVデコーダー
84 番組推定情報RAM
85 マイコン
86 リモコン
87 受光回路
88 OSDコントローラ
90 モデム
91 コネクタ
92 情報サーバー
94 バッファーメモリ
95 アイコン情報RAM
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタルテレビジョン放送受信機やパーソナルコンピュータや携帯電話機などテレビジョン放送を受信して表示する機器そしてネットワーク上で情報提供する情報サーバーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、デジタルテレビジョン放送が開始されてきており、データ放送を用いた双方向サービスも始まっている。
【0003】
以下に従来のテレビジョン放送受信機について説明する。図8は従来のテレビジョン放送受信機の構成を示すものである。
【0004】
図8において、33はデジタルテレビジョン放送受信機である。21はチューナーで、アンテナが受信したデジタルテレビジョン放送の選局を行った後復調したトランスポートストリームを出力する。22はトランスポートストリーム(TS)デコーダーで、チューナー21が出力するトランスポートストリームを入力し、ユーザーが選択した番組のAVのストリームやデータ放送関係のパケットをフィルタリングして出力する。そのフィルタリングはPATパケットやPMTパケット内に記載されているPIDを用いて行われる事はデジタルテレビジョンにおいて周知の技術であるので詳細説明は省略する。
【0005】
23はAVデコーダーでトランスポートストリームデコーダー22が出力するAVのストリームを入力し、AVデコードして出力する。24はバッファーメモリで、トランスポートデコーダー22がフィルタリングしたデータ放送のパケットを記憶する。25はマイコンで、デジタルテレビジョン放送受信機33の各要素の制御を行う。詳細は後述する。
【0006】
26はリモコンで、ユーザーインターフェースである。27は受光回路で、リモコン26からの信号を受信し電気信号をマイコン25に出力する。28はOSDコントローラーで、データ放送画面を構成する文字やグラフィクスを画素データに展開しAVデコーダー23に出力する。AVデコーダー23ではビデオデコードした映像とOSDコントローラ28から入力した文字やグラフィクスを合成して出力する。
【0007】
30はモデムで、通信会社の通信回線に接続されており、マイコン25の制御で通信回線からのデータを受信して復調しマイコン25に出力したり、送信データを変調して通信回線に出力する。一般的には通信回線を介して視聴情報収集センターと接続し視聴履歴情報を送信する。
【0008】
次に従来のテレビジョン放送受信機の動作について図9を用いて説明する。
【0009】
ユーザーは、番組を視聴中にデータ放送で放送局から送られている天気予報や番組に関連する情報などを欲した場合、デジタル放送受信機33に対してデーター放送のメニュー画面を表示するよう指示する(STEP21)。指示方法はリモコン26の専用キー用いて操作する事が一般的である。
【0010】
マイコン25は受光回路27を介してその指示を入力し、該当するメニュー画面の要素である各種パケットを展開し、OSDコントローラに展開した文字やグラフィクスデータを出力し視聴中の番組の映像と文字やグラフィクスを重ねあわせてメニュー画面を表示する(STEP22)。
【0011】
ユーザーはメニュー画面を見て欲する情報に到達するようリモコン26を操作する。この場合メニュー上のボタンをリモコンの方向キーを用いて選択して決定キーを押したり、メニュー上に示されているカラーボタンの選択肢に応じてカラーボタンを選択して押す場合が一般的である(STEP23)。
【0012】
マイコン25は受光回路27を介してその指示を入力し、該当する情報の要素である各種パケットを展開し、OSDコントローラに展開した文字やグラフィクスデータを出力し視聴中の番組の映像と文字やグラフィクスを重ねあわせてユーザーの選択した情報を表示する(STEP24)。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記のような構成では、放送局が制作し放送するデータ放送や番組表やアイコンの情報のみしか得る事ができず、情報の内容も放送局毎に異なる状況においては、ユーザーの欲する特定の情報を全国レベルで全ての放送局において常に得ることができないという問題が生じていた。
【0014】
また、放送局とは異なる事業者が、各放送局が放送する全ての番組の関連情報を提供する情報サーバーを通信回線上に設置したとしても、そのような情報サーバーに対してユーザーの要求を推定するための適切な情報を伝える事ができず、ユーザーの欲する情報を確実に得る事ができないという問題が生じていた。
【0015】
また、ユーザーが番組に関連する情報を番組視聴終了後に見たいという要求に対しては、従来のテレビジョン放送受信機では現在放送されているデータ放送しか表示できず、関連するアイコンを表示できないため対応できないという問題が生じていた。
【0016】
本発明は上記従来の問題点を解決するテレビジョン放送受信機を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
第一の本発明(請求項1に対応)は、放送局からの信号を受信し復号して映像信号および音声信号を出力するとともに、通信回線を介して情報サーバーから使用者が欲している情報を得るテレビジョン放送受信機であつて、通信回線を介して外部と通信可能な通信手段と、使用者が欲している情報を推定するための推定情報を記憶するメモリと、前記情報サーバーから得た使用者が欲している情報を表示する表示手段と、外部からの指示を受け付ける指示受付手段と、前記指示受付手段が受け付けた指示が、使用者が欲している情報を取得する指示であれば、前記通信手段を制御し、前記通信回線を介して前記情報サーバーに接続し、前記推定情報を前記メモリから読み出して前記情報サーバーに送信した後に、該当する使用者が欲している情報を前記情報サーバーから受信するよう制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
【0018】
第二の本発明(請求項2に対応)は、第一の本発明の特徴に加えて、前記使用者が欲している情報とは番組に関連する情報であり、前記推定情報とは番組を推定するための番組推定情報であることを特徴とする。
【0019】
第三の本発明(請求項3に対応)は、第二の本発明の特徴に加えて、前記番組推定情報とは少なくとも放送局名や番組名を含む事を特徴とする。
【0020】
第四の本発明(請求項4に対応)は、第二の本発明の特徴に加えて、前記番組推定情報とは少なくとも日時や視聴チャンネルや地域情報を含む事を特徴とする。
【0021】
第五の本発明(請求項5に対応)は、第一の本発明の特徴に加えて、前記推定情報とは表示画面上のカーソル位置または番組から提示される事前に取り決められた選択枝の選択情報である事を特徴とする。
【0022】
第六の本発明(請求項6に対応)は、第二の本発明または第三の本発明または第四の本発明の特徴に加えて、前記番組推定情報により推定される番組は現在視聴中の番組であることを特徴とする。
【0023】
第七の本発明(請求項7に対応)は、第六の本発明の特徴に加えて、前記指示受付手段が受け付けた指示が前記番組推定情報を保持する指示であった場合、少なくともその前記番組推定情報を用いて関連する情報を取得する制御までは、前記番組推定情報を保持することを特徴とする。
【0024】
第八の本発明(請求項8に対応)は、第一の本発明の特徴に加えて、前記表示手段は放送局から番組の信号を受信し復号した映像信号と通信回線を介して情報サーバーから得た使用者が欲している情報を重ねあわせて表示することを特徴とする。
【0025】
第九の本発明(請求項9に対応)は、第七の本発明の特徴に加えて、視聴番組が終了した事を検出する番組終了検出手段を備え、前記制御手段は番組終了後に前記番組推定情報に該当する番組の関連する情報を前記情報サーバーから受信するよう制御する制御手段とを備える事を特徴とする。
【0026】
第十の本発明(請求項10に対応)は、第七の本発明の特徴に加えて、視聴番組が変わった事を検出する番組変更検出手段を備え、前記制御手段は番組が変わった後に前記番組推定情報に該当する番組の関連する情報を前記情報サーバーから受信するよう制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
【0027】
第十一の本発明(請求項11に対応)は、第一の本発明の特徴に加えて、番組の番組名を取得する番組名取得手段を備え、前記使用者が欲している情報とは番組に関連する情報であり、前記推定情報とは少なくとも番組名であることを特徴とする。
【0028】
第十二の本発明(請求項12に対応)は、第十一の本発明の特徴に加えて、前記番組名とともに表示画面上のカーソル位置または番組から提示される事前に取り決められた選択枝の選択情報を前記推定情報として前記メモリに記憶する事を特徴とする。
【0029】
第十三の本発明(請求項13に対応)は、第十一または第十二の本発明の特徴に加えて、前記番組に関連する情報の対象の番組は現在視聴中の番組であることを特徴とする。
【0030】
第十四の本発明(請求項14に対応)は、第十三の本発明の特徴に加えて、前記指示受付手段が受け付けた指示が前記メモリに記憶されている前記推定情報を保持する指示であった場合、少なくとも前記推定情報を用いて関連する情報を取得する制御までは、前記推定情報を保持することを特徴とする。
【0031】
第十五の本発明(請求項15に対応)は、第十三または十四の本発明の特徴に加えて、視聴番組が終了した事を検出する番組終了検出手段を備え、前記制御手段は番組終了後に前記推定情報に該当する番組の関連する情報を前記情報サーバーから受信するよう制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
【0032】
第十六の本発明(請求項16に対応)は、第十三または十四の本発明の特徴に加えて、視聴番組が変わった事を検出する番組変更検出手段を備え、前記制御手段は視聴番組が変わった後に前記推定情報に該当する番組の関連する情報を前記情報サーバーから受信するよう制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
【0033】
第十七の本発明(請求項17に対応)は、第一の本発明の特徴に加えて、現在日時を取得し記憶する日時記憶手段と、使用者が欲している情報とともに関連付けられた日時情報を受信し、前記日時記憶手段に記憶されている日時と前記情報サーバーから受信した前記日時情報との比較結果に応じて、前記使用者が欲している情報の選択または表示の制御を行う制御手段とを備えることを特徴とする。
【0034】
第十八の本発明(請求項18に対応)は、第十七の本発明の特徴に加えて、前記番組に関連する情報とは配信された番組で案内されたURL(UniformResource Locator)であり、前記関連付けられた日時情報とは番組で案内された日時であることを特徴とする。
【0035】
第十九の本発明(請求項19に対応)は、第十七または十八の本発明の特徴に加えて、番組の番組名を取得する番組名取得手段を備え、前記推定情報とは少なくとも番組名であることを特徴とする。
【0036】
第二十の本発明(請求項20に対応)は、通信回線を介して情報提供サービスを行う情報サーバーであって、番組名により対応付けられた番組に関連する情報と日時情報を蓄積する蓄積手段と、番組名を伴った番組に関連する情報に対するアクセスに対して、対応付けられた番組に関連する情報と日時情報を前記蓄積手段より検索し取得する情報管理手段と、取得した番組に関連する情報と日時情報をアクセス元に返送する返送手段を備えた情報サーバー。
【0037】
第二十一の本発明(請求項21に対応)は、第二十の本発明の特徴に加えて、前記番組に関連する情報とは番組で案内されたURL(Uniform Resource Locator)であり、前記関連付けられた日時情報とは番組で案内された日時であることを特徴とする。
【0038】
第二十二の本発明(請求項22に対応)は、第二十の本発明の特徴に加えて、前記番組に関連する情報とはURL(Uniform Resource Locator)を含んだ情報であり、そのURLが示す所在地には前記番組に関連する情報のより詳細な情報を蓄積していることを特徴とする。
【0039】
第二十三の本発明(請求項23に対応)は、第一の本発明の特徴において、前記使用者が欲している番組に関連する情報とは使用者個別の番組表情報であることを特徴とする。
【0040】
第二十四の本発明(請求項24に対応)は、第二十三の本発明の特徴において、前記推定情報とは使用者の嗜好を示す情報であることを特徴とする。
【0041】
第二十五の本発明(請求項25に対応)は、第二十三の本発明の特徴において、前記推定情報とは使用者の視聴履歴のデータに基づいた情報であることを特徴とする。
【0042】
第二十六の本発明(請求項26に対応)は、第二十三の本発明の特徴において、前記推定情報とは使用者の識別情報であることを特徴とする。
【0043】
第二十七の本発明(請求項27に対応)は、第二十四の本発明の特徴に加えて使用者の嗜好を示す情報を取得する嗜好情報取得手段と、放送局が放送する番組表情報を取得する番組表取得手段と、前記番組表取得手段が取得した前記番組表情報を記憶する番組表メモリと、前記指示受付手段が受け付けた指示が使用者個別の番組表情報を表示する指示であれば、前記番組表メモリに記憶されている前記番組表情報より前記メモリに記憶されている前記推定情報を使用して検索した使用者個別の番組表情報と前記通信手段を制御し前記通信回線を介して前記情報サーバーに接続し前記メモリに記憶されている前記推定情報を読み出して前記情報サーバーに送信した後に受信した使用者個別の番組表情報とを編集した結果を前記表示制御手段を用いて表示するよう制御する制御手段とを備える事を特徴とする。
【0044】
第二十八の本発明(請求項28に対応)は、第二十四の本発明の特徴に加えて使用者の視聴履歴データを生成する視聴履歴生成手段と、前記視聴履歴データに基づいて使用者の嗜好を示す情報を推定する嗜好推定手段と、放送局が放送する番組表情報を取得する番組表取得手段と、前記番組表取得手段が取得した前記番組表情報を記憶する番組表メモリと、前記指示受付手段が受け付けた指示が使用者個別の番組表情報を表示する指示であれば、前記番組表メモリに記憶されている前記番組表情報より前記メモリに記憶されている前記推定情報を使用して検索した使用者個別の番組表情報と前記通信手段を制御し前記通信回線を介して前記情報サーバーに接続し前記メモリに記憶されている前記推定情報を読み出して前記情報サーバーに送信した後に受信した使用者個別の番組表情報とを編集した結果を前記表示制御手段を用いて表示するよう制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
【0045】
第二十九の本発明(請求項29に対応)は、通信回線を介して情報提供サービスを行う情報サーバーであって、嗜好情報と対応付けられた番組表情報を蓄積する蓄積手段と、嗜好情報を伴った番組表情報に対するアクセスに対して、対応付けられた番組表情報を前記蓄積手段より検索し取得する情報管理手段と、情報管理手段が取得した番組表情報をアクセス元に返送する返送手段とを備えた情報サーバーを特徴とする。
【0046】
第三十の本発明(請求項30に対応)は、通信回線を介して情報提供サービスを行う情報サーバーであって、登録使用者の嗜好情報を蓄積する嗜好情報蓄積手段と、嗜好情報と対応付けられた番組表情報を蓄積する蓄積手段と、使用者識別情報を伴った番組表情報に対するアクセスに対して、対応付けられた該当する使用者の嗜好情報を前記嗜好情報蓄積手段から取得し、その嗜好情報を用いて前記蓄積手段より使用者個別の番組表情報を検索し取得する情報管理手段と、情報管理手段が取得した使用者個別の番組表情報をアクセス元に返送する返送手段とを備えた情報サーバーを特徴とする。
【0047】
第三十一の本発明(請求項31に対応)は、第二十の本発明の特徴において、番組表表示における番組時間表示においてライブ番組であれば放送時刻をサーバーに蓄積されたビデオオンデマンド番組であれば番組時間を表示することを特徴とする。
【0048】
第三十二の本発明(請求項32に対応)は、第二十六の本発明の特徴に加えて、使用者の識別情報を保持する識別情報メモリと、放送局が放送する番組表情報を取得する番組表取得手段と、前記番組表取得手段が取得した前記番組表情報を記憶する番組表メモリと、前記指示受付手段が受け付けた指示が使用者個別の番組表情報を表示する指示であれば、前記番組表メモリに記憶されている前記番組表情報より前記メモリに記憶されている前記推定情報を使用して検索した使用者個別の番組表情報と前記通信手段を制御し前記通信回線を介して前記情報サーバーに接続し前記メモリに記憶されている前記推定情報を読み出して前記情報サーバーに送信した後に受信した使用者個別の番組表情報とを編集した結果を前記表示制御手段を用いて表示するよう制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
【0049】
第三十三の本発明(請求項33に対応)は、第十九の本発明の特徴において、番組名を送信した後に番組に関連する情報と対応付けられた日時情報を第二十の本発明の情報サーバーより受信することを特徴とする。
【0050】
第三十四の本発明(請求項34に対応)は、第十九の本発明の特徴において、番組名を送信した後に番組で案内されたURL(Uniform Resource Locator)情報と番組で案内された日時情報を第二十一の本発明の情報サーバーより受信することを特徴とする。
【0051】
第三十五の本発明(請求項35に対応)は、第二十七または第二十八の本発明の特徴において、使用者の嗜好を示す情報を送信した後に使用者個別の番組表情報を第二十九の本発明の情報サーバーより受信することを特徴とする。
【0052】
第三十六の本発明(請求項36に対応)は、第三十二の本発明の特徴において、使用者の識別情報を送信した後に使用者個別の番組表情報を第三十の本発明の情報サーバーより受信することを特徴とする。
【0053】
第三十七の本発明(請求項37に対応)は、第一の本発明の特徴において、前記使用者が欲している情報とは情報サーバー内のコンテンツと関連するアイコンデータであることを特徴とする。
【0054】
第三十八の本発明(請求項38に対応)は、第三十七の本発明の特徴において、前記推定情報とは情報サーバー内のコンテンツを識別する情報であることを特徴とする。
【0055】
第三十九の本発明(請求項39に対応)は、第三十七の本発明の特徴において、前記推定情報とは少なくとも放送局名や番組名を含む事を特徴とする。
【0056】
第四十の本発明(請求項40に対応)は、第三十七の本発明の特徴において、前記推定情報とは少なくとも日時やチャンネルや地域情報を含む事を特徴とする。
【0057】
第四十一の本発明(請求項41に対応)は、第三十七の本発明の特徴において、前記推定情報とは表示画面上のカーソル位置または番組から提示される事前に取り決められた選択枝の選択情報である事を特徴とする。
【0058】
第四十二の本発明(請求項42に対応)は、第三十七の本発明の特徴において、前記推定情報とは使用者の嗜好を示す情報であることを特徴とする。
【0059】
第四十三の本発明(請求項43に対応)は、通信回線を介して情報提供サービスを行う情報サーバーであって、推定情報により関連付けられたコンテンツとアイコンデータを蓄積する蓄積手段と、推定情報を伴った情報に対するアクセスに対して、関連付けられたアイコンデータを前記蓄積手段より検索し取得する情報管理手段と、情報管理手段が取得したアイコンデータと関連するコンテンツの所在情報をアクセス元に返送する返送手段とを備えた情報サーバー。
【0060】
第四十四の本発明(請求項44に対応)は、第三十八の本発明の特徴において、コンテンツを識別する情報を送信した後に情報サーバー内のコンテンツと関連するアイコンデータを請求項43記載の情報サーバーより受信することを特徴とする。
【0061】
第四十五の本発明(請求項45に対応)は、第三十九の本発明の特徴において、番組名を送信した後に情報サーバー内のコンテンツの所在を示す情報と関連するアイコンデータを請求項43記載の情報サーバーより受信することを特徴とする。
【0062】
第四十六の本発明(請求項46に対応)は、第四十の本発明の特徴において、日時やチャンネルや地域情報を送信した後に情報サーバー内のコンテンツの所在を示す情報と関連するアイコンデータを請求項43記載の情報サーバーより受信することを特徴とする。
【0063】
第四十七の本発明(請求項47に対応)は、第四十一の本発明の特徴において、表示画面上のカーソル位置または番組から提示される事前に取り決められた選択枝の選択情報を送信した後に情報サーバー内のコンテンツの所在を示す情報と関連するアイコンデータを請求項43記載の情報サーバーより受信することを特徴とする。
【0064】
第四十八の本発明(請求項48に対応)は、第四十二の本発明の特徴において、使用者の嗜好を示す情報を送信した後に情報サーバー内のコンテンツの所在を示す情報と関連するアイコンデータを請求項43記載の情報サーバーより受信することを特徴とする。
【0065】
第四十九の本発明(請求項49に対応)は、第四十六または第四十七または第四十八または第四十九の本発明の特徴において、前記情報サーバー内のコンテンツは現在視聴中の番組関連情報であることを特徴とする。
【0066】
第五十の本発明(請求項50に対応)は、第四十九の本発明の特徴において、前記指示受付手段が受け付けた指示が前記メモリに記憶されている前記推定情報を保持する指示であった場合、少なくとも前記推定情報を用いてアイコンデータを取得する制御までは、前記推定情報を保持することを特徴とする。
【0067】
第五十一の本発明(請求項51に対応)は、第四十九の本発明の特徴において、前記指示受付手段が受け付けた指示が前記メモリに記憶されている前記推定情報を保持する指示であった場合、前記情報サーバーに接続しコンテンツの所在を示す情報と関連するアイコンデータを取得し、少なくとも前記コンテンツの所在を示す情報を用いて番組関連情報を取得する制御までは、情報サーバー内のコンテンツの所在を示す情報と関連するアイコンデータを保持することを特徴とする。
【0068】
第五十二の本発明(請求項52に対応)は、第五十の本発明の特徴において、視聴番組が終了した事を検出する番組終了検出手段を備え、前記制御手段は番組終了後に前記推定情報に該当するアイコンデータを前記情報サーバーから受信するよう制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
【0069】
第五十三の本発明(請求項53に対応)は、第五十の本発明の特徴において、視聴番組が変わった事を検出する番組変更検出手段を備え、前記制御手段は視聴番組が変わった後に前記推定情報に該当するアイコンデータを前記情報サーバーから受信するよう制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
【0070】
第五十四の本発明(請求項54に対応)は、第五十一の本発明の特徴において、視聴番組が終了した事を検出する番組終了検出手段を備え、前記制御手段は番組終了後に前記推定情報に該当する番組関連情報を前記情報サーバーから受信するよう制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
【0071】
第五十五の本発明(請求項55に対応)は、第五十一の本発明の特徴において、視聴番組が変わった事を検出する番組変更検出手段を備え、前記制御手段は視聴番組が変わった後に前記推定情報に該当する番組関連情報を前記情報サーバーから受信するよう制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
【0072】
【発明の実施の形態】
以下では、当該発明にかかる実施の形態について、図面を参照しつつ説明を行う。
【0073】
(実施の形態1)
以下本発明の第1の実施例を図面を参照しながら説明する。
【0074】
図1は本発明の第1の実施例の構成を示すものである。
【0075】
図1において、13はデジタルテレビジョン放送受信機である。1はチューナーで、アンテナが受信したデジタルテレビジョン放送の選局を行った後復調したトランスポートストリームを出力する。2はトランスポートストリーム(TS)デコーダーで、チューナー1が出力するトランスポートストリームを入力し、ユーザーが選択した番組のAVのストリームやデータ放送関係のパケットをフィルタリングして出力する。そのフィルタリングはPATパケットやPMTパケット内に記載されているPIDを用いて行われる事はデジタルテレビジョンにおいて周知の技術であるので詳細説明は省略する。
【0076】
3はAVデコーダーでトランスポートストリームデコーダー2が出力するAVのストリームを入力し、AVデコードして出力する。14はバッファーメモリで、トランスポートデコーダー2がフィルタリングしたデータ放送のパケットや後述する情報サーバー12からの得たデータをマイコン5の制御により展開して記憶する。
【0077】
5はマイコンで、デジタルテレビジョン放送受信機13の各要素の制御を行う。動作の詳細は後述する。6はリモコンで、ユーザーインターフェースである。7は受光回路で、リモコン6からの信号を受信し電気信号をマイコン5に出力する。4は番組推定情報RAMで、後述する情報サーバー12に送信するユーザーが欲する番組情報を推定するための情報をマイコン5の制御で記憶する。詳細は後述する。
【0078】
8はOSDコントローラーで、データ放送画面や後述する情報サーバー12から得た情報をマイコン5の制御により、構成する文字やグラフィクスデータを画素データに変換しAVデコーダー3に出力する。AVデコーダー3ではビデオデコードした映像とOSDコントローラ8から入力した文字やグラフィクスを合成して出力する。
【0079】
10はモデムで、通信会社の通信回線やサービスプロバイダを介してインターネット網に接続されており、マイコン5の制御で通信回線からのデータを受信して復調しマイコン5に出力したり、送信データを変調して通信回線に出力する。モデム10においては電話回線を使用するいわゆるモデムのみでなく、電話回線を使用するADSLモデムや光ファーバー網を使用するFTTHのONUやケーブルテレビ回線を使用するケーブルモデムなどあらゆる通信端末でも良く、接続方式はダイヤルアップ接続のみでなく常時接続の方式でも良い。
【0080】
本実施例ではそれらの通信回線を介して図示していない視聴情報収集センターと接続し視聴履歴情報を送信する事に加えてインターネット網や図示していないケーブルテレビ網などに位置する情報サーバー12と接続しデータの送受信を行う。
【0081】
なお、マイコン5のソフトウェアにより視聴中の番組が終了した事やユーザーの指示で視聴番組を変更した事を検出する事もできる。視聴中の番組が終了した事は、放送される番組表生成用の情報の一つである番組終了時刻を参照する事で検出可能である。
【0082】
デジタルテレビジョン放送やアナログ文字多重放送においては、番組表生成用の情報を放送する事は一般的である。また、リモコン6を用いたユーザーの指示はマイコン5が全て解釈するため、ユーザーがリモコン6を操作して視聴番組を変更した事も検出可能である。これらの検出は専用ハードウェアを備えて実現する場合も有り得る。
【0083】
なお、本実施例ではデジタルテレビジョン放送受信機について説明したが、アナログのテレビジョン受信機の場合も同様に可能である。
【0084】
次に本実施例の動作を図2を用いて説明する。
【0085】
本実施例は、ユーザーが欲する番組に関連する情報を情報サーバー12から受信し表示するものである。
【0086】
ユーザーが番組を視聴している時、マイコン5の制御により視聴している番組を推定する番組推定情報を番組推定情報RAM4に記憶する(STEP1)。番組推定情報については後述する。ユーザーが視聴中に番組の関連情報を欲した場合、番組推定情報を保持するようにリモコン6を操作して指示する(STEP2)。指示方法はリモコン6に専用キーを用意しても良いし、画面上にメニューを表示させてその中から指示ボタンを選択して決定しても良い。
【0087】
マイコン5は受光回路7を介して入力した信号から番組推定情報を保持する指示と解釈し、番組推定情報を保持するよう制御する。その制御方法は、マイコン5が管理している図示していないメモリー上の特定領域に割り当てられている番組推定情報を保持するかどうかの情報を書き換えてもよいし、番組推定情報RAMの上書きを禁止するようなハードウェアを用意してそのハードウェアを制御しても良い。
【0088】
その後ユーザーのリモコン6を用いた操作で視聴番組が変わった場合(STEP4)、マイコン5はその操作を前述したように解釈して、OSDコントローラー8を用いて、番組が変わった事を知らしめる文字を画面上に表示して、ユーザーからの番組に関連する情報を取得する指示を待つ(STEP5)。
【0089】
また、視聴していた番組が終了した場合(STEP6)、マイコン5は終了時刻になった事を認識し、番組が終わった事を知らしめる文字を画面上に表示して、ユーザーからの番組に関連する情報を取得する指示を待つ(STEP7)。番組が変わったり、終わったりしなかった場合も、ユーザーからの番組に関連する情報を取得する指示を待つ。
【0090】
その後それぞれの状態で定められているタイムアウトまでに番組に関連する情報を取得するユーザーの指示がユーザーのリモコン6からあった場合(STEP8)、マイコン5はモデム10を制御して番組推定情報RAMに記憶されている番組推定情報と該当する番組に関連する情報を要求するコマンドを情報サーバー12に送信する(STEP9)。
【0091】
番組に関連する情報を要求するコマンドは予め情報サーバー12との間でフォーマットやデータを取り決めておけば送信可能である。情報サーバー12は番組に関連する情報を要求するコマンドを解釈し、ユーザーが欲している番組に関連する情報を番組推定情報から推定し、該当する番組に関連する情報をデーターベースより探し出してデジタルテレビジョン放送受信機13に送信する。
【0092】
マイコン5は送信された番組に関連する情報をモデム10を制御して受信しバッファーメモリー14に展開して記憶する。次にマイコン5はOSDコントローラ8を制御して番組に関連する情報を構成する文字やグラフィクスデータを画素データに変換しAVデコーダー3に出力する。AVデコーダー3ではビデオデコードした映像とOSDコントローラ8から入力した番組に関連する情報を合成して出力する(STEP10)。
【0093】
STEP8でタイムアウトが生じた場合は、マイコン5はOSDコントローラー8を用いて、番組に関連する情報の取得を取り消すかどうかを確認する文字を画面上に表示して、ユーザーからの指示を待つ(STEP11)。ユーザーからの指示が取り消す場合には、番組推定情報の保持を解除する。取り消さない場合は番組推定情報の保持を続ける。
【0094】
なお、番組推定情報の保持動作を簡略化して、STEP1の次にSTEP8に移行する場合も有り得る。その場合は、番組視聴時間内で番組に関連する情報を取得する事になる。また、視聴番組が変わったり、終わったりする事を検出する事を簡略化する場合も有り得る。その場合はユーザーの番組に関連する情報を取得する指示のみを待つ事になる。
【0095】
次にユーザーの欲している情報を推定するための推定情報の実施例を図面を参照して説明する。ユーザーが番組に関連する情報を欲していて、そのような情報を情報サーバーから得る場合、欲している番組の関連情報を推定できる番組推定情報を情報サーバーに送信する。情報サーバーは番組推定情報からユーザーの欲している情報を推定してデータベースから探し出しユーザーに送信する場合の例を説明する。
【0096】
図3では、番組を推定させるための情報として放送局名と番組名を用いる場合の例である。
【0097】
放送局名と番組名より一意的に番組を特定できるので推定情報として有効である。放送局名は情報サーバーでの推定精度の向上と推定作業負荷軽減のための情報である。地上波テレビジョン放送においては、各地域毎に放送局が異なり放送番組も異なる状況であり、全国レベルで見ると番組数も膨大であるため番組名だけでなく放送局名も用いる事は推定作業負荷軽減の効果がある。
【0098】
また、テレビジョン放送受信機で番組表を生成するための情報として、それらの情報を放送局等から取得する事を活用することで、ユーザーが番組に関連する情報を欲した場合、放送局名と番組名を取得して情報サーバーに送信できる。情報サーバーはそれらの情報からユーザーが欲している番組を推定しその番組に該当する関連情報をデーターベースより検索しユーザーに送信する。
【0099】
図4では、番組を推定させるための情報として日時とチャンネルと地域を用いる場合の例である。テレビジョン放送受信機によっては、図3の説明で示したような番組表機能を備えておらず、番組表を生成するための情報を取得しないものもある。そのようなテレビジョン放送受信機においても番組を推定できる実施例である。
【0100】
日時とチャンネルと地域により一意的に番組を特定できるので推定情報としては有効である。また日時とチャンネルのみを使用する場合もあるが、地上波テレビジョン放送においては、各地域毎に放送局が異なりチャンネルも異なる状況であり、各地域においても受信障害などにより受信チャンネルをマニュアルで調整している場合もあるので、日時とチャンネルのみでは全国レベルでは推定の精度は低いという問題がある。
【0101】
従って地域を加える事により推定時に地域毎のチャンネル設定のデータベースや受信障害によるチャンネル調整のデーターベースを利用できるようになることで推定の精度を向上する事ができる。日時情報は放送局から送信される日時情報を参照するか図1には図示していない時計を内蔵する事により取得する事ができる。
【0102】
チャンネル情報はマイコン5がチューナー1を制御して選局するために必要な情報を活用して取得する事は可能である。地域情報はテレビジョン放送受信機の設置時のチャンネル設定を容易にするために県名や郵便番号や市外局番を設定する事が一般的であるので、それらの情報を活用する事で可能である。
【0103】
また、その様なチャンネル設定機能が無い場合にも県名や郵便番号や市外局番をユーザーが設定できるようにする事で実現可能である。それらの情報を説明したように取得する事で、ユーザーが番組に関連する情報を欲した場合、日時情報やチャンネル情報や地域情報を情報サーバーに送信できる。
【0104】
情報サーバーはそれらの情報からユーザーが関連情報を欲している番組を推定し、その番組に該当する関連情報をデーターベースより検索しユーザーに送信する。
【0105】
図5は図3や図4を用いて説明した番組を推定する方法に加えて更にユーザーの欲している情報を詳細に推定する方法の実施例である。図5では、画面上をいくつかの領域に分割し、それぞれの領域に異なる番組に関連する情報を関連付ける。
【0106】
ユーザーはリモコン5を操作して欲する情報を画面上の領域を選択する事で選択する。領域と番組に関連する情報の関連付けは、実際に画面上にそれぞれの領域が何の情報と関連付けられているかを表示する事で可能である。
【0107】
図5ではFの領域に番組で紹介した料理の情報という表示で関連付けられている例である。画面上の領域の選択は図5のように画面上にマイコン5がOSDコントローラ8を制御してカーソルを表示させ、リモコン6の操作キーを用いてカーソルを移動する事で可能である。
【0108】
またこの選択画面は放送局により送られチューナー1が受信する場合も有り、情報サーバーから送られモデム10が受信する場合も有る。図2を用いた動作の説明には触れなかったが、図2におけるSTEP3でこの選択画面を表示し、ユーザーが選択した情報を番組推定情報の一部として保持する場合やSTEP8やSTEP9やSTEP10で選択画面を表示し、ユーザーが選択した情報を番組推定情報の一部として送信する場合がある。
【0109】
また情報と画面上の領域の関連付けは、それぞれの領域と関連する情報をパンフレットなどの書面を用いて、前もってユーザーに関連付けを示す場合も有る。以上のようにそれらの選択画面やユーザーが選択した結果を取得する事ができるので、ユーザーが番組に関連する情報を欲した場合、番組を推定する情報とともにユーザーの選択情報を加え更に詳細な推定する情報を情報サーバーに送信できる。
【0110】
情報サーバーはそれらの情報からユーザーが関連情報を欲している番組や情報を推定しその番組に該当する関連情報をデーターベースより検索しユーザーに送信する。
【0111】
図6は図3や図4を用いて説明した番組を推定する方法と合わせて更にユーザーの欲している情報を詳細に推定する方法の実施例である。図6では画面上にリモコン5のキーと番組に関連する情報を関連付ける方法の例である。ユーザーはリモコン6のキーを選択する事で欲している関連情報を選択する。図6ではカラーキーを用いた例であり、青キーと番組で紹介した料理の情報が関連付けられている。ユーザーは画面を見てリモコン6の青キーを押す事で選択可能である。
【0112】
選択画面の取得方法や選択した情報の取り扱いは図5を用いた説明と同様であるので説明を省略する。それらの選択画面やユーザーが選択した結果を説明したように取得する事ができるので、ユーザーが番組に関連する情報を欲した場合、番組を推定する情報とともにユーザーの選択情報を加え更に詳細な推定する情報を情報サーバーに送信できる。
【0113】
情報サーバーはそれらの情報からユーザーが関連情報を欲している番組や情報を推定しその番組に該当する関連情報をデーターベースより検索しユーザーに送信する。
【0114】
ユーザーの欲している情報として番組に関連する情報について説明したが、それ以外の場合も有り得る。例えば広告や商品に関連する情報についても同様に有りうる。
【0115】
次に情報サーバーから取得した情報を表示する場合の実施例を図7を用いて説明する。
【0116】
図7では画面上にユーザーが視聴している番組が表示されており、その右上に情報サーバーから受信した番組に関連する情報を重ねあわせて表示している。ユーザーが欲している情報は番組で紹介した料理についての情報であり、取得した情報は料理名やレストラン名や連絡先である。
【0117】
情報サーバから受信した情報は、図2を用いて説明したように現在視聴中の番組の最中でも終了後であっても良い。また、表示方法は図示していないが視聴番組と情報サーバーからの情報を画面を分割して表示する場合も有り、また情報サーバーからの情報を全画面で表示する場合も有る。
【0118】
以上のように本実施例のテレビジョン放送受信機は、通信回線を介して情報サーバーに接続し、ユーザーの欲する情報を推定できる情報を情報サーバーに送信することで、情報サーバーはユーザーの欲する情報を推定しユーザーに送信できるため、放送局が制作し放送するデータ放送の情報のみしか得る事ができず、情報の内容も放送局毎に異なる状況においては、ユーザーの欲する特定の情報を全ての放送局において常に得ることができないという問題や放送局とは異なる事業者が、各放送局が放送する全ての番組の関連情報を提供する情報サーバーを立ち上げたとしても、そのような情報サーバーからユーザーの欲する番組に関連する情報を得る事ができないという問題を解決できる。
【0119】
また、番組推定情報を保持するとともに番組終了や番組が変わった事を検出した後、番組に関連する情報を取得するように制御できる事により、ユーザーが番組に関連する情報を番組視聴終了後に見たいという要求に対しては、一般の従来のテレビジョン放送受信機では現在放送されているデータ放送しか表示できないという問題を解決できる。
【0120】
(実施の形態2)
以下本発明の第2の実施例を図面を参照しながら説明する。
【0121】
図10は本発明の第2の実施例の構成を示すものである。
【0122】
図10において、53はデジタルテレビジョン放送受信機である。41はチューナーで、アンテナが受信したデジタルテレビジョン放送の選局を行った後復調したトランスポートストリームを出力する。42はトランスポートストリーム(TS)デコーダーで、チューナー41が出力するトランスポートストリームを入力し、ユーザーが選択した番組のAVのストリームやデータ放送関係のパケットをフィルタリングして出力する。そのフィルタリングはPATパケットやPMTパケット内に記載されているPIDを用いて行われる事はデジタルテレビジョンにおいて周知の技術であるので詳細説明は省略する。
【0123】
43はAVデコーダーでトランスポートストリームデコーダー42が出力するAVのストリームを入力し、AVデコードして出力する。54はバッファーメモリで、トランスポートデコーダー42がフィルタリングしたデータ放送のパケットや後述する情報サーバー52からの得たデータをマイコン45の制御により展開して記憶する。
【0124】
55は番組情報取得回路でEPG生成用の番組情報をトランスポートデコーダ42の出力するパケットを解析して取得する。ここでいう番組情報とは番組名や番組開始時間、終了時間の情報などを含む。
【0125】
解析方法などの番組情報取得方法については、デジタルテレビで一般的なSI(Service Infomation)情報取得方法によるので説明は省略する。45はマイコンで、デジタルテレビジョン放送受信機53の各要素の制御を行う。動作の詳細は後述する。
【0126】
46はリモコンで、ユーザーインターフェースである。47は受光回路で、リモコン46からの信号を受信し電気信号をマイコン45に出力する。44は番組推定情報RAMで、後述する情報サーバー52に送信するユーザーが欲する番組情報を推定するための情報をマイコン45の制御で記憶する。番組情報を推定するための情報を複数記憶することもできる。詳細は後述する。
【0127】
56は日時RAMでユーザーがリモコン46を用いて欲する情報に対してマーキングした日時をマイコン45の制御で記憶する。日時を複数記憶する事もできる。48はOSDコントローラーで、データ放送画面や後述する情報サーバー52から得た情報をマイコン45の制御により、構成する文字やグラフィクスデータを画素データに変換しAVデコーダー43に出力する。
【0128】
AVデコーダー43ではビデオデコードした映像とOSDコントローラ48から入力した文字やグラフィクスを合成して出力する。50はモデムで、通信会社の通信回線やサービスプロバイダを介してインターネット網に接続されており、マイコン45の制御で通信回線からのデータを受信して復調しマイコン45に出力したり、送信データを変調して通信回線に出力する。
【0129】
モデム50においては電話回線を使用するいわゆるモデムのみでなく、電話回線を使用するADSLモデムや光ファーバー網を使用するFTTHのONUやケーブルテレビ回線を使用するケーブルモデムなどあらゆる通信端末でも良く、接続方式はダイヤルアップ接続のみでなくTCP/IP接続等の常時接続の方式でも良い。
【0130】
本実施例ではそれらの通信回線を介して図示していない視聴情報収集センターと接続し視聴履歴情報を送信する事に加えてインターネット網や図示していないケーブルテレビ網などに位置する情報サーバー52と接続しデータの送受信を行う。
【0131】
なお、マイコン45のソフトウェアにより視聴中の番組が終了した事やユーザーの指示で視聴番組を変更した事を検出する事もできる。視聴中の番組が終了した事は、前述した放送される番組表生成用のSI情報の一つである番組終了時刻を参照する事で検出可能である。デジタルテレビジョン放送やアナログ文字多重放送においては、番組表生成用の情報を放送する事は一般的であり番組表を表示するテレビジョン受信機は周知の技術で実現できる。
【0132】
また、リモコン46を用いたユーザーの指示はマイコン45が全て解釈するため、ユーザーがリモコン46を操作して視聴番組を変更した事も検出可能である。これらの検出は専用ハードウェアを備えて実現する場合も有り得る。なお、本実施例ではデジタルテレビジョン放送受信機について説明したが、アナログのテレビジョン受信機の場合も同様に可能である。
【0133】
次に本実施例の動作を図11を用いて説明する。
【0134】
本実施例は、ユーザーが欲する番組に関連する情報を情報サーバー52から受信し表示するものである。
【0135】
ユーザーが番組を視聴している時、ユーザーが視聴中に関連情報を欲した場合、リモコン46を用いてマーキング制御を行う。マーキング制御とはユーザーが関連情報を欲した日時を日時RAM56に記憶し、視聴している番組を推定する番組推定情報として番組情報取得回路55が取得したSI情報から番組名を番組推定情報RAM44に記憶する制御である。マイコン45は現在日時を日時RAM56に記憶するとともに番組名を番組推定情報RAM44に記憶するよう制御する(STEP32)。
【0136】
指示方法はリモコン46に専用キーを用意しても良いし、画面上にメニューを表示させてその中から指示ボタンを選択して決定しても良い。そのボタンを押した日時をマイコン45が認識する事で実現できる。マイコン45は受光回路47を介して入力した信号からマーキングする指示と解釈し、現在日時を日時RAM56に記憶するとともに番組名を記憶するよう制御する。
【0137】
その後ユーザーのリモコン46を用いた操作で視聴番組が変わった場合(STEP34)、マイコン45はその操作を前述したように解釈して、OSDコントローラー48を用いて、番組が変わった事を知らしめる文字を画面上に表示して、ユーザーからの番組に関連する情報を取得する指示を待つ(STEP35)。
【0138】
また、視聴していた番組が終了した場合(STEP36)、マイコン45は終了時刻になった事を認識し、番組が終わった事を知らしめる文字を画面上に表示して、ユーザーからの番組に関連する情報を取得する指示を待つ(STEP37)。番組が変わったり、終わったりしなかった場合も、ユーザーからの番組に関連する情報を取得する指示を待つ。
【0139】
その後それぞれの状態で定められているタイムアウトまでに番組に関連する情報を取得するユーザーの指示がユーザーのリモコン46からあった場合(STEP38)、マイコン45はモデム50を制御して番組推定情報RAM44に記憶されている番組名と番組に関連する情報を要求するコマンドを情報サーバー52に送信する(STEP39)。
【0140】
番組に関連する情報を要求するコマンドは予め情報サーバー52との間でフォーマットやデータを取り決めておけば送信可能である。情報サーバー52は番組に関連する情報を要求するコマンドを解釈し、ユーザーが欲している番組に関連する情報を番組名から検索し、該当する番組に関連する情報と日時情報をデーターベースより探し出して全てデジタルテレビジョン放送受信機53に送信する。
【0141】
マイコン45は送信された番組に関連する情報と日時情報とをモデム50を制御して受信しバッファーメモリー54に展開して記憶する(STEP40)。次にマイコン45はバッファーメモリー54に記憶されている受信した日時情報と日時RAM56に記憶されている日時とを比較し日時が最も近い日時情報を検索する。最も近い日時情報に対応する番組に関連する情報をユーザーがマーキングした欲する情報と判断する。
【0142】
OSDコントローラ48を制御してユーザーがマーキングした欲する情報と判断した番組に関連する情報を読み出して構成する文字やグラフィクスデータを画素データに変換しAVデコーダー43に出力する。AVデコーダー43ではビデオデコードした映像とOSDコントローラ48から入力した番組に関連する情報を合成して出力する(STEP42)。
【0143】
STEP38でタイムアウトが生じた場合は、マイコン45はOSDコントローラー38を用いて、番組に関連する情報の取得を取り消すかどうかを確認する文字を画面上に表示して、ユーザーからの指示を待つ(STEP41)。
【0144】
ユーザーからの指示が取り消す場合には、番組名の保持を解除して消去する。取り消さない場合は番組名の保持を続ける。保持されている番組名を手がかりにユーザーが過去に所望した番組に関連する情報を取得する場合や保持されている番組名を後で消去する場合に、マイコン45の制御により番組推定情報RAM44に記憶されている全ての番組名を読み出してOSDコントローラ48を用いて一覧表表示して、リモコン46を操作して番組に関連する情報を取得するためや番組名を消去するために番組名を選択する事とが考えられる。
【0145】
図17に一覧表表示の例を示した。図17においてはマーキングした日時が新しい順番で4つの番組名が一覧表示されている。ユーザーは番組に関連する情報を取得したい時にこのような一覧を表示させリモコン46の操作により番組名を選択することによりSTEP39以降の処理を実行することができる。また、単にマーキング時間のみを一覧表示する場合に加えて番組名を表示させる事により、ユーザーが一覧表を見てマーキングした番組を一見して簡単に認識可能である。
【0146】
プロ野球AB戦で2つ表示されているのは同じ番組中に2回マーキングされた事を意味している。
【0147】
なお、STEP34、STEP35、STEP36、STEP37を簡略化して視聴番組が変わったり、終わったりする事を検出する事を簡略化する場合も有り得る。その場合はユーザーの番組に関連する情報を取得する指示のみを待つ事になる。また、STEP42でマイコン45はバッファーメモリー54に記憶されている受信した日時情報と日時RAM56に記憶されている日時とを比較し、受信した番組に関連する情報の一覧を日時が近い順番に表示してユーザーに選択させても良いし、日時RAMにマーキングした日時を記憶する事を省略してSTEP42で取得した番組に関連する情報の一覧を単に表示してユーザーに選択させる場合も有り得る。
【0148】
また、受信する番組に関連する情報は番組に関連する情報の所在地を示すURLを含んである場合もあり、その場合は、STEP42で最も近い日時情報に対応する番組に関連する情報に含まれるURLにアクセスし、所在する番組に関連する情報を取得してユーザーが欲する情報として表示しても良い。
【0149】
ここで情報サーバーについても説明する。情報サーバーは複数の放送局における番組に関連する情報の提供を統一的に行っても良く、放送局毎あるいは番組毎に分散していても良い。番組名から番組に関連する情報は検索できる。本実施例の情報サーバー52は番組名と番組関連情報のURLとの対応を備える事で番組に関連する情報へのアクセスを仲介する事ができる。
【0150】
また番組関連情報や番組関連情報のURLの一部に日時情報を埋め込んだ状態で管理するあるいは番組関連情報や番組関連情報のURLと関連付けて管理することで、番組に関連する情報へのアクセスに対して日時情報を付加して返送する事ができる。また、情報サーバー52はCGI(Common GatewayInterface)のような機能を備えることで、第二の情報サーバーと連携動作も可能である。
【0151】
次にユーザーの欲している情報を推定するための推定情報と日時RAMに記憶する日時情報の実施例を図面を参照して説明する。ユーザーが番組に関連する情報を欲していて、そのような情報を情報サーバーから得る場合、欲している番組の関連情報を推定できる番組推定情報を情報サーバーに送信する。情報サーバーは番組推定情報からユーザーの欲している情報を検索してデータベースから探し出し関連付けられた時間情報とともにユーザーに送信する場合の例を説明する。
【0152】
図12では、番組を推定させるための情報として番組名を用いる場合の例である。図12ではユーザーがマーキング操作をした時番組推定情報RAM44に今日の料理という番組名と日時RAM56にマーキング時間として2001年1月15日20時15分を意味する200101152015というデータが記憶されている例である。
【0153】
テレビジョン放送受信機で番組表を生成するための情報として、番組名を放送局等から取得する事ができるので活用可能である。日時情報は放送局から送信される日時情報を参照するか図10には図示していない時計を内蔵する事により取得する事ができる。それらの情報を説明したように取得し活用する事ができるので、ユーザーが番組に関連する情報を欲した時、日時情報を日時RAM56に記憶するとともに番組名を情報サーバーに送信できる。情報サーバーは番組名からユーザーが関連情報を欲している番組を検索し、その番組に該当する関連情報をデーターベースより検索し関連付けられている日時情報とともにユーザーに送信する。
【0154】
図13は図11や図12を用いて説明した番組を推定する方法に加えて更にユーザーの欲している情報を詳細に推定する方法の実施例である。図13では、画面上をいくつかの領域に分割し、それぞれの領域に異なる番組に関連する情報を関連付ける。ユーザーはリモコン45を操作して欲する情報を画面上の領域を選択する事で選択する。
【0155】
領域と番組に関連する情報の関連付けは、実際に画面上にそれぞれの領域が何の情報と関連付けられているかを表示する事で可能である。図13ではFの領域に番組で紹介したURLの情報という表示で関連付けられている例である。画面上の領域の選択は図13のように画面上にマイコン45がOSDコントローラ48を制御してカーソルを表示させ、リモコン46の操作キーを用いてカーソルを移動する事で可能である。
【0156】
またこの選択画面は放送局により送られチューナー41が受信する場合も有り、情報サーバーから送られモデム50が受信する場合も有る。図11を用いた動作の説明には触れなかったが、図11におけるSTEP33でこの選択画面を表示し、ユーザーが選択した情報を番組推定情報の一部として保持する場合やSTEP38やSTEP39やSTEP40で選択画面を表示し、ユーザーが選択した情報を番組推定情報の一部として送信する場合がある。
【0157】
また情報と画面上の領域の関連付けは、それぞれの領域と関連する情報をパンフレットなどの書面を用いて、前もってユーザーに関連付けを示す場合も有る。以上のようにそれらの選択画面やユーザーが選択した結果を取得する事ができるので、ユーザーが番組に関連する情報を欲した場合、番組を推定する番組名とともに更に詳細な内容を推定する情報を情報サーバーに送信できる。情報サーバーはそれらの情報からユーザーが関連情報を欲している番組や情報を推定しその番組に該当する関連情報をデーターベースより検索しユーザーに送信する。または番組を推定する番組名を情報サーバーに送信しその他の詳細な内容を推定する情報を用いて情報サーバーから受信した番組に関連する情報を更にテレビジョン受信機内で選択する事ができる。
【0158】
図14は図11や図12を用いて説明した番組を推定する方法と合わせて更にユーザーの欲している情報を詳細に推定する方法の実施例である。図14では画面上にリモコン46のキーと番組に関連する情報を関連付ける方法の例である。ユーザーはリモコン46のキーを選択する事で欲している関連情報を選択する。図14ではカラーキーを用いた例であり、青キーと番組で紹介したURLの情報が関連付けられている。ユーザーは画面を見てリモコン46の青キーを押す事で選択可能である。
【0159】
選択画面の取得方法や選択した情報の取り扱いは図13を用いた説明と同様であるので説明を省略する。それらの選択画面やユーザーが選択した結果を説明したように取得する事ができるので、ユーザーが番組に関連する情報を欲した場合、番組を推定する番組名とともに更に詳細な内容を推定する情報を情報サーバーに送信できる。情報サーバーはそれらの情報からユーザーが関連情報を欲している番組や情報を推定しその番組に該当する関連情報をデーターベースより検索しユーザーに送信する。または番組を推定する番組名を情報サーバーに送信しその他の詳細な内容を推定する情報を用いて情報サーバーから受信した番組に関連する情報を更にテレビジョン受信機内で選択する事ができる。
【0160】
ユーザーの欲している情報として番組に関連する情報について説明したが、それ以外の場合も有り得る。例えば広告や商品に関連する情報についても同様に有りうる。
【0161】
次に情報サーバーから取得した情報を表示する場合の実施例を図15と図16を用いて説明する。
【0162】
図15では情報サーバーより取得した番組に関連する情報と関連付けられている日時情報の例を示した物である。ここで言う番組に関連する情報の例は番組で紹介されたURLである。URLと日時情報の関連付けの意味は番組内でURLが紹介された時刻を関連付ける場合がある。図15では情報サーバーは番組に関連する情報を推定する情報として番組名を受信した後、番組名を元にデーターベースを検索し3つの番組に関連する情報を該当する情報として関連付けられている日時情報とともに送信している例である。
【0163】
その中の一つを上げて説明するとhttp:www.abcdefg.co.jpという番組に関連する情報と200101152005という日時情報が関連付けられて送信されている。この日時情報は2001年1月15日20時5分を意味している。
【0164】
情報サーバーは番組名と番組中に紹介されたURLと紹介された日時の情報をデータベースとして関連付けて蓄積しており、URL情報と日時情報は番組名を元に検索可能である。なお、番組に関連する情報はURL情報のみではなくTVショッピングにおける商品購入手続きに関する情報やクイズ番組の懸賞応募手続きに関する情報や料理番組のレシピなども考えられそれぞれ番組名と番組中に案内された日時と関連付けられてデータベースに蓄積されている場合があり、情報サーバーは番組名でそれらの情報も検索する事ができる。
【0165】
なお、番組に関連する情報を推定する情報として番組名のみを送信した場合だけでなく図13や図14を用いて説明したようなあらかじめ取り決められた情報と番組名を送信した場合においてもこのような番組に関連する情報と関連付けられている日時情報が情報サーバーから受信することができる。
【0166】
番組に関連する情報と日時情報の関連付けの例としては、番組に関連する情報の一部に注釈宣言された記述として埋め込むことができる。番組に関連する情報がHTML文章である場合、例えば番組に関連する情報の一部に<!――time=200101152005――>というような注釈を埋め込む事ができる。
【0167】
また番組に関連する情報の所在地においても所在地情報の一部に日時情報を埋め込むことができる。所在地情報がURLである場合、例えばURLの一部に200101152005を埋め込んだ場合http:www.gamenzyouhou.co.jp/etc/200101152005/のような関連付けができる。本発明のテレビジョン受信機ではこのような日時情報を読み取り利用する事ができる。
【0168】
図16では情報サーバーから受信した図15で説明したURLと関連付けられている日時情報を受信した後の表示例を示している。マイコン45は日時RAMに記憶されている200101152015が意味する日時と情報サーバーから受信した3つの日時情報が意味する日時を比較した結果、日時が近い順番を認識し関連付けられたURLをその順番で上から表示している。
【0169】
最も日時が近い一番上のURLを特に大文字で強調してマーキングした所望する情報に最も可能性が高い情報と提示している。ここでは最も日時が近い日時情報でも1分の相違があるが、これは情報サーバーとデジタル放送受信機の時刻が若干ずれている場合に発生する誤差を想定しているので全く相違が無い場合も当然あり得る。
【0170】
また、このようにURLが番組に関連する情報に含まれている場合、図16のように取得した番組に関連する情報や含まれるURLを一覧表示せずに、最も日時が近い番組に関連する情報に含まれるURLにアクセスし所在する情報を改めて取得しその情報のみを表示する場合もある。
【0171】
情報サーバから受信した情報は、図11を用いて説明したように現在視聴中の番組の最中でも終了後であっても良い。また、表示方法は図示していないが視聴番組と情報サーバーからの情報を画面を分割して表示する場合も有る。
【0172】
以上のように本実施例のテレビジョン放送受信機は、通信回線を介して情報サーバーに接続し、ユーザーの欲する情報を推定できる情報を情報サーバーに送信することで、情報サーバーはユーザーの欲する情報を推定しユーザーに送信できるため、放送局が制作し放送するデータ放送の情報のみしか得る事ができず、情報の内容も放送局毎に異なる状況においては、ユーザーの欲する特定の情報を全ての放送局において常に得ることができないという問題や放送局とは異なる事業者が、各放送局が放送する全ての番組の関連情報を提供する情報サーバーを立ち上げたとしても、そのような情報サーバーからユーザーの欲する番組に関連する情報を得る事ができないという問題を解決できる。
【0173】
また、番組推定情報を保持するとともに番組終了や番組が変わった事を検出した後、番組に関連する情報を取得するように制御できる事により、ユーザーが番組に関連する情報を番組視聴終了後に見たいという要求に対しては、一般の従来のテレビジョン放送受信機では現在放送されているデータ放送しか表示できないという問題を解決できる。
【0174】
(実施の形態3)
以下本発明の第3の実施例を図面を参照しながら説明する。
【0175】
図18は本発明の第3の実施例の構成を示すものである。
【0176】
図18において、73はデジタルテレビジョン放送受信機である。61はチューナーで、アンテナが受信したデジタルテレビジョン放送の選局を行った後復調したトランスポートストリームを出力する。62はトランスポートストリーム(TS)デコーダーで、チューナー61が出力するトランスポートストリームを入力し、ユーザーが選択した番組のAVのストリームやデータ放送関係のパケットをフィルタリングして出力する。そのフィルタリングはPATパケットやPMTパケット内に記載されているPIDを用いて行われる事はデジタルテレビジョンにおいて周知の技術であるので詳細説明は省略する。
【0177】
63はAVデコーダーでトランスポートストリームデコーダー62が出力するAVのストリームを入力し、AVデコードして出力する。74はバッファーメモリで、トランスポートデコーダー62がフィルタリングしたデータ放送のパケットや後述する情報サーバー72からの得たデータをマイコン65の制御により展開して記憶する。
【0178】
75は番組表情報取得回路でEPG生成用の番組情報をトランスポートデコーダ62の出力するパケットを解析して取得する。ここでいう番組表情報とは番組名やジャンル情報や出演者情報や番組に関連するキーワード情報や番組開始時間、終了時間の情報などを含む。
【0179】
解析方法などの番組情報取得方法については、デジタルテレビで一般的なSI(Service Infomation)情報取得方法によるので説明は省略する。76は番組表情報RAMで、取得した番組表情報を蓄積するためのメモリである。65はマイコンで、デジタルテレビジョン放送受信機73の各要素の制御を行う。動作の詳細は後述する。
【0180】
66はリモコンで、ユーザーインターフェースである。67は受光回路で、リモコン66からの信号を受信し電気信号をマイコン65に出力する。64は番組推定情報RAMで、後述する情報サーバー72に送信するユーザーが欲するパーソナライズされた私的番組表情報を推定するための情報をマイコン65の制御で記憶する。私的番組表情報を推定するための情報は複数記憶することもできる。詳細は後述する。
【0181】
68はOSDコントローラーで、データ放送画面や後述する情報サーバー72から得た情報をマイコン65の制御により、構成する文字やグラフィクスデータを画素データに変換しAVデコーダー63に出力する。AVデコーダー63ではビデオデコードした映像とOSDコントローラ68から入力した文字やグラフィクスを合成して出力する。
【0182】
77は嗜好情報取得回路で、後述するユーザーの嗜好情報を取得しマイコン65に出力する。この嗜好情報は前述した推定情報として番組推定情報RAM64に記憶される。嗜好情報の取得方法としてはユーザーが視聴している番組の番組表情報の統計を取ることで、ユーザーの嗜好を推定しその結果を嗜好情報として取得する方法や、キーワードを画面上に表示させてリモコン66を用いたユーザーの選択を元に取得する事も可能である。嗜好情報取得回路77はマイコン65を用いたソフトウェアプログラムで実現する場合もある。
【0183】
70はモデムで、通信会社の通信回線やサービスプロバイダを介してインターネット網に接続されており、マイコン65の制御で通信回線からのデータを受信して復調しマイコン65に出力したり、送信データを変調して通信回線に出力する。モデム70においては電話回線を使用するいわゆるモデムのみでなく、電話回線を使用するADSLモデムや光ファーバー網を使用するFTTHのONUやケーブルテレビ回線を使用するケーブルモデムなどあらゆる通信端末でも良く、接続方式はダイヤルアップ接続のみでなくTCP/IP接続等の常時接続の方式でも良い。
【0184】
本実施例ではそれらの通信回線を介して図示していない視聴情報収集センターと接続し視聴履歴情報を送信する事に加えてインターネット網や図示していないケーブルテレビ網などに位置する情報サーバー72と接続しデータの送受信を行う。
【0185】
なお、本実施例ではデジタルテレビジョン放送受信機について説明したが、アナログのテレビジョン受信機の場合も同様に可能である。
【0186】
次に本実施例の動作を図19を用いて説明する。
【0187】
本実施例は、ユーザーが欲するパーソナライズされた私的番組表情報を情報サーバー72から受信した番組表情報と放送局が放送する番組表情報を利用して生成し表示するものである。
【0188】
ユーザーは私的番組表の表示を希望する場合は嗜好する番組を推定するための嗜好情報を登録する。ここで言う嗜好情報とは、例えば好きな俳優名、好きな食べ物名、趣味に関連するキーワードなどが考えられる。ユーザーがリモコン66を用いて嗜好情報を登録する指示をした場合(STEP51)、マイコン65は嗜好情報を登録するためのOSDをOSDコントローラ68を制御して表示する(STEP52)。
【0189】
その場合、嗜好情報取得回路77を用いて予め用意したキーワード一覧を表示してユーザーに選択させるように表示しても良いし、ユーザーにキーワードを入力させる様に表示しても良い。ユーザーはそのOSDに応じて自身の嗜好情報をリモコン66を用いて登録する操作を行う(STEP53)。
【0190】
マイコン65は登録操作されたユーザーの嗜好情報を番組推定情報RAM64に記憶する(STEP54)。記憶する嗜好情報は複数種類であっても良い。その後私的番組表を表示するユーザーの指示がリモコン66からあった場合(STEP55)、マイコン65はモデム70を制御して番組推定情報RAM64に記憶されているユーザーの嗜好情報とユーザーの私的番組表情報を要求するコマンドを情報サーバー72に送信する(STEP56)。
【0191】
私的番組表を要求するコマンドは予め情報サーバー72との間でフォーマットやデータを取り決めておけば送信可能である。情報サーバー72は私的番組表を要求するコマンドを解釈し、ユーザーの嗜好に合った番組の番組表情報を受信した嗜好情報を使用して検索し、該当する番組表情報をデーターベースより探し出してデジタルテレビジョン放送受信機73に送信する。
【0192】
情報サーバー72はデータベースに蓄積している番組名、開始時間、終了時間、概要、視聴料金、配信サーバーのアドレス等の番組表情報と嗜好情報を示すキーワードとを関連付けて管理しており、受信した嗜好情報を元に該当する番組表情報を検索することができる。あるいは番組表情報の内容を嗜好情報で検索する場合もありうる。なお、この実施例では情報サーバー72が管理しているのはインターネット上に存在する番組配信サーバーの番組について示しているが、テレビジョン放送含めた複数のメディアの番組情報を管理しても良い。
【0193】
次にマイコン65は送信された番組表情報をモデム70を制御して受信しバッファーメモリー74に展開して記憶する(STEP57)。次にマイコン65は番組表情報取得回路75が受信し番組表情報RAM76に蓄積されているテレビジョン放送番組の番組表情報から嗜好情報に関連する番組を検索しそれらの番組表情報を取得しバッファーメモリー74に展開して記憶する(STEP58)。
【0194】
嗜好情報に関連する番組の検索は嗜好情報と放送局から送信された番組表情報に含まれる情報例えばジャンル情報や出演者情報やキーワード情報などとの一致があった番組を探すことで可能である。
【0195】
次にマイコン65はSTEP57とSTEP58で取得してバッファーメモリー上に展開されているそれぞれの番組表情報を租借し、私的番組表としてユーザーにわかりやすい一覧になるように編集しその結果をOSDコントローラ68を制御して表示する。
【0196】
マイコン65が私的番組表を生成するのにあたりメディア毎に番組表情報の内容が異なるためにわかりやすい一覧にできないとの問題が予想されるが、私的番組表を生成する上で必要最小限の情報について放送局が送信する番組表情報と情報サーバーが送信する番組表情報が含んでいるように予め双方の番組表情報の内容を決めておくことにより回避できるし、予め決めておくことができない場合でも、表示する番組表情報に対し不足する項目については表示しないという方法もある。
【0197】
次に図20を用いて私的番組表の一例を説明する。図20では田中というユーザーの私的番組表を表示した画面を示している。この例では、ユーザーはハワイ、坂本竜馬、ラーメン、小林一郎という4つの嗜好情報を登録している。また放送局の番組であるオアフ旅行記、料理辞典そしてインターネット上の配信サーバーの番組であるパールハーバー、ドラマ海援隊、東京コンサートが嗜好情報により検索され取得されており一覧表として編集されている。
【0198】
また、種別とはライブあるいはVOD(Video On Demand)あるいはPPV(Pay Per View)かどうかという表示であり、時間とは種別がライブかPPVであれば放送される日時をVODであれば番組時間を表している。これは表示文字をより大きく表示するために一覧の桁数を減らす効果がある。
【0199】
マイコン65は図20に表示した情報と同時に各番組の配信サーバーのアドレス情報等アクセス先情報も取得しているためユーザーはこの番組表を見ながらリモコン66を用いて見たい番組を選択することで、マイコン65はチューナー61を制御して選局させることやモデム70を制御して配信サーバーに接続して番組を受信させるよう指示することができる。
【0200】
また、同様に選択し視聴予約や録画予約も指示することも可能である。次に図20で示した番組の番組表情報の一例を図21に示した。図21においてはそれぞれの番組における番組表情報を示している。例えばオアフ旅行記であれば少なくとも番組名、ジャンル、出演者、キーワード、チャンネル、放送日時の番組表情報が放送局であるNKKより送信されている。この場合種別や視聴料金や番組時間の情報は放送されていない。
【0201】
現在放送されている多くの番組はライブであり無料であるために特にこれらの情報が無い場合はライブであり無料であるという取り決めている例である。また、パールハーバーであれば情報サーバー72のデータベース上に少なくとも番組名、ジャンル、出演者、キーワード、種別、チャンネル、番組時間、視聴料金の番組表情報が蓄積されている。パールハーバーのようにVODの場合は任意の時間で見れるために放送日時は無しとなっている。
【0202】
また放送日時においてはオアフ旅行記であれば0101090001011000となっているがこれは01月01日09:00が開始で01月01日10:00が終了という意味である。ここでは月から分までの精度の情報であるが年から秒精度の情報であっても良い。
【0203】
また、番組時間では分単位の制度になっているが秒単位でも良い。また放送開始時間と放送終了時間が含まれていれば、マイコン65にて算出できるため簡略化される場合もありうる。
【0204】
また、キーワードとは番組内容に関連深いキーワードであり複数含まれていても良い。図21よりわかるように図20で示した私的番組表の番組における番組情報にユーザーの登録した嗜好情報であるハワイ、坂本竜馬、ラーメン、小林一郎の情報が少なくとも一つは含まれており情報サーバー72ならびにデジタルテレビジョン受信機73において検索が可能であることがわかる。
【0205】
また、本実施例では番組推定情報RAM64に記憶する私的番組表情報を推定するための情報はユーザーが登録する嗜好情報であったが、ユーザーが視聴している番組の番組表情報の統計を取ることで、マイコン65がユーザーの嗜好を推定しその結果を嗜好情報として番組推定情報RAM64に記憶する場合も考えられる。
【0206】
具体的にはSTEP52とSTEP53の代わりにユーザーが視聴中した番組における番組表情報を取得して、図示していないマイコン65の管理下の不揮発性メモリに番組表情報におけるユーザーの嗜好に関わる項目例えばジャンルや出演者やキーワード情報などを内容毎にカウントした結果を蓄積し、カウント数が多い物からを優先的に嗜好情報として推定することが考えられる。
【0207】
また、本実施例では番組推定情報RAM64に嗜好情報を記憶したが、番組推定情報RAM64を省略し情報サーバー72に嗜好情報を登録し記憶する場合も考えられる。その場合、STEP54の代わりにユーザーの嗜好情報を情報サーバーに送信しSTEP56では嗜好情報を送信することを簡略化する。
【0208】
情報サーバー72ではユーザー認証後ユーザーにより登録された嗜好情報を利用して蓄積している番組表情報の中から嗜好情報と合致する番組表情報を持った番組を検索してテレビジョン放送受信機73に送信することが考えられる。
【0209】
また、本実施例では情報サーバー72と放送局からの番組表情報を編集して表示したが、情報サーバー72から取得する私的番組表情報のみを表示する場合もありうる。その場合は、番組表情報取得回路75と番組表情報RAM76は簡略化可能でありSTEP58そしてSTEP59における編集作業を簡略化可能である。
【0210】
また、そのように放送局が放送する番組表情報と編集せずに情報サーバーから取得する私的番組表のみを表示する場合には、情報サーバー72で私的番組表をHTMLを用いて生成しデジタルテレビジョン放送受信機73においては私的番組表をWebページとして受信してユーザーの名前などのデジタル放送受信機73で保有する情報を合成して表示する場合も考えられる。
【0211】
以上のように本実施例のテレビジョン放送受信機は、通信回線を介して情報サーバーに接続し、ユーザーの欲する情報を推定できる情報を情報サーバーに送信することで、情報サーバーはユーザーの欲する情報を推定しユーザーに送信できるため、放送局が制作し放送する番組表の情報のみしか得る事ができないという問題や、放送局とは異なる事業者が各放送局が放送する全ての番組の関連情報を提供する情報サーバーを立ち上げたとしても、そのような情報サーバーからユーザーの欲する番組に関連する情報を得る事ができないという問題を解決できる。
【0212】
(実施の形態4)
以下本発明の第4の実施例を図面を参照しながら説明する。
【0213】
図22は本発明の第4の実施例の構成を示すものである。
【0214】
図22において、93はデジタルテレビジョン放送受信機である。81はチューナーで、アンテナが受信したデジタルテレビジョン放送の選局を行った後復調したトランスポートストリームを出力する。82はトランスポートストリーム(TS)デコーダーで、チューナー81が出力するトランスポートストリームを入力し、ユーザーが選択した番組のAVのストリームやデータ放送関係のパケットをフィルタリングして出力する。そのフィルタリングはPATパケットやPMTパケット内に記載されているPIDを用いて行われる事はデジタルテレビジョンにおいて周知の技術であるので詳細説明は省略する。
【0215】
83はAVデコーダーでトランスポートストリームデコーダー82が出力するAVのストリームを入力し、AVデコードして出力する。94はバッファーメモリで、トランスポートデコーダー82がフィルタリングしたデータ放送のパケットやブックマークサービスで放送されるURL情報や後述する情報サーバー92からの得たデータをマイコン85の制御により展開して記憶する。95はアイコン情報RAMで、後述する情報サーバー92からの得たアイコン情報例えばアイコンのビットマップデータおよび関連するコンテンツのURL情報をマイコン85の制御により展開して記憶する。
【0216】
85はマイコンで、デジタルテレビジョン放送受信機93の各要素の制御を行う。動作の詳細は後述する。86はリモコンで、ユーザーインターフェースである。87は受光回路で、リモコン86からの信号を受信し電気信号をマイコン85に出力する。84は番組推定情報RAMで、後述する情報サーバー92に送信するユーザーが欲する番組情報を推定するための情報をマイコン85の制御で記憶する。詳細は後述する。
【0217】
88はOSDコントローラーで、データ放送画面や後述する情報サーバー92から得た情報をマイコン85の制御により、構成する文字やグラフィクスデータを画素データに変換しAVデコーダー83に出力する。AVデコーダー83ではビデオデコードした映像とOSDコントローラ88から入力した文字やグラフィクスを合成して出力する。
【0218】
90はモデムで、通信会社の通信回線やサービスプロバイダを介してインターネット網に接続されており、マイコン85の制御で通信回線からのデータを受信して復調しマイコン85に出力したり、送信データを変調して通信回線に出力する。モデム90においては電話回線を使用するいわゆるモデムのみでなく、電話回線を使用するADSLモデムや光ファーバー網を使用するFTTHのONUやケーブルテレビ回線を使用するケーブルモデムなどあらゆる通信端末でも良く、接続方式はダイヤルアップ接続のみでなく常時接続の方式でも良い。
【0219】
本実施例ではそれらの通信回線を介して図示していない視聴情報収集センターと接続し視聴履歴情報を送信する事に加えてインターネット網や図示していないケーブルテレビ網などに位置する情報サーバー92と接続しデータの送受信を行う。
【0220】
なお、マイコン85のソフトウェアにより視聴中の番組が終了した事やユーザーの指示で視聴番組を変更した事を検出する事もできる。視聴中の番組が終了した事は、放送される番組表生成用の情報の一つである番組終了時刻を参照する事で検出可能である。
【0221】
デジタルテレビジョン放送やアナログ文字多重放送においては、番組表生成用の情報を放送する事は一般的である。また、リモコン86を用いたユーザーの指示はマイコン85が全て解釈するため、ユーザーがリモコン86を操作して視聴番組を変更した事も検出可能である。これらの検出は専用ハードウェアを備えて実現する場合も有り得る。また情報サーバー92は単一のサーバーでなくても良い。
【0222】
なお、本実施例ではデジタルテレビジョン放送受信機について説明したが、アナログのテレビジョン受信機の場合も同様に可能である。
【0223】
次に本実施例の動作を図23と図24と図25を用いて説明する。
【0224】
本実施例は、ユーザーが欲する番組に関連する情報を情報サーバー92から受信し表示するものである。
【0225】
ユーザーが番組を視聴している時、マイコン85の制御により視聴している番組の関連情報のアイコン情報を推定する番組推定情報を番組推定情報RAM84に記憶する(STEP61)。番組推定情報については第1の実施例において説明した内容と同様であるが、ブックマークサービスなどでデジタル放送に重畳して放送局から送信される情報サーバー92内のコンテンツを識別するためのURL情報などであっても良い。ユーザーが視聴中に番組の関連情報を欲した場合、アイコン情報を取得し保持するようにリモコン86を操作して指示する(STEP62)。指示方法はリモコン86に専用キーを用意しても良いし、画面上にメニューを表示させてその中から指示ボタンを選択して決定しても良い。ユーザーが関連情報を欲する機会としては、ブックマークサービスなどにより関連情報が存在することを示すアイコンをユーザーが見た時やテレビジョン放送番組内にURLや関連情報などが紹介されてユーザーが見た時が考えられる。
【0226】
マイコン85は受光回路87を介して入力した信号からアイコン情報を取得し保持する指示と解釈し、マイコン85はモデム90を制御して番組推定情報RAMに記憶されている番組推定情報と関連するアイコン情報を要求するコマンドを情報サーバー92に送信する(STEP63)。コマンドについては第1の実施例において説明した内容と同様であるが、番組推定情報が別途データ放送やブックマークサービスなどで放送されたURLであればURLのテキストデータを含めたアイコン情報を要求するコマンドを送信する。
【0227】
情報サーバー92は番組に関連する情報のアイコン情報を要求するコマンドを解釈し、ユーザーが欲している番組に関連する情報に関わるアイコンのビットマップとユーザーが欲している番組に関連する情報の所在を示すURL情報を番組推定情報から推定し、データーベースより探し出してデジタルテレビジョン放送受信機93に送信する。
【0228】
マイコン85は送信されたアイコンのビットマップとユーザーが欲している番組に関連する情報の所在を示すURL情報とをモデム90を制御して受信しアイコン情報としてアイコン情報RAM95に記憶する(STEP64)。番組推定情報が情報サーバー92内のコンテンツを識別するためのURL情報である場合は簡略化するためにアイコンのビットマップのみを記憶する場合もある。
【0229】
その後ユーザーのリモコン86を用いた操作で視聴番組が変わった場合(STEP65)、マイコン85はその操作を前述したように解釈して、OSDコントローラー88を用いて、番組が変わった事を知らしめる文字と番組視聴中に取得したアイコンのビットマップを用いてアイコンを画面上に表示して、ユーザーからの番組に関連する情報を取得する指示を待つ(STEP66)。
【0230】
また、視聴していた番組が終了した場合(STEP67)、マイコン85は終了時刻になった事を認識し、番組が終わった事を知らしめる文字と番組視聴中に取得したアイコンを同様に画面上に表示して、ユーザーからの番組に関連する情報を取得する指示を待つ(STEP68)。その後それぞれの状態で定められているタイムアウトまでに番組に関連する情報を取得するユーザーの指示がユーザーがリモコン86を用いて表示されているアイコンをクリックするなどしてあった場合(STEP69)、マイコン85はモデム90を制御してアイコン情報と関連する番組に関連する情報をSTEP64にて取得し保持しているURL情報を用いて情報サーバー92から受信する。次にマイコン85はOSDコントローラ88を制御して番組に関連する情報を構成する文字やグラフィクスデータを画素データに変換しAVデコーダー83に出力する。AVデコーダー83ではビデオデコードした映像とOSDコントローラ88から入力した番組に関連する情報を合成して出力する(STEP70)。
【0231】
STEP69でタイムアウトが生じた場合は、マイコン85はOSDコントローラー88を用いて、番組に関連する情報の取得を取り消すかどうかを確認する文字を画面上に表示して、ユーザーからの指示を待つ(STEP71)。ユーザーからの指示が取り消す場合には、番組推定情報の保持とアイコン情報の保持を解除する(STEP72)。取り消さない場合は番組推定情報とアイコン情報の保持を続ける。
【0232】
またユーザーがアイコン一覧を用いて欲する番組に関連する情報を情報サーバー92から受信し表示する場合もある。図25を用いて説明する。STEP64以降にユーザーがアイコン一覧を表示する支持をリモコン86で送信した場合(STEP73)、マイコン85はアイコン情報RAM95で保持されているアイコンのビットマップを読み出しOSDコントローラ88を制御してアイコンの一覧表を表示する(STEP74)。その場合全てのアイコンを一覧表示しても良いし、数ページに分けて表示しても良いし、特定の条件に一致したアイコンのみを表示しても良い。一覧表を見たユーザーがアイコンを選択してクリックするなどして番組に関連する情報を取得する指示をリモコン86を用いて送信した場合(STEP75)、マイコン85はモデム90を制御してそのアイコン情報と関連する番組に関連する情報を、STEP64にて取得し保持しているURL情報を用いて情報サーバー92から受信する。次にマイコン85はOSDコントローラ88を制御して番組に関連する情報を構成する文字やグラフィクスデータを画素データに変換しAVデコーダー83に出力する。AVデコーダー83ではビデオデコードした映像とOSDコントローラ88から入力した番組に関連する情報を合成して出力する(STEP76)。
【0233】
本実施例においてRAMを簡略化するためにSTEP64でのアイコン情報取得をSTEP66とSTEP68とSTEP74でのアイコン表示のタイミングで情報サーバー92に接続して取得する場合もある。その場合はSTEP64においてアイコン情報を保持する代わりに番組推定情報を保持する。アイコン情報と番組推定情報とでデータ量の少ない方を保持することによりRAMの簡略化が可能である。
【0234】
次に情報サーバーから取得しアイコン情報RAM95に保持しているアイコンを表示する場合の実施例を図26と図27を用いて説明する。
【0235】
図26ではSTEP66とSTEP68でのアイコンの表示例を示した物である。画面上にユーザーが視聴している番組が表示されており、その右上に前の番組視聴中に情報サーバーから受信して保持しているアイコンが二つ番組に重ねあわせて表示している。これはユーザーが前の番組の視聴中にアイコン情報を取得し保持する指示を二度行った事を意味している。また図26ではOSDにより番組が変わった事を知らしめて情報を取得するかどうかを選択するように促している。ユーザーはリモコンを用いてアイコンを選択し決定キーを押す事で欲する情報を取得する事ができる。なおアイコン情報を取得し保持する事と視聴予約する事はこの例においては同義である。
【0236】
図27ではSTEP74でのアイコン一覧の表示例を示した物である。画面上には6個のアイコンが表示可能な一覧表が表示されており、一覧表上に実際に保持されている3個のアイコンが表示されている。ユーザーはこの一覧からリモコンを用いてアイコンを選択し決定キーを押す事で情報を取得する事ができる。なおこの例においてはアイコン情報を取得し保持する事と視聴予約する事は同義であり、アイコンの一覧と視聴予約の一覧は同一である。
【0237】
以上のように本実施例のテレビジョン放送受信機は、通信回線を介して情報サーバーに接続し、ユーザーの欲する番組関連情報に関わるアイコン情報を推定できる情報を情報サーバーに送信することで、情報サーバーはユーザーの欲するアイコン情報を推定しユーザーに送信できるため、放送局が制作し放送するデータ放送の情報のみしか得る事ができず、情報の内容も放送局毎に異なる状況においては、ユーザーの欲する特定の情報を全ての放送局において常に得ることができないという問題や放送局とは異なる事業者が、各放送局が放送する全ての番組の関連情報を提供する情報サーバーを立ち上げたとしても、そのような情報サーバーからユーザーの欲する番組に関連する情報やアイコン情報を得る事ができないという問題を解決できる。
【0238】
また、番組推定情報を保持するとともに番組終了や番組が変わった事を検出した後、番組に関連する情報を取得するように制御できる事により、ユーザーが番組に関連する情報を番組視聴終了後に見たいという要求に対しては、一般の従来のテレビジョン放送受信機では現在放送されているデータ放送しか表示できないという問題やアイコンを画面上に複数個表示することや一覧表示することができないという問題を解決できる。
【0239】
【発明の効果】
以上のように本発明のテレビジョン放送受信機は、通信回線を介して情報サーバーに接続し、ユーザーの欲する情報を推定できる適切な情報を情報サーバーに送信することで、情報サーバーはユーザーの欲する番組に関連する情報や私的な番組表や情報に関連するアイコン情報を推定しユーザーに送信できることと、情報サーバーが送信する日時情報を用いて受信した情報の選択ができることにより、放送局が制作し放送するデータ放送や番組表情報やアイコン情報のみしか得る事ができず、情報の内容も放送局毎に異なる状況においては、ユーザーの欲する特定の情報を全国レベルの全ての放送局において常に得ることができないという問題や放送局とは異なる事業者が、各放送局が放送する全ての番組の関連情報を提供する情報サーバーを立ち上げたとしても、そのような情報サーバーに対してユーザーの要求を推定するための適切な情報を伝える事ができずユーザーの欲する番組に関連する情報を確実に得る事ができないという問題を解決できる。
【0240】
また、番組推定情報を保持するとともに番組終了や番組が変わった事を検出した後、番組に関連する情報を取得するように制御できる事により、ユーザーが番組に関連する情報を番組視聴終了後に見たいという要求に対しては、一般の従来のテレビジョン放送受信機では現在放送されているデータ放送しか表示できないという問題を解決できるテレビジョン放送受信機を実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例におけるブロック図
【図2】本発明の第一の実施例における動作フローチャート
【図3】本発明の第一の実施例における番組推定情報の実施例図
【図4】本発明の第一の実施例における番組推定情報の実施例図
【図5】本発明の第一の実施例における番組推定情報の実施例図
【図6】本発明の第一の実施例における番組推定情報の実施例図
【図7】本発明の第一の実施例における表示画面を示す図
【図8】従来のブロック図
【図9】従来例における動作フローチャート
【図10】本発明の第二の実施例におけるブロック図
【図11】本発明の第二の実施例における動作フローチャート
【図12】本発明の第二の実施例における番組推定情報と記憶するの日時の実施例図
【図13】本発明の第二の実施例における番組推定情報の実施例図
【図14】本発明の第二の実施例における番組推定情報の実施例図
【図15】本発明の第二の実施例における番組に関連する情報と日時情報の実施例図
【図16】本発明の第二の実施例における番組関連情報表示画面例を示す図
【図17】本発明の第二の実施例における番組関連情報マーキング一覧表示画面例を示す図
【図18】本発明の第三の実施例におけるブロック図
【図19】本発明の第三の実施例における動作フローチャート
【図20】本発明の第三の実施例における私的番組表表示例図
【図21】本発明の第三の実施例における番組表情報例図
【図22】本発明の第四の実施例におけるブロック図
【図23】本発明の第四の実施例における動作フローチャート
【図24】本発明の第四の実施例における動作フローチャート
【図25】本発明の第四の実施例における動作フローチャート
【図26】本発明の第四の実施例におけるアイコン表示例図
【図27】本発明の第四の実施例における視聴予約一覧例図
【符号の説明】
1 チューナー
2 トランスポートデコーダー
3 AVデコーダー
4 番組推定情報RAM
5 マイコン
6 リモコン
7 受光回路
8 OSDコントローラ
10 モデム
11 コネクタ
12 情報サーバー
41 チューナー
42 トランスポートデコーダー
43 AVデコーダー
44 番組推定情報RAM
45 マイコン
46 リモコン
47 受光回路
48 OSDコントローラ
50 モデム
51 コネクタ
52 情報サーバー
55 番組情報取得回路
56 日時RAM
61 チューナー
62 トランスポートデコーダー
63 AVデコーダー
64 番組推定情報RAM
65 マイコン
66 リモコン
67 受光回路
68 OSDコントローラ
70 モデム
71 コネクタ
72 情報サーバー
75 番組表情報取得回路
76 番組表情報RAM
77 嗜好情報取得回路
81 チューナー
82 トランスポートデコーダー
83 AVデコーダー
84 番組推定情報RAM
85 マイコン
86 リモコン
87 受光回路
88 OSDコントローラ
90 モデム
91 コネクタ
92 情報サーバー
94 バッファーメモリ
95 アイコン情報RAM
Claims (55)
- 放送局からの信号を受信し復号して映像信号および音声信号を出力するとともに、通信回線を介して情報サーバーから使用者が欲している情報を得るテレビジョン放送受信機であって、通信回線を介して外部と通信可能な通信手段と、使用者が欲している情報を推定するための推定情報を記憶するメモリと、前記情報サーバーから得た使用者が欲している情報を表示する表示手段と、外部からの指示を受け付ける指示受付手段と、前記指示受付手段が受け付けた指示が、使用者が欲している情報を取得する指示であれば、前記通信手段を制御し、前記通信回線を介して前記情報サーバーに接続し、前記推定情報を前記メモリから読み出して前記情報サーバーに送信した後に、該当する使用者が欲している情報を前記情報サーバーから受信するよう制御する制御手段とを備えるテレビジョン放送受信機。
- 前記使用者が欲している情報とは番組に関連する情報であり、前記推定情報とは少なくとも番組を推定するための番組推定情報である請求項1記載のテレビジョン放送受信機。
- 前記番組推定情報とは少なくとも放送局名や番組名を含む事を特徴とする請求項2記載のテレビジョン放送受信機。
- 前記番組推定情報とは少なくとも日時やチャンネルや地域情報を含む事を特徴とする請求項2記載のテレビジョン放送受信機。
- 前記推定情報とは表示画面上のカーソル位置または番組から提示される事前に取り決められた選択枝の選択情報である事を特徴とする請求項1記載のテレビジョン放送受信機。
- 前記番組推定情報によって推定する対象の番組は現在視聴中の番組である請求項2または請求項3または請求項4記載のテレビジョン放送受信機。
- 前記指示受付手段が受け付けた指示が前記番組推定情報を保持する指示であった場合、少なくともその前記番組推定情報を用いて関連する情報を取得する制御までは、前記番組推定情報を保持することを特徴とする請求項6記載のテレビジョン放送受信機。
- 前記表示手段は放送局から番組の信号を受信し復号した映像信号と通信回線を介して情報サーバーから得た使用者が欲している情報を重ねあわせて表示することを特徴とする請求項1記載のテレビジョン放送受信機。
- 視聴番組が終了した事を検出する番組終了検出手段を備え、前記制御手段は番組終了後に前記番組推定情報に該当する番組の関連する情報を前記情報サーバーから受信するよう制御する制御手段とを備える請求項7記載のテレビジョン放送受信機。
- 視聴番組が変わった事を検出する番組変更検出手段を備え、前記制御手段は番組が変わった後に前記番組推定情報に該当する番組の関連する情報を前記情報サーバーから受信するよう制御する制御手段とを備える請求項7記載のテレビジョン放送受信機。
- 番組の番組名を取得する番組名取得手段を備え、前記使用者が欲している情報とは番組に関連する情報であり、前記推定情報とは少なくとも番組名である請求項1記載のテレビジョン放送受信機。
- 前記番組名とともに表示画面上のカーソル位置または番組から提示される事前に取り決められた選択枝の選択情報を前記推定情報として前記メモリに記憶する事を特徴とする請求項11記載のテレビジョン放送受信機。
- 前記番組に関連する情報の対象の番組は現在視聴中の番組である請求項11または請求項12記載のテレビジョン放送受信機。
- 前記指示受付手段が受け付けた指示が前記メモリに記憶されている前記推定情報を保持する指示であった場合、少なくとも前記推定情報を用いて関連する情報を取得する制御までは、前記推定情報を保持することを特徴とする請求項13記載のテレビジョン放送受信機。
- 視聴番組が終了した事を検出する番組終了検出手段を備え、前記制御手段は番組終了後に前記推定情報に該当する番組の関連する情報を前記情報サーバーから受信するよう制御する制御手段とを備える請求項13または請求項14記載のテレビジョン放送受信機。
- 視聴番組が変わった事を検出する番組変更検出手段を備え、前記制御手段は視聴番組が変わった後に前記推定情報に該当する番組の関連する情報を前記情報サーバーから受信するよう制御する制御手段とを備える請求項13または請求項14記載のテレビジョン放送受信機。
- 現在日時を取得し記憶する日時記憶手段と、使用者が欲している情報とともに関連付けられた日時情報を受信し、前記日時記憶手段に記憶されている日時と前記情報サーバーから受信した前記日時情報との比較結果に応じて、前記使用者が欲している情報の選択または表示の制御を行う制御手段とを備える請求項1記載のテレビジョン放送受信機。
- 前記番組に関連する情報とは番組で案内されたURL(Uniform Resource Locator)であり、前記関連付けられた日時情報とは番組で案内された日時である請求項17記載のテレビジョン放送受信機。
- 番組の番組名を取得する番組名取得手段を備え、前記推定情報とは少なくとも番組名である請求項17または請求項18記載のテレビジョン放送受信機。
- 通信回線を介して情報提供サービスを行う情報サーバーであって、番組名により関連付けられた番組に関連する情報と日時情報を蓄積する蓄積手段と、番組名を伴った番組に関連する情報に対するアクセスに対して、関連付けられた番組に関連する情報と日時情報を前記蓄積手段より検索し取得する情報管理手段と、情報管理手段が取得した番組に関連する情報と日時情報をアクセス元に返送する返送手段とを備えた情報サーバー。
- 前記番組に関連する情報とは番組で案内されたURL(Uniform Resource Locator)であり、前記関連付けられた日時情報とは番組で案内された日時である請求項20記載の情報サーバー。
- 前記番組に関連する情報とはURL(Uniform Resource Locator)を含んだ情報であり、そのURLが示す所在地には前記番組に関連する情報のより詳細な情報を蓄積している請求項20記載の情報サーバー。
- 前記使用者が欲している情報とは使用者個別の番組表情報であることを特徴とする請求項1記載のテレビジョン放送受信機。
- 前記推定情報とは使用者の嗜好を示す情報であることを特徴とする請求項23記載のテレビジョン放送受信機。
- 前記推定情報とは使用者の視聴履歴のデータに基づいた情報であることを特徴とする請求項23記載のテレビジョン放送受信機。
- 前記推定情報とは使用者の識別情報であることを特徴とする請求項23記載のテレビジョン放送受信機。
- 使用者の嗜好を示す情報を取得する嗜好情報取得手段と、放送局が放送する番組表情報を取得する番組表取得手段と、前記番組表取得手段が取得した前記番組表情報を記憶する番組表メモリと、前記指示受付手段が受け付けた指示が使用者個別の番組表情報を表示する指示であれば、前記番組表メモリに記憶されている前記番組表情報より前記メモリに記憶されている前記推定情報を使用して検索した使用者個別の番組表情報と前記通信手段を制御し前記通信回線を介して前記情報サーバーに接続し前記メモリに記憶されている前記推定情報を読み出して前記情報サーバーに送信した後に受信した使用者個別の番組表情報とを編集した結果を前記表示制御手段を用いて表示するよう制御する制御手段とを備えた請求項24記載のテレビジョン放送受信機。
- 使用者の視聴履歴データを生成する視聴履歴生成手段と、前記視聴履歴データに基づいて使用者の嗜好を示す情報を推定する嗜好推定手段と、放送局が放送する番組表情報を取得する番組表取得手段と、前記番組表取得手段が取得した前記番組表情報を記憶する番組表メモリと、前記指示受付手段が受け付けた指示が使用者個別の番組表情報を表示する指示であれば、前記番組表メモリに記憶されている前記番組表情報より前記メモリに記憶されている前記推定情報を使用して検索した使用者個別の番組表情報と前記通信手段を制御し前記通信回線を介して前記情報サーバーに接続し前記メモリに記憶されている前記推定情報を読み出して前記情報サーバーに送信した後に受信した使用者個別の番組表情報とを編集した結果を前記表示制御手段を用いて表示するよう制御する制御手段とを備えた請求項24記載のテレビジョン放送受信機。
- 通信回線を介して情報提供サービスを行う情報サーバーであって、嗜好情報と関連付けられた番組表情報を蓄積する蓄積手段と、嗜好情報を伴った番組表情報に対するアクセスに対して、関連付けられた番組表情報を前記蓄積手段より検索し取得する情報管理手段と、情報管理手段が取得した番組表情報をアクセス元に返送する返送手段とを備えた情報サーバー。
- 通信回線を介して情報提供サービスを行う情報サーバーであって、登録使用者の嗜好情報を蓄積する嗜好情報蓄積手段と、嗜好情報と関連付けられた番組表情報を蓄積する蓄積手段と、使用者識別情報を伴った番組表情報に対するアクセスに対して、関連付けられた該当する使用者の嗜好情報を前記嗜好情報蓄積手段から取得し、その嗜好情報を用いて前記蓄積手段より使用者個別の番組表情報を検索し取得する情報管理手段と、情報管理手段が取得した使用者個別の番組表情報をアクセス元に返送する返送手段とを備えた情報サーバー。
- 番組表表示おける番組時間表示においてライブ番組であれば放送時刻をサーバーに蓄積されたビデオオンデマンド番組であれば番組時間を表示する請求項27記載のテレビジョン放送受信機。
- 使用者の識別情報を保持する識別情報メモリと、放送局が放送する番組表情報を取得する番組表取得手段と、前記番組表取得手段が取得した前記番組表情報を記憶する番組表メモリと、前記指示受付手段が受け付けた指示が使用者個別の番組表情報を表示する指示であれば、前記番組表メモリに記憶されている前記番組表情報より前記メモリに記憶されている前記推定情報を使用して検索した使用者個別の番組表情報と前記通信手段を制御し前記通信回線を介して前記情報サーバーに接続し前記メモリに記憶されている前記推定情報を読み出して前記情報サーバーに送信した後に受信した使用者個別の番組表情報とを編集した結果を前記表示制御手段を用いて表示するよう制御する制御手段とを備えた請求項26記載のテレビジョン放送受信機。
- 番組名を送信した後に番組に関連する情報と関連付けられた日時情報を請求項20記載の情報サーバーより受信する請求項19記載のテレビジョン放送受信機。
- 番組名を送信した後に番組で案内されたURL(UniformResourceLocator)情報と番組で案内された日時情報を請求項21記載の情報サーバーより受信する請求項19記載のテレビジョン放送受信機。
- 使用者の嗜好を示す情報を送信した後に使用者個別の番組表情報を請求項29記載の情報サーバーより受信する請求項27または請求項28記載のテレビジョン放送受信機。
- 使用者の識別情報を送信した後に使用者個別の番組表情報を請求項30記載の情報サーバーより受信する請求項32記載のテレビジョン放送受信機。
- 前記使用者が欲している情報とは情報サーバー内のコンテンツと関連するアイコンデータであることを特徴とする請求項1記載のテレビジョン放送受信機。
- 前記推定情報とは情報サーバー内のコンテンツを識別する情報であることを特徴とする請求項37記載のテレビジョン放送受信機。
- 前記推定情報とは少なくとも放送局名や番組名を含む事を特徴とする請求項37記載のテレビジョン放送受信機。
- 前記推定情報とは少なくとも日時やチャンネルや地域情報を含む事を特徴とする請求項37記載のテレビジョン放送受信機。
- 前記推定情報とは表示画面上のカーソル位置または番組から提示される事前に取り決められた選択枝の選択情報である事を特徴とする請求項37記載のテレビジョン放送受信機。
- 前記推定情報とは使用者の嗜好を示す情報であることを特徴とする請求項37記載のテレビジョン放送受信機。
- 通信回線を介して情報提供サービスを行う情報サーバーであって、推定情報により関連付けられたコンテンツとアイコンデータを蓄積する蓄積手段と、推定情報を伴った情報に対するアクセスに対して、関連付けられたアイコンデータを前記蓄積手段より検索し取得する情報管理手段と、情報管理手段が取得したアイコンデータと関連するコンテンツの所在情報をアクセス元に返送する返送手段とを備えた情報サーバー。
- コンテンツを識別する情報を送信した後に情報サーバー内のコンテンツと関連するアイコンデータを請求項43記載の情報サーバーより受信する請求項38記載のテレビジョン放送受信機。
- 番組名を送信した後に情報サーバー内のコンテンツの所在を示す情報と関連するアイコンデータを請求項43記載の情報サーバーより受信する請求項39記載のテレビジョン放送受信機。
- 日時やチャンネルや地域情報を送信した後に情報サーバー内のコンテンツの所在を示す情報と関連するアイコンデータを請求項43記載の情報サーバーより受信する請求項40記載のテレビジョン放送受信機。
- 表示画面上のカーソル位置または番組から提示される事前に取り決められた選択枝の選択情報を送信した後に情報サーバー内のコンテンツの所在を示す情報と関連するアイコンデータを請求項43記載の情報サーバーより受信する請求項41記載のテレビジョン放送受信機。
- 使用者の嗜好を示す情報を送信した後に情報サーバー内のコンテンツの所在を示す情報と関連するアイコンデータを請求項43記載の情報サーバーより受信する請求項42記載のテレビジョン放送受信機。
- 前記情報サーバー内のコンテンツは現在視聴中の番組関連情報である請求項45または請求項46記載または請求項47または請求項48記載のテレビジョン放送受信機。
- 前記指示受付手段が受け付けた指示が前記メモリに記憶されている前記推定情報を保持する指示であった場合、少なくとも前記推定情報を用いてアイコンデータを取得する制御までは、前記推定情報を保持することを特徴とする請求項49記載のテレビジョン放送受信機。
- 前記指示受付手段が受け付けた指示が前記メモリに記憶されている前記推定情報を保持する指示であった場合、前記情報サーバーに接続しコンテンツの所在を示す情報と関連するアイコンデータを取得し、少なくとも前記コンテンツの所在を示す情報を用いて番組関連情報を取得する制御までは、情報サーバー内のコンテンツの所在を示す情報と関連するアイコンデータを保持することを特徴とする請求項49記載のテレビジョン放送受信機。
- 視聴番組が終了した事を検出する番組終了検出手段を備え、前記制御手段は番組終了後に前記推定情報に該当するアイコンデータを前記情報サーバーから受信するよう制御する制御手段とを備える請求項50記載のテレビジョン放送受信機。
- 視聴番組が変わった事を検出する番組変更検出手段を備え、前記制御手段は視聴番組が変わった後に前記推定情報に該当するアイコンデータを前記情報サーバーから受信するよう制御する制御手段とを備える請求項50記載のテレビジョン放送受信機。
- 視聴番組が終了した事を検出する番組終了検出手段を備え、前記制御手段は番組終了後に前記推定情報に該当する番組関連情報を前記情報サーバーから受信するよう制御する制御手段とを備える請求項51記載のテレビジョン放送受信機。
- 視聴番組が変わった事を検出する番組変更検出手段を備え、前記制御手段は視聴番組が変わった後に前記推定情報に該当する番組関連情報を前記情報サーバーから受信するよう制御する制御手段とを備える請求項51記載のテレビジョン放送受信機。
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