JP2003330846A

JP2003330846A - 情報配信方法

Info

Publication number: JP2003330846A
Application number: JP2002134319A
Authority: JP
Inventors: Toshiya Yamashita; 寿也山下
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2002-05-09
Filing date: 2002-05-09
Publication date: 2003-11-21

Abstract

(57)【要約】【課題】ネットワーク環境下において、広告主にとっ
て最適のタイミングで広告を配信することが可能で、高
い広告効果を期待できる情報配信方法を提供する。【解決手段】広告情報の見出し情報を情報サーバー３
へ入力・投稿しておくと、一般ユーザーの端末コンピュ
ータ４が所定の時間間隔毎に情報サーバー３にアクセス
して、該情報サーバー３に格納されている最新のニュー
ス情報と広告情報とをダウンロードし、それらの見出し
情報を表示画面２０に設けられた帯状の表示領域２１に
流れるように順次表示されるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、インターネットを
利用した情報配信方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】インターネットを利用した広告手法に、
バナー広告がある。このバナー広告では、例えばコンテ
ンツプロバイダーが開設するウェブページ上に、広告主
の広告ページにリンクしたバナー画像を掲載しておき、
一般ユーザーがウェブページ閲覧ソフト（以下、ブラウ
ザと記す）を操作してコンテンツプロバイダーのウェブ
ページにアクセスし、次いでバナー画像を選択すると、
広告ページが開くようになっている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】この広告手法によれ
ば、コンテンツプロバイダーのウェブページにアクセス
した不特定多数の人に広告を配信できるため、大きな広
告効果が期待できる。しかし、コンテンツプロバイダー
のウェブページの更新は、多くとも一日に数回程度であ
り、広告主にとって最適のタイミングで効果的に広告を
配信することは不可能であり、機動的に広告を配信する
ことはできない。また、一般的にコンテンツの内容とバ
ナー広告の内容は無関係であるため、コンテンツに関心
のあるユーザーは広告を無視し或いは注意を傾け難く、
従って、ユーザーに関心を引くためには魅力あるバナー
画像を作成することが不可欠であり、広告主の費用負担
が多大にかかる点でも不利がある。さらに、近年のデジ
タル技術の発達により、バナー画像のみをカットして表
示することも可能となっており、広告主にとって事態は
深刻である。尤も、バナー自体をＣＧＩ（Common Gatew
ay Interface）によって描画すれば、予め決められたス
ケジュールに従ってバナー広告を描画することが可能で
あるため、広告主が所望するタイミングで広告を配信で
きるが、この場合においても、先の費用負担の問題やバ
ナー画像がカットされる不都合は回避できない。

【０００４】加えて、この広告手法ではブラウザの起動
が必要不可欠であるため、当該ブラウザによりユーザー
の端末コンピュータ（以下、ＰＣと記す）のメモリ領域
が多量に消費されて、ＰＣの軽滑な処理動作が妨げられ
るおそれがある。さらに、ブラウザの脆弱部を衝いてウ
ェブページにアクセスするだけでＰＣを動作不良に至ら
せるコンピュータウイルスやワーム、ブラウザのウイン
ドウを強制的に無数個開いてＰＣのメモリ残量を皆無と
してフリーズさせる所謂ブラウザクラッシャーに代表さ
れる不正プログラムが広く出回っており、ブラウザを用
いた広告手法が一般ユーザーにとって安全であるとは言
い切れない。

【０００５】本発明の目的は、広告主の費用負担が小さ
く、しかも広告主にとって最適のタイミングで広告を配
信することが可能で、高い広告効果を期待できる情報配
信方法を得るにある。本発明の目的は、ブラウザに頼る
ことなく広告やニュースなどの情報を配信することが可
能であり、従って一般ユーザーのＰＣの処理負担が小さ
く、しかも安全性に優れた情報配信方法を得るにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明は、図１に示すよ
うなニュースコンテンツが記録されるコンテンツサーバ
ー１と、広告コンテンツが記録される広告サーバー２
と、ニュース情報と広告情報とが記録される情報サーバ
ー３と、コンテンツプロバイダーの端末機器７と、広告
主の端末機器８と、一般ユーザーの端末コンピュータ４
とがインターネット５を介して接続されたネットワーク
環境下において、一般ユーザーの端末コンピュータ４に
ニュース情報や広告情報を配信するための情報配信方法
を対象とする。この情報配信方法は、図６に示すごと
く、ニュースコンテンツの見出し情報を含むニュース情
報が、コンテンツプロバイダーの端末機器７から情報サ
ーバー３に入力されるニュース情報入力ステップ（Ｓ
１）と、広告主の端末機器８から送られてきた広告コン
テンツの見出し情報を含む広告情報が、情報サーバー３
に入力される広告情報入力ステップ（Ｓ２）と、一般ユ
ーザーの端末コンピュータ４が、所定の時間間隔毎に情
報サーバー３にアクセスして、該情報サーバー３に格納
されているニュース情報と広告情報とをダウンロードす
るダウンロードステップ（Ｓ３，Ｓ４）と、一般ユーザ
ーの端末コンピュータ４が、表示画面２０の左右方向に
長い帯状の表示領域２１に、前記ダウンロードステップ
においてダウンロードされたニュース情報と広告情報に
含まれる見出し情報を流れるように順次表示する表示ス
テップ（Ｓ５）とを含む。そして、前記ダウンロードス
テップ（Ｓ３，Ｓ４）と表示ステップ（Ｓ５）は、端末
コンピュータ４に予めインストールされた情報表示ソフ
トにより行われるようにしてあることを特徴とする。

【０００７】情報表示ソフトは、数十秒から数分毎に情
報サーバー３にアクセスして、該情報サーバー３に記録
されているニュース情報および広告情報と、直前のダウ
ンロードステップにおいてダウンロードしたニュース情
報および広告情報とを比較し、新たな情報のみをダウン
ロードするものとすることができる。

【０００８】情報サーバー３から端末コンピュータ４に
送られるニュース情報は、先の見出し情報のほかに、整
理のためのインデックス情報と、ジャンル分けのための
ジャンル情報と、ニュースコンテンツにアクセスするた
めのＵＲＬ情報とを含むものとすることができる。ま
た、情報サーバー３から端末コンピュータ４に送られる
広告情報は、先の見出し情報のほかに、整理のためのイ
ンデックス情報と、ジャンル分けのためのジャンル情報
と、広告コンテンツにアクセスするためのＵＲＬ情報と
を含むものとすることができる。

【０００９】コンテンツプロバイダーの端末機器７、お
よび広告主の端末機器８は、インターネット５への接続
機能を備えたモバイル機器７ｂ・８ｂであってもよい。

【００１０】

【発明の作用効果】本発明の情報配信方法においては、
広告情報の見出し情報を情報サーバー３へ入力・投稿し
ておくと、一般ユーザーの端末コンピュータ４が所定の
時間間隔毎（例えば数十秒〜数分、具体的には３０秒か
ら５分毎）に情報サーバー３にアクセスして、該情報サ
ーバー３に格納されている最新のニュース情報と広告情
報の見出し情報をダウンロードし、それらの見出し情報
を表示画面２０に設けられた表示領域２１に流れるよう
に順次表示する。端末コンピュータ４のダウンロード動
作および表示動作は、ブラウザとは独立別個の情報表示
ソフトにより実行されるようにしてある。

【００１１】従って、一般ユーザーにとっては、ブラウ
ザを起動することなくリアルタイムに最新のニュース情
報や広告情報が得られる大きな利点がある。また、見出
し情報は、表示画面２０に設けられた左右方向に長い帯
状の表示領域２１に流れるように順次表示されるので、
かかる表示領域２１を表示画面２０の下端部（所謂タス
クバーの近く）に置けば、ＣＡＤソフトなどの他のアプ
リケーションに係る作業操作の邪魔になることもない。
また、ブラウザの起動を最小限に抑えることができるの
で、コンピュータウイルスやワーム、ブラウザクラッシ
ャーに遭遇することが少なくなり、端末コンピュータ４
の安全性を確保できる。加えて、一般的にブラウザは多
くのメモリ領域やメモリリソースを占有するため、端末
コンピュータ４の軽滑な処理動作が妨げられるおそれが
あるが、本発明に係る情報配信方法では、基本的にダウ
ンロード機能と表示機能の２つの機能のみを備えたアプ
リケーション（情報表示ソフト）を使用するため、メモ
リ領域の消費量は少なくて済み、従って、端末コンピュ
ータ４の負担は少ない。

【００１２】先に述べたように、端末コンピュータ４
は、数十秒〜数分毎に情報サーバー３にアクセスして、
該情報サーバー３に格納されている最新のニュース情報
と広告情報とをダウンロードして、それらの見出し情報
を表示する。従って、広告情報を提供する広告主にとっ
ては、最適のタイミングで効果的に広告を配信すること
が可能であり、高い広告効果を期待できる。具体的に
は、例えば図１に示すごとく、ニュース情報がサッカー
に関連するものである場合において、最も着目される、
得点に係る見出し情報の表示に前後して、広告に係る見
出し情報を表示することが可能となるので、高い広告効
果が得られる。加えて、配信される広告は、テキスト形
式の見出し情報のみであるので、広告主の費用負担が比
較的安価に済む点でも有利である。

【００１３】ニュース情報を提供するコンテンツプロバ
イダーにとっては、第１に情報表示ソフトを介しての認
知拡大を図ることができる。つまり、情報表示ソフトの
普及が進むに連れて、新規ユーザーの獲得を効果的に進
めることができる。また、先に述べたように、情報表示
ソフトを使えばリアルタイムにサイトの更新状況を確認
することができるので、既存ユーザーの維持にも寄与す
る。さらに、追加投資やシステム変更などが一切不要で
ある点でも有利である。

【００１４】情報表示ソフトが、所定の時間間隔毎に情
報サーバー３にアクセスして、該情報サーバー３に記録
されているニュース情報および広告情報と、直前のダウ
ンロードステップにおいてダウンロードしたニュース情
報および広告情報とを比較し、新たな情報のみをダウン
ロードするようにしてあると、情報サーバー３へのアク
セスのたびに、全ての情報をダウンロードする形態と比
べて、ダウンロードに係る情報サイズが少なくて済むた
め、一般ユーザーの端末コンピュータ４のインターネッ
ト５への接続環境に左右されることなく、快適な情報配
信が実現される。つまり、ＡＤＳＬに代表されるブロー
ドバンド環境下だけでなく、ダイヤルアップなどの接続
環境下においても、円滑な情報配信が可能である。

【００１５】情報サーバー３から端末コンピュータ４に
送られるニュース情報は、先の見出し情報のほかに、整
理のためのインデックス情報と、ジャンル分けのための
ジャンル情報と、ニュースコンテンツにアクセスするた
めのＵＲＬ情報とを含むものとする。また、情報サーバ
ー３から端末コンピュータ４に送られる広告情報は、先
の見出し情報のほかに、整理のためのインデックス情報
と、広告コンテンツにアクセスするためのＵＲＬ情報と
を含むものとする。かくして、情報表示ソフトは、ニュ
ース情報と広告情報に係るインデックス情報に基づい
て、先の情報サーバー３に記録されているニュース情報
および広告情報と、直前のダウンロードステップにおい
てダウンロードしたニュース情報および広告情報とを比
較し、新たな情報のみをダウンロードすることが容易で
ある。また、情報表示ソフトは、ジャンル情報に基づい
て、見出し情報を分別して、それを表示領域２１に表示
する。表示領域２１に表示されている見出し情報が選択
されると（つまり、マウスのポインターが見出し情報に
位置合わせされた状態でクリックされると）、ブラウザ
が起動され、当該ブラウザは、ＵＲＬ情報に基づいてコ
ンテンツサーバー１又は広告サーバー２にアクセスし、
表示画面２０に見出し情報に関連付けられたニュースコ
ンテンツ又は広告コンテンツのウェブページを表示す
る。これにて、一般ユーザーは、ニュースコンテンツや
広告コンテンツにかかるウェブページを閲覧することが
できる。

【００１６】コンテンツプロバイダーの端末機器７、お
よび広告主の端末機器８が、インターネット５への接続
機能を備えた携帯電話などのモバイル機器７ｂ・８ｂで
あると、より迅速且つ機動的にニュース情報や広告情報
を情報サーバー３に入力・投稿することができる。これ
にて、広告主にとっては、より最適なタイミングで広告
を配信することができる。外出先からも広告を配信でき
る利点もある。また、コンテンツプロバイダーにとって
は、より最新のニュース情報を簡単に配信できる利点が
ある。一般ユーザーにとっては、より最新のニュース情
報や広告情報が得られる利点がある。

【００１７】

【発明の実施の形態】図１は、本発明の実施形態に係る
情報配信方法が適用されるインターネット環境を示す図
である。図１において、符合１はニュースコンテンツが
記録されるコンテンツサーバーを、符合２は広告コンテ
ンツが記録される広告サーバーを、符合３はニュース情
報と広告情報とが記録される情報サーバーを、符合４は
一般ユーザーの端末コンピュータを示す。これら各ホス
トは、ＬＡＮや通信回線網などを介してインターネット
５に接続されている。

【００１８】コンテンツサーバー１は、スポーツ、芸
能、政治、経済、社会、国際など種々のニュースコンテ
ンツをＨＴＭＬ（ハイパーテキスト言語）形式のドキュ
メントで記録し、これらをインターネット上へ提供す
る。図中のコンテンツプロバイダーとは、かかるコンテ
ンツサーバー１のコンテンツを提供・更新する者であ
り、具体的にはインターネットへの接続サービスを提供
するインターネットプロバイダや、各種のニュースコン
テンツをインターネットで提供する新聞社や雑誌社とい
ったメディア関連のインフォメーションプロバイダなど
を挙げることができる。符合７ａはコンテンツプロバイ
ダーの端末コンピュータを、符合７ｂはインターネット
への接続機能を有する携帯電話などのモバイル機器を示
す。これら端末コンピュータ７ａやモバイル機器７ｂと
いった端末機器７もインターネット５に接続される。

【００１９】広告サーバー２は、各種広告コンテンツを
ＨＴＭＬ形式のドキュメントで記録し、これらをインタ
ーネット上へ提供する。図中の広告主とは、かかる広告
サーバー２のコンテンツを提供・更新する者であり、具
体的には、保険業者、証券業者、電話会社などの各種サ
ービス業者や、オンラインショップなどの販売業者、さ
らに飲料水メーカー、化粧品メーカー、家電メーカーな
どの各種製造販売会社を挙げることができる。符合８ａ
は広告主の端末コンピュータを、符合８ｂは広告主が保
有するインターネットへの接続機能を有する携帯電話な
どのモバイル機器を示す。これら端末コンピュータ８ａ
やモバイル機器８ｂなどの端末機器８もインターネット
５に接続される。

【００２０】情報サーバー３は、コンテンツプロバイダ
ーから送られてきたニュース情報や、広告主から送られ
てきた広告情報を、一般ユーザーに提供するための装置
であり、ニュース情報が記録されるニュースデータベー
ス１０（以下、ニュースＤＢと記す）と、広告情報が記
録される広告データベース１１（以下、広告ＤＢと記
す）と、一般ユーザーの使用履歴が記録されるユーザー
使用履歴データベース１２と、一般ユーザーの属性等が
格納されたユーザーデータベース１３とを備えている。
また、情報サーバー３は、端末コンピュータ４や端末機
器７・８とデータの送受信を行う送受信手段１４を備え
ている。

【００２１】コンテンツプロバイダーから情報サーバー
３へのニュース情報の送信・投稿は、プロバイダーが保
有する端末機器７により行われる。図２は、端末コンピ
ュータ７ａのニュース情報送信画面を示しており、そこ
ではニュースが属するジャンル（図中は種別）と、ニュ
ースの見出し情報（図中はテキスト）と、コンテンツサ
ーバー１のニュースコンテンツにアクセスするためのＵ
ＲＬ情報とが入力される。なお、ジャンルはプルダウン
方式の選択欄となっており、スポーツ、芸能、政治、経
済、社会、国際のジャンルから選択できるようにしてあ
る。

【００２２】全ての項目の入力後に送信ボタンがクリッ
クされると、これら見出し情報などはインターネット２
を介して情報サーバー３に送信される。ニュース情報の
送信・投稿に際しては、予め発行済みのＩＤ番号とパス
ワードが必要である。つまり、先のニュース情報送信画
面に先立って、送信者の本人確認するための認証画面が
表示され、そこでＩＤ番号とパスワードを入力すること
が必要である。なお、インターネット５への接続機能を
備えた携帯電話などのモバイル機器７ｂからもニュース
情報を送信・投稿できる。

【００２３】図３に、広告主の端末コンピュータ８ａの
情報サーバー３への広告情報送信画面を示す。かかる広
告情報送信画面では、広告の配信年月日および時間（図
中では放映年、放映月、放映日、放映時間）と、広告主
名、広告の見出し情報（図中は広告テキスト）、広告サ
ーバー２の広告コンテンツにアクセスするためのＵＲＬ
情報とが入力される。広告情報の送信・投稿に先立って
予め発行済みのＩＤ番号とパスワードが必要である点、
携帯電話などのモバイル機器８ｂからも広告が送信でき
る点などは、先のニュース情報の送信方法と全く同様で
ある。

【００２４】情報サーバー３のニュースＤＢ１０は、コ
ンテンツプロバイダーの端末機器７から送られてきたニ
ュース情報を格納する記録手段であり、図４に示すよう
に、「管理Ｎｏ．」，「見出し」，「ＵＲＬ」，「ジャ
ンル」，「コンテンツプロバイダー名」，「投稿日時」
の各情報を格納している。「管理Ｎｏ．」は、コンテン
ツプロバイダーが投稿した見出し情報を整理するための
番号、すなわちインデックス情報である。「投稿日時」
は、情報サーバー３にニュース情報が入力された日時で
ある。

【００２５】同様に、情報サーバー３の広告ＤＢ１１
は、広告主の端末機器８から送られてきた広告情報を格
納する記録手段であり、図５に示すように、「管理Ｎ
ｏ．」，「見出し」，「ＵＲＬ」，「広告主名」，「放
映年月日・時間」などの各情報を格納している。

【００２６】一般ユーザーの端末コンピュータ４には、
少なくともブラウザと情報表示ソフトとがインストール
されている。ここでブラウザとは、ＨＴＭＬドキュメン
トを見たり読んだりするためのアプリケーション、つま
りホームページ閲覧用アプリケーションである。

【００２７】情報表示ソフトとは、本発明の情報配信方
法のみに用いられる、ブラウザとは独立別個のアプリケ
ーションであり、情報サーバー３にインターネット５を
介してアクセスして、該情報サーバー３に格納されてい
るニュース情報と広告情報とを端末コンピュータ４にダ
ウンロードするダウンロード機能と、図１に示すごと
く、端末コンピュータ４の表示画面２０の左右方向に長
い帯状の表示領域２１に、ダウンロードされたニュース
情報と広告情報に含まれるテキスト形式の見出し情報
を、上流側（右端側）から下流側（左端）側に流れるよ
うに順次表示する表示機能とを備える。この帯状の表示
領域２１は、他のアプリケーションの表示領域と重なっ
た場合で常に最前面に表示されるようにすることができ
る。表示領域２１の高さ幅や、文字色などは自在に変更
できる。一般ユーザーにより、表示領域２１に表示され
るニュース情報に係るジャンルを任意に選択できるよう
にしてもよい。表示領域２１を上下に長くして、上方向
から下方向に流れるように、広告やニュースなどの見出
し情報を流してもよい。繰り返すが、ここでは情報表示
ソフトがブラウザとは独立別個のものであって、ブラウ
ザのプラグイン機能によるものではないことに着目すべ
きである。

【００２８】次に、図６に示すタイミングチャートを用
いて本実施例に係る情報配信方法の動作を説明する。な
お、以下に示す動作における情報の取得あるいは提供
（図の矢印で示される）は、特に示さない限りインター
ネット５を介して行われる。

【００２９】まず、コンテンツプロバイダーの端末機器
７から情報サーバー３へ、ニュース情報が入力される
（Ｓ１）。具体的には、見出し情報、ジャンル情報、Ｕ
ＲＬ情報などが情報サーバー３へ入力される。また、か
かるニュース情報入力ステップ（Ｓ１）に前後して、広
告主の端末機器８から情報サーバー３へ、広告情報が入
力される（Ｓ２）。具体的には、見出し情報、ジャンル
情報、ＵＲＬ情報、放映年月日・時間情報などが情報サ
ーバー３へ入力される。端末機器７・８から情報サーバ
ー３に入力された各種情報は、ニュースＤＢや広告ＤＢ
に格納される。かかるニュース情報入力ステップ（Ｓ
１）や広告情報入力ステップ（Ｓ２）に先立って、予め
発行されたＩＤ番号等を用いたコンテンツプロバイダー
や広告主を認証するための認証作業が行われる。なお、
広告主が希望する放映時間が重なった場合には、放映時
間のスケジューリングが必要となるため、情報サーバー
３への広告情報の入力は、該サーバー３の管理者が行っ
てもよい。

【００３０】端末コンピュータ４にインストールされて
いる情報表示ソフトが起動されると、該情報表示ソフト
は、情報サーバー３にアクセスして（Ｓ３）、ニュース
情報と広告情報とをダウンロードする（Ｓ４）。かかる
ダウンロードステップ（Ｓ４）において、ニュース情報
や広告情報などの各種情報は、テキスト形式で獲得され
る。ここでは、一連のダウンロードステップ（Ｓ３、Ｓ
４）は、３０秒毎に実行されるように設定してある。

【００３１】次いで端末コンピュータ４の情報表示ソフ
トは、図１に示すごとく、ダウンロードされたニュース
情報と広告情報に含まれる見出し情報を、表示画面２０
の表示領域２１に右から左に向かって流れるように順次
表示・放映する（Ｓ５）。これにて、一般ユーザーに、
ニュース情報や広告情報などを配信することができる。
なお、情報表示ソフトは、ジャンル情報や配信時間情報
に従って見出し情報を表示する。

【００３２】見出し情報が選択されると、端末コンピュ
ータ４はブラウザを起動し、ニュース情報や広告情報に
含まれるＵＲＬ情報を利用して、コンテンツサーバー１
や広告サーバー２などにアクセスし、これらサーバー１
・２に記憶のコンテンツ内容に係るＨＴＭＬ形式のウェ
ブページをダウンロードして表示する（Ｓ６）。尤も、
かかるブラウザによる動作は、見出し情報が選択された
場合にのみ行われる。

【００３３】所定時間（例えば３０秒）が経過すると、
情報表示ソフトは、Ｓ３に戻って、再び情報サーバー３
にアクセスして、ニュース情報と広告情報とをダウンロ
ードする（Ｓ４）。つまり、情報表示ソフトは、所定の
時間間隔毎に情報サーバー３にアクセスする。そして、
情報サーバー３に記録されているニュース情報および広
告情報と、直前のダウンロードステップにおいてダウン
ロードしたニュース情報および広告情報とを比較し、新
たな情報のみをダウンロードする。これらアクセスステ
ップ（Ｓ３）とダウンロードステップ（Ｓ４）、および
表示ステップ（Ｓ５）は、情報表示ソフトが終了される
まで続けられる。

【００３４】一般ユーザーの使用履歴は、情報サーバー
３のユーザー使用履歴データベース１２に蓄積され、マ
ーケッティング効果測定や、広告配信基準等に使用され
る。

【００３５】以上のように、本実施例にかかる情報配信
方法によれば、広告情報の見出し情報を情報サーバー３
へ入力・投稿しておくと、一般ユーザーの端末コンピュ
ータ４が所定の時間間隔毎に情報サーバー３にアクセス
して、該情報サーバー３に格納されている最新のニュー
ス情報と広告情報とをダウンロードし、それらの見出し
情報を表示画面２０に設けられた表示領域２１に流れる
ように順次表示されるようにしたので、一般ユーザーに
とっては、リアルタイムに最新のニュース情報や広告情
報が得られる大きな利点がある。広告情報を提供する広
告主にとっては、最適のタイミングで効果的に広告を配
信することが可能であり、高い広告効果を期待できる。

【００３６】また、ブラウザを用いることなく情報を配
信できるので、端末コンピュータ４のメモリ領域の消費
量が少なくて済み、該端末コンピュータ４の負担を最小
限に抑えることができる。また、コンピュータウイルス
等に感染する確率を低く抑えて、安全性も確保できる。

【００３７】図２、図３のニュース情報送信画面や、広
告情報送信画面などは例示であり、本発明はこれに限ら
れない。情報表示ソフトによる表示領域は、図１に示す
部分に限られず、例えば上下に長い帯状領域とすること
ができる。図４や図５に示したニュースＤＢ１０や広告
ＤＢ１１は例示であり、本発明はこれに限られない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る情報配信方法のネットワーク構成
を示す図である。

【図２】端末コンピュータ７ａのニュース情報送信画面
である。

【図３】端末コンピュータ８ａの広告情報送信画面であ
る。

【図４】ニュースデータベースの構成の一例を示す図で
ある。

【図５】広告データベースの構成の一例を示す図であ
る。

【図６】本発明に係る情報配信方法の動作のタイミング
チャートである。

【符号の説明】

１コンテンツサーバー２広告サーバー３情報サーバー４端末コンピュータ５インターネット７端末機器７ｂモバイル機器８端末機器８ｂモバイル機器２０表示画面２１表示領域

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】ニュースコンテンツが記録されるコンテ
ンツサーバー１と、広告コンテンツが記録される広告サ
ーバー２と、ニュース情報と広告情報とが記録される情
報サーバー３と、コンテンツプロバイダーの端末機器７
と、広告主の端末機器８と、一般ユーザーの端末コンピ
ュータ４とがインターネット５を介して接続されたネッ
トワーク環境下において、一般ユーザーの端末コンピュ
ータ４にニュース情報や広告情報を配信するための情報
配信方法であって、ニュースコンテンツの見出し情報を含むニュース情報
が、コンテンツプロバイダーの端末機器７から情報サー
バー３に入力されるニュース情報入力ステップと、広告主の端末機器８から送られてきた広告コンテンツの
見出し情報を含む広告情報が、情報サーバー３に入力さ
れる広告情報入力ステップと、一般ユーザーの端末コンピュータ４が、所定の時間間隔
毎に情報サーバー３にアクセスして、該情報サーバー３
に格納されているニュース情報と広告情報とをダウンロ
ードするダウンロードステップと、一般ユーザーの端末コンピュータ４が、表示画面２０の
左右方向に長い帯状の表示領域２１に、前記ダウンロー
ドステップにおいてダウンロードされたニュース情報と
広告情報に含まれる見出し情報を流れるように順次表示
する表示ステップとを含み、前記ダウンロードステップと表示ステップは、端末コン
ピュータ４に予めインストールされた情報表示ソフトに
より行われるようにしてあることを特徴とする情報配信
方法。
【請求項２】情報表示ソフトが、所定の時間間隔毎に
情報サーバー３にアクセスして、該情報サーバー３に記
録されているニュース情報および広告情報と、直前のダ
ウンロードステップにおいてダウンロードしたニュース
情報および広告情報とを比較し、新たな情報のみをダウ
ンロードする請求項１記載の情報配信方法。
【請求項３】情報サーバー３から端末コンピュータ４
に送られるニュース情報は、先の見出し情報のほかに、
整理のためのインデックス情報と、ジャンル分けのため
のジャンル情報と、ニュースコンテンツにアクセスする
ためのＵＲＬ情報とを含むものであり、情報サーバー３から端末コンピュータ４に送られる広告
情報は、先の見出し情報のほかに、整理のためのインデ
ックス情報と、広告コンテンツにアクセスするためのＵ
ＲＬ情報とを含むものである請求項１又は２記載の情報
配信方法。
【請求項４】コンテンツプロバイダーの端末機器７、
および広告主の端末機器８が、インターネット５への接
続機能を備えたモバイル機器７ｂ・８ｂである請求項１
又は２又は３記載の情報配信方法。