JP2003324821A - 多面体アウトレットボックス - Google Patents
多面体アウトレットボックスInfo
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- JP2003324821A JP2003324821A JP2002124834A JP2002124834A JP2003324821A JP 2003324821 A JP2003324821 A JP 2003324821A JP 2002124834 A JP2002124834 A JP 2002124834A JP 2002124834 A JP2002124834 A JP 2002124834A JP 2003324821 A JP2003324821 A JP 2003324821A
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- JP
- Japan
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- box
- section
- fixing piece
- box body
- outlet box
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【課題】ボックス本体をコンクリート型枠や間仕切り壁
に対して止め付けるに際し、電気ボックス側面の最適な
位置(電線の向き等)を確認しながら簡単にセットする
ことができて作業能率の向上を図ることができる多面体
アウトレットボックスを提供することを目的とする。 【解決手段】省スペースに対応して所定の高さとした電
気ボックスであって、下端開放状の8角形断面に形成さ
れた筒状ボックス本体には、塗代カバーを係合可能な内
向きの取付片と、8角形断面の各屈曲部に形成した外向
きの固定片とが一体に突設されていることを特徴とする
多面体アウトレットボックス。
に対して止め付けるに際し、電気ボックス側面の最適な
位置(電線の向き等)を確認しながら簡単にセットする
ことができて作業能率の向上を図ることができる多面体
アウトレットボックスを提供することを目的とする。 【解決手段】省スペースに対応して所定の高さとした電
気ボックスであって、下端開放状の8角形断面に形成さ
れた筒状ボックス本体には、塗代カバーを係合可能な内
向きの取付片と、8角形断面の各屈曲部に形成した外向
きの固定片とが一体に突設されていることを特徴とする
多面体アウトレットボックス。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば中空スラ
ブ構法において構築される中空スラブの中空部を形成す
るスパイラル管よりも電気ボックスのボックス背を低く
設計しているため、中空スラブ構法を採用した建築現場
においてスパイラル管をカットする必要がなく、大幅に
作業効率が上がり、コストダウンにもつながる多面体ア
ウトレットボックスを提供しようとするものである。
ブ構法において構築される中空スラブの中空部を形成す
るスパイラル管よりも電気ボックスのボックス背を低く
設計しているため、中空スラブ構法を採用した建築現場
においてスパイラル管をカットする必要がなく、大幅に
作業効率が上がり、コストダウンにもつながる多面体ア
ウトレットボックスを提供しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】一般にコンクリート床面、天井コンクリ
ート壁面、あるいは建物の間仕切り壁などに、照明器具
やコンセント、スイッチ、また電話やテレビ、火災報知
機等の配線器具を取り付けるために、予めコンクリート
床面、天井コンクリート壁面、あるいは建物の間仕切り
壁に電線を導入する電気ボックスが埋設される。この電
気ボックスとしては、例えば、矩形断面の筒状ボックス
本体と、このボックス本体の下端開口部を塞ぐ塗代カバ
ー、およびボックス本体の上端開口部を塞ぐバックプレ
ートとを備えたものがある。そして、ボックス本体の側
壁やバックプレートには、適宜個数の電線を挿通するノ
ックアウトが設けられている。なお、塗代カバーには、
板状部の中央に矩形の開口部を所定の高さに設けてあ
る。
ート壁面、あるいは建物の間仕切り壁などに、照明器具
やコンセント、スイッチ、また電話やテレビ、火災報知
機等の配線器具を取り付けるために、予めコンクリート
床面、天井コンクリート壁面、あるいは建物の間仕切り
壁に電線を導入する電気ボックスが埋設される。この電
気ボックスとしては、例えば、矩形断面の筒状ボックス
本体と、このボックス本体の下端開口部を塞ぐ塗代カバ
ー、およびボックス本体の上端開口部を塞ぐバックプレ
ートとを備えたものがある。そして、ボックス本体の側
壁やバックプレートには、適宜個数の電線を挿通するノ
ックアウトが設けられている。なお、塗代カバーには、
板状部の中央に矩形の開口部を所定の高さに設けてあ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この電気ボックスを、
例えば中空スラブ構法において構築される中空スラブの
中空部に配設する場合においては、次のような問題点が
生じる。 a)従来の電気ボックスを当該中空スラブ構法に使用す
る場合、電気ボックスの背が高いため中空部を形成する
スパイラル管と上記電気ボックスとが干渉する。そのた
め図7および図8のようにスパイラル管100を電気ボ
ックス101の前でカットしなければならない。 b)また中空スラブ構法採用現場において、従来のよう
に電気ボックス101の手前でスパイラル管100をカ
ットすれば、その部分は中空部がなくなってコンクリー
トの無垢断面になり、コンクリート量が増加してスラブ
重量自体が重くなり、スラブ性能に影響することにな
る。 c)さらに、従来の電気ボックスにおいてはボックス背
が高いため、スラブ断面に対する欠き込みが大きくな
り、構造設計上好ましくない。
例えば中空スラブ構法において構築される中空スラブの
中空部に配設する場合においては、次のような問題点が
生じる。 a)従来の電気ボックスを当該中空スラブ構法に使用す
る場合、電気ボックスの背が高いため中空部を形成する
スパイラル管と上記電気ボックスとが干渉する。そのた
め図7および図8のようにスパイラル管100を電気ボ
ックス101の前でカットしなければならない。 b)また中空スラブ構法採用現場において、従来のよう
に電気ボックス101の手前でスパイラル管100をカ
ットすれば、その部分は中空部がなくなってコンクリー
トの無垢断面になり、コンクリート量が増加してスラブ
重量自体が重くなり、スラブ性能に影響することにな
る。 c)さらに、従来の電気ボックスにおいてはボックス背
が高いため、スラブ断面に対する欠き込みが大きくな
り、構造設計上好ましくない。
【0004】この発明は、中空部を形成するスパイラル
管よりもボックス背が低く設計されているため、スパイ
ラル管をカットする必要がなく、大幅に作業効率が上が
ってコストダウンにもつながる上、断面欠損を最小限に
抑えることができてスラブ重量の増加も招かず、中空ス
ラブ構法の性能確保がより確実に行なえる主に中空スラ
ブ構法に適した多面体アウトレットボックスを提供する
ことを目的とする。
管よりもボックス背が低く設計されているため、スパイ
ラル管をカットする必要がなく、大幅に作業効率が上が
ってコストダウンにもつながる上、断面欠損を最小限に
抑えることができてスラブ重量の増加も招かず、中空ス
ラブ構法の性能確保がより確実に行なえる主に中空スラ
ブ構法に適した多面体アウトレットボックスを提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、この発明の多
面体アウトレットボックスは、省スペースに対応して所
定の高さとした電気ボックスであって、下端開放状の8
角形断面に形成された筒状ボックス本体には、塗代カバ
ーを係合可能な内向きの取付片と、8角形断面の各屈曲
部に形成した外向きの固定片とが一体に突設されている
ことを特徴とするものである。
面体アウトレットボックスは、省スペースに対応して所
定の高さとした電気ボックスであって、下端開放状の8
角形断面に形成された筒状ボックス本体には、塗代カバ
ーを係合可能な内向きの取付片と、8角形断面の各屈曲
部に形成した外向きの固定片とが一体に突設されている
ことを特徴とするものである。
【0006】この発明の多面体アウトレットボックス
は、省スペースに対応して所定の高さとした電気ボック
スであって、下端開放状の8角形断面に形成された筒状
ボックス本体には、塗代カバーを係合可能な内向きの取
付片と、8角形断面の各屈曲部に形成した外向きの固定
片とが一体に突設されており、固定片には所定幅のネジ
孔が筒状ボックス本体の外周に沿ってそれぞれ形成され
ていることをも特徴とするものである。
は、省スペースに対応して所定の高さとした電気ボック
スであって、下端開放状の8角形断面に形成された筒状
ボックス本体には、塗代カバーを係合可能な内向きの取
付片と、8角形断面の各屈曲部に形成した外向きの固定
片とが一体に突設されており、固定片には所定幅のネジ
孔が筒状ボックス本体の外周に沿ってそれぞれ形成され
ていることをも特徴とするものである。
【0007】この発明の中空スラブ多面体アウトレット
ボックスは、上記固定片が、8角形断面の側壁の各屈曲
部の両側にまたがって形成され、かつ筒状ボックス本体
と所定幅のネジ孔との間に、その深さを固定片の肉厚の
1/3以下とする切欠き用溝を、ネジ孔とほぼ平行に形
成されていることをも特徴とするものである。
ボックスは、上記固定片が、8角形断面の側壁の各屈曲
部の両側にまたがって形成され、かつ筒状ボックス本体
と所定幅のネジ孔との間に、その深さを固定片の肉厚の
1/3以下とする切欠き用溝を、ネジ孔とほぼ平行に形
成されていることをも特徴とするものである。
【0008】この発明の多面体アウトレットボックス
は、中空スラブ構法において構築される中空スラブの中
空部に取り付けたり、コンクリート壁内に埋め込んだ
り、間仕切りや2重天井のような狭い空間に取り付けた
りすることが可能で、スパイラル管等とは干渉せず、そ
れらの配管の自由度を保つことができるようにしたもの
である。
は、中空スラブ構法において構築される中空スラブの中
空部に取り付けたり、コンクリート壁内に埋め込んだ
り、間仕切りや2重天井のような狭い空間に取り付けた
りすることが可能で、スパイラル管等とは干渉せず、そ
れらの配管の自由度を保つことができるようにしたもの
である。
【0009】以上のようにこの発明の電気ボックスによ
れば、例えば中空スラブ構法において構築される中空ス
ラブの中空部を形成するスパイラル管の位置よりもボッ
クス背が低く設計されているため、スパイラル管をカッ
トする必要がなく、したがって大幅に作業効率が上が
り、コストダウンにもつながる。しかも省スペースで2
重天井のような狭い空間にも設置することができる上、
配管の自由度があって、リニューアルやリフォーム等の
物件にも対応できる、省スペース形で多面に引き入れる
ことができ、配線自由度の高い多面体アウトレットボッ
クスを提供することができる。もちろん、コンクリート
の打込みによる設置や天井内等への隠ぺい配管等にも使
用可能である。
れば、例えば中空スラブ構法において構築される中空ス
ラブの中空部を形成するスパイラル管の位置よりもボッ
クス背が低く設計されているため、スパイラル管をカッ
トする必要がなく、したがって大幅に作業効率が上が
り、コストダウンにもつながる。しかも省スペースで2
重天井のような狭い空間にも設置することができる上、
配管の自由度があって、リニューアルやリフォーム等の
物件にも対応できる、省スペース形で多面に引き入れる
ことができ、配線自由度の高い多面体アウトレットボッ
クスを提供することができる。もちろん、コンクリート
の打込みによる設置や天井内等への隠ぺい配管等にも使
用可能である。
【0010】従来の電気ボックスであればボックス背が
高いため、スラブ断面に対する欠き込みが大きくなり、
構造設計上好ましくないのに対し、この発明の電気ボッ
クスを使用すれば断面欠損を最小限に抑えることがで
き、スラブ重量の増加も招かず、中空スラブ構法の性能
確保がより確実に行なえる。
高いため、スラブ断面に対する欠き込みが大きくなり、
構造設計上好ましくないのに対し、この発明の電気ボッ
クスを使用すれば断面欠損を最小限に抑えることがで
き、スラブ重量の増加も招かず、中空スラブ構法の性能
確保がより確実に行なえる。
【0011】しかもこの発明の多面体アウトレットボッ
クスによれば、コンクリート壁内に埋め込んだり、また
は間仕切りに取り付けるに際し、下端開放状の8角形断
面に形成された筒状ボックス本体には、塗代カバーを係
合可能な内向きの取付片と、8角形断面の各屈曲部に形
成した外向きの固定片とが一体に突設され、かつ固定片
には所定幅のネジ孔が筒状ボックス本体の外周に沿って
それぞれ形成されているので、電気ボックス側面の最適
な位置(電線の向き等)を確認しながら簡単にセットす
ることができて、作業能率の飛躍的な向上を図ることが
できる。
クスによれば、コンクリート壁内に埋め込んだり、また
は間仕切りに取り付けるに際し、下端開放状の8角形断
面に形成された筒状ボックス本体には、塗代カバーを係
合可能な内向きの取付片と、8角形断面の各屈曲部に形
成した外向きの固定片とが一体に突設され、かつ固定片
には所定幅のネジ孔が筒状ボックス本体の外周に沿って
それぞれ形成されているので、電気ボックス側面の最適
な位置(電線の向き等)を確認しながら簡単にセットす
ることができて、作業能率の飛躍的な向上を図ることが
できる。
【0012】またこの発明の多面体アウトレットボック
スによれば、筒状ボックス本体に外向きに突設した固定
片が、先端に向かって幅広になるよう形成され、固定片
の幅広の先端近くに所定幅のネジ孔が形成されており、
また筒状ボックス本体と所定幅のネジ孔との間に、その
深さを固定片の肉厚の1/3以下とする切欠き用溝を、
ネジ孔とほぼ平行に形成している。したがって、電気ボ
ックス側面の最適な位置(電線の向き等)を微調整しな
がら簡単にセットすることができる。
スによれば、筒状ボックス本体に外向きに突設した固定
片が、先端に向かって幅広になるよう形成され、固定片
の幅広の先端近くに所定幅のネジ孔が形成されており、
また筒状ボックス本体と所定幅のネジ孔との間に、その
深さを固定片の肉厚の1/3以下とする切欠き用溝を、
ネジ孔とほぼ平行に形成している。したがって、電気ボ
ックス側面の最適な位置(電線の向き等)を微調整しな
がら簡単にセットすることができる。
【0013】さらにこの発明の多面体アウトレットボッ
クスは、上記固定片が8角形断面の各屈曲部の両側にま
たがって形成されているので、固定片の強度や剛性をよ
り確実なものとすることができる。
クスは、上記固定片が8角形断面の各屈曲部の両側にま
たがって形成されているので、固定片の強度や剛性をよ
り確実なものとすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る多面体アウ
トレットボックスの実施の形態を、図面に基づき詳細に
説明する。図1はこの発明に係る多面体アウトレットボ
ックスの1実施例を示す平面図、図2はその側面図、図
3はその断面図、図4は固定片の別の例を示し、(a)
はその平面図、(b)はその断面図、図5は多面体アウ
トレットボックスを中空スラブ構造に組み込む場合の平
面図、図6はその要部拡大側面図である。
トレットボックスの実施の形態を、図面に基づき詳細に
説明する。図1はこの発明に係る多面体アウトレットボ
ックスの1実施例を示す平面図、図2はその側面図、図
3はその断面図、図4は固定片の別の例を示し、(a)
はその平面図、(b)はその断面図、図5は多面体アウ
トレットボックスを中空スラブ構造に組み込む場合の平
面図、図6はその要部拡大側面図である。
【0015】この発明に係る多面体アウトレットボック
スは、図1ないし図3に示すように、ボックス本体1
と、塗代カバー2およびバックプレート3とを備えてい
る。これらはそれぞれ塩化ビニル樹脂などの合成樹脂で
成形された成形品である。
スは、図1ないし図3に示すように、ボックス本体1
と、塗代カバー2およびバックプレート3とを備えてい
る。これらはそれぞれ塩化ビニル樹脂などの合成樹脂で
成形された成形品である。
【0016】そしてボックス本体1は、例えば中空スラ
ブ構法において構築される中空スラブの中空部を形成す
るスパイラル管よりもボックス背が低く設計されている
ため、スパイラル管をカットする必要がなく、したがっ
て大幅に作業効率が上がり、コストダウンにもつなが
る。
ブ構法において構築される中空スラブの中空部を形成す
るスパイラル管よりもボックス背が低く設計されている
ため、スパイラル管をカットする必要がなく、したがっ
て大幅に作業効率が上がり、コストダウンにもつなが
る。
【0017】すなわち、ボックス本体1は下端開放状の
八角形の所定高さの筒状に形成され、この8角形断面の
筒状をなすボックス本体1の側壁4の各面には、強く押
圧することによって開口できる電線管21を挿通するた
めのノックアウト5−1がそれぞれ形成されている。ま
た、ボックス本体1と一体的に成形したバックプレート
3にも、その中央にノックアウト5−2が、またその周
囲に8角形断面の筒状をなすボックス本体1の側壁4の
各面に対応する8個のネジ孔5−3と、さらに上記8個
のネジ孔5−3の周囲に一つ置きに4個のネジ孔5−4
が形成されている。
八角形の所定高さの筒状に形成され、この8角形断面の
筒状をなすボックス本体1の側壁4の各面には、強く押
圧することによって開口できる電線管21を挿通するた
めのノックアウト5−1がそれぞれ形成されている。ま
た、ボックス本体1と一体的に成形したバックプレート
3にも、その中央にノックアウト5−2が、またその周
囲に8角形断面の筒状をなすボックス本体1の側壁4の
各面に対応する8個のネジ孔5−3と、さらに上記8個
のネジ孔5−3の周囲に一つ置きに4個のネジ孔5−4
が形成されている。
【0018】上記ボックス本体1の8角形断面の側壁4
の各屈曲部(平板状の各面の付き合わされる部分)6の
両側にまたがって、側壁4内側の下端には相対向して1
対の取付片7が内向きに突設され、この取付片7には塗
代カバー2がネジによって取付可能となっている。
の各屈曲部(平板状の各面の付き合わされる部分)6の
両側にまたがって、側壁4内側の下端には相対向して1
対の取付片7が内向きに突設され、この取付片7には塗
代カバー2がネジによって取付可能となっている。
【0019】塗代カバー2は、図3に示すごとく、ボッ
クス本体1の下方開口端をふさぎ得る大きさの、ボック
ス本体1の外形と同じ8角形で板形に形成され、またそ
の内側の板状部2−1の中央には矩形の開口部2−2が
所定の高さに設けられている。この塗代カバー2はその
板状部2−1において上記ボックス本体1の取付片7に
ネジ等で取り付けることができる。
クス本体1の下方開口端をふさぎ得る大きさの、ボック
ス本体1の外形と同じ8角形で板形に形成され、またそ
の内側の板状部2−1の中央には矩形の開口部2−2が
所定の高さに設けられている。この塗代カバー2はその
板状部2−1において上記ボックス本体1の取付片7に
ネジ等で取り付けることができる。
【0020】また、上記ボックス本体1の8角形断面の
側壁4の各屈曲部(平板状の各面の付き合わされる部
分)6の両側にまたがって、側壁4外側の下端にはそれ
ぞれの個数の固定片8が外向きに突設されている。しか
も、この固定片8は先端に向かって幅広になるよう形成
され、固定片8の幅広の先端近くに所定幅のネジ孔9が
形成されている。したがって、上記ボックス本体1の最
適な位置(電線の向き等)をボックス本体1を筒状の軸
を中心として回転させることにより微調整しながら、コ
ンクリート型枠や間仕切り壁等に簡単にセットすること
ができる。しかも上記固定片8は、それぞれ8角形断面
の各屈曲部6の両側にまたがって形成されているので、
固定片8の強度や剛性をより確実なものとすることがで
きる。
側壁4の各屈曲部(平板状の各面の付き合わされる部
分)6の両側にまたがって、側壁4外側の下端にはそれ
ぞれの個数の固定片8が外向きに突設されている。しか
も、この固定片8は先端に向かって幅広になるよう形成
され、固定片8の幅広の先端近くに所定幅のネジ孔9が
形成されている。したがって、上記ボックス本体1の最
適な位置(電線の向き等)をボックス本体1を筒状の軸
を中心として回転させることにより微調整しながら、コ
ンクリート型枠や間仕切り壁等に簡単にセットすること
ができる。しかも上記固定片8は、それぞれ8角形断面
の各屈曲部6の両側にまたがって形成されているので、
固定片8の強度や剛性をより確実なものとすることがで
きる。
【0021】図1ないし図3において、ボックス本体1
の固定片8の横幅は、上記側壁4の各面に設けた各ノッ
クアウト5−1間の幅とほぼ同一の寸法に設定してい
る。この間隔は、各ノックアウト5−1に電線管21を
取り付ける際の支障にならない寸法に設定されている。
の固定片8の横幅は、上記側壁4の各面に設けた各ノッ
クアウト5−1間の幅とほぼ同一の寸法に設定してい
る。この間隔は、各ノックアウト5−1に電線管21を
取り付ける際の支障にならない寸法に設定されている。
【0022】図4(a),(b)に示す固定片の他の例
において、固定片8は、筒状のボックス本体1と所定幅
のネジ孔9との間に、その深さを固定片8の肉厚の1/
3以下とする切欠き用溝11を、ネジ孔9とほぼ平行に
形成されている。したがって、不要となった固定片8は
この切欠き溝11部位において簡単に折り取ることがで
き、他方固定片8として必要な強度を損なうことがな
い。
において、固定片8は、筒状のボックス本体1と所定幅
のネジ孔9との間に、その深さを固定片8の肉厚の1/
3以下とする切欠き用溝11を、ネジ孔9とほぼ平行に
形成されている。したがって、不要となった固定片8は
この切欠き溝11部位において簡単に折り取ることがで
き、他方固定片8として必要な強度を損なうことがな
い。
【0023】上記構成の多面体アウトレットボックス2
01を、例えば中空スラブ構法に使用する場合、図5お
よび図6のように多面体アウトレットボックス201が
スパイラル管100と干渉ない位置に配置することがで
きる。したがって中空スラブ構法採用現場において、従
来のように多面体アウトレットボックス201の手前で
スパイラル管100をカットする必要がなく、その部分
を中空の状態で保持することができ、コンクリート量の
増加を防いでスラブ重量が軽量であり、良好なスラブ性
能を維持することになる。
01を、例えば中空スラブ構法に使用する場合、図5お
よび図6のように多面体アウトレットボックス201が
スパイラル管100と干渉ない位置に配置することがで
きる。したがって中空スラブ構法採用現場において、従
来のように多面体アウトレットボックス201の手前で
スパイラル管100をカットする必要がなく、その部分
を中空の状態で保持することができ、コンクリート量の
増加を防いでスラブ重量が軽量であり、良好なスラブ性
能を維持することになる。
【0024】上記実施例ではバックプレート3をボック
ス本体1と一体的に形成してあるが、バックプレート3
をボックス本体1と別個に成形してもよい。またボック
ス本体1は図示例の8角形以外に、例えば6角形、4角
形などの正多角形に形成することもできる。
ス本体1と一体的に形成してあるが、バックプレート3
をボックス本体1と別個に成形してもよい。またボック
ス本体1は図示例の8角形以外に、例えば6角形、4角
形などの正多角形に形成することもできる。
【0025】上記多面体アウトレットボックスは、ボッ
クス本体1の背が低く省スペース形であるため、床面の
みならずコンクリート壁内に埋め込んだり、間仕切りに
取り付けたりすることも自由に行なうことができる。
クス本体1の背が低く省スペース形であるため、床面の
みならずコンクリート壁内に埋め込んだり、間仕切りに
取り付けたりすることも自由に行なうことができる。
【0026】
【発明の効果】以上のようにこの発明の電気ボックスに
よれば、例えば中空スラブ構法において構築される中空
スラブの中空部を形成するスパイラル管の位置よりもボ
ックス背が低く設計されているため、スパイラル管をカ
ットする必要がなく、したがって大幅に作業効率が上が
り、コストダウンにもつながる。しかも省スペースで2
重天井のような狭い空間にも設置することができる上、
配管の自由度があって、リニューアルやリフォーム等の
物件にも対応できる、省スペース形で多面に引き入れる
ことができ、配線自由度の高い多面体アウトレットボッ
クスを提供することができる。もちろん、コンクリート
の打込みによる設置や天井内等への隠ぺい配管等にも使
用可能である。
よれば、例えば中空スラブ構法において構築される中空
スラブの中空部を形成するスパイラル管の位置よりもボ
ックス背が低く設計されているため、スパイラル管をカ
ットする必要がなく、したがって大幅に作業効率が上が
り、コストダウンにもつながる。しかも省スペースで2
重天井のような狭い空間にも設置することができる上、
配管の自由度があって、リニューアルやリフォーム等の
物件にも対応できる、省スペース形で多面に引き入れる
ことができ、配線自由度の高い多面体アウトレットボッ
クスを提供することができる。もちろん、コンクリート
の打込みによる設置や天井内等への隠ぺい配管等にも使
用可能である。
【0027】従来の電気ボックスであればボックス背が
高いため、スラブ断面に対する欠き込みが大きくなり、
構造設計上好ましくないのに対し、この発明の電気ボッ
クスを使用すれば断面欠損を最小限に抑えることがで
き、スラブ重量の増加も招かず、中空スラブ構法の性能
確保がより確実に行なえる。
高いため、スラブ断面に対する欠き込みが大きくなり、
構造設計上好ましくないのに対し、この発明の電気ボッ
クスを使用すれば断面欠損を最小限に抑えることがで
き、スラブ重量の増加も招かず、中空スラブ構法の性能
確保がより確実に行なえる。
【0028】しかもこの発明の多面体アウトレットボッ
クスによれば、コンクリート壁内に埋め込んだり、また
は間仕切りに取り付けるに際し、下端開放状の8角形断
面に形成された筒状ボックス本体には、塗代カバーを係
合可能な内向きの取付片と、8角形断面の各屈曲部に形
成した外向きの固定片とが一体に突設され、かつ固定片
には所定幅のネジ孔が筒状ボックス本体の外周に沿って
それぞれ形成されているので、電気ボックス側面の最適
な位置(電線の向き等)を確認しながら簡単にセットす
ることができて、作業能率の飛躍的な向上を図ることが
できる。
クスによれば、コンクリート壁内に埋め込んだり、また
は間仕切りに取り付けるに際し、下端開放状の8角形断
面に形成された筒状ボックス本体には、塗代カバーを係
合可能な内向きの取付片と、8角形断面の各屈曲部に形
成した外向きの固定片とが一体に突設され、かつ固定片
には所定幅のネジ孔が筒状ボックス本体の外周に沿って
それぞれ形成されているので、電気ボックス側面の最適
な位置(電線の向き等)を確認しながら簡単にセットす
ることができて、作業能率の飛躍的な向上を図ることが
できる。
【0029】またこの発明の多面体アウトレットボック
スによれば、筒状ボックス本体に外向きに突設した固定
片が、先端に向かって幅広になるよう形成され、固定片
の幅広の先端近くに所定幅のネジ孔が形成されており、
また筒状ボックス本体と所定幅のネジ孔との間に、その
深さを固定片の肉厚の1/3以下とする切欠き用溝を、
ネジ孔とほぼ平行に形成している。したがって、アウト
レットの最適な位置(電線の向き等)を微調整しながら
簡単にセットすることができる。
スによれば、筒状ボックス本体に外向きに突設した固定
片が、先端に向かって幅広になるよう形成され、固定片
の幅広の先端近くに所定幅のネジ孔が形成されており、
また筒状ボックス本体と所定幅のネジ孔との間に、その
深さを固定片の肉厚の1/3以下とする切欠き用溝を、
ネジ孔とほぼ平行に形成している。したがって、アウト
レットの最適な位置(電線の向き等)を微調整しながら
簡単にセットすることができる。
【0030】さらにこの発明の多面体アウトレットボッ
クスは、上記固定片が8角形断面の各屈曲部の両側にま
たがって形成されているので、固定片の強度や剛性をよ
り確実なものとすることができる。
クスは、上記固定片が8角形断面の各屈曲部の両側にま
たがって形成されているので、固定片の強度や剛性をよ
り確実なものとすることができる。
【0031】なお、この発明の多面体アウトレットボッ
クスを中空スラブに取り付けるに際し、下端開放状の8
角形断面に形成された筒状ボックス本体には、塗代カバ
ーを係合可能な内向きの取付片と、8角形断面の各屈曲
部に形成した外向きの固定片とが一体に突設され、かつ
固定片には所定幅のネジ孔が筒状ボックス本体の外周に
沿ってそれぞれ形成されているので、電気ボックス側面
の最適な位置(電線の向き等)を確認しながら簡単にセ
ットすることができて、作業能率の飛躍的な向上を図る
ことができる。
クスを中空スラブに取り付けるに際し、下端開放状の8
角形断面に形成された筒状ボックス本体には、塗代カバ
ーを係合可能な内向きの取付片と、8角形断面の各屈曲
部に形成した外向きの固定片とが一体に突設され、かつ
固定片には所定幅のネジ孔が筒状ボックス本体の外周に
沿ってそれぞれ形成されているので、電気ボックス側面
の最適な位置(電線の向き等)を確認しながら簡単にセ
ットすることができて、作業能率の飛躍的な向上を図る
ことができる。
【0032】またこの発明の多面体アウトレットボック
スによれば、筒状ボックス本体に外向きに突設した固定
片が、先端に向かって幅広になるよう形成され、固定片
の幅広の先端近くに所定幅のネジ孔が形成されており、
また筒状ボックス本体と所定幅のネジ孔との間に、その
深さを固定片の肉厚の1/3以下とする切欠き用溝を、
ネジ孔とほぼ平行に形成している。したがって、電気ボ
ックス側面の最適な位置(電線の向き等)を微調整しな
がら簡単にセットすることができる。
スによれば、筒状ボックス本体に外向きに突設した固定
片が、先端に向かって幅広になるよう形成され、固定片
の幅広の先端近くに所定幅のネジ孔が形成されており、
また筒状ボックス本体と所定幅のネジ孔との間に、その
深さを固定片の肉厚の1/3以下とする切欠き用溝を、
ネジ孔とほぼ平行に形成している。したがって、電気ボ
ックス側面の最適な位置(電線の向き等)を微調整しな
がら簡単にセットすることができる。
【0033】さらにこの発明の多面体アウトレットボッ
クスは、上記固定片が8角形断面の各屈曲部の両側にま
たがって形成されているので、固定片の強度や剛性をよ
り確実なものとすることができる。
クスは、上記固定片が8角形断面の各屈曲部の両側にま
たがって形成されているので、固定片の強度や剛性をよ
り確実なものとすることができる。
【図1】この発明に係る多面体アウトレットボックスの
1実施例を示す平面図である。
1実施例を示す平面図である。
【図2】その側面図である。
【図3】その断面図である。
【図4】固定片の別の例を示し、(a)はその平面図、
(b)はその断面図図である。
(b)はその断面図図である。
【図5】多面体アウトレットボックスを中空スラブ構造
に組み込む場合の平面図である。
に組み込む場合の平面図である。
【図6】その要部拡大側面図である。
【図7】多面体アウトレットボックスを中空スラブ構造
に組み込む場合の従来例を示す平面図である。
に組み込む場合の従来例を示す平面図である。
【図8】その要部拡大側面図である。
1 ボックス本体
2 塗代カバー
2−1 板状部
2−2 開口部
3 バックプレート
4 側壁
5−1 ノックアウト
5−2 ノックアウト
5−3,5−4 ネジ孔
6 屈曲部
7 取付片
8 固定片
9 ネジ孔
11 切欠き用溝
21 電線管
100 スパイラル管
201 多面体アウトレットボックス
Claims (4)
- 【請求項1】省スペースに対応して所定の高さとした電
気ボックスであって、下端開放状の8角形断面に形成さ
れた筒状ボックス本体には、塗代カバーを係合可能な内
向きの取付片と、8角形断面の各屈曲部に形成した外向
きの固定片とが一体に突設されていることを特徴とする
多面体アウトレットボックス。 - 【請求項2】省スペースに対応して所定の高さとした電
気ボックスであって、下端開放状の8角形断面に形成さ
れた筒状ボックス本体には、塗代カバーを係合可能な内
向きの取付片と、8角形断面の各屈曲部に形成した外向
きの固定片とが一体に突設されており、固定片には所定
幅のネジ孔が筒状ボックス本体の外周に沿ってそれぞれ
形成されていることを特徴とする多面体アウトレットボ
ックス。 - 【請求項3】固定片が、8角形断面の側壁の各屈曲部の
両側にまたがって形成され、かつ筒状ボックス本体と所
定幅のネジ孔との間に、その深さを固定片の肉厚の1/
3以下とする切欠き用溝を、ネジ孔とほぼ平行に形成さ
れている請求項1または2に記載の多面体アウトレット
ボックス。 - 【請求項4】中空スラブ構法において構築される中空ス
ラブの中空部に取り付けたり、コンクリート壁内に埋め
込んだり、間仕切りや2重天井のような狭い空間に取り
付けたりすることが可能で、スパイラル管等とは干渉せ
ず、それらの配管の自由度を保つことができる請求項1
ないし3のいずれかに記載の省スペース形多面体アウト
レットボックス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002124834A JP2003324821A (ja) | 2002-04-25 | 2002-04-25 | 多面体アウトレットボックス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002124834A JP2003324821A (ja) | 2002-04-25 | 2002-04-25 | 多面体アウトレットボックス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003324821A true JP2003324821A (ja) | 2003-11-14 |
Family
ID=29539778
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002124834A Pending JP2003324821A (ja) | 2002-04-25 | 2002-04-25 | 多面体アウトレットボックス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003324821A (ja) |
-
2002
- 2002-04-25 JP JP2002124834A patent/JP2003324821A/ja active Pending
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