JP2003279269A - 電気炉の投入電力制御方法 - Google Patents

電気炉の投入電力制御方法

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JP2003279269A
JP2003279269A JP2002079553A JP2002079553A JP2003279269A JP 2003279269 A JP2003279269 A JP 2003279269A JP 2002079553 A JP2002079553 A JP 2002079553A JP 2002079553 A JP2002079553 A JP 2002079553A JP 2003279269 A JP2003279269 A JP 2003279269A
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furnace
electrode
voltage
fluctuation
electrodes
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JP2002079553A
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Mikine Kishi
幹根 岸
Hiroichi Ebata
博一 江端
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Daido Steel Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源電圧が降下しても発熱量が維持され一定
の処理時間で安定操業できるようにするとともに、三相
交流電気炉の場合に各電極の発熱バランスを改善し、炉
壁が局部的に過熱されることをなくし、炉体のメンテナ
ンスを容易にし寿命を向上させる。 【解決手段】 炉2内に垂下した3本の電極A,B,C
に三相交流が印加される三相交流電気炉において、各電
極に印加されている電圧と電流を夫々検出し、各電極に
ついて電圧と電流の比が一定となるように電極昇降装置
3a,3b,3cにより電極を自動的に昇降させ各電極
を独立して定インピーダンス制御するとともに、各電極
に印加されている電圧または電流の変動を検知し、その
変動量から所要補正値を演算し、該補正値を電極昇降装
置の操作量として加算することで投入電力の変動が軽減
されるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、取鍋精錬炉,アー
ク炉等の電気炉における投入電力を制御する方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】取鍋精錬炉、或いはアーク炉において
は、常に一定の発熱量が維持され、効率よく加熱さるよ
うにするため投入電力が一定に制御されることが望まれ
る。ところでこの種の電気炉は、従来から電圧Evと電
流Eiとの比(Ev/Ei)が一定となるように電極昇
降装置を自動駆動して電極を自動的に昇降させる定イン
ピーダンス制御と呼ばれる方式により投入電力を制御し
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが従来の定イン
ピーダンス制御によれば、何らかの外部要因で電源電圧
が降下すると電流も同比率で降下するので、結果的に投
入電力はその二乗に比例して著しく低下し、発熱量が大
幅に減るので被熱物の昇温スピードが落ち処理時間の延
長を余儀なくされるものであった。
【0004】また、炉内に垂下された3本の電極に三相
交流を印加して加熱する三相交流電気炉においては、従
来その電流制御は単相にて行われており、各相が独立で
行われるものでなかったので、各電極の発熱バランスが
悪く炉内壁の耐火物を局部的に溶損させる状況であり、
補修を頻繁にする必要があるのでメンテナンスが容易で
はなかった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
しようとするもので、炉用変圧器の二次側の電圧と電流
を検知し、その比が一定となるように電極昇降装置が電
極を自動的に昇降させる定インピーダンス制御の電気炉
において、該炉用変圧器の二次側の電圧または電流の変
動を検出し、その変動量から所要補正値を演算し、該補
正値を電極昇降装置の操作量として加算することで投入
電力の変動が軽減されるようにしたことを特徴とする。
また本発明は、炉内に垂下した3本の電極に三相交流が
印加される三相交流電気炉において、各電極に印加され
ている電圧と電流を夫々検出し、各電極について電圧と
電流の比が一定となるように電極昇降装置により電極を
自動的に昇降させ各電極を独立して定インピーダンス制
御するとともに、各電極に印加されている電圧または電
流の変動を検知し、その変動量から所要補正値を演算
し、該補正値を電極昇降装置の操作量として加算するこ
とで投入電力の変動が軽減されるようにしたことを特徴
とする。
【0006】
【発明の実施の形態】次に図面に従い本発明の実施の形
態を説明する。図1は本発明に係る三相交流電気炉の電
力系統図を示す。同図において、1は三相交流の炉用変
圧器、2は炉体、A,B,Cは該炉体2中に電極昇降装
置3a,3b,3cのインバーターモータの作動により
夫々昇降可能に垂下した電極で、該各電極A,B,Cに
上記炉用変圧器1の二次側より送電線4a,4b,4c
が配線される。5a,5b,5cは電極A,B,Cを個
々に昇降動させるために各電極昇降装置3a,3b,3
cのインバータ制御装置6a,6b,6cに夫々電極昇
降指令を出す定インピーダンス制御装置である。
【0007】該各定インピーダンス制御装置は、図2に
その1相だけを詳細に示したように、炉用変圧器1の二
次側の電圧値Evを検出する電圧検出手段、および電流
値Eiを検出する電流検出手段が設けられ、その電圧値
および電流値を夫々シーケンサ7に伝達する。8は該シ
ーケンサ7に接続され投入電力を設定するために設けら
れた操作盤である。該シーケンサ7は電流値Eiを0.
1秒毎にサンプリングしその10秒間の平均値を算出す
るとともに、操作盤8に設定された設定値と該平均値と
を比較し補正値Δiを算出する。そして、演算器9にて
前記電流値Eiに補正値Δiを加算し、前記電圧値Ev
とともに前記インバータ制御装置6a,6b,6cに電
極昇降装置の操作量として送信する。
【0008】このため例えば炉用変圧器1の二次側の電
圧値Evが300V、電流値Eiが45A、投入電力1
3500VAで定インピーダンス制御されていたとき、
何らかの外部要因でこの電圧値Evが250Vに低下し
たとすると、従来の定インピーダンス制御では電流値E
iが37.5Aに低下し、投入電力は9375VAに低
下するが、この電流低下分に相当する補正値Δiが算出
され、該補正値Δiを加算した下式で定インピーダンス
制御することで、投入電力の低下を防ぐことができる。 Ev/(Ei+Δi)=一定
【0009】なお、このように電流値を補正する方式
は、単相交流電流、或いは直流電流を用いた電気炉にも
適用することができるが、図1に示したように、三相交
流電流を使用した三相交流電気炉においては、各電極に
ついて図2に示したように電圧と電流を夫々検出すると
ともに、その電流の変動を検知し、その変動量から所要
補正値を演算し、該補正値を電極昇降装置の操作量とし
て加算することにより、各電極の発熱量を他の電極から
独立して制御することにより、一部の電極の過剰な赤熱
で炉壁を溶損させるようなことがなくなり、発熱バラン
スが改善される。このため、実際の取鍋の耐用期間を従
来の2割以上延ばすことができた。
【0010】なおこの実施形態では、炉用変圧器の二次
側の電流の変動を検出するようにしたが、炉用変圧器の
二次側の電圧の変動を検出し、その変動量から所要補正
値を演算し、同様に該補正値を電極昇降装置の操作量と
して加算することによっても上記と同等の制御ができ
る。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、炉用変圧
器の二次側の電圧と電流を検知し、その比が一定となる
ように電極昇降装置が電極を自動的に昇降させる定イン
ピーダンス制御の電気炉において、該炉用変圧器の二次
側の電圧または電流の変動を検出し、その変動量から所
要補正値を演算し、該補正値を電極昇降装置の操作量と
して加算するようにしたので、従来の定インピーダンス
制御の欠点であった投入電力の変動が軽減され、電源電
圧が降下しても発熱量が維持され処理時間がむやみに長
くなるようなことがなく安定操業が実現される。また、
三相交流電気炉の場合、各電極を独立して制御すること
により、各電極の発熱バランスが改善され炉壁が局部的
に過熱されることがなくなるので、炉体のメンテナンス
を容易にし寿命を向上させるなど有益な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す電気炉の電力投入系の
ブロック図。
【図2】本発明の実施形態を示す電気炉の電力投入系の
ブロック図。
【符号の説明】
1 炉用変圧器 2 炉体 A,B,C 電極 3a,3b,3c 電極昇降装置 5a,5b,5c 定インピーダンス制御装置 6a,6b,6c インバータ制御装置 7 シーケンサ 8 操作盤 9 演算器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3K084 AA05 AA16 BB02 BB03 BC01 4K063 AA04 CA01 CA05 FA66 FA74 FA78

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炉用変圧器の二次側の電圧と電流を検知
    し、その比が一定となるように電極昇降装置が電極を自
    動的に昇降させる定インピーダンス制御の電気炉におい
    て、該炉用変圧器の二次側の電圧または電流の変動を検
    出し、その変動量から所要補正値を演算し、該補正値を
    電極昇降装置の操作量として加算することで投入電力の
    変動が軽減されるようにしたことを特徴とする電気炉の
    投入電力制御方法。
  2. 【請求項2】 炉内に垂下した3本の電極に三相交流が
    印加される三相交流電気炉において、各電極に印加され
    ている電圧と電流を夫々検出し、各電極について電圧と
    電流の比が一定となるように電極昇降装置により電極を
    自動的に昇降させ各電極を独立して定インピーダンス制
    御するとともに、各電極に印加されている電圧または電
    流の変動を検知し、その変動量から所要補正値を演算
    し、該補正値を電極昇降装置の操作量として加算するこ
    とで投入電力の変動が軽減されるようにしたことを特徴
    とする電気炉の投入電力制御方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014052144A (ja) * 2012-09-07 2014-03-20 Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial System Corp 電極昇降装置
KR101762355B1 (ko) * 2014-12-24 2017-07-27 주식회사 포스코 전기로 전극봉 제어장치
JP7539026B2 (ja) 2020-03-27 2024-08-23 大同特殊鋼株式会社 交流電気炉の制御方法

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