JP2003277305A - フルオレン化合物 - Google Patents

フルオレン化合物

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JP2003277305A
JP2003277305A JP2002075916A JP2002075916A JP2003277305A JP 2003277305 A JP2003277305 A JP 2003277305A JP 2002075916 A JP2002075916 A JP 2002075916A JP 2002075916 A JP2002075916 A JP 2002075916A JP 2003277305 A JP2003277305 A JP 2003277305A
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JP2002075916A
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Takehiko Shimamura
武彦 島村
Yoshimitsu Tanabe
良満 田辺
Tsutomu Ishida
努 石田
Yoshiyuki Totani
由之 戸谷
Masakatsu Nakatsuka
正勝 中塚
Yukiko Yoshitomi
吉冨ゆきこ
Masaru Wada
勝 和田
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Mitsui Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種化合物の製造中間体として有用な新規な
フルオレン化合物を提供する。 【解決手段】 一般式(1)または(2)で表されるフ
ルオレン化合物。 [式中、Ar1およびAr2はそれぞれ独立に、置換また
は未置換のアリール基を表し、さらに、Ar1とAr2
結合している窒素原子と共に含窒素複素環を形成してい
てもよく、R1およびR2はそれぞれ独立に、水素原子、
直鎖、分岐または環状のアルキル基、置換または未置換
のアリール基、あるいは置換または未置換のアラルキル
基を表し、Xは臭素原子あるいはヨウ素原子を表し、Z
1およびZ2はそれぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原
子、直鎖、分岐または環状のアルキル基、直鎖、分岐ま
たは環状のアルコキシ基、あるいは置換または未置換の
アリール基を表す]

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規なフルオレン
化合物に関する。詳しくは各種化合物の製造中間体とし
て有用なフルオレン化合物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、フルオレン化合物、例えば、アミ
ノ基を置換基として有するフルオレン化合物は、各種色
素の製造中間体、あるいは各種の機能材料として使用さ
れてきた。例えば、電子写真感光体の電荷輸送材料に有
用であることが報告されている(例えば、特開平4−1
59558号公報、米国特許第5422210号)。さ
らに、最近では、発光材料に有機材料を用いた有機電界
発光素子(有機エレクトロルミネッセンス素子:有機E
L素子)の正孔注入輸送材料に有用であることが報告さ
れている〔例えば、特開平5−25473号公報)。例
えば、式(a)で表されるジアミン化合物が、電子写真
感光体の電荷輸送材料として有用であることが報告され
ている(例えば、特開平4−159558号公報)。
【0003】
【化3】
【0004】一般に、式(a)で表されるジアミン化合
物は、例えば、式(b)で表されるモノアミン化合物
と、N,N−ジ(4−n−ブチルフェニル)アミンと
を、例えば、銅または銅化合物の存在下で反応(ウルマ
ン反応)させることにより製造することができる。
【0005】
【化4】
【0006】しかしながら、この製造中間体である式
(b)で表されるモノアミン化合物は、一般に、2,7
−ジヨード−9,9−ジメチルフルオレンと、N,N−
ジフェニルアミンとを、例えば、銅化合物の存在下で反
応(ウルマン反応)させて製造することができるが、製
造される式(b)で表されるモノアミン化合物の収率は
非常に低いものであった。このような理由により、アミ
ノ基(モノアミノ基またはジアミノ基)を置換基として
有するフルオレン化合物を製造する際の有用なフルオレ
ン化合物が望まれている。特に、アミノ基上の置換基が
異なる非対称なジアミン化合物を製造する際の有用なフ
ルオレン化合物が望まれている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、新規
なフルオレン化合物を提供することである。さらに詳し
くは、例えば、電子写真感光体用の電荷輸送材料、有機
電界発光素子用の正孔注入輸送材料などに適した化合物
の製造中間体として有用なフルオレン化合物を提供する
ことである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、種々のフ
ルオレン化合物に関して鋭意検討した結果、本発明を完
成するに至った。すなわち、本発明は、下記一般式
(1)で表されるフルオレン化合物、および、下記一
般式(2)で表されるフルオレン化合物に関するもので
ある。
【0009】
【化5】
【0010】[式中、Ar1およびAr2はそれぞれ独立
に、置換または未置換のアリール基を表し、さらに、A
1とAr2は結合している窒素原子と共に含窒素複素環
を形成していてもよく、R1およびR2はそれぞれ独立
に、水素原子、直鎖、分岐または環状のアルキル基、置
換または未置換のアリール基、あるいは置換または未置
換のアラルキル基を表し、Z1およびZ2はそれぞれ独立
に、水素原子、ハロゲン原子、直鎖、分岐または環状の
アルキル基、直鎖、分岐または環状のアルコキシ基、あ
るいは置換または未置換のアリール基を表す]
【0011】
【化6】
【0012】[式中、R1およびR2はそれぞれ独立に、
水素原子、直鎖、分岐または環状のアルキル基、置換ま
たは未置換のアリール基、あるいは置換または未置換の
アラルキル基を表し、Xは臭素原子あるいはヨウ素原子
を表し、Z1およびZ2はそれぞれ独立に、水素原子、ハ
ロゲン原子、直鎖、分岐または環状のアルキル基、直
鎖、分岐または環状のアルコキシ基、あるいは置換また
は未置換のアリール基を表す]
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に関して詳細に説明
する。本発明のフルオレン化合物は、下記一般式(1)
で表されるフルオレン化合物、および、下記一般式
(2)で表されるフルオレン化合物である。
【0014】
【化7】
【0015】[式中、Ar1およびAr2はそれぞれ独立
に、置換または未置換のアリール基を表し、さらに、A
1とAr2は結合している窒素原子と共に含窒素複素環
を形成していてもよく、R1およびR2はそれぞれ独立
に、水素原子、直鎖、分岐または環状のアルキル基、置
換または未置換のアリール基、あるいは置換または未置
換のアラルキル基を表し、Z1およびZ2はそれぞれ独立
に、水素原子、ハロゲン原子、直鎖、分岐または環状の
アルキル基、直鎖、分岐または環状のアルコキシ基、あ
るいは置換または未置換のアリール基を表す]
【0016】
【化8】
【0017】[式中、R1およびR2はそれぞれ独立に、
水素原子、直鎖、分岐または環状のアルキル基、置換ま
たは未置換のアリール基、あるいは置換または未置換の
アラルキル基を表し、Xは臭素原子あるいはヨウ素原子
を表し、Z1およびZ2はそれぞれ独立に、水素原子、ハ
ロゲン原子、直鎖、分岐または環状のアルキル基、直
鎖、分岐または環状のアルコキシ基、あるいは置換また
は未置換のアリール基を表す]
【0018】一般式(1)において、Ar1およびAr2
はそれぞれ独立に、置換または未置換のアリール基を表
す。なお、アリール基とは、例えば、フェニル基、ナフ
チル基、アントリル基などの炭素環式芳香族基、例え
ば、フリル基、チエニル基、ピリジル基などの複素環式
芳香族基を表す。Ar1およびAr2は、好ましくは、未
置換、もしくは、置換基として、例えば、ハロゲン原
子、アルキル基、アルコキシ基、あるいはアリール基で
単置換または多置換されていてもよい総炭素数6〜20
の炭素環式芳香族基または総炭素数3〜20の複素環式
芳香族基であり、より好ましくは、未置換、もしくは、
ハロゲン原子、炭素数1〜14のアルキル基、炭素数1
〜14のアルコキシ基、あるいは炭素数6〜10のアリ
ール基で単置換または多置換されていてもよい総炭素数
6〜20の炭素環式芳香族基であり、さらに好ましく
は、未置換、もしくは、ハロゲン原子、炭素数1〜4の
アルキル基、炭素数1〜4のアルコキシ基、あるいは炭
素数6〜10のアリール基で単置換あるいは多置換され
ていてもよい総炭素数6〜16の炭素環式芳香族基であ
る。
【0019】Ar1およびAr2の具体例としては、例え
ば、フェニル基、1−ナフチル基、2−ナフチル基、2
−アントリル基、9−アントリル基、9−フェナントリ
ル基、2−フルオレニル基、4−キノリル基、4−ピリ
ジル基、3−ピリジル基、2−ピリジル基、3−フリル
基、2−フリル基、3−チエニル基、2−チエニル基、
2−オキサゾリル基、2−チアゾリル基、2−ベンゾオ
キサゾリル基、2−ベンゾチアゾリル基、2−ベンゾイ
ミダゾリル基、4−メチルフェニル基、3−メチルフェ
ニル基、2−メチルフェニル基、4−エチルフェニル
基、3−エチルフェニル基、2−エチルフェニル基、4
−n−プロピルフェニル基、4−イソプロピルフェニル
基、2−イソプロピルフェニル基、4−n−ブチルフェ
ニル基、4−イソブチルフェニル基、4−sec −ブチル
フェニル基、2−sec −ブチルフェニル基、4−tert−
ブチルフェニル基、3−tert−ブチルフェニル基、2−
tert−ブチルフェニル基、4−n−ペンチルフェニル
基、4−イソペンチルフェニル基、2−ネオペンチルフ
ェニル基、4−tert−ペンチルフェニル基、4−n−ヘ
キシルフェニル基、4−(2’−エチルブチル)フェニ
ル基、4−n−ヘプチルフェニル基、4−n−オクチル
フェニル基、4−(2’−エチルヘキシル)フェニル
基、4−tert−オクチルフェニル基、4−n−デシルフ
ェニル基、4−n−ドデシルフェニル基、4−n−テト
ラデシルフェニル基、
【0020】4−シクロペンチルフェニル基、4−シク
ロヘキシルフェニル基、4−(4’−メチルシクロヘキ
シル)フェニル基、4−(4’−tert−ブチルシクロヘ
キシル)フェニル基、3−シクロヘキシルフェニル基、
2−シクロヘキシルフェニル基、4−エチル−1−ナフ
チル基、6−n−ブチル−2−ナフチル基、2,4−ジ
メチルフェニル基、2,5−ジメチルフェニル基、3,
4−ジメチルフェニル基、3,5−ジメチルフェニル
基、2,6−ジメチルフェニル基、2,4−ジエチルフ
ェニル基、2,3,5−トリメチルフェニル基、2,
3,6−トリメチルフェニル基、3,4,5−トリメチ
ルフェニル基、2,6−ジエチルフェニル基、2,5−
ジイソプロピルフェニル基、2,6−ジイソブチルフェ
ニル基、2,4−ジ−tert−ブチルフェニル基、2,5
−ジ−tert−ブチルフェニル基、4,6−ジ−tert−ブ
チル−2−メチルフェニル基、5−tert−ブチル−2−
メチルフェニル基、4−tert−ブチル−2,6−ジメチ
ルフェニル基、9−メチル−2−フルオレニル基、9−
エチル−2−フルオレニル基、9−n−ヘキシル−2−
フルオレニル基、9,9−ジメチル−2−フルオレニル
基、9,9−ジエチル−2−フルオレニル基、9,9−
ジ−n−プロピル−2−フルオレニル基、
【0021】4−メトキシフェニル基、3−メトキシフ
ェニル基、2−メトキシフェニル基、4−エトキシフェ
ニル基、3−エトキシフェニル基、2−エトキシフェニ
ル基、4−n−プロポキシフェニル基、3−n−プロポ
キシフェニル基、4−イソプロポキシフェニル基、2−
イソプロポキシフェニル基、4−n−ブトキシフェニル
基、4−イソブトキシフェニル基、2−sec −ブトキシ
フェニル基、4−n−ペンチルオキシフェニル基、4−
イソペンチルオキシフェニル基、2−イソペンチルオキ
シフェニル基、4−ネオペンチルオキシフェニル基、2
−ネオペンチルオキシフェニル基、4−n−ヘキシルオ
キシフェニル基、2−(2’−エチルブチル)オキシフ
ェニル基、4−n−オクチルオキシフェニル基、4−n
−デシルオキシフェニル基、4−n−ドデシルオキシフ
ェニル基、4−n−テトラデシルオキシフェニル基、4
−シクロヘキシルオキシフェニル基、2−シクロヘキシ
ルオキシフェニル基、2−メトキシ−1−ナフチル基、
4−メトキシ−1−ナフチル基、4−n−ブトキシ−1
−ナフチル基、5−エトキシ−1−ナフチル基、6−メ
トキシ−2−ナフチル基、6−エトキシ−2−ナフチル
基、6−n−ブトキシ−2−ナフチル基、6−n−ヘキ
シルオキシ−2−ナフチル基、7−メトキシ−2−ナフ
チル基、7−n−ブトキシ−2−ナフチル基、2−メチ
ル−4−メトキシフェニル基、2−メチル−5−メトキ
シフェニル基、3−メチル−5−メトキシフェニル基、
3−エチル−5−メトキシフェニル基、2−メトキシ−
4−メチルフェニル基、3−メトキシ−4−メチルフェ
ニル基、2,4−ジメトキシフェニル基、2,5−ジメ
トキシフェニル基、2,6−ジメトキシフェニル基、
3,4−ジメトキシフェニル基、3,5−ジメトキシフ
ェニル基、3,5−ジエトキシフェニル基、3,5−ジ
−n−ブトキシフェニル基、2−メトキシ−4−エトキ
シフェニル基、2−メトキシ−6−エトキシフェニル
基、3,4,5−トリメトキシフェニル基、
【0022】4−フェニルフェニル基、3−フェニルフ
ェニル基、2−フェニルフェニル基、4−(4’−メチ
ルフェニル)フェニル基、4−(3’−メチルフェニ
ル)フェニル基、4−(4’−メトキシフェニル)フェ
ニル基、4−(4’−n−ブトキシフェニル)フェニル
基、2−(2’−メトキシフェニル)フェニル基、4−
(4’−クロロフェニル)フェニル基、3−メチル−4
−フェニルフェニル基、3−メトキシ−4−フェニルフ
ェニル基、9−フェニル−2−フルオレニル基、4−フ
ルオロフェニル基、3−フルオロフェニル基、2−フル
オロフェニル基、4−クロロフェニル基、3−クロロフ
ェニル基、2−クロロフェニル基、4−ブロモフェニル
基、2−ブロモフェニル基、4−クロロ−1−ナフチル
基、4−クロロ−2−ナフチル基、6−ブロモ−2−ナ
フチル基、2,3−ジフルオロフェニル基、2,4−ジ
フルオロフェニル基、2,5−ジフルオロフェニル基、
2,6−ジフルオロフェニル基、3,4−ジフルオロフ
ェニル基、3,5−ジフルオロフェニル基、2,3−ジ
クロロフェニル基、2,4−ジクロロフェニル基、2,
5−ジクロロフェニル基、3,4−ジクロロフェニル
基、3,5−ジクロロフェニル基、2,5−ジブロモフ
ェニル基、2,4,6−トリクロロフェニル基、2,4
−ジクロロ−1−ナフチル基、1,6−ジクロロ−2−
ナフチル基、2−フルオロ−4−メチルフェニル基、2
−フルオロ−5−メチルフェニル基、3−フルオロ−2
−メチルフェニル基、3−フルオロ−4−メチルフェニ
ル基、2−メチル−4−フルオロフェニル基、2−メチ
ル−5−フルオロフェニル基、3−メチル−4−フルオ
ロフェニル基、2−クロロ−4−メチルフェニル基、2
−クロロ−5−メチルフェニル基、2−クロロ−6−メ
チルフェニル基、2−メチル−3−クロロフェニル基、
2−メチル−4−クロロフェニル基、3−メチル−4−
クロロフェニル基、2−クロロ−4,6−ジメチルフェ
ニル基、2−メトキシ−4−フルオロフェニル基、2−
フルオロ−4−メトキシフェニル基、2−フルオロ−4
−エトキシフェニル基、2−フルオロ−6−メトキシフ
ェニル基、3−フルオロ−4−エトキシフェニル基、3
−クロロ−4−メトキシフェニル基、2−メトキシ−5
−クロロフェニル基、3−メトキシ−6−クロロフェニ
ル基、5−クロロ−2,4−ジメトキシフェニル基など
を挙げることができるが、これらに限定されるものでは
ない。
【0023】一般式(1)で表される化合物において、
さらに、Ar1とAr2は結合している窒素原子と共に含
窒素複素環を形成していてもよく、好ましくは、−NA
1Ar2は置換または未置換のN−カルバゾリル基、置
換または未置換のN−フェノキサジニル基、あるいは置
換または未置換のN−フェノチアジニル基を形成してい
てもよく、より好ましくは、未置換、もしくは、置換基
として、ハロゲン原子、炭素数1〜10のアルキル基、
炭素数1〜10のアルコキシ基、あるいは炭素数6〜1
0のアリール基で単置換または多置換されていてもよい
N−カルバゾリル基、N−フェノキサジニル基、あるい
はN−フェノチアジニル基であり、さらに好ましくは、
未置換、もしくは、フッ素原子、塩素原子、炭素数1〜
4のアルキル基、炭素数1〜4のアルコキシ基、あるい
は炭素数6〜10のアリール基で単置換あるいは多置換
されていてもよいN−カルバゾリル基、N−フェノキサ
ジニル基、あるいはN−フェノチアジニル基である。
【0024】−NAr1Ar2は含窒素複素環を形成して
いてもよく、具体例としては、例えば、N−カルバゾリ
ル基、2−メチル−N−カルバゾリル基、3−メチル−
N−カルバゾリル基、4−メチル−N−カルバゾリル
基、3−n−ブチル−N−カルバゾリル基、3−n−ヘ
キシル−N−カルバゾリル基、3−n−オクチル−N−
カルバゾリル基、3−n−デシル−N−カルバゾリル
基、3,6−ジメチル−N−カルバゾリル基、3,6−
ジエチル−N−カルバゾリル基、2−メトキシ−N−カ
ルバゾリル基、3−メトキシ−N−カルバゾリル基、3
−エトキシ−N−カルバゾリル基、3−イソプロポキシ
−N−カルバゾリル基、3−n−ブトキシ−N−カルバ
ゾリル基、3−n−オクチルオキシ−N−カルバゾリル
基、3−n−デシルオキシ−N−カルバゾリル基、3−
フェニル−N−カルバゾリル基、3−(4’−メチルフ
ェニル)−N−カルバゾリル基、3−(4’−tert−ブ
チルフェニル)−N−カルバゾリル基、3,6−ジフェ
ニル−N−カルバゾリル基、3−クロロ−N−カルバゾ
リル基、N−フェノキサジニル基、N−フェノチアジニ
ル基、2−メチル−N−フェノチアジニル基などを挙げ
ることができる。
【0025】一般式(1)および一般式(2)で表され
る化合物において、R1およびR2はそれぞれ独立に、水
素原子、直鎖、分岐または環状のアルキル基、置換また
は未置換のアリール基、あるいは置換または未置換のア
ラルキル基を表し、好ましくは、水素原子、炭素数1〜
16の直鎖、分岐または環状のアルキル基、炭素数4〜
16の置換または未置換のアリール基、あるいは炭素数
5〜16の置換または未置換のアラルキル基であり、よ
り好ましくは、水素原子、炭素数1〜14の直鎖、分岐
または環状のアルキル基、炭素数6〜12の置換または
未置換のアリール基、あるいは炭素数7〜12の置換ま
たは未置換のアラルキル基であり、さらに好ましくは、
炭素数1〜12の直鎖、分岐または環状のアルキル基、
炭素数6〜10の炭素環式芳香族基、あるいは炭素数7
〜10の炭素環式アラルキル基であり、特に好ましく
は、炭素数1〜8の直鎖または分岐状のアルキル基であ
る。
【0026】なお、R1およびR2の置換または未置換の
アリール基の具体例としては、例えば、Ar1およびA
2の具体例として挙げた置換または未置換のアリール
基を例示することができる。R1およびR2の直鎖、分岐
または環状のアルキル基の具体例としては、例えば、メ
チル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、
n−ブチル基、イソブチル基、sec −ブチル基、tert−
ブチル基、n−ペンチル基、イソペンチル基、ネオペン
チル基、tert−ペンチル基、シクロペンチル基、n−ヘ
キシル基、2−エチルブチル基、3,3−ジメチルブチ
ル基、シクロヘキシル基、n−ヘプチル基、シクロヘキ
シルメチル基、n−オクチル基、tert−オクチル基、2
−エチルヘキシル基、n−ノニル基、n−デシル基、n
−ドデシル基、n−テトラデシル基、n−ヘキサデシル
基などを挙げることができるが、これらに限定されるも
のではない。
【0027】また、R1およびR2の置換または未置換の
アラルキル基の具体例としては、例えば、ベンジル基、
フェネチル基、α−メチルベンジル基、α,α−ジメチ
ルベンジル基、1−ナフチルメチル基、2−ナフチルメ
チル基、フルフリル基、2−メチルベンジル基、3−メ
チルベンジル基、4−メチルベンジル基、4−エチルベ
ンジル基、4−イソプロピルベンジル基、4−tert−ブ
チルベンジル基、4−n−ヘキシルベンジル基、4−ノ
ニルベンジル基、3,4−ジメチルベンジル基、3−メ
トキシベンジル基、4−メトキシベンジル基、4−エト
キシベンジル基、4−n−ブトキシベンジル基、4−n
−ヘキシルオキシベンジル基、4−ノニルオキシベンジ
ル基、4−フルオロベンジル基、3−フルオロベンジル
基、2−クロロベンジル基、4−クロロベンジル基など
のアラルキル基などを挙げることができるが、これらに
限定されるものではない。
【0028】Z1およびZ2はそれぞれ独立に、水素原
子、ハロゲン原子、直鎖、分岐または環状のアルキル
基、直鎖、分岐または環状のアルコキシ基、あるいは置
換または未置換のアリール基を表し、好ましくは、水素
原子、フッ素原子、塩素原子、炭素数1〜16の直鎖、
分岐または環状のアルキル基、炭素数1〜16の直鎖、
分岐または環状のアルコキシ基、あるいは炭素数4〜2
0の置換または未置換のアリール基であり、より好まし
くは、水素原子、フッ素原子、炭素数1〜8の直鎖、分
岐または環状のアルキル基、炭素数1〜8の直鎖、分岐
または環状のアルコキシ基、あるいは炭素数6〜12の
置換または未置換のアリール基であり、さらに好ましく
は、水素原子である。
【0029】なお、Z1およびZ2の直鎖、分岐または環
状のアルキル基の具体例としては、例えば、R1および
2の具体例として挙げた直鎖、分岐または環状のアル
キル基を例示することができる。また、Z1およびZ2
置換または未置換のアリール基の具体例としては、例え
ば、Ar1およびAr2の具体例として挙げた置換または
未置換のアリール基を例示することができる。Z1およ
びZ2のハロゲン原子、直鎖、分岐または環状のアルコ
キシ基の具体例としては、例えば、フッ素原子、塩素原
子、臭素原子などのハロゲン原子、例えば、メトキシ
基、エトキシ基、n−プロポキシ基、イソプロポキシ
基、n−ブトキシ基、イソブトキシ基、sec −ブトキシ
基、n−ペンチルオキシ基、イソペンチルオキシ基、ネ
オペンチルオキシ基、シクロペンチルオキシ基、n−ヘ
キシルオキシ基、2−エチルブトキシ基、3,3−ジメ
チルブトキシ基、シクロヘキシルオキシ基、n−ヘプチ
ルオキシ基、シクロヘキシルメチルオキシ基、n−オク
チルオキシ基、2−エチルヘキシルオキシ基、n−ノニ
ルオキシ基、n−デシルオキシ基、n−ドデシルオキシ
基、n−テトラデシルオキシ基、n−ヘキサデシルオキ
シ基などのアルコキシ基を挙げることができる。
【0030】本発明に係る一般式(1)で表される化合
物および一般式(2)で表される化合物の具体例として
は、例えば、以下の化合物を挙げることができるが、本
発明はこれらに限定されるものではない。
【0031】
【化9】
【0032】
【化10】
【0033】
【化11】
【0034】
【化12】
【0035】
【化13】
【0036】
【化14】
【0037】
【化15】
【0038】
【化16】
【0039】
【化17】
【0040】
【化18】
【0041】
【化19】
【0042】
【化20】
【0043】
【化21】
【0044】
【化22】
【0045】
【化23】
【0046】
【化24】
【0047】
【化25】
【0048】
【化26】
【0049】
【化27】
【0050】
【化28】
【0051】
【化29】
【0052】
【化30】
【0053】
【化31】
【0054】
【化32】
【0055】本発明に係る一般式(1)で表される化合
物は、例えば、一般式(2)で表される化合物に、銅ま
た銅化合物の存在下で、一般式(3)で表される化合物
を作用(ウルマン反応)させることにより製造すること
ができる。
【0056】
【化33】
【0057】[式中、Ar1およびAr2は、一般式
(1)と同じ意味を表す]また、本発明に係る一般式
(2)で表される化合物は、例えば、一般式(4)で表
されるブロモフルオレン誘導体あるいはヨードフルオレ
ン誘導体を塩素化する(例えば、塩素を作用させる)こ
とにより製造することができる。また、一般式(5)で
表されるクロロフルオレン誘導体を臭素化する(例え
ば、臭素を作用させる)、あるいはヨウ素化する(例え
ば、一塩化ヨウ素を作用させる)ことにより製造するこ
とができる。
【0058】
【化34】
【0059】[式中、R1、R2、X、Z1およびZ2は一
般式(2)と同じ意味を表す]
【0060】
【化35】
【0061】[式中、R1、R2、Z1およびZ2は一般式
(2)と同じ意味を表す。]
【0062】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳細に説
明するが、もちろん、本発明はこれらに限定されるもの
ではない。
【0063】(実施例1) 例示化合物番号A−12の
化合物の製造 窒素雰囲気下で、2−クロロ−9,9−ジメチルフルオ
レン(11g)、無水塩化第二鉄(150mg)を含有
するクロロホルム(100ml)溶液を0℃に冷却し、
該溶液に臭素(8.3g)を30分間で滴下した。滴下
後、反応混合物を室温で、3時間攪拌した。反応混合物
に、水(200g)および亜硫酸水素ナトリウム(5
g)を加えた後、有機層を分液した。分液した有機層を
さらに水洗した後、有機層を分離した。有機層よりクロ
ロホルムを減圧下で留去した後、残さをトルエン/n−
ヘキサンの混合溶媒から2回再結晶して、無色の結晶と
して、例示化合物番号A−12の化合物を製造した。融
点は183〜185℃であった。
【0064】(実施例2) 例示化合物番号A−14の
化合物の製造 実施例1において、2−クロロ−9,9−ジメチルフル
オレン(11g)の代わりに、2−クロロ−9,9−ジ
−n−ブチルフルオレン(16g)を使用した以外は、
実施例1に記載の方法に従い、例示化合物番号A−14
の化合物を製造した。融点は86〜88℃であった。
【0065】(実施例3) 例示化合物番号A−13の
化合物の製造 窒素雰囲気下で、2−ブロモ−9,9−ジエチルフルオ
レン(13g)のジクロロメタン(100ml)溶液を
0℃に冷却し、該溶液に塩素(4.3g)を30分間か
けて吹き込んだ。吹き込み後、反応混合物を室温で、3
時間攪拌した。反応容器を窒素ガスで置換した後、反応
混合物に水(200g)を加えて水洗した後、有機層を
分離した。有機層よりジクロロメタンを減圧下で留去し
た後、残さをトルエン/n−ヘキサンの混合溶媒から2
回再結晶して、無色の結晶として、例示化合物番号A−
13の化合物を製造した。融点は183〜185℃であ
った。
【0066】(実施例4) 例示化合物番号B−12の
化合物の製造 実施例3において、2−ブロモ−9,9−ジエチルフル
オレン(13g)の代わりに、2−ヨード−9,9−ジ
メチルフルオレン(16g)を使用した以外は、実施例
3に記載の方法に従い、例示化合物番号B−12の化合
物を製造した。融点は176〜178℃であった。
【0067】(実施例5) 例示化合物番号B−15の
化合物の製造 実施例3において、2−ブロモ−9,9−ジエチルフル
オレン(13g)の代わりに、2−ヨード−9,9−ジ
−n−オクチルフルオレン(25g)を使用した以外
は、実施例3に記載の方法に従い、例示化合物番号B−
15の化合物を製造した。融点は46〜48℃であっ
た。
【0068】(実施例6) 例示化合物番号C−11の
化合物の製造 窒素雰囲気下で、2−クロロ−7−ヨード−9,9−ジ
メチルフルオレン(7.5g)、N,N−ジフェニルア
ミン(4g)、金属銅粉(3g)、および無水炭酸カリ
ウム(6g)をo−ジクロロベンゼン(50g)中、1
90℃で8時間攪拌した。反応混合物を100℃に冷却
後、熱濾過した後、濾液からo−ジクロロベンゼンを減
圧下で留去し、黄色の固体を得た。この固体をアルミナ
カラムクロマトグラフィー(溶出液:トルエン/n−ヘ
キサンの混合溶媒)で処理した後、淡黄色の結晶とし
て、例示化合物番号C−11の化合物を7.6g(収率
91%)得た。融点は163〜165℃であった。
【0069】(参考例)実施例6において、2−クロロ
−7−ヨード−9,9−ジメチルフルオレン(7.5
g)の代わりに、2,7−ジヨード−9,9−ジメチル
フルオレン(9.4g)を使用した以外は、実施例6に
記載の方法に従って、2−ヨード−7−(N,N−ジフ
ェニルアミノ)−9,9−ジメチルフルオレンを製造し
ようとしたところ、2,7−ビス(N,N−ジフェニル
アミノ)−9,9−ジメチルフルオレン(35%)、原
料である2,7−ジヨード−9,9−ジメチルフルオレ
ン(20%)が主成分であり、目的とする2−ヨード−
7−(N,N−ジフェニルアミノ)−9,9−ジメチル
フルオレンは、9%しか得ることができなかった。
【0070】(実施例7) 例示化合物番号C−12の
化合物の製造 実施例6において、N,N−ジフェニルアミン(4g)
の代わりに、N−(3−メチルフェニル)−N−フェニ
ルアミン(4.7g)を使用した以外は、実施例6に記
載の方法に従い、例示化合物番号C−12の化合物を収
率93%で製造した。融点は150〜152℃であっ
た。
【0071】(実施例8) 例示化合物番号C−23の
化合物の製造 実施例6において、N,N−ジフェニルアミン(4g)
の代わりに、N−(1−ナフチル)−N−フェニルアミ
ン(5.2g)を使用した以外は、実施例6に記載の方
法に従い、例示化合物番号C−23の化合物を収率90
%で製造した。融点は188〜190℃であった。
【0072】(実施例9) 例示化合物番号C−28の
化合物の製造 実施例6において、N,N−ジフェニルアミン(4g)
の代わりに、3,6−ジメチルカルバゾール(4.6
g)を使用した以外は、実施例6に記載の方法に従い、
例示化合物番号C−28の化合物を収率88%で製造し
た。融点は193〜195℃であった。
【0073】(実施例10) 例示化合物番号C−36
の化合物の製造 実施例6において、2−クロロ−7−ヨード−9,9−
ジメチルフルオレン(7.5g)の代わりに、2−ブロ
モ−7−クロロ−9,9−ジエチルフルオレン(7.1
g)を使用した以外は、実施例6に記載の方法に従い、
例示化合物番号C−36の化合物を収率89%で製造し
た。融点は169〜171℃であった。
【0074】(実施例11) 例示化合物番号C−46
の化合物の製造 実施例6において、2−クロロ−7−ヨード−9,9−
ジメチルフルオレン(7.5g)の代わりに、2−クロ
ロ−7−ヨード−9,9−ジ−n−オクチルフルオレン
(11.6g)を、ジフェニルアミン(4g)の代わり
にジ(1−ナフチル)アミン(6.4g)を使用した以
外は、実施例6に記載の方法に従い、例示化合物番号C
−46の化合物を収率82%で製造した。融点は101
〜104℃であった。
【0075】(応用例)窒素雰囲気下で、2−(N,N
−ジフェニルアミノ)−7−クロロ−9,9−ジメチル
フルオレン(2g)、N,N−ジ(1−ナフチル)アミ
ン(1.5g)、ナトリウム−tert−ブトキサイド
(0.7g)、酢酸パラジウム(6mg)、およびトリ
(tert−ブチル)フォスフィン(0.2μl)をキシレ
ン(10ml)中で、6時間還流した。反応混合物より
キシレンを減圧下で留去した後、残さをアルミナカラム
クロマトグラフィー(溶出液:トルエン/n−ヘキサン
の混合溶媒)で処理した後、黄白色の結晶として、N,
N−ジフェニル−N’,N’−ジ(1’−ナフチル)−
9,9−ジメチルフルオレン−2,7−ジアミンを2.
9g(収率92%)得た。
【0076】
【発明の効果】本発明により、新規なフルオレン化合物
を提供することが可能になった。例えば、電子写真感光
体用の電荷輸送材料、有機電界発光素子用の正孔注入輸
送材料などとして優れた特性を有するアミン化合物の製
造中間体として有用なフルオレン化合物を提供すること
が可能になった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07D 279/22 C07D 279/22 (72)発明者 戸谷 由之 千葉県袖ケ浦市長浦580−32 三井化学株 式会社内 (72)発明者 中塚 正勝 千葉県袖ケ浦市長浦580−32 三井化学株 式会社内 (72)発明者 吉冨ゆきこ 福岡県大牟田市浅牟田町30 三井化学株式 会社内 (72)発明者 和田 勝 福岡県大牟田市浅牟田町30 三井化学株式 会社内 Fターム(参考) 4C036 AA02 AA12 AA17 4C056 AA02 AB01 AC03 AD05 AE01 EC06 ED01 4C204 BB05 CB25 DB01 EB01 FB13 GB01 GB03 GB07 GB28 4H006 AA01 AB84 EA36

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1)で表されるフルオレン化合
    物。 【化1】 [式中、Ar1およびAr2はそれぞれ独立に、置換また
    は未置換のアリール基を表し、さらに、Ar1とAr2
    結合している窒素原子と共に含窒素複素環を形成してい
    てもよく、R1およびR2はそれぞれ独立に、水素原子、
    直鎖、分岐または環状のアルキル基、置換または未置換
    のアリール基、あるいは置換または未置換のアラルキル
    基を表し、Z1およびZ2はそれぞれ独立に、水素原子、
    ハロゲン原子、直鎖、分岐または環状のアルキル基、直
    鎖、分岐または環状のアルコキシ基、あるいは置換また
    は未置換のアリール基を表す]
  2. 【請求項2】 一般式(2)で表されるフルオレン化合
    物。 【化2】 [式中、R1およびR2はそれぞれ独立に、水素原子、直
    鎖、分岐または環状のアルキル基、置換または未置換の
    アリール基、あるいは置換または未置換のアラルキル基
    を表し、Xは臭素原子あるいはヨウ素原子を表し、Z1
    およびZ2はそれぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原
    子、直鎖、分岐または環状のアルキル基、直鎖、分岐ま
    たは環状のアルコキシ基、あるいは置換または未置換の
    アリール基を表す]
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