JP2003106773A - マイクロ波連続加熱装置 - Google Patents
マイクロ波連続加熱装置Info
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- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05B—ELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
- H05B6/00—Heating by electric, magnetic or electromagnetic fields
- H05B6/64—Heating using microwaves
- H05B6/78—Arrangements for continuous movement of material
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B28—WORKING CEMENT, CLAY, OR STONE
- B28B—SHAPING CLAY OR OTHER CERAMIC COMPOSITIONS; SHAPING SLAG; SHAPING MIXTURES CONTAINING CEMENTITIOUS MATERIAL, e.g. PLASTER
- B28B11/00—Apparatus or processes for treating or working the shaped or preshaped articles
- B28B11/24—Apparatus or processes for treating or working the shaped or preshaped articles for curing, setting or hardening
- B28B11/241—Apparatus or processes for treating or working the shaped or preshaped articles for curing, setting or hardening using microwave heating means
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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- B28B—SHAPING CLAY OR OTHER CERAMIC COMPOSITIONS; SHAPING SLAG; SHAPING MIXTURES CONTAINING CEMENTITIOUS MATERIAL, e.g. PLASTER
- B28B11/00—Apparatus or processes for treating or working the shaped or preshaped articles
- B28B11/24—Apparatus or processes for treating or working the shaped or preshaped articles for curing, setting or hardening
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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- Furnace Charging Or Discharging (AREA)
- Furnace Details (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 被加熱物の大きさや長さが変化しても1台の
装置で対応することができ、且つ、マイクロ波電力の漏
洩を防止しつつ、マイクロ波電力の連続照射により効率
よく加熱処理を行うことができるマイクロ波連続加熱装
置を提供する。 【解決手段】 マイクロ波連続加熱装置は前後に開口部
11a、11bを有する加熱槽11と、被加熱物21を
載せて加熱槽11内を通過させる搬送装置15とを備
え、加熱槽11内を通過中の被加熱物21にマイクロ波
電力を照射して加熱処理を行う。加熱槽11の前後には
それぞれ被加熱物21を通すマイクロ波吸収槽13、1
4が連設される。また、複数個の金属製の反射板22が
互いに前後に間隔をあけて搬送装置15により搬送さ
れ、被加熱物21は互いに隣接する2つの反射板22の
間に配置される。反射板22は、少なくとも加熱槽11
がマイクロ波電力を照射している間、両マイクロ波吸収
槽13、14内にそれぞれ1つ以上位置するように搬送
装置上に配置される。
装置で対応することができ、且つ、マイクロ波電力の漏
洩を防止しつつ、マイクロ波電力の連続照射により効率
よく加熱処理を行うことができるマイクロ波連続加熱装
置を提供する。 【解決手段】 マイクロ波連続加熱装置は前後に開口部
11a、11bを有する加熱槽11と、被加熱物21を
載せて加熱槽11内を通過させる搬送装置15とを備
え、加熱槽11内を通過中の被加熱物21にマイクロ波
電力を照射して加熱処理を行う。加熱槽11の前後には
それぞれ被加熱物21を通すマイクロ波吸収槽13、1
4が連設される。また、複数個の金属製の反射板22が
互いに前後に間隔をあけて搬送装置15により搬送さ
れ、被加熱物21は互いに隣接する2つの反射板22の
間に配置される。反射板22は、少なくとも加熱槽11
がマイクロ波電力を照射している間、両マイクロ波吸収
槽13、14内にそれぞれ1つ以上位置するように搬送
装置上に配置される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加熱槽に被加熱物
を連続的に通し、この加熱槽内で被加熱物にマイクロ波
電力を照射して加熱処理を施すマイクロ波連続加熱装置
に関し、更に詳しくは、被加熱物が加熱槽に搬入され搬
出される際にマイクロ波電力の照射を断続させる必要が
なく且つマイクロ波電力の漏洩を防止できる他、被加熱
物へのマイクロ波電力の均一照射によって加熱物の品質
向上を実現するためのマイクロ波連続加熱装置に係る。
を連続的に通し、この加熱槽内で被加熱物にマイクロ波
電力を照射して加熱処理を施すマイクロ波連続加熱装置
に関し、更に詳しくは、被加熱物が加熱槽に搬入され搬
出される際にマイクロ波電力の照射を断続させる必要が
なく且つマイクロ波電力の漏洩を防止できる他、被加熱
物へのマイクロ波電力の均一照射によって加熱物の品質
向上を実現するためのマイクロ波連続加熱装置に係る。
【0002】
【従来の技術】一般に、マイクロ波連続加熱装置の加熱
槽には被加熱物搬入用の開口部と搬出用の開口部とが設
けられており、両開口部よりマイクロ波電力が外部に漏
れ出ることのないように様々な工夫が施されている。
槽には被加熱物搬入用の開口部と搬出用の開口部とが設
けられており、両開口部よりマイクロ波電力が外部に漏
れ出ることのないように様々な工夫が施されている。
【0003】マイクロ波電力の外部漏洩を防止する最も
一般的な方法は、上記開口部にマイクロ波吸収タイプの
フィルタを取りつけることである。このタイプの漏洩防
止構造は、マイクロ波電力を反射する性質の金属材でフ
ィルタカバーを作り、その内側(マイクロ波が有り被加
熱物が通過する側)を、マイクロ波電力を非常に良く吸
収する材質(例えば、カーボン・フエライト・炭化ケイ
素)製のタイルで覆ったり、或いは、マイクロ波吸収力
の少ない材質、たとえば、テフロン(登録商標)・ポリ
エチレン・ポリプロピレン製のチューブや容器内にマイ
クロ波吸収力の大きい液体を流し、マイクロ波吸収体ゾ
ーン(吸収槽)を形成し、マイクロ波電力を外部へ出さ
ないようにするものである。
一般的な方法は、上記開口部にマイクロ波吸収タイプの
フィルタを取りつけることである。このタイプの漏洩防
止構造は、マイクロ波電力を反射する性質の金属材でフ
ィルタカバーを作り、その内側(マイクロ波が有り被加
熱物が通過する側)を、マイクロ波電力を非常に良く吸
収する材質(例えば、カーボン・フエライト・炭化ケイ
素)製のタイルで覆ったり、或いは、マイクロ波吸収力
の少ない材質、たとえば、テフロン(登録商標)・ポリ
エチレン・ポリプロピレン製のチューブや容器内にマイ
クロ波吸収力の大きい液体を流し、マイクロ波吸収体ゾ
ーン(吸収槽)を形成し、マイクロ波電力を外部へ出さ
ないようにするものである。
【0004】しかし、この種のマイクロ波フィルターが
効果的に機能するためには、その開口寸法がマイクロ波
電力の1波長よりも小さな寸法である必要がある。
効果的に機能するためには、その開口寸法がマイクロ波
電力の1波長よりも小さな寸法である必要がある。
【0005】たとえば、使用するマイクロ波電力の周波
数が2450MHzの場合、その1波長は約120mm
であるから、フィルターの開口部寸法は、1/2波長以
下(60mm以下)下であることが望ましい。
数が2450MHzの場合、その1波長は約120mm
であるから、フィルターの開口部寸法は、1/2波長以
下(60mm以下)下であることが望ましい。
【0006】したがって、使用するマイクロ波電力の1
波長以上の開口を必要とする大きな被加熱物を通過させ
る必要がある場合、マイクロ波フィルタでマイクロ波電
力の漏洩を防止するためには、マイクロ波フィルターの
長さを非常に長くする必要があるが、設置スペース上の
問題や生産性等の観点からその実現が困難な場合が多
い。
波長以上の開口を必要とする大きな被加熱物を通過させ
る必要がある場合、マイクロ波フィルタでマイクロ波電
力の漏洩を防止するためには、マイクロ波フィルターの
長さを非常に長くする必要があるが、設置スペース上の
問題や生産性等の観点からその実現が困難な場合が多
い。
【0007】そこで、上記の問題を解決するため、マイ
クロ波フィルタに代えて、マイクロ波電力を遮断する開
閉可能なシャツターを加熱槽の開口部に取り付けてなる
マイクロ波連続加熱装置が既に開発されている。
クロ波フィルタに代えて、マイクロ波電力を遮断する開
閉可能なシャツターを加熱槽の開口部に取り付けてなる
マイクロ波連続加熱装置が既に開発されている。
【0008】この連続加熱装置は、加熱槽の前後に前予
備室と後予備室を設けると共に、各々の予備室の仕切壁
に設けた開口部にシャッターを備えた構成となってい
る。
備室と後予備室を設けると共に、各々の予備室の仕切壁
に設けた開口部にシャッターを備えた構成となってい
る。
【0009】すなわち、シャッタ−が加熱槽の入口側に
2個、出口側に2個備えられ、被加熱物が搬送装置に載
せられて前予備室から入り加熱槽を通って後予備室から
搬出される一連の搬送工程の中で被加熱物の接近によっ
てシャッタを開くようになっている。
2個、出口側に2個備えられ、被加熱物が搬送装置に載
せられて前予備室から入り加熱槽を通って後予備室から
搬出される一連の搬送工程の中で被加熱物の接近によっ
てシャッタを開くようになっている。
【0010】この際、入口側及び出口側のそれぞれ2個
のシャッターは、一方が開いているときは他方が閉じる
ように動作し、マイクロ波電力の外部漏洩を遮断する。
したがって、マイクロ波電力の出力を中断させないで連
続照射が可能になっている。
のシャッターは、一方が開いているときは他方が閉じる
ように動作し、マイクロ波電力の外部漏洩を遮断する。
したがって、マイクロ波電力の出力を中断させないで連
続照射が可能になっている。
【0011】このように加熱槽の前後の開口部にそれぞ
れ2つのシャッターを備えた連続加熱装置おいては、上
記各予備室の仕切壁に形成した開口部の寸法より小さい
被加熱物であれば加熱処理することができ、マイクロ波
フィルタを使用した連続加熱装置に比べると汎用性が高
いという利点がある。
れ2つのシャッターを備えた連続加熱装置おいては、上
記各予備室の仕切壁に形成した開口部の寸法より小さい
被加熱物であれば加熱処理することができ、マイクロ波
フィルタを使用した連続加熱装置に比べると汎用性が高
いという利点がある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、開口部
にシャッターを備えた上記連続加熱装置には次のような
問題点がある。すなわち、この種の連続加熱装置は、シ
ャッターの開閉を被加熱物の流れに連動させなければな
らず、また、入口側と出口側に設けた各々2個のシャッ
ターは共にどちらか一方を開放し他方を閉成しておかな
ければならない。
にシャッターを備えた上記連続加熱装置には次のような
問題点がある。すなわち、この種の連続加熱装置は、シ
ャッターの開閉を被加熱物の流れに連動させなければな
らず、また、入口側と出口側に設けた各々2個のシャッ
ターは共にどちらか一方を開放し他方を閉成しておかな
ければならない。
【0013】このため、被加熱物の搬送ピッチ間隔を全
て同じにしておく必要があり、且つ、この間隔は少なく
とも被加熱物1個分より大きくしておく必要がある。ま
た、被加熱物の搬送方向の寸法はどれも同じにしなけれ
ばならないという制約がある。
て同じにしておく必要があり、且つ、この間隔は少なく
とも被加熱物1個分より大きくしておく必要がある。ま
た、被加熱物の搬送方向の寸法はどれも同じにしなけれ
ばならないという制約がある。
【0014】ところが、被加熱物の搬送ピッチ間隔が大
きいと、加熱槽内においてマイクロ波加熱効率が悪くな
り、無駄の多い装置となってしまい、また、マイクロ波
加熱効率を高めるために加熱槽の長さを長くすると装置
全体が大型化するという問題が生ずる。
きいと、加熱槽内においてマイクロ波加熱効率が悪くな
り、無駄の多い装置となってしまい、また、マイクロ波
加熱効率を高めるために加熱槽の長さを長くすると装置
全体が大型化するという問題が生ずる。
【0015】また、被加熱物の搬送方向の寸法、すなわ
ち、搬送ピッチによって装置構造が決まるため、被加熱
物の上記寸法が決められた長さより長くなると、その長
さに合わせた加熱装置が別途必要となり、また、被加熱
物の上記寸法が短くなった場合は、被加熱物の間隔が更
に大きくなってしまうので、無駄の多い装置となる。
ち、搬送ピッチによって装置構造が決まるため、被加熱
物の上記寸法が決められた長さより長くなると、その長
さに合わせた加熱装置が別途必要となり、また、被加熱
物の上記寸法が短くなった場合は、被加熱物の間隔が更
に大きくなってしまうので、無駄の多い装置となる。
【0016】一方、2つのシャッターを用いる場合に被
加熱物を小さなピッチ間隔で搬送できるようにするため
に、2つのシャッターのうちの一方を被加熱物の搬送方
向に沿って往復移動させる方法が本出願人により提案さ
れている(特開平8−264276号参照)。
加熱物を小さなピッチ間隔で搬送できるようにするため
に、2つのシャッターのうちの一方を被加熱物の搬送方
向に沿って往復移動させる方法が本出願人により提案さ
れている(特開平8−264276号参照)。
【0017】しかしながら、この方法の場合、一方のシ
ャッターを被加熱物の搬送方向に沿って往復移動させる
必要があるため、構造が複雑化するとともに、2つのシ
ャッターの動作制御が煩雑化するという難点がある。
ャッターを被加熱物の搬送方向に沿って往復移動させる
必要があるため、構造が複雑化するとともに、2つのシ
ャッターの動作制御が煩雑化するという難点がある。
【0018】また、被加熱物の長さ寸法や搬送ピッチ等
に応じてシャッターの往復動ストロークや動作タイミン
グ等を調整する必要があるため、汎用性の点に難点があ
る。
に応じてシャッターの往復動ストロークや動作タイミン
グ等を調整する必要があるため、汎用性の点に難点があ
る。
【0019】このように、特開平8−264276号公
報のマイクロ波連続加熱装置では、ワ−クに伴って移
動、および、開閉するシャッタを用いてマイクロ波漏洩
を防止しているため、加熱処理の高速化や乾燥効率の向
上といった近年の動向、すなわち、被加熱物の搬送速度
の高速化や被加熱物搬送時のピッチの短縮に対しては、
シャッタ開閉速度や移動速度の高速化がネックになり対
応が困難となる。
報のマイクロ波連続加熱装置では、ワ−クに伴って移
動、および、開閉するシャッタを用いてマイクロ波漏洩
を防止しているため、加熱処理の高速化や乾燥効率の向
上といった近年の動向、すなわち、被加熱物の搬送速度
の高速化や被加熱物搬送時のピッチの短縮に対しては、
シャッタ開閉速度や移動速度の高速化がネックになり対
応が困難となる。
【0020】一方、セラミック成形体の乾燥装置におい
て乾燥治具を乾燥させ、乾燥時の変形を低減するものが
特開2001−19533号や特公平6−45131号
公報によって開示されている。すなわち、セラミック成
形体の側面全域を覆う治具を設けて成形体各部の乾燥を
均一化したり、乾燥時の変形を抑制している。
て乾燥治具を乾燥させ、乾燥時の変形を低減するものが
特開2001−19533号や特公平6−45131号
公報によって開示されている。すなわち、セラミック成
形体の側面全域を覆う治具を設けて成形体各部の乾燥を
均一化したり、乾燥時の変形を抑制している。
【0021】しかしながら、近年ではセラミック成形体
などの成形体の大形化や薄形化が進んだことから、特
に、マイクロ波乾燥においては、成形体の側面全域を覆
うことが逆にマイクロ波の効率の低下や不均一化を招く
ようになった。この結果、特に大きな成形体(被加熱
物)の乾燥ではその傾向が顕著になり、乾燥時間の増加
や品質悪化の原因となっている。
などの成形体の大形化や薄形化が進んだことから、特
に、マイクロ波乾燥においては、成形体の側面全域を覆
うことが逆にマイクロ波の効率の低下や不均一化を招く
ようになった。この結果、特に大きな成形体(被加熱
物)の乾燥ではその傾向が顕著になり、乾燥時間の増加
や品質悪化の原因となっている。
【0022】本発明は上記した実情にかんがみ、被加熱
物の大きさや長さが変化しても1台の装置で対応するこ
とができ、しかも、ほとんど間隔を開けない送りピッチ
で被加熱物を搬送して加熱処理することができ、また、
マイクロ波の漏洩を確実に防止してマイクロ波電力の連
続照射により効率よく加熱処理を行うことができるマイ
クロ波連続加熱装置を提供することを目的とする。
物の大きさや長さが変化しても1台の装置で対応するこ
とができ、しかも、ほとんど間隔を開けない送りピッチ
で被加熱物を搬送して加熱処理することができ、また、
マイクロ波の漏洩を確実に防止してマイクロ波電力の連
続照射により効率よく加熱処理を行うことができるマイ
クロ波連続加熱装置を提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、第1発明として、前後に開口部を有す
る加熱槽と、被加熱物を載せて加熱槽内を通過させる搬
送装置とを備え、加熱槽内を通過中の被加熱物にマイク
ロ波電力を照射して加熱処理を行うマイクロ波連続加熱
装置において、加熱槽の前後にそれぞれ連設させて被加
熱物を通すマイクロ波吸収槽と、互いに前後に間隔をあ
けて搬送装置により搬送される複数個の金属製の反射板
とを備え、被加熱物は互いに隣接する2つの反射板の間
に配置され、反射板は、少なくとも加熱槽がマイクロ波
電力を照射している間、両マイクロ波吸収槽の通路内に
それぞれ1つ以上位置するように搬送装置上に配置され
ることを特徴とするマイクロ波連続加熱装置を提案す
る。
め、本発明では、第1発明として、前後に開口部を有す
る加熱槽と、被加熱物を載せて加熱槽内を通過させる搬
送装置とを備え、加熱槽内を通過中の被加熱物にマイク
ロ波電力を照射して加熱処理を行うマイクロ波連続加熱
装置において、加熱槽の前後にそれぞれ連設させて被加
熱物を通すマイクロ波吸収槽と、互いに前後に間隔をあ
けて搬送装置により搬送される複数個の金属製の反射板
とを備え、被加熱物は互いに隣接する2つの反射板の間
に配置され、反射板は、少なくとも加熱槽がマイクロ波
電力を照射している間、両マイクロ波吸収槽の通路内に
それぞれ1つ以上位置するように搬送装置上に配置され
ることを特徴とするマイクロ波連続加熱装置を提案す
る。
【0024】上記構成を有するマイクロ波連続加熱装置
においては、処理すべき複数個の被加熱物をそれぞれ互
いに隣接する2つの反射板の間に配置して順次加熱槽内
に送り込み、加熱槽内を通過させながらマイクロ波電力
による加熱処理を行うことができる。
においては、処理すべき複数個の被加熱物をそれぞれ互
いに隣接する2つの反射板の間に配置して順次加熱槽内
に送り込み、加熱槽内を通過させながらマイクロ波電力
による加熱処理を行うことができる。
【0025】しかも、反射板は、少なくとも加熱槽内で
マイクロ波電力が照射されている間、前後の両マイクロ
波吸収槽の通路内にそれぞれ1つ以上位置するように搬
送装置上に配置されるので、被加熱物のサイズが加熱槽
内で使用されるマイクロ波電力の波長より大きなもので
あっても、マイクロ波吸収槽とその内部に位置している
反射板とによりマイクロ波電力を効果的に反射及び吸収
し消滅させることができる。
マイクロ波電力が照射されている間、前後の両マイクロ
波吸収槽の通路内にそれぞれ1つ以上位置するように搬
送装置上に配置されるので、被加熱物のサイズが加熱槽
内で使用されるマイクロ波電力の波長より大きなもので
あっても、マイクロ波吸収槽とその内部に位置している
反射板とによりマイクロ波電力を効果的に反射及び吸収
し消滅させることができる。
【0026】したがって、マイクロ波電力の照射をオン
・オフさせる断続運転の必要がなく、マイクロ波電力の
連続照射により被加熱物を能率的に加熱処理することが
できる。
・オフさせる断続運転の必要がなく、マイクロ波電力の
連続照射により被加熱物を能率的に加熱処理することが
できる。
【0027】また、被加熱物の間隔を最小限にした送り
ピッチで搬送する場合であっても、マイクロ波吸収槽内
でマイクロ波電力の漏洩を防止しつつ支障なく被加熱物
を搬送でき、且つ、マイクロ波電力の連続照射を行うこ
とができるので、加熱槽の長さ寸法及びその前後に設け
られたマイクロ波吸収槽の長さ寸法を最小限にして装置
全体を小型化することができる。
ピッチで搬送する場合であっても、マイクロ波吸収槽内
でマイクロ波電力の漏洩を防止しつつ支障なく被加熱物
を搬送でき、且つ、マイクロ波電力の連続照射を行うこ
とができるので、加熱槽の長さ寸法及びその前後に設け
られたマイクロ波吸収槽の長さ寸法を最小限にして装置
全体を小型化することができる。
【0028】特に、被加熱物間の無駄な空きスペースを
最小限にすることができるので、加熱槽に多くの被加熱
物を収納することができ、マイクロ波電力による加熱効
率を向上させて加熱処理コストを下げることが可能とな
る。
最小限にすることができるので、加熱槽に多くの被加熱
物を収納することができ、マイクロ波電力による加熱効
率を向上させて加熱処理コストを下げることが可能とな
る。
【0029】また、本発明は、第2発明として、第1発
明の構成に加え、被加熱物及び反射板が加熱槽の前方の
マイクロ波吸収槽の入口付近で搬送装置上に供給され且
つ加熱槽の後方のマイクロ波吸収槽の出口付近で搬送装
置上から取り除かれる構成としたマイクロ波連続加熱装
置を提案する。
明の構成に加え、被加熱物及び反射板が加熱槽の前方の
マイクロ波吸収槽の入口付近で搬送装置上に供給され且
つ加熱槽の後方のマイクロ波吸収槽の出口付近で搬送装
置上から取り除かれる構成としたマイクロ波連続加熱装
置を提案する。
【0030】この第2発明のマイクロ波連続加熱装置に
おいては、搬送装置による被加熱物及び反射板の搬送距
離を必要最小限の長さとすることができるので、搬送装
置の負荷をより一層軽減することができる。
おいては、搬送装置による被加熱物及び反射板の搬送距
離を必要最小限の長さとすることができるので、搬送装
置の負荷をより一層軽減することができる。
【0031】さらに本発明は、第3発明として、上記第
2発明の構成に加え、反射板が、被加熱物を載置するこ
とができる治具の前端又は後端、或いは、前端と後端と
において該治具と一体化されているマイクロ波連続加熱
装置を提案する。
2発明の構成に加え、反射板が、被加熱物を載置するこ
とができる治具の前端又は後端、或いは、前端と後端と
において該治具と一体化されているマイクロ波連続加熱
装置を提案する。
【0032】この第3発明のマイクロ波連続加熱装置に
おいては、反射板と治具とが一体化されているので、被
加熱物を治具上に載置することにより、被加熱物と反射
板との間隔を容易に所定の間隔に保つことができるとと
もに、治具を介して被加熱物と反射板とを一緒に搬送装
置上に供給したり搬送装置上から取り除いたりできるの
で、作業効率が向上する。
おいては、反射板と治具とが一体化されているので、被
加熱物を治具上に載置することにより、被加熱物と反射
板との間隔を容易に所定の間隔に保つことができるとと
もに、治具を介して被加熱物と反射板とを一緒に搬送装
置上に供給したり搬送装置上から取り除いたりできるの
で、作業効率が向上する。
【0033】さらに本発明は、第4発明として、上記第
3発明の構成に加え、被加熱物を載置した治具の前方及
び後方にそれぞれ被加熱物を載置していない複数個の空
の治具を配置され搬送される構成としたマイクロ波連続
加熱装置を提案する。
3発明の構成に加え、被加熱物を載置した治具の前方及
び後方にそれぞれ被加熱物を載置していない複数個の空
の治具を配置され搬送される構成としたマイクロ波連続
加熱装置を提案する。
【0034】この第4発明のマイクロ波連続加熱装置に
おいては、反射板と一体化された治具に被加熱物を載置
して搬送できるとともに、この治具を有効活用して、少
なくとも加熱槽内でマイクロ波電力が照射されている
間、前後の両マイクロ波吸収槽の通路内にそれぞれ1つ
以上の反射板を位置させておく状態を容易に実現するこ
とができる。
おいては、反射板と一体化された治具に被加熱物を載置
して搬送できるとともに、この治具を有効活用して、少
なくとも加熱槽内でマイクロ波電力が照射されている
間、前後の両マイクロ波吸収槽の通路内にそれぞれ1つ
以上の反射板を位置させておく状態を容易に実現するこ
とができる。
【0035】さらに本発明は、第5発明として、前後に
開口部を有する加熱槽と、被加熱物を載せて加熱槽内を
通過させる搬送装置とを備え、加熱槽内を通過中の被加
熱物にマイクロ波電力を照射して加熱処理を行うマイク
ロ波連続加熱装置において、加熱槽の前後にそれぞれ連
設されたマイクロ波吸収槽と、加熱槽の前後の開口部に
それぞれ設けられた金属製のシャッターと、加熱槽の前
方のマイクロ波吸収槽の入口付近から加熱槽の後方のマ
イクロ波吸収槽の出口付近までの搬送区間において被加
熱物と列をなして搬送装置により搬送される複数個の金
属製の反射板とを備え、前後の両シャッターはそれぞれ
列の先頭の被加熱物又は反射板が該シャッターの付近に
到達したとき開動し且つ列の最後の反射板又は被加熱物
が該シャッターを通過したとき閉動するように構成され
ていることを特徴とするマイクロ波連続加熱装置を提案
する。
開口部を有する加熱槽と、被加熱物を載せて加熱槽内を
通過させる搬送装置とを備え、加熱槽内を通過中の被加
熱物にマイクロ波電力を照射して加熱処理を行うマイク
ロ波連続加熱装置において、加熱槽の前後にそれぞれ連
設されたマイクロ波吸収槽と、加熱槽の前後の開口部に
それぞれ設けられた金属製のシャッターと、加熱槽の前
方のマイクロ波吸収槽の入口付近から加熱槽の後方のマ
イクロ波吸収槽の出口付近までの搬送区間において被加
熱物と列をなして搬送装置により搬送される複数個の金
属製の反射板とを備え、前後の両シャッターはそれぞれ
列の先頭の被加熱物又は反射板が該シャッターの付近に
到達したとき開動し且つ列の最後の反射板又は被加熱物
が該シャッターを通過したとき閉動するように構成され
ていることを特徴とするマイクロ波連続加熱装置を提案
する。
【0036】この第5発明のマイクロ波連続加熱装置に
おいては、加熱槽の前方に位置するマイクロ波吸収槽の
入口付近から加熱槽の後方に位置するマイクロ波吸収槽
の出口付近までの搬送区間において複数個の金属製の反
射板が被加熱物と列をなして搬送装置により搬送される
とともに、加熱槽の前後の開口部に設けられた金属製の
シャッターのそれぞれは、列の先頭の被加熱物又は反射
板が該シャッターの付近に到達したとき開動し且つ列の
最後の反射板又は被加熱物が該シャッターを通過したと
き閉動するように構成されているので、シャッターが閉
じているときは該シャッターにより加熱槽からのマイク
ロ波電力の漏洩を遮断することができる。
おいては、加熱槽の前方に位置するマイクロ波吸収槽の
入口付近から加熱槽の後方に位置するマイクロ波吸収槽
の出口付近までの搬送区間において複数個の金属製の反
射板が被加熱物と列をなして搬送装置により搬送される
とともに、加熱槽の前後の開口部に設けられた金属製の
シャッターのそれぞれは、列の先頭の被加熱物又は反射
板が該シャッターの付近に到達したとき開動し且つ列の
最後の反射板又は被加熱物が該シャッターを通過したと
き閉動するように構成されているので、シャッターが閉
じているときは該シャッターにより加熱槽からのマイク
ロ波電力の漏洩を遮断することができる。
【0037】一方、シャッターが開いているときは、マ
イクロ波吸収槽の通路内に反射板が位置していることに
より、加熱槽の前後の開口部を通過する被加熱物のサイ
ズが加熱槽内で使用されるマイクロ波電力の波長より大
きなものであっても、マイクロ波吸収槽とその中に位置
している反射板とによりマイクロ波電力を効果的に反射
及び吸収し消滅させることができる。
イクロ波吸収槽の通路内に反射板が位置していることに
より、加熱槽の前後の開口部を通過する被加熱物のサイ
ズが加熱槽内で使用されるマイクロ波電力の波長より大
きなものであっても、マイクロ波吸収槽とその中に位置
している反射板とによりマイクロ波電力を効果的に反射
及び吸収し消滅させることができる。
【0038】したがって、マイクロ波電力の照射をオン
・オフさせる断続運転の必要がなく、マイクロ波電力の
連続照射により被加熱物を能率的に加熱処理することが
できる。
・オフさせる断続運転の必要がなく、マイクロ波電力の
連続照射により被加熱物を能率的に加熱処理することが
できる。
【0039】また、被加熱物の間隔を最小限にした送り
ピッチで搬送する場合であっても、マイクロ波吸収槽内
でマイクロ波電力の漏洩を防止しつつ支障なく被加熱物
を搬送でき、且つ、マイクロ波電力の連続照射を行うこ
とができるので、加熱槽の長さ寸法及びその前後に設け
られたマイクロ波吸収槽の長さ寸法を最小限にして装置
全体を小型化することが可能となる。
ピッチで搬送する場合であっても、マイクロ波吸収槽内
でマイクロ波電力の漏洩を防止しつつ支障なく被加熱物
を搬送でき、且つ、マイクロ波電力の連続照射を行うこ
とができるので、加熱槽の長さ寸法及びその前後に設け
られたマイクロ波吸収槽の長さ寸法を最小限にして装置
全体を小型化することが可能となる。
【0040】また、被加熱物間の無駄な空きスペースを
最小限にすることができるので、加熱槽に多くの被加熱
物を収納できることとなり、マイクロ波電力による加熱
効率を向上させて加熱処理コストを下げることが可能と
なる。
最小限にすることができるので、加熱槽に多くの被加熱
物を収納できることとなり、マイクロ波電力による加熱
効率を向上させて加熱処理コストを下げることが可能と
なる。
【0041】さらに、複数個の被加熱物を搬送する場合
に多数の反射板を空送りさせる必要がないので、被加熱
物を加熱処理する際に必要な反射板の搬送個数を最小限
にすることができる。したがって、搬送装置の負荷を軽
減することができるとともに、加熱処理の能率を高める
ことができる。
に多数の反射板を空送りさせる必要がないので、被加熱
物を加熱処理する際に必要な反射板の搬送個数を最小限
にすることができる。したがって、搬送装置の負荷を軽
減することができるとともに、加熱処理の能率を高める
ことができる。
【0042】さらに、被加熱物及び反射板は加熱槽の前
方のマイクロ波吸収槽の入口付近で搬送装置上に供給し
且つ加熱槽の後方のマイクロ波吸収槽の出口付近で搬送
装置上から取り除けばよいので、搬送装置による被加熱
物及び反射板の搬送距離を必要最小限の長さとすること
ができ、搬送装置の負荷を軽減することができる。
方のマイクロ波吸収槽の入口付近で搬送装置上に供給し
且つ加熱槽の後方のマイクロ波吸収槽の出口付近で搬送
装置上から取り除けばよいので、搬送装置による被加熱
物及び反射板の搬送距離を必要最小限の長さとすること
ができ、搬送装置の負荷を軽減することができる。
【0043】さらに本発明は、第6発明として、上記第
5発明の構成に加え、反射板が被加熱物を載置すること
ができる治具の前端又は後端、或いは、前端と後端とに
おいて該治具と一体化されているマイクロ波連続加熱装
置を提案する。
5発明の構成に加え、反射板が被加熱物を載置すること
ができる治具の前端又は後端、或いは、前端と後端とに
おいて該治具と一体化されているマイクロ波連続加熱装
置を提案する。
【0044】この第6発明のマイクロ波連続加熱装置に
おいては、反射板と治具とが一体化されているので、被
加熱物を治具上に載置することにより、被加熱物と反射
板との間隔を容易に所定の間隔に保つことができるとと
もに、治具を介して被加熱物と反射板とを一緒に搬送装
置上に供給したり搬送装置上から取り除いたりできるの
で、作業効率が向上する。
おいては、反射板と治具とが一体化されているので、被
加熱物を治具上に載置することにより、被加熱物と反射
板との間隔を容易に所定の間隔に保つことができるとと
もに、治具を介して被加熱物と反射板とを一緒に搬送装
置上に供給したり搬送装置上から取り除いたりできるの
で、作業効率が向上する。
【0045】さらに本発明は、第7発明として、上記第
1又は第5発明の構成に加え、搬送装置が循環形搬送体
を有し、反射板は互いに間隔をあけて循環形搬送体の全
周区間にわたり該循環形搬送体上に配設されているマイ
クロ波連続加熱装置を提案する。
1又は第5発明の構成に加え、搬送装置が循環形搬送体
を有し、反射板は互いに間隔をあけて循環形搬送体の全
周区間にわたり該循環形搬送体上に配設されているマイ
クロ波連続加熱装置を提案する。
【0046】この第7発明のマイクロ波連続加熱装置に
おいては、反射板が互いに間隔をあけて循環形搬送体と
ともに循環しているので、反射板を搬送装置上に供給し
たり取り除いたりする作業を省略することができ、必要
時に互いに隣接する2つの反射板の間に被加熱物を配置
するだけで容易に搬送できる。
おいては、反射板が互いに間隔をあけて循環形搬送体と
ともに循環しているので、反射板を搬送装置上に供給し
たり取り除いたりする作業を省略することができ、必要
時に互いに隣接する2つの反射板の間に被加熱物を配置
するだけで容易に搬送できる。
【0047】また、少なくとも加熱槽内でマイクロ波電
力が照射されている間、両マイクロ波吸収槽内にそれぞ
れ1つ以上の反射板を位置させておく状態を容易に実現
することができる。
力が照射されている間、両マイクロ波吸収槽内にそれぞ
れ1つ以上の反射板を位置させておく状態を容易に実現
することができる。
【0048】さらに本発明は、第8発明として、上記第
1から第7発明までのいずれか1つの構成に加え、反射
板が僅かな隙間を介してマイクロ波吸収槽内を通過し得
る形状寸法を有し、且つ、マイクロ波吸収槽の内面がマ
イクロ波吸収体により覆われているマイクロ波連続加熱
装置を提案する。
1から第7発明までのいずれか1つの構成に加え、反射
板が僅かな隙間を介してマイクロ波吸収槽内を通過し得
る形状寸法を有し、且つ、マイクロ波吸収槽の内面がマ
イクロ波吸収体により覆われているマイクロ波連続加熱
装置を提案する。
【0049】この第8発明のマイクロ波連続加熱装置に
おいては、被加熱物が使用マイクロ波の1波長よりも大
きなサイズのものであっても、反射板がマイクロ波吸収
槽内を移動する間、加熱槽からマイクロ波吸収槽内に漏
れ出すマイクロ波電力の大半を反射することができる。
おいては、被加熱物が使用マイクロ波の1波長よりも大
きなサイズのものであっても、反射板がマイクロ波吸収
槽内を移動する間、加熱槽からマイクロ波吸収槽内に漏
れ出すマイクロ波電力の大半を反射することができる。
【0050】さらに、反射板とマイクロ波吸収体との間
の僅かな隙間を通過したしマイクロ波電力もマイクロ波
吸収体により効果的に吸収し減衰させ消滅させることが
できる。したがって、マイクロ波吸収槽を最小限の長さ
寸法にすることができるので、装置全体を小型化するこ
とができる。
の僅かな隙間を通過したしマイクロ波電力もマイクロ波
吸収体により効果的に吸収し減衰させ消滅させることが
できる。したがって、マイクロ波吸収槽を最小限の長さ
寸法にすることができるので、装置全体を小型化するこ
とができる。
【0051】さらに、本発明は、第9発明として、上記
した第1から第8発明のいずれか1つの構成に加え、反
射板は、被加熱物に向かってくの字断面形状或いは湾曲
断面形状に曲げ形成されていることを特徴とするマイク
ロ波連続加熱装置を提案する。
した第1から第8発明のいずれか1つの構成に加え、反
射板は、被加熱物に向かってくの字断面形状或いは湾曲
断面形状に曲げ形成されていることを特徴とするマイク
ロ波連続加熱装置を提案する。
【0052】この第9発明のマイクロ波連続加熱装置に
おいては、反射板がくの字断面形状或いは湾曲断面形状
に曲げ形成してあるので、この反射板によってマイクロ
波電力の漏洩が防止される一方、そのマイクロ波電力の
反射が被加熱物に作用し、被加熱物の均一な加熱に寄与
する。
おいては、反射板がくの字断面形状或いは湾曲断面形状
に曲げ形成してあるので、この反射板によってマイクロ
波電力の漏洩が防止される一方、そのマイクロ波電力の
反射が被加熱物に作用し、被加熱物の均一な加熱に寄与
する。
【0053】さらに、本発明は、第10発明として、上
記した第1から第8発明のいずれか1つの構成に加え、
反射板は、平板状の第1の反射板と、被加熱物に向かっ
てくの字断面形状或いは湾曲断面形状に曲げ形成された
第2の反射板との2板構成となっていることを特徴とす
るマイクロ波連続加熱装置を提案する。
記した第1から第8発明のいずれか1つの構成に加え、
反射板は、平板状の第1の反射板と、被加熱物に向かっ
てくの字断面形状或いは湾曲断面形状に曲げ形成された
第2の反射板との2板構成となっていることを特徴とす
るマイクロ波連続加熱装置を提案する。
【0054】この第10発明のマイクロ波連続加熱装置
においては、平板状の第1の反射板によってマイクロ波
電力の漏洩を防止し、曲げ形成した第2の反射板によっ
てマイクロ波電力を被加熱物に向かって反射させ、被加
熱物の均一加熱に寄与するようになっている。
においては、平板状の第1の反射板によってマイクロ波
電力の漏洩を防止し、曲げ形成した第2の反射板によっ
てマイクロ波電力を被加熱物に向かって反射させ、被加
熱物の均一加熱に寄与するようになっている。
【0055】さらに本発明は、第11発明として、上記
した第1〜第10発明のいずれか1つの構成に加え、セ
ラミック成形体を被加熱物として連続加熱することを特
徴とするマイクロ波連続加熱装置を提案する。
した第1〜第10発明のいずれか1つの構成に加え、セ
ラミック成形体を被加熱物として連続加熱することを特
徴とするマイクロ波連続加熱装置を提案する。
【0056】この第11発明は、セラミック成形体、例
えば、セラミックハニカム体を乾燥させる乾燥装置とし
て構成したマイクロ波連続加熱装置である。
えば、セラミックハニカム体を乾燥させる乾燥装置とし
て構成したマイクロ波連続加熱装置である。
【0057】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
図面に沿って説明する。図1から図4までは本発明の第
1実施形態を示したものである。図1はマイクロ波連続
加熱装置の概略縦断正面図、図2は図1に示す連続加熱
装置の図1中2−2線に沿った断面図、図3は図1に示
す連続加熱装置のコンベアと、該コンベア上に供給され
る治具及び反射板の縦断面図、図4(a)、(b)は図
1に示す連続加熱装置の使用方法を示す説明図である。
図面に沿って説明する。図1から図4までは本発明の第
1実施形態を示したものである。図1はマイクロ波連続
加熱装置の概略縦断正面図、図2は図1に示す連続加熱
装置の図1中2−2線に沿った断面図、図3は図1に示
す連続加熱装置のコンベアと、該コンベア上に供給され
る治具及び反射板の縦断面図、図4(a)、(b)は図
1に示す連続加熱装置の使用方法を示す説明図である。
【0058】このマイクロ波連続加熱装置は図1に示す
ように、搬入側及び搬出側にそれぞれ開口部11a、1
1bを形成した加熱槽11を有しており、加熱槽11の
上部には複数個のマイクロ波発振機12が設けてあり、
マイクロ波発振機12は導波管12aを介して加熱槽1
1内にマイクロ波電力を伝送するようになっている。
ように、搬入側及び搬出側にそれぞれ開口部11a、1
1bを形成した加熱槽11を有しており、加熱槽11の
上部には複数個のマイクロ波発振機12が設けてあり、
マイクロ波発振機12は導波管12aを介して加熱槽1
1内にマイクロ波電力を伝送するようになっている。
【0059】加熱槽11の前後にはそれぞれ内部に通路
13a、14aを有するマイクロ波吸収槽13、14が
連設されており、これらマイクロ波吸収槽13,14と
加熱槽11は、通路13a、14aが加熱槽11を介し
て一直線上に並ぶように架台10上に取り付けられてい
る。
13a、14aを有するマイクロ波吸収槽13、14が
連設されており、これらマイクロ波吸収槽13,14と
加熱槽11は、通路13a、14aが加熱槽11を介し
て一直線上に並ぶように架台10上に取り付けられてい
る。
【0060】全体的に符号15で示す搬送装置は、駆動
モータ16で図1中時計方向に回転駆動される循環形搬
送体としての搬送ベルト17を備えており、この搬送ベ
ルト17は、加熱槽11の前方に位置するマイクロ波吸
収槽13の入口13b付近から加熱槽11の後方に位置
するマイクロ波吸収槽14の出口14b付近までの区間
において直線的に配設されている。搬送ベルト17は、
例えばテフロンコート・グラスウール又はポリアミド等
のマイクロ波電力を吸収しにくい材料で構成することが
望ましい。
モータ16で図1中時計方向に回転駆動される循環形搬
送体としての搬送ベルト17を備えており、この搬送ベ
ルト17は、加熱槽11の前方に位置するマイクロ波吸
収槽13の入口13b付近から加熱槽11の後方に位置
するマイクロ波吸収槽14の出口14b付近までの区間
において直線的に配設されている。搬送ベルト17は、
例えばテフロンコート・グラスウール又はポリアミド等
のマイクロ波電力を吸収しにくい材料で構成することが
望ましい。
【0061】図2に示すように、加熱槽11の前方、す
なわち、入口側のマイクロ波吸収槽13は、外周が金属
製のカバー18で構成されており、その内側は、マイク
ロ波電力を非常に良く吸収する材料、例えばカーボン、
フエライト、炭化ケイ素等からなるマイクロ波吸収体1
9で内張りされている。
なわち、入口側のマイクロ波吸収槽13は、外周が金属
製のカバー18で構成されており、その内側は、マイク
ロ波電力を非常に良く吸収する材料、例えばカーボン、
フエライト、炭化ケイ素等からなるマイクロ波吸収体1
9で内張りされている。
【0062】また、マイクロ波吸収槽13の内底部に
は、上記搬送ベルト17の下面を支える受けロラー20
が前後に間隔をあけて配設されている。
は、上記搬送ベルト17の下面を支える受けロラー20
が前後に間隔をあけて配設されている。
【0063】以上の構成により、マイクロ波吸収槽13
の通路13aはそのほぼ全周にわたりマイクロ波吸収体
19で覆われたものとなっている。また、マイクロ波吸
収槽13の通路13aは断面略四角形としてある。
の通路13aはそのほぼ全周にわたりマイクロ波吸収体
19で覆われたものとなっている。また、マイクロ波吸
収槽13の通路13aは断面略四角形としてある。
【0064】なお、図示及び詳細な説明は省略するが、
マイクロ波吸収槽14の通路14aもマイクロ波吸収槽
13の通路13aと同様の構成を有しており、マイクロ
波吸収槽14の通路14aはマイクロ波吸収体19によ
りほぼ全周にわたり覆われている。
マイクロ波吸収槽14の通路14aもマイクロ波吸収槽
13の通路13aと同様の構成を有しており、マイクロ
波吸収槽14の通路14aはマイクロ波吸収体19によ
りほぼ全周にわたり覆われている。
【0065】図1に示すように、符号21で示す被加熱
物と、金属製の反射板22は、加熱槽11の前方、すな
わち、入口側のマイクロ波吸収槽13の入口13b付近
で後述する治具23を介して搬送ベルト17上に供給さ
れるようになっている。
物と、金属製の反射板22は、加熱槽11の前方、すな
わち、入口側のマイクロ波吸収槽13の入口13b付近
で後述する治具23を介して搬送ベルト17上に供給さ
れるようになっている。
【0066】また、加熱槽11の後方、すなわち、出口
側のマイクロ波吸収槽14の出口14b付近で治具23
とともに搬送ベルト17上から取り除かれるものとなっ
ている。
側のマイクロ波吸収槽14の出口14b付近で治具23
とともに搬送ベルト17上から取り除かれるものとなっ
ている。
【0067】なお、反射板22は僅かな隙間を介してマ
イクロ波吸収槽13,14の通路13a、14aをほぼ
塞ぎながら通過し得るように、その形状寸法が設定され
ている。
イクロ波吸収槽13,14の通路13a、14aをほぼ
塞ぎながら通過し得るように、その形状寸法が設定され
ている。
【0068】図2及び図3に示すように、治具23は被
加熱物21を載置するための金属製の台座24を備えて
おり、この実施形態では、台座24の搬送方向後端に反
射板22の下端部がねじ25により取り付けられて一体
化されている。
加熱物21を載置するための金属製の台座24を備えて
おり、この実施形態では、台座24の搬送方向後端に反
射板22の下端部がねじ25により取り付けられて一体
化されている。
【0069】台座24にはマイクロ波電力の通りを良く
するために大きな開口24aが形成されており、開口2
4aには、マイクロ波電力が貫通し易い材料、例えば、
シリコン樹脂、マイカ入り樹脂、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン樹脂等からなる透過板26が装着されている。
するために大きな開口24aが形成されており、開口2
4aには、マイクロ波電力が貫通し易い材料、例えば、
シリコン樹脂、マイカ入り樹脂、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン樹脂等からなる透過板26が装着されている。
【0070】また、透過板26は吸湿性や透湿性の高
い、例えば、多孔質状のものであれば、被加熱物21の
下面の乾燥を促すこともできる。
い、例えば、多孔質状のものであれば、被加熱物21の
下面の乾燥を促すこともできる。
【0071】したがって、この治具23を使用すれば、
被加熱物21に対し加熱槽11内で金属製の台座24の
影響なしに良好なマイクロ波加熱を行うことができる。
被加熱物21に対し加熱槽11内で金属製の台座24の
影響なしに良好なマイクロ波加熱を行うことができる。
【0072】なお、反射板22は治具23の搬送方向前
端に設けてもよく、また、反射板22は治具23の前端
と後端にそれぞれ設けてもよい。さらに、反射板22は
治具23の台座24と一体に形成してもよい。
端に設けてもよく、また、反射板22は治具23の前端
と後端にそれぞれ設けてもよい。さらに、反射板22は
治具23の台座24と一体に形成してもよい。
【0073】図2及び図3に示すように、この実施形態
においては、搬送ベルト17上で治具23が位置ずれを
生じることがある。
においては、搬送ベルト17上で治具23が位置ずれを
生じることがある。
【0074】したがって、搬送ベルト17の幅方向に位
置ずれする治具23の位置ずれ防止機構を設けたり、ま
た、搬送ベルト17上にはその全周にわたり、例えば、
複数個の位置決め用凸部27を前後に一定間隔をあけて
2列状態で設け、一方、治具23における台座24の下
面には、凸部27と嵌合する凹部24bを設けることが
望ましい。
置ずれする治具23の位置ずれ防止機構を設けたり、ま
た、搬送ベルト17上にはその全周にわたり、例えば、
複数個の位置決め用凸部27を前後に一定間隔をあけて
2列状態で設け、一方、治具23における台座24の下
面には、凸部27と嵌合する凹部24bを設けることが
望ましい。
【0075】上記構成を有する連続加熱装置において
は、治具23と一体となった複数個の反射板22が互い
に前後に間隔をあけて搬送ベルト17により次々と搬送
される。
は、治具23と一体となった複数個の反射板22が互い
に前後に間隔をあけて搬送ベルト17により次々と搬送
される。
【0076】また、被加熱物21は治具23上に載置さ
れて搬送ベルト17上に供給されることにより、互いに
隣接する2つの反射板22、22の間に配置されて搬送
ベルト17により次々と搬送される。
れて搬送ベルト17上に供給されることにより、互いに
隣接する2つの反射板22、22の間に配置されて搬送
ベルト17により次々と搬送される。
【0077】さらに、反射板22は、少なくとも加熱槽
11内においてマイクロ波発振機12によりマイクロ波
電力が照射されている間、両マイクロ波吸収槽13、1
4の通路13a、14a内にそれぞれ少なくとも1つ、
望ましくは複数個の反射板22が位置するように搬送ベ
ルト17上に供給される。
11内においてマイクロ波発振機12によりマイクロ波
電力が照射されている間、両マイクロ波吸収槽13、1
4の通路13a、14a内にそれぞれ少なくとも1つ、
望ましくは複数個の反射板22が位置するように搬送ベ
ルト17上に供給される。
【0078】係る構成により、加熱槽11から漏れ出る
マイクロ波電力をマイクロ波吸収槽13、14とその内
部に位置している反射板22とにより反射及び吸収し消
滅させることができる。
マイクロ波電力をマイクロ波吸収槽13、14とその内
部に位置している反射板22とにより反射及び吸収し消
滅させることができる。
【0079】図4を参照して更に詳しく説明すると、こ
の実施形態においては、マイクロ波加熱処理を開始する
とき、被加熱物21を載せた治具23を搬送ベルト17
上に供給する前に、被加熱物21を載せていない空状態
の複数個の治具23を反射板22とともに搬送ベルト1
7上に供給し、次々と搬送させる。
の実施形態においては、マイクロ波加熱処理を開始する
とき、被加熱物21を載せた治具23を搬送ベルト17
上に供給する前に、被加熱物21を載せていない空状態
の複数個の治具23を反射板22とともに搬送ベルト1
7上に供給し、次々と搬送させる。
【0080】そして、空の治具23を所要数送り込んだ
後、被加熱物21を載せた治具23を搬送ベルト17上
に供給し、次々と搬送させる。そして、図4(a)に示
すように、少なくとも先頭の空の治具23(好ましくは
先頭から複数個の空の治具)が反射板22と共に加熱槽
11の後方、すなわち、出口側のマイクロ波吸収槽14
の通路14a内に入った後にマイクロ波発振機12を起
動させる。
後、被加熱物21を載せた治具23を搬送ベルト17上
に供給し、次々と搬送させる。そして、図4(a)に示
すように、少なくとも先頭の空の治具23(好ましくは
先頭から複数個の空の治具)が反射板22と共に加熱槽
11の後方、すなわち、出口側のマイクロ波吸収槽14
の通路14a内に入った後にマイクロ波発振機12を起
動させる。
【0081】このとき、加熱槽11内に位置する治具2
3には被加熱物21が搭載されておらず、被加熱物21
を載せた治具23が加熱槽11内に入った直後にマイク
ロ波発振機12を起動させるように空の治具23の供給
個数を予め決めておく。
3には被加熱物21が搭載されておらず、被加熱物21
を載せた治具23が加熱槽11内に入った直後にマイク
ロ波発振機12を起動させるように空の治具23の供給
個数を予め決めておく。
【0082】これにより、加熱槽11の出口側開口部1
1b等にシャッター等を設ける必要なく、マイクロ波加
熱処理の運転開始時におけるマイクロ波電力の漏洩を確
実に防止することができる。
1b等にシャッター等を設ける必要なく、マイクロ波加
熱処理の運転開始時におけるマイクロ波電力の漏洩を確
実に防止することができる。
【0083】また、最後に加熱処理させる被加熱物21
を載せた治具23を搬送ベルト17上に載せた後、所要
数の空の治具23を搬送ベルト17上に供給して次々と
搬送させる。
を載せた治具23を搬送ベルト17上に載せた後、所要
数の空の治具23を搬送ベルト17上に供給して次々と
搬送させる。
【0084】その場合、図4(b)に示すように、最後
の被加熱物21を載せた治具23が反射板22とともに
加熱槽11の後方、すなわち、出口側のマイクロ波吸収
槽14の通路14a内に入ったときに、少なくとも最後
の空の治具23(好ましくは複数個の治具)が加熱槽1
1の前方、すなわち、入口側のマイクロ波吸収槽13の
通路13a内に残っている状態となるように、空の治具
23の供給個数を予め決めておく。
の被加熱物21を載せた治具23が反射板22とともに
加熱槽11の後方、すなわち、出口側のマイクロ波吸収
槽14の通路14a内に入ったときに、少なくとも最後
の空の治具23(好ましくは複数個の治具)が加熱槽1
1の前方、すなわち、入口側のマイクロ波吸収槽13の
通路13a内に残っている状態となるように、空の治具
23の供給個数を予め決めておく。
【0085】また、最後の被加熱物21を載せた治具2
3が反射板22とともに加熱槽11を出る直前、すなわ
ち、少なくとも最後の空の治具23(好ましくは複数個
の治具)が加熱槽11の前方、すなわち、入口側のマイ
クロ波吸収槽13の通路13a内に残っている状態で、
マイクロ波発振機12の作動を停止させ、加熱槽11内
におけるマイクロ波電力の照射を停止させる。
3が反射板22とともに加熱槽11を出る直前、すなわ
ち、少なくとも最後の空の治具23(好ましくは複数個
の治具)が加熱槽11の前方、すなわち、入口側のマイ
クロ波吸収槽13の通路13a内に残っている状態で、
マイクロ波発振機12の作動を停止させ、加熱槽11内
におけるマイクロ波電力の照射を停止させる。
【0086】これにより、加熱槽11の開口部11a、
11b等にシャッター等を設ける必要なく、マイクロ波
加熱処理の運転終了時におけるマイクロ波電力の漏洩を
確実に防止することができる。
11b等にシャッター等を設ける必要なく、マイクロ波
加熱処理の運転終了時におけるマイクロ波電力の漏洩を
確実に防止することができる。
【0087】治具23に載せられた被加熱物21は、加
熱槽11内を通過する間にマイクロ波エネルギーを受け
て加熱処理される。この場合、反射板22と被加熱物2
1との間隔を1/4波長程度(使用マイクロ波電力の周
波数が2450MHzのときは約30mm程度)離すこ
とにより、金属製反射板22の影響なく良好な加熱を行
うことができる。
熱槽11内を通過する間にマイクロ波エネルギーを受け
て加熱処理される。この場合、反射板22と被加熱物2
1との間隔を1/4波長程度(使用マイクロ波電力の周
波数が2450MHzのときは約30mm程度)離すこ
とにより、金属製反射板22の影響なく良好な加熱を行
うことができる。
【0088】一方、加熱槽11の開口部11a、11b
は常時開放されているので、マイクロ波電力は加熱槽1
1の開口部11a、11bからマイクロ波吸収槽13、
14の通路13a、14a内へと漏れるが、マイクロ波
吸収槽13、14内に位置している反射板22がマイク
ロ波電力を反射して遮蔽する役割を果たし、その反射板
22の周囲とマイクロ波吸収体19との間隙から漏れる
マイクロ波は吸収体19に吸収され減衰する。
は常時開放されているので、マイクロ波電力は加熱槽1
1の開口部11a、11bからマイクロ波吸収槽13、
14の通路13a、14a内へと漏れるが、マイクロ波
吸収槽13、14内に位置している反射板22がマイク
ロ波電力を反射して遮蔽する役割を果たし、その反射板
22の周囲とマイクロ波吸収体19との間隙から漏れる
マイクロ波は吸収体19に吸収され減衰する。
【0089】こうして、マイクロ波吸収槽13、14内
にある反射板22の枚数分だけマイクロ波電力の反射と
減衰が繰り返えされて、マイクロ波電力の外部漏洩が防
止される。
にある反射板22の枚数分だけマイクロ波電力の反射と
減衰が繰り返えされて、マイクロ波電力の外部漏洩が防
止される。
【0090】上記のマイクロ波吸収槽13、14と反射
板22を用いたマイクロ波漏洩防止構造によれば、加熱
槽11の前後の開口部11a、11bを通過する被加熱
物21のサイズが加熱槽11内で使用されるマイクロ波
電力の一波長より大きなものであっても、確実にマイク
ロ波電力の漏洩を防止することができる。
板22を用いたマイクロ波漏洩防止構造によれば、加熱
槽11の前後の開口部11a、11bを通過する被加熱
物21のサイズが加熱槽11内で使用されるマイクロ波
電力の一波長より大きなものであっても、確実にマイク
ロ波電力の漏洩を防止することができる。
【0091】したがって、マイクロ波電力の照射をオン
・オフさせる断続運転の必要がなく、マイクロ波電力の
連続照射により被加熱物21を能率的に加熱処理するこ
とができる。
・オフさせる断続運転の必要がなく、マイクロ波電力の
連続照射により被加熱物21を能率的に加熱処理するこ
とができる。
【0092】また、被加熱物21の間隔を最小限にした
送りピッチで搬送する場合であっても、マイクロ波吸収
槽13、14の通路13a、14a内でマイクロ波電力
の漏洩を防止しつつ支障なく被加熱物21を搬送でき、
且つ、マイクロ波電力の連続照射を行うことができるの
で、加熱槽11の長さ寸法及びその前後に設けられたマ
イクロ波吸収槽13、14の長さ寸法を最小限にして装
置全体を小型化することができる。
送りピッチで搬送する場合であっても、マイクロ波吸収
槽13、14の通路13a、14a内でマイクロ波電力
の漏洩を防止しつつ支障なく被加熱物21を搬送でき、
且つ、マイクロ波電力の連続照射を行うことができるの
で、加熱槽11の長さ寸法及びその前後に設けられたマ
イクロ波吸収槽13、14の長さ寸法を最小限にして装
置全体を小型化することができる。
【0093】また、被加熱物21間の無駄な空きスペー
スを最小限にすることができるので、加熱槽11に多く
の被加熱物21を収納できることとなり、マイクロ波電
力による加熱効率を向上させて加熱処理コストを下げる
ことが可能となる。
スを最小限にすることができるので、加熱槽11に多く
の被加熱物21を収納できることとなり、マイクロ波電
力による加熱効率を向上させて加熱処理コストを下げる
ことが可能となる。
【0094】さらに、この実施形態においては、被加熱
物21及び反射板22が加熱槽11の前方のマイクロ波
吸収槽13の入口13b付近で搬送ベルト17上に供給
され、また、加熱槽11の後方のマイクロ波吸収槽14
の出口14b付近で搬送ベルト17上から取り除かれる
構成としているので、搬送ベルトによる被加熱物21及
び反射板22の搬送距離を必要最小限の長さとすること
ができ、搬送ベルト17の負荷を軽減することができ
る。
物21及び反射板22が加熱槽11の前方のマイクロ波
吸収槽13の入口13b付近で搬送ベルト17上に供給
され、また、加熱槽11の後方のマイクロ波吸収槽14
の出口14b付近で搬送ベルト17上から取り除かれる
構成としているので、搬送ベルトによる被加熱物21及
び反射板22の搬送距離を必要最小限の長さとすること
ができ、搬送ベルト17の負荷を軽減することができ
る。
【0095】さらに、この実施形態においては、反射板
22を治具23と一体化させているので、被加熱物21
を治具23上に載置することにより、被加熱物21と反
射板22との間隔を容易に所定の間隔に保つことができ
る。
22を治具23と一体化させているので、被加熱物21
を治具23上に載置することにより、被加熱物21と反
射板22との間隔を容易に所定の間隔に保つことができ
る。
【0096】また、治具23を介して被加熱物21と反
射板22とを一緒に搬送ベルト17上に供給したり搬送
ベルト17上から取り除いたりできるので、作業効率が
向上する。
射板22とを一緒に搬送ベルト17上に供給したり搬送
ベルト17上から取り除いたりできるので、作業効率が
向上する。
【0097】さらに、この実施形態においては、被加熱
物21を載置した治具23の前方及び後方にそれぞれ被
加熱物21を載置していない複数個の空の治具23を配
置し一緒に搬送するよう構成しているので、治具23を
有効活用して、少なくとも加熱槽11内でマイクロ波電
力が照射されている間、両マイクロ波吸収槽13、14
の通路13a、14a内にそれぞれ少なくとも1つの反
射板22を位置させておく状態を容易に実現することが
できる。
物21を載置した治具23の前方及び後方にそれぞれ被
加熱物21を載置していない複数個の空の治具23を配
置し一緒に搬送するよう構成しているので、治具23を
有効活用して、少なくとも加熱槽11内でマイクロ波電
力が照射されている間、両マイクロ波吸収槽13、14
の通路13a、14a内にそれぞれ少なくとも1つの反
射板22を位置させておく状態を容易に実現することが
できる。
【0098】図5及び図6は本発明の第2実施形態を示
したものである。これらの図において上記第1実施形態
と同様の構成要素には同一の参照符号が付してある。
したものである。これらの図において上記第1実施形態
と同様の構成要素には同一の参照符号が付してある。
【0099】図5に示すように、この第2実施形態にお
いては、加熱槽11の前後の開口部11a、11bの箇
所にそれぞれマイクロ波電力を遮断する金属製のシャッ
ター28、29が設けられており、両シャッター28、
29はそれぞれエアーシリンダ30、31に連動されて
上下に開閉動する構造になっている。
いては、加熱槽11の前後の開口部11a、11bの箇
所にそれぞれマイクロ波電力を遮断する金属製のシャッ
ター28、29が設けられており、両シャッター28、
29はそれぞれエアーシリンダ30、31に連動されて
上下に開閉動する構造になっている。
【0100】この第2実施形態の連続加熱装置において
も、金属製の反射板22がマイクロ波吸収槽13、14
の中に位置しているときは、上記第1実施形態と同様
に、加熱槽11内から外部へのマイクロ波電力の漏洩を
防止することができる。
も、金属製の反射板22がマイクロ波吸収槽13、14
の中に位置しているときは、上記第1実施形態と同様
に、加熱槽11内から外部へのマイクロ波電力の漏洩を
防止することができる。
【0101】一方、この第2実施形態の連続加熱装置に
おいては、図6(a)に示すように、加熱処理の開始時
に両シャッター28、29が加熱槽11の前後の開口部
11a、11bを閉じている状態でマイクロ波発振機1
2がマイクロ波電力の発振出力を開始する。
おいては、図6(a)に示すように、加熱処理の開始時
に両シャッター28、29が加熱槽11の前後の開口部
11a、11bを閉じている状態でマイクロ波発振機1
2がマイクロ波電力の発振出力を開始する。
【0102】そして、被加熱物21が反射板22と一体
化された治具23に搭載されてマイクロ波吸収槽13内
に送り込まれ、入口側のシャッター28の近くに到達す
ると、近接センサー(図示せず)の働きにより、図6
(b)に示すように、シャッター28が開き、被加熱物
21は加熱槽11へ順次入室を開始する。
化された治具23に搭載されてマイクロ波吸収槽13内
に送り込まれ、入口側のシャッター28の近くに到達す
ると、近接センサー(図示せず)の働きにより、図6
(b)に示すように、シャッター28が開き、被加熱物
21は加熱槽11へ順次入室を開始する。
【0103】このとき、マイクロ波発振機12は被加熱
物量に見合うエネルギ量に制御され、被加熱物21は加
熱槽11に最大に充満された時に予め設定された最高出
力に達する。
物量に見合うエネルギ量に制御され、被加熱物21は加
熱槽11に最大に充満された時に予め設定された最高出
力に達する。
【0104】この時、加熱槽11の出口側のシャッター
29はまだ閉じた状態にあり、出口側のマイクロ波吸収
槽14へはできる限りマイクロ波電力を漏らさないよう
にしている。
29はまだ閉じた状態にあり、出口側のマイクロ波吸収
槽14へはできる限りマイクロ波電力を漏らさないよう
にしている。
【0105】その後、最初の被加熱物21を載せた治具
23が出口側のシャッター29に接近すると、図6
(c)に示すように、近接センサー(図示せず)の信号
によりシャッター29が開き、被加熱物21を載せた治
具23を出口側のマイクロ波吸収槽14へ送り出すとと
もに、マイクロ波吸収槽14内を治具23と一体化され
た反射板22で満たすことにより、マイクロ波電力の漏
洩を防止するとともに、マイクロ波電力がマイクロ波吸
槽14内を過剰に加熱しないように配慮している。
23が出口側のシャッター29に接近すると、図6
(c)に示すように、近接センサー(図示せず)の信号
によりシャッター29が開き、被加熱物21を載せた治
具23を出口側のマイクロ波吸収槽14へ送り出すとと
もに、マイクロ波吸収槽14内を治具23と一体化され
た反射板22で満たすことにより、マイクロ波電力の漏
洩を防止するとともに、マイクロ波電力がマイクロ波吸
槽14内を過剰に加熱しないように配慮している。
【0106】逆にマイクロ波加熱作業を終了させる時
は、最後の被加熱物21を載せた治具23が入口側のシ
ャッター28を通過したことを近接センサー(図示せ
ず)の信号により確認したら、図6(d)に示すよう
に、シャッター28を閉じる。
は、最後の被加熱物21を載せた治具23が入口側のシ
ャッター28を通過したことを近接センサー(図示せ
ず)の信号により確認したら、図6(d)に示すよう
に、シャッター28を閉じる。
【0107】そして被加熱物21の減量に応じてマイク
ロ波電力の出力も減少させる。そして、最後の被加熱物
21を載せた治具23が出口側のシャッター29を通過
したことを近接センサー(図示せず)の信号により確認
したら、図6(e)に示すように、直ちにシャッター2
9を閉じ、またマイクロ波電力の出力を停止させて加熱
を終了させる。
ロ波電力の出力も減少させる。そして、最後の被加熱物
21を載せた治具23が出口側のシャッター29を通過
したことを近接センサー(図示せず)の信号により確認
したら、図6(e)に示すように、直ちにシャッター2
9を閉じ、またマイクロ波電力の出力を停止させて加熱
を終了させる。
【0108】上記構成を有する第2実施形態のマイクロ
波連続加熱装置においては、加熱槽11の前方に位置す
るマイクロ波吸収槽13の入口13b付近から加熱槽1
1の後方に位置するマイクロ波吸収槽14の出口14b
付近までの搬送区間において複数個の反射板22を前後
に間隔をあけて搬送装置15により搬送させながら、処
理すべき複数個の被加熱物21をそれぞれ互いに隣接す
る2つの反射板22の間に配置して順次加熱槽11内に
送り込み、加熱槽11内を通過させながらマイクロ波電
力による加熱処理を行うことができる。
波連続加熱装置においては、加熱槽11の前方に位置す
るマイクロ波吸収槽13の入口13b付近から加熱槽1
1の後方に位置するマイクロ波吸収槽14の出口14b
付近までの搬送区間において複数個の反射板22を前後
に間隔をあけて搬送装置15により搬送させながら、処
理すべき複数個の被加熱物21をそれぞれ互いに隣接す
る2つの反射板22の間に配置して順次加熱槽11内に
送り込み、加熱槽11内を通過させながらマイクロ波電
力による加熱処理を行うことができる。
【0109】しかも、加熱槽11の前後の開口部11
a、11bに設けられた各々のシャッター28、29
は、列をなした先頭の被加熱物21(又は反射板22)
が該シャッター28、29の付近に到達したとき開動し
且つ列の最後の反射板22(又は被加熱物21)が該シ
ャッター28,29を通過したとき閉動するように構成
されているので、シャッター28,29が閉じていると
きは該シャッター28,29により加熱槽11からのマ
イクロ波電力の漏洩を遮断することができる。
a、11bに設けられた各々のシャッター28、29
は、列をなした先頭の被加熱物21(又は反射板22)
が該シャッター28、29の付近に到達したとき開動し
且つ列の最後の反射板22(又は被加熱物21)が該シ
ャッター28,29を通過したとき閉動するように構成
されているので、シャッター28,29が閉じていると
きは該シャッター28,29により加熱槽11からのマ
イクロ波電力の漏洩を遮断することができる。
【0110】一方、シャッター28、29が開いている
ときは、マイクロ波吸収槽13、14の通路内13a、
14aにそれぞれ反射板22が位置していることによ
り、マイクロ波吸収槽13、14内でマイクロ波電力を
確実に吸収し消滅させることができる。
ときは、マイクロ波吸収槽13、14の通路内13a、
14aにそれぞれ反射板22が位置していることによ
り、マイクロ波吸収槽13、14内でマイクロ波電力を
確実に吸収し消滅させることができる。
【0111】したがって、マイクロ波電力の照射をオン
・オフさせる断続運転の必要がなく、マイクロ波電力の
連続照射により被加熱物21を能率的に加熱処理するこ
とができる。
・オフさせる断続運転の必要がなく、マイクロ波電力の
連続照射により被加熱物21を能率的に加熱処理するこ
とができる。
【0112】また、被加熱物21の間隔を最小限にした
送りピッチで搬送する場合であっても、マイクロ波吸収
槽13、14の通路13a、14a内でマイクロ波電力
の漏洩を防止しつつ支障なく被加熱物21を搬送でき、
且つ、マイクロ波電力の連続照射を行うことができるの
で、加熱槽11の長さ寸法及びその前後に設けられたマ
イクロ波吸収槽13、14の長さ寸法を最小限にして装
置全体を小型化することができる。
送りピッチで搬送する場合であっても、マイクロ波吸収
槽13、14の通路13a、14a内でマイクロ波電力
の漏洩を防止しつつ支障なく被加熱物21を搬送でき、
且つ、マイクロ波電力の連続照射を行うことができるの
で、加熱槽11の長さ寸法及びその前後に設けられたマ
イクロ波吸収槽13、14の長さ寸法を最小限にして装
置全体を小型化することができる。
【0113】また、被加熱物21間の無駄な空きスペー
スを最小限にすることができるので、加熱槽11に多く
の被加熱物21を収納できることとなり、マイクロ波電
力による加熱効率を向上させて加熱処理コストを下げる
ことが可能となる。
スを最小限にすることができるので、加熱槽11に多く
の被加熱物21を収納できることとなり、マイクロ波電
力による加熱効率を向上させて加熱処理コストを下げる
ことが可能となる。
【0114】さらに、複数個の被加熱物21を搬送する
場合に多数の反射板22を空送りさせる必要がないの
で、被加熱物21を加熱処理する際に必要な反射板22
の搬送個数を最小限にすることができる。したがって、
搬送装置の負荷を軽減することができるとともに、加熱
処理の能率を高めることができる。
場合に多数の反射板22を空送りさせる必要がないの
で、被加熱物21を加熱処理する際に必要な反射板22
の搬送個数を最小限にすることができる。したがって、
搬送装置の負荷を軽減することができるとともに、加熱
処理の能率を高めることができる。
【0115】さらに、被加熱物21及び反射板22は加
熱槽11の前方のマイクロ波吸収槽13の入口13b付
近で搬送ベルト17上に供給し、また、加熱槽11の後
方のマイクロ波吸収槽14の出口14b付近で搬送ベル
ト17上から取り除けばよいので、搬送ベルト17によ
る被加熱物21及び反射板22の搬送距離を必要最小限
の長さとすることができ、搬送装置の負荷を軽減するこ
とができる。
熱槽11の前方のマイクロ波吸収槽13の入口13b付
近で搬送ベルト17上に供給し、また、加熱槽11の後
方のマイクロ波吸収槽14の出口14b付近で搬送ベル
ト17上から取り除けばよいので、搬送ベルト17によ
る被加熱物21及び反射板22の搬送距離を必要最小限
の長さとすることができ、搬送装置の負荷を軽減するこ
とができる。
【0116】なお、上記第2実施形態の連続加熱装置に
おいては、最初の被加熱物21を載せた先頭の治具23
が出口側のシャッタ−29に接近して該シャッタ−29
が開いた時点から、この最初の治具23と一体のマイク
ロ波反射板22が該シャッタ−29を通過し、出口側の
マイクロ波吸収槽14の通路14a内に入るまでの間、
加熱槽11内のマイクロ波電力がマイクロ波吸収槽14
の通路14a内に漏れ出る可能性があるが、該シャッタ
−29が開いた後、すぐに最初の治具23と一体のマイ
クロ波反射板22が出口側のマイクロ波吸収槽14の通
路14a内に入るので、マイクロ波反射板電力の漏洩は
僅かなものとなる。
おいては、最初の被加熱物21を載せた先頭の治具23
が出口側のシャッタ−29に接近して該シャッタ−29
が開いた時点から、この最初の治具23と一体のマイク
ロ波反射板22が該シャッタ−29を通過し、出口側の
マイクロ波吸収槽14の通路14a内に入るまでの間、
加熱槽11内のマイクロ波電力がマイクロ波吸収槽14
の通路14a内に漏れ出る可能性があるが、該シャッタ
−29が開いた後、すぐに最初の治具23と一体のマイ
クロ波反射板22が出口側のマイクロ波吸収槽14の通
路14a内に入るので、マイクロ波反射板電力の漏洩は
僅かなものとなる。
【0117】出口側のシャッタ−29が開くときにマイ
クロ波電力が加熱槽11内からマイクロ波吸収槽14の
通路14a内へと漏洩する量をより少なくするために、
最初の被加熱物21を載せた治具23の手前に被加熱物
を載せていない空の治具23を置き、この空の治具23
と一体のマイクロ波反射板22がシャッタ−29に接近
したときにシャッタ−29を開けるようにしてもよい。
クロ波電力が加熱槽11内からマイクロ波吸収槽14の
通路14a内へと漏洩する量をより少なくするために、
最初の被加熱物21を載せた治具23の手前に被加熱物
を載せていない空の治具23を置き、この空の治具23
と一体のマイクロ波反射板22がシャッタ−29に接近
したときにシャッタ−29を開けるようにしてもよい。
【0118】一方、出口側のシャッタ−29が開くとき
にマイクロ波電力が外部に漏洩することを確実に防止す
るために、出口側マイクロ波吸収槽14の通路14aの
出口14bの箇所に追加のシャッタ−(図示省略)を設
けてもよい。
にマイクロ波電力が外部に漏洩することを確実に防止す
るために、出口側マイクロ波吸収槽14の通路14aの
出口14bの箇所に追加のシャッタ−(図示省略)を設
けてもよい。
【0119】この追加のシャッタ−は、出口側のシャッ
タ−29が開くときは閉じており、最初の被加熱物21
を載せた治具23がマイクロ波吸収槽14の通路14a
内に入って該追加のシャッタ−に接近したときに開くと
共に、最後の被加熱物21を載せた治具23がマイクロ
波吸収槽14の出口14bを通過した後に閉じられるよ
うに構成される。
タ−29が開くときは閉じており、最初の被加熱物21
を載せた治具23がマイクロ波吸収槽14の通路14a
内に入って該追加のシャッタ−に接近したときに開くと
共に、最後の被加熱物21を載せた治具23がマイクロ
波吸収槽14の出口14bを通過した後に閉じられるよ
うに構成される。
【0120】上記追加のシャッタ−を設けたとしても、
この追加のシャッタ−は上記シャッタ−28、29と同
様に、頻繁に開閉動作させる必要がないので、動作制御
が簡単であり、また、摩耗などによるトラブルを心配す
ることなく信頼性を確保することができる。
この追加のシャッタ−は上記シャッタ−28、29と同
様に、頻繁に開閉動作させる必要がないので、動作制御
が簡単であり、また、摩耗などによるトラブルを心配す
ることなく信頼性を確保することができる。
【0121】図7は本発明の第3実施形態を示したもの
である。この第3実施形態においては、金属製の反射板
22が被加熱物21を搭載する治具23とは別体に構成
され、互いに間隔をあけて循環形搬送体である搬送ベル
ト17の全周区間にわたり該搬送ベルト17上に配設さ
れている。
である。この第3実施形態においては、金属製の反射板
22が被加熱物21を搭載する治具23とは別体に構成
され、互いに間隔をあけて循環形搬送体である搬送ベル
ト17の全周区間にわたり該搬送ベルト17上に配設さ
れている。
【0122】図示は省略されているが、上記第1実施形
態及び第2実施形態と同様に、搬送ベルト17の搬送経
路上に加熱槽11及びその前後のマイクロ波吸収槽1
3、14が設置される。この第3実施形態の構成は上記
第1実施形態の構成の変形例として用いることができ
る。
態及び第2実施形態と同様に、搬送ベルト17の搬送経
路上に加熱槽11及びその前後のマイクロ波吸収槽1
3、14が設置される。この第3実施形態の構成は上記
第1実施形態の構成の変形例として用いることができ
る。
【0123】上記の第3実施形態の場合、反射板22が
互いに間隔をあけて搬送ベルト17とともに循環してい
るので、反射板22を搬送装置15上に供給したり取り
除いたりする作業を省略することができ、必要時に互い
に隣接する2つの反射板22の間に被加熱物21を治具
23を介して配置して容易に搬送することができる。
互いに間隔をあけて搬送ベルト17とともに循環してい
るので、反射板22を搬送装置15上に供給したり取り
除いたりする作業を省略することができ、必要時に互い
に隣接する2つの反射板22の間に被加熱物21を治具
23を介して配置して容易に搬送することができる。
【0124】また、少なくとも加熱槽11内でマイクロ
波電力が照射されている間、加熱槽11の前後のマイク
ロ波吸収槽13,14の通路内にそれぞれ少なくとも1
つの反射板22を位置させる状態を容易に実現すること
ができる。
波電力が照射されている間、加熱槽11の前後のマイク
ロ波吸収槽13,14の通路内にそれぞれ少なくとも1
つの反射板22を位置させる状態を容易に実現すること
ができる。
【0125】図8(A)、(B)は、上記したマイクロ
波連続加熱装置によってセラミック成形体としてのセラ
ミックハニカム体を乾燥させる一実施例を示す。この場
合、セラミックハニカム体40は上記した治具23に載
せた後、搬送ベルト17に供給して加熱槽11内を順次
通過させ、上記したところにしたがいマイクロ波電力に
よって加熱することによって、セラミックハニカム体4
0を連続的に乾燥させることができる。
波連続加熱装置によってセラミック成形体としてのセラ
ミックハニカム体を乾燥させる一実施例を示す。この場
合、セラミックハニカム体40は上記した治具23に載
せた後、搬送ベルト17に供給して加熱槽11内を順次
通過させ、上記したところにしたがいマイクロ波電力に
よって加熱することによって、セラミックハニカム体4
0を連続的に乾燥させることができる。
【0126】このように実施する場合、反射板22の材
質はマイクロ波電力を反射するものであれば特に限定さ
れないが、水分や熱に対して発錆しないSUS(ステン
レス)やアルミニウム等がより適している。
質はマイクロ波電力を反射するものであれば特に限定さ
れないが、水分や熱に対して発錆しないSUS(ステン
レス)やアルミニウム等がより適している。
【0127】また、反射板22の大きさは、セラミック
ハニカム体40の最大寸法と同等以上で、加熱槽11の
開口部11a、11bの寸法に極力近いほど設備の開口
面積を少なくすることができ、マイクロ波電力の漏洩防
止に有利となる。
ハニカム体40の最大寸法と同等以上で、加熱槽11の
開口部11a、11bの寸法に極力近いほど設備の開口
面積を少なくすることができ、マイクロ波電力の漏洩防
止に有利となる。
【0128】さらに、本実施例のように、電気絶縁性の
スペ−サ41を治具23に設ければ、マイクロ波電力の
照射中に治具同士が接触したときに発生することがある
スパ−クを防止することができる。
スペ−サ41を治具23に設ければ、マイクロ波電力の
照射中に治具同士が接触したときに発生することがある
スパ−クを防止することができる。
【0129】なお、反射板22に加えて加熱槽11にマ
イクロ波吸収体を設けることにより、マイクロ波電力の
漏洩防止にさらに有利となる。
イクロ波吸収体を設けることにより、マイクロ波電力の
漏洩防止にさらに有利となる。
【0130】図9(A)、(B)は、折り曲げ形成した
反射板22Aを設けた実施例である。この反射板22A
は、上記した反射板22と同様にマイクロ波電力の漏洩
防止の他に、被加熱物へのマイクロ波電力の反射を行な
う。
反射板22Aを設けた実施例である。この反射板22A
は、上記した反射板22と同様にマイクロ波電力の漏洩
防止の他に、被加熱物へのマイクロ波電力の反射を行な
う。
【0131】本実施例では、反射板22Aをセラミック
ハニカム体40に向かってくの字の断面形状に折り曲げ
形成してあることから、この反射板22Aによって反射
されたマイクロ波電力がセラミックハニカム体40に照
射され、セラミックハニカム体40が均一加熱によって
乾燥されるようになる。
ハニカム体40に向かってくの字の断面形状に折り曲げ
形成してあることから、この反射板22Aによって反射
されたマイクロ波電力がセラミックハニカム体40に照
射され、セラミックハニカム体40が均一加熱によって
乾燥されるようになる。
【0132】なお、反射板22Aの仕様(形状、折り曲
げ角度、折り曲げ位置等)は、セラミック成形体の大き
さ、形状、その他乾燥度合いの差に合せて適度に定める
ことによって、マイクロ波電力の均一照射が可能にな
り、セラミックハニカム体40の寸法精度等において品
質向上を計ることができる。
げ角度、折り曲げ位置等)は、セラミック成形体の大き
さ、形状、その他乾燥度合いの差に合せて適度に定める
ことによって、マイクロ波電力の均一照射が可能にな
り、セラミックハニカム体40の寸法精度等において品
質向上を計ることができる。
【0133】図10は、平板状の反射板22aと折り曲
げ形成した反射板22bとを備えた実施例である。本実
施例では、反射板22aが上記した反射板22と同様に
マイクロ波電力の漏洩を防止し、反射板22bが上記し
た反射板22Aと同様にセラミックハニカム体40に向
かってマイクロ波電力を反射する。なお、反射板22b
の形状は上記した反射板22Aと同様にセラミック成形
体の形状等に対応させて変えることができる。
げ形成した反射板22bとを備えた実施例である。本実
施例では、反射板22aが上記した反射板22と同様に
マイクロ波電力の漏洩を防止し、反射板22bが上記し
た反射板22Aと同様にセラミックハニカム体40に向
かってマイクロ波電力を反射する。なお、反射板22b
の形状は上記した反射板22Aと同様にセラミック成形
体の形状等に対応させて変えることができる。
【0134】セラミックハニカム体(セラミック成形
体)40は、自動車用触媒担体セラミックハニカム、デ
ィ−ゼルパティキュレ−ト捕集用セラミックフィルタ、
燃料電池セルなどの成形品として広く知られているが、
このセラミックハニカム体40は、水分等を添加した粘
土状のセラミック原料をスクリュ−式、ピストン式の押
出し成形機により所定形状の金型によって押出し、図1
1(A)、(B)に示すような内部に多数の貫通孔を有
する円柱状のハニカム体として形成する。
体)40は、自動車用触媒担体セラミックハニカム、デ
ィ−ゼルパティキュレ−ト捕集用セラミックフィルタ、
燃料電池セルなどの成形品として広く知られているが、
このセラミックハニカム体40は、水分等を添加した粘
土状のセラミック原料をスクリュ−式、ピストン式の押
出し成形機により所定形状の金型によって押出し、図1
1(A)、(B)に示すような内部に多数の貫通孔を有
する円柱状のハニカム体として形成する。
【0135】なお、図11(A)はセラミックハニカム
体40の斜視図、図11(B)は同ハニカム体40の部
分的な拡大平面図を示し、40aは外周スキン部、40
bはセル、40cはセル壁を示す。
体40の斜視図、図11(B)は同ハニカム体40の部
分的な拡大平面図を示し、40aは外周スキン部、40
bはセル、40cはセル壁を示す。
【0136】押出し成形されたセラミックハニカム体4
0の体積はおよそ500cc〜15000ccと大型で
全体質量の10%〜30%の多量の水分を含むこと、セ
ル壁40cは0.025mm〜0.4mmと極めて薄く
強度が弱いことから、一般に知られているような熱風乾
燥では、内外の乾燥速度差によって生ずる乾燥収縮時の
部分的な寸法差により、乾燥割れが発生するという問題
があった。
0の体積はおよそ500cc〜15000ccと大型で
全体質量の10%〜30%の多量の水分を含むこと、セ
ル壁40cは0.025mm〜0.4mmと極めて薄く
強度が弱いことから、一般に知られているような熱風乾
燥では、内外の乾燥速度差によって生ずる乾燥収縮時の
部分的な寸法差により、乾燥割れが発生するという問題
があった。
【0137】また、従来のマイクロ波乾燥設備を用いて
乾燥する場合は、セラミックハニカム体40の容積や水
分量によりバッチ乾燥となり、また、大形であることか
ら二重シャッタを備えるマイクロ波乾燥設備を使用する
ことになる。
乾燥する場合は、セラミックハニカム体40の容積や水
分量によりバッチ乾燥となり、また、大形であることか
ら二重シャッタを備えるマイクロ波乾燥設備を使用する
ことになる。
【0138】このため、ワ−クの同期等も含めタクトタ
イムの遅い連続乾燥となり、非常に生産性の悪いものと
なっていたが、上記したところから分かるように、本発
明のマイクロ波連続加熱装置によれば、セラミックハニ
カム体40であっても効率的に連続乾燥することができ
る。
イムの遅い連続乾燥となり、非常に生産性の悪いものと
なっていたが、上記したところから分かるように、本発
明のマイクロ波連続加熱装置によれば、セラミックハニ
カム体40であっても効率的に連続乾燥することができ
る。
【0139】以上、実施形態につき説明したが、その他
の実施形態としては、例えば、搬送装置15は水平面上
で循環する循環形搬送体を備えていてもよい。
の実施形態としては、例えば、搬送装置15は水平面上
で循環する循環形搬送体を備えていてもよい。
【0140】また、上記実施形態では、搬送装置15と
してベルトコンベヤを用いているが、これに限定され
ず、例えば、ローラーコンべア方式、或いは、固定搬送
台上に供給した被加熱物載置用の治具をエアーシリンダ
などで一定のピッチで押し治具23を間欠的に移動させ
るプッシャー方式のものであってもよい。
してベルトコンベヤを用いているが、これに限定され
ず、例えば、ローラーコンべア方式、或いは、固定搬送
台上に供給した被加熱物載置用の治具をエアーシリンダ
などで一定のピッチで押し治具23を間欠的に移動させ
るプッシャー方式のものであってもよい。
【0141】上記実施形態においては治具23を介して
被加熱物21を搬送装置15に載せているが、治具23
を省略してもよい。また、治具23と反射板22とは別
体に構成して個別に搬送装置上に載置してもよい。さら
に、治具23はその全体をマイクロ波透過材で形成した
ものであってもよい。
被加熱物21を搬送装置15に載せているが、治具23
を省略してもよい。また、治具23と反射板22とは別
体に構成して個別に搬送装置上に載置してもよい。さら
に、治具23はその全体をマイクロ波透過材で形成した
ものであってもよい。
【0142】
【発明の効果】上記した通り、本発明は、加熱槽の前後
にそれぞれ被加熱物を通すマイクロ波吸収槽を連設し、
複数個の金属製の反射板を搬送装置により搬送しなが
ら、被加熱物を互いに隣接する2つの反射板の間に配置
して反射板と一緒に搬送するように構成し、且つ、少な
くとも加熱槽内にマイクロ波電力を照射している間、前
後の両マイクロ波吸収槽内にそれぞれ1つ以上位置する
ように反射板を搬送装置上に配置したものとなっている
から、加熱槽の前後の開口部が使用マイクロ波電力の1
波長以上の大きな寸法であっても、金属製の反射板と被
加熱物を適正量配備することにより、マイクロ波吸収槽
内で比較的容易にマイクロ波電力の漏洩を防止すること
ができる。
にそれぞれ被加熱物を通すマイクロ波吸収槽を連設し、
複数個の金属製の反射板を搬送装置により搬送しなが
ら、被加熱物を互いに隣接する2つの反射板の間に配置
して反射板と一緒に搬送するように構成し、且つ、少な
くとも加熱槽内にマイクロ波電力を照射している間、前
後の両マイクロ波吸収槽内にそれぞれ1つ以上位置する
ように反射板を搬送装置上に配置したものとなっている
から、加熱槽の前後の開口部が使用マイクロ波電力の1
波長以上の大きな寸法であっても、金属製の反射板と被
加熱物を適正量配備することにより、マイクロ波吸収槽
内で比較的容易にマイクロ波電力の漏洩を防止すること
ができる。
【0143】したがって、1波長以上の大きな開口寸法
でもマイクロ波電力の出力を断続させず連続照射できる
マイクロ波連続加熱装置を簡単に実現できる。
でもマイクロ波電力の出力を断続させず連続照射できる
マイクロ波連続加熱装置を簡単に実現できる。
【0144】また、被加熱物間の間隔を最小限にした送
りピッチで被加熱物を搬送できるため、加熱槽とその前
後に設けられたマイクロ波吸収槽の長さ寸法を最小にし
て、加熱効率のアップ化と装置のコストダウン化を図る
と共に、設置スペースをコンパクトにすることができ
る。
りピッチで被加熱物を搬送できるため、加熱槽とその前
後に設けられたマイクロ波吸収槽の長さ寸法を最小にし
て、加熱効率のアップ化と装置のコストダウン化を図る
と共に、設置スペースをコンパクトにすることができ
る。
【0145】一方、加熱槽の前後の開口部の箇所に金属
製のシャッターを備えた本発明においては、上記効果を
奏するとともに、被加熱物が加熱槽に入室する始動時及
び最後の被加熱物が加熱槽より搬出する終了時に、各々
のシャッターが開閉動作し吸収槽のマイクロ波吸収体を
過加熱させないようにして、熱劣化や破損等を防止し、
長寿命化を図ることができる。
製のシャッターを備えた本発明においては、上記効果を
奏するとともに、被加熱物が加熱槽に入室する始動時及
び最後の被加熱物が加熱槽より搬出する終了時に、各々
のシャッターが開閉動作し吸収槽のマイクロ波吸収体を
過加熱させないようにして、熱劣化や破損等を防止し、
長寿命化を図ることができる。
【0146】また、シャッターの作動は始動時と終了時
とに行ない非常に少ない開閉動作となるので、摩耗など
によるトラブルを心配することなく信頼性を確保するこ
とができる。
とに行ない非常に少ない開閉動作となるので、摩耗など
によるトラブルを心配することなく信頼性を確保するこ
とができる。
【0147】さらに、本発明では、曲げ形成した反射板
を備えることによって、この反射板がマイクロ波電力の
漏洩防止の他に、被加熱物に向かってマイクロ波電力を
反射するため、被加熱物の均一加熱化に有利である。
を備えることによって、この反射板がマイクロ波電力の
漏洩防止の他に、被加熱物に向かってマイクロ波電力を
反射するため、被加熱物の均一加熱化に有利である。
【0148】また、マイクロ波電力の漏洩防止作用の反
射板と共に被加熱物へのマイクロ波反射作用の今一つの
反射板を設ければ、漏洩防止と被加熱物の均一加熱化に
一層有利となる。
射板と共に被加熱物へのマイクロ波反射作用の今一つの
反射板を設ければ、漏洩防止と被加熱物の均一加熱化に
一層有利となる。
【0149】そして、本発明は、マイクロ波電力の漏洩
防止の他に、被加熱物の均一な加熱化を計ることができ
ることから、セラミック成形体を乾燥させる乾燥装置と
して有利なマイクロ波連続加熱装置となる。
防止の他に、被加熱物の均一な加熱化を計ることができ
ることから、セラミック成形体を乾燥させる乾燥装置と
して有利なマイクロ波連続加熱装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すマイクロ波連続加熱
装置の概略縦断正面図である。
装置の概略縦断正面図である。
【図2】図1に示す連続加熱装置の図1中2−2線に沿
った断面図である。
った断面図である。
【図3】図1に示す連続加熱装置のコンベアと、該コン
ベア上に供給される治具及び反射板の縦断面図である。
ベア上に供給される治具及び反射板の縦断面図である。
【図4】図4(a)、(b)はそれぞれ図1に示す装置
の使用方法を示す説明図である。
の使用方法を示す説明図である。
【図5】本発明の他の実施形態を示すマイクロ波連続加
熱装置の概略縦断正面図である。
熱装置の概略縦断正面図である。
【図6】図6(a)、(b)、(c)、(d)、(e)
はそれぞれ図5に示す連続加熱装置の使用方法を示す説
明図である。
はそれぞれ図5に示す連続加熱装置の使用方法を示す説
明図である。
【図7】本発明の第3実施形態を示すマイクロ波連続加
熱装置の要部概略図である。
熱装置の要部概略図である。
【図8】セラミックハニカム体を加熱乾燥する実施例を
示し、図8(A)は治具にセラミックハニカム体を載せ
た状態を示す正面図、図8(B)はその平面図である。
示し、図8(A)は治具にセラミックハニカム体を載せ
た状態を示す正面図、図8(B)はその平面図である。
【図9】折り曲げ形成した反射板を備えた実施例を示
し、図9(A)は図8(A)同様の正面図、図9(B)
はその平面図である。
し、図9(A)は図8(A)同様の正面図、図9(B)
はその平面図である。
【図10】平板状の第1の反射板と折り曲げ形成した第
2の反射板とを備えた実施例を示し、図10(A)は図
8(A)同様の正面図、図10(B)はその平面図であ
る。
2の反射板とを備えた実施例を示し、図10(A)は図
8(A)同様の正面図、図10(B)はその平面図であ
る。
【図11】図11(A)はセラミックハニカム体の斜視
図、図11(B)は同ハニカム体の部分的な拡大平面図
である。
図、図11(B)は同ハニカム体の部分的な拡大平面図
である。
11 加熱槽
11a、11b 開口部
12 マイクロ波発振機
13、14 マイクロ波吸収槽
13a、14a 通路
13b 入口
14b 出口
15 搬送装置
17 搬送ベルト
19 マイクロ波吸収体
21 被加熱物
22 金属製の反射板
22A 折り曲げ形成した反射板
22a 第1の反射板
22b 第2の反射板
23 治具
24 台座
24a 開口
24b 凹部
26 透過板
27 凸部
28、29 シャッター
30、31 エアーシリンダ
40 セラミックハニカム体
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
F27B 9/38 F27B 9/39
9/39 F27D 3/12 S
F27D 3/12 11/12
11/12 H05B 6/64 D
H05B 6/64 H
C04B 35/64 F
(72)発明者 三上 浩司
埼玉県新座市野火止4丁目18番3号 ミク
ロ電子株式会社内
(72)発明者 加藤 広己
愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会
社デンソ−内
(72)発明者 後藤 章一
愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会
社デンソ−内
(72)発明者 石川 諭史
愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会
社デンソ−内
Fターム(参考) 3K090 AA02 AA20 EA03
4K050 AA01 BA07 CA00 CD07 CF01
CF11 CG08
4K055 AA05 HA02 HA11
4K063 AA00 AA12 BA04 CA01 CA04
CA06 FA82
Claims (11)
- 【請求項1】 前後に開口部を有する加熱槽と、被加熱
物を載せて加熱槽内を通過させる搬送装置とを備え、加
熱槽内を通過中の被加熱物にマイクロ波電力を照射して
加熱処理を行うマイクロ波連続加熱装置において、 加熱槽の前後にそれぞれ連設させて被加熱物を通すマイ
クロ波吸収槽と、 互いに前後に間隔をあけて搬送装置により搬送される複
数個の金属製の反射板とを備え、 被加熱物は互いに隣接する2つの反射板の間に配置さ
れ、反射板は、少なくとも加熱槽がマイクロ波電力を照
射している間、両マイクロ波吸収槽内にそれぞれ1つ以
上位置するように搬送装置上に配置されることを特徴と
するマイクロ波連続加熱装置。 - 【請求項2】 被加熱物及び反射板は加熱槽の前方のマ
イクロ波吸収槽の入口付近で搬送装置上に供給され且つ
加熱槽の後方のマイクロ波吸収槽の出口付近で搬送装置
上から取り除かれることを特徴とする請求項1記載のマ
イクロ波連続加熱装置。 - 【請求項3】 反射板は、被加熱物を載置することがで
きる治具の前端又は後端、或いは、前端と後端とにおい
て該治具と一体化されていることを特徴とする請求項2
記載のマイクロ波連続加熱装置。 - 【請求項4】 被加熱物を載置した治具の前方及び後方
にそれぞれ被加熱物を載置していない複数個の空の治具
を配置し搬送するようにしたことを特徴とする請求項3
記載のマイクロ波連続加熱装置。 - 【請求項5】 前後に開口部を有する加熱槽と、被加熱
物を載せて加熱槽内を通過させる搬送装置とを備え、加
熱槽内を通過中の被加熱物にマイクロ波電力を照射して
加熱処理を行うマイクロ波連続加熱装置において、 加熱槽の前後にそれぞれ連設されて被加熱物を通すマイ
クロ波吸収槽と、 加熱槽の前後の開口部にそれぞれ設けられたシャッター
と、 加熱槽の前方のマイクロ波吸収槽の入口付近から加熱槽
の後方のマイクロ波吸収槽の出口付近までの搬送区間に
おいて被加熱物と列をなして搬送される複数個の反射板
とを備え、 前後の両シャッターはそれぞれ列の先頭の被加熱物又は
反射板が該シャッターの付近に到達したとき開動し且つ
列の最後の反射板又は被加熱物が該シャッターを通過し
たとき閉動するように構成されていることを特徴とする
マイクロ波連続加熱装置。 - 【請求項6】 反射板は、被加熱物を載置することがで
きる治具の前端又は後端、或いは、前端と後端とにおい
て該治具と一体化されていることを特徴とする請求項5
記載のマイクロ波連続加熱装置。 - 【請求項7】 搬送装置は循環形搬送体を有し、反射板
は互いに間隔をあけて循環形搬送体の全周区間にわたり
該循環形搬送体上に配設されていることを特徴とする請
求項1又は5に記載のマイクロ波連続加熱装置。 - 【請求項8】 反射板は、僅かな隙間を介してマイクロ
波吸収槽内を通過し得る形状寸法を有し、マイクロ波吸
収槽の内面がマイクロ波吸収体により覆われていること
を特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1つに記
載のマイクロ波連続加熱装置。 - 【請求項9】 反射板は、被加熱物に向かってくの字断
面形状或いは湾曲断面形状に曲げ形成されていることを
特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載したマイ
クロ波連続加熱装置。 - 【請求項10】 反射板は、平板状の第1の反射板と、
被加熱物に向かってくの字断面形状或いは湾曲断面形状
に曲げ形成された第2の反射板との2板構成となってい
ることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載
したマイクロ波連続加熱装置。 - 【請求項11】 セラミック成形体を被加熱物として連
続加熱することを特徴とする請求項1〜10のいずれか
1つに記載のマイクロ波連続加熱装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001294694A JP2003106773A (ja) | 2001-09-26 | 2001-09-26 | マイクロ波連続加熱装置 |
US10/252,004 US6768089B2 (en) | 2001-09-26 | 2002-09-23 | Microwave continuous heating apparatus |
DE10244617A DE10244617B4 (de) | 2001-09-26 | 2002-09-25 | Mikrowellen-Dauerbeheizungsvorrichtung |
CNB021433364A CN100416204C (zh) | 2001-09-26 | 2002-09-26 | 微波连续加热装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001294694A JP2003106773A (ja) | 2001-09-26 | 2001-09-26 | マイクロ波連続加熱装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003106773A true JP2003106773A (ja) | 2003-04-09 |
Family
ID=19116256
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001294694A Pending JP2003106773A (ja) | 2001-09-26 | 2001-09-26 | マイクロ波連続加熱装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
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US (1) | US6768089B2 (ja) |
JP (1) | JP2003106773A (ja) |
CN (1) | CN100416204C (ja) |
DE (1) | DE10244617B4 (ja) |
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