JP2003101484A - 光分岐多重装置 - Google Patents

光分岐多重装置

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JP2003101484A
JP2003101484A JP2001291999A JP2001291999A JP2003101484A JP 2003101484 A JP2003101484 A JP 2003101484A JP 2001291999 A JP2001291999 A JP 2001291999A JP 2001291999 A JP2001291999 A JP 2001291999A JP 2003101484 A JP2003101484 A JP 2003101484A
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tributary
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Takuo Tosaka
拓夫 登坂
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】入出力ポート数を少なくできて、スイッチ部を
簡素化できるようにした光分岐多重装置を提供する。 【解決手段】光分岐多重装置(光ADM)を複数台、現
用と予備用のリング型光伝送路で接続し、光信号により
伝送する光伝送ネットワークに用いる光分岐多重装置に
おいて、光信号の行き先制御をするべく、光伝送路10側
とトリビュタリ側間での光分岐を行う光マトリックス・
スイッチを、前記現用及び予備用の光伝送路側階層の伝
送速度での信号のスイッチングをするためのリング側用
スイッチ200とトリビュタリ側階層の伝送速度での信号
のスイッチングをするトリビュタリ側用スイッチ300と
に2分割すると共に、リング側用は波長λ1〜λn別に
独立構成とすることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ADM装置を複
数台、サービス用(現用)とプロテクション用(予備
用)の光伝送路で接続し、光ADM装置に収容される末
端の装置間をそれぞれ固有の波長の光信号により伝送す
る光伝送ネットワークシステムの光分岐多重装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】高速インターネットや広帯域マルチメデ
ィアサービスの本格的な普及を迎え、情報通信ネットワ
ークの伝送路の大容量化と経済性の向上が急務となって
いる。その中で、光ファイバ通信技術は重要なネットワ
ーク構築技術の一つである。
【0003】光ファイバ伝送システムにおいては、これ
まで一本の光ファイバ中を伝送する信号の速度を時間軸
上で高速化する時分割多重(TDM:Time Division Mu
ltiplexing)方式による大容量化を進めてきた。
【0004】さらに、一本の光ファイバ中に異なった複
数の波長の光信号を多重して、これを多波長一括で増幅
中継する波長多重(WDM:Wavelength Division Mult
iplexing)方式の検討も進められており、伝送容量の飛
躍的な拡大と長距離伝送が現実のものになってきた。
【0005】また、このようなWDM伝送方式を用いた
伝送システムでは多重する波長数に比例したハードウエ
ア規模の増大を避けるため、波長多重伝送している波長
単位でのAdd/Dropを行うことを基本単位とした光AD
M(Add/Drop Multiplexer)装置の適用が検討されて
いる。
【0006】光ADM技術を用いた波長多重リングネッ
トワークで使用される従来の光伝送装置について説明す
る。ここで一例として説明する従来技術は、現用系の伝
送路ファイバと予備系伝送路ファイバでリングネットワ
ークを構成する、いわゆるFFRN(Four Fiber Ring
Network)構成における光伝送装置である。なおこの種
の装置については、例えば以下の参考文献にその概念が
記述されている。Rainer Iraschko et.al“An Optical
4-Fiber bi-directional Line-switchedRing”, OFC’9
9, TuK3-1, 1999.光伝送装置においては波長多重されて
伝送路ファイバを伝送されてきた光信号が、光伝送装置
の構成要素の一つである光波長分波機能部(WDM−
R)に入力されることによって各波長λ1、λ2、…、
λn毎に一旦分離される。WDM−Rにて分離された各
波長λ1、λ2、…、λnの光信号は、例えば光クロス
コネクトなどの光マトリクス機能ユニットに入力され
る。
【0007】光マトリクス機能ユニットは、予め設定さ
れた特定チャネルの波長λi、λj、λkの光信号を低
次群側に取り出す(Drop)とともに、他の波長の光
信号は通過(Through)させて隣接局に出力する。ま
た、光マトリクス機能ユニットは、Dropした波長λ
i、λj、λkのチャネルに自局での信号を加え(Ad
d)て隣接局伝送用の光信号として出力する。そして、
隣接局に伝送すべきこの光信号は送信側の光波長合波機
能部(WDM−T)で波長多重され、出力側伝送路ファ
イバを介して送出される。
【0008】ところで、光ADM装置を複数台、サービ
ス回線(SRV(現用系)の伝送路)およびプロテクシ
ョン回線(PRT(予備用系)の伝送路)でネットワー
ク接続した場合に、ネットワークの回線接続をリング状
接続とし、かつ、ADM装置間におけるサービス回線に
て故障が発生したときには、プロテクション回線への切
り替えを行って回線保護を行なうようにしたシステムを
構築した場合には、通常はサービス回線(SRV)の系
統で通信伝送を行い、その系統において回線障害が発生
した場合には、その回線障害の発生した区間について、
プロテクション回線(PRT)を用いた迂回路を形成
し、伝送に支障のないようにして、伝送を継続する。
【0009】この4ファイバ‐リング・ネットワークに
おいては、リングプロテクションを行う光ADM装置に
おいては、リング側(光伝送路側)のサービス回線を時
計回り/反時計回りの2系統分、そして、プロテクショ
ン回線を時計回り/反時計回りの2系統分を収容するた
めに、その接続用のポートを合計4ポート分、備えてい
る必要がある。
【0010】さらに、光ADM装置はAdd/Drop
を行う回線(トリビュタリ(Tributary)側回線)を4
ポート分持つ装置となる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従って、入出力ポート
間の信号切り替えを行う光スイッチ部については、入力
ポート数×出力ポート数のマトリックス構成が必要とな
り、マトリックスの交点毎に設ける必要のある光の通過
経路切り替えを行うための光分岐器Sが、8(入力ポー
ト数)×8(出力ポート数)=64個も必要となる。さ
らに、光波長多重により装置規模を大規模化した場合、
波長多重数nに対してn倍の入出力となることから、8
n(入力ポート数)×8n(出力ポート数)=64n
個もの光分岐器Sを持つ回路規模が大きな光SW部が必
要となる。このため、装置規模が大きくなり、装置が高
価になる。
【0012】そこで、この発明の目的とするところは、
入出力ポート数を少なくできて、SW部を簡素化でき、
従って、装置のコストダウンを図ることが出来るように
した光分岐多重装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は次のように構成する。すなわち、光分岐多
重装置(光ADM装置)を複数台、サービス用(現用)
とプロテクション用(予備用)のリング型光伝送路で接
続し、光ADM装置に収容される末端の装置間をそれぞ
れ固有の波長の光信号により伝送する光伝送ネットワー
クの光分岐多重装置において、 光信号の行き先制御を
するべく、光伝送路側とトリビュタリ側間での光分岐を
行う光マトリックス・スイッチを、前記現用及び予備用
の光伝送路側階層の伝送速度での信号のスイッチングを
するためのリング側用とトリビュタリ側階層の伝送速度
での信号のスイッチングをするトリビュタリ側用とに2
分割すると共に、リング側用は波長別に独立構成とする
ことを特徴とする。
【0014】更には、前記光伝送路側階層用の光マトリ
ックス・スイッチは、前記リング側用を現用及び予備用
の光伝送路布設数分の入力および出力ポートとAdd用
の入力ポートおよびDrop用の出力ポートそれぞれを
現用及び予備用分有した、入力ポート数×出力ポート数
のマトリックス構成とすることを特徴とする。
【0015】本発明の光分岐多重装置においては、光分
岐を行う光マトリックス・スイッチを、前記現用及び予
備用の光伝送路側での階層のスイッチングをするための
リング側用とトリビュタリ側の階層でのスイッチングを
するトリビュタリ側用とに2分割すると共に、リング側
用は波長別に独立構成とした。
【0016】そのため、光マトリックス・スイッチは階
層当たりの入出力ポート構成数が小規模となり、光マト
リックス・スイッチの持つ光信号の経路を切り替えるた
めの光分岐器の数を少なくできる。
【0017】4ファイバ‐リング構成の場合、n×n=
のスイッチを4面、入出力双方向となることから、
それぞれ2面の光マトリックス・スイッチが必要であ
り、光分岐器数の規模はn×4×2=8nとなる。
【0018】この数は従来に比べ大幅に少ない。よって
本発明によれば、装置構成を小さくでき、従って、コス
トダウンを図ることの出来る光分岐多重装置を提供する
ことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の特徴的構成は、光分岐多
重装置(光ADM装置)の光マトリックス・スイッチ部
(回線切替部)の構成を、リング側(高速側)信号のA
dd/Dropを行うためのHS−SW(ハイスピード
スイッチ)部と、トリビュタリ側(低速側)回線でのス
イッチングを行うLS−SW(ロースピードスイッチ)
部の2つに分割する方式とした点にあり、このように構
成することにより、光マトリックス・スイッチの構成を
簡素化するものであって、以下、詳細を説明する。
【0020】本発明技術を適用する光ADMネットワー
クシステムの一例について説明する。
【0021】<システム構成>図1は、本発明が適用さ
れる光ADMネットワークの一例を示す図である。この
光ADMネットワークは光ADM装置を用いた複数のノ
ード(光伝送装置)1〜4と、現用系光伝送路10−
1,10−2、予備系光伝送路10−3,10−4から
なり、これら現用系光伝送路と予備系光伝送路10−1
〜10−4を用いてノード1〜4間をリング状に接続す
る光ファイバ伝送路とを備える。
【0022】また、図中、Tributary 1,Tributary 2は
いずれもトリビュタリ側を示しており、ネットワークの
外部へとつながる下流側層であることを示している。
【0023】光伝送装置として光ADM装置を用いた各
ノード1〜4は、光ファイバ伝送路上の光信号およびト
リビュタリ側信号の間の接続関係を予め設定しておくこ
とにより、現用系光伝送路10−1,10−2、予備系
光伝送路10−3,10−4とトリビタリ側の伝送路と
の間で、回線交換を行う機能を有している。
【0024】なお、図1では、トリビュタリ側信号は各
ノードで2チャネル分づつ入出力するように示されてい
るが、本発明では、各ノードに入出力するトリビュタリ
側信号のチャネル数は2チャネルに限定されるものでは
ない。
【0025】また、以下では、便宜上、ノードに接続さ
れる伝送路の一方をWEST(ウエスト)、他方をEA
ST(イースト)と表記する。
【0026】なお、ここでは現用系、すなわち、サービ
ス(Service)系にはSRVなる文字を、そして、予備
用系すなわち、プロテクション(Protection)系にはP
RTなる文字を付して表示する。
【0027】また、WEST側の現用系伝送路をWest S
ervice(ウエスト サービス;West SRV)、予
備系伝送路をWest Protection(ウエスト プロテクシ
ョン;West PRT)、EAST側の現用伝送路を
East Service(イースト サービス;East SR
V)、予備系伝送路をEast Protection(イースト プ
ロテクション;East PRT)と記述する。また、
図1のようなネットワークにおける、あるノードのトリ
ビュタリ側と、他のノードのトリビュタリ側との間の情
報伝達経路を通信パス、そして、この通信パスを経由し
て伝達される情報をトラフィックと記述する。
【0028】(第1の実施の形態) <本発明を適用したノード構成>次に、各ノード1〜4
の構成につき説明する。
【0029】図2は、本発明を適用した第1の実施の形
態における各ノード1〜4の構成例を示すブロック図で
ある。
【0030】図2に示すように、各ノード1〜4は本発
明による光ADM装置100を用いて構成されており、
本発明を適用した光ADM装置100では複数の光波長
の多重分離を行う波長多重分離部DWDMと、波長毎に
その波長の光信号をAdd/Drop/Through
(スルー)接続する回線切替部からなる。そして、回線
切替部としては、高速側信号のAdd/Dropおよび
Throughを行うためのラインスイッチ(HS−S
W(ハイスピードスイッチ))部200と、低速側回線
ヘスイッチングを行うトリビュタリスイッチ(LS−S
W(ロースピードスイッチ))部300の2種に分割し
た構成を採用している。
【0031】そして、トリビュタリスイッチ(LS−S
W)部300には、入力された光信号の波長を変換する
ための波長変換器310が設けられている。波長変換器
310は、ラインスイッチ(HS−SW)部200から
分離される光信号の波長(波長λ1〜λnのいずれか)
を、トリビタリ側の伝送路で使用する波長に波長変換し
て取り込むと共にトリビュタリ側から入力された光信号
の波長をは所要の特定波長(波長λ1〜λnのいずれ
か)に変換してラインスイッチ(HS−SW)部200
へ渡す。
【0032】波長多重分離部DWDMは“EAST S
RV系用”,“EAST PRT系用,“WEST S
RV系用”,“WEST PRT系用”それぞれがあ
る。
【0033】ラインスイッチ部200は、多重する各波
長毎に設けられるラインスイッチ(HS−SW)200
−1,〜200−nから構成されるが、これら各ライン
スイッチ(HS−SW)200−1〜200−nは、光
スイッチで構成される。光スイッチは入力ポートと出力
ポートをそれぞれ複数持ち、ある所望の入力ポートから
ある所望の出力ポートへ光を導く光信号伝播経路切替用
のスイッチである。
【0034】これらのラインスイッチ(HS−SW)2
00−1〜200−nとして用いられる光スイッチは、
図3に示すように、8入力ポート,8出力ポートを持つ
8行8列の光マトリックス・スイッチで構成されてい
る。入力ポートに対しては、ライン側の4つの入力ポー
ト(“EAST SRV系用”,“EAST PRT系
用,“WEST SRV系用”,“WEST PRT系
用”)と、トリビュタリ側の4つの入力ポート(“EA
ST SRV系へのAdd接続用”,“EASTPRT
系へのAdd接続用,“WEST SRV系へのAdd
接続用”,“WEST PRT系へのAdd接続用”)
の計8本の光導波路Wgがある。
【0035】また、出力ポートに対しては、トリビュタ
リ側の回線に接続される4つの出力ポート(“EAST
SRV系からのDrop接続用”,“EAST PR
T系からのDrop接続用,“WEST SRV系から
のDrop接続用”,“WEST PRT系からのDr
op接続用”)と、ライン側の4つの出力ポート(“E
AST SRV系用”,“EAST PRT系用,“W
EST SRV系用”,“WEST PRT系用”)に
導かれる8本の光導波路Wgが設けられる。
【0036】そして、8行8列の光導波路マトリックス
の各交点に光の伝播方向を切り替えるための光分岐器S
を配置した構成となっている。
【0037】光スイッチは、各交点の光分岐器Sを制御
することで、入力ポートから入力された光の伝播先を切
り替えるべく分岐させて、目的の出力ポートに導くこと
ができる。
【0038】次に、トリビュタリスイッチ部300の構
成を説明する。ラインスイッチ(HS−SW)部200
と同様、トリビュタリスイッチ部300も複数のトリビ
ュタリスイッチ(LS−SW)300−1〜300−n
から構成される。そして、各トリビュタリスイッチ(L
S−SW)300−1〜300−nも、入力ポートおよ
び出力ポートをそれぞれ複数持ち、ある所望の入力ポー
トからある所望の出力ポートへ光を導く光スイッチにて
構成されている。ここで、各トリビュタリスイッチは、
波長λ1〜λn対応に、SRV系用/PRT用それぞれ
のAdd接続用、Dorp接続用、そして、それぞれに
ついて“EAST”用、“WEST”用などを用意する
必要があるので、ここでは必要に応じ、300−波長系
−枝番の形式で表現する。例えば、300−1−1,3
00−1−3,300−3−2という具合であり、30
0−1−1は中央の1はλ1用であることを示した表記
であるものとする。
【0039】トリビュタリスイッチ(LS−SW)30
0−1〜300−nを構成する光スイッチは、図4に示
すように、各波長毎に設けられたHS−SW 200−
1〜200−nからの入力ポート(“入力1”〜“入力
n”のn種)と、出力ポート(“出力1”〜“出力n”
のn種)を持つn×nの構成である。
【0040】本システムでは、このn×n構成のスイッ
チ(LS−SW)を、波長λ1〜λn別にSRV系用A
dd接続用、PRT系用Add接続用、SRV系用Do
rp接続用、PRT系用Dorp接続用、そして、それ
ぞれについて“EAST”用、“WEST”用、8組を
用いることになる。
【0041】そして、Add接続用の4つについては、
入力側のnポートはそれぞれのトリビュタリ回線に、そ
して、出力側は、各波長毎に設けられたラインスイッチ
200−1〜200−nに接続されている。
【0042】また、Drop接続用の4つについては、
逆に入力側がラインスイッチ200−1〜200−n
に、そして、出力側が各トリビュタリ側の回線に接続さ
れている。
【0043】n×n構成で済むのは、トリビュタリスイ
ッチ(LS−SW)の場合、“Add”接続する信号は
“Drop”接続することがなく、また、“Drop”
接続する信号は“Add”接続することがないからであ
る。
【0044】このトリビュタリスイッチ(LS−SW)
を構成する図4の光スイッチは、n個の入力ポートを結
ぶn本の光導波路Wgがあり、これらと交差すると共に
n個の出力ポートを結ぶn本の光導波路Wgがあるn行
n列の光導波路マトリックスの各交点に光の伝播方向を
切り替えるための光分岐器Sを配置した構成であり、各
交点の光分岐器Sを制御することで、入力ポートから入
力された光の伝播先を所望に分岐させて、目的の出力ポ
ートに導くようにした光信号伝播経路切替用のスイッチ
である。
【0045】次にこのような構成の本装置の作用を説明
する。
【0046】サービス用のファイバ10−2で伝送され
てきたn波長多重化された光信号はWEST SRVの
DWDMに入り、ここで波長別に、すなわち、λ1〜λ
nに分離され、それぞれの波長対応に設けられたライン
スイッチ(HS−SW)部200におけるラインスイッ
チ(HS−SW)200−1,〜200−nのうちの対
応のものに入力される。
【0047】ラインスイッチ(HS−SW)200−
1,〜200−nでは、入力された光信号を予め設定し
た通信パスの設定状態に応じてthrough接続、も
しくはDrop接続する。
【0048】ここで、図4に示す如き構成のラインスイ
ッチ(HS−SW)200−1,〜200−nは、8つ
ある入力ポート“入力1”〜“入力8”のうち、例え
ば、“入力1”を“WEST SRV系用”の入力用
に、“入力2”を“EAST SRV系用の入力用”
に、“入力3”を“WEST PRT系”用の入力用
に、“入力4”を“EAST PRT系”用の入力用に
それぞれ割当て、また、“入力5”はトリビュタリ側か
らの“WEST SRV系用”の入力用に、“入力6”
はトリビュタリ側からの“EAST SRV系用の入力
用”に、“入力7”はトリビュタリ側からの“WEST
PRT系”用の入力用に、“入力8”はトリビュタリ
側からの“EAST PRT系”用の入力用に割当てて
ある。さらに、8つの出力ポート“出力1”〜“出力
8”のうち、例えば、“出力1”を“WEST SRV
系用”の出力用に、“出力2”を“EAST SRV系
用の出力用”に、“出力3”を“WEST PRT系”
用の出力用に、“出力4”を“EAST PRT系”用
の出力用にそれぞれ割当て、また、“出力5”はトリビ
ュタリ側への“WEST SRV系用”の出力用に、
“出力6”はトリビュタリ側への“EAST SRV系
用の出力用”に、“出力7”はトリビュタリ側への“W
EST PRT系”用の出力用に、“出力8”はトリビ
ュタリ側への“EASTPRT系”用の出力用に割当て
てあったとする。
【0049】この場合、リング側から光多重されて伝送
されてきた光信号はDWDMにてλ1からλnまでの波
長別に分離された後、波長別の光信号はラインスイッチ
(HS−SW)200−1,〜200−nのうちの、そ
れぞれの波長対応のラインスイッチ(HS−SW)20
0−1,〜200−nに入力されることになる。
【0050】ここでの例は、リング側から光多重されて
伝送されてきた光信号はEASTSRVからのものであ
るから、ラインスイッチ(HS−SW)200−1,〜
200−nでは、それぞれ“EAST SRV系用の入
力用”である“入力2”のポートを介して光信号の入力
を受けることになる。
【0051】そして、この入力光信号はラインスイッチ
(HS−SW)200−1,〜200−nにおいて内部
のスイッチ素子Sの制御により、“出力1”〜“出力
8”のうち、それぞれその制御に応じた所要の出力ポー
ト“出力1”〜“出力8”に出力される。
【0052】一方、トリビュタリ側からの光信号であれ
ば、入力ポート“入力1”〜“入力8”のうち、それぞ
れ“WEST SRV系用”の入力用である“入力5”
のポートに光信号が入力されることになる。
【0053】そして、この入力光信号はラインスイッチ
(HS−SW)部のラインスイッチ(HS−SW)20
0−1,〜200−nにおいて内部のスイッチ素子Sの
制御により、“出力1”〜“出力8”のうち、それぞれ
その制御に応じた所要の出力ポート“出力1”〜“出力
8”に出力される。
【0054】例えば、この例の場合、入力された光信号
が“入力5”に入力されているわけであるから、ライン
スイッチ(HS−SW)200−1,〜200−n内に
おいて内部のスイッチ素子Sの制御により“出力1”に
導かれ、当該“出力1”のポートから“WEST SR
V系用”の出力用となって“WEST SRV系用”の
DWDMに与えられることになる。そして、このDWD
Mにて他の波長の光信号と多重されてSRV系用の伝送
路であるファイバ10−1のWEST側へと伝送され、
次のノードへと伝送されることになる。
【0055】このように、DWDMにて分離化されたリ
ング側ポートを、Through接続したり、低速側に
Drop接続したり、また、低速側からのポートをAd
d接続したり、また、障害時における回線切替を行うこ
とができる。
【0056】ラインスイッチ(HS−SW)200−
1,〜200−nよりトリビュタリ側用に出力される光
信号は、“EAST SRV系”用の出力用であるから
“出力6”より出力されることになり、この信号は波長
変換器310により波長をλ0(λ0は扱い易い任意の波
長)に変換してから低速用であるトリビュタリスイッチ
(LS−SW)300−1−1,〜300−n−8のう
ちの“EAST SRV系”のDrop用として割り当
てられているトリビュタリスイッチ(LS−SW)に与
えられ、所望の出力ポートを介してトリビュタリ側へと
送り出すことができる。トリビュタリ側ではどのチャネ
ルも波長はλ0の光信号として受け取ることができる。
【0057】一方、トリビュタリ側から入力される光信
号(この光信号はどのチャネルであってもλ0で良い)
はトリビュタリスイッチ(LS−SW)300−1−
1,〜300−n−8のうちの“WEST SRV系”
のAdd用として割り当てられているトリビュタリスイ
ッチ(LS−SW)に入力ポートに入力され、このトリ
ビュタリスイッチ(LS−SW)を介してラインスイッ
チ(HS−SW)部200のうちの着信相手先に該当す
る波長のラインスイッチ(HS−SW)における“WE
ST SRV系”のAdd用として割り当てられている
入力ポートに入力される。その際、λ0なる波長の光信
号は波長変換器310により、λ1〜λnのうちのいず
れか必要な波長の光信号に変換してから、ラインスイッ
チ(HS−SW)部200に出力される。
【0058】そして、この入力光信号はラインスイッチ
(HS−SW)部200のラインスイッチ(HS−S
W)200−1,〜200−nにおいて内部のスイッチ
素子Sの制御により、“出力1”〜“出力8”のうち、
それぞれその制御に応じた所要の出力ポート“出力1”
〜“出力8”に出力される。
【0059】例えば、この例の場合、入力された光信号
が“WEST SRV系”のAdd用であるから入力ポ
ート“入力5”に入力されるわけであり、ラインスイッ
チ(HS−SW)200−1,〜200−n内において
内部のスイッチ素子Sの制御により“出力1”に導か
れ、当該“出力1”のポートから“WEST SRV系
用”の出力用となって“WEST SRV系用”のDW
DMに与えられることになる。そして、このDWDM1
11にて他の波長の光信号と多重されてSRV系用の伝
送路であるファイバ10−1のWEST側へと伝送さ
れ、次のノードへと伝送されることになる。
【0060】このように、DWDMにて分離化されたリ
ング側ポートを、Through接続したり、低速側に
Drop接続したり、また、低速側からのポートをAd
d接続したり、また、障害時における回線切替えを行う
ことができるようになる。
【0061】次に、上述のような構成のラインスイッチ
(HS−SW)部とトリビュタリスイッチ(LS−S
W)部の素子構成を採用することによるシステムの簡素
化規模について説明する。
【0062】上述したラインスイッチ(HS−SW)2
00−1〜200−nは、λ1〜λnの波長毎のSWユ
ニットとなることからラインスイッチ(HS−SW)部
200はn個のスイッチユニットによって構成される。
そのため、本発明システムでのラインスイッチ(HS−
SW)部200では必要な回路規模は、“64×n”個
のSW素子構成となる。
【0063】一方、ラインスイッチ(HS−SW)部2
00からトリビュタリスイッチ(LS−SW)部300
に入出力する信号は各波長種別毎に、双方向で4ポート
(WEST SRV用,EAST SRV用,WEST
PRT用,EAST PRT用の計4)ある。
【0064】そして、波長種別数すなわち、波長多重数
はnであるから、トリビュタリスイッチ(LS−SW)
部の持つ入出力信号数は、“(4×n)ポート”の数で
ある。
【0065】ラインスイッチ(HS−SW)部では、波
長λ毎にこれら任意の4ポートにスイッチングすること
が可能であり、同一波長のラインスイッチ(HS−S
W)部からのAdd/Drop信号のスイッチングにつ
いてはトリビュタリスイッチ(LS−SW)部では行う
必要がない。
【0066】また、Add側信号とDrop側信号につ
いてもスイッチングを行う必要は無いことから、トリビ
ュタリスイッチ(LS−SW)部は、ラインスイッチ
(HS−SW)部におけるλ1〜λnの各ポート毎に一
つのSW、すなわち、「波長λ1〜波長λnのport
1が入力するSW」、「波長λ1〜波長λnのport
1に出力するSW」、「波長λ1〜波長λnのport
2の入力するSW」…のSWを用いることにより、任意
のportへの入出力が可能となる。
【0067】よって本発明システムにおいてはSW構成
は、波長多重数nの場合、n入力×n出力のトリビュタ
リスイッチ(LS−SW)を4ポート分×(入力用1+
出力用1)=4×2=8個用意すれば済むこととなり、
n入力×n出力のトリビュタリスイッチ(LS−SW)
を8ユニット分、用意すれば1波長分の所要のスイッチ
ング処理を実施可能となる。
【0068】この場合、トリビュタリスイッチ(LS−
SW)部のSW素子構成素子数の規模は1波長当たり、
n×n=n個のスイッチユニットを8個、すなわち、
総構成素子数は1波長当たり8n個の回路規模で済む
ことになる。
【0069】これにより、本発明システムにおいてはラ
インスイッチ(HS−SW)部、トリビュタリスイッチ
(LS−SW)部をあわせて、総構成素子数は1波長当
たり64n+8n個の回路規模で済むこととなり、一
方、ラインスイッチ(HS−SW)部とトリビュタリス
イッチ(LS−SW)部の2つに分割しない方式の場
合、4ファイバリング方式においては、サービス回線2
回線とプロテクション回線2回線それぞれの入出力(合
計8)と、それぞれのAdd/Drop(サービス回線
用2回線及びプロテクション回線用2回線それぞれのA
dd用およびDrop用)で合計8をそれぞれ波長多重
する多重数n分、必要であるから入出力ポート数は8n
×8n=64nであり、回路規模は1波長当たり64
となるから、これと比べると 64n+8n<64n となる。すなわち、比であらわすと、“本発明方式”:
“ラインスイッチ(HS−SW)部とトリビュタリスイ
ッチ(LS−SW)部の2つに分割しない方式”は、1
波長当たり 64n+8n:64n=8+n:8n であるから、その差は歴然である。このことから、波長
多重数が大きくなれば本発明システムを採用すると回路
規模が大幅に小さくなることがわかる。従って、本発明
により装置構成を小さくでき、その分、安価な装置を提
供することが可能となる。しかも、規模が小さくできる
ことは、信頼性の面や消費電力の面でもその寄与の度合
は大きい。
【0070】(第2の実施の形態)上記第1の実施の形
態では、ラインスイッチ(HS−SW)部200とトリ
ビタリ側スイッチ300との間に波長変換部310を設
けていたが、ライン側の伝送路とトリビタリ側の伝送路
で同じ波長の光信号を使用する場合は、波長変換部31
0を省略した構成も可能である。その例を次に説明す
る。
【0071】図5に、本発明の光ADM装置(光分岐多
重装置)100の別の構成例を示す。ここに示した第2
の実施の形態としての光ADM装置100は、“EAS
TSRV系用”,“EAST PRT系用,“WEST
SRV系用”,“WEST PRT系用”の波長多重
分離部(DWDM)111〜114と、波長多重分離部
111〜114に対して、波長毎にその波長の光信号を
Add/Drop/Through接続するためのライ
ンスイッチ部200と、このラインスイッチ部200に
よりDrop接続された光信号をトリビュタリ側へ送り
出すと共に、トリビュタリ側からの光信号をAdd接続
するためにラインスイッチ部200に送り出す経路切替
接続用のトリビュタリスイッチ部300から構成されて
いる。この実施の形態ではラインスイッチ部および低速
部(トリビュタリ側)でも、扱う光信号の波長は、λ1
〜λnのままであるため、波長変換部310は設けてい
ない。
【0072】ラインスイッチ部200は、多重する各波
長毎に設けられるラインスイッチ(HS−SW)200
−1、〜200−nから構成されるが、これらは光スイ
ッチで構成される。光スイッチは入力ポートと出力ポー
トをそれぞれ複数持ち、ある所望の入力ポートからある
所望の出力ポートへ光を導く光信号伝播経路切替用のス
イッチであり、この第2の実施例におけるラインスイッ
チ(HS−SW)200−1,〜200−nの場合も、
図3で説明した如きのものである。
【0073】この実施例におけるトリビュタリスイッチ
部300も各波長λ1〜λn毎に、それぞれトリビュタ
リスイッチ(LS−SW)300−1〜300−8にて
構成される。
【0074】第1の実施例と同様、ここでも各トリビュ
タリスイッチは、波長λ1〜λn対応に、SRV系用/
PRT用それぞれのAdd接続用、Dorp接続用、そ
して、それぞれについて“EAST”用、“WEST”
用などを用意することになるが、図5では表記を簡略化
して記載している。
【0075】そして、各トリビュタリスイッチ(LS−
SW)300−1〜300−8も、入力ポートおよび出
力ポートをそれぞれ複数持ち、ある所望の入力ポートか
らある所望の出力ポートへ光を導く図4で説明した如き
の光スイッチにて構成されている。
【0076】このような構成の本システムは、設定条
件、想定条件として、上述した第1の実施の形態と同じ
場合を想定すると、サービス用のファイバ10−2で伝
送されてきたn波長多重化された光信号はWEST S
RVのDWDM 113に入り、ここで波長別に(λ1
〜λnの各波長別に)分離され、それぞれの波長対応に
設けられたラインスイッチ(HS−SW)部200にお
けるラインスイッチ(HS−SW)200−1,〜20
0−nのうちの対応のものに入力される。
【0077】ラインスイッチ(HS−SW)200−
1,〜200−nでは、入力された光信号を必要に応じ
てthrough接続、もしくはDrop接続する。
【0078】すなわち、リング側から光多重されて伝送
されてきた光信号はDWDM部113にて波長別に分離
された後、波長別の光信号はラインスイッチ(HS−S
W)200−1,〜200−nのうちの、それぞれの波
長対応のラインスイッチ(HS−SW)200−1,〜
200−nに入力されることになる。
【0079】ラインスイッチ(HS−SW)200−
1,〜200−nより、トリビュタリ側用に出力される
光信号は、上述の設定の場合、“EAST SRV系”
用の出力用であるから“出力6”より出力されることに
なり、この信号はそのまま、トリビュタリスイッチ(L
S−SW)300−1,〜300−8のうちの“EAS
T SRV系”のDrop用として割り当てられている
トリビュタリスイッチ(LS−SW)に与えられ、所望
の出力ポートを介してトリビュタリ側へと送り出すこと
ができる。
【0080】一方、トリビュタリ側から入力される光信
号はトリビュタリスイッチ(LS−SW)300−1,
〜300−8のうちの“WEST SRV系”のAdd
用として割り当てられているトリビュタリスイッチ(L
S−SW)に入力ポートに入力され、このトリビュタリ
スイッチ(LS−SW)を介してラインスイッチ(HS
−SW)部200のうちの着信相手先に該当する波長の
ラインスイッチ(HS−SW)における“WEST S
RV系”のAdd用として割り当てられている入力ポー
トに入力される。
【0081】そして、この入力光信号はラインスイッチ
(HS−SW)部200のラインスイッチ(HS−S
W)200−1,〜200−nにおいて内部のスイッチ
素子Sの制御により、“出力1”〜“出力8”のうち、
それぞれその制御に応じた所要の出力ポート“出力1”
〜“出力8”に出力される。
【0082】ここでの想定例の場合、入力された光信号
が“WEST SRV系”のAdd用であるから入力ポ
ート“入力5”に入力されることになり、ラインスイッ
チ(HS−SW)内において内部のスイッチ素子Sの制
御により“出力1”に導かれ、当該“出力1”のポート
から“WEST SRV系用”の出力用となって“WE
ST SRV系用”のDWDM111に与えられること
になる。そして、このDWDM111にて他の波長の光
信号と多重されてSRV系用の伝送路であるファイバ1
0−1のWEST側へと伝送され、次のノードへと伝送
されることになる。
【0083】ところで、この第2の実施の形態において
も、ラインスイッチ(HS−SW)200−1〜200
−nは、λ1〜λnの各波長毎のSWユニットとなるこ
とから、ラインスイッチ(HS−SW)部200は扱う
波長の種類n種に合わせて、n個のスイッチユニットに
よって構成される。そのため、本発明システムでのライ
ンスイッチ(HS−SW)部200では必要な回路規模
は、1波長当たり“64×n”個のSW素子構成とな
る。
【0084】一方、ラインスイッチ(HS‐SW)部2
00からトリビュタリスイッチ(LS−SW)部300
に入出力する信号はn種の各波長種別毎に、双方向で4
ポート(WEST SRV用,EAST SRV用,W
EST PRT用,EASTPRT用の計4)ある。
【0085】そして、波長種別数すなわち、波長多重数
はnであるから、トリビュタリスイッチ(LS−SW)
部の持つ入出力信号数は、“(4×n)ポート”の数で
ある。
【0086】ラインスイッチ(HS−SW)部では、波
長λ毎にこれら任意の4ポートにスイッチングすること
が可能であり、同一波長のラインスイッチ(HS−S
W)部からのAdd/Drop信号のスイッチングにつ
いてはトリビュタリスイッチ(LS−SW)部では行う
必要がなく、また、Add側信号とDrop側信号につ
いてもスイッチングを行う必要は無いことから、トリビ
ュタリスイッチ(LS−SW)部は、ラインスイッチ
(HS−SW)部におけるλ1〜λnの各ポート毎に一
つの光スイッチを用いることにより、任意のportへ
の入出力が可能となる。
【0087】従って、第1の実施の形態と同様に、ライ
ンスイッチ(HS−SW)部、トリビュタリスイッチ
(LS−SW)部をあわせて、総構成素子数は1波長当
たり64n+8n個の回路規模で済むこととなり、一
方、ラインスイッチ(HS−SW)部とトリビュタリス
イッチ(LS−SW)部の2つに分割しない方式の場
合、4ファイバリング方式においては、前述したとお
り、1波長当たり8n×8n=64nとなるから、こ
の実施例の場合も、第1の実施の形態と同様に、装置構
成を小さくでき、その分、安価な装置とすることができ
る効果を享受できる。
【0088】なお、本発明は上述した実施形態に示す例
に限定されるものではなく、種々変形して実施可能であ
る。例えば、上述した実施例ではそれぞれ双方向のペア
で合計4本の光ファイバで接続された場合を示したが、
これに限定されるものではなく、2ファイバで接続され
たシステムにも適用可能である。
【0089】また、図1には、ノード間をリング状に接
続したリングネットワークを示しているが、本発明は、
必ずしもリング形態に限定するものではなく、例えば、
図1のノード間の一部が接続されていない線形のシステ
ムにも適用可能である。
【0090】また、本発明において、上記実施形態には
種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構
成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽
出され得るものである。例えば、実施形態に示される全
構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が
解決しようとする課題の欄で述べた課題の少なくとも1
つが解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果の
少なくとも1つが得られる場合には、この構成要件が削
除された構成が発明として抽出され得る。
【0091】
【発明の効果】以上、本発明は、光ADM装置を複数
台、サービス用(現用)とプロテクション用(予備用)
の光伝送路で接続し、光ADM装置に収容される末端の
装置間をそれぞれ固有の波長の光信号により伝送する光
伝送ネットワークにおいて、光信号の伝送先を切り替え
るためのスイッチ部分の装置構成を小さくでき、従っ
て、コストダウンを図ることの出来る光分岐多重装置を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される光伝送システムの例を説明
するための図である。
【図2】本発明の第1の実施例としての光伝送システム
におけるノードの構成例を説明するための図である。
【図3】ラインスイッチ(HS−SW)用の光マトリッ
クス・スイッチの概念的構成を説明するための図であ
る。
【図4】トリビュタリスイッチ(LS−SW)用の光マ
トリックス・スイッチの概念的構成を説明するための図
である。
【図5】本発明の第2の実施例における光ADM装置
(光分岐多重装置)100の構成例を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
1〜4…ノード 10…リング状の光伝送路(サービス用及びプロテクシ
ョン用のファイバ) 10−1,10−2…サービス回線用のファイバ 10−3,10−4…プロテクション回線用のファイバ 100…光ADM装置(光分岐多重装置) 111,〜114…DWDM部 200…ラインスイッチ(HS−SW)部 200−1,〜200−n…ラインスイッチ(HS−S
W) 300…トリビュタリスイッチ(LS−SW)部 300−1,〜300−8,300−1−1,〜300
−1−8,〜300−n−1,〜300−n−8…トリ
ビュタリスイッチ(LS−SW) 310…波長変換部 Wg…光導波路 S…光分岐器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 11/04

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光分岐多重装置を複数台、現用と予備用の
    リング型光伝送路で接続し、光信号により伝送する光伝
    送ネットワークに用いられる光分岐多重装置において、 光伝送路側とトリビュタリ側間での光分岐を行う光マト
    リックス・スイッチを、前記現用及び予備用の光伝送路
    側階層の伝送速度での信号のスイッチングをするための
    リング側用とトリビュタリ側階層の伝送速度での信号の
    スイッチングをするトリビュタリ側用とに2分割すると
    共に、ライン側用は波長別に独立構成とすることを特徴
    とする光分岐多重装置。
  2. 【請求項2】前記光伝送路側階層用の光マトリックス・
    スイッチは、前記リング側用を現用及び予備用の光伝送
    路布設数分の入力および出力ポートとAdd用の入力ポ
    ートおよびDrop用の出力ポートそれぞれを現用及び
    予備用分有した、入力ポート数×出力ポート数のマトリ
    ックス構成とすることを特徴とする光分岐多重装置。
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