JP2003096676A - 皮革様シート状物の製造方法 - Google Patents
皮革様シート状物の製造方法Info
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- JP2003096676A JP2003096676A JP2001290792A JP2001290792A JP2003096676A JP 2003096676 A JP2003096676 A JP 2003096676A JP 2001290792 A JP2001290792 A JP 2001290792A JP 2001290792 A JP2001290792 A JP 2001290792A JP 2003096676 A JP2003096676 A JP 2003096676A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】熱処理等による繊維の機械的物性、発色性を低
下させる処理を施すことなく、表面立毛品位、柔軟な風
合いと良好な物性を兼ね備えた皮革様シート状物の製造
方法を提供すること。 【解決手段】繊維質基材にポリウレタンを含浸した皮革
様シート状物を製造するにあたり、少なくとも以下の1
〜3の工程をこの順で全て含む加工処理を行う皮革様シ
ート状物の製造方法。 1.アルカリ水溶液に対する溶解性の異なる2種類以上
の高分子物質の組み合わせからなる極細繊維発現型繊維
を用いてシートを作製する工程。 2.シートにポリビニルアルコールを付与し、熱処理を
施す工程。 3.シートをポリビニルアルコールの難溶化剤を添加し
たアルカリ水溶液で処理して、極細繊維を発現せしめる
工程。
下させる処理を施すことなく、表面立毛品位、柔軟な風
合いと良好な物性を兼ね備えた皮革様シート状物の製造
方法を提供すること。 【解決手段】繊維質基材にポリウレタンを含浸した皮革
様シート状物を製造するにあたり、少なくとも以下の1
〜3の工程をこの順で全て含む加工処理を行う皮革様シ
ート状物の製造方法。 1.アルカリ水溶液に対する溶解性の異なる2種類以上
の高分子物質の組み合わせからなる極細繊維発現型繊維
を用いてシートを作製する工程。 2.シートにポリビニルアルコールを付与し、熱処理を
施す工程。 3.シートをポリビニルアルコールの難溶化剤を添加し
たアルカリ水溶液で処理して、極細繊維を発現せしめる
工程。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は優れた物性・風合い
・品位を兼ね備えた皮革様シート状物の製造方法に関す
る。より詳細には、本発明は、繊維質基材にポリビニル
アルコールを付与した後、ポリビニルアルコールの難溶
化剤を添加したアルカリ水溶液で極細繊維発現処理を施
して皮革様シート状物を得る製造方法に関する。本発明
によって得られる皮革様シート状物は、優れた発色性を
有し、風合いの柔軟性と充実感を有していて、天然皮革
に極めて近い、高級感のある優美な品位、良好な物性を
有している。
・品位を兼ね備えた皮革様シート状物の製造方法に関す
る。より詳細には、本発明は、繊維質基材にポリビニル
アルコールを付与した後、ポリビニルアルコールの難溶
化剤を添加したアルカリ水溶液で極細繊維発現処理を施
して皮革様シート状物を得る製造方法に関する。本発明
によって得られる皮革様シート状物は、優れた発色性を
有し、風合いの柔軟性と充実感を有していて、天然皮革
に極めて近い、高級感のある優美な品位、良好な物性を
有している。
【0002】
【従来の技術】繊維と高分子弾性体からなる皮革様シー
ト状物は、衣料用途、資材用途ともに広く用いられてい
る。特に0.5dtex以下の極細繊維を用いた皮革様
シート状物は天然皮革に似た風合い、タッチを有してお
り、近年その使用が拡大している。
ト状物は、衣料用途、資材用途ともに広く用いられてい
る。特に0.5dtex以下の極細繊維を用いた皮革様
シート状物は天然皮革に似た風合い、タッチを有してお
り、近年その使用が拡大している。
【0003】該極細繊維を得る手段としては、複数の高
分子物質を用いて海島型の複合繊維もしくはポリマーブ
レンド繊維を作り、その中の少なくとも一成分を有機溶
媒によって除去する方法が、得られる繊維が細く、繊維
間に適度な空間ができ柔軟性に優れるため広く採用され
ている。その際、極細繊維発現処理の形態安定性、ポリ
ウレタンから立毛層を保護するといった目的からポリビ
ニルアルコールを付与する方法が風合い、品位、物性の
制御が容易であるため広く採用されている。
分子物質を用いて海島型の複合繊維もしくはポリマーブ
レンド繊維を作り、その中の少なくとも一成分を有機溶
媒によって除去する方法が、得られる繊維が細く、繊維
間に適度な空間ができ柔軟性に優れるため広く採用され
ている。その際、極細繊維発現処理の形態安定性、ポリ
ウレタンから立毛層を保護するといった目的からポリビ
ニルアルコールを付与する方法が風合い、品位、物性の
制御が容易であるため広く採用されている。
【0004】しかしながら、近年、有機溶媒の使用に対
して人体、環境への悪影響が懸念されるため、該皮革様
シート状物の製造に関しても有機溶剤を使用することな
く製造することが必要とされるようになってきた。
して人体、環境への悪影響が懸念されるため、該皮革様
シート状物の製造に関しても有機溶剤を使用することな
く製造することが必要とされるようになってきた。
【0005】このため複合繊維中の少なくとも1成分を
除去する溶媒として、有機溶剤から水系溶液へ移行すべ
く種々検討がなされているが、いまだ水系溶液を用いて
満足すべき発色性、風合、物性を有しかつ立毛品位に優
れたスエード調人工皮革は得られていない.その理由
は、ポリビニルアルコールが水溶性であるために極細繊
維発現処理時に水系タイプの溶媒に溶出してしまうため
使用できず、立毛品位、物性の調整が困難なためであ
る。また、ポリビニルアルコールの水系タイプの溶媒へ
の溶出を防ぐ手段として熱処理によるポリビニルアルコ
ールの難溶化が考えられるが高温での熱処理によって物
性の低下および/または繊維の結晶化が促進されて発色
性が低下するという問題がある。
除去する溶媒として、有機溶剤から水系溶液へ移行すべ
く種々検討がなされているが、いまだ水系溶液を用いて
満足すべき発色性、風合、物性を有しかつ立毛品位に優
れたスエード調人工皮革は得られていない.その理由
は、ポリビニルアルコールが水溶性であるために極細繊
維発現処理時に水系タイプの溶媒に溶出してしまうため
使用できず、立毛品位、物性の調整が困難なためであ
る。また、ポリビニルアルコールの水系タイプの溶媒へ
の溶出を防ぐ手段として熱処理によるポリビニルアルコ
ールの難溶化が考えられるが高温での熱処理によって物
性の低下および/または繊維の結晶化が促進されて発色
性が低下するという問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】繊維質基材にポリビニ
ルアルコールを付与した後、極細繊維発現処理を施して
皮革様シート状物を得るにあたり、人体、環境への影響
の点から水系タイプの溶媒を用いる。このため、ポリビ
ニルアルコールの難溶化が必須となるが、熱処理等によ
る繊維の機械的物性、発色性を低下させる処理を施すこ
となく、表面立毛品位、柔軟な風合いと良好な物性を兼
ね備えた皮革様シート状物の製造方法を提供することに
ある。
ルアルコールを付与した後、極細繊維発現処理を施して
皮革様シート状物を得るにあたり、人体、環境への影響
の点から水系タイプの溶媒を用いる。このため、ポリビ
ニルアルコールの難溶化が必須となるが、熱処理等によ
る繊維の機械的物性、発色性を低下させる処理を施すこ
となく、表面立毛品位、柔軟な風合いと良好な物性を兼
ね備えた皮革様シート状物の製造方法を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる従来技
術の問題を解決するために、次のような手段を採用する
ものである。
術の問題を解決するために、次のような手段を採用する
ものである。
【0008】すなわち、繊維質基材にポリウレタンを含
浸した皮革様シート状物を製造するにあたり、少なくと
も以下の1〜3の工程をこの順で全て含む加工処理を行
うことを特徴とする皮革様シート状物の製造方法であ
る。 1.アルカリ水溶液に対する溶解性の異なる2種類以上
の高分子物質の組み合わせからなる極細繊維発現型繊維
を用いてシートを作製する工程。 2.上記シートにポリビニルアルコールを付与し、熱処
理を施す工程。 3.上記シートをポリビニルアルコールの難溶化剤を添
加したアルカリ水溶液で処理して、極細繊維を発現せし
める工程。
浸した皮革様シート状物を製造するにあたり、少なくと
も以下の1〜3の工程をこの順で全て含む加工処理を行
うことを特徴とする皮革様シート状物の製造方法であ
る。 1.アルカリ水溶液に対する溶解性の異なる2種類以上
の高分子物質の組み合わせからなる極細繊維発現型繊維
を用いてシートを作製する工程。 2.上記シートにポリビニルアルコールを付与し、熱処
理を施す工程。 3.上記シートをポリビニルアルコールの難溶化剤を添
加したアルカリ水溶液で処理して、極細繊維を発現せし
める工程。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明は、前記課題について鋭意
検討し、皮革様シート状物の製造にあたり、繊維質基材
にポリビニルアルコールを付与した後、ポリビニルアル
コールの難溶化剤を添加したアルカリ溶液で極細繊維発
現処理を施すことによって熱処理等の物性および/また
は発色性を低下させる処理を施すことなく表面立毛品
位、柔軟な風合いと良好な物性を達成し、かかる課題を
解決することを見出したものである。
検討し、皮革様シート状物の製造にあたり、繊維質基材
にポリビニルアルコールを付与した後、ポリビニルアル
コールの難溶化剤を添加したアルカリ溶液で極細繊維発
現処理を施すことによって熱処理等の物性および/また
は発色性を低下させる処理を施すことなく表面立毛品
位、柔軟な風合いと良好な物性を達成し、かかる課題を
解決することを見出したものである。
【0010】極細繊維発現型繊維の素材としては通常の
皮革様シート状物に用いられるものなら特に制限はない
が、アルカリ水溶液に対する溶解性の異なった高分子物
質からなる複合繊維である必要がある。ここでいう高分
子物質がアルカリ水溶液に対する溶解性を異にするとい
うのは同様の表面積で70℃に加熱した10%水酸化ナ
トリウム水溶液に対する溶解速度が5倍以上、補強剤と
して付与するポリビニルアルコールが溶解しない条件で
高分子物質を安定的に溶解するという点で、20倍以上
異なることがより好ましい。また、そのようなアルカリ
水溶液に対する溶解性の高い高分子物質としては特に制
限はないが、アルカリ溶解速度と紡糸安定性の点から、
5−ソディウムスルホイソフタル酸、ポリエチレングリ
コール、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ビス
フェノールA化合物、イソフタル酸、アジピン酸、ドデ
カジオン酸、シクロヘキシルカルボン酸等を共重合した
共重合ポリエステルが好ましい。
皮革様シート状物に用いられるものなら特に制限はない
が、アルカリ水溶液に対する溶解性の異なった高分子物
質からなる複合繊維である必要がある。ここでいう高分
子物質がアルカリ水溶液に対する溶解性を異にするとい
うのは同様の表面積で70℃に加熱した10%水酸化ナ
トリウム水溶液に対する溶解速度が5倍以上、補強剤と
して付与するポリビニルアルコールが溶解しない条件で
高分子物質を安定的に溶解するという点で、20倍以上
異なることがより好ましい。また、そのようなアルカリ
水溶液に対する溶解性の高い高分子物質としては特に制
限はないが、アルカリ溶解速度と紡糸安定性の点から、
5−ソディウムスルホイソフタル酸、ポリエチレングリ
コール、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ビス
フェノールA化合物、イソフタル酸、アジピン酸、ドデ
カジオン酸、シクロヘキシルカルボン酸等を共重合した
共重合ポリエステルが好ましい。
【0011】共重合比率としては、ポリビニルアルコー
ルが形態保持される条件で溶解する必要があるため5モ
ル%以上、延伸工程および/もしくは収縮工程において
溶解しないため20モル%以下であることが好ましい。
特に耐熱性、アルカリ溶解性の点から5−ソディウムス
ルホイソフタル酸をを5〜20モル%共重合したポリエ
チレンテレフタレート共重合体を用いることはより好ま
しい。一方、アルカリ水溶液に対する溶解性の低い高分
子物質としてポリエチレンテレフタレート、ポリプロピ
レンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等の
ポリエステルおよび、共重合ポリエステル、ナイロン−
6、ナイロン−6,6等のポリアミドおよび共重合ポリ
アミドを用いることができるが、耐久性、湿潤堅牢度、
耐光堅牢度、防しわ性の点からポリエチレンテレフタレ
ートが好ましい。また、ポリエチレンテレフタレートを
用いて極細繊維発現処理を行った後のポリエチレンテレ
フタレートの密度は発色性の点で1.385以下が好ま
しいが、1.380以下であるとさらに好ましい。ここ
でいうポリエチレンテレフタレートの密度とは密度勾配
管法にて測定した値である。
ルが形態保持される条件で溶解する必要があるため5モ
ル%以上、延伸工程および/もしくは収縮工程において
溶解しないため20モル%以下であることが好ましい。
特に耐熱性、アルカリ溶解性の点から5−ソディウムス
ルホイソフタル酸をを5〜20モル%共重合したポリエ
チレンテレフタレート共重合体を用いることはより好ま
しい。一方、アルカリ水溶液に対する溶解性の低い高分
子物質としてポリエチレンテレフタレート、ポリプロピ
レンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等の
ポリエステルおよび、共重合ポリエステル、ナイロン−
6、ナイロン−6,6等のポリアミドおよび共重合ポリ
アミドを用いることができるが、耐久性、湿潤堅牢度、
耐光堅牢度、防しわ性の点からポリエチレンテレフタレ
ートが好ましい。また、ポリエチレンテレフタレートを
用いて極細繊維発現処理を行った後のポリエチレンテレ
フタレートの密度は発色性の点で1.385以下が好ま
しいが、1.380以下であるとさらに好ましい。ここ
でいうポリエチレンテレフタレートの密度とは密度勾配
管法にて測定した値である。
【0012】極細繊維としては、通常の湿式、乾式およ
び溶融紡糸法により紡糸されたもの、更にメルトブロー
法、海島型繊維およびポリマーブレンド繊維から1成分
を抽出除去する方法、および割繊糸法等によって得られ
るものが使用できる。極細繊維発現型繊維の形態として
は、特公昭48−22126号公報等に示されたような
高分子相互配列体繊維、特公昭51−21041号公
報、特公昭60−21904号公報等で示された混合紡
糸繊維等を目的に応じて適宜選択して使用することが好
ましい。
び溶融紡糸法により紡糸されたもの、更にメルトブロー
法、海島型繊維およびポリマーブレンド繊維から1成分
を抽出除去する方法、および割繊糸法等によって得られ
るものが使用できる。極細繊維発現型繊維の形態として
は、特公昭48−22126号公報等に示されたような
高分子相互配列体繊維、特公昭51−21041号公
報、特公昭60−21904号公報等で示された混合紡
糸繊維等を目的に応じて適宜選択して使用することが好
ましい。
【0013】本発明で極細繊維を発現せしめる際に用い
るアルカリ水溶液としては、特に制限はされなく、水酸
化ナトリウム水溶液、水酸化カリウム水溶液、アンモニ
ア塩等を例示することができるが、取扱いの容易さの点
から水酸化ナトリウム水溶液が好ましい。このときの温
度は操作の容易さと処理速度の点から40〜80℃が好
ましい。かかる繊維から得られる極細繊維の繊度が0.
5dtex以下であることが、柔軟性等の風合いの点か
ら好ましいが、必ずしも不織布に含まれている単繊維全
てが0.5dtex以下である必要はなく、繊維質基材
の表面層が実質的に0.5dtex以下の単繊維で構成
されている状態となればよい。本発明において、前記方
法で得られる単繊維繊度0.5dtex以下の極細繊維
を主体としてなる表面繊維層を有する繊維質基材が適用
される。該単繊維繊度が0.5dtex以下の場合は繊
維の剛性が小さく、表面立毛の腰が弱いためスエード調
人工皮革特有の高級な表面品位、手触り感、およびライ
ティング効果等を得ることができる。
るアルカリ水溶液としては、特に制限はされなく、水酸
化ナトリウム水溶液、水酸化カリウム水溶液、アンモニ
ア塩等を例示することができるが、取扱いの容易さの点
から水酸化ナトリウム水溶液が好ましい。このときの温
度は操作の容易さと処理速度の点から40〜80℃が好
ましい。かかる繊維から得られる極細繊維の繊度が0.
5dtex以下であることが、柔軟性等の風合いの点か
ら好ましいが、必ずしも不織布に含まれている単繊維全
てが0.5dtex以下である必要はなく、繊維質基材
の表面層が実質的に0.5dtex以下の単繊維で構成
されている状態となればよい。本発明において、前記方
法で得られる単繊維繊度0.5dtex以下の極細繊維
を主体としてなる表面繊維層を有する繊維質基材が適用
される。該単繊維繊度が0.5dtex以下の場合は繊
維の剛性が小さく、表面立毛の腰が弱いためスエード調
人工皮革特有の高級な表面品位、手触り感、およびライ
ティング効果等を得ることができる。
【0014】繊維質基材を得る方法としては上記各種極
細繊維および/または極細繊維発現型繊維からカード/
クロスレイヤー/ランダムウェッバー等の乾式法、およ
び液体中に極細繊維および/または極細繊維発現型繊維
を分散させ湿式法所謂抄造法等により不織ウェブを製造
し、その不織ウェブ単独もしくはその不織ウェブの少な
くとも1面に同種または異種の不織ウェブを積層した積
層対をニードルパンチ、流体交絡合処理等により交絡一
体化することによって得られる。
細繊維および/または極細繊維発現型繊維からカード/
クロスレイヤー/ランダムウェッバー等の乾式法、およ
び液体中に極細繊維および/または極細繊維発現型繊維
を分散させ湿式法所謂抄造法等により不織ウェブを製造
し、その不織ウェブ単独もしくはその不織ウェブの少な
くとも1面に同種または異種の不織ウェブを積層した積
層対をニードルパンチ、流体交絡合処理等により交絡一
体化することによって得られる。
【0015】また、前記極細繊維および/または極細繊
維発現型繊維から得た不織ウェブを織編物の片面もしく
は両面に積層した積層対を同様にニードルパンチング、
流体交絡装置等によって交絡一体化することによって繊
維質基材を得ることができる。前述したような方法によ
って得られた繊維質基材に対して本発明による製造方法
を適用することができる。
維発現型繊維から得た不織ウェブを織編物の片面もしく
は両面に積層した積層対を同様にニードルパンチング、
流体交絡装置等によって交絡一体化することによって繊
維質基材を得ることができる。前述したような方法によ
って得られた繊維質基材に対して本発明による製造方法
を適用することができる。
【0016】前記極細繊維および/または極細繊維発現
型繊維からなる不織ウェブが織編物の少なくとも片面全
体を覆って配置されて織編物と三次元交絡されている繊
維質基材である場合は、繊維質基材が織編物によって補
強されているために、付与されるポリウレタンの量を少
なくするなど広い範囲で選択することができ、その結果
しなやかで柔軟な風合いときめ細かな表面立毛品位が得
やすく、かつ物性も一緒に満足させることができ、本発
明による製造方法の効果を最大限に発揮することができ
る。
型繊維からなる不織ウェブが織編物の少なくとも片面全
体を覆って配置されて織編物と三次元交絡されている繊
維質基材である場合は、繊維質基材が織編物によって補
強されているために、付与されるポリウレタンの量を少
なくするなど広い範囲で選択することができ、その結果
しなやかで柔軟な風合いときめ細かな表面立毛品位が得
やすく、かつ物性も一緒に満足させることができ、本発
明による製造方法の効果を最大限に発揮することができ
る。
【0017】立毛層の保護および極細繊維発現処理時の
補強剤として付与するポリビニルアルコールは、以下の
特性を有することが好ましい。 (1)50℃の10重量%水酸化ナトリウム水溶液中に
60分間浸漬したあとの重量減少率が50%以下。 (2)98℃の熱水中に30分浸漬した後の重量減少率
が95%以上。 上記特性を満たす必要があるという点から鹸化度が90
%以上のポリビニルアルコールが好ましく、鹸化度が9
5%以上のポリビニルアルコールであれば更に好まし
い。
補強剤として付与するポリビニルアルコールは、以下の
特性を有することが好ましい。 (1)50℃の10重量%水酸化ナトリウム水溶液中に
60分間浸漬したあとの重量減少率が50%以下。 (2)98℃の熱水中に30分浸漬した後の重量減少率
が95%以上。 上記特性を満たす必要があるという点から鹸化度が90
%以上のポリビニルアルコールが好ましく、鹸化度が9
5%以上のポリビニルアルコールであれば更に好まし
い。
【0018】上述の特性を満たすために、アルカリに対
するポリビニルアルコールの難溶化処理として80〜1
60℃の熱処理を行うことができる。また、難溶化の効
果の点から110〜150℃の熱処理がさらに好まし
い。
するポリビニルアルコールの難溶化処理として80〜1
60℃の熱処理を行うことができる。また、難溶化の効
果の点から110〜150℃の熱処理がさらに好まし
い。
【0019】本発明においてポリビニルアルコール水溶
液の付与方法は従来の含浸法、スプレー法、コーティン
グ法等により行うことができる.作業性およびピックア
ップコントロールの容易性を考慮するとマングル等で絞
る含浸法が好ましい。
液の付与方法は従来の含浸法、スプレー法、コーティン
グ法等により行うことができる.作業性およびピックア
ップコントロールの容易性を考慮するとマングル等で絞
る含浸法が好ましい。
【0020】本発明のポリビニルアルコールの加熱乾
燥、熱処理の具体的方法は熱風加熱、赤外線加熱、高周
波過熱等を適用できるが、ポリビニルアルコールを乾燥
時に不織シート状物の表面層により多く付与することに
よって、より多くの立毛層を保護するという趣旨からす
れば、ピンテンター、クリップテンター等の熱風加熱乾
燥がより好ましい.また、乾燥と熱処理はそれぞれの工
程で行っても良いし、同時に行っても良い。
燥、熱処理の具体的方法は熱風加熱、赤外線加熱、高周
波過熱等を適用できるが、ポリビニルアルコールを乾燥
時に不織シート状物の表面層により多く付与することに
よって、より多くの立毛層を保護するという趣旨からす
れば、ピンテンター、クリップテンター等の熱風加熱乾
燥がより好ましい.また、乾燥と熱処理はそれぞれの工
程で行っても良いし、同時に行っても良い。
【0021】本発明でいう難溶化とはポリビニルアルコ
ールがアルカリ水溶液中へ溶出し難くすることをいう。
ここで、ポリビニルアルコールの難溶化剤としては硼
砂、硼酸、茫硝等一般的に用いられるもので良いが、難
溶化の効果と毒性の点から硼砂を用いることが好まし
い。難溶化剤の添加量は適宜選択できるがポリビニルア
ルコール1gに対して、0.004gから2.2gの間
が濃度制御の点から好ましい。さらに、廃液処理の点か
ら0.004g〜0.4gが好ましい。
ールがアルカリ水溶液中へ溶出し難くすることをいう。
ここで、ポリビニルアルコールの難溶化剤としては硼
砂、硼酸、茫硝等一般的に用いられるもので良いが、難
溶化の効果と毒性の点から硼砂を用いることが好まし
い。難溶化剤の添加量は適宜選択できるがポリビニルア
ルコール1gに対して、0.004gから2.2gの間
が濃度制御の点から好ましい。さらに、廃液処理の点か
ら0.004g〜0.4gが好ましい。
【0022】本発明方法に用いられ得るポリウレタンと
しては、特に限定はされないが、例えばポリエステルポ
リオール、ポリエーテルポリオール、ポリカーボネート
ポリオール、ポリエステルポリカーボネートポリオール
等のポリマージオールのうちの少なくとも1種類とイソ
シアネート基を有する公知の脂肪族ジイソシアネート、
例えば脂環式ジイソシアネート、芳香族ジイソシアネー
ト、具体的には、イソホロンジイソシアネート、トリレ
ンジイソシアネート、4,4’−ジフェニルメタンジイ
ソシアネート、p−フェニレンジイソシアネート、1,
5−ナフチレンジイソシアネート、キシリレンジイソシ
アネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、4,4’
−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、3,3’
−ジクロロ−4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネ
ート、水素化キシリレンジイソシアネートなどのうち少
なくとも1種類および鎖伸長剤としてイソシアネート基
と反応しうる活性水素基を分子中に2個以上有する低分
子化合物、例えばエチレングリコール、プロピレングリ
コール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジ
オール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、ネオ
ペンチルグリコール、1,4−シクロヘキサンジオー
ル、ビス−(β−ヒドロキシエチル)テレフタレート、
キシレングリコール、1,4−ビス(β−ヒドロキシエ
トキシ)ベンゼンなどのジオール類、ヒドラジン、エチ
レンジアミン、プロピレンジアミン、イソホロンジアミ
ン、ピペラジンおよびその誘導体、フェニレンジアミ
ン、トリレンジアミン、キシリレンジアミン、アジピン
酸ジヒドラジド、イソフタル酸ジヒドラジド、ヘキサメ
チレンジアミン、4,4’−ジアミノフェニルメタン、
4,4’−ジシクロヘキシルメタンジアミンなどのジア
ミン類、ジエチレントリアミンなどのトリアミン類、ア
ミノエチルアルコール、アミノプロピルアルコールなど
のアミノアルコール類などのうちの少なくとも1種類を
所定のモル比で反応させて得られる。このポリウレタン
はトルエン、メチルエチルケトン、N,N’−ジメチル
ホルムアミド、イソプロピルアルコール等の溶媒に溶解
したポリウレタン溶液またはポリウレタン水分散液とし
て用いることが出来る。これらポリウレタン溶液または
ポリウレタン水分散液の濃度は目的とするスエード調人
工皮革の性量、風合い、物性を得るために必要なポリウ
レタンの付着量から適宜選択できるが、1〜40%濃度
の範囲、不織シート状物に対する付着量としては対繊維
重量で2〜140%が好ましい。付与される不織シート
状物が、織編物によって補強されたようなそれ自体が高
強度の物性を有する場合においては、ポリウレタン溶液
またはポリウレタン分散液の濃度は1〜30%の範囲、
不織シート状物に対するポリウレタンの付着量としては
対繊維重量で2〜80%の範囲が好ましい。
しては、特に限定はされないが、例えばポリエステルポ
リオール、ポリエーテルポリオール、ポリカーボネート
ポリオール、ポリエステルポリカーボネートポリオール
等のポリマージオールのうちの少なくとも1種類とイソ
シアネート基を有する公知の脂肪族ジイソシアネート、
例えば脂環式ジイソシアネート、芳香族ジイソシアネー
ト、具体的には、イソホロンジイソシアネート、トリレ
ンジイソシアネート、4,4’−ジフェニルメタンジイ
ソシアネート、p−フェニレンジイソシアネート、1,
5−ナフチレンジイソシアネート、キシリレンジイソシ
アネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、4,4’
−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、3,3’
−ジクロロ−4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネ
ート、水素化キシリレンジイソシアネートなどのうち少
なくとも1種類および鎖伸長剤としてイソシアネート基
と反応しうる活性水素基を分子中に2個以上有する低分
子化合物、例えばエチレングリコール、プロピレングリ
コール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジ
オール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、ネオ
ペンチルグリコール、1,4−シクロヘキサンジオー
ル、ビス−(β−ヒドロキシエチル)テレフタレート、
キシレングリコール、1,4−ビス(β−ヒドロキシエ
トキシ)ベンゼンなどのジオール類、ヒドラジン、エチ
レンジアミン、プロピレンジアミン、イソホロンジアミ
ン、ピペラジンおよびその誘導体、フェニレンジアミ
ン、トリレンジアミン、キシリレンジアミン、アジピン
酸ジヒドラジド、イソフタル酸ジヒドラジド、ヘキサメ
チレンジアミン、4,4’−ジアミノフェニルメタン、
4,4’−ジシクロヘキシルメタンジアミンなどのジア
ミン類、ジエチレントリアミンなどのトリアミン類、ア
ミノエチルアルコール、アミノプロピルアルコールなど
のアミノアルコール類などのうちの少なくとも1種類を
所定のモル比で反応させて得られる。このポリウレタン
はトルエン、メチルエチルケトン、N,N’−ジメチル
ホルムアミド、イソプロピルアルコール等の溶媒に溶解
したポリウレタン溶液またはポリウレタン水分散液とし
て用いることが出来る。これらポリウレタン溶液または
ポリウレタン水分散液の濃度は目的とするスエード調人
工皮革の性量、風合い、物性を得るために必要なポリウ
レタンの付着量から適宜選択できるが、1〜40%濃度
の範囲、不織シート状物に対する付着量としては対繊維
重量で2〜140%が好ましい。付与される不織シート
状物が、織編物によって補強されたようなそれ自体が高
強度の物性を有する場合においては、ポリウレタン溶液
またはポリウレタン分散液の濃度は1〜30%の範囲、
不織シート状物に対するポリウレタンの付着量としては
対繊維重量で2〜80%の範囲が好ましい。
【0023】すなわち、ポリウレタンの不織シート状物
に対する付着量が1%未満ではポリウレタンのバインダ
ー効果が著しく低下し目的とする人工皮革の剥離強度、
寸法安定性の物性が得られず、付着量が140%以上に
なると硬く、ごわごわした風合いになり好ましくない。
に対する付着量が1%未満ではポリウレタンのバインダ
ー効果が著しく低下し目的とする人工皮革の剥離強度、
寸法安定性の物性が得られず、付着量が140%以上に
なると硬く、ごわごわした風合いになり好ましくない。
【0024】本発明においてポリウレタン溶液またはポ
リウレタン分散液の付与方法は従来の含浸法、スプレー
法、コーティング法等により行うことができる。作業性
およびピックアップコントロールの容易性を考慮すると
マングル等で絞る含浸法が好ましい。ポリウレタンの凝
固方法としては特に制限は無いが、例えば、溶媒もしく
は水を乾燥除去してポリウレタンを凝固させる乾式法、
溶媒を非溶媒に置換してポリウレタンを凝固させる湿式
法、スチーム等で加熱してポリウレタンを凝固させる湿
熱法などを適宜選択できる。
リウレタン分散液の付与方法は従来の含浸法、スプレー
法、コーティング法等により行うことができる。作業性
およびピックアップコントロールの容易性を考慮すると
マングル等で絞る含浸法が好ましい。ポリウレタンの凝
固方法としては特に制限は無いが、例えば、溶媒もしく
は水を乾燥除去してポリウレタンを凝固させる乾式法、
溶媒を非溶媒に置換してポリウレタンを凝固させる湿式
法、スチーム等で加熱してポリウレタンを凝固させる湿
熱法などを適宜選択できる。
【0025】引き続いて、オープンソーパー、ウインス
等により熱水処理され、ポリビニルアルコールを抽出除
去し、起毛処理を経ることで立毛品位の優れたスエード
調人工皮革を得ることができる。ポリウレタンの分散液
は表裏両表面層に移行するいわゆるマイグレーション現
象を起こすことがある。その場合、必要に応じて、スチ
ーム処理により乾燥前にエマルジョンを破壊する方法
や、マイクロ波加熱により基体の内外層から均一に水分
を除去する方法、塩水浴中で湿式凝固せしめる方法、増
粘剤や感熱難溶化剤等のマイグレーション防止剤を添加
する方法等により、マイグレーションの度合いを調節す
ることも可能である。
等により熱水処理され、ポリビニルアルコールを抽出除
去し、起毛処理を経ることで立毛品位の優れたスエード
調人工皮革を得ることができる。ポリウレタンの分散液
は表裏両表面層に移行するいわゆるマイグレーション現
象を起こすことがある。その場合、必要に応じて、スチ
ーム処理により乾燥前にエマルジョンを破壊する方法
や、マイクロ波加熱により基体の内外層から均一に水分
を除去する方法、塩水浴中で湿式凝固せしめる方法、増
粘剤や感熱難溶化剤等のマイグレーション防止剤を添加
する方法等により、マイグレーションの度合いを調節す
ることも可能である。
【0026】極細繊維発現処理では必要に応じて加熱、
攪拌、絞液等の操作を行う。この場合、より溶解性の低
い高分子物質が一部溶解して、溶解性の高い高分子物質
が残留してもかまわない。
攪拌、絞液等の操作を行う。この場合、より溶解性の低
い高分子物質が一部溶解して、溶解性の高い高分子物質
が残留してもかまわない。
【0027】不織シート状物の起毛処理方法は、針布、
ブラシあるいはバフィング等により可能であるが、サン
ドペーパーによるバフィングが、立毛の長短やきめ細か
さを使用するサンドーペーパーの番手、回転速度等によ
って容易に調整可能な点で好ましい。
ブラシあるいはバフィング等により可能であるが、サン
ドペーパーによるバフィングが、立毛の長短やきめ細か
さを使用するサンドーペーパーの番手、回転速度等によ
って容易に調整可能な点で好ましい。
【0028】染色の方法は、特に制限されるものではな
いが、処理中に液流によって揉まれることにより風合い
が柔軟化することから、サーキュラー染色機を用いるこ
とが好ましい。
いが、処理中に液流によって揉まれることにより風合い
が柔軟化することから、サーキュラー染色機を用いるこ
とが好ましい。
【0029】また、本発明のポリビニルアルコールの水
溶液とポリウレタン溶液またはポリウレタン分散液中に
は少量の有機溶剤、耐候剤等の各種安定剤、顔料、およ
びマイグレーション防止剤等が入っていても何ら差し支
えない。
溶液とポリウレタン溶液またはポリウレタン分散液中に
は少量の有機溶剤、耐候剤等の各種安定剤、顔料、およ
びマイグレーション防止剤等が入っていても何ら差し支
えない。
【0030】以上の製造方法により物性および風合いを
満たし立毛品位に優れたスエード調人工皮革が得られる
が、引き続き表面のブラッシング、制電加工、撥水加工
等の仕上げ加工等を施して更に商品価値を高めることが
できる。
満たし立毛品位に優れたスエード調人工皮革が得られる
が、引き続き表面のブラッシング、制電加工、撥水加工
等の仕上げ加工等を施して更に商品価値を高めることが
できる。
【0031】
【実施例】本発明を下記の実施例により説明する。
【0032】なお、実施例中における部とは重量部のこ
とを指す。また、本発明における溶解速度、重量減少率
は以下の方法により測定した。 (1)溶解速度:JIS K6911法の耐薬品性試験
に準じて処理時間を1時間として得た重量比より求め
た。 (2)重量減少率:(a)高分子Aをポリプロピレンの
不織布2gに対して合計重量がほぼ5gとなるように含
浸して付与したものをW0gとし、このものを恒温槽で
液温50℃に保たれた10重量%水酸化ナトリウム水溶
液300mL中に60分間浸漬した後の重量をW1gと
して、次式により求めた。
とを指す。また、本発明における溶解速度、重量減少率
は以下の方法により測定した。 (1)溶解速度:JIS K6911法の耐薬品性試験
に準じて処理時間を1時間として得た重量比より求め
た。 (2)重量減少率:(a)高分子Aをポリプロピレンの
不織布2gに対して合計重量がほぼ5gとなるように含
浸して付与したものをW0gとし、このものを恒温槽で
液温50℃に保たれた10重量%水酸化ナトリウム水溶
液300mL中に60分間浸漬した後の重量をW1gと
して、次式により求めた。
【0033】重量減少率=(W0−W1)/(W0−2)
×100(%) (b)高分子Aをポリプロピレンの不織布2gに対して
合計重量がほぼ5gとなるように含浸して付与したもの
をW0 gとし、このものを恒温槽で98℃に保たれた熱
水中に30分間浸漬した後の重量をW2 gとして、次式
により求めた。
×100(%) (b)高分子Aをポリプロピレンの不織布2gに対して
合計重量がほぼ5gとなるように含浸して付与したもの
をW0 gとし、このものを恒温槽で98℃に保たれた熱
水中に30分間浸漬した後の重量をW2 gとして、次式
により求めた。
【0034】重量減少率=(W0−W2)/(W0−2)
×100(%) (3)引張強力:引張強力測定器(Toyo Instruments
製 テンシロン)を用いて2cm幅のサンプルをチャッ
ク間距離100mm 、クロスヘッド速度100mm/
分で測定した。
×100(%) (3)引張強力:引張強力測定器(Toyo Instruments
製 テンシロン)を用いて2cm幅のサンプルをチャッ
ク間距離100mm 、クロスヘッド速度100mm/
分で測定した。
【0035】表1に示した値は表現の容易さから(縦の
値+横の値)/2であらわした。 (4)引裂強力:エレメンドルフ式引裂強力測定法にて
測定した。
値+横の値)/2であらわした。 (4)引裂強力:エレメンドルフ式引裂強力測定法にて
測定した。
【0036】表1に示した値は表現の容易さから(縦の
値+横の値)/2であらわした。
値+横の値)/2であらわした。
【0037】実施例1
5-ソディウムスルホイソフタル酸を5.5モル%共重
合したポリエチレンテレフタレートを海成分として30
部、島成分としてポリエチレンテレフタレートが70部
からなる割合で1フィラメント中に島成分が36島含ま
れる形態であり、平均繊度が、3.8dtexの海島型
繊維のステープルを用いてカード、クロスラッパーを通
してウェブを形成し、しかる後、ニードルパンチを施
し、不織布を作成した。
合したポリエチレンテレフタレートを海成分として30
部、島成分としてポリエチレンテレフタレートが70部
からなる割合で1フィラメント中に島成分が36島含ま
れる形態であり、平均繊度が、3.8dtexの海島型
繊維のステープルを用いてカード、クロスラッパーを通
してウェブを形成し、しかる後、ニードルパンチを施
し、不織布を作成した。
【0038】このシートに重合度500、鹸化度98%
のポリビニルアルコール水溶液を島繊維に対して30部
含浸し、150℃で乾燥処理を施した。上述のポリビニ
ルアルコールの50℃の10重量%水酸化ナトリウム水
溶液中に60分間浸漬したあとの重量減少率は20%、
98℃の熱水中に30分浸漬したあとの重量減少率は1
00%であった。
のポリビニルアルコール水溶液を島繊維に対して30部
含浸し、150℃で乾燥処理を施した。上述のポリビニ
ルアルコールの50℃の10重量%水酸化ナトリウム水
溶液中に60分間浸漬したあとの重量減少率は20%、
98℃の熱水中に30分浸漬したあとの重量減少率は1
00%であった。
【0039】次に、このシートを硼砂を1g/L添加し
た60℃の10%水酸化ナトリウム水溶液で海成分を除
去した。このときポリエチレンテレフタレートの密度は
1.3790であった。このシートに、水に分散したポ
リカーボネート系ポリウレタンを30部含浸付与した。
乾燥およびキュアリング処理後、ポリビニルアルコール
を熱水で抽出除去した。
た60℃の10%水酸化ナトリウム水溶液で海成分を除
去した。このときポリエチレンテレフタレートの密度は
1.3790であった。このシートに、水に分散したポ
リカーボネート系ポリウレタンを30部含浸付与した。
乾燥およびキュアリング処理後、ポリビニルアルコール
を熱水で抽出除去した。
【0040】次にこのシートをスライス、バフィングし
た後、サーキュラー染色機において分散染料で染色を施
した。
た後、サーキュラー染色機において分散染料で染色を施
した。
【0041】得られた皮革様シート状物は、表に示すと
おり優れた発色性を示し、優美な立毛品位、柔軟性に富
んだ風合いを有するものであった。 比較例1 硼砂を添加せずに極細繊維発現処理を行うほかは実施例
1と同様の手段で皮革様シート状物を得た。
おり優れた発色性を示し、優美な立毛品位、柔軟性に富
んだ風合いを有するものであった。 比較例1 硼砂を添加せずに極細繊維発現処理を行うほかは実施例
1と同様の手段で皮革様シート状物を得た。
【0042】得られた皮革様シート状物は、極細繊維発
現処理時にポリビニルアルコールの溶出があり工程通過
性が劣り、表に示すとおり風合いがペーパーライクであ
り、表面にポリウレタンが見られ、品位の劣るものであ
った。 比較例2 ポリビニルアルコール水溶液を180℃で熱処理した
後、硼砂を添加しない極細繊維発現処理を行うほかは実
施例1と同様の手段で皮革様シート状物を得た。また、
このときのポリエチレンテレフタレートの密度は1.3
865であった。
現処理時にポリビニルアルコールの溶出があり工程通過
性が劣り、表に示すとおり風合いがペーパーライクであ
り、表面にポリウレタンが見られ、品位の劣るものであ
った。 比較例2 ポリビニルアルコール水溶液を180℃で熱処理した
後、硼砂を添加しない極細繊維発現処理を行うほかは実
施例1と同様の手段で皮革様シート状物を得た。また、
このときのポリエチレンテレフタレートの密度は1.3
865であった。
【0043】得られた皮革様シート状物は、表1に示す
とおり風合いは良好であったが、繊維の発色性が低く品
位の劣るものであった。 比較例3 5−ソディウムスルホイソフタル酸を5.5モル%共重
合したポリエチレンテレフタレートを海成分として30
部、島成分としてポリエチレンテレフタレートが70部
からなる割合で1フィラメント中に島成分が36島含ま
れる形態であり、平均繊度が、3.8dtexの海島型
繊維のステープルを用いてカード、クロスラッパーを通
してウェブを形成し、しかる後、ニードルパンチを施
し、不織布を作成した。
とおり風合いは良好であったが、繊維の発色性が低く品
位の劣るものであった。 比較例3 5−ソディウムスルホイソフタル酸を5.5モル%共重
合したポリエチレンテレフタレートを海成分として30
部、島成分としてポリエチレンテレフタレートが70部
からなる割合で1フィラメント中に島成分が36島含ま
れる形態であり、平均繊度が、3.8dtexの海島型
繊維のステープルを用いてカード、クロスラッパーを通
してウェブを形成し、しかる後、ニードルパンチを施
し、不織布を作成した。
【0044】次に、不織布を60℃に加熱した10%水
酸化ナトリウム水溶液で海成分を除去した。このときポ
リエチレンテレフタレートの密度は1.3731であっ
た。
酸化ナトリウム水溶液で海成分を除去した。このときポ
リエチレンテレフタレートの密度は1.3731であっ
た。
【0045】このシートに重合度500、鹸化度98%
のポリビニルアルコール水溶液を繊維に対して30部含
浸し、100℃で乾燥処理を施した。上述のポリビニル
アルコールの50℃の10重量%水酸化ナトリウム水溶
液中に60分間浸漬したあとの重量減少率は50%、9
8℃の熱水中に30分浸漬したあとの重量減少率は10
0%であった。
のポリビニルアルコール水溶液を繊維に対して30部含
浸し、100℃で乾燥処理を施した。上述のポリビニル
アルコールの50℃の10重量%水酸化ナトリウム水溶
液中に60分間浸漬したあとの重量減少率は50%、9
8℃の熱水中に30分浸漬したあとの重量減少率は10
0%であった。
【0046】このシートに、水に分散したポリカーボネ
ート系ポリウレタンを30部含浸付与した。乾燥および
キュアリング処理後、ポリビニルアルコールを熱水で抽
出除去した。
ート系ポリウレタンを30部含浸付与した。乾燥および
キュアリング処理後、ポリビニルアルコールを熱水で抽
出除去した。
【0047】次に、このシートをスライス、バフィング
した後、サーキュラー染色機において分散染料で染色を
施した。
した後、サーキュラー染色機において分散染料で染色を
施した。
【0048】得られた皮革様シート状物は、表1に示す
とおり優れた発色性を示し、優美な立毛品位を有したも
のであったが、腰のない風合いであり物性の弱いもので
あった。 実施例2 5−ソディウムスルホイソフタル酸を5.5モル%共重
合したポリエチレンテレフタレートを海成分として30
部、島成分としてポリエチレンテレフタレートが70部
からなる割合で1フィラメント中に島成分が36島含ま
れる形態であり、平均繊度が、3.8dtexの海島型
繊維のステープルを用いてカード、クロスラッパーを通
してウェブを形成し、しかる後、ニードルパンチを施
し、不織布を作成した。この不織布に、重合度500、
鹸化度98%のポリビニルアルコール水溶液を島繊維に
対して30部含浸し、150℃で乾燥処理を施した。上
述のポリビニルアルコールの50℃の10重量%水酸化
ナトリウム水溶液中に60分間浸漬したあとの重量減少
率は20%、98℃の熱水中に30分浸漬したあとの重
量減少率は100%であった。このシートに水に分散し
たポリカーボネート系ポリウレタンを30部含浸付与し
た後、乾燥しキュアリング処理を施した。
とおり優れた発色性を示し、優美な立毛品位を有したも
のであったが、腰のない風合いであり物性の弱いもので
あった。 実施例2 5−ソディウムスルホイソフタル酸を5.5モル%共重
合したポリエチレンテレフタレートを海成分として30
部、島成分としてポリエチレンテレフタレートが70部
からなる割合で1フィラメント中に島成分が36島含ま
れる形態であり、平均繊度が、3.8dtexの海島型
繊維のステープルを用いてカード、クロスラッパーを通
してウェブを形成し、しかる後、ニードルパンチを施
し、不織布を作成した。この不織布に、重合度500、
鹸化度98%のポリビニルアルコール水溶液を島繊維に
対して30部含浸し、150℃で乾燥処理を施した。上
述のポリビニルアルコールの50℃の10重量%水酸化
ナトリウム水溶液中に60分間浸漬したあとの重量減少
率は20%、98℃の熱水中に30分浸漬したあとの重
量減少率は100%であった。このシートに水に分散し
たポリカーボネート系ポリウレタンを30部含浸付与し
た後、乾燥しキュアリング処理を施した。
【0049】次に、このシートを硼砂を1g/L添加し
た60℃の10%水酸化ナトリウム水溶液で海成分を除
去した。このときポリエチレンテレフタレートの密度は
1.3790であった。次に、ポリビニルアルコールを
熱水で抽出除去処理を施した。
た60℃の10%水酸化ナトリウム水溶液で海成分を除
去した。このときポリエチレンテレフタレートの密度は
1.3790であった。次に、ポリビニルアルコールを
熱水で抽出除去処理を施した。
【0050】次に、このシートをスライス、バフィング
した後、サーキュラー染色機において分散染料で染色を
施した。
した後、サーキュラー染色機において分散染料で染色を
施した。
【0051】得られた皮革様シート状物は、表1に示す
とおり優れた発色性を示し、優美な立毛品位、柔軟性に
富んだ風合いを有するものであった。 比較例4 硼砂を添加せずに極細繊維発現処理を行うほかは実施例
2と同様の手段で皮革様シート状物を得た。得られた皮
革様シート状物は、極細繊維発現処理時にポリビニルア
ルコールの溶出があり、表に示すとおり工程通過性に劣
るものであった。。 比較例5 ポリビニルアルコール水溶液を180℃で熱処理した
後、硼砂を添加しない極細繊維発現処理を行うほかは実
施例2と同様の手段で皮革様シート状物を得た。また、
このときのポリエチレンテレフタレートの密度は1.3
865であった。得られた皮革様シート状物は、表1に
示すとおり風合いは良好であったが、繊維の発色性が低
く品位の劣るものであった。
とおり優れた発色性を示し、優美な立毛品位、柔軟性に
富んだ風合いを有するものであった。 比較例4 硼砂を添加せずに極細繊維発現処理を行うほかは実施例
2と同様の手段で皮革様シート状物を得た。得られた皮
革様シート状物は、極細繊維発現処理時にポリビニルア
ルコールの溶出があり、表に示すとおり工程通過性に劣
るものであった。。 比較例5 ポリビニルアルコール水溶液を180℃で熱処理した
後、硼砂を添加しない極細繊維発現処理を行うほかは実
施例2と同様の手段で皮革様シート状物を得た。また、
このときのポリエチレンテレフタレートの密度は1.3
865であった。得られた皮革様シート状物は、表1に
示すとおり風合いは良好であったが、繊維の発色性が低
く品位の劣るものであった。
【0052】
【表1】
【0053】
【発明の効果】本発明の製造方法によれば優れた発色
性、柔軟な風合い、優美な品位と良好な物性を兼ね備
え、有機溶媒を使用することなく、環境に対する負荷を
低減して人工皮革を製造することができる。
性、柔軟な風合い、優美な品位と良好な物性を兼ね備
え、有機溶媒を使用することなく、環境に対する負荷を
低減して人工皮革を製造することができる。
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フロントページの続き
Fターム(参考) 4F055 AA02 BA12 DA07 EA04 EA12
EA24 EA34 FA07 FA20 FA37
GA03 HA04 HA11 HA22
Claims (8)
- 【請求項1】繊維質基材にポリウレタンを含浸した皮革
様シート状物を製造するにあたり、少なくとも以下の1
〜3の工程をこの順で全て含む加工処理を行うことを特
徴とする皮革様シート状物の製造方法。 1.アルカリ水溶液に対する溶解性の異なる2種類以上
の高分子物質の組み合わせからなる極細繊維発現型繊維
を用いてシートを作製する工程。 2.上記シートにポリビニルアルコールを付与し、熱処
理を施す工程。 3.上記シートをポリビニルアルコールの難溶化剤を添
加したアルカリ水溶液で処理して、極細繊維を発現せし
める工程。 - 【請求項2】ポリビニルアルコールに施す熱処理の温度
が80〜160℃であることを特徴とする請求項1に記
載の皮革様シート状物の製造方法。 - 【請求項3】ポリビニルアルコールの難溶化剤を添加し
たアルカリ水溶液を用いた極細繊維発現処理時にポリビ
ニルアルコールが(1)および(2)の特性を満たすこ
とを特徴とする請求項1および2のいずれか1項に記載
の皮革様シート状物の製造方法。 (1)50℃の10重量%水酸化ナトリウム水溶液中に
20分間浸漬したあとの重量減少率が50%以下。 (2)98℃の熱水中に30分浸漬した後の重量減少率
が95%以上。 - 【請求項4】ポリビニルアルコールの難溶化剤が、硼砂
および/または硼酸であることを特徴とする請求項1〜
3のいずれか1項に記載の皮革様シート状物の製造方
法。 - 【請求項5】極細繊維を発現せしめる工程がポリビニル
アルコールの難溶化剤を添加した40〜80℃のアルカ
リ水溶液を用いて行われることを特徴とする請求項1〜
4のいずれか1項に記載の皮革様シート状物の製造方
法。 - 【請求項6】ポリウレタンを繊維質基材に付与する際、
ポリウレタンを水に分散したポリウレタン水分散液を用
いて含浸付与することを特徴とする請求項1〜5のいず
れか1項に記載の皮革様シート状物の製造方法。 - 【請求項7】極細繊維がポリエチレンテレフタレートか
らなり、繊度が0.5dtex以下であることを特徴と
する請求項1〜6のいずれか1項に記載の皮革様シート
状物の製造方法。 - 【請求項8】極細繊維の密度が1.385以下であるこ
とを特徴とする請求項7に記載の皮革様シート状物の製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001290792A JP2003096676A (ja) | 2001-09-25 | 2001-09-25 | 皮革様シート状物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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