JP2003093269A - 便座および携帯用便器 - Google Patents
便座および携帯用便器Info
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Abstract
を提供することを課題とする。 【解決手段】軟質本体13と、該軟質本体13を支持す
る硬質基板14とからなる便座6であって、該便器本体
2上面に載置された受け板7に該基板14根端部が枢着
されている便座6を提供する。
Description
器に関するものである。
のものが用いられていた。
の便座では、該便座に着座したときの当たりが硬く、座
り心地が良好でないという問題があった。更に、単に便
座を軟質のものにすると、該便座を便器本体に取付けた
ときの取付け強度が確保出来ないという問題点があっ
た。
を解決するための手段として、便器本体(2) 上に根端部
を枢着される便座(6) であって、該便座(6) は軟質本体
(13)と、該軟質本体(13)を支持する硬質基板(14)とから
なり、該基板(14)根端部が該便器本体(2) 上に枢着され
ている便座(6) を提供するものである。該軟質本体(13)
は前端部両側に大腿部保持凹部(15)が設けられ、中央部
には局所清拭用凹部(16)が設けられ、後端部には後端凹
部(17)が設けられていることが望ましい。該便器本体上
面から便バケツ収納用凹部(4) を設け、更に該便器本体
上面には受け板(7) を載置し、該受け板(7) に便バケツ
を懸架しかつ該便座(6) の硬質基板(14)の根端部を枢着
した携帯用便器(1) に使用されて有用である。
4)上に軟質本体(13)が支持されているので、該軟質本体
(13)がクッションの役割を果たして、使用者は大変良好
な座り心地を得ることが出来る。
施例によって説明する。図1〜図3に示すように、携帯
用便器(1) の本体(2) の四隅には脚部(3) が設けられ、
上面には便バケツ収納用凹部(4) が設けられている。図
3に示すように該本体(2) 上面において、該凹部(4) の
上縁周縁には低段部(5) が設けられている。そして該本
体(2) 上面には便座(6) を取付けた受け板(7) が載置さ
れるが、該受け板(7) の下面周縁は該本体(2) の凹部
(4) の上縁周縁の低段部(5) に受止される。
部(8) が設けられ、該開口部(8) の内周縁は落し込まれ
て小水受け溝(9) が設けられ、両縁には側壁(10,10) が
設けられ、該側壁(10,10) は該受け板(7) 後端において
高台部(11,11) を形成している。更に、該受け板(7) の
後端両側には便座(6) 軸受け(12)が設けられており、一
方の軸受け(12)にはダンパー機構が取付けられている。
体(13)と、該軟質本体(13)を支持する硬質基板(14)とか
らなり、該軟質本体(13)の上面は使用者の脚部がフィッ
トするように内側に向けて傾斜されており、前端両側に
は大腿部保持凹部(15)が設けられ、前端中央には局所清
拭用凹部(16)が設けられ、後端部には後端凹部(17)が設
けられている。更に、該軟質本体(13)下面には複数個の
位置決め凸部(18)が凸設されている。該硬質基板(14)の
上面には該軟質本体(13)の位置決め凸部(18)に対応する
位置に複数個の嵌合凹部(19)がそれぞれ設けられてい
る。また、該硬質基板(14)の内周縁には内周壁(20)が設
けられ、該硬質基板(14)の外周縁には外周壁(21)が設け
られており、該外周壁(21)の前端部は切り欠かれてい
る。更に、該硬質基板(14)の外周壁(21)の左右両側から
はそれぞれ2片の突起(21A) が差出されている。
の材料としては、例えばEVA(エチレン酢酸ビニル共
重合体)発泡体、軟質ポリエチレン発泡体、ポリウレタ
ン発泡体、SBS(スチレン−ブタジエン−スチレンブ
ロック共重合体)発泡体、SEBS(スチレン−エチレ
ン−ブチレン−スチレンブロック共重合体)発泡体、S
EPS(スチレン−エチレン−プロピレン−スチレンブ
ロック共重合体)発泡体、SIS(スチレン−イソプレ
ン−スチレンブロック共重合体)発泡体、ポリウレタン
エラストマー発泡体、ポリプロピレン発泡体、合成ゴム
発泡体、熱可塑性エラストマー発泡体等の発泡体が用い
られる。また、該便座(6) の硬質基板(14)の材料として
は、携帯用便器本体(2) と同様、例えばポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリスチレン、AS(アクリロニトリ
ル−スチレン共重合体)、ABS(アクリロニトル−ブ
タジエン−スチレン共重合体)等の合成樹脂が用いられ
る。
の軟質本体(13)は、軟質本体(13)下面に設けられた位置
決め凸部(18)を硬質基板(14)上面の嵌合凹部(19)に嵌合
することによって、該便座(6) の硬質基板(14)に取付け
固定されており、該便座(6)は、受け板(7) の軸受け(1
2)に便座(6) の硬質基板(14)の根端部のヒンジ部(22)を
回動可能に取付けることによって、該受け板(7) に枢着
されている。軟質本体(13)を硬質基板(14)に取付けた場
合、該軟質本体(13)は若干塑性変形して硬質基板(14)の
突起(21A) の下側に入り込み、該突起(21A) によって該
軟質本体(13)が該硬質基板(14)から外れるのを防いで、
該軟質本体(13)の固定を強固にする。また、軟質本体(1
3)を硬質基板(14)に取付けた状態で、該軟質本体(13)の
内端が該硬質基板(14)の内周壁(20)の内端と同じ位置に
なるので、軟質本体(13)の上に小水がかかった場合で
も、該軟質本体(13)と該内周壁(20)との間に小水が入り
込みにくい(図6参照)。
る場合には、便座(6) の硬質基板(14)の外周壁(21)下側
部分および内周壁(20)下側部分に便座カバー(23)を引っ
掛けて、便座(6) に便座カバー(23)を覆着する。この
際、便座(6) の硬質基板(14)根端部のヒンジ部(22)左右
両側において該外周壁(21)に切欠き部(24)を設け、該切
欠き部(24)から便座カバー(23)の一部をヒンジ部(22)上
側へ迂回させれば、該ヒンジ部(22)の干渉を受けること
なく便座カバー(23)を便座(6) に覆着することが出来る
(図6および図7参照)。
軟質本体(13)が支持されているので、該軟質本体(13)が
クッションの役割を果たして、使用者は大変良好な座り
心地を得ることが出来る。更に、該便座(6) の硬質基板
(14)の外周壁(21)前端部が切り欠かれているため、硬質
基板(14)の外周壁(21)が着座した人の大腿部下側に当た
って軟質本体(13)のクッション感が損なわれることがな
い。また、該便座(6) の軟質本体(13)が、軟質本体(13)
下面に設けられた位置決め凸部(18)を硬質基板(14)上面
の嵌合凹部(19)に嵌合することによって、該便座(6) の
硬質基板(14)に取付け固定されているため、該便座(6)
を使用する際に該軟質本体(13)がずれて不安定になるの
を防ぎ、かつ使用後に該便座(6) を跳ね上げ状態とする
ときに該軟質本体(13)が該硬質基板(14)から外れるのを
防止することが出来る。更に、該軟質本体(13)の位置決
め凸部(18)は、着座した人の大腿部を支持する左右前側
部分には設けられていないため、該位置決め凸部(18)が
着座した人の大腿部下側に当たって軟質本体(13)のクッ
ション感が損なわれることもない。また更に、軟質本体
(13)は硬質基板(14)から着脱可能とされており、軟質本
体(13)を適度な力で引っ張ると硬質基板(14)から容易に
取り外すことが出来るので、軟質本体(13)および硬質基
板(14)の洗浄が容易である。
側の大腿部保持凹部(15)によって着座する人の大腿部が
保持されるため、使用者が脚を置いた時の使用感が大変
良好となり、かつ安定感のある座り心地が得られる。更
に、該便座(6) の軟質本体(13)前端中央の局所清拭用凹
部(16)を設けることにより、本人または介助者が該局所
清拭用凹部(16)から手を差し入れて使用者の局所を洗浄
・清拭することが容易になる。また更に、該便座(6) の
軟質本体(13)後端部に後端凹部(17)を設けることによ
り、着座する人の尾てい骨が当たり難くなり、長時間座
っていても良好な座り心地が得られる。
装置(25)の取付け用凹部(26)が設けられ、該凹部(26)の
両内側壁にはシャワー装置(25)両外側面から突出してい
る縦リブ(27)を嵌合する三条の縦溝(28)が設けられてい
る(図4参照)。
を、該受け板(7) の凹部(26)の縦溝(28)の一つを選択し
て嵌合することによって、図8に示すように該受け板
(7) に取付けられ、図示しない水槽からポンプによって
ホース(29)に導入された水を該ノズル孔(30)から斜め上
向きに噴射して使用者の局所を洗浄する。
ワー装置(25)を取り外して図9に示すようにカバー(31)
を被着する。該カバー(31)は両側面に縦リブ(32)が設け
られ、該縦リブ(32)と該受け板(7) の凹部(26)の両内側
壁の縦溝(28)に嵌合することによって該受け板(7) の凹
部(26)に被着される。
(2) の上面に載置されるが、更に該受け板(7) の開口部
(8) からは、図10に示すような便バケツ(33)が該便器
本体(2) の凹部(4) 内に挿入される。該便バケツ(33)の
上縁にはフランジ(34)が設けられており、該フランジ(3
4)の下側には複数個のリブ(35)が形成されている。該フ
ランジ(34)のリブ(35)を、該受け板(7) の開口部(8) 内
周縁から落し込まれて形成されている小水受け溝(9) に
係着することによって、該便バケツ(33)は該便器本体
(2) の凹部(4) 内に懸架される。なお該便バケツ(33)の
上縁部には把手(36)が枢着されている。
け板(7) が載置され、更に便バケツ(33)が懸架される
が、更に該便器本体(2) の上面両側にはアームレスト(3
7)が配設され、後縁には背もたれ(38)が配設される。該
アームレスト(37)は前側支柱(39)を該便器本体(2) 上面
前端部両側の取付け孔(40)に嵌着し、後端部を背もたれ
(38)の両側枠(41)から前方に差出されている支持ブラケ
ット(42)に支持することによって該便器本体(2) に取り
外し可能に取付けられており、該背もたれ(38)は両側枠
(41)の根端部を該便器本体(2) 上面後部両側の取付け孔
(43)に嵌着することによって該便器本体(2) に取り外し
可能に取付けられている。そして該便器本体(2) 上面に
載置されている受け板(7) の上側には座部(44)が載置さ
れている。
係着する手段や便座(6) 取付け手段、あるいはシャワー
装置取付け手段を設ける必要がなく、それらは受け板
(7) に設けるので、該便器本体(2) の構造が極めて簡単
になり、射出成形金型構造もしたがって簡単になり、金
型コストが低減される。また種々の寸法、形状の便座
(6) には受け板(7) で対応することが出来るので、便器
本体(2) 自体を設計変更する必要もない。
に示すようにリンク(45)を介して後方へ撤去され、使用
者は受け板(7) に取付けられている便座(6) 上に腰かけ
て用を足す。
数個の位置決め凸部(18)を凸設し、該硬質基板(14)の上
面には該軟質本体(13)の位置決め凸部(18)に対応する位
置に複数個の嵌合孔をそれぞれ設けてもよい。この場
合、該便座(6) の軟質本体(13)は、軟質本体(13)下面に
設けられた位置決め凸部(18)を硬質基板(14)上面の嵌合
孔に挿通嵌合することによって、該便座(6) の硬質基板
(14)に取付け固定される。
る。本実施例では、硬質基板(14)の上面を使用者の脚部
がフィットするように内側に向けて傾斜させ、前端両側
には大腿部保持凹部(15)を設け、前端中央には局所清拭
用凹部(16)を設け、後端部には後端凹部(17)が設け、薄
い軟質本体(13)または厚さが均一な軟質本体(13)を用い
る。この場合には、硬質基板(14)上に取付けられた軟質
本体(13)は、該硬質基板(14)の上面形状に追従して塑性
変形するため、良好な座り心地が得られるとともに、前
後左右へのずれを少なくなり着座時の安定性を得ること
が出来る。
れる便座を提供することが出来る。
る。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】便器本体上に根端部を枢着される便座であ
って、該便座は軟質本体と、該軟質本体を支持する硬質
基板とからなり、該基板根端部が該便器本体上に枢着さ
れていることを特徴とする便座。 - 【請求項2】該軟質本体は前端部両側に大腿部保持凹部
が設けられ、中央部には局所清拭用凹部が設けられ、後
端部には後端凹部が設けられている請求項1に記載の便
座。 - 【請求項3】該便器本体上面から便バケツ収納用凹部を
設け、更に該便器本体上面には受け板を載置し、該受け
板に便バケツを懸架しかつ請求項1または請求項2に記
載の便座の硬質基板の根端部を枢着したことを特徴とす
る携帯用便器。
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