JP2002533539A - コーティング組成物 - Google Patents

コーティング組成物

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JP2002533539A
JP2002533539A JP2000591091A JP2000591091A JP2002533539A JP 2002533539 A JP2002533539 A JP 2002533539A JP 2000591091 A JP2000591091 A JP 2000591091A JP 2000591091 A JP2000591091 A JP 2000591091A JP 2002533539 A JP2002533539 A JP 2002533539A
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フェン,デイヴィッド・ロバート
ラム,ピーター・クウォック・ヒン
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PPG Industries Ohio Inc
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Abstract

(57)【要約】 i)ジフェニルメタンジイソシアナート、及びii)カルボン酸基とエポキシ基との反応生成物である、第二ヒドロキシル基を有するポリエステルである、ヒドロキシル官能化合物を含むコーティング組成物であって、該組成物は、アルジミン、ケチミン又はアスパラギン酸エステルである反応性稀釈剤を、実質上含有しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、ポリウレタンコーティング組成物、その製造及び使用に関する。
【0002】 車両、例えば自動車、の修理及び再仕上げに使用されるコーティング(車両再
仕上げ塗装として公知)は、非常に良好な物理特性、例えば硬度、耐水性及び耐
溶剤性、を有することが要求される。コーティング組成物は、スプレー塗布によ
り基材に施与しやすく、また最終フィルムが良好な光沢を有するために、良好な
適用及び外観の特性を有することも必要とされる。
【0003】 これらの用途に一般に使用されるコーティング組成物の1種類は、ヒドロキシ
ル官能ポリマー、例えばポリエステル又はアクリルポリマー、及びポリイソシア
ナートを含む。これら2成分は、基材へ施与後、相互に反応して、ポリウレタン
コーティングを形成する。従って、厳密に言えば、コーティングが架橋する場合
にのみポリウレタンが形成されるにもかかわらず、これらの組成物はしばしばポ
リウレタンコーティング組成物と呼ばれる。
【0004】 ポリウレタンコーティング組成物の2成分は、混合されると直ちに相互に反応
し始め、この理由のため、通常、これらの成分は、使用直前に混合される2成分
の形で供給される。成分間の反応の故に、混合物の粘度は、混合の最初から直ち
にゆっくりと上昇する。混合組成物は、粘度上昇のため使用不能になるので、「
可使時間(pot-life)」と呼ばれる、有効寿命に限界がある。最終的に、混合組
成物は、大量に、固体又は半固体になる。車両再仕上げポリウレタンコーティン
グ組成物の代表的可使時間は、30分〜5時間、一般に30分〜3時間の範囲に
わたる。
【0005】 数種の異なるタイプのポリイソシアナートがこれらのタイプの組成物に使用す
るのに公知であり、ヘキサメチレンジイソシアナート及びイソホロンジイソシア
ナートのイソシアヌレート三量体、及びこれらのジイソシアナート及び他のジイ
ソシアナート(例えばトルエンジイソシアナート)とポリオール(例えばトリメ
チロールプロパン)との反応により製造されるポリイソシアナートプレポリマー
がこれに属する。
【0006】 他のタイプのポリイソシアナートの1つは、ジフェニルメタンジイソシアナー
ト、即ち、MDIとして公知でもある、4,4−及び2,4−の2つの異性体の
混合物である。MDIは、ポリウレタンフォームを製造するのに広く使用されて
いる。MDIは精製された低分子MDI及び高分子MDIの2タイプの製品を基
礎とする種々の形で市販されている。MDIはポリイソシアナートの中では比較
的低価格であり、かつ高分子MDIは室温で低粘性液体である。これらの点で、
MDIは車両再仕上げ塗料用、特にプライマー用のポリウレタンコーティング組
成物に使用するのに、理想的である。しかしながら、MDIのイソシアナート基
は、反応性が非常に高く、これらのタイプの組成物に、他の有用なポリイソシア
ナートの直接の代替物としてMDIを簡単に使用するのは不可能であることが判
明した。それというのも、生じる組成物の可使時間が余りに短すぎるからである
。従って、MDIは、いくつかの魅力的な特性があるにもかかわらず、実際の再
仕上げ塗料に使用するのは、現実的に不可能であった。
【0007】 カルボン酸基とエポキシ基との反応生成物である、第二ヒドロキシル基を有す
る、特定のヒドロキシル含有成分を使用して、MDIを含有する実際に役立つポ
リウレタンコーティング組成物を処方できることが発見された。ケチミン、アル
ジミン又はアスパラギン酸エステルである、ブロックド第一アミン(blocked pr
imary amine )基又はヒンダード第二アミン(hindered secondary amine)基を
有する反応性稀釈剤と共に使用する際にのみ、このタイプのヒドロキシル含有成
分をポリウレタン車両再仕上げ塗料に使用することが示唆されている。これらの
反応性稀釈剤は高価であり、このことからこれらの組成物を使用することがため
らわれる。更に、これらの、従来提案されている組成物は、ポリマー、ポリイソ
シアナート及び反応性稀釈剤をそれぞれ含有するパックからなる、3−パック組
成物として処方すべきであり、このことは、最終使用者にとり、最終塗料に仕上
げるのがより複雑となる。それとは対照的に、本発明の組成物は、高価な反応性
稀釈剤の使用を回避するのみならずまた、比較的廉価のポリイソシアナートを利
用して、2−パックポリウレタン組成物を製造する。これらのコーティング組成
物は、良好な可使時間を有し、また、良好な特性を有するフィルムを製造する。
組成物は、車両再仕上げ用プライマーとして特に有用である。
【0008】 本発明により、 i)ジフェニルメタンジイソシアナート、及び ii)カルボン酸基とエポキシ基との反応生成物である、第二ヒドロキシル基を有
するポリエステルである、ヒドロキシル官能化合物 を含むコーティング組成物が提供され、該組成物は、アルジミン、ケチミン又は
アスパラギン酸エステルである反応性稀釈剤を、実質上含有しない。
【0009】 組成物の粘度を下げるか又は成分の反応速度を増加させる反応性稀釈剤の存在
を、組成物が必要としないのは、ジフェニルメタンジイソシアナート(MDI)
を使用する他の利点である。
【0010】 MDIは、例えばスプラセック(Suprasec)MDI及びMDI−ベースドプレ
ポリマー(MDI-based prepolymer)として、ICI Polyurethanesから市販されて
いる。ヒドロキシル官能化合物のヒドロキシル基の総数に対するMDIのイソシ
アナート基の割合が、0.7:1〜3:1、有利には1:1〜3:1の範囲にあ
るような量で、MDIを使用するのが好ましい。
【0011】 有利には、ヒドロキシル官能化合物は、分子量5000未満、更に有利に25
00未満、最も有利に2000未満を有する。
【0012】 有利には、ヒドロキシル官能化合物は、多官能カルボン酸とモノエポキシドと
の反応生成物であるので、該化合物は、ポリカルボン酸の酸基とモノエポキシド
のエポキシ基との反応から生じる第二ヒドロキシル基を有する。
【0013】 有利なモノエポキシドは、C2〜C20アルカン酸、有利にはC8〜C9第三カル
ボン酸、例えばベルサート酸、のグリシジルエステルである。特に好適なモノエ
ポキシドの1つは、Cardura E10TMである。
【0014】 多官能カルボン酸は、カルボン酸基2個以上、有利には2〜4個、更に有利に
は2又は3個を有するポリエステルであってよい。ポリエステルは、1個より多
いエステル基を含有する化合物である。酸官能ポリエステルは、ポリオール、二
酸及び酸無水物の混合物から、慣用の方法により製造することができる。好まし
い酸官能ポリエステルの1つは、ポリオールと無水カルボン酸とを反応させて製
造することができる。ポリオールはヒドロキシル基を1個より多く有する化合物
である。有利には、ポリオールは1分子当たり2〜4個のヒドロキシル基を有す
る。有利には、ポリオールは、分子量66〜150を有する。好適なポリオール
の例は、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール
、ネオペンチルグリコール、ヘキサン−1,6−ジオール、グリセロール、トリ
メチロールプロパン及びペンタエリトリトールである。好ましい酸無水物は、ジ
カルボン酸の環内無水物(cyclic internal anhydrides)、例えば無水マレイン
酸、無水コハク酸、無水フタル酸及び無水ヘキサヒドロキシフタル酸である。
【0015】 酸無水物とポリオールとの反応は、酸無水物1分子がポリオールの各ヒドロキ
シル基と反応するように、実質的に化学量論的に実施するのが有利である。生じ
た多官能酸化合物は、ポリオールの有するヒドロキシル基と実質的に同数の酸基
を有する。ヒドロキシル/酸無水物反応は、カルボキシル/ヒドロキシル反応又
はエステル交換反応より低い温度で起こるので、副反応は殆ど無く、生成物の分
子量は調整することができる。
【0016】 ポリオールと酸無水物との反応は、成分を有機溶剤に溶解し、次いで溶液を有
利には約100〜130℃迄、約1〜3時間加熱することにより実施し、多官能
カルボン酸を製造することができる。
【0017】 多官能カルボン酸とモノエポキシドとの反応は、モノエポキシドを好適な有機
溶剤中のポリカルボン酸の溶液に、ポリオールの各ヒドロキシル基がエポキシ基
と反応する量で添加し、かつ混合物を約130〜160℃迄、約2〜12時間加
熱することにより実施することができる。
【0018】 組成物は任意に揮発性有機溶剤を含有してよい。揮発性有機溶剤は、ポリイソ
シアナートとヒドロキシル官能化合物を溶解させるいずれの溶剤であってもよい
。脂肪族又は芳香族炭化水素、例えばソルベッソ100TM(Solvesso 100TM)、
トルエン又はキシレン、アルコール、例えばブタノール又はイソプロパノール、
エステル、例えば酢酸ブチル又は酢酸エチル、ケトン、例えばアセトン、メチル
イソブチルケトン又はメチルエチルケトン、エーテル、エーテル−アルコール又
はエーテル−エステル又はこれらのいずれかの混合物であってよい。
【0019】 組成物は、揮発性有機溶剤を、全組成物に対して、有利には500g/l未満
、更に有利には480g/l未満、更により有利には420g/l未満、最も有
利には250g/l未満で含有する。
【0020】 組成物は、イソシアナート−ヒドロキシル反応のための触媒も含有することが
ある。好適な触媒は、スズ触媒、例えばジブチルジラウリン酸スズ、及びアミン
触媒、例えばトリエチルアミン、を含む。組成物は、他の慣用の塗料添加物、例
えば顔料、充填剤、UV吸収剤及び流動助剤を含有することもできる。組成物は
、着色されているのが好ましく、即ち、顔料及び場合により充填剤も含有する。
組成物は車両再仕上げプライマーとして有用であるために、着色されているのが
最も好ましい。
【0021】 組成物は、成分を、場合により有機溶剤に任意の順番で溶解して、混合するこ
とにより製造することができる。
【0022】 本発明のコーティング組成物は、基材表面に施与し、次いで乾燥させ、硬化さ
せることができる。基材表面に本発明によるコーティング組成物の層を施与する
ステップ、そしてその後、該層を硬化させるステップからなる、基材のコーティ
ング方法が、本発明により提供される。
【0023】 コーティング組成物を慣用の手段、例えばブラシ、ローラー又はスプレー、有
利にはスプレーにより、施与することができる。基材は、例えば金属、プラスチ
ック、木又はガラスであってよい。組成物は、特に、自動車表面の再仕上げに、
特にプライマーとして有用である。
【0024】 施与された層は、ヒドロキシルポリマー及び架橋剤が周囲温度で相互に反応す
る場合には、周囲温度で硬化させることができる。又は、層は、高められた温度
で、例えば50〜120℃で焼き付けて、硬化を促進することができる。乾燥及
び硬化は、典型的には、周囲条件及び使用された特別な成分に依存して、5分か
ら24時間までの間かかる。約15分から約5時間までかかるのが好都合である
【0025】 本発明により、この工程で得ることのできるコーティング製品も提供する。
【0026】 本発明を、次の実施例により説明しよう。試料中で使用のMDIは、ICI Poly
urethanes社のスプラセックDNRであった。
【0027】 実施例 ポリエステル1 ネオペンチルグリコール(5.1部)、1,4−ブタンジオール(4.5部)
及び無水ヘキサヒドロキシフタル酸(30.4部)の混合物を窒素雰囲気下に約
90℃まで加熱し、成分を融解した。溶融混合物を撹拌し、温度を、約130℃
で発熱が起こるまで、ゆっくりと上げた。発熱が始まると、加熱を停止し、温度
は170℃まで上昇し、次いで150℃まで降下した。その時点で加熱を再開し
、混合物を150℃で1時間保持した。次いで、混合物を1時間冷却されるまま
にした。混合物を加熱して150℃まで戻し、Cardura E10TM(Shel
l社からのC8〜C9カルボン酸のグリシジルエステル、50.0部)を3.5時
間かけて滴加した。混合物は、室温まで冷却させ、1晩放置した。混合物は、室
温まで冷却する前に、更に7時間150℃で加熱した。酢酸ブチル(10部)を
添加して、理論的不揮発性固形分90%が得られた。最終的に測定された酸価は
、不揮発分に基づいて、0.5mgKOH/gであった。G.P.C.で測定さ
れた数平均分子量は、914であった。
【0028】プライマー組成物 前記のポリエステル1(27.8部)、メチルイソアミルケトン(MIAK、
18.5部)及びByk 220S分散剤(2.78部)の混合物に、ベントン
(Bentone:0.91部)、タルク(43部)、エキステンダー(34.4部)、
二酸化チタン(43.3部)、リン酸亜鉛顔料ZPA(18.2部)、黒色種ペ
イント(black tinter:2.3部)及び脱泡剤(2.8部)を記載の順番でゆっ
くりと添加した。混合物を更に20分間分散させた。更に、MIAK(6.0部
)を添加して、着色プライマーベースを形成した。
【0029】 ポリエステル1(41.4部)及びMDI(33.9部)をプライマー組成物
に添加し、混合物をMIAKで薄めて、25秒BSB4(25 seconds BSB4)に
した。
【0030】 バルク組成物(bulk composition)の粘度は、半時間後、BSB4カップ(BS
B4 cup)を使用して測定し、それを指針として、その可使時間を29秒にした。
【0031】ポリエステル2 ネオペンチルグリコール(5.6部)、トリメチロールプロパン(4.8部)
及び無水ヘキサヒドロキシフタル酸(33.2部)の混合物を窒素下に約95℃
まで加熱し、成分を融解した。溶融混合物を撹拌し、温度を、約130℃で発熱
が起こるまで、ゆっくりと上げた。発熱が始まると、加熱を停止し、温度は16
5℃まで上昇し、次いで150℃まで降下した。その時点で加熱を再開し、混合
物を150℃で1時間保持した。Cardura E10TM(Shell社からのC8 〜C9カルボン酸のグリシジルエステル、48.6部)を3.5時間かけて滴加
し、混合物は、室温まで冷却させ、1晩放置した。混合物は、室温まで冷却する
前に、更に7時間150℃まで加熱した。酢酸ブチル(7.7部)を添加した。
最終的に測定された酸価は、不揮発分に基づいて、16.8mgKOH/gであ
った。G.P.C.で測定された数平均分子量は、870であった。
【0032】ポリエステル3 段階1 アジピン酸(49.7部)、トリメチロールプロパン(13.0部)及びネオ
ペンチルグリコール(30.4部)を、窒素雰囲気下に、撹拌しながら加熱し、
混合物が発熱し始めたならば(約95℃で)、加熱を停止した。混合物の温度は
発熱のために約135℃まで上昇した。発熱が終了し、温度が降下し始めた時に
、加熱を再開し、温度は205℃まで上げられた。温度が上昇するにつれ、水が
分留塔を経て除去された。混合物が205℃であり、かつ水の放出が遅くなると
、混合物が冷却されるままにした。
【0033】 段階2 分留管をメチルイソブチルケトンを充填したディーン・アンド・スターク・カ
ラム(Dean & Stark column)と交換した。メチルイソブチルケトン(1.4部
)を混合物に添加し、温度を上げて、還流させ、水を更に除去した。混合物の酸
価が、15mgKOH/g non-vol.に達したならば、熱を取り去った。温度
を100℃まで下げ、次いで酢酸ブチル(5.5部)を添加した。G.P.C.
により測定された数平均分子量は、1900であった。
【0034】プライマー組成物2 前記のポリエステル2(13.27部)、メチルイソアミルケトン(MIAK
、9.27部)及びByk 220S分散剤(1.40部)の混合物に、ベント
ン(0.45部)、シリカエキステンダー(0.74部)、炭酸マグネシウムカ
ルシウム(18.75部)、珪酸マグネシウム(11.48部)、リン酸亜鉛顔
料ZPA(12.00部)、二酸化チタン(27.51部)、黒色種ペイント(
1.24部)及び脱泡剤(1.41部)を記載の順番でゆっくりと添加した。混
合物を更に20分間分散させた。更に、MIAK(1.79部)及びポリエステ
ル2(23.196部)を添加して、着色プライマーベースを形成した。
【0035】 MDI(Suprasec DNR: ICI Polyurethanesから市販、10.26部)をプラ
イマー組成物に添加し、混合物を酢酸ブチルで薄めて、25秒BSB4にした。
【0036】 バルク組成物(bulk composition)の粘度は、1時間後、BSB4カップを使
用して測定し、指針としてそれを可使時間にした。
【0037】プライマー組成物3 前記のポリエステル3(13.27部)、メチルイソアミルケトン(MIAK
、9.27部)及びByk 220S分散剤(1.40部)の混合物に、ベント
ン(0.45部)、シリカエキステンダー(0.74部)、炭酸マグネシウムカ
ルシウム(18.75部)、珪酸マグネシウム(11.48部)、リン酸亜鉛顔
料ZPA(12.00部)、二酸化チタン(27.51部)、黒色種ペイント(
1.24部)及び脱泡剤(1.41部)を記載順にゆっくりと添加した。混合物
を更に20分間分散させた。更に、MIAK(1.79部)及びポリエステル3
(23.196部)を添加して、着色プライマーベースを形成した。
【0038】 MDI(Suprasec DNR: ICI Polyurethanesから市販、10.26部)をプラ
イマー組成物に添加し、混合物を酢酸ブチルで薄めて、25秒BSB4にした。
【0039】 バルク組成物の粘度は、1時間後、BSB4カップを使用して測定し、指針と
してそれを可使時間にした。
【0040】 プライマー組成物2及び3は、次のようにして検査した。プライマーを冷巻き
鋼(cold rolled steel)テストパネルにスプレーで施与し、無塵時間(dust fr
ee time)、硬化乾燥時間(print free time)及び硬化に関してプライマーを検
査した。また、カラーコートで仕上げ塗りし、次いでテストパネルをクロスハッ
チ接着(cross hatch adhesion)及び外観に関して評価した。4枚のテストパネ
ルをP180サンドペーパーでサンディングし、白色アルコールで、拭った。パ
ネルを20〜25μのクロム酸塩不含エッチプライマー(etch primer)P56
5−713(ICI Autocolorから市販され、製品データ−シートに教示されるよ
うにして使用)でコーティングした。プライマー2及び3を2枚のパネルにそれ
ぞれスプレーで適用し、100〜120μのフィルムを形成した。各プライマー
でコーティングされたパネルを下記の表に示される評価に使用した。
【0041】
【表1】
【0042】 各系の無塵時間(DFT)は、5分間隔でパネル上にダストを落として、測定
した。DFTは、小ブラシを用いて、コーティングにマークを付けずにダストを
除去し得る施与後の時間であった。硬化乾燥時間(print free time:PFT)
は、乾燥パネル上に、かつ1”ゴム栓及び50gの重しの下に、Whatmann No.
1濾紙製1”ディスクを置いて決定した。濾紙を正確に60秒置き、次いで重し
及びゴム栓を取り外した。次いで、パネルを持ち上げ、反対にした。PFTは、
コーティングに痕を残さずに濾紙を取り除ける最初の時間である。
【0043】 プライマー2は、プライマー3より、長い可使時間及び良好な硬度現象を有す
ることが、結果から示された。
【0044】 残りのパネルを室温で4時間放置し、次いでP360サンドペーパーでサンディ
ングした。プライマー2でコーティングされたパネルは容易く研磨された(flat
ted)。プライマー3でコーティングされたパネルは柔らかく、研磨が困難であ
った。100重量部のアクワベース媒質粗アルミニウム基(Aquabase medium co
arse aluminium basic)P968−9987を10.3重量部のアクワベース活
性剤P935−2018及び3重量部のアクワベースシンナーP275−366
と混合した(これらすべては、ICI Autocolorから市販されている)。これを両
方のパネルに適用し、12〜15μ厚さのフィルムを形成した。次いで、両方の
パネルをP190−670クリヤコート(ICI Autocolorから市販されており、
製品データシートに教示されるようにして使用)でコーティングした。両方のパ
ネルは、優れた外観を有し、1ヶ月に渡りその外観に悪化は認められなかった。
クロスハッチ接着(crosshatch adhesion)を、ASTMD3359により、施
与1日後及び施与1月後に測定した。両方のパネルは100%の接着を示した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ラム,ピーター・クウォック・ヒン デンマーク国、ディーケイ‐2970 ヘーシ ュホルム、クレーヴェルヴァン 35 Fターム(参考) 4D075 BB24Z BB26Z CA02 CA38 CA44 CB04 DA06 DB01 DB13 DB21 DB31 DC11 EA07 EA27 EA41 EB20 EB33 EB35 EB37 EB38 EB52 EB56 4J034 AA01 BA03 DA01 DB03 DB04 DB05 DB07 DC02 DC07 DC12 DC35 DC50 DF01 DF14 DF16 DF20 DF22 DF27 HA01 HA06 HA07 HC11 HC12 HC22 HC46 HC52 HC71 QA03 QA05 QB13 QC05 RA07 4J038 DG111 DG261 KA04 KA08 LA02 NA01 NA04 NA11 PA06 PA18 PA19 PB07 PB12 PC02 PC03 PC06 PC08

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 i)ジフェニルメタンジイソシアナート、及び ii)カルボン酸基とエポキシ基との反応生成物である、第二ヒドロキシル基を有
    するポリエステルである、ヒドロキシル官能化合物 を含むコーティング組成物であって、該組成物は、アルジミン、ケチミン又はア
    スパラギン酸エステルである反応性稀釈剤を、実質上含有しない、コーティング
    組成物。
  2. 【請求項2】 ヒドロキシル官能化合物のヒドロキシル基の総数に対するジ
    フェニルメタンジイソシアナートのイソシアナート基の割合は、0.7:1〜3
    :1である、請求項1記載の組成物。
  3. 【請求項3】 ヒドロキシル官能化合物は、5000未満の分子量を有す
    る、請求項1又は2記載の組成物。
  4. 【請求項4】 ヒドロキシル官能化合物は、多官能カルボン酸とモノエポキ
    シドとの反応生成物である、請求項1乃至3のいずれか1項記載の組成物。
  5. 【請求項5】 モノエポキシドは、C8〜C9第三カルボン酸のグリシジルエ
    ステルである、請求項4記載の組成物。
  6. 【請求項6】 多官能カルボン酸は、カルボン酸基2個以上を有するポリエ
    ステルである、請求項4又は5記載の組成物。
  7. 【請求項7】 多官能カルボン酸は、ポリオールと酸無水物との反応生成物
    である、請求項4乃至6のいずれか1項記載の組成物。
  8. 【請求項8】 ポリオールは、ヒドロキシル基2〜4個を有する、請求項7
    記載の組成物。
  9. 【請求項9】 着色されている、請求項1乃至8のいずれか1項記載の組成
    物。
  10. 【請求項10】 i)ジフェニルメタンジイソシアナート、及び ii)カルボン酸基とエポキシ基との反応生成物である、第二ヒドロキシル基を有
    するポリエステルである、ヒドロキシル官能化合物 を、直接に又はこれらを有機溶剤に溶解させて、混合することを含む、請求項1
    記載の組成物を製造する方法。
  11. 【請求項11】 基材表面に請求項1乃至9のいずれか1項記載のコーティ
    ング組成物の層を施与し、その後、該層を硬化させるステップを含む、基材をコ
    ーティングする方法。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の方法により得ることのできる、コーティ
    ングされた基材。
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