JP2002519378A - 疼痛の治療剤または予防剤を製造するためのfk506およびその類縁体の使用 - Google Patents

疼痛の治療剤または予防剤を製造するためのfk506およびその類縁体の使用

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JP2002519378A
JP2002519378A JP2000557831A JP2000557831A JP2002519378A JP 2002519378 A JP2002519378 A JP 2002519378A JP 2000557831 A JP2000557831 A JP 2000557831A JP 2000557831 A JP2000557831 A JP 2000557831A JP 2002519378 A JP2002519378 A JP 2002519378A
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atom
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エス. ケリー、ジョン
S. マックイーン、ダニエル
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藤沢薬品工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題、解決手段】 FK506物質などのマクロライド系化合物およびその関連化合物を、鎮痛剤、特に局所鎮痛剤としての用途に提供する。また、上記化合物を含有する組成物も開示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、鎮痛剤としてのマクロライド系化合物の新規用途に関する。
【0002】
【従来の技術】
本発明において使用されるマクロライド系化合物および医薬として許容される
その塩は、優れた免疫抑制作用を有し、その為、臓器あるいは組織の移植に対す
る拒絶反応、移植片対宿主反応疾患、自己免疫疾患など[EP−A−01841
62、EP−A−0323042など]の治療または予防に有用であることが知
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の発明者は、驚くべきことであるが、下記のマクロライド系化合物が鎮
痛作用、特に局所鎮痛作用を有し、その為、鎮痛剤として有用であることを見い
だした。
【0004】 したがって、本発明は、鎮痛剤としてのマクロライド系化合物の新規用途を提
供する。
【0005】 さらに、本発明は、マクロライド系化合物を含有する鎮痛剤を提供する。
【0006】 さらにまた、本発明は、前記マクロライド系化合物を哺乳類に投与することか
らなる疼痛の予防または治療方法を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明において使用されるマクロライド系化合物とは大環状ラクトンであり、
環の員数が12またはそれ以上の化合物の総称である。
【0008】 マクロライド系化合物の好ましい一つの例としては、下記一般式(I)で表
わされるトリシクロ化合物およびその医薬として許容される塩が挙げられる。
【0009】
【化2】
【0010】 (式中、R1およびR2、R3およびR4、R5およびR6の隣接するそれぞれの対は
、各々独立して、 a) 2つの隣接する水素原子を表すか、もしくはR2はアルキル基であって
もよく、または b) 結合しているそれぞれの炭素原子どうしの間でもうひとつの結合を形成
してもよく; R7は水素原子、ヒドロキシ基、保護されたヒドロキシ基、もしくはアルキル
オキシ基を表わすか、またはR1と共になってオキソ基を表わしてもよく; R8およびR9は独立して、水素原子、ヒドロキシ基を; R10は水素原子、アルキル基、1以上のヒドロキシ基によって置換されたアル
キル基、アルケニル基、1以上のヒドロキシ基によって置換されたアルケニル基
、またはオキソ基によって置換されたアルキル基を; Xはオキソ基、(水素原子、ヒドロキシ基)、(水素原子、水素原子)、また
は式−CH2O−で表わされる基を; Yはオキソ基、(水素原子、ヒドロキシ基)、(水素原子、水素原子)、また
は式N−NR1112もしくはN−OR13で表わされる基を; R11およびR12は独立して水素原子、アルキル基、アリール基またはトシル基
を; R13、R14、R15、R16、R17、R18、R19、R22およびR23は独立して水素
原子またはアルキル基を; R24は、所望により置換されていてもよい、1以上の複素原子を含み得る環; nは1または2を表わす。 上記の意味に加え、さらにY、R10およびR23はそれらが結合している炭素原子
と一緒になって飽和もしくは不飽和の5員もしくは6員環からなる窒素原子、硫
黄原子および/もしくは酸素原子を含有する複素環基を表わしていてもよいが、
その複素環基は、アルキル基、ヒドロキシ基、アルキルオキシ基、ベンジル基、
式−CH2Se(C65)で表わされる基、および1以上のヒドロキシ基によっ
て置換されたアルキル基から選ばれる1以上の基によって置換されていてもよい
)。
【0011】 好ましいR24としては、適当な置換基を有していてもよいシクロ(C5-7)ア
ルキル基を挙げることが出来るが、例えば次のような基を例示することが出来る
。 (a)3,4−ジオキソ−シクロヘキシル基; (b)3−R20−4−R21−シクロヘキシル基、 その中で、R20はヒドロキシ、アルキルオキシ、オキソ、または −OCH2OCH2CH2OCH3、および R21はヒドロキシ、−OCN、アルキルオキシ、適当な置換基を有していてもよ
いヘテロアリールオキシ、−OCH2OCH2CH2OCH3、保護されたヒドロキ
シ、クロロ、ブロモ、ヨード、アミノオキザリルオキシ、アジド基、p−トリル
オキシチオカルボニルオキシ、またはR2526CHCOO−(式中、R25は所望
により保護されていてもよいヒドロキシ基、または保護されたアミノ基、および
26は水素原子またはメチル、またはR20とR21は一緒になって、エポキシド環
の酸素原子を形成する);または (c) シクロペンチル基であって、そのシクロペンチル基は、メトキシメチル
、所望により保護されたヒドロキシメチル、アシルオキシメチル(その中におい
て、アシル部分は、所望により4級化されていてもよいジメチルアミノ基または
エステル化されていてもよいカルボキシ基)、1個またはそれ以上の保護されて
いてもよいアミノおよび/またはヒドロキシ基、またはアミノオキザリルオキシ
メチルで置換されている。好ましい例は、2−ホルミル−シクロペンチル基であ
る。
【0012】 一般式(I)において使用されている各定義およびその具体例、並びにその好
ましい実施態様を以下に詳細に説明する。
【0013】 「低級」とは特に指示がなければ、炭素原子1〜6個を有する基を意味するも
のとする。
【0014】 「アルキル基」および「アルキルオキシ基」のアルキル部分の好ましい例とし
ては、直鎖もしくは分枝鎖脂肪族炭化水素残基が挙げられ、例えばメチル、エチ
ル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、ペンチル、ネオペンチル、
ヘキシル等の低級アルキル基が挙げられる。
【0015】 「アルケニル基」の好ましい例としては、1個の二重結合を含有する直鎖もし
くは分枝鎖脂肪族炭化水素残基が挙げられ、例えばビニル、プロペニル(アリル
等)、ブテニル、メチルプロペニル、ペンテニル、ヘキセニル等の低級アルケニ
ル基が挙げられる。
【0016】 「アリール基」の好ましい例としては、フェニル、トリル、キシリル、クメニ
ル、メシチル、ナフチル等が挙げられる。
【0017】 「保護されたヒドロキシ基」および「保護されたアミノ」における好ましい保
護基としては、例えばメチルチオメチル、エチルチオメチル、プロピルチオメチ
ル、イソプロピルチオメチル、ブチルチオメチル、イソブチルチオメチル、ヘキ
シルチオメチル等の低級アルキルチオメチル基のような1−(低級アルキルチオ
)(低級)アルキル基、さらに好ましいものとしてC1〜C4アルキルチオメチル
基、最も好ましいものとしてメチルチオメチル基; 例えばトリメチルシリル、トリエチルシリル、トリブチルシリル、第三級ブチ
ル−ジメチルシリル、トリ第三級ブチルシリル等のトリ(低級)アルキルシリル
、例えばメチル−ジフェニルシリル、エチル−ジフェニルシリル、プロピル−ジ
フェニルシリル、第三級ブチル−ジフェニルシリル等の低級アルキル−ジアリー
ルシリル等のようなトリ置換シリル基、さらに好ましいものとしてトリ(C1
4)アルキルシリル基およびC1〜C4アルキルジフェニルシリル基、最も好ま
しいものとして第三級ブチル−ジメチルシリル基および第三級ブチル−ジフェニ
ルシリル基; カルボン酸、スルホン酸およびカルバミン酸から誘導される脂肪族アシル基、
芳香族アシル基および芳香族基で置換された脂肪族アシル基のようなアシル基; 等が挙げられる。
【0018】 脂肪族アシル基としては、例えばホルミル、アセチル、プロピオニル、ブチリ
ル、イソブチリル、バレリル、イソバレリル、ピバロイル、ヘキサノイル、カル
ボキシアセチル、カルボキシプロピオニル、カルボキシブチリル、カルボキシヘ
キサノイル等の、カルボキシのような適当な置換基を1個以上有していてもよい
低級アルカノイル基; 例えばシクロプロピルオキシアセチル、シクロブチルオキシプロピオニル、シク
ロヘプチルオキシブチリル、メンチルオキシアセチル、メンチルオキシプロピオ
ニル、メンチルオキシブチリル、メンチルオキシペンタノイル、メンチルオキシ
ヘキサノイル等の、低級アルキルのような適当な置換基を1個以上有していても
よいシクロ(低級)アルキルオキシ(低級)アルカノイル基; カンファースルホニル基; 例えばカルボキシメチルカルバモイル、カルボキシエチルカルバモイル、カルボ
キシプロピルカルバモイル、カルボキシブチルカルバモイル、カルボキシペンチ
ルカルバモイル、カルボキシヘキシルカルバモイル等のカルボキシ(低級)アル
キルカルバモイル基、または例えばトリメチルシリルメトキシカルボニルエチル
カルバモイル、トリメチルシリルエトキシカルボニルプロピルカルバモイル、ト
リエチルシリルエトキシカルボニルプロピルカルバモイル、第三級ブチルジメチ
ルシリルエトキシカルボニルプロピルカルバモイル、トリメチルシリルプロポキ
シカルボニルブチルカルバモイル基等のトリ(低級)アルキルシリル(低級)ア
ルキルオキシカルボニル(低級)アルキルカルバモイル基等の、カルボキシもし
くは保護されたカルボキシのような適当な置換基を1個以上有する低級アルキル
カルバモイル基等が挙げられる。
【0019】 芳香族アシル基としては、例えばベンゾイル、トルオイル、キシロイル、ナフ
トイル、ニトロベンゾイル、ジニトロベンゾイル、ニトロナフトイル等の、ニト
ロのような適当な置換基を1個以上有してもよいアロイル基; 例えばベンゼンスルホニル、トルエンスルホニル、キシレンスルホニル、ナフタ
レンスルホニル、フルオロベンゼンスルホニル、クロロベンゼンスルホニル、ブ
ロモベンゼンスルホニル、ヨードベンゼンスルホニル等の、ハロゲンのような適
当な置換基を1個以上有していてもよいアレーンスルホニル基等が挙げられる。
【0020】 芳香族基で置換された脂肪族アシル基としては、例えばフェニルアセチル、フ
ェニルプロピオニル、フェニルブチリル、2−トリフルオロメチル−2−メトキ
シ−2−フェニルアセチル、2−エチル−2−トリフルオロメチル−2−フェニ
ルアセチル、2−トリフルオロメチル−2−プロポキシ−2−フェニルアセチル
等の、低級アルキルオキシまたはトリハロ(低級)アルキルのような適当な置換
基を1個以上有していてもよいアル(低級)アルカノイル基等が挙げられる。
【0021】 上記アシル基中、さらに好ましいアシル基としては、カルボキシを有してもよ
いC1〜C4アルカノイル基、シクロアルキル部分に(C1〜C4)アルキルを2個
有するシクロ(C5〜C6)アルキルオキシ(C1〜C4)アルカノイル基、カンフ
ァースルホニル基、カルボキシ(C1〜C4)アルキルカルバモイル基、トリ(C 1 〜C4)アルキルシリル(C1〜C4)アルキルオキシカルボニル(C1〜C4)ア
ルキルカルバモイル基、ニトロ基を1個または2個有していてもよいベンゾイル
基、ハロゲンを有するベンゼンスルホニル基、C1〜C4アルキルオキシとトリハ
ロ(C1〜C4)アルキルを有するフェニル(C1〜C4)アルカノイル基が挙げら
れ、それらのうち、最も好ましいものとしては、アセチル、カルボキシプロピオ
ニル、メンチルオキシアセチル、カンファースルホニル、ベンゾイル、ニトロベ
ンゾイル、ジニトロベンゾイル、ヨードベンゼンスルホニルおよび2−トリフル
オロメチル−2−メトキシ−2−フェニルアセチルが挙げられる。
【0022】 「飽和もしくは不飽和の5員もしくは6員環からなる窒素原子、硫黄原子およ
び/もしくは酸素原子を含有する複素環基」の好ましい例としては、ピロリル基
、テトラヒドロフリル基等が挙げられる。
【0023】 「適当な置換基を有していてもよいヘテロアリールオキシ」の中の「適当な置
換基を有していてもよいヘテロアリール」部分とは、EP−A−532,088
中の式Iで表される化合物の基R1として例示のものが挙げられるが、例えば、
1−ヒドロキシエチルインドール−5−イルが好ましい。その開示を引用して明
細書記載の一部とする。
【0024】 本発明において使用されるトリシクロ化合物(I)または医薬として許容され
るその塩は、優れた免疫抑制作用、抗菌活性、およびその他の薬理活性を有し、
その為、臓器あるいは組織の移植に対する拒絶反応、移植片対宿主反応、自己免
疫疾患、および感染症等の治療および予防に有用であることが、例えば、EP−
A−184162、EP−A−323042、EP−A−423714、EP−
A−427680、EP−A−465426、EP−A−480623、EP−
A−532088、EP−A−532089、EP−A−569337、EP−
A−626385、WO89/05303、WO93/05058、WO96/
31514、WO91/13889、WO91/19495、WO93/505
9等に記載されており、また、それらの化合物の製造法も開示されている。それ
らの開示を引用して明細書記載の一部とする。
【0025】 特に、FR900506(=FK506、タクロリムス)、FR900520
(アスコマイシン)、FR900523およびFR900525と呼称される化
合物は、ストレプトミセス(Streptomyces)属、例えばストレプト
ミセス・ツクバエンシス(Streptomyces tsukubaensi
s)No.9993(寄託機関:日本国茨城県つくば市東1丁目1−3、通商産
業省工業技術院生命工学工業技術研究所(旧名称:通商産業省工業技術院微生物
工業技術研究所)、寄託日:1984年10月5日、受託番号:微工研条寄第9
27号)もしくは、ストレプトミセス・ハイグロスコピカス・サブスペシース・
ヤクシマエンシス(Streptomyces hygroscopicus
subsp.yakushimaensis)No.7238(寄託機関:日本
国茨城県つくば市町東1丁目1−3、通商産業省工業技術院生命工学工業技術研
究所、寄託日:1985年1月12日、受託番号:微工研条寄第928号)(E
P−A−0184162)により産生される物質であり、特に下記構造式で示さ
れるFK506(一般名:タクロリムス)は、代表的な化合物である。
【0026】
【化3】
【0027】 化学名:17−アリル−1,14−ジヒドロキシ−12−[2−(4−ヒドロキ シ−3−メトキシシクロヘキシル)−1−メチルビニル]−23,25 −ジメトキシ−13,19,21,27−テトラメチル−11,28− ジオキサ−4−アザトリシクロ[22.3.1.04,9]オクタコス− 18−エン−2,3,10,16−テトラオン トリシクロ化合物(I)のうち、より好ましいものは、R3およびR4、R5およ
びR6の隣接するそれぞれの対が、それらが結合しているそれぞれの炭素原子ど
うしの間に形成されたもう一つの結合を形成しており、 R8とR23は独立して水素原子、 R9はヒドロキシ基、 R10はメチル、エチル、プロピルまたはアリル基、 Xは(水素原子、水素原子)またはオキソ基、 Yはオキソ基、 R14、R15、R16、R17、R18、R19とR22はそれぞれメチル基、 R24は、3−R20−4−R21−シクロヘキシル基、 その中で、R20はヒドロキシ、アルキルオキシ、オキソ、または −OCH2OCH2CH2OCH3、および R21はヒドロキシ、−OCN,アルキルオキシ、適当な置換基を有していてもよ
いヘテロアリールオキシ、−OCH2OCH2CH2OCH3、保護されたヒドロキ
シ、クロロ、ブロモ、ヨード、アミノオキザリルオキシ、アジド基、p−トリル
オキシチオカルボニルオキシ、 またはR2526CHCOO−(式中、R25は所望により保護されていてもよいヒ
ドロキシ基、または保護されたアミノ基、およびR26は水素原子またはメチル)
、または R20とR21は一緒になって、エポキシド環の酸素原子を形成し、そして nは1または2で示される化合物である。 特に好ましいトリシクロ化合物(I)としては、タクロリムスの他に、EP−A
−427、680の実施例66aに記載の33−エピークロロ−33−デスオキ
シアスコマイシンなどのハロゲン化誘導体等のアスコマイシン誘導体が挙げられ
る。
【0028】 トリシクロ化合物(I)は、類似の基本骨格、すなわちトリシクロマクロライ
ド骨格と少なくとも一つの類似の生物学的特性(例えば、免疫抑制作用)を有す
る。
【0029】 トリシクロ化合物(I)の医薬として許容される塩としては、無毒の、医薬と
して許容される慣用の塩であり、例えばナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ
金属塩、例えばカルシウム塩、マグネシウム塩等のアルカリ土類金属塩、アンモ
ニウム塩、例えばトリエチルアミン塩、N−ベンジル−N−メチルアミン塩等の
アミン塩のような無機または有機塩基との塩が挙げられる。
【0030】 本発明のマクロライド系化合物においては、コンホーマーあるいは不斉炭素原
子および二重結合に起因する光学異性体および幾何異性体のような1対以上の立
体異性体が存在することがあり、そのようなコンホーマーあるいは異性体もこの
発明のマクロライド系化合物の範囲に包含される。また、マクロライド系化合物
は溶媒和物を形成することも出来るが、その場合も本願発明の範囲に含まれる。
好ましい溶媒和物としては、水和物およびエタノレートが挙げられる。 本発明において使用可能なマクロライド系化合物は、純粋な化合物または化合物
の混合物、または好ましくは医薬賦形剤または担体中に配合されたものとして投
与してもよい。
【0031】 本発明の医薬組成物は、たとえば、有効成分としての本発明のトリシクロ化合
物を、外用(局所)、腸内、静脈内、筋肉内または非経口の投与に適した有機ま
たは無機の担体または賦形剤と共に含有する固体、半個体または液体の医薬製剤
の形で用いることができる。有効成分は、たとえば、常用の無毒で医薬として許
容される担体と共に、錠剤、ペレット剤、カプセル剤、点眼薬、坐剤、液剤(た
とえば生理食塩水)、乳剤、懸濁剤(たとえばオリーブ油)、軟膏、エアゾール
噴霧剤、クリーム、皮膚硬膏剤、パッチ剤および用途に適した他の形態で、配合
してもよい。使用できる担体は、固体、半個体または液体の医薬製剤形態の、水
、ブドウ糖、乳糖、アカシアゴム、ゼラチン、マニトール、デンプンのり、三ケ
イ酸マグネシウム、タルク、トウモロコシデンプン、ケラチン、コロイドシリカ
、ポテトデンプン、尿素、および製剤に適した他の担体であって、さらに、補助
剤、安定化剤、増粘剤、着色剤および香料を用いてもよい。有効目的化合物は、
疾患の経過または状態に対して所望の効果を得るに十分な有効量が医薬組成物に
含有される。
【0032】 本発明の方法を用いて治療することができる哺乳類としては、ウシ、ウマなど
の家畜、イヌ、ネコ、ラットなどの家庭内動物およびヒトを挙げることができる
【0033】 本組成物をヒトに投与する場合、特に軟膏、ゲル剤、ローション剤、エアゾー
ル噴霧剤、クリーム、皮膚硬膏剤またはパッチ剤の形態で、局所投与、特に外用
投与するのが好ましい。
【0034】 マクロライド系化合物の治療有効用量は、治療を受ける個々の患者の年令およ
び症状によって変動し、左右されもするが、一般的には、1日当たり、約0.0
001〜1000mgの用量、好ましくは0.001〜500mgの用量、さら
に好ましくは0.01〜100mgの用量の有効成分を疾患の治療に用いるのが
よく、一般的には、約0.001〜0.01mg、0.2〜0.5mg、1mg
、5mg、10mg、50mg、100mg、250mgおよび500mgを平
均1回量として投与する。ヒトへの長期投与の場合、1日当たりの用量を0.1
〜0.3mg/kg/日の範囲とする。
【0035】 特に、外用の場合、医薬組成物中のマクロライド系化合物の推奨比率は、全体
の組成物の0.001〜20%(w/w)、好ましくは0.01〜10%(w/
w)である。さらに、マクロライド系化合物は、鎮痛作用または免疫抑制作用を
有する他の薬剤;たとえばマロノニトリルアミド類(HMR1279、HMR1
715など)、マイコフェノラートモフェチル(セルセプト)、ステロイド、ア
ザチオプリンなどと同時に、別々にまたは連続して用いることができる。
【0036】 以下の実施例は本発明をさらに詳細に説明するためのものである。これらの実
施例は本発明の範囲を限定するものではないと理解されるものとする。
【0037】
【実施例】
実施例1 FK506物質 0.1g プロピレンカーボネート 5.00g 流動パラフィン 11.0g 固形パラフィン 3.0g 白色蜜ろう 3.5g 白色ワセリン 適量(〜100.0g) 上記成分からなる軟膏をEP−A−0474126に記載の実施例1と同様に
して製造した。
【0038】 実施例2 FK506物質 1g ヒドロキシプロピルメチルセルロース2910(TC−5R) 1g 乳糖 2g クロスカルメロースナトリウム(Ac−Di−Sol) 1g FK506物質(1g)をエタノール(10ml)に溶解し、それにヒドロキ
シプロピルメチルセルロース2910(TC−5R)(1g)を加えて、懸濁液
を調製した。この懸濁液に、ジクロロメタン(5ml)を加え、均一な溶液を調
製した。この溶液に、乳糖(2g)とクロスカルメロースナトリウム(登録商標
:Ac−Di−Sol、製造業者:旭化成工業)を均一に懸濁し、次いで有機溶
媒を留去した。残留生成物を真空乾燥機で10時間減圧乾燥し、コーヒーミルで
2分間磨砕し、次いでふるい(32メッシュ)に通して、FK506物質の固体
分散体組成物(5g)を得た。この組成物を慣用の方法でカプセル化して、FK
506物質1mgまたは5mgをそれぞれ含有するカプセルを得た。この組成物
はEP−A−0240773に記載の方法と同様にして製造することができる。
【0039】 実施例3実験 若い成長した雄性リスターフードラット(チャールズリバース、英国)を、1
ケージ当たり最高3匹収容し、食物と水を適宜摂取できるようになっている標準
動物小屋収容状態に保持した。
【0040】 ドナルドソン(Donaldson)らにより述べられた方法、J.Neur
osci.Methods31;681−691(1993)、を用いて、片側
関節炎を誘発した。簡潔に述べると、ハロタン(酸素中5%)でラットを麻酔し
、0.15mlのフロイント完全アジュバント(シグマ;1mg/mlの熱死結
核菌)を左足首(脛骨ないし足根骨)関節付近で真皮下注射した。
【0041】 関節が引かれる時の足の反射的引き込みを誘発する圧力の測定を、図表記録計
に接続された変換器(内製)を用いて実施し、各足首を三回連続圧力測定して平
均を出した。右(対照)関節を最初に測定した。足首の周囲長を測定するために
テープ式測定器を用いた。さらに関節に保持した赤外線放射温度計を用いて温度
を測定した。ラットの体重を量り、全身の健康状態を示した。
【0042】 薬剤による治療として、75mg(前もって計量した)の軟膏A、前記実施例
1で製造したものと同じもの、またはB(賦形剤)を、一日に2回(9時、14
時)、5日間、左足首関節に擦り込んだ。急性研究の場合、関節炎が誘発される
24時間前に治療を開始した(5匹のラットにはFR900506を投与し、さ
らに5匹のラットには賦形剤を投与した)。慢性研究の場合、同様に各群ごとに
5匹のラットを用いて、アジュバント投与後21日に治療を開始した。午後の軟
膏塗布から約10分後に測定を実施し、完了まで30分間要した。結果 FR900506の鎮痛作用を図1に示す。ラットの慢性痛覚過敏関節に局所
塗布した場合、FR900506は鎮痛特性を有する。
【0043】
【化4】 マクロライド系化合物または医薬として許容されるその塩は、鎮痛作用、特に局
所鎮痛作用を有することが証明され、そのため、全身的または局所的に投与され
た場合、疼痛(たとえば、関節炎(リウマチ性関節炎、急性リウマチ性関節炎、
痛風性関節炎、乾癬性関節炎など)を要因とする疼痛);関節痛(間欠性関節痛
、周期性関節痛など);痛覚過敏;異痛(老人性痒みなど);種々の疾患を要因
とする痛覚の皮膚症状発現;などの治療および/または予防に有用である。 本願に引用された特許、特許出願および特許広報は、引用により本明細書の一部
とする。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C072 AA03 CC01 CC12 EE09 FF15 GG07 4C086 AA01 AA02 CB22 MA01 MA04 MA55 NA14 ZA08

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マクロライド系化合物の、疼痛を予防または治療するための薬
    剤の製造への使用。
  2. 【請求項2】マクロライド系化合物が下記の式(I) 【化1】 (式中、R1およびR2、R3およびR4、R5およびR6の隣接するそれぞれの対は
    、各々独立して、 a) 2つの隣接する水素原子を表すか、もしくはR2はアルキル基であって
    もよく、または b) 結合しているそれぞれの炭素原子どうしの間でもうひとつの結合を形成
    してもよく; R7は水素原子、ヒドロキシ基、保護されたヒドロキシ基、もしくはアルキル
    オキシ基を表わすか、またはR1と共になってオキソ基を表わしてもよく; R8およびR9は独立して、水素原子、ヒドロキシ基を; R10は水素原子、アルキル基、1以上のヒドロキシ基によって置換されたアル
    キル基、アルケニル基、1以上のヒドロキシ基によって置換されたアルケニル基
    、またはオキソ基によって置換されたアルキル基を; Xはオキソ基、(水素原子、ヒドロキシ基)、(水素原子、水素原子)、また
    は式−CH2O−で表わされる基を; Yはオキソ基、(水素原子、ヒドロキシ基)、(水素原子、水素原子)、また
    は式N−NR1112もしくはN−OR13で表わされる基を; R11およびR12は独立して水素原子、アルキル基、アリール基またはトシル基
    を; R13、R14、R15、R16、R17、R18、R19、R22およびR23は独立して水素
    原子またはアルキル基を; R24は、所望により置換されていてもよい、1以上の複素原子を含み得る環; nは1または2を表わす; 上記の意味に加え、さらにY、R10およびR23はそれらが結合している炭素原子
    と一緒になって飽和もしくは不飽和の5員もしくは6員環からなる窒素原子、硫
    黄原子および/もしくは酸素原子を含有する複素環基を表わしていてもよいが、
    その複素環基は、アルキル基、ヒドロキシ基、アルキルオキシ基、ベンジル基、
    式−CH2Se(C65)で表わされる基、および1以上のヒドロキシ基によっ
    て置換されたアルキル基から選ばれる1以上の基によって置換されていてもよい
    ) で表されるトリシクロ化合物または医薬として許容されるその塩である請求項1
    に記載の使用。
  3. 【請求項3】マクロライド系化合物を哺乳類に投与することからなる疼痛の
    予防または治療方法。
  4. 【請求項4】マクロライド系化合物を担体または賦形剤と共に含有する、疼
    痛を予防または治療するための医薬組成物。
  5. 【請求項5】マクロライド系化合物の、疼痛を予防または治療するための使
    用。
  6. 【請求項6】請求項1ないし5に記載のマクロライド系化合物は、FK50
    6物質またはその水和物である。
  7. 【請求項7】マクロライド系化合物の、局所投与用鎮痛剤の製造への使用。
  8. 【請求項8】マクロライド系化合物の、関節炎を要因とする疼痛を予防また
    は治療するための医薬の製造への使用。
  9. 【請求項9】医薬が局所投与用である、請求項8に記載の使用。
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