JP2002511512A - フルオロポリマーを含む多層組成物 - Google Patents

フルオロポリマーを含む多層組成物

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Abstract

(57)【要約】 この発明は、カルボキシル、無水物、イミド、またはオキシカルボキシ官能性ポリオレフィンと適切な有機または無機塩基及び前記塩基の存在下で安定している有機オニウム化合物とのブレンドを含む実質的にフッ素化されていない高分子材料を含む接着組成物を利用して、実質的にフッ素化されていない高分子材料を異なったポリマー、特にフルオロポリマー材料に接着する方法を提供する。再帰反射シート材料、燃料ラインホース、及びフルオロポリマー層及び実質的にフッ素化されていない層から作製された接着物品などの多層物品及び複合構造体もまた提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 技術分野 本発明は、フルオロポリマー及び実質的にフッ素化されていない高分子材料を
含む多層構造体並びにこのような構造体及び材料の製造方法に関する。別の態様
において、この発明は、フルオロポリマーとポリオレフィンなどの他の異なった
材料との間の付着力を改善する方法に関する。更に別の態様において、本発明は
、2つの異なった高分子材料を付着させるのに有用な接着組成物に関する。
【0002】 背景技術 フッ素含有ポリマー(すなわち、フルオロポリマーまたはフッ素化ポリマー)
は、例えば、フルオロエラストマー及びフッ素樹脂などのポリマーの重要なクラ
スである。この広いポリマーのクラスの中には、高い熱安定性のポリマー、耐薬
品性(及び耐溶剤性)を示すポリマー、及び広範囲の温度にわたり有用性を示す
ポリマーがある。これらのポリマーの多くはまた、いろいろな有機溶剤にほとん
どまったく不溶解性であり、例えば、F.W.ビルメイヤー、「Textboo
k of Polymer Science」、第3版、398〜403ページ
、ジョン・ワイリー&サンズ、ニューヨーク(1984年)を参照のこと。
【0003】 フルオロエラストマー、特に、フッ化ビニリデンと、ヘキサフルオロプロピレ
ンなどの他のエチレン性不飽和ハロゲン化モノマーとのコポリマーは、シールガ
スケット及びライニングなどの高温用途に特定の有用性がある。例えば、ブルー
ロ,R.A.著、「Fluoroelastomer Rubber for
Automotive Applications」、Automotive
Elastomer & Design、1985年6月、「Fluoroel
astomers Seal Up Automotive Future」、
Materials Engineering、1988年10月、及び「Fl
uorinated Elastomers」、カーク−オスマー著、Ency
clopedia of Chemical Technology、第3版、
Vol.8、500〜515ページ、ジョン・ワイリー&サンズ、ニューヨーク
(1979年)を参照のこと。
【0004】 フッ素樹脂、特にポリクロロトリフルオロエチレン、ポリテトラフルオロエチ
レンの他、テトラフルオロエチレン及びヘキサフルオロプロピレンのコポリマー
、及びポリ(フッ化ビニリデン)は、多数の電気、機械、及び化学用途を有する
。フッ素樹脂は、例えば、ワイヤー被覆、電気部品、シールとして、及び中実及
びラインドパイプ及び圧電検知器において、有用である。例えば、「Organ
ic Fluorine Compounds」、カーク−オスマー、Ency
clopedia of Chemical Technology、 Vol
.11の20、21、32、33、40、41、48、50、52、62、70
、及び71ページ、ジョン・ワイリー&サンズ、ニューヨーク(1980年)を
参照のこと。
【0005】 フッ素化ポリマーを含有する多層構造体は、広い工業用途を有する。多層フル
オロポリマー構造体は、例えば、燃料ラインホース及び関連容器において、及び
再帰反射シート材料において有用である。蒸発燃料の基準に対する問題の増大に
より、燃料充填ライン、燃料供給ライン、燃料タンク、及びエンジンの燃料系制
御システムの他の部品を燃料蒸気が透過するのを最小にする増大した遮断性を有
する燃料系の部品に対する必要が生まれる。いろいろなタイプの構造体が、これ
らの問題を扱うために提案されている。概して、同時押出された多層構造体が、
これらのうち最も成功している。
【0006】 フッ素化ポリマー層及びポリアミドまたはポリオレフィン層を含む多層組成物
が周知である。例えば、米国特許第4,933,090号(クレボール)には、
フルオロカーボンエラストマーの層を含むことができる積層チューブ状物品が開
示されており、及びPCT公開第WO93/1493号(ラコート)には、ポリ
イミド及びフルオロポリマーを含む層状フィルム構造体が開示されている。再帰
反射シート材料中のフッ素化ポリマーの使用もまた、周知である。例えば、米国
特許第3,551,025号及び4,348,312号には、例えば、ガラス微
小球を含有する製品が記載されており、PCT第WO95/11466号及び第
WO95/11464号には、再帰反射キューブコーナー配列を備える製品が記
載されている。
【0007】 いろいろな方法を用いて、フッ素化ポリマー層とポリアミドまたはポリオレフ
ィン層との間の付着力を増大させることができる。接着剤層が、例えば、2つの
ポリマー層の間に加えられてもよい。米国特許第5,047,287号には、ア
ミノ基を有するアクリロニトリル−ブタジエンまたはアクリロニトリル−イソプ
レンゴムを含有する接着剤によって少なくとも1つの表面にフッ素ゴム層を接着
させた基礎布を含む、自動車の用途に適したダイアフラムが開示されている。
【0008】 前記の層の一方または両方の表面処理もまた、時々、接着を促進するために使
用される。例えば、フルオロポリマー層を帯電気体雰囲気で処理し(例えば、コ
ロナ処理)、次に第2の材料、例えば熱可塑性ポリアミドの層を適用することを
教示しているものもある。例えば、欧州特許出願第0185590号(ウエノら
)及び0551094号(クラウスら)及び米国特許4,933,060号(プ
ロハスカら)及び5,170,011号(マーツッチ)。
【0009】 フルオロポリマーと異なった層とのブレンド自体が、いくつかの場合、2つの
層を互いに接着するを助けるために中間層として使用される。欧州特許出願第0
523644号(カワシマら)には、ポリアミド樹脂表面層及びフッ素樹脂表面
層を有するプラスチック積層体が開示されている。前記の文献は、2つの材料の
不相溶性のためにポリアミド層及びフッ素樹脂層を有する積層体を作製するとき
に直面する困難を認める。前記の文献の積層体は、脂肪族ポリアミド樹脂のフッ
素含有グラフトコポリマーとのブレンドで構成された中間層を用いることによっ
て作製される。
【0010】 補助接着剤としてのジ−またはポリアミンを、異なった、フッ素化されていな
いポリマーを含む「つなぎ(tie)」層に添加することもまた、フルオロポリ
マーとフッ素化されていない層との間の化学接着の程度を増大させるために提案
されている。このような方法は概して、許容範囲のレベルの付着力を達成するジ
−またはポリアミンとの反応性の特定の測度を有するそれらフルオロポリマー及
びフッ素化されていないポリマーを使用する。ジ−またはポリアミンと反応性で
ある多くのフッ素化されていないポリマーは、しかしながら、このようなつなぎ
層(tie layer)を作製するために使用されるとき、前記のアミン反応
によって物理的特性における著しい変化を受けることがある。ポリウレタンは、
例えば、最小量のジ−またはポリアミンの存在下でさえ溶融粘度の著しい低下を
受けることがあり、前記の多数の層を同時に加工するのを非常に難しくすること
があるそれが構成するつなぎ層と他の層との間の粘度の差につながる。このよう
なつなぎ層の使用による別の大きな欠点は、ジ−またはポリアミンそれ自体の存
在にある。ジ−またはポリアミンはまた、何れのプロセスにおいても直接に扱う
のが難しい材料であることがあり、ジ−またはポリアミンと直接に接触する必要
を減少または排除する何れの方法も、従来技術にかなり利益をもたらす。複合構
造体を作製する材料のより広い、より費用効果が高い選択を可能にするこのよう
な接着技術に有用な材料の範囲を拡大することも、常に必要とされている。
【0011】 本発明の要旨 要約すると、1つの態様において、この発明は、フルオロポリマーを実質的に
フッ素化されていない高分子材料に接着する方法であり、前記の方法は、 (a)カルボキシル、カルボキシレート、無水物、アミド、イミド、ヒドロ
キシル、またはオキシカルボニル官能性ポリオレフィンを塩基及び前記塩基の存
在下で安定している有機オニウム化合物と加工条件下でブレンドして実質的にフ
ッ素化されていない高分子材料を形成する工程、 (b)フルオロポリマーを提供する工程、 (c)前記フルオロポリマーから作製されたフッ素化層と接触している前記
実質的にフッ素化されていない高分子材料から作製された実質的にフッ素化され
ていない層を含む多層物品を形成すると共に、前記多層物品をその層を接着する
のに十分な温度及び圧力条件にかける工程、を含む。
【0012】 他の態様において、本発明は、上に記載された方法に従って作製された多層物
品を含む、再帰反射シート材料、接着物品、及び燃料ラインホース及び関連部品
など、多層構造体を提供する。
【0013】 別の態様において、本発明は、2つの異なった材料を互いに付着させるのに有
用な接着組成物を提供するものであり、前記の接着組成物は、カルボキシル、カ
ルボキシレート、無水物、アミド、イミド、ヒドロキシル、またはオキシカルボ
ニル官能性ポリオレフィンと適切な有機または無機塩基及び前記塩基の存在下で
安定している有機オニウム化合物とのブレンドを含む実質的にフッ素化されてい
ない高分子材料を含む。
【0014】 本発明の実施において、カルボキシル、カルボキシレート、無水物、アミド、
イミド、ヒドロキシル、またはオキシカルボニル官能性ポリオレフィン、有機オ
ニウム化合物及び無機塩基を含む「つなぎ」を使用することにより、実質的にフ
ッ素化されていない広範囲の高分子材料をフルオロポリマーで構成された層に接
着する機構を提供する。このようなつなぎ層を備える実質的にフッ素化されてい
ない高分子層はまた、フルオロポリマー層と共に加工可能であり、その複合構造
体を含むポリマーに固有の特性を満足するかまたはそれを超える得られた物理特
性を示す。
【0015】 好ましい実施態様の詳細な説明 本発明に有用なフルオロポリマー材料には、構造上おおまかに2つの基本的な
クラスに分類されるフルオロポリマーがある。第1のクラスには、フッ化ビニリ
デンから誘導された共重合単位(時々、「VF2」または「VDF」と称される
)を含む、それら熱可塑性及びエラストマーフッ素化ポリマー、ホモポリマー、
コポリマー、ターポリマーなどがある。好ましくはこの第1のクラスのフルオロ
ポリマー材料は、VF2から誘導された共重合単位の少なくとも3重量%を含む
。このようなポリマーは、VF2のホモポリマーまたはVF2と他のエチレン性不
飽和モノマーとのターポリマー及びコポリマーであってもよい。
【0016】 VF2含有ポリマー及びコポリマーは、周知の従来の手段によって、例えば、
他のエチレン性不飽和モノマーを用いてまたは用いずにVF2のフリーラジカル
重合によって作製されてもよい。このようなポリマー及びコポリマーのコロイド
水性分散系の作製は、例えば、米国特許第4,335,238号に記載されてい
る。それは、フッ素化オレフィンをコロイド水性分散系中で共重合させる慣用プ
ロセスに従うが、それは、遊離基を生じる水溶性開始剤、例えば、アンモニウム
またはアルカリ金属過硫酸塩またはアルカリ金属過マンガン酸塩などの存在下で
、及び、乳化剤、特に、ペルフルオロオクタン酸のアンモニウムまたはアルカリ
金属塩などの存在下で行われる。
【0017】 有用なフッ素含有モノマーには、ヘキサフルオロプロピレン(「HFP」)、
テトラフルオロエチレン(「TFE」)、クロロトリフルオロエチレン(「CT
FE」)、2−クロロペンタフルオロプロペン、ペルフルオロアルキルビニルエ
ーテル、例えばCF3OCF=CF2またはCF3CF2OCF=CF2、1−ヒド
ロペンタフルオロプロペン、2−ヒドロペンタフルオロプロペン、ジクロロジフ
ルオロエチレン、トリフルオロエチレン、1,1−ジクロロフルオロエチレン、
ビニルフルオリド及び米国特許第4,558,142(スクワイア)号に記載さ
れているようなペルフルオロ−1,3−ジオキソールなどがある。ペルフルオロ
ジアリルエーテル及びペルフルオロ−1,3−ブタジエンなど、特定のフッ素含
有ジオレフィンもまた有用である。前記のフッ素含有モノマーはまた、フッ素を
含まない末端不飽和オレフィンのコモノマー、例えば、エチレンまたはプロピレ
ンと共重合されてもよい。好ましくは重合性混合物中のすべてのモノマーの少な
くとも50重量%がフッ素を含有している。前記のフッ素含有モノマーはまた、
過酸化物硬化性ポリマーを作製するためにヨウ素または臭素含有硬化−部位モノ
マーと共重合されてもよい。適した硬化−部位モノマーには、ブロモジフルオロ
エチレン、ブロモトリフルオロエチレン、ヨードトリフルオロエチレン、及び4
−ブロモ−3,3,4,4−テトラフルオロ−ブテン−1などの2〜4個の炭素
原子の末端不飽和モノオレフィンなどがある。
【0018】 この第1のクラスの市販のフルオロポリマー材料には、例えば、THV 20
0フルオロポリマー(ミネソタ州、セントポールのダイネオンLLC製)、TH
V 500フルオロポリマー(同じくダイネオンLLC製)、KynarTM74
0フルオロポリマー(エルフアトケムノースアメリカインク製)、Fluore
TMFC−2178フルオロポリマー(ダイネオンLLC製)及びデュポンによ
る商標「Viton」の市販のそれらフルオロポリマーなどがある。
【0019】 本発明の実施に有用なフッ素化材料の第2のクラスは大まかに、ヘキサフルオ
ロプロピレン(「HFP」)モノマー、テトラフルオロエチレン(「TFE」)
モノマー、クロロトリフルオロエチレンモノマー、及び/または他の過ハロゲン
化モノマーの1つ以上から誘導された、及び更に、1つ以上の水素含有及び/ま
たはフッ素化されていないオレフィン性不飽和モノマーから誘導された共重合単
位を含む、それら熱可塑性及びエラストマーフッ素化ポリマー、コポリマー、タ
ーポリマーなどを含む。有用なオレフィン性不飽和モノマーには、エチレン、プ
ロピレン、1−ヒドロペンタフルオロプロペン、2−ヒドロペンタフルオロプロ
ペン、フッ化ビニリデンなどのアルキレンモノマーなどがある。
【0020】 この第2のクラスのフルオロポリマーは、フルオロポリマー技術に周知の方法
によって作製されてもよい。このような方法には、例えば、ヘキサフルオロプロ
ピレン及び/またはテトラフルオロエチレンモノマーとフッ素化されていないエ
チレン性不飽和モノマーとのフリーラジカル重合などがある。概して、所望のオ
レフィンモノマーは、アンモニウムまたはアルカリ金属過硫酸塩またはアルカリ
金属過マンガン酸塩などのフリーラジカルを生じる水溶性開始剤の存在下、及び
ペルフルオロオクタン酸のアンモニウムまたはアルカリ金属塩などの乳化剤の存
在下の水性コロイド分散系中で共重合されてもよい。例えば、米国特許第第4,
335,238号を参照のこと。
【0021】 第2のクラスのフルオロポリマー材料の代表例は、ポリ(エチレン−co−テ
トラフルオロエチレン)(ETFE)、ポリ(テトラフルオロエチレン−co−
プロピレン)、ポリ(クロロトリフルオロエチレン−co−エチレン)(ECT
FE)、及びとりわけ、ターポリマーポリ(エチレン−co−テトラフルオロエ
チレン−co−ヘキサフルオロプロピレン)である。それらのすべてが、上に記
載された周知の重合方法によって作製されてもよい。多くの有用なフルオロポリ
マー材料はまた商業的に入手可能であり、例えば、ダイネオンLLC製の商品名
HostaflonTMX6810及びX6820、ダイキンアメリカインク製の
商品名NeoflonTMEP541、EP−521、及びEP−610、旭硝子
製の商品名AflonTMCOP C55A、C55AX、C88A、デュポン製
の商品名TefzelTM230及び290がある。
【0022】 上に記載されたフルオロポリマーは互いにブレンドされるか、または別のフッ
素化またはフッ素化されていないポリマーとブレンドされてフッ素化層を作製す
るために有用な複合ブレンド材料を形成することができる。ポリフッ化ビニリデ
ンは、例えば、ポリメチルメタクリレートとブレンドされてもよい。記載された
フルオロポリマーはまた、第WO98/08879号に記載された方法に従って
デヒドロフッ素化されてもよい。
【0023】 本発明の実質的にフッ素化されていない、または「つなぎ」の層が、その最も
本質的な態様において、溶融加工性の、カルボキシル、カルボキシレート、無水
物、アミド、イミド、ヒドロキシル、またはオキシカルボニル官能性ポリオレフ
ィン、1つ以上の有機オニウム化合物及び適切な有機または無機塩基を含む。溶
融加工性の、カルボキシル、カルボキシレート、無水物、アミド、イミド、ヒド
ロキシル、またはオキシカルボニル官能性ポリオレフィンと混和性の1つ以上の
付加的なフッ素化されていないポリマーをも、つなぎ層中にブレンドされてもよ
い。1つ以上の脂肪族ジ−ポリアミンの特定量もまた、その接着特性を更に改善
するためにつなぎ層に加えられてもよい。何れかの付加的な補助剤とともに上記
の成分を含む前記のつなぎ層材料は、バッチプロセスとして通常の方法に従って
前記の成分を溶融混合することによって、または連続プロセスとして双スクリュ
ー押出機によって、作製されてもよい。
【0024】 上記の成分を、何れかの従来の方法に従って、例えば、ボウルミキサまたは他
のこのような道具内で一緒に配合し、実質的にフッ素化されていない材料を形成
してもよい。一般に、前記の成分は、カルボキシル、カルボキシレート、無水物
、アミド、イミド、ヒドロキシル、またはオキシカルボニル官能性ポリオレフィ
ンが前記のブレンドの約80〜約99.8重量パーセントを占めるように配合さ
れる。有機オニウムは一般に、ブレンドの約0.1〜約5重量パーセントを占め
、塩基は一般に、ブレンドの約0.1〜約10重量パーセントを占める。
【0025】 有機及び無機塩基の広いクラスの何れかを使用して、上に記載したようにして
カルボキシル、カルボキシレート、無水物、アミド、イミド、ヒドロキシル、ま
たはオキシカルボニル官能性ポリオレフィンをブレンドしてもよい。塩基のこの
ようなクラスには、以下の式の何れか1つによって表される塩基が挙げられる。
【化4】 によって表される塩基、 [式中、nが1または2であり、 Xが一価または二価のアルカリまたはアルカリ土類金属イオンであり、好ましく
はカリウムまたはナトリウムであり、 Rが、窒素、硫黄及び酸素などの1個以上の連鎖または非連鎖ヘテロ原子を含有
してもよく、線状または枝分かれ及び環状または非環状セグメントを含有しても
よい置換または非置換のアルキル、アリール、アリル、アラルキルまたはアラリ
ル基であり、Rが好ましくは約6個以下の炭素原子を含有し、 Rfが、同じく窒素、硫黄及び酸素などの1個以上の連鎖または非連鎖ヘテロ原
子を含有してもよく、同じく線状または枝分かれ及び環状または非環状セグメン
トを含有してもよい、部分的または完全にフッ素化された、置換または非置換の
アルキル、アリール、アリル、アラルキルまたはアラリル基であり、上に規定さ
れたR基のように、Rfが好ましくは約6個以下の炭素原子を含有し、 各Yが独立して水素原子であるか、もしくはRまたはRf基であるが、ただし、
両方のY基がRfであることはない]。
【0026】 本発明の実施に有用な他の塩基には、4,4’−ヘキサフルオロイソプロピリ
デニルビスフェノール(「Na2BF6」)のナトリウム塩の他、炭酸塩、及び硫
化ナトリウムなどがある。
【0027】 選ばれた塩基の存在下で安定している有機オニウム化合物の大きなクラスのう
ちの何れも、実質的にフッ素化されていない高分子材料中に混入するのに有用で
ある。従来技術に周知のように、有機オニウムはルイス塩基の共役酸(例えばホ
スフィン、アミン及びエーテル)であり、前記のルイス塩基を適切なアルキル化
剤(例えば、アルキルハリドまたはアシルハリド)と反応させ、ルイス塩基の電
子供与原子の原子価を増大させ、有機オニウム化合物の正の電荷の増加を結果す
ることによって、形成されてもよい。本発明に有用な有機オニウム化合物の多く
は、有機または無機部分に結合した、少なくとも1個のヘテロ原子、すなわち、
N、P、Oなどの非炭素原子を含有する。本発明に特に有用な第四有機オニウム
化合物の1つのクラスは概して、相対的に正及び相対的に負のイオンを含み、そ
こにおいて、リン、ヒ素、アンチモンまたは窒素が概して、正のイオンの中心原
子を含み、負のイオンは有機または無機アニオン(例えば、ハロゲン化物、硫酸
塩、酢酸塩、リン酸塩、ホスホネート、水酸化物、アルコキシド、フェノキシド
、ビスフェノキシドなど)であってもよい。たいていの無機塩基の存在下でのそ
れらの相対安定度のために、ホスホニウムが本発明に使用するのに最も好ましい
有機オニウムである。スルホニウムは、最も有用な有機及び無機塩基の存在下で
化学的に安定しておらず、従って本発明に有用であると考えられない。
【0028】 有用な有機オニウム化合物の多くが従来技術に記載されており、周知である。
例えば、米国特許第4,233,421号(ワーム)、4,912,171号(
グルータートら)、5,086,123号(ゲンスナーら)、及び5,262,
490号(コルブら)(それら記載の全てを本願明細書に引用したものとする)
を参照のこと。米国特許第5,591,804号(コギオら)に記載されている
ようなフッ素化オニウムの他、同じ分子中に2つ以上のオニウム基を含むような
多官能性オニウム(例えば、ビス−ホスホニウム)もまた、使用されてもよい。
代表的な例には、以下の個々に記載された化合物及びそれらの混合物などがある
。 トリフェニルベンジルホスホニウムクロリド トリブチルアリルホスホニウムクロリド トリブチルベンジルアンモニウムクロリド テトラブチルアンモニウムブロミド 8−ベンジル−1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]−7−ウンデセニウムク
ロリド ベンジルトリス(ジメチルアミノ)ホスホニウムクロリド ベンジル(ジエチルアミノ)ジフェニルホスホニウムクロリド
【0029】 何れかの溶融加工可能な、カルボキシル、カルボキシレート、無水物、アミド
、イミド、ヒドロキシル、またはオキシカルボニル官能性ポリオレフィンを用い
て、本発明の実質的にフッ素化されていない高分子材料を作製することができる
。ポリオレフィン、例えば、エチレン、プロピレンのポリマー、アクリル酸モノ
マー、他のより高次のα−オレフィン、または他のエチレン性不飽和モノマーを
、官能性オレフィンモノマーの単独重合によって、または官能性でないオレフィ
ンモノマーと官能性モノマーとの、例えば、アクリル酸または無水マレイン酸、
酢酸ビニルなどとの共重合によって官能化してもよい。ポリオレフィンはまた、
例えば、グラフトすることによって、酸化によってまたはアイオノマーを形成す
ることによって、重合の後に、改質、または官能化されてもよい。このようなポ
リマー及びコポリマーは、このようなエチレン性不飽和モノマーの従来のフリー
ラジカル重合または触媒反応によって作製されてもよい。前記の炭化水素ポリマ
ーまたはコポリマーの結晶化度は変化することがある。前記のポリマーは、例え
ば、半結晶質高密度ポリエチレンであってもよいが、またはエチレン及びプロピ
レンのエラストマーコポリマーであってもよい。本発明に有用なこのような実質
的にフッ素化されていないポリマーの代表例には、上に記載された官能性モノマ
ーと、例えば、プロピレン、エチレン、酢酸ビニルなどとのコ−及びターポリマ
ーなどがあるがこれらに制限されない。前記の炭化水素ポリマーとして有用なカ
ルボキシル、無水物、またはイミド官能性ポリマーは概して、市販されている。
無水物改質ポリエチレンは、例えば、デラウェア州、ウィルミントンのE.I.
デュポンドゥヌムールカンパニー製の商品名「BYNEL」であり、有用なオキ
シカルボキシ官能性ポリエチレンは、同じくデュポン製の商品名「ELVAX」
である。
【0030】 カルボキシル、カルボキシレート、無水物、アミド、イミド、ヒドロキシル、
またはオキシカルボニル官能性ポリオレフィンの1つ以上のブレンドを互いに、
または本発明の実質的にフッ素化されていない層を形成するのに有用である他の
適切なポリマーとブレンドしてもよい。
【0031】 上に記載されたつなぎ層を含めて、本発明の複合構造体を構成する高分子層は
、一般に他の熱可塑性の用途に用いられるような、任意の添加剤を含有してもよ
い。このような付加的な補助剤には、例えば、顔料、粘着付与剤、充填剤、(米
国特許第5,552,199号に記載されているような)導電性材料、絶縁材料
、安定剤、酸化防止剤、潤滑剤、加工助剤、耐衝撃性改良剤、粘度改質剤並びに
それらの何れかの適当な混合物などがある。
【0032】 フルオロポリマー技術に周知の方法を用いて接着多層物品を製造することがで
きる。フルオロポリマー材料が実質的にフッ素化されていない高分子ブレンド材
料と実質的に接触している接着多層物品を製造することができる。例えば、フル
オロポリマー及び実質的にフッ素化されていない高分子材料を周知の方法によっ
て薄いフィルム層に形成することができる。次に、フッ素化層及び実質的にフッ
素化されていない層を加熱下及び/または圧力下で一緒に積層し、接着された多
層物品を形成することができる。あるいは、フルオロポリマー及び実質的にフッ
素化されていない高分子ブレンド材料を、必要な場合には1つ以上の付加的な層
とともに、多層物品に同時押出しすることができる。例えば、米国特許第5,3
83,087号、及び5,284,184号(その内容を本願明細書に引用した
ものとする)を参照のこと。
【0033】 前記の層を集成する方法(例えば、同時押出または積層)の熱及び圧力は、層
間の十分な付着力を提供するのに十分である場合がある。しかしながら、例えば
付加的な熱、圧力、または両方によって、得られた多層物品を更に処理し、層間
の付加的な接着層強度を提供することが望ましいことがある。多層物品が押出し
によって作製されるとき、付加的な熱を供給する一つの方法は、同時押出の後の
多層物品の冷却を遅らせることによる方法である。あるいは、いろいろな成分を
ただ処理するのに必要であるより高い温度で層を積層または同時押出することに
よって、付加的な熱エネルギーが多層物品に加えられてもよい。または、別の選
択肢として、完成多層物品が長時間、高温に保持されてもよい。例えば、完成多
層物品は、炉または加熱液体槽内または両方の組合せに置かれてもよい。
【0034】 同様な方法を用いて、実質的にフッ素化されていない高分子ブレンド材料が異
なったフッ素化されていない材料と実質的に接触している接着多層物品を製造す
ることもできる。
【0035】 本発明の方法は、容易な加工性及びフッ素化層と実質的にフッ素化されていな
い層との間または2つの実質的に異なったフッ素化されていない層の間の層間の
改善された接着層強度を示す多層物品を提供する。本発明の多層物品は、遮断性
、高及び低温度耐性、及び耐化学薬品性の特定の組合せを必要とするフィルム、
容器、またはチュービングとして実用性を有することができる。このような方法
及び組成物は、耐化学薬品性及び遮断性が重要である自動車に、例えば燃料ライ
ンホースとして使用するのに適した、及びフィルム及びビンなどの吹込成形物品
に適したフルオロポリマー材料を含む多層物品を作製するのに特に有用である。
【0036】 前記の多層物品は、2、3、または更にそれ以上の別個の層を有することがで
きる。例えば、本発明は、フッ素化層、実質的にフッ素化されていない層を備え
、及び任意に更に、フッ素化またはフッ素化されていないポリマーを含む1つ以
上の付加的な層を含む多層物品を考察する。特定例として、フッ素化層及び前記
のアミン官能化基礎ポリマーを含有する実質的にフッ素化されていない層を含む
二層物品を本発明に従って作製することができ、そこにおいて、前記の接着組成
物を用いて2つの層間の接着層強度を増大させる。フッ素化またはフッ素化され
ていないポリマーを含む1つ以上の付加的な層を、その後または同時のいずれか
に(すなわち、三層の物品を形成するために)、フッ素化層または実質的にフッ
素化されていない層の1つ以上に接着させ、3つ以上の層を有する多層物品を製
造することができる。
【0037】 何れの適当なフッ素化またはフッ素化されていない高分子材料をも付加的な層
として利用してもよく、それらのうち、多くの周知の炭化水素ベースのポリマー
の何れも、有用である。熱可塑性ポリアミド、ポリウレタン、ポリオレフィン、
ポリエステル、及びアクリレート及びメタクリレートポリマー及びコポリマーが
このような実施態様において有用である。前に記載されたフルオロポリマーの何
れも、本発明の多層物品に加えられてもよい。
【0038】 本発明の方法は、前記の付加的な層の少なくとも1つが非官能化ポリオレフィ
ン、例えば、線状の低または高密度ポリエチレンである3層以上の層の複合構造
体を製造するのに特に有利であるとわかった。このような非官能化ポリオレフィ
ンは一般に、従来の接着方法を用いてフッ素化層に直接、または間接的に付着す
るのが非常に難しい。
【0039】 選択した技術を利用して、それぞれの成分層の組み合わされた利点を有する多
層複合物品を作製することができる。例えば、選ばれた実質的にフッ素化されて
いない高分子材料に接着するのに特定の利点を示すフルオロポリマー(市販のT
HVTM200など)が、実質的にフッ素化されていないポリマーの層にすぐ隣接
しているフルオロポリマー層として用いられてもよく、相対的にすぐれた防湿材
特性を示すフルオロポリマー(市販のTHVTM500など)が、すぐ隣のフルオ
ロポリマー層に接着させられてもよい。そのように形成された複合材料は、その
成分層の組み合わされた利点、すぐれた接着強度及びすぐれた防湿材特性を有す
る。
【0040】 本発明の多層組成物の透明な実施態様は、概して、及び特に、化学薬品、溶剤
、汚れに対する耐性、及び/または低減された水蒸気透過及び/または過酷な曲
げ及び屈曲の適用を受ける可撓性のシート材料における良好な中間層の付着力が
必要とされるとき、再帰反射シート物品の構造体において特に有用である。
【0041】 この発明の組成物は、組成物の1つの側面の上に再帰反射要素を形成すること
によって、あるいは代わりに、透明な接着剤によってまたは直接に積層すること
によって、再帰反射基礎シートを付着させることによって、再帰反射性にされて
もよい。前記の再帰反射基礎シートはキューブコーナー再帰反射要素を有する部
材を含むか、例えば透明な微小球の単一層及び前記多層組成物の単一層の反対側
の側面の上に配置された反射手段を含む、微小球ベースの再帰反射構造体を含ん
でもよい。前記の基礎層は多層組成物の非フルオロポリマー層の上に配置される
ことが好ましい。この発明の実施態様には、被覆層が本発明による多層組成物に
よって提供される米国特許第3,190,178号に開示されているようなカプ
セル封入再帰反射シート物品などがある。
【0042】 本発明の再帰反射物品は、剛性または可撓性の形で作製されてもよい。本発明
の多層組成物は、遮断層として用いられてもよい。本発明の実施態様には、米国
特許第5,069,964号(その内容を本願明細書に引用したものとする)に
よる物品などがあり、そこにおいて、耐可塑剤性の遮断層は本発明による多層組
成物を含む。本発明の多層組成物は、可撓性の再帰反射シート物品の構造体に特
定の有用性がある場合がある。本発明の好ましい実施態様には、PCT第WO9
5/11464号またはPCT/WO第95/11943号(両方とも、その内
容を本願明細書に引用したものとする)による再帰反射物品などがあり、そこに
おいて、PCT公開第95/11464号に記載された可撓性のオーバーレイフ
ィルム、またはPCT/公開第95/11943号の可撓性の主要層が、本発明
による多層組成物によって構成されている。これらの2つの特許出願による可撓
性のシート材料と共に用いるために指定されたタイプのフッ化ビニリデンの共重
合単位を含む適切なフルオロポリマーは、ポリ(フッ化ビニリデン−co−ヘキ
サフルオロプロピレン)、例えば、ペンシルベニア州、フィラデルフィアのエル
フアトケムノースアメリカインク製のKynar FlexTM−2800、また
はポリ(テトラフルオロエチレン−co−ヘキサフルオロプロピレン−co−フ
ッ化ビニリデン)、例えば、THV 200または500であってもよい。この
ような構造体中の非フルオロポリマーの層は上記の特許出願中に明記された非フ
ルオロポリマーの何れであってもよく、例えば、イオノマーのエチレンコポリマ
ー、低密度ポリエチレン、ポリエチレンコポリマー、または脂肪族または芳香族
ポリウレタンまたは同様な化合物であってもよい。高度に可撓性の製品について
は、THV層及びポリウレタン層を含むこの発明の多層組成物が特に好ましい。
一様に接続または分離されたキューブコーナーを備えるミクロ構造要素は、好ま
しくは非フルオロポリマー層上に、ミクロ複製されてもよい。あるいは、前記の
多層組成物は、ミクロ構造要素に付着されてもよい。理解されるように、例えば
、キャンテッド、傾斜、特殊造形、有色、または無色キューブコーナー要素の配
列を備える、再帰反射ミクロ構造要素の何れの従来の形を用いてもよい。
【0043】 同様に、多層組成物は、基礎層に微小球を備える再帰反射のシート製品と共に
用いられてもよい。本発明の特定の実施態様には、米国特許第4,896,94
3号、米国特許第4,025,159号または5,066,098号(その内容
を本願明細書に引用したものとする)による再帰反射物品などがあり、そこにお
いて、米国特許第4,896,943号または4,025,159号の被覆フィ
ルムまたは米国特許第5,066,098号の被覆シートは、この発明による多
層組成物によって構成されている。本発明の多層組成物は更にそれら自体、フル
オロポリマーまたは非フルオロポリマー層中に混入された、透明な微小球などの
再帰反射ミクロ要素を含んでもよく、例えば本発明の更に別の実施態様において
、本発明による多層組成物のフルオロポリマー層は、米国特許第3,551,0
25号(その内容を本願明細書に引用したものとする)の連続的な上塗りの透明
なトップコートを形成することができ、前記の非フルオロポリマー層が同組成物
の結合剤を形成することができる。
【0044】 本発明によって教示された接着物品は、すでに記載した多層複合構造体の外層
として配置された接着材料で構成された接着層を含み、このような物品は、ペイ
ント交換フィルムとして特定の実用性があることがある。いろいろな接着剤のい
ずれも、熱可塑性(可融性)、熱硬化性(架橋した状態に硬化)である物品、ま
たは両方の組合せを含めてこのような物品に有効に混入することができる。接着
剤の1つの特定のクラスは、感圧性の性質の接着剤である。すなわち、それらは
室温においていろいろな支持体に対して永久的且つ攻撃的な粘着性を示す。多く
の感圧接着材料が接着剤技術に周知であり、適している接着材料はアクリレート
エステル、アクリルアミド、熱可塑性エラストマー、天然ゴム、オレフィン、シ
リコーン、ビニルエーテル、エステル、ウレタンなど、並びに選択されたこれら
の材料のポリマー及びコポリマー、及びとそれらの混合物を含んでもよい。前記
の接着剤の実際の選択は、主に、職人が最終接着物品を適用する最終用途に依存
している。いくつかの有用な感圧接着剤は、例えば、米国再発行特許第24,9
06号、米国特許第4,112,213号、4,323,557号に記載されて
いる。当業者は、特定の適用、例えば、粘着付与剤、架橋剤、安定剤、開始剤な
どによって必要とされる有用性を提供するように前述の接着剤成分はまたいろい
ろな化学改質剤を含んでもよいことを認めるであろう。
【0045】 例えば、湿気、熱、放射線などに暴露した時に、不融性の、架橋した状態に硬
化することができるいろいろな熱硬化性樹脂系接着剤もまた有用である。有用な
熱硬化性樹脂系接着剤には、付加重合方法によって形成された熱硬化性樹脂系接
着剤、例えば、不飽和ポリエステル、エポキシ、ウレタン、シアノアクリレート
、並びにこれらの成分またはポリマー、コポリマー、グラフトコポリマーの混合
物、及びこれらの成分を含む相互侵入網目などがある。接着剤の多くの異なった
タイプの更に別の情報は、I・スカイスト編、Handbook of Adh
esives、第3版、1990年、に見い出される。
【0046】 接着剤層を支持体裏材料に適用するために、グラビア被覆方法、吹付け被覆方
法の他、カーテン被覆及び流体支持ダイ方法などダイ被覆方法、ホットメルト被
覆方法など、何れの周知の被覆方法を用いることもできる。選ばれた特定の方法
は、選ばれた接着剤のタイプ(すなわち、構造用接着剤対感圧接着剤)並びに選
ばれた接着剤の化学的性質に依存することがある。任意に、接着剤が支持体に適
用された後、放射線、熱、湿気などに暴露することによるなど周知の方法によっ
て、接着剤層を硬化することができる。
【0047】 本明細書に提供された接着物品の他の実施態様は、フッ素化または実質的にフ
ッ素化されていない層の向かい合った表面のいずれかに配置された3つ以上の付
加的な層を含み、その外層の少なくとも1つに接着材料が置かれる。1つ以上の
前記の付加的な層が実質的にフッ素化されていないポリマーを含む場合、その付
加的な層はまた、接着組成物を含有することができることは理解されよう。これ
は、例えば、フルオロポリマー層が2つの異なった高分子層の間に「挟まれる」
場合、有用であり、3つの層を互いに接着するために、前記のフッ素化層と接触
している両方の異なった層が接着組成物を含有してもよい。次に、付加的な層が
、このような構造体のいずれかの側または両側に置かれてもよい。
【0048】 本発明の別の特定の実施態様において、接着物品は抗力低減フィルムなどの抗
力低減物品として適用されてもよい。このような適用において、フルオロポリマ
ー層は、前記の物品の1つ以上の層に接着する前に、その間に、または後にパタ
ーン形成された抗力低減層に形成される。このようなパターン形成された抗力低
減フルオロポリマー層は、例えば、フルオロポリマーをパターン形成されたシー
トまたはロール上に押出しまたは被覆することによって、作製されてもよい。前
記のフルオロポリマーがパターン形成されたシートまたはロールから取り除かれ
るとき、フルオロポリマーの表面は抗力低減パターンに形成される。パターン形
成されたフルオロポリマー層のパターン形成されていない表面を、実質的にフッ
素化されていない層を含めて他の層に接着し、抗力低減接着物品を抗力を製造す
る。このような抗力低減接着物品は、パターン形成されたフッ素化層全体にわた
って流動する流体(例えば、空気、ガス、水など)によって生じさせられる抗力
に対する抵抗を低減させることができる。このような物品の外側の露出面は、抗
力低減パターンを提供される。いろいろな波形がパターン形成層を製造するため
に使用されてもよいが、好ましい波形は一般に、一連の本質的に平行した谷によ
って隔てられた一連の本質的に平行したピークを含む。前記のパターン形成され
た表面は、ピークのそれぞれが谷のそれぞれと同様に同一である対称なのこぎり
歯パターンであってもよいが、異なった高さの平行したピークが一連の平行した
谷によって隔てられていてもよい。前記ののこぎり歯パターンはまた、一連の平
行した、不整な谷によって隔てられた交互の平行した不整なピークを含んでもよ
い。
【0049】 どんなパターン形成された表面が使用されるにしても、それが抗力の望ましい
低減を提供する限り、ピークと谷の寸法は重要ではない。最適な寸法は、覆われ
る本体が流体を通過する速度(または流体が本体の上を通過する速度)にあるて
いど依存している。高さ約10〜250ミクロン(約0.4〜10ミル)のピー
クが有用であることが見いだされた。この範囲内で、ピークは、高速での使用(
例えば、航空機)について約20〜150ミクロン(約0.8〜6ミル)である
ことが好ましい。隣接したピーク間の「ピークからピークまでの」間隔は、例え
ば、物品の用途に応じて同じく変化することができる。約10〜250ミクロン
(約0.4〜10ミル)の間隔が有用であるが、航空機の用途については、約2
0〜150ミクロン(約0.8〜6ミル)の間隔が好ましい。隣接したピーク間
に囲まれた角度はまた、変化することができる。平坦な及び丸い谷下部が有用で
あるが、谷及びピークが概してV形をしていて、囲まれた角度が15°〜140
°、より好ましくは50°〜60°であるのが好ましい。
【0050】 本発明の抗力低減物品は、いろいろな本体に容易に適用され、その本体が流体
媒体中を移動するとき、または流体が本体を通過するときに受ける抗力を低減さ
せることができる。好ましくは前記の物品は、パターン形成された表面が最大の
抗力低減を提供するように、本体の上に配置される。パターン形成された表面が
本質的に平行したピーク及び谷を含むとき、最大の抗力低減は、ピーク及び谷が
概して流体の流れに平行しているときに達成される。抗力低減物品が適用されて
もよい本体には、飛行機の表面、ボートまたは他の船の船体、自動車の表面、ま
たは流体搬送路の内面などがある。本発明のパターン形成された接着物品はまた
、パターン形成されたペイント交換フィルムとして用いられてもよく、それらを
使用して、適用される本体の外観を変えるために利用することができる特定の望
ましい光学効果を達成することができる。
【0051】 以下の実施例は本発明の理解を助けるために提供され、それらの範囲を制限す
るものと解釈されるべきではない。特に指示しない限り、すべての部及びパーセ
ンテージは重量に基づいている。
【0052】 実施例 試験方法 剥離強度 積層された試料の剥離強度を、一般に「T−剥離」試験として周知の、「接着
剤の耐剥離性のための標準試験方法」という名称のASTM D−1876に記
載された試験方法に従って調べた。剥離データは、シンテック試験機20(ミネ
ソタ州、エデンプレイリーのMTS システムコーポレーション製)を備えたイ
ンストロンTMモデル1125試験機(マサチューセッツ州、カントンのインスト
ロンコーポレーション製)を用いて得られた。インストロン試験機は、100m
m/分のクロスヘッド速度で操作された。少なくとも3つの試料の平均としてk
g/2.54cm幅で記録される剥離強度が、剥離試験の間に測定された平均負
荷として計算された。
【0053】 つなぎ層の作製 実施例1 ElvaxTM−250(23.5g、デラウェア州、ウィルミントンのE.I
.デュポンドゥヌムールカンパニーインク製のエチレン/酢酸ビニルコポリマー
)、水酸化カリウム(1.0g)及びテトラブチルホスホニウムブロミド(ウィ
スコンシン州、ミルウォーキーのアルドリッチケミカルカンパニーインク製のオ
ニウム#1、0.5g)の混合物からなるつなぎ層組成物を、200℃で10分
間、毎分60〜70回転数(rpm)の混合速度のプラスチコーダーTM(ニュー
ジャージー州、サウスハッケンサックのC.W.ブラベンダーインスツメンツカ
ンパニーインク製のローラブレードを備えた内部ボウルミキサ)内で配合した。
混合した後に、配合材料の部分を厚さ0.20mmのフィルムにプレスするため
に、約30秒間、約30kPaの圧力においてウォーバッシュ液圧プレス内で2
00℃でテフロンTM布の間でプレスした。前記のフィルムを、1.25cm×5
.08cmのクーポンに切り分け、続いて剥離試験用の試験片に加工した。
【0054】 実施例2 配合混合物がElvaxTM−250(23.5g)、水酸化カリウム(0.5
g)、及びテトラブチルホスホニウムブロミド(0.2g)からなったことを除
き、つなぎ層組成物を実質的に実施例1に記載したように作製した。
【0055】 実施例3 配合混合物がElvax−350(20g)、ナトリウムメトキシド(0.2
5g)及びテトラブチルホスホニウムブロミド(0.2g)からなったことを除
き、つなぎ層組成物を実質的に実施例1に記載したように作製した。
【0056】 実施例4 配合混合物がElvax−350(20g)、ナトリウムメトキシド(0.2
g)及びテトラブチルホスホニウムブロミド(0.2g)からなったことを除き
、つなぎ層組成物を実質的に実施例1に記載したように作製した。
【0057】 実施例5 配合混合物がElvax−450(20g)、水酸化セシウム(50%の水溶
液の1.3g)及びテトラブチルホスホニウムブロミド(0.2g)からなった
ことを除き、つなぎ層組成物を実質的に実施例1に記載したように作製した。
【0058】 実施例6 配合混合物がElvax−450(20g)、ナトリウムメトキシド(0.2
5g)及びテトラブチルホスホニウムブロミド(0.2g)からなったことを除
き、つなぎ層組成物を実質的に実施例1に記載したように作製した。
【0059】 実施例7 配合混合物がElvax−450(20g)、水酸化カリウム(0.2g)及
びテトラブチルホスホニウムブロミド(0.2g)からなったことを除き、つな
ぎ層組成物を実質的に実施例1に記載したように作製した。
【0060】 実施例8 配合混合物がElvax−450(20g)、水酸化カリウム(0.1g)及
びテトラブチルホスホニウムブロミド(0.1g)からなったことを除き、つな
ぎ層組成物を実質的に実施例1に記載したように作製した。
【0061】 実施例9 配合混合物がElvax−450(20g)、水酸化カリウム(0.2g)及
びテトラブチルホスホニウムブロミド(0.1g)からなったことを除き、つな
ぎ層組成物を実質的に実施例1に記載したように作製した。
【0062】 実施例10 配合混合物がElvax−450(20g)、チオ酢酸カリウム(アルドリッ
チケミカルカンパニー製、0.6g)及びテトラブチルホスホニウムブロミド(
0.2g)からなったことを除き、つなぎ層組成物を実質的に実施例1に記載し
たように作製した。
【0063】 実施例11 配合混合物がElvax−450(20g)、ナトリウムトリメチルシラノレ
ート(アルドリッチケミカルカンパニー製、1.0g)及びテトラブチルホスホ
ニウムブロミド(0.2g)からなったことを除き、つなぎ層組成物を実質的に
実施例1に記載したように作製した。
【0064】 実施例12 配合混合物がElvax−450(20g)、ナトリウムフェノキシド(アル
ドリッチケミカルカンパニー製、0.4g)及びテトラブチルホスホニウムブロ
ミド(0.2g)からなったことを除き、つなぎ層組成物を実質的に実施例1に
記載したように作製した。
【0065】 実施例13 配合混合物がAT1841(23.5g、カナダ、エドモントンのATポリマ
ー製のエチレン/酢酸ビニルコポリマー)、水酸化カリウム(1.0g)及びテ
トラブチルホスホニウムブロミド(0.5g)からなったことを除き、つなぎ層
組成物を実質的に実施例1に記載したように作製した。
【0066】 実施例14 配合混合物がAT1841(23.5g)、水酸化カリウム(0.2g)及び
テトラブチルホスホニウムブロミド(0.2g)からなったことを除き、つなぎ
層組成物を実質的に実施例1に記載したように作製した。
【0067】 実施例15 配合混合物がAT1841(23.5g)、水酸化カリウム(0.1g)及び
テトラブチルホスホニウムブロミド(0.1g)からなったことを除き、つなぎ
層組成物を実質的に実施例1に記載したように作製した。
【0068】 実施例16 配合混合物がAT1841(23.5g)、水酸化ナトリウム(1.0g)及
びテトラブチルホスホニウムブロミド(0.5g)からなったことを除き、つな
ぎ層組成物を実質的に実施例1に記載したように作製した。
【0069】 実施例17 配合混合物がBynelTM−1123(20g、デラウェア州、ウィルミント
ンのE.I.デュポンドゥヌムールカンパニーインク製の酸改質エチレン/酢酸
ビニルコポリマー)、水酸化カリウム(0.2g)及びテトラブチルホスホニウ
ムブロミド(0.2g)からなったことを除き、つなぎ層組成物を実質的に実施
例1に記載したように作製した。
【0070】 実施例18 配合混合物がBynelTM−3101(20g、デラウェア州、ウィルミント
ンのE.I.デュポンドゥヌムールカンパニーインク製の酸改質エチレン/酢酸
ビニルコポリマー)、水酸化カリウム(0.1g)及びテトラブチルホスホニウ
ムブロミド(0.1g)からなったことを除き、つなぎ層組成物を実質的に実施
例1に記載したように作製した。
【0071】 実施例19 配合混合物がBynelTM−3101(20g)、水酸化カリウム(0.2g
)及びテトラブチルホスホニウムブロミド(0.2g)からなったことを除き、
つなぎ層組成物を実質的に実施例1に記載したように作製した。
【0072】 実施例20 配合混合物がBynelTM−3101(20g)、ナトリウムフェノキシド(
1.0g、アルドリッチケミカルカンパニー製)及びテトラブチルホスホニウム
ブロミド(0.2g)からなったことを除き、つなぎ層組成物を実質的に実施例
1に記載したように作製した。
【0073】 実施例21 配合混合物がBynelTM−3101(20g)、ナトリウムフェノキシド(
0.6g、アルドリッチケミカルカンパニー製)及びテトラブチルホスホニウム
ブロミド(0.2g)からなったことを除き、つなぎ層組成物を実質的に実施例
1に記載したように作製した。
【0074】 実施例22 配合混合物がBynelTM−3101(20g)、ナトリウムパラ−クロロフ
ェノキシド(1.0g、アルドリッチケミカルカンパニー)及びテトラブチルホ
スホニウムブロミド(0.2g)からなったことを除き、つなぎ層組成物を実質
的に実施例1に記載したように作製した。
【0075】 実施例23 配合混合物がBynelTM−3101(20g)、ナトリウムトリメチルシロ
ネート(0.2g、アルドリッチケミカルカンパニー製)及びテトラブチルホス
ホニウムブロミド(0.2g)からなったことを除き、つなぎ層組成物を実質的
に実施例1に記載したように作製した。
【0076】 実施例24 配合混合物がBynelTM−3101(20g)、ナトリウム2,2,2−ト
リフルオロエトキシド(2.0g)及びテトラブチルホスホニウムブロミド(0
.2g、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロパノールを室温でナトリウム
メトキシドの当量と反応させ、次いで回転式蒸発器内でメタノールを取り除くこ
とによって作製)からなったことを除き、つなぎ層組成物を実質的に実施例1に
記載したように作製した。
【0077】 実施例25 配合混合物がBynelTM−3101(20g)、ナトリウム2,2,2−ト
リフルオロエトキシド(0.5g、2,2,2−トリフルオロエタノールを室温
でナトリウムメトキシドの当量と反応させ、次いで回転式蒸発器内でメタノール
を取り除くによって作製)及びテトラブチルホスホニウムブロミド(0.2g)
からなったことを除き、つなぎ層組成物を実質的に実施例1に記載したように作
製した。
【0078】 実施例26 配合混合物がBynelTM−3101(20g)、炭酸カリウム(0.2g)
及びテトラブチルホスホニウムブロミド(0.2g)からなったことを除き、つ
なぎ層組成物を実質的に実施例1に記載したように作製した。
【0079】 実施例27 配合混合物がPrimacorTM−3150(20g、ミシガン州、ミッドラ
ンドのダウケミカルカンパニーインク製の公称97/3重量部のエチレン/アク
リル酸コポリマー、公称97/3重量%)、ナトリウムメトキシド(0.25g
)及びテトラブチルホスホニウムブロミド(0.2g)からなったことを除き、
つなぎ層組成物を実質的に実施例1に記載したように作製した。
【0080】 実施例28 配合混合物がPrimacorTM−3150(20g)、水酸化カリウム(0
.1g)及びテトラブチルホスホニウムブロミド(0.2g)からなったことを
除き、つなぎ層組成物を実質的に実施例1に記載したように作製した。
【0081】 実施例29 配合混合物がPrimacorTM−3150(20g)、水酸化カリウム(0
.2g)及びテトラブチルホスホニウムブロミド(0.2g)からなったことを
除き、つなぎ層組成物を実質的に実施例1に記載したように作製した。
【0082】 実施例30 配合混合物がPrimacorTM−3150(20g)、水酸化カリウム(0
.6g)及びテトラブチルホスホニウムブロミド(0.2g)からなったことを
除き、つなぎ層組成物を実質的に実施例1に記載したように作製した。
【0083】 実施例31 配合混合物がPrimacorTM−3150(20g)、Na2BF6塩(1.
0g、BF6及び2当量のナトリウムメトキシドを反応させ、回転式蒸発器でメ
タノールを取り除くことによって作製)及びテトラブチルホスホニウムブロミド
(0.2g)からなったことを除き、つなぎ層組成物を実質的に実施例1に記載
したように作製した。
【0084】 実施例32 配合混合物がPrimacorTM−3150(20g)、ナトリウムフェノキ
シド(0.5g)及びテトラブチルホスホニウムブロミド(0.2g)からなっ
たことを除き、つなぎ層組成物を実質的に実施例1に記載したように作製した。
【0085】 実施例33 配合混合物がPrimacorTM−3150(20g)、炭酸カリウム(1.
0g)及びテトラブチルホスホニウムブロミド(0.2g)からなったことを除
き、つなぎ層組成物を実質的に実施例1に記載したように作製した。
【0086】 実施例34 配合混合物がPrimacorTM−3460(20g、ダウ・ケミカルカンパ
ニーインク製の公称91/9重量部のエチレン/アクリル酸コポリマー)、水酸
化カリウム(1.0g)及びテトラブチルホスホニウムブロミド(0.2g)か
らなったことを除き、つなぎ層組成物を実質的に実施例1に記載したように作製
した。
【0087】 実施例35 配合混合物がPrimacorTM−3460(20g)、水酸化カリウム(0
.5g)及びテトラブチルホスホニウムブロミド(0.2g)からなったことを
除き、つなぎ層組成物を実質的に実施例1に記載したように作製した。
【0088】 実施例36 配合混合物がPrimacorTM−3460(20g)、ナトリウムフェノキ
シド(1.0g)及びテトラブチルホスホニウムブロミド(0.2g)からなっ
たことを除き、つなぎ層組成物を実質的に実施例1に記載したように作製した。
【0089】 実施例37 配合混合物がPrimacorTM−3460(20g)、ナトリウム2,2,
2−トリフルオロエトキシド(1.0g)及びテトラブチルホスホニウムブロミ
ド(0.2g)からなったことを除き、つなぎ層組成物を実質的に実施例1に記
載したように作製した。
【0090】 実施例38 配合混合物がPrimacorTM−3340(20g、ダウケミカルカンパニ
ーインク製の公称93.5/6.5重量部のエチレン/アクリル酸コポリマー)
、水酸化カリウム(0.5g)及びテトラブチルホスホニウムブロミド(0.2
g)からなったことを除き、つなぎ層組成物を実質的に実施例1に記載したよう
に作製した。
【0091】 実施例39 配合混合物がEMAC 2220(20g、テキサス州、ヒューストンのシェ
ブロンケミカルカンパニー製の公称80/20重量部のエチレン/メチルアクリ
レートコポリマー)、水酸化カリウム(0.2g)及びテトラブチルホスホニウ
ムブロミド(0.2g)からなったことを除き、つなぎ層組成物を実質的に実施
例1に記載したように作製した。
【0092】 実施例40 配合混合物がEMAC 2220(20g)、水酸化カリウム(0.4g)及
びテトラブチルホスホニウムブロミド(0.2g)からなったことを除き、つな
ぎ層組成物を実質的に実施例1に記載したように作製した。
【0093】 実施例41 配合混合物がEMAC 2220(20g)、ナトリウムフェノキシド(0.
5g)及びテトラブチルホスホニウムブロミド(0.2g)からなったことを除
き、つなぎ層組成物を実質的に実施例1に記載したように作製した。
【0094】 実施例42 配合混合物がEVAL 105(20g、米国、イリノイ州、リールのイーバ
ルカンパニー製のエチレンビニルアルコールコポリマー)、Na2BF6塩(1.
0g)及びテトラブチルホスホニウムブロミド(0.2g)からなったことを除
き、つなぎ層組成物を実質的に実施例1に記載したように作製した。
【0095】 実施例43 配合混合物がEVAL 105(20g)、水酸化カリウム(0.2g)及び
テトラブチルホスホニウムブロミド(0.2g)からなったことを除き、つなぎ
層組成物を実質的に実施例1に記載したように作製した。
【0096】 実施例44 配合混合物がAT1841(23.5g)、水酸化カリウム(1.0g)及び
トリブチルメトキシプロピルホスホニウムクロリド(ミネソタ州、セントポール
のダイネオンコーポレーション製のオニウム#2、0.9g)からなったことを
除き、つなぎ層組成物が実質的に実施例1に記載したように作製した。
【0097】 実施例45 配合混合物がAT1841(23.5g)、水酸化カリウム(1.0g)及び
(エチルカルボキシメチル)トリブチルホスホニウムクロリド(ダイネオンコー
ポレーション製のオニウム#3、0.5g)からなったことを除き、つなぎ層組
成物が実質的に実施例1に記載したように作製した。
【0098】 実施例46 配合混合物がAT1841(23.5g)、水酸化カリウム(1.0g)及び
テトラエチルホスホニウムクロリド(オニウム# 4、0.5g、アルドリッチ
ケミカルカンパニーインク製)からなったことを除き、つなぎ層組成物が実質的
に実施例1に記載したように作製した。
【0099】 実施例47 配合混合物がAT1841(23.5g)、水酸化カリウム(0.2g)及び
テトラエチルホスホニウムクロリド(0.2g)からなったことを除き、つなぎ
層組成物を実質的に実施例1に記載したように作製した。
【0100】 実施例48 配合混合物がBynelTM−3101(20g)、炭酸カリウム(0.2g)
及びテトラブチルホスホニウムクロリド(オニウム#5、0.2g)からなった
ことを除き、つなぎ層組成物を実質的に実施例1に記載したように作製した。
【0101】 実施例49 配合混合物がBynelTM−3101(20g)、カリウムtert−ブトキ
シド(0.4g)及びテトラブチルホスホニウムクロリド(0.2g)からなっ
たことを除き、つなぎ層組成物を実質的に実施例1に記載したように作製した。
【0102】 実施例50 配合混合物がBynelTM−3101(20g)、カリウムtert−ブトキ
シド(0.4g)、水酸化カリウム(0.2g)、及びテトラブチルホスホニウ
ムクロリド(0.2g)からなったことを除き、つなぎ層組成物を実質的に実施
例1に記載したように作製した。
【0103】 実施例51 配合混合物がElvaxTM−450(10g)、PrimacorTM−334
0(10g)、水酸化カリウム(0.4g)、及びテトラブチルホスホニウムブ
ロミド(0.2g)からなったことを除き、つなぎ層組成物を実質的に実施例1
に記載したように作製した。
【0104】 実施例52 配合混合物がElvaxTM−450(10g)、EMAC 2220T(10
g)、水酸化カリウム(0.2g)、及びテトラブチルホスホニウムブロミド(
0.2g)からなったことを除き、つなぎ層組成物を実質的に実施例1に記載し
たように作製した。
【0105】 実施例53 配合混合物がPrimacorTM−3150(15g)、MorthaneTM L424.167、MI+9.8、イリノイ州、シカゴのモートン・インターナ
ショナル製の脂肪族ポリウレタン(5.0g)、水酸化カリウム(0.2g)及
びテトラブチルホスホニウムブロミド(0.2g)からなったことを除き、つな
ぎ層組成物を実質的に実施例1に記載したように作製した。
【0106】 実施例54 配合混合物がPrimacorTM−3150(10g)、EMAC 220(
10g)、水酸化カリウム(0.4g)及びテトラブチルホスホニウムブロミド
(0.2g)からなったことを除き、つなぎ層組成物を実質的に実施例1に記載
したように作製した。
【0107】 比較例C−1 ElvaxTM−250ペレットを厚さ0.20mmのフィルムにプレスするた
めに、30秒間、約30kPaの初期圧力において200℃でテフロンTM布の間
でプレスした。得られたフィルムを、1.25cm×5.08cmのクーポンに
切り分け、続いて剥離試験用の試験片に加工した。
【0108】 比較例C−2 配合混合物がAT1841(23.5g)及びテトラブチルホスホニウムブロ
ミド(0.5g)からなったことを除き、つなぎ層組成物を実質的に比較例C−
1に記載したように作製した。
【0109】 比較例C−3 配合混合物がAT1841(23.5g)そして水酸化カリウム(1.0g)
からなったことを除き、つなぎ層組成物を実質的に比較例C−1に記載したよう
に作製した。
【0110】 比較例C−4 AT1841ペレットを厚さ0.20mmのフィルムにプレスするために、3
0秒間、約30kPaの初期圧力において200℃でテフロンTM布の間でプレス
した。得られたフィルムを、1.25cm×5.08cmのクーポンに切り分け
、続いて剥離試験用の試験片に加工した。
【0111】 比較例C−5 EVAL105ペレットを厚さ0.20mmのフィルムにプレスするために、
30秒間、約30kPaの初期圧力において200℃でテフロンTM布の間でプレ
スした。得られたフィルムを、1.25cm×5.08cmのクーポンに切り分
け、続いて剥離試験用の試験片に加工した。
【0112】 剥離試験用試験片の作製 実施例1〜24及び比較例C−1〜C−4のつなぎ層組成物のための剥離試験
用試験片を作製するために、前記のつなぎ層調合物のフィルムを、表1で示され
るように、THVTM200(公称60/20/20重量部のテトラフルオロエチ
レン(TFE)、ヘキサフルオロプロピレン(HFP)、フッ化ビニリデン(V
DF)ターポリマー、ダイネオンコーポレーション製)、THVTM500(公称
40/20/40重量部のTFE/HFP/VDFターポリマー、ダイネオンコ
ーポレーション製)、ポリフッ化ビニリデン(ニュージャージー州、グレンロッ
クのオートケムカンパニー製のPVDF)、線状低密度ポリエチレン(ミシガン
州、ミッドランドのダウケミカル製のLLDPE)または高密度ポリエチレン(
ダウケミカル製のHDPE)の厚さ0.2mmのフィルムに積層した。前記の非
接着積層構造体を、ウォーバッシュ液圧プレス内で2分間、200℃で約1kg
f/cm2の圧力(初期圧力)にかけた。前記の積層体の2つのフィルム成分を
掴むタブを提供するために、シリコーン剥離紙(ミネソタ州、セントポールの3
Mカンパニー製の#7520)の細片をつなぎ層シートの一部分とTHVTM20
0シートとの間に積層構造体の1つの短い端縁に沿って約1.25cmの深さま
で挿入し、2つの材料が互いに接着するのを防いだ。前記の積層試験片を、2分
後に高温積層プレスから取り除き、すべての試験試料にばらつきのない熱履歴を
提供するように室温に維持された第2のプレスにすぐに移した。すべての試料に
ついてのT−剥離データを表1に記録する。
【0113】
【表1】
【表2】
【表3】
【表4】
【0114】 実施例55 つなぎ層組成物を、上記の実施例に示したようなブラベンダーバッチミキサー
の代わりに双スクリュー押出機を用いて作製した。双スクリュー押出機を回転さ
せるハーケ円錐インターメッシュカウンターを用いた。それぞれの領域の温度プ
ロフィールは、領域1−25℃、領域2−170℃、領域3−200℃、領域4
−200℃。1.5重量%のKOHを含有するBynelTM3101をホッパに
供給し、直径2.5mmのストランドを70rpmの氷水槽中に押し出し、ペレ
ット化し、約65℃で一晩、乾燥させる。テトラブチルホスホニウムブロミド(
1重量%)を前記のペレットに加え、その混合物を再び押出し、同じ条件下でペ
レット化した。前記のつなぎ層組成物を実施例1に記載したような積層構造体に
おいて測定し、剥離粘着力の値がTHV500については3.9kg/2.54
cm、THV500については12.6kg/2.54cmとなった。
【0115】 この発明のいろいろな修正および変更がこの発明の範囲及び精神から外れるこ
となく実施できることは、当業者には明白であろう。この発明は、ここに示した
具体的な実施態様に制限しようとするものではないと理解されるべきである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GE,GH,GM,HR ,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP, KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,L V,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI, SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,U Z,VN,YU,ZW Fターム(参考) 4F071 AA06 AA06B AA26 AA26B AA27 AA27B AA28A AA29A AA32A AA33A AA35A AB18A AC05A AC13A AC17A AC18A AF02B AF05B AH05 AH19 CA01 CB06 CC01 CD01 4F100 AK03B AK17A AK18A AK18J AK19A AK19J AK25A AK25B AK46B AK49B AK70B AL01A AL05A AL05B AL06B BA02 CB00 DA01 GB16

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フルオロポリマーを実質的にフッ素化されていない高分子材
    料に接着する方法において、 (a)カルボキシル、カルボキシレート、無水物、アミド、イミド、ヒドロキ
    シル、またはオキシカルボニル官能性ポリオレフィンを塩基及び該塩基の存在下
    で安定している有機オニウム化合物と加工条件下でブレンドして実質的にフッ素
    化されていない高分子材料を形成する工程であって、該塩基が、 (1)以下の式: 【化1】 によって表されるそれらの塩基、 (式中、nが1または2であり、 Xが一価または二価のアルカリまたはアルカリ土類金属イオンであり、 Rが、窒素、硫黄及び酸素などの1個以上の連鎖または非連鎖ヘテロ原子を
    含有してもよく、線状または枝分かれ及び環状または非環状セグメントを含有し
    てもよい置換または非置換のアルキル、アリール、アリル、アラルキルまたはア
    ラリル基であり、Rが好ましくは約6個以下の炭素原子を含有し、 Rfが、同じく窒素、硫黄及び酸素などの1個以上の連鎖または非連鎖ヘテ
    ロ原子を含有してもよく、同じく線状または枝分かれ及び環状または非環状セグ
    メントを含有してもよい部分的または完全にフッ素化された、置換または非置換
    のアルキル、アリール、アリル、アラルキルまたはアラリル基であり、上に規定
    されたR基のように、Rfが好ましくは約6個以下の炭素原子を含有し、 各Yが独立して水素原子であるか、もしくはRまたはRf基であるが、ただ
    し、両方のY基がRfであることはない)、 (2)4,4’−ヘキサフルオロイソプロピリデニルビスフェノールのナトリウ
    ム塩、炭酸塩、及び硫化ナトリウム、からなる群から選択されるブレンド工程、 (b)フルオロポリマーを提供する工程、 (c)該フルオロポリマーから作製されたフッ素化層と接触している該実質的
    にフッ素化されていない高分子材料から作製された実質的にフッ素化されていな
    い層を含む多層物品を形成すると共に、該多層物品をその層を接着するのに十分
    な温度及び圧力条件にかける工程、を含む方法。
  2. 【請求項2】 得られた多層組成物の少なくとも1つの側面に少なくとも1
    つの付加的な層を適用する工程を更に含む、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 (a)フルオロポリマーを含む第1の層、及び (b)カルボキシル、無水物、イミド、または酸官能性ポリオレフィン、塩基
    、及び該塩基の存在下で安定している有機オニウム化合物を含む実質的にフッ素
    化されていない高分子材料を含む第2の層、を含む多層物品において、該塩基が
    、 (1)以下の式: 【化2】 によって表されるそれらの塩基、 (式中、nが1または2であり、 Xが一価または二価のアルカリまたはアルカリ土類金属イオンであり、 Rが、窒素、硫黄及び酸素などの1個以上の連鎖または非連鎖ヘテロ原子を
    含有してもよく、線状または枝分かれ及び環状または非環状セグメントを含有し
    てもよい置換または非置換のアルキル、アリール、アリル、アラルキルまたはア
    ラリル基であり、Rが好ましくは約6個以下の炭素原子を含有し、 Rfが、同じく窒素、硫黄及び酸素などの1個以上の連鎖または非連鎖ヘテ
    ロ原子を含有してもよく、同じく線状または枝分かれ及び環状または非環状セグ
    メントを含有してもよい部分的または完全にフッ素化された、置換または非置換
    のアルキル、アリール、アリル、アラルキルまたはアラリル基であり、上に規定
    されたR基のように、Rfが好ましくは約6個以下の炭素原子を含有し、 各Yが独立して水素原子であるか、もしくはRまたはRf基であるが、ただ
    し、両方のY基がRfであることはない)、 (2)4,4’−ヘキサフルオロイソプロピリデニルビスフェノールのナトリウ
    ム塩、炭酸アンモニウム、及び硫化ナトリウム、からなる群から選択され、 該第1及び第2の層が互いに接着されている多層物品。
  4. 【請求項4】 該物品の少なくとも1つの側面に少なくとも1つの付加的な
    層を更に含む、請求項3に記載の物品。
  5. 【請求項5】 該物品の少なくとも1つの外面に配置された接着材料を更に
    含む、請求項3または4に記載の物品。
  6. 【請求項6】 テープ製品、抗力(drag)低減フィルム、ペイント交換
    フィルム、ホース、容器であり、または再帰反射基礎シートを含む請求項3、4
    または5に記載の物品。
  7. 【請求項7】 前記有機オニウム化合物がホスホニウムまたはアンモニウム
    化合物である、請求項1〜6の何れか1項に記載の方法または物品。
  8. 【請求項8】 前記塩基が、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、ナトリウ
    ムメトキシド、水酸化セシウム、チオ酢酸カリウム、ナトリウムトリメチルシラ
    ノレート、ナトリウムフェノキシド、ナトリウムpara−クロロフェノキシド
    、ナトリウム2,2,2−トリフルオロエトキシド、カリウムtert−ブトキ
    シドからなる群から選択される、請求項1〜7の何れか1項に記載の方法または
    多層物品。
  9. 【請求項9】 前記実質的にフッ素化されていない高分子材料が更に、前記
    実質的にフッ素化されていない高分子材料と混和性である1つ以上の付加的なフ
    ッ素化されていないポリマーを含む、請求項1〜8の何れか1項に記載の方法ま
    たは物品。
  10. 【請求項10】 前記フルオロポリマーが、フッ化ビニリデンのホモポリマ
    ー、フッ化ビニリデンとテトラフルオロエチレン及びヘキサフルオロプロピレン
    からなる群から選択された1つ以上のモノマーとから誘導されたコポリマーまた
    はターポリマーであるか、または1つ以上のヘキサフルオロプロピレン、テトラ
    フルオロエチレン及びクロロトリフルオロエチレンモノマーと1つ以上のフッ素
    化されていないオレフィン性不飽和モノマーとを含むモノマーから誘導された共
    重合単位を含む、請求項1〜9の何れか1項に記載の方法または物品。
  11. 【請求項11】 前記フルオロポリマーが、ポリメチルメタクリレートを含
    む少なくとも1つの付加的なポリマーとブレンドされる、請求項1〜10の何れ
    か1項に記載の方法または物品。
  12. 【請求項12】 前記実質的にフッ素化されていない高分子材料が、2つ以
    上のカルボキシル、カルボキシレート、無水物、アミド、イミド、ヒドロキシル
    、またはオキシカルボニル官能性ポリオレフィンのブレンドを含み、またはポリ
    オレフィンとカルボキシル、カルボキシレート、無水物、アミド、イミド、ヒド
    ロキシルまたはオキシカルボニル官能性ポリオレフィンとのブレンドを含む、請
    求項1〜11の何れか1項に記載の方法または物品。
  13. 【請求項13】 カルボキシル、無水物、イミド、またはオキシカルボキシ
    官能性ポリオレフィンと適切な有機または無機塩基及び該塩基の存在下で安定し
    ている有機オニウム化合物とのブレンドを含む、実質的にフッ素化されていない
    高分子材料を含む接着組成物。
  14. 【請求項14】 多層物品において、 (a)カルボキシル、無水物、イミド、または酸官能性ポリオレフィン、塩基
    、該塩基の存在下で安定している有機オニウム化合物を含む実質的にフッ素化さ
    れていない高分子材料を含む第1の層であって、該塩基が、 (1)以下の式: 【化3】 によって表されるそれらの塩基、 (式中、nが1または2であり、 Xが一価または二価のアルカリまたはアルカリ土類金属イオンであり、好ま
    しくはカリウムまたはナトリウムであり、 Rが、窒素、硫黄及び酸素などの1個以上の連鎖または非連鎖ヘテロ原子を
    含有してもよく、線状または枝分かれ及び環状または非環状セグメントを含有し
    てもよい置換または非置換のアルキル、アリール、アリル、アラルキルまたはア
    ラリル基であり、Rが好ましくは約6個以下の炭素原子を含有し、 Rfが、同じく窒素、硫黄及び酸素などの1個以上の連鎖または非連鎖ヘテ
    ロ原子を含有してもよく、同じく線状または枝分かれ及び環状または非環状セグ
    メントを含有してもよい部分的または完全にフッ素化された、置換または非置換
    のアルキル、アリール、アリル、アラルキルまたはアラリル基であり、上に規定
    されたR基のように、Rfが好ましくは約6個以下の炭素原子を含有し、 各Yが独立して水素原子であるか、もしくは上に規定されたようにRまたは
    f基である)、 (2)4,4’−ヘキサフルオロイソプロピリデニルビスフェノールのナトリウ
    ム塩、炭酸アンモニウム、及び硫化ナトリウム、からなる群から選択される第1
    の層、及び (b)該第1の層と互いに接着されている、異なった高分子材料を含む第2の
    層、を含む多層物品。
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