JP2002503133A - 歯科衛生用品 - Google Patents

歯科衛生用品

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JP2002503133A JP50240299A JP50240299A JP2002503133A JP 2002503133 A JP2002503133 A JP 2002503133A JP 50240299 A JP50240299 A JP 50240299A JP 50240299 A JP50240299 A JP 50240299A JP 2002503133 A JP2002503133 A JP 2002503133A
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Abstract

(57)【要約】 デンタルフロスと、このデンタルフロスに組み込まれた第一の成分と、このデンタルフロスに組み込まれた第二の成分と、フロッシングするときまで、第二の成分から第一の成分を隔てておくように構成された第一のバリアとを含む歯科衛生用品である。この第一の成分と第二の成分は、第一の成分と第二の成分が例えばフロッシング中に口の中で合わさったときに互いに反応するように選ばれたものである。

Description

【発明の詳細な説明】 歯科衛生用品 本発明は、歯科衛生用品に関するものである。 虫歯や、口内に細菌が存在することにより生じる歯周病を減らす為に口内に治 療薬を送り込むことが、健康管理の分野では人々の注目の的となっている。これ らの薬剤は、含そう薬、練り歯磨き及びデンタルフロスとして口内に送り込まれ ることが多い。しかしながら、これらの薬剤を口内の歯間領域や歯肉下領域に塗 布するのは困難である。口内に塗布する薬剤の量を調節したり、これらの薬剤を 或る期間、口内で有効な濃度に保つのも難しい。それに加えて、経時的に安定で ない或る種の薬剤を、これらの方法を用いて口内に送り込むのはもっと難しいこ とである。 一つの見方では、本発明の特徴は、デンタルフロスと、このフロスに組み込ま れた第一の成分と、このフロスに組み込まれた第二の成分と、フロッシングする ときまで、この第一の成分を第二の成分から隔てておくように構成された第一の バリアとを含む、歯科衛生用品である。第一の成分と第二の成分は、第一の成分 と第二の成分が合わされたときに互いに反応するように選ばれたものである。好 ましくは、第一の成分と第二の成分は、互いに反応して有効な薬剤、すなわち口 内で一つ、もしくはそれ以上の機能を果たすことのできる、例えば治療薬、気体 (例えば、二酸化炭素や酸素)、緩衝剤、遮断壁、例えばフィルム、もしくは熱の ような有効な薬剤を形成することができるものである。 第一の成分と第二の成分の、その場(in situ)反応により、第三の成分が本 質的に同時に作られて、口部表面に塗布される。従って、この、その場(in sit u)反応により、例えば酸素ガスや二酸化炭素ガスのような急速に消散する傾向 のあ る成分の、口部表面への塗布が可能になる。適切な二成分系の例には、重炭酸亜 鉛とクエン酸、カルシウム塩と燐酸塩、及び過酸化物化合物と重炭酸塩化合物が 含まれる。 好ましい態様においては、バリアは、その中に第一の成分が封入されているマ イクロカプセルである。このマイクロカプセルは、フロスに力がかかったときに 第一の成分を放出して、第一の成分が第二の成分と接触できるように構成されて いるのが好ましい。マイクロカプセルは、水溶性であってもよい。或いは、バリ アは、第一の成分が第二の成分と接触するのを防ぐような方法で第一の成分と一 緒にされた、水溶性のバインダーである。第一の成分が、このバインダーに添合 されているのが好ましい。 歯科衛生用品は、第一の成分から第二の成分を隔てるように構成された第二の バリアを更に含んでいるのが好ましい。好ましい態様においては、この第二のバ リアは、その中に第二の成分が封入されているマイクロカプセルである。或いは 、第二のバリアは、第二の成分が第一の成分と接触するのを防ぐような方法で第 二の成分と一緒にされた、水溶性のバインダーである。第二の成分が、このバイ ンダーに添合されているのが好ましい。歯科衛生用品は、第一のマイクロカプセ ル中に封入された第一の着色剤と、第二のマイクロカプセル中に封入された第二 の着色剤とを更に含んでいてもよい。 別の態様においては、歯科衛生用品は、フロスに組み込まれた水に不溶なバリア を含むものである。この水に不溶なバリアは第一の成分と第二の成分の上に、こ れらの成分とバリアを例えば歯科衛生用品の製造中、もしくは貯蔵中に存在する 水分のような湿気から守る為に、コートされているのが好ましい。 他の態様においては、歯科衛生用品は、第一の内腔を定める壁を含む第一のバ リアと、必要に応じて、第二の内腔を定める壁を含む第二のバリアとを含むもの である。第一の成分と第二の成分を、この第一のバリア、及び第二のバリアの中 に入れてもよい。 別の見方では、本発明の特徴は、第一の成分をデンタルフロスに組み込む工程 と、第二の成分をこのデンタルフロスに組み込む工程と、第一の成分と第二の成 分が合わされたときに互いに反応するように第一の成分と第二の成分を選択する 工程と、フロッシングするときまで、第一の成分と第二の成分を隔てておくよう に構成されたバリアを設けることにより、第一の成分と第二の成分を隔てる工程 とを含む、歯科衛生用品の製造方法である。 更に別の見方では、本発明の特徴は、上述した歯科衛生用品の一部分を歯間領 域中に入れ、その領域を、歯科衛生用品のその部分でフロッシングする工程を含 む、哺乳動物の歯間領域をフロッシングする方法である。 また別の見方では、本発明の特徴は、上述した歯科衛生用品の一部分を哺乳動 物の歯間領域に入れ、その領域を用品のその部分でフロッシングして第一の成分 と第二の成分を放出させ、それにより第一の成分と第二の成分を互いに接触させ 、互いに反応させて有効な薬剤を形成する工程を含む、口内で有効な薬剤を発生 させる方法である。好ましくは、有効な薬剤は、治療薬、気体(例えば、二酸化 炭素や酸素)、緩衝剤、遮断壁、及び熱からなる群から選ばれるものである。 本明細書で用いる「デンタルフロス」という用語は、口内の歯間領域を洗浄す る為に用いられる、例えばモノフィラメントの、マルチフィラメントの、嵩張っ た、またはワックスをコートしたデンタルフロス及びデンタルテープを含む、あ らゆる細長い柔軟性のある製品を意味する。 本明細書で用いる「マイクロカプセル」という用語は、直径が約2000μm 未満の中空のカプセルを指す。 本発明のその他の特徴及び利点は、以下の本発明の好ましい実施の形態の説明 、及び請求の範囲から明らかになることであろう。 図1は、本発明の一実施の形態によるデンタルフロスの−セグメントを示す、 非常に拡大された概略斜視図である。 図2は、本発明の別の実施の形態によるデンタルフロスの−セグメントを示す 、非常に拡大された概略斜視図である。 図3は、本発明のさらに別の実施の形態によるデンタルフロスの−セグメント を示す、非常に拡大された概略斜視図である。 図4は、本発明のさらに別の実施の形態によるデンタルフロスの−セグメント を示す、非常に拡大された概略斜視図である。 図5は、本発明のさらに別の実施の形態によるデンタルフロスの−セグメント を示す、非常に拡大された概略透視図である。 図1に示すように、歯科衛生用品10は、デンタルフロス11上にランダムに 分布している二つの成分12および14を含むものである。成分12、14は、 これら二成分がマイクロカプセルの壁で互いに隔てられるように、マイクロカプ セル16、18中に別々に封入されている。 マイクロカプセル16、18は、第一の成分と第二の成分が互いに接触して互 いに反応するのを、そのような反応が所望されるときまで(すなわち、フロッシ ングするときまで)防ぐ為に、それらの成分を隔てる役目を果たすものである。 マイクロカプセル16、18は、圧により破裂可能であるのが好ましい。すなわ ち、フロッシングにより通常加えられる程度の剪断力がかかったときに破裂する のに十分薄く、しかも歯科衛生用品の製造、取り扱い、及び包装中に通常かかる 圧に持ち堪えるのに十分な強度をもつ壁を有するものである。好ましいマイクロ カプセルは、普通のフロッシングの力で破裂するものである。マイクロカプセル 16、18は、水に溶けて成分を放出するよう、水溶性であってもよい。 マイクロカプセルを形成することのできるあらゆる適切な物質を用いることが できる。但し、本発明により考えられる量で用いたときに口の中に用いるのに適 していて、毒性のないものに限られる。マイクロカプセルを形成するのに適した 物質の例には以下のものが含まれるが、それらに限定されるものではない。澱粉 ;デキストリン;ゼラチン;アラビアゴム;カゼイン;パラフィンワックス;カ ルナウバワックス、密蝋、キャンデリラワックス、木蝋のような天然のワックス ;スチレンマレイン酸;ポリエチレン−エチルセルロース混合物;セルロースア セトフタレート;高分子アクリロニトリル;ブタジエンポリマー、及びスチレン ポリマー;アセタールコポリマー及びホモポリマー;アクリル樹脂;アリル樹脂 ;アミノ樹脂;セルロース樹脂;エポキシ樹脂;フッ素プラスチック樹脂;フラ ンポリマー;アイオノマー樹脂;ニトリルバリア樹脂;ナイロンポリマー;フェ ノール樹脂;フェニレン−オキシドをベースとする樹脂;ポリ(アミド−イミド )樹脂;ポリアリールエーテル;ポリアリールスルホン;ポリブチレン;ポリカ ーボネート;ポリエステル;ポリエーテリスルホン;ポリエチレン;ポリアミド ;ポリイミド;ポリフェニレンスルフィド;ポリプロピレン;ポリスルホン、ポ リウレタン;ポリビニルポリマー及び樹脂;シリコーン;ゼラチンが主な基であ るゼラチン誘導体;ポリ(オキシメチレン尿素);メラミン変性ポリ(オキシメチ レン尿素);コロイド状のアルブミン;加水分解したポリビニルアセテート;加 水分解したセルロースエステル、例えばアセチル含有率が19〜26パーセント になる迄加水分解したセルロースアセテート;ポリビニルアルコール;ウレタン カルボン酸基を含むビニルアルコールポリマー、蛋白質と、ビニル基をもつモノ マーとを重合することによる得られるポリマー物質;並びに天然の、及び合成の アルギン酸塩、またそれらの組み合わせ、及び混合物。 好ましいマイクロカプセルは、澱粉、ゼラチン、キサンタンガム、ポリ(オキ シメチレン尿素)、及びメラミン変性ポリ(オキシメシレン尿素)を含む物質か ら形成されるものである。澱粉、ゼラチン、及びポリ(オキシメチレン尿素)で できているマイクロカプセルは数多くの供給源、例えばオハイオ州のヴァダリア にあるリポ・テクノロジーズ、オハイオ州のデイトンにあるロナルド・ティー・ ド ッジ社、及びミネソタ州のセント・ポールにあるミネソタ・マイニング・アンド ・マニュファクチャリングから入手可能である。適切なマイクロカプセルは、球 体、球状、腎臓様、及び米様のような、様々な形を呈するものであってよい。好 ましいマイクロカプセルは球状であって、直径が約1〜約1000μm、より好 ましくは約100μm未満のものである。 成分をマイクロカプセル中に封入する方法には、重縮合、界面重合、液滴形成 /相分離、凝固可能な分散相のカプセル化、溶剤脱水、その場(in situ)重合 、溶融分散、溶剤蒸発、流動床コーティング、エアーサスペンションコーティン グ、スプレイコーティング、噴霧乾燥、噴霧凝固、噴霧冷却、スピンコーティン グ、真空コーティング、静電エアゾール、遠心マルチオリフィス、及びリポソー ムの閉じ込めが含まれる。これらの方法は当該技術分野で良く知られているもの であり、例えば米国特許第3,324,500号、第3,472,675号、第 3,598,123号、第3,640,629号、及び第5,403,578号 の各明細書に開示されている。 マイクロカプセルの形態にあるバリアが好ましいが、バリアは、成分をフロス に組み込まれた状態に保ち、しかも二つの成分が互いに反応するのを、このよう な反応が所望されるまで抑制する為に一つの成分をもう一つの成分から隔てるよ うな、どのような形態にあってもよい。バリアの適切な形態の例には、図1に示 すようなマイクロカプセル、図2に示すような層、図3に示すような層とマイク ロカプセルの組み合わせ、及び図4や図5に示すような中空繊維のフロスが含ま れる。 図2に示すように、歯科衛生用品20は、デンタルフロス22の表面上にある 層の形のバリア26、28を含むものである。一つの成分(図示せず)が層26 中に添合されており、もう一つの成分(図示せず)が層28中に添合されている 。或いは、一つの成分をフロス22と層26の間に挟み、また第二の成分を層2 6 と層28の間に挟み、それによりこれらの成分が互いに反応するのを防いでもよ い。これらの層は、連続的であっても、不連続的であってもよく、またフロスと 同一の広がりを持っていても、フロスの一部分のみに沿って広がっていてもよい 。 このようなバリア層を形成するのに適した物質には、口内で使用中(例えばフ ロッシング中)に崩壊して、その中に入っている成分を放出する水溶性の物質、 及び層中の成分が露出し、それらの成分が接触して互いに反応するように、フロ ッシグ中に貫通され得る物質が含まれる。このような水溶性の物質の例には、食 品用の被膜に一般的に用いられる水溶性のバインダー、例えばヒドロコロイド、 澱粉、化学変性澱粉、アルギン酸塩、ペクチン、アラビアゴム、ゼラチン、カゼ イン、大豆蛋白質、乳漿蛋白質、小麦グルテン、及びゼインが含まれる。 このような層に成分を添合する方法は、例えば米国特許第3,943,949 号(Ashton等)、第4,033,365号(Klepak等)、第3,897,795号(E ngel)、及び第3,771,536号(Dragan)の各明細書に、広く記載されてい る。フロスにこれらの層を塗布する為には、例えばホットメルトコーティング、 樹脂浴コーティング、スプレイコーティング、キスロールコーティング、及びウ ェブコーティングを含む、様々な方法を用いることができる。これらの方法は当 業者に良く知られている方法であり、例えば来国特許第5,423,337号(A hlert等)、及び第3,943,949号(Ashton等)の各明細書に、広く開示され ている。 歯科衛生用品30が、バリア36、38で隔てられている成分32、34を含 んでいる別の実施の形態を、図3に示す。ここで、バリア36、38はそれぞれ 、フロス31上にコートされた層36、及び層36に添合されているマイクロカ プセル38の形態である。成分34はマイクロカプセル38中に封入されており 、また成分32はフロス31上にコートされている。或いは、マイクロカプセル 38を層36上にコートし、成分32をバリア36に添合してもよい。 別の実施の形態においては、全体としてデンタルフロス46を形成するととも に内腔41を定める複数のフィラメント47が、図4に示すように、成分42を 取り囲むバリアの役目を果たす。フィラメント47が、成分42と44が接触し て互いに反応するのを抑制する。成分44は、マイクロカプセル48の壁、すな わち第二のバリアにより、成分42から更に隔てられていてもよい。しかしなが ら、この第二のバリアは、例えば第二の成分を取り囲む水溶性の層を含む、どの ような形態にあってもよい。内腔41中にある成分42は、例えばフロッシング 中にフィラメント47が分かれるか、もしくはほぐれたときに放出される。 他の実施の形態においては、歯科衛生用品は、開口部52と54、及びこれら の開口部間に伸びていて成分58を含有する少なくとも一つの内腔をもつ、図5 に示すようなフィラメント50を少なくとも一本有するフロスを含むものであっ てよい。図5には内腔が一つだけあるフィラメントが描かれている。しかしなが ら、フィラメントは内腔を多数、例えば内腔を二つ、三つ、及び四つ有していて もよい。それに加えて、フロスの各フィラメントの内腔の数が異なっていてもよ い。例えば、フロスは、内腔が一つ、二つ、三つ、及び中実の一本、もしくはそ れ以上のフィラメントの組み合わせを含んでいてよい。各内腔は、異なる成分を 含有することができる。フィラメントの壁はフロッシング中に破壊されて、各内 腔中に含まれている成分が放出される。成分を、上記のように、フィラメントの 外面上にコートすることもできる。中空フィラメントは、例えば「タイネックス ・トリロキュラー」や「タイネックス・テトラロキュラー」という商晶名で、ド イツのウィルミントンにあるデュポンにより市販されている。 歯科衛生用品は、複数のフィラメント、例えば中空もしくは中実フィラメント を編織もしくは織って中空の円筒を形成した、編んだフロスの形態にあるとよい 。編織したフィラメントの連続壁(すなわち円筒の壁)は、円筒中に内腔を定め るものである。成分を、この内腔の中に入れることができる。編んだフロスは、 ロ ードアイランド州のセントラルフォールズにあるワードウェル・ブレイディング ・マシン・カンパニーにより市販されている。 これらの内腔に成分を入れるのに適した、例えば注入、加圧により高められた 毛細管作用、及び真空吸い上げ(すなわち、真空を用いて成分を内腔中に引き込 む)を含む、いずれかの方法を用いることができる。開口部54を成分の中に直 接入れればよく、また成分を内腔に引き込めばよい。或いは、例えば成分をブフ ナー漏斗のような濾過装置の上に置き、開口部54を漏斗の脚部付近でしっかり と固定することにより、成分を開口部54に導くことができる。例えば真空装置 を開口部52に直接取り付けることにより、もしくは開口部52を真空フラスコ 中に吊るして横の枝から真空に引くことにより、真空にすることができる。複数 の中空フィラメントを同時に真空にするのが好ましい。 真空にすることにより、成分が各内腔を通って引っ張られる。また所望の高さ 、もしくは長さまで内腔を充填するのに十分な時間、真空にする。真空にするこ とにより、内腔を通って成分が吸い上げられても、成分がフィラメントの長手方 向の外面に沿って引き上げられないのが好ましい。真空装置を開口部から外すと 、成分が内腔中に残る。 成分は、フィラメントの内腔中に入り、そこに留まることのできるどのような 形態にあってもよい。このような形態には、溶液、分散液、ミクロエマルジョン 、ゲル、ペースト及び粉末が含まれる。それに加え、例えば米国特許第5,30 0,290号(本明細書の一部として引用するものである)明細書に記載されて いるような、例えばポリスチレンミクロ粒子や分解可能なミクロ粒子といったミ クロ粒子の外面に成分を吸着させてもよいし、もしくはマイクロカプセル中に封 入してもよい。 図4に示す歯科衛生用品のフィラメント47を含む、デンタルフロスの形成に 用いるのに適した物質は当業者に良く知られているものであって、それには天然 繊維、例えば木綿や羊毛、合成ポリマーフィラメント、例えばナイロン、レーヨ ン、ポリエステル、ダクロン、及びアセテートポリマー、ポリプロピレン、熱可 塑性エラストマー、例えばクラトン(例えば、スチレン−エチレンブロックコポ リマー、スチレン−ブチレンブロックコポリマー)、ペバックス(例えば、ポリエ ーテル−ポリアミドブロックコポリマー)、及び熱可塑性ウレタンが含まれる。 フロスに組み込まれている成分は、それらが互いに接触したときに反応して、 例えば治療薬、熱、緩衝剤、気体(例えば、酸素や二酸化炭素)、もしくはフィル ムのような第三の成分を形成するように選ばれたものである。好ましくは、第三 の成分は、例えば口内を洗浄したり、歯のエナメル質に無機質を補充したり、口 内面を保護したり、細菌を殺したりする機能を、口内で果たすことのできるもの である。 適切な二成分系の一つの例は、互いに反応して治療薬を形成するように二つの 成分が選ばれたものである。このような系の例は、重炭酸亜鉛とクエン酸であり 、これによりクエン酸亜鉛が形成される。クエン酸亜鉛には、抗細菌性、抗結石 性、及び脱臭性がある。 適切な二成分系のもう一つの例は、互いに反応して、例えば二酸化炭素や酸素 のような気体を形成するように二つの成分が選ばれたものである。二酸化炭素や 酸素ガスの泡は、口内に存在すると、さっぱりした感じや、清々しさを感じるの に関係する起泡作用をもたらし、しかも例えば食べ物、及び歯や歯肉上の歯垢の ような、歯の隙間にある沈積物をばらばらにする働きもする。フロッシングは、 歯周病に関係する嫌気性細菌を養う歯肉下領域に気体を導入するように行うこと ができる。この気体、特に酸素が存在することにより、これらの細菌がはびこる のに必要な環境に害が及ぼされる。 重炭酸亜鉛とクエン酸からなる二成分系は、反応して二酸化炭素を形成するこ とができる。反応して酸素を形成する適切な二成分系は、過酸化物化合物と重炭 酸塩化合物である。 適切な二成分系の他の例は、反応すると、無機質が失われた歯のエナメル質に 無機質を補充する働きをする無機質補充剤を形成するように二つの成分が選ばれ たものである。歯の表面に無機質を補充するのに適した系の一つの例は、二つの 成分が反応して、カルシウム塩と燐酸塩を析出する系である。 適切な二成分系の他の例は、二つの成分が反応してゲル、もしくはフィルムを 形成する系である。歯や歯肉組織の表面での、その場(in situ)のフィルム形 成により、歯垢の形成が打ち砕かれる。このフィルムは、歯の表面や、歯と歯の 隙間に長期間残る。それにより、歯垢の形成を打ち砕く効果が長く続く。反応し てフィルムを形成する適切な二成分系の例には、カルシウム塩(例えば、酢酸カ ルシウムもしくは塩化カルシウム)と、β−D−マンノピラノシルウロン酸やβ −L−グロピラノシルウロン酸の(1−4)結合残基の親水性コロイド状ポリマ ー(例えばアルギン酸塩)、及びカルシウム塩と複雑な多糖類(例えばペクチン) が含まれる。 これらのフィルム形成性組成物は、有効な薬剤、例えば緩衝剤、抗微生物剤、 及びカルシウム−燐酸塩からなる無機質補充系に対するキャリアとして用いても よい。この有効な薬剤は、歯の表面に形成されたフィルム上でマトリックス状に 有効な薬剤が配置されるよう、フィルムを形成する成分中に含めることができる 。このフィルムにより、有効な薬剤が一定の期間にわたって徐々に放出される。 従って、フロスを使用後、かなりの期間、効果的な濃度の有効薬剤を口の中に保 持することができる。 或いは、互いに反応して熱を発生するように成分を選んでもよい。歯と歯肉の 隣接面領域にかけられた熱により、様々な微生物が殺されることがある。熱を発 生する適切な二成分系の例には、過酸化カルシウムと、例えばメタ重亜硫酸ナト リウム、亜硫酸ナトリウム、アスコルビン酸、トコフェロール、及びホスホライ トのような還元剤との組み合わせが含まれる。 二つの成分を、それらが反応して緩衝剤、すなわち中性のpHN例えば約7の pH、もしくは歯を傷めることのないpHを持つ溶液を形成するように選んでも よい。緩衝剤は、口の中に存在することのある酸、例えば食物中の糖分の発酵に より生成される酸や、最終的にエナメル質の表面から無機質を除去することのあ る酸を迎え撃つ働きをする。口の中で緩衝剤を形成するのに適した物質は、当業 者に知られているものである。 第一の成分と第二の成分を、それらの成分がフロスから放出されて互いに接触 したときに第三の成分を形成するように選択した所定の比率で供給する。第一の 成分と第二の成分は、口の中で所望の機能を効果的に果たすのに十分な量の第三 の成分を形成するのに十分な量で存在しているのが好ましい。それに加え、バリ アがマイクロカプセルの形態である場合には、成分の入った複数のマイクロカプ セルが考えられる。 歯科衛生用品には、多くの異なる成分を単独で、もしくはいずれかの適切な組 み合わせで含めることができる。適切な成分、及び成分の混合物は、本発明にお いて考えられる量で用いたときに、口内に用いるのに許容されるもの、例えば毒 性のないもの、及び反応して第三の成分を形成する二つの成分の能力を邪魔しな いものである。これらの成分には、例えば抗微生物剤、抗歯肉炎剤、抗炎症剤、 抗う食剤、脱臭剤、知覚鈍麻剤、抗結石剤、抗歯垢剤、抗ウイルス酸、無機質補 給剤、起泡剤、香味料、芳香剤、白化剤、研磨剤、顔料、染料、及びそれらの組 み合わせを含めることができる。付加的な成分の好ましい濃度は、成分の意図さ れている機能により異なり、また当業者が容易に決定できるものである。 着色剤、例えば顔料や染料は、各成分に異なる色が着くように、各成分と共に バリア中に添合することができる。成分が互いに接触して互いに反応すると、第 三の色が生じる。この第三の色は、反応が生じているか、もしくは反応が生じた ことをユーザーに示すものである。好ましい着色剤は、食品や服用薬物への使用 が、食品、薬物及び化粧品法で現在保証されているものである。 適切な顔料には、例えばFD&C顔料のような合成により得られる顔料、例え ばFD&Cブルー#1レーキ、FD&Cブルー#2レーキ、FD&Cイエロー# 5レーキ、FD&Cレッド#40レーキ;エリスロシンレーキ;アマランスレー キ;ポンソー4Rレーキ;カルモアシンレーキ;例えば二酸化チタン、カルミン レーキ(青味がかった赤)、カルミンレーキ(黄味がかった赤)、及びカルミンレー キ(紫)のような天然の顔料;並びに自然に得られる染料をアルミニウムもしく はカルシウムをベースとする塩に変えることにより生じる顔料が含まれる。 好ましい染料には、FD&CレッドNo.3(テトラヨードフルオレセインの ナトリウム塩)、FD&CイエローNo.5(4−p−スルホフェニルアゾ−1− p−スルホフェニル−5−ヒドロキシピラゾール−3−カルボン酸のナトリウム 塩)、FD&CイエローNo.6(p−スルホフェニルアゾ−β−ナフトール−6 −モノスルホネートのナトリウム塩)、FD&CグリーンNo.3(4−{[4− (N−エチル−p−スルホベンジルアミノ)−フェニル]−(4−ヒドロキシ− 2−スルホニウムフェニル)−メチレン}−[1−(N−エチル−N−p−スル ホベンジル)−Δ−3,5−シクロヘキサジエンイミン]の二ナトリウム塩)、 FD&Cブル−No.1(ジベンジルジエチルージアミノトリフェニル−カルビ ノールトリスルホン酸無水物の二ナトリウム塩)、FD&CブルーNo.2(イン ジゴチンのジスルホン酸のナトリウム塩)、及びそれらの混合物が含まれる。 フロスの単位面積における着色剤の濃度は、バリアから色が放出されたときに ユーザーに見える色の強度に影響する。従って、着色剤は、バリアから着色剤が 放出されたときに、目で観察できるような色の変化をもたらすのに十分な濃度で 、フロス中に存在しているのが好ましい。必要とされる着色剤の量は、使用する 着色剤、所望の強度、及び着色剤の意図されている機能によって異なり、また当 業 者が容易に決定できるものである。 その他の実施の形態は、以下の請求の範囲を越えないものである。例えば、必 要に応じて、水に不溶な層、例えばワックスを、フロス上にある成分とバリアを 含むフロス全体にコートしてもよい。この水に不溶な層は、湿気、例えば歯科衛 生用品の製造過程や貯蔵中に存在することのある湿気に対するバリアとしての役 目を果たすものである。第一の成分と第二の成分を互いに反応させる為には、バ リアからこれらの成分が放出されるように、また水がバリアに近づけるように、 水に不溶な層を物理的に変えなければならない。 バリアがマイクロカプセルの形態にある場合には、マイクロカプセルを改造し て、マイクロカプセルの一部分、好ましくはマイクロカプセル全体を取り囲む外 面上に層を設けてもよい。この層は、マイクロカプセル中の成分に対して不浸透 性、例えば気体もしくは液体不浸透性であるのが好ましい。この不浸透性層によ り、マイクロカプセル中の成分の、蒸発や浸出によるロスが抑制される。不浸透 性層によって、例えば香味料や芳香油のような揮発性の有効成分のロスが抑制さ れるのが好ましい。不浸透性層を形成するのに適した物質には、例えばポリ(メ チルメタクリレート)、ポリスチレン、密蝋、カルナウバワックス、石油ワック ス、ポリヒドロキシルアルカン酸、糖脂質、グリセリド、リン脂質、及びグリセ ロールジステアレートが含まれる。 以上、二成分系について説明してきたが、口の中で反応して、一種、もしくは それ以上の新しい成分を形成することのできる多成分系も考えられる。また、図 4、及び図5に示す実施の形態を除いては、上述したマルチフィラメントフロス の代わりに、モノフィラメントのデンタルフロスを用いることができる。フロス の長手方向全体にわたって二成分系が均一に分布しているのが好ましいが、二成 分系がフロスの長手方向に沿って部分的に分布していてもよい。
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Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. デンタルフロスと、 前記フロスに組み込まれた第一の成分と、 前記フロスに組み込まれた第二の成分と、 フロッシングするときまで、前記第一の成分を前記第二の成分から隔てて 、おくように構成された第一のバリアとを備え、 前記第一の成分と前記第二の成分が合わされたときに互いに反応するように、 前記第一の成分と前記第二の成分を選択した、歯科衛生用品。 2. 前記バリアがマイクロカプセルからなっており、前記第一の成分が該マ イクロカプセル中に封入されている、請求項1の用品。 3. 前記マイクロカプセルが、前記フロスに力がかかったときに前記第一の 成分を放出して前記第一の成分が前記第二の成分と接触できるように構成されて いる、請求項2の用品。 4. 前記マイクロカプセルが水溶性である、請求項2の用品。 5. 前記バリアが、前記第一の成分が前記第二の成分と接触するのを防ぐよ うな方法で前記第1の成分と一緒になっている水溶性のバインダーからなるもの である、請求項1の用品。 6. 前記第1の成分が前記バインダーに添合されている、請求項5の用品。 7. 前記第1のバリアが内腔を定める壁からなるものであり、前記第一の成 分が該内腔中に入っている、請求項1の用品。 8. 前記第一の成分から前記第二の成分を隔てるように構成された第二のバ リアを更に含む、請求項2の用品。 9. 前記第二のバリアがマイクロカプセルからなっており、前記第二の成分 が前記マイクロカプセル中に封入されている、請求項8の用品。 10. 前記マイクロカプセルが、前記フロスに力がかかったときに前記第二 の成分を放出して、前記第二の成分が前記第一の成分と接触できるように構成さ れている、請求項9の用品。 11. 前記第二のバリアが、前記第二の成分が前記第一の成分と接触するの を防ぐような方法で前記第二の成分と一緒になっている水溶性のバインダーから なるものである、請求項8の用品。 12. 前記第二の成分が前記バインダーに添合されている、請求項11の用 品。 13. 前記フロスに組み込まれた水に不溶なバリアを更に含む、請求項1の 用品。 14. 前記水に不溶なバリアが前記第一の成分と前記第二の成分の上にコー トされている、請求項13の用品。 15. 前記第一のバリアが内腔を定める壁からなっており、前記第一の成分 が該内腔中に入っており、また前記第二のバリアが第二の内腔を定める壁からな っており、前記第二の成分が該第二の内腔中に入っている、請求項8の用品。 16. 前記第一の成分と前記第二の成分が、互いに反応して治療薬を形成す ることのできるものである、請求項1の用品。 17. 前記第一の成分と前記第二の成分が、互いに反応して気体を形成する ことのできるものである、請求項1の用品。 18. 前記第一の成分と前記第二の成分が、互いに反応して二酸化炭素を形 成することのできるものである、請求項1の用品。 19. 前記第一の成分と前記第二の成分が、互いに反応して酸素を形成する ことのできるものである、請求項1の用品。 20. 前記第一の成分と前記第二の成分が、互いに反応してフィルムを形成 することのできるものである、請求項1の用品。 21. 前記第一の成分と前記第二の成分が、互いに反応して緩衝剤を形成す ることのできるものである、請求項1の用品。 22. 前記第一の成分と前記第二の成分が、互いに反応して遮断壁を形成す ることのできるものである、請求項1の用品。 23. 前記第一の成分と前記第二の成分が、互いに反応するときに熱を発生 する、請求項1の用品。 24. 前記第一の成分と前記第二の成分の一方が重炭酸亜鉛からなり、他方 の成分がクエン酸からなるものである、請求項1の用品。 25. 前記第一の成分と前記第二の成分の一方がカルシウム塩からなり、他 方の成分が燐酸塩からなるものである、請求項1の用品。 26. 前記第一の成分と前記第二の成分の一方が過酸化物化合物からなり、 他方の成分が重炭酸塩化合物からなるものである、請求項1の用品。 27. 前記第一のマイクロカプセル中に封入された第一の着色剤と、前記第 二のマイクロカプセル中に封入された第二の着色剤とを更に含む、請求項8の用 品。 28. 第一の成分をデンタルフロスに組み込む工程と、 第二の成分を前記デンタルフロスに組み込む工程と、 前記第一の成分と前記第二の成分が合わされたときに互いに反応する ように、前記第一の成分と前記第二の成分を選択する工程と、 フロッシングするときまで、前記第一の成分と前記第二の成分を隔て ておくように構成されたバリアを設けることにより、前記第一の成分と前記第二 の成分を隔てる工程とを含む、歯科衛生用品の製造方法。 29. 歯科衛生用品の一部分を歯間領域に入れる工程と、 前記領域を前記歯科衛生用品の前記部分でフロッシングする工程とを含 み、 前記歯科衛生用品は、 デンタルフロスと、 前記フロスの前記部分に組み込まれた第一の成分と、 前記フロスの前記部分に組み込まれた第二の成分と、 フロッシングするときまで、前記第一の成分を前記第二の成分から隔てて おくように構成されたバリアとを含み、前記第一の成分と前記第二の成分が合わ されたときに互いに反応するように、前記第一の成分と前記第二の成分を選択し たものである、哺乳動物の歯間領域をフロッシングする方法。 30. 歯科衛生用品の一部分を哺乳動物の歯間領域に入れる工程と、 前記領域を前記用品の前記部分でフロッシングして前記第一の成分と前記 第二の成分を放出させ、該第一の成分と該第二の成分を互いに接触させ、互いに 反応させて有効な薬剤を形成させる工程とを含み、 前記用品は、デンタルフロスと、 前記フロスに組み込まれた第一のマイクロカプセルと、 前記第一のマイクロカプセル中に封入された第一の成分と、 前記フロスに組み込まれた第二のマイクロカプセルと、 前記第二のマイクロカプセル中に封入された第二の成分とを含み、前記第 一の成分と前記第二の成分は互いに接触したときに、有効な薬剤を形成すること ができるものである、口内で有効な薬剤を発生させる方法。 31. 前記有効な薬剤が治療薬からなるものである、請求項30の方法。 32. 前記有効な薬剤が、治療薬、気体、緩衝剤、遮断壁、及び熱からなる 群から選ばれるものである、請求項30の方法。
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