JP2002283852A - 自動車用ドアのガラスシール構造 - Google Patents
自動車用ドアのガラスシール構造Info
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- sealing member
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60J—WINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
- B60J10/00—Sealing arrangements
- B60J10/70—Sealing arrangements specially adapted for windows or windscreens
- B60J10/74—Sealing arrangements specially adapted for windows or windscreens for sliding window panes, e.g. sash guides
- B60J10/75—Sealing arrangements specially adapted for windows or windscreens for sliding window panes, e.g. sash guides for sealing the lower part of the panes
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Seal Device For Vehicle (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 自動車ドアのウインド開口縁に見栄えがよ
く、かつ生産性にすぐれたガラスシールウエザストリッ
プを取付けること。 【解決手段】 自動車ドア1のウインド開口下縁10か
らドアフレーム縦枠部20の内周縁上端に至るウインド
開口縁をアーチ状に形成し、該ウインド開口縁に沿っ
て、合成樹脂からなる型成形のモール6Aにゴム状弾性
体からなる押出成形のシール部材6B1 、6B2 を組付
けたガラスシールウエザストリップ6を取付ける。シー
ル部材6B1 、6B2 はこれらの基板部63、64をモ
ール6Aに沿うように湾曲させ、基板部63、64に設
けた穴にモール6Aの側面に突設した突起62を挿通係
止させてモール6Aに組付ける。
く、かつ生産性にすぐれたガラスシールウエザストリッ
プを取付けること。 【解決手段】 自動車ドア1のウインド開口下縁10か
らドアフレーム縦枠部20の内周縁上端に至るウインド
開口縁をアーチ状に形成し、該ウインド開口縁に沿っ
て、合成樹脂からなる型成形のモール6Aにゴム状弾性
体からなる押出成形のシール部材6B1 、6B2 を組付
けたガラスシールウエザストリップ6を取付ける。シー
ル部材6B1 、6B2 はこれらの基板部63、64をモ
ール6Aに沿うように湾曲させ、基板部63、64に設
けた穴にモール6Aの側面に突設した突起62を挿通係
止させてモール6Aに組付ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用ドアのウ
インド開口縁に沿うガラスシール構造、特にドアのウイ
ンド開口下縁のウエストラインから車体のセンタピラー
と対向するドアフレーム縦枠部の内周縁の上端に至るウ
インド開口縁のガラスシール構造に関するものである。
インド開口縁に沿うガラスシール構造、特にドアのウイ
ンド開口下縁のウエストラインから車体のセンタピラー
と対向するドアフレーム縦枠部の内周縁の上端に至るウ
インド開口縁のガラスシール構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車用ドアのウインド開口まわりの形
状は多様化しており、またそれに伴ってウインド開口縁
に沿うガラスシール構造も多様化してきている。
状は多様化しており、またそれに伴ってウインド開口縁
に沿うガラスシール構造も多様化してきている。
【0003】従来のウインド開口まわりの構造は、水平
直線状のウエストラインと、車体のセンタピラーと対向
するドアフレーム縦枠部の内周縁とは、ほぼ直角に交わ
るウインド開口縁のコーナ部を形成し、ウエストライン
に沿うガラスシールウエザストリップの端末をドアフレ
ーム縦枠部の内周縁に沿うガラスランに直角状に突き合
わせる構造が一般的であった。
直線状のウエストラインと、車体のセンタピラーと対向
するドアフレーム縦枠部の内周縁とは、ほぼ直角に交わ
るウインド開口縁のコーナ部を形成し、ウエストライン
に沿うガラスシールウエザストリップの端末をドアフレ
ーム縦枠部の内周縁に沿うガラスランに直角状に突き合
わせる構造が一般的であった。
【0004】ところが、図5に示すように、ドア1のウ
エストライン10からドアフレーム2の縦枠部20にか
けてのウインド開口縁のコーナ部を湾曲形状とするドア
構造がとられるようになってきた。そしてガラスシール
構造としては、ウエストライン10に沿う押出成形のガ
ラスウエザストリップ4とドアフレーム縦枠部20の内
周縁に沿う押出成形のガラスラン5とを、上記コーナ部
に沿う湾曲形状の型成形接続部6で接続する構造がとら
れている(実開平2−2230号)。なお、ガラスラン
5の前後の垂直部はドア1の本体内へ延設されている。
エストライン10からドアフレーム2の縦枠部20にか
けてのウインド開口縁のコーナ部を湾曲形状とするドア
構造がとられるようになってきた。そしてガラスシール
構造としては、ウエストライン10に沿う押出成形のガ
ラスウエザストリップ4とドアフレーム縦枠部20の内
周縁に沿う押出成形のガラスラン5とを、上記コーナ部
に沿う湾曲形状の型成形接続部6で接続する構造がとら
れている(実開平2−2230号)。なお、ガラスラン
5の前後の垂直部はドア1の本体内へ延設されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ウインド開
口下縁からドアフレーム縦枠部の内周縁の上端に至るウ
インド開口縁を流線形状とし、このウインド開口縁に、
見栄えが良好で生産性にすぐれ、かつ取付作業性良好な
ガラスシール構造を具備せしめることを課題としてなさ
れたものである。
口下縁からドアフレーム縦枠部の内周縁の上端に至るウ
インド開口縁を流線形状とし、このウインド開口縁に、
見栄えが良好で生産性にすぐれ、かつ取付作業性良好な
ガラスシール構造を具備せしめることを課題としてなさ
れたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、自動車ドアの
ウインド開口縁に沿うガラスシール構造において、ドア
のウインド開口下縁からドアフレーム縦枠部の内周縁の
上端に至るウインド開口縁を緩やかに湾曲するアーチ状
に形成し、該開口縁にこれに沿ってガラスシールウエザ
ストリップを設け、上記ガラスシールウエザストリップ
は、上記ウインド開口縁に沿って取付ける硬質材からな
るアーチ状のモールと、該モールとは別体でモールに沿
って取付けるゴム状弾性体のシール部材で構成し、該シ
ール部材は、上記モールの内側面に沿ってこれに固定す
る基板部と、基板部の内側面に一体に形成してドアガラ
スの外面に弾接するシール部を備え、上記基板部はその
幅方向中央部分を他の部分よりも高硬度材で形成し、上
記モールの内側面にモール長手方向に間隔をおいて突設
したピン状の突起を、上記基板部の幅方向中央部分に基
板部長手方向に間隔をおいて形成した穴に嵌着して上記
モールに上記シール部材を固定する構造とした(請求項
1)。ウインド開口下縁からドアフレーム縦枠部の内周
縁上端に至るウインド開口縁に一連にモールを設けるこ
とにより、ウインド開口縁の形状と相まってドアの見栄
えが良好となる。またウインド開口縁に取付けたモール
に、シール部材を作業性容易に組付けることができる。
ウインド開口縁に沿うガラスシール構造において、ドア
のウインド開口下縁からドアフレーム縦枠部の内周縁の
上端に至るウインド開口縁を緩やかに湾曲するアーチ状
に形成し、該開口縁にこれに沿ってガラスシールウエザ
ストリップを設け、上記ガラスシールウエザストリップ
は、上記ウインド開口縁に沿って取付ける硬質材からな
るアーチ状のモールと、該モールとは別体でモールに沿
って取付けるゴム状弾性体のシール部材で構成し、該シ
ール部材は、上記モールの内側面に沿ってこれに固定す
る基板部と、基板部の内側面に一体に形成してドアガラ
スの外面に弾接するシール部を備え、上記基板部はその
幅方向中央部分を他の部分よりも高硬度材で形成し、上
記モールの内側面にモール長手方向に間隔をおいて突設
したピン状の突起を、上記基板部の幅方向中央部分に基
板部長手方向に間隔をおいて形成した穴に嵌着して上記
モールに上記シール部材を固定する構造とした(請求項
1)。ウインド開口下縁からドアフレーム縦枠部の内周
縁上端に至るウインド開口縁に一連にモールを設けるこ
とにより、ウインド開口縁の形状と相まってドアの見栄
えが良好となる。またウインド開口縁に取付けたモール
に、シール部材を作業性容易に組付けることができる。
【0007】上記モールとしてアーチ状に型成形した合
成樹脂からなるモールを用い、上記シール部材として押
出成形のシール部材を用い、該シール部材を上記モール
に沿うようにアーチ状に湾曲させ、上記モールの突起を
上記ガラスシールウエザストリップの穴に嵌着せしめる
(請求項2)。モールは型成形により、シール部材は押
出成形により、それぞれ生産性よく製造することができ
る。シール部材はこれをモールに沿って湾曲させると
き、基板部の幅方向中央部が硬質としてあるから幅方向
中央部が湾曲中心軸となり、湾曲によるシール部の断面
変形を最小限に抑えることができる。
成樹脂からなるモールを用い、上記シール部材として押
出成形のシール部材を用い、該シール部材を上記モール
に沿うようにアーチ状に湾曲させ、上記モールの突起を
上記ガラスシールウエザストリップの穴に嵌着せしめる
(請求項2)。モールは型成形により、シール部材は押
出成形により、それぞれ生産性よく製造することができ
る。シール部材はこれをモールに沿って湾曲させると
き、基板部の幅方向中央部が硬質としてあるから幅方向
中央部が湾曲中心軸となり、湾曲によるシール部の断面
変形を最小限に抑えることができる。
【0008】上記モールは、断面ほぼU字形で、上記ウ
インド開口縁に一連に設けたフランジに覆嵌して取付
け、上記シール部材は上記基板部の内側面から伸出する
リップ状のシール部を備え、該シール部の先端をドアガ
ラスの外面に弾接せしめる(請求項3)。モールのウイ
ンド開口縁への取付け作業が容易であり、モールとドア
ガラスとの間はリップ状のシール部により確実にシール
される。
インド開口縁に一連に設けたフランジに覆嵌して取付
け、上記シール部材は上記基板部の内側面から伸出する
リップ状のシール部を備え、該シール部の先端をドアガ
ラスの外面に弾接せしめる(請求項3)。モールのウイ
ンド開口縁への取付け作業が容易であり、モールとドア
ガラスとの間はリップ状のシール部により確実にシール
される。
【0009】
【発明の実施の形態】図1(A)は自動車のフロントド
アを示すもので、ウインド開口下縁のウエストライン1
0から車体のセンタピラー(図示略)と対向するドアフ
レーム2の縦枠部20の内周縁の上端に至るウインド開
口縁は長さ方向にアーチ状に湾曲する形状に形成してあ
る。即ち、ウエストライン10の前半部は水平直線状で
後半部が緩やかな湾曲線をなして徐々に上昇し、円弧状
に湾曲してコーナ部を形成し、ドアフレーム縦枠部20
の内周縁はコーナ部よりも緩やかな曲率で上方斜め後方
へ延びている。ドア1はドアアウタパネルとドアインナ
パネルからなり、両パネルのウインド開口縁は同一のア
ーチ形状で互いにドアガラス3を挟んで対向している。
アを示すもので、ウインド開口下縁のウエストライン1
0から車体のセンタピラー(図示略)と対向するドアフ
レーム2の縦枠部20の内周縁の上端に至るウインド開
口縁は長さ方向にアーチ状に湾曲する形状に形成してあ
る。即ち、ウエストライン10の前半部は水平直線状で
後半部が緩やかな湾曲線をなして徐々に上昇し、円弧状
に湾曲してコーナ部を形成し、ドアフレーム縦枠部20
の内周縁はコーナ部よりも緩やかな曲率で上方斜め後方
へ延びている。ドア1はドアアウタパネルとドアインナ
パネルからなり、両パネルのウインド開口縁は同一のア
ーチ形状で互いにドアガラス3を挟んで対向している。
【0010】ドアアウタパネルのウインド開口縁には一
連にガラスシールウエザストリップ(以下、単にウエザ
ストリップという)6が取付けてある。
連にガラスシールウエザストリップ(以下、単にウエザ
ストリップという)6が取付けてある。
【0011】一方、ドアフレーム2全周にはガラスラン
5が取付けてある。ガラスラン5のドアフレーム縦枠部
20に沿う後部垂直部52はドア1本体内まで延び、ド
アフレーム縦枠部20内からドア1本体内にかけて立設
したチャンネル部材に保持されており、またガラスラン
5の前端部51もほぼ垂直にドア1本体内に延び、ドア
1本体内に立設したチャンネル部材に保持されている。
ガラスラン5の前後の垂直部51、52は、ドアガラス
3の昇降時にその前縁および後縁を案内するとともに上
記前縁および後縁との間をシールする。ガラスラン5の
後部垂直部52とウエザストリップ6のドアフレーム縦
枠部20に沿う部分は互いに独立で、連結されてはいな
い。
5が取付けてある。ガラスラン5のドアフレーム縦枠部
20に沿う後部垂直部52はドア1本体内まで延び、ド
アフレーム縦枠部20内からドア1本体内にかけて立設
したチャンネル部材に保持されており、またガラスラン
5の前端部51もほぼ垂直にドア1本体内に延び、ドア
1本体内に立設したチャンネル部材に保持されている。
ガラスラン5の前後の垂直部51、52は、ドアガラス
3の昇降時にその前縁および後縁を案内するとともに上
記前縁および後縁との間をシールする。ガラスラン5の
後部垂直部52とウエザストリップ6のドアフレーム縦
枠部20に沿う部分は互いに独立で、連結されてはいな
い。
【0012】次に、ドアアウタパネルの上記ウインド開
口縁に取付けるウエザストリップ6について、図1ない
し図3により説明する。
口縁に取付けるウエザストリップ6について、図1ない
し図3により説明する。
【0013】ウエザストリップ6はモール6Aと、これ
に組付けるシール部材6Bで構成されている。モール6
Aはウエストライン10の前端からドアフレーム縦枠部
20の内周縁上端に至るウインド開口縁の全長にわたっ
て取付けられるもので、合成樹脂、例えばABS樹脂の
型成形体であり、断面ほぼU字形で開口側を湾曲外径側
として開口縁に沿うアーチ状の湾曲形状としてある。内
側の側面(車内側の側面)61の幅方向中央には長手方
向に所定の間隔をおいてピン状の突起62が突設してあ
る。モール6Aには外面に光輝性を付与する塗装、例え
ば黒塗装が施してある。
に組付けるシール部材6Bで構成されている。モール6
Aはウエストライン10の前端からドアフレーム縦枠部
20の内周縁上端に至るウインド開口縁の全長にわたっ
て取付けられるもので、合成樹脂、例えばABS樹脂の
型成形体であり、断面ほぼU字形で開口側を湾曲外径側
として開口縁に沿うアーチ状の湾曲形状としてある。内
側の側面(車内側の側面)61の幅方向中央には長手方
向に所定の間隔をおいてピン状の突起62が突設してあ
る。モール6Aには外面に光輝性を付与する塗装、例え
ば黒塗装が施してある。
【0014】シール部材6Bは、モール6Aのうちのウ
エストライン10に沿う部分に取付ける押出成形のシー
ル部材6B1 と、モール6Aのうちのドアフレーム縦枠
部20の内周縁に沿う部分に取付ける押出成形のシール
部材6B2 とを、ウインド開口縁のコーナ部に沿う湾曲
形状の型成形コーナ部材(図示略)で一連に連結して構
成され、いずれもゴム状弾性体、例えばEPDMゴムか
らなる。
エストライン10に沿う部分に取付ける押出成形のシー
ル部材6B1 と、モール6Aのうちのドアフレーム縦枠
部20の内周縁に沿う部分に取付ける押出成形のシール
部材6B2 とを、ウインド開口縁のコーナ部に沿う湾曲
形状の型成形コーナ部材(図示略)で一連に連結して構
成され、いずれもゴム状弾性体、例えばEPDMゴムか
らなる。
【0015】シール部材6B1 は帯状の基板部63の一
方の面から上下二段のシールリップ65が伸出してお
り、各シールリップ65の下面から先端にかけて植毛が
施してある。シール部材6B1 は、上下のシールリップ
65間の幅方向中央部が他の部分よりも硬質としてあ
る。硬質部63aの硬度は約Hs90、他の部分の硬度
は約Hs70としてある。硬質部63aには、モール6
Aの突起62に対応して、長手方向に所定の間隔をおい
て穴67が設けてある。
方の面から上下二段のシールリップ65が伸出してお
り、各シールリップ65の下面から先端にかけて植毛が
施してある。シール部材6B1 は、上下のシールリップ
65間の幅方向中央部が他の部分よりも硬質としてあ
る。硬質部63aの硬度は約Hs90、他の部分の硬度
は約Hs70としてある。硬質部63aには、モール6
Aの突起62に対応して、長手方向に所定の間隔をおい
て穴67が設けてある。
【0016】シール部材は6B2 、シール部材6B1 の
基板部63とほぼ同じ断面形状の基板部64の一端から
リップ状のシール部66が伸出している。基板部64に
はその幅方向中央部が上記硬質部63aに対応する硬質
部64aとしてある。硬質部64aには所定の間隔で穴
67が設けてある。
基板部63とほぼ同じ断面形状の基板部64の一端から
リップ状のシール部66が伸出している。基板部64に
はその幅方向中央部が上記硬質部63aに対応する硬質
部64aとしてある。硬質部64aには所定の間隔で穴
67が設けてある。
【0017】上記型成形コーナ部は、断面形状がシール
部材6B1 の断面形状からシール部材6B2 の断面形状
へと徐変しつつ湾曲しており、基板部は硬質のEPDM
ゴム、シール部は上記シール部65、66と同じ軟質の
EPDMゴムからなる。
部材6B1 の断面形状からシール部材6B2 の断面形状
へと徐変しつつ湾曲しており、基板部は硬質のEPDM
ゴム、シール部は上記シール部65、66と同じ軟質の
EPDMゴムからなる。
【0018】シール部材6Bをモール6Aへ組付けるに
際しては、モール6Aの内周面に突設した突起62をシ
ール部材6Bの基板部63、64に設けた穴67に挿通
させる。そして図1(B)に示すように、リング71の
内周からリング中心に向けて複数の爪72が突出する金
属ワッシャ7を用い、基板部63、64の穴67から突
出する突起62の先端をリング中心に貫通させてワッシ
ャ7を基板部63、64面に押付けることにより、シー
ル部材6Bをモール6Aに固定する。
際しては、モール6Aの内周面に突設した突起62をシ
ール部材6Bの基板部63、64に設けた穴67に挿通
させる。そして図1(B)に示すように、リング71の
内周からリング中心に向けて複数の爪72が突出する金
属ワッシャ7を用い、基板部63、64の穴67から突
出する突起62の先端をリング中心に貫通させてワッシ
ャ7を基板部63、64面に押付けることにより、シー
ル部材6Bをモール6Aに固定する。
【0019】シール部材6B1 、6B2 は、これ等の穴
67にモール6Aの突起62を挿通させるときにモール
6Aに沿うように湾曲させる。この場合、シール部材6
B1、6B2 の基板部63、64は幅方向中央の硬質部
63a、63bが湾曲中心軸となって湾曲するから、シ
ール部65、66の断面形状の変形はほとんど発生しな
い。
67にモール6Aの突起62を挿通させるときにモール
6Aに沿うように湾曲させる。この場合、シール部材6
B1、6B2 の基板部63、64は幅方向中央の硬質部
63a、63bが湾曲中心軸となって湾曲するから、シ
ール部65、66の断面形状の変形はほとんど発生しな
い。
【0020】なお、シール部材6B1 、6B2 の固定は
金属ワッシャ7以外の手段でも行い得る。例えば、モー
ル6Aの突起62を挿通する穴を設けた合成樹脂プレー
トを用い、該プレートをその穴にシール部材6B1 、6
B2 の穴67から突出する上記突起62の先端を挿通さ
せて基板部63、64面に押付け、上記突起62の先端
とプレートを熱融着または熱かしめしてもよい。
金属ワッシャ7以外の手段でも行い得る。例えば、モー
ル6Aの突起62を挿通する穴を設けた合成樹脂プレー
トを用い、該プレートをその穴にシール部材6B1 、6
B2 の穴67から突出する上記突起62の先端を挿通さ
せて基板部63、64面に押付け、上記突起62の先端
とプレートを熱融着または熱かしめしてもよい。
【0021】シール部材6Bが固定されたモール6A
は、図1(A)、図2および図3に示すようにドア1の
ウエストライン10からドアフレーム縦枠部20の内周
縁上端に至るドアアウタパネル11のウインド開口縁に
形成したフランジ110にこれを覆うように嵌込むこと
によりウインド開口縁に組付けられる。
は、図1(A)、図2および図3に示すようにドア1の
ウエストライン10からドアフレーム縦枠部20の内周
縁上端に至るドアアウタパネル11のウインド開口縁に
形成したフランジ110にこれを覆うように嵌込むこと
によりウインド開口縁に組付けられる。
【0022】図3に示すようにドアフレーム縦枠部20
ではウエザストリップ6とチャンネル部材13に保持せ
しめたガラスラン5の垂直部52とは互いに独立で離れ
ており、上方へ向けて互いに接近し、ドアフレーム縦枠
部20の上端コーナ部でウエザストリップ6のシール部
材6B2 がガラスラン5の垂直部52の上端と接続す
る。なお、図3において、12はドアインナパネル、1
4はリインフォースメント、15はドア1の内装トリム
である。ドアインナパネル12のウインド開口縁に形成
したフランジ120を覆う内装トリム15の端縁の内面
にはドアガラス3の内側のガラスシールウエザストリッ
プ60が取付けてあり、相対向する両ウエザストリップ
6、60でドアガラス3をその両面から挟んでいる。
ではウエザストリップ6とチャンネル部材13に保持せ
しめたガラスラン5の垂直部52とは互いに独立で離れ
ており、上方へ向けて互いに接近し、ドアフレーム縦枠
部20の上端コーナ部でウエザストリップ6のシール部
材6B2 がガラスラン5の垂直部52の上端と接続す
る。なお、図3において、12はドアインナパネル、1
4はリインフォースメント、15はドア1の内装トリム
である。ドアインナパネル12のウインド開口縁に形成
したフランジ120を覆う内装トリム15の端縁の内面
にはドアガラス3の内側のガラスシールウエザストリッ
プ60が取付けてあり、相対向する両ウエザストリップ
6、60でドアガラス3をその両面から挟んでいる。
【0023】組付状態で、モール6Aの上端はドアフレ
ーム縦枠部20の上端コーナ部で、ドアフレーム上枠部
21に沿いガラスラン5を覆うように設けたモールに接
続する。図4はドアフレーム上枠部21の断面を示すも
ので、ドアフレーム上枠部21の内周にはガラスラン5
が取付けてある。そして上記上枠部21のフランジ21
0にはは断面ほぼU字形のモール8が嵌着してある。一
方、ウエザストリップ6のモール6Aの上端は、図1
(B)に示すようにドアフレーム縦枠部20の上端コー
ナ部の形状に合わせて前方へ屈曲せしめてある。上記モ
ール8の後端末と上記モール6Aの上端末とは実質的に
同一の断面形としてあって、両端末は衝き合わせ接続さ
れる。
ーム縦枠部20の上端コーナ部で、ドアフレーム上枠部
21に沿いガラスラン5を覆うように設けたモールに接
続する。図4はドアフレーム上枠部21の断面を示すも
ので、ドアフレーム上枠部21の内周にはガラスラン5
が取付けてある。そして上記上枠部21のフランジ21
0にはは断面ほぼU字形のモール8が嵌着してある。一
方、ウエザストリップ6のモール6Aの上端は、図1
(B)に示すようにドアフレーム縦枠部20の上端コー
ナ部の形状に合わせて前方へ屈曲せしめてある。上記モ
ール8の後端末と上記モール6Aの上端末とは実質的に
同一の断面形としてあって、両端末は衝き合わせ接続さ
れる。
【0024】このようにして、ドア1のウエストライン
10の前端からドアフレーム縦枠部20の内周縁上端に
至るアーチ状のウインド開口縁は、合成樹脂のモール6
Aで縁どりされ、モール6Aとドアガラス3の外面との
間がシール部材6Bでシールされたドアのガラスシール
構造が形成される。
10の前端からドアフレーム縦枠部20の内周縁上端に
至るアーチ状のウインド開口縁は、合成樹脂のモール6
Aで縁どりされ、モール6Aとドアガラス3の外面との
間がシール部材6Bでシールされたドアのガラスシール
構造が形成される。
【0025】なお、上記実施形態では、シール部材6B
を、ウエストライン10に沿うシール部材6B1 と、ド
アフレーム縦枠部20の内周縁に沿うシール部材6B2
を型成形コーナ部で接続する構造としたが、ウエストラ
イン10からドアフレーム縦枠部20の内周縁へ移るコ
ーナ部の曲率が小さい場合は、全長にわたりウエストラ
イン10に沿うシール部材6B1 と同一断面形状の1本
の押出成形体で構成してもよい。また、ドアガラス3に
弾接するシール部材6Bのシール部65、66はリップ
形状に限らず、中空状に形成してもよい。またシール部
材6Bはゴムに限らず、例えば熱可塑性エラストマーで
構成してもよい。本発明はフロントドアに限らず、リヤ
ドアやスライド式ドア等のウインド開口縁にも適用され
得る。
を、ウエストライン10に沿うシール部材6B1 と、ド
アフレーム縦枠部20の内周縁に沿うシール部材6B2
を型成形コーナ部で接続する構造としたが、ウエストラ
イン10からドアフレーム縦枠部20の内周縁へ移るコ
ーナ部の曲率が小さい場合は、全長にわたりウエストラ
イン10に沿うシール部材6B1 と同一断面形状の1本
の押出成形体で構成してもよい。また、ドアガラス3に
弾接するシール部材6Bのシール部65、66はリップ
形状に限らず、中空状に形成してもよい。またシール部
材6Bはゴムに限らず、例えば熱可塑性エラストマーで
構成してもよい。本発明はフロントドアに限らず、リヤ
ドアやスライド式ドア等のウインド開口縁にも適用され
得る。
【0026】
【発明の効果】本発明は、自動車ドアのウインド開口下
縁からドアフレーム縦枠部の内周縁上端に至るウインド
開口縁をアーチ状に形成し、これにウエザストリップの
合成樹脂モールを一連に取付けたから見栄えがよい。ま
たウエザストリップは、予め準備された型成形のモール
と、1本の押出成形材ないしは2本の押出成形材を型成
形接続したシール部材を簡易な組付け手段で一体化して
構成することができ生産性が良好である。またシール部
材はその基板部をモールに沿って湾曲させるときに幅方
向中央の硬質部が湾曲中心軸となるから、シール部材の
シール部の断面変形を最小限にすることができる。また
ウエザストリップはそのモールをドアのウインド開口縁
に嵌着することで作業性容易に取付けることができる。
縁からドアフレーム縦枠部の内周縁上端に至るウインド
開口縁をアーチ状に形成し、これにウエザストリップの
合成樹脂モールを一連に取付けたから見栄えがよい。ま
たウエザストリップは、予め準備された型成形のモール
と、1本の押出成形材ないしは2本の押出成形材を型成
形接続したシール部材を簡易な組付け手段で一体化して
構成することができ生産性が良好である。またシール部
材はその基板部をモールに沿って湾曲させるときに幅方
向中央の硬質部が湾曲中心軸となるから、シール部材の
シール部の断面変形を最小限にすることができる。また
ウエザストリップはそのモールをドアのウインド開口縁
に嵌着することで作業性容易に取付けることができる。
【図1】(A)は本発明を適用した自動車ドアの正面
図、(B)は本発明のガラスシールウエザストリップの
構成部材の分解斜視図である。
図、(B)は本発明のガラスシールウエザストリップの
構成部材の分解斜視図である。
【図2】図1のII−II線に沿う矢視断面図である。
【図3】図2のにIII−III線に沿う断面を示す図
である。
である。
【図4】図1のIV−IV線に沿う矢視断面図である。
【図5】従来の自動車ドアの正面図である。
1 ドア 10 ウインド開口下縁(ウエストライン) 110 フランジ 2 ドアフレーム 20 ドアフレーム縦枠部 3 ドアガラス 4、6 ガラスシールウエザストリップ 6A モール 62 突起 6B、6B1 、6B2 シール部材 63、64 基板部 63a、64a 硬質部 65、66 シール部 67 穴 7 ワッシャ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D201 AA26 AA37 CA20 DA03 DA38 FA04
Claims (3)
- 【請求項1】 自動車ドアのウインド開口縁に沿うガラ
スシール構造において、ドアのウインド開口下縁からド
アフレーム縦枠部の内周縁の上端に至るウインド開口縁
を緩やかに湾曲するアーチ状に形成し、該開口縁にこれ
に沿ってガラスシールウエザストリップを設け、上記ガ
ラスシールウエザストリップは、上記ウインド開口縁に
沿って取付ける硬質材からなるアーチ状のモールと、該
モールとは別体でモールに沿って取付けるゴム状弾性体
のシール部材で構成し、該シール部材は、上記モールの
内側面に沿ってこれに固定する基板部と、基板部の内側
面に一体に形成してドアガラスの外面に弾接するシール
部を備え、上記基板部はその幅方向中央部分を他の部分
よりも高硬度材で形成し、上記モールの内側面にモール
長手方向に間隔をおいて突設したピン状の突起を、上記
基板部の幅方向中央部分に基板部長手方向に間隔をおい
て形成した穴に嵌着して上記モールに上記シール部材を
固定したことを特徴とする自動車用ドアのガラスシール
構造。 - 【請求項2】 上記モールとしてアーチ状に型成形した
合成樹脂からなるモールを用い、上記シール部材として
押出成形のシール部材を用い、該シール部材を上記モー
ルに沿うようにアーチ状に湾曲させ、上記モールの突起
を上記シール部材の穴に嵌着せしめた請求項1記載の自
動車用ドアのガラスシール構造。 - 【請求項3】 上記モールは、断面ほぼU字形で、上記
ウインド開口縁に一連に設けたフランジに覆嵌して取付
け、上記シール部材は上記基板部の内側面から伸出する
リップ状のシール部を備え、該シール部の先端をドアガ
ラスの外面に弾接せしめる自動車用ドアのガラスシール
構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001094543A JP2002283852A (ja) | 2001-03-29 | 2001-03-29 | 自動車用ドアのガラスシール構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001094543A JP2002283852A (ja) | 2001-03-29 | 2001-03-29 | 自動車用ドアのガラスシール構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002283852A true JP2002283852A (ja) | 2002-10-03 |
Family
ID=18948719
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001094543A Withdrawn JP2002283852A (ja) | 2001-03-29 | 2001-03-29 | 自動車用ドアのガラスシール構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002283852A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100844658B1 (ko) * | 2006-11-10 | 2008-07-07 | 현대자동차주식회사 | 버스의 운전석 창틀 프레임 |
DE102011121720A1 (de) | 2010-12-21 | 2012-06-21 | Toyoda Gosei Co. Ltd. | Fensterglasführung |
WO2024093954A1 (zh) * | 2022-11-02 | 2024-05-10 | 福耀玻璃工业集团股份有限公司 | 玻璃包边总成及其制造方法和车辆 |
-
2001
- 2001-03-29 JP JP2001094543A patent/JP2002283852A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100844658B1 (ko) * | 2006-11-10 | 2008-07-07 | 현대자동차주식회사 | 버스의 운전석 창틀 프레임 |
DE102011121720A1 (de) | 2010-12-21 | 2012-06-21 | Toyoda Gosei Co. Ltd. | Fensterglasführung |
US8490334B2 (en) | 2010-12-21 | 2013-07-23 | Toyoda Gosei Co., Ltd. | Glass run |
DE102011121720B4 (de) * | 2010-12-21 | 2015-01-22 | Toyoda Gosei Co., Ltd. | Fensterglasführung |
DE102011121720B8 (de) * | 2010-12-21 | 2015-03-26 | Toyoda Gosei Co., Ltd. | Fensterglasführung |
WO2024093954A1 (zh) * | 2022-11-02 | 2024-05-10 | 福耀玻璃工业集团股份有限公司 | 玻璃包边总成及其制造方法和车辆 |
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20071024 |
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A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20090427 |