JP2002277892A - 液晶表示素子 - Google Patents
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Abstract
リックス型の液晶表示素子を提供する。 【解決手段】クロス電極18をゲート配線11と同じ金
属膜により形成することにより、前記クロス電極18の
膜厚を薄くし、前記クロス電極18と対向電極23のク
ロス電極接続部23aと間隔を、画素部の基板ギャップ
より大きくして、前記クロス電極18と対向電極23の
クロス電極接続部23aとを導電性粒子28が混入され
たクロス材27により接続することにより前記画素部の
基板間ギャップを小さくした。
Description
タ(以下、TFTと記す)を能動素子とするアクティブ
マトリックス型の液晶表示素子に関するものである。
リックス液晶表示素子は、枠状のシール材を介して接合
された一対の基板間の前記シール材により囲まれた領域
に液晶層が設けられるとともに、前記一対の基板のう
ち、一方の基板の内面に、前記シール材により囲まれた
領域に対応させてマトリックス状に配列された複数の画
素電極と、前記複数の画素電極にそれぞれ接続された複
数のTFTと、前記複数のTFTにゲート信号を供給す
る複数のゲート配線と、前記複数のTFTにデータ信号
を供給する複数のデータ配線が設けられ、他方の基板の
内面に、前記複数の画素電極に対向する対向電極が設け
られた構成となっている。
においては、前記画素電極およびTFTが設けられた一
方の基板の前記シール材の外側に突出する基板縁部の内
面に、複数のゲート配線端子およびデータ配線端子と対
向電極端子とを設け、この一方の基板の内面の前記シー
ル材に対応するシール部の外側の領域に、前記対向電極
端子に接続されたクロス電極を設けるとともに、前記対
向電極にシール材の外側に突出するクロス電極接続部を
形成し、前記クロス電極と前記対向電極のクロス電極接
続部とを、導電性粒子が混入されたクロス材により接続
している。
子は、応答速度を速くするために、画素電極と対向電極
とが互いに対向するすべての画素部の液晶層厚を均一
に、且つできるだけ小さくすることが望まれている。
は、基板間に配置したスペーサにより一対の基板の間隔
を規定し、シール材により前記一対の基板を接合して形
成され、また前記一対の基板を接合する枠状シール材の
外側において、一方の基板の内面に設けられたクロス電
極と他方の基板の内面に設けられた対向電極とをクロス
材により接続したものである。そのため、基板間隔に対
応した径を有する導電性粒子を混入したクロス材により
前記クロス電極と対向電極のクロス電極接続部とを接続
しなければならず、前記クロス材の導電性粒子として、
前記一対の基板間隔と実質的に等しい径の導電性粒子を
選定することが困難であった。
数の画素部に対応させてカラーフィルタを設けている液
晶表示素子の場合は、画素部の基板間ギャップをある程
度小さくしても、前記クロス電極と対向電極との間隔を
充分に確保し、比較的大きな径の導電性粒子を混入した
クロス材により前記基板間ギャップを保って前記クロス
電極と対向電極とを接続することができるが、カラーフ
ィルタを備えない液晶表示素子の場合は、画素部の基板
間ギャップを小さくしようとしても、前記クロス電極と
対向電極との間隔が狭いため、導電性粒子の径を極めて
小さくしなければならず、このよう小さい径の導電性粒
子を得ることは極めて困難であった。
さくしようとすると、一対の基板が前記クロス電極と対
向電極とを前記クロス材により接続したクロス接続部付
近において外側に反るように変形して前記クロス接続部
付近の画素部の基板間ギャップが他の領域の画素部の基
板間ギャップよりも大きくなり、前記クロス接続部付近
の画素部の液晶層厚が他の領域の画素部の液晶層厚より
も大きくなって表示むらを発生する。
いアクティブマトリックス液晶表示素子は、表示むらを
発生させること無く画素部の液晶層厚を小さくすること
が難しい。
クティブマトリックス型の液晶表示素子として、表示む
らを発生させること無く画素部の液晶層厚を小さくする
ことができるものを提供することを目的としたものであ
る。
は、枠状のシール材を介して接合された一対の基板間の
前記シール材により囲まれた領域に液晶層が設けられる
とともに、前記一対の基板のうち、一方の基板の内面
に、前記シール材により囲まれた領域に対応させてマト
リックス状に配列された複数の画素電極と、前記複数の
画素電極にそれぞれ接続された複数のTFTと、前記複
数のTFTにゲート信号を供給する複数のゲート配線
と、前記複数のTFTにデータ信号を供給する複数のデ
ータ配線と、基板縁部に形成された複数のゲート配線端
子およびデータ配線端子と、前記基板縁部に形成された
対向電極端子と、前記ゲート配線と同じ金属膜からな
り、前記シール材に対応するシール部の外側の領域に形
成されるとともに前記対向電極端子と接続されたクロス
電極とが設けられ、他方の基板の内面に、前記シール材
の外側に突出するクロス電極接続部を有する対向電極が
設けられ、前記クロス電極と前記対向電極のクロス電極
接続部とが、導電性粒子が混入されたクロス材により接
続されていることを特徴とするものである。
記ゲート配線と同じ金属膜により形成しているため、前
記クロス電極の膜厚が薄く、したがって、前記クロス電
極と対向電極のクロス電極接続部との間隔が広くなり、
前記直径が比較的大きい導電性粒子を混入されたクロス
材を用いて接続することができ、クロス接続部付近の画
素部の基板間ギャップと他の領域の画素部の基板間ギャ
ップとに差を生じさせること無く、前記画素部の基板間
ギャップを小さくすることができる。
カラーフィルタを備えないアクティブマトリックス型の
ものであっても、表示むらを発生させること無く画素部
の液晶層厚を小さくして応答速度を速くすることができ
る。
のように、クロス電極をゲート配線と同じ金属膜により
形成することにより、カラーフィルタを備えないアクテ
ィブマトリックス型のものであっても、表示むらを発生
させること無く画素部の液晶層厚を小さくして応答速度
を速くすることができるようにしたものである。
極が接続された対向電極端子は、それぞれ、前記ゲート
配線と同じ金属膜からなる下層膜の上に前記データ配線
と同じ金属膜からなる上層膜が形成された積層膜からな
っているのが好ましい。
板の内面に、複数の画素電極と前記対向電極とが互いに
対向する複数の画素部の間の領域に対応する遮光膜が設
けられている場合、前記遮光膜は、前記対向電極のクロ
ス電極接続部を避けて形成するのが望ましい。
り、図1は液晶表示素子の一部分の平面図、図2は前記
液晶表示素子の1つの画素部の拡大断面図、図3は図1
のIII−III線に沿う拡大断面図、図4は図1のIV−IV線
に沿う拡大断面図、図5は図1のV−V線に沿う拡大断面
図、図6は前記液晶表示素子の一方の基板に設けられた
対向電極端子の拡大断面図である。
シーケンシャル液晶表示装置に用いられるアクティブマ
トリックス液晶表示素子であり、図1〜図5に示すよう
に、枠状のシール材26を介して接合された前後一対の
透明基板1,2間の前記シール材26により囲まれた領
域に液晶層29が設けられるとともに、前記一対の基板
1,2のうち、一方の基板、例えば後側の基板2の内面
に、前記シール材25により囲まれた領域に対応させて
行方向および列方向にマトリックス状に配列された複数
の透明な画素電極3と、前記複数の画素電極3にそれぞ
れ接続された複数のTFT4と、前記複数のTFTにゲ
ート信号を供給する複数のゲート配線11と、前記複数
のTFTにデータ信号を供給する複数のデータ配線13
と、基板2の一端縁部および一側縁部にそれぞれ形成さ
れた複数のゲート配線端子12およびデータ配線端子1
4とが設けられ、他方の基板、つまり表示の観察側であ
る前側の基板1内面に、前記複数の画素電極3に対向す
る一枚膜状の透明な対向電極23と、前記複数の画素電
極3と前記対向電極23とが互いに対向する複数の画素
部の間の領域に対応する遮光膜24とが設けられてい
る。
側基板2面に形成されたゲート電極5と、このゲート電
極5を覆って基板全体に形成された透明なゲート絶縁膜
6と、前記ゲート絶縁膜6の上に前記ゲート電極5と対
向させて形成されたi型半導体膜7と、このi型半導体
膜7の両側部の上にn型半導体膜8を介して形成された
ソース電極9およびドレイン電極10とからなってい
る。
面に各画素電極行の一側にそれぞれ沿わせて形成されて
おり、これらのゲート配線11の一端は、後側基板2の
一端縁部に配列形成された複数のゲート配線端子12に
それぞれ接続されている。
そのTFT4に対応するゲート配線11に一体に形成さ
れている。このゲート電極5およびゲート配線11は、
アルミニウム系合金膜により形成されており、図では省
略しているが、その表面は、前記ゲート配線端子12と
なる部分を除いて陽極酸化処理されている。
差を小さくするため、低抵抗のアルミニウム系合金の金
属膜により薄く形成されている。この実施例では、前記
ゲート配線11およびゲート電極5を、0.23μmの
極く薄い膜厚に形成している。
絶縁膜6の上に各画素電極列の一側にそれぞれ沿わせて
形成されており、これらのデータ配線13の一端は、後
側基板2の一側縁部に配列形成された複数のデータ配線
端子14にそれぞれ接続されている。
ース電極9およびドレイン電極10と同じ金属膜により
形成されており、前記TFT4のドレイン電極10に一
体に接続されている。
9とドレイン電極10およびデータ配線13を単層膜と
して示しているが、このソース電極9とドレイン電極1
0およびデータ配線13は、前記n型半導体膜8とのコ
ンタクト層であるクロム膜と、その上に形成されたアル
ミニウム系合金膜とからなっている。
タに応じたデータ信号電位の信号であって、前記TFT
4を介して、画素電極と対向電極間に形成される容量に
電荷を蓄積するための電流が流れるから、この実施例で
は、前記データ配線13の抵抗によるデータ信号の電位
降下をできるだけ小さくするために、前記データ配線1
3を、前記ゲート配線11の膜厚(0.23μm)より
も充分に厚い0.425μmの膜厚に形成している。
膜6の上に形成されており、これらの画素電極3は、そ
の一側縁の端部において前記TFT4のソース電極9に
接続されている。なお、この画素電極3は、膜厚が0.
05μmのITO膜からなっている。
複数の画素電極3にそれぞれ対応する領域に開口を有す
る膜厚が0.20μmのオーバーコート絶縁膜15が基
板全体にわたって設けられており、このオーバーコート
絶縁膜15の上に、前記シール材26により囲まれた領
域のほぼ全域にわたって、膜厚が0.04μmのポリイ
ミド膜からなる配向膜16が設けられている。
端子12とデータ配線端子14のいずれか一方の端子の
配列縁部(この実施例ではデータ配線端子14が配列形
成された一側縁部)の内面には、前側基板1の内面に設
けられた対向電極23に対応する対向電極端子17が設
けられるとともに、この後側基板2の前記シール材26
に対応するシール部の外側の領域の内面に、前記対向電
極端子17と接続して形成されたクロス電極18が設け
られている。
斜めに面取りした形状の矩形枠状に形成されており、前
記クロス電極18は、図1に示したように、前記シール
材26の対向電極端子17が設けられた基板縁部に対応
する面取り角部の外側に設けられている。
前記ゲート配線11とデータ配線13とのうちの膜厚の
薄いゲート配線11と同じ金属膜(膜厚が0.23μm
のアルミニウム系合金膜)からなる単層膜であり、この
クロス電極18に一体に形成されたリード部19を介し
て前記対向電極端子17と接続されている。
ロス電極16と対向電極端子17とゲート配線端子12
にそれぞれ対応する開口が形成されており、また、前記
オーバーコート絶縁膜15には、前記クロス電極16と
対向電極端子17とゲート配線端子12とデータ配線端
子14にそれぞれ対応する開口が設けられている。
電極端子17はそれぞれ、図3および図6に示したよう
に、前記ゲート配線11と同じ金属膜からなる下層膜1
2a,17aの上に前記データ配線13と同じ金属膜か
らなる上層膜12b,17bが形成された積層膜からな
っており、前記データ配線端子14は、図4に示したよ
うに、前記データ配線13と同じ金属膜からなる単層膜
とされている。
ト配線端子12および対向電極端子17の下層膜12
a,17aと前記クロス電極16を露出させる開口が形
成されており、前記オーバーコート絶縁膜15には、前
記ゲート配線端子12および対向電極端子17の上層膜
12b,17bと前記クロス電極16と前記データ配線
端子14を露出させる開口が設けられている。
材26に対応するシール部のうち、前記ゲート配線端子
12の配列縁部に沿うシール部には、図3に示したよう
に、前記複数のゲート配線11の上にそれぞれ対応させ
て、前記データ配線13と同じ金属膜からなる疑似電極
20が設けられ、前記データ配線端子13の配列縁部に
沿うシール部には、図4に示したように、前記複数のデ
ータ配線13の下にそれぞれ対応させて、前記ゲート配
線11と同じ金属膜からなる疑似電極21が設けられて
いる。
れ対応する疑似電極20は、前記ゲート配線端子12の
上層膜12bをゲート絶縁膜6上に延長させて形成され
ており、前記複数のデータ配線11にそれぞれ対応する
疑似電極21は、基板2面に形成されている。
13およびデータ配線端子13の配列縁部とは反対側の
基板端縁部および側縁部に沿うシール部と、前記シール
材26の各角部に対応するシール部には、図5に示した
ように、基板2面に前記ゲート配線11と同じ金属膜に
より形成された第1の疑似電極22aと、ゲート絶縁膜
6上に前記データ配線13と同じ金属膜により形成され
た第2の疑似電極22bとが上下に対向させて設けられ
ている。
bは、前記シール材26の各角部に対応するシール部に
設けられたものであり、前記後側基板2のゲート配線端
子13およびデータ配線端子13の配列縁部とは反対側
の基板端縁部および側縁部に沿うシール部に設けられた
第1と第2の疑似電極は、図示しないが、前記ゲート配
線11およびデータ配線13のピッチと同じピッチで設
けらている。
膜24は、前側基板1面に形成されており、対向電極2
3は、前記遮光膜24を覆って前側基板1の内面に形成
されている。
を単層膜として示しているが、この遮光膜24は、前側
基板1面に形成された酸化クロム膜とその上に形成され
たクロム膜とからなる膜厚が0.17μmの積層膜から
なっている。
4μmのITO膜からなっており、この対向電極23の
上に、前記シール材26により囲まれた領域のほぼ全域
にわたって、膜厚が0.04μmのポリイミド膜からな
る配向膜25が設けられている。
たように、その外縁が前記シール材26の外側縁よりも
僅かに内側に位置する面積を有する矩形膜状に形成され
ており、この対向電極23の前記シール材26の面取り
角部に対応する角部が、前記シール材26の外側に突出
するクロス電極接続部23aとされている。
3のクロス電極接続部23aを除く領域の外形とほぼ同
じ形状に形成されている。すなわち、前記遮光膜24
は、前記対向電極23のクロス電極接続部23aを避け
て形成されており、したがって、前記対向電極23のク
ロス電極接続部23aは、前側基板1面に直接形成され
ている。
の領域に形成された前記クロス電極18と、前側基板2
の内面に設けられた対向電極23のクロス電極接続部2
3aとは、図3に示したように、導電性粒子28が混入
された熱硬化性樹脂からなるクロス材27により接続さ
れている。
の基板1,2の間隔と前記クロス材27中の導電性粒子
28の径を大きく誇張して示しているが、前記基板1,
2の間隔と導電性粒子28の径は極く小さく、したがっ
て、前記クロス材27中の導電性粒子28の数は、図3
に示した数よりも多い。
いずれか一方の内面に、熱硬化性樹脂からなるシール材
26を枠状に印刷し、後側基板2に形成された前記クロ
ス電極18と前側基板2の内面に設けられた対向電極2
3のクロス電極接続部23aのいずれかの上に導電性粒
子28が混入されたクロス材27を印刷するとともに、
前側基板1または後側基板2の前記シール材26により
囲まれる領域の内面上に画素部の基板間ギャップ(一対
の基板1,2の最も内面に設けられた配向膜25,16
の表面間の間隔)を規制するための絶縁性粒子からなる
スペーサ(図示せず)を均等に分散させて散布した後、
前記一対の基板1,2を重ね合わせて加圧することによ
り、前記画素部の基板間ギャップを前記スペーサにより
規制される値に調整して前記クロス材27中の導電性粒
子28を前記クロス電極18と対向電極23のクロス電
極接続部23aとの間に挟持させ、その状態で前記シー
ル材26とクロス材27とを硬化させることにより組立
てられ、その後に、前記シール材26の印刷時にこのシ
ール材26を部分的に欠落させて形成しておいた液晶注
入口(図示せず)から一対の基板1,2の前記シール材
26により囲まれた領域に液晶を注入し、前記液晶注入
口を封止することにより製造される。
層29の液晶分子を一方向にホモジニアス配向させたホ
モジニアス配向型液晶表示素子であり、図では省略して
いるが、一対の基板1,2の外面にそれぞれ偏光板が配
置されるとともに、前記一対の基板1,2のいずれか一
方とその基板側の前記偏光板との間に、表示のコントラ
ストを高くするとともに視野角を広くするための位相板
が配置される。
シール材26は、前記一対の基板1,2を重ね合わせて
加圧することにより画素部の基板間ギャップが前記スペ
ーサにより規制される所定の値になるまで押し潰され、
その後に硬化されるが、この実施例では、前記後側基板
2の内面のシール材26に対応するシール部のうち、ゲ
ート配線端子12の配列縁部に沿うシール部に、複数の
ゲート配線11の上にそれぞれ対応させてデータ配線1
3と同じ金属膜からなる疑似電極20を設け、データ配
線端子13の配列縁部に沿うシール部に、複数のデータ
配線13の下にそれぞれ対応させてゲート配線11と同
じ金属膜からなる疑似電極21を設けるとともに、前記
後側基板2のゲート配線端子13およびデータ配線端子
13の配列縁部とは反対側の基板端縁部および側縁部に
沿うシール部と前記シール材26の各角部に対応するシ
ール部に、ゲート配線11と同じ金属膜により形成され
た第1の疑似電極22aとデータ配線13と同じ金属膜
により形成された第2の嵩上げ膜22bとを上下に対向
させて設けているため、後側基板2のシール部のうちの
前記疑似電極20,21,22aおよび22bが設けら
れた部分の内面高さが全て同じ(ゲート配線11とゲー
ト絶縁膜6とデータ配線13とオーバーコート絶縁膜と
の積層膜の総厚)であり、したがって、前記シール材2
6を前記シール部の全域において均等に押し潰し、前記
画素部の基板間ギャップを、全ての画素部において均一
にすることができる。
ャップを、前側基板1または後側基板2の内面上に散布
された図示しないスペーサにより規制するようにしてい
るが、前記画素部の基板間ギャップを規制するためのス
ペーサは、前側基板1または後側基板2のシール材26
により囲まれる領域の内面上に、絶縁膜により柱状また
は壁状に形成してもよい。
18を、ゲート配線11と同じ金属膜により形成してい
るため、前記クロス電極18の膜厚が薄く、したがっ
て、前記クロス電極18と対向電極23のクロス電極接
続部23aとを導電性粒子28が混入されたクロス材2
7により接続したクロス接続部付近の画素部の基板間ギ
ャップと他の領域の画素部の基板間ギャップに差を生じ
させること無く、前記画素部の基板間ギャップを小さく
することができる。
厚は0.23μm、前記データ配線13の膜厚は0.4
25μmであるため、後側基板2面から前記クロス電極
18の表面までの高さは、この実施例のようにクロス電
極18をゲート配線11と同じ金属膜からなる単層膜に
より形成したときは0.23μmであるが、クロス電極
18をデータ配線13と同じ金属膜からなる単層膜によ
り形成した場合は0.425μm、クロス電極18をゲ
ート配線11と同じ金属膜とデータ配線13と同じ金属
膜との積層膜により形成した場合は0.655μmとな
る。
電性粒子26の径を大きくすることができ、前記導電性
粒子の選定が容易になり一対の基板1,2を前記クロス
接続部付近において外側に反り変形させること無く、つ
まり前記クロス接続部付近の画素部の基板間ギャップと
他の領域の画素部の基板間ギャップに差を生じさせるこ
と無く、均一な狭ギャップの液晶表示素子を形成するこ
とができる。
面に設けられた遮光膜24を、対向電極23のクロス電
極接続部20aを避けて形成しているため、前記遮光膜
24が対向電極23のクロス電極接続部20aにわたっ
て形成されている場合に比べて、画素部の基板間ギャッ
プを、前記遮光膜24の膜厚(0.17μm)分だけさ
らに小さくすることができる。
ルドシーケンシャル液晶表示装置に用いられるカラーフ
ィルタを備えないアクティブマトリックス液晶表示素子
であるが、表示むらを発生させること無く画素部の液晶
層厚d(図2参照)を小さくすることができる。
は、例えば1.65μmの径(直径)の導電性粒子26
を混入させたクロス材25により前記クロス電極18と
対向電極23のクロス電極接続部20aとを接続するこ
とにより、1.5μmにすることができる。
1と同じ金属膜により形成されたクロス電極18の膜厚
は0.23μm、対向電極23の膜厚は0.14μmで
あるため、前記クロス材25中の導電性粒子の径が1.
65μmであるときの一対の基板1,2の基板面間の間
隔d0(図5参照)は2.02μmである。
対の基板1,2の最も内面に設けられた配向膜25,1
6の表面間の間隔は、前記一対の基板1,2の基板面間
の間隔よりもゲート絶縁膜6と画素電極3と対向電極2
3と配向膜15,22の膜厚分だけ小さい。
膜6の膜厚は0.25μm、画素電極3の膜厚は0.0
5μm、対向電極23の膜厚は0.14μm、配向膜1
5,22の膜厚はそれぞれ0.04μmであるため、前
記一対の基板1,2の基板面間の間隔d0が2.02μ
mであれば、前記画素部の基板間ギャップ、つまり画素
部の液晶層厚dは、1.5μmになる。
(直径)の最小値は1.5μmであり、この1.5μm
の径の導電性粒子26を混入させたクロス材25により
前記クロス電極18と対向電極23のクロス電極接続部
20aとを接続することにより、一対の基板1,2の基
板面間の間隔d0を1.87μmとし、前記画素部の基
板ギャップを1.35μmまで小さくすることができ
る。
記クロス電極18はゲート配線11と同じ金属膜からな
る単層膜であるが、このクロス電極18が接続された対
向電極端子17は、図6に示したように、前記ゲート配
線11と同じ金属膜からなる下層膜17aの上にデータ
配線13と同じ金属膜からなる上層膜17bが形成され
た積層膜からなっているため、図示しない表示駆動回路
と前記対向電極端子17との接続抵抗を小さくし、前記
対向電極端子17とクロス電極18とクロス材27中の
導電性粒子28とを介して接続される前記表示駆動回路
と対向電極端子17との間の抵抗値を充分小さく抑える
ことができる。
層29の液晶分子を一方向にホモジニアス配向させたホ
モジニアス配向型のものであるが、この発明は、液晶分
子をツイスト配向させたTN(ツイステッドネマティッ
ク)型のアクティブマトリックス液晶表示素子や、強誘
電性液晶または反強誘電性液晶を用いたアクティブマト
リックス液晶表示素子等にも適用することができ、さら
に、フィールドシーケンシャル液晶表示装置に用いられ
るものに限らず、白黒画像を表示するアクティブマトリ
ックス液晶表示素子にも適用することができる。
をゲート配線と同じ金属膜により形成しているため、前
記クロス電極の膜厚が薄くなり、画素部の基板間ギャッ
プよりも前記クロス電極と対向電極のクロス電極接続部
との間のギャップが大きくなるから、直径の比較的大き
い導電性粒子を混入されたクロス材を用いることがで
き、クロス接続部付近の画素部の基板間ギャップと他の
領域の画素部の基板間ギャップとを、液晶表示素子の全
体にわたって均一に小さくすることができる。そのた
め、カラーフィルタを備えないアクティブマトリックス
型のものであっても、表示むらを発生させること無く画
素部の液晶層厚を小さくして応答速度を速くすることが
できる。
極が接続された対向電極端子は、それぞれ、前記ゲート
配線と同じ金属膜の上に前記データ配線と同じ金属膜が
形成された積層膜からなっているのが好ましく、このよ
うにすることにより、表示駆動回路と前記対向電極端子
との接続抵抗を小さくし、前記対向電極端子とクロス電
極とクロス材中の導電性粒子とを介して接続される前記
表示駆動回路と対向電極端子との間の抵抗値を充分小さ
く抑えることができる。
向電極が設けられた他方の基板の内面に、複数の画素電
極と前記対向電極とが互いに対向する複数の画素部の間
の領域に対応する遮光膜が設けられている場合、前記遮
光膜は、前記対向電極のクロス電極接続部を避けて形成
するのが望ましく、このようにすることにより、前記ク
ロス接続部付近の画素部の基板間ギャップと他の領域の
画素部の基板間ギャップに差を生じさせること無く得る
ことができる画素部の基板間ギャップを、前記遮光膜の
膜厚分だけさらに小さくすることができる。
分の平面図。
図。
向電極端子の拡大断面図。
Claims (3)
- 【請求項1】枠状のシール材を介して接合された一対の
基板間の前記シール材により囲まれた領域に液晶層が設
けられるとともに、前記一対の基板のうち、一方の基板
の内面に、前記シール材により囲まれた領域に対応させ
てマトリックス状に配列された複数の画素電極と、前記
複数の画素電極にそれぞれ接続された複数の薄膜トラン
ジスタと、前記複数の薄膜トランジスタにゲート信号を
供給する複数のゲート配線と、前記複数の薄膜トランジ
スタにデータ信号を供給する複数のデータ配線と、基板
縁部に形成された複数のゲート配線端子およびデータ配
線端子と、前記基板縁部に形成された対向電極端子と、
前記ゲート配線と同じ金属膜からなり、前記シール材に
対応するシール部の外側の領域に形成されるとともに前
記対向電極端子と接続されたクロス電極とが設けられ、
他方の基板の内面に、前記シール材の外側に突出するク
ロス電極接続部を有する対向電極が設けられ、前記クロ
ス電極と前記対向電極のクロス電極接続部とが、導電性
粒子が混入されたクロス材により接続されていることを
特徴とする液晶表示素子。 - 【請求項2】クロス電極が接続された対向電極端子は、
ゲート配線と同じ金属膜からなる下層膜の上にデータ配
線と同じ金属膜からなる上層膜が形成された積層膜から
なっていることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示
素子。 - 【請求項3】対向電極が設けられた他方の基板の内面
に、複数の画素電極と前記対向電極とが互いに対向する
複数の画素部の間の領域に対応する遮光膜が設けられる
とともに、前記遮光膜が、前記対向電極のクロス電極接
続部を避けて形成されていることを特徴とする請求項1
または2に記載の液晶表示素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001082633A JP2002277892A (ja) | 2001-03-22 | 2001-03-22 | 液晶表示素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001082633A JP2002277892A (ja) | 2001-03-22 | 2001-03-22 | 液晶表示素子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002277892A true JP2002277892A (ja) | 2002-09-25 |
Family
ID=18938552
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001082633A Pending JP2002277892A (ja) | 2001-03-22 | 2001-03-22 | 液晶表示素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002277892A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010098304A (ja) * | 2008-09-19 | 2010-04-30 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 表示装置 |
-
2001
- 2001-03-22 JP JP2001082633A patent/JP2002277892A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010098304A (ja) * | 2008-09-19 | 2010-04-30 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 表示装置 |
US9478597B2 (en) | 2008-09-19 | 2016-10-25 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device |
US11139359B2 (en) | 2008-09-19 | 2021-10-05 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device |
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Legal Events
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A621 | Written request for application examination |
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A977 | Report on retrieval |
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A02 | Decision of refusal |
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